JP4539082B2 - 無線情報通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は,非接触式にデータ通信を行う無線情報通信にかかり,特に,無線情報通信システム,ユーザ端末,通信目的装置,無線情報通信方法,およびプログラムに関する。
近日,インターネット等の公衆通信網を介して,世界中のあらゆる情報をパーソナルコンピュータ等の端末から入手できるようになった。このような情報の通信方法を利用して,例えば,今から行こうと考えている店舗が有するホームページから地図をダウンロードし,印刷して持ち歩いたり,また,ユーザの情報をホームページを介して登録したりしていた。
また,これから利用する店舗の情報が欲しいと考えたとき,上記のような固定された端末に制限されず,無線通信によって店舗側から情報を入手し,さらに無線通信によって店舗側に個人情報を送信する技術も知られている(例えば,特許文献1)。
このような無線による情報交換を行うことができる装置の典型例としては,ICタグやICカードが挙げられる。かかるICタグやICカードは非接触式にデータ通信を行うことが可能で,例えば,値札のICタグから電子的に値段を読み取ったり,また,ICカードによって認証に必要な固定情報を定型の方法で読み取ったりしていた。
上記のようなICタグやICカードとの情報交換には,当初,情報選択の余地がなかった。しかし,情報送信機器が複数の情報を有す場合,このようなICカードやICタグに書き込むときにその複数の情報から書き込むべき情報を選択して書き込み,または,読み込んだ複数の情報を一旦表示手段に表示し,選択された情報のみを記憶する技術も知られるようになった(例えば,特許文献2)。
特開2002−353874号公報 特開2002−269508号公報
しかしながら,上記の無線情報通信システムは,情報の取得や送出における容易性に欠け,無線による通信から与えられるセキュリティ面の不安も少なくはなかった。
本発明は,従来の無線情報通信システムが有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,固定の場所に拘束されず,あらゆる場所において,簡単なハンドアクションによる情報の取得,送出を,狭い空間内で確実かつ安全に行うことが可能な,新規かつ改良された無線情報通信システム,ユーザ端末,通信目的装置,無線情報通信方法およびプログラムを提供することである。
上記課題を解決するために,本発明の第1の観点によれば,ユーザにより移動自在なユーザ端末と;上記ユーザ端末の通信目的である通信目的装置とを利用して無線電波により非接触式にデータ通信を行う無線情報通信方法であって:上記ユーザ端末において,上記通信目的装置に書き込むデータを選択する書き込みデータ選択工程と;上記通信目的装置からの所定範囲内において,上記ユーザ端末を上記通信目的装置に翳すユーザ端末配置工程と;上記ユーザ端末の入力部の操作に応じて,上記書き込みデータ選択工程によって選択されたデータを,上記通信目的装置に書き込むデータ書き込み工程とを含む無線情報通信方法であって,上記データ書き込み工程は,上記ユーザ端末が,上記通信目的装置に書き込むことができるデータ形式リストの送信要求を上記通信目的装置に送信する工程と;上記通信目的装置が,上記ユーザ端末にデータ形式リストを送信する工程と;上記ユーザ端末が,ユーザに上記データ形式リストからデータ形式を選択させる工程と;上記ユーザ端末が,上記通信目的装置に,上記選択されたデータ形式で上記選択されたデータを送信する工程とを含むことを特徴とする,無線情報通信方法が提供される。上記データ形式は,TEXT,RICH_TEXT,ASCII,EUC,JIS,BMP,JPEG,MPEG,GIF,TIFFからなる群より選択された1または2以上のフォーマットであっても良い。
かかる構成により,ユーザ端末と通信目的装置との間で送受信されるデータのデータ形式を互いに確認することができる。ユーザ端末や通信目的装置は,各々処理できるデータ形式を複数有し,その種類が多いほど,汎用性が高くなる。このようなデータ形式の選択を導入することで,データ形式を規格化または統一化する必要もなくなり,本通信方法を多くのユーザが利用することが可能となる。
上記データ形式は,予め選択する優先順位が設定され,上記ユーザ端末が,ユーザに上記データ形式リストからデータ形式を選択させる工程の代わりに,上記ユーザ端末が,上記優先順位に従って上記データ形式リストから自動的にデータ形式を選択する工程を含むとしても良い。
かかる構成により,上記データ形式を毎回選択する手間を省くことが可能となり,容易にデータの書き込みを行うことができる。
また,上記選択したデータのデータ形式が,上記データ形式リストの中にない場合,上記ユーザ端末が,ユーザに上記データ形式リストからデータ形式を選択させる工程と,上記ユーザ端末が,上記通信目的装置に,上記選択されたデータ形式で上記選択されたデータを送信する工程との間に,上記データ形式リスト中のデータ形式に変換する工程をさらに含むとしても良く,上記選択されたデータ形式が上記通信目的装置に書き込むことができないデータ形式である場合,上記ユーザ端末が,上記通信目的装置に,上記選択されたデータ形式で上記選択されたデータを送信する工程の後に,上記通信目的装置が,書き込むことができるデータ形式に変換する工程をさらに含んでも良い。
かかる構成により,ユーザ端末と通信目的装置との間で通信可能なデータ形式が増え,両者間で生じるデータ形式の不整合を緩和できる。
