JP4549174B2 - データ送信装置、データ受信装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

データ送信装置、データ受信装置、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、データ送信装置、データ受信装置、プログラムおよび記録媒体に関し、より具体的には、同一バス上に複数の機器が接続されている構成において、各々の機器のステータスを効率良く取得できるようにデータの送受信を行うようにした技術に関する。
ホームネットワークやデジタル化のニーズが急速に高まっている。このような状況にあって注目され始めているのが、IEEE1394−1995およびIEEE1394a−2000(以下IEEE1394バスと称す)である。これは、1995年にIEEEで規格され2000年に規格の一部が変更された高速シリアルバス標準である。IEEE1394バスは、マルチメディアデータ転送の特徴的な機能を備え、音声データ、映像データ、処理手続きデータおよびこれらの組み合わせデータのリアルタイム転送を可能とするアイソクロナス(同期)データ転送(Isochronous)と、データ内容を補償する機能を持つアシンクロナス(非同期)データ転送(Asynchronus)の2つの転送方式を有する。
アイソクロナスデータ転送方式を用いるデータとしては、例えば、トランスポートストリーム(TS)、DVストリームおよびIEC958に基づく音声ストリームなどがある。またアシンクロナスデータ転送方式は、例えば、機器のコマンドのやり取りに用いられ、一方の機器の要求に対する他方の機器の応答を相互に非同期で行いコマンドの内容を補償する。
このIEEE1394バスを用いてコンシューマAV機器をリモートで制御するためのコマンドセットとして、アシンクロナスデータ転送方式を用い、FCP(Function Control Protocol)の枠組みをそのまま使用するデータ構造を持った、AV/Cコマンド(AV/C Digital Interface Command Set)が用いられる場合が多い。ここでは、AV機器の種類によって、テープ、チューナ、ディスク、カメラ、ブリテンボード、オーディオ、パネル、プリンタ、モニタ、の各ユニット、サブユニットが想定され、同様に共通のコマンド、およびシステム毎のコマンドが用意されている。
また、通信の暗号化の補助や、ユーザ認証、デジタル署名において、ハッシュ関数が応用されている。ハッシュとは、ある文字列またはデータ列が正確かどうか検証したいものの、データそのものを比較したくない場合に、要約を数学的に生成することであり、文字列またはデータ列を一定長のデータに要約するための関数がハッシュ関数である。
ハッシュ関数を通して出力される一定長の値は、「ハッシュ値」または「フィンガープリント」と呼ばれており、1方向関数を含むため、生成されたハッシュ値からもとの文字列またはデータ列を推定する事は不可能となる。
加えて、入力する文字列またはデータ列の長さを可変長とし、広範囲に指定できるため、データの改ざんを調べたり、認証や完全性の検査などによく用いられている。
SHA−1(Secure Hash Algorithm 1)やMD5(Message Digest 5)が代表的なハッシュ関数である。SHA−1の場合、最大で2の64乗[bit]長のデータを入力でき、160[bit]のハッシュ値を生成できる。
一方、ネットワークの負荷を軽減するキャッシュ技術・圧縮技術に関して、特許文献1が開示されている。特許文献1では、サーバ側プロキシからクライアント側プロキシへの新たな内容にリプライデータを転送するに当たって、両プロキシにて、サーバ側プロキシ識別情報と該データにハッシュ関数を適用して算出したハッシュ値からなるフィンガープリントとを対応付けて、フィンガープリント・キャッシュに登録しておき、サーバ側プロキシからクライアント側プロキシへフィンガープリント・キャッシュに登録されたフィンガープリントと同じフィンガープリントを持つリプライデータを転送するに当たっては、そのリプライデータの代わりに上記フィンガープリントを転送するようにしている。
特開2002−373106号公報
従来のAV/Cコマンド(FCPを含む)は、電源状態ステータスの確認や、電源の制御(POWER ON,POWER OFF)や、制御コマンドの有無の問い合わせなど、比較的短いコマンドのやり取りに適している。加えて、例えばディスクユニットおよびサブユニットにおいては、映像コンテンツのコンテンツ名、記録時間、付帯情報のリストや曲目リストなどを連続して取得するために、ディスクリプタメカニズムと呼ばれる仮想的なメモリ空間を共通の方法で展開し、個々のブロックに対し読み書きできる様になっているが、当然曲目リストの数などデータ量に応じた長いデータ転送時間が必要となる。
AV/Cコマンドのディスクサブユニットの場合には、この長いデータ転送時間を緩和するために、ディスクリプタメカニズムとして、Root Contents List Descriptorの中にタイムスタンプ情報ブロック(time_stamp_info_block)と呼ばれるパラメータ領域を持っている。
この領域は、録画コンテンツの増減、変化に連動してインクリメントされるカウンタ情報または時間情報として記録される。従ってコントローラ側では、映像コンテンツの曲目リスト情報などと一緒に、このタイムスタンプ情報ブロックを一緒に読み出しておくことにより、現在の曲目リストに変化があったかどうかをある程度知ることができ、タイムスタンプ情報ブロックが同じ値である場合には、曲目リストの読み出し回数を減らすことができる。
