JP4549249B2 - 窓枠およびこれを備えた窓 - Google Patents

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Description

本発明は、内装材に対し隠し框となるように障子が組み込まれる窓枠およびこれを備えた窓に関するものである。
従来、障子が隠し框となるように障子が組み込まれた窓として、連窓方立で区画した窓枠に、可動障子(すべり出し障子)と嵌め殺し障子とを組み込んだものが知られている(特許文献1)。この窓枠では、障子が隠し框となるように、上枠、下枠および両縦枠の屋内側にそれぞれ見切り中空部が形成されている。そして、障子の各框の内面と、対応する各見切り中空部の内面とが、面一となるように配設されている。
特開平7−54546号公報
このような従来の窓枠および窓において、例えば可動障子の屋内側に網戸を組み込む場合、可動障子に対応する見切り中空部と嵌め殺し障子に対応する見切り中空部と、は形状が異なることなり、可動障子の四周枠と嵌め殺し障子の四周枠とは、別形状のものを用意する必要がある。このため、単に網戸の有無により、異なる形状の四周枠を用意しなければならない問題が生ずる。
本発明は、屋内側に設ける網戸の有無に関係なく、隠し框の障子に対し、同一形状の内装材見切り枠でこれに対応させることができる窓枠およびこれを備えた窓を提供することをその課題としている。
本発明の窓枠は、内装材に対し隠し框となるように障子が組み込まれ、且つ屋内側に網戸有りの障子と網戸無しの障子とを選択的に組込み可能な窓枠において、 左右の縦枠材および上下の横枠材を四周枠組みして構成した本体枠と、本体枠の屋内側に装着され、内装材との境界を画成すると共に左右の見切り縦枠および上下の見切り横枠を四周枠組みして構成した内装材見切り枠と、を備え、内装材見切り枠は、本体枠に装着される装着片と内装材との境界を画成する見切り片とで形成され、且つ見切り片の幅が内装材の厚みに対応すると共に、本体枠に表裏反転して装着した場合の内装材見切り枠の両見切り片相互の離間寸法が、網戸の厚みに対応していることを特徴とする。
この構成によれば、網戸無しの障子が組み込まれる本体枠に対し、内装材見切り枠を、その見切り片が見込み方向の屋外側に位置する姿勢で装着すると、見切り片は障子に近接して位置し、これに突き当てた内装材の端も障子に近接して配設することができる。また逆に、本体枠に対し、内装材見切り枠を、その見切り片が見込み方向の屋内側に位置する姿勢で装着すると、見切り片は、障子との間に網戸の厚みに対応する分の間隙を存して対峙し、網戸の設置を許容する。このように、内装材見切り枠を前後(見込み方向)反転して装着することで、網戸有りの障子および網戸無しの障子のいずれにも対応させることができる。なお、内装材見切り枠は、装着片と見切り片とが交差或いは交会する基本形態が好ましく、特に基本断面形状を「L」字とすることが好ましい。
この場合、両縦枠材の少なくとも一方が方立であり、方立は、方立本体と、方立本体に締結されると共に見切り縦枠が装着される方立アタッチメント枠と、を有し、方立アタッチメント枠は、方立本体に対しその延在方向に位置ずれを許容するように締結されていることが、好ましい。
同様に、両横枠材の少なくとも一方が無目であり、無目は、無目本体と、無目本体に締結されると共に見切り横枠が装着される無目アタッチメント枠と、を有し、無目アタッチメント枠は、無目本体に対しその延在方向に位置ずれを許容するように締結されていることが、好ましい。
これらの構成によれば、方立本体に対しこれに締結された方立アタッチメント枠の延在方向の位置ずれが許容され、また無目本体に対しこれに締結された無目アタッチメント枠の延在方向の位置ずれが許容される。このため、方立本体の熱膨張(熱収縮)は方立アタッチメント枠との締結部分で吸収され、また無目本体の熱膨張(熱収縮)は無目アタッチメント枠との締結部分で吸収される。したがって、内装材見切り枠が、方立本体および無目本体の熱的影響により変形する等を回避することができる。
本発明の窓は、上記した窓枠と、網戸有りの障子および網戸無しの障子のいずれかと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、共通の内装材見切り枠により、網戸有りの障子および網戸無しの障子のいずれにも対応させることができる。このため、部品種別数を削減することができる。
この場合、網戸が、可動網戸で構成されていることが、好ましい。
