JP4532659B2 - 船舶用推進装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船舶用の推進装置であって、帆を有する船舶に取り付ける推進装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンを搭載したセイルボートは知られており、帆以外の推進装置として、エンジンもしくは電動モータを配設し、スクリュウを駆動するものである。そして、エンジンから船体に伝わる振動を低減すべく、エンジンをゴムマウント上に配設したものも知られている。電動モータによりスクリュウを駆動するものは、充電されたバッテリを搭載し、蓄電量が少なくなれば、商用電源に接続または、エンジンにて充電機を駆動し、充電を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
エンジンをゴムマウント上に搭載し、振動の低減を行う場合には、船において、エンジンの回転数により発生する振動周波数域が一定でないため、ゴムマウントによる振動低減には限界がある。バッテリを搭載するものは、充電の際には必ず発電機を起動させる必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決すべく、本発明は次のような手段を用いる。
【0005】
請求項1においては、帆を有する船舶に配設する船舶用推進装置(3)であって、エンジン(18)と、発電機(17)と、バッテリ(16)と、モータ(11)と、プロペラ(12)とを有し、該プロペラ(12)は、該モータ(11)により駆動すると共に、プロペラ開閉装置(13)により開閉可能とし、該エンジン(18)により発電機(17)を駆動し、該発電機(17)の電力を該バッテリ(16)に蓄電し、該発電機(17)とバッテリ(16)の電力によりモータ(11)を駆動可能とし、風が十分にある場合には、該プロペラ(12)を閉じて帆走し、風が十分にあり、前記バッテリ(16)の充電量が少ない場合には、該閉じた状態のプロペラ(12)を前記プロペラ開閉装置(13)により強制的に開かせ、該プロペラ(12)を遊転させて、前記モータ(11)により発電を行うものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
【0007】
図1は帆を有する船舶の全体構成を示す側面図、図2は推進装置の構成を示す概略図、図3は船舶の走行状態を示す概略図、図4は推進装置の側面断面図、図5はプロペラの開閉機構を示す側面断面図、図6はカムとプッシュロッドの構成を示す概略図、図7はプロペラの開閉状態を示す略図である。
【0008】
図8はプロペラの開閉機構の他例を示す側面断面図、図9はカムとプッシュロッドの他の構成を示す概略図、図10はバッテリ充電制御のフローチャートを示す図、図11は電動走行制御のフローチャートを示す図である。
【0009】
図1を用いて、船舶の構成について説明する。船体1の上部にはマスト4が立設されており、船底2には下方に向け推進装置3が配設されている。船体1の内部には、後述する発電機およびバッテリが搭載されており、バッテリもしくは発電機より、推進装置3に電力が供給される構成になっている。これにより、船舶は風のある場合にはマスト4に帆を張り、風により推進することができ、風のない場合には、推進装置3を駆動して進むことができるものである。
【0010】
次に、推進装置3の制御構成について図2を用いて説明する。推進装置3は、該推進装置3の上部に配設されたモータ11により駆動されるものである。該推進装置3への電力供給は操作レバー20により調節されるものであり、該操作レバー20により推進力を調節できる構成となっている。モータ11には、バッテリ16および発電機17が接続されており、該バッテリ16および発電機17より電力が供給されるものである。発電機17はエンジン18に接続されており、該エンジン18により駆動されるものである。発電機17よりの電力は、インバータ14を介してモータ11に供給されるものであり、該インバータ14はコントローラ15により制御されるものである。コントローラ15は操作レバー20の操作に対応して電力制御を行うものである。なお、エンジン18は防振装置19上に配設されている。防振装置19は、エンジン18の運転時において発生する振動特性に合わせられており、該エンジン18の振動を低減する構成になっている。
