JP4547098B2 - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ Download PDF

Info

Publication number
JP4547098B2
JP4547098B2 JP2001039571A JP2001039571A JP4547098B2 JP 4547098 B2 JP4547098 B2 JP 4547098B2 JP 2001039571 A JP2001039571 A JP 2001039571A JP 2001039571 A JP2001039571 A JP 2001039571A JP 4547098 B2 JP4547098 B2 JP 4547098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
insulator
spark plug
component
alumina
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001039571A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002246144A (ja
Inventor
禎広 山元
邦治 田中
桂 松原
正也 伊藤
博人 伊藤
健二 布目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2001039571A priority Critical patent/JP4547098B2/ja
Publication of JP2002246144A publication Critical patent/JP2002246144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4547098B2 publication Critical patent/JP4547098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスパークプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車等に使用される内燃機関の高出力化に伴い、燃焼室内における吸気及び排気バルブの占有面積も拡大してきている。そのため、混合気に点火するためのスパークプラグはその小型化が必要とされている上、ターボチャージャー等の過給装置等により、燃焼室内の温度も上昇する傾向にあるので、その絶縁体は耐熱性に優れたアルミナ質の絶縁材料で構成されたものが一般に使用されている。また、スパークプラグ用の絶縁体としてアルミナ質のものが使用される別の重要な理由として、アルミナが高温での耐電圧特性に優れていることが挙げられる。しかしながら、近年ではスパークプラグの小型化に伴い、絶縁体の厚みも薄くなる傾向にあり、さらに耐電圧特性に優れた絶縁体が求められている。
【0003】
例えば、スパークプラグ用絶縁体の材料として従来、SiO−CaO−MgOの三元系焼結助剤を用いたアルミナセラミックが多く使用されてきた。しかし、この種の焼結助剤は、セラミック中に低融点のガラス質粒界相を形成することから、高温下で高電圧が印加されると絶縁破壊を生じやすい問題がある。また、バイヤー法等で製造されたアルミナ原料中には、製法上の理由により相当量のNa成分が不可避的に混入しているが、このNa成分は粒界相中に溶け込んで耐電圧を下げる原因ともなる。
【0004】
そこで、耐電圧特性向上のためにアルミナの含有率を95〜98質量%にまで増加させた絶縁体や、あるいは低ソーダアルミナ使用により、Na含有率を低くした絶縁体、さらにはYあるいはLa等の希土類元素成分を配合して高融点粒界相を生成させ、耐電圧特性を改善した絶縁体(例えば特開昭63−190753号公報)などが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらはいずれも製法あるいは原料のコストが一般のアルミナ質セラミックよりも割高であり、性能面の改善と引き換えに最終的なスパークプラグの価格が高騰する問題を避けがたい。
【0006】
本発明の課題は、絶縁破壊等に対する耐久性においてより高性能であって、かつ安価に製造することができるスパークプラグ用絶縁体と、それを用いたスパークプラグとを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
本発明に係るスパークプラグにおける絶縁体の第一の構成は、軸状をなし、かつ、その軸線方向において、スパークプラグの火花放電ギャップの位置する側を先端側として、該先端側を形成する第一部分と、その第一部分の軸線方向後方側に隣接する第二部分とが、第一部分が第二部分よりも絶縁性が高くなるように、互いに組成の異なる絶縁性セラミックにて構成され、かつ第一部分と第二部分との少なくとも境界部において、それら第一部分と第二部分との隣接方向に、絶縁性の大小に関与する1又は2以上の成分(絶縁性関与成分)の含有率が連続的に変化する組成傾斜領域が形成される。また、本発明に係るスパークプラグは、主体金具と中心電極との間に上記の絶縁体を配し、絶縁体の先端側において、基端部が主体金具に結合された接地電極と中心電極との間に火花放電ギャップを形成したものであり、また、本発明に係るスパークプラグの主体金具は、絶縁体の中間部外周に形成された段付面と係合する凸条部と、該凸条部よりも絶縁体の先端から遠い位置に設けられ、絶縁体を主体金具に固定するための加締めにより段付面を凸条部に押し当てる向きの外力を作用させる加締め部を有し、また、第二部分は第一部分に隣接形成されており、第一部分と第二部分との接合位置は主体金具の凸条部よりも先端側に位置する構成した点にある。
