JP4536631B2 - スペーサ - Google Patents

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Description

本発明は、スペーサに関するものである。
例えば、頚椎脊椎症性脊髄症や、後縦靭帯骨化症、黄色靭帯骨化症、椎間板ヘルニア等に対する治療として、正中縦割式頚椎拡大椎弓形成術が行われている。
正中縦割式拡大椎弓形成術では、椎弓や棘突起の正中部(中央部)を切断し、正中部を境にして、両側の椎弓を、ヒンジのようにして開くことにより、脊柱管を拡大する。この際、椎弓や棘突起を切断して形成された間隙には、スペーサが挿入される(例えば、特許文献1参照。)。
このスペーサは、幅の狭い部分が脊柱管(椎孔)側となるように、前記間隙に挿入して使用される。
ところが、症例によっては、椎弓や棘突起の切断端部とスペーサとの接触部において癒合が十分に生じず、確実に固定できない場合がある。
特開2003−79648号公報
本発明の目的は、椎弓や棘突起に対して、より確実かつ早期に固定し得るスペーサを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(5)の本発明により達成される。
(1) 椎弓または棘突起を切断して開くことによって形成された間隙に挿入して、脊柱管を拡大するのに使用されるスペーサであって、
少なくとも一部が前記間隙に挿入され、当該間隙に挿入された状態で、前記椎弓または棘突起の切断端部にそれぞれ当接する一対の当接面と、前記脊柱管の反対側に位置する平坦な後方面とを備える本体部と、
該本体部に、前記各当接面にそれぞれ開口し、自家骨を収納するために形成された収納部と、
前記後方面に、前記収納部の少なくとも一部を開口することにより形成され、切離された棘突起を戻し当接させ得る後方開口とを有することを特徴とするスペーサ。
これにより、切断端部と自家骨との間において骨癒合を生じさせることができ、スペーサを椎弓や棘突起に対して、より確実かつ早期に固定することができる。
これにより、手術の手技として、切離された棘突起を元の位置に戻したとき、棘突起とスペーサとの早期の癒合を図ることもできる。
) 前記収納部は、一方の前記当接面から他方の前記当接面に貫通している上記()に記載のスペーサ。
これにより、本体部の大型化を伴うことなく、収納部の容積を十分に大きくすることができる。これにより、切断端部との早期の骨癒合を期待できるだけ十分な量の自家骨を、収納部に収納することができる。
) 前記収納部は、隔壁部で分断されている上記(1)または(2)に記載のスペーサ。
これにより、スペーサの後側における機械的強度の向上を図ることができる。
) 前記本体部において、前記収納部が占める割合は、5〜50vol%である上記(1)ないし()のいずれかに記載のスペーサ。
これにより、スペーサの機械的強度が低下するのを防止しつつ、自家骨を収納するスペースを十分に確保することができる。
) 前記収納部の開口の面積は、前記当接面の面積の10〜90%である上記(1)ないし()のいずれかに記載のスペーサ。
これにより、収納部から切断端部へ、または、切断端部から収納部へ、骨芽細胞がより円滑に移動することが可能となり、自家骨と切断端部との骨癒合がより早期に生じることとなる。
本発明によれば、自家骨を収納する収納部を設けたので、切断端部と自家骨との間において骨癒合を生じさせることができ、スペーサを椎弓や棘突起に対して、より確実かつ早期に固定することができるようになる。
以下、本発明のスペーサを添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のスペーサの第1実施形態を示す図((a)斜視図、(b)側面図)、、図2〜図5は、それぞれ、正中縦割式拡大椎弓形成術を順を追って説明するための図である。
<正中縦割式拡大椎弓形成術>
まず、図2〜図5を参照して、正中縦割式拡大椎弓形成術について説明する。なお、図2〜図5中の上側が背側、下側が腹側である。
図2に示すように、椎骨100は、椎体110と、椎体110の後方(図2中の上側)に延び、脊柱管(椎孔)140を形成する椎弓120と、椎弓120の中央部から後方に突出する棘突起130とを有している。
[1] まず、図2に示すように、椎骨100における棘突起130を、椎弓120から切断線131において切離(切断)する。
[2] 次に、図3に示すように、椎弓120の中央部(正中部)を、例えばエアドリル等を用いて切断する。
また、正中面200を境にして椎弓120の根元部の外側に、例えばエアドリル等を用いて溝121a、121bを形成する。
この溝121a、121bの深さは、外板のみ削り、内板を削らない程度とする。この溝121a、121bを形成した部位は、ヒンジ部(蝶番)122a、122bとなる。
