JP4540434B2 - パスサーチ処理装置および処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パスサーチ処理装置および処理方法に関し、詳しくは、CDMA(Code Division Multiple Access)方式の移動体通信システムにおいて用いられるパスサーチ処理装置および処理方法に関する。
CDMA方式の移動体通信システムにおいては、移動通信環境で生じる伝搬時間の異なる複数のパス(マルチパス)を、遅延プロファイルを作成することにより分離および抽出できる。また、この通信システムでは、前記マルチパスよりRake合成のためのパスを選択し、Rake合成によりダイバーシティ効果を得ることにより、受信性能を向上させることが可能である。このRake合成のためのパスを探すことをパスサーチと呼ぶ。
従来のパスサーチ処理装置および処理方法は、作成された遅延プロファイルから平均電力を求め、前記平均電力より低い相関値を取り除き、有効パス検出を行うための検索相関値数を減らすことにより、処理時間の短縮や低消費電力をはかっている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−134135号公報
しかしながら、従来のパスサーチ処理装置においては、パスサーチ起動時に一つの遅延プロファイルに対する有効パスの検出方法により処理速度の高速化をはかっている。このため、従来のパスサーチ処理装置では、複数遅延プロファイルを作成してパスサーチを行う場合、作成する遅延プロファイル数に比例して処理時間が増加する。
また、従来のパスサーチ処理装置では、複数受信アンテナを備える場合や複数セルとの無線リンクを確立する場合、全ての遅延プロファイルを作成すると、特に無線リンク追加時の初回のパスサーチ処理において、処理遅延により無線リンクを確立できなくなるという問題があった。
このような前記処理遅延は、相関器数の増加やDSP(Digital Signal Processor)等の処理速度の増大により短縮することが可能である。しかしながら、このような方法により処理遅延を短縮した場合には、回路規模や消費電力の増加を招くという問題が生じる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、回路規模や消費電力を増加することなく無線リンクを早く確立できるパスサーチ処理装置および処理方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明のパスサーチ処理装置は、相関器を用いて受信信号の逆拡散を行い複数の遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成手段と、各遅延プロファイルから有効パスを検出するパス検出手段と、有効パスをフィンガに割り当てるフィンガ割り当て手段と、を備え、対象セルに対するパスサーチを行う際、パスサーチ起動の初回のみただ一つの遅延プロファイルのみ作成しパスサーチする構成を採る。
この構成によれば、パスサーチを行う場合、初回のパスサーチ起動時のみただ一つの遅延プロファイルを作成しパスサーチする。これにより、この構成においては、回路規模や消費電力を増加することなく無線リンクを早く確立することができるようになる。
本発明によれば、対象セルに対するパスサーチを行う際、パスサーチ起動の初回のみただ一つの遅延プロファイルのみ作成しパスサーチするため、回路規模や消費電力を増加することなく無線リンクを早く確立することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るパスサーチ処理装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態1に係るパスサーチ処理装置100は、遅延プロファイル作成部101と、パス検出部102と、フィンガ割り当て部103と、を備えている。
図1において、遅延プロファイル作成部101は、相関器を用いて受信信号に対して送信側の拡散変調で使用された拡散コードにより逆拡散処理を行うことにより遅延プロファイルを作成する。
パス検出部102は、遅延プロファイル作成部101で作成された単数もしくは複数の遅延プロファイルよりRake合成時に用いるパスの候補(以下、これを「有効パス」と呼ぶ)を検出する。
フィンガ割り当て部103は、パス検出部102で検出される有効パスからRake合成パスを選択しフィンガに割り当てる。
このパスサーチ処理装置100には、受信アンテナ104および無線受信部105からなる入力部を通してベースバンド受信信号が入力される。
本実施の形態1に係るパスサーチ処理装置100は、複数の受信アンテナ(本例では2つの受信アンテナ104a,104b)を用いて信号を受信している。
無線受信部105は、受信アンテナ104aに対応した無線受信部105aと、受信アンテナ104bに対応した無線受信部105bとを有している。