【0008】
上記構成によると、高電圧印加により絶縁破壊等の問題を生じやすい火花放電ギャップ側の第一部分が、絶縁破壊等の問題が比較的に生じにくい第二部分よりも絶縁性を向上させたセラミックにて構成されるので、火花放電時に高電圧印加の影響を受けやすい第一部分の耐電圧特性を向上できる。また、絶縁性を向上させたセラミックは、一般にはコスト的に割高となるケースも多いが、本発明においては、このようなセラミックを第一部分にのみ選択的に適用すればよいので、絶縁体全体のコストアップを抑制しつつ、絶縁破壊等に対する耐久性を向上させることが可能である。さらに、第一部分と第二部分とは、絶縁性に差異が生ずるように異なる材質ないし組成を有するものとして構成されるが、それら第一部分と第二部分の少なくとも境界部には、それらの隣接方向において絶縁性関与成分の組成傾斜領域が形成されているから、例えば第一部分と第二部分との間の結合強度が向上する。また、第一部分と第二部分との間に熱膨張係数の急峻な不連続が生じ難くなるので、燃焼室内にて加熱/冷却のサイクルが繰り返された場合に、第一部分と第二部分との境界部に熱応力が集中し難くなり、耐熱衝撃性が向上する。
【0009】
絶縁体の上記第一部分と第二部分とは、例えば絶縁性に特に優れ、かつ焼結セラミック材を採用する場合は比較的安価な、アルミナを主成分とするアルミナ質セラミックにて構成することが有効である。あるいは、窒化アルミニウムなど、他の種類のセラミックにて構成してもよい。また、第一部分と第二部分とを、主成分の互いに異なるセラミックにて構成することも可能である。
【0010】
次に、本発明とは別の参考例に係るスパークプラグにおける絶縁体、絶縁性セラミックにより軸状に構成され、かつ、絶縁性セラミックの絶縁性の大小に関与する1又は2以上の成分(絶縁性関与成分)の含有率が、表層部が内層部よりも絶縁性が高くなるように、絶縁体表面側から内部に向けて連続的に変化する組成傾斜領域が形成される
【0011】
上記構成によると、高電圧印加により絶縁破壊等の起点を生じやすい絶縁体の表層部が、絶縁破壊等の問題が比較的に生じにくい内層部よりも絶縁性が向上するように、絶縁性関与成分の分布が調整されているので、火花放電時に高電圧印加の影響を受けやすい絶縁体表層部の耐電圧特性を向上できる。また、絶縁性を向上させたセラミックは、一般にはコスト的に割高となるケースも多いが、本参考例においては、このようなセラミックを表層部にのみ選択的に適用すればよいので、絶縁体全体のコストアップを抑制しつつ、絶縁破壊等に対する耐久性を向上させることが可能である。さらに、絶縁体表層部と内層部とは、絶縁性に差異が生ずるように異なる絶縁性関与成分の含有率を有するものとして構成されるが、絶縁体表面側から内部に向けて絶縁性関与成分の含有率が連続的に変化する組成傾斜領域が形成されているから、例えば上記内層部と外層部との間の結合強度が向上する。また、内層部と外層部との間に熱膨張係数の急峻な不連続が生じ難くなるので、燃焼室内にて加熱/冷却のサイクルが繰り返された場合に、熱応力が局所集中し難くなり、耐熱衝撃性が向上する。
【0012】
上記第二の構成においても絶縁性セラミックは、アルミナを主成分とするアルミナ質セラミックや、窒化アルミニウム等にて構成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1及び図2に示す本発明の一例たるスパークプラグ100は、筒状の主体金具1、先端部21が突出するようにその主体金具1の内側に嵌め込まれた絶縁体2、先端に形成された発火部31を突出させた状態で絶縁体2の内側に設けられた中心電極3、及び主体金具1に一端が溶接等により結合されるとともに他端側が側方に曲げ返されて、その側面が中心電極3の先端部と対向するように配置された接地電極4等を備えている。また、接地電極4には上記発火部31に対向する発火部32が形成されており、それら発火部31と、対向する発火部32との間の隙間が火花放電ギャップgとされている。
【0014】
絶縁体2は軸状をなし、かつ、スパークプラグ100に組み付けたときに火花放電ギャップg側に位置する軸線O方向の先端部を形成する第一部分2pと、その第一部分2pの軸線O方向後方側に隣接する第二部分2sとが、各々アルミナを主成分とするアルミナ質セラミックにて構成されてなる。第二部分2sは、例えば従来のスパークプラグ用絶縁体と同様の材質のアルミナ質セラミックにて構成できる。また、第一部分2pと第二部分2sとの間には、第一部分2pと第二部分2sとの中間的な組成を有する組成傾斜領域2yが形成されている。
【0015】
そして、第一部分2pの材質は第二部分2sよりも絶縁性を向上させたものとして構成される。具体的には、以下の少なくともいずれかの要件を満たすセラミックとして構成される。
▲1▼第二部分2sよりも粒界相の含有率(あるいは組織断面における面積率)が小となる組織を有するもの。その粒界相を絶縁性関与成分として、図2(b)に示すように、第一部分2pと第二部分2sとの間には、該粒界相の含有率が第一部分2p側に向けて連続的に減少する組成傾斜領域が形成される。粒界相の含有率を減少させるには、焼結助剤成分の配合量を低減させる必要があるが、この場合、アルミナ粉末に対し焼結助剤成分を、それらアルミナ粉末と焼結助剤成分との合計に対する比率にて0.3〜5質量%程度の配合量とすることが有効である。
【0016】