しかしながら、上記のようなタイムスタンプ情報ブロック(time_stamp_info_block)を用いたとしても、例えば映像コンテンツのコンテンツ名が読み出され、書かれている名前と同じ名前で書き直しがなされた場合などには、曲目リストに変化があったとして、タイムスタンプ情報ブロックのパラメータがインクリメントされてしまう場合がある。この他、ステータスとして受信側が必要としていない情報に変化があった場合にも、タイムスタンプ情報ブロックのパラメータがインクリメントされてしまう場合などがあり、コントローラ側では、必要な情報に変化があったかどうかを必ずしも正確には把握できないという問題がある。
また、他の例えばチューナサブユニットなどでは、ディスクリプタメカニズムを利用する場合であっても、ディスクユニットに用いられているタイムスタンプ情報ブロックと同様なステータス領域は持っておらず、現在の状態と過去の状態が同じなのか異なっているのか、実際に必要なステータスの中身を読み出してみるまでは分からないと言う課題があった。
上記のごとくの課題をさらに具体例を参照しながら説明する。
図10は、シリアルバスに接続された機器の構成例を示す図である。デジタルバス21は、例えば、IEEE1394a−2000に記載されているシリアルバス(以下、IEEE1394バスと称す)であって、装置間でコマンドやデータのやり取りができるバスである。デジタルバス21には、チューナSTB22、第1のデジタルTVモニタ23、HDD記録装置(AVHDD)24、第2のデジタルTVモニタ25、およびオーディオ装置26が接続されている。
ここで、チューナSTB22は、放送局から送られてくるAVデータを受信するとともに、AVデータをデジタルバス21上にアイソクロナス(同期)転送方式で送信する。HDD記録装置24は、デジタルバス21から受信したAVデータを記録するとともにデジタルバス21に送信する。第1のデジタルTVモニタ23は、デジタルバス21から受信したAVデータを映像化する。オーディオ装置26は、デジタルバス21から受信したAVデータの音声をイコライザ等で調整すると供に、デジタルバス21に送信する。
図10の構成において、従来のコントローラ側が従来のターゲット機器におけるステータスをアシンクロナス(非同期)データ転送方式を用いて取得する場合で、図11に示すような、ステータスに変化があったことを示すパラメータを持っている場合の動作について説明する。図11は、従来のディスクサブユニットにおけるRoot Contents List Descriptor構成例を示す図である。
コントローラ側である第1のデジタルTVモニタ23が、ターゲット機器のHDD記録装置24から映像コンテンツのリストを取得する場合、コントローラ側の第1のデジタルTVモニタ23は、デジタルバス21上で第1のデジタルTVモニタ23とHDD記録装置24との間で、ディスクユニットおよびサブユニットのターゲットまたはコントローラのコマンドセットを持っているかを確認した後、Root Contents List Descriptorを用いて、HDD記録装置14から、コンテンツのタイトルリストなどを図11のobject_entry203より順に、1コンテンツ毎または複数まとめて読み出す。このとき、Root Contents List Descriptorにあるlist_specific_information201内のtime_stamp_info_block(タイムスタンプ情報ブロック)202も読み出して記憶しておく。
そして再起動やバスリセット、あるいは接続機器の変更などの理由により、第1のデジタルTVモニタ23が、HDD記録装置24から再度コンテンツのタイトルリストを取得したい場合は、第1のデジタルTVモニタ23とHDD記録装置24との間で、ディスクユニットおよびサブユニットのターゲットまたはコントローラのコマンドセットの有無を確認後、time_stamp_info_block202のパラメータの更新が有る場合は、Root Contents List Descriptorを用いてobject_entry203より順に、1コンテンツ毎または複数のコンテンツのタイトルリストをまとめて読み出す。また、time_stamp_info_block202のパラメータの更新が無い場合は、過去に記憶したタイトルリストを用いることで、HDD記録装置24から改めてタイトルリストを読み出さなくてもよい。また、第1のデジタルTVモニタ23は、time_stamp_info_block202のパラメータの更新の有無にかかわらず、HDD記録装置24からタイトルリストを毎回読み出すようにしてもよい。
このとき、コンテンツのタイトルリストを読み出すのに、1コンテンツ当り少なくとも数百[ms]を必要とするので、第1のデジタルTVモニタ23の表示に変更の無い場合はタイトルリストの読み出しを行わず、表示に変更のあった場合にのみタイトルリストを読み出すことにより、コンテンツのタイトルリストの表示までの時間等を短縮することができる。しかし、第1のデジタルTVモニタ23が、time_stamp_info_block202の更新を参照するとき、例えば、第2のデジタルTVモニタ25がobject_entry203のタイトル名や記録時間等を読み出して、全く同じ値で書き直した場合や、第1のデジタルTVモニタ23のコンテンツのタイトルリスト表示に必要のない項目が変更された場合にも、time_stamp_info_block202が更新される場合があり、このような場合には、第1のデジタルTVモニタ23は、HDD記録装置24のobject_entry203より、再度タイトルリストを読み出すことになるという問題が生じる。
