JP4541910B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、多値画像データに基づいて階調画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、レーザ光により画像露光を行う電子写真方式の画像形成装置には、階調性を有した画像を転写紙に形成する方式のものがあり、そうした画像形成装置では、画像露光に用いるレーザダイオードを、多値画像データに応じてパルス幅変調(PWM)したPWM信号により駆動することが行われる。
図11は、画像露光に用いるレーザダイオードに供給される電流と、該電流供給によりレーザダイオードから出力される光の強度との関係を示す、レーザダイオードの一般的な電流−光出力特性図である。
レーザダイオードは、閾値Ithを境にして低電流域ではLED発光を行い、高電流域ではレーザ発光を行う。
この特性は環境温度により変動してしまう。そのため、画像形成装置では従来、感光体をラスタスキャンにより走査して潜像を形成する際に、環境温度の変動に対してレーザビーム出力強度を安定化することが行われている。すなわち、レーザビーム出力強度を、光出力検出回路によってレーザ近傍において、画像露光の水平走査の直前に検出し、この検出信号をレーザ駆動回路にフィードバックして、レーザビーム出力強度が常に設定値と等しくなるように制御している。この制御は、オートパワーコントロール(APC)回路によって行われる。
APC回路では、画像露光の水平走査の直前に、レーザダイオードの光出力強度が所定値Poとなるときの駆動電流Ioを検出し、感光体への画像露光時には、レーザダイオードをこの駆動電流Ioで定電流駆動を行い、これによって、光出力強度Poでの安定した露光を可能にしている。
ところで、感光体上の走査の途中で、画像データが露光不要を示すデータであるため、レーザダイオードからの光出力強度を0にする場合があるが、そうした場合でも、レーザダイオードを駆動する駆動電流を0にしないバイアスAPCと呼ばれる制御方法がある。すなわち、感光体上の走査の途中で、画像データが露光必要を示すデータであるときは、レーザダイオードを駆動する駆動電流量をIoとし、画像データが露光不要を示すデータであるときは、レーザダイオードを駆動する駆動電流(バイアス電流)量をIbとし、それぞれ定電流駆動を行う。
こうしたバイアスAPCが行われるAPC回路において、レーザダイオードをパルス駆動するPWM信号のパルス幅と、レーザダイオードから出力される光量との関係を、以下に説明する。
図12は、レーザダイオードをパルス駆動するPWM信号のパルス幅と、レーザダイオードから出力される光量(積分値)との関係を示す図である。
同図においてグラフG1は、バイアスAPCを行わない場合、つまりバイアス電流Ib=0の場合の特性を表す。このグラフG1においては、PWM信号のパルス幅が10%以下の場合、レーザダイオードは応答せず、光量は0である。パルス幅が10%以上となるとレーザダイオードが点灯を開始し、光量も順次リニアに上昇していく。パルス幅が90%以上になると、急激に光量が上昇し、光量が100%で飽和する。
グラフG2は、バイアスAPCを行い、バイアス電流Ibを、0から閾値Ithまでの間のいずれかの値に設定した場合の特性を表す。このグラフG2においては、PWM信号のパルス幅が5%以下の場合、レーザダイオードは応答せず、光量も0である。パルス幅が5%以上となるとレーザダイオードが点灯を開始し、光量も順次リニアに上昇していく。パルス幅が90%以上になると、急激に光量が上昇し、光量が100%で飽和する。
グラフG3は、バイアスAPCを行い、バイアス電流Ibを閾値Ithに設定した場合の特性を表す。このグラフG3においては、PWM信号のパルス幅が5%以下の場合レーザダイオードは応答せず、光量も0である。パルス幅が5%以上となるとレーザダイオードが点灯を開始し、光量が急激に上昇していく。パルス幅が10%以上となると、光量は順次リニアに上昇していく。パルス幅が95%以上になると急激に光量が上昇し、光量は100%で飽和する。
このようにして、バイアスAPCを行い、バイアス電流Ibを適切な値に設定すると、図12に示すPWM特性のリニア領域の割合を増やすことができ、そのため、階調画像を出力する方式の画像形成装置に、こうしたバイアスAPCを行うAPC回路を採用することで、高品質な階調画像を作成し得る。
図13は、画像データよりPWM信号を生成する従来のPWM回路の構成を示すブロック図である(例えば、特許文献1参照)。
