JP4535341B2 - 解凍装置 - Google Patents

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本発明は、蒸気の潜熱を利用して解凍を行う解凍装置に関する。
従来の解凍装置としては、例えば建造物である解凍庫の外部に蒸気生成機と冷却機とを配設し、解凍庫の内部に形成した解凍室と前記蒸気生成機と冷却機とをそれぞれ連結管で連結し、蒸気生成機により生成した蒸気を冷却機で冷却することにより、蒸気の温度と湿度とを調節可能とし、蒸気の潜熱で解凍室の内部に載置した被解凍物を解凍する構成のものが知られている。
ところが、上記のような従来の解凍装置においては、解凍室を形成する解凍庫が建造物であるため、装置全体が大掛かりなものとなり、装置の持ち運びは当然に不可能であるとともに、高価なものであった。また、解凍庫の外部に蒸気生成機と冷却機とを配設し、解凍庫の内部に形成した解凍室と前記蒸気生成機と冷却機とを解凍庫の外部で連結していたため、熱損失が大きく、不経済であった。
これに対し、例えば特許文献1においては、熱効率を向上させた解凍装置を提供することを意図して、本体キャビネットに蒸気供給機構と冷却機構と解凍室とをそれぞれ設け、解凍室に解凍蒸気流入口と解凍蒸気流出口とをそれぞれ形成するとともに、解凍蒸気流出口と解凍蒸気流入口とを蒸気循環流路を介して連通連結し、蒸気循環流路の中途部に蒸気供給機構の蒸気放出体と冷却機構の冷却体とをそれぞれ配設することが提案されている。
また、より好ましい態様として、蒸気供給機構は蒸気生成機に蒸気放出体を連通連結して構成し、冷却機構は冷却機に冷却体を連結して構成し、解凍室の下方位置に蒸気供給機構の蒸気生成機を配設し、解凍室の上方位置に冷却機構の冷却機を配設することが提案されている。
ここで、被解凍物を解凍する際には低温及び高湿度雰囲気下で解凍を行うことが好ましい。低温度であれば、被解凍物に菌が繁殖することや被解凍物の表面そのものが変質することを抑制することができ、高湿度であれば、被解凍物が乾燥してその表面が傷むことを抑制することができ、エンタルピー(エネルギー)が大きく、かつ被解凍物の表面において凝縮する水分量及びこれにより付与される熱量を増大させることができるからである。
特開平11−290046号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の解凍装置においては、必ずしも被解凍物を低温かつ高湿度で連続的に解凍することができない。例えば、解凍室の内部温度を3℃〜5℃とし、循環する蒸気の湿度を約100%となるようにすることが記載されているが、低温で加湿をする場合には蒸気が凝縮し易く、解凍室内の相対湿度が不安定になって常に100%近傍に維持することは困難である。
そこで、本発明の目的は、従来の解凍装置と同等以上に熱効率に優れ、かつ解凍装置の運転の際に解凍室内の相対温度を略100%に維持することのできる、解凍装置を提供することにある。
上記のような目的を達成すべく、本発明に係る解凍装置は、
本体キャビネットと;前記本体キャビネットの内部に形成され、かつ解凍蒸気流入口及び解凍蒸気流出口を有する解凍室と;前記解凍室の外部において前記解凍蒸気流出口と前記解凍蒸気流入口とが連通して形成された蒸気循環流路と;前記蒸気循環流路内に設けられた蒸気放出体を含む蒸気供給機構と;冷却機及び前記蒸気循環流路内に設けられた冷却体を含む冷却機構と;前記冷却体によって冷却された前記蒸気を前記蒸気循環流路及び前記解凍室に循環させるために風を供給するモータを含む蒸気循環用ファンと;を具備し、
前記解凍室において、
関係式(1):ΔQc≒ΔQv
(関係式(1)中、ΔQcは前記冷却体による冷却で奪われる顕熱であり、ΔQvは前記蒸気放出体からの蒸気により加えられる潜熱及び顕熱である。)及び
関係式(2):Hin>Hout
(関係式(2)中、Hinは、前記蒸気放出体からの蒸気による加湿量であり、Houtは前記冷却体による除湿量である。)
を満たすように、前記冷却機構及び前記蒸気供給機構を制御する制御装置を具備すること、を特徴とする。
