JP4531005B2 - 電磁操作方式開閉器 - Google Patents

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Description

この発明は、電力の送配電および受電設備などに用いられる開閉器の内、電磁操作によって駆動される開閉器に関するものである。
従来の電磁操作方式開閉器は、開閉器の主回路接点部、絶縁ロッド、駆動ロッド、主回路接点に接圧を加えるコイルバネ、コイルバネのバネ受け部、コイルバネのバネ押え金具、および電磁操作機構の可動軸を全て同一軸上に配置している。なお、類似の技術文献としては、特許文献1がある。
特開平9−320407号公報
従来の電磁操作方式開閉器では、上述のように、全て同一軸上に配置されているために、電磁操作機構のストローク、状態保持力などの性能を、主回路の絶縁階級、連続通電電流、短時間通電電流などから決定される主回路のストローク、接圧などの仕様毎に、個別の電磁操作機構が必要であるという問題点があった。
また、主回路接点が、電磁操作機構の可動軸の速度以上で開閉することができないので、特に早い動作速度が必要な電流遮断部に適用する場合には、電磁操作機構内に電磁コイルの巻き数を増やす又は電磁コイルへの通電電流を増やすなどの対策が必要であり、開閉器の小型化、低コスト化を阻害させるという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、開閉器の主回路の絶縁階級、連続通電電流、短時間通電電流などから決定される主回路接点のストローク、接圧などの仕様に応じて、電磁操作機構の搭載台数と駆動レバー部を変更することにより、主回路の仕様に適した電磁操作機構を得ることができる電磁操作方式開閉器を得ることを目的とする。
この発明に係わる電磁操作方式開閉器は、主回路1相あたり複数個の電磁操作機構を用い、電磁操作機構内の電磁コイルを用いて開閉操作を行う電磁操作方式開閉器において、各相の主回路接点の可動軸と同軸に接続された駆動ロッド、上記駆動ロッド又はその延長線の軸に設けた、主回路接点部に必要な接圧を加えるコイルバネのバネ受け部、上記駆動ロッド又はその延長線の軸摺動可能に貫挿されたバネ押え金具と上記バネ受け部との間に設け、上記主回路接点部に必要な接圧を加えるコイルバネ、上記バネ押え金具又はその延長線の軸と連結した対の第1連結リンク、上記主回路接点の可動軸の軸線に対して対称の位置に配置され、その一端は上記第1連結リンクに連結され、その他端は開閉器本体の支持部の支持点に回動可能なようにピンで連結された対の駆動レバー、上記主回路接点の可動軸の軸線に対して対称の位置に配置され、上記駆動レバーを駆動する対の電磁操作機構を備え、上記電磁操作機構のストロークと上記主回路接点の開閉のためのストロークから決定される上記駆動レバーの作用点は、上記作用点とピン結合された第2連結リンクを介して、上記主回路接点の上記可動軸と平行に動作する上記電磁操作機構の可動軸または、上記主回路接点の上記可動軸と平行に動作する上記電磁操作機構の可動軸連結フレームに接続されるものである。
この発明の電磁操作方式開閉器によれば、開閉器の主回路の絶縁階級、連続通電電流、短時間通電電流などから決定される主回路接点のストローク、接圧などの仕様に応じて、電磁操作機構の搭載台数と駆動レバーを変更することにより、主回路の仕様に適した電磁操作機構と駆動レバーを得ることができる。
また、駆動レバーを変更することによって、電磁操作機構内に電磁コイルの巻き数を増やす又はコイルへの通電電流を増やす等による電磁操作機構の動作特性を変更することなく、必要な開閉速度を得ることができる。
