JP4532510B2 - 二重配管の内管振れ止め構造並びにその固定方法及び施工方法 - Google Patents

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本発明は、水撃(ウォーターハンマー)による騒音を防止する二重配管の内管振れ止め構造並びにその固定方法及び施工方法に関するものである。
近年、建物内に給水又は給湯用の配管を布設する際には、さや管ヘッダー工法が広く用いられている。この工法では、樹脂製の波付き管よりなるさや管に、給水又は給湯用の樹脂製内管を挿入した二重配管が使用される。このような二重配管を建物内に布設して給水又は給湯に供した場合、水栓が急に閉じられた時などに発生する水撃(水圧の急上昇)により、内管がさや管内で振れ、さや管内面に衝突して騒音を発生するという問題がある。この問題を解消するには、さや管と内管の間に緩衝材を介在させ、内管がさや管内面に衝突しないようにすることが有効である(特許文献1、2)
特許第2934722号公報 特開2005−147171号公報
しかしながら、さや管と内管の間に緩衝材を介在させることは、緩衝材の分だけコスト高になるだけでなく、緩衝材をさや管の内部に引き込む作業も面倒である。また、さや管と内管の間に緩衝材を介在させると、さや管と内管の間のクリアランスがなくなるため、内管をさや管に挿入するときに、挿入が難しくなる。さらに、内管を引き抜いて更新する際に、緩衝材が破れて詰まってしまい、内管の引き抜きができなくなる場合も生じている。
本発明の目的は、以上のような問題点に鑑み、緩衝材を使用することなく、水撃発生時の内管の振れを抑制できる二重配管の内管振れ止め構造並びにその固定方法及び施工方法を提供することにある。
本発明に係る二重配管の内管振れ止め構造は、さや管内に給水又は給湯用の内管を挿入した二重配管において、前記さや管として、軸線方向に伸縮可能で、伸ばした状態では内径が内管の外径より大きく、縮めた状態では伸ばした状態より内径が小さくなる波付き管を用い、伸ばした状態のさや管の少なくとも1箇所にさや管を軸線方向に縮めた収縮部分を設け、この収縮部分で内管の振れを抑制することを特徴とするものである。
本発明に係る二重配管の内管振れ止め構造においては、さや管の収縮部分の内周面を内管に接触させることが好ましい。
本発明に係る二重配管の内管振れ止め構造においては、さや管の収縮部分の両端又は全長を、当該収縮部分が伸びないように固定部材で固定しておくことが好ましい。固定部材としては、例えば金属製又は合成樹脂製の半割り固定部材を使用することができるが、建物の壁や床などの構造物に固定するサドルを使用することもできる。
また、本発明に係る二重配管の固定方法は、上記のように構成された内管振れ止め構造を有する二重配管を、さや管の収縮部分で、建物の壁や床などの構造物に固定することを特徴とするものである。
また、本発明に係る給水又は給湯用配管の施工方法は、上記の固定方法を利用して給水又は給湯用配管を施工することを特徴とするものである。
本発明によれば、さや管の一部を縮めることにより、さや管の内径を小さくして内管の振れを抑制するので、緩衝材を使用することなく、水撃発生時の内管の振れを抑制できる。したがって緩衝材を必要としない分、コストを低減できると共に、内管の挿入や、内管を更新する際の内管の引き抜きを容易に確実に行うことができる。
また、さや管の収縮部分の内周面を内管に接触させれば、内管の振れをより確実に抑制することができ、騒音防止効果がより確実になる。
また、さや管の収縮部分の両端又は全長を固定部材で固定しておけば、収縮部分が伸びる(内径が大きくなる)のを防止できるため、騒音防止効果を長期にわたって維持することができる。
また、本発明の固定方法によれば、さや管の収縮部分が伸びないように固定すると共に、さや管の収縮部分を建物の壁や床などに固定することができる。