このような構成によれば、上記関係式(1)を満たすことによって、解凍室内の解凍温度(SP値)を安定的に略一定に維持することができ、上記関係式(2)を満たすことによって、解凍室内の雰囲気を高湿度に維持することができる。すなわち、冷却機構と蒸気供給機構とをバランスよく運転することにより解凍室内を高湿度雰囲気に維持しつつ解凍することが可能になる。
ここで、冷却体による冷却で奪われる顕熱ΔQcは、例えば温度計及び風速計を用いて、上記冷却体の前後の部分における温度差及び風量を測定することにより得られ、その単位はkcal/hである。また、前記蒸気放出体からの蒸気により加えられる潜熱及び顕熱ΔQvのうちの顕熱は、例えば温度計及び風速計を用いて、蒸気放出体の前後の部分における温度差及び風量を測定することにより得られ、その単位はkcal/hである。なお、ΔQvのうちの潜熱は、大気圧下に放出された蒸気の温度が100℃であることから、温度基準の水の飽和表中の比エンタルピを用いることにより求めることができる。
さらに、前記蒸気放出体からの蒸気による加湿量Hinは、例えば蒸気用流量計を用いて、解凍室に繋がる配管内の蒸気通過量を測定することにより得られ、その単位はkg/hである。また、前記冷却体による除湿量Houtは、例えばはかりを用いて、上記冷却体からのドレン量を測定することにより得られ、その単位はkg/hである。
上記解凍装置においては、前記蒸気放出体が、前記蒸気が供給されてくる内管と、前記内管の一端を閉じるように覆いかつ前記蒸気を前記蒸気循環流路内に供給する開口部を有する外管と、で構成されていること、が好ましい。特に、蒸気の量に影響しない範囲でコンパクトな外形にすることが好ましい。
このような構成によれば、前記蒸気放出体の表面積を加湿量に対して低減させることができ、過熱状態で乾き蒸気を供給することができ、加湿動作時の顕熱の発生を適切にコントロールすることができる。
また、前記蒸気循環流路が、前記蒸気放出体が設置された凹部を含む略水平部分と、一端が前記略水平部分に接続され他端が前記解凍蒸気入口に接続された略垂直部分と、で構成されていること、が好ましい。
このような構成によれば、前記蒸気循環用ファンからの風が直接に前記蒸気放出体に当たることがないため、前記蒸気放出体から蒸気の放出に伴う顕熱の放出を最小限度に抑制することができ、加湿(潜熱)の割合を高めることができる。
また、前記蒸気循環流路内においては、前記略水平部分及び前記略垂直部分の接続部のうちの少なくとも一部が曲面状に形成されていること、が好ましい。
このような構成によれば、特に、加湿された風(蒸気)が前記略水平部分と前記略垂直部分とが接続される部分に直角部分があると当該直角部分に水分が凝縮し易いが、かかる直角部分が少ないかまたは無いと、水分の凝縮を抑制することができる。
また、前記モータが前記本体キャビネットの外側に設置されていること、が好ましい。
このような構成によれば、前記モータの発熱(顕熱)を前記冷凍室内に到達することを抑制することができ、上述のように前記冷凍室内に高湿度雰囲気を維持し易い。また、前記モータを高湿度雰囲気に曝さなくてもよいため、モータの耐久性にとっても有利である。
前記蒸気供給機構が、前記蒸気放出体に蒸気供給管を介して連通連結された蒸気供給機を含むこと、が好ましい。
このような構成によれば、より確実に蒸気を前記蒸気循環流路及び前記冷凍室に供給することができる。なお、前記蒸気供給機は、本発明の冷凍装置に内蔵されていてもいなくてもよい。本発明の解凍装置に前記蒸気供給機が内蔵されていない場合、当該解凍装置が設置する場所において、例えばボイラー等の外部の蒸気供給機に上記蒸気供給管を接続してもよい。
また、前記解凍蒸気流入口が、複数の流入開口部を含むとともに、前記流入開口部の開口面積が前記解凍室の上部から下部へ向けて順に小さくなるように形成されており、
前記解凍蒸気流出口が、複数の流出開口部を含むとともに、前記流出開口部の開口面積が前記解凍室の上部から下部へ向けて順に小さくなるように形成されていること、が好ましい。
このような構成によれば、前記解凍室内において略水平に略均一な蒸気流を形成することができ、すべての被解凍物にまんべんなく蒸気を接触させることができ、解凍効率を向上させることができる。
