JP4543112B2 - 口腔湿潤効果をもたらす組成物、送達システム及び製造方法 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照本出願は、2005年8月12日に出願された米国仮特許出願第60/707,759号に基づく利益の享受に関する主張を伴い、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明には、個人によって口腔内において消費される際に、口腔湿潤効果をもたらす組成物及び食品が含まれる。また、本発明は、このような食品の調製方法及びこのような食品を投与することにより口腔乾燥症を治療する方法を提供する。
多くの個人が、種々の生理的要因及び環境的要因に起因し、「口腔乾燥症」と呼ばれることもある口喝に悩まされている。口喝は、唾液量の低下によって起こることがあり、粘着感及び不快感を生じることがある。口喝により、味覚、咀嚼、嚥下及び会話に障害を来すおそれがあると共に、より重篤な病状を招くおそれがある。重篤な口渇のためには、処方薬及び人工唾液を用いることができる。しかし、中程度の口渇にかかっている個人は、多くの場合、潤い感又は口腔湿潤感をもたらす消耗品を望む。口渇を癒そうとする際に水が求められることが多いが、水は、常に簡便であり、又は携帯性を有するとは限らないし、その効果は長時間持続しない。
したがって、消費により口腔湿潤感をもたらし、個人が口渇感を覚える際にはいつでも消費することができるように携帯性を有する食品、特に菓子が求められている。さらに、このような食品の調製方法、及びこのような食品を投与することにより口腔乾燥症又は他の口渇を治療する方法が求められている。
ある実施態様において、糖を含む甘味料組成物及び甘味抑制剤の混合物と、食品用の酸組成物とを含み、清涼剤と、香味料と、任意に担体とを任意に含む食品が提供される。
ある実施態様により、糖を含む甘味料組成物及び甘味抑制剤の混合物と、食品用の酸組成物とを含み、清涼剤と、香味料と、任意に担体とを任意に含む食品が提供される。食品は、1〜5点のスケールで表した場合において少なくとも約3.6点の、口渇感の除去強度を有している。
ある実施態様において、糖及びイソマルトを単独で又はマルチトールとの組み合わせで含む均一な混合物を含む組成物と、食品の約2.5質量%〜約5質量%のリンゴ酸を含む食品用酸組成物と、食品の約0.03質量%〜約0.2質量%の清涼剤と、香味料とを含み、担体を任意に含む食品が提供される。
ある実施態様において、糖を含む甘味料組成物及び甘味抑制剤を含む混合物と、リンゴ酸を含む食用酸組成物とを含み、清涼剤を任意に含む組成物が提供される。組成物は、1〜5点のスケールで表した場合において少なくとも約3.6点の、口渇感の除去強度を有している。
ある実施態様において、糖を含む甘味料組成物及び甘味抑制剤を含む混合物と、食品用の酸組成物とを含み、清涼剤と、香味料と、任意に担体とを任意に含む組成物が提供される。食品は、1〜5点のスケールで表した場合において少なくとも約3.4点の、爽快感の強度を有している。
ある実施態様により、糖を含む甘味料組成物及び甘味抑制剤を含む混合物と、食品用の酸組成物とを含み、清涼剤と、香味料と、任意に担体とを任意に含む組成物を含む食品が提供される。食品は、1〜9点のスケールで表した場合において少なくとも約7点の、口内が潤う効果を有している。
ある実施態様において、リンゴ酸を含む食品用の酸組成物、清涼剤、及び約95質量%〜約99.95質量%の糖と約0.05質量%〜約5質量%の甘味抑制剤とを含む甘味料組成物の混合物を含む組成物が提供される。
ある実施態様において、糖と甘味抑制剤とを含む調理された非晶質のマトリックスと、リンゴ酸を含む食品用の酸組成物と、清涼剤とを含む組成物が提供される。
ある実施態様において、糖と甘味抑制剤との均一な乾燥混合物と、リンゴ酸を含む食品用の酸組成物と、清涼剤とを含むプレミックスが提供される。
ある実施態様により、糖と甘味抑制剤との混合物と、リンゴ酸を単独で、又は酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、及びこれらの組み合わせより選択される1種類以上の酸と共に含む食品用の酸組成物と、清涼剤と、香味料とを含み、担体を任意に含む組成物を含む、分割可能なキャンディー塊が提供される。
ある実施態様により、糖と甘味抑制剤との混合物と、リンゴ酸を単独で、又は酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、及びこれらの組み合わせより選択される1種類以上の酸と共に含む食品用の酸組成物と、清涼剤と、香味料とを含み、担体を任意に含む成形された混合物を含む組成物を含むキャンディー塊が提供される。
ある実施態様により、水溶性のチュワブル(噛み砕くことのできる)基材、水不溶性のチュワブル基材、及びこれらの組み合わせより選択されるチュワブル基材と、糖と甘味抑制剤との混合物と、リンゴ酸を含む食品用の酸組成物と、清涼剤とを含む組成物と、香味料とを含むチュワブル食品が提供される。
ある実施態様により、リンゴ酸を単独で、又は酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、及びこれらの組み合わせより選択される1種類以上の酸と共に含む食品用の酸組成物と、糖を含む甘味料組成物とを含む食品組成物を準備する工程と、甘味抑制剤を加えることにより食品組成物の甘味を減少させる工程とを有し、甘味抑制剤が、甘味料組成物の約0.05質量%〜約5質量%である、食品が口を潤す効果を増大させる方法が提供される。
ある実施態様により、糖と甘味抑制剤と溶媒とを含む甘味料組成物を約135〜約160℃に加熱する工程と、加熱した甘味料組成物に、リンゴ酸を単独で、又は酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、及びこれらの組み合わせより選択される1種類以上の酸と共に含む食品用の酸組成物と、任意に清涼剤と香味料とを加える工程と、これらの成分の組み合わせより食品組成物を形成する工程とを有する、食品の調製方法が提供される。
ある実施態様により、(a)糖を含む甘味料組成物及び甘味抑制剤の混合物と、食品用の酸組成物とを含み、清涼剤と、香味料と、任意に担体とを任意に含む組成物を含む食品を準備する工程と、(b)食品を個人の口腔内に入れる工程と、(c)口腔内で食品を溶解させ、工程(a)の組成物を口腔内に放出させることにより、個人の口喝感を低減させる工程とを有する、口腔乾燥症を治療する方法が提供される。
ある実施態様により、(a)センターフィル領域と、(b)センターフィル領域を取り囲む菓子領域とを含み、菓子領域が担体を含み、領域のうち少なくとも一方が、(i)糖及び甘味抑制剤を含む甘味料組成物と、(ii)食品用の酸組成物とを含むセンターフィル型菓子組成物が提供される。
ある実施態様において、(a)(i)少なくとも1種類の非スクロース系の糖質を含み、スクロースの甘味の強さよりも小さな甘味の強さを有する甘味料組成物、(ii)食品用の酸組成物を含み、(iii)任意に清涼剤を含む組成物と、(b)香味料とを含み、(c)任意に担体を含む食品が提供される。
本明細書において詳述するように、ある実施態様により、個人によって口腔内において消費される際に、口内が潤う感覚をもたらすことにより、口喝感を軽減させる組成物及び菓子等の食品が提供される。口喝感を軽減させるために、組成物及び食品は、弱い甘味、唾液の分泌を促進するわずかな酸味、及び/又は長時間持続する清涼感又は爽快感等の、口内が潤う感覚に寄与する複数の特性を兼ね備えていてよい。組成物及び食品の香味、テクスチュア、形状、滑らかさ等の他の因子も、口内が潤う感覚に寄与しうる。
本明細書において用いられる場合、「有する(comprising)」(「有する(comprises)」等も同様)という移行句は、「含む(including)」、「含む(containing)」、又は「〜を特徴とする(characterized by)」と同義であって、包括的又は非制限的であり、請求項の前提部又は本体のいずれで用いられているかに関わらず、他の列挙されていない要素又は方法における工程を排除しない。
本明細書において用いられる場合、「風船ガム」及び「チューインガム」という用語は交換可能に用いられ、共に任意のガム組成物を含むことが意図されている。
本明細書において用いられる場合、「食品用(グレード)の酸」という用語には、食用組成物における使用のために許容される任意の酸が包含される。
[口腔湿潤効果を有する組成物]
本明細に記載の実施態様により、個人により消費される際に口内が潤う感覚がもたらされる口腔用組成物が提供される。したがって、組成物は、種々の生理的要因及び環境的要因に関連する口喝感を軽減させることができる。
ある実施態様において、組成物は、全体的な口腔湿潤効果に寄与する成分の混合物を含んでいてよい。より具体的には、ある実施態様において、組成物は、糖甘味料及び甘味抑制剤の甘味料組成物と、食品用の酸組成物とを含んでいてよい。このような成分の混合物は、弱い甘味とわずかな酸味とを有していてもよく、これらは共に口内を潤す感覚に寄与している。ある実施態様において、甘味料組成物は糖を含まないが、少なくとも1種類の糖質又は混合物を含んでおり、混合物の甘味の強さは、スクロースよりも低い。ある実施態様において、組成物は、1種類の清涼剤又は清涼剤の混合物を含んでいてもよい。清涼剤を含むことにより、他の望ましい特性である長時間持続する爽快感をもたらすことができる。このような爽快感は、口内が潤う感覚の全体に寄与することができる。
上述のように、組成物は、口内が潤う感覚をもたらす混合物を含んでいてよい。「混合物」という用語は、全体として統合された成分の混合物又は組み合わせを意味する。いくつかの例において、別個の成分又は境界線は区別できない。ある実施態様において、成分の均一な混合物をさらに含んでいてよい。「均一な」という用語は、成分の均一な混合物を意味する。
さらに、本明細書において用いられる場合、「口内を潤す」とは、唾液の分泌の増大を含んでいてよく、本明細書に記載の組成物の消費中又は消費後に個人が感じる、口内における潤い感を意味する。また、口内における潤い感とは、口内における乾燥感又は粘つき感の減少も意味している。
