JP4531660B2 - パケット中継装置 - Google Patents

パケット中継装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4531660B2
JP4531660B2 JP2005244143A JP2005244143A JP4531660B2 JP 4531660 B2 JP4531660 B2 JP 4531660B2 JP 2005244143 A JP2005244143 A JP 2005244143A JP 2005244143 A JP2005244143 A JP 2005244143A JP 4531660 B2 JP4531660 B2 JP 4531660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
interface
packet relay
importance
discard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005244143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007060371A (ja
Inventor
卓 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2005244143A priority Critical patent/JP4531660B2/ja
Publication of JP2007060371A publication Critical patent/JP2007060371A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4531660B2 publication Critical patent/JP4531660B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、ネットワーク間を接続して装置内の経路情報に基づいてパケットの中継を行うパケット中継装置に関する。
一般に、ネットワークでは通信可能な回線容量(帯域)が自ずと決まっており、また、パケットの内容によってもその伝送量(帯域)に大小がある。そして、パケット中継装置において、大量のパケットが輻輳して到来してその総量がネットワークの帯域を越えるような場合には、中継するパケットに対してランダムに廃棄が発生する。このような輻輳廃棄が発生したときには、パケットの品質が低下し、例えば、動画ストリームのような通信の場合には画像が乱れるといった不具合が生じる。
ところで、従来のパケット中継装置においては、パケットを送受信する端末を“優先クラス”と“非優先クラス”とに予め分類し、平常時は、優先クラスの端末から送信されるパケットは短経路のネットワークを介して送信し、非優先クラスの端末から送信されるパケットは迂回用のネットワークを介して送信する。また、短経路のネットワークが断線等による故障が生じて通信ができない時には、優先クラスのパケットのみを迂回用のネットワークを介して送信し、非優先クラスのパケットは廃棄するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載されている従来技術によれば、端末の種別に応じてパケット転送の優先処理を可能にするとともに、迂回用のネットワークも常時使用されるために特定のネットワークにのみパケットが集中して伝送されることがなくなり、ネットワーク全体の使用効率を高めることができる。また、大量のパケットが輻輳して到来しても、優先クラスのパケットは短絡用のネットワークに送信し、非優先クラスのパケットは迂回用のネットワークに送信するので、パケットの総量がネットワークの帯域を越えてしまうのを有る程度は回避できるという利点が得られる。
特開昭58−151747号公報(第2−3頁、第1図)
しかし、上記の特許文献1記載の従来技術においては、未だ次の課題が残されている。すなわち、ネットワークシステムにおいては、個々のパケット中継装置に対して必ずしも迂回用のネットワークが接続されていない場合がある。また、特許文献1の場合、端末の種別を「優先クラス」と「非優先クラス」の2つだけに分類しているので、場合によっては優先クラスの端末が大半を占めることがある。
