JP4548634B2

JP4548634B2 - Drain pipe cleaning method and apparatus

Info

Publication number: JP4548634B2
Application number: JP2000086480A
Authority: JP
Inventors: 勝浦城
Original assignee: 浦城勝
Priority date: 2000-03-27
Filing date: 2000-03-27
Publication date: 2010-09-22
Anticipated expiration: 2020-03-27
Also published as: JP2001269638A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マンション、ビル等に配設された排水管等の配管設備を洗浄する排水管洗浄方法及び装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
配管設備の洗浄に使用する従来の高圧ホース先端に配設されたヘッド部は、高圧水を進行方向対し斜め後方に放射状に憤出するための噴射孔が円周方向に沿って所定のピッチで複数個穿設されたノズルと、該ノズルの先端に連設された自在ガイドとから構成されている。
【０００３】
このような高圧ホースは、日本国実開昭５５一２０３８０号公報、実公昭４９−３７４０３号公報に示されるように、回転ドラム内に収納され、この回転ドラムを回転することによって高圧ホースに対し回転を与えるようにしている。
【０００４】
一方、上述した高圧ホース先端に連設されたノズルには、日本国特開昭５４−１１０６５８号公報に示されるように、該ノズルから噴射される高圧水による推進力及び回転ドラムからの高圧ホースの引き出し動作によって排水管内を回転しつつ進行し、これにより管内周面の洗浄を行っている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した洗浄対象の排水管としては大きく別けて縦管と横管があるが、上述した従来の排水管洗浄装置によると、縦管内で高圧ホースを回転させ、これにより該高圧ホース先端に連結したノズルを回転させると、ノズルは縦管の内周面に沿って旋回する。
【０００６】
この状態で回転ドラムから高圧ホースを少しづつ引き出して縦管内に送り込むと、ノズルは縦管内周面に沿って螺旋状に旋回しつつ前進し、縦管の内周面に付着した固形物をノズルから噴射された高圧水により粉砕除去する。
【０００７】
一方、排水管が横管の場合には、横管内で高圧ホ一スを回転させても、ノズルには管底へ向けて自重が作用するので管内周面に沿って旋回することはない。
【０００８】
従って、排水管が横管の場合に横管内で高圧ホースを回転させ、かつ回転ドラムから高圧ホースを少しづつ引き出して管内に送り込んでも、ノズルは横管の管底に沿って単に直線的に進行するだけで、横管内周面に沿って螺旋状に旋回することはなく、横管内周面のうち特に横管上部の洗浄力が劣る難点がある。
【０００９】
また、ノズルの噴射孔から噴射された高圧水の噴射圧力は管壁から遠くなるほど低下するため、管底から遠い位置にある横管上部に付着している固形物を高圧水により粉砕することは難しく、これを粉砕するためには、より高圧、より大水量を供給する設備が必要とされ、この点においても従来のものは効率良く管内部を均一に洗浄することができなかった。
【００１０】
本発明は上述した事情に鑑み、横管内でも管内周面に沿ってノズルを旋回させることができる排水管洗浄方法及び装置を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明では、高圧ホースの先端にノズルを設け、該ノズルの先端に自在ガイドを連結し、前記ノズルに穿設された複数の噴射孔から噴射媒体を斜め後方に噴射させ、該噴射力によってノズルに推進力を発生させ、前記高圧ホースを回転させつつ該高圧ホースを排水管内に送り出し、前記ノズルを管の内周面に沿って螺旋状に旋回させながら、前記ノズルから噴射する噴射媒体によって管内を洗浄する排水管洗浄方法において、前記複数の噴射孔は、径の大きい特定の噴射孔と、該特定の噴射孔より径を小さくした複数の他の噴射孔とを有し、前記特定の噴射孔の中心軸線Ｉと前記ノズルの中心軸線Ｈとが交わる角度αを、他の噴射孔の中心軸線Ｊと前記ノズルの中心軸線Ｈとが交わる角度βよりも小さく（α＜β）設定するとともに、前記複数の噴射孔の形成位置および各噴射孔から噴射される噴射媒体の噴射量を調整し、前記他の噴射孔から噴射される各噴射媒体の噴射圧力の各分力によって、前記特定の噴射孔のみを常時管内周面に押し付けるようにしている。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明に係わる排水管洗浄方法及び装置を詳述する。
【００１３】
図１は、本願発明に係わる排水管洗浄方法及び装置に適用されるノズル１を示す高圧ホース先端部の要部破断面図である。
【００１４】
このノズル１は、高圧水を送給するための若干可撓性を有する剛体管、例えばステンレスホースからなる高圧ホース２の先端に圧着ソケット４を介し直接連結している。またこのノズル１の先端には周知の自在ガイド６が連設されている。
なお、この自在ガイド６の詳細については本願出願人が先に提出した特開昭６２−１６３７８９号を参照されたい。
【００１５】
なお、上述したようにノズル１と高圧ホース２を圧着ソケット４を介し直接連結すると、高圧ホース２の連結端２ａとノズル１の先端面１ａとの間の長さＬを短く設定することができるので、後述する管の曲り部での高圧ホース２の湾曲性を著しく向上させることができる。
【００１６】
一方、図１のＡＡ断面で示す図２のように、ノズル１の後方周面には、水あるいは温水からなる高圧水を噴射する４個の噴射孔１０、１１、１２、１３が穿設され、これらの噴射孔１０、１１、１２、１３は図１に示すように、ノズル１の軸穴１ｂ及びホースジョイント３を介して前記ホース２の内部と連通している。
なお、実施例ではこのような噴射孔１０、１１、１２、１３のうち、図２で示すように下方に位置する噴射孔１０の径の大きさを、他の同一径の噴射孔１１、１２、１３の径よりも大きく設定し、これにより噴射孔１０からは大流量の高圧水が噴射されるようにしている。
【００１７】
また、他の噴射孔１１、１２、１３のうち、噴射孔１２はノズル１の中心Ｏを中心として噴射孔１０と対称な位置に形成され、また噴射孔１１、１３はＯを中心として円周方向に沿って互いに反対方向へ所定角度傾斜し、かつ噴射孔１２と中心Ｏを結ぶ線分に対して左右対称な位置に形成されている。
【００１８】
なお、これらの各噴射孔１０、１１、１２、１３の断面積の総和は従来のノズルに形成された複数の噴射孔の断面積の総和と同一に設定されている。
【００１９】
また、図１に示すように、ノズル１の軸穴１ｂの中心軸線Ｈに対する上述した径の大きい噴射孔１０の中心軸線Ｉの傾斜角度はα度に設定され、他の噴射孔１１、１２、１３の前記ノズル１の軸穴１ｂの中心軸線Ｈに対する中心軸線Ｊの傾斜角度はそれぞれβ度（α＜β）に設定されている。
【００２０】
なお、このように径の大きい噴射孔１０の傾斜角α度を他の噴射孔１１、１２、１３の傾斜角β度よりも小さく設定する理由は、図３に示すように、横排水管５内において、各噴射孔１０、１１、１２、１３から斜め後方に噴射される各高圧水の噴射圧力Ｆ１、Ｆ２、Ｆ３、Ｆ４（Ｆ１＞Ｆ２＝Ｆ３＝Ｆ４）のうち、横排水管５の内周面５ａへ向け作用する噴射圧力Ｆ１の分力Ｆ１´を比較的小さく設定し、またＦ２、Ｆ３、Ｆ４による管内周面５ａへ向け作用する噴射圧力Ｆ２、Ｆ３、Ｆ４の各分力Ｆ２´、Ｆ３´、Ｆ４´を比較的大きく設定し、噴射孔１０のみを管内周面５ａへ押し付けるためである。
【００２１】
また、このように噴射孔１０の傾斜角α度を小さく設定して、Ｆ１´を比較的小さく設定すると、管の内周面に直接作用する力が低減し、洗浄の際に管を痛める虞が可及的に低減する。
【００２２】
このように傾斜角度が設定された、ノズル１の各噴射孔１０、１１、１２、１３からそれぞれ高圧水が噴射されると、図３のＢＢ断面で示す図４のように横排水管５の内周面５ａにはそれぞれ分力Ｆ１´、Ｆ２´、Ｆ３´、Ｆ４´が作用する。
【００２３】
その際、ノズル１には横排水管５の内周面５ａからＦ１´、Ｆ２´、Ｆ３´、Ｆ４´に対応する反作用が作用するが、その反作用がノズル１が横排水管５の管底５ｂにある場合に、
Ｆ１´＜Ｆ２´´＋Ｆ３´＋Ｆ４´´＋ｍｇ…（１）の条件を満たし、
かつ、図４と同一部分を同一符号で示す図５のように、ノズル１が管上５ｃにある場合は、
Ｆ１´＜Ｆ２´´＋Ｆ３´＋Ｆ４´´−ｍｇ…（２）の条件を満たすようにそれぞれＦ１´、Ｆ２´´、Ｆ３´、Ｆ４´´、ｍｇを設定する、
なお、ここで、ｍｇはノズル１に作用する自重、Ｆ２´´はＦ２´の垂直方向へ向け作用する分力であり、またＦ４´´はＦ４´の垂直方向へ向け作用する分力である。
【００２４】
また図４、図５で、Ｆ２´´´はＦ２´の水平方向へ向け作用する分力であり、またＦ４´´´はＦ４´の水平方向へ向け作用する分力であり、この各水平方向へ向け作用する各分力によって横管５内におけるノズル１の自転が阻止されている。
【００２５】
一方、上述した（１）（２）式を満足するように、Ｆ１´、Ｆ２´´、Ｆ３´、Ｆ４´´、ｍｇを設定すると（即ち、複数の噴射孔の形成位置および各噴射孔から噴射される高圧水の噴射水量を調整すると）、図４で示すように、ノズル１が横管５の管底５ｂにある場合は、（１）式の設定条件に基づき、ノズル１はその噴射孔１０のみを管底５ｂに押し付けた姿勢を維持する。
【００２６】
また図５で示すように、ノズル１が横管５の管上５ｃにある場合は、（２）式の設定条件に基づき、ノズル１はその噴射孔１０のみを管上５ｃに押し付けた姿勢を維持する。
【００２７】
上述した各設定条件を満足させると、図４で示すノズル１の姿勢では、径の一番大きい噴射孔１０から噴出される高圧水は、その流量が一番大きく、しかもこの噴射孔１０が横管５の管底５ｂに最も接近するから、この噴射孔１０から噴出される高圧水により横管５の管底５ｂに付着した固形物が効率良く洗浄されることとなる。
【００２８】
なお高圧水として温水を使用した場合はその洗浄効率が一層向上する。
【００２９】
また、図５で示すノズル１の姿勢では、径の一番大きい噴射孔１０から噴出される高圧水は、その流量が一番大きく、しかもこの噴射孔１０が横管５の管上５ｃに最も接近するから、この噴射孔１０から噴出される高圧水により横管５の管上５ｃに付着した固形物も効率良く洗浄されることとなる。
【００３０】
次に、上述した排水管洗浄装置における排水管の洗浄作用を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。
【００３１】
図６は本願発明に係わる排水管洗浄装置の作用を示す配管設備の要部断面図である。
【００３２】
ノズル１の後端に連設固定された高圧ホース２は、端末機２０を介して図示せぬ高圧ポンプの排出口に連結している。
【００３３】
この端末機２０は、高圧ポンプから送給される高圧水の開閉を行うハルブの制御、ドラムに巻回した高圧ホース２の繰り出し、高圧ホース２のドラムヘの巻き取り、及び高圧ホース２の回転を行う。なおこの端末機２０の詳細は日本国実公昭５６−３６８５６号公報に開示されている。