上述のように、ある実施態様において、甘味料組成物と食品用の酸組成物との混合物が含まれている。甘味料組成物は、1種類以上の糖甘味料、及び1種類以上の甘味抑制剤を含んでいてよい。ある実施態様において、甘味料組成物は、糖甘味料及び1種類以上の甘味抑制剤の混合物又はプレミックスを含んでいてよい。甘味抑制剤は、糖単独の場合に比べて甘味のレベルを低下させる。例えば、甘味抑制剤は、糖の甘味の知覚を阻害する成分、糖の一部を置換し、糖の甘味の知覚全体を効果的に低下させる成分、又はこれらの成分の組み合わせであってよい。甘味のレベルを低下させることは個人使用者によって知覚される口内が潤う感覚に寄与する。
他の実施態様において、甘味料組成物は、甘味抑制剤を単独で含んでいてよい。いくつかのシュガーレスの、又は糖を含まない実施態様において、甘味料組成物は、少なくとも1種類の非スクロース系の糖質を含んでいてよい。ある実施態様において、複数種類の非スクロース系の糖質を含んでいてよい。例えば、甘味料組成物は、ポリオール等のシュガーレス甘味料を含んでいてよい。好適なポリオールとしては、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、イソマルト、ポリデキストロース、キシリトール、エリスリトール、ラクチトール、ガラクチトール、水素化デンプン加水分解物、ポリグリシトールシロップ、及びこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。このような実施態様において、甘味料組成物は、望ましくは、スクロースの甘味の強さよりも小さな甘味の強さを有している。
組成物において用いるために好適な糖甘味料は、通常、スクロース(砂糖)、デキストロース、マルトース、デキストリン、キシロース、リボース、グルコース、マンノース、ガラクトース、フルクトース(レブロース)、ラクトース、転化糖、フルクトオリゴ糖シロップ、部分水素化デンプン、固形コーンシロップ、又はこれらの混合物等が挙げられるがこれらに限定されない単糖類、二糖類、及び多糖類を含んでいる。
甘味抑制剤は、甘味のレベルを糖甘味料単独のレベル以下に低下させる成分を含んでいてよい。好適な甘味抑制剤としては、甘味阻害剤又は甘味受容体ブロッカー、シュガーレス甘味料、非スクロース系糖質、タンパク質、糖タンパク質、オリゴタンパク質、ポリオール、グリセロール、脂質、ろう、又はこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。
通常、甘味阻害剤又は甘味受容体ブロッカーは、これらを含む組成物の甘味を知覚するのを阻害するために作用する。好適な甘味阻害剤としては、米国特許第4,567,053号明細書に開示された酢酸のエーテル又はチオエーテル誘導体、米国特許第4,544,565号明細書に開示された置換ベンゾイルアルキルカルボン酸塩、米国特許第4,642,240号明細書に開示された3−アミノベンゼンスルホン酸及びその誘導体、米国特許第4,567,053号明細書に開示された置換フェニルアルキルカルボン酸塩及び置換フェニルケトアルキルカルボン酸塩、英国特許出願第2,180,534号明細書に開示された置換ベンゾイルオキシ酢酸及び2−プロピオン酸塩誘導体、2−p−メトキシフェノキシプロピオン酸(LACTISOLEという名称でTate&Lyle社より市販)、p−メトキシベンジル酢酸、及びこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。これらの甘味阻害剤は、Bunickらに付与された米国特許第5,021,249号明細書、Lindleyに付与された米国特許第4,567,053号明細書、Barnettに付与された米国特許第4,544,565号明細書、及びBarnettらに付与された米国特許第4,642,240号明細書において詳述されており、これらはそれぞれ、参照により本明細書に組み込まれる。
甘味料として用いられるのに好適なシュガーレスバルク甘味料としては、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、マルチトール、水素化イソマルツロース(イソマルト)、ラクチトール、エリスリトール、水素化デンプン加水分解物、ステビア及びこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない糖アルコール(又はポリオール)が挙げられる。
ある実施態様において、シュガーレス甘味料は、イソマルト(PALATINIT(商品名))を単独で、又はマルチトールと共に含んでいる。
好適な水素化デンプン加水分解物としては、米国特許4,279,931号明細書に開示されたもの、及びソルビトール、マルチトール、水素化二糖類、水素化高分子量多糖類、又はこれらの混合物を含む、種々の水素化グルコースシロップ及び/又は粉末が挙げられる。水素化デンプン加水分解物は、主に、コーンシロップの制御された触媒水素化によって調製される。得られる水素化デンプン加水分解物は、単糖類、二糖類、及び多糖類の混合物である。これらの種々の糖質の比により、種々の水素化デンプン加水分解物に種々の性質が付与される。フランスのRoquette Freres社製の市販の製品であるLYCASIN(登録商標)、米国デラウェア州ニューキャッスルのSPI Polyols社製の市販の製品であるHYSTAR(登録商標)等の、水素化デンプン加水分解物の混合物も有用である。
また、非スクロース系糖質を甘味抑制剤として用いてもよい。いくつかの糖を用いない実施態様において、上述のように、甘味料組成物は、糖を用いずに、少なくとも1種類の非スクロース系糖質を含んでいてよい。非スクロース系糖質としては、単糖類、二糖類、オリゴ糖、及び多糖類が挙げられる。非スクロース系糖質の好適な例としては、改質デンプン及び天然デンプン、並びにアミロース及びアミロペクチン等のデンプン分画、低分子及び高分子メトキシペクチン等のペクチン類、ナトリウム塩及びカリウム塩等のアルギン酸塩、アラビアゴム、ジェランガム、ウェランガム、トラガカントゴム、キサンタンガム、グアーガム、及びローカストビーンガム等の天然及び合成ガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシブチルカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、及びメチルエチルセルロース等のセルロース類、α−、γ−、ι−、κ−、及びλ−カラギーナン等のカラギーナン類、ポリオール、及びこれらの混合物を挙げられるがこれらに限定されない。
甘味抑制剤として用いるために好適なタンパク質は、広範な物質より選択することができる。好適なタンパク質としては、例えば、ゼラチン、カゼイン及びカゼイン塩、ホエイタンパク質、大豆タンパク質、小麦タンパク質、トウモロコシタンパク質、米タンパク質、大麦タンパク質、卵タンパク質、筋肉タンパク質、他のマメ科及び塊茎由来のタンパク質、及びこれらの混合物が挙げられる。糖タンパク質としては、例えば、コンドロイチン、グルコサミノグリカン、及びレクチンが挙げられる。また、糖脂質を用いてもよい。
甘味抑制剤に用いるための脂質としては、飽和及び不飽和脂質の両者が挙げられる。ろうとしては、例えば、蜜ろう、カルナバろう、低融点パラフィン、シェラック、カンデリラろう、微結晶ろう及び合成ろうが挙げられる。
また、種々の甘味抑制剤の組み合わせを、ある実施態様において用いることができる。
ある実施態様において、甘味抑制剤は、口腔湿潤組成物の約0.01質量%〜約80質量%、より具体的には、約3質量%〜約55質量%の量だけ存在していてよい。ある実施態様においては甘味抑制剤が糖甘味料と共に用いられ、他の実施態様においては甘味抑制剤が単独で用いられた甘味料組成物は、組成物の約0.01質量%〜約99質量%の量だけ存在していてよい。
ある実施態様によると、糖甘味料の甘味抑制剤に対する比率は、甘味料組成物の99.95%〜0.05%、より望ましくは95.0%〜5.0%である。
口腔湿潤組成物は、組成物に酸味をもたらす食品用の酸組成物を含んでいてもよい。食品用の酸は、唾液腺を刺激して、より多くの唾液を産生させる。食品用の酸組成物は、pKaが約1〜約5である1種類以上の酸を含んでいてよい。ある実施態様において、食品用の酸組成物にリンゴ酸を用いるのが望ましい。他の好適な食品用の酸としては、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、及びこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。このような食品用の酸を単独で用いてもよく、又はリンゴ酸と組み合わせて用いてもよい。
食品用の酸組成物は、口腔湿潤組成物の約15質量%〜約90質量%の量だけ存在していてよい。ある実施態様において、食品用の酸組成物は、約20質量%〜約50質量%の量だけ存在していてよい。