そして、パケット中継装置に対して迂回用のネットワークが接続されていな場合、あるいはパケット中継装置に接続される端末の殆どが優先クラスの場合、当該パケット中継装置において大量のパケットが輻輳して到来したときには、パケットの総量がネットワークの帯域を越えてしまい、依然としてランダムに輻輳廃棄が発生する。このため、特に動画ストリームのような通信を行う際に画像が乱れるという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、パケットが大量に輻輳して到来した場合でも、輻輳廃棄の影響を受けるパケットの数を極力少なくすることが可能なパケット中継装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係るパケット中継装置は、ネットワークの経路情報が格納された経路情報テーブルと、端末やネットワークを介して入力されるパケットを上記経路情報テーブルの経路情報に基づいて中継するとともに、パケットの輻輳廃棄の発生の有無を検出するパケット中継部と、パケットが入出力されるインタフェースの重要度を記憶したインタフェース重要度テーブルと、各インタフェースの帯域を保持したインタフェース帯域テーブルと、上記経路情報テーブルの更新がある場合、上記インタフェース帯域テーブルを参照してパケットを中継するインタフェースが現在のものより帯域が狭いインタフェースへと変更されると判断した場合には、これに応じて上記インタフェース重要度テーブルを参照して重要度の低いパケットの優先度を下げる処理を行う処理部とを備え、上記パケット中継部は、上記処理部によって処理された優先度の低いパケットを優先的に廃棄するものであることを特徴としている。
また、上記インタフェース重要度テーブルに代えてパケットの特定のフィールドの重要度を記憶したフィールド重要度テーブルを設けるとともに、上記処理部として、上記経路情報テーブルの更新がある場合、上記インタフェース帯域テーブルを参照してパケットを中継するインタフェースが現在のものより帯域が狭いインタフェースへと変更されると判断した場合には、これに応じて上記フィールド重要度テーブルを参照して重要度の低いパケットの優先度を下げる処理を行う構成としてもよい。
本発明によれば、ネットワークの故障等によって経路更新がある場合に、インタフェース帯域テーブルを参照した結果、パケットを中継するインタフェースが現在のものより帯域が狭いインタフェースへと変更されると判断した場合には、これに応じてインタフェース重要度テーブル、あるいはインタフェース帯域テーブルを参照して重要度の低いパケットの優先度を下げる処理を行うので、重要度の低いパケットだけを優先的に廃棄することができる。その結果、経路変更による全ストリームのパケットが一律に廃棄されるのを未然に防ぐことができ、輻輳廃棄の影響を受けるパケットの数を極力する少なくすることが可能となる。このため、例えば動画ストリームのような通信を行う場合の画像の乱れを大幅に低減することができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1におけるパケット中継装置を有するネットワークシステムの構成図である。
この実施の形態1において、パケット中継装置1a,1b,1cは、ネットワーク7a,7bを介して互いに接続されている。そして、パケット中継装置1aには各端末9a,9b,9c,9dが、また、パケット中継装置1cには各端末8a,8bがそれぞれ接続されている。
なお、ここでは3つのパケット中継装置1a,1b,1cを図示しているが、通常は更に多数のパケット中継装置が配置される。また、各パケット中継装置1a,1cに接続される端末もこのような図示した個数に限定されるものではない。さらに、パケット中継装置1bに端末が接続された構成であってもかまわない。
ネットワーク7a,7bは、例えば、IEEE802.3により規格化されたCSMA/CD方式を適用することができ、さらに、広域ネットワーク(WAN)やローカルエリアネットワーク(LAN)と称されるものも本発明のネットワークに包含される。
また、通信に使われるパケットの構造は、例えば、図2に示すようなMACフレームのフォーマットが使用される。すなわち、このパケットは、プリアンブルF0、宛先アドレスF1、送信元アドレスF2、データ種別F3、送信データF4、ビット誤り検出用符号列F5の計6つのフィールドF0〜F5で構成されている。
パケット中継装置1aは、処理部2およびパケット中継部4を備えており、両者2,4間がシステムバス6で接続されている。なお、他のパケット中継装置1b,1cについてもその構成はパケット中継装置1aと基本的に同じである。
そして、この実施の形態1の場合、パケット中継装置1aについては、パケット中継部4に各インタフェース部5a,5b,5c,5d,5eが接続されており、各インタフェース部5a,5b,5c,5d,5eには個別にIPアドレス等のアドレスが割り当てられている。また、各インタフェース部5a,5b,5c,5dにはそれぞれ端末9a,9b,9c,9dが接続され、他のインタフェース部5eにはネットワーク7aが接続されている。