【００３４】
排水管２１の洗浄は図示せぬ高圧ポンプで加圧した高圧水を、高圧ホース２の先端に取り付けたノズル１の各噴射穴１０、１１、１２、１３（図２）から噴射させることにより行う。
【００３５】
すなわち、ノズル１の斜め後方へ噴射される高圧水により管内付着物ａを粉砕剥離すると同時に、ノズル１は噴射される高圧水により得られる推進力と、手操作又は自動による高圧ホース２のくり出し操作によって管内を前進する。
【００３６】
その際、排水管２１の横管５内において、図４で示すノズル１の初期位置から、高圧ホース２を端末機２０によって一方向へ回転させると、それに連動して当該ノズル１は矢印のごとく軸穴１ｂを中心に時計方向へ回転する。
【００３７】
そのノズル１の回転の際、各噴射孔１０、１１、１２、１３から噴射される高圧水（Ｆ１、Ｆ２、Ｆ３、Ｆ４）の噴射方向は図７で示すように変化し、これによりノズル１には、噴射孔１０のみを管内周面５ａに押し付けた姿勢を維持したまま矢印Ｇ方向への旋回力が発生する。
【００３８】
このように、ノズル１に、噴射孔１０のみを管内周面５ａに押し付けた姿勢を維持したまま矢印Ｇ方向への旋回力が発生すると、当該ノズル１は図８に示すように、噴射孔１０が常時管内周面５ａと対向する姿勢を維持しつつ横管５内を旋回し、ついには図５で示すように、ノズル１は噴射孔１０を横管５の管上５ｃと対向させた位置に到達する。
【００３９】
なお、この図５で示すように、ノズル１０の噴射孔１０を横管５の管上５ｃ対向させた位置に到達した時点で、図６に示す高圧ホース２の回転を停止すれば、ノズル１０は、その噴射孔１０を横管５の管上５ｃ対向させた姿勢を維持したまま旋回を停止する。
【００４０】
従って、図５で示すように、ノズル１０の噴射孔１０を横管５の管上５ｃ対向させた姿勢を維持したまま旋回を停止し、その後、手操作又は自動により高圧ホース２をくり出し操作すれば、ノズル１０の噴射孔１０は横管５の管上５ｃのみに対向したまま長手方向に沿って進行するから、これにより横管５の管上５ｃに付着した管内付着物ａ（図６）のみを、噴射孔１０から噴射される流量が一番大きい高圧水により粉砕剥離すこともできることとなる。
【００４１】
さらに、図５で示すノズル１の位置から、高圧ホース２を端末機２０（図６）によって回転させることにより、当該ノズル１をさらに矢印のごとく軸穴１ｂを中心に時計方向へ回転させると、その回転の際に各噴射孔１０、１１、１２、１３から噴射される高圧水（Ｆ１、Ｆ２、Ｆ３、Ｆ４）の噴射方向が図９で示すように再び変化し、これによりノズル１には、噴射孔１０のみを管内周面５ａに押し付けた姿勢を維持したまま矢印Ｇ方向への旋回を開始する。
【００４２】
このように、ノズル１に、噴射孔１０のみを管内周面５ａに押し付けた姿勢を維持したまま矢印Ｇ方向への旋回を開始すると、当該ノズル１は図１０に示すように、噴射孔１０が常時管内周面５ａと対向する姿勢を維持しつつ横管５内を旋回し、ついには図４で示すように、ノズル１は噴射孔１０を横管５の菅底５ｂと対向させた初期位置に復帰する。
【００４３】
従って、図６で示す排水管２１の横管５内では、図１１で示す要部拡大図で示すように、高圧ホース２を端末機２０によって回転させ、かつくり出し操作をすることにより、当該ノズル１は噴射量が最も多い、噴射孔１０を管内周面５ａに対向させた姿勢を維持しつつ矢印Ｇ方向へ螺旋状に旋回し、これにより横管５の内周面５ａに付着した管内付着物を、噴射される流量が一番大きい高圧水により効率よく粉砕剥離すこととなる。
【００４４】
なお、図６で示す縦主管２２においては、高圧ホース２を一定の速度で回転し、且つ高圧ホース２をくり出すことでノズル１は管内周面を螺旋状に旋回する。
【００４５】
その際も、噴射量が最も多い噴射孔１０を縦主管２２の内周面２２ａに対向させた姿勢を維持しつつ螺旋状に旋回するので、縦管内においても、ノズル１は効率よく管内付着物ａを粉砕剥離すこととなる。
【００４６】
なお、図１に示したように、ノズル１と高圧ホース２とを圧着ソケット４を介し直接連結し、これにより高圧ホース２の連結端２ａとノズル１の先端面１ａとの長さＬを短く設定したので、図１２で示すように、排水管２１の曲り部２３では、ノズル１近傍の高圧ホース２の湾曲性、すなわち湾曲する際の曲率半径をより一層小さく設定することができ、これによりノズル１が小径の排水管の曲り部２３をスムーズに通過して、このような小径の排水管の曲り部２３を効率よく洗浄することもできる。
【００４７】
なお、上記実施例では、噴射量が最も多い噴射孔１０を排水管のの内周面に常時対向させる姿勢を維持させることができるため、例えば図１３で示すように、ノズル１の噴射孔１０と対応する部分の高圧ホース２周面に、その長手方向に沿って噴射孔１０の位置を示す基準ライン３０を形成し、これにより高圧ホース２０回転させている間に噴射孔１０の位置が、管内周面のどの位置にあるかを確実に知ることができる。
【００４８】
このため、例えば排水管の管上のみを入念に洗浄する場合は、基準ライン３０により噴射孔１０の位置が管上に至った回転位置で、高圧ホース２の回転を停止させ、そこから高圧ホース２をくくり出せば排水管の管上のみを入念に洗浄することができることとなる。
【００４９】
なお、上記実施例ではノズル１に高圧水を噴射する４個の噴射孔１０、１１、１２、１３が穿設する場合について詳述したが、全体として前述の（１）、（２）式が満足すればよく、その噴射孔の数、形成位置、あるいは径の大きさ等は実施例に限定されるものではなく、各種の変形が考えられる。
【００５０】
なお、上記実施例ではノズル１の各噴射孔１０、１１、１２、１３から噴射される噴射媒体として水または温水等の液体を使用する場合について詳述したが、この発明は上記実施例に限定されることなく、噴射媒体としては液体と気体の混合体を使用しても良い。
【００５１】
このように、噴射媒体として液体と気体の混合体を使用すると、噴射媒体が排水管に衝突すると、混合された気体が弾けてその洗浄力を一層向上させることができる。
【００５２】
なお、噴射媒体を構成する液体および気体は各種のものを使用することができるが、例えば液体として水または温水を使用し、また気体としては空気を使用することができる。
【００５３】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の排水管洗浄方法及び装置では、ノズルに形成された複数の噴射孔のうち、特定の噴射孔が常時管内周面と対向するように、ノズルを管の内周面に沿って螺旋状に旋回させるようにしたから、ノズルの旋回により管壁周囲のすべての部分に固着した付着物をノズルから噴射される高圧水で粉砕することができ、これにより横管、縦管にかかわりなく、各種タイプの管内を効率良く完全に洗浄することができる。
【００５４】
また特に、特定の噴射孔の径を他の噴射孔の径よりも大きく設定し、かつ、この特定の噴射孔の中心軸線Ｉとノズルの中心軸線Ｈとが交わる角度αを、他の噴射孔の中心軸線Ｊとノズルの中心軸線Ｈとが交わる角度βよりも小さく（α＜β）設定するようにしたから、洗浄の役割を果たす特定の噴射孔の径を大きく設定し、それにより管壁の付着物を粉砕する噴射水量を増大して、その洗浄能力を大幅に向上させることができる。
【００５５】
また、洗浄の役割を果たす特定の噴射孔の中心軸線Ｉとノズルの中心軸線Ｈとが交わる角度αを小さく設定することにより、洗浄対象の管壁に直接作用する力を低減させて、洗浄の際に管を痛める虞を可及的に低減させることができる。
【００５６】
また、特定の噴射孔の中心軸線Ｉとノズルの中心軸線Ｈとが交わる角度αをより小さく設定することにより、特定の噴射孔の径を他の噴射孔の径よりも一層大きく設定して、この特定の噴射孔から噴射される洗浄水量を一層増大させることができるから、その分、高圧ホースの径を細く（小さく）して高圧ホースの巻取、巻戻しを行う端末機の一層の小型軽量化を図ることができる。
【００５７】
また高圧ホースの径を細くすることにより、細い排水管の曲りの通過も容易となり、また上述した端末機の小型化と合わせて、洗浄装置の操作性が著しく向上する。
【００５８】
また、洗浄能力を低下させることなく高圧ホースを細くすることで、洗浄液を圧送する圧力発生装置も小型にでき、このため洗浄機全体の小型化、軽量化とともに、その大幅な製造コストダウンを図ることができる。
【００５９】
また洗浄機全体の小型化、軽量化およびその操作性の向上が図れると、このような機器の取扱は高齢者にとっても容易となり、特に就業条件が厳しい高齢者の安定した就業を確保することができる。
【００６０】
また高齢者がこのような洗浄作業に従事すると、その豊富な知識と経験により洗浄作業の質を一層向上させ、洗浄作業全体のレベルアップにつながる。
【００６１】
また、上述した洗浄機の小型軽量化、製造コストの低減、および高齢者による洗浄作業の従事により、客先に提供する排水管の洗浄サービス価格を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本願発明に係わるノズルを示す要部破断面図。
【図２】図２は図１のＡＡ断面図。
【図３】図３はノズルを横管内に配設した状態を示す要部破断面図。
【図４】図４は図３のＢＢ断面図。
【図５】図５は本願発明の作用を示す断面図。
【図６】図６は排水管設備を示す要部断面図。
【図７】図７は本願発明の作用を示す断面図。
【図８】図８は本願発明の作用を示す断面図。
【図９】図９は本願発明の作用を示す断面図。
【図１０】図１０は本願発明の作用を示す断面図。
【図１１】図１１は横管内におけるノズルの作用を示す要部破断面図。
【図１２】図１２は排水管の折れ曲り部におけるノズルの作用を示す要部破断面図。
【図１３】図１３は特定の噴射孔の位置を示す基準ラインを示す高圧ホースの平面図。
【符号の説明】
１…ノズル
２…高圧ホース
６…自在ガイド
１０、１１、１２、１３…噴射孔
３０…基準ライン
Ｈ、Ｉ、Ｊ…中心軸線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in a drain pipe cleaning method and apparatus for cleaning piping equipment such as drain pipes installed in an apartment, a building, and the like.
[0002]
[Prior art]
The head portion arranged at the tip of a conventional high-pressure hose used for cleaning piping equipment has injection holes for ejecting the high-pressure water radially diagonally backward with respect to the traveling direction at a predetermined pitch along the circumferential direction. A plurality of nozzles are formed, and a free guide is provided continuously at the tip of the nozzle.
[0003]