上記課題を解決するために,本発明の第2の観点によれば,ユーザにより移動自在なユーザ端末と;上記ユーザ端末の通信目的である通信目的装置とを利用して無線電波により非接触式にデータ通信を行う無線情報通信方法であって:上記通信目的装置からの所定範囲内において,上記ユーザ端末を上記通信目的装置に翳すユーザ端末配置工程と;上記ユーザ端末の入力部の操作に応じて,上記通信目的装置に記憶されているデータを読み取るデータ読み取り工程とを含む無線情報通信方法であって,上記データ読み取り工程は,上記ユーザ端末が,上記通信目的装置から読み取ることができるデータのデータ形式リストの送信要求を上記通信目的装置に送信する工程と;上記通信目的装置が,上記ユーザ端末にデータ形式リストを送信する工程と;上記ユーザ端末が,ユーザに上記データ形式リストからデータ形式を選択させる工程と;上記ユーザ端末が,上記通信目的装置に,上記選択されたデータ形式を送信する工程と;上記通信目的装置が,上記ユーザ端末に上記送信されたデータ形式で記憶されているデータを送信する工程とを含むことを特徴とする,無線情報通信方法が提供される。上記データ形式は,TEXT,RICH_TEXT,ASCII,EUC,JIS,BMP,JPEG,MPEG,GIF,TIFFからなる群より選択された1または2以上のフォーマットであっても良い。
かかる構成により,ユーザ端末と通信目的装置との間で送受信されるデータのデータ形式を互いに確認することができる。ユーザ端末や通信目的装置は,各々処理できるデータ形式を複数有し,その種類が多いほど,汎用性が高くなる。このようなデータ形式の選択を導入することで,データ形式を規格化または統一化する必要もなくなり,本通信方法を多くのユーザが利用することが期待できる。
また,上記データ形式は,予め選択する優先順位が設定され,上記ユーザ端末が,ユーザに上記データ形式リストからデータ形式を選択させる工程の代わりに,上記ユーザ端末が,上記優先順位に従って上記データ形式リストから自動的にデータ形式を選択する工程を含むとしても良い。
かかる構成により,上記データ形式を毎回選択する手間を省くことが可能となり,容易にデータの書き込みを行うことができる。
また,上記選択されたデータ形式が上記通信目的装置に記憶されていないデータ形式である場合,上記通信目的装置が,上記ユーザ端末に上記送信されたデータ形式で記憶されているデータを送信する工程の代わりに,上記通信目的装置が,上記ユーザ端末に上記送信されたデータ形式で記憶されているデータを上記選択されたデータ形式に変換して送信する工程を含むとしても良く,上記データ形式リストの中に上記ユーザ端末が読み取ることのできるデータ形式がない場合,上記通信目的装置が,上記ユーザ端末に上記送信されたデータ形式で記憶されているデータを送信する工程の後に,上記ユーザ端末が,受信したデータのデータ形式を上記ユーザ端末が読み取ることの出来るデータ形式に変換する工程をさらに含むとしても良い。
かかる構成により,ユーザ端末と通信目的装置との間で通信可能なデータ形式が増え,両者間で生じるデータ形式の不整合を緩和できる。
また,上記ユーザ端末と通信目的装置は,1つの装置として備えることもでき,受信要求または送信要求を行う場合,上記ユーザ端末として機能し,他の装置からの送信要求または受信要求に応じる場合,上記通信目的装置として機能する。また,その時,機能的に重複する,例えば,アンテナ部等は,ユーザ端末と通信目的装置の機能毎に設けられても良いし,1つの重複部のみを設け,各機能で共有することもできる。
以上説明したように本発明によれば,固定の場所に拘束されず,あらゆる場所において利用可能であり,ユーザが簡単なハンドアクションで,情報の取得,送出を行える。また,NFCは,狭い空間内でのみ通信可能なので,閉鎖された空間により確実,かつ安全な通信を実行できる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態:無線情報通信システム)
本実施形態におけるNFCを利用した無線情報通信システムは,10cm以内の距離においてユーザが有するユーザ端末と有体物に設けられた無線目的装置とが非接触式にデータ通信を行うシステムである。上記NFCは,13.56MHzのRF搬送波周波数と最大212Kbpsの通信速度を有する。
図1は,このような無線情報通信システムを概略的に表した説明図である。
図1では,ユーザ110が,ユーザ端末112としての携帯電話を有し,有体物114としてのポスターに添付された通信目的装置116の情報を得ようとしている。
上記ユーザ端末112は,通信目的装置116から情報を得るための,または,他の通信目的装置に情報を与えるためのスイッチを有し,かかるユーザ端末112の配置とスイッチの操作によって,通信目的装置116とのデータ通信を行う。
上記有体物114は,広告,ポスター,掲示板,看板等の公共物を含むあらゆる物であり,従来,ユーザ110は,このような情報源から直接視覚によりデータを確認して,手帳等にメモしていた。
上記通信目的装置116は,有体物114に添付され所定の範囲でユーザ端末112と通信を行う。かかる通信目的装置116は,様々な形に形成することができ,本実施形態では,薄いカード状に形成され,有体物の表もしくは裏に貼り付けられている。また,本通信目的装置116は,バッテリーレスであり,ユーザ端末112からの電波によって電源エネルギーを受電している。