[3] 次に、図4に示すように、ヒンジ部122a、122bを中心に、椎弓120を回動させ、椎弓120の切断した部分を広げる。これにより、間隙150が形成される。
なお、必要に応じて、椎弓120の間隙150に臨む切断端部120a、120bを整形する。
[4] 次に、図5に示すように、間隙150に、本発明のスペーサ1を挿入する。これにより、患者の椎弓120と、スペーサ1とで、拡大された椎弓160が形成される。
なお、前記[1]において切離された棘突起130は、中央(正中)に戻し、スペーサ1に糸等により固定し、骨癒合するのを図るようにしてもよいし、後述する自家骨として使用するようにしてもよい。
また、棘突起130を椎弓120から切離することなく、前記工程[2]において、棘突起130ごと正中面200に沿って切断してもよい。
<スペーサ>
次に、本発明のスペーサ1について、図1および図5を参照して説明する。
なお、以下の説明では、特に断らない限り、スペーサ1を患者の施術部位(間隙150)に挿入(装着)した状態を基本として方向を特定する。すなわち、患者の腹側(脊柱管140側)を「前」、背側(脊柱管140と反対側)を「後」と言い、患者の頭側を「上」、患者の脚側を「下」と言う。
図1および図5に示すように、スペーサ1は、一部が間隙150に挿入される本体部2と、椎弓120の切断端部120a、120bの後側に係合する係合部3とを有している。
本体部2は、図5に示すように、上面視(または下面視)でほぼ台形状をなしている。
また、本体部2の前面11は、湾曲凹面で構成されており、脊柱管140をより大きく(広く)拡大して、脊髄神経の圧迫を防止し得るようになっている。
また、本体部2の一対の側面12は、それぞれ、間隙150に挿入した状態で、椎弓120の切断端部120a、120bが当接する当接面を構成する。
このような本体部2の後側には、前面11に対してほぼ平行となるように、ほぼU字状の溝4が形成されている。
溝4は、各側面12にそれぞれ開口し、かつ、その全長に亘って本体部2の後方に開放している。
この溝4は、自家骨を収納する収納部を構成する。スペーサ1を間隙150に挿入するのに際し、溝4に自家骨を収納することにより、骨芽細胞が切断端部120a、120bや自家骨から増殖し、新生骨を産生する。その結果、切断端部120a、120bと自家骨との間において骨癒合が生じ、スペーサ1を椎弓120に対して、より確実かつ早期に固定することができるようになる。
また、本実施形態のように、自家骨を収納する収納部を、一方の側面12から他方の側面12に貫通する構成とすると、本体部2の大型化を伴うことなく、収納部の容積を十分に大きくすることができる。これにより、切断端部120a、120bとの早期の骨癒合を期待できるだけ十分な量の自家骨を、収納部に収納することができる。
ここで、自家骨には、例えば、正中縦割式拡大椎弓形成術において除去された棘突起130や、他の部位の骨(例えば骨盤)等から採取した骨切片(骨断片)等を用いることができる。
また、これらの骨切片は、そのまま溝4に収納するようにしてもよいが、砕いた状態(骨チップ)として用いるのが好ましい。
また、自家骨は、溝4の両端部から露出する程度に、溝4内に収納して用いるのが好ましい。これにより、自家骨と切断端部120a、120bとが直接接触するようになり、より早期の骨癒合を図ることができる。
本体部2に対して、溝(収納部)4の占める割合は、5〜50vol%程度であるのが好ましく、20〜40vol%程度であるのがより好ましい。これにより、スペーサ1の機械的強度が低下するのを防止しつつ、自家骨を収納するスペースを十分に確保することができる。
また、側面(当接面)12における溝(収納部)4の開口の面積は、側面12の面積の10〜90%程度であるのが好ましく、20〜70%程度であるのがより好ましい。これにより、溝4から切断端部120a、120bへ、または、切断端部120a、120bから溝4へ、骨芽細胞がより円滑に移動することが可能となり、自家骨と切断端部120a、120bとの骨癒合がより早期に生じることとなる。
また、溝4のように、収納部が本体部2の後方に開放する構成であれば、例えば、手術の手技として、切離された棘突起130を元の位置に戻す場合には、棘突起130と自家骨との早期の骨癒合を図ることができ、その結果、棘突起130をスペーサ1を介して確実かつ早期に椎弓120に固定することもできる。
なお、溝4の形状は、図示の例ではU字状であったが、その他、例えば、コ字状、V字状等であってもよい。
また、図1に示すように、本体部2の溝4より前側には、溝4と別に(独立して)、本体部2を左右方向(前後方向にほぼ直交する方向)に貫通する貫通孔5が形成されている。貫通孔5には、固定部材としての糸300が挿通可能になっている。
