JP4546840B2 - 船外機の操舵装置 - Google Patents

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Description

この発明は、船外機の操舵装置に関する。
船外機の操舵装置として、従来、船体に配置されたステアリングホイールに油圧ポンプ(ヘルムポンプ)を接続すると共に、船外機の操舵軸に油圧アクチュエータを接続し、ステアリングホイールを操舵することによってかかる油圧ポンプを駆動して油圧アクチュエータを動作させ、よって船外機を操舵するようにした技術が広く知られている。
しかしながら、上記した従来の操舵装置において、ステアリングホイールの油圧ポンプは油路を介して船外機の油圧アクチュエータと接続されるため、その油路を船体に敷設する作業が必要となり、取り付け作業が煩雑になるという不具合があった。また、船体や船外機の大きさ、あるいは船速などよってステアリングホイールの操作荷重が変動すると共に、ステアリングホイールの最大操舵角範囲が船外機の最大操舵角に応じて変動するため、常に良好な操作フィーリングを得られるとは限らなかった。
そのような不具合を解決する技術として、近年、ステアリングホイールと操舵機構の機械的な接続を断つようにした操舵装置も提案されている。具体的には、船外機の操舵軸にアクチュエータを接続すると共に、ステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサを設け、かかる操舵角センサの検出値に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御するようにした技術(電子ステアリング機構)が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−187597号公報(段落0011,0025,0027、図1など)
ところで、上記した特許文献1のように、ステアリングホイールと操舵機構の機械的な接続を断つ構成である場合、ステアリングホイールの操作荷重が過度に軽くなるため、ステアリングホイールに、ロータリーダンパなどの油圧ダンパ機構や、ギヤトレインなどの減速ギヤ機構を接続して操作荷重を重くする必要がある。
また、ステアリングホイールと船外機の機械的な接続が断たれることから、船外機が最大操舵角まで操舵されたことを操船者が認識し難いという不具合が発生するため、それを解消するべく、前記した減速ギヤ機構に機械的なストッパ機構を設け、ステアリングホイールが所定量操舵されたときにその操舵(回転)が規制されるようにしていた。
しかしながら、減速ギヤ機構にストッパ機構を一体的に設けるようにすると、構成が複雑になると共に、減速ギヤ機構が大型化してしまい、それを接続するステアリングホイール付近のレイアウトの自由度が制限されるという不都合が生じる。
また、従来の操舵装置を電子ステアリング機構に変更する場合、上記した減速ギヤ機構などを新たに取り付ける必要があるが、ステアリングホイール付近にはそのような大型の減速ギヤ機構を取り付けるスペースがないことが多い。減速ギヤ機構を取り付けるスペースがあるとしても、減速ギヤ機構の取り付け部分の形状(フランジサイズなど)に応じてステアリングホイールの取り付け部分を加工する必要があるなど取り付け作業が煩雑であった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、簡素な構成でありながら、常に良好な操作フィーリングを得ることができると共に、ステアリングホイール付近のレイアウトの自由度を増加させ、既存の操舵装置を電子ステアリング機構に変更する場合であっても、容易に取り付けることができるようにした船外機の操舵装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、船外機の操舵装置において、船体に配置されたステアリングホイールの回転に応じて油圧ポンプを介して供給される作動油によって変位して前記ステアリングホイールの回転にフリクションを与えると共に、前記ステアリングホイールの回転による操舵角範囲を規制する油圧ダンパ機構と、前記油圧ポンプと前記油圧ダンパ機構を接続して作動油を供給する油圧回路と、前記油圧ダンパ機構の可動部位の変位量から操舵角を検出する操舵角検出手段と、前記検出された操舵角に基づいて前記船外機の操舵軸に接続されたアクチュエータを駆動して前記船外機を操舵する操舵機構とを備えると共に、前記油圧ダンパ機構と前記油圧回路と前記操舵角検出手段を一体的にユニット化するように構成した。
請求項2に係る船外機の操舵装置にあっては、前記油圧回路は、前記油圧ダンパ機構に供給される作動油の流量を調整する可変流量調整弁を備えるように構成した。