上記のパケット中継部4は、各端末9a〜9dやネットワーク7aからインタフェース部5a〜5eを介して入力されるパケットを、後述する経路情報テーブル3の経路情報に基づいて中継するとともに、パケットの輻輳廃棄の発生の有無を検出し、さらに、処理部2によって処理された優先度の低いパケットを優先的に廃棄するようになっている。
また、処理部2は、パケットについての各種の演算制御処理を行うもので、経路情報テーブル3と、インタフェース重要度テーブル10とを保持している。
経路情報テーブル3は、各ネットワーク7a,7bと各ネットワーク7a,7bに対するパケットの送出先のインタフェース部とを対応付けるもので、例えば、OSPF(Open Shortest Path First)やRIP(Routing Information Protocol)、さらにBGP4(Border Gateway Protocol Version 4)等のパケット中継装置相互間の最短経路を自動設定するルーティング(経路)プロトコルにより生成、更新される。
また、インタフェース重要度テーブル10は、例えば図3に示すように、各インタフェース5a〜5eについての重要度が予め個別に設定されている。この例の場合、ネットワーク7aに接続されるインタフェース5eの重要度が最も高く、端末9cに接続されるインタフェース5cの重要度が最も低く設定されている。
次に、上記構成において、ここでは一つのパケット中継装置1aに着目し、このパケット中継装置1aにパケットの輻輳廃棄状態が発生した時の処理動作を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。なお、符号Sは各処理ステップを意味する。
いま、定常状態において、例えば端末9a,9b,9c,9dと端末8aとの間で通信が行われるものとすると、端末9a,9b,9c,9d→パケット中継装置1a→ネットワーク7a→パケット中継装置1b→ネットワーク7b→パケット中継装置1c→端末8aの順にパケットが送られる。
ここで、いま、各端末9a,9b,9c,9dから端末8a宛のパケットの総量がネットワーク7aの帯域以上となった場合、端末9a,9b,9c,9dの各々から送信されたパケットがパケット中継部4でランダムに輻輳廃棄されるようになる。このとき、パケット中継部4は、パケットの輻輳廃棄の発生を検知すると(S1)、この輻輳廃棄が発生したことを処理部2へ伝える。
これに応じて、処理部2は、輻輳廃棄が行われているインタフェースを全て検索して探し出す(S2)。その上で、処理部2は、インタフェース重要度テーブル10を参照し、輻輳廃棄が行われている各インタフェース部5a,5b,5c,5dの重要度を調べ、
その中で最も重要度が低いインタフェースを選択し(S3)、選択されたインタフェースにおいて受信したパケットの優先度を一時的に最も低くなるように変更する(S4)。
例えば、図3に示したインタフェース重要度テーブル10の場合、インタフェース部5a,5b,5c,5dの中で最も重要度が低いのはインタフェース部5cであるため、同インタフェース5cで受信するパケットの優先度を最も低くする。そして、この情報を処理部2からパケット中継部4に伝える。これに応じて、パケット中継部4は、端末9cから送信されてインタフェース5cで受信される優先度の低いパケットを優先的に破棄する。
この処置を行っても、まだ輻輳廃棄が継続している場合(S5)には、処理部2は、輻輳廃棄が発生している残りのインタフェース(ここでは5a,5b,5d)を検索し(S6)、残りのインタフェースの数が複数以上ある場合(S7)には、再度、インタフェース重要度テーブル10において、その中から次に優先度が低いインタフェースを調べて、優先度の低いものから順に、さらに受信パケットの優先度を低くしていく。この処理を輻輳廃棄が無くなるまで行う。そして、輻輳廃棄が収まった場合や、収まっていない場合でも残りのインタフェースが1つになった場合には、このパケット廃棄の影響を軽減するための処理を終了する(S8)。
これにより、端末9a,9b,9c,9dの各々から送信されたパケットがランダムに廃棄される状態から、優先度が低く設定された特定の端末から送信されるパケットのみが廃棄されるようになるので、優先度の高い他の端末の通信を安定して行えるようになる。
以上のように、この実施の形態1では、パケット中継装置1aに対して各端末9a〜9dからパケットが輻輳して到来する状況下でも、パケットが入力されるインタフェース5a〜5dの重要度をクラス分けして、重要度の低いインタフェースから入力されるパケットだけが優先的に廃棄されるようにしたので、輻輳廃棄の影響を受けるパケットの数を最小限に抑えることができる。このため、例えば、動画ストリームのような通信の場合において画像の乱れを大幅に低減することが可能になる。
実施の形態2.