同図において、8ビットのパラレル信号からなる画像データが、不図示の画像処理コントローラからレジスタ601に入力される。レジスタ601に一時格納された画像データは、画像クロックで同期されており、デジタルアナログ(D/A)変換回路602に入力されてアナログ電圧に変換される。この変換されたアナログ電圧はコンパレータ603に入力され、コンパレータ603は、このアナログ電圧を三角波発生回路604から出力された三角波と比較することで、該アナログ電圧のレベルに応じたパルス幅を有するPWM信号を出力する。PWM信号は、バッファ605を介して、不図示のレーザダイオードの駆動回路に供給される。
特開平5−212900号公報
しかしながら、バイアスAPCが行われる上記従来のAPC回路において、レーザダイオードのPWM特性を、0%から100%までの全光量に亘って完全にリニアな特性にすることは不可能であり、0%近傍および100%近傍には不感帯が存在する。
この不感帯を解消するために、PWMの分解能を高くして、光量が急激に立ち上がるパルス幅10%近傍、および急激に飽和するパルス幅90%近傍を細かく制御することにより、光量を0%から100%まで制御することが考えられるが、この場合、PWM回路へ入力される画像データのビット数を増やす必要があり、これによってPWM回路が複雑化してしまう。
例えば、解像度600DPIの場合、人間の目で濃度が識別可能なのは10レベル程度であると言われている。したがって、画像の濃度データは4ビットあれば十分である。しかし、レーザダイオードの制御を細かく行うためには、画像の濃度データを8ビットにする必要がある。このため、PWM回路が複雑化するとともに、画像データの処理を行う画像処理コントローラも、ビット数を増すことに伴うコストアップの問題を有している。
また、この不感帯の範囲は、レーザダイオードの特性および駆動回路の特性に応じて決定される。すなわち、同一のレーザダイオード及び駆動回路において、駆動周波数が高くなるに伴い不感帯の範囲が増加し、リニアな領域が減少する。例えば、駆動周波数が10MHzであるとき、PWM信号のパルス幅が0〜5%の範囲内において不感帯が存在したものが、駆動周波数が20MHzとなると、PWM信号のパルス幅が0〜10%の範囲内において不感帯が発生する。また、環境温度変化や経年変化などによっても、不感帯の範囲は変動してしまう。
このため、近年の画像形成装置の高速化や画像の高画質化に伴ってレーザダイオードの駆動周波数が高くなるに伴い、低濃度部および高濃度部の階調の再現性が低下し、高画質化の妨げとなっていた。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、階調の再現性を向上して高画質な階調画像を得ることを可能にした画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、多値画像データに基づいて階調画像を形成する画像形成装置において、多値画像データに応じたパルス幅データを取得するパルス幅取得手段と、パルス幅データに対応しかつ前記パルス幅データの取得順に対応したパルス位置データとして、パルス信号の周期内のパルス位置が右、中央、左、両端成長である4つのパルス位置データを格納した対応関係テーブルと、前記対応関係テーブルを参照し、前記パルス幅データに対応した前記4つのパルス位置データのうち、前記パルス幅データの取得順に対応するパルス位置データを読み出すパルス位置読出手段と、前記パルス幅取得手段によって取得されたパルス幅データと、前記パルス位置読出手段によって読み出されたパルス位置データとに基づき、階調画像用のパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調信号生成手段と、前記対応関係テーブルを参照し、所定の画像濃度に対応する所定のパルス幅データに対応した前記4つのパルス位置データのうち、前記所定のパルス幅データの取得順に対応するパルス位置データを読み出し、前記読み出されたパルス位置データと前記所定のパルス幅データとに基づき、補正用のパルス幅変調信号を生成する補正用パルス幅変調信号生成手段と、前記補正用パルス幅変調信号生成手段によって生成された、前記4つのパルス位置データにそれぞれ対応する補正用のパルス幅変調信号に基づき、前記4つのパルス位置データに対応する光ビームをそれぞれ発生する光ビーム発生手段と、前記光ビーム発生手段によってそれぞれ発生された光ビームを検出し、前記所定のパルス幅データに対応した前記4つのパルス位置データに対応するすべての光ビームが検出されているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって前記4つのパルス位置データのいずれかにおいて対応する光ビームが検出されていないと判別されたとき、当該光ビームが検出されていないと判別された前記所定のパルス幅データに対応した前記対応関係テーブルの前記4つのパルス位置データを、隣接するパルス位置どうしが近接するように変更する変更手段とを有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、低濃度部における階調を忠実に再現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す平面図であり、図2は同装置の側面図である。本画像形成装置は、レーザ光により画像露光を行う電子写真方式の画像形成装置であるとともに、多値画像データに応じた階調画像を出力する方式の画像形成装置である。