請求項3に係る船外機の操舵装置にあっては、前記油圧ダンパ機構は、前記可動部位の最大変位量を調整して前記操舵角範囲を変更する操舵角範囲変更機構を備えるように構成した。
請求項4に係る船外機の操舵装置にあっては、前記油圧ポンプが、前記ユニット化された油圧ダンパ機構と油圧回路と操舵角検出手段と別体に配置されるように構成した。
請求項1に係る船外機の操舵装置にあっては、ステアリングホイールの回転にフリクションを与えると共に、ステアリングホイールの回転による操舵角範囲を規制する油圧ダンパ機構と、油圧ポンプと油圧ダンパ機構を接続する油圧回路と、油圧ダンパ機構の可動部位の変位量から操舵角を検出する操舵角検出手段とを備え、検出された操舵角に基づいて船外機の操舵軸のアクチュエータを駆動して船外機を操舵するように構成したので、簡素な構成でありながら、ステアリングホイールの操作荷重を適宜に重くすることができると共に、ステアリングホイールが所定量操舵された(回転した)ときにその回転を規制することができるため、常に良好な操作フィーリングを得ることができる。また、油圧ダンパ機構と油圧回路と操舵角検出手段を一体的にユニット化するように構成したので、それらを配置するのに必要なスペースを縮小することができ、よってステアリングホイール付近のレイアウトの自由度(取り付け自由度)を増加させることができる。また、既存の操舵装置を電子ステアリング機構に変更する際、ステアリングホイール付近のスペースが比較的狭い場合であっても、油圧ダンパ機構と油圧回路と操舵角検出手段を配置するのに必要なスペースがユニット化されて縮小されるため、容易に組み付けることができる。また、既存の操舵装置を電子ステアリング機構に変更する場合、既存の油圧ポンプを使用することも可能なので、コスト的にも有利である。
請求項2に係る船外機の操舵装置にあっては、油圧回路は、油圧ダンパ機構に供給される作動油の流量を調整する可変流量調整弁を備えるように構成した、即ち、作動油のフリクションを自由に調整(設定)するように構成したので、上記した効果に加え、作動油のフリクションに応じて変化するステアリングホイールの操作荷重も自由に調整することができ、良好な操作フィーリングを一層得ることができる。
請求項3に係る船外機の操舵装置にあっては、油圧ダンパ機構は、油圧ダンパ機構の可動部位の最大変位量を調整してステアリングホイールの回転による操舵角範囲を変更する操舵角範囲変更機構を備えるように構成したので、上記した効果に加え、ステアリングホイールの最大操舵角範囲(ロック・トゥ・ロック)を操船者が所望する値に変更(調整)することができ、よって良好な操作フィーリングをより一層得ることができる。
請求項4に係る船外機の操舵装置にあっては、油圧ポンプが、ユニット化された油圧ダンパ機構と油圧回路と操舵角検出手段と別体に配置されるように構成した、逆に言えば、油圧ポンプが、ユニット化された油圧ダンパ機構と油圧回路と操舵角検出手段と一体的に接続されないように構成したので、上記した効果に加えて、油圧ダンパ機構などを船体において油圧ポンプと離間した適宜位置に配置することができ、よってステアリングホイール付近のレイアウトの自由度をより一層増加させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る船外機の操舵装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る船外機の操舵装置を全体的に示す概略図である。
図1において、符号10は、内燃機関、プロペラシャフト、プロペラなどが一体化された船外機を示す。船外機10は、船体(艇体)12の後尾(トランサム)に固定されたスターンブラケット14と、スターンブラケット14に取り付けられたスイベルケース16と、スイベルケース16に収容されたマウントフレーム(後述)のシャフト部(操舵軸)18とを備え、それらを介して船体12に取り付けられる。
図2は、図1に示すスイベルケース16付近の拡大部分断面図である。
船外機10は、マウントフレーム20を備える。マウントフレーム20は前記したシャフト部18を備え、シャフト部18はスイベルケース16の内部に鉛直軸回りに回転自在に収容される。またマウントフレーム20は、その上端が船外機10のフレーム10Aに固定されると共に、スイベルケース16は、チルティングシャフト22を介してスターンブラケット14に取り付けられる。これにより、船外機10は、船体12およびスターンブラケット14に対し、シャフト部18を回転軸として操舵自在とされると共に、チルティングシャフト22を回転軸としてチルトアップ・ダウンおよびトリムアップ・ダウン自在とされる。