各無線受信部105a,105bは、低雑音増幅器や中間周波数への周波数変換器、AGC(Automatic Gain Control:自動利得制御)やAD変換器から構成されている。
各受信アンテナ104a,104bで受信された受信信号は、各無線受信部105a,105bでパスサーチ処理装置100に入力される形態の信号(以下、これを「ベースバンド受信信号」と呼ぶ)に変換された後、パスサーチ処理装置100に入力される。
パスサーチ処理装置100の出力はフィンガを有する復調部106に与えられる。復調部106では、受信信号に対する位相変動の補償やパスサーチ処理装置100で前記フィンガに割り当てられたフィンガ割り当てパスの情報を用いてRake合成を行い、SIR(Signal to interference power ratio:希望波信号電力対干渉信号電力比)測定や送信電力制御を行う。
次に、図2および図3を用いて、本実施の形態1に係るパスサーチ処理装置100の動作について説明する。図2は、本実施の形態1に係るパスサーチ処理装置を用いた移動局装置と基地局装置とで無線通信を行う無線通信システムの概略図である。図3は、本実施の形態1に係るパスサーチ処理装置の動作を示すフローチャートである。
図2に示す無線通信システムにおける移動局装置201は、図1に示した受信アンテナ104a、104b、無線受信部105a,105b、パスサーチ処理装置100、および復調部106を備えており、その無線リンク先である基地局装置202と無線通信を行う。ここで、パスサーチ処理装置100の初回のパスサーチ起動タイミングはt=taとする。
図3において、移動局装置201の無線通信がスタートすると、まず、現在の時間(現在時刻)tがパスサーチ起動タイミングであるか否かを判定する(ステップST201)。ここで、パスサーチ起動タイミングtaは、起動間隔Tの周期起動を行うものとし、時間t=ta+T、ta+2T、ta+3T・・・をパスサーチ起動タイミングとする。
ステップST201において、現在時刻tがパスサーチ起動タイミングであると判定された場合には、パスサーチ起動回数Xをカウントする(ステップST202)。一方、ステップST201において、現在時刻tがパスサーチ起動タイミングでないと判定された場合には、現在時刻tが再度パスサーチ起動タイミングになるまでステップST202以降のステップには進まない。
この初回のパスサーチ起動タイミングでは、パスサーチ起動回数XをX=1と設定し、以降のパスサーチ起動タイミングではパスサーチ起動回数Xを「1」ずつインクリメントする。
次に、予め番号付けされた複数の受信アンテナ104a,104bの中から、遅延プロファイルを作成するために使用する受信信号を受信する受信アンテナを番号の小さいものから順に選択する(ステップST203)。ここでは、受信アンテナ104a、受信アンテナ104bの順に選択されるものとする。
次に、ステップST203で選択された受信アンテナ104aにより受信され無線受信部105aで生成されるベースバンド受信信号に対して、遅延プロファイル作成部101において遅延プロファイルを作成する(ステップST204)。
次に、パスサーチ起動回数Xが1回目であるか否かを判定する(ステップST205)。このステップST205において、パスサーチ起動回数Xが1回目(X=1)であると判定された場合には、ステップST206に進み、パス検出部102において、遅延プロファイル作成部101で作成した一つの遅延プロファイルから有効パスを検出する。
その後、ステップST207に進み、パス検出部102において検出した有効パスからRake合成パスを選択し、フィンガ割り当て部103において復調部106が有するフィンガに対して前記Rake合成パスを割り当てる。
一方、ステップST205において、パスサーチ起動回数Xが1回目(X=1)ではなく2回目以降であると判定された場合には、次のアンテナ番号である受信アンテナ104bを選択し(ステップST208)、このステップST208で選択したアンテナ番号に対する遅延プロファイル作成を行う(ステップST209)。つまり、この場合には、ステップST208およびステップST209の処理を受信アンテナの数量分繰り返す。
その後、ステップST206に進み、前者の場合と同様に、パス検出部102において、遅延プロファイル作成部101で作成した一つの遅延プロファイルから有効パスを検出する。そして、ステップST207に進み、パス検出部102において検出した有効パスからRake合成パスを選択し、フィンガ割り当て部103において復調部106が有するフィンガに対して前記Rake合成パスを割り当てる。
図4は、図3に示したフローチャートにおける処理過程を時系列で表した図である。図4に示す各処理の番号は、図3に示したフローチャートにおける各ステップの番号と同一のものである。
図4に示すように、初回のパスサーチ起動タイミングt=taでは、受信アンテナ104aで受信される信号に対してステップST204において遅延プロファイルを作成し、ステップST206において有効パスを検出し、ステップST207においてフィンガ割り当てを行う。
また、以降のパスサーチ起動タイミングt=ta+T、t=ta+2T、・・・では、受信アンテナ104aおよび104bのそれぞれで受信される信号に対してステップST204およびステップST209において遅延プロファイルの作成を行い、ステップST206において全遅延プロファイルより有効パスを検出し、ステップST207においてフィンガ割り当てを行う。
上述のように、本実施の形態1に係るパスサーチ処理装置100においては、遅延プロファイル作成部101により、相関器を用いて受信信号に対して送信側の拡散変調で使用された拡散コードにより逆拡散処理を行うことにより遅延プロファイルを作成している。
そして、本例のパスサーチ処理装置100では、遅延プロファイル作成部101において、対象セルを無線リンクに追加する際、初回のパスサーチ起動時のみ一つの受信アンテナに対する遅延プロファイルを作成しパスサーチしているので、回路規模や消費電力を増加させることなく、また無線リンクを早く確立することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るパスサーチ処理装置の構成を示すブロック図である。図5に示すように、本実施の形態2に係るパスサーチ処理装置500は、一つの受信アンテナ104および一つの無線受信部105を用いて前記ベースバンド受信信号を生成し、複数セルの遅延プロファイルを作成するところおよびセル監視部501を具備しているところが、実施の形態1に係るパスサーチ処理装置100と異なる。
なお、本実施の形態2に係るパスサーチ処理装置500は、実施の形態1に係るパスサーチ処理装置100と基本的には同じ構成であり、それぞれの同一の構成要素および機能には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態2に係るパスサーチ処理装置500は、遅延プロファイル作成部101と、パス検出部102と、フィンガ割り当て部103と、を備えている。
このパスサーチ処理装置500には、受信アンテナ104および無線受信部105からなる受信信号の入力部により前記ベースバンド受信信号が入力される。
また、パスサーチ処理装置500においては、セル監視部501により新規無線リンク候補となるセルが監視され、前記新規無線リンク候補となるセルが受信レベルの大きい順番に管理されるように構成されている。
次に、本実施の形態2に係るパスサーチ処理装置500について、図6および図7を用いてその動作を説明する。図6は、本実施の形態2に係るパスサーチ処理装置を用いた移動局装置と複数の基地局装置とで無線通信を行う無線通信システムの概略図である。図7は、本実施の形態2に係るパスサーチ処理装置の動作を示すフローチャートである。
図6に示す無線通信システムにおける移動局装置601は、図5に示した受信アンテナ104、無線受信部105、パスサーチ処理装置500、および復調部106を備えており、その無線リンク先である基地局装置602,603,604と無線通信を行う。このように、この無線通信システムにおいては、移動局装置601の無線リンク先として3つの基地局装置602,603,604を有している。ここで、パスサーチ処理装置500の初回のパスサーチ起動タイミングはt=taとする。
図7において、移動局装置601の無線通信がスタートすると、まず、現在の時間(現在時刻)tがパスサーチ起動タイミングであるか否かを判定する(ステップST701)。ここで、パスサーチ起動タイミングtaは、起動間隔Tの周期起動を行うものとし、時間t=ta+T、ta+2T、ta+3T・・・をパスサーチ起動タイミングとする。
ステップST701において、現在時刻tがパスサーチ起動タイミングであると判定された場合には、パスサーチ起動回数Xをカウントする(ステップST702)。一方、ステップST701において、現在時刻tがパスサーチ起動タイミングでないと判定された場合には、現在時刻tが再度パスサーチ起動タイミングになるまでステップST702以降のステップには進まない。
この初回のパスサーチ起動タイミングでは、パスサーチ起動回数XをX=1と設定し、以降のパスサーチ起動タイミングではパスサーチ起動回数Xを「1」ずつインクリメントする。
次に、ステップST703において、受信アンテナ104で受信され無線受信部105で生成される前記ベースバンド受信信号に対して遅延プロファイル作成部101を用いて、既存の無線リンク先である基地局装置のセルのみ遅延プロファイルを作成する。ここでは、基地局装置602のセルに対する遅延プロファイルのみ作成する(ステップST703)。
次に、セル監視部501において、新規無線リンクの候補となる基地局装置603,604の各セルの中から受信レベルが最大のセルを順に選択する(ステップST704)。ここでは、現在の無線リンク先である基地局装置602のセル、新規無線リンクの候補である基地局装置603のセル、新規無線リンクの候補である基地局装置604のセルの順に受信レベルが大きいものとする。
