JP4542656B2 - 発光ダイオードの包装装置 - Google Patents

発光ダイオードの包装装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4542656B2
JP4542656B2 JP2000037054A JP2000037054A JP4542656B2 JP 4542656 B2 JP4542656 B2 JP 4542656B2 JP 2000037054 A JP2000037054 A JP 2000037054A JP 2000037054 A JP2000037054 A JP 2000037054A JP 4542656 B2 JP4542656 B2 JP 4542656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
led
emitting diode
hole
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000037054A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001230452A (ja
Inventor
林吉 横山
益次 田崎
明 市川
和久 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Rubber Inc
Original Assignee
Asahi Rubber Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Rubber Inc filed Critical Asahi Rubber Inc
Priority to JP2000037054A priority Critical patent/JP4542656B2/ja
Publication of JP2001230452A publication Critical patent/JP2001230452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4542656B2 publication Critical patent/JP4542656B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Package Closures (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の発光ダイオード(LED)を直列状態で包装する包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、多くのLEDを収納テープ上に直列に配列して包装するLEDの包装装置が知られている。この包装装置は、LEDを合成樹脂製の収納テープに装填するLED装填装置と、収納テープの装填口を合成樹脂製の閉止テープで閉止する閉止装置とを備えて構成されている。
【0003】
上記収納テープは、押し起こしの成形処理により所定ピッチで直列に凹設された多数の収納凹部を有している。
【0004】
そして、上記LED装填装置は、一定速度で引き出される収納テープの収納凹部にLEDを逐一装填するとともに、上記閉止装置は、収納テープの移動速度と同期して閉止テープを引き出し、収納凹部を閉止するよう収納テープに積層するようになっている。積層された閉止テープは、シーラーによって収納テープに溶着されることによりLEDの包装が完了する。包装の完了した多数のLEDを有する収納テープは、所定長がロール状に巻き取られて商品として出荷される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、出願人は、先にLEDに光透過性能を有するキャップを被せると、LEDの発光色をキャップ材質の特性に応じたものにすることができることを見出した。かかるキャップを採用すれば、一種類のLEDに対してキャップの種類を変えることで複数の発光色のものを得ることが可能になり、一種類のみのLEDの製造で済ませることができるため、その分製造コストの低減化に寄与することができる。
【0006】
しかしながら、LEDのうちでも特にチップタイプのものは、一辺が略1mmの直方体状を呈した非常に小さいものであるため、それに対応したキャップも非常に小さく、従って、LEDに手作業でキャップを被せるのは非常に困難であり、作業効率が低いという問題点を有している。
【0007】
そこで、LEDにキャップを装着するキャップ装着装置を設けることが考えられるが、このような装置は従来存在しなかったのが実情である。
【0008】
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、LEDにキャップを自動的に装着することが可能であり、かつ、同時に包装をも行い得る発光ダイオードの包装装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、収納テープに直列に凸設された凸部の裏面側に形成された複数の収納室に発光ダイオードを順次装填するとともに、装填後の収納テープの収納室開口を閉止するように収納テープに閉止テープを積層して一体化するように構成された発光ダイオードの包装装置であって、発光ダイオードにキャップを被せるキャップ装着手段と、キャップが被せられたキャップ付き発光ダイオードを上記収納テープの収納室に装填するダイオード装填手段とを備え、上記キャップ装着手段は、発光ダイオードを整列させる整列手段と、発光ダイオードが嵌挿可能な第1貫通孔が形成された第1ガイド治具と、上記整列手段によって整列された発光ダイオードを保持し、上記第1貫通孔に供給する保持手段と、発光ダイオードが貫通可能な第2貫通孔が形成された第2ガイド治具と、上記第1および第2ガイド治具間に上記キャップを備えたキャップシートを差し入れるキャップシート装填手段と、上記第1貫通孔に嵌挿されている発光ダイオードをキャップを介して第2貫通孔に嵌挿させて発光ダイオードにキャップを被せる第1押圧部材とから構成されていることを特徴とするものである。
【0010】
この発明によれば、収納テープを送り出しながら、キャップ装着手段で発光ダイオード(LED)にキャップを被せて順次キャップ付きLEDにし、ダイオード装填手段でこのキャップ付きLEDを、収納テープの収納室に順次装填していくことにより、収納テープがダイオード装填手段を通過すればその収納室にはキャップ付きLEDが順次装填された状態になる。この状態で、収納室開口を閉止するように閉止テープを収納テープに積層して一体化することにより、キャップ付きLEDの包装が完了する。
【0011】
そして、この発明は、包装を行うダイオード装填手段にキャップ装着手段を付加したものであるため、通常の包装操作を実行することにより、LEDは、キャップ装着手段で自動的にキャップが被せられてキャップ付きLEDになり、このキャップ付きLEDが収納テープに順次収納される。そして、キャップ装着手段は、既存のダイオード装填手段に付加的に追加することが可能であるため、LEDの製造工程と、包装工程との間に別途全く新規にLEDにキャップを装着する設備を新設する必要がなくなり、その分、設備コストの低減化が実現する。
【0012】
そして、この発明によれば、整列手段によって整列された複数のLEDは、保持手段によって保持されつつ第1ガイド治具に移され、ここでの保持解除により整列状態で第1ガイド部材の第1貫通孔に装着される。ついで、第1ガイド治具と第2ガイド治具との間にキャップシート装填手段によりキャップシートが嵌挿された状態で、第1押圧部材を第1ガイド治具の方向に押圧することにより、LEDは、第一貫通孔から抜け出すとともに、この抜け出し途中でキャップシートのキャップに嵌り込む。この状態で上記押圧を継続することにより、キャップは、キャップシートから分離して、キャップ付きLEDが第2ガイド治具の第2貫通孔に移動した状態になる
【0013】
このように、この発明は、第1および第2貫通孔を備えた第1および第2ガイド治具を設けるとともに、第1および第2ガイド治具間にキャップシートを介設することにより、押圧部材による第1貫通孔内のLEDを押圧でLEDにキャップを容易に被せることが可能になる
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記発光ダイオードに被せられる前の上記キャップの底部に接着剤を供給する接着剤供給手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0015】