【0011】
バッテリ16は船内の電気機器21に電力を供給するほかに、推進装置3のモータ11に電力を供給するものである。バッテリ16からモータ11に供給される電力はインバータ14において制御される。インバータ14における電力制御は、コントローラ15により行うものである。該コントローラ15は操作レバー20に対応してインバータ14を制御して、モータ11への電力供給を調節するものである。発電機17において発生した電力は、インバータ14を介してバッテリ16に蓄電することが可能である。さらに、プロペラ12を外力により回転させ、モータ11を駆動して発電を行い、電力をバッテリ16に充電することも可能である。
【0012】
推進装置3のプロペラ12は開閉自在に構成されており、操作レバー20もしくは専用のスイッチにより開閉制御を行うものである。推進装置3にはプロペラ開閉装置13が配設されており、これによりプロペラ12を開閉する。プロペラ開閉装置13はコントローラ15に接続されており、該コントローラ15に接続した操作レバー20もしくは専用スイッチによりプロペラ開閉装置13を制御するものである。また、コントローラ15において、航行状態およびバッテリ16の充電量に応じて自動的にプロペラ12の開閉を行うこともできる。
【0013】
上記の構成において、船舶を推進する際には、モータ11により推進するものであり、推進装置3により航行する際の振動や騒音を低減することができるものである。さらに、バッテリ16に充電を行うエンジン18を一定の回転数で駆動することにより、該エンジン18を支持する防振装置19をその回転において発生する振動特性に一致させることができる。防振装置19の振動特性をエンジン18の振動特性に一致させることにより、防振装置19の振動低減効果を最大限に発揮させることができる。これにより、モータ11のみが駆動されている場合はもちろん、エンジン18を始動している状態においても船体に伝達される振動を低減できる。そして、帆走時には、水の抵抗より発電を行うので、エンジン18を始動する必要が無く、帆走時の静粛性を向上できる。以上のことより、エンジン18の始動時間を減少し、排気ガスの排出量を低減できる。さらに、推進装置3は電力により駆動されるので、該推進装置3の配置レイアウトの自由度が増す。
【0014】
次に、帆と推進装置を有する船舶の航行状態について説明する。帆と推進装置を有する船舶は、図3に示す如く、3つの航行状態を選択可能に構成されている。図3(a)は推進装置のみを駆動して航行する状態を示す図であり、図3(b)は帆により風力を利用して航行する状態を示す図であり、図3(c)は航行すると同時に発電を行う状態を示す図である。この船舶は、風の無い場合や入港する際には、図3(a)に示す如く、推進装置3を駆動して航行することができる。推進装置3は、前述の如くバッテリ16の電力により駆動されるものである。もちろん、風の弱い場合においても、帆を張ると同時に推進装置3を駆動して航行することも可能である。風が十分にある場合には、図3(b)に示す如く、帆を張り風力を利用して航行を行うものである。この際には、水の抵抗を減少すべく、プロペラ12を閉じるものである。
【0015】
さらに、風が十分にあり、バッテリ16の充電量が少ない場合には、図3(c)に示す如く、帆を張り風力を利用して航行を行うと同時に、プロペラ12を開き、バッテリ16に充電を行うものである。帆により航行する際に、プロペラ12を開くことにより、水の抵抗でプロペラ12が回転する。この回転力によりモータ11を駆動して、発電を行うものである。風力エネルギーを利用してバッテリに充電を行うことができ、船内電気器具(照明、航海機器など)用の電力を確保するためにエンジンを始動する時間を少なくできる。これにより、大気汚染物資の排出低減を行える。
【0016】
次に、推進装置3の構成について、図4を用いて説明する。推進装置3は船底2に取り付けられており、船底2より下方に突出した構成となっている。推進装置3はモータ11、ケーシング23、プロペラ12により構成されている。ケーシング23内には、モータ11に接続したシャフト24および伝導パイプ25が配設されており、該シャフト24と伝導パイプ25を介してモータ11の駆動力がプロペラ12に伝達される。シャフト24の上端にはモータ11が接続されており、下端にはベベルギヤ26が固設されている。伝導パイプ25の前端にはベベルギヤ27が固設されており、後端はプロペラ12に接続されている。べベルギヤ26とベベルギヤ27は噛合しており、シャフト24の駆動力を伝導パイプ25に伝達する構成になっている。また、モータ11はケーシング23の上部に配設されるとともに、ステ−29に接続されている。ステ−29は防振ゴム28を介して船底2に接続されている。このため、モータ11の駆動により発生する振動を低減することができる。