また、上記特許文献1におけるネットワークの負荷を軽減する為の技術は、プロキシを用いた2つのEthernet(登録商標)ネットワーク間で用いられる技術であることは言うまでもないが、本発明と最も異なるのは、サーバとクライアントが直接ステータスにハッシュ関数を適用して算出したフィンガープリントを転送することにある。
本発明は、上述のような状況に鑑みてなされたもので、同一のバス上に複数の機器が接続されている場合に、コントローラ側がターゲット側のステータスを読み出す必要性の有無を正確かつ容易に判断可能とすることができるようにしたデータ送信装置、データ受信装置、これら装置の機能を実現するプログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
前述の課題を解決するため、本発明に係るデータ送信装置、データ受信装置、プログラムおよび記録媒体は次の様な手段を採用する。
第1の技術手段は、同一バス上に接続された他の受信装置に自身のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを送信する手段を有するデータ送信装置において、データ送信装置は、データ送信装置のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータのみにハッシュ関数を適用し、算出したハッシュ値からなるフィンガープリントを他の受信装置に送信する手段を備え、自身のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを送信する手段は、他の受信装置からの読み出しの要求に応じて、データを前記受信装置に送信することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、データ送信装置のステータスにハッシュ関数を適用する際、データ送信装置固有のIDをそのステータスに含めてハッシュ値を算出することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1または第2の技術手段において、ステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータは階層構造を有し、ステータスのハッシュ値からなるフィンガープリントは、階層構造の階層毎のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータのみごとに生成されることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1ないし第3のいずれか1の技術手段において、バスは、IEEE1394バスであることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、同一バス上に接続された他の送信装置のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを他の送信装置から受信する受信手段を有するデータ受信装置において、データ受信装置は、他の送信装置のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータをハッシュ値からなるフィンガープリントとして受信する受信手段を備え、他の送信装置のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを他の送信装置から受信する受信手段は、他の送信装置から送信されたフィンガープリントが更新されている場合に、更新されたフィンガープリントに該当する、ステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを他の送信装置から読み出すことを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第5の技術手段において、受信手段が受信した送信装置のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを、ハッシュ値からなるフィンガープリントと関連付けてメモリに保存することを特徴としたものである。
の技術手段は、第5または第6の技術手段において、ステータス中のコンテンツデータは階層構造を有し、ステータスのハッシュ値からなるフィンガープリントは、階層構造の階層毎のステータス中のコンテンツデータごとに生成されることを特徴としたものである。
の技術手段は、第5ないし第のいずれか1の技術手段において、バスは、IEEE1394バスであることを特徴としたものである。
の技術手段は、第1ないし第4のいずれか1の技術手段に記載のデータ送信装置、または第5ないし第のいずれか1の技術手段に記載のデータ受信装置の全部または一部の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
10の技術手段は、第の技術手段に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、同一バス上に複数の機器が接続されている場合であって、コントローラ側がターゲット側のステータスの全部または一部を読み出す必要性の有無を正確かつ容易に判断できる効果が得られる。
図1は、本発明の一実施形態を説明するための図で、シリアルバスに接続された機器の構成例を示す図である。
図1では、デジタルバス11に、チューナSTB12、第1のデジタルTVモニタ13、第1のHDD記録装置(AVHDD)14、第2のデジタルTVモニタ15、および第2のHDD記録装置16が接続されている。
