JP4542697B2 - 物品類の保持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗物室内にあって、コンソール,座席,ドア内張,イントスルメントパネル等の室内装備品に付設されて、飲物用のカップ,缶,瓶,携帯電話,マイク等(以下、これを総称して「物品類」と言う)を保持する保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6はこの種従来の保持装置のうち、特にドア内張のアームレスト部に付設された3例を示している。同(a)の装置(実開平62−33335号)は、アームレスト部50の上面角部に設けられた上開口した断面略L形のケース部51と、該ケース部51に対応した断面逆L形の蓋体52とからなる。蓋体52は、ケース部51の室内側の下縁に枢軸53を介し回転可能に組み付けられ、枢軸53を支点として、ケース部51を覆った閉位置と、室内側に回転されて使用状態となる開位置とに切り換えられる。開位置では、同図の如く両者で上開口した凹状部を形成し、該凹状部に入れられる容器Kの底面を蓋内面52aとケース内底面51aとで受け止め保持する。また、同(b)及び(c)の装置は、ケース部54,57がアームレスト部50の上面に凹状に設けられ、容器Kが該ケース部54,57の真上から凹状内に入れられ、その底面がケース内底面54a,57aに受け止め保持される点で共通している。同(b)では、蓋体55がケース部54の上開口縁部に枢軸56を介し回転可能に組み付けられ、該枢軸56を支点として、ケース部54の上開口を塞いだ閉位置と、外へ回転される開位置とに切り換えられる。 同(c)では、蓋体58がケース部54の上開口縁部に枢軸59及び付勢ばね60を介し回転可能に組み付けられ、該枢軸59を支点として、ケース部57の上開口を塞いだ閉位置から、付勢ばね60のばね力に抗しケース内へ回転されて開位置に切り換えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した各従来構造は、容器保持の点で何れもが簡易かつ簡明であり、容器Kをアームレスト部50のケース部内(ケース部及び蓋体の内側)に入れた状態でケース内底面(ケース部及び蓋体の内底面)で受け止めて保持するため、ケース部内の深さを増大するほど容器をより安定して保持可能となる。ところで、図6(b)及び(c)の構造は、同(a)に対し蓋体55や58が室内側に張り出さない点で優れている。(c)の構造は、(b)の様に開位置にある蓋体55が容器Kを取り出す際に邪魔になったり、容器Kがケース部内で動く虞を付勢ばね60のばね力を受けている蓋体58で防ぐことができる。しかし、これら従来構造では、容器Kを安定保持する上でケース部内の深さをある程度深く確保しなくてはならず、ケース部内の深さを余り増大すると、上開口から表出する容器部分が小さくなり、容器Kを取り出すときに容器を把持、つまり手で掴み難くなる。また、ケース部51,54,57の設置個所が図6(c)に模式的に示した如くドア内張61に突設されるアームレスト部50等であると、ドア内張61の起立部61aがケース部57の片側(車室外側)に接近して、容器Kのケース部57内への出し入れ性が悪くなる。即ち、従来構造では、起立部61aとケース部57との間の間隔Mを大きく確保し難く、容器Kの出し入れ時にケース部57と接近した起立部61aに当たり易く、使い勝手が充分満足できない。これらは容器Kに限らず、携帯電話等の他の物品であっても同様である。
【0004】
本発明は、上記したような課題を解消することを目的としている。具体的には、物品類の安定保持性及び出し入れ性を常に良好にし、しかもケース部を小物入れ等としても使用できるようにすることにある。他の目的は以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、図面に例示される如く、乗物の室内装備品10等に設けられた上開口したケース部2と、該上開口を開閉する蓋体4とを有し、前記蓋体4を開位置にして物品類Kを前記ケース部2内に挿入し保持する保持装置1において、前記ケース部2は、前記室内装備品10等の室内側に位置する外面部のうち、少なくとも下向き外面部10b等を含む箇所に設けられて、前記物品類Kを、ケース内底部2dで物品底面を受け止め、物品周囲部の一部を前記外面部側の対応部に設けた位置規制部3cで規制し、前記蓋体4は、前記下向き外面部と反対側の上開口縁部側にヒンジ部8等を介し取り付けられて、前記上開口を塞ぐ閉位置から前記ケース部2内へ回転されて開位置に切り換えられることを特徴としている。
