JP4531583B2 - 単一光子発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は単一光子発生装置に係り、さらに詳しくは、量子情報通信に使用される単一光子パルスを発生させる光源に適用できる単一光子発生装置に関する。
近年、インターネット上での電子商取引の普及に伴い、より安全性の高い通信に対する需要が高まっている。その中でも極めて安全性の高い暗号通信として量子暗号通信が注目されている。量子暗号通信の実現には1パルスに含まれる光子を1個に制限できる単一光子発生装置が必要となる。
従来の単一光子を発生させる方法として、第1の方法としては、2層のバリア層の間に量子ドットが閉じ込められた構造のデバイスのバリア層に短波長の光(励起光)を照射して電荷(電子と正孔)を励起し、その電荷を量子ドットに流し込み、電子と正孔を再結合させることによって単一光子を発生させる方法がある。これに類似する方法は、特許文献1及び2に記載されている。
第2の方法としては、半導体のp-n接合を利用して量子ドットに電気的に電荷(電子と正孔)を注入し、電子と正孔を再結合させることによって単一光子を発生させる方法がある。
特開2004−253657号公報 特開2001−230445号公報
上記した第1の方法では、単一光子源である量子ドットに電荷を流し込む途中で電荷が欠陥などにトラップされやすく、不必要な波長の発光が混在するなどの不具合が発生し、高品質の単一光子が得られない場合がある。高品質の単一光子を発生させるための理想的方法は、励起波長を上手く調整し、単一光子源内の励起準位に電荷を直接励起することである。
しかしながら、現実には、励起光の波長を量子ドット内の励起準位に正確に調整するためには大掛かりな外部光源システムが必要であり、しかも励起光の吸収効率が悪いため励起光を量子ドットに正確に位置合わせして集中させる必要があり、そのような技術を開発するのは困難を極める。
また、上記した第2の方法では、外部に光源を設ける必要はないものの、量子ドットに電荷を流し込むまでに電荷が欠陥などにトラップされる可能性があるので、第1の方法と同様に、不必要な波長の発光が混在するなどの不具合が発生し、高品質の単一光子を得ることは困難である。
以上のように、従来技術では、外部に光源を特別に用意する必要があったり、高品質の単一光子を安定して出力できなかったりする問題がある。
本発明は以上の課題を鑑みて創作されたものであり、外部に光源を必要とせずに、高品質の単一光子を発生できるコンパクトな単一光子発生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、単一光子発生装置に係り、化合物半導体基板と、前記化合物半導体基板の上に形成され、単一光子源を含む単一光子発生部と、前記化合物半導体基板上に前記単一光子発生部から分離されて形成され、前記単一光子源と同一材料の活性層を備えた半導体レーザ部とを有し、前記半導体レーザ部の前記活性層から発振されるレーザが前記単一光子発生部の前記単一光子源に照射されることを特徴とする。
本発明の単一光子発生装置では、化合物半導体基板上に、単一光子源(量子ドット)を含む単一光子発生部と、その単一光子源(量子ドット)と同一材料の活性層を備えた半導体レーザ部とが1チップ化されて設けられている。そして、半導体レーザ部から水平方向に発振されるレーザが単一光子発生部の単一光子源に照射されて単一光子を得るための励起光として利用される。
単一光子発生部の単一光子源と半導体レーザの活性層は、化合物半導体基板上に同一材料でしかも同じプロセスで作り込まれるので、半導体レーザ部から発振されるレーザ(励起光)の波長を単一光子発生部の単一光子源の励起準位に容易に一致させることができる。さらに、単一光子発生部の単一光子源と半導体レーザの活性層は、厚み方向において同一面(化合物半導体基板上の同じ高さ)に形成されるので、半導体レーザ部から発振されるレーザ(励起光)は単一光子発生部の単一光子源に自己整合的に位置合わせされて照射される。
このように、本発明では、半導体レーザ部から発振される励起光を単一光子発生部の単一光子源(量子ドット)に対して位置と波長の2つを同時に自己整合させることができ、これによって高品質の単一光子を発生させることができる。