チューナSTB12は、放送局から送られてくるAVデータを受信するとともにAVデータをデジタルバス11上にアイソクロナス(同期)転送方式で送信する。第1のHDD記録装置14は、デジタルバス11から受信したAVデータを記録するとともにデジタルバス11に送信する。第1のデジタルTVモニタ13は、デジタルバス11から受信したAVデータを映像化する。第2のデジタルTVモニタ15および第2のHDD記録装置16も同様である。
図1の構成において、コントローラ側がターゲット機器におけるステータスをアシンクロナス(非同期)データ転送方式を用いる場合で、図2に示すようなステータス変化があったことを示すパラメータを持っている場合の動作について説明する。
図2は、ディスクサブユニットにおけるRoot Contents List Descriptorに関する構成例を示す図である。
コントローラ側である第1のデジタルTVモニタ13が、ターゲット機器の第1のHDD記録装置14から映像コンテンツのリストを取得する場合、コントローラ側のデジタルTVモニタ13は、デジタルバス11上で第1のデジタルTVモニタ13と第1のHDD記録装置14との間で、ディスクユニットまたはサブユニットのターゲットまたはコントローラのコマンドセットを持っているかを確認した後、Root Contents List Descriptorを用いて、第1のHDD記録装置14から、1コンテンツ毎または、複数のコンテンツの映像をまとめて順に読み出す。このとき図2に示すようなobject_entry102全体にハッシュ関数を適用したハッシュ値からなるフィンガープリントdigest_of_entries101も読み出してメモリに記憶しておく。
そして再起動やバスリセット、あるいは接続機器の変更などの理由により、第1のデジタルTVモニタ13が、第1のHDD記録装置14から再度映像コンテンのツリストを取得したい場合は、第1のデジタルTVモニタ13とHDD記録装置14との間で、ディスクユニットまたはサブユニットのターゲットまたはコマンドセットの有無を確認後、上記フィンガープリントであるdigest_of_entries101のパラメータの更新がある場合は、Root Contents List Descriptorを用いてobject_entryより順に、1コンテンツ毎または複数のコンテンツのタイトルリストをまとめて読み出す。またフィンガープリントdigest_of_entries101に更新が無い場合は、過去に記憶したタイトルリストを用いることで、第1のHDD記録装置14から改めて映像コンテンツのリストを読み出さなくても良い。
本実施形態では、例えば、過去に第2のデジタルTVモニタ25がobject_entry102のタイトル名や記録時間等を読み出して、全く同じ値で書き直した場合や、object_entry102外のコンテンツリスト表示に必要無い項目を変更した場合にも、digest_of_entries101は、先に読み出されたdigest_of_entrysと同じパラメータを維持する。従って、第1のデジタルTVモニタ13がフィンガープリントdigest_of_entries101の更新を参照する場合、第1のHDD記録装置14のobject_entry102より、再度映像コンテンツのリストを読み出す必要が無い。
次にフィンガープリントdigest_of_entries101の付加の方法について、ハッシュ関数にSHA−1を用いた例で説明する。
SHA−1はハッシュ関数の1つで、2の64乗[bit]以下のデータ列から160[bit]のハッシュ値を生成できる。コンテンツリスト表示のためにContents List Descriptorのobject_entry102にハッシュ関数を適用し、フィンガープリントを付加した例を図3〜図9を用いて説明する。
図3は、ディスクサブユニットのRoot Contents List Descriptorにおけるobject_entryの一例を示す図である。
ここには、コントローラ側のコンテンツリストに表示したいコンテンツ情報として、番組の開始日時、番組終了までの長さ、視聴年齢制限、番組解像度、再生済みフラグ、ネットワーク情報、放送局名、番組名、記録時間、コンテンツのロック/アンロック情報などが含まれている。
すなわち、ディスクサブユニットにおけるobjec_tentryにおいて、Entry_specific_information110が有するdisc_subunit object_attributes111は、コンテンツのロック/アンロック情報等を含み、video_stream_format_subtype_info_block112はネットワーク情報等を含み、size_indicator_info_block113は記録時間等の情報を含み、program_attribute_info_block114は、番組開始日時、番組時間長、視聴年齢制限、番組解像度、再生済みフラグ、放送局名等の情報を含み、name_info_block115は、番組名等の情報を含んでいる。なお、本発明のステータスは、例えば、上記program_attribute_info_block114に該当する。
図4は、上記のようなコンテンツ情報を、object_entry毎にまとめて表した図である。上記のようなEntry_specific_information110に含まれるコンテンツ情報をデータ列120としてハッシュ関数(SHA−1)を用い、フィンガープリントとなるハッシュ値を生成して、データ列120に付加する。
