JP4539749B2 - 印刷装置、印刷方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムに関し、より詳細には、着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して印刷する印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムに関する。
CDやDVD、ブルーレイディスク(商標)のような、ディスク状の記録媒体の非記録面に対して、インク滴を吐出するインク滴吐出ノズルからインク滴を滴下することによって情報を印刷する印刷装置がある。このような記録媒体の非記録面に対する印刷手法として、記録媒体を回転させながら、インク滴吐出ノズルを記録媒体の径方向に、記録媒体の周縁部から中央部に向けて移動させ、インク滴を記録媒体の非記録面に滴下して印刷する手法がある。このような印刷手法によって印刷する印刷装置の例として、例えば特許文献1等がある。
記録媒体の非記録面に対する印刷手法の一例としてマルチパス印刷がある。マルチパス印刷は、非記録面の同一半径位置に対して異なるインク滴吐出ノズルからのインクを吐出することによって可視情報の印刷を完成するものである。非記録面の同一半径位置に対して異なるインク滴吐出ノズルからのインクを吐出して印刷することで、例えばあるインク滴吐出ノズルがインクの詰まり等の要因でインク滴が吐出されなくなった場合であっても、他のインク滴吐出ノズルからインクを吐出して印刷することで、インクが吐出されない半径位置を無くすことができ、印刷品質の向上に繋がる。
特開2008−27535号公報
しかし、マルチパス印刷を行う際には、記録媒体の非記録面の印刷可能領域よりも内側に、インク滴吐出ノズルを備えるインクジェットヘッドを移動させる必要がある。従って、マルチパス印刷の印刷パターンによっては、インクジェットヘッドがチャッキング部と干渉してしまう問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、回転駆動されている記録媒体の非記録面に対してマルチパス印刷を行う際に、インクジェットヘッドがチャッキング部と干渉しないように印刷することが可能な、新規かつ改良された印刷装置、印刷方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷部と、回転駆動されている記録媒体の径方向への印刷部の移動を制御するとともに、印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御部と、を備え、印刷部は、複数のインク滴吐出ノズルを備え、異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷し、制御部は、非記録面の印刷可能領域の内周部における複数のインク滴吐出ノズル長分未満の最内周領域に対して印刷部で印刷する際に、非記録面の他の箇所に対する印刷パターンと異なる印刷パターンで印刷するよう印刷部を制御する、印刷装置が提供される。
かかる構成によれば、印刷部は着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インク滴を吐出して可視情報を印刷し、制御部は回転駆動されている記録媒体の径方向への印刷部の移動を制御するとともに、印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する。そして、印刷部は、複数のインク滴吐出ノズルを備え、異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷し、制御部は、非記録面の印刷可能領域の内周部における複数のインク滴吐出ノズル長分未満の最内周領域に対して印刷部で印刷する際に、非記録面の他の箇所に対する印刷パターンと異なる印刷パターンで印刷するよう印刷部を制御する。その結果、回転駆動されている記録媒体の非記録面の印刷可能領域の内周部における複数のインク滴吐出ノズル長分未満の最内周領域に対して印刷する際に、非記録面の他の箇所に対する印刷パターンと異なる印刷パターンで印刷することで、インクジェットヘッドがチャッキング部と干渉しないように印刷することができる。
制御部は、非記録面の最内周領域をマルチパス印刷する際に、非記録面の他の箇所よりマルチパス印刷のパス数を減らして印刷するよう印刷部を制御してもよい。
制御部は、非記録面の最内周領域をマルチパス印刷する際に、印刷部の移動量を他の箇所の移動量より小さくするよう印刷部を制御してもよい。
制御部は、非記録面の最内周領域に対して、同一のインク吐出ノズルからのインクの吐出によって非記録面の同一半径位置に対して印刷するよう印刷部を制御してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に印刷する可視情報の印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、複数のインク滴吐出ノズルを備える印刷部によって、異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷する印刷ステップと、非記録面の印刷可能領域の内周部における複数のインク滴吐出ノズル長分未満の最内周領域に対して印刷部で印刷する際に、非記録面の他の箇所に対する印刷パターンと異なる印刷パターンで印刷するよう印刷部を制御する制御ステップと、を含む、印刷方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に印刷する可視情報の印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、複数のインク滴吐出ノズルを備える印刷部によって、異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷する印刷ステップと、非記録面の印刷可能領域の内周部における複数のインク滴吐出ノズル長分未満の最内周領域に対して印刷部で印刷する際に、非記録面の他の箇所に対する印刷パターンと異なる印刷パターンで印刷するよう印刷部を制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、回転駆動されている記録媒体の非記録面の印刷可能領域の内周部における複数のインク滴吐出ノズル長分未満の最内周領域に対して印刷する際に、非記録面の他の箇所に対する印刷パターンと異なる印刷パターンで印刷することで、インクジェットヘッドがチャッキング部と干渉しないように印刷することが可能な、新規かつ改良された印刷装置、印刷方法およびコンピュータプログラムを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100について説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について上面から示す説明図である。また、図2は本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について側面から示す説明図である。以下、図1及び図2を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について説明する。