ある実施態様において、1種類の清涼剤又は清涼剤の組み合わせを含んでいてよい。種々の周知の清涼剤を、口腔用組成物に用いることができる。例えば、有用な清涼剤のうち、特に、キシリトール、エリスリトール、デキストロース、ソルビトール、メンタン、メントン、ケタール、メントンケタール、メントングリセロールケタール、置換p−メンタン、非環状カルボキサミド、グルタル酸モノメンチル、置換シクロヘキサナミド、置換シクロヘキサンカルボキサミド、置換尿素及びスルホンアミド、置換メンタノール、ヒドロキシメチルp−メンタン及びp−メンタンのヒドロキシメチル誘導体、2−メルカプト−シクロデカノン、炭素数2〜6のヒドロキシカルボン酸、シクロヘキサナミド、酢酸メンチル、サリチル酸メンチル、N,2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタナミド(WS−23),N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(WS−3)、イソプレゴール、3−(l−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール、3−(l−メントキシ)−2−メチルプロパン−1,2−ジオール、p−メンタン−2,3−ジオール、p−メンタン−3,8−ジオール、6−イソプロピル−9−メチル−1,4−ジオキサスピロ[4,5]デカン−2−メタノール、コハク酸メンチル及びそのアルカリ土類金属塩、トリメチルシクロヘキサノール、N−エチル−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサンカルボキサミド、和種ハッカ油、ペパーミント油、3−(l−メントキシ)エタン−1−オール、3−(l−メントキシ)プロパン−1−オール、3−(l−メントキシ)ブタン−1−オール、1−メンチル酢酸N−エチルアミド、4−ヒドロキシペンタン酸l−メンチル、3−ヒドロキシ酪酸l−メンチル、N,2,3−トリメチル−2−(l−メチルエチル)−ブタナミド、n−エチル−t−2−c−6ノナジエンアミド、N,N−ジメチルメンチルコハク酸アミド、置換p−メンタン、置換p−メンタン−カルボキサミド、2−イソプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール(久光製薬製、以下「イソプレゴール」)、メントングリセロールケタール(FEMA3807、商品名FRESCOLAT(登録商標)タイプMGA)、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール(高砂香料製、FEMA3784)、及び乳酸メンチル(Haarman & Reimer社製、FEMA3748、商品名FRESCOLAT(登録商標)タイプML)、WS−30、WS−14、ユーカリエキス(p−メンタ−3,8−ジオール)、メントール(その天然又は合成誘導体)、メントールPG炭酸エステル、メントールEG炭酸エステル、メントールグリセリルエーテル、N−tertブチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、P−メンタン−3−カルボン酸グリセロールエステル、メチル−2−イソプリル−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキサミド、及びメントールメチルエーテル、及びメンチルピロリドンカルボン酸エステルが含まれる。これらの、及び他の好適な清涼剤は、以下の米国特許公報に記載されており、これらは全て参照により本明細書に組み込まれる:米国特許第4,230,688号、第4,032,661号、第4,459,425号、第4,136,163号、第5,266,592号、第6,627,233号明細書。
ある実施態様において、口腔湿潤組成物は、例えば、WS−23と他の好適な清涼剤等の清涼剤の混合物を含んでいてもよい。
清涼剤は、口腔湿潤組成物の約0.01質量%〜約10質量%の量だけ存在していてよい。ある実施態様において、清涼剤は、約0.05質量%〜約3.00質量%の量だけ存在していてよい。
また、ある実施態様において、口腔湿潤組成物は、香味剤(香味料、着香料)、着色料(色素、着色剤)等、及びこれらの混合物等の任意の添加剤を含んでいてもよい。
[送達システム]
ある実施態様により、上述の口腔湿潤組成物のための送達システム又は送達手段が提供される。通常、送達システム(「食品」とも呼ばれる)には、食品及び飲料等の、任意の食用又は消耗品組成物が含まれる。より具体的には、食品は、ハードキャンディー、ソフトキャンディー、綿あめ、センターフィル型キャンディー、圧縮タブレット、チューインガム、センターフィル型チューインガム、フィルム、トローチ、液体飲料、粉末飲料等が挙げられるがこれらに限定されない形態より選択することができる。このような食品は、口腔湿潤組成物、香味料を含んでいてよく、担体を任意に含んでいてもよい。
上に詳述したように、口腔湿潤組成物は、糖甘味料及び甘味抑制剤を含んでいてよい甘味料組成物と、食品用の酸組成物と、任意に清涼剤との混合物を含んでいる。また、上述のように、ある他の実施態様において、口腔湿潤組成物は、糖を含んでいなくてもよく、甘味抑制剤を含む甘味料組成物と、任意に清涼剤との混合物を含んでいる。
甘味料組成物は、上述の成分を含んでいてよい。通常、甘味料組成物は、食品の約0.05質量%〜約99.5質量%の量だけ存在している。ある実施態様において、甘味料組成物は、約1質量%〜約10質量%の量だけ存在している。
また、食品用の酸組成物は、上述の成分を含んでいてもよい。通常、食品用の酸組成物は、食品の約0.01質量%〜約20質量%の量だけ存在している。ある実施態様において、食品用の酸組成物は、約0.5質量%〜約5質量%、より具体的には約2.5質量%〜約5質量%の量だけ存在している。
ある実施態様において、食品用の酸組成物は、リンゴ酸を含んでいる。リンゴ酸は、消費された直後。噛まれている間中、及び食品が消費された後一定の間口内が潤う感覚をもたらすのに十分な量だけ存在していてよい。例えば、口内が潤う感覚は、食品がほぼ消費された後、約1分間〜数分間持続してよい。ある実施態様において、このような口内が潤う期間は、クエン酸とリンゴ酸、又はリンゴ酸と他の1種類以上の食品用の酸との混合物等の食品用の酸の組み合わせにより達成することができる。したがって、リンゴ酸は、単独で、又は他の食品用の酸と組み合わせて、食品の約0.01質量%〜約20質量%、より具体的には約0.5質量%〜約5質量%、さらにより具体的には約2.5質量%〜約5質量%の量だけ存在していてよい。
上述のように、ある実施態様において、1種類の清涼剤、又は清涼剤の組み合わせが口腔湿潤組成物中に含まれていてよい。このような実施態様において、清涼剤は、口腔湿潤組成物の約0.001質量%〜約1.5質量%の量だけ存在していてよい。ある実施態様において、清涼剤は、約0.03質量%〜約0.2質量%の量だけ存在していてよい。
ある実施態様において、メントールを殆ど含まない食品を提供することが望ましい。メントールは、特に多量に消費する際に、収斂性又は収縮感を起こすおそれがあり、これらは、湿潤感をもたらす上で悪影響を及ぼす。したがって、ある実施態様において、メントールを全く、又は少なくとも殆ど含んでいない。「殆ど含んでいない」という用語は、食品の約0.55質量%未満のメントール、より具体的には約0.001質量%のメントールしか含んでいないことを意味する。
食品は香味剤を含んでいてよい。用いることができる香味剤としては、天然又は人工香味料等の、当業者に公知のものが挙げられる。これらの香味料は、合成フレーバー油、並びに香味芳香族及び/又は香味油、植物、葉、花、果実等、並びにこれらの組み合わせより誘導される含油樹脂及び抽出物より選択されてもよい。香味油の限定されない代表例としては、スペアミント油、シナモン油、冬緑油(サリチル酸メチル)、ペパーミント油、和種ハッカ油、クローブ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ナツメグ油、オールスパイス、セージ油、メース、苦扁桃油、及びカッシア油が挙げられる。他の有用な香味料は、バニラ、レモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツ、ヤズ(ユズ)、スダチ等の柑橘油、及びリンゴ、洋ナシ、桃、ブドウ、ブルーベリー、ストロベリー、ラズベリー、チェリー、プラム、パイナップル、スイカ、アプリコット、バナナ、メロン、アプリコット、梅、チェリー、ラスプベリー、ブラックベリー、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤ等のフルーツエッセンス等の、人工、天然、及び合成フルーツ香料である。可能性のある他の香味料としては、ミルク香料、バター香料、チーズ香料、クリーム香料及びヨーグルト香料、バニラ香料、緑茶香料、ウーロン茶香料、紅茶香料、ココア香料、チョコレート香料、及びコーヒー香料等の茶又はコーヒー香料、ペパーミント香料、スペアミント香料、和種ハッカ香料等のミント香料、阿魏香料、アジョワン香料、アニス香料、アンジェリカ香料、フェンネル香料、オールスパイス香料、シナモン香料、カモミール香料、マスタード香料、カルダモン香料、キャラウェイ香料、クミン香料、クローブ香料、ペッパー香料、コリアンダー香料、ササフラス香料、サボリー香料、サンショウ香料、エゴマ香料、ジュニパーベリー香料、ショウガ香料、ウイキョウ香料、西洋ワサビ香料、タイム香料、タラゴン香料、ディル香料、トウガラシ香料、ナツメグ香料、バジル香料、マジョラム香料、ローズマリー香料、ベイリーフ香料、及びワサビ(日本ワサビ)香料等の香辛料、ワイン香料、ウィスキー香料、ブランデー香料、ラム香料、ジン香料、及びリキュール香料等のアルコール飲料香料、フローラル香料、タマネギ香料、ニンニク香料、キャベツ香料、ニンジン香料、セロリ香料、マッシュルーム香料及びトマト香料等の野菜香料が挙げられる。これらの香味料は、液体又は固体状態で用いてもよく、単独で又は混合して用いてもよい。通常用いられる香味料としては、ペパーミント、メントール、スペアミント等のミント、合成バニラ、シナモン誘導体、及び種々のフルーツ香味料が挙げられ、単独で又は混合して用いてもよい。香味料、特に、ミント香味料は、清涼剤と共に用いられる場合、呼気のフレッシュ化特性をもたらすこともできる。
他の有用な香味料としては、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p−メチルアニソール等のアルデヒド及びエステルが挙げられ、用いることができる。通常、米国国立科学協会刊行の「Chemicals Used in Food Processing、publication 1274」の63〜258ページに記載のもの等の、任意の香味料及び食品添加物を用いることができる。この刊行物は、参照により本明細書に組み込まれる。
他のアルデヒド香味料の例としては、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(チェリー、アーモンド)、アニスアルデヒド(甘草、アニス)、シンナムアルデヒド(シナモン)、シトラール(α−シトラール(レモン、ライム))、ネラール(β−シトラール(レモン、ライム))、デカナール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ(ピペロナール(バニラ、クリーム))、バニリン(バニラ、クリーム)、α−アミルシンナムアルデヒド(芳香性のフルーツ香料)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(調香剤、多くのタイプ)、デカナール(柑橘類)、C8アルデヒド(柑橘類)、C9アルデヒド(柑橘類)、C12アルデヒド(柑橘類)、2−エチルブチルアルデヒド(液果類)、ヘキセナール(trans−2ヘキセナール(液果類))、トリルアルデヒド(チェリー、アーモンド)、ベラトアルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール(メロナール(メロン))、2,6−ジメチルオクタナール(未熟果)、及び2−ドデセナール(柑橘類、マンダリン)、チェリー、ブドウ、ストロベリー、ショートケーキ、及びこれらの混合物等が挙げられるが、これらに限定されない。
