JP4535042B2 - デマンド制御装置、デマンド制御システム、デマンド制御方法およびデマンド制御プログラム - Google Patents

デマンド制御装置、デマンド制御システム、デマンド制御方法およびデマンド制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、宿泊施設におけるデマンド制御を行うデマンド制御装置、デマンド制御システム、デマンド制御方法およびデマンド制御プログラムに関する。
従来、省エネ対策やコスト削減等の要請からデマンド制御を導入する施設が増えている。効率的なデマンド制御を実現する方法として、建物内のエリア毎やエリアに属する人毎等に優先度をつけ、その優先度に応じてデマンド制御を行う方法が開示されている(例えば、特許文献1等)。
特開2005−291588号公報
しかし、宿泊施設等においては、多数の部屋毎に人が頻繁に出入りしかつ利用客へ不快感を与えないようサービスを優先しなければならないことから、デマンド制御を積極的に導入しにくいという特異性がある。さらに宿泊施設においては、利用客のチェックイン・チェックアウトや外出・帰室のとき、室内の清掃中のとき等、人の移動によって実質上の優先順位が変わるため、上述のようにエリア毎や同エリアに属する人毎に固定的に優先度を設定してデマンド制御をかけることはできない。
本発明の課題は、人の出入りが頻繁にあり複数の部屋を有する宿泊施設内において、無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とすることである。
第1発明に係るデマンド制御装置は、宿泊施設の部屋に環境を提供する環境提供装置の電力デマンドを制御するデマンド制御装置であって、検出信号判定部と、優先度決定部と、デマンド制御指令部とを備える。検出信号判定部は、部屋において宿泊施設の利用客が居ることを示す第1検出信号及び前記部屋において宿泊施設の従業員が居ることを示す第2検出信号を受信したかどうかを判定する。優先度決定部は、検出信号判定部による第1検出信号又は前記第2検出信号の判定処理により、デマンド制御の優先度である第1優先度のレベルを決定すると共に、前記部屋の利用スケジュールに従って第2優先度のレベルを決定する。デマンド制御指令部は、第1優先度又は第2優先度のレベルに応じたデマンド制御指令を生成し発信する。優先度決定部はさらに、第1検出信号を受信した場合は、第2検出信号を受信した場合よりも第1優先度のレベルを高く設定し、第1検出信号及び第2検出信号を重複して受信した場合は、第1検出信号により、第1優先度のレベルを決定し、前記部屋の利用時間が間もなく開始する場合は、第2優先度のレベルを高く設定する。デマンド制御指令部は、第1優先度及び第2優先度のうちレベルが高い方に応じてデマンド制御指令を生成する
ここで、環境提供装置とは、空調機、照明、換気等の室内のエネルギー消費機器を含む。また、利用スケジュールは、部屋を特定するID、利用予定の有無、利用時間等の情報を含む。
これにより、リアルタイムに優先度を変更設定でき、無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする。
また、会場や店舗等利用スケジュールのある部屋については、別途優先度を得てデマンド制御を行うため、利用客に負担のない効果的なデマンド制御を可能とする
また、利用客の在/不在を検出するだけでなく、利用客か従業員かを検出してデマンド制御の優先度を決定できるため、さらに無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする
発明に係るデマンド制御装置は、第1発明のデマンド制御装置であって、第1優先度又は第2優先度に関する情報を記憶する優先度記憶部を備え、記憶された第1優先度又は第2優先度に関する情報は、第1優先度又は前記第2優先度のレベルが決定される毎に記憶され、または更新される。ここで、第1優先度に関する情報とは、部屋を特定するID、先に決められた優先度、検出信号の受信時刻等を含む。
これにより、デマンド制御の優先度はリアルタイムに保存、更新される。
発明に係るデマンド制御装置は、第1発明のデマンド制御装置であって、環境提供装置は空調機であり、デマンド制御指令部は、前記空調機毎にデマンド制御指令を生成し、空調機に対して発信する。ここで、空調機は室外機および部屋毎に設けられた室内機も含むものとする。
これにより、電力消費の変動が著しい空調機に対して効果的なデマンド制御を行うことができる。
発明に係るデマンド制御システムは、第1発明のデマンド制御装置と、快適環境提供装置と、第1検出信号を検出する第1検出装置とを備える。
