JP4542026B2 - βピン取付軸の形状 - Google Patents

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Description

本発明は、βピンの着脱が容易なβピン取付軸の形状に関する。
例えば、円形断面の軸と貫通孔を有した部材とを挿脱自在に嵌合した状態において、貫通孔を有した部材が軸から抜け出ないように、あるいは逆に貫通孔に通した軸が貫通孔から抜け出さないように止める手段として、軸に形成したピン孔に着脱自在に挿通して取り付けるピンの一つに周知のβピンがある(例えば、特許文献1参照)。
βピンは、略β字形状にばね線材により形成され、取り付けのときにはβ字形状の輪状の頭部を手指で持ち直線部を先端側から軸のピン孔に挿通する。このときβ字形状の波状部は軸の外周部によって押し拡げられ軸に被せられ、βピンはこの波状部とばね力によって軸に保持される。βピンを軸のピン孔から取り外すには、頭部の輪状の部分に指先を引っ掛けて引き抜く。
特開2003−95580号公報(第8図)
上述したとおりのβピン取付構造には、βピンの着脱、特に取り外しに関して次のとおりの解決すべき課題がある。
βピンの適用例を有した作業車両の代表例のホイールローダの側面図である図3、およびこのホイールローダにβピンによって抜け止めされ取り付けられた貫通孔を有する部材としての連結バーの部分拡大図である図4を参照して説明する。
全体を番号2で示すホイールローダは、左右一対の車輪4、4をそれぞれに有した前車体6および後車体8が、前後方向の中間を鉛直に延びる軸線10を中心に、屈折自在に連結された屈折操向式の車両である。前車体6にはバケット12aを有した作業腕装置12、後車体8には運転室14およびエンジン室16が備えられている。
ホイールローダ2は、輸送時、保管時、また機体の修理点検時などにおいて、前車体6と後車体8とが不用意に屈折しないように、両者を機械的に連結する連結バー18を備えている。
連結バー18は、一端(図3の下方側)が後車体8の側面の下部に取り付けられたピン20によって回動自在に保持され、前車体6に連結する他端(図3の上方側)は、連結しないときには、後車体8のピン20の上方に取り付けたピン22に、図4に示すように、ピン22のピン孔22aに挿通したβピン24によって着脱自在に取り付けられている。
しかしながら、図4から容易に理解されるように、βピン24の輪状の頭部24aと連結バー18との間には、頭部24aに手指を引っ掛けるのに十分な隙間が形成されていないので、指先が掛らず、βピン24をピン22から引き抜く(矢印Y方向に)のが困難である。作業者が手袋を着用している場合には特に困難であり、頭部24aをつまむ、あるいは頭部24aに引っ掛ける、工具の用意が必要である。
この問題を改善するために、例えば連結バー18に凹部19(図4(a)に二点鎖線で示す)を設け、指先を掛けるための隙間を形成することが考えられるが、凹部19の形成は部材強度の低下の原因になり、また製作コストを増加させる。
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、円形断面の軸と貫通孔を有した部材とを嵌合させ、嵌合部材が軸から抜け出ないように、あるいは逆に嵌合部材から軸が抜けでないように、軸に形成した挿通孔であるピン孔に止め手段として着脱自在に挿通するβピンの着脱を容易に行うことができる、βピン取付軸の形状を提供することである。
本発明によれば上記技術的課題を解決するβピン取付軸は、円形断面の軸の端部に軸線に直交し貫通形成されたβピンの挿通孔と、この軸端部に軸線を中心に軸の半径により形成された半球面を備え、半球面の中心が、上記挿通孔の中心線および上記軸の軸線の交点に位置し、βピンが、挿通孔に挿脱するときに手指を掛ける輪状の頭部(24a)と、挿通孔に挿通する直線部(24b)と、挿通孔に挿通するときにピンの外周部によって押し拡げられ外周に被せられる波状部(24c)を有する略β字状に形成されている。
本発明に従って構成されたβピン取付軸は、βピンが取り付けられる軸の端に軸の半径で形成された半球面を備えている。したがって、βピンをそのピン孔を中心に、頭部と波状部を軸線に直交した位置から軸線の方向に容易に回転させることができるので、回転させた位置においてβピンの頭部に指先を引っ掛けるのに十分な空間を用意することができ、βピンを軸から容易に引き抜くことができる。
以下、本発明に従って構成されたβピン取付軸の形状について、好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
なお図1、図2において、図3、図4と実質上同一の部分は同一の符号で示されている。