【0017】
ケーシング23内には、さらにプロペラ12の開閉を行うために、ロッド30、プッシュロッド31が内装されている。ロッド30はケーシング23内に上下方向に配設されており、該ロッド30の下端にはカム33が接続されている。カム33は、ケーシング23により構成されるガイド35内に挿入されており、該ガイド35内を上下に摺動する構成となっている。ガイド35にはデテント機構34が設けられるとともに、該ガイド35の内側にプッシュロッド31が突き出た構成となっている。
【0018】
ガイド35に挿入されるカム33の前面および後面には、それぞれ凹部が設けられている。カム33の前面に設けられた凹部は、デテント機構34により位置調節を行うためのものである。ケーシング23には前述の如く、デテント機構34が配設されている。このデテント機構34がカム33の前面凹部に当接もしくは嵌合することにより、該カム33がプロペラ12を閉じる位置に保持されるものである。そして、カム33の後面に構成した凹部はプッシュロッド31の前後摺動を行うためのものである。カム33の後面に設けた凹部には、プロペラ12を閉じた状態で、プッシュロッド31の前端が嵌合しており、カム33を上方に摺動することにより、プッシュロッド31の前端がカム33の凹部より脱し、後方に摺動されるものである。プッシュロッド31の後端近傍には、プロペラ12の基部が軸32に回動自在に枢支されている。プッシュロッド31を後方に摺動させ、プロペラ12の基部を回動させることにより、プロペラ12が開く構成になっている。
【0019】
次に、プロペラ12の開閉機構について図6および図7を用いて説明する。図6(a)はプロペラが閉じた状態のカムとプッシュロッドの構成を示す図、図6(b)はプロペラが開いた状態のカムとプッシュロッドの構成を示す図である。図6(a)に示す如く、プッシュロッド31の前端はカム33の後側凹部33bと嵌合している状態においては、図7(a)に示す如く、プロペラ12が閉じた状態となっている。この状態より、ロッド30を引き上げると、カム33を上方に摺動されるとともに、プッシュロッド31がカム33の後側面に沿って後方に摺動される。そして、図6(b)に示す如く、プッシュロッド31の前端がカム33の平坦部に当接する。プッシュロッド31の後端近傍には、プロペラ12の基部に固設されたプロペラカム12c・12cが配設されている。プッシュロッド31が後方に摺動することにより、プロペラカム12cが後方に回動される。これにともない、プロペラ12が回動され、図7(b)に示す如く、プロペラ12が開くものである。
【0020】
すなわち、上記の如く推進装置3内に配設したロッド30を操作することにより、プロペラ12の開閉を行うことができるものである。また、推進装置3内にプロペラ12の開閉機構を配設できるため、推進装置3の外観をシンプルに構成することができる。ロッド30の摺動操作としては、電気的制御もしくは手動で行うことも可能である。電気的制御手段としては、サーボモータ、ソレノイド等を用いることが可能であり、これらを前述のコントローラ15に接続し、制御することが可能である。プロペラ12の開閉を電気的手段により開閉する場合には、推進装置3が機械接続においては、独立となり、電気的接続を行うことにより作動させることができるものである。いいかえれば、推進装置3をユニット化し、他の船舶への配設を容易に行うことができる。
【0021】
次に、プロペラ開閉機構の他の構成について、図8および図9を用いて説明する。図8および図9に示す構成は、ロッド30を上下に摺動することにより、アーム38を回動させ、プッシュロッド31を前後に摺動させるものである。ロッド30はアーム38の一端に回動自在に接続されており、該アーム38はケーシング23に設けられたステ−37に回動自在に枢支されている。ロッド30を上下に摺動することにより、アーム38が回動されるものである。アーム38の他端には、プッシュアーム39が接続されている。プッシュアーム39はアーム38に回動自在に接続されており、該プッシュアーム38の他端はハウジング41に回動自在に接続されている。ハウジング41の前端はケーシング23に構成されたガイド23gに挿嵌されており、該ハウジング41の動きは前後方向に規制される。また、ハウジング41内にはスラストベアリング40・40が配設されている。