また、本発明は、上記本発明の解凍装置の運転方法にも関する。
すなわち、本発明に係る解凍装置の運転方法は、
本体キャビネットと;前記本体キャビネットの内部に形成され、かつ解凍蒸気流入口及び解凍蒸気流出口を有する解凍室と;前記解凍室の外部において前記解凍蒸気流出口と前記解凍蒸気流入口とが連通して形成された蒸気循環流路と;前記蒸気循環流路内に設けられた蒸気放出体を含む蒸気供給機構と;冷却機及び前記蒸気循環流路内に設けられた冷却体を含む冷却機構と;前記冷却体によって冷却された前記蒸気を前記蒸気循環流路及び前記解凍室に循環させるために風を供給するモータを含む蒸気循環用ファンと;を具備する解凍装置の運転方法であって、
前記解凍室において、
関係式(1):ΔQc≒ΔQv
(式(1)中、ΔQcは前記冷却体による冷却で奪われる顕熱、ΔQvは前記蒸気放出体からの蒸気により加えられる潜熱及び顕熱である。)及び
関係式(2):Hin>Hout
(式(2)中、Hinは、前記蒸気放出体からの蒸気による加湿量、Houtは前記冷却体による除湿量である。)
を満たすように、前記冷却機構及び前記蒸気供給機構を制御すること、を特徴とする。
このような構成によれば、上記関係式(1)を満たすことによって、解凍室内の解凍温度(SP値)を安定的に略一定に維持することができ、上記関係式(2)を満たすことによって、解凍室内の雰囲気を高湿度に維持することができる。すなわち、冷却機構と蒸気供給機構とをバランスよく運転することにより解凍室内を高湿度雰囲気に維持しつつ解凍することが可能になる。
上述のような本発明の解凍装置によれば、従来の解凍装置と同等以上に熱効率及び解凍効率を発揮し、かつ解凍装置の運転の際に解凍室内の相対温度を略100%に維持して、より新鮮な状態で被解凍物を解凍することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
図1は、本発明の解凍装置の好適な一実施の形態の構成を示す一部を断面にした正面図である。図1に示すように、本実施の形態の解凍装置1は、本体キャビネット2と;本体キャビネット2の内部に形成され、かつ解凍蒸気流入口31及び解凍蒸気流出口33を有する解凍室5と;解凍室5の外部において解凍蒸気流出口33と解凍蒸気流入口31とが連通して形成された蒸気循環流路34と;蒸気循環流路34内に設けられた蒸気放出体9を含む蒸気供給機構3と;冷却機19及び蒸気循環流路34内に設けられた冷却体20を含む冷却機構4と;冷却体20によって冷却された蒸気を蒸気循環流路34及び解凍室4に循環させるために風を供給するモータを含む蒸気循環用ファン39と;を具備する。
また、解凍装置1は、略矩形箱型の本体キャビネット2に蒸気供給機構3と冷却機構4と解凍室5とをそれぞれ設けて、一体的に形成したものである。図1に示すように、制御装置42を含む操作パネルが設けられているとともに、本体キャビネット2の下部に取付けた転輪43によって解凍装置1は容易に移動できるような構成を有している。もちろん大型の場合には転輪43は設けない。そして、蒸気供給機構3により生成した蒸気を、冷却機構4で冷却して、適当な温度・湿度の蒸気とし、かかる蒸気の潜熱で解凍室5の内部に載置した被解凍物を解凍するものである。
蒸気供給機構3は、少なくとも蒸気循環流路34内に設けられた蒸気放出体9を含んでいればよく、蒸気生成機であるボイラー等は解凍装置1そのものに設けられていても、それ以外の外部に設けられているものを使用してもよい。
解凍装置1の外部に設けられた蒸気生成機から蒸気を解凍措置1に供給する場合には、例えば図4に示す構成を採用する。図4は、蒸気供給機構の一実施の形態を示す構成図である。図4に示すように、連通管8を介してボイラー等の蒸気生成機6にドレインセパレータ7を連通連結し、蒸気供給管10を介してドレインセパレータ7に蒸気放出体9を連通連結する。連通管8は、中途で分岐するとともに、ドレインセパレータ7に連通連結した排水管11の中途部にスチームトラップ12を介して連通連結する。また、ストレーナー13、減圧弁14、圧力計15、電磁弁16、二方弁17及び逆止弁18を設ける。