スイベルケース16の上部には、船外機10の操舵角を調整するためのアクチュエータ、具体的には、操舵用電動モータ26が配置される。また、操舵用電動モータ26の付近には減速ギヤ機構28が配置されると共に、操舵用電動モータ26の出力軸は、減速ギヤ機構28とマウントフレーム20を介して船外機10の操舵軸たるシャフト部18に接続される。これにより、操舵用電動モータ26の回転出力によってシャフト部18が回動され、よって船外機10が左右に(鉛直軸回りに)操舵される。尚、船外機10の最大操舵角は、左操舵30°、右操舵30°である。
また、スターンブラケット14とスイベルケース16の付近には、船外機10のチルト角度とトリム角度を調整するための公知のパワーチルトトリムユニット30が配置される。パワーチルトトリムユニット30は、1本のチルト角度調整用の油圧シリンダ(以下「チルト用油圧シリンダ」という)30aと、2本の(図2で1本のみ示す)トリム角度調整用の油圧シリンダ(以下「トリム用油圧シリンダ」という)30bとを一体的に備える。
チルト用油圧シリンダ30aは、そのシリンダボトムがスターンブラケット14に固定されて船体12に取り付けられると共に、ピストンロッドのロッドヘッドがスイベルケース16に当接させられる。また、トリム用油圧シリンダ30bも、そのシリンダボトムがスターンブラケット14に固定されて船体12に取り付けられると共に、ピストンロッドのロッドヘッドがスイベルケース16に当接させられる。これにより、チルト用油圧シリンダ30aあるいはトリム用油圧シリンダ30bを駆動する(伸縮させる)ことで、チルティングシャフト22を回転軸としてスイベルケース16が回動され、よって船外機10がチルトアップ・ダウンあるいはトリムアップ・ダウンされる。
図1の説明に戻ると、上記した操舵用電動モータ26およびパワーチルトトリムユニット30は、それぞれ信号線26Lおよび30Lを介して、操縦席32の適宜位置に配置されたマイクロコンピュータからなるECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)34に接続される。
船外機10は、その上部に内燃機関(以下「エンジン」という)36を備える。エンジン36は火花点火式の直列4気筒で2200ccの排気量を備える4サイクルガソリンエンジンからなる。エンジン36は水面上に位置し、エンジンカバー38で覆われて船外機10の内部に配置される。
一方、船外機10の下部には、プロペラ40と、その付近に設けられたラダー42を備える。プロペラ40は、図示しないクランクシャフト、ドライブシャフト、ギヤ機構およびシフト機構を介してエンジン36に接続され、その動力(エンジン出力)が伝達されて回転し、船体12を前進あるいは後進させる。
また船体12の操縦席32付近には、船外機10のチルト角度の調整指示を入力するパワーチルトスイッチ46と、トリム角度の調整指示を入力するパワートリムスイッチ48が配置される。各スイッチ46,48は、操船者によって入力された船外機10のチルトアップ・ダウンおよびトリムアップ・ダウンの指示に応じた信号を信号線46L,48Lを介してECU34へ出力する。
これによりECU34は、パワーチルトスイッチ46およびパワートリムスイッチ48から出力された信号に基づいてパワーチルトトリムユニット30を動作させ、船外機10のチルト角度およびトリム角度を調整する。
船体12、具体的には船体12の操縦席32のダッシュボード50には、ステアリングホイール52および油圧ポンプ(ヘルムポンプ)54などからなる操作ユニット56と、後述する油圧回路および油圧ダンパ機構などからなる検知ユニット58が配置される。
尚、船体12の操縦席32付近には、シフトチェンジ指示や速度調整指示などを入力するレバー類が配置されると共に、船外機10には、シフトチェンジ指示に応じてシフト機構を動作させるアクチュエータや、速度調整指示に応じてエンジン36のスロットルバルブを開閉するアクチュエータなどが設けられるが、それらは本願の要旨と直接の関係を有しないので、いずれも図示を省略する。
図3は、前記した操作ユニット56および検知ユニット58の構成を示す部分断面説明図である。
操作ユニット56は、前述したように、ステアリングホイール52と、ステアリングホイール52(正確には、ステアリングホイール52の回転軸52a)に接続された油圧ポンプ54とを備える。油圧ポンプ54は、操船者によるステアリングホイール52の右回りあるいは左回りへの操舵(回転)に応じて駆動される(作動する)ように構成される。
操作ユニット56、具体的には操作ユニット56の油圧ポンプ54においてダッシュボード50に接続される部位には、操作ユニット側フランジ62が配置されると共に、操作ユニット側フランジ62の適宜位置には取付ボルト64が複数本(具体的には2本)突設される。