図5は本発明の実施の形態2におけるパケット中継装置を有するネットワークシステムの構成図であり、図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態2のネットワークシステムでは、パケット中継装置1aにおいて、パケット中継部4に接続されたインタフェース部5aの先にさらにパケット中継装置1dが接続され、このパケット中継装置1dに端末9a,9bが接続されている。また、インタフェース5c,5dに端末9c,9dが接続されている。一方、処理部2には、インタフェース重要度テーブルの代わりに、受信したパケット内の特定のフィールドによって重要度の重み付けを行うフィールド重要度テーブル11が設けられている。
すなわち、このフィールド重要度テーブル11は、例えば、図6に示すように、宛先アドレス(フィールドF1)が端末8aで、かつデータ種別(フィールドF3)が画像情報である場合に重要度が最も高く、宛先アドレス(フィールドF1)が端末8bで、かつデータ種別(フィールドF3)が文字情報である場合に重要度が最も低く設定されている。
なお、他のパケット中継装置1b,1aについても、その構成はパケット中継装置1aと基本的に同じであるので、ここでは詳しい説明は省略する。
パケット中継装置1aにおいて、各インタフェース5a〜5eの物理ポート単位で重要度を割り振って中継可否の判定を行うようにすると、この実施の形態2の構成のように、一つのインタフェース5aの先に複数の端末9a,9bが接続されているような場合、このインタフェース5aに複数のパケットが到来したときは、図3に示したようなインタフェース重要度テーブル10を用いて両パケットの優先度付けを行うことが困難である。
そこで、この実施の形態2では、パケット中継装置1aの処理部2は、各端末9a〜9dから入力されるパケットについて、フィールド重要度テーブル11を参照して各パケット内の特定のフィールドF1,F2,F3等の重要度を判定し、重要度の低いフィールドをもつパケットの優先度を下げる処理を行う。その際の処理は、インタフェース重要度テーブル10を用いる代わりにフィールド重要度テーブル11を用いる点を除けば、図4に示したフローチャートの内容と基本的に同じであるので、ここでは詳しい説明は省略する。
これにより、端末9a,9b,9c,9dの各々から送信されたパケットがランダムに廃棄される状態から、優先度が低く設定された特定のパケットのみが廃棄されるようになるので、優先度の高い他のパケットの通信を安定して行えるようになる。
以上のように、この実施の形態2では、宛先アドレス(フィールドF1)、送信元アドレス(フィールドF2)、データ種別(フィールドF3)等、各パケット内のフィールドの情報に基づいて各パケットの重要度の判定を行うことができるため、例えば、端末9aの通信は保護し、端末9bの通信は廃棄するといった、より細かな通信の許可を行うことが可能になる。
実施の形態3.
図7は本発明の実施の形態3におけるパケット中継装置を有するネットワークシステムの構成図であり、図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態3において、パケット中継部4には、各インタフェース5a〜5dから入力されるパケットを一時的に蓄えるバッファ12a〜12dが設けられる一方、処理部2には、経路情報テーブル3およびインタフェース重要度テーブル10を保持するとともに、さらにバッファ閾値テーブル13が設けられている。
すなわち、このバッファ閾値テーブル13は、例えば、図8に示すように、各バッファ12a〜12dにおけるパケットの使用率に関する閾値La〜Leが予め設定されている。この場合の各閾値La〜Leは全て同じであってもよいが、各インタフェース5a〜5dの重要度に応じて個別に設定することもできる。
なお、他のパケット中継装置1b,1cについても、その構成はパケット中継装置1aと基本的に同じである。また、その他の構成についても実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
ここで、各端末9a〜9dからインタフェース5a〜5dを介してパケットがパケット中継部4に入力されると、これらのパケットは、パケット中継部4の各バッファ12a〜12dに一時的に蓄えられる。
処理部2は、バッファ閾値テーブル13を参照してパケット中継部4の各バッファ12a〜12dに一時的に蓄えられるパケットの使用率がそれぞれ閾値La〜Le以上となるか否かを監視しており、ある一つのバッファにおいてその使用率が閾値以上となった場合には、パケットの輻輳廃棄が発生するものと予測し、続いて、インタフェース重要度テーブル10(図3)を参照して、重要度が低いインタフェースにおいて受信したパケットの優先度を一時的に低優先に変更する。その際の処理は、図4に示したフローチャートの内容と基本的に同じである。
以上のように、この実施の形態3では、パケット中継部4がパケットの輻輳廃棄の発生を検出してから処理部2がその対策を講じるのではなく、輻輳廃棄が実際に生じる前にバッファ12a〜12dの使用率に基づいて輻輳状態の有無を判断するので、各インタフェース9a〜9dから入力されるパケットの内のいずれを優先して廃棄すべきかといった対策を早期に講じることができ、重要なパケットが廃棄されるのを確実に防ぐことが可能になる。
実施の形態4.
