JP4547906B2 - 描画装置および描画方法、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

描画装置および描画方法、プログラム、並びに記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、描画装置および描画方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、例えば、ネットワークを介して描画情報を共有する場合において、送信側と受信側とのアスペクト比の違いによらず、正確な描画を行うことができるようにする描画装置および描画方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
例えば、複数のユーザがネットワークを介して描画情報を共有する描画アプリケーションにおいては、各ユーザが行った描画に関する描画情報を、ネットワークを介して、他のユーザに送信することにより、すべてのユーザにおいて同期した画面(画像)が表示される。
また、従来より、ネットワークを介して接続された複数の装置において、静止画や動画を同期して表示する画像表示アプリケーションが知られている。
例えば、マイクロソフト社のMSN Messenger(登録商標)には、ホワイトボード共有機能が付随しており、MSN Messengerは、そのホワイトボード共有機能により複数のユーザの端末(コンピュータ)において描画情報を共有し、同期した画面表示を行う。さらに、MSN Messengerによれば、静止画を貼り付け、その静止画上に描画を行った画面を、複数の端末どうしで共有することもできる。従って、MSN Messengerは、描画アプリケーションの機能と、静止画を表示する画像表示アプリケーションの機能の両方を備える複合アプリケーションである、ということができる。
また、描画アプリケーションと画像表示アプリケーションの機能の両方を備える複合アプリケーションとしては、その他、例えば、特許文献1に記載されているテレビ会議システムなどもある。
なお、MSN Messengerは、静止画を表示する機能を有するが、マイクロソフト社のWindows Media(登録商標) Playerなどは、動画を表示する機能を有する。
特開平5−103325号公報
ところで、複数の装置において、上述したような複合アプリケーションにより、コンテンツである画像と描画情報を共有する場合、コンテンツの表示は、複合アプリケーションにおける画像表示アプリケーションの機能に依存することとなる。
即ち、コンテンツが動画と静止画のうちの、特に、動画である場合、画像表示アプリケーションによれば、同一の動画であっても、複数の装置のそれぞれごとに、異なるアスペクト比で表示されることがある。即ち、ある装置では、横対縦が、例えば、16:9のアスペクト比で動画が表示され、他の装置では、例えば、4:3のアスペクト比で動画が表示されることがある。
複数の装置において、同一の動画を同期して表示するだけであれば、このようなアスペクト比の違いは、問題にはならない。
しかしながら、上述したような、コンテンツである画像と描画情報を共有する複合アプリケーションでは、複数の装置それぞれにおけるアスペクト比の違いによって、描画情報によって描画が行われる画面(画像)上の位置がずれてしまうことがある。
即ち、図1は、複合アプリケーションの表示例を示している。
図1においては、複合アプリケーション1と2とが、ネットワーク3を介して、通信可能になっている。
そして、複合アプリケーション1と2では、ネットワーク3を介して、同期情報をやりとりすることにより、同一の動画が同期して表示されている。
但し、複合アプリケーション1では、動画が、例えば16:9のアスペクト比で表示されており、複合アプリケーション2では、複合アプリケーション1で表示されているのと同一(同一内容)の動画が、例えば4:3のアスペクト比で表示されている。
このように、複合アプリケーション1と2とで、同一の動画が同期して表示されている状態において、複合アプリケーション1と2のうちの一方のユーザが、その表示されている動画(画面)上に描画を行うと、その描画に関する描画情報が、ネットワーク3を介して、他方に送信され、他方において、その描画情報に応じた描画が行われる。
図1では、複合アプリケーション1のユーザが、その表示されている動画上に描画を行い、その描画に関する描画情報が、ネットワーク3を介して、複合アプリケーション2に送信され、複合アプリケーション2において、その描画情報に応じた描画が行われている。
ここで、図1において、複合アプリケーション1と2には、花が映っている動画が表示されており、複合アプリケーション1のユーザは、その花の輪郭をなぞるように、描画を行っている。
この場合、複合アプリケーション1から、ネットワーク3を介して、複合アプリケーション2に対して、花の輪郭をなぞるように行われた描画に関する描画情報が送信される。そして、複合アプリケーション2では、その描画情報にしたがって描画が行われるが、複合アプリケーション1と2それぞれで表示される動画のアスペクト比が異なる場合、複合アプリケーション1で行われた描画の座標と、複合アプリケーション2で行われる描画の座標とが(相対的に)異なる値となり、その結果、複合アプリケーション2では、描画が行われる位置が、複合アプリケーション1で描画が行われた位置に対してずれることとなる。
ここで、図1では、複合アプリケーション1と2のアスペクト比が異なっているため、複合アプリケーション1において、動画上の花の輪郭をなぞるように、描画が行われたのにもかかわらず、複合アプリケーション2では、動画上の花の輪郭からずれた位置に描画が行われている。
このように、描画の位置にずれが生じることは、複合アプリケーション1と2のユーザどうしの間での快適な情報共有(意思の疎通)を妨げることになる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ネットワークを介して描画情報を共有する場合において、送信側と受信側とのアスペクト比の違いによらず、位置ずれのない正確な描画を行うことができるようにするものである。
本発明の第1の側面の描画装置、プログラム、又は、記録媒体は、他の装置から送信されてくる位置情報を、表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数の逆関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換手段と、第1の変換位置情報を、第1の関数とは異なる、画像のアスペクト比に応じた第2の関数の逆関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換手段と、第2の変換位置情報にしたがって、表示装置の画面上に描画を行う描画手段とを備える描画装置、そのような描画装置として、コンピュータを機能させるためのプログラム、又は、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明の第1の側面の描画方法は、他の装置から送信されてくる位置情報を、表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数の逆関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換ステップと、第1の変換位置情報を、第1の関数とは異なる、画像のアスペクト比に応じた第2の関数の逆関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換ステップと、第2の変換位置情報にしたがって、表示装置の画面上に描画を行う描画ステップとを含む描画方法である。