Such a high-pressure hose is housed in a rotating drum as shown in Japanese Utility Model Publication No. 55120380 and Japanese Utility Model Publication No. 49-37403, and is rotated against the high-pressure hose by rotating the rotating drum. Giving rotation.
[0004]
On the other hand, the nozzle connected to the tip of the high-pressure hose described above includes a propulsive force generated by high-pressure water sprayed from the nozzle and a high-pressure hose from a rotating drum as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 54-110658. It advances while rotating in the drainage pipe by the pulling-out operation, thereby cleaning the inner peripheral surface of the pipe.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the drain pipes to be cleaned are roughly divided into vertical pipes and horizontal pipes. However, according to the conventional drain pipe cleaning device described above, the high-pressure hose is rotated in the vertical pipes, so that the high-pressure hose ends. When the connected nozzle is rotated, the nozzle turns along the inner peripheral surface of the vertical tube.
[0006]
In this state, when the high-pressure hose is gradually pulled out from the rotating drum and fed into the vertical pipe, the nozzle advances while spirally turning along the inner peripheral surface of the vertical pipe, and the solid matter adhering to the inner peripheral surface of the vertical pipe is It is pulverized and removed with high-pressure water jetted from
[0007]
On the other hand, when the drain pipe is a horizontal pipe, even if the high-pressure hose is rotated in the horizontal pipe, the nozzle does not rotate along the inner peripheral surface because its own weight acts toward the bottom of the pipe.
[0008]
Therefore, even if the high pressure hose is rotated in the horizontal pipe when the drain pipe is a horizontal pipe, and the high pressure hose is gradually pulled out from the rotating drum and fed into the pipe, the nozzle simply advances linearly along the bottom of the horizontal pipe. Only by doing this, it does not turn spirally along the inner peripheral surface of the horizontal tube, and there is a problem that the cleaning power of the upper portion of the inner surface of the horizontal tube is particularly poor.
[0009]
Moreover, since the injection pressure of the high-pressure water injected from the nozzle injection hole decreases as the distance from the tube wall decreases, the solid matter adhering to the upper portion of the horizontal tube far from the tube bottom is crushed with high-pressure water. In order to pulverize this, a facility for supplying a higher pressure and a larger amount of water is required, and in this respect as well, the conventional one cannot efficiently and uniformly clean the inside of the tube.
[0010]
In view of the circumstances described above, an object of the present invention is to provide a drain pipe cleaning method and apparatus capable of rotating a nozzle along a pipe inner peripheral surface even in a horizontal pipe.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, in the present invention, a nozzle is provided at the tip of the high-pressure hose, a free guide is connected to the tip of the nozzle, and the jetting medium is inclined rearward from a plurality of jet holes drilled in the nozzle. Injecting, generating a propulsive force to the nozzle by the injection force, sending the high-pressure hose into the drainage pipe while rotating the high-pressure hose, turning the nozzle spirally along the inner peripheral surface of the pipe, In the drain pipe cleaning method for cleaning the inside of the pipe with an injection medium injected from a nozzle, the plurality of injection holes include a specific injection hole having a large diameter and a plurality of other injection holes having a diameter smaller than the specific injection hole. The angle α at which the center axis I of the specific injection hole and the center axis H of the nozzle intersect is smaller than the angle β at which the center axis J of the other injection hole and the center axis H of the nozzle intersect. (Α < ) And sets, to adjust the injection quantity of injection medium injected from the plurality of injection holes forming position and the injection holes of the respective component of the injection pressure of each injection medium is injected from the other injection hole Only the specific injection hole is always pressed against the inner peripheral surface of the pipe.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the drain pipe cleaning method and apparatus according to the present invention will be described in detail.
[0013]
FIG. 1 is a fragmentary sectional view of a main portion of a high-pressure hose showing a nozzle 1 applied to a drain pipe cleaning method and apparatus according to the present invention.
[0014]