この発明によれば、LEDにキャップが被せられた状態で、LEDとキャップとの間には接着剤が薄い膜状で介在した状態になるため、LEDの発光色は、この接着剤の薄膜を透過するに際し、接着剤の特性に応じた色や輝度に変化する。そして、接着剤の種類を変えることにより、同一のLEDからの発光色は、各種の色に変化したり、輝度が向上する。
【0016】
また、色の変化や輝度の向上の効果に加えてLEDやキャップの仕様を変えることなく、接着剤のみを変えることでLEDの発光色を種々変化させることが可能になり、その分製造コストの低減化に寄与する。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、上記ダイオード装填手段は、上記第1押圧部材の押圧によりキャップ付き発光ダイオードを嵌挿し得る第3貫通孔を備えた第3ガイド治具と、第3貫通孔にキャップ付き発光ダイオードが嵌挿された第3ガイド治具を、上記発光ダイオードが上記収納テープに対向するように反転させる反転手段と、反転された第3ガイド治具の第3貫通孔に嵌挿されているキャップ付き発光ダイオードを収納テープの収納室に押し込む第2押圧部材とから構成されていることを特徴とするものである。
【0018】
この発明によれば、第2ガイド治具の第2貫通孔に嵌挿されているキャップ付きLEDは、第2押圧部材で押圧されることにより、第2ガイド治具の下部に積層されている第3ガイド治具の第3貫通孔に嵌挿される。
【0019】
そして、キャップ付きLEDが第3貫通孔に嵌挿されてから、第1および第2ガイド治具を第3ガイド治具と干渉しない所定の退避位置に退避させた上で、第3ガイド治具を180°反転させることにより、第3貫通孔内のキャップ付きLEDも反転してその上部にキャップが被せられた状態になる。
【0020】
この第3貫通孔内のキャップ付きLEDを再度第2押圧部材で下方に向かって押圧することにより、キャップ付きLEDは、第3貫通孔を抜け出して下方に落下し、下部で待機している収納テープの収納室内に収納される。
【0021】
このように、第2ガイド治具の下部位置に180°反転可能な第3ガイド治具を設けたため、第2ガイド治具内でLEDの下部に装着されていたキャップを、LEDの上部に変換することが可能なり、キャップ付きLEDは、正常な姿勢で収納テープに受け渡される。
【0022】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、上記第1押圧部材と、上記第2押圧部材とは共用されていることを特徴とするものである。
【0023】
この発明によれば、第1および第2押圧部材を共用することにより、装置の構造が簡単になる。
【0024】
請求項5記載の発明は、収納テープに直列に凸設された凸部の裏面側に形成された複数の収納室に発光ダイオードを順次装填するとともに、装填後の収納テープの収納室開口を閉止するように収納テープに閉止テープを積層して一体化するように構成された発光ダイオードの包装装置であって、発光ダイオードにキャップを被せるキャップ装着手段と、キャップが被せられたキャップ付き発光ダイオードを上記収納テープの収納室に装填するダイオード装填手段とを備え、上記ダイオード装填手段により発光ダイオードが収納室に装填された上記収納テープの凸部が嵌り込む複数の凹部を備えた移動台が設けられ、上記キャップ装着手段は、開口を移動台に向けた状態で上記キャップが嵌挿される複数の貫通孔を有し、一の貫通孔が所定位置の上記凹部と対向するように上記移動台と同期移動するキャップ保持手段と、上記所定位置で貫通孔内のキャップを押圧ピンで押圧して所定位置に位置した収納テープの収納室に装填する押圧部材とから構成されていることを特徴とするものである。
【0025】
この発明によれば、移動台の凹部に収納テープの凸部を嵌め込んで収納テープを移動台に装着し、この移動台に装着された収納テープの収納室にLEDを順次装填する一方、キャップ保持手段の貫通孔にキャップ開口を下に向けた状態のキャップを順次嵌挿し、かかるキャップ保持手段を移動台と同期移動させながら、押圧ピンの下部位置に位置した貫通孔に向けて押圧部材に駆動で押圧ピンを垂下させることにより、押圧ピンは貫通孔を貫通して孔内の下向きのキャップを押し出すため、押し出されたキャップは、その下方位置に位置した移動台上の収納テープの収納室に装填されているLEDに被さり、これによってLEDにキャップが装着された状態になる。
【0026】
このように、収納室内にLEDの装填された収納テープが装着されている移動台と、キャップが装着されているキャップ保持手段とを、互いに同期移動させることにより、押し出しピンの押出し動作でLEDにキャップを順次被せていくことが可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明に係る発光ダイオードの包装装置の第1実施形態を示す斜視説明図であり、図1は、説明が容易なように分解的に示した図であり、図2は、押圧部材6が第1ガイド治具5、第2ガイド治具7およびLED反転治具10に装着された状態を示す図である。これらの図に示すように、包装装置1は、収納テープTに形成されている複数の収納室T2にキャップ21を被せながらLED(発光ダイオード)19を順次装填するとともに、キャップ付きLED191の装填された収納室T2の開口を閉止テープT4で閉止するように構成されてなるものである。
【0028】
上記収納テープTの収納室T2は、収納テープTに押起しまたは成形処理で設けられた凸部T1の反対面に形成されている。また、上記収納テープTには、幅方向の一方の端縁(図1に示す例では右端縁)に所定ピッチで穿設された送り孔T3が設けられており、後述する送りベルト111の送り突起113が嵌入するようになっている。
【0029】
かかる収納テープTを用いてLED19を包装する本発明の包装装置1は、LED19にシリコーンゴム製のキャップ21を被せるキャップ装着手段2と、キャップ21が被せられたキャップ付きLED191を上記収納テープTの収納室T2に装填するダイオード装填手段9と、キャップ21の底部に接着剤を供給する接着剤供給手段14とを備えている。
【0030】
上記LED19は、所定の基板上に設けられた通電することにより発光するチップと、このチップが埋設される合成樹脂製の被覆体とから構成されている。かかるLED19にキャップ21を被せるのは、このキャップ21によって発光色を変更するためであり、そのためにキャップ21には各種の蛍光材料が練り込まれている。蛍光材料の種類によって発光色が異なるため、所望の発光色を得るために所定の蛍光材料が練り込まれたキャップ21を使用することになる。
【0031】
上記キャップ装着手段2は、LED19を1列に整列させる整列手段3と、この整列手段3によって整列されたLED19を保持して所定位置に移動する保持手段4と、上記所定位置で保持手段が保持したLED19を受け取る第1ガイド治具5と、この第1ガイド治具5が受け取ったLED19を押圧する押圧部材6と、押圧部材6による押圧により移動したLED19を受け取る第2ガイド治具7と、上記第1および第2ガイド治具5,7間に上記キャップ21を備えたキャップシート20を差し入れるキャップシート装填手段8とからなっている。
【0032】
上記整列手段3は、本実施形態においては、所定個数のLED19を整列させて所定位置に移動する整列ベルト31と、この整列ベルト31にLED19を順次供給するLED供給機構32とからなっている。整列ベルト31は、LED供給機構32からLED19が供給されるときは所定の速度で周回する一方、所定の個数(図1に示す例では6個)のLED19が供給されると、図略のセンサで検出されて停止され、これによって図1に示すように1バッチ分のLED19が整列ベルト31上に整列されるようになっている。
【0033】
上記保持手段4は、内部が空洞のバキュームヘッド41と、このバキュームヘッド41の下面に下方に向かって一列で突設された複数のバキューム筒42(図1に示す例では6筒)と、バキュームヘッド41の一端部から延設された、バキュームヘッド41内と連通しているバキュームパイプ43と、このバキュームパイプ43の先端に接続されたバキュームポンプ44と、バキュームヘッド41を整列ベルト31と第1ガイド治具5との間で往復動させるヘッド駆動機構45とからなっている。
【0034】