本発明の第2の側面の描画装置、プログラム、又は、記録媒体は、ユーザによる描画入力が行われた位置を表す描画入力位置情報を、表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数とは異なる、画像のアスペクト比に応じた第2の関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換手段と、第1の変換位置情報を、第1の関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換手段と、第2の変換位置情報を、ネットワークを介して、他の装置に送信する送信手段とを備える描画装置、そのような描画装置として、コンピュータを機能させるためのプログラム、又は、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明の第2の側面の描画方法は、ユーザによる描画入力が行われた位置を表す描画入力位置情報を、表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数とは異なる、画像のアスペクト比に応じた第2の関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換ステップと、第1の変換位置情報を、第1の関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換ステップと、第2の変換位置情報を、ネットワークを介して、他の装置に送信する送信ステップとを含む描画方法である。
本発明の第1の側面においては、他の装置から送信されてくる位置情報を、表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数の逆関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換し、その第1の変換位置情報を、第1の関数とは異なる、画像のアスペクト比に応じた第2の関数の逆関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する。そして、第2の変換位置情報にしたがって、表示装置の画面上に描画を行う。
本発明の第2の側面においては、ユーザによる描画入力が行われた位置を表す描画入力位置情報を、表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数とは異なる、画像のアスペクト比に応じた第2の関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換し、その第1の変換位置情報を、第1の関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する。そして、第2の変換位置情報を、ネットワークを介して、他の装置に送信する。
本発明によれば、描画の位置のずれを防止して、快適な意思の疎通を図ることが可能となる。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明を適用した描画共有システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図2においては、コンピュータ11とコンピュータ12とがネットワーク3を介して接続され、双方向に通信が可能になっている。
コンピュータ11とコンピュータ12には、後述するように描画を行う描画アプリケーションと、画像を同期して表示する画像表示アプリケーションとの両方の機能を備える複合アプリケーション(プログラム)がインストールされている。
例えば、コンピュータ11と12のユーザが、複合アプリケーションを起動すると、コンピュータ11と12上には、所定のウインドウが表示される。さらに、コンピュータ11と12との間では、動画を同期して表示するための同期情報(例えば、タイムコードなど)が、ネットワーク3を介してやりとりされ、これにより、コンピュータ11と12それぞれのウインドウには、同一の動画が同期して表示される。
なお、ここでは、コンピュータ11と12で表示される動画は、例えば、コンピュータ11と12のそれぞれにあらかじめ記憶されているものとする。但し、その他、例えば、コンピュータ11と12のうちのいずれか一方に、動画を記憶させておき、その動画を一方からネットワーク3を介して他方に送信することにより、コンピュータ11と12で同一の動画を同期して表示することもできる。また、コンピュータ11と12において、ネットワーク3上の図示せぬサーバから動画を受信することにより、同期した動画の表示を行うことも可能である。
例えば、コンピュータ11のユーザが、動画が表示されたウインドウ上に、文字や図形等を描画した場合、コンピュータ11は、その描画された文字や図形等に関する描画情報をネットワーク3を介してコンピュータ12に送信する。コンピュータ12は、ネットワーク3を介してコンピュータ11から送信されてくる描画情報を受信し、その描画情報に応じて描画を行う(コンピュータ11のウインドウに描画されたのと同一の文字や図形を表示する)。
同様にして、コンピュータ12のユーザが、動画が表示されたウインドウ上に、文字や図形等を描画した場合、コンピュータ12は、その描画された文字や図形等に関する描画情報をネットワーク3を介してコンピュータ11に送信する。コンピュータ11は、ネットワーク3を介してコンピュータ12から送信されてくる描画情報を受信し、その描画情報に応じて描画を行う(コンピュータ12のウインドウに描画されたのと同一の文字や図形を表示する)。
なお、ネットワーク3としては、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)などを採用することができる。また、ネットワーク3は、有線、無線のいずれであっても良い。
図3は、図2のコンピュータ11のハードウェア構成例を示すブロック図である。なお、図2のコンピュータ12も、コンピュータ11と同様のハードウェア構成となっている。
CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、およびRAM(Random Access Memory)23は、バス24を介して相互に接続されている。このバス24にはまた、入出力インタフェース25も接続されている。
入出力インタフェース25には、キーボード、マウスなどよりなる入力部26、ディスプレイ27Aやスピーカ27Bなどよりなる出力部27、ハードディスクなどより構成される記憶部28、および通信部29が接続されている。
入出力インタフェース25にはまた、必要に応じてドライブ30が接続され、磁気ディスク31、光ディスク32、光磁気ディスク33、或いは半導体メモリ34が適宜装着され、それらから読み出されたプログラムが、必要に応じて記憶部28にインストールされる。
コンピュータ11にインストールされ、コンピュータ11によって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム格納媒体は、磁気ディスク31(フロッピディスクを含む)、光ディスク32(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク33(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ34などよりなるパッケージメディア、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM22や、記憶部28を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム格納媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
コンピュータ11では、CPU21が、記憶部28にインストールされているプログラムを実行することにより、各種の処理を実行する。
図3では、記憶部28には、描画情報を共有しながら描画を行う描画アプリケーションと、画像を同期して表示する画像表示アプリケーションとの両方の機能を備える複合アプリケーション(プログラム)40がインストールされている。複合アプリケーション40は、画像(静止画、動画)を同期して表示する画像表示プログラム(モジュール)41と、描画情報を共有する描画共有プログラム(モジュール)42とからなる。
また、記憶部28には、画像表示プログラム41によって表示される画像(ここでは、動画と静止画のうちの、例えば、動画とする)も記憶されている。
CPU21は、例えば、ユーザの指示に応じて、図3に示すように、複合アプリケーション40をRAM23にロードして実行する。これにより、コンピュータ11は、他のコンピュータとの間で同期した動画の表示と描画を行う描画装置として機能する。