図5に示すように、椎弓120の切断端部120a、120bに、それぞれ貫通孔123a、123bを形成し、貫通孔5と貫通孔123a、123bとに糸300を挿通して縛る(縫合する)ことにより、スペーサ1を椎弓120に対して固定することができる。これにより、術後早期に、スペーサ1が椎弓120に対して位置ズレするのを防止することができ、切断端部120a、120bと自家骨との間における骨癒合をより確実に生じさせることができる。
また、貫通孔5と溝4と独立していること、すなわち、貫通孔5と溝4とが連通していないことにより、スペーサ1の全体としての機械的強度の低下を防止することもできる。
なお、図1に示す構成では、貫通孔5の横断面形状は、ほぼ円形であるが、その他、例えば、楕円形、長方形、正方形のような四角形、三角形等とすることもできる。
本体部2の後側端部には、係合部3が設けられている。本実施形態の係合部3は、本体部2から側方に向かって突出する4つの突起31で構成されている。
スペーサ1を間隙150に挿入すると、4つの突起31がそれぞれ、切断端部120a、120bの後側に当接する。これにより、スペーサ1が脊柱管140側に移動するのが阻止され、スペーサ1による脊髄神経の圧迫を確実に防止することができ、安全性が高い。
また、図5に示すように、スペーサ1は、その全体に亘って、角部が丸みを帯びた形状をなしている(R付けがなされている)のが好ましい。これにより、スペーサ1を間隙150に挿入する際に、周辺組織を傷付けるのを防止することができる。
このようなスペーサ1において、各部の寸法は、それぞれ、次のように設定される。
スペーサ1の前後方向の長さ(図1中L)は、5〜10mm程度であるのが好ましく、5〜7mm程度であるのがより好ましい。
また、スペーサ1(本体部2)の左右方向の長さ(図1中W)は、6〜23mm程度であるのが好ましく、10〜21mm程度であるのがより好ましい。
また、スペーサ1(本体部2)の左右方向の長さ(図1中W)は、4〜21mm程度であるのが好ましく、6〜18mm程度であるのがより好ましい。
また、溝4の幅(図1中w)は、1〜6mm程度であるのが好ましく、3〜4mm程度であるのがより好ましい。
また、溝4の深さ(図1中d)は、1〜6mm程度であるのが好ましく、3〜4mm程度であるのがより好ましい。
また、貫通孔5の平均内径(図1中r)は、Φ0.5〜Φ5mm程度であるのが好ましく、Φ1〜Φ2mm程度であるのがより好ましい。
このようなスペーサ1は、セラミックス材料を主材料として構成されたものが好ましい。セラミックス材料は加工性に優れているため、スペーサ1の製造工程において、旋盤、ドリル等を用いた切削加工によりその形状、大きさ等を調整することが容易である。
セラミックス材料としては、各種のものが挙げられるが、特に、アルミナ、ジルコニア、リン酸カルシウム系化合物等のバイオセラミックスが好ましい。なかでもリン酸カルシウム系化合物は、優れた生体親和性を備えているため、スペーサ1の構成材料として特に好ましい。
リン酸カルシウム系化合物としては、例えば、ハイドロキシアパタイト、フッ素アパタイト、炭酸アパタイト等のアパタイト類、リン酸二カルシウム、リン酸三カルシウム、リン酸四カルシウム、リン酸八カルシウム等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。また、これらのリン酸カルシウム系化合物のなかでもCa/P比が1.0〜2.0のものが好ましく用いられる。
このようなリン酸カルシウム系化合物のうち、ハイドロキシアパタイトがより好ましい。ハイドロキシアパタイトは、骨の無機質主成分と同様の構造であるため、優れた生体適合性を有している。また、スペーサ1自体と切断端部120a、120bとの癒合を期待することもできる。
また、スペーサ1の気孔率は、70%以下であることが好ましく、30〜50%がより好ましい。気孔率をこの範囲とすることにより、スペーサ1の機械的強度の低下を防止しつつ、スペーサ1内への骨芽細胞の円滑な侵入を可能とし、スペーサ1内における骨新生を促進させることができる。その結果、特に、スペーサ1をハイドロキシアパタイトを主材料として構成する場合、スペーサ1自体と切断端部120a、120bとのより確実な癒合を期待することができる。
なお、スペーサ1の構成材料としては、上記セラミックス材料の他、該セラミックス材料とチタン等の生体為害性の小さい金属材料との複合材料等を用いることも可能である。
このようなスペーサ1は、例えば、次のようにして製造することができる。
以下では、セラミックス材料で構成されるスペーサ1を製造する場合を一例に説明する。