【0006】
以上の保持装置では、物品類Kを蓋部4に押し付けて、蓋部4を開位置方向へ回転しつつケース部2内に挿入する。すると、物品類Kは、下部がケース部2の内底部2dに受け止められて保持され、かつ周囲部が位置規制部3cにより安定保持される。この構造特徴は、図6(c)との対比において、ケース部2が室内装備品(例えば、アームレスト部10やインストルメントパネル部20)の室内側に位置する外面部のうち、下向き外面部10b,20b等を含む箇所に設けられている点、位置規制部3cを有する点にある。前者の構造は、ケース部2の上開口面積を下向き外面部の傾斜角に応じた分だけ大きくし、同時に図6(c)の間隔Mを図5の間隔M1まで大きくして、上述した不具合を解消し物品類Kのケース部内への出し入れ性を良好にする。後者の構造は、ケース部2内にあって、物品周囲部の一部が位置規制部3cにて最適位置に配され、かつ動き難くなるよう規制されることにより、保持状態の安定性を確実に良好にする。
なお、本発明において、ケース部2は、専用ケース部材を室内装備品の対応部に一体的に組み込む形態、室内装備品の対応部に一体に形成する形態の何れであってもよい。「外面部のうち、少なくとも下向き外面部を含む箇所に設けられ」るとは、室内装備品が上面部及び下向き外面部を有しており、本発明のケース部が形態例の如く前記下向き外面部に対応して設けられる態様と、上面部の一部を含んで下向き外面部に設けられる態様とを含む意味である。「下向き外面部」は、形態例の如く傾斜しているだけではなく略垂直になっていてもよい。後者の場合はケース部の上開口が前記上面部の一部にラップさせて設けられることになる。
【0007】
以上の保持装置は次の如く具体化されることがより好ましい。
第1に、前記位置規制部は、前記上開口の対応縁部から下向き略円弧状に形成された凹部3cからなり、物品類Kの周囲部の一部を前記凹部3cに嵌合し規制する構成である。この位置規制部は、下向き円弧状凹部3cが円筒状の物品の外径部分と嵌合し易いことに着目したもので、物品類Kをケース部2内の最適位置でより安定保持可能にする。
第2に、前記蓋体4を前記閉位置の方向へ付勢するばね手段5と、前記蓋体4を前記ばね手段5の付勢圧に抗し前記開位置に係止する保持手段6とを有している構成である。ばね手段5は、蓋体4を閉位置へ自動的に回転させ、かつケース部2内に入れられた物品類Kを蓋体4を介し押圧してがたつきを防ぐ。保持手段6は、蓋体4を開位置に係止することにより、例えば、ケース部2内に小物を出し入れすることも可能にし、保持装置1を小物入れ用としても使い易くする。
第3に、前記保持手段6は、前記ケース部2内に取り付けられて、前記蓋体4に突設した係合突起4cを蓋体4の押し操作により係止して蓋体4の開位置を保持し、かつ当該蓋体4の更なる押し操作により前記係止を解除可能なプッシュ・プッシュ係止機構からなる構成である。これは、蓋体4の開閉操作性及び外観性を良好にする上で、公知の保持手段のうち、プッシュ・プッシュ係止機構が最も好適になる点に着目したものである。