▲2▼第二部分2sよりも粒界相中の結晶相の含有率(あるいは粒界相の結晶化率)が大となる組織を有するもの。その結晶相を絶縁性関与成分として、第一部分2pと第二部分2sとの間には、該結晶相の含有率(あるいは結晶化率)が第一部分2p側に向けて連続的に増加する組成傾斜領域が形成される。絶縁性向上に寄与する結晶相としては、後述する希土類含有化合物(例えば希土類元素と珪素との複合酸化物)のほか、希土類を含有しない相としてCaAl1219、BaAl1219、MgAl、AlSi13(ムライト)等の各結晶相がある。
【0017】
▲3▼アルミナ含有率が第二部分2sよりも高いもの。そして、そのアルミナ含有率を絶縁性関与成分として、図2(c)に示すように、第一部分2pと第二部分2sとの間には、該アルミナ含有率が第一部分2p側に向けて連続的に増加する組成傾斜領域が形成される。第一部分2pのアルミナ含有率を第二部分2sよりも高めることで、火花放電時に高電圧印加の影響を受けやすい第一部分2pの耐電圧特性を向上できる。具体的には、アルミナ含有率が高くなることは焼結助剤の添加量も低く抑えられることを意味するから、形成される粒界相の含有率低減、あるいは粒界相の平均厚さ減少が要因となって、耐電圧特性が改善されるものと考えられる。また、コスト的に割高となる高アルミナ質セラミックを第一部分2pにのみ適用すればよく、第二部分2sの材質は、それよりはアルミナ含有率の低いより安価なセラミックで構成できるので、絶縁体2全体の製造コストの上昇を抑制しつつ、絶縁破壊等に対する耐久性を向上させることが可能である。
【0018】
第一部分2pのアルミナ成分の具体的な含有率としては、Alに換算した質量にて95〜100質量%の範囲で選択できる。この場合、焼結助剤として機能する例えばSi、Ca、Mg、Ba及びB成分を、SiはSiOに、CaはCaOに、MgはMgOに、BaはBaOに、BはBに、それぞれ酸化物換算した場合の質量にて合計で5質量%までの範囲で含有させ、第一部分2pを形成する焼結体の緻密化を促進することができる。また、焼結助剤としては、次に述べる希土類元素成分を採用することももちろん可能である。他方、熱間静水圧プレス法等の高温高圧焼成が可能な場合は、焼結助剤をほとんど排除した形でも緻密化した焼結体を得ることが可能である。なお、第一部分2pを形成する焼結体の相対密度は、特に高温での耐電圧特性向上の観点から、95%以上、望ましくは98%以上となっているのがよい。
【0019】
▲4▼希土類元素成分Rの含有率が第二部分2sよりも高いもの。そして、その希土類元素成分Rの含有率を絶縁性関与成分として、図2(d)に示すように、第一部分2pと第二部分2sとの間には、希土類元素成分Rの含有率が第一部分2p側に向けて連続的に増加する組成傾斜領域が形成される。希土類元素成分Rは、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びLuの1種又は2種以上であり、焼結助剤として例えば酸化物の形で添加されるものである。希土類元素成分は主に粒界相中において高融点化合物相を形成することから、第一部分2pの希土類元素成分含有率を第二部分2sよりも高めることで、火花放電時に高電圧印加の影響を受けやすい第一部分2pの耐電圧特性を向上できる。その要因として、前述の粒界相の結晶化が促進されることが挙げられる。また、粒界相中に結晶相として析出する微細な希土類含有化合物が、導電経路を分断ないし迂回させることで絶縁破壊の耐電圧を向上させる機構も考えられる。他方、希土類元素成分の添加量増加はコスト的には割高となるが、第一部分2pにおいてのみ希土類元素成分を多く添加すればよいから、絶縁体2全体の製造コストの上昇を抑制しつつ、絶縁破壊等に対する耐久性を向上させることが可能である。
【0020】
第一部分2pにおける希土類元素成分の具体的な含有率としては、RがCeの場合はRO、Prの場合はR11、それら以外の場合にはRにそれぞれ酸化物換算して、0.01〜18質量%の範囲にて選択できる。これら希土類元素成分は、例えば焼結助剤として酸化物粉末の形で配合できる。そして、上記の希土類元素成分の中でも、特にPr、Nd及びDyの1種又は2種以上を使用することが、高温での耐電圧特性を向上させる観点においてより有効である。
なお、Nd成分とPr成分とは複合添加する形態を採用すれば、例えば、NdとPrとを主体とした非分離希土類であるジジムの酸化物を採用でき、原料コストの低減に効果的である。
【0021】
また、希土類元素成分Rとともに、他の焼結助剤成分を配合することももちろん可能であり、例えば、Si、Mg、Ca、Ba及びBの1種又は2種以上を共添加焼結助剤成分として配合できる。特にSiは、希土類元素成分との間で高融点の複合酸化物を形成しやすく、高温での耐電圧特性向上効果をさらに高めることができる。
【0022】
▲4▼アルカリ金属成分の含有率が第二部分2sよりも低いもの。そして、そのアルカリ金属成分の含有率を絶縁性関与成分として、図2(e)に示すように、第一部分2pと第二部分2sとの間には、アルカリ金属成分の含有率が第一部分2p側に向けて連続的に減少する組成傾斜領域が形成される。アルカリ金属成分は、例えばLi、Na及びKの1種又は2種以上であるが、これらはいずれもイオン伝導性が高く、粒界相形成成分となった場合に、その含有率が過大であると耐電圧特性の低下を招くことにつながる。そこで、第一部分2pのアルカリ金属成分含有率を第二部分2sよりも低くすることで、火花放電時に高電圧印加の影響を受けやすい第一部分2pの耐電圧特性を向上できる。他方、アルカリ金属元素は、例えばNaなどアルミナ原料中に製法上の要因により不可避的に含有されることも多く、その含有率を低くしたアルミナ原料(例えば低ソーダアルミナ)は、通常のアルミナ原料(例えば中ソーダアルミナあるいは普通ソーダアルミナ)よりはコスト的に割高となる。しなしながら、上記の構成では、そのようなアルカリ金属成分含有率の低いアルミナ質セラミックを第一部分2pにのみ適用すればよく、第二部分2sの材質は、それよりはアルカリ金属成分含有率の高いより安価なセラミックで構成できるので、絶縁体2全体の製造コストの上昇を抑制しつつ、絶縁破壊等に対する耐久性を向上させることが可能である。例えば、低ソーダアルミナ粉末を原料として使用し、Na以外のアルカリ金属成分の積極添加を行なわない場合は、アルカリ金属成分の含有率を酸化物換算にて0.05質量%以下に留めることが可能である。