[A] まず、目的とするスペーサ1の形状に対応する形状の成形体を製造する。
この成形体は、例えば、I:セラミックス原料粉末を含むスラリーを、所定の型内に充填して、成形する方法、II:スラリーに対して、沈殿または遠心分離により固形分を偏在させる方法、III:スラリーを所定の型内に入れ、脱水処理し、固形分を型内に残す方法、IV:圧縮成形法(粉末の場合、圧粉成形)、V:セラミックス原料粉末と水状の糊とを混ぜ、これを型に入れ乾燥させる方法等、種々の方法により製造することができる。
なお、スラリーは、予めスプレードライ法などにより造粒した二次粒子をセラミックス原料粉末として含むものであっても良い。
また、スラリーにバインダー剤を添加するか否か、添加する場合の添加量、スラリーの気泡の含有量等を調整することにより、得られるスペーサ1の気孔率を調整することができる。
得られた成形体に対しては、例えば、自然乾燥、温風乾燥、フリーズドライ、真空乾燥等の方法により、乾燥がなされる。
なお、成形体の寸法は、スペーサ1の寸法に対して、後工程の焼成における収縮を考慮して設定される。
[B] 次に、例えば、切断、切削、研削、研磨等の機械加工により、成形体に溝4および貫通孔5となる凹部を形成する。
なお、成形体は、その硬度が比較的低いため、機械加工による加工が容易である。
[C] 次に、このようにして得られた成形体を、例えば炉等で焼成する。これにより、成形体は、緻密化するとともに焼結に至り、スペーサ1が得られる。
<第2実施形態>
次に、本発明のスペーサの第2実施形態について説明する。
図6は、本発明のスペーサの第2実施形態を示す図((a)斜視図、(b)側面図)である。
以下、第2実施形態のスペーサ1について、前記第1実施形態のスペーサ1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図6に示すスペーサ1は、溝4の構成が異なる以外は、図1に示すスペーサ1と同様である。
すなわち、第2実施形態のスペーサ1では、溝4の両端部、かつ、本体部2の後側端部に、溝4を跨いで2つの橋部6が、本体部2と一体的に形成されている。これにより、溝4は、その長手方向の一部において、本体部2の後方に開放しない部分を有している。
このような構成により、スペーサ1の後側における機械的強度の向上を図ることができる。
なお、各部の寸法は、前記第1実施形態のスペーサ1と同様である。
このような第2実施形態のスペーサ1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
次に、本発明のスペーサの第3実施形態について説明する。
図7は、本発明のスペーサの第3実施形態を示す図((a)斜視図、(b)側面図)である。
以下、第3実施形態のスペーサ1について、前記第1実施形態のスペーサ1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図7に示すスペーサ1は、自家骨を収納する収納部、および、係合部3の構成が異なる以外は、図1に示すスペーサ1と同様である。
すなわち、第3実施形態のスペーサ1では、収納部は、両側面(当接面)12に貫通するが、本体部2の後方に開放しない貫通孔7で構成されている。
なお、図7に示す構成では、貫通孔7の横断面形状は、ほぼ円形であるが、その他、例えば、楕円形、長方形、正方形のような四角形、三角形等とすることもできる。
また、係合部3は、本体部2の後側端部において、本体部2から側方に向かって突出する2つの板片状のフランジ32で構成されている。
このような構成により、スペーサ1の後側における機械的強度の向上を図ることができる。
なお、各部の寸法は、前記第1実施形態のスペーサ1と同様である。
このような第3実施形態のスペーサ1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第4実施形態>
次に、本発明のスペーサの第4実施形態について説明する。
図8は、本発明のスペーサの第4実施形態を示す図((a)斜視図、(b)側面図)である。
以下、第4実施形態のスペーサ1について、前記第1および第3実施形態のスペーサ1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図8に示すスペーサ1は、全体形状が異なる以外は、図7に示すスペーサ1と同様である。
すなわち、第4実施形態のスペーサ1では、本体部2の後面のほぼ中央部に、棘突起形状をなす部分8が、本体部2と一体的に形成されている。これにより、術後における患者の外観をより自然なものとし、審美性に優れるという効果が得られる。
なお、各部の寸法は、前記第1実施形態のスペーサ1と同様である。
このような第4実施形態のスペーサ1によっても、前記第1および第3実施形態と同様の効果が得られる。