次に、図4は、図3のCPU21が複合アプリケーション40を実行することによりディスプレイ27Aに表示されるウインドウ11Aの表示例を示している。
複合アプリケーション40が実行されることにより、ディスプレイ27Aには、ウインドウ11Aが表示される。
また、複合アプリケーション40の実行によって、記憶部28に記憶されている動画が再生され、ウインドウ11Aに表示される。
さらに、例えば、コンピュータ11のユーザが、ウインドウ11Aに表示された動画上に丸を描き、その丸に向かう矢印を描くように、入力部26(のマウスなど)を操作した場合、ウインドウ11Aには、図4に示すように、そのような操作(描画)に対応する丸や矢印が表示される。
次に、図5は、図3のCPU21が複合アプリケーション40を実行することによって機能的に実現される描画装置の構成例を示している。
なお、図5においては、描画装置50が図2のコンピュータ11に、描画装置54が図2のコンピュータ12に、それぞれ対応する。
コンピュータ11に対応する描画装置50は、ユーザインタフェース51、画像表示部52、および描画共有部53で構成される。
描画装置50において、ユーザインタフェース51は、例えば、図3の入力部26や出力部27などに対応する。
画像表示部52は、ネットワーク3を介して描画装置54の画像表示部56と同期情報をやりとりし、これにより、記憶部28(図3)に記憶されているコンテンツとしての動画を、ユーザインタフェース51としての出力部27におけるディスプレイ27Aのウインドウ11A上に、描画装置54と同期して表示させる。
描画共有部53は、ユーザインタフェース51としての入力部26(図3)をユーザが操作することにより、ウインドウ11A上に描画を行った場合、ユーザインタフェース51としての出力部27におけるディスプレイ27Aのウインドウ11A上に、そのユーザの操作に対応した文字や図形等の描画を行う(文字や図形等を表示させる)。さらに、描画共有部53は、その描画に関する描画情報を、ネットワーク3を介して、描画装置54に送信する。
また、描画共有部53は、ネットワーク3を介して描画装置54から送信されてくる描画情報を受信し、ユーザインタフェース51としての出力部27におけるディスプレイ27Aのウインドウ11A上に、その描画情報に対応する文字や図形等の描画を行う(文字や図形等を表示させる)。
なお、画像表示部52と描画供給部53は、図3における画像表示プログラム41と描画共有プログラム42に、それぞれ対応する。
コンピュータ12に対応する描画装置54は、ユーザインタフェース55、画像表示部56、および描画共有部57で構成される。ユーザインタフェース55、画像表示部56、描画共有部57は、上述した描画装置50のユーザインタフェース51、画像表示部52、描画共有部53とそれぞれ同様に構成されるので、その説明は省略する。
次に、図6は、図5の描画装置50と54それぞれにおいて表示されるウインドウの表示例を示している。
描画装置50では、ユーザインタフェース51としての出力部27におけるディスプレイ27Aに、ウインドウ11Aが表示される。同様に、描画装置54でも、ユーザインタフェース55としての出力部27におけるディスプレイ27Aに、ウインドウ12Aが表示される。
図5の描画装置50の画像表示部52と、描画装置54の画像表示部56とでは、ネットワーク3を介して、同期情報がやりとりされ、これにより、描画装置50のウインドウ11Aと、描画装置54のウインドウ12Aとでは、同一の動画が同期して表示される。
但し、ウインドウ11Aと12Aに表示される動画のアスペクト比は、例えば、それぞれ、描画装置50と54等に依存する。従って、ウインドウ11Aと12Aに表示される動画のアスペクト比は、同一である場合もあるが、異なっている場合もある。
図6では、例えば、描画装置50のユーザがウインドウ11A上に丸を描き、さらに、その丸に向かって矢印を描いている。この場合、描画装置50の描画共有部53は、その描かれた丸や矢印の描画情報を、ネットワーク3を介して、描画装置54に送信する。
描画装置54の描画共有部57は、描画装置50の描画共有部53からネットワーク3を介して送信されてくる描画情報を受信する。描画共有部57は、その描画情報にしたがい、ウインドウ12A上に、描画装置50のユーザがウインドウ11A上に描画した丸や矢印と同一の丸や矢印を、描画装置50のユーザが描いたように同期して表示する。
描画装置54のユーザが、ウインドウ12A上に描画を行った場合は、描画共有部57が、その描画に関する描画情報を、ネットワーク3を介して、描画共有部53に送信する。そして、描画共有部53は、描画共有部57からの描画情報を受信し、その描画情報にしたがって、ウインドウ11A上に描画を行う。
以上のようにして、ウインドウ11Aと12Aには、同期した描画が行われる。
図7は、図5の描画共有部53の構成例を示すブロック図である。
なお、図5の描画共有部57も、同様に構成される。
受信部61には、ネットワーク3を介して描画装置54から送信されてくる描画情報が供給される。受信部61は、ネットワーク3を介して送信されてくる描画情報を受信し、その描画情報に含まれる、後述する正規化座標(x3,y3)を、正規化座標変換部62に供給する。
正規化座標変換部62は、受信部61から供給される正規化座標(x3,y3)を、後述する裏座標(x2,y2)に変換し、裏座標変換部63に供給する。
裏座標変換部63には、正規化座標変換部62から裏座標(x2,y2)が供給される他、後述する表座標変換部64からも、裏座標(x2,y2)が供給される。裏座標変換部63は、正規化座標変換部62または表座標変換部64から供給される裏座標(x2,y2)を、後述する表座標(x1,y1)に変換し、描画部67に供給する。
表座標変換部64には、ユーザインタフェース51から、ユーザが描画を行った位置を表す表座標としての入力データ(x1,y1)が供給される。表座標変換部64は、ユーザインタフェース51から供給される入力データ(x1,y1)を、裏座標(x2,y2)に変換し、正規化部65および裏座標変換部63に供給する。
正規化部65は、表座標変換部64から供給される裏座標(x2,y2)を、正規化座標(x3,y3)に変換し、送信部66に供給する。
送信部66は、表座標変換部64から供給された正規化座標(x3,y3)を含む描画情報を、ネットワーク3を介して描画装置54に送信する。
描画部67は、裏座標変換部63から供給される表座標(x1,y1)に基づき、描画メモリ68の対応するアドレスに、所定の値を書き込む(描画する)。描画メモリ68は、描画部67からの書き込みにしたがって所定の値を記憶する。
表示制御部69は、描画メモリ68の記憶値にしたがった画像を、ディスプレイ27A(図3)上のウインドウ11Aに表示させる。
従って、描画部67が描画メモリ68に対して描画した内容(書き込んだ値に対応する画像)が、ウインドウ11Aに表示されるので、描画部67は、ディスプレイ27Aの画面上に描画を行っている、ということができる。
次に、表座標、裏座標、正規化座標について説明する。
表座標は、表座標系上の座標であり、裏座標は、表座標系と異なる裏座標系上の座標である。
図8は、表座標系を説明する図である。
表座標系は、コンピュータ11で表示されるウインドウ11A(コンピュータ12で表示されるウインドウ12A)を基準とする座標系である。
即ち、図8において、表座標系は、ウインドウ11A(の表示領域)の左上の端を原点(0,0)として、左から右をx軸の方向とするとともに、上から下をy軸の方向として定義されている。
図8では、ウインドウ11Aの表示領域の横(x軸方向)の長さはw1に、縦(y軸方向)の長さはh1に、それぞれなっている。この表示領域は、ユーザによる描画が可能な描画可能領域でもあり、そのサイズは、ウインドウ11Aがリサイズされることによって変化する。