【0022】
プッシュロッド31の前端にはプレート31dが固設されており、該プレート31dは前記ハウジング41内においてスラストベアリング40・40間に配設されるものである。これにより、プッシュロッド31の前端がハウジング41内において係止されるものである。そして、プッシュロッド31の他端は、後方への摺動により、前述の実施例の如く、プロペラ12の基部に当接し、プロペラ12を開くものである。
【0023】
図9(a)はプロペラが閉じた状態を示す概略図、図9(b)はプロペラが開いた状態を示す概略図である。プロペラ12が閉じた状態において、アーム38およびプッシュアーム39は、図9(a)に示す如く、傾斜した状態になっている。この状態より、ロッド30を上方に摺動させることにより、アーム38を回動し、図9(b)に示すように、水平に位置させることにより、アーム38がプッシュアーム39を介して、ハウジング41を後方に摺動させる。なお、ハウジング41の動作方向はガイド23gにより、前後方に規制されるものである。ハウジング41が後方に摺動されることにより、プッシュロッド31の後端に配設されたプレート31dが、スラストベアリング40に当接し、後方に摺動される。これにより、プッシュロッド31が後方に摺動され、後端がプロペラカム12cを回動させる。そして、プロペラカム12cはプロペラ12と一体的に回動するものであり、該プロペラカム12cの回動により、プロペラ12が開く構成となっている。
【0024】
次に、バッテリの充電制御構成について説明する。バッテリ16の充電制御は、図10に示すフローチャートに従って行われるものである。まず、判断処理51において、バッテリ51の充電量が一定以上であるかの判断が行われる。そして、充電量が一定以上である場合には、処理52において充電が中止され、判断処理51にもどる。また、充電量が一定未満である場合には、処理53において充電警報が発せられ、判断処理54に移る。
【0025】
判断処理54は船舶を帆走により行っているか、電動航行を行っているかの判断をするものである。船舶が電動航行している場合には、処理55において充電が開始され、判断処理51に戻る。船舶が帆走している場合には、処理56において、プロペラ開閉スイッチが『ON』となる。そして、処理57・58・59は処理56が行われることにより、必然的に行われる。処理56において、プロペラ開閉スイッチが『ON』となることにより、プロペラ開閉装置13が作動し、プロペラ12が開く。開いたプロペラ12は、水の抵抗によりプロペラ12が遊転する。そして、プロペラ12の回転がモータ11に伝達され、モータ11により発電が行われる。そして、バッテリ16に充電される。この後に、判断処理51に戻るものである。
【0026】
すなわち、上記のバッテリ充電制御を行うことにより、帆走時のエンジン運転による振動および騒音を低減できる。バッテリの充電量を認識して、帆走時に少量の電力が不足している場合には、プロペラにより発電を行うので、船体に振動を与えることがない。また、エンジンの始動と停止の頻度が減少するので、エンジンの耐久性を向上できるばかりでなく、燃料使用量を減少できる。
【0027】
次に、船舶の電動走行制御について、図11を用いて説明する。図11のフローチャートにおいて、制御を開始することにより、バッテリ16の充電量の確認が行われる。充電量が一定以上である場合には、モータ11が駆動され、さらに、バッテリ16の充電量の確認が行われる。充電量が一定未満である場合には、充電警報が発せられる。そして、エンジン18が始動し、発電機17によりバッテリ16に充電が行われる。この後に、モータ11が駆動され、さらに、バッテリ16の充電量の確認が行われる。
【0028】
充電警報としては、操舵室において充電警報ランプを点灯させたり、警報音を鳴らす方法を用いることができる。もしくは、電動走行を停止することにより充電不足の警報とすることも可能である。このように、バッテリの充電量に応じて警報を発するので、バッテリの容量不足に対処でき、充電不足によるバッテリの寿命短縮を回避できる。