The nozzle 1 is directly connected to the tip of a high-pressure hose 2 made of a somewhat flexible rigid tube for feeding high-pressure water, such as a stainless steel hose, via a crimp socket 4. A known universal guide 6 is connected to the tip of the nozzle 1.
For details of the universal guide 6, refer to Japanese Patent Laid-Open No. 62-163789 previously filed by the applicant of the present application.
[0015]
As described above, when the nozzle 1 and the high-pressure hose 2 are directly connected via the crimp socket 4, the length L between the connection end 2a of the high-pressure hose 2 and the tip surface 1a of the nozzle 1 can be set short. Therefore, it is possible to remarkably improve the bendability of the high-pressure hose 2 at the bent portion of the pipe which will be described later.
[0016]
On the other hand, as shown in FIG. 2 showing the AA cross section of FIG. 1, four injection holes 10, 11, 12, 13 for injecting high-pressure water made of water or warm water are formed in the rear peripheral surface of the nozzle 1. These injection holes 10, 11, 12, and 13 communicate with the inside of the hose 2 through the shaft hole 1 b of the nozzle 1 and the hose joint 3 as shown in FIG. 1.
In addition, in an Example, the magnitude | size of the diameter of the injection hole 10 located below among such injection holes 10, 11, 12, and 13 as shown in FIG. , 13 so that a large flow rate of high-pressure water is jetted from the jet hole 10.
[0017]
Of the other injection holes 11, 12, 13, the injection hole 12 is formed at a position symmetrical to the injection hole 10 with the center O of the nozzle 1 as the center, and the injection holes 11, 13 have a circumference around O. It is inclined at a predetermined angle in the opposite direction along the direction, and is formed at a symmetrical position with respect to a line segment connecting the injection hole 12 and the center O.
[0018]
In addition, the sum total of the cross-sectional areas of these injection holes 10, 11, 12, and 13 is set to be the same as the sum of the cross-sectional areas of a plurality of injection holes formed in the conventional nozzle.
[0019]
In addition, as shown in FIG. 1, the inclination angle of the central axis I of the large-diameter injection hole 10 with respect to the central axis H of the axial hole 1b of the nozzle 1 is set to α degrees, and the other injection holes 11, 12, The inclination angle of the central axis J with respect to the central axis H of the axial hole 1b of the 13 nozzles 1 is set to β degrees (α <β).
[0020]
The reason why the inclination angle α degree of the injection hole 10 having such a large diameter is set smaller than the inclination angle β degree of the other injection holes 11, 12 and 13 is as shown in FIG. 3. Among the injection pressures F1, F2, F3, F4 (F1> F2 = F3 = F4) of the high-pressure water injected obliquely rearward from the injection holes 10, 11, 12, 13 of the horizontal drain pipe 5 The component force F1 ′ of the injection pressure F1 acting on the inner peripheral surface 5a is set to be relatively small, and the component forces F2 of the injection pressures F2, F3, F4 acting on the pipe inner peripheral surface 5a by F2, F3, F4 are set. This is because ', F3', and F4 'are set to be relatively large and only the injection hole 10 is pressed against the pipe inner peripheral surface 5a.
[0021]
Further, when the inclination angle α degree of the injection hole 10 is set to be small and F1 ′ is set to be relatively small as described above, the force directly acting on the inner peripheral surface of the pipe is reduced and the pipe may be damaged during cleaning. Is reduced as much as possible.
[0022]
When high-pressure water is injected from the injection holes 10, 11, 12, and 13 of the nozzle 1 with the inclination angle set as described above, the horizontal drainage pipe 5 is shown in FIG. Component forces F1 ′, F2 ′, F3 ′, and F4 ′ act on the inner peripheral surface 5a, respectively.
[0023]
At that time, a reaction corresponding to F1 ′, F2 ′, F3 ′, and F4 ′ acts on the nozzle 1 from the inner peripheral surface 5 a of the horizontal drainage pipe 5. If in 5b,
F1 ′ <F2 ″ + F3 ′ + F4 ″ + mg satisfies the condition (1),
And, when the nozzle 1 is on the pipe 5c as shown in FIG.
F1 ′ <F2 ″ + F3 ′ + F4 ″ −mg ... F1 ′, F2 ″, F3 ′, F4 ″ and mg are set so as to satisfy the condition (2),
Here, mg is its own weight acting on the nozzle 1, F2 ″ is a component force acting in the vertical direction of F2 ′, and F4 ″ is a component force acting in the vertical direction of F4 ′. .
[0024]
4 and 5, F2 "" is a component force acting in the horizontal direction of F2 ', and F4 "" is a component force acting in the horizontal direction of F4'. The rotation of the nozzle 1 in the horizontal tube 5 is prevented by each component force acting in the direction.
[0025]