この構成によれば、本体枠と内装材見切り枠との間隙に、本体枠とは別に(単体で)可動網戸を設置することができる。このため、網戸有りの障子に対応する窓枠と、網戸無しの障子に対応する窓枠とを同一のもので構成することが可能となる。
以上のように、本発明の窓枠および窓によれば、屋内側に設ける網戸の有無に関わらず、隠し框の障子に対し、同一形状の内装材見切り枠でこれに対応させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る窓枠を適用した窓について説明する。図1の姿図に示すように、窓1は、3連2段の連段窓形式のものであり、上段には中間のフィックス窓と両側の縦すべり出し窓或いは横すべり出し窓が構成され、下段には3つのフィックス窓が構成されている。具体的には、窓1は、上枠4、下枠5および両縦枠6,6を枠組みした窓枠本体3に、2本の方立7および1本の無目8を組み込んで6つの開口部9を形成した窓枠2を備えている。また、この窓1は、上段の3つの開口部9,9,9に、屋内視左側から縦すべり出し障子11、縦長フィックス障子13、横すべり出し障子12が装着され、下段の3つの開口部9,9,9に、すべてフィックス障子14が装着されている。さらに、縦すべり出し障子11および横すべり出し障子12の屋内側には、それぞれ可動網戸15,15が装着されている(図2および図3参照)。そして、この窓1は、いずれも障子が隠し框の形態を有しており、屋内側から見ると、各開口部9には内装材(額縁)S越しに窓ガラスのみが見えるようになっている(図1(b)参照)。
図1ないし図4に示すように、縦すべり出し障子11は、四周框組みした框体21と、これに組み込んだ複層ガラス22と、框体21の左部上面に設けた上ヒンジ部材23と、框体21の左部下面に設けた下ヒンジ部材24と、縦すべり出し障子11を開閉操作させる図外のリンクアームおよび操作ハンドルと、を備えている。操作ハンドルを一方向に回転させることで、リンクアームを介して縦すべり出し障子11が、右方に幾分スライドしながら屋外側に所定の角度をもって開放(右部開放)する。同様に、横すべり出し障子12は、四周框組みした框体26と、これに組み込んだ複層ガラス27と、框体26の上部左側面に設けた左ヒンジ部材28と、框体26の上部右側面に設けた右ヒンジ部材(図示省略)と、横すべり出し障子12を開閉操作させる図外のリンクアームおよび操作ハンドルと、を備えている。操作ハンドルを一方向に回転させることで、リンクアームを介して横すべり出し障子12が、下方に幾分スライドしながら屋外側に所定の角度をもって開放(下部開放)する。なお、図中の符号25および30は、閉塞状態の縦すべり出し障子11および横すべり出し障子12をそれぞれ窓枠にロックするロックハンドルである。
縦長フィックス障子13と3つのフィックス障子14とは、大きさは異なるが同一の基本形態を有している。そこで、以下、フィックス障子14について説明し、縦長フィックス障子13の説明は省略する。各フィックス障子14は、四周框組みした框体31と、これに組み込んだ複層ガラス32と、を備えている。框体31は、框体本体34と、上押し縁35および両縦押し縁36,36とを有すると共に、両縦押し縁36,36に対応して、両縦押し縁36,36の屋内側直近に設けた左右一対の押し縁アタッチメント37,37を有している。
各可動網戸15は、四周枠組みした網戸枠46に折込み網体47を組み込んで、構成されている。この場合、可動網戸15は、独自の網戸枠46を有しており、縦すべり出し障子11や横すべり出し障子12の枠体(窓枠2)の屋内側に添設するように配置されている。また、詳細は後述するが、可動網戸15の屋内側には、隠し框を強調すべく内装材(外向き見切り枠51)Sが近接して配置されている。
図1ないし図4に示すように、窓枠2は、上枠4、下枠5および両縦枠6,6から成る窓枠本体3と、等間隔に鉛直に配設した2本の方立7,7と、2本の方立7,7に直交するように水平に配設した1本の無目8と、を備えている。また、窓枠2は、各可動網戸15を縁取るように設けた上段左右の2つの外向き見切り枠(内装材見切り枠)51と、縦長フィックス障子13に面して設けた上段中間の内向き見切り枠(内装材見切り枠)52と、各フィックス障子14に面して設けた下段の3つの下見切り枠(内装材見切り枠)53と、を備えている。さらに、窓枠2は、各方立7の背面(屋内側)に縦通しで添設した2つの方立アタッチメント枠54と、無目8の背面(屋内側)に添設した3分割の無目アタッチメント枠55と、を備えている。そして、方立アタッチメント枠54および無目アタッチメント枠55は、内装材Sを支持する心材Tにねじ止めされている。