また、データ列の大きさおよびハッシュ値を求める処理速度に問題がなければ、各object_entry内の情報全てをデータ列とし、ハッシュ関数を用いてフィンガープリントとなるハッシュ値を生成し、データ列に付加してもよい。
コントローラ側である第1のデジタルTVモニタ13が、2台以上のターゲット機器、例えば第1のHDD記録装置14および第2のHDD記録装置16のコンテンツ情報を、タイトルリストとして記憶することができ、同一のコンテンツ情報がこれら少なくとも2台のターゲット機器に存在する場合を考える。
図5は、2台のターゲット機器のコンテンツ情報を異なるフィンガープリントとして扱うためのコンテンツ情報の処理例について説明するための図である。
2台のターゲット機器、すなわちここでは、第1のHDD記録装置14と第2のHDD記録装置16とからコントローラ側(デジタルTVモニタ13)がコンテンツ情報を取得する場合、コンテンツ情報のデータ列に機器固有のIDを含めるようにする。機器固有のIDは、例えば、iLINK接続機器に対し各個唯一に割り振られるGUID(Global Unique Identifire)を用いることができる。
そして、上記GUIDを含むコンテンツ情報をobject_entry毎にまとめ、これをコンテンツ情報のデータ列120とする。そして各機器のデータ列120に対してハッシュ関数を用い、フィンガープリントとなるハッシュ値を生成し、データ列120に付加する。このような処理により、各々のコンテンツ情報を全く異なるフィンガープリントとして扱うことができ、同一のコンテンツであっても機器毎の識別が可能となる。
図6は、図4の操作をobject_entryのコンテンツ情報毎に行う処理を説明するための図である。コンテンツ情報のデータ列120の番組名や放送局名、その他のデータ列が可変長であって、コンテンツ毎にそれらのデータ長が異なる場合でも、ハッシュ関数により同じ長さのフィンガープリントを生成できる。
また、図7に示すように、複数のコンテンツのフィンガープリントをデータ列として、そのフィンガープリントのデータ列に対して更にハッシュ関数を用いて、新たなフィンガープリントとなるハッシュ値を生成し、コンテンツ情報のデータ列に付加してもよい。例えば、50番組のコンテンツのフィンガープリントから、新たなフィンガープリントを生成し、50番組分のフィンガープリントしてコンテンツ情報に付加してもよい。
また、コントローラ側において、過去に記憶したコンテンツのタイトルリストの数に応じて(例えば50番組)、まとめてハッシュ化するフィンガープリントを決定し、フィンガープリントのハッシュ値(フィンガープリント)をdigest_of_entrysとして前もって読み出しておけば、番組中の変更の有無を判断することができる。
図8は、コンテンツ情報のなかから特定の情報を複数コンテンツ分まとめてフィンガープリントを生成する処理例について説明するための図である。
図8に示すように、コンテンツ情報に含まれる番組名や放送局名など、各々の情報を複数コンテンツ分まとめてデータ列とし、このデータ列からハッシュ値を生成してコンテンツ情報のデータ列に付加してもよい。例えば、50番組の番組名からハッシュ関数を用いてフィンガープリントとなるハッシュ値を生成して付加してもよい。
図9は、コンテンツのタイトルが階層構造を持つときの処理例について説明するための図である。図9に示すように、第1のHDD記録装置14が、コンテンツのタイトルに対して、そのサブタイトルや、チャプター情報、記録時間などを階層的に持つ場合には、各々の階層毎にフィンガープリントとなるハッシュ値を生成してコンテンツ情報のデータ列に付加してもよい。
なお上記の例は、本発明に関わる処理をAV/Cコマンドのディスクサブユニットのステータスに適用する場合について説明したが、他のユニットおよびサブユニットに適用してもよい。
さらに、本発明の実施の形態のデジタルバス11は、IEEE1394インターフェースであってもよいし、その他の規格のインターフェースであってもよい。
さらに、本発明の記録装置の各構成要素の機能を専用のハードウェアで実現しても構わないし、コンピュータのプログラムによってソフトウェアで実現してもよい。
データ送信装置、およびデータ受信装置に搭載される場合のプログラムは、本発明に関わる各手段(もしくは各手段の一部)の機能を実現するようにCPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。このプログラムは、装置をユーザが使用する際に容易となるように、表示装置用のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を備えるようにするとよい。そしてこれらの装置で取り扱われる情報は、その処理時にRAM等のメモリに蓄積され、その後各種ROMやハーディスク等に格納され、必要に応じてCPU等の制御手段により読み出され、修正・書き込みが行われる。
プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。
また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した本発明の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続された他のサーバコンピュータに転送することができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