バキューム筒42は、整列ベルト31上に整列されたLED19のピッチと同一のピッチで並設されているとともに、下面の開口がLED19の平面寸法より僅かに小さく寸法設定されている。そして、ヘッド駆動機構45の駆動でバキュームヘッド41が整列ベルト31上に移動されたときは、各バキューム筒42の下面の開口が整列ベルト31上に整列したLED19に対向するようになっている。
【0035】
従って、この状態でバキュームポンプ44を駆動することにより、バキュームヘッド41内の空気がバキュームパイプ43を通ってバキュームポンプ44に吸引され、これによって各LED19が対向したバキューム筒42の下部開口に吸着されることになる。そして、LED19を吸着したバキュームヘッド41は、ヘッド駆動機構45の駆動で第1ガイド治具5上にまで運ばれ、ここでのバキュームポンプ44の駆動停止によってバキューム筒42に吸着されていたLED19が第1ガイド治具5上に放出されるようになっている。
【0036】
上記第1ガイド治具5は、バキュームヘッド41と略同一の長さに寸法設定された長尺直方体状の金属片によって形成され、長手方向に向かって1列で穿設された複数(図1に示す例では6孔)の第1貫通孔51を有している。
【0037】
これらの第1貫通孔51は、LED19が内壁面に摺接状態で嵌挿されるように寸法設定されているとともに、整列ベルト31上のLED19の整列ピッチと同一のピッチでピッチ設定されている。従って、バキュームヘッド41によって整列ベルト31から第1ガイド治具5上に運ばれた各LED19は、バキュームポンプ44の停止による吸引力の低下によってバキューム筒42による保持が解除され、これによって第1貫通孔51に僅かに嵌り込んだ状態になる。
【0038】
かかる第1ガイド治具5は、その近傍に設けられた第1ガイド治具駆動機構52の駆動で、第1筒体41の下部の、LED19が嵌挿される嵌挿位置と、この嵌挿位置から退避した退避位置との間で位置変更し得るようになっている。
【0039】
上記押圧部材6は、第1ガイド治具5の第1貫通孔51に摺接状態で嵌挿され、これによって第1貫通孔51の上部位置に止まっているLED19を奥まで押し込んで一時待機し、第1ガイド治具5と第2ガイド治具7との間にキャップシート装填手段8の駆動でキャップシート20が挟み込まれた状態で第1貫通孔51に嵌挿されているLED19を下方に押出し、これによって第2ガイド治具7内でLED19にキャップ21を被せる働きをするものである。
【0040】
かかる押圧部材6は、長尺板状の部材本体61と、この部材本体61の裏面側に長手方向に向けて1列で下方に向けて突設された複数(図1に示す例では6本)の直方体状の押圧ピン62とからなっている。各押圧ピン62は、第1ガイド治具5の第1貫通孔51の穿設ピッチと同一ピッチに設定されているとともに、平面視の断面寸法が第1貫通孔51の内壁面に摺接するように寸法設定されている。
【0041】
また、押圧部材6の近傍には、押圧部材6を押圧位置と退避位置との間で位置変更させる押圧部材駆動機構63が設けられている。この押圧部材駆動機構63は、押圧位置に位置設定された状態で、押圧部材6を下動させる機能を合わせもっており、この下動で第1貫通孔51内に嵌挿されているLED19が、第1貫通孔51に嵌まり込んだ押圧ピン62に押圧されて第1貫通孔51から抜け落ち、このとき第1および第2ガイド治具5,7間に介在しているキャップシート20のキャップ21に嵌入され、これによってLED19にキャップ21が装着されるようにしている。
【0042】
上記第2ガイド治具7は、第1ガイド治具5と略同一寸法の直方体状に寸法設定されている。かかる第2ガイド治具7は、上記第1ガイド治具5の第1貫通孔51に対応して穿設された同一寸法の第2貫通孔71を有している。また、第2ガイド治具7の近傍には、第2ガイド治具駆動機構72が設けられ、第2ガイド治具7は、この第2ガイド治具駆動機構72の駆動で第1貫通孔51内のLED19を第2貫通孔71内に受け取る受取り位置と、受取り位置から退避した退避位置との間で位置変更し得るようになっている。
【0043】
従って、第2ガイド治具7が受取り位置に位置設定されてその上に第1ガイド治具5が積層された状態で、押圧位置にある押圧部材6を押圧部材駆動機構63の駆動で下降させることにより、押圧ピン62が第1貫通孔51および第2貫通孔71を貫通してキャップ21が装着されたLED19を下方に押し出すことになる。
【0044】
上記ダイオード装填手段9は、上記キャップ付きLED191を反転するLED反転治具(第3ガイド治具)10と、上記収納テープTを駆動する収納テープ駆動機構11と、上記閉止テープT4を収納テープTに積層して収納室T2を閉止する閉止テープ積層機構12と、第2の押圧部材と、閉止テープT4を収納テープTに溶着するシーラー13とからなっている。本実施形態においては、第2の押圧部材は、上記押圧部材6が兼用されている。
【0045】
上記LED反転治具10は、第2ガイド治具7と略同一立体形状に形成されている。かかるLED反転治具10には、第2ガイド治具7の第2貫通孔71に対応した第3貫通孔101が穿設され、第2ガイド治具7の第2貫通孔71に嵌挿されているキャップ付きLED191は、押圧部材6の押圧操作で第2貫通孔71から第3貫通孔101に移されるようになっている。また、LED反転治具10の長手方向の両端部には、同心で突設された一対の回動用軸102が突設されているとともに、LED反転治具10の近傍にはLED反転治具10を回動用軸102回りに正逆180°回動してそれに反転および復帰を行わせる反転機構103が設けられている。
【0046】
そして、キャップ付きLED191が、第2ガイド治具7の第2貫通孔71からLED反転治具10の第3貫通孔101に移された状態で、反転機構103の駆動によりLED反転治具10が180°反転されることによって、LED19の下部に装着されていたキャップ21が上部に位置した状態になるようにしている。この状態のキャップ付きLED191が押圧部材6によって押し出されて収納テープTに供給される。
【0047】
収納テープTに凹設された収納室T2は、第3貫通孔101の穿設ピッチと同一のピッチで形成されている。従って、第3貫通孔101から押し出された各キャップ付きLED191は、それぞれ収納テープTの収納室T2に装填されることになる。
【0048】
上記収納テープ駆動機構11は、収納テープTの下部に設けられた一対のローラ112間に張設された、収納テープTを移動させるための送りベルト111と、ローラ112を介して送りベルト111を駆動する図略の駆動手段とを備えて構成されている。送りベルト111の周面には上記送り孔T3に対応した送り突起113が突設され、この送り突起113が送り孔T3に嵌入し、送りベルト111の周回で収納テープTが移動するようになっている。
【0049】
そして、押圧部材6が第3貫通孔101内のキャップ付きLED191を押圧しているときは送りベルト111は停止している一方、キャップ付きLED191が収納室T2内に装填された後に送りベルト111が駆動するように同期設定されている。かかる送りベルト111の間欠駆動で、1バッチ当り6個のキャップ付きLED191が収納室T2に装填されて閉止テープ積層機構12に向けて送り出されることになる。
【0050】
上記閉止テープ積層機構12は、ダイオード装填手段9の下流側(図1の右方)に設けられ、収納テープTを巻き取ったテープロール121と、このテープロール121から引き出された閉止テープT4を収納テープT上に積層するために押える押えローラ122とからなっている。押えローラ122は、図略の駆動手段の駆動で閉止テープT4に同期して回転し、これによって閉止テープT4がテープロール121から引き出されながら収納テープT上に積層され、キャップ付きLED191の収納された収納室T2を閉止するようになっている。
【0051】
そして、閉止テープT4によってキャップ付きLED191の装填された収納室T2が閉止された収納テープTは、押えローラ122の下流側において高周波、超音波あるいは電熱板による熱付与を利用した溶着機器であるシーラー13により溶着され、包装処理が完了した製品として図略の巻取り機に巻き取られる。
【0052】
つぎに、接着剤供給手段14について説明する。接着剤供給手段14は、キャップシート20に形成されたキャップ21内に接着剤を装填するためのものである。接着剤を用いるのは、LED19に被せたキャップ21がLED19に接着されて剥がれなくなり、確実な脱落防止効果が得られること、およびLED19とキャップ21との間に形成される空気界面が接着剤の存在でなくなり、これによって空気界面に起因した表面反射が軽減されてLED19の照度が5%〜10%向上することが確認されたからである。