また、本発明の施工方法によれば、特別な部材を必要とせずに、さや管中の内管の振れ止めを行うと共に、建物の壁や床などの構造物への固定を行いながら、二重配管の施工を行うことができるため、給水又は給湯配管の簡単で効率的な工事を行うことが可能となる。
図1及び図2は本発明の一実施形態を示す。図1は二重配管11を流し台13に向けて布設した例を示している。15は水栓、17は元栓、19は建物の床、21は床下スラブ、23は壁である。
二重配管11は、図2に示すように、さや管25内に給水又は給湯用の内管27を挿入したものである。さや管25は、軸線方向に伸縮可能で、伸ばした状態では内径が内管27の外径より大きく、縮めた状態では伸ばした状態より内径が小さくなる蛇腹状の波付き管で構成されている。内管27は従来と同じ直管である。さや管25は例えばポリエチレン製であり、内管27は例えば架橋ポリエチレン製である。さや管25は伸ばした状態で布設されるが、その一部にさや管を軸線方向に縮めた収縮部分25aを設けると、収縮部分25aの内径が小さくなるので、その部分で内管27の径方向の動きが制限され、内管27の振れを抑制することができる。
例えば、内管27の外径が17mmの場合、伸ばした状態のさや管25の内径は18mmである。このさや管25は、内管を挿入しない状態で軸線方向に縮めると、内径を16mmまで小さくできるように形成されている。したがって、さや管25に内管27を挿入して、さや管25の一部を縮めると、収縮部分25aの内周面は内管27の外周面と接触する状態となる。なお、収縮部分25aの内周面は内管27の外周面との間に若干の隙間がある状態であってもよい。上記のような状態になれば、内管27の径方向の動きを制限でき、水撃発生時に内管27の振れによる騒音を防止できる。
水撃発生時の内管27の振れによる騒音は、二重配管11の曲がり部などで発生しやすい。したがって、例えば図1のように、二重配管11が床下スラブ21から流し台13に向けて立ち上がる所等では、二重配管11の曲がり部11aの両側に、さや管の収縮部分25aを設けるとよい。このようにすれば、曲がり部11aでの内管27の振れを抑制でき、水撃による騒音を効果的に防止することができる。さや管25の収縮部分25aは、その両端部(又は全長)をクランプ等の固定部材29により、床下スラブ21及び壁23などの構造物に固定しておくことが好ましい。このようにすれば、収縮部分25aが伸びる(内径が大きくなる)のを防止できるため、騒音防止効果を長期にわたって維持することができる。
本発明に係る二重配管の内管振れ止め構造の一実施形態を示す説明図。 図1で使用した二重配管の要部を示す拡大断面図。
符号の説明
11:二重配管
11a:曲がり部
13:流し台
15:水栓
19:床
21:床下スラブ
23:壁
25:さや管
25a:収縮部分
27:内管
29:固定部材

Claims (5)

  1. さや管内に給水又は給湯用の内管を挿入した二重配管であって、前記さや管として、軸線方向に伸縮可能で、伸ばした状態では内径が内管の外径より大きく、縮めた状態では伸ばした状態より内径が小さくなる波付き管を用い、伸ばした状態のさや管の少なくとも1箇所にさや管を軸線方向に縮めた収縮部分を設け、この収縮部分で内管の振れを抑制することを特徴とする二重配管の内管振れ止め構造。
  2. さや管の収縮部分の内周面を内管に接触させたことを特徴とする請求項1記載の二重配管の内管振れ止め構造。
  3. さや管の収縮部分の両端又は全長を、当該収縮部分が伸びないように固定部材で固定したことを特徴とする請求項1又は2記載の二重配管の内管振れ止め構造。
  4. 請求項1、2又は3記載の二重配管の内管振れ止め構造を有する二重配管を、さや管の収縮部分で、建物の壁や床などの構造物に固定することを特徴とする二重配管の固定方法。
  5. 請求項4記載の固定方法を利用して給水又は給湯用配管を施工することを特徴とする給水又は給湯用配管の施工方法。
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