本発明の一実施形態を説明するための図で、シリアルバスに接続された機器の構成例を示す図である。 ディスクサブユニットにおけるRoot Contents List Descriptorに関する構成例を示す図である。 ディスクサブユニットのRoot Contents List Descriptorにおけるobject_entryの一例を示す図である。 コンテンツ情報を、object_entry毎にまとめて表した図である。 2台のターゲット機器のコンテンツ情報を異なるフィンガープリントとして扱うためのコンテンツ情報の処理例について説明するための図である。 図4の操作をobject_entryのコンテンツ情報毎に行う処理を説明するための図である。 複数のコンテンツのフィンガープリントに対してハッシュ関数を適用し、新たなフィンガープリントを生成する処理例について説明するための図である。 コンテンツ情報のなかから特定の情報を複数コンテンツ分まとめてフィンガープリントを生成する処理例について説明するための図である。 コンテンツのタイトルが階層構造を持つときの処理例について説明するための図である。 シリアルバスに接続された機器の構成例を示す図である。 従来のディスクサブユニットにおけるRoot Contents List Descriptor構成例を示す図である。
符号の説明
11…デジタルバス、12…チューナSTB、13…第1のデジタルTVモニタ、14…第1のHDD記録装置、15…第2のデジタルTVモニタ、16…第2のHDD記録装置、21…デジタルバス、22…チューナSTB、23…第1のデジタルTVモニタ、24…HDD記録装置、25…第2のデジタルTVモニタ、26…オーディオ装置、120…データ列。

Claims (10)

  1. 同一バス上に接続された他の受信装置に自身のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを送信する手段を有するデータ送信装置において、
    該データ送信装置は、該データ送信装置のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータのみにハッシュ関数を適用し、算出したハッシュ値からなるフィンガープリントを他の受信装置に送信する手段を備え
    前記自身のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを送信する手段は、前記他の受信装置からの読み出しの要求に応じて、前記データを前記受信装置に送信することを特徴とするデータ送信装置。
  2. 前記データ送信装置のステータスにハッシュ関数を適用する際、該データ送信装置固有のIDをそのステータスに含めてハッシュ値を算出することを特徴とする請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 前記ステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータは階層構造を有し、前記ステータスのハッシュ値からなるフィンガープリントは、前記階層構造の階層毎のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータのみごとに生成されることを特徴とする請求項1または2に記載のデータ送信装置。
  4. 前記バスは、IEEE1394バスであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載のデータ送信装置。
  5. 同一バス上に接続された他の送信装置のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを他の送信装置から受信する受信手段を有するデータ受信装置において、
    該データ受信装置は、前記他の送信装置のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータをハッシュ値からなるフィンガープリントとして受信する受信手段を備え
    前記他の送信装置のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを他の送信装置から受信する受信手段は、前記他の送信装置から送信されたフィンガープリントが更新されている場合に、該更新されたフィンガープリントに該当する、ステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを他の送信装置から読み出すことを特徴とするデータ受信装置。
  6. 前記受信手段が受信した前記送信装置のステータス中のステータスの更新に関する情報を含まないコンテンツ固有のデータを、ハッシュ値からなるフィンガープリントと関連付けてメモリに保存することを特徴とする請求項5に記載のデータ受信装置。
  7. 前記ステータス中のコンテンツデータは階層構造を有し、前記ステータスのハッシュ値からなるフィンガープリントは、前記階層構造の階層毎のステータス中のコンテンツデータごとに生成されることを特徴とする請求項5または6に記載のデータ受信装置。
  8. 前記バスは、IEEE1394バスであることを特徴とする請求項5ないしのいずれか1に記載のデータ受信装置。
  9. 請求項1ないし4のいずれか1に記載のデータ送信装置、または請求項5ないしのいずれか1に記載のデータ受信装置の全部または一部の機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  10. 請求項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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