このように操作ユニット56にあっては、油圧ポンプ54および操作ユニット側フランジ62などがステアリングホイール52に近設されて一体的にユニット化される。
一方、検知ユニット58は、油圧ポンプ54の作動によって供給される作動油によって変位する油圧ダンパ機構66と、油圧ポンプ54と油圧ダンパ機構66を接続して作動油を供給する油圧回路68と、油圧ダンパ機構66のピストン(可動部位)の変位量を検出するストロークセンサ(操舵角検出手段。後述)などからなり、それらは検知ユニットケース72に収容(内蔵)される。
図4は、その検知ユニット58を中心に油圧回路68などを模式的に示す説明図である。
図3および図4を参照して検知ユニット58について説明すると、検知ユニット58と操作ユニット56(具体的には、操作ユニット56の油圧ポンプ54)は、油圧ポンプ54から延びる第1および第2の油圧配管76a,76bを介して接続される。
第1の油圧配管76aは、検知ユニットケース72の内部において、油路78aが接続されると共に、油路78aは、油圧ダンパ機構66の一端に接続される。
油圧ダンパ機構66は、作動油が封入されたシリンダ66aと、シリンダ66aに往復動自在に配置されてシリンダ66aの内部を2つの油室に区画するピストン(可動部位)66bとを備える。以下、ピストン66bによって区画された油室のうち、図3で上側(図4で右側)の油室を「第1の油室」と呼び、符号66c1で示す。同様に、図3で下側(図4で左側)の油室を「第2の油室」と呼び、符合66c2で示す。
また、ピストン66bの中心部付近には、ピストンロッド66d(図3にのみ示す)が接続されると共に、ピストンロッド66dの両端部は、図3に示す如く、シリンダ66aから突出するように配置される。
油圧ダンパ機構66の付近(正確には、ピストンロッド66dの両端部付近)には、ピストンロッド66dの変位量、換言すればピストン66bの変位量を検出するストロークセンサ(操舵角検出手段)80が一体的に配置される。ストロークセンサ80は、検出された変位量に応じた信号を信号線80Lを介してECU34へ出力する。尚、ストロークセンサ80は、図4において模式的に示した。
さらに油圧ダンパ機構66、具体的にはシリンダ66aの壁面の内、ピストンロッド66dが挿通される壁面66a1の付近には、ピストン66bの最大変位量を調整するストッパ機構(操舵角範囲変更機構)82が配置される。
ストッパ機構82は、略円柱状を呈し、ピストンロッド66dの軸線と略平行に配置されるストッパ部82aと、検知ユニットケース72に取り付けられる調節部82bとから構成される。
ストッパ部82aは、その一端82a1がシリンダ66aの内部、具体的にはシリンダ66aの第2の油室66c2に突出する一方、他端82a2は、図3に示すように、検知ユニットケース72から突出(露出)するように配置される。尚、ストッパ部82aの外周部分の適宜位置には雄ネジ(図示せず)が螺刻される。
調整部82bは略ナット状を呈する。即ち、調整部82bの内周部分には前記雄ネジと係合可能な雌ネジ(図示せず)が螺刻されると共に、外周部は操船者(あるいは整備者)によって操作自在(回動自在)な形状、例えば六角形状を呈する。尚、ストッパ機構82は、図4において模式的に示した。
前記の如く構成されたストッパ部82aは調整部82bに挿通される。これにより、ストッパ部82aは、調整部82bが操船者によって操作されたとき、図3において上下方向(図4において左右方向)に移動させられる。即ち、調整部82bが操作されてストッパ部82aが移動することによって、第1の油室66c1におけるストッパ部82aの一端82a1の突出長さ(図3および図4に「d1」で示す)が調整される。
油圧ダンパ機構66の他端(第2の油室66c2側)には、油路78bが接続されると共に、油路78bは油路78cと油路78dに分岐される。油路78cの途中には第1の行き側逆止弁(ワンウェイバルブ)86aが、油路78dの途中には第1の戻り側逆止弁88aが設けられる。
油路78cは、油路78eと油路78fに分岐される。油路78eの途中には第2の行き側逆止弁86bが設けられる一方、油路78fは、再度油路78gと油路78hに分岐される。油路78gの途中には圧力調整弁(リリーフバルブ)90が、油路78hの途中には可変オリフィス(可変流量調整弁)92が設けられる。
尚、圧力調整弁90は、所定値以上の油圧が加わると、油路78gを開放するように構成される。また可変オリフィス92は、励磁コイル92aおよびニードル弁92b(共に図4に示す)を備える。可変オリフィス92のニードル弁92bは、励磁コイル92aの励磁電流の大きさに応じて移動(開閉)させられ、よって可変オリフィス92の開度は自由に調整(設定)される。