例えば、オレンジ、グレープフルーツ、及びレモン等の柑橘系香料、ストロベリー香料、トロピカルフルーツ香料、蜂蜜香料、蜂蜜/レモン香料、ブルーベリー香料、及びミント香料等のいくつかの香料は、特に口内が潤う感覚に寄与することができる。ある実施態様において、香料は、食品用の酸組成物と相互作用して、他の香料よりも強力な口内が潤う感覚をもたらしてもよい。例えば、ある実施態様に係る食品用の酸組成物は、リンゴ酸を単独で、又はクエン酸と共に含んでいる。ストロベリー及びオレンジ香料については、組成物中のリンゴ酸の濃度がクエン酸に比べて増加すると、口内が潤う感覚が増大するが、グレープフルーツ香料については、ほぼ一定に保たれる。図1に、このような相互作用を示す。
ある実施態様において、香味料は液体状及び/又は乾燥状のいずれの形態でも用いることができる。後者の形態で用いる場合、液状物のスプレードライ等の適当な手段を用いることができる。或いは、セルロース、デンプン、糖、マルトデキストリン、アラビアゴム等の水溶性の物質に香味料を吸着させてもよく、封入してもよい。乾燥状物の調製のための実際の手法は周知である。
ある実施態様において、香味料を、多くの周知の個別の物理的形状で用い、香味の初期バースト及び/又は長期間にわたる香味の感覚を付与することができる。本明細書の記載に限定されないこのような物理的形状としては、スプレードライ体、粉体等の、遊離体、ビーズ体、封入体、及びこれらの混合物が挙げられる。
本明細書において用いられる香味料の量は、最終製品である、キャンディー組成物又はチューインガム組成物等の食品のタイプ、個々の香味料、用いられる担体、望ましい香味の強さ等の因子に関する嗜好の問題である。したがって、香味料の量は、最終製品において望ましい結果を得るために変化させることができる。
一般的に、香味料は、食品の重量の約0.02質量%〜約5質量%、より具体的には約0.05質量%〜約3質量%、更により具体的には約0.50質量%〜約1.8質量%の量だけ存在している。
さらに、食品は担体を任意に含んでいてよい。ある実施態様において、甘味料組成物自体が、食品における担体として作用してもよい。例えば、糖及び/又はシュガーレス甘味料を含む甘味料組成物が、ハードキャンディーに係る実施態様において担体として作用してもよい。しかし、ある実施態様において、甘味料以外に担体を含んでいてもよい。担体は、当業者に周知の種々の担体より選択することができる。好適な担体の選択は、調製される食品のタイプに依存する。
例えば、ある実施態様は、トローチ又はキャンディーの形態を有し、一般に菓子とも呼ばれる食品を対象とする。菓子組成物における担体は、糖及びシュガーレスバルク甘味料等、又はこれらの混合物等のバルク甘味料を含んでいてよい。通常、バルク甘味料は、食品の約0.05質量%〜約99質量%の量だけ存在していてよい。好適な糖甘味料及びシュガーレス甘味料は、上の甘味料組成物に関する議論において詳述されている。
ある実施態様において、高甘味度甘味料を菓子組成物に用いることができる。特定の甘味料に限定されない代表的なカテゴリー及び代表例としては、以下のものが挙げられる:
(a)ジヒドロカルコン、モネリン、ステビア、ステビオシド、レバウジオシドA、グリシルリジン、ジヒドロフラベノール、及びソルビトール、マンニトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトール等の糖アルコール、及び米国特許第4,619,834号明細書(該明細書の記載は、参照により本明細書に組み込まれる)に開示されたもの等のL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸エステルアミド、並びにこれらの混合物等の水溶性甘味料;
(b)可溶性サッカリン塩(サッカリンナトリウム塩又はカルシウム塩)、チクロ塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム塩、アンモニウム塩、又はカルシウム塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのカリウム塩(アセスルフェームK)、遊離酸型のサッカリン、及びこれらの混合物等の水溶性人工甘味料;
(c)L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)、及び米国特許第3,492,131号明細書に記載の物質、L−α−アスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド水和物(アリテーム)、N−[N−(3,3−ジメチルブチル)−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン 1−メチルエステル(ネオテーム)、L−アスパルチル−L−フェニルグリセリンのメチルエステル及びL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニルグリシン、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン、L−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセン)−アラニン等のL−アスパラギン酸誘導体甘味料、及びこれらの混合物等の、ジペプチド系甘味料;
(d)例えば、スクラロースの商品名で知られているクロロデオキシスクロース又はクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体等のクロロデオキシ糖誘導体等の、通常の砂糖(スクロース)の塩素化誘導体等の天然の水溶性甘味料から誘導される水溶性甘味料;クロロデオキシスクロース及びクロロデオキシガラクトスクロース誘導体の例としては、1−クロロ−1’−デオキシスクロース、4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルクトフラノシド、又は4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース、4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フルクト−フラノシド、又は4,1’−ジクロロ−4,1’−ジデオキシガラクトスクロース、1’,6’−ジクロロ−1’,6’−ジデオキシスクロース、4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース、4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,6’−トリクロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロース、6,1’,6’−トリクロロ−6,1’,6’−トリデオキシスクロース、4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクト−ピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,1’,6’−テトラクロロ−4,6,1’,6’−テトラデオキシガラクト−スクロース、及び4,6,1’,6’−テトラデオキシ−スクロース、並びにこれらの混合物等が挙げられるが、これらに限定されない;
(e)タウマッコスダニエリ(タウマチンI及びII)及びタリン等のタンパク質系甘味料;
(f)甘味料モナチン(2−ヒドロキシ−2−(インドール−3−イルメチル)−4−アミノグルタル酸)及びその誘導体;並びに
(g)甘味料羅漢果(Lo han guo)(「Lo han kuo」と呼ばれる場合もある)。
高甘味度甘味料を、多くの周知の個別の物理的形状で用い、甘味の初期バースト及び/又は長期間にわたる甘味感を付与することができる。本明細書に限定されないこのような物理的形状としては、スプレードライ体、粉体等の遊離体、ビーズ体、封入体、及びこれらの混合物が挙げられる。
一般的に、有効量の高甘味度甘味料を用いて、所望の甘みのレベルをもたらすことができ、この量は選択された甘味料に応じて変化することができる。高甘味度甘味料は、用いられる甘味料又は甘味料の組み合わせに応じて、製品の約0.001質量%〜約3質量%の量だけ存在することができる。それぞれのタイプの甘味料の量に対する正確な範囲は、当業者によって選択することができる。
着色料、抗酸化剤、保存料等の、種々の従来の成分の有効量が、菓子製品のコア及び/又はコーティング中に含まれていてもよい。所望の色を得るために、有効量の着色料を用いることができる。着色料は、組成物に対し約6質量%以内の顔料を含んでいてよい。例えば、二酸化チタンを、製品に対し約8質量%以内、好ましくは約5質量%以内の量だけ含んでいてよい。着色料としては、食品、医薬及び化粧品の用途に適した天然食品色素及び色素が挙げられる。これらの着色料は、F.D.&C色素及びレーキとして知られている。上述の用途に許容される物質は、好ましくは水溶性である。非限定的な典型例としては、F.D.&C.Blue No.2として知られている、5,5−インジゴチンジスルホン酸の二ナトリウム塩であるインジゴ系色素が挙げられる。同様に、F.D.&C.Green No.1として知られている色素は、トリフェニルメタン色素を含んでおり、4−[4−(N−エチル−p−スルホニウムベンジルアミノ)ジフェニルメチレン]−[1−(N−エチル−N−p−スルホニウムベンジル)−δ−2,5−シクロヘキサジエンイミン]のモノナトリウム塩である。全てのF.D.&C.着色料に関する詳細及び対応する化学構造については、Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第3版、第5巻のp.857〜884に記載されており、その記載は参照により本明細書に組み込まれる。