【0029】
以上の如く、帆を有する船舶に配設する推進装置において、エンジンおよび発電機を有し、バッテリの電力によりモータを駆動する推進装置であって、バッテリの容量を認識し、不足時にはエンジンを始動して充電を行い、帆走時にはプロペラを遊転させてバッテリの充電を行うので、帆走時のエンジン運転による振動および騒音を解消できる。
【0030】
また、帆を有する船舶に配設する推進装置において、エンジンおよび発電機を有し、バッテリの電力によりモータを駆動する推進装置であって、バッテリの容量を認識し、不足時には警報を発したのちにエンジンを始動してバッテリの充電を行うので、バッテリ容量が不足している場合の対処を行うことができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1に記載の如く、帆を有する船舶に配設する船舶用推進装置(3)であって、エンジン(18)と、発電機(17)と、バッテリ(16)と、モータ(11)と、プロペラ(12)とを有し、該プロペラ(12)は、該モータ(11)により駆動すると共に、プロペラ開閉装置(13)により開閉可能とし、該エンジン(18)により発電機(17)を駆動し、該発電機(17)の電力を該バッテリ(16)に蓄電し、該発電機(17)とバッテリ(16)の電力によりモータ(11)を駆動可能とし、風が十分にある場合には、該プロペラ(12)を閉じて帆走し、風が十分にあり、前記バッテリ(16)の充電量が少ない場合には、該閉じた状態のプロペラ(12)を前記プロペラ開閉装置(13)により強制的に開かせ、該プロペラ(12)を遊転させて、前記モータ(11)により発電を行うので、風力エネルギーを利用してバッテリを充電することができる。船内電気器具用の電力を確保するためにエンジンを始動させる頻度が減少する。エンジン使用頻度を減少するので、排気ガスの排出量を低減できる。
【0032】
また、プロペラのプロペラ開閉装置を設けたので、風が十分にある場合の帆走時にはプロペラを閉じて帆走することにより、帆走時の抵抗を軽減でき、帆走時の走行性が向上する。
また、風が十分にあり、前記バッテリの充電量が少ない場合には、該閉じた状態のプロペラを前記プロペラ開閉装置により強制的に開かせ、該プロペラを遊転させて、前記モータにより発電を行うので、風力エネルギーを利用してバッテリを充電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 帆を有する船舶の全体構成を示す側面図。
【図2】 推進装置の構成を示す概略図。
【図3】 船舶の走行状態を示す概略図。
【図4】 推進装置の側面断面図。
【図5】 プロペラの開閉機構を示す側面断面図。
【図6】 カムとプッシュロッドの構成を示す概略図。
【図7】 プロペラの開閉状態を示す略図。
【図8】 プロペラの開閉機構の他例を示す側面断面図。
【図9】 カムとプッシュロッドの他の構成を示す概略図。
【図10】 バッテリ充電制御のフローチャートを示す図。
【図11】 電動走行制御のフローチャートを示す図。
【符号の説明】
2 船底
3 推進装置
11 モータ
12 プロペラ
13 プロペラ開閉装置
14 インバータ
15 コントローラ
16 バッテリ
17 発電機
18 エンジン
19 防振装置

Claims (1)

  1. 帆を有する船舶に配設する船舶用推進装置(3)であって、エンジン(18)と、発電機(17)と、バッテリ(16)と、モータ(11)と、プロペラ(12)とを有し、該プロペラ(12)は、該モータ(11)により駆動すると共に、プロペラ開閉装置(13)により開閉可能とし、該エンジン(18)により発電機(17)を駆動し、該発電機(17)の電力を該バッテリ(16)に蓄電し、該発電機(17)とバッテリ(16)の電力によりモータ(11)を駆動可能とし、風が十分にある場合には、該プロペラ(12)を閉じて帆走し、風が十分にあり、前記バッテリ(16)の充電量が少ない場合には、該閉じた状態のプロペラ(12)を前記プロペラ開閉装置(13)により強制的に開かせ、該プロペラ(12)を遊転させて、前記モータ(11)により発電を行うことを特徴とする船舶用推進装置。
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