油路78gおよび油路78hの端部(正確には、油路78fに接続される端部の反対側の端部)は合流して油路78iに接続される。また、油路78iおよび油路78dの端部(正確には、油路78iにおいて油路78gおよび油路78hに接続される端部の反対側の端部と、油路78dにおいて油路78bに接続される端部の反対側の端部)は合流して油路78jに接続される。油路78jの途中には第2の戻り側逆止弁88bが設けられる。
油路78eおよび油路78jの端部(正確には、油路78eにおいて油路78cに接続される端部の反対側の端部と、油路78jにおいて油路78dおよび油路78iに接続される端部の反対側の端部)は合流して油路78kに接続される。油路78kは、検知ユニットケース72の内部において、第2の油圧配管76bに接続される。
このように検知ユニット58にあっては、ストロークセンサ80および油圧回路68などが油圧ダンパ機構66に近設され、それらが検知ユニットケース72に収容(内蔵)されて一体的にユニット化される。
検知ユニットケース72において、ダッシュボード50に接続される部位には、図3に示すように、検知ユニット側フランジ94が配置される。検知ユニット側フランジ94には、前述した取付ボルト64が挿通されるべき取付ボス96が穿設される。
これにより、操作ユニット56と検知ユニット58を、ダッシュボード50、別言すれば船体12に固定することができる。具体的には、操作ユニット56の取付ボルト64を、ダッシュボード50の適宜位置に穿設された挿通孔(図示せず)に挿通させ、その取付ボルト64に検知ユニット58の取付ボス96を挿通させた後(換言すれば、操作ユニット側フランジ62と検知ユニット側フランジ94の間にダッシュボード50を介挿させるように配置した後)、図示しないナットで締結することで、操作ユニット56と検知ユニット58は、図1に示す如く、船体12に固定される。
次いで、図4以降を参照して操作ユニット56および検知ユニット58の動作について説明する。
ステアリングホイール52が、図4に示すように、右回り(図4で矢印Aの示す方向)に操舵される(回転する)と、それに応じて油圧ポンプ54は、矢印で示す如く、作動油を第1の油圧配管76a方向に吐出するように駆動(作動)する。油圧ポンプ54から吐出された作動油は、油路78aを介して油圧ダンパ機構66の第1の油室66c1に供給される。
第1の油室66c1に作動油が供給されると、油圧ダンパ機構66のピストン66bは、作動油によって押圧されて図4で矢印Bの示す方向に移動させられる(変位する)。尚、ピストン66bは、矢印B方向に移動させられて(換言すれば、ステアリングホイール52が右回りに所定量操舵されて)ストッパ機構82のストッパ部82aの一端82a1に当接すると、その移動が規制される。これにより、油圧ポンプ54は第1の油室66c1に作動油を供給することができず、よってステアリングホイール52の右回りの操舵角範囲が規制される。
従って、ステアリングホイール52の最大操舵角範囲(ロック・トゥ・ロック)は、ピストン66bの移動距離、即ち最大変位量(図4に「d2」で示す)に相当する。このことから、操船者(あるいは整備者)によってストッパ機構82の調整部82bが操作されてストッパ部82aの突出長さd1が調整されると、ピストン66bの最大変位量d2も調整され、よってステアリングホイール52の最大操舵角範囲が変更される。
ピストン66bが作動油によって矢印B方向に移動させられると、ステアリングホイール52の回転にフリクションが与えられると共に、第2の油室66c2にある作動油が油路78bに吐出される。油路78bに吐出された作動油は、油路78c、第1の行き側逆止弁86a、油路78f,78h、可変オリフィス92、油路78i,78j、第2の戻り側逆止弁88b、油路78kおよび第2の油圧配管76bを介して油圧ポンプ54に供給される。
尚、第1の戻り側逆止弁88aには、上流側(具体的には、油路78b)と下流側(具体的には、油路78i)の両方から油圧がかかることとなるが、下流側からの油圧、即ち、可変オリフィス92を通過した油圧は、上流側の油圧に比して低下するため、作動油は、油路78dを逆流することがなく、前述の如く流動する。
また、ストロークセンサ80は、移動したピストン66bの変位量を検出してそれに応じた信号をECU34へ出力すると共に、ECU34はその信号から操舵角を検出し、検出された操舵角に基づいて船外機10の操舵用電動モータ26を駆動させる。これにより、操舵用電動モータ26はシャフト部18およびマウントフレーム20を船体12に対して左回り(上面視において左回り)に回動させて船外機10を左回りに操舵し、よって船体12が右回り(上面視において右回り)に操舵(右旋回)される。