第4に、前記ケース部2は、前記室内側に位置する下向き外面部を切り欠くと共に、前記下向き略円弧状の凹部3cの存在により、前記内底部2dに受け止められた物品類Kが前記凹部3cに応じた分だけ前側の表出部分を増大し、該増大された前側表出部分から両側周囲部を把持可能になっている構成である。これは、本発明の構造特徴を作動面から確認的に特定したものであり、上記した課題を一掃できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用した保持装置を設置状態で示し、同(a)は物品類としての容器を保持した使用状態の模式外観図、同(b)は非使用状態での模式外観図である。図2は前記保持装置の構成を示し、同(a)は図1(a)のA−A線矢視断面図、同(b)は前記非使用状態での断面図である。図3は前記保持装置の主構成部材の概略外観図である。図4は保持手段の構成例を示し、同(a)は蓋体をケース部内にあって保持手段の手前まで押し込んだ非ロック状態を示し、同(b)はロック状態を示している。図5(a),(b)は本発明の保持装置の設置個所の2例を示す模式図である。
【0009】
(全体構造)形態例の保持装置1は、車室内のうち、ドアに突出されたアームレスト部10に設けられたケース部2と、該ケース部2に組み付けられる固定蓋部材3及び可動蓋部材4と、付勢ばね5と、保持手段6とで構成されている。ここで、アームレスト部10は、ドアの内張(トリム材)に取り付けられて室内に突出されたタイプを想定し、従来と同様に樹脂成形されたもので、外面部がアーム保持部となる略水平の上面部10aと該上面部10aの突出端から下向きに延びた傾斜側面部10bと、前後端面部10cとにより区画形成されている。また、アームレスト部10は、図6(c)と同じく対応部がドア内張に結合されたり、ドア内張と一体形成されていて内部中空となっている。表面には不織布等が貼着されて外観処理され、上面部10aにはドアガラスを開閉するスイッチ類等が付設されている。これらは図示を省略したが、従来と同じくしている。固定蓋部材3及び可動蓋部材4は樹脂成形品である。表面には、アームレスト部10と同様な不織布等が必要に応じ付設されて外観処理される。
【0010】
なお、保持装置1の設置個所としては、車室内装備品であればよく、アームレスト部10以外にも図5(b)に例示した如く色々な態様が考えられる。図5(b)は、自動車の室内前側を構成しているインストルメントパネル部20及びその手前のトンネル部30を示している。インストルメントパネル部20には、フロントガラス側に延びる上面部20a及び下向きに延びる傾斜側面部20bを有し、保持装置1がその傾斜側面部20bに付設されている。トンネル部30には、上面部30aにセンタコンソールやシフトレバー等が設けられ、該上面部30aの両側が傾斜側面部30bとなっていて、保持装置1がその傾斜側面部30bに付設されている。本発明の保持装置1は、これ以外にも、例えば、車両用座席のうち、シートバック背面上側部分に付設したり、コンソールの一部に付設することも可能である。
【0011】
(ケース部)ケース部2は、保持装置1の主要部を構成し、ここに容器K(例えば携帯電話等であってもよい)を出し入れする。この形態では、ケース部2がアームレスト部10の対応部に一体に形成されている。即ち、ケース部2は、アームレスト部10のうち、傾斜側面部10bから内部に略L形の窪みを設け、下外面を固定蓋部材3で形成している。内部は、図2の如く上側2aが上方開口した略L形の窪みで、下側2bが凹部に形成されると共に、紙面の前後方向が対応端面で閉じられている。
【0012】
ここで、固定蓋部材3は、図3の如く傾斜側面部10bと連続する傾斜面3aと、傾斜面3aの両側にあって後方へ延びる細く短い両側面3bとで形成されている。傾斜面3aには位置規制用の凹部3cが設けられている。この凹部3cは、傾斜面3aの上縁の中間位置にあって、対応部分を下向き略円弧状に切り欠いた状態となっている。両側面3bには取付孔3dが設けられている。なお、凹部3cの両側に位置する上縁部は内側を係合段部に形成している。そして、固定蓋部材3は、図2(b)の如く上側2aの略L形の窪みに対し、傾斜面3aが下側2bの外面と連続するよう配置され、上側2aの内側対応部に突設された係合部2eを取付孔3dに係合し組み付けられている。
【0013】