これにより、リアルタイムに優先度を変更設定でき、無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする。
発明に係るデマンド制御システムは、第発明のデマンド制御システムであって、部屋において従業員が居ることを示す第2検出信号を検出する第2検出装置を備える。
これにより、リアルタイムに優先度を変更設定でき、さらに無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする。
発明に係るデマンド制御システムは、第または第発明のデマンド制御システムであって、第1及び第2検出信号は、宿泊施設の管理システムを介して、デマンド制御装置に送信される。ここで、宿泊施設の管理システムとは、利用客のチェックイン・チェックアウト、清掃の開始・完了、在室の有無等の情報を取得・保持し、インジケータ等を介して管理するシステムであって、宿泊施設において導入されている既存のシステムをいう。
これにより、宿泊施設に既存の管理システムを利用してデマンド制御システムを導入できるため、短期間かつ低コストでデマンド制御システムを導入できる。
発明に係るデマンド制御方法は、宿泊施設の各部屋に環境を提供する環境提供装置の電力デマンドを制御するデマンド制御方法であって、次のステップ備える。利用客検出ステップにおいては、第1検出信号を受信することにより部屋において宿泊施設の利用客が居ると判定する。従業員検出ステップにおいては、第2検出信号を受信することにより部屋において宿泊施設の従業員が居ると判定する。第1優先度レベル決定ステップにおいては、第1検出信号又は第2検出信号に応じてデマンド制御の第1優先度のレベルを決定する。第2優先度レベル決定ステップにおいては、部屋の利用スケジュールに従って第2優先度のレベルを決定する。デマンド制御指令ステップにおいては、第1優先度及び第2優先度のうちレベルが高い方に応じてデマンド制御指令を生成し送信する。第1優先度レベル決定ステップにおいては、第1検出信号を受信した場合は、第2検出信号を受信した場合よりも第1優先度のレベルを高く設定し、第1検出信号及び第2検出信号を重複して受信した場合は、第1検出信号により、第1優先度のレベルを決定する。第2優先度レベル決定ステップにおいては、第2優先度のレベルは、部屋の利用時間が間もなく開始する場合は、高くされる。
これにより、リアルタイムに優先度を変更設定でき、無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする。
発明に係るデマンド制御プログラムは、宿泊施設の各部屋に環境を提供する環境提供装置の電力デマンドを制御するためのコンピュータプログラムであって、次のステップ備える。利用客検出ステップにおいては、第1検出信号を受信することにより部屋において宿泊施設の利用客が居ると判定する。従業員検出ステップにおいては、第2検出信号を受信することにより部屋において宿泊施設の従業員が居ると判定する。第1優先度レベル決定ステップにおいては、第1検出信号又は第2検出信号に応じてデマンド制御の第1の優先度のレベルである優先度を決定する。第2優先度レベル決定ステップにおいては、部屋の利用スケジュールに従って第2優先度のレベルを決定する。デマンド制御指令ステップにおいては、第1優先度及び第2優先度のうちレベルが高い方に応じてデマンド制御指令を生成し送信する。第1優先度レベル決定ステップにおいては、第1検出信号を受信した場合は、第2検出信号を受信した場合よりも第1優先度のレベルを高く設定し、第1検出信号及び第2検出信号を重複して受信した場合は、第1検出信号により、第1優先度のレベルを決定する。第2優先度レベル決定ステップにおいては、第2優先度のレベルは、部屋の利用時間が間もなく開始する場合は、高くされる。
これにより、リアルタイムに優先度を変更設定でき、無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする。
第1発明に係るデマンド制御装置では、リアルタイムに優先度を変更設定でき、無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする。また、会場や店舗等利用スケジュールのある部屋については、別途優先度を得てデマンド制御を行うため、利用客に負担のない効果的なデマンド制御を可能とする。また、利用客の在/不在を検出するだけでなく、利用客か従業員かを検出してデマンド制御の優先度を決定できるため、さらに無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする。