このようなNFCでは,狭い範囲内のみにおいて非接触式に通信を行うので,ユーザの視覚により通信目的とする通信目的装置を容易に把握,認識でき,ハンドアクションによる分かり易い通信処理を行うことができる。例えば,図1においては,通信目的装置116の通信範囲120は,他の通信目的装置122の通信範囲124とは重ならず,ユーザ110は,通信目的装置116とのみ確実,安全に通信を行い得る。
このような非接触式の無線通信を行う方法として,赤外線による方法(IrDa:InfraRed Data Association)やBluetooth,バーコードを2次元化したQRコード等が存在する。
しかし,上記IrDaは,光の成分を利用した通信なので,直射日光があたる屋外では使用が難しい等の問題がある。また,赤外線は指向性を有するが,本NFCのような所定の範囲に限られてはいないので,同一方向に複数のIrDa受光部がある場合,意図しない装置が反応する可能性がある。また,赤外線は同一方向以外にも,反射により意図しない装置との通信が行われる可能性があり,安全性に不安が残る。さらに赤外線においては搬送波による電力伝送は困難であり,常に電源を有する構成をとらざるを得ず,コスト面や汎用性にも問題がある。
また,上記Bluetoothでは,接続に関して複雑なメニュー操作が必要であり,通信範囲も広いことから,ハンドアクションによる目標物の選択には向いていない。このような長距離を想定した通信システムでは,電波による電力伝送は困難である。
また,QRコードでは,視認機器による画像認識を用いる必要があり,位置決め等の困難性も残る。さらには,視認不可能な状態,例えば,暗闇の中では利用できない。また,屋外の使用により汚れたバーコードは,誤った情報を発する問題を生じる。
このように,本実施形態においては,通信距離が短いことが他の通信方式にない新たな効果を生じている。
(第2の実施形態:ユーザ端末112)
図2は,無線情報通信システムに利用されるユーザ端末112の構成を表したブロック図である。
上記ユーザ端末112は,ユーザアンテナ部210と,ユーザNFC機能部212と,ユーザデータ記憶部214と,入力部216と,データ読み取り部218と,データ書き込み部220と,状態表示部222と,エラー表示部224と,ユーザ形式変換部226とから構成される。
上記ユーザアンテナ部210は,通信目的装置116と通信を行うためのアンテナであって,ユーザ端末112からの電気信号を無線電波信号に,また,通信目的装置116からの無線電波信号を電気信号に変換する。上記アンテナの長さや形状は,NFCにおける13.56MHzのRF搬送波周波数に応じて決まる。
上記ユーザNFC機能部212は,NFC半導体チップ228中に形成され,近距離での通信を目的とし,NFC通信処理の中核的役割を果たす。このユーザNFC機能部212は,NFCにより送受信される信号を処理する信号処理回路とRF(Radio Frequency)に変換するための変復調回路とを含んで構成される。
上記ユーザデータ記憶部214は,ユーザ端末112で利用されるデータを記憶し,通信目的装置116との通信データの記憶も行う。データを記憶する媒体としては,不揮発性のメモリや揮発性のメモリが利用され,ユーザNFC機能部212と共にNFC半導体チップ228に設けられる。
上記入力部216は,少なくとも1つのスイッチで構成されるが,ユーザ端末112における本実施形態以外の機能に利用される入力部と共有することもできる。例えば,本実施形態におけるユーザ端末112としての携帯電話には,電話番号入力や電子メールの文字入力のための入力ボタン群が設けられ,その1つを本実施形態に利用することもできる。また,多くのスイッチを必要としないことから,携帯電話をユーザの手で支持した状態において,親指や人差し指で押しやすい位置に配置することも可能である。
上記データ読み取り部218は,入力部216の操作に応じて,通信目的装置116からユーザNFC機能部212を介して目的とするデータを読み取り,ユーザデータ記憶部214に記憶させる。
上記データ書き込み部220は,入力部216の操作に応じて,ユーザデータ記憶部214に記憶されたデータをユーザNFC機能部212を介して通信目的装置116に送信する。
上記状態表示部222は,目的とするデータを読み取るときやデータの書き込み中を視覚的または聴覚的に知らせる機能を有す。例えば,ユーザ端末112のLEDやLCDによって,動作中であることが表示される。この時,LEDの場合は,点灯色,点灯状態(消灯,点滅,点灯)により,LCDの場合は,表示背景色,表示コメント等により確認可能である。
上記エラー表示部224は,目的とするデータの読み取り,または,記憶されたデータの書き込みにかかる時間を計時し,所定の時間内に遂行されなかったときは,状態表示部222にエラーを表示する。表示形式は,上記状態表示部222に従う。例えば,上記データの読み取りにおいて,通信目的装置116にユーザ端末112を翳して通信処理を開始した場合,状態表示部222であるLEDが消灯状態から点灯状態に変わり,ユーザ端末112のデータ読み取りが完了すると消灯状態に戻る。ユーザ端末112のデータ読み取りが何らかの原因(例えば,通信距離を維持できなくなったとき等)により失敗に終わった場合は,本エラー表示部224の構成により,LEDが点滅に変わる。