【0053】
かかる接着剤供給手段14は、接着剤を貯留する接着剤槽141と、この接着剤槽141からの接着剤の供給を受けて微量の接着剤をキャップ21内に射出する射出器142とからなっている。射出器142は、シリンダとピストンとで構成され、複数のキャップ21に対応して複数本設けられている。これらの射出器142のシリンダと接着剤槽141との間はチューブで接続され、シリンダ内が空になった時点で自動的に接着剤が供給されるようになっている。そして、1回当りのピストンの動作量を制御することによって、一定量の接着剤がキャップ21内に供給されるようになっている。
【0054】
図3は、キャップ21に滴下された接着剤が広がる状態を説明するための説明図であり、(イ)は、キャップ21の底部中央に接着剤が滴下された状態、(ロ)は、LED19がキャップ21内に垂下した状態、(ハ)は、LED19が押圧されることによりキャップ21内の接着剤が広がった状態をそれぞれ示している。まず、図3の(イ)に示すように、射出器142から接着剤143の一滴がキャップ21の底部の中央位置に滴下される。
【0055】
この状態で上記押圧ピン62の垂下によりLED19がキャップ21内に嵌め込まれ(図3の(ロ))、引き続き押圧ピン62によってLED19が押圧されることにより、接着剤はキャップ21内の中央位置から空気を追い出しながら四方に向けて均一に広がるため、図3の(ロ)に示すように、空気の巻き込みがない状態でLED19に薄い接着剤層144を介してキャップ21が被せられた状態になる。このようにして形成された接着剤層144は、厚み寸法が0.05mm以下であることが好ましい。その理由は、0.05mmを越えると、光の透過性が不良になって、輝度が低下するためである。
【0056】
ところで、上記目的に用いられる接着剤としては、尿素樹脂系の接着剤、メラミン樹脂系の接着剤、フェノール樹脂系の接着剤、ポリ酢酸ビニル系の接着剤、アクリレート系の接着剤、シリコーン系の接着剤、ゴム系の接着剤など各種の接着剤であって、LED19の光を良好に透過させ得るとともに、キャップ21をLED19に確実に接着させ得るものであればどのようなものでも適用可能である。
【0057】
本実施形態のように、LED19にエポキシ樹脂が使用され、キャップ21がシリコーンゴム製である場合には、両者に対して相性のよい(すなわち良好な接着効果が得られる)シリコーン系の接着剤を採用するのが好ましい。
【0058】
ところで、シリコーン系の接着剤には、空気中の水分と反応してゴム状に硬化する縮合型のものと、加熱することによって硬化する付加型のものとが存在し、それぞれに1液タイプと2液タイプとがある。1液タイプの接着剤は、使用直前に他の液を混合しないでそのまま使用するものであり、2液タイプの接着剤は、使用直前に接着剤の構成要素である2液を混合するものである。
【0059】
1液タイプの縮合型接着剤には、非流動タイプと流動タイプとがある。また、反応機構の相違で脱アルコールタイプと、脱オキシムタイプと、脱酢酸タイプとに分類することができる。腐食を嫌うエレクトロニクスの分野では、銅などを腐食させない脱アルコールタイプのものが適している。脱アルコールタイプの接着剤は、合成樹脂を侵すような不都合が生じないためである。
【0060】
付加型の接着剤は、2液タイプが一般的であり、溶剤およびプライマー処理が不要であり、被接着材料が金属、セラミックあるいは合成樹脂であっても、これらの材料間での強力な接着硬化を得ることができる。また、加熱によって短時間で硬化するため、腐食や電食の心配がなく、電子機器やエレクトロニクス部品の接着に適している。なお、付加型接着剤の中にも、1液タイプのものが存在する。因みに、電子部品に使用されたプラスチックの熱変形を防ぐための低温急速硬化型の接着剤も存在する。
【0061】
また、硬化後はゲル状になるシリコーンゲルを接着材として使用することも可能である。シリコーンゲルは、電気絶縁性、耐熱性、耐寒性、透明性等のシリコーン特有の性質に加え、低架橋密度のゲル状という特異性状を有しているので、粘着性および密着性に優れ、かつ、外力に対して容易に弾性変形あるいは塑性変形を行うので、LED19を外力から確実にプロテクトすることが可能になる。
【0062】
また、シリコーン系の接着剤の内でも、低分子シリコーンを成分中からほとんど取り除いたものが好適である。その理由は、電気製品に用いられているマイクロモータやリレー回路、あるいはスイッチ類等は、低分子シリコーンから揮発する低分子シロキサンの火花で生成するシリカ等の絶縁物が付着すると接触不良を起すからであり、そのために低分子シリコーンを取り除いたものが採用されるのである。
【0063】
また、本発明で採用される接着剤としては、紫外線LEDの400nm以下の発光波長や、青色LEDの400〜500nmの発光波長を良好に透過するものが好適である。かかる接着剤を用いることにより、LED19の極めて良好な発光状態を得ることができる。このような特性を満足する接着剤として、クリアタイプのシリコーン接着剤を挙げることができる。
【0064】
また、LED19とキャップ21との間に接着剤を介在させることにより、白色、黒色、灰色の色調でも、接着剤の膜厚が非常に薄いために輝度は向上する。
【0065】
図4は、キャップ21の一実施形態を示す一部切欠き拡大斜視図であり、(イ)は、キャップ21がLED19に装着される前の状態、(ロ)は、キャップ21がLED19に装着された状態をそれぞれ示している。
【0066】
図4の(イ)に示すように、キャップ21は、キャップシート20の一部が凹没されることによって形成されている。かかるキャップ21の上縁部の若干外側には、キャップ21の上面より上方に膨出した環状膨出部22が形成され、この環状膨出部22によってキャップシート20のキャップ21に隣接した部分が丈夫になっている。キャップ21の上縁部23は、環状膨出部22より内側に形成され、これによって上縁部23と環状膨出部22との間に肉薄になった肉薄部24が形成されている。
【0067】
キャップ21は、このような状態でキャップシート20に形成されているため、キャップ21の上方に位置したLED19を下降させると、LED19の先端がキャップ21内に嵌まり込んだ状態になり、この状態で押圧ピン62(図1)によりLED19をさらに下方に向けて押圧すると、他の部分より肉薄に形成されている肉薄部24が破断し、これによって、図4の(ロ)に示すように、LED19は、その先端にキャップ21が被せられた状態で破断によって形成した孔を通って下方に抜けていくことになる。
【0068】
以下、第1実施形態の作用について、図5を基に、必要に応じて他の図面も参照しながら説明する。図5は、本発明装置の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、バキュームヘッド41のバキューム筒42で吸着したLED19を第1ガイド治具5の第1貫通孔51に装填した状態、(ロ)は、バキュームヘッド41に代えて押圧部材6の押圧ピン62でLED19を第1貫通孔51内の奥部に押し込んだ状態、(ハ)は、第1ガイド治具5と第2ガイド治具7との間にキャップシート20が差し込まれた状態、(ニ)は、押圧ピン62による押圧でキャップ21の装着されたキャップ付きLED191がLED反転治具10の第3貫通孔101に装填された状態、(ホ)は、キャップ付きLED191が反転されたLED反転治具10の第3貫通孔101から収納テープTの収納室T2に移された状態をそれぞれ示している。
【0069】
まず、図5の(イ)に示すように、整列ベルト31(図1)上に整列されたLED19は、バキュームポンプ44の駆動により吸引状態になっているバキューム筒42に吸引されて第1ガイド治具5まで移され、ここでバキュームポンプ44の駆動停止により吸引が解除される。こうすることによってLED19は、第1ガイド治具5の第1貫通孔51内に装填された状態になる。
【0070】
ついで、バキュームヘッド41は、ヘッド駆動機構45の駆動で所定の退避位置に退避させられる一方、押圧部材駆動機構63の駆動で押圧部材6が第1ガイド治具5上に移動した後下降することにより、LED19は、図5の(ロ)に示すように、第1貫通孔51の奥部に押し込まれた状態になる。