発明に係るデマンド制御装置では、デマンド制御の優先度はリアルタイムに保存、更新される。
発明に係るデマンド制御装置では、電力消費の変動が著しい空調機に対して効果的なデマンド制御を行うことができる。
発明に係るデマンド制御システムでは、リアルタイムに優先度を変更設定でき、無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする。
発明に係るデマンド制御システムでは、リアルタイムに優先度を変更設定でき、さらに無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする。
発明に係るデマンド制御システムでは、宿泊施設に既存の管理システムを利用してデマンド制御システムを導入できるため、短期間かつ低コストでデマンド制御システムを導入できる。
発明に係るデマンド制御方法では、リアルタイムに優先度を変更設定でき、無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする。
発明に係るデマンド制御プログラムでは、リアルタイムに優先度を変更設定でき、無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とする。
本発明の実施形態に係るデマンド制御システム1の全体的な構成図を、図1に示す。また、デマンド制御装置10の構成を図2に概略的に示す。
<デマンド制御システムの概略構成>
図1に示すように、デマンド制御システム1は、ホテル等の宿泊施設に設けられ、主に、空調機ACに対するデマンド制御を行うデマンド制御装置10と、各部屋Rの空調を制御する空調管理装置20と、ホテル管理装置30と、ホテル管理装置30と通信線31を介して接続され各部屋に配された管理制御部41とを有する。
デマンド制御装置10は、後述するように、部屋毎の空調機ACと制御線21で結ばれ、デマンド制御の要否を判断し、デマンド制御を行う。空調管理装置20は、各部屋の空調管理を行い、デマンド制御装置10を介して空調制御を行う。
なお、本実施形態においては、デマンド制御の対象機器として主に空調機ACを例として説明するが、その他の照明、換気、給湯等の機器を対象として同様にデマンド制御を行ってもよい。
ホテル管理装置30は、ホテルの各部屋の管理を行う装置であって、チェックイン・チェックアウト、清掃開始・終了、在室の有無等の情報を取得・保持し、インジケータ等を介して管理する。ホテル管理装置30には、ホテルの従業員が携帯する送信機50からの信号を受信する受信部が設けられている。送信機50は、各部屋において清掃や点検等の際にホテルの従業員が携帯し、ボタン操作等により信号を発信させる。
管理制御部41は、各部屋に配されたキースイッチ42(部屋のキーを差し込むことにより部屋内の電源をONにする)が接続され、ON/OFFの情報等をホテル管理装置30に送信する。
<デマンド制御装置の概略構成>
デマンド制御装置10は、図2に示すように、受信部11と、制御部12と、記憶部13と、送信部14とを含むコンピュータである。
制御部12はCPU等からなり、所定のプログラムに従ってデマンド制御のための制御処理を行う。制御部12は、検出信号判定部12aと、優先度決定部12bと、デマンド予測部12cと、デマンド制御指令部12dとを有する。検出信号判定部12aは、各部屋において利用客が居ることを示す検出信号(以下、第1検出信号と呼ぶ)を受信したかどうか、および各部屋において従業員が居ることを示す検出信号(以下、第2検出信号と呼ぶ)を受信したかどうかを判定する。
優先度決定部12bは、検出信号判定部12aによる判定の結果に応じて、デマンド制御の優先度(以下、第1優先度と呼ぶ)を決定する。デマンド制御の優先度は、「高」、「中」、「低」のレベルを設け、優先度が「低」の部屋からデマンド制御を行う。なお、この優先度は、その施設の状況に応じて設定されるもので、段階を増やしたり、優先対象を変更したり自由に設定できる。
デマンド予測部12cは、公知の所定の方法によりデマンド予測を行い、デマンド制御が必要かどうかを判定する。デマンド制御指令部12dは、デマンド予測部12cによりデマンド制御が必要であると判定された場合に、上記優先度に応じてデマンド制御指令を生成する。送信部14は、生成されたデマンド制御指令を部屋R内の空調機ACへ制御線21を介して送信する。
記憶部13は、決定された優先度を記憶し更新する優先度記憶部13aを有する。また記憶部13は、ROM等に格納され、後述するデマンド制御装置の処理を実行するためのデマンド制御プログラム13bを保持する。