図9は本発明の実施の形態4におけるパケット中継装置を有するネットワークシステムの構成図であり、図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態4において、各パケット中継装置1a,1b,1cは、ネットワーク7a,7bを介して互いに接続されるとともに、2つのパケット中継装置1a,1cは他のネットワーク7cを介して互いに接続されている。
また、パケット中継装置1aの処理部2には、経路情報テーブル3およびインタフェース重要度テーブル10を保持するとともに、さらにインタフェース帯域テーブル14が設けられている。
上記のインタフェース帯域テーブル14は、例えば、図10に示すように、ネットワーク7a,7cが接続されるインタフェース5e,5fの帯域が予め登録されている。この例の場合、一方のインタフェース5fは帯域が100Mbps、他方のインタフェース5eは帯域が10Mbpsにそれぞれ登録されている。
なお、他のパケット中継装置1b,1cについても、その構成はパケット中継装置1aと基本的に同じである。また、その他の構成についても実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
ここで、例えば端末9a,9b,9c,9dと端末8aとの間で通信が行われるものとすると、定常状態においては、端末9a,9b,9c,9d→パケット中継装置1a→ネットワーク7c→パケット中継装置1c→端末8aの順にパケットが送られる。
これに対して、ネットワーク7cが故障や断線によって使えなくなった場合には、経路情報テーブル3が更新されるため、通信は端末9a,9b,9c,9d→パケット中継装置1a→ネットワーク7a→パケット中継装置1b→ネットワーク7b→パケット中継装置1c→端末8aの経路へとシフトする。
この経路情報テーブル3の更新の際、処理部2は、インタフェース帯域テーブル14を参照し、の帯域が今までよりも狭くなるか否かを判断する。そして、帯域が100Mbpsから10Mbpsへと小さくなると判断した場合には、引き続いてインタフェース重要度テーブル10(図3)を参照し、重要度が低いインタフェースにおいて受信したパケットの優先度を一時的に低優先に変更する。その際の処理は、図4に示したフローチャートの内容と基本的に同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
以上のように、この実施の形態4では、経路情報テーブル3の更新時にインタフェース帯域テーブル14を参照して帯域が狭くなるか否かを調べ、帯域が狭くなると判定したときには引き続いてインタフェース重要度テーブル10を参照することで、経路変更による全ストリームのパケットが一律に廃棄されるのを未然に防ぐことが可能となる。
実施の形態5.
図11は本発明の実施の形態5におけるパケット中継装置を有するネットワークシステムの構成図であり、図1に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態5のネットワークシステムでは、パケット中継装置1a,1b間を接続するネットワーク7aよりもパケット中継装置1b,1c間を接続するネットワーク7bの帯域の方が小さくなっている。このようなケースとしては、一方のネットワーク7aの使用頻度が多く、他方のネットワーク7bの使用頻度が小さいような場合が一例として挙げられる。
また、パケット中継装置1aの処理部2には、経路情報テーブル3およびインタフェース重要度テーブル10を保持するとともに、さらに廃棄発生メッセージ送受信部15が設けられている。
この場合、インタフェース重要度テーブル10は、各ネットワーク7a,7bの帯域を考慮して重要度が設定される。また、上記の廃棄発生メッセージ送受信部15は、パケット中継部4においてパケット廃棄が発生している場合には、これに応じて他のパケット中継装置に対して廃棄発生メッセージを送信するとともに、他のパケット中継装置からの廃棄発生メッセージを受信するようになっている。
なお、他のパケット中継装置1b,1cについても、その構成はパケット中継装置1aと基本的に同じである。また、その他の構成についても実施の形態1の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
ここで、端末9a,9b,9c,9dから端末8a宛てのパケットのストリーム量がネットワーク7bの帯域を上回る場合、パケット中継装置1bにおいてパケットの輻輳廃棄が発生する。そして、パケット中継装置1bにおいて端末8宛パケットの廃棄が起こっている場合、パケット中継装置1bの図示ない廃棄発生メッセージ送受信部は、上流に位置するパケット中継装置1aに対して廃棄発生メッセージを送信する。
この廃棄発生メッセージをパケット中継装置1aの処理部2内に設けられている廃棄発生メッセージ送受信部15がパケット中継部4を介して受信すると、これに応じて、処理部2は、インタフェース重要度テーブル10を参照し、重要度が低いインタフェースにおいて受信したパケットの優先度を一時的に低優先に変更する。その際の処理は、図4に示したフローチャートの内容と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
以上のように、この実施の形態5では、通信経路の途中のパケット中継装置1bで輻輳廃棄が発生した場合には、これよりも上流側のパケット中継装置1aにおいてパケット流入の制限を行うので、通信経路の途中で廃棄されてしまうパケットを送信元の端末9a〜9dに近いパケット中継装置1aで制限することができ、各ネットワーク7a,7bの帯域の有効活用が可能となる。
なお、上記の実施の形態3〜5においては、インタフェース重要度テーブル10(図3)を備えており、輻輳廃棄が発生する場合には、このインタフェース重要度テーブル10を参照して重要度の低いパケットの優先度を下げる処理を行っているが、インタフェース重要度テーブル10の代わりに実施の形態2のようなフィールド重要度テーブル11(図6)を設けることもできる。その場合には、このインタフェース重要度テーブル11を参照して重要度の低いフィールドをもつパケットの優先度を下げる処理を行うことが可能である。