ここで、図5及び図6を用いて、蒸気放出体9の好ましい一実施の形態である二重管グリッド構造を有するノズルについて説明する。図5は、蒸気放出体9の構造を説明するための概略横断面図であり、図6は、図5におけるA−A線概略断面図(すなわち、蒸気放出体9の概略縦断面図)である。
図5及び図6に示すように、この蒸気放出体9は、図5に示す矢印の方向から蒸気が供給されてくる内管9aと、内管9aの一端を閉じるように覆いかつ蒸気を解凍装置1の蒸気循環流路34内に供給する外管9bと、で構成されている。そして、内管9aには外管9bに蒸気を送るための複数の開口部9a1が略鉛直方向下側に設けられており、外管9bには蒸気循環流路34に蒸気を送るための複数の開口部9b1が略鉛直方向下側に設けられている。
このような構成によれば、矢印の方向から供給されてくる蒸気の顕熱によって内管9aが加熱され、外管9b内で、加熱された内管9aによって蒸気が加熱される。そして、過熱状態で乾燥き蒸気が外管9bから解凍装置1に供給される。
また、蒸気量に影響を与えない範囲でコンパクトな外形にすることで、加湿動作時の顕熱の発生を適切にコントロールすることができる。また、図示しないが、例えば外管9bの略鉛直方向下側に開口部を設けておけば、蒸気に混入している水分をより確実に系外に排出することも可能である。
次に、図7は、図1における蒸気放出体9付近を拡大した概略図である。図7に示すように、蒸気循環流路34は、蒸気放出体9が設置された凹部34cを含む略水平部分34aと、一端が略水平部分34aに接続され他端が解凍蒸気入口(図示せず。)に接続された略垂直部分34bと、で構成されている。凹部34cは、略水平部分34aにおいて一段下がった段差部分であり、その高さHおよび幅Lは本発明の効果が得られる範囲で適宜選択することができる。
このような構成によれば、蒸気循環用ファン39からの風(図7における矢印Z)が直接に蒸気放出体9に当たることがないため、蒸気放出体9から蒸気の放出に伴って放出される顕熱、すなわち蒸気放出体9から解凍室5に到達する顕熱、を最小限度に抑制することができ、加湿(潜熱)の割合を高めることができる。
さらに、蒸気循環流路34内においては、図7に示すように、略水平部分34a及び略垂直部分34bの接続部のうちの少なくとも一部が曲面状に形成されて曲面状部分34dが構成されている。略水平部分34a及び略垂直部分34bの接続部(特に角部)は通常直角部分を含むために水分が凝縮し易いが、図7に示すような構成によれば、加湿された風(蒸気)が矢印Zで示される方向に進む場合に、上記角部に蒸気がスムースに循環することで水分の凝縮を抑制することができる。
冷却機構4は、図8に示すように、冷却気体循環管21を介して冷却機19に冷却体20としてのユニットクーラーを連通連結して構成されている。また、電磁弁22、膨張弁23、アキュミュレータ24及び吸入圧力調整弁24´が設けられている。このような冷却機構4は、冷却機19で冷却した冷媒を冷却体20へ供給し、冷却体20の周囲温度を降下させる構成を有している。
解凍室5は、図1に示すように、前方に開口を有する略矩形箱型状の解凍室本体25と、開口に開閉自在に覆設した蓋体26とを含み、本体キャビネット2の略中央位置に配置されている。また、把手27、蝶番28及びトレイ受け29を含み、左右一対のトレイ受け29でトレイを引出し自在に支持し、トレイの上部に被解凍物を載置することができる。
また、解凍室5においては、図2に示すように、左側壁30に解凍蒸気流入口31が形成されており、図3に示すように、右側壁32に解凍蒸気流出口33が形成されている。そして、解凍蒸気流出口33と解凍蒸気流入口21とが解凍室5の外周部分で蒸気循環流路34を介して連通連結している。
解凍蒸気流入口31は、図2に示すように、解凍室5の左側壁30の上部から下部へ向けて隣接する解凍蒸気流入口31の間隔が狭くなり、左側壁30の単位面積当たりの開口面積が順に大きくなるように形成されている。一方、解凍蒸気流出口33は、図3に示すように、解凍室5の右側壁32の上部から下部へ向けて隣接する解凍蒸気流出口33の間隔が広がり、右側壁32の単位面積当たりの開口面積が順に小さくなるように形成されている。