ある実施態様において、例えばハードキャンディーに係る実施態様等の食品の滑らかさを向上させるために、滑沢剤を添加してもよい。また、滑らかさは、消費時に口内が潤う感覚を増大させる特性でもある。好適な滑沢剤としては、油脂、油、アロエベラ、ペクチン及びこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。
同様に、ある実施態様において、食品の縁は滑らかであってよい。ある実施態様において、食品は、矩形、円、又はダイアモンド形であってよいが、滑らかな食品を提供するために、縁は丸められている。食品に滑らかさを付与する他の方法は、製造工程において、食品組成物を鋳型に鋳込むことである。したがって、ある実施態様において、以下に詳述するように、食品は鋳型に鋳込まれる。
食品組成物において、当該技術分野における通常の知識を有する者に公知の他の通常の添加剤を用いてもよい。
食品は、個人の口腔内において唾液が分泌された感覚を起こさせる、種々の互いに関連する効果をもたらすことができる。例えば、食品は、口腔内における乾燥感を低減させ、かつ/又は消去させ、爽快感及び/又は口内が潤う効果をもたらすことができる。
これらの特性を満足することに対する食品の有効性を評価するために、訓練された味覚パネルを用いてもよい。それぞれ異なる口腔湿潤組成物を含む種々の食品を味覚パネルに提供してよい。それぞれの食品を消費する際に、パネルは、予め定められ、当業者に広く受け入れられたスケールに基づき、特性値の評価を行う。
例えば、食品が口内の乾燥感を減少させ、又は消去する能力を、強度スケール上で評価することができる。強度スケールは、通常、1〜5点の得点スケールを有し、Morten Meilgaard他著、「Sensory Evaluation Techniques」の247ページ(第3版、1999年)に記載のように、1点は全く効果がないことを示し、5点は非常に効果的であることを示す。ある実施態様において、食品は、このようなスケールにおいて少なくとも約3.6点の口内乾燥感除去強度を有していてもよい。図2a〜2cは、口内乾燥感を消去する強度についての種々の食品の得点を図示(等高線表示)したものである。図2a〜図2cから判るように、約3.6点以上の得点は、等高線プロットの最も高い領域に位置しているため、最も強力に口内の乾燥感を消去することができる。
また、図2a〜2cから判るように、約3.6点以上の強度の得点は、食品中に含まれる、所定のレベルの食品用の酸、清涼剤及び甘味抑制剤に関連している。より具体的には、少なくとも3.6点の口内乾燥感を消去する強度を示すいくつかの実施態様において、食品の約0.04質量%〜約0.2質量%の清涼剤、約2.5質量%〜約4.5質量%の食品用の酸組成物、及び約0質量%〜約10質量%の甘味抑制剤が含まれている。
食品が爽快感をもたらす能力も、このような強度スケールにより計測することができる。このようなスケールによると、1〜5点のこのようなスケールにおいて、ある実施態様において、少なくとも約3.4点の強度の爽快感を有していてよい。図3a〜3cは、爽快感の強度についての種々の食品の得点を図示(等高線表示)したものである。図3a〜図3cから判るように、約3.4点以上、より望ましくは約3.5点以上の得点は、等高線プロットの最も高い領域に位置しているため、最も強力な爽快感をもたらすことができる。
また、図3a〜3cから判るように、約3.4点以上の強度の得点は、食品中に含まれる、所定のレベルの食品用の酸、清涼剤及び甘味抑制剤に関連している。より具体的には、少なくとも3.4点の爽快感の強度を示すいくつかの実施態様において、食品の約0.08質量%〜約0.2質量%の清涼剤、約1.7質量%〜約4.5質量%の食品用の酸組成物、及び約0質量%〜約10質量%の甘味抑制剤が含まれている。
食品が口内を潤す感覚をもたらす能力は、異なる種類のスケール(嗜好スケール)により計測することができる。嗜好スケールは、上掲の「Sensory Evaluation Techniques」の242〜43ページに記載のように、特定の特性に対する嗜好のレベルを示すものである。例えば、食品が口内を潤す効果が、どの程度好まれ、又は嫌われるかは、1〜9点の嗜好スケールで表され、1点は非常に嫌われることを表し、9点は非常に好まれることを表す。ある実施態様において、食品は、このようなスケールにおいて少なくとも約7点の口内を潤す効果を有していてもよい。図4a〜4cは、口内を潤す効果についての、種々の食品の得点を図示(等高線表示)したものである。図4a〜図4cから判るように、約7点以上の得点は、等高線プロットの最も高い領域に位置しているため、最も好まれる口内を潤す効果をもたらすことができる。
また、図4a〜4cから判るように、約7点以上の口内を潤す効果の得点は、食品中に含まれる、所定のレベルの食品用の酸、清涼剤及び甘味抑制剤に関連している。より具体的には、少なくとも7点の口内を潤す効果を示すいくつかの実施態様において、食品の約0質量%〜約0.09質量%の清涼剤、約2.3質量%〜約4.5質量%の食品用の酸組成物、及び約0質量%〜約10質量%の甘味抑制剤が含まれている。
ある実施態様は、菓子組成物の調製方法を対象とするものである。このような菓子組成物は、火炎調理器、調理用押出成形器、及び/又は真空調理器等の従来の装置を用いて調製することができる。
ある実施態様によると、例えば、糖甘味料と甘味抑制剤からなるもの等の甘味料組成物、及び他の任意の担体(バルク甘味料等)、溶媒(水等)と共に混合容器中でひとまとめにし、スラリーを形成させる。甘味料の結晶又は粒子を全て溶解させるために、スラリーを約70℃〜約120℃で加熱し、水溶液を形成させる。溶解後、バッチを調理し、残留水分が約4%未満となるまで水を留去するため、約135℃〜約160℃の温度で加熱すると共に減圧する。バッチは、結晶相から非晶質相に変化する。次いで、香味料、食品用の酸組成物、及び任意に清涼剤を、着色料等の任意の他のあらゆる添加剤と共に、機械的な混合操作により、バッチ中に混合する。
菓子の調製中に、甘味料組成物、香味料、食品用の酸組成物、着色料、清涼剤、及び他の添加剤を均一に混合するために必要とされる最適な混合は、材料の均一な分布を得るために必要な時間によって決定される。通常、4〜10分間の混合時間が許容される。
ある実施態様において、半固体状又はプラスチック様の稠度にするために、その後、バッチを約100℃〜約20℃に冷却する。キャンディー塊を適当に混練した後、加工できる大きさに切り分け、又は正確な重量及び寸法を有する所望の形状に成形してよい。最終製品の形状及びサイズに応じて、種々の成形手法を用いることができる。所望の形状に成形後、冷気を吹き付けて食品を均一に硬化させ、その後、ラッピング及び包装を行う。
他の実施態様において、混合されたバッチを、所望の形状及びサイズを有する鋳型に鋳込む。所望の形状に成形後、冷気を吹き付けて成形された食品を均一に硬化させ、その後、食品を鋳型から取り出し、ラッピング及び包装を行うことができる。
ある実施態様にしたがう有用な装置は、菓子製造の分野において周知の調理及び製造装置を有しており、具体的な装置の選択は、当業者にとって自明である。
上述の調製方法によると、菓子に係るある実施態様は、糖と甘味抑制剤との均一な乾燥混合物を含むプレミックスを対象とする。また、プレミックスは、上述のような食品用の酸組成物及び清涼剤を含んでいてもよい。他の実施態様は、糖及び甘味抑制剤を含む調理された非晶質のマトリックスと、食品用の酸組成物と、清涼剤とを含む組成物を対象とする。
菓子に係るさらに他の実施態様は、分割可能な、或いは成形されたキャンディー塊を対象とする。分割可能なキャンディー塊は、上述のような口腔湿潤組成物と、香味料とを含んでいてよく、担体を任意に含んでいてもよい。成形可能なキャンディー塊は、甘味料組成物と、食品用の酸組成物と、清涼剤との混合物である口腔湿潤組成物を含んでいてよい。また、成形されたキャンディー塊は、香味料を含んでいてもよく、担体を任意に含んでいてもよい。
ある実施態様は、センターフィル型キャンディー又はセンターフィル型チューインガム等のセンターフィル型の製品を対象とする。通常、このような製品は、センターフィル領域と、センターフィル領域の少なくとも一部を取り囲む領域とを含んでいる。センターフィル領域の少なくとも一部を取り囲む領域は、センターフィル型キャンディーに係る実施態様においては、キャンディー組成物であってよく、センターフィル型チューインガムに係る実施態様においては、ガム組成物であってよい。好適なキャンディー、又は菓子組成物は、上述のとおりである。チューインガム組成物については、以下に詳述する。
ある実施態様において、センターフィル領域は、液体、固体又は半固体、気体等であってよい。例えば、ある実施態様において、センターフィル領域は粉末状の菓子組成物であってよい。センターフィル領域は、上述のような任意の甘味料、香味料、清涼剤、着色料等を含んでいてもよい。
ある実施態様において、センターフィル領域は、液体、固体、半固体、又は気体状のセンターフィル組成物によってほぼ、又は完全に満たされていてもよい。他のいくつかの実施態様において、センターフィル領域は、液体、固体、半固体、又は気体状のセンターフィル組成物によって部分的にのみ満たされていてもよい。
ある実施態様において、センターフィル領域は、2種類以上のセンターフィル組成物を含んでいてよい。2種類以上のセンターフィル組成物は、同一の形態であっても異なる形態であってもよい。例えば、ある実施態様において、相溶性を有していてもいなくてもよい2種類以上の別個の液体の混合物を含んでいてもよい。同様に、ある実施態様において、センターフィル領域に、2種類以上の別個の固体、半固体、又は気体を含んでいてもよい。異なるセンターフィル形態の混合物が、ある実施態様において含まれていてもよい。例えば、液体及び気体が、センターフィル領域に含まれていてもよい。2種類以上の液体、固体、半固体及び/又は気体を、センターフィル領域において、同一の量又は異なる量だけ用いることができ、同様な特性を有していてもよく、異なる特性を有していてもよい。より具体的には、ある実施態様において、2種類以上のセンターフィル組成物は、粘度、色、香り、味、テクスチュア、感覚、含有成分、機能成分、甘味料等の種々の特性において異なっていてもよい。
ある実施態様において、センターフィル組成物は、例えば、香料ビーズ、フルーツ粒子、ナッツ粒子、香料粒子、ゼラチンビーズ又はゼラチン部位等の、非液体成分を含んでいてもよい。