次いで、ステアリングホイール52が左回りに操舵されたときの操作ユニット56および検知ユニット58の動作について説明する。
図5は、検知ユニット52を中心に油圧回路68などを模式的に示す、図4と同様な説明図である。
ステアリングホイール52が左回り(図5で矢印Cの示す方向)に操舵される(回転する)と、それに応じて油圧ポンプ54は、図5において矢印で示す如く、作動油を第2の油圧配管76b方向に吐出するように駆動(作動)する。油圧ポンプ54から吐出された作動油は、油路78k,78e、第2の行き側逆止弁86b、油路78f,78h、可変オリフィス92、油路78i,78d、第1の戻り側逆止弁88aおよび油路78bを介して油圧ダンパ機構66の第2の油室66c2に供給される。
尚、第2の戻り側逆止弁88bには、上流側(具体的には、油路78k)と下流側(具体的には、油路78i)の両方から油圧がかかることとなるが、前記したように、下流側からの油圧、即ち、可変オリフィス92を通過した油圧は、上流側の油圧に比して低下するため、作動油は、油路78jを逆流することがない。
第2の油室66c2に作動油が供給されると、油圧ダンパ機構66のピストン66bは、作動油によって押圧されて図5で矢印Dの示す方向に移動させられる(変位する)。尚、ピストン66bは、矢印D方向に移動させられて(換言すれば、ステアリングホイール52が左回りに所定量操舵されて)シリンダ66aの壁面66a2に当接すると、その移動が規制される。これにより、油圧ポンプ54は第2の油室66c2に作動油を供給することができず、よってステアリングホイール52の左回りの操舵角範囲が規制される。
ピストン66bが作動油によって矢印D方向に移動させられると、ステアリングホイール52の回転にフリクションが与えられると共に、第1の油室66c1にある作動油が油路78aに吐出される。油路78aに吐出された作動油は、第1の油圧配管76aを介して油圧ポンプ54に供給される。
また、ストロークセンサ80は、移動したピストン66bの変位量を検出してそれに応じた信号をECU34へ出力すると共に、ECU34はその信号から操舵角を検出し、検出された操舵角に基づいて船外機10の操舵用電動モータ26を駆動させる。これにより、操舵用電動モータ26はシャフト部18およびマウントフレーム20を船体12に対して右回り(上面視において右回り)に回動させて船外機10を右回りに操舵し、よって船体12が左回り(上面視において左回り)に操舵(左旋回)される。
このように、この実施例にあっては、ステアリングホイール52の回転にフリクションを与えると共に、ステアリングホイール52の回転による操舵角範囲を規制する油圧ダンパ機構66と、油圧ポンプ54と油圧ダンパ機構66を接続する油圧回路68と、油圧ダンパ機構66のピストン66bの変位量から操舵角を検出するストロークセンサ80とを備え、検出された操舵角に基づいて船外機10のシャフト部18の操舵用電動モータ26を駆動して船外機10を操舵するように構成したので、簡素な構成でありながら、ステアリングホイール52の操作荷重を適宜に重くすることができると共に、ステアリングホイール52が所定量操舵された(回転した)ときにその回転を規制することができるため、操船者は、船外機が最大操舵角まで操舵されたことを認識することができ、よって常に良好な操作フィーリングを得ることができる。
また、油圧ダンパ機構66と油圧回路68とストロークセンサ80を一体的にユニット化するように構成したので、それらを配置するのに必要なスペースを縮小することができ、よってステアリングホイール52付近のレイアウトの自由度(取り付け自由度)を増加させることができる。
また、既存の操舵装置を電子ステアリング機構に変更する際、ステアリングホイール52付近のスペースが比較的狭い場合であっても、油圧ダンパ機構66と油圧回路68とストロークセンサ80を配置するのに必要なスペースがユニット化されて縮小されるため、容易に組み付けることができる。
また、既存の操舵装置を電子ステアリング機構に変更する場合、既存の油圧ポンプを使用することも可能なので、コスト的にも有利である。
また、油圧回路68は、油圧ダンパ機構66に供給される作動油の流量を調整する可変オリフィス92を備えるように構成した、即ち、可変オリフィス92のニードル弁92bを、励磁コイル92aの励磁電流の大きさに応じて移動(開閉)させて油路78eを流れる作動油(即ち、油圧ダンパ機構66に供給される作動油)の流量を調整するようにし、よって作動油のフリクションを自由に調整(設定)するように構成したので、作動油のフリクションに応じて変化するステアリングホイール52の操作荷重も自由に調整することができ、良好な操作フィーリングを一層得ることができる。