このような構成によれば、左側壁30の上部及び下部から流入し、右側壁32の上部及び下部から流出する蒸気流を、解凍室5内において略水平に略均一にすることができ、すべての被解凍物にまんべんなく蒸気を接触させることができ、解凍効率を向上させることができる。
蒸気循環流路34は、図7において説明したように、略水平部分34aと略垂直部分34bとを含む。より具体的には、図1に示すように、解凍室本体25の天井壁35と本体キャビネット2の天井壁36との間に位置する略水平部分34a(図示せず。)と、解凍室本体25の側部に位置する蒸気流入側循環流路34e(略垂直部分)及び蒸気流出側循環流路34f(略垂直部分)とを有する。
蒸気流入側循環流路34e(略垂直部分)は、解凍室本体25の天井壁35と本体キャビネット2の天井壁36との間から、解凍室本体25の左側壁30と本体キャビネット2の左側壁37との間に連通し、蒸気流出側循環流路34f(略垂直部分)は、解凍室本体25の右側壁32と本体キャビネット2の右側壁38との間から、解凍室本体25の天井壁35と本体キャビネット2の天井壁36との間に連通する。
図1に示すように、蒸気循環流路34には、中途部に蒸気供給機構3の蒸気放出体9と冷却機構4の冷却体20とが設けられている。解凍室5の鉛直方向下側に蒸気生成機6が設けられ、解凍室5の天井壁35の左側上部に蒸気放出体9が設けられており、蒸気放出体9と蒸気生成機6とを連通連結する蒸気供給管10が蒸気流入側循環流路34eの外部を通っている。このような構成により、蒸気供給管10から発生する顕熱を解凍室5に到達することを防止することができる。
一方、図2及び図3に示すように、解凍装置1の背面側部に冷却機19が設けられ、解凍室5の天井壁35の右側上部に冷却体20が設けられており、冷却体20と蒸気放出体9との間には、蒸気循環用ファン39が設けられている。蒸気循環用ファン39の近傍で蒸気を放出させるが、蒸気放出体9に風が直接には当たらないため、顕熱の発生を最小限度にすることができ、蒸気が流れる略水平部分34aと略垂直部分34bとの合計の距離を確保することにより、低温度帯で高湿度を維持することができる。
なお、図示しないが、蒸気循環用ファン39を駆動するモータは、本体キャビネット2の外側に設けられている。これにより、モータの発熱(顕熱)を冷凍室5内に到達することを抑制することができ、冷凍室5内に高湿度雰囲気を維持し易い。モータを高湿度雰囲気に曝さなくてもよいため、モータの耐久性にとっても有利である。
蒸気放出体9から放出された蒸気を蒸気循環用ファン39で強制的に循環させることにより、蒸気は、蒸気流入側循環流路34eを通って解凍蒸気流入口31から解凍室5の内部に流入し、解凍室5の内部に載置された被解凍物に接触し、蒸気の潜熱により被解凍物を解凍し、その後、解凍蒸気流出口33から解凍室5の外部へ流出し、蒸気流出側循環流路34bを通って、再び蒸気循環用ファン39で強制的に循環される。
その際、蒸気の湿度及び温度を蒸気放出体9及び冷却体20で調整することにより、解凍装置1の運転中には、解凍室5の内部温度を例えば室温(例えば24℃〜25℃)とし、解凍室5内の相対湿度を常に略100%となるように制御する。より具体的には、解凍室5において、関係式(1):ΔQc≒ΔQv、及び関係式(2):Hin>Houtを満たすように、冷却機構4及び蒸気供給機構3を、制御装置42によって制御する。
冷却体20による冷却で奪われる顕熱ΔQcは、温度計及び風速計(図示せず)を用いて、上記冷却体20の前後の部分における温度差及び風量を測定することにより得られ、その単位はkcal/hである。また、蒸気放出体9からの蒸気により加えられる潜熱及び顕熱ΔQvのうちの顕熱は、温度計及び風速計(図示せず)を用いて、蒸気放出体9の前後の部分における温度差及び風量を測定することにより得られ、その単位はkcal/hである。なお、ΔQvのうちの潜熱は、100℃の蒸気を大気中に開放したと仮定して見積もることができる。