従って、光励起型の単一光子発生装置であるにもかかわらず大掛かりな光源システムを構築することなく、コンパクトな装置構成で容易に高品質の単一光子を得ることができる。しかも、励起光の波長を単一光子源(量子ドット)の励起準位に正確に調整する必要もなく、照射位置を微調整する必要もない。さらには、単一光子源に直接励起光を照射して電荷を励起するので、電荷が欠陥などにトラップされるおそれもない。
以上説明したように、本発明では、光励起型にもかかわらず外部光源が不要でコンパクトな単一光子発生装置とすることができ、しかも高品質な単一光子が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図3は本発明の第1実施形態の単一光子発生装置の製造方法を示す断面図(一部平面図)、図4は本発明の第1実施形態の単一光子発生装置を示す断面図である。
第1実施形態の単一光子発生装置の製造方法は、図1(a)に示すように、まず、n型GaAs基板10(化合物半導体基板)の上に第1GaAsバリア層12(第1化合物半導体層)をエピタキシャル成長によって形成する。その後に、図1(b)に示すように、第1GaAsバリア層12の上にInAsの薄膜結晶をエピタキシャル成長によって形成する。このとき、成長初期の段階においてSK(Stranski-Krastanov)モードの成長が起こり、第1GaAsバリア層12とInAs(薄膜結晶)との格子定数の差によってInAsの成長量増加に伴う格子歪による系のエネルギー増大を抑制するように2次元から3次元への成長構造に遷移する。このとき、3次元成長のすぐ後に成長を停止させると、例えば厚さが4nm程度、直径が20nm程度の極めて小さなピラミッド状のInAs結晶粒が自己組織的に複数形成され、このInAs結晶粒が量子ドット14(単一光子源)として利用される。複数の量子ドット14は、その面密度が例えば1010個/cm2程度で形成される。
続いて、図1(c)に示すように、複数の量子ドット14を被覆する第2GaAsバリア層16(第2化合物半導体層)をエピタキシャル成長によって形成する。このようにして、複数の量子ドット14は、第1GaAsバリア層12と第2GaAsバリア層16との間に閉じ込められる。以後、第1GaAsバリア層12、量子ドット14及び第2GaAsバリア層16をまとめて量子ドット含有層5と呼ぶこともある。なお、第1、第2GaAsバリア層12,16の代わりに、InP層を使用してもよい。
次いで、図1(d)に示すように、第2GaAsバリア層16の上にp型GaAsコンタクト層18(p型化合物半導体層)をエピタキシャル成長によって形成する。上記した一連のエピタキシャル成長は、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)、又はMBE(Molecular Beam Epitaxy)などによって行われる。
さらに、図2(a)に示すように、電子ビームリソグラフィにより、p型GaAsコンタクト層18の所要部上に開口部20xが設けられたレジスト膜20を形成する。続いて、そのレジスト膜20をマスクにして、p型GaAsコンタクト層18、量子ドット含有層5(第2GaAsバリア層16、量子ドット14及び,第1GaAsバリア層12)をRIEにより順次エッチングする。その後に、レジスト膜20が除去される。
これにより、図2(b)の断面図及び平面図に示すように、p型GaAsコンタクト層18及び量子ドット含有層5に開口部5xが形成されて、n型GaAs基板10上の中央部に円形の単一光子発生部Aが設けられると共に、n型GaAs基板10上の周縁側にリング状の半導体レーザ部Bが単一光子発生部Aから分離された状態で設けられる。
次いで、図3(a)に示すように、電子ビームリソグラフィ又はフォトリソグラフィにより、p型GaAsコンタクト層18の周縁側の接続部18aが露出するように、単一光子発生部Aから半導体レーザ部Bの内側部までの領域にレジスト膜20aを形成する。さらに、図3(b)に示すように、レジスト膜20a及びp型GaAsコンタクト層18の接続部18aの上に金属層22aを蒸着によって形成する。その後に、図3(b)の構造体をレジスト剥離液に浸漬させることにより、レジスト膜20aを除去する。このとき、レジスト膜20aの除去と同時に、レジスト膜20a上に形成された金属層22aが選択的にリフトオフされて除去される。