ある実施態様において、口腔湿潤組成物は、センターフィル領域、センターフィル領域の少なくとも一部を取り囲むキャンディー若しくはガム領域、又は両者に含まれていてもよい。ある実施態様において、第1の口腔湿潤組成物がセンターフィル領域に含まれ、第2の口腔湿潤組成物が、キャンディー又はガム領域に含まれていてもよい。第2の口腔湿潤組成物は、第1の口腔湿潤組成物と同一であっても異なっていてもよい。
センターフィル型の製品に係るある実施態様において、第3の領域又はコーティング領域を任意に含んでいてもよい。ある実施態様において、コーティングは、製品の「最外領域」とも呼ばれる。コーティングは、キャンディー又はガム領域の少なくとも一部を取り囲んでいてよい。コーティングは、センターフィル型製品の外表面を形成する、任意の従来の糖の、又はシュガーレスのコーティングであってよい。
種々のコーティング工程及び装置が知られている。ある実施態様において、コーティングは、好適に均一なコーティング及び仕上げがなされた、高品質な製品の表面を形成するために、材料の薄い層を何層にもわたって塗布される。コーティング装置又はコーティングトンネルを通過する際に、砂糖、マルチトール、ソルビトール、又は本明細書に記載のものを含む他の任意のポリオール等のハードコーティング材料、及び任意に香味料を、製品のペレット上に噴霧し、その内部で製品を投げ上げ、回転させる。さらに、形成された製品上に順次形成されるコーティング層をその都度乾燥させるために、コーティングトンネル又はコーティング装置内に調整空気を循環させ、又は強制給気する。ある実施態様において、コーティング又は最外層領域は、ラミネート加工又は二重若しくは多重押出、又は最外層を形成するための任意の他の方法によって形成させることができる。
ハードコーティング以外に、他のタイプのコーティングとして、ガムコーティング又は光沢コーティング、ソフトコーティング、平滑コーティング、つや消しコーティング、研磨コーティング、及び湿式結晶化コーティングが挙げられる。これらのコーティング方法は、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,527,542号明細書において、より詳述されている。さらに、外部又は最外層領域は、油等の脂質材料であってもよい。このような脂質材料は、任意の好適な手段により製品に塗布することができる。
種々のセンターフィル型製品、特にセンターフィル型チューインガム、及びセンターフィル型製品の製造方法に関する他の開示については、その全文が参照により本明細書に組み込まれる、共有に係る出願中の以下の特許公報を参照のこと:米国特許出願第60/776,748号明細書、出願日2006年2月24日、発明の名称「Liquid−Filled Chewing Gum Composition」;米国特許出願第60/776,642号明細書、出願日2006年2月24日、発明の名称 「Liquid−Filled Chewing Gum Composition」;米国特許出願第11/408,761号明細書、出願日2006年4月21日、発明の名称「Liquid−Filled Chewing Gum Composition 」;米国特許出願第11/411,543号明細書、出願日2006年4月26日、発明の名称 「Center−Filled Chewing Gum with Barrier Layer」;米国特許出願第11/414,919号明細書、出願日2006年5月1日、発明の名称「Center−Filled Chewing Gum Composition」;米国特許出願第11/410,962号明細書、出願日2006年4月25日、発明の名称「Center−Filled Chewing Gum Composition」;米国特許出願第11/415,043号明細書、出願日2006年5月1日、発明の名称「Multi−Modality Flavored Chewing Gum Compositions」;米国特許出願第11/415,044号明細書、出願日2006年5月1日、発明の名称「Multi− Modality Sensations in Chewing Gum Compositions」;米国特許出願第11/415,006号明細書、出願日2006年5月1日、発明の名称「Multi−Modality Tastes in Chewing Gum Compositions」;及び米国特許出願第11/415,012号明細書、出願日2006年5月1日、発明の名称 「Multi−Modality Functional Ingredients in Chewing Gum Compositions」。
ある実施態様は、チューインガム組成物を対象とする。チューインガム組成物中の担体としては、チューインガム基材及び他の任意成分等のチュワブル型の担体が挙げられる。チューインガム基材は、水溶性のチューインガム基材及び/又は水に不溶性のチューインガム基材であってよい。ガム基材は、チューインガムの分野において公知の任意の成分を含んでいてよい。例えば、ガム基材は、エラストマー、増量剤、ろう、エラストマー溶媒、乳化剤、可塑剤、充填剤、及びこれらの混合物を含んでいてよい。
ガム組成物に用いられるエラストマー(ゴム)は、望ましいガム基材のタイプ、望ましいガム組成物の粘稠度、及び最終製品であるチューインガムの製造のために組成物に用いられる他の成分等の種々の因子に応じて、幅広く変化させることができる。エラストマーは、水に不溶である任意の公知のポリマーであってよく、チューインガム及び風船ガムに用いられるガム用ポリマーが挙げられる。ガム基材に好適なポリマーの具体例としては、天然エラストマー及び合成エラストマーの両者が挙げられる。例えば、ガム基材組成物に好適なポリマーとしては、チクル、天然ゴム、クラウンガム、ニスペロ、ロシディンハ、ジェルトン、ニガーグッタ、ツヌー、バラタ、グッタペルカ、レチカプシ、ソルバ、グッタケイ等、及びこれらの混合物等の(植物系の)天然物質が挙げられるが、これらに限定されない。合成エラストマーの例としては、スチレン−ブタジエン共重合体(SBR)、ポリイソブチレン、イソブチレン−イソプレン共重合体、ポリエチレン、ポリ酢酸ビニル等、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
ガム基材に用いられるエラストマーの量は、望ましいガム基材のタイプ、望ましいガム組成物の粘稠度、及び最終製品であるチューインガムの製造のために組成物に用いられる他の成分等の種々の因子に応じて変化させることができる。通常、ガム基材中に、エラストマーは、約10質量%〜約60質量%、好ましくは、約35質量%〜約40質量%存在している。
ある実施態様において、ガム基材はろうを含んでいてよい。ろうは、高分子エラストマー混合物を軟化させ、ガム基材の可塑性を向上させる。存在する場合、用いられるろうは、約60℃以下、望ましくは約45℃〜約55℃の融点を有する。低融点のろうは、パラフィンろうであってもよい。ガム基材中に、ろうは、ガム部分の全重量に対し、約6質量%〜約10質量%、好ましくは、約7質量%〜約9.5質量%の量だけ存在していてもよい。
低融点のろう以外に、ガム基材の重量の5質量%以下の高融点のろうをガム基材中に用いてもよい。このような高融点のろうとしては、蜜ろう、植物ろう、カンデリラろう、カルナバろう、大部分の石油ろう等、及びこれらの混合物が挙げられる。
上述の成分以外に、ガム基材は、エラストマー溶剤、乳化剤、可塑剤、充填剤、及びこれらの混合物等より選択される成分等の、他の種々の成分を含んでいてもよい。
ガム基材は、エラストマー成分の軟化を助けるために、エラストマー溶剤を含んでいてもよい。このようなエラストマー溶剤としては、例えば、α−ピネン又はβ−ピネンのポリマー等のテルペン樹脂、ロジンのメチル、グリセロール、又はペンタエリスリトールエステル及び改質ロジン、ロジンの水素化物、二量体、重合体等のガム類、並びにこれらの混合物等の公知のエラストマー溶剤が挙げられる。本発明で用いられるのに好適なエラストマー溶剤の例としては、部分水素化ウッドロジン又はガムロジンのペンタエリスリトールエステル、ウッドロジン又はガムロジンのペンタエリスリトールエステル、ウッドロジンのグリセロールエステル、部分二量化ウッドロジン又はガムロジンのグリセロールエステル、重合ウッドロジン又はガムロジンのグリセロールエステル、トールオイルロジンのグリセロールエステル、ウッドロジン又はガムロジンのグリセロールエステル、及び部分水素化ウッドロジン又はガムロジン、及び部分水素化ウッドロジン又はガムロジンのメチルエステル等、並びにこれらの混合物が挙げられる。エラストマー溶剤は、ガム基材の重量に対して約2質量%〜約15質量%、好ましくは、約7質量%〜約11質量%用いることができる。
ガム基材は、混和性のない成分を分散させて、単一の安定な系とするのを助けるために、乳化剤を含んでいてもよい。本発明に有用な乳化剤は、モノステアリン酸グリセリル、レシチン、脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリド、モノステアリン酸プロピレングリコールエステル等、及びこれらの混合物が挙げられる。乳化剤は、ガム基材の重量に対して約2質量%〜約15質量%、好ましくは、約7質量%〜約11質量%用いることができる。
ガム基材は、種々の望ましいテクスチュア及び粘稠性を付与するために、可塑剤又は軟化剤を含んでいてもよい。これらの成分は分子量が低いため、可塑剤及び軟化剤は、ガム基材の基本構造中に浸透し、可塑性を付与すると共に粘性を低下させる。有用な可塑剤及び軟化剤としては、ラノリン、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリセロールトリアセチルエステル、グリセリルレシチン、モノステアリン酸グリセロールエステル、モノステアリン酸プロピレングリコールエステル、アセチル化モノグリセリド等、及びこれらの混合物が挙げられる。天然ろう、又は合成ろう等のろう、水素化植物油、ポリウレタンろう等の石油ろう、ポリエチレンろう、パラフィンろう、微結晶ろう、脂質ろう、モノステアリン酸ソルビタンエステル、獣脂、プロピレングリコール、これらの混合物等を、ガム基材に含んでいてもよい。可塑剤及び軟化剤は、通常、ガム基材の重量に対して約20質量%以下、より具体的には、ガム基材の重量に対して約9質量%〜約17質量%用いられる。