<デマンド制御による空調機の動作>
デマンド制御指令を受けた空調機ACの動作について説明する。本実施形態における空調機ACは、室外機(図示省略)と複数の室内機からなるいわゆるビルマルチ方式である。空調機ACに対する制御としては、例えば室外機の能力を制御する方法として最大能力に段階を設けて抑制する方法(例えば、4段階(100、70、40、0%)や10%刻みの段階を設けて抑制する等)の他、室内機の設定温度の制御や運転のON/OFFにより部屋毎の制御が可能である。なお、セントラル空調方式を採用している場合は、ON/OFFや風量の調節等により制御が可能である。
<デマンド制御システムの処理動作>
上記実施形態のデマンド制御装置10による処理の流れを図3および図4のフローチャートに沿って説明する。
<優先度決定処理>
まず、優先度決定処理を行う(S001ステップ)。図4に示すように、デマンド制御装置10はホテル管理装置30に対し、ポーリングにより空調管理装置20を介してホテル管理装置30にアクセスする(S101ステップ)。このポーリング送信は、部屋毎に所定の時間間隔で行われる。次いで、同ポーリングに対して、ホテル管理装置30は、第1検出信号を受信したか、第2検出信号を受信したか、または検出信号を受信していないかの情報を空調管理装置20を介してデマンド制御装置10に送信する。検出信号判定部12aは、まず、第1検出信号が受信されたかどうかを判定する(S102ステップ)。第1検出信号が受信された場合、同部屋には利用者が居ることになるため、優先度決定部12bは空調機ACに対し第1優先度を「高」と決定する(S103ステップ)。
第1検出信号が受信されていない場合、検出信号判定部12aは、第2検出信号が受信されたかどうかを判定する(S104ステップ)。第2検出信号が受信されていない場合、同部屋は無人であることになるため、優先度決定部12bは空調機ACに対し第1優先度を「低」と決定する(S106ステップ)。第2検出信号が受信された場合、同部屋では従業員が作業していることになるため、空調機ACに対し第1優先度を「中」と決定する(S107ステップ)。決定された優先度は、優先度記憶部13aにおいて記憶されあるいは更新される(S108ステップ)。
なお、検出信号の受信はポーリングによるものには限定されず、ホテル管理装置30から所定の時間間隔で送信する、あるいは状態変化の通知(COS(Change of Status)通知)を行うよう設定してもよい。
<デマンド制御処理>
次いで、上記のように決定された優先度は、図3に示すように、デマンド予測部12cによりデマンド制御が必要かどうか判定される(S002ステップ)。必要でないと判定された場合は処理を終了し、必要であると判定された場合は、優先度記憶部13aにおける優先度に応じてデマンド制御指令を生成し、空調機ACに送信され、デマンド制御が行われる(S003ステップ)。
<実施形態に係るデマンド制御システムの特徴>
(1)
本実施形態に係るデマンド制御システム1では、人の在/不在をリアルタイムに把握しデマンド制御の優先度を決定するため、ホテルのような宿泊施設においても無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現できる。
(2)
本実施形態に係るデマンド制御システム1では、さらに人の在/不在に加えて利用者か従業員かを検出してデマンド制御の優先度を決定するため、さらに効果的なデマンド制御を実現できる。
(3)
本実施形態に係るデマンド制御システム1では、既存のホテル管理装置30の情報を利用しているため、短期間かつ低コストでデマンド制御システムを導入できる。
<実施形態の変形例>
(A)
上記実施形態における優先度決定に加えて、利用スケジュールによる優先度(以下、第2優先度と呼ぶ)を更に加えてもよい。その処理の一例を図5に示す。
図4に示した優先度決定処理を行った後(S111ステップ)、デマンド制御装置10の制御部12は、部屋において利用予定は有るかどうかを判定する(S112ステップ)。利用予定がない場合は処理を終了し、利用予定がある場合は、同部屋が利用中かどうかを判定する(S113ステップ)。利用中である場合は、優先度を変更できないため(すなわち、先の処理において優先度が「高」とされている)処理を終了し、利用中でない場合は、利用時間が間もなく開始するかどうか(例えば、10分以内で開始するかどうか)を判定する(S114ステップ)。これは、利用時間開始まで間もない場合は予冷・予熱等を行うことで利用客の快適性を確保するためである。利用時間が間もなく開始する場合は、利用時間における優先度(第2優先度)を「高」に決定する(S115ステップ)。次いで、優先度記憶部13aを更新する(S116ステップ)。