上記ユーザ形式変換部226は,通信目的装置116から読み取られたデータ,または,通信目的装置116に書き込むデータのデータ形式がユーザ端末112のユーザNFC機能部212で処理出来ないとき,処理可能なデータ形式に変換する機能を有す。かかるデータ形式は,TEXT,RICH_TEXT,ASCII,EUC,JIS,BMP,JPEG,MPEG,GIF,TIFF等であり,処理できない複数のデータ形式に応じることも可能である。
(第3の実施形態:通信目的装置116)
図3は,無線情報通信システムに利用される通信目的装置116の構成を表したブロック図である。
上記通信目的装置116は,目的アンテナ部310と,目的NFC機能部312と,目的データ記憶部314と,データ出力部316と,データ入力部318と,ロック機能部320と,目的形式変換部322と,ロックスイッチ326とから構成される。
上記目的アンテナ部310は,ユーザ端末112と通信を行うためのアンテナであって,通信目的装置116からの電気信号を無線電波信号に,また,ユーザ端末112からの無線電波信号を電気信号に変換する。上記アンテナの長さや形状は,NFCにおける13.56MHzのRF搬送波周波数に応じて決まる。
上記目的NFC機能部312は,NFC半導体チップ324中に形成され,近距離での通信を目的とし,NFC通信処理の中核的役割を果たす。この目的NFC機能部312は,NFCにより送受信される信号を処理する信号処理回路とRF(Radio Frequency)に変換するための変復調回路とを含んで構成される。
上記目的データ記憶部314は,通信目的装置116で利用されるデータを記憶し,ユーザ端末112との通信データの記憶も行う。データを記憶する媒体としては,不揮発性のメモリや揮発性のメモリが利用され,目的NFC機能部312と共にNFC半導体チップ324に設けられる。
上記データ出力部316は,ユーザ端末112の要求に応じて,目的データ記憶部314に記憶されたデータを目的NFC機能部312を介してユーザ端末112に出力する。
上記データ入力部318は,ユーザ端末112の要求に応じて,ユーザ端末112から目的NFC機能部312を介して入力されたデータを,目的データ記憶部314に記憶する。
上記ロック機能部320は,ユーザの設定に応じて,上記ユーザ端末112とのデータの出力および/または入力を禁止することができる。通信目的装置116は,ユーザ端末112からの指示によって動作するため,通信目的装置116の利用者の意志に反してデータの操作がされる可能性がある。かかるロック機能部320によって,このような動作を制限することができる。この場合,通信目的装置116に設けられたロック機能部320を有効にする手段,例えば,ロックスイッチ326を押すことによって,ユーザ端末112との通信を制限する。このような制限は,例えば,混雑した電車等において個人情報の漏洩を防ぐ。
上記目的形式変換部322は,ユーザ端末112から読み取られたデータ,または,ユーザ端末112に書き込むデータのデータ形式が通信目的装置116の目的NFC機能部312で処理出来ないとき,処理可能なデータ形式に変換する機能を有す。かかるデータ形式は,TEXT,RICH_TEXT,ASCII,EUC,JIS,BMP,JPEG,MPEG,GIF,TIFF等であり,処理できない複数のデータ形式に応じることも可能である。
また,かかる通信目的装置116は,あらゆる場所に配置されることが想定されるので,バッテリーレスで構成される場合がある。このようにバッテリーレスで構成された通信目的装置116は,通常,スリープ状態で待機し,ユーザ端末112から通信要求があったときに,そのユーザ端末112から得られる電波によるエネルギーを電源として,ユーザ端末112に応じて動作する。
(第4の実施形態:ユーザ端末112,通信目的装置116)
図4は,上述したユーザ端末112と通信目的装置116とが1つの装置として構成される場合のブロック図である。ここでは,通信目的装置116の機能がユーザ端末112に含まれて形成されている。
かかるユーザ端末112は,第2の実施形態で説明したユーザ端末112にロック機能部320が加えられている。また,ユーザデータ記憶部214は,目的データ記憶部314としても機能し,データ読み取り部218とデータ書き込み部220は,データ入力部318とデータ出力部316とを兼用する。さらには,通信目的装置116においてロック機能部320への入力手段であったロックスイッチ326は,ユーザ端末112の入力部216で代用される。
上記の各構成要素は,第2,第3の実施形態において説明した構成要素と実質的に機能が同一なので重複説明を省略する。
このように,ユーザ端末112と通信目的装置116との機能を統合することで,多様な使用方法を実現できる。上記ユーザ端末112と通信目的装置116の動作の違いは,積極的にデータを書き込み,読み取りしようとした場合は,ユーザ端末112として機能し,消極的に他の装置(例えば他のユーザ端末)からデータを書き込まれたり,読み取られたりした場合,通信目的装置116として機能する。このようにユーザNFC機能部212は,通信相手に対してどちらが通信を開始したかに応じてユーザ端末112として,または,通信目的装置116として動作する。
(第5の実施形態:無線情報通信方法)
図5は,本実施形態における無線情報通信方法を詳細に表した説明図であり,特にユーザ端末112から通信目的装置116へのデータの書き込みを表す。