これによって、ケース部2は、上側2aのL形の窪みが固定蓋部材3により下側2bの外面を上側へ延長した形状となる。上側2aの上開口2cは、矩形をなし、該矩形が傾斜側面部10bの傾斜角に応じて斜めに配した状態となっている。上側2aのケース内側面2fは、アームレスト部10の厚さ内にあり、そこに後述する保持手段6のロック本体18が取り付けられている。下側2bの凹部は、ケース内側面2fとの間に少し間隔を保って設けられ、凹部の下面がケース内底部2cとなる。なお、以上のようなケース部2は、前記固定蓋部材3を含めてアームレスト部10に一体形成したり、逆に、アームレスト部10の対応部を切り欠し、そこに専用のケース部材を付設した構成であってもよい。要は、アームレスト部10の成形性及び経費的な観点から最適な構成が決められる。
【0014】
(蓋体)可動蓋部材4は本発明の蓋体に相当し、本体部4a及び突出部4bからなる。本体部4aは、上記した上開口2cを閉じる大きさ及び形状からなり、両側にヒンジ部となる枢軸8を形成している。本体部4aの両側の下縁は、上記した固定蓋部材3の係合段部に対応した係合段部となっている。突出部4bは、本体部4aの下縁部に突出され、上記した凹部3cを閉じる大きさ及び形状からなり、内面側に保持手段6を構成する係合突起4cを一体に形成している。そして、以上の可動蓋体4は、枢軸8がケース部2内の上記した前後端面側に設けられた取付孔に係合操作することにより、ケース部2に回転可能に組み付けられる。その際には、コイル形の付勢ばね5が枢軸8に軸装される。この付勢ばね5は、一端5aをケース部2内の対応部に係止し、付勢圧を発現した状態で他端5bを可動蓋部材4の対応内面側に係止した状態で、可動蓋部材4を閉位置方向へ付勢している。このため、可動蓋部材4は、通常、ケース部2の上開口2cを閉じた状態にあり、付勢ばね5のばね力に抗し押圧されることによりケース部2内に回動されて開位置に切り換えられる。この最終段階では、前記係合突起4cが保持手段6のロック本体18に係止され、可動蓋部材4を開状態に保持する。
【0015】
ここでの保持手段6は、ケース部2内に取り付けられたロック本体18を有し、可動蓋部材4の押し操作により係止し、更なる押し操作により前記係止を解除可能な図4に例示されるような公知のプッシュ・プッシュ係止機構からなる。即ち、ロック本体18は、前後面を開口したハウジング11と、ハウジング11の出口側(図4の左側)に収容されて、上記係合突起4cと係脱する1対の係止片12を有する摺動体13と、摺動体13を一方向に付勢する不図示のスプリングと、摺動体13に設けられたハートカム溝14と、ハウジング11内に軸支されたトレーサ15と、トレーサ15に突設されてハートカム溝14と係合し摺動体13の摺動によりハートカム溝14を一巡するピン16等からなる。そして、可動蓋部材4をケース部2内に最大の開位置まで押し入れると、係合突起4cが摺動体13に突き当たり、前記スプリングの付勢力に抗して該摺動体13をハウジング11内に後方へ摺動する。これと連動して、両係止片12はハウジング11内を後退しつつ係合突起4cを間に挟み込む。同時に、ピン15とハートカム溝14との係合によって係止片12が後退位置で係止される。この結果、可動蓋部材4は図4と図1及び図2の各(b)の開状態に保持される。この係止を解除する場合は、可動蓋部材4を再度ケース部2の奥側へ押すと、ピン15とハートカム溝14との係合が外れ、同時に摺動体13が前記スプリングの付勢力により押されて、両係止片12をハウジング11の出口外へ突出する。この結果、係合突起4cに対する両係止片12の挟み込みが外れて係止状態が解除される。このようなプッシュ・プッシュ係止機構を採用すると、ケース部2内が比較的狭くなっていても、可動蓋部材4のロック及びロック解除操作を簡単かつ確実に行え、外観を損なう虞もない。勿論、保持手段6はこれ以外の係止機構であっても差し支えない。
【0016】