On the other hand, when F1 ′, F2 ″, F3 ′, F4 ″, and mg are set so as to satisfy the above-described expressions (1) and (2) (that is, from the formation positions of the plurality of injection holes and the respective injection holes) When the nozzle 1 is on the tube bottom 5b of the horizontal tube 5, as shown in FIG. 4, the nozzle 1 is injected based on the setting condition of the equation (1). The posture in which only the hole 10 is pressed against the tube bottom 5b is maintained.
[0026]
Further, as shown in FIG. 5, when the nozzle 1 is on the tube 5c of the horizontal tube 5, the nozzle 1 has a posture in which only the injection hole 10 is pressed against the tube 5c based on the setting condition of the expression (2). maintain.
[0027]
When the above-mentioned setting conditions are satisfied, the high-pressure water ejected from the injection hole 10 having the largest diameter in the posture of the nozzle 1 shown in FIG. Since the tube 5 is closest to the tube bottom 5b, the solid matter adhering to the tube bottom 5b of the horizontal tube 5 is efficiently washed by the high-pressure water ejected from the injection hole 10.
[0028]
When warm water is used as high-pressure water, the cleaning efficiency is further improved.
[0029]
Further, in the posture of the nozzle 1 shown in FIG. 5, the high-pressure water ejected from the injection hole 10 having the largest diameter has the largest flow rate, and this injection hole 10 is the largest on the pipe top 5 c of the horizontal pipe 5. Since it approaches, the solid substance adhering to the pipe | tube top 5c of the horizontal pipe 5 will be efficiently wash | cleaned by the high pressure water ejected from this injection hole 10. FIG.
[0030]
Next, the cleaning operation of the drain pipe in the above-described drain pipe cleaning apparatus will be described, and the configuration will be described in more detail.
[0031]
FIG. 6 is a cross-sectional view of the main part of the piping equipment showing the operation of the drain pipe cleaning device according to the present invention.
[0032]
The high-pressure hose 2 continuously connected and fixed to the rear end of the nozzle 1 is connected to a discharge port of a high-pressure pump (not shown) via a terminal 20.
[0033]
This terminal 20 controls the valve that opens and closes the high-pressure water supplied from the high-pressure pump, feeds the high-pressure hose 2 wound around the drum, winds the high-pressure hose 2 around the drum, and rotates the high-pressure hose 2. Do. Details of the terminal 20 are disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 56-36856.
[0034]
The drain pipe 21 is washed by injecting high-pressure water pressurized by a high-pressure pump (not shown) from each injection hole 10, 11, 12, 13 (FIG. 2) of the nozzle 1 attached to the tip of the high-pressure hose 2. .
[0035]
That is, at the same time as the high pressure water jetted obliquely behind the nozzle 1 crushes and separates the deposit a in the pipe, the nozzle 1 is driven by the propulsive force obtained by the jetted high pressure water and the operation of pulling out the high pressure hose 2 manually or automatically. To advance in the tube.
[0036]
At that time, when the high pressure hose 2 is rotated in one direction by the terminal device 20 from the initial position of the nozzle 1 shown in FIG. 4 in the horizontal pipe 5 of the drain pipe 21, the nozzle 1 is linked as shown by an arrow. It rotates clockwise around the shaft hole 1b.
[0037]
When the nozzle 1 rotates, the injection direction of the high-pressure water (F1, F2, F3, F4) injected from the injection holes 10, 11, 12, 13 changes as shown in FIG. In this case, a turning force in the direction of arrow G is generated while maintaining the posture in which only the injection hole 10 is pressed against the pipe inner peripheral surface 5a.
[0038]
In this way, when a turning force in the direction of arrow G is generated while maintaining the posture in which only the injection hole 10 is pressed against the pipe inner peripheral surface 5a, the nozzle 1 has the injection hole 10 as shown in FIG. Always swivels in the horizontal pipe 5 while maintaining the posture facing the pipe inner peripheral surface 5a. Finally, as shown in FIG. 5, the nozzle 1 is located at the position where the injection hole 10 faces the pipe top 5c of the horizontal pipe 5. To reach.
[0039]
As shown in FIG. 5, when the rotation of the high-pressure hose 2 shown in FIG. 6 is stopped when the injection hole 10 of the nozzle 10 reaches the position where the injection hole 10 of the horizontal pipe 5 is opposed to the pipe 5c, the nozzle 10 Stops turning while maintaining the posture in which the injection hole 10 faces the pipe 5c of the horizontal pipe 5.
[0040]
Accordingly, as shown in FIG. 5, the rotation is stopped while maintaining the posture in which the injection hole 10 of the nozzle 10 is opposed to the pipe 5c of the horizontal pipe 5, and then the high-pressure hose 2 is pulled out manually or automatically. For example, since the injection hole 10 of the nozzle 10 advances along the longitudinal direction while facing only the upper pipe 5c of the horizontal pipe 5, the in-pipe deposit a attached to the upper pipe 5c of the horizontal pipe 5 (FIG. 6). Only the high pressure water having the largest flow rate ejected from the ejection hole 10 can be pulverized and separated.