また、開閉器の主回路接点の可動軸の軸線に対し、電磁操作機構を対称の位置に配置することにより、主回路接点部および駆動ロッドに対し、可動方向と垂直な方向の荷重を相殺することができ、主回路接点部の開閉動作が安定する。さらに、主回路接点部および駆動ロッドに、可動方向と垂直な方向の荷重が発生しないことから、主回路接点部および駆動ロッドの耐荷重強度が低減でき、主回路接点部および駆動ロッドが軽量化できるために、開閉動作に必要な開閉駆動エネルギーを削減することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1である電磁操作方式開閉器を示す構造図で、1相に対するものであり、各相毎に設けられるものである。図において、真空バルブ1の主回路接点部1aの固定側端子1bは、開閉器本体のベース板2に固定した絶縁フレーム3によって保持されており、可動軸の可動側端子1cには、可動側接続導体1dが接続され、先端部は絶縁ロッド4に連結されている。絶縁ロッド4の操作機構側は駆動ロッド5に連結されている。
図2はコイルバネのバネ受け部とバネ押え金具付近を示す拡大断面図、図3は図2の側面図である。駆動ロッド5には、主回路接点部1aに接圧を加えるコイルバネ6を受けるバネ受け部5aが設けられ、バネ受け部5aの先端部には、コイルバネ6を押えるバネ押え金具7と摺動可能なように連結する為に軸方向と垂直な方向にバネ受け部5aを貫通する長円形孔5bが設けられている。バネ受け部5aと摺動可能なように連結するバネ押え金具7は、中心にバネ受け部5aと摺動する軸方向の孔7aを設け、バネ受け部5aと摺動する孔7aと垂直にコイルバネ6を受ける座面7bを設け、座面7bと反対側の操作機構側に座面7bと平行(つまり軸方向と垂直)に、バネ受け部5aの長円形孔5bと連通する貫通孔7cを設ける。
バネ受け部5aとバネ押え金具7の相互を連結するために設けた長円形孔5bと貫通孔7cは、ピン8によって連結されると共に、ピン8によって4つの第1連結リンク10の連結孔10aとも連結されている。従って、ピン8によって、バネ押え金具7と第1連結リンク10は連結されている。図4は複数の電磁操作機構と駆動レバーの配置を説明する図で、図1の右側面からみた位置を説明する。図1において、電磁操作機構9は、紙面(主回路接点の可動軸方向の上下)に2台91,92が表示されている他に、紙面の上方(主回路接点の可動方向の左右)に紙面に対称に2台(図4の電磁操作機構93,94に該当する)が設置されている。紙面の1台91と紙面に対称の1台93が組みになり、他方の組92,94と主回路接点の可動軸方向(可動軸の軸線)に対して対称の位置に配置されている。4台の電磁操作機構9の可動軸9aによって回動される4つの駆動レバー11は4つの第1連結リンク10にそれぞれピン12で回動可能に連結されている。なお、駆動レバー11にとって、ピン12の中心点は第1連結リンク10との連結点11cである。
図5は電磁操作機構と駆動レバー付近を示す拡大構成図である。4台の電磁操作機構9は、ベース板2に支柱13によって強固に固定されたメカベース板14に固定されている。駆動レバー11は、メカベース板14の電磁操作機構9取付け側と反対側の電磁操作機構9の可動軸9aが突出している面14aに設けた支持部15とピン16によって回動するように支持されている。ピン16の位置は駆動レバー11の支持点11aである。駆動レバー11の他端は上述のとおり第1連結リンク10とピン12によって回動し得るように連結されている。
各2台組91,93、(92,94)の電磁操作機構9は、それぞれ可動軸9aと垂直になる連結フレーム17によって連結され、連結フレーム17の途中に設けた駆動レバー連結部17aと駆動レバー11は、第2連結リンク18を介してピン19を用いて連結されている。駆動レバー11にとって、ピン19の点は、電磁操作機構9の可動軸9aの力が加わる作用点11bである。なお、駆動レバー11は、紙面に示す1本111と紙面に対称に紙面の上方の1本113(図4)とが組みになり、それらは一体となって、1つのピン19で支承されている。同様に紙面に示す1本112と紙面に対称に紙面の上方の1本114(図4)とが組みになり、それらは一体となって、1つのピン19で支承されている。