図8では、ウインドウ11A内に、コンテンツである画像(動画)71が表示されている。画像71は、画像表示部52(図5)によって表示されるもので、図8では、横の長さがb1で、縦の長さがa1の長方形をしている。即ち、画像71のアスペクト比(横:縦)は、b1:a1になっている。画像71のアスペクト比b1:a1は、画像表示部52(56)に対応する画像表示プログラム41(図3)の機能に依存し、コンピュータによって異なることがある。なお、ここでは、画像71の横の長さb1と縦の長さa1は、ウインドウ11Aがリサイズされても、変わらないものとする。但し、画像71の横の長さb1と縦の長さa1は、例えば、そのアスペクト比b1:a1を維持したまま、ウインドウ11Aのリサイズにあわせて変化させることが可能である。
ウインドウ11Aにおいて、画像71は、例えば、ウインドウ11Aとしての長方形の重心と、画像71としての長方形の重心とが一致するように表示される。
従って、画像71の左上の点の座標は、表座標で((w1―b1)/2,(h1―a1)/2)で表される。いま、表座標系の原点(0,0)から点((w1―b1)/2,(h1―a1)/2)へのベクトルを、ベクトルuとする。また、画像71の左上の点からウインドウ11Aの表示領域上のある点(x1,y1)へのベクトルを、ベクトルvとする。
この場合、表座標系において、ベクトルvは、ベクトルuを用いて、式(1)のように表現される。
Figure 0004547906
・・・(1)
次に、図9は、裏座標系を説明する図である。
裏座標系は、裏画面80を基準とする座標系である。
ここで、描画共有部53では、ユーザが、ウインドウ11Aの表示領域内に点を描画したとすると、その点は、すぐにはウインドウ11Aに描画されず、一旦、裏画面80に描画される。
裏画面80は、例えば、すべての描画装置に共通の画面で、図9では、横の長さがw2、縦の長さがh2の長方形状になっている。なお、裏画面80の実体は、例えば、RAM23(図3)上の所定の記憶領域である。
図9において、裏座標系は、裏画面80の左上の端を原点(0,0)として、左から右をx軸の方向とするとともに、上から下をy軸の方向として定義されている。
図9では、裏画面80には、裏コンテンツ画面(領域)81が図示されている。裏コンテンツ画面81は、図8の画像71が表示されている領域に対応する。裏コンテンツ画面81は、横の長さがkb1で、縦の長さがka1の長方形をしている。即ち、裏コンテンツ画面81は、相似比kで、画像71と相似の長方形になっている。ここで、相似比kとしては、例えば、0.6などを採用することができる。
裏画面80において、裏コンテンツ画面81は、例えば、裏画面80としての長方形の重心と、裏コンテンツ画面81としての長方形の重心とが一致するように配置されている。
従って、裏コンテンツ画面81の左上の点の座標は、裏座標系で、((w2―kb1)/2,(h2―ka1)/2))で表される。いま、裏画面80の原点(0,0)から点((w2―kb1)/2,(h2―ka1)/2))へのベクトルを、ベクトルtとする。また、裏コンテンツ画面81の左上の点から、図8の点(x1,y1)に対応する裏画面80上の点(x2,y2)へのベクトルを、ベクトルsとする。
図8の点(x1,y1)が画像71内の点だとすると、画像71としての長方形と裏コンテンツ画面81としての長方形とは、相似比kで相似だから、裏コンテンツ画面81の左上の点から点(x2,y2)へのベクトルsは、図8の画像71の左上の点から点(x1,y1)へのベクトルvを用いて、ベクトルkvで表すことができる。
そして、表座標系上の点(x1,y1)に対応する裏座標系上の点(x2,y2)は、裏座標系の原点(0,0)から裏コンテンツ画面81の左上の点へのベクトルtと、裏コンテンツ画面81の左上の点から点(x2,y2)へのベクトルs(=kv)との和t+kvで表現される。従って、裏座標系上の点(x2,y2)は、対応する表座標系上の点(x1,y1)を用いたベクトルvから、式(2)で表される。
Figure 0004547906
・・・(2)
式(2)は、表座標系上の点(表座標)(x1,y1)を、対応する裏座標系上の点(裏座標)(x2,y2)に変換する関数(写像)fである。
なお、式(2)は、コンピュータ11において表示される画像71のアスペクト比b1:a1に応じて、表座標(x1,y1)を、裏座標(x2,y2)に変換する関数fであり、後述するコンピュータ12において表示される画像のアスペクト比b2:a2に応じて、表座標を、裏座標に変換する関数fと区別するために、関数f1と記載する。
表座標変換部64(図7)は、式(2)の関数f1にしたがい、表座標系上の点としての入力データ(x1,y1)を、裏座標系上の点(x2,y2)に変換する。
一方、図7の裏座標変換部63は、関数f1の逆関数f1 -1により、裏座標系上の点(x2,y2)を、表座標系上の点(x1,y1)に変換する。即ち、裏座標変換部63は、式(2)を、(x1,y1)について解いた式(3)で表される逆関数f1 -1にしたがって、裏座標(x2,y2)を表座標(x1,y1)に変換する。
Figure 0004547906
・・・(3)
なお、図9の裏画面80のw2とh2は、少なくとも、ウインドウ11A(図8)を最大のサイズに最大化したときの任意の点に対応する表座標系上の点が裏画面80の範囲内の点となるような値とされている。
以上のような表座標系と裏座標系は、コンピュータ12で表示されるウインドウ12Aについても、同様に定義することができる。
即ち、図10は、コンピュータ12で表示されるウインドウ12Aを基準とする表座標系を説明する図である。
図10においても、図8における場合と同様に、表座標系は、ウインドウ12A(の表示領域)の左上の端を原点(0,0)として、左から右をx軸の方向とするとともに、上から下をy軸の方向として定義されている。
そして、図10では、ウインドウ12Aの表示領域の横(x軸方向)の長さはw3に、縦(y軸方向)の長さはh3に、それぞれなっている。この表示領域は、ユーザによる描画が可能な描画可能領域でもあり、そのサイズは、ウインドウ12Aがリサイズされることによって変化する。
図10では、ウインドウ12A内に、コンテンツである画像(動画)121が表示されている。画像121は、画像表示部56(図5)によって表示されるもので、図10では、横の長さがb2で、縦の長さがa2の長方形をしている。即ち、画像121のアスペクト比(横:縦)は、b2:a2になっている。
ここで、図5の画像表示部52と56とによって、同一の動画が、それぞれ、ウインドウ11Aと12Aに、画像71(図8)と画像121として表示される場合、b1:a1と、b2:a2とが異なれば、ウインドウ11Aと12Aには、同一の動画像が、異なるアスペクト比で表示されることになる。なお、b1:a1≠b2:a2である場合には、例えば、b1<a1かつb2<a2、またはb1>a1かつb2>a2が成り立つものとする。
ウインドウ12Aにおいて、画像121は、例えば、ウインドウ12Aとしての長方形の重心と、画像121としての長方形の重心とが一致するように表示される。
従って、画像121の左上の点の座標は、表座標で((w3―b2)/2,(h3―a2)/2)で表される。いま、表座標系の原点(0,0)から点((w3―b2)/2,(h3―a2)/2)へのベクトルを、ベクトルuとする。また、画像121の左上の点からウインドウ12Aの表示領域上のある点(x5,y5)へのベクトルを、ベクトルvとする。
この場合、表座標系において、ベクトルvは、ベクトルuを用いて、式(1)に対応する式(4)で表現される。
Figure 0004547906
・・・(4)
一方、図5の描画共有部57でも、上述した描画共有部53における場合と同様に、ユーザが、ウインドウ12Aの表示領域内に点を描画したとすると、その点は、すぐにはウインドウ12Aに描画されず、一旦、裏画面に描画される。
図11は、描画共有部57における裏画面110を示している。
本実施の形態では、裏画面110は、図9の裏画面80と共通(同一)となっており、図9で説明したように、横の長さがw2、縦の長さがh2の長方形状になっている。
そして、図11において、裏座標系は、裏画面110の左上の端を原点(0,0)として、左から右をx軸の方向とするとともに、上から下をy軸の方向として定義されている。
裏画面110には、図9の裏画面80と同様に、裏コンテンツ画面(領域)111が図示されており、この裏コンテンツ画面111は、図10の画像121が表示されている領域に対応する。裏コンテンツ画面111は、横の長さがkb2で、縦の長さがka2の長方形をしている。即ち、裏コンテンツ画面111は、相似比kで、画像121と相似の長方形になっている。ここで、相似比kは、上述したように、例えば、0.6などである。