また、本発明は、上記の実施の形態1〜5の構成態様のみに限定されるものではなく、例えば、実施の形態1〜5の各構成を適宜組み合わることもでき、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において各種の変形を加えることが可能である。
本発明の実施の形態1におけるパケット中継装置を有するネットワークシステムの構成図である。 このネットワークシステムで採用される通信用のパケットの構成図である。 インタフェース重要度テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1において、パケットの輻輳廃棄状態が発生した際のパケット中継装置の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるパケット中継装置を有するネットワークシステムの構成図である。 フィールド重要度テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態3におけるパケット中継装置を有するネットワークシステムの構成図である。 バッファ閾値テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態4におけるパケット中継装置を有するネットワークシステムの構成図である。 インタフェース帯域テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態5におけるパケット中継装置を有するネットワークシステムの構成図である。
符号の説明
1a,1b,1c,1d パケット中継装置、2 処理部、3 経路情報テーブル、
4 パケット中継部、5a,5b,5c,5d,5e,5f インタフェース部、
7a,7b,7c ネットワーク、8a,8b 端末、9a,9b,9c,9d 端末、10 インタフェース重要度テーブル、11 フィールド重要度テーブル、
12a,12b,12c,12d バッファ、13 バッファ閾値テーブル、
14 インタフェース帯域テーブル、15 廃棄発生メッセージ送受信部。

Claims (4)

  1. ネットワークの経路情報が格納された経路情報テーブルと、端末やネットワークを介して入力されるパケットを上記経路情報テーブルの経路情報に基づいて中継するとともに、パケットの輻輳廃棄の発生の有無を検出するパケット中継部と、パケットが入出力されるインタフェースの重要度を記憶したインタフェース重要度テーブルと、各インタフェースの帯域を保持したインタフェース帯域テーブルと、上記経路情報テーブルの更新がある場合、上記インタフェース帯域テーブルを参照してパケットを中継するインタフェースが現在のものより帯域が狭いインタフェースへと変更されると判断した場合には、これに応じて上記インタフェース重要度テーブルを参照して重要度の低いパケットの優先度を下げる処理を行う処理部とを備え、上記パケット中継部は、上記処理部によって処理された優先度の低いパケットを優先的に廃棄するものであることを特徴とするパケット中継装置。
  2. ネットワークの経路情報が格納された経路情報テーブルと、端末やネットワークを介して入力されるパケットを上記経路情報テーブルの経路情報に基づいて中継するとともに、パケットの輻輳廃棄の発生の有無を検出するパケット中継部と、パケットの特定のフィールドの重要度を記憶したフィールド重要度テーブルと、各インタフェースの帯域を保持したインタフェース帯域テーブルと、上記経路情報テーブルの更新がある場合、上記インタフェース帯域テーブルを参照してパケットを中継するインタフェースが現在のものより帯域が狭いインタフェースへと変更されると判断した場合には、これに応じて上記フィールド重要度テーブルを参照して重要度の低いパケットの優先度を下げる処理を行う処理部とを備え、上記パケット中継部は、上記処理部によって処理された優先度の低いパケットを優先的に廃棄するものであることを特徴とするパケット中継装置。
  3. 上記パケット中継部においてパケット廃棄が発生している場合には、これに応じて他のパケット中継装置に対して廃棄発生メッセージを送信するとともに、他のパケット中継装置からの廃棄発生メッセージを受信する廃棄発生メッセージ送受信部を備え、上記処理部は、この廃棄発生メッセージ送受信部により廃棄発生メッセージが受信され場合には、これに応じて、上記インタフェース重要度テーブルを参照して重要度の低いパケットの優先度を下げる処理を行うものであることを特徴とする請求項1に記載のパケット中継装置。
  4. 上記パケット中継部においてパケット廃棄が発生している場合には、これに応じて他のパケット中継装置に対して廃棄発生メッセージを送信するとともに、他のパケット中継装置からの廃棄発生メッセージを受信する廃棄発生メッセージ送受信部を備え、上記処理部は、この廃棄発生メッセージ送受信部により廃棄発生メッセージが受信され場合には、これに応じて、上記フィールド重要度テーブルを参照して重要度の低いパケットの優先度を下げる処理を行うものであることを特徴とする請求項2に記載のパケット中継装置。
JP2005244143A 2005-08-25 2005-08-25 パケット中継装置 Expired - Fee Related JP4531660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005244143A JP4531660B2 (ja) 2005-08-25 2005-08-25 パケット中継装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005244143A JP4531660B2 (ja) 2005-08-25 2005-08-25 パケット中継装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007060371A JP2007060371A (ja) 2007-03-08
JP4531660B2 true JP4531660B2 (ja) 2010-08-25