【0071】
この状態でキャップシート装填手段8の駆動によりキャップシート20が、図5の(ハ)に示すように、第1ガイド治具5と第2ガイド治具7との間に差し入れられ、これによって収納テープTの凸部T1が第2貫通孔71に嵌り込む。なお、キャップ21内にはすでに射出器142からの接着剤の滴下供給を受け、その底部に接着剤の一滴の液滴が形成された状態になっている。
【0072】
ついで、押圧部材駆動機構63の駆動により、押圧ピン62をさらに下降させることにより、LED19が第1貫通孔51を貫通して第2貫通孔71に移る。このとき、キャップ21がキャップシート20から外れてLED19に外嵌され、かつ、図5の(ニ)に示すように、LED反転治具10の第3貫通孔101に嵌り込む。この状態では、図3の(ハ)に示すように、一滴の接着剤がLED19とキャップ21との間で薄く広がり、接着剤による0.05mm以下の薄膜が形成された状態になっている。
【0073】
ついで、図5の(ニ)に示す状態で、押圧ピン62を第2貫通孔71および第1貫通孔51から引き抜き、反転機構103(図1)の駆動でLED反転治具10を回動用軸102回りに180°反転させることにより、LED19の下部にあったキャップ21は上部に反転する。この状態で第1ガイド治具5および第2ガイド治具7を所定の退避位置に退避させ、押圧部材6の押圧ピン62をLED反転治具10の第3貫通孔101に貫通することにより、第3貫通孔101内のキャップ付きLED191は、図5の(ニ)に示すように、下方位置で待機している収納テープTの収納室T2に装填される。
【0074】
キャップ付きLED191の収納室T2への装填が確認された後に、収納テープ駆動機構11が駆動されて送りベルト111が周回し、これによる収納テープTの移動によってキャップ付きLED191は下流側に向かって搬送され、閉止テープT4が貼られてシーラー13により収納テープTに溶着され、製品となって所定のリールに巻き取られる。
【0075】
図6は、本発明に係る発光ダイオードの包装装置の第2実施形態を示す斜視説明図である。この実施形態の包装装置1aは、キャップ21として、キャップシート20に形成されたものではなく、各キャップ21がそれぞれ単体として使用されるタイプのものである。
【0076】
かかる第2実施形態の包装装置1aは、収納テープTの凸部T1が嵌り込む凹部152を備えた移動台15と、周縁部に周方向に等ピッチで貫設された複数のキャップ装着孔(貫通孔)161を有するキャップ供給円盤(キャップ保持手段)16と、このキャップ供給円盤16のキャップ装着孔161内のキャップ21を押し出す押圧ピン(押圧部材)17と、押圧ピン17より下流側に設けられた第1実施形態と同一構成の閉止テープ積層機構12とから構成されている。
【0077】
上記移動台15は、チェーンのように複数の単位移動台151が水平軸回りに回動自在に連結されて形成されている。そして、上記凹部152は、各単位移動台151の表面側に凹設されている。かかる移動台15は、図略の駆動手段の駆動によって間欠的に周回するようになっている。LED19の装填された収納テープTは、このような移動台15に供給され、凸部T1が凹部152に嵌り込むことによって移動台15の周回移動で間欠的に前進するようになっている。
【0078】
上記キャップ供給円盤16は、その周縁部が上部で移動台15と重なり合うように配設され、図略の駆動手段の駆動で上記移動台15の間欠駆動と同期しながら中心軸162回りに駆動回転するようになっている。そして、移動台15とキャップ供給円盤16とが重なり合った部分(キャップ装着位置P)では、キャップ供給円盤16のキャップ装着孔161が、移動台15の凹部152に上下で対向するように互いに位置設定されている。かかるキャップ装着位置Pの上方に押圧ピン17が所定の駆動手段の駆動で上下動可能に設けられている。
【0079】
そして、上記押圧ピン17は、移動台15およびキャップ供給円盤16の間欠移動でキャップ装着位置Pにおいて凹部152にキャップ装着孔161が対向したときに下降して、キャップ装着孔161を貫通するようになっている。また、上記空になったキャップ装着孔161には、図略のLED供給機構から逐一キャップ21が供給されるようになっている。
【0080】
かかる第2実施形態の包装装置1aの構成によれば、キャップ供給円盤16を移動台15の間欠的な移動に同期させて間欠的に回転させ、キャップ21の装填されたキャップ装着孔161がキャップ装着位置Pに到達した時点で押圧ピン17を下降させてキャップ装着孔161に貫通させることにより、キャップ装着孔161内のキャップ21が押圧ピン17に押圧されたキャップ装着孔161から下方に抜け出し、この抜け出したキャップ21は、下部の単位移動台151の凹部152に嵌まり込んでいる収納テープTの収納室T2内に供給されて収納室T2内のLED19に被せられ、これによってLED19はキャップ付きLED191になる。
【0081】
このようなキャップ供給円盤16の間欠的回転動作、移動台15の間欠的移動動作およびこれらの動作に同期した押圧ピン17のキャップ21に対する押し出し動作を繰り返すことにより、移動台15の周回移動に同伴して移動する収納テープTの収納室T2に予め装填されているLED19にキャップ21が順次装着されることになる。
【0082】
そして、キャップ付きLED191の装填された収納テープTは、キャップ装着位置Pの下流側に設けられている閉止テープ積層機構12において閉止テープT4が積層されて収納室T2の開口が閉止され、シーラー13によって閉止テープT4が収納テープTに溶着されることにより包装が完了して製品化される。
【0083】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0084】
(1)上記の第1実施形態においては、本発明に係る第1押圧部材と、上記第2押圧部材とが押圧部材6によって共用されているが、本発明は第1および第2押圧部材が共用されることに限定されるものではなく、別々に設けるようにしてもよい。
【0085】
(2)上記の実施形態において、キャップ21として通常の着色キャップの他、再励起により光源色とは異なる所望の発光色を得るべく所定の蛍光体が混入されたものを用いてもよい。
【0086】
(3)上記の実施形態においては、キャップ21としてチップタイプの角型キャップが採用されているが、本発明は、キャップがチップタイプの角型のものであることに限定されるものではなく、LEDの種類に応じて砲弾タイプのキャップを採用してもよい。
【0087】
(4)上記の実施形態において、接着剤層144(図3)は、130℃以下の温度環境で硬化させるのが好ましい。その理由は、130℃を越えるとLEDの使用限界を越えてLEDが熱劣化してしまうからである。
【0088】
(5)上記の実施形態において、キャップ21の内面に細かな梨地を形成するいわゆる梨地処理を施すことが好ましい。こうすることによって、接着材が梨地によく馴染み、LED19に対するキャップ21の接着状態がより確実なものになる。
【0089】
(6)上記の実施形態において、キャップ21として弾性を有する材料を用いた場合には、接着剤もそれに合わせて弾性を有しているものを採用するのが好ましい。
【0090】
(7)上記の実施形態において、接着剤に光拡散剤や蛍光体を添加してもよい。こうすることによって、LED19からの発光を適正に拡散させたり、蛍光を発するようにすることができる。
【0091】
(8)上記の実施形態においては、LED19とキャップ21との間に接着剤を介設しているが、接着剤に代えて粘着剤を介設するようにしてもよい。
【0092】
(9)また、接着剤や粘着剤を用いずに、キャップを備えたキャップシートを、熱硬化性の接着剤や粘着剤が含侵された材料で形成してもよい。こうすることによって、LEDにキャップを被せた状態で熱処理を行うことみよりキャップから接着剤等が滲み出して両者を接着した状態で硬化するため、接着剤供給手段14を設けなくてもよくなる。
【0093】
(10)上記の実施形態においては、接着剤を、射出器142によってキャップ21の底部に滴下するようにしているが、こうする代わりに、キャップ21の内面にスプレーガンを用いて塗布してもよいし、ピンの先に接着剤を付けてそれをキャップ21の底部に移すようにしてもよい。
【0094】
(11)上記の実施形態においては、包装装置1,1aは、常圧環境に設置しているが、こうする代わりに包装装置1,1aを減圧環境に配設してもよい。こうすることによって、接着剤層144(図3)に気泡が入り込む不都合を確実に防止することができる。