裏画面110において、裏コンテンツ画面111は、図9の裏コンテンツ画面81と同様に、例えば、裏画面110としての長方形の重心と、裏コンテンツ画面111としての長方形の重心とが一致するように配置されている。
従って、裏コンテンツ画面111の左上の点の座標は、裏座標系で、((w2―kb2)/2,(h2―ka2)/2))で表される。いま、裏画面110の原点(0,0)から点((w2―kb2)/2,(h2―ka2)/2))へのベクトルを、ベクトルtとする。また、裏コンテンツ画面111の左上の点から、図10の点(x5,y5)に対応する裏画面110上の点(x4,y4)へのベクトルを、ベクトルsとする。
図10の点(x5,y5)が画像121内の点だとすると、画像121としての長方形と裏コンテンツ画面111としての長方形とは、相似比kで相似だから、裏コンテンツ画面111の左上の点から点(x4,y4)へのベクトルsは、図10の画像121の左上の点から点(x5,y5)へのベクトルvを用いて、ベクトルkvで表すことができる。
そして、表座標系上の点(x5,y5)に対応する裏座標系上の点(x4,y4)は、ベクトルtとベクトルs(=kv)との和t+kvで表現される。従って、裏座標系上の点(x4,y4)は、対応する表座標系上の点(x5,y5)を用いたベクトルvから、式(2)に対応する式(5)で表される。
Figure 0004547906
・・・(5)
式(5)も、式(2)と同様に、表座標(x5,y5)を、対応する裏座標(x4,y4)に変換する関数(写像)fである。
なお、式(5)は、コンピュータ12において表示される画像121のアスペクト比b2:a2に応じて、表座標を、裏座標に変換する関数fであり、上述したコンピュータ11において表示される画像71のアスペクト比b1:a1に応じて、表座標を、裏座標に変換する式(2)の関数f1と区別するために、関数f2と記載する。
一方、裏座標(x4,y4)は、式(5)の関数f2の逆関数f2 -1、即ち、式(5)を、(x5,y5)について解いた式(6)で表される逆関数f2 -1により、表座標(x5,y5)に変換することができる。
Figure 0004547906
・・・(6)
ここで、図8に示した画像71と、図9に示した、その画像71に対応する裏コンテンツ画面81とは、上述したように相似であり、裏コンテンツ画面81は、画像71のアスペクト比b1:a1を維持している。このため、コンピュータ11(描画装置50)において、表座標(x1,y1)を、裏座標(x2,y2)に変換する式(2)の関数f1は、ウインドウ11Aに表示される画像71(図8)のアスペクト比b1:a1を維持しながら、表座標(x1,y1)を、裏座標(x2,y2)に変換する。従って、式(2)の関数f1は(式(3)の逆関数f1 -1も同様)、いわば、画像71のアスペクト比b1:a1に応じた関数ということができる。
同様の理由により、式(5)の関数f2は、ウインドウ12Aに表示される画像121(図10)のアスペクト比b2:a2を維持しながら、表座標(x5,y5)を、裏座標(x4,y4)に変換する。従って、式(5)の関数f2も(式(6)の逆関数f2 -1も同様)、画像121のアスペクト比b2:a2に応じた関数ということができる。
いま、図5において、仮に、描画装置50と54とで、裏座標(x2,y2)((x4,y4))をやりとりすることにより、ウインドウ11Aと12Aに、同期した描画が行われるものとすると、例えば、描画装置50のユーザが、ウインドウ11A上の表座標(x1,y1)で表される点を描画した場合、描画装置50は、その表座標(x1,y1)を、式(2)の関数f1により裏座標(x2,y2)に変換し、描画装置54に送信する。
描画装置54は、描画装置50からの裏座標(x2,y2)を受信し、その裏座標(x2,y2)を、式(6)における裏座標(x4,y4)として、式(6)の逆関数f2 -1により、表座標(x5,y5)に変換する。そして、描画装置54は、その表座標(x5,y5)で表されるウインドウ12A上の位置に、点を描画(表示)する。
描画装置50が描画装置54に送信する裏座標(x2,y2)と、描画装置54が描画装置50から受信して、式(6)の逆関数f2 -1により表座標(x5,y5)に変換する裏座標(x4,y4)とは、同一の座標である。即ち、描画装置50が描画装置54に送信する裏画面80(図9)上の裏座標(x2,y2)と、描画装置54が描画装置50から受信して、式(6)の逆関数f2 -1により表座標(x5,y5)に変換する裏画面110(図11)上の裏座標(x4,y4)とは、同一の座標である。
しかしながら、裏座標(x2,y2)は、描画装置50において、表座標(x1,y1)を、画像71のアスペクト比b1:a1に応じた式(2)の関数f1で変換したものである。さらに、その裏座標(x2,y2)と同一の裏座標(x4,y4)は、描画装置54において、画像121のアスペクト比b2:a2に応じた式(6)の逆関数f2 -1で、表座標(x5,y5)に変換される。
従って、描画装置50で表示される画像71のアスペクト比b1:a1と、描画装置54で表示される画像121のアスペクト比b2:a2とが異なる場合、描画装置50における表座標(x1,y1)と、描画装置54における表座標(x5,y5)とが一致せず、描画装置50でユーザが描画した点と、その描画に対応して描画装置54で描画される点との間に位置ずれが生じる。
そこで、図5の描画装置50と54(描画共有部53と57)では、裏座標を、ディスプレイ27A(ウインドウ11Aおよび12A)に表示される画像のアスペクト比を正規化する関数gによって変換し、その変換後の座標を送受信することによって、上述のような位置ずれが生じることを防止するようになっている。
ここで、画像のアスペクト比を正規化する関数gによって裏座標を変換して得られる座標を、正規化座標という。
正規化座標は、正規化座標系上の座標であり、正規化座標系は、仮想的な正規化画面を基準とする座標系である。
図12および図13は、正規化座標系を説明する図である。
即ち、図12は、描画装置50(の描画共有部53)におけるウインドウ11A、裏画面80、および正規化画面90を示しており、図13は、描画装置54(の描画共有部57)におけるウインドウ12A、裏画面110、および正規化画面100を示している。
なお、図12におけるウインドウ11Aと裏画面80は、図8に示したウインドウ11Aと図9に示した裏画面80とそれぞれ同様であるため、その説明は省略する。また、図13におけるウインドウ12Aと裏画面110も、図10に示したウインドウ12Aと図11に示した裏画面110とそれぞれ同様であるため、その説明は省略する。
描画装置50の描画共有部53では、図12に示すように、ウインドウ11A上の表座標(x1,y1)で表される点に、ユーザが描画を行った場合、その表座標(x1,y1)が、式(2)の関数f1によって、裏座標(x2,y2)に変換される。さらに、描画装置50では、その裏座標(x2,y2)が、描画装置50で表示される画像71のアスペクト比を正規化する関数g1によって、正規化座標系上の座標である正規化座標(x3,y3)に変換され、描画装置54に送信される。
ここで、描画装置50において、正規化座標系は、図12に示すように、仮想的な正規化画面90を基準とする座標系である。
図12では、正規化画面90は、例えば、裏画面80と同一、即ち、横の長さがw2、縦の長さがh2の長方形状になっている。但し、正規化画面90は、裏画面80と同一でなくてもかまわない。
図12において、正規化座標系は、正規化画面90の左上の端を原点(0,0)として、左から右をx軸の方向とするとともに、上から下をy軸の方向として定義されている。
図12では、正規化画面90には、正規化コンテンツ画面(領域)91が図示されている。正規化コンテンツ画面91は、ウインドウ11A上の画像71が表示されている領域(裏画面80の裏コンテンツ画面81)のアスペクト比b1:a1を、例えば、1:1に正規化することにより得られる領域で、横と縦の長さが同一になっている。