光ディスク装置100は、本発明の記録媒体の一例である光ディスク200の記録面にデータ信号を記録し、及び/または光ディスク200の記録面からデータ信号を再生する記録/再生部と、光ディスク200の非記録面(レーベル面)に、文字や画像等の可視情報を印刷する印刷部と、を含んで構成される。
印刷部は、インクジェットヘッド110と、インクカートリッジ112と、ヘッドキャップ114と、吸引ポンプ116と、廃インク吸収体118と、第1ガイドシャフト120と、シャフト支持部122と、ブレード124と、を含んで構成される。
インクジェットヘッド110は、光ディスク200の非記録面と対向するノズル面150に、インクを吐出する複数のインク滴吐出ノズル152を含む。インク滴吐出ノズル152は、インクジェット方式により、所定のインク吐出周波数でインクを吐出するものである。インク滴吐出ノズル152は、シアン吐出ノズル152a、マゼンダ吐出ノズル152b、イエロー吐出ノズル152cを含んで構成され、光ディスク200の径方向に1列に配されている。なお、インクジェット方式とは、インクをインク滴吐出ノズル152から微細な液滴として吐出し、被印刷物に付着させる方式をいう。
インクジェットヘッド110は、印刷待機時には光ディスク200の外側に位置し、印刷時に光ディスク200の上方に配される。また、インクジェットヘッド110は、インク滴吐出ノズル152の増粘インク、気泡、異物などを排出するために、印刷の前後にインク滴吐出ノズル152からインクをダミー吐出する機能を有していてもよい。
インクカートリッジ112は、所定の色のインクが収容されているものであり、インクジェットヘッド110にインクを供給するものである。より詳細に説明すると、インクカートリッジ112は、筒状の樹脂からなる容器である。容器の内部には多孔質体(例えばスポンジやセラミックス等)が内蔵されており、多孔質体の毛細管力によってインクが蓄えられている。
インクカートリッジ112は、連結部113を通じてインクジェットヘッド110にインクを供給する。インクカートリッジ112は連結部113において着脱可能に構成されており、インクが無くなった場合には容易に交換が可能である。
ヘッドキャップ114は、光ディスク200の非記録面への印刷を待機している印刷待機時に、インクジェットヘッド110のノズル面150に装着されるものである。ヘッドキャップ114は、インクジェットヘッド110に含有されるインクの乾燥や、ノズル面150への塵や埃などの異物の付着を防止する役割を有する。そして、光ディスク200の非記録面への印刷が開始されると、ヘッドキャップ114はノズル面150から離脱する。ヘッドキャップ114は、インクジェットヘッド110からダミー吐出されたインクを吸着する多孔質体を備えていてもよい。なお、インクジェットヘッド110からのダミー吐出の際には、ヘッドキャップ114の内部空間が大気圧となるように調整する弁機構を備えていてもよい。
吸引ポンプ116は、ヘッドキャップ114とチューブ115を介して接続されている。かかる構成により、吸引ポンプ116はインクジェットヘッド110にヘッドキャップ114が装着されているときに、ヘッドキャップ114の内部の空間に負圧を加えて、インクジェットヘッド110の内部のインクを吸引することができる。また、吸引ポンプ116は、ダミー吐出されてインクヘッドキャップ114に吸着されたインクを吸引することもできる。
廃インク吸収体118は、吸引ポンプ116とチューブ117を介して接続されている。かかる構成により、吸引ポンプ116で吸引されたインクを廃棄することができる。
第1ガイドシャフト120は、インクジェットヘッド110を光ディスク200の径方向に移動させるものである。インクジェットヘッド110の移動は、第1ガイドシャフト120のボールねじ送り機構により行われてもよく、ラック・オピニオン機構、ベルト送り機構、ワイヤ送り機構などにより行われてもよい。また、シャフト支持部122は、第1ガイドシャフト120の一端を支持するものである。
ブレード124は、インクジェットヘッド110の印刷待機位置(印刷待機時の位置)と印刷位置との間に配される。インクジェットヘッド110が印刷待機位置から印刷位置に移動する際に、または印刷位置から印刷待機位置に移動する際に、インクジェットヘッド110にノズル面150を払拭して、ノズル面150に付着したインクや異物等を除去する。なお、ブレード124は上下に移動可能に構成してもよく、ブレード124を上下に移動させることでノズル面150を払拭するか否かを選択してもよい。
一方、記録/再生部は、トレイ130と、スピンドルモータ134と、チャッキング部138と、光ピックアップ140と、移動台144と、第2ガイドシャフト148と、を含んで構成される。
トレイ130は、光ディスク200を搭載するためのものである。トレイ130は、光ディスク200よりもやや大きめの平面長方形の板状の部材からなり、上面には光ディスク200を収納するための円形の凹部からなるディスク収納部131が設けられている。
スピンドルモータ134は、スピンドルモータ134を駆動させるモータ駆動回路(図示せず)から入力される制御信号に基づいて回転する。スピンドルモータ134は、モータ駆動回路と協同して光ディスク200に対する駆動を行うドライバとして機能する。
なお、トレイ130には、スピンドルモータ134等との接触を避けるための切欠部132を設けてもよい。切欠部132は、図1に示したように、トレイ130の一方の短辺からディスク収納部131の中央部に至るまで大きく形成してもよい。
チャッキング部138は、スピンドルモータ134の上部と接触する。ディスク収納部131に収納された光ディスク200は、スピンドルモータ134の回転により回転して、ディスク収納部131から浮上する。チャッキング部138は、このようにディスク収納部131から浮上した光ディスク200を上から押さえるものである。チャッキング部138で光ディスク200を上から押さえることで、光ディスク200のディスク収納部131からの離脱を防ぐことができる。
光ピックアップ140は、光検出器、対物レンズ、該対物レンズを光ディスク200の記録面に臨ませる二軸アクチュエータ等を含んで構成される光学系モジュールである。光ピックアップ140の光検出器は、光ビームを出射する光源となる半導体レーザと、光ディスク200の記録面から反射して戻ってくる光ビームを受光する受光素子等で構成される。光ピックアップ140は、半導体レーザから光ビームを出射して、その光ビームを対物レンズによって集光し、光ディスク200の記録面に照射するとともに、記録面で反射された光ビームを光検出器で受光することで、光ディスク200の記録面に対して情報信号を書き込み、及び/または光ディスク200の記録面から情報信号を読み出すことができる。
移動台144は、光ピックアップ140を搭載するものであり、光ディスク200の径方向に第2ガイドシャフト148によって移動することができる。第2ガイドシャフト148は、移動台144を光ディスク200の径方向に移動させるものである。移動台144の移動は、第2ガイドシャフト148のボールねじ送り機構により行われてもよく、ラック・オピニオン機構、ベルト送り機構、ワイヤ送り機構などにより行われてもよい。
なお、図1では、インクジェットヘッド110にはインク滴吐出ノズル152が光ディスク200の径方向に一列に備えられている構成を図示したが、本発明は係る例に限定されない。本発明においては、インクジェットヘッドには、インク滴吐出ノズルが径方向に複数列備えられていてもよい。
以上、図1及び図2を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について説明した。次に、光ディスク200の構成について説明する。
図3は、光ディスク200の図1のA−A線における断面を概略的に示す説明図である。以下、図3を用いて光ディスク200の構成について説明する。
図3に示したように、光ディスク200は、中心孔210、記録面220および非記録面230を含んで構成される。
中心孔210は、スピンドルモータ134及びチャッキング部138に光ディスク200を嵌めるために、光ディスク200の中心部に空けられた円形の孔である。望ましくは、中心孔210の直径は15〜16mm程度である。
記録面220は、各種の情報が記録されるデータ信号記録領域と、光ディスク200の回転角を検出する基準信号記録領域と、を含んで構成される。例えば、DVD−Rの場合には、データ信号記録領域をらせん状のランド・グループ構造により形成することができる。なお、光ディスク200の記録面220の構成については後に詳述する。
非記録面230は、インクジェット印刷におけるインクの受容層(可視情報印画層)として機能し、文字、記号、写真等のレーベル情報が印刷可能に形成されている。非記録面230の印刷可能範囲は、光ディスク200の半径20〜57mmの、幅が約37mmのドーナツ型の領域であってもよい。なお、非記録面230は光ディスク200の一面に紙を貼り付けることで形成してもよい。
なお、本実施形態では、本発明の記録媒体の一例として光ディスク200を用いたが、本発明は係る例に限定されない。例えば、記録媒体は磁気ディスク、光磁気ディスク、電気的に書き換え可能なフラッシュメモリ等であってもよい。
以上、光ディスク200の構成について図3を用いて説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100における印刷部及び記録/再生部の制御の流れについて説明する。
図4は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の機能構成について説明する説明図である。以下、図4を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の機能構成について説明する。
図4に示したように、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100は、インタフェース部160と、中央制御部162と、プリント制御部170と、インク吐出駆動回路174と、機構部駆動回路176と、ヘッド駆動モータ178と、ドライブ制御部180と、記録制御回路184と、トレイ駆動回路188と、モータ駆動回路192と、信号処理部300と、を含んで構成される。
インタフェース部160は、光ディスク装置100と、外部装置(図示せず)とが信号を交信する接続部である。外部装置としては、例えばパーソナルコンピュータやDVDレコーダ、ブルーレイディスク(商標)レコーダ等の装置である。インタフェース部160は、外部装置から光ディスク200の記録面220に記録するデータ信号や、非記録面230に印刷する可視情報が入力されると、中央制御部162に入力された信号や情報を出力する。また、インタフェース部160は、光ディスク装置100が光ディスク200の記録面220から読み出したデータ信号を外部装置に出力する。
中央制御部162は、光ディスク装置100の制御全般を行うものである。具体的には、インタフェース部160から入力された可視情報に対して極座標変換を行ってプリント制御部170に出力したり、インタフェース部160から入力されたデータ信号をドライブ制御部180に出力したりする。また、中央制御部162は、ドライブ制御部180から出力される基準信号をプリント制御部170に出力する。
プリント制御部170は、中央制御部162からの極座標変換された可視情報及び基準信号の入力に基づいて、可視情報の印刷を制御する信号を、インク吐出駆動回路174と機構部駆動回路176とにそれぞれ出力する。プリント制御部170は、中央制御部162から供給された画像データ信号によって得られる画像データに基づいてインク吐出データを生成する。インク吐出データの生成について後に詳述する。
インク吐出駆動回路174は、インクジェットヘッド110を駆動させて、光ディスク200の非記録面に対してインクジェットヘッド110からインクを吐出させるものである。例えば、インク吐出駆動回路174としては、インクジェットヘッド110に設けられる電極対であってもよく、該電極対の間に、プリント制御部170から入力される信号に基づいて電位差を発生させることでインクを吐出してもよい。つまり、該電極対の間に電位差が生じることで該電極対が変形し、インクを保持するインクタンクを圧迫することでインクを吐出してもよい。
なお、図4ではインクジェットヘッド110のノズル面150から吐出されるインクを、模式的に水滴状に示している。なお、本発明はかかる構成に限られるものではなく、熱を発生させてインクジェットヘッド110からインクを吐出するようにしてもよい。
機構部駆動回路176は、ヘッドキャップ114、吸引ポンプ116、ブレード124及びヘッド駆動モータ178を駆動するものである。ヘッド駆動モータ178は、第1ガイドシャフト120を回転させて、インクジェットヘッド110を光ディスク200の径方向に移動させるモータである。
ドライブ制御部180、光ディスク200の記録面220へのデータ信号の記録、記録面220からのデータ信号の再生を制御するものである。ドライブ制御部180は、光ディスク200にデータ信号を記録したり、光ディスク200からデータ信号を再生したりする際における、光ディスク200の回転速度の制御を行ってもよい。
記録制御回路184は、音楽信号や映像信号などのデータ信号のエンコード処理や変調処理等を行うものである。トレイ駆動回路188は、光ディスク200を搭載するトレイ130を駆動するものである。
モータ駆動回路192は、ドライブ制御部180の制御に基づいて、スピンドルモータ134と、光ピックアップ140を駆動する光ピックアップ駆動モータ(図示せず)とを駆動するものである。スピンドルモータ134は、モータ駆動回路192によって光ディスク200を回転させ、光ピックアップ駆動モータは、モータ駆動回路192によって光ピックアップ140の半径方向の位置を移動させる。
信号処理部300は、光ピックアップ140から入力されるRF(Radio Frequency)信号の復調、誤り検出、訂正等の処理を行って、データ信号を再生したり、トラッキング信号を生成したりするものである。
以上、図4を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の機能構成について説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明するが、印刷方法について説明する前に従来技術の問題点について図面を参照して説明する。
図14は、光ディスク200の非記録面230に対するインクジェットヘッド110を用いた印刷を模式的に示す説明図である。ここでは、図14に示したようなパターンを2パスによるマルチパス印刷で印刷する場合について説明する。なお、図14では、説明を容易にするためにインクジェットヘッド110のインク滴吐出ノズルが1列に4つ配置されているように示しているが、インク滴吐出ノズルの配置パターンはかかる例に限定されない。
図15A〜図15Dは、図14に示したようなパターンを2パス印刷する際に、インクジェットヘッド110から吐出されるインク滴の吐出パターンを示す説明図である。まず、図15Aに示したように、インクジェットヘッド110の2つのインク滴吐出ノズルによって、非記録面230の最外周部に対するインク滴の吐出が行われる。
その後、順次図15B、図15C、図15Dに示したように、インクジェットヘッド110が光ディスク200の中心に向かって光ディスク200の径方向に移動しつつ、非記録面230に対して、インクジェットヘッド110からのインク滴の吐出が行われる。この場合では、インクジェットヘッド110は、インク滴吐出ノズル数の1/2の幅に相当する距離の移動を繰り返し、非記録面230に対する印刷を行う。
このように2パスによるマルチパス印刷を行うことによって印刷画質は向上する。しかし、非記録面230の最内周部を印刷する際に(図15D参照)インク滴吐出ノズル数の1/2の幅に相当する長さでオーバーハングが生じる。このオーバーハングにより、チャッキング部138との干渉が生じてしまう。
別のパターンを示す。図16及び図17は、光ディスク200の非記録面230に対するインクジェットヘッド110を用いた印刷を模式的に示す説明図である。ここでは4パスによるマルチパス印刷で印刷する場合について説明する。
なお、説明の便宜上、インクジェットヘッド110のインク滴吐出ノズルの数は8つであり、非記録面230の半径方向の総ドット数は16ドットであるとして説明する。そして、図16および図17では、半径方向の16ドットの内、内側の8ドットのみを示している。また、説明の便宜上、図16及び図17では二軸直交座標系によってインクの吐出パターンを説明する。また、図16及び図17で示した数字は、最外周部に対する印刷を最初の印刷(1パス目の印刷)としたときの、非記録面230への印刷回数を示している。
図16の(a)は5パス目の印刷パターンを、図16の(b)は6パス目の印刷パターンを、図16の(c)は7パス目の印刷パターンを、それぞれ示している。このように、マルチパス印刷を行うと、同一の半径位置に対して異なるインク滴吐出ノズルからインク滴を滴下することで印刷品質を向上させることができる。
続けて、図17の(a)に8パス目の印刷パターンを、図17の(b)に9パス目の印刷パターンを、図17の(c)に10パス目の印刷パターンを、図17の(d)に11パス目の印刷パターンをそれぞれ示す。
しかし、図17の(d)に示したように、非記録面230の最内周部を印刷する際には、インク滴吐出ノズル数の3/4の幅に相当する長さでオーバーハングが生じる。このオーバーハングにより、チャッキング部138との干渉が生じてしまう。
なお、一般にマルチパス印刷によって非記録面を印刷する場合における印刷回数(マルチパススキャン数)は、
(半径方向総ドット数)/(ノズル数)×(マルチパス数)+(マルチパス数)−1
となる。例えば、半径方向の総ドット数が16ドットで、マルチパス数が4、ノズル数が8つである場合、マルチパススキャン数は11となる。
このように、従来のマルチパス印刷では、記録媒体の非記録面の最内周部を印刷する際にインクジェットヘッドのオーバーハングが生じ、このインクジェットヘッドのオーバーハングによってチャッキング部138との干渉が生じてしまう問題があった。そこで本発明においては、マルチパス印刷によって印刷する場合において、記録媒体の非記録面の最内周部を印刷する際に、印刷パターンを変化させて印刷する。そして、印刷パターンを変化させて印刷することで、インクジェットヘッドがオーバーハングしないようにして、チャッキング部138との干渉を生じさせないようにすることを特徴とする。以下、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について、詳細に説明する。
図5及び図6は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する流れ図である。以下、図5及び図6を用いて、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する。
まず、図5を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた光ディスク200の非記録面230への印刷方法の概要を説明する。光ディスク装置100を用いて非記録面230へ印刷するには、まずプリント制御部170で印刷データを処理してインク吐出データを生成し、インク吐出駆動回路174へインク吐出データを転送する(ステップS102)。
ここで、プリント制御部170によるインク吐出データの生成は、例えば特開2008−27535号公報等に記載されている方法を用いることができるが、ここで図面を参照しながらプリント制御部170によるインク吐出データの生成方法の一例について説明する。
図6は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の、プリント制御部170によるインク吐出データの生成方法の一例について説明する流れ図である。以下、図6を用いてプリント制御部170によるインク吐出データの生成方法の一例について説明する。
インク吐出データを生成するには、まずR(赤)、G(緑)、B(青)の各色の階調値で表現された画像データを、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色のドット(画素)分布により表現されるCMYKデータに変換する(ステップS122)。このCMYKデータを表現する各ドットは、変換前の画像データに基づいたそれぞれの階調値を有している。その階調値は、本実施形態では0〜255(8ビット)の値をとる。なお階調値の範囲は係る例に限定されないことは言うまでもない。
CMYKデータへの変換が完了すると、続いて二軸直交座標で表されたCMYKデータの各色のデータを、極座標(Rθ)データに変換する(ステップS124)。二軸直交座標から極座標への変換は、例えばニアレストネイバー法、バイリニア法、ハイキュービック法等の一般的な方法によって解像度を変換し、光ディスク200の非記録面230の大きさに見合った極座標データに変換することができる。
CMYKデータの各色のデータの極座標データへの変換が完了すると、続いて光ディスク200の非記録面230の内外周濃度補正演算を行う(ステップS126)。内外周濃度補正演算は、極座標データの各ドットの階調値に対して重み付けを行う演算である。具体的には、内外周濃度補正演算は極座標データの内周側に至るに伴ってドットの階調値を小さくする演算である。
内外周濃度補正による重みは、重み付けの対象となるドットを中心とした単位面積当たりのドット数と、極座標データの最外周に位置するドットを中心とした単位面積当たりのドット数との比によって算出してもよい。本実施形態においては、重み付けの対象となるドットの半径値と、極座標データの最外周に位置するドットの半径値との比により近似的に算出する。
重み付けの対象となるドットdの半径値をr、極座標データの最外周に位置するドットdの半径値をrとすると、ドットdに対する重みW(d)は、W(d)=r/rにより算出される。例えば、ドットdの半径値rがr=30mm、ドットdの半径値をrがr=60mmであった場合、重みW(d)は0.5となる。
このように、各ドットに対する重みWを近似的に算出することで、同じ半径値に位置するドットに対する重みを同じ重みにすることができる。そのため、メモリ(図示せず)に記憶させる重みの数を少なくでき、メモリの容量を小さくできるとともにメモリの消費電力を抑えることができる。
なお、内外周濃度補正演算は、上述の方法の他に、特開2008−27534号公報に開示された方法を用いてもよい。特開2008−27534号公報には、回転駆動される記録媒体の印刷面に対するインク滴の滴下位置(言い換えれば、滴下するか否かが決定される位置)を、印刷対象物の周方向に等間隔となるように設定して、印刷面内において略均等な印刷濃度で可視情報の印刷を行う方法が開示されている。
内外周濃度補正演算が完了すると、続いて補正後のCMYKデータの各色のデータを1ビットのデータに変換する2値化処理を行って、インク吐出データを生成する(ステップS128)。本実施形態においては、2値化処理は誤差拡散法によって行われる。誤差拡散法としては、Floyd-Steinberg型やJarvis, Judice
& Ninke型などがある。
ステップS128で生成されるインク吐出データは、光ディスク200の非記録面230において、各ドットが対応する位置にインク滴を滴下するか否かを表すデータである。本実施形態においては、2値化したインク吐出データの各ドットの階調値は0と1(1ビット)で表される。階調値が“1”であるドットには、光ディスク200の非記録面230上の対応するドットにインク滴が滴下され、階調値が“0”であるドットにはインク滴は滴下されない。
上記ステップS128においてインク吐出データの生成が完了すると、光ディスク200の径方向に並ぶインク滴吐出ノズル152の数、インク滴吐出ノズル152からの吐出周波数、光ディスク200の回転速度に応じてインク吐出データの並び替えを行う(ステップS130)。インク吐出データの並び替えには、例えばインク滴吐出ノズル152の数に応じたインク吐出データの分割や、光ディスク200の回転速度に応じて間引き印刷を行う際におけるインク吐出順の変更が含まれる。
ここで、ステップS130におけるインク吐出データの並び替えによって、光ディスク200の非記録面230の最内周部における印刷パターンを変化させることで、インクジェットヘッド110のオーバーハング量を減少させる。インクジェットヘッド110のオーバーハング量を減少させることで、インクジェットヘッド110とチャッキング部138との干渉を防ぐことができる。
以下において、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷パターンの変化例を例示して説明する。なお、以後の変化例の説明で使用するインク吐出パターンの説明図については、断りの無い限り、非記録面230の半径方向の総ドット数は16ドットであり、各図面中においては、そのうち内側の8ドットのみを示すものとする。また、インクジェットヘッド110のインク滴吐出ノズルの数は8つであるとする。
(変化例1)
図7は、本発明の一実施形態にかかる印刷方法における印刷パターンの第1の変化例について示す説明図であり、図8は、図7に示した印刷パターンを実現するためのインク吐出データについて説明する説明図である。
図7は、図16および図17に示した4パスのマルチパス印刷に対して、内側の4ドットの印刷パターンを変化させた場合について示したものである。図7の(a)〜(c)は、図16の(a)〜(c)と同じく、4パスのマルチパス印刷を行った場合の印刷パターンについて示したものである。そして、図7の(d)、(e)は、内側の4ドットに対する印刷パターンを変化させた場合について示したものである。なお、図7(a)では、横方向に回転方向吐出タイミングを、縦方向に半径方向絶対位置を示しており、インクジェットヘッド110の近傍に付した数字は、インク滴吐出ノズル152のノズルNo.を表している。
すなわち、図7(d)に示したように、8パス目の印刷時には、図17の(a)に示した、従来の8パス目の印刷において印刷していなかったドット(当該ドットは図中に太枠で示す)に対してもインク滴の滴下を行う。そして、図7(e)に示したように、9パス目の印刷時には、図17の(b)に示した、従来の9パス目の印刷おいて印刷していなかったドット(当該ドットは図中に太枠で示す)に対してもインク滴の滴下を行う。
このように、非記録面230の最内周部分における印刷パターンを、他の部分における印刷パターンと変化させることで、インクジェットヘッド110のオーバーハング量がインク滴吐出ノズル数の1/4の幅に相当する長さに抑えることができる。従って、印刷パターンを変化させることでインクジェットヘッド110とチャッキング部138との干渉を防ぐことができる。
図8は、図7に示した印刷パターンを実現するためのインク吐出データについて示す説明図である。図8(a)は、横軸に回転方向吐出タイミングを、縦軸に半径方向絶対位置を示しており、横軸および縦軸の数値は図7(a)に示した数値と対応している。
また、図8(b)は、図7(d)に示した本変形例にかかる8パス目の印刷時におけるインク吐出データを示したものであり、図8(c)は、図7(e)に示した本変形例にかかる9パス目の印刷時におけるインク吐出データを示したものである。図8(b)および図8(c)においては、横軸に回転方向吐出タイミングを、縦軸にノズルNo.を示している。なお、図8(a)〜(c)において、“0”はインクを吐出しないドットを示し、“1”はインクを吐出するドットを表している。
上記ステップS130において、図8(b)及び(c)に示したようにインク吐出データを並び替えることで、図7に示したような印刷パターンを実現することが出来る。その結果、インクジェットヘッド110のオーバーハング量がインク滴吐出ノズル数の1/4の幅に相当する長さに抑えることができる。
(変化例2)
図9は、本発明の一実施形態にかかる印刷方法における印刷パターンの第2の変化例について示す説明図である。ここで、図9は2パスによるマルチパス印刷時の印刷パターンを示したものである。
図9(a)は、従来の2パスによるマルチパス印刷時の印刷パターンについて示したものである。図9(a)に示したように、従来は4パス目の印刷が完了すると、4つ分のインク滴吐出ノズル152に相当する距離分、インクジェットヘッド110を移動させる。そして、ノズルNo.が0〜3のインク滴吐出ノズル152を用いて、最内周の印刷である5パス目の印刷を実行する。従って、従来においては、図9(a)に示したように、インク滴吐出ノズル数の1/2の幅に相当する長さ分のオーバーハングが生じていた。
ここで、本変化例では、図9(b)に示したように、5パス目の印刷を行う際に、インクジェットヘッド110の送り量(移動量)を半分にしている。すなわち、上記ステップS130において、図9(b)に示したような印刷を実現するようにインク吐出データを並び替える。図9(b)に示したように、インクジェットヘッド110の移動量を半分にすることで、インクジェットヘッド110のオーバーハング量がインク滴吐出ノズル数の1/4の幅に相当する長さに抑えることができる。
従って、図9に図示したように、最内周の印刷を行う際にインクジェットヘッド110の移動量を減らして印刷することで、インクジェットヘッド110とチャッキング部138との干渉を防ぐことができる。なお、図9に示した例ではインクジェットヘッド110の移動量を半分にしたが、本発明においては係る例に限定されないことは言うまでもない。インクジェットヘッド110の移動量はインク滴吐出ノズル152一つ分の幅であっても構わないが、インク滴吐出ノズル152一つ分の幅だけ移動させると、インク滴が吐出されないノズルが存在すると、印刷不良が生じるラインが必ず並んでしまうことになる。従って、インクジェットヘッド110の移動量は、少なくともインク滴吐出ノズル152二つ分の幅以上であることがより望ましい。
(変化例3)
図10〜13は、本発明の一実施形態にかかる印刷方法における印刷パターンの第3の変化例について説明する説明図である。図10は、従来の2パスによるマルチパス印刷時の印刷パターンについて示した説明図であり、図11は、図10に示した従来の2パスによるマルチパス印刷時のインク吐出データについて示す説明図である。そして、図12は本変化例にかかる印刷パターンについて示す説明図であり、図13は、図12に示した本変化例にかかる印刷パターンを実現するインク吐出データについて示す説明図である。
まず、図10及び図11を用いて、従来の2パスによるマルチパス印刷時の印刷パターンについて説明する。図10(a)は、3パス目の印刷が完了した時点における非記録面230へのインクの吐出状態を示したものである。そして、図10(b)は、2パスによるマルチパス印刷における4パス目の印刷パターンを示したものであり、図10(c)は、2パスによるマルチパス印刷における5パス目の印刷パターンを示す説明図である。
図11(a)は、横軸に回転方向吐出タイミングを、縦軸に半径方向絶対位置を示しており、横軸および縦軸の数値は図10に示した数値と対応している。
また、図11(b)は、図10(b)に示した4パス目の印刷時におけるインク吐出データを示したものであり、図11(c)は、図10(c)に示した5パス目の印刷時におけるインク吐出データを示したものである。図11(b)および図11(c)においては、横軸に回転方向吐出タイミングを、縦軸にノズルNo.を示している。なお、図11(a)〜(c)において、“0”はインクを吐出しないドットを示し、“1”はインクを吐出するドットを表している。
図11に示したように、従来においては図10(c)に示したように、5パス目の印刷を実行する際に、インク滴吐出ノズル数の1/2の幅に相当する長さ分のオーバーハングが生じていた。そこで、本変化例では、4パス目の印刷を実行する際に、最内周のドットから4ドットに対しては、2パスによるマルチパス印刷は行わずに、一度の印刷動作で全て印刷する。
このように、再内周部を印刷する際に、マルチパス印刷ではなく一度の印刷動作によって全ての印刷対象ドットを印刷することで、インクジェットヘッド110のオーバーハングを生じさせずに印刷することができる。
以上、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷パターンの変化例について、3通り例示して説明した。なお、本発明における印刷パターンは係る例に限られないことは言うまでもない。
図5に戻って、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法についての説明を続ける。上記ステップS102で、プリント制御部170でのインク吐出データの生成及びインク吐出駆動回路174へのインク吐出データの転送が完了すると、続いて光ディスク200の回転や、光ピックアップ140(Optical Pickup;OP)の駆動を制御する(ステップS104)。そして、インクジェットヘッド110に対して印刷前のメンテナンスを実行する(ステップS106)。インクジェットヘッド110に対する印刷前のメンテナンスとは、例えばブレード124を用いたノズル面150の払拭による、インク滴吐出ノズル152の表面に残存したインクの除去等である。
インクジェットヘッド110に対する印刷前のメンテナンスが完了すると、インクジェットヘッド110を印刷開始位置へ移動させる(ステップS108)。そして、ステップS108のインクジェットヘッド110の印刷開始位置への移動が完了すると、光ディスク200の非記録面230に対して、上記ステップS130において並び替えが行われたインク吐出データに基づいて印刷を開始する(ステップS110)。
インク吐出データに基づいた、光ディスク200の非記録面230に対する印刷が完了すると、インクジェットヘッド110に対して印刷後のメンテナンスを実行する(ステップS112)。インクジェットヘッド110に対する印刷後のメンテナンスとは、例えばブレード124を用いたノズル面150の払拭による、インク滴吐出ノズル152の表面に残存したインクの除去等である。
インクジェットヘッド110に対する印刷後のメンテナンスが完了すると、光ディスク200の回転や光ピックアップ140の駆動を停止して(ステップS114)、光ディスク200の非記録面230への印刷を完了する。
以上、図5及び図6を用いて、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明した。以上説明したように、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100及び光ディスク装置100を用いた印刷方法によれば、光ディスク200の非記録面230をマルチパス印刷によって印刷する際に、再内周部を印刷するときには印刷パターンを変化させて印刷する。再内周部の印刷時に印刷パターンを変化させて印刷することで、インクジェットヘッド110のオーバーハング量を減らして印刷したり、オーバーハングを生じさせないように印刷したりすることができる。
なお、上述した本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法は、光ディスク装置100の内部に格納したコンピュータプログラムを、中央制御部162が順次読み出すことによって行ってもよい。例えば、かかるプログラムを実行することで、プリント制御部170やインク吐出駆動回路174を制御して、光ディスク200の非記録面230に対して印刷してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について上面から示す説明図である。 本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について側面から示す説明図である。 光ディスク200の図1のA−A線における断面を概略的に示す説明図である。 本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の機能構成について説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する流れ図である。 本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する流れ図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷方法における印刷パターンの第1の変化例について示す説明図である。 図7に示した印刷パターンを実現するためのインク吐出データについて説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷方法における印刷パターンの第2の変化例について示す説明図である。 従来の2パスによるマルチパス印刷時の印刷パターンについて示した説明図である。 従来の2パスによるマルチパス印刷時のインク吐出データについて示す説明図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷方法における印刷パターンの第3の変化例について説明する説明図である。 