また、可塑剤としては、水素化植物油が含まれ、大豆油及び綿実油が挙げられ、これらは単独で、又は組み合わせて用いることができる。これらの可塑剤は、優れたテクスチュアと、柔らかい咀嚼感をガム基材にもたらす。これらの可塑剤は、ガム基材の重量に対して約5質量%〜約14質量%、より具体的には、ガム基材の重量に対して約5質量%〜約13.5質量%用いることができる。
市販の米国薬局方(USP)グレードのもの等の無水グリセリンを、軟化剤として用いてもよい。グリセリンは、温熱感のある甘みを有するシロップ状の液体であり、甘藷糖の約60%の甘みを有する。グリセリンは吸湿性を有しているため、無水グリセリンは、チューインガム組成物の調製の間、無水条件下に保たれる。
また、ある実施態様において、ガム基材は、充填剤及びテクスチュア剤として作用することができる無機補助剤等の、有効量の膨張剤を含んでいてもよい。有用な無機補助剤としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、リン酸三カルシウム、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウム等、及びこれらの混合物が挙げられる。これらの充填剤又は補助剤を、ガム基材において種々の量で用いることができる。用いられている場合、充填剤の量は、好ましくは、ガム基材の約15質量%〜約40質量%、望ましくは約20質量%〜約30質量%であってよい。
有効量の着色料、酸化防止剤、保存料、香味料等の、従来より用いられている種々の添加剤を、任意に、ガム基材中に含んでいてもよい。例えば、二酸化チタン、及びF.D.&C色素として知られている、食品、医薬品、及び化粧品用途に好適な他の色素を用いてもよい。ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピル、及びこれらの混合物等の酸化防止剤を含んでいてもよい。チューインガムの分野で当業者に知られている、通常用いられている他のチューインガム用添加剤を、ガム基材に用いてもよい。
チューインガム組成物は、甘味剤(甘味料)、可塑剤、軟化剤、乳化剤、ろう、充填剤、膨張剤(担体、増量剤、バルク甘味料)、無機補助剤、香味剤(香味料、着香料)、着色剤(色素、着色料)、酸化防止剤、酸味料、増粘剤、薬剤等、及びこれらの混合物より選択される従来の添加剤を含んでいてよい。これらの添加物のうちいくつかは、2つ以上の目的に対する役割を果たしてもよい。例えば、シュガーレスガム組成物において、マルチトール又は他の糖アルコール等の甘味料が、同時に膨張剤としての機能を果たしてもよい。
通常、上述のバルク甘味料は、ガム組成物の約5質量%〜約95質量%の量だけ存在している。
また、上述の可塑剤、軟化剤、無機補助剤、ろう、及び酸化防止剤も、ガム基材において用いられるのに好適な場合には、チューインガム組成物に用いてもよい。他の通常用いられる添加剤の例としては、レシチン及びモノステアリン酸グリセリルエステル等の乳化剤、メチルセルロース、アルギン酸塩、カラギーナン、キサンタンガム、ゼラチン、イナゴマメ、トラガカント、ローカストビーン、及びカルボキシメチルセルロース等の、単独で、又は他の軟化剤と共に用いられる増粘剤、リンゴ酸、アジピン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、及びこれらの混合物等の酸味料、並びに無機補助剤に属する上述の充填剤が挙げられる。
また、チューインガムの分野における通常の知識を有する者に知られている他の通常のガム添加剤も、チューインガム組成物において用いることができる。
チューインガムの製造方法については、チューインガムの分野における通常の知識を有する者に周知であるため、本明細書においては、詳細に議論しない。一般的なチューインガムの調製工程については、それぞれ、その全文が参照により本明細書に組み込まれるHopkinsらに対して付与された米国特許第4,271,197号明細書、Cherukuriらに対して付与された米国特許第4,352,822号明細書、Cherukuriらに対して付与された米国特許第4,497,832号明細書を参照のこと。
ソフトキャンディー、ハードキャンディー、綿あめ、圧縮タブレット、フィルム、液体及び粉末飲料等を含む他の食品の調製方法についても、当業者に周知であり、本明細書において詳細に議論する必要はない。
ある実施態様によると、食品の口内を潤す効果を増大させる方法が提供される。この方法により、成分の混合物を含む食品が提供される。成分は、上述したような食品用の酸組成物、及び甘味料組成物を含んでいてよい。甘味料組成物は、糖甘味料であってよい。組成物の甘味は、食品を生成する前に、甘味抑制剤を組成物に加えることによって低減させることができる。甘味抑制剤は、糖甘味料及び食品用の酸組成物と混合することができる。着色料及び香味料等の他の成分を含んでいてよい。ある実施態様は、口腔乾燥症及び他のドライマウス症状を治療する方法を対象とする。このような方法によると、上述のような口腔湿潤組成物と、香味料とを含み、担体を任意に含んでいる食品が提供される。食品は、口喝感を感じている個人の口腔内に入れられる。唾液と接触すると、食品は溶解し、口腔湿潤組成物を放出することにより、個人の口喝感を軽減させる。
本発明の特徴及び利点は、本発明を説明するために示され、いかなる意味においても本発明を制限するものではない以下の実施例により、より完全な形で示される。
実施例1
表1:口腔湿潤組成物
Figure 0004543112
WS−23及び他の特許に係る清涼剤は、International Flavors & Fragrances社(IFF)より入手可能である。
上記の表1に列挙した成分をひとまとめにし、口腔湿潤組成物を形成した。口腔湿潤組成物を、糖を含む種々の食品に封入した。
実施例2
表2:ハードボイルドキャンディー中の口腔湿潤組成物
Figure 0004543112
WS−23及び他の特許に係る清涼剤は、IFF社より入手可能である。
上記の表2に示した調合により、ハードボイルドキャンディーを調製した。
イソマルトの50%水溶液を激しく混合し、90℃に加熱した。均一な溶液を砂糖/グルコースの混合物に加え、バッチ全体を146℃に加熱した。バッチを冷却台の上に置き、色素、リンゴ酸、清涼剤、及び香料を加えた。バッチを混練し、ロールキャンディーを所望の重量及び形状を有する小片に分割した。
実施例3
表3:ソフト/チューイーキャンディー中の口腔湿潤組成物
Figure 0004543112
WS−23及び他の特許に係る清涼剤は、IFF社より入手可能である。
上記の表3に示した調合により、柔らかく、歯応えのあるキャンディーを調製した。
キャンディー組成物は、まず、ペクチンを含み又は含まないゼラチンを温水に加え、次いで混合することによりゲル基材を形成させることにより調製した。ゲル基材をリンゴ酸及び色素溶液とひとまとめにし、ホバートミキサー中で混合した。
キャンディー基材混合物(イソマルト/砂糖/コーンシロップ)を約135℃に加熱し、ホバートミキサー中でゲル基材及び他の成分に加えた。混合物を、3のスピードで30秒間、次いで2のスピードで5分間混合した。
油脂を溶融するまで加熱し、香味料及び清涼剤と混合してプレミックスを形成した。ホバートミキサーのスピードを1に落とし、溶融した油脂を加えた。
ミキサーのスピードを3に変えて30秒間混合後、スピードを2に落として3分間混合し、次いでスピードを1に落とし、微粉にした砂糖を加えた。再び、バッチを2分間混合し、冷却台の上にあけた。冷えるまでバッチを折り畳み、サンプリングして、1分半の間、手で引き延ばした。バッチを鋳型に注ぎ込み、ほぼ粒状にし、切断して所望の重量及び形状を有する小片にした。
実施例4
表4及び5:センターフィル型ハードボイルドキャンディー中の口腔湿潤組成物
表4:ハードキャンディーのシェルの組成(80%)
Figure 0004543112
表5:液体/ゲルセンターの組成(20%)
Figure 0004543112
WS−23及び他の特許に係る清涼剤は、IFF社より入手可能である。
上記の表4及び5に示した調合により、中央に液体を含むハードボイルドキャンディーを調製した。
ハードキャンディーのシェルと液体/ゲル状のセンターを有する、中央に液体を含むハードボイルドキャンディーは、個別のバッチプロセスを用いて調製された。
上述の実施例2にしたがい、シェル材料を調製した。要約すると、高温のイソマルト溶液を、予め水に溶解し146℃で調理した砂糖/グルコースシロップに加えた。クエン酸、色素及び香料を、調理された砂糖塊に加えた。バッチを混練し、成形可能な均一な非晶質の塊状物とした。
液体のセンターのために、高フルクトース含有コーンシロップ、イソマルト溶液、及び液糖を混合し、120℃で加熱後、速やかに冷却した。グリセリン、色素、香料及び清涼剤を、高フルクトース/砂糖含有塊状物に加えた。
まず、菓子用の型を用いて非晶質の調理済みシェル材料を打ち抜き、トローチの下側のシェルを形成した。シリンジを介して、所定の重量の液体状のセンター材料を下側のシェルの内部に注入した。他の非晶質の層状のキャンディー塊を打ち抜いて、上側のシェルを形成し、トローチの周囲を密封した。
実施例5
表6:板状チューインガム中の口腔湿潤組成物
Figure 0004543112
WS−23及び他の特許に係る清涼剤は、IFF社より入手可能である。
上記の表6に示した調合により、チューインガム組成物を調製した。
まず、ガム基材を約150〜175°Fで溶融させることにより、チューインガム組成物を調製した。溶融させ、通常のミキサー中に入れ、残りの成分を加えた後、約1〜約20分間、激しく混合した。実験室スケールの押出成形機を用いて、得られた混合物を所望の形状に成形し、ロール加工後切断して板状にし、その後、任意にコーティングを行った。
実施例6
表7及び8:センターフィル型チューインガム中の口腔湿潤組成物
表7:ガム/シェルの組成(80%)
Figure 0004543112
表8:液体/ゲルセンターの組成(20%)
Figure 0004543112
WS−23及び他の特許に係る清涼剤は、IFF社より入手可能である。
液体状のセンターを含むチューインガムは、上記の表7及び8に示した調合により調製した。