図2ないし図4に示すように、上枠4は、横長方形の中空形状を有する上枠本体61と、上枠本体61の屋外側から上側にオフセットするようにして突出した上枠装飾突出部62と、上枠本体61の屋内側から垂下し下部を断面逆「U」字状に形成した上見切り枠装着受け部63と、で一体に形成されている。同様に、下枠5は、横長方形の中空形状を有する下枠本体65と、下枠本体65の屋外側から下側にオフセットするようにして突出した下枠装飾突出部66と、下枠本体65の屋内側から立ち上がり上部を断面「U」字状に形成した下見切り枠装着受け部67と、で一体に形成されている。
また、各縦枠6は、断面「L」字状に形成した縦枠本体71と、縦枠本体71の屋外側から前方に突出した縦枠装飾突出部72と、縦枠本体71の屋内側から見付け方向内側に突出し先端部を断面逆「U」字状に形成した縦見切り枠装着受け部73と、で一体に形成されている。そしてこの場合、上枠装飾突出部62、下枠装飾突出部66および両縦枠装飾突出部72,72はそれぞれモール状に形成され、その屋外側半部が外壁面Wから同寸法突出するようにそれぞれ配設されている。また、上枠4、下枠5、縦枠6のいずれもが、障子との間で屋外側および屋内側の2箇所のシール材75を介して水密に接触している。
各方立7は、断面略「T」字状の方立本体81と、方立本体81の屋外側に添設した鉛直通し部82と、を備えている。方立本体81は、屋内側を開放した断面「C」字状の方立フランジ部84と、方立フランジ部84の屋外側から見込み方向前方に延びる中空形状の方立リブ部85と、で一体に形成されている。方立リブ部85の屋外側端部には、段部を介して幾分幅狭に形成した嵌合凸部86が形成され、この嵌合凸部86に鉛直通し部82が接合されている。鉛直通し部82は、上枠4と下枠5との間に継ぎ目無く通しで設けられており、中空の鉛直モール部88と、鉛直モール部88の左右2辺を屋内側の延長するように形成した嵌合凹部89と、で一体に形成されている。そして、この嵌合凹部89に、方立リブ部85の嵌合凸部86が嵌合し且つねじ止めすることにより、方立本体81に鉛直通し部82が取り付けられている。
一方、図5に示すように、方立本体81には無目(無目本体101)8との接合部となる接合切欠き部90が形成されている。この場合の接合切欠き部90は、無目8の断面形状に合わせて方立本体81を完全に切断して構成されており、加えて鉛直通し部82の嵌合凹部89もこの部分の無目8の断面形状に合わせて一部が切り欠かれている。これにより、方立本体81と無目(無目本体101)8とが、十字状に接合されている。
図2ないし図4に示すように、方立アタッチメント枠54は、上記の接合切欠き部90に対応する部分で分断されており、方立本体81の方立フランジ部84を屋内側から覆うように断面「U」字状に形成した枠本体92と、枠本体92の両辺から外側に突出した一対の装着受け部93,93と、で一体に形成されている。各装着受け部93は、先端を外側に屈曲させて対面する2枚の突出片93a,93aで構成されており、この各装着受け部93には、上記の外向き見切り枠51、内向き見切り枠52、下見切り枠53のいずれかが装着されるようになっている(詳細は後述する)。
また、各装着受け部93を構成する2枚の突出片93a,93aの間に位置して枠本体92には、方立アタッチメント枠54を方立フランジ部84にねじ止めするための長穴(複数)94が形成されている。すなわち、枠本体92には、その延在方向(上下方向に)に長い長穴94が形成され、またこの長穴94に対応して方立フランジ部84にねじ穴が形成されており、この長穴94を貫通してねじ穴にビス95が螺合している。この長穴94により、外気温の影響(温度差が大きい)を受けて熱膨張或いは熱収縮する方立フランジ部84の膨張力或いは収縮力を逃がし、室温の影響(温度差が小さい)を受ける方立アタッチメント枠54に無用な外力が作用しないようにしている。
図2ないし図4に示すように、無目8は、断面略「T」字状の無目本体101と、2本の方立7,7により分断されるようにして無目本体101の屋外側に添設された3つの水平ピース102と、を備えている。無目本体101は、両縦枠6,6間に継ぎ目無く通しで設けられており、屋内側を開放した断面「C」字状の無目フランジ部104と、無目フランジ部104から屋外側に延びる上中空部106および下中空部107から成る無目リブ部105と、で一体に形成されている。この場合、無目フランジ部104の上部屋外側面は、上中空部106から立ち上がって水返し部104aを構成している。