次に、ステップST705において、受信アンテナ104で受信され無線受信部105で生成される前記ベースバンド受信信号に対して遅延プロファイル作成部101を用いて、前記新規無線リンクの候補の中で受信レベルが最大である基地局装置のセルの遅延プロファイルを作成する。
次に、ステップST706において、パスサーチ起動回数Xが1回目(X=1)であるか否かを判定する。このステップST706において、パスサーチ起動回数Xが1回目(X=1)であると判定された場合には、ステップST707に進み、パス検出部102において、遅延プロファイル作成部101で作成した既存の無線リンクである基地局装置602のセルの遅延プロファイル、および新規無線リンクの候補である基地局装置603の各セルの遅延プロファイルからのみ前記有効パスを検出する。
その後、ステップST708に進み、フィンガ割り当て部103において検出した有効パスからRake合成パスを選択し、復調部106が有するフィンガに対してRake合成パスを割り当てる。
一方、ステップST706において、パスサーチ起動回数Xが1回目(X=1)ではなく2回目以降であると判定された場合には、ステップST709において、新規無線リンクの候補である次の追加リンク先を指定し(ステップST709)、指定したリンク先のセル数分の遅延プロファイル作成を繰り返し行う(ステップST710)。ここでは、前のパスサーチ起動タイミングにおいて基地局装置603のセルが無線リンク先になるので、前記基地局装置603のセル以外で新規無線リンクの候補となる基地局装置604のセル分の処理が行われる。
その後、ステップST707に進み、パス検出部102において、遅延プロファイル作成部101で作成した既存の無線リンクである基地局装置602のセルの遅延プロファイル、および新規無線リンクの候補である基地局装置603,604の各セルの遅延プロファイルからのみ前記有効パスを検出する。
そして、ステップST708に進み、フィンガ割り当て部103において検出した有効パスからRake合成パスを選択し、復調部106が有するフィンガに対してRake合成パスを割り当てる。
図8は、図7に示したフローチャートにおける処理過程を時系列で表した図である。図8に示す各処理の番号は、図7に示したフローチャートにおける各ステップの番号と同一のものである。
図8に示すように、初回のパスサーチ起動タイミングt=taでは、既存の無線リンクである基地局装置602のセルおよび新規無線リンクの候補の中で受信レベルが最大である基地局装置603のセルのみ、ステップST703,ステップST705において遅延プロファイルを作成し、ステップST707において有効パスの検出を行い、ステップST708においてフィンガ割り当てを行う。
また、以降のパスサーチ起動タイミングt=ta+T、ta+2T・・・では、基地局装置602のセルおよび基地局装置603のセルと、もう一つの新規無線リンクの候補である基地局装置604のセルに対してステップST710において遅延プロファイルの作成を行い、ステップST707において全遅延プロファイルより有効パスを検出し、ステップST708においてフィンガ割り当てを行う。
上述のように、本実施の形態2に係るパスサーチ処理装置500においては、遅延プロファイル作成部101により、相関器を用いて受信信号に対して送信側の拡散変調で使用された拡散コードにより逆拡散処理を行うことにより遅延プロファイルを作成している。
そして、本例のパスサーチ処理装置500では、複数のセルを無線リンクに追加する際、初回のパスサーチ起動時のみ受信レベルが最大である1セルのみ遅延プロファイルを作成してパスサーチするので、回路規模や消費電力を増加させることなくかつ早く無線リンクを確立することができる。
また、本例のパスサーチ処理装置500では、初回のパスサーチ起動時のみ、既存の無線リンクと新規無線リンク候補の中の1セルに対してパスサーチすることにより、より早くハンドオーバ状態にすることが可能であり、より早く受信品質を確保することが可能になる。
なお、実施の形態1に係るパスサーチ処理装置100、および実施の形態2に係るパスサーチ処理装置500では、対象セルを無線リンクに追加する際、複数の受信アンテナもしくは複数の新規無線リンクの候補となるセルに対して、初回のパスサーチ起動時のみ遅延プロファイルをただ一つ作成しパスサーチする例について説明したが、無線リンクに追加する対象セルがBeam forming適用時、前記遅延プロファイル作成手段において通常のチャネルを用いた遅延プロファイルおよびBeam formingされるチャネルを用いた遅延プロファイルを作成する時、初回のパスサーチ起動時のみ前記通常のチャネルもしくはBeam formingされるチャネルのどちらか一方を用いてただ一つの遅延プロファイルを作成しパスサーチすることも同様に実施可能であり、同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態1に係るパスサーチ処理装置100、および実施の形態2に係るパスサーチ処理装置500では、パスサーチ起動タイミングは周期的に発生するという例について説明したが、非周期でパスサーチ起動タイミングが発生する場合も同様に実施可能である。
また、実施の形態1に係るパスサーチ処理装置100、および実施の形態2に係るパスサーチ処理装置500では、対象セルを無線リンクに追加する場合について説明したが、現在無線リンク先となるセルに関する情報が更新され再度パスサーチが必要となった場合、パスサーチ起動回数Xをクリアし、再度パスサーチ起動回数X=1としてパスサーチ起動タイミング毎にインクリメントすることで、同様に実施可能であり、同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態1に係るパスサーチ処理装置100では、複数受信アンテナに対して番号付けを行い、番号の小さい順から受信アンテナを選択し遅延プロファイルを作成しパスサーチを行う例について説明したが、複数受信アンテナから一つずつ任意に受信アンテナを選択する場合においても同様に実施可能である。
本発明に係るパスサーチ処理装置は、回路規模や消費電力を増加することなく無線リンクを早く確立することができるので、CDMA(Code Division Multiple Access)方式の移動体通信システムにおいて用いられるパスサーチ処理装置として有用である。
本発明の実施の形態1に係るパスサーチ処理装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るパスサーチ処理装置を用いた移動局装置と基地局装置とで無線通信を行う無線通信システムの概略図 本発明の実施の形態1に係るパスサーチ処理装置の動作を示すフローチャート 図3に示したフローチャートにおける処理過程を時系列で表した図 本発明の実施の形態2に係るパスサーチ処理装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るパスサーチ処理装置を用いた移動局装置と複数の基地局装置とで無線通信を行う無線通信システムの概略図 本発明の実施の形態2に係るパスサーチ処理装置の動作を示すフローチャート 図7に示したフローチャートにおける処理過程を時系列で表した図
符号の説明
100,500 パスサーチ処理装置
101 遅延プロファイル作成部
102 パス検出部
103 フィンガ割り当て部
104,104a,104b 受信アンテナ
105,105a,105b 無線受信部
106 復調部
501 セル監視部
201,601 移動局装置
202,602,603,604 基地局装置

Claims (5)

  1. 相関器を用いて受信信号の逆拡散を行い複数の遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成手段と、
    各遅延プロファイルから有効パスを検出するパス検出手段と、
    有効パスをフィンガに割り当てるフィンガ割り当て手段と、を備え、
    無線リンク先の基地局装置に対するパスサーチを行う際、パスサーチ起動の初回のみただ一つの遅延プロファイルのみ作成しパスサーチすることを特徴とするパスサーチ処理装置。
  2. 複数の受信アンテナをさらに備え、
    前記パスサーチ起動の初回のみ前記複数の受信アンテナのうち一つの受信アンテナのみを用いて前記遅延プロファイルを作成しパスサーチすることを特徴とする請求項1記載のパスサーチ処理装置。
  3. 既存の無線リンク先である前記基地局装置以外の複数の基地局装置を新たな無線リンク先の候補とする場合、パスサーチ起動の初回のみ、既存の無線リンク先の前記基地局装置と、前記複数の基地局装置の中から受信レベルが最も大きい1つの基地局装置に対して前記遅延プロファイルを作成しパスサーチすることを特徴とする請求項記載のパスサーチ処理装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれかに記載のパスサーチ処理装置を具備し、前記パスサーチ処理装置を用いて復調される受信信号をもとに通話機能およびデータ送受信機能を実現することを特徴とする無線受信装置。
  5. 相関器を用いて受信信号の逆拡散を行い複数の遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成工程と、
    各遅延プロファイルから有効パスを検出するパス検出工程と、
    前記有効パスをフィンガに割り当てるフィンガ割り当て工程と、を備え、
    無線リンク先の基地局装置に対するパスサーチを行う際、パスサーチ起動の初回のみただ一つの遅延プロファイルを作成しパスサーチすることを特徴とするパスサーチ処理方法。
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