これにより、図3(c)に示すように、金属層22aがパターニングされてp型GaAsコンタクト層18の接続部18a上にリング状の上部電極22が形成され、単一光子発生部Aの上に発光窓26が構成される。上部電極22はp型GaAsコンタクト層18にオーミックに接続される。以上により、本実施形態の単一光子発生装置1が得られる。
図4に示すように、本実施形態の単一光子発生装置1では、n型GaAs基板10上の中央部に単一光子発生部Aが設けられ、その周縁側にリング状の半導体レーザ部Bが単一光子発生部Aから分離された状態で設けられている。単一光子発生部A及び半導体レーザ部Bでは、n型GaAs基板10の上に、第1GaAsバリア層12と、InAs微小結晶粒よりなる複数の量子ドット14と、第2GaAsバリア層16と、p型GaAsコンタクト層18とが順にそれぞれ形成されている。半導体レーザ部Bは、さらに、p型GaAsコンタクト層18の上にそれにオーミック接合された上部電極22が形成されて構成される。上部電極22は単一光子発生部Aとその周囲が露出するようにパターニングされて発光窓26が構成されている。
本実施形態の単一光子発生装置1は以上のようにして基本構成されており、半導体レーザ部Bにおける下部電極を兼ねるn型GaAs基板10と上部電極22との間にバイアス電源24が接続される。
本実施形態の単一光子発生装置1では、単一光子発生部A及び半導体レーザ部Bがn型GaAs基板10の上に1チップ化された状態で設けられており、前述した製造方法で説明したように、同一材料及び同一プロセスで形成された量子ドット含有層5をそれぞれ備えている。下部電極を兼ねるn型GaAs基板10と上部電極22との間にバイアス電源24から所定のバイアス電圧が印加されると、半導体レーザ部Bの量子ドット14が活性層となって量子ドットレーザ30が水平方向に発振される。
また、半導体レーザ部Bの量子ドット14は単一光子発生部Aの量子ドット14と量子ドット含有層5の厚み方向の同一面(n型GaAs基板10上の同じ高さ)に並んで配置されているので、半導体レーザ部Bから発振される量子ドットレーザ30(励起光)は、単一光子発生部Aの量子ドット14に自己整合的に位置合わせされた状態で集中的に照射される。なお、このとき、単一光子発生部Aでは、半導体レーザ部Bから分離されているのでバイアス電圧は印加されない。
また、半導体レーザ部Bの量子ドット14の量子準位は、単一光子発生部Aの量子ドット14の量子準位と同一であるので、半導体レーザ部Bから発振される量子ドットレーザ30(励起光)の波長は、単一光子発生部Aの量子ドットの励起準位に自己整合的に一致させることができる。このとき、半導体レーザ部Bの量子ドット14の面密度を低くするか(1010個/cm2程度)、あるいはレーザ共振器を小さくすることにより、半導体レーザ部Bは基底準位ではなくゲインの高い励起準位でレーザ発振するようになる。
このようにして、半導体レーザ部Bから発振される量子ドットレーザ30による光励起によって単一光子発生部Aの量子ドット14に電子−正孔の対が注入される。さらに、量子ドット14内の電子−正孔の対が再結合することにより、特定波長の単一光子光が量子ドット14から発光窓26を通って上側に放出される。
以上のように、本実施形態の単一光子発生装置1では、単一光子発生部Aと半導体レーザ部Bが同一プロセスによって1チップ化されて形成されるので、半導体レーザ部Bからの励起光を単一光子発生部Aの量子ドット14に対して位置と波長の2つを同時に自己整合させることができ、これによって高品質の単一光子光を発生させることができる。
このように、本実施形態の単一光子発生装置1は、従来技術と違って、外部に特別に光源を設ける必要がなく、また励起光の波長を単一光子発生部Aの量子ドット14内の励起準位に正確に調整する必要もなく、さらには励起光を量子ドット14に位置合わせして照射する必要もない。従って、本実施形態の単一光子発生装置1では、光励起型にもかかわらず大掛かりな光源システムを構築することなく、コンパクトな装置構成で容易に高品質の単一光子光を得ることができる。また、単一光子発生部Aの量子ドット14に直接励起光を照射するので、電荷が途中でトラップされるおそれがなく、所望の高品質の単一光子光が得られる。
(第2の実施の形態)