図1及び図2において、15は回転多面鏡、16は回転多面鏡15を回転駆動するレーザスキャナーモータである。本実施の形態における回転多面鏡15は、6つの反射面を備えている。17は記録用光源であるところのレーザダイオードである。レーザダイオード17は、不図示のレーザドライバにより画像信号に応じて点灯または消灯し、こうして光変調されたレーザ光は、レーザダイオード17からコリメータレンズ20を介し回転多面鏡15に向けて照射される。回転多面鏡15は矢印方向に回転していて、レーザダイオード17から出力されたレーザ光は、回転多面鏡15の回転に伴い、その反射面で連続的に出射角度を変える偏向ビームとして反射される。この反射光は、f−θレンズ21により歪曲収差の補正等を受け、反射鏡18を経て感光ドラム10に照射され、感光ドラム10上で主走査方向に走査される。このとき、回転多面鏡15の1面を介したビーム光の反射により、感光ドラム10の主走査方向に1ライン分の画像が形成される。
感光ドラム10は、予め帯電器11により帯電されており、レーザ光の走査により順次露光され、静電潜像が形成される。また、感光ドラム10は矢印方向に回転していて、形成された静電潜像は、現像器12により現像され、現像された可視像は転写帯電器13により、不図示の転写紙に転写される。可視像が転写された転写紙は、定着器14に搬送され、定着を行った後に機外に排出される。
また、感光ドラム10の側部における主走査方向の走査開始位置近傍に、BDセンサ19が配置されている。回転多面鏡15の各反射面で反射されたレーザ光は、ラインの走査に先立ってBDセンサ19により検出される。この検出信号は、主走査方向の走査開始基準信号として不図示のタイミングコントローラに入力され、この信号を基準として各ラインの主走査方向の書き出し開始位置の同期が取られる。
図3は、図1及び図2に示した画像形成装置における電気回路構成を示すブロック図である。
図中102はプリンタエンジンである。なお、本実施の形態では、プリンタエンジン102の画像解像度を600dpiとして説明を行うが、本発明はこれに限定されるものではない。
103はFIFOで構成されるラインメモリ、104は画像信号補正回路、105は切替器、106はパルス幅変調を行うPWM回路、107はレーザユニット、108はパルス位置生成回路、109は、CPU、プログラムROM、ワークRAMなどを含む制御部、111は画像クロックPCLKを発生するクロックジェネレータ(X1)、112はサンプリングクロックSCLKを発生するクロックジェネレータ(X2)、121はレーザパルス幅検出回路である。
画像信号補正回路104は、SRAMで構成されるルックアップテーブルであるパルス幅テーブルLUT_W(後述)を内蔵する。
パルス位置生成回路108内には、ルックアップテーブルであるパルス位置テーブルLUT_P122(後述)が設けられる。
レーザユニット107内には、レーザドライバ116、半導体レーザ117、PINフォトダイオード118、電流−電圧変換器119、TTL変換器120が設けられる。
レーザパルス幅検出回路121内には、エッジ格納回路110、Dフリップ−フロップ回路114、115が設けられる。
次に、こうした電気回路構成の画像形成装置で行なわれる、通常の印刷時における画像処理について、まず説明する。
画像処理コントローラ101から送られてくる8ビットの画像信号VDOは、画像転送クロックVCLKに同期してラインメモリ103に書込まれるとともに、画像クロックPCLKの立ち上がりに同期して読出される。ここで、クロックジェネレータ(X1)111から出力される画像クロックPCLKは、プリンタエンジン102の印刷(画像形成)動作において使用されるクロックであり、その1クロック幅は、解像度600dpiの1画素幅に相当する。
画像信号補正回路104は、パルス幅テーブルLUT_Wを参照して、ラインメモリ103より入力された画像信号VDOに対応する8ビットのパルス幅データPWDを生成する。パルス幅テーブルLUT_Wは、図4に例示するようなテーブルであり、画像信号VDOの変化に対するパルス幅データPWDの変化度合(傾き)を、画像信号VDOの値が下限域(例えば00h〜05h)及び上限域(例えばFBh〜FFh)にあるとき、中間域(例えば06h〜FAh)にあるときに比べ、大きく設定している。これによって、図12を参照した説明した不感帯を解消するデータ変換が行われる。