【0023】
一方、第二部分2sの具体的な材質としては、例えば焼結助剤成分の含有率が酸化物換算にて5〜15質量%とされ、かつアルカリ金属成分として例えばNaをNaO換算した値にて0.07〜0.5質量%の範囲で含有するものを採用できる。このようなNa含有率であれば、中ソーダアルミナあるいは普通ソーダアルミナも原料として問題なく使用することができる。
【0024】
次に、絶縁体2の全体形状の詳細について説明する。まず、絶縁体2の軸方向には貫通孔6が形成されており、その一方の端部側から端子金具13が挿入・固定され、同じく他方の端部側から中心電極3が挿入・固定されている。また、該貫通孔6内において端子金具13と中心電極2との間に抵抗体15が配置されている。この抵抗体15の両端部は、導電性ガラスシール層16,17を介して中心電極3と端子金具13とにそれぞれ電気的に接続されている。なお、抵抗体15は、ガラス粉末と導電材料粉末(及び必要に応じてガラス以外のセラミック粉末)とを混合して、ホットプレス等により焼結して得られる抵抗体組成物により形成される。また、導電性ガラスシール層16、17は、Cu、Sn、Fe等の金属成分の1種又は2種以上を主体とする金属粉末を混合したガラスにより構成される。なお、抵抗体15を省略して、端子金具13と中心電極3とを、1層の導電性ガラスシール層により一体化した構成としてもよい。
【0025】
図1に示すように、絶縁体2の軸方向中間には、周方向外向きに突出する突出部2eが例えばフランジ状に形成されている。そして、絶縁体2には、中心電極3の先端に向かう側を前方側として、該突出部2eよりも後方側がこれよりも細径に形成された本体部2bとされている。一方、突出部2eの前方側にはこれよりも細径の第一軸部2gと、その第一軸部2gよりもさらに細径の第二軸部2iがこの順序で形成されている。なお、本体部2bの外周面には釉薬2dが施され、当該外周面の後端部にはコルゲーション2cが形成されている。また、第一軸部2gの外周面は略円筒状とされ、第二軸部2iの外周面は先端に向かうほど縮径する略円錐面状とされている。
【0026】
また、中心電極3の軸断面径は抵抗体15の軸断面径よりも小さく設定されている。そして、絶縁体2の貫通孔6は、中心電極3を挿通させる略円筒状の第一部分6aと、その第一部分6aの後方側(図面上方側)においてこれよりも径大に形成される略円筒状の第二部分6bとを有する。図1に示すように、端子金具13と抵抗体15とは第二部分6b内に収容され、中心電極3は第一部分6a内に挿通される。中心電極3の後端部には、その外周面から外向きに突出して電極固定用凸部3cが形成されている。そして、上記貫通孔6の第一部分6aと第二部分6bとは、第一軸部2g内において互いに接続しており、その接続位置には、中心電極3の電極固定用凸部3cを受けるための凸部受け面6cがテーパ面あるいはアール面状に形成されている。
【0027】
さらに、第一軸部2gと第二軸部2iとの接続部2hの外周面は段付面とされ、これが主体金具1の内面に形成された主体金具側係合部としての凸条部1cとリング状の板パッキン63を介して係合することにより、軸方向の抜止めがなされている。他方、主体金具1の後方側開口部内面と、絶縁体2の外面との間には、フランジ状の突出部2eの後方側周縁と係合するリング状のパッキン62が配置され、そのさらに後方側にはタルク等の充填層61を介してリング状のパッキン60が配置されている。そして、絶縁体2を主体金具1に向けて前方側に押し込み、その状態で主体金具1の開口縁をパッキン60に向けて内側に加締めることにより加締め部1dが形成され、主体金具1が絶縁体2に対して固定されている。
【0028】
主体金具1は、低炭素鋼等の金属により円筒状に形成されており、スパークプラグ100のハウジングを構成するとともに、その外周面には、プラグ100を図示しないエンジンブロックに取り付けるためのねじ部7が形成されている。このねじ部7の外径は18mm以下(例えば、18mm、14mm、12mm、10mm等)とされる。なお、1eは、主体金具1を取り付ける際に、スパナやレンチ等の工具を係合させる工具係合部であり、六角状の軸断面形状を有している。
【0029】
次に、中心電極3及び接地電極4の本体部3a及び4aは、インコネル(Inconel:商標名)等のNi合金等で構成されている。また、中心電極3の内部には、放熱促進のためにCuあるいはCu合金等で構成された芯材3bが埋設されている。一方、上記発火部31及び対向する発火部32は、Ir、Pt及びRhの1種又は2種以上を主成分とする貴金属合金を主体に構成される。中心電極3の本体部3aは先端側が縮径されるとともにその先端面が平坦に構成され、ここに上記発火部を構成する合金組成からなる円板状のチップを重ね合わせ、さらにその接合面外縁部に沿ってレーザー溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接等により溶接部を形成してこれを固着することにより発火部31が形成される。また、対向する発火部32は、発火部31に対応する位置において接地電極4にチップを位置合わせし、その接合面外縁部に沿って同様に溶接部を形成してこれを固着することにより形成される。なお、これらチップは、例えば表記組成となるように各合金成分を配合・溶解することにより得られる溶解材、又は合金粉末あるいは所定比率で配合された金属単体成分粉末を成形・焼結することにより得られる焼結材により構成することができる。なお、発火部31及び対向する発火部32は少なくとも一方を省略する構成としてもよい。