図5及び図6は本発明の第2実施形態の単一光子発生装置の製造方法を示す断面図(一部平面図)、図7は発明の第2実施形態の単一光子発生装置を示す断面図である。
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、単一光子発生部をフォトニック結晶構造にすることにある。第1実施形態と同一要素には同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
第2実施形態の単一光子発生装置の製造方法は、図5(a)に示すように、まず、第1実施形態と同様に、n型GaAs基板10上に量子ドット含有層5(第1GaAsバリア層12、量子ドット14及び第2GaAsバリア層16)とp型GaAsコンタクト層18とを順次形成して、第1実施形態の図1(d)と同一の構造体を得る。
その後に、図5(b)に示すように、電子ビームリソグラフィ又はフォトリソグラフィにより、p型GaAsコンタクト層18の中央部(単一光子発生部が配置される領域)上に開口部20xが設けられたレジスト膜20bを形成する。続いて、レジスト膜20bをマスクにしてp型GaAsコンタクト層18をRIEでエッチングした後に、レジスト膜20bを除去する。
これにより、図5(c)に示すように、p型GaAsコンタクト層18の中央部に開口部18xが形成され、単一光子発生部Aになる領域の量子ドット含有層5の上面が露出する。
次いで、図6(a)に示すように、電子ビームリソグラフィにより、単一光子発生部Aになる領域の量子ドット含有層5をパターン化するための開口部20xが設けられたレジスト膜20cを量子ドット含有層5及びp型GaAsコンタクト層18の上に形成する。続いて、そのレジスト膜20cをマスクにして量子ドット含有層5をエッチングした後に、レジスト膜20cを除去する。
これにより、図6(b)の断面図及び平面図に示すように、単一光子発生部Aが半導体レーザ部Bになる領域から分離されて形成されると同時に、量子ドット含有層5に所定の複数の開口部5xが形成されて量子ドット含有層5がパターン化される。これによって、単一光子発生部Aの量子ドット含有層5は複数の誘電体(空気)が2次元的に交互に配列されたフォトニック結晶構造となる。
その後に、図7に示すように、第1実施形態と同様なリフトオフ法により、p型GaAsコンタクト層18の上に上部電極22が形成され、単一光子発生部A上に発光窓26が構成される。
以上により、第2実施形態の単一光子発生装置1aが得られる。
図7に示すように、第2実施形態の単一光子発生装置1aでは、単一光子発生部Aにはp型GaAsコンタクト層10が形成されておらず、単一光子発生部Aの量子ドット含有層5に複数の開口部5xが形成されることによってフォトニック結晶構造となっている。さらに、半導体レーザ部Bにおけるn型GaAs基板10(下部電極)と上部電極22との間にバイアス電源24が接続される。
そして、第1実施形態と同様に、半導体レーザ部Bにバイアス電圧が印加されると、半導体レーザ部Bから発振される量子ドットレーザ30(励起光)が単一光子発生部Aの量子ドット14に自己整合的に照射される。これにより、量子ドット14の中に電子−正孔の対が光励起によって注入され、電子−正孔の対が再結合することによって特定波長の単一光子光が量子ドット14から発光窓26を通って上側に放出される。
第2実施形態の単一光子発生装置1aは、第1実施形態と同様な効果を奏すると共に、単一光子発生部Aは光共振器として機能するフォトニック結晶構造を有するので、さらに高品質の単一光子光が高効率で得られるようになる。
(付記1) 化合物半導体基板と、
前記化合物半導体基板の上に形成され、単一光子源を含む単一光子発生部と、
前記化合物半導体基板上に前記単一光子発生部から分離されて形成され、前記単一光子源と同一材料の活性層を備えた半導体レーザ部とを有し、
前記半導体レーザ部の前記活性層から発振されるレーザが前記単一光子発生部の前記単一光子源に照射されることを特徴とする単一光子発生装置。
(付記2) 前記単一光子源及び前記活性層は、量子ドットからなることを特徴とする付記1に記載の単一光子発生装置。
(付記3) 前記単一光子源及び前記活性層は、前記化合物半導体基板上の同じ高さに形成されていることを特徴とする付記1又は2に記載の単一光子発生装置。