即ち、図12では、正規化コンテンツ画面91は、例えば、縦の長さが、裏コンテンツ画面81の縦の長さと同一のka1で、横の長さもka1の正方形をしている。従って、正規化コンテンツ画面91のアスペクト比は、1:1である。但し、正規化コンテンツ画面91のアスペクト比は(後述する正規化コンテンツ画面100についても同様)、1:1に限定されるものではない。
正規化画面90において、正規化コンテンツ画面91は、例えば、正規化画面90としての長方形の重心と、正規化コンテンツ画面91としての正方形の重心とが一致するように配置されている。
図12では、正規化コンテンツ画面91の縦の長さka1と、裏コンテンツ画面81の縦の長さka1とが同一であり、正規化コンテンツ画面91の横の長さka1と、裏コンテンツ画面81の横の長さkb1とが異なっている。従って、裏コンテンツ画面81を左右に2等分する線である中心線上の裏座標(x2,y2)と、正規化コンテンツ画面91を左右に2等分する線である中心線上の正規化座標(x3,y3)とは一致する。
また、裏コンテンツ画面81を中心線によって2等分して得られる左の領域または右の領域は、正規化コンテンツ画面91を中心線によって左右に2等分して得られる左の領域または右の領域にそれぞれ対応する。従って、裏コンテンツ画面81の左の領域内の点は、正規化コンテンツ画面91の左の領域内の点に変換し、裏コンテンツ画面81の右の領域内の点は、正規化コンテンツ画面91の右の領域内の点に変換する必要がある。
図12では、正規化コンテンツ画面91は、縦の長さka1が、裏コンテンツ画面81の縦の長さka1と同一で、横の長さka1が、裏コンテンツ画面81の横の長さkb1と異なっており、正規化コンテンツ画面91は、裏コンテンツ画面81を、いわば横方向に伸縮した領域である。
従って、裏コンテンツ画面81の左または右の領域内の点(x2,y2)を、正規化コンテンツ画面91の左または左の領域内の点(x3,y3)にそれぞれ変換するには、y座標は、そのままで、x座標を、裏コンテンツ画面81と正規化コンテンツ画面のx方向の長さ(横の長さ)の比b1:a1に応じて移動(伸縮)すれば良い。
即ち、裏画面80上の点(裏座標)(x2,y2)は、式(7)に示す関数g1によって、正規化画面90上の点(正規化座標)(x3,y3)に変換することができる。
Figure 0004547906
・・・(7)
なお、正規化画面90上の正規化座標(x3,y3)は、式(7)を(x2,y2)について解いた逆関数g1 -1、即ち、式(8)によって、裏画面80上の裏座標(x2,y2)に変換することができる。
Figure 0004547906
・・・(8)
描画装置54の描画共有部57でも、描画装置50の描画共有部53と同様に、ウインドウ12A上の表座標(x5,y5)で表される点に、ユーザが描画を行った場合、図13に示すように、その表座標(x5,y5)が、式(5)の関数f2によって、裏座標(x4,y4)に変換される。さらに、描画装置54では、その裏座標(x4,y4)が、描画装置54で表示される画像121のアスペクト比を正規化する関数g2によって、正規化座標系上の座標である正規化座標(x3,y3)に変換され、描画装置50に送信される。
ここで、描画装置54において、正規化座標系は、図13に示すように、仮想的な正規化画面100を基準とする座標系である。
図13では、正規化画面100は、例えば、裏画面110と同一の、横の長さがw2、縦の長さがh2の長方形状になっている。但し、正規化画面100は、裏画面110と同一でなくてもかまわない。
図13において、正規化座標系は、正規化画面100の左上の端を原点(0,0)として、左から右をx軸の方向とするとともに、上から下をy軸の方向として定義されている。
図13では、正規化画面100には、正規化コンテンツ画面(領域)101が図示されている。正規化コンテンツ画面101は、ウインドウ12A上の画像121が表示されている領域(裏画面110の裏コンテンツ画面111)のアスペクト比b2:a2を、図12における場合と同様に、1:1に正規化することにより得られる領域で、横と縦の長さが同一になっている。
即ち、図13では、正規化コンテンツ画面101は、例えば、縦の長さが、裏コンテンツ画面111の縦の長さと同一のka2で、横の長さもka2の正方形をしている。従って、正規化コンテンツ画面101のアスペクト比は、1:1である。
正規化画面100において、正規化コンテンツ画面101は、例えば、正規化画面100としての長方形の重心と、正規化コンテンツ画面101としての正方形の重心とが一致するように配置されている。
そして、正規化コンテンツ画面101は、縦の長さka2が、裏コンテンツ画面111の縦の長さka2と同一で、横の長さka2が、裏コンテンツ画面111の横の長さkb2と異なっている。従って、正規化コンテンツ画面101も、図12の正規化コンテンツ画面91と同様には、裏コンテンツ画面111を、横方向に伸縮した領域である。
裏画面110上の点(裏座標)(x4,y4)は、式(7)と同様にして導かれる式(9)に示す関数g2によって、正規化画面100上の点(正規化座標)(x3,y3)に変換することができる。
Figure 0004547906
・・・(9)
なお、正規化画面100上の正規化座標(x3,y3)は、式(9)を(x4,y4)について解いた逆関数g2 -1、即ち、式(10)によって、裏画面110上の裏座標(x4,y4)に変換することができる。
Figure 0004547906
・・・(10)
描画装置50と54とは、以上のような正規化座標(x3,y3)をやりとりすることで、位置ずれのない描画を行う。
即ち、図14は、図5の描画装置50の描画共有部53と、描画装置54の描画共有部57で行われる処理を説明する図である。
なお、図14では、説明を簡単にするため、裏画面80上の裏コンテンツ画面81の縦の長さka1と、裏画面110上の裏コンテンツ画面111の縦の長さka2とが同一としてある。従って、図14では、裏コンテンツ画面81に対応する正規化コンテンツ画面91と、裏コンテンツ画面111に対応する正規化コンテンツ画面101とが、同一となっている。
例えば、描画装置50において、ユーザが、ウインドウ11A上の表座標(x1,y1)で表される点に描画を行った場合、描画共有部53は、その表座標(x1,y1)を、式(2)の関数f1によって、裏座標(x2,y2)に変換する。さらに、描画共有部53は、その裏座標(x2,y2)を、式(7)の関数g1によって、正規化座標(x3,y3)に変換し、その正規化座標(x3,y3)を含む描画情報を、描画装置54に送信する。
描画装置54では、描画共有部57が、描画共有部53からの描画情報を受信し、その描画情報に含まれる正規化座標(x3,y3)を、式(10)の逆関数g2 -1によって、裏座標(x4,y4)に変換する。さらに、描画共有部57は、裏座標(x4,y4)を、式(6)の逆関数f2 -1によって、表座標(x5,y5)に変換し、ウインドウ12A上の表座標(x5,y5)で表される位置に、点を描画する。
一方、例えば、描画装置54において、ユーザが、ウインドウ12A上の表座標(x5,y5)で表される点に描画を行った場合、描画共有部57は、その表座標(x5,y5)を、式(5)の関数f2によって、裏座標(x4,y4)に変換する。さらに、描画共有部57は、その裏座標(x4,y4)を、式(9)の関数g2によって、正規化座標(x3,y3)に変換し、その正規化座標(x3,y3)を含む描画情報を、描画装置50に送信する。
描画装置50では、描画共有部53が、描画共有部57からの描画情報を受信し、その描画情報に含まれる正規化座標(x3,y3)を、式(8)の逆関数g1 -1によって、裏座標(x2,y2)に変換する。さらに、描画共有部53は、裏座標(x2,y2)を、式(3)の逆関数f1 -1によって、表座標(x1,y1)に変換し、ウインドウ11A上の表座標(x1,y1)で表される位置に、点を描画する。
次に、図15のフローチャートを参照して、図7の描画共有部53が描画情報を描画装置54に送信する処理について説明する。
なお、図15の処理は、描画装置50(コンピュータ11)のユーザが、ウインドウ11A上に何らかの描画を行い、これにより、ユーザインタフェース51から、その描画が行われた表座標上の位置を表す入力データ(座標)(x1,y1)が供給されると開始される。