【0095】
(12)上記の実施形態において、光が照射されずに陰になるキャップ21の角部を面取りして曲面形状にするのが好ましい。こうすることによって、この曲面部分からも光が照射されるので光量が多くなり好都合である。
【0096】
(13)上記の実施形態においては、キャップ21に目印が設けられていないため、キャップ21をLED19に装着してしまうと、LED19のカソードとアノードの位置がいずれであるかが認識し得なくなる場合がある。かかる不都合を回避するために、キャップ21の外壁面に突起を設け、この突起によってカソード、アノードの区別を示す目印にすることができる。
【0097】
(14)上記の第1および第2実施形態の包装装置1,1aは、LED19が1列で包装されるように構成されているが、本発明は、LED19が1列で包装されることに限定されるものではなく、2列、3列、4列、5列、6列等、複数列が同時に包装されるように包装装置を構成してもよい。このようにすれば、列数に比例して生産性を増大させることができる。
【0098】
(15)また、収納テープに直列に凸設された凸部の裏面側に形成された複数の収納室にチップ状の発光ダイオードを順次装填するとともに、装填後の収納テープの収納室開口を閉止するように収納テープに閉止テープを積層して一体化することによって発光ダイオードを包装する発光ダイオードの包装方法が用いられ、発光ダイオードにキャップを被せるキャップ装着工程と、キャップが被せられたキャップ付き発光ダイオードを上記収納テープの収納室に装填するダイオード装填工程とを経ることによって当該収納テープ内に収納されたキャップ付き発光ダイオードおよびその保管方法も有効である(すなわち発明として構成され得る)。
【0099】
【実施例】
LEDとキャップとを所定の接着剤で接着した場合に、照度が改善されることを確認するために以下の確認試験を実施した。
【0100】
すなわち、実施例として、青色LEDに対して接着剤を介してキャップを装着したものを用意し、得られたキャップ付きLEDの輝度および色度を測定する一方、比較例として接着剤を用いずに実施例と同一の青色LEDに実施例と同一のキャップを被せたものを用意し、これの輝度および色度も測定した。
【0101】
また、接着剤は下記の2種類のものを使用した。
第1接着剤:コニシ製のシリコーンラントBS−C
(クリアタイプのもので外観色は乳白透明)
第2接着剤:東レ製のシリコーンラントSE0186LCLEAR
(クリアタイプのもので外観色は淡黄色透明)。
【0102】
測定条件は以下の通りである。
(1)測定器:分光放射輝度計(Photo Research製 PR−704)
(2)青色LED:豊田合成製(E1L33−3B402(3mm径の砲弾形))
(3)測定電流値:20mA
(4)測定治具:積分球
(5)測定点数:各実施例および比較例毎に5点。
【0103】
測定結果を表1に示す。なお、表1において、Lは輝度(cd/m2)、x,yは表色系における色度の値である。
【0104】
【表1】
Figure 0004542656
【0105】
表1から判るとおり、第1接着剤を用いた実施例では、輝度の値が5点の平均で70.87であったのに対し、第1接着剤を用いない比較例では、輝度の値が5点の平均で65.20と実施例より低かった。以上より第1接着剤を用いた場合は、用いない場合より輝度の値が8.7%向上することが確認された。
【0106】
また、第2接着剤を用いた実施例では、輝度の値が5点の平均で66.56であったのに対し、第2接着剤を用いない比較例では、輝度の値が5点の平均で62.26と実施例より低かった。以上より第2接着剤を用いた場合は、用いない場合より輝度の値が6.9%向上することが確認された。
【0107】
以上より、キャップとLEDとの間に接着剤を介在させると、LEDの天面における光反射が低減され、青色光が効率よくキャップに吸収された上でキャップを透過することにより輝度が向上すると考えられる。
【0108】
また、第2接着剤の輝度向上効果が第1接着剤のそれより若干低くなるのは、第2接着剤はクリアタイプでありながら黄色味がかったものであるため、青色LEDの470nmの発光波長の透過が第1接着剤より低いためであると推定される。
【0109】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、発光ダイオードにキャップを被せるキャップ装着手段と、キャップが被せられたキャップ付き発光ダイオードを収納テープの収納室に装填するダイオード装填手段とを備えて発明を構成したため、収納テープを送り出しながら、キャップ装着手段で発光ダイオード(LED)にキャップを被せて順次キャップ付きLEDにし、ダイオード装填手段でこのキャップ付きLEDを、収納テープの収納室に順次装填していくことにより、収納テープがダイオード装填工程を通過すればその収納室にはキャップ付きLEDを順次装填した状態にすることができる。この状態で、収納室開口を閉止するように閉止テープを収納テープに積層して一体化することにより、キャップ付きLEDをテープに直列状態で包装された、いわゆるテープ包装に付すことができる。
【0110】
このように、この発明は、包装を行うダイオード装填手段にキャップ装着手段を付加したものであるため、通常の包装操作を実行することにより、LEDをキャップ装着手段で自動的にキャップが被せられることによりキャップ付きLEDにすることができ、このキャップ付きLEDを収納テープに順次収納することができる。そして、キャップ装着手段は、既存のダイオード装填手段に付加的に追加することが可能であるため、LEDの製造工程と、包装工程との間に別途全く新規にLEDにキャップを装着する設備を新設する必要がなくなり、その分、設備コストの低減化を実現することができる。
【0111】
そして、この発明によれば、キャップ装着手段を、発光ダイオードを整列させる整列手段と、この整列手段によって整列された発光ダイオードを保持して所定位置に移動する保持手段と、所定位置で保持手段が保持した発光ダイオードを第1貫通孔に嵌挿することにより受け取る第1ガイド治具と、第1貫通孔を貫通した発光ダイオードを第2貫通孔に嵌挿することにより受け取る第2ガイド治具と、第1および第2ガイド治具間にキャップを備えたキャップシートを差し入れるキャップシート装填手段と、第1ガイド治具が受け取った発光ダイオードを第1貫通孔に貫通させるように押圧する第1押圧部材とから構成したため、整列手段によって整列された複数のLEDは、保持手段によって保持されつつ第1ガイド治具に移され、ここでの保持解除により整列状態で第1ガイド部材の第1貫通孔に装着することができる
【0112】
ついで、第1ガイド治具と第2ガイド治具との間にキャップシート装填手段によってキャップシートが嵌挿された状態で第1押圧部材を第1ガイド治具の方向に押圧することにより、LEDを第一貫通孔から抜け出させることができるとともに、この抜け出し途中でキャップシートのキャップに嵌り込ませることがせきる。この状態で第1押圧部材による押圧を継続することにより、キャップをキャップシートから分離させ、キャップ付きLEDが第2ガイド治具の第2貫通孔に移動した状態にすることができる
【0113】
このように、第1および第2貫通孔を備えた第1および第2ガイド治具を設けるとともに、第1および第2ガイド治具間にキャップシートを介設することにより、押圧部材の押圧でLEDにキャップを容易に被せることができる
【0114】
請求項2記載の発明によれば、発光ダイオードに被せられる前のキャップの底部に接着剤を供給する接着剤供給手段を設定したため、LEDにキャップが被せられた状態で、LEDとキャップとの間には接着剤が薄い膜状で介在した状態になり、LEDの発光色を、この接着剤の薄膜を透過するに際し、接着剤の特性に応じた色や輝度に変化させることができる。そして、接着剤の種類を変えることにより、同一のLEDからの発光色を、各種の色に変化させたり、輝度を向上させることができる。
【0115】
従って、LEDやキャップの仕様を変えることなく、接着剤のみを変えることでLEDの発光色を種々変化させることが可能になり、その分製造コストの低減化に寄与することができる。
【0116】