図1を参照して説明する。βピン24が取り付けられる軸である円形断面のピン23は、基台26に立設され、先端部にピン23の軸線X1に直交し貫通形成されたβピン24の挿通孔であるピン孔23aと、この軸端部に軸線X1を中心にピン23の半径Rによって形成された半球面23bを備えている。軸線X1における半球面23bの中心は、ピン孔23aの中心線X2との交点に位置している。
ピン23に、貫通孔18aを有した嵌合部材としての連結バー18が嵌合されている。連結バー18は、ピン23に容易に挿脱できるように、βピン24によって抜け止めされている。
βピン24について、取り付け前の単品状態で示した図2を参照して説明する。βピン24は、略β字形状にばね線材によって形成され、ピン孔に挿脱するときに手指を掛ける輪状の頭部24aと、ピン孔に挿通する直線部24bと、ピン孔に挿通するときにピンの外周部によって押し拡げられ外周に被せられる波状部24cを有している。
図1に戻って説明を続ける。ピン23に挿通した連結バー18を外すためにβピン24をピン23のピン孔23aから抜き出すときには、βピン24を、ピン孔23aを中心に、頭部24aおよび波状部24cを、図1(a)に矢印Zで示すように、軸線X1と直交した位置から軸線X1方向に回転させる。そして、この回転させた位置において図1(c)に示すように、βピン24の頭部24aの周りに用意される空間を利用して、頭部24aに手指を掛け、βピン24を矢印Yで示す方向に引き抜く。
逆にβピン24をピン23のピン孔23aに取り付けるときには、抜き出しのときにβピン24を矢印Z方向に回転させた任意の位置において取り付ければよい。
主として図1を参照して、上述したとおりのβピン取付軸の形状の、作用・効果について説明する。
本発明に従って構成されたβピン取付軸であるピン23は、βピン24が取り付けられる軸端にピン23の半径Rで形成した半球面23bを備えている。したがって、βピン24をそのピン孔23aを中心に、頭部24aと波状部24cを軸線X1に直交した位置から軸線X1の方向に容易に回転させることができるので、回転させた位置においてβピン24の頭部24aに指先を引っ掛けるのに十分な空間を用意することができ、βピン24をピン23から容易に引き抜くことができる。
また、指先を掛けるために嵌合部材である連結バー18に凹部を設ける必要がない。したがって、嵌合部材の強度低下、製作コストの増加などがない。
さらに、半球面23bの中心を、挿通孔であるピン孔23aの中心線X2およびピン23の軸線X1の交点に位置させることにより、βピン24を半球面23bに沿って無理なく回転させることができ、着脱がより容易になる。
以上、本発明を実施例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば下記のように、本発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正ができるものである。
本発明の実施の形態においては、貫通孔を有した嵌合部材が軸から抜け出ないようにβピンによって抜け止めする構成が示されているが、本発明は、逆に貫通孔に通した軸を貫通孔から抜け出さないようにβピンによって抜け止めする場合にも適用できることは言うまでもない。
本発明に従って構成されたβピン取付軸とβピンとの関係を示す図で、(a)はβピン取付状態をβピンの挿通孔の軸線方向に見た図、(b)は(a)図を矢印A−A方向に見た図、(c)は(a)図を矢印B−B方向に見た図、(d)は軸の端部の図。 βピンを単品状態で示した図。 βピンの適用例を有した作業車両の代表例であるホイールローダの側面図。 (a)は図3のホイールローダにβピンによって抜け止めされ取り付けられた貫通孔を有した部材としての連結バーの部分拡大図。(b)は(a)図をC−C矢印方向に見た図。
符号の説明
23:ピン(軸)
23a:ピン孔(挿通孔)
23b:半球面
24:βピン
R:半径
X1:軸線
X2:中心線

Claims (1)

  1. 円形断面の軸の端部に軸線に直交し貫通形成されたβピンの挿通孔と、
    この軸端部に軸線を中心に軸の半径により形成された半球面と
    を備え
    半球面の中心が、上記挿通孔の中心線および上記軸の軸線の交点に位置し、
    βピンが、挿通孔に挿脱するときに手指を掛ける輪状の頭部(24a)と、挿通孔に挿通する直線部(24b)と、挿通孔に挿通するときにピンの外周部によって押し拡げられ外周に被せられる波状部(24c)を有する略β字状に形成されている、
    ことを特徴とするβピン取付軸の形状。
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