図6は、優先度記憶部13aに記憶される情報の内容の一例を示す。各部屋に対し、デマンド制御装置10によるポーリング時刻、利用予定、第1優先度および第2優先度を含む。第1優先度は第1および第2検出信号の受信の有無に基づき決定されたもので、第2優先度は利用予定に基づき決定されたものである。会議室3001および3002は、客室のように利用者が使用するキースイッチはないため、少なくとも第1検出信号が出されることはないことから第1優先度は「低」となっている。しかし、利用予定が入ることにより、上述のように第2優先度が決定され、同優先度に応じてデマンド制御が行われる。
また、客室において第2優先度を適用してもよい。例えば、利用客がチェックインしてからチェックアウトするまでを利用予定時間として設定し、第1優先度に優先する第2優先度を設定することもできる。
このように、利用スケジュールに基づいても優先度を決定することができるため、利用客の快適性を考慮しかつ無駄の少ないデマンド制御を実現できる。
(B)
上記実施形態においては、空調管理装置20は、デマンド制御装置10を介して各部屋内の機器に接続されているが、例えばセントラル空調方式が採用されている場合は、ホテル管理装置30を介して空調管理・デマンド制御を行うようにしてもよい。
(C)
上記実施形態においては、従業員が送信機50を携帯しボタン操作等により第2検出信号を発信させているが、従業員が携帯するICカード等から部屋に備えられた受信機により自動的に第2検出信号を受信して、発信させるようにしてもよい。
(D)
デマンド制御中に優先度が変更された場合、特にデマンド制御中の部屋で第1検出信号が検出された場合、利用客が部屋に居ることになるため、デマンド制御の解除信号を発信する等して強制的にデマンド制御を解除するように設定してもよい。
(E)
上記実施形態においては、第1優先度は第1検出信号または第2検出信号の受信に応じて決定されるが、双方の検出信号が重複して受信された場合、予め設定された優先順位に基づきいずれかの検出信号を優先させてもよい。例えば、上記実施形態においては、利用客が部屋に居る間に従業員も部屋に居るような状況があった場合、利用客がいることを示す第1検出信号を優先させて、デマンド制御の優先度を「高」とするように設定してもよい。
(F)
上記実施形態においては、本発明のデマンド制御システムを宿泊施設に導入した場合について説明しているが、同様のニーズが発生する施設、例えば商業施設や公共施設等に適用してもよい。
本発明に係るデマンド制御装置、デマンド制御システム、デマンド制御方法およびデマンド制御プログラムは、人の出入りが頻繁にあり複数の部屋を有する宿泊施設内において、無駄がなくかつ利用客に負担のない効果的なデマンド制御を実現することを可能とするため効果的である。
本発明の実施形態に係るデマンド制御システムの全体構成図。 本発明の実施形態に係るデマンド制御装置の概略構成図。 本発明の実施形態に係るデマンド制御の処理の流れを示すフローチャート。 上記デマンド制御の処理におけるデマンド制御の優先度決定処理の流れを示すフローチャート。 上記実施形態の優先度決定処理の変形例の流れを示すフローチャート。 上記変形例における優先度に関する情報を示す図。
1 デマンド制御システム
10 デマンド制御装置
11 受信部
12 制御部
13 記憶部
14 送信部
20 空調管理装置
21 制御線
30 ホテル管理装置(管理システム)
31 通信線
41 管理制御部
42 キースイッチ
50 従業員携帯送信機

Claims (8)

  1. 宿泊施設の部屋(R)に環境を提供する環境提供装置の電力デマンドを制御するデマンド制御装置(10)であって、
    前記部屋において宿泊施設の利用客が居ることを示す第1検出信号及び前記部屋(R)において宿泊施設の従業員が居ることを示す第2検出信号を受信したかどうかを判定する検出信号判定部(12a)と、
    前記検出信号判定部による前記第1検出信号又は前記第2検出信号の判定処理により、前記デマンド制御の優先度である第1優先度のレベルを決定すると共に、前記部屋(R)の利用スケジュールに従って第2優先度のレベルを決定する優先度決定部(12b)と、
    前記第1優先度又は第2優先度のレベルに応じたデマンド制御指令を生成し発信するデマンド制御指令部(12d)と、
    を備え、
    前記優先度決定部(12b)はさらに、