Family

ID=37923443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005244143A Expired - Fee Related JP4531660B2 (ja) 2005-08-25 2005-08-25 パケット中継装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4531660B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6004391B2 (ja) * 2012-05-14 2016-10-05 日本電信電話株式会社 シンクノード装置、ストレージサーバ装置、データ収集システム、データ収集方法、及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04242348A (ja) * 1991-01-17 1992-08-31 Nec Corp データ廃棄方式
JP2000209250A (ja) * 1999-01-13 2000-07-28 Hitachi Cable Ltd スイッチングハブにおけるフロ―制御方式
JP2004254188A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Canon Inc 通信ネットワーク及び伝送制御方法
JP2005210606A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Ntt Communications Kk パケットの優先制御を行う通信装置及び優先制御方法並びにプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04242348A (ja) * 1991-01-17 1992-08-31 Nec Corp データ廃棄方式
JP2000209250A (ja) * 1999-01-13 2000-07-28 Hitachi Cable Ltd スイッチングハブにおけるフロ―制御方式
JP2004254188A (ja) * 2003-02-21 2004-09-09 Canon Inc 通信ネットワーク及び伝送制御方法
JP2005210606A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Ntt Communications Kk パケットの優先制御を行う通信装置及び優先制御方法並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007060371A (ja) 2007-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111788803B (zh) 网络中的流管理
US10425328B2 (en) Load distribution architecture for processing tunnelled internet protocol traffic
US10498612B2 (en) Multi-stage selective mirroring
US9185036B2 (en) Method and apparatus for flow control of data in a network
US8462790B2 (en) Label switching in fibre channel networks
US10938724B2 (en) Flow rate based network load balancing
US7746781B1 (en) Method and apparatus for preserving data in a system implementing Diffserv and IPsec protocol
US8472444B2 (en) Method and apparatus for handling traffic in a data communication network
US7706277B2 (en) Selective flow control
JP2006217597A (ja) パケットの流失を抑制するためのルーティング方法及び装置
US20170041239A1 (en) Backward congestion notification in layer-3 networks
CN108243117B (zh) 一种流量监控方法、装置及电子设备
CN111224888A (zh) 发送报文的方法及报文转发设备
JP2008118281A (ja) 通信装置
US20050041587A1 (en) Providing information on ethernet network congestion
JP3715934B2 (ja) 輻輳制御方法、エッジ型パケット転送装置及びネットワーク
JP4531660B2 (ja) パケット中継装置
US10291517B1 (en) Generating a dummy VLAN tag for indicating quality of service classification information in a distributed routing system
JP5501415B2 (ja) ネットワーク中継装置
JP2010041385A (ja) ルータ及び輻輳制御方法
JP2004056322A (ja) ネットワーク管理装置及びコンピュータプログラム
JP2006246087A (ja) データフレーム転送装置およびデータフレーム転送方法
JP6281338B2 (ja) 伝送装置および伝送方法
JPWO2004064341A1 (ja) Ipネットワークにおける回線故障時の無瞬断転送方法
JP2007067885A (ja) データフレーム処理装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees