JP4539579B2 - ランプ装置の光軸調整方法 - Google Patents
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Description
このようなランプ装置は、ガラス製の管球内部に、光を発生する電極が封入されており、電力供給用の外部配線と電極とを電気的に接続するための外部端子が、管球の端部に設けられている。
これに対し、特許文献1や特許文献2に記載のような完全な密閉構造としたランプ装置では、管球の一端がハウジング(リフレクタ)の支持開口部に差し込まれていて、開口部内周面と管球外周面との間隙に接着性材料(特許文献1に於ける接着部29a並びに特許文献2に於けるセメント11)を充填することにより管球の一端を支持する構造となっているため、接着性材料が硬化した後は光軸のアライメントが不可能となる。従って、接着性材料を充填硬化する前に、管球を適正位置に調整する作業を行う必要があるがその作業は容易ではない。また、精度の高い状態で光軸を調整することも大変困難であった。
ハウジングに形成される支持開口部の形状、個数についても特に限定されないが、支持開口部の個数は管球体の形状や支持箇所の個数に合わせて、1つ(管球体を片側支持する場合)、または2つ(管球体を両側支持する場合)とする。
管球体の露出部を仮保持する位置調整機構は、管球体を一時的に保持しながら上下、前後並びに管球体軸方向に移動調整することができる機構を備えたものであり、例えば、ランプ本体の管球体の周面に対して等分割された四方から押しつける4本の位置調整ネジと、管球体端面から管球体の軸方向に押しつける軸方向調整ネジとを備えた機構のものが好適である。
また、上記接着性材料には、熔着(溶融)ガラス、セラミックセメント等を用いることができる。
上記発明において、前記位置調整機構が、ランプ本体の管球体の周面に対して等分割された四方から押しつける4本の位置調整ネジと、管球体端面から管球体の軸方向に押しつける軸方向調整ネジとを備えている構成とするのがよい。
これにより、位置調整ネジによってランプ本体を上下、前後に、また軸方向調整ネジによってランプ本体を管球体の軸方向に移動させることにより、ランプ本体を理想とする最も好ましい位置に容易に正確に移動調整することができる。
ハウジング10の内部には、ランプ本体20を収納するための空間が形成され、また、その内壁面17が凹面反射鏡となるように鏡面仕上げしてある。
左右の側板13には、それぞれ支持開口部13aが形成してあり、管球体21の棒状の端部が貫通されている。この支持開口部13aとランプ本体20の管球体21との間にはランプ本体20の位置を微調整することが可能な間隙が設けられ、後述の手段により位置調整を行った後、熔着ガラス等の接着性材料Aでその間隙が埋められてハウジング内部が密閉される。
この状態で、ランプ本体20の夫々の外部端子23に電源を接続してランプ本体20を点灯し、ランプ本体20から小孔40を通過する光束の輝点を夫々対をなすターゲットマーク41に合致するように、位置調整機構30の各調整ネジ33,34を螺進後退させてランプ本体20を上下、前後並びに軸方向に移動させることにより、ランプ本体20を理想とする最も好ましい位置に正確に且つ精度よく調整することができる。
ランプ本体20の位置を適性位置に調整したあと、その姿勢を位置調整機構30により保持させた状態で、ハウジング10の支持開口部13aと管球体21との間隙に熔着ガラス、セラミックセメント等の接着性材料Aを充填すると共に、位置決め用小孔40を上記接着性材料Aと同様な接着性材料Bを充填して密封することによりハウジング10の内部を気密封止する。そして、支持開口部13aの間隙を埋めた接着性材料Aが硬化した後、位置調整機構30をハウジング10から取り外すことにより図4に示すランプ装置が完成する。尚、支持開口部13aと管球体21との間隙を接着性材料Aで埋める際に、その作業がハウジング外部から実行できるように、位置調整機構30の機枠32に図1に示すような空隙が形成されていることは勿論である。
11:窓孔
12:ボディ
13:側板
13a:支持開口部
14:板ガラス
20:ランプ本体
21:管球体
22:電極
23:外部端子
30:位置調整機構
32:位置調整ネジ
33:軸方向調整ネジ
40:位置決め用小孔
41:ターゲットマーク
42:スクリーン
A: 接着性材料
B: 接着性材料
Claims (2)
- 照明光を発生する電極を管球体に封入した状態で支持するとともに電極と導通する外部端子が管球体の端部に形成されたランプ本体と、
ランプ本体の発光領域からの照明光を出射する密封窓孔とランプ本体を支持する支持開口とが形成されるとともに、内面に発光領域からの照明光を反射して窓孔に導く反射面が形成されたハウジングとを備えたランプ装置の光軸調整方法であって、
ランプ本体の管球体端部をハウジングの支持開口部に遊嵌状態で位置調整可能に貫通させ、ハウジング外部で管球体の露出部を仮保持する位置調整機構をハウジングに着脱可能に取り付け、
ランプ本体の発光領域からの光の通過を許す位置決め用の小孔をハウジングに形成し、
ランプ本体の発光領域の中心点となる理想位置と前記位置決め用小孔とを結ぶ直線の延長線上でハウジング外方にターゲットマークを配置させ、
ランプ本体から小孔を通過する光束の輝点をターゲットマークに合致するように位置調整機構によってランプ本体を移動させることによりランプ本体の位置決めを行い、
該位置調整機構によりランプ本体を保持させた状態で、ハウジングの支持開口部内周面と管球体外周面との間隙に接着性材料を充填すると共に位置決め用小孔を密封してハウジング内部を気密封止し、
管球体とハウジングの支持開口部との間隙を埋めた接着性材料が硬化した後、位置調整機構をハウジングから取り外すようにしたことを特徴とするランプ装置の光軸調整方法。 - 前記位置調整機構が、ランプ本体の管球体の周面に対して等分割された四方から押しつける4本の位置調整ネジと、管球体端面から管球体の軸方向に押しつける軸方向調整ネジとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のランプ装置の光軸調整方法。
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JP2006035902A JP4539579B2 (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | ランプ装置の光軸調整方法 |
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JP2007220310A JP2007220310A (ja) | 2007-08-30 |
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2006
- 2006-02-14 JP JP2006035902A patent/JP4539579B2/ja active Active
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