請求項3記載の発明によれば、ダイオード装填手段を、押圧部材の押圧で第1ガイド治具および第2ガイド治具を貫通することにより第1および第2ガイド治具間に挟持されたキャップが被せられた状態のキャップ付き発光ダイオードを第3貫通孔への嵌挿で受け取り、天地反転で第3貫通孔内のキャップ付き発光ダイオードを収納テープに対向させる第3ガイド治具と、第3貫通孔内のキャップ付き発光ダイオードを押圧ピンで押圧することにより収納テープの収納室に移す第2押圧部材とから構成したため、第2ガイド治具の第2貫通孔に嵌挿されているキャップ付きLEDを、第2押圧部材により押圧することによって、第2ガイド治具の下部に積層されている第3ガイド治具の第3貫通孔に嵌挿することができる。
【0117】
そして、キャップ付きLEDが第3貫通孔に嵌挿されてから、第1および第2ガイド治具を第3ガイド治具と干渉しない所定の退避位置に退避させた上で、第3ガイド治具を天地反転させることにより、第3貫通孔内のキャップ付きLEDも反転してその上部にキャップを被せた状態にすることができる。
【0118】
この第3貫通孔内のキャップ付きLEDを再度第2押圧部材で下方に向かって押圧することにより、キャップ付きLEDは、第3貫通孔を抜け出して下方に落下し、下部で待機している収納テープの収納室内に収納することができる。
【0119】
このように、第2ガイド治具の下部位置に180°反転可能な第3ガイド治具を設けたため、第2ガイド治具内でLEDの下部に装着されていたキャップを、LEDの上部に変換することが可能なり、キャップ付きLEDを、正常な姿勢で収納テープに受け渡すことができる。
【0120】
請求項4記載の発明によれば、第1押圧部材と、第2押圧部材とを共用するように構成したため、装置の構造を簡単なものにすることができる。
【0121】
請求項5記載の発明によれば、ダイオード装填手段により発光ダイオードが収納室に装填された収納テープの凸部が嵌り込む複数の凹部を備えた移動台が設けられ、キャップ装着手段を、開口を移動台に向けた状態でキャップが嵌挿される複数の貫通孔を有し、一の貫通孔が所定位置の凹部と対向するように移動台と同期移動するキャップ保持手段と、所定位置で貫通孔内のキャップを押圧ピンで押圧して所定位置に位置した収納テープの収納室に装填する押圧部材とから構成したため、移動台の凹部に収納テープの凸部を嵌め込んで収納テープを移動台に装着し、この移動台に装着された収納テープの収納室にLEDを順次装填する一方、キャップ保持手段の貫通孔にキャップ開口を下に向けた状態のキャップを順次嵌挿し、かかるキャップ保持手段を移動台と同期移動させながら、押圧ピンの下
部位置に位置した貫通孔に向けて押圧部材に駆動で押圧ピンを垂下させることにより、押圧ピンは貫通孔を貫通して孔内の下向きのキャップを押し、押し出されたキャップは、その下方位置に位置した移動台上の収納テープの収納室に装填されているLEDに被さり、これによってLEDをキャップ装着状態にすることができる。
【0122】
このように、収納室内にLEDの装填された収納テープが装着されている移動台と、キャップが装着されているキャップ保持手段とを、互いに同期移動させることにより、押し出しピンの押出し動作でLEDにキャップを順次被せていくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る発光ダイオードの包装装置の第1実施形態を示す斜視説明図であり、説明が容易なように分解的に示している。
【図2】 本発明に係る発光ダイオードの包装装置の第1実施形態を示す斜視説明図であり、押圧部材が第1ガイド治具、第2ガイド治具およびLED反転治具に装着された状態を示している。
【図3】 キャップに滴下された接着剤が広がる状態を説明するための説明図であり、(イ)は、キャップの底部中央に接着剤が滴下された状態、(ロ)は、LEDがキャップ内に垂下した状態、(ハ)は、LEDが押圧されることによりキャップ内の接着剤が広がった状態をそれぞれ示している。
【図4】 キャップの一実施形態を示す一部切欠き拡大斜視図であり、(イ)は、キャップがLEDに装着される前の状態、(ロ)は、キャップがLEDに装着された状態をそれぞれ示している。
【図5】 本発明装置の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、バキュームヘッドのバキューム筒で吸着したLEDを第1ガイド治具の第1貫通孔に装填した状態、(ロ)は、バキュームヘッドに代えて押圧部材の押圧ピンでLEDを第1貫通孔内の奥部に押し込んだ状態、(ハ)は、第1ガイド治具と第2ガイド治具との間にキャップシートが差し込まれた状態、(ニ)は、押圧ピンによる押圧でキャップの装着されたキャップ付きLEDがLED反転治具の第3貫通孔に装填された状態、(ホ)は、キャップ付きLEDが反転されたLED反転治具の第3貫通孔から収納テープTの収納室に移された状態をそれぞれ示している。
【図6】 本発明に係る発光ダイオードの包装装置の第2実施形態を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
1,1a 包装装置 2 キャップ装着手段
20 キャップシート 21 キャップ
22 環状膨出部 23 上縁部
24 肉薄部 3 整列手段
31 整列ベルト 32 LED供給機構
4 保持手段 41 バキュームヘッド
42 バキューム筒 43 バキュームパイプ
44 バキュームポンプ 45 ヘッド駆動機構
5 第1ガイド治具 51 第1貫通孔
52 第1ガイド治具駆動機構
6 押圧部材 61 部材本体
62 押圧ピン 63 押圧部材駆動機構
7 第2ガイド治具 71 第2貫通孔
72 第2ガイド治具駆動機構
8 キャップシート装填手段
9 ダイオード装填手段
10 LED反転治具
101 第3貫通孔 102 回動用軸
103 反転機構 11 収納テープ駆動機構
111 送りベルト 112 ローラ
12 閉止テープ積層機構
121テープロール 122 押えローラ
13 シーラー 14 接着剤供給手段
141 接着剤槽 142 射出器
143 接着剤 144 接着剤層
15 移動台 151 単位移動台
152 凹部 16 キャップ供給円盤
161 キャップ装着孔
162 中心軸 17 押圧ピン
19 LED(発光ダイオード)
191 キャップ付きLED

Claims (5)

  1. 収納テープに直列に凸設された凸部の裏面側に形成された複数の収納室に発光ダイオードを順次装填するとともに、装填後の収納テープの収納室開口を閉止するように収納テープに閉止テープを積層して一体化するように構成された発光ダイオードの包装装置であって、発光ダイオードにキャップを被せるキャップ装着手段と、キャップが被せられたキャップ付き発光ダイオードを上記収納テープの収納室に装填するダイオード装填手段とを備え、上記キャップ装着手段は、発光ダイオードを整列させる整列手段と、発光ダイオードが嵌挿可能な第1貫通孔が形成された第1ガイド治具と、上記整列手段によって整列された発光ダイオードを保持し、上記第1貫通孔に供給する保持手段と、発光ダイオードが貫通可能な第2貫通孔が形成された第2ガイド治具と、上記第1および第2ガイド治具間に上記キャップを備えたキャップシートを差し入れるキャップシート装填手段と、上記第1貫通孔に嵌挿されている発光ダイオードをキャップを介して第2貫通孔に嵌挿させて発光ダイオードにキャップを被せる第1押圧部材とから構成されていることを特徴とする発光ダイオードの包装装置。
  2. 上記発光ダイオードに被せられる前の上記キャップの底部に接着剤を供給する接着剤供給手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の発光ダイオードの包装装置。
  3. 上記ダイオード装填手段は、上記第1押圧部材の押圧によりキャップ付き発光ダイオードを嵌挿し得る第3貫通孔を備えた第3ガイド治具と、第3貫通孔にキャップ付き発光ダイオードが嵌挿された第3ガイド治具を、上記発光ダイオードが上記収納テープに対向するように反転させる反転手段と、反転された第3ガイド治具の第3貫通孔に嵌挿されているキャップ付き発光ダイオードを収納テープの収納室に押し込む第2押圧部材とから構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の発光ダイオードの包装装置。
  4. 上記第1押圧部材と、上記第2押圧部材とは共用されていることを特徴とする請求項3記載の発光ダイオードの包装装置。
