JP4543255B2 - 電気機器キャビネット - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器キャビネット、特に内部スペースを広く確保しながら前後左右及び上下の各方向の力積に対する強度を確保するという対策を講じた電気機器キャビネットに関する。
キャビネット本体とカバーとを合わせて樹脂成形体でなる箱形の電気機器キャビネットを構成する場合に採用されている従来の構造を図8を参照して説明する。図8は従来の電気機器キャビネットの要部の断面図であり、樹脂成形体でなるキャビネット本体1の側壁11にはその内側の複数箇所にリブ12が所要の間隔を隔てて並べて設けられているのに対し、樹脂成形体でなるカバー2の側壁21には突片22が設けられていて、キャビネット本体1とカバー2とを合わせたときには、それら両者の側壁11,21の端面13,23同士が互いに突き合わされて重なり合うと共に、キャビネット本体1側の複数のリブ12のそれぞれの上端部に形成した隙間14にカバー2側の突片22が差し込まれる。
この構造を備える電気機器キャビネットによると、隙間14に突片22が差し込まれていることにより、両者の側壁11,21に加わる内向きの力積(内向き荷重)Fやその反対向き(外向き)の力積(外向き荷重)に対してはリブ12が対抗し、上下方向の荷重に対しては両者の側壁11,21の端面13,22同士が押し合って対抗するので、それらの各方向の荷重に対する必要強度を確保することは比較的容易である。
また、図8を参照して説明した構造を備える電気機器キャビネットでは、その組立工程で、キャビネット本体1側の隙間14にカバー2側の突片22を差し込むためには、キャビネット本体1の上方からカバー2を矢印Aのように押し下げる必要があるため、同図に仮想線で示したように、キャビネット本体1側に装備された電気部品Tがキャビネット本体1の側壁11の上方でその側壁11の外側に突き出ているような場合には、その電気部品Tがじゃまになってキャビネット本体1にカバー2を合わせて図8の構造を組み立てるるということができない。そこで、この場合には、図9に示したように、カバー2の側壁に大きな窪み状の開口24を形成しておき、その開口24に電気部品Tが納まるようにしてカバー2をキャビネット本体1に合わせた後、電気部品Tを突き出させるための開口25を備えたパネル26を開口24の形成箇所に取り付けるということが行われていた。
一方、電子機器のケースの開口部に開閉蓋を取り付けることのためにケース側の突出軸に対して開閉蓋側の穴を嵌合するという電子機器の開閉蓋取付装置(特許文献1参照)、キャビネットにバックカバーを取り付ける際に、バックカバーの孔をキャビネット側に設けた矢印形状の被係合部に挿入し、かつ、その孔に挿入した嵌合爪を上記被係合部に係合させることによって、その嵌合爪と一体の蓋でカバーをキャビネット側へ押し付けるというバックカバーの取付構造(特許文献2参照)、フレームに固定したキャッチ部材に、カバーに設けた爪を離脱可能に係合させるというカバーの着脱機構(特許文献3参照)などが従来より提案されていた。
特開平6−302975号公報 実開平4−50988号公報 特開平10−93260号公報
しかしながら、図8の構造を備える電気機器キャビネットにおいては、カバー2側の突片22の隙間24に対する差込み箇所自体には、その突片22がリブ12の並び方向に位置ずれすることを防ぐ対策が講じられていない。そのため、この電気機器キャビネットでは、上記突片22がキャビネット本体1側の隙間14内でリブ12の並び方向に位置ずれしてキャビネット本体1とカバー2との位置ずれを防ぐために、上記差込み箇所以外の箇所にそのような位置ずれを阻止するための対策を講じる必要があった。また、図8の電気機器キャビネットでは、リブ12がキャビネット本体1の側壁11の内面からその内側に張り出しているため、電気機器キャビネットの内部スペースがそれだけ狭くなって小形化コンパクト化が阻害されるという問題があった。