    前記第1検出信号を受信した場合は、前記第2検出信号を受信した場合よりも前記第1優先度のレベルを高く設定し、
    前記第1検出信号及び前記第2検出信号を重複して受信した場合は、前記第1検出信号により、前記第1優先度のレベルを決定し、
    前記部屋(R)の利用時間が間もなく開始する場合は、前記第2優先度のレベルを高く設定し、
    前記デマンド制御指令部(12d)は、
    前記第1優先度及び前記第2優先度のうちレベルが高い方に応じてデマンド制御指令を生成する
    デマンド制御装置。
  2. 前記第1優先度又は前記第2優先度に関する情報を記憶する優先度記憶部(13a)を備え、
    記憶された前記第1優先度又は前記第2優先度に関する情報は、前記第1優先度又は前記第2優先度のレベルが決定される毎に記憶され、または更新される、
    請求項1記載のデマンド制御装置。
  3. 前記環境提供装置は空調機(AC)であり、
    前記デマンド制御指令部(12d)は、前記空調機毎に前記デマンド制御指令を生成し、前記空調機に対して発信する、
    請求項1記載のデマンド制御装置。
  4. 請求項1記載の前記デマンド制御装置(10)と、
    前記快適環境提供装置と、
    前記第1検出信号を検出する第1検出装置(42)と、
    を備える、デマンド制御システム。
  5. 前記部屋(R)において従業員が居ることを示す第2検出信号を検出する第2検出装置(50)を備える、
    請求項記載のデマンド制御システム。
  6. 前記第1び第2検出信号は、宿泊施設の管理システム(30)を介して、前記デマンド制御装置(10)に送信される、
    請求項またはに記載のデマンド制御システム。
  7. 宿泊施設の各部屋に環境を提供する環境提供装置の電力デマンドを制御するデマンド制御方法であって、
    第1検出信号を受信することにより前記部屋において宿泊施設の利用客が居ると判定する利用客検出ステップと、
    第2検出信号を受信することにより前記部屋において宿泊施設の従業員が居ると判定する従業員検出ステップと、
    前記第1検出信号又は前記第2検出信号に応じてデマンド制御の第1優先度のレベルを決定する第1優先度レベル決定ステップと、
    前記部屋の利用スケジュールに従って第2優先度のレベルを決定する第2優先度レベル決定ステップと、
    前記第1優先度及び前記第2優先度のうちレベルが高い方に応じてデマンド制御指令を生成し送信するデマンド制御指令ステップと、
    を備え、
    前記第1優先度レベル決定ステップにおいては、
    前記第1検出信号を受信した場合は、前記第2検出信号を受信した場合よりも前記第1優先度のレベルを高く設定し、
    前記第1検出信号及び前記第2検出信号を重複して受信した場合は、前記第1検出信号により、前記第1優先度のレベルを決定し、
    前記第2優先度レベル決定ステップにおいては、
    前記第2優先度のレベルは、前記部屋の利用時間が間もなく開始する場合は、高くされる、
    デマンド制御方法。
  8. 宿泊施設の各部屋に環境を提供する環境提供装置の電力デマンドを制御するためのコンピュータプログラム(13b)であって、
    第1検出信号を受信することにより前記部屋において宿泊施設の利用客が居ると判定する利用客検出ステップと、
    第2検出信号を受信することにより前記部屋において宿泊施設の従業員が居ると判定する従業員検出ステップと、
    前記第1検出信号又は前記第2検出信号に応じてデマンド制御の第1先度のレベルを決定する第1優先度レベル決定ステップと、
    前記部屋の利用スケジュールに従って第2優先度のレベルを決定する第2優先度レベル決定ステップと、
    前記第1優先度及び前記第2優先度のうちレベルが高い方に応じてデマンド制御指令を生成し送信するデマンド制御指令ステップと、
    を備え、
    前記第1優先度レベル決定ステップにおいては、
    前記第1検出信号を受信した場合は、前記第2検出信号を受信した場合よりも前記第1優先度のレベルを高く設定し、
    前記第1検出信号及び前記第2検出信号を重複して受信した場合は、前記第1検出信号により、前記第1優先度のレベルを決定し、
    前記第2優先度レベル決定ステップにおいては、
    前記第2優先度のレベルは、前記部屋の利用時間が間もなく開始する場合は、高くされる、
    プログラム。
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