ガムのシェルと液体/ゲル状のセンターを有する、液体状のセンターを含むチューインガムは、個別のバッチプロセスを用いて調製された。
まず、ガム基材を約150〜175°Fで溶融させることにより、シェルのガム組成物を調製した。溶融させ、通常のミキサー中に入れ、残りの成分を加えた後、約1〜約20分間、激しく混合した。実験室スケールの押出成形機を用いて、得られた混合物を所望の形状に成形し、ロール加工後、鋳型に流し込み、下側及び上側のシェルを形成した。
液体のセンターのために、高フルクトース含有コーンシロップ、イソマルト溶液、及び液糖を混合し、120℃で加熱後、速やかに冷却した。グリセリン、色素、香料及び清涼剤を、高フルクトース/砂糖含有塊状物に加えた。
シリンジを介して、所定の重量の液体状のセンター材料を下側のシェルの内部に注入した。他の非晶質の層状のキャンディー塊を打ち抜いて、上側のシェルを形成し、トローチの周囲を密封した。
実施例7
表9:シュガーフリー圧縮ミント
Figure 0004543112
WS−23及び他の特許に係る清涼剤は、IFF社より入手可能である。
上記の表9に示した調合により、シュガーフリー圧縮ミントを調製した。
シュガーフリー圧縮ミントは、ソルビトール及びキシリトールを湿式造粒し、次いで乾燥及び粉砕することにより調製した。ステアリン酸マグネシウム、アスパルテーム、Ace−K、清涼剤及び香味料を、ソルビトール/キシリトールの乾燥混合物に加え、激しく混合した後、二次造粒工程に供した。混合物を圧縮して、所定の重量及び寸法を有するタブレットを形成した。
実施例8
表10:糖含有圧縮ミント
Figure 0004543112
WS−23及び他の特許に係る清涼剤は、IFF社より入手可能である。
上記の表10に示した調合により、糖含有圧縮ミントを調製した。
糖含有圧縮ミントは、糖のプレミックスを湿式造粒し、次いで乾燥及び粉砕することにより調製した。ステアリン酸マグネシウム、グルコン酸銅と砂糖との混合物、清涼剤及び香味料を加え、激しく混合した後、二次造粒工程に供した。混合物を圧縮して、所定の重量及び寸法を有するタブレットを形成した。
実施例9
表11、12、13、及び14:センターフィル型ハードボイルドキャンディー中の口腔湿潤組成物
表11:ハードキャンディーのシェル組成物(93.5%)
Figure 0004543112
表12:粉末状のセンター組成物(6.5%)
Figure 0004543112
表13:粉末状のセンター組成物(6.5%)
Figure 0004543112
表14:粉末状のセンター組成物(6.5%)
Figure 0004543112
表11〜14に示した調合により、粉末状のセンターを含むハードボイルドキャンディーを調製した。それぞれ、上記の表11に示したハードキャンディーのシェル組成物と、表12〜14のうちの1つに示した粉末状のセンター組成物を含む、3種類の異なる粉末状のセンターを含むハードボイルドキャンディーを調製する。
上述の実施例2にしたがい、シェル材料を調製する。要約すると、高温のイソマルト溶液を、予め水に溶解し146℃で調理した砂糖/グルコースシロップに加える。クエン酸、色素及び香料を、調理された砂糖塊に加える。バッチを混練し、成形可能な均一な非晶質の塊状物とする。
粉末状のセンターのために、エリスリトール又は他の粉末状のポリオール及び/又はこれらの組み合わせを、糖(スクロース、ガラクトース、ラクトース等)と共に、自由に流動するように加熱した台上に置く。
まず、菓子用の抜き型を用いて非晶質の調理済みシェル材料を打ち抜き、トローチ又はキャンディーの下側のシェルを形成する。小さなさじを用いて、所定の重量の粉末状のセンター材料を下側のシェルの内部に注入した。他の非晶質の層状のキャンディー塊を打ち抜いて、上側のシェルを形成し、トローチの周囲を密封した。
図1は、食品用の酸を有する種々の香味料の相互作用を示すグラフである。 図2aは、甘味抑制剤を含まない食品において、食品用の酸と清涼剤とのレベルを変化させた場合の口喝感を除去する強度を示すグラフである。 図2bは、甘味抑制剤を約5質量%含む食品において、食品用の酸と清涼剤とのレベルを変化させた場合の口喝感を除去する強度を示すグラフである。 図2cは、甘味抑制剤を約10質量%含む食品において、食品用の酸と清涼剤とのレベルを変化させた場合の口喝感を除去する強度を示すグラフである。 図3aは、甘味抑制剤を約10質量%含む食品において、食品用の酸と清涼剤とのレベルを変化させた場合の爽快感の強さを示すグラフである。 図3bは、甘味抑制剤を約5質量%含む食品において、食品用の酸と清涼剤とのレベルを変化させた場合の爽快感の強さを示すグラフである。 図3cは、甘味抑制剤を含まない食品において、食品用の酸と清涼剤とのレベルを変化させた場合の爽快感の強さを示すグラフである。 図4aは、甘味抑制剤を含まない食品において、食品用の酸と清涼剤とのレベルを変化させた場合の口腔湿潤効果を示すグラフである。 図4bは、甘味抑制剤を約5質量%含む食品において、食品用の酸と清涼剤とのレベルを変化させた場合の口腔湿潤効果を示すグラフである。 図4cは、甘味抑制剤を約10質量%含む食品において、食品用の酸と清涼剤とのレベルを変化させた場合の口腔湿潤効果を示すグラフである。

Claims (24)

  1. (a)
    (i)スクロースと、イソマルトと、
    (ii)食品に対し2.5〜4.5質量%存在するリンゴ酸と、
    (iii)食品に対し0.04〜0.2質量%存在する清涼剤と、の混合物を含んでなる組成物と、
    (b)香味料と、
    (c)担体とを含んでなる食品。
  2. 前記食品が更にマルチトールを含む、請求項1に記載の食品
  3. 前記スクロースと、イソマルトとが前記食品に対し0.05〜99.5質量%存在する、請求項1に記載の食品。
  4. 更に油脂、油、アロエベラ、ペクチン及びこれらの組み合わせから成る群から選ばれる滑沢剤を含む、請求項1に記載の食品。
  5. 前記食品の縁は滑らかである、請求項1に記載の食品。
  6. 前記食品が鋳型に鋳込まれている、請求項1に記載の食品。
  7. 前記清涼剤が、メントール、キシリトール、エリスリトール、メンタン、メントン、酢酸メンチル、サリチル酸メンチル、N,2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタナミド、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、コハク酸メンチル、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、グルタル酸エステル及びこれらの組み合わせから成る群から選ばれる、請求項1に記載の食品。
  8. 前記清涼剤がグルタル酸エステル及びN,2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタナミドを含む、請求項1に記載の食品。
  9. メントールを含まない、請求項1に記載の食品。
  10. 前記香味料が柑橘系香料を含む、請求項1に記載の食品。
  11. (a)水溶性のチュワブル基材、水不溶性のチュワブル基材、及びこれらの組み合わせより選択されるチュワブル基材と、
    (b)
    (i)スクロースと、イソマルトと、
    (ii)食品に対し2.5〜4.5質量%存在するリンゴ酸と、
    (iii)食品に対し0.04〜0.2質量%存在する清涼剤とを含む組成物と、
    (c)香味料とを含むチュワブル食品。
  12. 前記チュワブル食品がマルチトールを含む、請求項11に記載のチュワブル食品。
  13. 前記チュワブル基材がチューインガム基材を含む、請求項11に記載の食品。
  14. 以下の工程:
    (a)
    (i)食品に対し2.5〜4.5質量%存在するリンゴ酸と、
    (ii)スクロースを含む食品組成物を準備する工程と、
    (b)イソマルトを加えることにより食品組成物の甘味を減少させる工程であって、前記イソマルトが、前記スクロースの0.05質量%〜5質量%である工程と、
    食品に対し0.04〜0.2質量%存在する清涼剤を加える工程と、を含んでなる食品が口を潤す効果を増大させる方法。
  15. 以下の工程:
    (a)スクロースと、イソマルトとを135〜160℃に加熱する工程と、
    (b)加熱したスクロース及びイソマルトに、
    (i)食品に対し2.5〜4.5質量%存在するリンゴ酸と、
    (ii)食品に対し0.04〜0.2質量%存在する清涼剤と、
    (iii)香味料とを加える工程と、
    (c)これらの成分の組み合わせより食品組成物を形成する工程とを有する、食品の調製方法。
  16. 前記食品組成物を形成する工程が、成分の組み合わせを冷却する工程及び冷却された成分の組み合わせを所望の形状に切断する工程を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 食品を形成する工程が、成分の組み合わせを鋳型に鋳込んで食品を形成する工程を含む、請求項15に記載の方法。
  18. (a)センターフィル領域と、
    (b)センターフィル領域を取り囲む菓子領域とを含み、
    前記菓子領域が担体を含み、前記領域のうち少なくとも一方が、
    (i)スクロースと、イソマルトと、
    (ii)食品に対し2.5〜4.5質量%存在するリンゴ酸
    (iii)食品に対し0.04〜0.2質量%存在する清涼剤と、
    を含む、センターフィル型菓子組成物。
  19. 前記センターフィル領域が、粉末状のセンターフィル組成物を含む、請求項18に記載の菓子組成物。
  20. 口腔湿潤組成物が前記センターフィル領域中に含まれる、請求項18に記載の菓子組成物。
  21. 口腔湿潤組成物が前記菓子領域に含まれる、請求項18に記載の菓子組成物。
  22. 前記センターフィル領域が第1の口腔湿潤組成物を含み、前記菓子領域が第2の口腔湿潤組成物を含む、請求項18に記載の菓子組成物。
  23. 前記第1の口腔湿潤組成物は、第2の口腔湿潤組成物と同一である、請求項22に記載の菓子組成物。
  24. 前記第1の口腔湿潤組成物は、第2の口腔湿潤組成物と異なる、請求項22に記載の菓子組成物。
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