さらに、蒸気放出体9からの蒸気による加湿量Hinは、蒸気用流量計(図示せず)を用いて、解凍室5に繋がる配管内の蒸気通過量を測定することにより得られ、その単位はkg/hである。また、冷却体20による除湿量Houtは、はかりを用いて冷却体20からのドレン量を測定することにより得られ、その単位はkg/hである。
以上のような本実施の形態の解凍装置1によれば、上記関係式(1)を満たすことによって、解凍室5内の解凍温度(SP値)を安定的に略一定に維持することができ、上記関係式(2)を満たすことによって、解凍室5内の雰囲気を高湿度に維持することができる。すなわち、冷却機構4と蒸気供給機構3とをバランスよく運転することにより解凍室5内を高湿度雰囲気に維持しつつ解凍することが可能である。
また、蒸気供給機構3の蒸気生成機6と冷却機構4の冷却機19との間に解凍室5を介在し、蒸気循環用ファン39のモータが本体キャビネット2の外部に設置されているため、高温となる蒸気生成機6と低温となる冷却機19との干渉を可及的に防止することができ、熱損失を低減することができる。
また、解凍装置1を一体的に形成することができて、解凍装置1をコンパクト化することができるとともに、解凍装置1を容易に運搬及び移動することができ、これにより、解凍装置1の設置や設置場所の変更等が容易にできる。
以上、本発明の代表的な一実施の形態について図面を参照しながら説明したが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。例えば、上記特許文献1をはじめ当該分野において公知の技術を併せて採用することも可能である。
本発明の解凍装置によれば、従来の解凍装置と同等以上に熱効率に優れ、かつ運転の際に解凍室内の相対温度を略100%に維持することができる。また、本発明の解凍装置はコンパクト化することが可能であるため、運搬及び移動が容易であるとともに、種々の場所に設置して種々の被解凍物の解凍に用いることができる。
本発明の解凍装置の好適な一実施の形態の構成を示す一部を断面にした正面図である。 図1における解凍装置1を矢印Xの方向からみた図である。 図1における解凍装置1を矢印Yの方向からみた図である。 蒸気供給機構3の一実施の形態の構成を説明するための構成図である。 蒸気放出体9の構造を説明するための概略横断面図である。 図5におけるA−A線概略断面図(すなわち、蒸気放出体9の概略縦断面図)である。 図1における蒸気放出体9付近を拡大した概略図である。 冷却機構4の一実施の形態の構成を説明するための構成図である。
符号の説明
1・・・解凍装置
2・・・本体キャビネット
3・・・蒸気供給機構
4・・・冷却機構
5・・・解凍室
6・・・蒸気生成機
7・・・ドレインセパレータ
8・・・連通管
9・・・蒸気放出体
9a・・・内管
9a1・・・開口部
9b・・・外管
9b1・・・開口部
10・・・蒸気供給管
11・・・排水管
12・・・スチームトラップ
13・・・ストレーナー
14・・・減圧弁
15・・・圧力計
16・・・電磁弁
17・・・二方弁
18・・・逆止弁
19・・・冷却機
20・・・冷却体
21・・・冷却気体循環管
22・・・電磁弁
23・・・膨張弁
24・・・アキュミュレータ
24´・・・吸入圧力調整弁
25・・・解凍室本体
26・・・蓋体
27・・・把手
28・・・蝶番
29・・・トレイ受け
31・・・解凍蒸気流入口
33・・・解凍蒸気流出口
34・・・蒸気循環流路
34a・・・略水平部分
34b・・・略垂直部分
34c・・・凹部
34d・・・曲面状部分
34e・・・蒸気流入側循環流路
34f・・・蒸気流出側循環流路
39・・・蒸気循環用ファン
42・・・制御装置
43・・・転輪。


Claims (8)

  1. 本体キャビネットと;前記本体キャビネットの内部に形成され、かつ解凍蒸気流入口及び解凍蒸気流出口を有する解凍室と;前記解凍室の外部において前記解凍蒸気流出口と前記解凍蒸気流入口とが連通して形成された蒸気循環流路と;前記蒸気循環流路内に設けられた蒸気放出体を含む蒸気供給機構と;冷却機及び前記蒸気循環流路内に設けられた冷却体を含む冷却機構と;前記冷却体によって冷却された前記蒸気を前記蒸気循環流路及び前記解凍室に循環させるために風を供給するモータを含む蒸気循環用ファンと;を具備する解凍装置であって、