【0030】
絶縁体2は、例えば下記のような方法で製造可能である。まず、原料粉末として、アルミナ粉末と焼結助剤粉末とを、第一部分2p及び第二部分2sについて各々定められた組成となるように配合し、親水性結合剤(例えばPVA)と水とを添加・混合して成形用素地スラリーを作る。
【0031】
成形用素地スラリーは、スプレードライ法等により噴霧乾燥されて成形用素地造粒物PG1(第一部分2p用)及び成形用素地造粒物PG2(第二部分2s用)とされる。これら成形用素地造粒物PG1及びPG2をラバープレス成形することにより、絶縁体の原形となるプレス成形体を作る。図3は、ラバープレス成形の工程を模式的に示している。ここでは、内部に軸方向に貫通するキャビティ301を有するゴム型300が使用され、そのキャビティ301の上側開口部には上パンチ304が嵌め込まれる。また、下パンチ302のパンチ面には、キャビティ301内においてその軸方向に延びるとともに、絶縁体2の貫通孔6(図1)の形状を規定するプレスピン303が一体的に凸設されている。
【0032】
この状態でキャビティ301内に、所定量の成形用素地造粒物PG1及びPG2を充填し、キャビティ301の上側開口部を上パンチ304で塞いで密封する。このとき、プレスピン303の軸線方向において下側に、成形用素地造粒物PG1及びPG2の一方を先に充填し、次いでその上側に他方を充填する。これにより、キャビティ301内の軸線方向に、第一部分2p用の造粒物PG1と第二部分2s用の造粒物PG2とが2層に積み重なった形で充填される。
【0033】
この状態でゴム型300の外周面に液圧を印加し、キャビティ301の造粒物PG1,PG2を、該ゴム型300を介して圧縮することにより、図4(a)に示すように、各造粒物PG1,PG2による粉末成形部202p及び202sが軸線方向に結合されたプレス成形体202を得る。このプレス成形体202の外面側をグラインダ切削等により加工して図1の絶縁体2に対応した外形形状に仕上げることにより、図4(b)に示すように、第一部分2pに対応した形状の粉末成形部152pと、同じく第二部分2sに対応した形状の粉末成形部152sとを有する被焼成成形体152が得られる。該被焼成成形体152を所定の温度で焼成する。
【0034】
この焼成の際に、粉末成形部152s及び152pとの間では、その境界面152bを介して、両粉末成形部152s及び152pの成分が相互拡散し、その焼成温度及び焼成時間に応じて定まる長さで、図2に示すような組成傾斜領域2yが形成される。例えば、焼結助剤成分の含有率(粒界相の含有率)において低ければ図2(b)に示すようなものを、同じく粉末成形部152pが粉末成形部152sよりもアルミナ含有率において高ければ図2(c)に示すようなものを、さらに希土類元素成分含有率において高ければ図2(d)のようなものを、またアルカリ金属成分含有率において低ければ図2(e)に示すような組成傾斜領域をそれぞれ形成できる。なお、これらの絶縁性関与成分の、2以上のものが同時に傾斜した組成傾斜領域を形成してもよいことはもちろんである。例えば、粉末成形部152pにおいてアルミナ含有率が高く、かつ希土類元素成分含有率も高くなるように両粉末成形部152s及び152pを組成調整しておけば、図2(c)と図2(d)とを同時に満足する組成傾斜領域が形成されることとなる。
他方、図4(b)において、境界面152bから遠く離れた領域には成分拡散の影響が及び難いので、粉末成形部152s及び152pが着目している絶縁性関与成分に関して略均一な組成を有している限り、得られる第一部分2p及び第二部分2sにおいては、組成傾斜領域にそれぞれ隣接する形で、絶縁性関与成分の含有率が略一定となる領域が形成される。
【0035】
上記焼成が終了すれば、釉薬をかけて仕上焼成することにより、図1の絶縁体2が完成する。
【0036】
なお、絶縁体2は、図5に示すように、上記の各絶縁性関与成分(アルミナ成分、粒界相(焼結助剤成分)、希土類元素成分及び図示はしていないがアルカリ金属成分から選ばれる1種又は2種以上)は、第一部分2pの全長にわたって段階的((b)、(c)、(d))又は連続的((e):ここではアルミナ成分についての例示であるが、もちろん、他の絶縁性関与成分であってもよい)に変化するように構成してもよい。これは、例えば、図6に示すように、成形を行なう際に、絶縁性関与成分源となる粉末の含有率を異ならせた複数種類の成形用素地造粒物PG1〜PG5を、絶縁性関与成分の傾斜方向に対応した含有率の順序にて成形型300内のキャビティ301内に順次投入し、各形用素地造粒物PG1〜PG5がなるべく混ざらないように積層充填された充填層PGを作る。
【0037】
そして、該充填層PGを、図6に示すようにラバープレス成形し、図7(a)に示すプレス成形体202を得る。このプレス成形体202には、絶縁性関与成分の含有率の異なる粉末成形部202s,202d,202c,202b及び202aが、成形用素地造粒物PG1〜PG5の充填順序に対応して形成される。
これを図4と同様に加工すれば、図7(b)に示すように、粉末成形部152a,152b,152c,152d及び152sを有する被焼成成形体152が得られ、これを焼成することにより、図5(a)の絶縁体2を製造することができる。
【0038】
図5の(b)〜(d)においては、成形用素地造粒物PG1〜PG5に対応して、絶縁性関与成分の含有率が略一定となる領域が形成され、隣接する領域間に組成傾斜領域がそれぞれ形成されて、全体の組成変化プロファイルがステップ状となっているが、例えば絶縁性関与成分源となる粉末の含有率をさらに細かく変化させた成形用素地造粒物の組を使用するか、あるいは焼成時間を長くして成分拡散を十分に進行させれば、図5(e)に示すように、第一部分2pの全長にわたって組成を連続的に変化させた組成傾斜領域を形成することが可能である。
【0039】
次に、図8(a)に示すように、本発明とは別の参考例に係る絶縁体2は、表層部が内層部よりも絶縁性が高くなるように、具体的には、中心軸線Oに関する半径方向において、外周面側が貫通孔6側である内周面側よりも絶縁性が高くなるように、絶縁性関与成分の含有率が絶縁体表面側から内部に向けて連続的に変化する組成傾斜領域2uが形成されたものとして構成することもできる。絶縁性関与成分は、ここでも、アルミナ成分(図8(c):外周面側で高くする)、粒界相(焼結助剤成分)(図8(b):外周面側で低くする)、希土類元素成分(図8(d):外周面側で高くする)及びアルカリ金属成分(図8(e):外周面側で低くする)の少なくともいずれかとすることができる。本参考例では、特に高絶縁性が要求される、絶縁体2の先端部(図8の第二軸部2i)にのみ選択的に形成されている。なお、本実施形態での組成傾斜領域2uは、絶縁体2の外周面から半径r方向の中間位置までの区間に形成されているか、図8(b)〜(e)に破線で示すように、内周面までの全区間にわたって形成されていてもよい。
【0040】
上記のような組成傾斜領域2uは、例えば以下のようにして形成することができる。まず、単一組成の成形用素地造粒物を用いる以外は、図3及び図4に示したのと略同様の方法にて、図9(a)に示すような成形体152を作製する。この成形体152は、絶縁性関与成分に関して全体が略均一な基準組成を有するものである。他方、絶縁性関与成分の成分源粉末を懸濁させたスラリーSを別途用意する。成形体152の組成傾斜領域2uの形成対象となる部分152iに、このスラリーSを塗布・乾燥して、図9(b)に示すように、粉末塗布層APを形成する。例えば絶縁性関与成分の含有率が絶縁体表面側で多くなるようにしたい場合には、絶縁性関与成分の成分源粉末の含有率が成形体152よりも高い粉末塗布層APが形成されるように、使用するスラリーS中の成分源粉末の懸濁量を調整しておく。
【0041】
例えば希土類元素成分の含有率を絶縁体表層部にて高くしたい場合は、成分源粉末として希土類粉末を用い、粉末塗布層AP中の希土類粉末の含有率を成形体152よりも高くする。粉末塗布層APは、例えばその全体を希土類粉末にて形成することができる。このようにして粉末塗布層APを形成した成形体152を焼成すると、図9(c)に示すように、粉末塗布層AP中の希土類元素成分が絶縁体2側に拡散して、図9(d)に示すように、絶縁体2の表層部側にて希土類元素成分の含有率が高くなるように、組成傾斜領域2uが形成される。
【0042】
他方、絶縁性関与成分の含有率が絶縁体表面側で低くなるようにしたい場合には、絶縁性関与成分の成分源粉末の含有率が成形体152よりも低い粉末塗布層APが形成されるように、使用するスラリーS中の成分源粉末の懸濁量を調整しておく。例えば、アルカリ金属成分を絶縁体表層部にて低くしたい場合は、粉末塗布層AP中のアルカリ金属成分の含有率を成形体152よりも低くし、代わってアルミナ粉末の含有率を高くしておけばよい。これにより、絶縁体2の表層部側にてアルカリ金属成分の含有率が低くなるように(換言すれば、アルミナ成分の含有率が高くなるように)、組成傾斜領域2uが形成される。
【0043】
また、焼成をCOや水素などを流通した還元雰囲気にて行なうか、あるいは炭素を主体とする還元雰囲気形成粉末中に成形体152を埋め込んで焼成することにより、得られるアルミナ絶縁体の表層部にて、焼結助剤成分に基づく粒界相の形成量が少なくなるように、該粒界相を絶縁性関与成分とした組成傾斜領域を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の構成に係る絶縁体を使用したスパークプラグの一実施形態を示す縦断面図。
【図2】 その組成傾斜領域の形成形態をいくつか例示して示す説明図。
【図3】 図2の組成傾斜領域を形成するための、絶縁体製造工程の一例を示す説明図。
【図4】 図3に続く工程説明図。
【図5】 組成傾斜領域の形成形態の変形例をいくつか例示して示す説明図。
【図6】 図5の組成傾斜領域を形成するための、絶縁体製造工程の一例を示す説明図。
【図7】 図7に続く工程説明図。
【図8】 本発明とは別の参考例に係る絶縁体を使用したスパークプラグの、組成傾斜領域の形成形態をいくつか例示して示す説明図。
【図9】 図8の組成傾斜領域を形成するための、絶縁体製造工程の一例を示す説明図。

Claims (7)

  1. 主体金具と中心電極との間に軸状をなす絶縁体を配し、前記絶縁体の先端側において、基端部が前記主体金具に結合された接地電極と前記中心電極との間に火花放電ギャップを形成したスパークプラグにおいて、
    前記主体金具は、前記絶縁体の中間部外周に形成された段付面と係合する凸条部と、該凸条部よりも前記絶縁体の先端から遠い位置に設けられ、前記絶縁体を前記主体金具に固定するための加締めにより前記段付面を前記凸条部に押し当てる向きの外力を作用させる加締め部を有し、