かかるユーザ端末112から通信目的装置116への書き込みは,ユーザ端末112において,通信目的装置116に書き込むデータを選択する書き込みデータ選択工程S500と,通信目的装置116からの所定範囲内において,ユーザ端末112を通信目的装置116に翳すユーザ端末配置工程S502と,ユーザ端末112の入力部の操作に応じて,上記書き込みデータ選択工程S500によって選択されたデータを,通信目的装置116に書き込むデータ書き込み工程S504とからなされる。
本実施形態においては,ユーザ端末112として携帯電話を,データ書き込み対象の通信目的装置116としてパーソナルコンピュータ(以下,パソコンと略す。)を挙げている。
まず,携帯電話を起動し,パソコンに書き込むデータを選択する(S510)。
図6は,上記ユーザ端末112としての携帯電話における上記の選択(S510)を具体的に表す構造図である。かかる場合は,携帯電話のユーザデータ記憶部214に記憶されているデータの中から,店舗「THE STORE」の電話番号と住所を選択している。ここでは,十字キー550やボタン群552を利用して店舗「THE STORE」のデータを表示部554に表示し,さらに,電話番号と住所の部分を反転表示556によって指定する。
次に,携帯電話をパソコンに近づけパソコンの通信目的装置116としての目的アンテナ部310に携帯電話を翳す(S512)。
図7は,上記通信目的装置116としてのパソコンにおける上記の工程(S512)を具体的に表す構造図である。かかる場合は,パソコンのキーボード570に設けられた目的アンテナ部310の所定範囲572にユーザ端末112を翳している。
次に,図6に示す携帯電話のNFCスイッチ558を押すと(S514),携帯電話に設けられたユーザNFC機能部212がパソコンにデータ形式リストの送信要求を行う(S516)。このとき携帯電話はRFを出力し続け,パソコンからの応答を待つのだが,所定の時間,例えば5秒間応答が無い場合は,エラー表示部224によってエラーが出力される。
パソコンのNFC半導体チップ228は,自己が有する電源または携帯電話からの電波によるエネルギーを得て動作を開始する。そして,携帯電話からのデータ形式リストの送信要求に応じて,パソコンで処理可能な,もしくは,パソコンに設けられた目的形式変換部322によってデータ形式を変換した後で処理可能な複数のデータ形式を示すデータ形式リストを準備し(S518),携帯電話にこのデータ形式リストを送信する(S520)。
続いて,ユーザは,携帯電話上で上記データ形式リストから最適なデータ形式を選択する(S522)。例えば,送信しようとするデータが文字列データであり,データ形式リストに「TEXT」と「RICH_TEXT」の選択があった場合,パソコンに送信後の処理も踏まえて,「RICH_TEXT」を選ぶことができる。ここでは携帯電話に記憶されたデータのデータ形式をcenturyのBold書体のテキスト文字としてRICH_TEXTで転送できる。
ここで,送信するデータのデータ形式が,パソコンから受信したデータ形式リストの中にない場合,データ形式リスト中のデータ形式に変換することもできる。例えば,パソコンがBMPデータ形式とJPEGデータ形式を提示し,携帯電話は,GIFデータ形式の画像データを持っていた場合,携帯電話は上記画像データをGIFデータ形式からJPEGデータ形式に変換する。
また,上記のデータ形式の選択は,ユーザ端末112としての携帯電話に依存し,選択の手順がある程度標準化されるため,予め選択する優先順位を設定し,この優先順位に従って,携帯電話のユーザNFC機能部214がデータ形式リストから自動的にデータ形式を選択することもできる。例えば,データ形式リストに「TEXT」と「RICH_TEXT」が表示され,データ形式選択の優先順位が「1.RICH_TEXT」「2.TEXT」と設定されている場合,自動的に「RICH_TEXT」が選択される。かかる場合は,S522のユーザによる選択を省略することができ,上記NFCスイッチ558を押す(S514)ことのみでかかる処理まで自動的に動作することとなる。
続いて,このように選択されたデータ形式を有するデータが,パソコンに送信される(S524)。上記データを受信したパソコンは,上記データを必要に応じてパソコンで処理できるデータ形式に変換する(S526)。
(第6の実施形態:無線情報通信方法)
図8は,本実施形態における無線情報通信方法を詳細に表した説明図であり,特にユーザ端末112における通信目的装置116からのデータの読み取りを表す。
かかるユーザ端末112における通信目的装置116からのデータ読み取りは,通信目的装置116からの所定範囲内において,ユーザ端末112を通信目的装置116に翳すユーザ端末配置工程S600と,ユーザ端末112の入力部216の操作に応じて,通信目的装置116に記憶されているデータを読み取るデータ読み取り工程S602とからなされる。
本実施形態においても,ユーザ端末112として携帯電話を,データ書き込み対象の通信目的装置116としてパソコンを挙げている。
まず,パソコンにおいて読み取るデータを選択する(S610)。この選択は,第5の実施形態同様,パソコンに記憶されているデータの中から,十字キーやマウスを利用して反転表示により指定することで実施される。
次に,起動している携帯電話をパソコンに近づけパソコンの通信目的装置116としての目的アンテナ部310に携帯電話を翳す(S612)。
続いて,携帯電話のNFCスイッチ558を押すと(S614),携帯電話からパソコンに,データ形式群からなるデータ形式リストの送信要求が送信される(S616)。このとき携帯電話はRFを出力し続け,パソコンからの応答を待つのだが,所定の時間,例えば5秒間応答が無い場合は,エラー表示部224によってエラーが出力される。