<第5実施形態>
次に、本発明のスペーサの第5実施形態について説明する。
図9は、本発明のスペーサの第5実施形態を示す図((a)斜視図、(b)側面図)である。
以下、第5実施形態のスペーサ1について、前記第1実施形態のスペーサ1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図9に示すスペーサ1は、溝4の構成が異なる以外は、図1に示すスペーサ1と同様である。
すなわち、第5実施形態のスペーサ1では、溝4が、その長手方向のほぼ中央部において隔壁部9により、一方の側面12に開口する第1の部分41と、他方の側面12に開口する第2の部分42とに分断されている。
このような構成により、スペーサ1の後側における機械的強度の向上を図ることができる。また、隔壁部9を把持部として機能させることで、術時における取り扱いを容易にするという効果も得られる。
なお、各部の寸法は、前記第1実施形態のスペーサ1と同様である。
また、隔壁部9には、1つまたは複数の貫通孔が形成されていてもよい。
このような第5実施形態のスペーサ1によっても、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、第1の部分41および第2の部分42の双方が、本体部2の後方に開放する構成であるが、これらのうちの一方または双方は、本体部2の後方に開放しない構成であってもよい。
以上、本発明のスペーサを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換することができ、あるいは、任意の構成のものを付加することができる。
例えば、本発明では、前記第1〜第5実施形態で示した任意の2以上の構成を組み合わせるようにしてもよい。例えば、第5実施形態のスペーサにおいて、隔壁部の後側端面に第4実施形態で挙げた棘突起形状をなす部分を設けることができる。
また、前記実施形態のスペーサでは、いずれも係合部を備える構成について示したが、本発明のスペーサでは、係合部を省略してもよい。
また、前記実施形態のスペーサでは、いずれも挿入部の平面視形状がほぼ台形状のものについて示したが、本発明のスペーサは、挿入部の全体形状が円柱状や四角柱状のような柱状をなすものであってもよい。
本発明のスペーサの第1実施形態を示す側面図である。 正中縦割式拡大椎弓形成術を順を追って説明するための図である。 正中縦割式拡大椎弓形成術を順を追って説明するための図である。 正中縦割式拡大椎弓形成術を順を追って説明するための図である。 正中縦割式拡大椎弓形成術を順を追って説明するための図である。 本発明のスペーサの第2実施形態を示す側面図である。 本発明のスペーサの第3実施形態を示す側面図である。 本発明のスペーサの第4実施形態を示す側面図である。 本発明のスペーサの第5実施形態を示す側面図である。
符号の説明
1 スペーサ
11 前面
12 側面
2 本体部
3 係合部
31 突起
32 フランジ
4 溝
41 第1の部分
42 第2の部分
5 貫通孔
6 橋部
7 貫通孔
8 棘突起形状をなす部分
100 椎骨
110 椎体
120 椎弓
120a、120b 切断端部
121a、121b 溝
122a、122b ヒンジ部
123a、123b 貫通孔
130 棘突起
131 切断線
140 脊柱管
150 間隙
160 拡大された椎弓
200 正中面
300 糸

Claims (5)

  1. 椎弓または棘突起を切断して開くことによって形成された間隙に挿入して、脊柱管を拡大するのに使用されるスペーサであって、
    少なくとも一部が前記間隙に挿入され、当該間隙に挿入された状態で、前記椎弓または棘突起の切断端部にそれぞれ当接する一対の当接面と、前記脊柱管の反対側に位置する平坦な後方面とを備える本体部と、
    該本体部に、前記各当接面にそれぞれ開口し、自家骨を収納するために形成された収納部と、
    前記後方面に、前記収納部の少なくとも一部を開口することにより形成され、切離された棘突起を戻し当接させ得る後方開口とを有することを特徴とするスペーサ。
  2. 前記収納部は、一方の前記当接面から他方の前記当接面に貫通している請求項1に記載のスペーサ。
  3. 前記収納部は、隔壁部で分断されている請求項1または2に記載のスペーサ。
  4. 前記本体部において、前記収納部が占める割合は、5〜50vol%である請求項1ないし3のいずれかに記載のスペーサ。
  5. 前記収納部の開口の面積は、前記当接面の面積の10〜90%である請求項1ないし4のいずれかに記載のスペーサ。
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