    前記絶縁体は、前記先端側を形成する第一部分と、その第一部分の軸線方向後方側に隣接する第二部分とが、前記第一部分が前記第二部分よりも絶縁性が高くなるように、互いに組成の異なる絶縁性セラミックにて構成され、かつ前記第一部分と前記第二部分との少なくとも境界部において、それら第一部分と第二部分との隣接方向に、前記絶縁性の大小に関与する1又は2以上の成分(以下、絶縁性関与成分という)の含有率が連続的に変化する組成傾斜領域が形成され、
    前記組成傾斜領域は前記主体金具の前記凸条部よりも前記先端側に位置することを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記第一部分と前記第二部分とは、いずれも絶縁性セラミックの主成分となる主相粒子を、該主相粒子よりも低融点の粒界相にて結合した組織を有してなり、前記第一部分において前記第二部分よりも、前記粒界相の含有率が小であり、前記組成傾斜領域において前記絶縁性関与成分としての該粒界相の含有率が前記第一部分側に向けて連続的に減少する請求項1記載のスパークプラグ。
  3. 前記第一部分と前記第二部分とは、いずれも絶縁体セラミックの主成分となる主相粒子を、該主相粒子よりも低融点の粒界相にて結合した組織を有してなり、前記第一部分において前記第二部分よりも、前記粒界相の結晶化率が大であり、前記組成傾斜領域において前記絶縁性関与成分としての該粒界相結晶化率が前記第一成分側に向けて連続的に増加する請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記第一部分と前記第二部分とは、いずれもアルミナを主成分とするアルミナ質セラミックにて構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のスパークプラグ。
  5. 各アルミナ質セラミックのアルミナ含有率が、前記第一部分において第二部分よりも高くされてなり、前記組成傾斜領域において前記絶縁性関与成分としてのアルミナ含有率が前記第一部分側に向けて連続的に増加する請求項4記載のスパークプラグ。
  6. 各アルミナ質セラミックの希土類元素成分含有率が、前記第一部分において第二部分よりも高くされ、前記組成傾斜領域において前記絶縁性関与成分としての希土類元素成分含有率が前記第一部分側に向けて連続的に増加する請求項4又は5に記載のスパークプラグ。
  7. 各アルミナ質セラミックのアルカリ金属成分の含有率が、前記第一部分において第二部分よりも低くされ、前記組成傾斜領域において前記絶縁性関与成分としてのアルカリ金属成分含有率が前記第一部分側に向けて連続的に減少する請求項4ないし6のいずれかに記載のスパークプラグ。
JP2001039571A 2001-02-16 2001-02-16 スパークプラグ Expired - Fee Related JP4547098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001039571A JP4547098B2 (ja) 2001-02-16 2001-02-16 スパークプラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001039571A JP4547098B2 (ja) 2001-02-16 2001-02-16 スパークプラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002246144A JP2002246144A (ja) 2002-08-30
JP4547098B2 true JP4547098B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=18902327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001039571A Expired - Fee Related JP4547098B2 (ja) 2001-02-16 2001-02-16 スパークプラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4547098B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110005843A (ko) 2008-04-10 2011-01-19 페더럴-모굴 이그니션 컴퍼니 세라믹 스파크 플러그 절연체 및 그의 제조 방법
US8671901B2 (en) * 2009-11-30 2014-03-18 GM Global Technology Operations LLC Excess demand voltage relief spark plug for vehicle ignition system
DE102012200045A1 (de) * 2012-01-03 2013-07-04 Robert Bosch Gmbh Spritzgusswerkzeug und Verfahren zur Herstellung eines Keramikbauteils
CN102856792B (zh) * 2012-09-10 2014-03-26 株洲湘火炬火花塞有限责任公司 复合氧化铝绝缘体火花塞及其制造方法
JP5870074B2 (ja) * 2013-09-30 2016-02-24 日本特殊陶業株式会社 点火プラグ