    前記解凍室において、
    関係式(1):ΔQc≒ΔQv
    (式(1)中、ΔQcは前記冷却体による冷却で奪われる顕熱であって前記蒸気循環流路における前記冷却体の前後に設けられた温度計によって測定される温度から得られる顕熱、ΔQvは前記蒸気放出体からの蒸気により加えられる潜熱であって100℃の蒸気を大気中に開放したとして見積もられる潜熱と、前記蒸気循環流路における前記蒸気放出体の前後に設けられた温度計によって測定される温度から得られる顕熱である。)及び
    関係式(2):Hin>Hout
    (式(2)中、Hinは、前記蒸気放出体からの蒸気による加湿量、Houtは前記冷却体による除湿量である。)
    を満たし、前記解凍室内の相対湿度を常に略100%に維持するように、制御装置により前記蒸気供給機構から前記蒸気循環流路内へ供給される蒸気量を制御する弁を具備すること、
    を特徴とする解凍装置。
  2. 前記蒸気循環流路が、前記蒸気放出体が設置された凹部を含む略水平部分と、一端が前記略水平部分に接続され他端が前記解凍蒸気入口に接続された略垂直部分と、で構成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の解凍装置。
  3. 前記蒸気放出体に蒸気を供給する蒸気供給管が前記蒸気流入側循環流路の外部を通るように設けられていること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の解凍装置。
  4. 前記モータが前記本体キャビネットの外側に設置されていること、
    を特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載の解凍装置。
  5. 本体キャビネットと;前記本体キャビネットの内部に形成され、かつ解凍蒸気流入口及び解凍蒸気流出口を有する解凍室と;前記解凍室の外部において前記解凍蒸気流出口と前記解凍蒸気流入口とが連通して形成された蒸気循環流路と;前記蒸気循環流路内に設けられた蒸気放出体を含む蒸気供給機構と;冷却機及び前記蒸気循環流路内に設けられた冷却体を含む冷却機構と;前記冷却体によって冷却された前記蒸気を前記蒸気循環流路及び前記解凍室に循環させるために風を供給するモータを含む蒸気循環用ファンと;を具備し、
    前記解凍室において、
    関係式(1):ΔQc≒ΔQv
    (式(1)中、ΔQcは前記冷却体による冷却で奪われる顕熱であって前記蒸気循環流路における前記冷却体の前後に設けられた温度計によって測定される温度から得られる顕熱、ΔQvは前記蒸気放出体からの蒸気により加えられる潜熱であって100℃の蒸気を大気中に開放したとして見積もられる潜熱と、前記蒸気循環流路における前記蒸気放出体の前後に設けられた温度計によって測定される温度から得られる顕熱である。)及び
    関係式(2):Hin>Hout
    (式(2)中、Hinは、前記蒸気放出体からの蒸気による加湿量、Houtは前記冷却体による除湿量である。)
    を満たし、前記解凍室内の相対湿度を常に略100%に維持するように、制御装置により弁で前記蒸気供給機構から前記蒸気循環流路内へ供給される蒸気量を制御すること、
    を特徴とする解凍装置の運転方法。
  6. 前記蒸気を、前記蒸気が有する顕熱によって加熱して過熱状態にして前記蒸気循環流路内に供給すること、
    を特徴とする請求項5に記載の解凍装置の運転方法。
  7. 前記蒸気循環用ファンによる風を前記蒸気放出体に直接当てることなく、前記蒸気を前記蒸気循環流路内を循環させること、
    を特徴とする請求項5又は6に記載の解凍装置の運転方法。
  8. 前記蒸気を、前記蒸気循環流路のうちの一部に滞留させることなく循環させること、
    を特徴とする請求項5〜7のうちのいずれかに記載の解凍装置の運転方法。
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