中空部107の屋外側端部には、装着あり溝108が形成されており、この装着あり溝108に各水平ピース102が装着されている。各水平ピース102は、中空の水平モール部111と、水平モール部111の上下2辺を屋内側に鏃状に延長するように形成した装着フック部112と、で一体に形成されており、この装着フック部112を無目リブ部105の装着あり溝108にプッシュイン形式で係止することで、無目本体101に各水平ピース102が装着されている。
無目アタッチメント枠55は、方立アタッチメント枠54と同様に、無目本体101の無目フランジ部104を屋内側から覆うように断面「U」字状に形成した枠本体116と、枠本体116の両辺から外側に突出した一対の装着受け部117,117と、で一体に形成されている。各装着受け部117は、先端を外側に屈曲させて対面する2枚の突出片117a,117aで構成されており、この各装着受け部117には、上記の外向き見切り枠51、内向き見切り枠52、下見切り枠53のいずれかが装着されるようになっている(詳細は後述する)。この場合も、2枚の突出片117a,117aの間に位置して枠本体116には、無目アタッチメント枠55を無目フランジ部104にねじ止めするための長穴(複数)118が形成されている。また、無目アタッチメント枠55は、上記の接合切欠き部90に対応する部分で分断されている。
なお、方立7の鉛直通し部82および無目8の各水平ピース102は、上記の上枠装飾突出部62、下枠装飾突出部66および縦枠装飾突出部72と同様に、モール状に形成されており、且つ外壁面Wから同一寸法で突出している。これにより、窓枠2は、モール状の縦横のラインが強調された外観意匠となっている(図1(a)参照)。また、方立7および無目8も、窓枠本体3と同様に、障子との間で屋外側および屋内側の2箇所のシール材75を介して水密に接触している。
一方、各可動網戸15に対応して設けた外向き見切り枠51と、縦長フィックス障子13に面して設けた内向き見切り枠52とは、同一形状および同一構造の見切り枠を表裏反転して設置されている。また、内向き見切り枠52と、各フィックス障子14に面して設けた下見切り枠53とは、縦横の寸法は異なるもの同一構造の見切り枠を同一設置形態で設置している。そこで、以下これらの構造については外向き見切り枠51を例に説明し、設置形態については外向き見切り枠51および内向き見切り枠52を例に説明する。
図2ないし図4、および図6に示すように、外向き見切り枠51は、内装材Sとの境界を画成するものであり、左右の見切り縦枠121,121と上下の見切り横枠122,122とを四周枠組みして、構成されている。各見切り縦枠121および各見切り横枠122は、いずれも同一の断面形状を有しており、外面に「ハ」字状の係止部125を有する装着片124と、内装材Sとの境界を画成する見切り片126と、で断面略「L」字状に一体に形成されている(図6参照)。この場合、一方の見切り縦枠121の装着片124は、縦枠6の縦見切り枠装着受け部73に、他方の見切り縦枠121の装着片124は、方立アタッチメント枠54の装着受け部93に、それぞれ係止され、上側の見切り横枠122は、上枠4の上見切り枠装着受け部63に、下側の見切り横枠122は、無目アタッチメント枠55の装着受け部117に、それぞれ係止されている。
一方、各見切り縦枠121および各見切り横枠122における各装着片124の幅は、可動網戸15の厚みに対応し、見切り片126の幅は、内装材Sの厚みに対応している。すなわち、外向き見切り枠51の屋外側には、装着片124の幅内に可動網戸(網戸枠46)15が納まっており、屋内側には、内装材Sの端面が突き当てられ、その見切り片126の内端面と内装材Sの外面とが面一に、且つ縦すべり出し障子11或いは横すべり出し障子12の框体21,26の内端面とが面一に配設されている。これにより、框体21,26や網戸枠46との間に大きな空間が生ずることがなく、隠し框の意匠が損なわれることがない。
内向き見切り枠52は、上記の外向き見切り枠51を表裏(屋内外)反転して組み込んだものであり、可動網戸15の厚み分見付け方向に長い内装材Sが、見切り片126に突き当られるように設けられている。この場合も、見切り片126の内端面と内装材Sの外面とが面一に、且つ縦すべり出し障子11或いは横すべり出し障子12の框体21,26の内端面とが面一に配設されている。これにより、框体21,26との間に大きな空間が生ずることがなく、隠し框の意匠が損なわれることがない。