JP5992022B2 (ja) 2014-09-12 2016-09-14 日本特殊陶業株式会社 絶縁体、および、スパークプラグ
EP3919460A4 (en) * 2019-01-30 2022-11-30 Kyocera Corporation HEAT RESISTANT ELEMENT

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0227679A (ja) * 1988-07-15 1990-01-30 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ
JPH02306565A (ja) * 1989-05-22 1990-12-19 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関のスパークプラグ
JPH04286890A (ja) * 1991-03-15 1992-10-12 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ
JPH0597530A (ja) * 1991-10-04 1993-04-20 Kobe Steel Ltd セラミツクス焼結体の接合方法
JPH05190254A (ja) * 1992-01-14 1993-07-30 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ用絶縁体
JP2001002465A (ja) * 1998-08-06 2001-01-09 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ用絶縁体及びその製造方法及びそれを備えるスパークプラグ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0227679A (ja) * 1988-07-15 1990-01-30 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ
JPH02306565A (ja) * 1989-05-22 1990-12-19 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関のスパークプラグ
JPH04286890A (ja) * 1991-03-15 1992-10-12 Ngk Spark Plug Co Ltd 内燃機関用スパークプラグ
JPH0597530A (ja) * 1991-10-04 1993-04-20 Kobe Steel Ltd セラミツクス焼結体の接合方法
JPH05190254A (ja) * 1992-01-14 1993-07-30 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ用絶縁体
JP2001002465A (ja) * 1998-08-06 2001-01-09 Ngk Spark Plug Co Ltd スパークプラグ用絶縁体及びその製造方法及びそれを備えるスパークプラグ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002246144A (ja) 2002-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4530380B2 (ja) スパークプラグ用絶縁体及びそれを備えるスパークプラグ
JP3819586B2 (ja) 抵抗体入りスパークプラグ、スパークプラグ用抵抗体組成物及び抵抗体入りスパークプラグの製造方法
EP1592101B1 (en) Spark plug
JP4249161B2 (ja) 抵抗体入りスパークプラグ
JP3859354B2 (ja) スパークプラグ及びスパークプラグ用絶縁体及びその製造方法
KR20120065421A (ko) 스파크 플러그 및 스파크 플러그의 제조방법
JP4578025B2 (ja) スパークプラグ
JP2011517045A (ja) セラミックスパークプラグ絶縁体およびその製造方法
JP4693112B2 (ja) スパークプラグ
KR20120087907A (ko) 스파크 플러그
JP4547098B2 (ja) スパークプラグ
JP4544597B2 (ja) スパークプラグ
JP4508440B2 (ja) スパークプラグ
US9653888B2 (en) Spark plug
JP5728416B2 (ja) スパークプラグ
US5204579A (en) Ceramic insulator for spark plug structure
JP4508439B2 (ja) スパークプラグ
JP3872586B2 (ja) スパークプラグ用絶縁材料及びそれを用いたスパークプラグ
JP4995863B2 (ja) スパークプラグ用絶縁体、その製造方法及びそれを用いたスパークプラグ
JP4859079B2 (ja) スパークプラグ用絶縁体及びそれを用いたスパークプラグ
JP2001002465A (ja) スパークプラグ用絶縁体及びその製造方法及びそれを備えるスパークプラグ
JP2000272958A (ja) スパークプラグ用絶縁体、その製造方法及びそれを用いたスパークプラグ
JP2000095557A (ja) スパ―クプラグ用アルミナ系絶縁体、その製造方法及びそれを用いたスパ―クプラグ
JP2003017213A (ja) スパークプラグ及びスパークプラグの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees