JP4544182B2 - 照明装置、電気光学装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話の液晶ディスプレイ等に用いられるバックライトユニットなどの照明装置に関する。
液晶表示装置においては、透過表示を行うために液晶表示パネルの背面側にバックライトユニットが設けられる。一般的には、バックライトユニットは、光源と、光源からの光を平面状の光として液晶表示パネルの背面に照射する導光板を備えた照明装置として構成される。光源から導光板に入射した光は、導光板の出射面と、出射面に対向する反射面との間で反射を繰り返した後、出射面から外部へ出射する。
しかしながら、導光板から出射する光の輝度は、光源に近い位置になればなるほど高くなり、光源より遠い位置になればなるほど低くなるため、導光板全体では、出射する光の輝度は均一ではなく、輝度ムラが生じていた。
なお、以下の特許文献1では、導光板の反射面に凸部又は凹部を周期的に設けることで、光の利用効率を高める技術が記載されている。
特開平9−102209号公報
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、薄くて輝度ムラの少ない導光板を有する照明装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、照明装置は、光源と、前記光源を端面に有する透明な板状の透明板と、前記透明板の向かい合う平面のうち、少なくとも一方の面上の一部に設けられた、光を反射する反射膜と、少なくとも前記透明板の前記一方の面上の前記反射膜が設けられていない領域に設けられた、光を散乱する散乱膜と、を備え、前記透明板は、前記光源の光の出射方向において前記光源から離れるほど、前記散乱膜が配置された前記反射膜が設けられていない領域によって占められる範囲が次第に大きくなり、前記散乱膜は、前記反射膜が設けられていない領域に対応する部分に凹凸が設けられている。
上記の照明装置は、例えば液晶表示装置のバックライトユニットなどに好適に使用することができ、光源と、透明板と、反射膜と、散乱膜より構成される。透明板は、前記光源を端面に有する透明な板である。前記光源は、例えばLED(Light Emitting Diode)などで構成される。前記反射膜は、前記透明板の向かい合う平面のうち、少なくとも一方の面上の一部に設けられ、光を反射する機能を有する。前記散乱膜は、少なくとも前記透明板の前記一方の面上の前記反射膜が設けられていない領域に設けられ、光を散乱する機能を有し、前記反射膜が設けられていない領域に対応する部分に凹凸が設けられている。前記透明板は、前記光源の光の出射方向において前記光源から離れるほど、前記散乱膜が配置された前記反射膜が設けられていない領域によって占められる範囲が次第に大きくなる。前記透明板、前記反射膜、前記散乱膜より導光板が構成される。このようにすることで、導光板における輝度の均一性を高めることができ、輝度ムラの発生を抑えることができる。
上記の照明装置の一態様は、前記透明板の向かい合う平面の両方の面上に設けられる。この照明装置を両面表示型の液晶表示装置に用いることで、どちらの液晶表示パネルにおいても輝度ムラを抑えた表示を行うことが可能となる。
上記の照明装置の他の一態様は、前記一方の面側には、光を反射する反射シートが前記散乱膜上に設けられる。これにより、より効果的に、導光板における輝度の均一性を高めることができる。
上記の照明装置の他の一態様は、前記反射膜は、前記透明板の向かい合う平面のうち、一方の面上に設けられ、他方の面の全面には、光を反射する全面反射膜が設けられている。これにより、反射シートを設けなくて済み、照明装置の薄型化を図ることができる。
上記の照明装置の他の一態様は、前記透明板は、ガラス基板である。これにより、導光板が液晶表示パネルの支持体となり、液晶表示パネルの薄型化による撓みを抑えることができる。
本発明の他の観点では、電気光学装置は、表示パネルと、表示パネルのバックライトとして用いられる上記の照明装置と、を有する。これにより、光の利用効率を高い電気光学装置を提供できる。また、上記の電気光学装置を表示部として備える電子機器を構成することができる。
本発明の更なる他の観点では、導光板は、透明な板状の透明板と、前記透明板の向かい合う平面のうち、少なくとも一方の面上の一部に設けられた、光を反射する反射膜と、少なくとも前記透明板の前記一方の面上の前記反射膜が設けられていない領域に設けられた、光を散乱する散乱膜と、を備え、前記透明板は、前記光源の光の出射方向において前記光源から離れるほど、前記散乱膜が配置された前記反射膜が設けられていない領域によって占められる範囲が次第に大きくなり、前記散乱膜は、前記反射膜が設けられていない領域に対応する部分に凹凸が設けられている。このような導光板を用いることにより、輝度ムラの発生を抑えることができる。
本発明の更なる他の観点では、電気光学装置の製造方法は、一対の基板間に電気光学物質を封入してなる表示パネルを作製する表示パネル作製工程と、ガラス基板の一方の面上に金属膜を塗布し、前記金属膜の一部を除去して反射膜を形成する反射膜形成工程と、少なくとも前記ガラス基板の前記一方の面上の前記反射膜が設けられていない領域に散乱膜を形成する散乱膜形成工程と、所定の大きさに前記ガラス基板を切断して、導光板を形成する導光板形成工程と、前記ガラス基板の端面に光源部を取り付けて、照明装置を作製する照明装置作製工程と、前記表示パネルを前記照明装置に取り付ける取り付け工程と、を備える。これにより、液晶表示パネルを製造するラインと同じラインで、照明装置を製造することができ、製造コストを削減することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
[液晶表示装置の構成]
図1に本実施形態に係る照明装置を適用した液晶表示装置100の断面図を示す。図1において、本実施形態に係る照明装置10は、液晶表示装置100などのバックライトユニットとして使用される面発光型の照明装置である。液晶表示装置100は、主に照明装置10と液晶表示パネル20より構成される。照明装置10は、端面に光源12を有する導光板16を備える。また、照明装置10は、導光板16の下側に反射シート17を備える。液晶表示装置100は、照明装置10と液晶表示パネル20の間に、拡散シート18と、プリズムシート19を備える。
液晶表示パネル20は、素子基板91と、その素子基板91に対向して配置されるカラーフィルタ基板92とが枠状のシール材5を介して貼り合わされ、そのシール材5の内側に液晶が封入されて液晶層4が形成されてなる。素子基板91は、ガラス基板上にソース電極、ゲート電極、画素電極が配置されたものであり、カラーフィルタ基板92は、ガラス基板上に着色層、共通電極が配置されたものである。液晶層4に用いられる液晶は、例えばTN(Twisted Nematic)型液晶である。素子基板91の画素電極とカラーフィルタ基板92の共通電極間に電圧が印加されることで、液晶の配向が制御される。
照明装置10において、導光板16は、透明なガラス基板より形成された板状の透明板11と、透明板11の反射シート17側の表面上に設けられた反射膜15と、反射膜15の表面上に設けられた、光を散乱する散乱膜14より構成される。反射膜15には、光を透過する複数の開口部31が設けられている。即ち、この透明板11の開口部31に対応する部分が、本発明における透明板11の反射膜15が設けられていない領域となる。
光源12は、例えば点光源としての複数のLED(Light Emitting Diode)13を備え、光源12と対向する透明板11の端面(以下、「入光端面」と呼ぶ)11cに光を出射する。透明板11の上側の面11aは光を出射する面(以下、「出射面」と呼ぶ)であり、下側の面11bは光を反射する面(以下、「反射面」と呼ぶ)である。
光源12から出射された光Lは、入光端面11cから透明板11内に入り、反射面11bと出射面11aとの間で反射を繰り返す。光Lは、反射面11bの反射膜15が設けられた領域では全反射する。一方、光Lが、開口部31を介して反射面11bから出射した場合には、散乱膜14又は反射シート17によって、光Lは、透明板11内部へ戻される。このとき、後に詳しく述べるが、光Lは散乱されるため、その偏向方向が変わる。光Lの偏向方向が変えられることにより、出射面11aと光Lのなす角は臨界角を超え、光Lは出射面11aから液晶表示パネル20へ向けて出射する。
図2は、開口部31の拡大断面図であり、図1で言うと、破線16pで囲まれる部分の拡大図である。図2に示すように、散乱膜14は、開口部31に対応する部分14aに凹凸が設けられている。この凹凸の形状は、ランダムな凹凸の形状、即ち、散乱膜14の表面が粗く荒らされた凹凸の形状とされる。入光端面11cから透明板11内に入った光Lが、開口部31を介して反射面11bから出射した場合、部分14aの凹凸へ入射する角度によって、部分14aで反射されて透明板11内部へ戻される光Lr1と、部分14aで屈折して外部へ出射する光Lr2とに分かれる。部分14aは、光Lを反射する際、凹凸によって、様々な方向へ反射するため、光Lr1は、拡散された光となる。一方、部分14aは、光Lを屈折する際にも、凹凸によって、様々な方向へ屈折するため、光Lr2も拡散された光となる。散乱膜14の外部へ出射した光Lr2は、反射シート17によって反射され、当該開口部31又は他の開口部31より透明板11内部へ戻される。
ここで、透明板11と散乱膜14の境界の反射面11bで光の反射が発生することを避けるために、散乱膜14の光の屈折率は、透明板11の光の屈折率と等しくされるのが望ましい。
図3は、照明装置10の平面図を示している。先にも述べたように、透明板11の反射シート17側の表面上には、反射膜15が設けられる。反射膜15には、光を透過する複数の開口部31が設けられる。本実施形態に係る照明装置10では、図3に示すように、反射膜15は、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、開口部31によって占められる範囲が次第に大きくなっている。例えば、図3に示す反射膜15では、開口部31は一定の面積を有し、開口部31の数は、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、次第に増加する構造となっている。このようにすることで、光源12より離れれば離れるほど、開口部31を介して反射面11bから出射する光が増えることとなる。即ち、散乱膜14の部分14aにおける凹凸によって反射され、拡散される光が増えることとなる。
また、本実施形態に係る照明装置10では、散乱膜14上に反射シート17が設けられている。照明装置10では、開口部31の数は、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、次第に増加する構造となっているので、光源12より離れた位置ほど、開口部31より入射する光、即ち、反射シート17によって反射された後、開口部31より入射する光が多くなる。
以上より分かるように、本実施形態に係る照明装置10では、反射膜15は、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、開口部31によって占められる範囲が次第に大きくなる。言い換えると、透明板11は、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、散乱膜14が配置された反射膜15が設けられていない領域によって占められる範囲が次第に大きくなる。従って、本実施形態に係る照明装置10では、光源12より離れた位置ほど、散乱膜14によって拡散された光が増えることとなり、当該光源12より離れた位置における輝度を向上させることができる。これにより、本実施形態に係る照明装置10では、出射面11aより出射する光の導光板16における輝度の均一性を高めることができ、輝度ムラの発生を抑えることができる。また、反射シート17を設けることにより、より効果的に、光源12より離れた位置ほど、光の輝度を向上させることができ、導光板16における輝度の均一性を更に高めることができる。
[液晶表示装置の製造方法]
次に、本実施形態に係る液晶表示装置100の製造方法について述べる。図4は、本実施形態に係る液晶表示装置100の製造方法を示すフローチャートであり、図5は、本実施形態に係る液晶表示装置100における照明装置10の製造方法を示すフローチャートである。
まず、液晶表示パネル20を作製する(工程R11)。具体的には、液晶表示パネル20は、素子基板91及びカラーフィルタ基板92を作製して、シール材5を介して互いに貼り合わせた後、素子基板91とカラーフィルタ基板92の間に液晶を封入することにより作製される。
次に、照明装置10を作製する(工程R12)。照明装置10の製造方法については、図5のフローチャートを基に説明する。ここで、図6〜図7に、導光板16の製造工程における模式図を示す。
まず、図6(a)に示すように、ガラス基板11oの表面上にアルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、モリブテン(Mo)などの金属膜15oを、スパッタリング法などを用いて成膜した後、図6(b)に示すように、微細加工法などを用いて、金属膜15oの一部を除去して開口部31を形成する。これにより、反射膜15が形成される(工程R21)。
次に、図7(a)に示すように、光を散乱する性質のある樹脂、例えば、ビーズなどの球状粒子を含み、当該球状粒子と光の屈折率の異なる樹脂を、反射膜15の表面上に塗布した後、開口部31に対応する部分に、ラビング加工などにより凹凸を形成する。これにより、散乱膜14が形成される(工程R22)。
その後、図7(b)に示すように、導光板16の大きさに合わせて、切断線CLに沿って、ガラス基板11oを切断することにより、透明板11に反射膜15及び散乱膜14が設けられた導光板16が形成される(工程R23)。
このようにして、導光板16を形成した後、光源12を取り付けて(工程R24)、照明装置10が完成する。
次に、図4のフローチャートに戻り、液晶表示パネル20を、拡散シート18、プリズムシート19を挟んで照明装置10に取り付けることで、液晶表示装置100は完成する(工程R13)。
本実施形態に係る照明装置10では、上述したように、透明板11としてガラス基板が用いられており、当該ガラス基板上に、金属膜を、スパッタリング法などを用いて成膜し、微細加工法などを用いて、開口部31を形成した後、導光板16の形状に切断することで、導光板16は作製される。一方、液晶表示パネル20の素子基板91の製造方法では、ガラス基板上に金属膜を、スパッタリング法などを用いて成膜し、微細加工法などを用いて、電極などを形成した後、素子基板91の形状に切断することで、素子基板91は作製される。つまり、このことから分かるように、本実施形態に係る照明装置10の製造方法では、液晶表示パネル20を作製するラインを用いて、導光板16を作製することができる。これにより、導光板16の製造コストを削減することができる。
また、ガラス基板で作製された導光板16を液晶表示装置100に用いることで、導光板16が液晶表示パネル20の支持体となり、液晶表示パネル20の薄型化による撓みを抑えることができる。
[変形例]
次に、上述した実施形態の各種の変形例について述べる。図8は、第1の変形例に係る照明装置10の平面図を示している。第1の変形例に係る照明装置10は、上述の実施形態に係る照明装置10と異なり、図8に示すように、光の出射方向と垂直な方向に設けられる開口部31の数は、光源部12からの距離に拘らず同一であるが、反射膜15に設けられた開口部31の面積は、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、次第に増加する構造となっている。このようにしても、反射膜15は、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、開口部31によって占められる範囲が次第に大きくなるので、光源12より離れた位置ほど、散乱膜14によって拡散された光が増えることとなり、当該位置における輝度を向上させることができる。
なお、反射膜15の形状としては、上述の実施形態又は第1の変形例で述べた形状には限られない。代わりに、例えば、反射膜15に設けられた開口部31の面積が、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、次第に増加すると共に、開口部31の数も、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、次第に増加するとしてもよい。
さらに、図3及び図8では、開口部31は、規則的に配置されているが、これに限られるものではない。光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、反射膜15における開口部31によって占められる範囲が次第に大きくなりさえすれば、開口部31は、規則的に配置される代わりにランダムに配置されるとしても、先に述べたのと同様の効果を得られることができるのは言うまでもない。
図9(a)は、第2の変形例に係る照明装置10の断面図を示し、図9(b)は、第3の変形例に係る照明装置10の断面図を示す。
図9(a)に示すように、第2の変形例に係る照明装置10では、上述の実施形態に係る照明装置10と異なり、透明板11の出射面11a上に反射膜15が設けられている。反射膜15には、光を透過する複数の開口部31が設けられている。反射膜15は、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、開口部31によって占められる範囲が次第に大きくなっている。一方、透明板11の反射面11b上には、その全面に光を反射する全面反射膜15aが設けられている。全面反射膜15aは、反射膜15と同じ材料で形成されるが、反射膜15と異なり開口部31を有さない。このようにすることで、光源12より離れた位置ほど、液晶表示パネル20へ向けて出射する光が増えることとなり、導光板16における輝度の均一性を高めることができる。また、全面反射膜15aを設けることにより、反射シート17を設ける必要がなくなり、照明装置10の薄型化を図ることができる。
図9(b)に示すように、第3の変形例に係る照明装置10では、上述の実施形態に係る照明装置10と異なり、透明板11の向かい合う両方の平面上、即ち、出射面11a及び反射面11bの両方の面上に反射膜15が設けられている。両方の面上に設けられた反射膜15には、光を透過する複数の開口部31が設けられている。両方の面上に設けられた反射膜15は、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、開口部31によって占められる範囲が次第に大きくなっている。これによっても、光源12より離れた位置ほど、液晶表示パネル20へ向けて出射する光が増えることとなり、導光板16における輝度の均一性を高めることができる。
また、第3の変形例に係る照明装置10は、反射面11bより外部へ出射する光についても、導光板16における輝度の均一性を高めることができる。従って、例えば、第3の変形例に係る導光板16の両面に液晶表示パネルを備え、反射面11bも出射面とした両面表示型の液晶表示装置では、どちらの液晶表示パネルにおいても輝度ムラを抑えた表示を行うことが可能となる。
図10(a)、(b)は、変形例に係る照明装置10の開口部31の拡大断面図を示す。上述の実施形態に係る照明装置10では、散乱膜14の部分14aにはランダムな凹凸が設けられるとしているが、代わりに、この凹凸の形状として、図10(a)に示すようなマイクロレンズ形状、又は、図10(b)に示すようなプリズム形状を用いるとすることもできる。
図11(a)〜(c)は、図10(a)に示した部分14aの凹凸形状をマイクロレンズ形状とした場合における1つのマイクロレンズの種々の形状を示したものである。図11(a)〜(c)において、上段に1つのマイクロレンズの平面図を示し、下段に1つのマイクロレンズの切断線AA´に沿った断面図を示す。例えば、図10(a)では、1つのマイクロレンズの形状は、図11(a)に示すように、その平面形状は円形とされている、即ち、1つのマイクロレンズの形状は、全体として半球形状とされている。この場合には、部分14に入射した光は、指向性を有することなく均一に拡散されて反射及び屈折される。1つのマイクロレンズの形状としては、図11(a)に示した形状に限られるものではなく、代わりに、図11(b)に示すように、その平面形状が楕円形状をなすとしてもよいし、図11(c)に示すように、その平面形状が菱形形状をなすとしてもよい。
上述の実施形態では、透明板11は、ガラス基板より形成されるとしているが、代わりにPET(ポリエチレンテレフタレート)などの透明樹脂を用いることもできるのは言うまでもない。
また、上述の実施形態及び変形例は、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の組み合わせが可能であるのはいうまでもない。例えば、第3変形例に係る照明装置10における導光板16において、その出射面11a側の反射膜15に設けられた開口部31については、その面積を、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、次第に増加する構造とする一方、その反射面11b側の反射膜15に設けられた開口部31については、その面積を一定とし、その開口部31の数を、光源12より出射される光Lの出射方向において光源12から離れるほど、次第に増加させる構造としてもよい。
更には、上述の実施形態及び変形例では、反射膜15に開口部31を設けることとしているがこれに限られるものではない。透明板11の面上に開口の形状で反射膜15を設けない領域を設ける代わりに、透明板11の面上に反射膜15を設ける領域と反射膜15を設けない領域を例えばストライプ状に形成するとしてもよいのは言うまでもない。
[電子機器]
次に、本発明に係る液晶表示装置100を適用可能な電子機器の具体例について図8を参照して説明する。
まず、本発明に係る液晶表示装置100を、可搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)の表示部に適用した例について説明する。図12(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュータ710は、キーボード711を備えた本体部712と、本発明に係る液晶表示パネルを適用した表示部713とを備えている。
続いて、本発明に係る液晶表示装置100を、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図12(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機720は、複数の操作ボタン721のほか、受話口722、送話口723とともに、本発明に係る液晶表示装置100を適用した表示部724を備える。
なお、本発明に係る液晶表示装置100を適用可能な電子機器としては、図12(b)に示したパーソナルコンピュータや図12(b)に示した携帯電話機の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
本実施形態に係る液晶表示装置の概略構成を示す断面図である。 開口部の拡大断面図である。 本実施形態に係る照明装置の平面図である。 本実施形態に係る液晶表示装置の製造方法のフローチャート。 本実施形態に係る照明装置の製造方法のフローチャート。 導光板の製造工程における模式図を示す。 導光板の製造工程における模式図を示す。 変形例に係る照明装置の平面図である。 変形例に係る照明装置の断面図である。 変形例に係る照明装置の開口部の拡大断面図である。 散乱膜のマイクロレンズ形状の変形例を示す図である。 本発明の照明装置を適用した電子機器を示す概略図である。
符号の説明
10 照明装置、 11 透明板、 12 光源、 13 LED、 14 散乱膜、 15 反射膜、 16 導光板、 20 液晶表示パネル、 100 液晶表示装置

Claims (9)

  1. 光源と、
    前記光源を端面に有する透明な板状の透明板と、
    前記透明板の向かい合う平面のうち、少なくとも一方の面上の一部に設けられた、光を反射する反射膜と、
    少なくとも前記透明板の前記一方の面上の前記反射膜が設けられていない領域に設けられた、光を散乱する散乱膜と、を備え、
    前記透明板は、前記光源の光の出射方向において前記光源から離れるほど、前記散乱膜が配置された前記反射膜が設けられていない領域によって占められる範囲が次第に大きくなり、
    前記散乱膜は、前記反射膜が設けられていない領域に対応する部分に凹凸が設けられていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記反射膜は、前記透明板の向かい合う平面の両方の面上に設けられることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記一方の面側には、光を反射する反射シートが前記散乱膜上に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記反射膜は、前記透明板の向かい合う平面のうち、一方の面上に設けられ、他方の面の全面には、光を反射する全面反射膜が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記透明板は、ガラス基板であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 表示パネルと、
    表示パネルのバックライトとして用いられる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の照明装置と、を有する電気光学装置。
  7. 請求項6に記載の電気光学装置を表示部に備えることを特徴とする電子機器。
  8. 透明な板状の透明板と、
    前記透明板の向かい合う平面のうち、少なくとも一方の面上の一部に設けられた、光を反射する反射膜と、
    少なくとも前記透明板の前記一方の面上の前記反射膜が設けられていない領域に設けられた、光を散乱する散乱膜と、を備え、
    前記透明板は、前記光源の光の出射方向において前記光源から離れるほど、前記散乱膜が配置された前記反射膜が設けられていない領域によって占められる範囲が次第に大きくなり、
    前記散乱膜は、前記反射膜が設けられていない領域に対応する部分に凹凸が設けられていることを特徴とする導光板。
  9. 一対の基板間に電気光学物質を封入してなる表示パネルを作製する表示パネル作製工程と、
    ガラス基板の一方の面上に金属膜を塗布し、前記金属膜の一部を除去して反射膜を形成する反射膜形成工程と、
    少なくとも前記ガラス基板の前記一方の面上の前記反射膜が設けられていない領域に散乱膜を形成する散乱膜形成工程と、
    所定の大きさに前記ガラス基板を切断して、導光板を形成する導光板形成工程と、
    前記ガラス基板の端面に光源部を取り付けて、照明装置を作製する照明装置作製工程と、
    前記表示パネルを前記照明装置に取り付ける取り付け工程と、を備えることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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