図12に示した印刷パターンを実現するインク吐出データについて示す説明図である。 非記録面230に対するインクジェットヘッド110を用いた印刷を模式的に示す説明図である。 図14に示したようなパターンを2パス印刷する際に、インクジェットヘッドから吐出されるインク滴の吐出パターンを示す説明図である。 図14に示したようなパターンを2パス印刷する際に、インクジェットヘッドから吐出されるインク滴の吐出パターンを示す説明図である。 図14に示したようなパターンを2パス印刷する際に、インクジェットヘッドから吐出されるインク滴の吐出パターンを示す説明図である。 図14に示したようなパターンを2パス印刷する際に、インクジェットヘッドから吐出されるインク滴の吐出パターンを示す説明図である。 光ディスク200の非記録面230に対するインクジェットヘッド110を用いた印刷を模式的に示す説明図である。 光ディスク200の非記録面230に対するインクジェットヘッド110を用いた印刷を模式的に示す説明図である。
符号の説明
100 光ディスク装置
110 インクジェットヘッド
112 インクカートリッジ
113 連結部
114 ヘッドキャップ
115 チューブ
116 吸引ポンプ
117 チューブ
118 廃インク吸収体
120 第1ガイドシャフト
122 シャフト支持部
124 ブレード
130 トレイ
131 ディスク収納部
132 切欠部
134 スピンドルモータ
138 チャッキング部
140 光ピックアップ
144 移動台
148 第2ガイドシャフト
150 ノズル面
152 インク滴吐出ノズル
152a シアン吐出ノズル
152b マゼンダ吐出ノズル
152c イエロー吐出ノズル
160 インタフェース部
162 中央制御部
170 プリント制御部
174 インク吐出駆動回路
176 機構部駆動回路
178 ヘッド駆動モータ
180 ドライブ制御部
184 記録制御回路
188 トレイ駆動回路
192 モータ駆動回路
200 光ディスク
210 中心孔
220 記録面
230 非記録面
300 信号処理部

Claims (6)

  1. 着脱可能に装着されて回転駆動されているディスク状の記録媒体の非記録面に対して、該記録媒体の径方向に移動しつつインク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷部と、
    前記記録媒体の中心をチャッキングするチャッキング部と、
    回転駆動されている前記記録媒体の径方向への前記印刷部の移動を制御するとともに、前記印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御部と、
    を備え、
    前記印刷部は、前記記録媒体の径方向に複数のインク滴吐出ノズルを備え、異なる前記インク吐出ノズルからのインクの吐出によって前記非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷し、
    前記制御部は、前記非記録面の印刷可能領域の内周部における複数のインク滴吐出ノズル長分未満の最内周領域に対して前記チャッキング部との干渉を避けて前記印刷部で印刷する際に、非記録面の他の箇所に対する印刷パターンとは、前記印刷部の移動量及び/または前記マルチパス印刷のパス数が異なる印刷パターンで印刷して前記チャッキング部との干渉を避けるよう前記印刷部を制御する、印刷装置。
  2. 前記制御部は、前記非記録面の前記最内周領域をマルチパス印刷する際に、前記非記録面の他の箇所よりマルチパス印刷のパス数を減らして印刷するよう前記印刷部を制御する、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記非記録面の前記最内周領域を前記マルチパス印刷する際に、前記印刷部の移動量を他の箇所の移動量より小さくするよう前記印刷部を制御する、請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記非記録面の前記最内周領域に対して、同一の前記インク吐出ノズルからのインクの吐出によって前記非記録面の同一半径位置に対して印刷するよう前記印刷部を制御する、請求項1に記載の印刷装置。
  5. 着脱可能に装着されて回転駆動されているディスク状の記録媒体の非記録面に印刷する可視情報の印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、
    複数のインク滴吐出ノズルを備える印刷部によって、該記録媒体の径方向に移動しつつ異なる前記インク吐出ノズルからのインクの吐出によって前記非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷する印刷ステップと、
    前記非記録面の印刷可能領域の内周部における複数のインク滴吐出ノズル長分未満の最内周領域に対して記録媒体の中心をチャッキングするチャッキング部との干渉を避けて前記印刷部で印刷する際に、非記録面の他の箇所に対する印刷パターンと前記印刷部の移動量及び/または前記マルチパス印刷のパス数が異なる印刷パターンで印刷して前記チャッキング部との干渉を避けるよう前記印刷部を制御する制御ステップと、
    を含む、印刷方法。
  6. 着脱可能に装着されて回転駆動されているディスク状の記録媒体の非記録面に印刷する可視情報の印刷データを生成する印刷データ生成ステップと、
    複数のインク滴吐出ノズルを備える印刷部によって、該記録媒体の径方向に移動しつつ異なる前記インク吐出ノズルからのインクの吐出によって前記非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷する印刷ステップと、
    前記非記録面の印刷可能領域の内周部における複数のインク滴吐出ノズル長分未満の最内周領域に対して記録媒体の中心をチャッキングするチャッキング部との干渉を避けて前記印刷部で印刷する際に、非記録面の他の箇所に対する印刷パターンと前記印刷部の移動量及び/または前記マルチパス印刷のパス数が異なる印刷パターンで印刷して前記チャッキング部との干渉を避けるよう前記印刷部を制御する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させる、コンピュータプログラム。
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