(付記4) 前記単一光子源を含む単一光子発生部は、第1化合物半導体層と、該第1化合物半導体層の上に形成された化合物半導体の微小結晶よりなる前記量子ドットと、前記量子ドットを被覆する第2化合物半導体層とにより構成されることを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載の単一光子発生装置。
(付記5) 前記化合物半導体基板はn型の導電型であり、前記半導体レーザ部は、請求項3に記載の前記単一光子発生部と同一の構造体の上にp型化合物半導体層と上部電極とが順に形成されて構成され、前記化合物半導体基板と前記上部電極とにバイアス電源が接続されていることを特徴とする付記4に記載の単一光子発生装置。
(付記6) 前記第1及び第2化合物半導体層はそれぞれGaAs層又はInP層であり、前記量子ドットはInAsからなることを特徴とする付記4又は5に記載の単一光子発生装置。
(付記7) 前記単一光子発生部は、前記化合物半導体基板の中央部に配置され、前記半導体レーザ部は、前記化合物半導体基板の周縁側にリング状に配置されていることを特徴とする付記1乃至6のいずれか一項に記載の単一光子発生装置。
(付記8) 前記単一光子発生部は、複数の開口部が形成されてフォトニック結晶構造となっていることを特徴とする付記1乃至6のいずれか一項に記載の単一光子発生装置。
図1(a)〜(d)は本発明の第1実施形態の単一光子発生装置の製造方法を示す断面図及び平面図(その1)である。 図2(a)及び(b)は本発明の第1実施形態の単一光子発生装置の製造方法を示す断面図(一部平面図)(その2)である。 図3(a)〜(c)は本発明の第1実施形態の単一光子発生装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 図4は本発明の第1実施形態の単一光子発生装置を示す断面図である。 図5(a)〜(c)は本発明の第2実施形態の単一光子発生装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 図6(a)及び(b)は本発明の第2実施形態の単一光子発生装置の製造方法を示す断面図(一部平面図)(その2)である。 図7は本発明の第2実施形態の単一光子発生装置を示す断面図である。
符号の説明
1,1a…単一光子発生装置、5…量子ドット含有層、5x,20x…開口部、10…n型GaAs基板、12…第1GaAsバリア層、14…量子ドット、16…第2GaAsバリア層、18…p型GaAsコンタクト層、18a…接続部、20,20a,20b,20c…レジスト膜、22…上部電極、22a…金属層、24…バイアス電源、26…発光窓、30…量子ドットレーザ、A…単一光子発生部、B…半導体レーザ部。

Claims (5)

  1. 化合物半導体基板と、
    前記化合物半導体基板の上に形成され、単一光子源を含む単一光子発生部と、
    前記化合物半導体基板上に前記単一光子発生部から分離されて形成され、前記単一光子源と同一材料の活性層を備えた半導体レーザ部とを有し、
    前記半導体レーザ部の前記活性層から発振されるレーザが前記単一光子発生部の前記単一光子源に照射されることを特徴とする単一光子発生装置。
  2. 前記単一光子源及び前記活性層は、量子ドットからなることを特徴とする請求項1に記載の単一光子発生装置。
  3. 前記単一光子源及び前記活性層は、前記化合物半導体基板上の同じ高さに形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の単一光子発生装置。
  4. 前記単一光子源を含む単一光子発生部は、第1化合物半導体層と、該第1化合物半導体層の上に形成された化合物半導体の微小結晶よりなる前記量子ドットと、前記量子ドットを被覆する第2化合物半導体層とにより構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の単一光子発生装置。
  5. 前記化合物半導体基板はn型の導電型であり、前記半導体レーザ部は、前記単一光子発生部と同一の構造体の上にp型化合物半導体層と上部電極とが順に形成されて構成され、前記化合物半導体基板と前記上部電極とにバイアス電源が接続されていることを特徴とする請求項4に記載の単一光子発生装置。
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