パルス幅データPWDは、切替器105とパルス位置生成回路108とに入力される。パルス位置生成回路108は、パルス幅データPWDに基づきパルス位置データを出力する。
図示しないが、パルス位置生成回路108は、カウンタ、マルチプレクサ、パルス位置テーブルLUT_P122等により構成される。パルス位置テーブルLUT_P122は、図5に例示するようなテーブルであり、8ビットのパルス幅データPWDに対して、2ビットのパルス位置データを4つ保有する。パルス位置生成回路108は、パルス幅データPWDが入力したとき、パルス位置テーブルLUT_P122を参照して、該パルス幅データPWDに対応するパルス位置データを4つ順次出力する。すなわち、パルス位置生成回路108は、パルス幅データPWDを入力する毎にカウンタの値を1つ増加させ(但し、値4の次は値1にリセットされる)、このカウンタの値とパルス幅データに対応するパルス位置データ(図6参照)をパルス位置テーブルLUT_P122(図8参照)から読み出す。
パルス位置データは、図6に示すように「00,01,10,11」という2ビットで表現されたデータであり、1つのパルス幅データPWDに対応して発生すべきPWM駆動信号を4分割した場合に、それぞれの分割信号のパルス位置を該分割信号のパルス周期の中で示す情報である。具体的には、左成長(00)、右成長(01)、中央成長(10)、両端成長(11)といった位置を表す。
切替器105では、通常の画像形成時に、端子aと端子cとが接続されており、パルス幅データPWDがPWM回路106に入力される。PWM回路106にはまた、パルス位置生成回路108で生成されたパルス位置データが入力される。PWM回路106は、これらのパルス幅データPWD及びパルス位置データに基づきPWM駆動信号を生成し、レーザユニット107に出力する。これにより、レーザユニット107が駆動される。通常の画像形成時には、以上のようにして画像形成が行なわれる。
次に、パルス位置テーブル補正処理について、図7を参照して説明する。パルス位置テーブル補正処理は、通常の画像形成以外のとき、例えば画像形成前において行われる処理であり、上記のパルス位置テーブルLUT_P122に格納されているパルス位置データを補正し、これによって、PWM駆動信号を4分割して得られた分割信号のパルス位置を変更して、該分割信号が存在するにも拘わらずレーザユニット107が事実上発光しないことを防止するようにする。
図7は、図3に示す画像形成装置が実行するパルス位置テーブル補正処理の手順を示すフローチャートである。
制御部109は、パルス位置生成回路108内のパルス位置テーブルLUT_P122に、初期値(図5に例示する値)を書き込む(S601)。次に、制御部109は切替器105を、端子bと端子cとが接続するように切替える(S602)。制御部109は、制御データw_refに「01h」を代入し(S603)、この制御データw_refを切替器105及びパルス位置生成回路108に出力する(S604)。
通常の画像形成時と同様にレーザユニット107を駆動する(S605)。すなわち、PWM回路106は、制御データw_refをパルス幅データPWDとし、また、パルス位置テーブルLUT_P122を参照してパルス位置生成回路108により読み出された、制御データw_refに対応するパルス位置データに基づき、PWM駆動信号を生成し、レーザユニット107に出力する。
レーザユニット107では、半導体レーザ117がPWM駆動信号に基づいて発光し、PINフォトダイオード118が、半導体レーザ117から出力されたレーザ光を受光して、そのパルス波形に応じた電流を出力し、この電流は電流−電圧変換器119により電圧に変換される。このようにして得られたレーザ光のパルス波形を表す電圧信号は、TTL変換器120によりTTLレベルに変換されて、変調信号PDとしてDフリップフロップ回路114のD端子へ入力される。
レーザパルス幅検出回路121では、Dフリップフロップ回路114が、TTL変換器120から入力された変調信号PDと、クロックジェネレータ(X2)112からのサンプリングクロックSCLKとに基づき、信号ExPDをエッジ格納回路110に出力するとともに、Dフリップフロップ回路115が、クロックジェネレータ(X1)111からD端子に受けたサンプリングクロックPCLKと、クロックジェネレータ(X2)112からのサンプリングクロックSCLKとに基づき、信号ExPCLKをエッジ格納回路110に出力する。エッジ格納回路110は、これらに基づき、実際に発光されたレーザ光のエッジを示すエッジ情報を検出して格納する(S606)。このエッジ情報を基に、制御部109は、実際に発光されたレーザ光の発光期間(パルス幅)を計算する(S607)。