なお、本実施形態の各装着片124の装着構造を、「ハ」字状の係止部125に枠装着受け部63(117)の2枚の突出片63a,63a(117a,117a)に嵌め入れる形態としたが、逆に2枚の突出片63a,63aに係止部125を嵌め入れる形態であってもよい。さらには、係止部を球形の頭部を有する舌片とし、枠装着受け部を二股の受け片で構成することも可能である。一方、本実施形態の各装着片124の幅は、可動網戸15の厚みに対応しているが、外向き見切り枠51を表裏反転して装着した状態で見切り片126が所定の位置に来ればよい。例えば、装着位置を変えずに(但し装着構造は変更する)上記の各装着片124の略半分の幅としてもよい。
このように、外向き見切り枠51と内向き見切り枠52とを、可動網戸15および内装材Sを考慮して断面「L」字状に形成することのより、部品構成を共通化することができると共に、隠し框の意匠を損なうことなく、可動網戸15および内装材Sの収まりを良好にすることができる。
実施形態に係る窓の屋外姿図(a)および屋内姿図(b)である。 第2の窓の縦すべり出し窓位置における縦断面図である。 第2の窓の上段における横断面図である。 第2の窓の横すべり出し窓位置における部分縦断面図である。 方立と無目の接合状態を表した斜視図である。 外向き見切り枠の斜視図である。
符号の説明
1…窓 2…窓枠 3…窓枠本体 4…上枠 5…下枠 6…縦枠 7…方立 8…無目 11…縦すべり出し障子 12…横すべり出し障子 13…縦長フィックス障子 14…フィックス障子 15…可動網戸 46…網戸枠 51…外向き見切り枠 52…内向き見切り枠 53…下見切り枠 54…方立アタッチメント枠 55…無目アタッチメント枠 63…上見切り枠装着受け部 67…下見切り枠装着受け部 73…縦見切り枠装着受け部 81…方立本体 84…方立フランジ部 92…枠本体 93…装着受け部 94…長穴 95…ビス 101…無目本体 104…無目フランジ部 116…枠本体 117…装着受け部 118…長穴 121…見切り縦枠 122…見切り横枠 124…装着片 126…見切り片 S…内装材

Claims (5)

  1. 内装材に対し隠し框となるように障子が組み込まれ、且つ屋内側に網戸有りの前記障子と網戸無しの前記障子とを選択的に組込み可能な窓枠において、
    左右の縦枠材および上下の横枠材を四周枠組みして構成した本体枠と、
    前記本体枠の屋内側に装着され、前記内装材との境界を画成すると共に左右の見切り縦枠および上下の見切り横枠を四周枠組みして構成した内装材見切り枠と、を備え、
    前記内装材見切り枠は、前記本体枠に装着される装着片と前記内装材との境界を画成する見切り片とで形成され、
    且つ前記見切り片の幅が前記内装材の厚みに対応すると共に、前記本体枠に表裏反転して装着した場合の前記内装材見切り枠の両見切り片相互の離間寸法が、前記網戸の厚みに対応していることを特徴とする窓枠。
  2. 前記両縦枠材の少なくとも一方が方立であり、
    前記方立は、方立本体と、前記方立本体に締結されると共に前記見切り縦枠が装着される方立アタッチメント枠と、を有し、
    前記方立アタッチメント枠は、前記方立本体に対しその延在方向に位置ずれを許容するように締結されていることを特徴とする請求項1に記載の窓枠。
  3. 前記両横枠材の少なくとも一方が無目であり、
    前記無目は、無目本体と、前記無目本体に締結されると共に前記見切り横枠が装着される無目アタッチメント枠と、を有し、
    前記無目アタッチメント枠は、前記無目本体に対しその延在方向に位置ずれを許容するように締結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の窓枠。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の窓枠と、
    網戸有りの前記障子および網戸無しの前記障子のいずれかと、を備えたことを特徴とする窓。
  5. 前記網戸が、可動網戸で構成されていることを特徴とする請求項4に記載の窓。
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