[0041]
Furthermore, by rotating the high-pressure hose 2 from the position of the nozzle 1 shown in FIG. 5 by the terminal device 20 (FIG. 6), the nozzle 1 is further rotated clockwise about the shaft hole 1b as shown by the arrow, During the rotation, the injection direction of the high-pressure water (F1, F2, F3, F4) injected from the injection holes 10, 11, 12, 13 again changes as shown in FIG. The turning in the direction of arrow G is started while maintaining the posture in which only the injection hole 10 is pressed against the pipe inner peripheral surface 5a.
[0042]
In this way, when the nozzle 1 starts turning in the arrow G direction while maintaining the posture in which only the injection hole 10 is pressed against the pipe inner peripheral surface 5a, the nozzle 1 has the injection hole 10 as shown in FIG. The nozzle 1 is swung in the horizontal tube 5 while maintaining a posture that always faces the inner peripheral surface 5a of the tube. Finally, as shown in FIG. 4, the nozzle 1 has an initial position in which the injection hole 10 is opposed to the bottom 5b of the horizontal tube 5. Return to.
[0043]
Therefore, in the horizontal pipe 5 of the drain pipe 21 shown in FIG. 6, as shown in the enlarged view of the main part shown in FIG. No. 1 has the largest injection amount, and is spirally turned in the direction of arrow G while maintaining the posture in which the injection hole 10 is opposed to the inner peripheral surface 5a of the pipe, thereby attaching the internal pipe attached to the inner peripheral surface 5a of the horizontal pipe 5 The kimono is efficiently pulverized and peeled off by the high-pressure water having the largest flow rate.
[0044]
In the vertical main pipe 22 shown in FIG. 6, the high-pressure hose 2 is rotated at a constant speed and the high-pressure hose 2 is pulled out to cause the nozzle 1 to spirally turn on the inner peripheral surface of the pipe.
[0045]
Also in this case, since the nozzle 10 having the largest injection amount rotates spirally while maintaining the posture in which the injection hole 10 is opposed to the inner peripheral surface 22a of the vertical main pipe 22, the nozzle 1 is efficiently attached to the pipe even in the vertical pipe. a will be pulverized and peeled off.
[0046]
As shown in FIG. 1, the nozzle 1 and the high-pressure hose 2 are directly connected via the crimping socket 4, thereby shortening the length L between the connection end 2 a of the high-pressure hose 2 and the tip end face 1 a of the nozzle 1. Since it is set, as shown in FIG. 12, in the bent portion 23 of the drain pipe 21, the curvature of the high-pressure hose 2 in the vicinity of the nozzle 1, that is, the radius of curvature at the time of bending can be set even smaller. The nozzle 1 can smoothly pass through the bent portion 23 of the small-diameter drain pipe, and the bent portion 23 of the small-diameter drain pipe can be cleaned efficiently.
[0047]
In the above embodiment, since the posture in which the injection hole 10 with the largest injection amount is always opposed to the inner peripheral surface of the drainage pipe can be maintained, for example, as shown in FIG. The reference line 30 indicating the position of the injection hole 10 along the longitudinal direction is formed on the peripheral surface of the high-pressure hose 2 corresponding to the position of the injection hole 10 while the high-pressure hose 20 is rotated. The position on the inner peripheral surface of the pipe can be surely known.
[0048]
For this reason, for example, when only the drain pipe is carefully washed, the rotation of the high-pressure hose 2 is stopped at the rotational position where the position of the injection hole 10 reaches the pipe by the reference line 30, and the high-pressure hose is removed therefrom. If 2 is drawn out, only the drain pipe can be carefully cleaned.
[0049]
In the above embodiment, the case where the four injection holes 10, 11, 12, and 13 for injecting high-pressure water into the nozzle 1 are described in detail. However, the above-described formulas (1) and (2) are expressed as a whole. The number of injection holes, the formation position, the size of the diameter, and the like are not limited to those in the embodiment, and various modifications are conceivable.
[0050]
In the above embodiment, the case where a liquid such as water or warm water is used as the spray medium ejected from each of the spray holes 10, 11, 12, 13 of the nozzle 1 is described in detail. However, the present invention is limited to the above embodiment. Instead, a mixture of liquid and gas may be used as the ejection medium.
[0051]