制御部109は、算出されたパルス幅に基づいて、PWM駆動信号を4分割して得られた分割信号のいずれかにおいて、該分割信号が存在するにも拘わらずレーザユニット107が事実上発光しないこと(検出パルス幅が0)が発生しているか否かを判定する(S608)。その結果、分割信号が存在するにも拘わらずレーザユニット107が事実上発光しないこと(検出パルス幅が0)が発生しているならばステップS609へ進み、どの分割信号でも、分割信号に対応してレーザユニット107が発光していればステップS611へ進む。
ステップS609では、制御部109が、パルス位置生成回路108内のパルス位置テーブルLUT_P122(図5に例示)において、制御データw_refと同値である入力データに対応する4つのパルス位置データを、「01h,00h,01h,00h」に書き換える。図8は、入力データ01hに対応する4つのパルス位置データが「01h,00h,01h,00h」に書き換えられたパルス位置テーブルLUT_P122を例示する図である。
次に、制御データw_refに1を加算し(S610)、ステップS604へ戻る。
このステップS604〜S610の処理を、ステップS608においてNO(否定)となるまで繰り返し、PWM駆動信号を4分割して得られた分割信号のどれにおいても、分割信号に対応してレーザユニット107が発光していると判定されたならば、ステップS611に進んで、制御部109は切替器105を、端子aと端子cとが接続するように元に戻し、本パルス位置テーブル補正処理を終了する。
図8に示す例では、制御データw_refが「02h」になったとき、ステップS608でNO(否定)と判別され、したがって、図8に示すパルス位置テーブルLUT_P122では、入力データ01h、02hに対応するパルス位置データだけが「01h,00h,01h,00h」に書き換えられている。
図9は、1つのパルス幅データPWDに対してパルス位置テーブルLUT_P122から読み出された4つのパルス位置データに基づき生成された、図7に示すパルス位置データテーブル補正処理の実行前におけるPWM駆動信号の4分割信号の一例を示す図である。
この図9において、2番目及び3番目に発生した分割信号では、それらのパルス幅が狭すぎてレーザユニット107は実際に発光するには至らない。そのため、図7のステップS608ではYES(肯定)と判別される。その結果、パルス位置テーブルLUT_P122は、図8に示すように書き換えが行われる。
図10は、図7に示すパルス位置データテーブル補正処理の実行が実行されて、パルス位置テーブルLUT_P122が、図8に示すように書き換えが行われた場合において生成された、図9の例に対応するPWM駆動信号の4分割信号の一例を示す図である。
この図10において、2番目に発生した分割信号では、「中央成長10」から「左成長00」へ補正されたため、1番目に発生した分割信号(右成長01)と結合され、また、3番目に発生した分割信号では、「左成長00」から「右成長01」へ補正されたため、4番目に発生した分割信号(両端成長11)の左端と結合される。これによって、無効になっていた2番目及び3番目に発生した分割信号に相当するパルス幅分のレーザユニット107による発光が可能となり、低濃度部における階調を忠実に再現することを実現できる。
〔他の実施の形態〕
本発明の目的は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す側面図である。 図1及び図2に示した画像形成装置における電気回路構成を示すブロック図である。 パルス幅テーブルLUT_Wを例示する図である。 パルス位置テーブルLUT_Pを例示する図である。 パルス位置データを示す図である。 図3に示す画像形成装置が実行するパルス位置テーブル補正処理の手順を示すフローチャートである。 入力データ01h,02hに対応するパルス位置データが「01h,00h,01h,00h」に書き換えられたパルス位置テーブルLUT_Pを例示する図である。 1つのパルス幅データPWDに対してパルス位置テーブルLUT_Pから読み出された4つのパルス位置データに基づき生成された、図7に示すパルス位置データテーブル補正処理の実行前におけるPWM駆動信号の4分割信号の一例を示す図である。 図7に示すパルス位置データテーブル補正処理の実行が実行されて、パルス位置テーブルLUT_Pが図8に示すように書き換えが行われた場合において生成された、図9の例に対応するPWM駆動信号の4分割信号の一例を示す図である。 画像露光に用いるレーザダイオードに供給される電流と、該電流供給によりレーザダイオードから出力される光の強度との関係を示す、レーザダイオードの一般的な電流−光出力特性図である。 レーザダイオードをパルス駆動するPWM信号のパルス幅と、レーザダイオードから出力される光量(積分値)との関係を示す図である。 画像データよりPWM信号を生成する従来のPWM回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