一方、図9を参照して説明した構造を持つ電気機器キャビネットでは、カバー2の側壁21の側壁の剛性ないし強度が開口24の大きさに見合って低下し、また、パネル26が余分に必要になってそれだけ必要部品点数が増加してコスト高になるという問題があった。
一方、特許文献1によって提案されている技術には、ケースを樹脂で成形する場合に、ケース側の突出軸が成形型からのケースの離型方向に対し直交する方向に突き出ているためにそれだけ成形型の構造が複雑化するという問題がある。また、特許文献2や特許文献3によって提案されている技術は、嵌合爪を有する蓋やキャッチ部材などが余分に必要であるという問題がある。
本発明は図8や図9について説明した事情や問題に鑑みてなされたものであり、リブを設けることなく電気機器キャビネットの前後左右及び上下の各方向の力積に対する強度を確保することが可能であり、しかも、リブを省略して内部スペースを広く確保することによる小形化コンパクト化が促進されやすい電気機器キャビネットを提供することを目的とする。
また、本発明は、電気機器キャビネットを樹脂成形体とする場合に、成形型からの離型方向に交差するような突出し部分を無くして成形型の構造の簡素化を図ることのできる電気機器キャビネットを提供することを目的とする。
本発明に係る電気機器キャビネットは、キャビネット本体とカバーとを合わせることによって形成され、それら両者を合わせることによってそれらの側壁の端面同士が互いに突き合わされて重なり合うようになっている樹脂成形体でなる電気機器キャビネットにおいて、キャビネット本体及びカバーのそれぞれの側壁の厚さ方向内側部分に、側壁をその端面を含んで欠除することにより形成された凹所と側壁の端面から突出する舌片状の係合片とが交互に並べて形成されていて、キャビネット本体側の係合片がカバー側の凹所に嵌合し、カバー側の係合片がキャビネット本体側の凹所に嵌合している。
この構成を備える電気機器キャビネットによると、キャビネット本体及びカバーの側壁の端面同士が互いに突き合わされて重なり合っていることより上下方向の力積に耐え得る強度を確保しやすくなり、キャビネット本体側の係合片がカバー側の凹所に嵌合し、カバー側の係合片がキャビネット本体側の凹所に嵌合していることにより左右方向(内外方向)の力積に耐え得る強度を確保しやすくなる。また、キャビネット本体及びカバーの各側壁に設けられている凹所が、それらの側壁の端面を含んで欠除することにより形成されており、かつ、係合片がそれらの側壁の端面から突出する舌片状に形成されていることにより、キャビネット本体やカバーに、成形型からの離型方向に交差するような突出し部分を設ける必要がなくなって成形型の構造の簡素化を図りやすくなる。
本発明では、上記係合片と上記凹所との嵌合箇所において係合片の端縁が凹所の両側の段付面に係合してそれらの幅方向での位置ずれが阻止されていると共に、その嵌合箇所で係合片と凹所の底壁とが互いに重なり合っている。そのため、係合片と凹所との嵌合箇所でそれらの係合片と凹所とが幅方向で互いに位置決めされるためにキャビネット本体とカバーとが位置ずれするという事態が起こらない。しかも、係合片と凹所との嵌合箇所では係合片と凹所の底壁とが互いに重なり合っているので、係合片が凹所の底壁を支えて補強するという作用が発揮されて左右方向の力積に対する耐変形性が向上する。
本発明では、上記キャビネット本体側に取り付けられてそのキャビネット本体の側壁の上方でそのキャビネット本体の側壁の外側に突き出る電気部品を有し、組立工程でキャビネット本体の側壁の上端部に載置した倒伏姿勢のカバーの側壁を起立姿勢に起こしてその端面をキャビネット本体の端面に重ね合わせたときに、上記電気部品の挿入される開口が当該カバーの側壁に開設されている。このため、図9で説明したようなパネル26を余分に設けたり、同図で説明したようにカバーの側壁に開口24を形成したりする必要がなくなる。