As described above, when a mixture of liquid and gas is used as the ejection medium, when the ejection medium collides with the drain pipe, the mixed gas can be repelled to further improve the cleaning power.
[0052]
Various liquids and gases constituting the ejection medium can be used. For example, water or warm water can be used as the liquid , and air can be used as the gas.
[0053]
【The invention's effect】
As described above, in the drain pipe cleaning method and apparatus of the present invention, the nozzle is arranged on the inner periphery of the pipe so that the specific injection hole always faces the pipe inner peripheral surface among the plurality of injection holes formed in the nozzle. Since the spiral swirl along the surface, the adhering matter fixed to all parts around the tube wall by swirling the nozzle can be crushed with high-pressure water sprayed from the nozzle, Regardless of the vertical pipe, various types of pipes can be cleaned efficiently and completely.
[0054]
In particular, the diameter of the specific injection hole is set to be larger than the diameters of the other injection holes, and the angle α at which the central axis I of the specific injection hole and the central axis H of the nozzle intersect is set as the other injection hole. Since the angle β is set smaller than the angle β (α <β) where the center axis J of the nozzle and the center axis H of the nozzle intersect, the diameter of the specific injection hole that plays the role of cleaning is set to be large. The amount of jet water for pulverizing the deposits can be increased, and the cleaning ability can be greatly improved.
[0055]
In addition, by setting the angle α at which the center axis I of the specific injection hole that plays the role of cleaning and the center axis H of the nozzle intersect, the force acting directly on the pipe wall to be cleaned can be reduced, At this time, the risk of damaging the tube can be reduced as much as possible.
[0056]
Further, by setting the angle α at which the central axis I of the specific injection hole and the central axis H of the nozzle intersect to be smaller, the diameter of the specific injection hole is set to be larger than the diameters of the other injection holes, Since it is possible to further increase the amount of washing water sprayed from this specific spray hole, the size of the terminal that winds and rewinds the high-pressure hose by making the diameter of the high-pressure hose thinner (smaller) accordingly. Weight reduction can be achieved.
[0057]
Further, by narrowing the diameter of the high-pressure hose, it becomes easy to pass through the bend of the thin drain pipe, and the operability of the cleaning device is remarkably improved in conjunction with the downsizing of the terminal.
[0058]
In addition, by reducing the pressure of the high-pressure hose without reducing the cleaning capacity, the pressure generator that pumps the cleaning liquid can be made smaller. be able to.
[0059]
In addition, if the entire washing machine can be reduced in size and weight, and its operability can be improved, the handling of such equipment will be easy for elderly people, and it will be possible to ensure stable employment for elderly people with particularly severe working conditions. it can.
[0060]
In addition, when an elderly person engages in such a cleaning operation, the quality of the cleaning operation is further improved by the abundant knowledge and experience, and the level of the entire cleaning operation is improved.
[0061]
Moreover, the washing service price of the drain pipe provided to the customer can be significantly reduced by reducing the size and weight of the washing machine, reducing the manufacturing cost, and engaging in the washing work by the elderly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a fragmentary sectional view showing a nozzle according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 3 is a fragmentary sectional view showing a state in which a nozzle is disposed in a horizontal tube.
4 is a BB cross-sectional view of FIG. 3;
FIG. 5 is a sectional view showing the operation of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a main part showing a drain pipe facility.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the operation of the present invention.
FIG. 8 is a sectional view showing the operation of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing the operation of the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing the operation of the present invention.
FIG. 11 is a fragmentary sectional view showing the action of a nozzle in a horizontal tube.
FIG. 12 is a fragmentary sectional view showing the action of the nozzle in the bent portion of the drain pipe.
FIG. 13 is a plan view of a high-pressure hose showing a reference line indicating the position of a specific injection hole.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Nozzle 2 ... High pressure hose 6 ... Swivel guide 10, 11, 12, 13 ... Injection hole 30 ... Reference line H, I, J ... Center axis