また、油圧ダンパ機構66は、油圧ダンパ機構66のピストン66bの最大変位量d2を調整してステアリングホイール52の回転による操舵角範囲(最大操舵角範囲)を変更するスットパ機構82を備えるように構成したので、ステアリングホイール52の最大操舵角範囲(ロック・トゥ・ロック)を操船者が所望する値に変更(調整)することができ、よって良好な操作フィーリングをより一層得ることができる。
また、油圧回路68は、所定値以上の油圧が加わると、油路78dを開放する圧力調整弁90を備えるように構成したので、油圧回路68に供給される油圧が急激に上昇した場合であっても、油路78dを開放することで作動油の流量を増加させ、よってその油圧の上昇を緩和(低減)させることができる。
次いで、この発明の第2実施例に係る船外機の操舵装置について説明する。
前述したように、従来の電子ステアリング機構を備えた船外機の操舵装置にあっては、油圧ダンパ機構や、ストッパ機構などを備えた大型の減速ギヤ機構がステアリングホイールに一体的に接続されるため、ステアリングホイール付近のレイアウトの自由度が制限される。また、従来の操舵装置を電子ステアリング機構に変更するにあたって、減速ギヤ機構あるいは検知ユニット58(検知ユニットケース72)などを新たに取り付ける場合、ステアリングホイール付近(具体的には、ダッシュボード50の裏面付近)にはそれらを取り付けるスペースがないことがある。
そこで第2実施例に係る船外機の操舵装置にあっては、油圧ポンプ54が、ユニット化された油圧ダンパ機構66と油圧回路68とストロークセンサ80(即ち、検知ユニット58)と別体とし、検知ユニット58は船体12の適宜位置(具体的には、船体12の操縦席32の床面32a)に配置されるように構成した。
図6は、その第2実施例に係る船外機の操舵装置の構成を全体的に示す、図1と同様な概略図であり、図7は、操縦席32の床面32aに配置された検知ユニット58付近の構成を示す説明部分断面図である。尚、以下の説明において、第1実施例と共通の構成については、同一の符号を付すと共に、操作ユニット56および検知ユニット58の動作については、第1実施例と同一であるので説明を省略する。
操作ユニット56は、操作ユニット56の取付ボルト64をダッシュボード50の適宜位置に穿設された挿通孔(図示せず)に挿通させた後、図示しないナットで締結することで、図6に示す如く、ダッシュボード50、換言すれば船体12に固定される。
操縦席32付近の床面32aの適宜位置には、図7に示すように、操舵ユニット56の取付ボルト64と略同一の形状を呈した(即ち、検知ユニット58の取付ボス96が挿通可能な)ボルト部100が複数本(具体的には2本)突設される。
検知ユニット58の取付ボス96は、ボルト部100に挿通させられた後、ナット102で締結固定される。これにより、検知ユニット58は操縦席32付近の床面32a、別言すれば船体12に固定される。
操作ユニット56の油圧ポンプ54は、図6に示す如く、第1および第2の油圧配管76a,76bを介して検知ユニット58の油圧回路68に接続され、操作ユニット56および検知ユニット58の組み付けが完了する。
このように、第2実施例にあっては、油圧ポンプ54が、ユニット化された、油圧ダンパ機構66と油圧回路68とストロークセンサ80(即ち、検知ユニット58)と別体に配置されるように構成した、逆に言えば、油圧ポンプ54が、検知ユニット58と一体的に接続されないように構成したので、油圧ダンパ機構66などの検知ユニット58を船体12において油圧ポンプ54と離間した適宜位置に配置することができ、よってステアリングホイール52付近のレイアウトの自由度をより一層増加させることができる。
また、従来の操舵装置を電子ステアリング機構に変更するとき、ステアリングホイール52付近(具体的には、ダッシュボード50の裏面付近)に検知ユニット58(検知ユニットケース72)を取り付けるスペースがない場合であっても、操作ユニット56が検知ユニット58と別体に配置されるように構成したので、検知ユニット58を船体12における適宜位置に配置することができ、ステアリングホイール52付近のレイアウトの自由度をより一層増加させることができると共に、操舵装置の汎用性も向上させることができる。
尚、残余の効果は第1実施例と同様であるので、説明を省略する。
以上の如く、この発明の第1および第2実施例にあっては、船外機(10)の操舵装置において、船体(12)に配置されたステアリングホイール(52)の回転に応じて油圧ポンプ(54)を介して供給される作動油によって変位して前記ステアリングホイールの回転にフリクションを与えると共に、前記ステアリングホイールの回転による操舵角範囲を規制する油圧ダンパ機構(66)と、前記油圧ポンプと前記油圧ダンパ機構を接続して作動油を供給する油圧回路(68)と、前記油圧ダンパ機構の可動部位(ピストン66b)の変位量から操舵角を検出する操舵角検出手段(ストロークセンサ80)と、前記検出された操舵角に基づいて前記船外機の操舵軸(シャフト部18)に接続されたアクチュエータ(操舵用電動モータ26)を駆動して前記船外機を操舵する操舵機構(ECU34)とを備えると共に、前記油圧ダンパ機構と前記油圧回路と前記操舵角検出手段を一体的にユニット化する(検知ユニット58、検知ユニットケース72)ように構成した。
また、前記油圧回路(68)は、前記油圧ダンパ機構(66)に供給される作動油の流量を調整する可変流量調整弁(可変オリフィス92)を備えるように構成した。
また、前記油圧ダンパ機構(66)は、前記可動部位(66b)の最大変位量(d2)を調整して前記操舵角範囲を変更する操舵角範囲変更機構(ストッパ機構82)を備えるように構成した。
また、この発明の第2実施例にあっては、前記油圧ポンプ(54)が、前記ユニット化された油圧ダンパ機構(66)と油圧回路(68)と操舵角検出手段(80)と別体に配置されるように構成した。
尚、上記において、電子ステアリング機構を備える操舵装置として船外機を例にとって説明したが、それに限られるものではなく、電子ステアリング機構を備えていればどのようなものでもよい。
また、油圧ダンパ機構66として、シリンダ式のものを用いるように構成したが、可動部位の可動域に制限があるものであれば、回転式のロータリーベーンなどの油圧ダンパ機構であってもよい。
また、取付ボルト64および取付ボス94をそれぞれ2箇所設けるように構成したが、1箇所あるいは3箇所以上設けるように構成してもよい。
また、第2実施例において検知ユニット58を配置する場所として、操縦席32付近の床面32aとしたが、それに限られないことはいうまでもない。
この発明の第1実施例に係る船外機の操舵装置を全体的に示す説明図である。 図1に示すスイベルケース付近の拡大部分断面図である。 図1に示す操作ユニットおよび検知ユニットの構成を示す部分断面説明図である。 図1に示す検知ユニットを中心に油圧回路などを模式的に示す説明図である。 図1に示す検知ユニットを中心に油圧回路などを模式的に示す、図4と同様な説明図である。 この発明の第2実施例に係る船外機の操舵装置を全体的に示す、図1と同様な説明図である。 図6に示す検知ユニット付近の構成を示す部分断面説明図である。
符号の説明
10 船外機、12 船体、18 シャフト部(操舵軸)、26 操舵用電動モータ(アクチュエータ)、34 ECU(操舵機構)、52 ステアリングホイール、54 油圧ポンプ、58 検知ユニット、66 油圧ダンパ機構、66b ピストン(可動部位)、68 油圧回路、72 検知ユニットケース、80 ストロークセンサ(操舵角検出手段)、82 ストッパ機構(操舵角範囲変更機構)、92 可変オリフィス(可変流量調整弁)

Claims (4)

  1. 船外機の操舵装置において、船体に配置されたステアリングホイールの回転に応じて油圧ポンプを介して供給される作動油によって変位して前記ステアリングホイールの回転にフリクションを与えると共に、前記ステアリングホイールの回転による操舵角範囲を規制する油圧ダンパ機構と、前記油圧ポンプと前記油圧ダンパ機構を接続して作動油を供給する油圧回路と、前記油圧ダンパ機構の可動部位の変位量から操舵角を検出する操舵角検出手段と、前記検出された操舵角に基づいて前記船外機の操舵軸に接続されたアクチュエータを駆動して前記船外機を操舵する操舵機構とを備えると共に、前記油圧ダンパ機構と前記油圧回路と前記操舵角検出手段を一体的にユニット化するように構成したことを特徴とする船外機の操舵装置。
  2. 前記油圧回路は、前記油圧ダンパ機構に供給される作動油の流量を調整する可変流量調整弁を備えるように構成したことを特徴とする請求項1記載の船外機の操舵装置。
  3. 前記油圧ダンパ機構は、前記可動部位の最大変位量を調整して前記操舵角範囲を変更する操舵角範囲変更機構を備えるように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の船外機の操舵装置。
  4. 前記油圧ポンプが、前記ユニット化された油圧ダンパ機構と油圧回路と操舵角検出手段と別体に配置されるように構成したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の船外機の操舵装置。
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