本発明では、キャビネット本体側の凹所の段付面をそのキャビネット本体の側壁の上端面から突き出るように延ばすことによって形成される突出面を、上記組立工程でカバー側の係合片の幅方向端縁を係止してその係合片をキャビネット本体側の凹所に対して位置決めするガイド面として形成してある。このため、組立工程での係合片と凹所との位置合わせが容易にかつ正確に行われて組立て作業性ないし量産性が向上するという利点がある。
本発明に係る電気機器キャビネットは、キャビネット本体とカバーとを合わせることによって形成され、それら両者を合わせることによってそれらの側壁の端面同士が互いに突き合わされて重なり合うようになっている樹脂成形体でなる電気機器キャビネットにおいて、キャビネット本体及びカバーのそれぞれの側壁の厚さ方向内側部分に、側壁をその端面を含んで欠除することにより形成された凹所と側壁の端面から突出する舌片状の係合片とが交互に並べて形成されていて、キャビネット本体側の係合片がカバー側の凹所に嵌合し、カバー側の係合片がキャビネット本体側の凹所に嵌合していると共に、上記係合片と上記凹所との嵌合箇所において係合片の端縁が凹所の両側の段付面に係合してそれらの幅方向での位置ずれが阻止されていると共に、その嵌合箇所で係合片と凹所の底壁とが互いに重なり合い、上記キャビネット本体側に取り付けられてそのキャビネット本体の側壁の上方でそのキャビネット本体の側壁の外側に突き出る電気部品を有し、組立工程でキャビネット本体の側壁の上端部に載置した倒伏姿勢のカバーの側壁を起立姿勢に起こしてその端面をキャビネット本体の端面に重ね合わせたときに、上記電気部品の挿入される開口が当該カバーの側壁に開設されていて、キャビネット本体側の凹所の両側の段付面のそれぞれをそのキャビネット本体の側壁の上端面から突き出るように延ばすことによって相対向状態に形成される一対の突出面を、上記組立工程でカバー側の係合片を嵌合させてその係合片をキャビネット本体側の凹所に対して位置決めするガイド面として形成してある、という構成を採用することによっていっそう具体化される。この発明の作用などについては後述する実施形態を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る電気機器キャビネット100の外観を示した概略斜視図、図2は図2はその内部に配備される電気部品Tなどを例示した概略部分縦断側面図、図3は要部の分解斜視図、図4(A)(B)は互いに異なる箇所での概略縦断面図、図5は電気機器キャビネット100の内側から見た要部の側面図、図6(A)(B)は組立て手順を示した説明図、図7は変形例による要部の分解斜視図である。
図1のようにこの電気機器キャビネット100は、キャビネット本体30とカバー40とを合わせることによって矩形箱形に形成された樹脂成形体でなり、その電気機器キャビネット100の側面にはキャビネット本体30とカバー40との合わせ箇所aが線状に現れている。また、キャビネット本体30やカバー40にはそれぞれ側壁31,41が備わっていて、そのうちのカバー40の側壁41には、後述する電気部品T(図2参照)が外部に臨む開口42が備わっている。
図2のように、キャビネット本体30には電源基板P1とメイン基板P2とが上下2段に配備されていて、メイン基板P2に搭載された電気部品Tが上記開口42から外部に臨んでいる。そして、カバー40は、電源基板P1やメイン基板P2をキャビネット本体30に組み付けた後で、そのキャビネット本体30に合わされて電気機器キャビネット100が組み立てられる。
図3のように、キャビネット本体30の側壁31の厚さ方向内側部分には、側壁31をその端面33を含んで欠除することにより形成された凹所34と側壁31の端面33から上向きに突出する舌片状の係合片35とが交互に並べて形成されている。したがって、側壁31の厚さ方向外側部分では、その端面33が係合片35や凹所34の外側に張り出している。これと同様に、カバー40の側壁41の厚さ方向内側部分にも、側壁41をその端面43を含んで欠除することにより形成された凹所44と側壁41の端面43から突出する舌片状の係合片45とが交互に並べて形成されている。したがって、側壁41の厚さ方向外側部分では、その端面43が係合片45や凹所44の外側に張り出している。そして、カバー40の側壁41の両端をキャビネット本体30の側壁31の両端に揃えたときには、キャビネット本体30側のそれぞれの係合片35にカバー40側のそれぞれの凹所44が各別に臨み、キャビネット本体30側のそれぞれの凹所34にカバー40側のそれぞれの係合片45が各別に臨むようになっている。
キャビネット本体30とカバー40とを合わせることによって組み立てられた箱形の電気機器キャビネット100において、キャビネット本体30側の凹所34とカバー40側の係合片45との嵌合箇所M1の断面形状を図4(A)に示し、キャビネット本体30側の係合片35とカバー40側の凹所44との嵌合箇所M2の断面形状を図4(B)に示してあり、それらの嵌合箇所M1,M2の側面視形状を図5に示してある。これらの嵌合箇所M1,M2の構造を次に説明する。
図4(A)及び図5の嵌合箇所M1では、カバー40側の係合片45がキャビネット本体30側の凹所34に嵌合してその係合片45と凹所34の底壁に相当するキャビネット本体30側の側壁31の肉薄部分31’とが重なり合っていると共に、係合片45の幅方向の両端縁が凹所34の溝幅方向両側の段付面34a,34aに係合してそれらの幅方向での位置ずれが阻止されている。これに対し、図4(B)及び図5の嵌合箇所M2では、カバー40側の凹所44がキャビネット本体30側の係合片35に嵌合してその係合片35と凹所44の底壁に相当するカバー40側の側壁41の肉薄部分41’とが重なり合っていると共に、係合片35の幅方向の両端縁が凹所44の溝幅方向両側の段付面44a,44aに係合してそれらの幅方向での位置ずれが阻止されている。そして、キャビネット本体30の側壁31(薄肉部分31’を含む)の端面33とカバー40の側壁41(薄肉部分41’を含む)の端面43とは、互いに重なり合って図1に示した線状の合わせ箇所aを形成している。
図4及び図5を参照して説明した構成を備える実施形態の電気機器キャビネット100では、図8を参照して説明したリブ12に相当する部分を有していないため、それだけ内部スペースが広く確保されている。また、係合片35,45や凹所34,44の形状がキャビネット本体30やカバー40を樹脂で成形して金型から離型する際の離型を阻害する形状にはなっていないので、言い換えると、離型方向に直交する方向に突き出す部分を有していないので、係合片35,45や凹所34,44の形状がキャビネット本体30やカバー40を成形するための成形型の形状ないし構造を簡素化することに役立っている。
また、上記電気機器キャビネット100に、図4(A)(B)矢印U,Dのような上下方向の力積が加わった場合には、キャビネット本体30及びカバー40の各側壁31,41の端面33,43同士が互いに押し合ってその力積に耐え得る強度を発揮する。また、側壁11,21に加わる内向きの力積(内向き荷重)Fに対しては、嵌合箇所M1の係合片45が側壁31の肉薄部分31’を支えると共に、嵌合箇所M2の係合片35が側壁41の肉薄部分41’を支え、上記力積Fとは反対向きの力積(外向き荷重)に対しては、嵌合箇所M1の側壁31の肉薄部分31’が係合片45を支えると共に、嵌合箇所M2の側壁41の肉薄部分41’が係合片35を支えるために、この部分にリブを余分に設けなくても、キャビネット本体30やカバー40の側壁31,41の肉厚によって必要強度が確保されている。この点に関し、側壁31,41の肉厚を厚くして必要強度を確保したとしても、図8を参照して説明したリブ12を設ける場合よりも電気機器キャビネット100の内部スペースを広く確保することができた。