パソコンのNFC半導体チップ228は,自己が有する電源または携帯電話からの電波によるエネルギーを得て動作を開始する。そして,携帯電話からのデータ形式リストの送信要求に応じて,パソコンで有している,もしくは,パソコンに設けられた目的形式変換部322によってデータ形式を変換した後で送信可能となる複数のデータ形式を示すデータ形式リストを準備し(S618),携帯電話にこのデータ形式リストを送信する(S620)。
続いて,ユーザは,携帯電話上で上記データ形式リストから最適なデータ形式を選択する(S622)。例えば,受信しようとするデータが文字列データであり,データ形式リストに「TEXT」と「RICH_TEXT」の選択があった場合,携帯電話で処理ができるデータ形式を有効に利用し,「RICH_TEXT」を選ぶことが可能である。ここではパソコンに記憶されたデータのデータ形式をcenturyのBold書体のテキスト文字としてRICH_TEXTで受信できる。
ここで,受信可能なデータのデータ形式が,パソコンから受信したデータ形式リストの中にない場合,データ形式リスト中のデータ形式からパソコン内で処理可能なデータ形式に変換することもできる。例えば,パソコンがBMPデータ形式とJPEGデータ形式を提示し,携帯電話は,GIFデータ形式の画像データのみ処理可能であった場合,携帯電話は上記JPEGデータ形式で画像データを受信し,その後ユーザ形式変換部226によってGIFデータ形式に変換する。
また,上記のデータ形式の選択は,ユーザ端末112としての携帯電話に依存し,選択の手順がある程度標準化されるため,予め選択する優先順位を設定し,この優先順位に従って,携帯電話のユーザNFC機能部214がデータ形式リストから自動的にデータ形式を選択することもできる。例えば,データ形式リストに「TEXT」と「RICH_TEXT」が表示され,データ形式選択の優先順位が「1.RICH_TEXT」「2.TEXT」と設定されている場合,自動的に「RICH_TEXT」が選択される。かかる場合は,S622のユーザによる選択を省略することができ,上記NFCスイッチ558を押す(S614)ことのみでかかる処理まで自動的に動作することとなる。
このように選択されたデータ形式をパソコンに送信し(S624)。上記データを受信したパソコンは,必要に応じてパソコン内のデータを上記受信したデータ形式に目的形式変換部322を介して変換し(S626),そのデータ形式によるデータを携帯電話に送信する(S628)。上記選択されたデータ形式のデータをパソコンが既に有している場合,データ形式の変更を行う必要がないので,上記S626の工程は省略される。
(第7の実施形態:無線情報通信方法)
図9は,本実施形態における無線情報通信方法を詳細に表した説明図であり,特に通信目的装置116から他の通信目的装置650に,ユーザ端末112を介してデータをコピーする。
本実施形態においては,ユーザ端末112として携帯電話を,データ書き込み対象の通信目的装置116,650としてパソコンを挙げている。
従来では,かかる部分データやファイルをデータ記憶媒体または有線リンクを使って転送していたが,本実施形態では両通信目的装置116,650の記憶媒体の互換性や接続回線の有無に拘わらず容易にデータを転送することができる。
まず,通信目的装置116において,コピーする対象のデータを選択する。ここでは,マウス652を使って画面上の「123456789」が選択され,反転表示654で表される。
次に,通信目的装置116の目的アンテナ部310にユーザ端末112を翳す。このときユーザ端末に設けられたNFCスイッチ558を1回クリックし,状態表示部222でデータ取得完了を確認する。
その後,上記データをペーストする通信目的装置650の目的アンテナ部656にユーザ端末112を翳し,NFCスイッチ558をダブルクリック(2回連続クリック)する。このような簡単なハンドアクションにより,通信目的装置116のデータ「123456789」が通信目的装置650に転送される。転送後は通信目的装置650の画面上に反転表示658として表示される。
また,上記に示したコピー&ペーストの変形例は,目的とするデータを読み取るときは,通信目的装置116上の目的とするデータが選択された状態で,NFCスイッチ558を1回クリックし,記憶されたデータを書き込むときは,通信目的装置650上では何も選択されていない状態で,NFCスイッチ558を1回クリックすることで実施することもできる。即ち,データが選択された状態でNFCスイッチ558が押されるとデータが読み取られ,選択されていない状態で押すと,データが書き込まれる。
さらに,他の変形例としては,データを読み取る通信目的装置116上の目的とするデータが選択された状態で,NFCスイッチ558をドラッグし,データを書き込む通信目的装置650上でドロップするとすることもできる。このようなコピー&ペーストの方法は,パソコンを含む電子機器で様々な方法が取られ,これらの方法は本実施形態においても利用することができる。また,かかるコピー&ペーストは,上記に示したようなパソコン間だけでなく,電子機器を利用した様々な装置に利用できる。
(第8の実施形態:無線情報通信システム)
図10は無線情報通信システムの利用例を説明する説明図である。図中には通信目的装置116としてのパーソナルコンピュータ(パソコン)700,プリンタ702が記載され,ユーザ端末112としてデジタルカメラ704,携帯電話706,PDA708が記載されている。
例えば,デジタルカメラ704で撮影した画像をファイルとしてパソコン700に簡単なハンドアクションで転送(S710)することもでき,プリンタ702に直接印刷(S712)することもできる。
同様に,携帯電話706やPDA708によって読み取られた「広告データ」,「店舗の住所,電話,営業時間,お勧めのコース,URL」,「時刻表」,「商店商品情報(価格,産地,賞味期限)」等をパソコン700に取り込んだり(S714),プリンタ702に直接印刷したり(S716)することができる。また,携帯電話706によって読み取られた店舗や友人等のデータが,規格化さらたフォーマットを有する場合,そのデータを住所録にそのまま登録でき,電話番号を打ち込むことなくこの店舗に電話することが可能となる。また,上記の情報源である「時刻表」等の通信目的装置116が,何人にも書き換えが可能であると問題が生じる。従って,かかる通信目的装置116を管理している人のみが通信目的装置116の書き込みアクセス権を有すように設定される。
図11は,無線情報通信システムの他の利用例を説明する説明図である。図中には,公共の場に掲示されている通信目的装置116としてのポスター750と,ユーザ端末112としての携帯電話752が記載されている。
例えば,かかるポスター750に掲示されている内容が,アンケートに関する内容であるとした場合,ユーザは,一旦自己の携帯電話752にNFCを利用して読み取り(S754),歩行中に携帯電話752を利用してそのアンケートに対する回答を準備し,同じポスター750がある場所または,特別に設けられたアンケートの回収位置においてNFCにより上記回答を書き込む(S756)。
また,電車,駅,バス,バス停,待合室などにクロスワード等の簡単なゲームを読み取ることが可能なポスター750を設置し,ユーザは携帯電話752によって簡単にかかるゲームを取り込むことができる。このように,新たなサービスの形態を得ることも可能である。
図12は,無線情報通信システムの他の利用例を説明する説明図である。図中には,ユーザ端末112としてのプリンタ780と通信目的装置116としての名刺782が記載されている。
かかる名刺782は,バッテリーレスであり,プリンタ780からの電波エネルギーを受けてプリンタ780の読み取り要求に応じて,名刺782に記載されている内容またはそれ以上の内容をプリンタ780に送信する。これによって,直接プリンタ780において宛名印刷784することが可能になり,宛名印刷の煩わしさを軽減できる。
上述したようなNFCによるユーザ端末112を利用することにより,歩道を歩きながら自由にかつ容易に情報を集めることができ,10cm以内という近距離での利用により,視覚的に通信相手を特定することができる。このような通信は,視覚的にとらえることができる範囲でのみ行われるので,確実性に加えて安全性も得ることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本実施形態の説明において,ユーザ端末や通信目的装置を理解するため,身近にある携帯電話やポスター等を挙げたが,かかる実施形態に限定されるものではない。特に,通信目的装置に関しては,バッテリーレスの利用が可能なため,現在では電子機器として扱われていない様々な有体物に利用可能である。また,ユーザ端末も既存の機器に機能追加することが考えられるが,容易にコピー&ペースト可能な構成から,かかるユーザ端末としての機能のみを備えた小型の装置も考えられる。
本発明は,非接触式にデータ通信を行う無線情報通信にかかり,特に,無線情報通信システム,ユーザ端末,通信目的装置,無線情報通信方法およびプログラムに適用可能である。
無線情報通信システムを概略的に表した説明図である。 無線情報通信システムに利用されるユーザ端末の構成を表したブロック図である。 無線情報通信システムに利用される通信目的装置の構成を表したブロック図である。 ユーザ端末と通信目的装置とが1つの装置として構成される場合のブロック図である。 無線情報通信方法を詳細に表した説明図である。 ユーザ端末におけるデータの選択を具体的に表す構造図である。 通信目的装置における工程を具体的に表す構造図である。 無線情報通信方法を詳細に表した説明図である。 無線情報通信方法を詳細に表した説明図である。 無線情報通信システムの利用例を説明する説明図である。 無線情報通信システムの他の利用例を説明する説明図である。 無線情報通信システムの他の利用例を説明する説明図である。
符号の説明
112 ユーザ端末
116 通信目的装置
210 ユーザアンテナ部
212 ユーザNFC機能部
214 ユーザデータ記憶部
216 入力部
218 データ読み取り部
220 データ書き込み部
222 状態表示部
224 エラー表示部
226 ユーザ形式変換部
310 目的アンテナ部
312 目的NFC機能部
314 目的データ記憶部
316 データ出力部
318 データ入力部
320 ロック機能部
322 目的形式変換部
S500 データ選択工程
S502 ユーザ端末配置工程
S504 データ書き込み工程
S600 ユーザ端末配置工程
S602 データ読み取り工程

Claims (10)

  1. ユーザにより移動自在なユーザ端末と;前記ユーザ端末の通信目的である通信目的装置とを利用して無線電波により非接触式にデータ通信を行う無線情報通信方法であって:
    前記ユーザ端末において,前記通信目的装置に書き込むデータを選択する書き込みデータ選択工程と;
    前記通信目的装置からの所定範囲内において,前記ユーザ端末を前記通信目的装置に翳すユーザ端末配置工程と;
    前記ユーザ端末の入力部の操作に応じて,前記書き込みデータ選択工程によって選択されたデータを,前記通信目的装置に書き込むデータ書き込み工程と;
    を含む無線情報通信方法であって,
    前記データ書き込み工程は,
    前記ユーザ端末が,前記通信目的装置に書き込むことができるデータ形式リストの送信要求を前記通信目的装置に送信する工程と;
    前記通信目的装置が,前記ユーザ端末にデータ形式リストを送信する工程と;
    前記ユーザ端末が,ユーザに前記データ形式リストからデータ形式を選択させる工程と;
    前記ユーザ端末が,前記通信目的装置に,前記選択されたデータ形式で前記選択されたデータを送信する工程と;
    を含むことを特徴とする,無線情報通信方法。
  2. 前記データ形式は,TEXT,RICH_TEXT,ASCII,EUC,JIS,BMP,JPEG,MPEG,GIF,TIFFからなる群より選択された1または2以上のフォーマットであることを特徴とする,請求項1に記載の無線情報通信方法。
  3. 前記データ形式は,予め選択する優先順位が設定され,
    前記ユーザ端末が,ユーザに前記データ形式リストからデータ形式を選択させる工程の代わりに,
    前記ユーザ端末が,前記優先順位に従って前記データ形式リストから自動的にデータ形式を選択する工程を含むことを特徴とする,請求項1に記載の無線情報通信方法。
  4. 前記選択したデータのデータ形式が,前記データ形式リストの中にない場合,
    前記ユーザ端末が,ユーザに前記データ形式リストからデータ形式を選択させる工程と,前記ユーザ端末が,前記通信目的装置に,前記選択されたデータ形式で前記選択されたデータを送信する工程との間に,
    前記データ形式リスト中のデータ形式に変換する工程をさらに含むことを特徴とする,請求項1に記載の無線情報通信方法。
  5. 前記選択されたデータ形式が前記通信目的装置に書き込むことができないデータ形式である場合,
    前記ユーザ端末が,前記通信目的装置に,前記選択されたデータ形式で前記選択されたデータを送信する工程の後に,
    前記通信目的装置が,書き込むことができるデータ形式に変換する工程をさらに含むことを特徴とする,請求項1に記載の無線情報通信方法。
  6. ユーザにより移動自在なユーザ端末と;前記ユーザ端末の通信目的である通信目的装置とを利用して無線電波により非接触式にデータ通信を行う無線情報通信方法であって:
    前記通信目的装置からの所定範囲内において,前記ユーザ端末を前記通信目的装置に翳すユーザ端末配置工程と;
    前記ユーザ端末の入力部の操作に応じて,前記通信目的装置に記憶されているデータを読み取るデータ読み取り工程と;
    を含む無線情報通信方法であって,
    前記データ読み取り工程は,
    前記ユーザ端末が,前記通信目的装置から読み取ることができるデータのデータ形式リストの送信要求を前記通信目的装置に送信する工程と;
    前記通信目的装置が,前記ユーザ端末にデータ形式リストを送信する工程と;
    前記ユーザ端末が,ユーザに前記データ形式リストからデータ形式を選択させる工程と;
    前記ユーザ端末が,前記通信目的装置に,前記選択されたデータ形式を送信する工程と;
    前記通信目的装置が,前記ユーザ端末に前記送信されたデータ形式で記憶されているデータを送信する工程と;
    を含むことを特徴とする,無線情報通信方法。
  7. 前記データ形式は,TEXT,RICH_TEXT,ASCII,EUC,JIS,BMP,JPEG,MPEG,GIF,TIFFからなる群より選択された1または2以上のフォーマットであることを特徴とする,請求項6に記載の無線情報通信方法。
  8. 前記データ形式は,予め選択する優先順位が設定され,
    前記ユーザ端末が,ユーザに前記データ形式リストからデータ形式を選択させる工程の代わりに,
    前記ユーザ端末が,前記優先順位に従って前記データ形式リストから自動的にデータ形式を選択する工程を含むことを特徴とする,請求項6に記載の無線情報通信方法。
  9. 前記選択されたデータ形式が前記通信目的装置に記憶されていないデータ形式である場合,
    前記通信目的装置が,前記ユーザ端末に前記送信されたデータ形式で記憶されているデータを送信する工程の代わりに,
    前記通信目的装置が,前記ユーザ端末に前記送信されたデータ形式で記憶されているデータを前記選択されたデータ形式に変換して送信する工程を含むことを特徴とする,請求項6に記載の無線情報通信方法。
  10. 前記データ形式リストの中に前記ユーザ端末が読み取ることのできるデータ形式がない場合,
    前記通信目的装置が,前記ユーザ端末に前記送信されたデータ形式で記憶されているデータを送信する工程の後に,
    前記ユーザ端末が,受信したデータのデータ形式を前記ユーザ端末が読み取ることの出来るデータ形式に変換する工程をさらに含むことを特徴とする,請求項6に記載の無線情報通信方法。
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