(使用時の作動)以上の保持装置1では、使用者が容器Kを可動蓋部材4に押し付けると、可動蓋部材4が付勢ばね5のばね力に抗してケース部2内、つまり開位置方向へ回転されるので、容器Kを上開口2cからケース部2内に挿入することができる。図6(c)と異なる作動は次のような点にある。まず、容器Kの出し入れ性の観点では、上開口2cが傾斜側面部10bに設けられているため従来よりも開口面積を広く確保可能となり、それに比例して出し入れし易くなること、可動蓋部材4を保持手段6により開状態にロックしておくと、容器Kを出し入れする毎に可動蓋部材4を一々開位置方向へ押す必要がないこと、等の点で優れている。使い勝手及び保持性の観点からは、ケース内底部2dに受け止められた容器Kが周囲部の一部を凹部3cで位置規制されるためより安定状態で保持されること、可動蓋部材4を保持手段6により開状態にロックしておくと、容器Kとして、図2(a)の寸法Lの範囲での外径の異なるものを即時に保持可能になり、又、ケース部2内を小物入れとして使用するような場合に可動蓋部材4に邪魔されず出し入れできること、等の点で優れている。
【0017】
なお、本発明は以上の形態をベースにして色々に変形可能なものである。その一例としては、ケース部2及び可動蓋部材4の大きさや形状を工夫することにより複数の容器Kやその他の物品を同時に保持するようにしたり、可動蓋部材4の閉方向の作動をダンパー機構を介し制動したり、位置規制用凹部3の大きさや形状を変更する等である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明に係る物品類の保持装置は、主構成部材が少なく、簡易・簡明であることに加え、車室内スペースを狭めたり、室内操作部の邪魔になるということがなく、更に、従来構造よりも使い勝手及び保持性を数段良好にでき、高級化及び汎用性を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】形態例の物品類の保持装置を示す模式外観図である。
【図2】図1の保持装置を図1のA−A線矢視断面で示す図である。
【図3】図1の保持装置の主部材を示す説明用斜視図である。
【図4】図1の保持手段の構成例を示す図である。
【図5】本発明の保持装置を付設する室内装備品の例を示す図である。
【図6】物品類の従来保持装置の3例を示す説明用参考図である。
【符号の説明】
1は保持装置
2はケース部
4は可動蓋部材(蓋体)
5は付勢ばね
6は保持手段
10はアームレスト部(室内装備品)
10b,20b,30bは下向き外面部である傾斜側面部
Kは容器(物品類)
Claims (5)
- 乗物の室内装備品に設けられた上開口したケース部と、該上開口を開閉する蓋体とを有し、前記蓋体を開位置にして物品類を前記ケース部内に挿入し保持する保持装置において、
前記ケース部は、前記室内装備品の室内側に位置する外面部のうち、少なくとも下向き外面部を含む箇所に設けられて、前記物品類を、ケース内底部で物品底面を受け止め、物品周囲部の一部を前記外面部側の対応部に設けた位置規制部で規制し、
前記蓋体は、前記下向き外面部と反対側の上開口縁部側にヒンジ部を介し取り付けられて、前記上開口を塞ぐ閉位置から前記ケース部内へ回転されて開位置に切り換えられる、ことを特徴とする物品類の保持装置。 - 前記位置規制部は、前記上開口の対応縁部から下向き略円弧状に形成された凹部からなり、物品類の周囲部の一部を前記凹部に嵌合し規制する請求項1に記載の物品類の保持装置。
- 前記蓋体を前記閉位置の方向へ付勢するばね手段と、前記蓋体を前記ばね手段の付勢圧に抗し前記開位置に係止する保持手段とを有している請求項1又は2に記載の物品類の保持装置。
- 前記保持手段は、前記ケース部内に取り付けられて、前記蓋体に突設した係合突起を蓋体の押し操作により係止して蓋体の開位置を保持し、かつ当該蓋体の更なる押し操作により前記係止を解除可能なプッシュ・プッシュ係止機構からなる請求項1から3の何れかに記載の物品類の保持装置。
- 前記ケース部は、前記室内側に位置する下向きの外面部を切り欠くと共に、前記下向き略円弧状の凹部の存在により、前記内底部に受け止められた物品類が前記凹部に応じた分だけ前側の表出部分を増大し、該増大された前側表出部分から両側周囲部を把持されるようになっている請求項1から4の何れかに記載の物品類の保持装置。
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