さらに、電気機器キャビネット100に図5矢印Hのような前後方向の力積(前向き荷重及び後向き荷重)が加わった場合でも、各嵌合箇所M1,M2において係合片35,45の端縁が凹所44,34の両側の段付面44a,34aに係合してそれらの幅方向での位置ずれが阻止されていることにより、係合片35,45と凹所44,34とが幅方向で互いに位置決めされてキャビネット本体30とカバー40との位置ずれが阻止される。
以上より、この電気機器キャビネット100では、リブなどを設けていないにもかかわらず、前後左右及び上下の各方向に加わる力積が上記した嵌合箇所M1,M2で受け止められて容易に変形したり損壊したりすることのない強固な構造が得られる。調査の結果、この電気機器キャビネット100をたとえば光学系を備えるプロジェクタの筐体として用いた場合、両手でその筐体をつかんでもその側壁が内側に変形するという事態は起こらなかった。
以上説明した電気機器キャビネット100の組立工程では、キャビネット本体30の上方からカバー本体40を押し下げて係合片35,45を凹所44,34に垂直方向で嵌合させるという手順を採ることも可能であるけれども、そのような手順を採用すると、図1に示した開口42から電気部品Tを外部に臨ませることができない。そこで、この場合には次に図6(A)(B)を参照して説明する手順を採用することが有利である。
図6(A)は図4(A)及び図5の嵌合箇所M1に相応する箇所での手順を説明的に示し、図6(B)は図4(B)及び図5の嵌合箇所M2に相応する箇所での手順を説明的に示してある。
すなわち、図6(A)(B)の左図のように、作業面上に載置したキャビネット本体30に対し、カバー40の側壁41を倒伏姿勢にして当該側壁41の端部をキャビネット本体30の側壁31の上端に重ね、その重なり箇所イを支点としてカバー40を矢印Rのように回動させる。こうすると、図6(A)(B)の右図のように、カバー40側の係合片45がキャビネット本体30側の凹所34に嵌合し、かつ、カバー40側の凹所44がキャビネット本体30側の係合片35に嵌合し、同時に、各側壁31,41の端面33,43同士が重なり合う。特に、この手順を採用すると、図6(B)に示したようにキャビネット本体30の側壁31の上方でそのキャビネット本体30の側壁31の外側に突き出る電気部品Tが配備されているとしても、カバー40の側壁41の適所に設けられている開口42に、上記重なり箇所イを支点としてカバー40を回動させるときに電気部品Tが自然に挿入されるという利点がある。なお、図6(A)(B)は上記重なり箇所イを側壁41,31の端部同士の重なり箇所に選択した場合の手順を例示したに過ぎないものであるので、他の箇所の重なり箇所を支点にカバー40を回動させるという手順を採用することも可能である。たとえば、カバー40側の係合片45をキャビネット本体30の側壁31の上に重ね合わせてその重なり箇所を支点にしてカバー40を回動させるという手順を採用することも可能である。そして、この手順を採用する場合には、図7に示したように、キャビネット本体30側の凹所34の両側の段付面34a,34aのそれぞれをそのキャビネット本体30の側壁31の上端面から突き出るように寸法hだけ延ばすことによって相対向状態の一対の突出面34a’,34a’を形成しておくことが有益である。こうしておくと、それらの突出面34a’,34a’の相互間にカバー30側の倒伏姿勢の係合片45を嵌合させてその係合片45を突出面34a’,34a’をガイド面としてキャビネット本体40側の凹所34に対して位置決めすることが可能になるので、その後にカバー40を回動させることによって係合片45が正確に凹所34に嵌合されるようになる。なお、図7の場合には、カバー40の係合片45の両側に、側壁41を欠除して上記突出面34a’,34a’が嵌まり込む凹入部46を具備させておく。