ステップS1において、表座標変換部64は、ユーザインタフェース51から供給された入力データ(x1,y1)を、ウインドウ11Aに表示される画像71のアスペクト比b1:a1に応じた関数f1、即ち、式(2)にしたがって、裏座標(x2,y2)に座標変換し、裏座標変換部63と正規化部65に供給して、ステップS2に進む。
ここで、裏座標変換部63は、表座標変換部64から裏座標(x2,y2)が供給されると、その裏座標(x2,y2)を、関数f1の逆関数f1 -1、即ち、式(3)にしたがって、表座標(x1,y1)に座標変換し、描画部67に供給する。描画部67では、裏座標変換部63から供給される表座標(x1,y1)に基づき、描画メモリ68の対応するアドレスに、所定の値が書き込まれる(描画される)。表示制御部69は、描画メモリ68の記憶値にしたがった画像を、ディスプレイ27A(図3)上のウインドウ11Aに表示させる。これにより、ウインドウ11Aには、入力データ(x1,y1)に対応する点が描画される。
なお、このとき裏座標変換部63において得られる表座標(x1,y1)は、入力データ(x1,y1)と同一である。
ステップS2において、正規化部65は、表座標変換部64から供給される裏座標(x2,y2)を、ウインドウ11Aに表示される画像71のアスペクト比b1:a1を正規化する関数g1、即ち、式(7)にしたがって、正規化座標(x3,y3)に変換し、送信部66に供給して、ステップS3に進む。
ステップS3では、送信部66は、正規化部65から供給される正規化座標(x3,y3)を含む描画情報を、ネットワーク3を介して描画装置54(の描画共有部57)(図5)に送信して、処理を終了する。
なお、図15のフローチャートにしたがった処理は、描画共有部53の他、描画装置54の描画共有部57でも行われる。
次に、図16のフローチャートを参照して、図7の描画共有部53が、描画装置54の描画共有部57から送信されてくる描画情報に応じて行う処理について説明する。
描画装置54の描画共有部57からネットワーク3を介して描画情報が送信されてくると、ステップS11において、受信部61は、その描画情報を受信し、その描画情報に含まれる正規化座標(x3,y3)を、正規化座標変換部62に供給して、ステップS12に進む。
即ち、描画装置54の描画共有部57は、図15で説明したのと同様の処理を行うことにより、描画装置54(コンピュータ12)のユーザが行った描画に対応する、正規化座標(x3,y3)を含む描画情報を送信してくるので、ステップS11では、受信部61は、そのようにして送信されてくる描画情報を受信する。
ステップS12では、正規化座標変換部62は、受信部61からの正規化座標(x3,y3)を、ウインドウ11Aに表示される画像71のアスペクト比b1:a1を正規化する関数g1の逆関数g1 -1、即ち、式(8)にしたがって、裏座標(x2,y2)に座標変換し、裏座標変換部63に供給して、ステップS13に進む。
ステップS13では、裏座標変換部63は、正規化座標変換部62から裏座標(x2,y2)を、関数f1の逆関数f1 -1、即ち、式(3)にしたがって、表座標(x1,y1)に座標変換し、描画部67に供給して、ステップS14に進む。
ステップS14では、描画部67が、裏座標変換部63から供給される表座標(x1,y1)に基づき、描画メモリ68の対応するアドレスに、所定の値を書き込み(描画し)、表示制御部69は、描画メモリ68の記憶値にしたがった画像を、ディスプレイ27A(図3)上のウインドウ11Aに表示させ、処理を終了する。
以上のように、描画装置50では、描画装置54からネットワーク3を介して送信されてくる正規化座標(x3,y3)を、ディスプレイ27Aに表示される画像71のアスペクト比b1:a1を正規化する関数g1の逆関数g1 -1にしたがって、裏座標(x2,y2)に変換し、さらに、その裏座標(x2,y2)を、関数g1とは異なる、画像71のアスペクト比b1:a1に応じた関数f1の逆関数f1 -1にしたがって、表座標(x1,y1)に変換し、その表座標(x1,y1)にしたがって、ディスプレイ27Aの画面上に描画を行うので、描画情報の送信側である描画装置54と、その受信側である描画装置50とのアスペクト比の違いによらず、位置ずれのない正確な描画を行うことができる。
また、描画装置50では、ユーザによる描画入力が行われた位置を表す入力データとしての表座標(x1,y1)を、ディスプレイ27Aに表示される画像71のアスペクト比b1:a1を正規化する関数g1とは異なる、そのアスペクト比b1:a1に応じた関数f1にしたがって、裏座標(x2,y2)に変換し、さらに、その裏座標(x2,y2)を、関数g1にしたがって、正規化座標(x3,y3)に変換し、その正規化座標(x3,y3)を、ネットワーク3を介して、描画装置54に送信するので、描画装置50が描画情報の送信側となるとともに、描画装置54がその受信側となった場合も、位置ずれのない正確な描画を行うことができる。
従って、描画装置50と54のユーザどうしでは、快適な情報共有(意思の疎通)を図ることができる。
なお、本実施の形態では、描画装置50において、ユーザが描画した入力データ(x1,y1)を、一旦、裏座標(x2,y2)に座標変換し、その後、さらに表座標(x1,y1)に座標変換して、描画部67において、その表座標(x1,y1)にしたがった描画を行うようにしたが、描画部67では、直接、入力データ(x1,y1)にしたがった描画を行うようにすることも可能である。
さらに、本実施の形態では、描画装置50と54の2ユーザの間で、ネットワーク3を介した描画情報の共有を行うこととしたが、ネットワーク3を介した描画情報の共有は、その他、3以上のユーザどうしの間で行うようにすることも可能である。
また、例えば、複数のユーザがネットワークを介して描画情報を共有する場合、ネットワーク3を介しての描画情報の伝送方法としては、例えば、描画情報を、順次、あるユーザから別のユーザへの伝送を繰り返し行う、いわばバケツリレー方式を採用してもよいし、あるユーザのコンピュータがサーバとして機能し、そのサーバがその他のユーザのコンピュータであるクライアントとの描画情報のやりとりを行う方式を採用することも可能である。
さらに、本実施の形態においては、裏画面80と110とを、共通の大きさ(同一の大きさ)としたが、裏画面80と110とは、異なる大きさであっても良い。正規化画面90と100についても、同様である。
従来の複合アプリケーションにおける描画を説明する図である。 本発明を適用した描画共有システムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 コンピュータ11のハードウェア構成例を示すブロック図である。 ウインドウ11Aの表示例を示す図である。 描画装置50および54の構成例を示すブロック図である。 ウインドウ12Aとウインドウ12Aの表示例を示す図である。 描画共有部53の構成例を示すブロック図である。 表座標系を説明する図である。 裏座標系座標系を説明する図である。 表座標系を説明する図である。 裏座標系座標系を説明する図である。 正規化座標系を説明する図である。 正規化座標系を説明する図である。 描画共有部53と57で行われる処理を説明する図である。 描画共有部53の処理を説明するフローチャートである。 描画共有部53の処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
3 ネットワーク, 11,12 コンピュータ, 11A,12A ウインドウ, 21 CPU, 22 ROM, 23 RAM, 24 バス, 25 入出力インタフェース, 26 入力部, 27 出力部, 27A ディスプレイ, 27B スピーカ, 28 記憶部, 29 通信部, 30 ドライブ, 31 磁気ディスク, 32 光ディスク, 33 光磁気ディスク, 34 半導体メモリ, 40 複合アプリケーション, 41 画像表示プログラム, 42 描画共有プログラム, 50 描画装置, 51 ユーザインタフェース, 52 画像表示部, 53 描画共有部, 54 描画装置, 55 ユーザインタフェース, 56 画像表示部, 57 描画共有部, 61 受信部, 62 正規化座標変換部, 63 裏座標変換部, 64 表座標変換部, 65 正規化部, 66 送信部, 67 描画部, 68 描画メモリ, 69 表示制御部