102 プリンタエンジン
103 ラインメモリ(FIFO)
104 画像信号補正回路(パルス幅取得手段)
105 切替器(補正用パルス幅変調信号生成手段)
106 PWM回路(パルス幅変調信号生成手段、補正用パルス幅変調信号生成手段)
107 レーザユニット(光ビーム発生手段)
108 パルス位置生成回路(パルス位置取得手段)
109 制御部(補正用パルス幅変調信号生成手段、判別手段、変更手段)
110 エッジ格納回路
111 クロックジェネレータ(X1)
112 クロックジェネレータ(X2)
114 Dフリップ−フロップ回路
115 Dフリップ−フロップ回路
116 レーザドライバ
117 半導体レーザ
118 PINフォトダイオード
119 電流−電圧変換器
120 TTL変換器
121 レーザパルス幅検出回路(判別手段)
122 パルス位置テーブルLUT_P(対応関係テーブル)

Claims (4)

  1. 多値画像データに基づいて階調画像を形成する画像形成装置において、
    多値画像データに応じたパルス幅データを取得するパルス幅取得手段と、
    パルス幅データに対応しかつ前記パルス幅データの取得順に対応したパルス位置データとして、パルス信号の周期内のパルス位置が右、中央、左、両端成長である4つのパルス位置データを格納した対応関係テーブルと、
    前記対応関係テーブルを参照し、前記パルス幅データに対応した前記4つのパルス位置データのうち、前記パルス幅データの取得順に対応するパルス位置データを読み出すパルス位置読出手段と、
    前記パルス幅取得手段によって取得されたパルス幅データと、前記パルス位置読出手段によって読み出されたパルス位置データとに基づき、階調画像用のパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調信号生成手段と、
    前記対応関係テーブルを参照し、所定の画像濃度に対応する所定のパルス幅データに対応した前記4つのパルス位置データのうち、前記所定のパルス幅データの取得順に対応するパルス位置データを読み出し、前記読み出されたパルス位置データと前記所定のパルス幅データとに基づき、補正用のパルス幅変調信号を生成する補正用パルス幅変調信号生成手段と、
    前記補正用パルス幅変調信号生成手段によって生成された、前記4つのパルス位置データにそれぞれ対応する補正用のパルス幅変調信号に基づき、前記4つのパルス位置データに対応する光ビームをそれぞれ発生する光ビーム発生手段と、
    前記光ビーム発生手段によってそれぞれ発生された光ビームを検出し、前記所定のパルス幅データに対応した前記4つのパルス位置データに対応するすべての光ビームが検出されているか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって前記4つのパルス位置データのいずれかにおいて対応する光ビームが検出されていないと判別されたとき、当該光ビームが検出されていないと判別された前記所定のパルス幅データに対応した前記対応関係テーブルの前記4つのパルス位置データを、隣接するパルス位置どうしが近接するように変更する変更手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記変更手段は、前記光ビームが検出されていないと判別された前記所定のパルス幅データに対応した前記対応関係テーブルの前記4つのパルス位置データを、前記パルス位置が右、左、右、左成長である4つのパルス位置データに変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の画像濃度は、画像形成可能な濃度範囲のうちの低濃度側の下限域における画像濃度であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 複数の多値画像データと、該複数の多値画像データにそれぞれ対応するパルス幅データとの対応関係を格納したパルス幅データテーブルであって、多値画像データの変化に対するパルス幅データの変化度合を、多値画像データの値が画像濃度の下限域及び上限域にあるとき、中間域にあるときに比べ、大きく設定したパルス幅データテーブルを更に有し、
    前記パルス幅取得手段は、前記パルス幅データテーブルを参照して、入力した多値画像データに応じたパルス幅データを取得することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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