本発明に係る電気機器キャビネットの外観を示した概略斜視図である。 図2はその内部に配備される電気部品などを例示した概略部分縦断側面図である。 要部の分解斜視図である。 (A)(B)は互いに異なる箇所での電気機器キャビネットの概略縦断面図である。 電気機器キャビネットの内側から見た要部の側面図である。 (A)(B)は組立て手順を示した説明図である。 変形例による要部の分解斜視図である。 従来の電気機器キャビネットの要部の断面図である。 パネルを有するカバーの要部の概略斜視図である。
30 キャビネット本体
31,41 側壁
42 開口
33,43 側壁の端面
34,44 凹所
34a,44a 段付面
34a’ 突出面
35,45 係合片
40 カバー
100 電気機器キャビネット
M1,M2 係合片と凹所との嵌合箇所
T 電気部品

Claims (2)

  1. キャビネット本体とカバーとを合わせることによって形成され、それら両者を合わせることによってそれらの側壁の端面同士が互いに突き合わされて重なり合うようになっている樹脂成形体でなる電気機器キャビネットにおいて、
    キャビネット本体及びカバーのそれぞれの側壁の厚さ方向内側部分に、側壁をその端面を含んで欠除することにより形成された凹所と側壁の端面から突出する舌片状の係合片とが交互に並べて形成されていて、キャビネット本体側の係合片がカバー側の凹所に嵌合し、カバー側の係合片がキャビネット本体側の凹所に嵌合していると共に、
    上記係合片と上記凹所との嵌合箇所において係合片の端縁が凹所の両側の段付面に係合してそれらの幅方向での位置ずれが阻止されていると共に、その嵌合箇所で係合片と凹所の底壁とが互いに重なり合い、
    上記キャビネット本体側に取り付けられてそのキャビネット本体の側壁の上方でそのキャビネット本体の側壁の外側に突き出る電気部品を有し、組立工程でキャビネット本体の側壁の上端部に載置した倒伏姿勢のカバーの側壁を起立姿勢に起こしてその端面をキャビネット本体の端面に重ね合わせたときに、上記電気部品の挿入される開口が当該カバーの側壁に開設されていて、
    キャビネット本体側の凹所の両側の段付面のそれぞれをそのキャビネット本体の側壁の上端面から突き出るように延ばすことによって相対向状態に形成される一対の突出面を、上記組立工程でカバー側の係合片を嵌合させてその係合片をキャビネット本体側の凹所に対して位置決めするガイド面として形成してあることを特徴とする電気機器キャビネット。
  2. キャビネット本体とカバーとを合わせることによって形成され、それら両者を合わせることによってそれらの側壁の端面同士が互いに突き合わされて重なり合うようになっている樹脂成形体でなる電気機器キャビネットにおいて、
    キャビネット本体及びカバーのそれぞれの側壁の厚さ方向内側部分に、側壁をその端面を含んで欠除することにより形成された凹所と側壁の端面から突出する舌片状の係合片とが交互に並べて形成されていて、キャビネット本体側の係合片がカバー側の凹所に嵌合し、カバー側の係合片がキャビネット本体側の凹所に嵌合していると共に、
    上記係合片と上記凹所との嵌合箇所において係合片の端縁が凹所の両側の段付面に係合してそれらの幅方向での位置ずれが阻止されていると共に、その嵌合箇所で係合片と凹所の底壁とが互いに重なり合い、
    上記キャビネット本体側に取り付けられてそのキャビネット本体の側壁の上方でそのキャビネット本体の側壁の外側に突き出る電気部品を有し、組立工程でキャビネット本体の側壁の上端部に載置した倒伏姿勢のカバーの側壁を起立姿勢に起こしてその端面をキャビネット本体の端面に重ね合わせたときに、上記電気部品の挿入される開口が当該カバーの側壁に開設されていて、
    キャビネット本体側の凹所の段付面をそのキャビネット本体の側壁の上端面から突き出るように延ばすことによって形成される突出面を、上記組立工程でカバー側の係合片の幅方向端縁を係止してその係合片をキャビネット本体側の凹所に対して位置決めするガイド面として形成してあることを特徴とする電気機器キャビネット。
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