Claims (9)

  1. 他の装置からネットワークを介して送信されてくる、描画を行う位置を表す位置情報に応じて、画像を表示する表示装置の画面上に描画を行う描画装置において、
    前記他の装置から送信されてくる前記位置情報を、前記表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数の逆関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換位置情報を、前記第1の関数とは異なる、前記画像のアスペクト比に応じた第2の関数の逆関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換手段と、
    前記第2の変換位置情報にしたがって、前記表示装置の画面上に描画を行う描画手段と
    を備える画装置。
  2. 前記表示装置の画面上へのユーザの描画入力が行われた位置を表す描画入力位置情報を、前記第2の関数に基づいて、第3の変換位置情報に変換する第3の変換手段と、
    前記第3の変換位置情報を、前記第1の関数に基づいて、第4の変換位置情報に変換する第4の変換手段と、
    前記第4の変換位置情報を、前記ネットワークを介して、前記他の装置に送信する送信手段と
    をさらに備える求項1に記載の描画装置。
  3. 他の装置からネットワークを介して送信されてくる、描画を行う位置を表す位置情報に応じて、画像を表示する表示装置の画面上に描画を行う描画方法において、
    前記他の装置から送信されてくる前記位置情報を、前記表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数の逆関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換ステップと、
    前記第1の変換位置情報を、前記第1の関数とは異なる、前記画像のアスペクト比に応じた第2の関数の逆関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換ステップと、
    前記第2の変換位置情報にしたがって、前記表示装置の画面上に描画を行う描画ステップと
    を含む画方法。
  4. 他の装置からネットワークを介して送信されてくる、描画を行う位置を表す位置情報に応じて、画像を表示する表示装置の画面上に描画を行う描画処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    前記他の装置から送信されてくる前記位置情報を、前記表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数の逆関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換位置情報を、前記第1の関数とは異なる、前記画像のアスペクト比に応じた第2の関数の逆関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換手段と、
    前記第2の変換位置情報にしたがって、前記表示装置の画面上に描画を行う描画手段
    して、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  5. 他の装置からネットワークを介して送信されてくる、描画を行う位置を表す位置情報に応じて、画像を表示する表示装置の画面上に描画を行う描画処理を、コンピュータに行わせるプログラムが記録されている記録媒体において、
    前記他の装置から送信されてくる前記位置情報を、前記表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数の逆関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換位置情報を、前記第1の関数とは異なる、前記画像のアスペクト比に応じた第2の関数の逆関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換手段と、
    前記第2の変換位置情報にしたがって、前記表示装置の画面上に描画を行う描画手段
    して、コンピュータを機能させるためのプログラム記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  6. 画像を表示する表示装置の画面上へのユーザの描画入力に応じて、前記表示装置の画面上に描画を行う描画装置において、
    前記ユーザによる描画入力が行われた位置を表す描画入力位置情報を、前記表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数とは異なる、前記画像のアスペクト比に応じた第2の関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換位置情報を、前記第1の関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換手段と、
    前記第2の変換位置情報を、ネットワークを介して、他の装置に送信する送信手段と
    を備える画装置。
  7. 画像を表示する表示装置の画面上へのユーザの描画入力に応じて、前記表示装置の画面上に描画を行う描画方法において、
    前記ユーザによる描画入力が行われた位置を表す描画入力位置情報を、前記表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数とは異なる、前記画像のアスペクト比に応じた第2の関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換ステップと、
    前記第1の変換位置情報を、前記第1の関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換ステップと、
    前記第2の変換位置情報を、ネットワークを介して、他の装置に送信する送信ステップと
    を含む画方法。
  8. 画像を表示する表示装置の画面上へのユーザの描画入力に応じて、前記表示装置の画面上に描画を行う描画処理をコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    前記ユーザによる描画入力が行われた位置を表す描画入力位置情報を、前記表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数とは異なる、前記画像のアスペクト比に応じた第2の関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換位置情報を、前記第1の関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換手段と、
    前記第2の変換位置情報を、ネットワークを介して、他の装置に送信する送信手段
    して、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 画像を表示する表示装置の画面上へのユーザの描画入力に応じて、前記表示装置の画面上に描画を行う描画処理をコンピュータに行わせるプログラムが記録されている記録媒体において、
    前記ユーザによる描画入力が行われた位置を表す描画入力位置情報を、前記表示装置に表示される画像のアスペクト比を正規化する第1の関数とは異なる、前記画像のアスペクト比に応じた第2の関数にしたがって、第1の変換位置情報に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換位置情報を、前記第1の関数にしたがって、第2の変換位置情報に変換する第2の変換手段と、
    前記第2の変換位置情報を、ネットワークを介して、他の装置に送信する送信手段
    して、コンピュータを機能させるためのプログラム記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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