Claims

高圧ホースの先端にノズルを設け、該ノズルの先端に自在ガイドを連結し、前記ノズルに穿設された複数の噴射孔から噴射媒体を斜め後方に噴射させ、該噴射力によってノズルに推進力を発生させ、前記高圧ホースを回転させつつ該高圧ホースを排水管内に送り出し、前記ノズルを管の内周面に沿って螺旋状に旋回させながら、前記ノズルから噴射する噴射媒体によって管内を洗浄する排水管洗浄方法において、
前記複数の噴射孔は、径の大きい特定の噴射孔と、該特定の噴射孔より径を小さくした複数の他の噴射孔とを有し、
前記特定の噴射孔の中心軸線Ｉと前記ノズルの中心軸線Ｈとが交わる角度αを、他の噴射孔の中心軸線Ｊと前記ノズルの中心軸線Ｈとが交わる角度βよりも小さく（α＜β）設定するとともに、
前記複数の噴射孔の形成位置および各噴射孔から噴射される噴射媒体の噴射量を調整し、
前記他の噴射孔から噴射される各噴射媒体の噴射圧力の各分力によって、前記特定の噴射孔のみを常時管内周面に押し付けるようにしたことを特徴とする排水管洗浄方法。A nozzle is provided at the tip of the high-pressure hose, and a free guide is connected to the tip of the nozzle. Wastewater that is generated and sent out into the drainage pipe while rotating the high-pressure hose, and the nozzle is spirally swung along the inner peripheral surface of the pipe while the inside of the pipe is washed by the jetting medium jetted from the nozzle In the tube cleaning method,
The plurality of injection holes have a specific injection hole having a large diameter and a plurality of other injection holes having a diameter smaller than the specific injection hole,
The angle α at which the center axis I of the specific injection hole and the center axis H of the nozzle intersect is smaller than the angle β at which the center axis J of the other injection hole and the center axis H of the nozzle intersect (α <β )
Adjusting the formation position of the plurality of injection holes and the injection amount of the injection medium injected from each injection hole;
The drain pipe cleaning method, wherein only the specific injection hole is always pressed against the inner peripheral surface of the pipe by each component of the injection pressure of each injection medium injected from the other injection holes.

前記ノズルと前記高圧ホースは圧着ソケットを介して直接連結されていることを特徴とする請求項(1)記載の排水管洗浄方法。The drain pipe cleaning method according to claim 1, wherein the nozzle and the high-pressure hose are directly connected via a crimp socket.

前記高圧ホースの表面には、その長手方向に沿って前記特定の噴射孔の位置を示す基準ラインが形成されていることを特徴とする請求項(1)記載の排水管洗浄方法。The drain pipe cleaning method according to claim 1, wherein a reference line indicating a position of the specific injection hole is formed along a longitudinal direction of the surface of the high pressure hose.

前記噴射媒体は水または温水であることを特徴とする請求項(1)記載の排水管洗浄方法。The drain pipe cleaning method according to claim 1, wherein the ejection medium is water or warm water.

前記噴射媒体を液体と気体との混合体により構成することを特徴とする請求項(1)〜(3)のいずれか一項に記載の排水管洗浄方法。The drainage pipe cleaning method according to any one of claims (1) to (3) , wherein the ejection medium is composed of a mixture of liquid and gas.

前記液体は水または温水であり、前記気体は空気であることを特徴とする請求項(5)記載の排水管洗浄方法。6. The drain pipe cleaning method according to claim 5, wherein the liquid is water or warm water, and the gas is air.

高圧ホースの先端にノズルを設け、該ノズルの先端に自在ガイドを連結し、前記ノズルに穿設された複数の噴射孔から噴射媒体を斜め後方に噴射させ、該噴射力によってノズルに推進力を発生させ、前記高圧ホースを回転させつつ該高圧ホースを排水管内に送り出し、前記ノズルを管の内周面に沿って螺旋状に旋回させながら、前記ノズルから噴射する噴射媒体によって管内を洗浄する排水管洗浄装置において、
前記複数の噴射孔は、径の大きい特定の噴射孔と、該特定の噴射孔より径を小さくした複数の他の噴射孔とを有し、
前記特定の噴射孔の中心軸線Ｉと前記ノズルの中心軸線Ｈとが交わる角度αを、他の噴射孔の中心軸線Ｊと前記ノズルの中心軸線Ｈとが交わる角度βよりも小さく（α＜β）設定するとともに、
前記複数の噴射孔の形成位置および各噴射孔から噴射される噴射媒体の噴射量を調整し、
前記他の噴射孔から噴射される各噴射媒体の噴射圧力の各分力によって、前記特定の噴射孔のみを常時管内周面に押し付けるようにしたことを特徴とする排水管洗浄装置。A nozzle is provided at the tip of the high-pressure hose, and a free guide is connected to the tip of the nozzle. Wastewater that is generated and sent out into the drainage pipe while rotating the high-pressure hose, and the nozzle is spirally swung along the inner peripheral surface of the pipe while the inside of the pipe is washed by the jetting medium jetted from the nozzle In tube cleaning equipment,
The plurality of injection holes have a specific injection hole having a large diameter and a plurality of other injection holes having a diameter smaller than the specific injection hole,
The angle α at which the center axis I of the specific injection hole and the center axis H of the nozzle intersect is smaller than the angle β at which the center axis J of the other injection hole and the center axis H of the nozzle intersect (α <β )
Adjusting the formation position of the plurality of injection holes and the injection amount of the injection medium injected from each injection hole;
The drain pipe cleaning device, wherein only the specific injection hole is constantly pressed against the inner peripheral surface of the pipe by each component of the injection pressure of each injection medium injected from the other injection holes.

前記ノズルと前記高圧ホースは圧着ソケットを介して直接連結されていることを特徴とする請求項(7)記載の排水管洗浄装置。The drain pipe cleaning device according to claim 7, wherein the nozzle and the high-pressure hose are directly connected to each other through a crimp socket.

前記高圧ホースの表面には、その長手方向に沿って前記特定の噴射孔の位置を示す基準ラインが形成されていることを特徴とする請求項(7)記載の排水管洗浄装置。8. The drain pipe cleaning device according to claim 7, wherein a reference line indicating a position of the specific injection hole is formed along a longitudinal direction of the surface of the high pressure hose.

前記噴射媒体は水または温水であることを特徴とする請求項(7)記載の排水管洗浄装置。The drain pipe cleaning device according to claim 7, wherein the ejection medium is water or warm water.

前記噴射媒体を液体と気体との混合体により構成することを特徴とする請求項(7)〜(9)のいずれか一項に記載の排水管洗浄装置。The drain pipe cleaning device according to any one of claims (7) to (9) , wherein the ejection medium is configured by a mixture of a liquid and a gas.

前記液体は水または温水であり、前記気体は空気であることを特徴とする請求項(11)記載の排水管洗浄装置。12. The drain pipe cleaning device according to claim 11, wherein the liquid is water or warm water, and the gas is air.