  5. 収納テープに直列に凸設された凸部の裏面側に形成された複数の収納室に発光ダイオードを順次装填するとともに、装填後の収納テープの収納室開口を閉止するように収納テープに閉止テープを積層して一体化するように構成された発光ダイオードの包装装置であって、発光ダイオードにキャップを被せるキャップ装着手段と、キャップが被せられたキャップ付き発光ダイオードを上記収納テープの収納室に装填するダイオード装填手段とを備え、上記ダイオード装填手段により発光ダイオードが収納室に装填された上記収納テープの凸部が嵌り込む複数の凹部を備えた移動台が設けられ、上記キャップ装着手段は、開口を移動台に向けた状態で上記キャップが嵌挿される複数の貫通孔を有し、一の貫通孔が所定位置の上記凹部と対向するように上記移動台と同期移動するキャップ保持手段と、上記所定位置で貫通孔内のキャップを押圧ピンで押圧して所定位置に位置した収納テープの収納室に装填する押圧部材とから構成されていることを特徴とする発光ダイオードの包装装置。
JP2000037054A 2000-02-15 2000-02-15 発光ダイオードの包装装置 Expired - Lifetime JP4542656B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000037054A JP4542656B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 発光ダイオードの包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000037054A JP4542656B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 発光ダイオードの包装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001230452A JP2001230452A (ja) 2001-08-24
JP4542656B2 true JP4542656B2 (ja) 2010-09-15

Family

ID=18560994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000037054A Expired - Lifetime JP4542656B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 発光ダイオードの包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4542656B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4503950B2 (ja) * 2003-07-11 2010-07-14 スタンレー電気株式会社 蛍光体一体型ledランプの製造方法
JP2005327841A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Asahi Rubber:Kk 発光ダイオード用キャップ及び発光ダイオード装置
TWI404791B (zh) 2006-08-22 2013-08-11 Mitsubishi Chem Corp A semiconductor light emitting device, a lighting device, and an image display device
JP5530412B2 (ja) * 2011-09-21 2014-06-25 日本航空電子工業株式会社 電子部品包装帯
CN107910287B (zh) * 2017-11-14 2019-01-01 中山市木林森电子有限公司 一种全自动led封装机
CN112319896A (zh) * 2020-12-04 2021-02-05 重庆机电职业技术大学 一种芯片包装机的封合编带机

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0219217U (ja) * 1988-07-20 1990-02-08
JP2000022216A (ja) * 1998-06-26 2000-01-21 Sanken Electric Co Ltd 蛍光カバーを有する樹脂封止型半導体発光装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4271747B2 (ja) * 1997-07-07 2009-06-03 株式会社朝日ラバー 発光ダイオード用透光性被覆材及び蛍光カラー光源

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0219217U (ja) * 1988-07-20 1990-02-08
JP2000022216A (ja) * 1998-06-26 2000-01-21 Sanken Electric Co Ltd 蛍光カバーを有する樹脂封止型半導体発光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001230452A (ja) 2001-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10002993B2 (en) Light emitting device
KR101922457B1 (ko) 수지 시트 적층체 및 그것을 사용한 반도체 발광 소자의 제조 방법
US7239080B2 (en) LED display with overlay
US7808007B2 (en) Optical semiconductor device
JP6288072B2 (ja) 発光装置、発光素子実装方法及び発光素子用実装装置
CN1233045C (zh) 发光器件
US20140008689A1 (en) Package of light emitting diode and method for manufacturing the same
JP2000022222A (ja) 発光ダイオード
KR20100055846A (ko) 발광 장치 및 이를 구비한 디스플레이 장치
JP2016174148A (ja) 光反射層付光半導体素子、および、光反射層および蛍光体層付光半導体素子の製造方法
JP2011071242A (ja) 発光装置及び照明装置
JP2008060166A (ja) 半導体装置およびその製造方法
CN101807654A (zh) 发光装置以及发光装置的制造方法
JP4542656B2 (ja) 発光ダイオードの包装装置
US9892981B2 (en) Method and apparatus for depositing phosphor on semiconductor-light emitting device
US20140141283A1 (en) Method for manufacturing a fluorescent resin film and fluorescent resin film manufactured thereby
WO2016148019A1 (ja) 光反射層付光半導体素子、および、光反射層および蛍光体層付光半導体素子の製造方法
US20170271565A1 (en) Light emitting device, package, and methods of manufacturing the same
US20160322552A1 (en) Package and method of manufacturing the same, and light emitting device using the package
US20220232700A1 (en) Lighting device and method of manufacturing the same
CN1279511A (zh) 半导体器件及其制造方法
KR101592246B1 (ko) Led 패키지 제조 시스템
JP2006351666A (ja) 発光素子実装用基板とその製造方法、発光素子モジュール、照明装置、表示装置及び交通信号機
CN212648240U (zh) Led封装结构
JP2021100090A (ja) 発光モジュールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4542656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term