図6は電磁操作機構の主要部の構成を示す断面構成図である。電磁操作機構9のコア鉄心9bは、その内部に可動鉄心9cを有し、可動鉄心9cに固定された可動軸9aが支承されている。第1電磁コイル9dを付勢すると、可動鉄心9cは上方に吸引されて可動軸9aが上方に移動し、第2電磁コイル9eを付勢すると、可動鉄心9cは下方に吸引されて可動軸9cが下方に移動する。上方及び下方に移動した状態で永久磁石(図示せず)によりその状態が保持される。
図7は電磁操作機構の可動軸の移動と駆動レバーの回動の様子を説明する図で、その(a)は閉極時の駆動レバーの位置を示し、その(b)は開極時の駆動レバーの位置を示す。駆動レバー11は、支持点11aで支持されており、可動軸9aが駆動されると、その力は第2連結リンク18を介して駆動レバー11の作用点11bに作用する。その時の作用点11bの回動距離に対して、連結点11cの回動距離は、長さ11a―11b(l):長さ11a―11c(l)の比で決まり、作用点11bの回動距離に対して大きくなる。そのため、電磁操作機構9の可動軸9aのストロークに対して、主回路接点1aの開閉のためのストロークは大きくなる。
次に実施の形態1の動作について説明する。図4に示すように、電磁操作機構91,93に対する駆動レバー111,113は一体に結合されている。同様に電磁操作機構92,94に対する駆動レバー112,114は一体に結合されている。電磁操作機構91,93の各可動軸9a,9aの駆動力は、図5を参照して、連結フレーム17によって連結され、駆動レバー連結部17aと第2連結リンク18を介して、一体となった駆動レバー11(111,113)の作用点11bに作用する。同様に、電磁操作機構92,94の各可動軸9a,9aの駆動力も、連結フレーム17によって連結され、駆動レバー連結部17aと第2連結リンク18を介して、一体となった駆動レバー11(112,114)の作用点11bに作用する。
駆動レバー11は支持点11aで支持されているので、作用点11bに作用した駆動力で、駆動レバー11の連結点11cを駆動し、第1連結リンク10とバネ押え金具7を介してコイルバネ6の圧縮力に作用する。これによって、電磁操作機構91,93の駆動力と電磁操作機構92,94の駆動力の合計駆動力が、バネ押え金具7とコイルバネ6の圧縮力に作用し、バネ受け部5aと駆動ロッド5と絶縁ロッド4を介して主回路接点部1aに伝達され、主回路接点を開閉する。
図1では、駆動レバーにおいて、主回路接点が閉極した状態を示しており、この状態で、駆動レバー11を主回路接点の開極方向へ駆動すると、図5の開極状態となる。図5の開極状態で、駆動レバー11を主回路接点の閉極方向へ駆動すると、図1の閉極状態になる。
実施の形態1において、主回路接点部1aの開極距離とコイルバネ6の押え代は、連結フレーム17と電磁操作機構9の可動軸9aとの固定位置、および駆動ロッド5とバネ受け部5aとの固定位置によって調整される。例えば、連結フレーム17を主回路接点部1a側になるように固定すると、主回路接点部1aの開極距離が小さくなり、コイルバネ6の押え代が増し、逆に、連結フレーム17を電磁操作機構9側になるように固定すると、主回路接点部1aの開極距離が増し、コイルバネ6の押え代が小さくなる。なお、主回路接点部1aの開極距離(上記主回路接点に必要なストローク)とコイルバネ6の押え代との合計が、バネ押え金具7の総ストロークとなる。
そのため、主回路接点部1aに要求される通電性能および絶縁性能などから決定される開極距離とコイルバネ6の押え代(主回路接点部1aへの接圧)、開閉速度などは、駆動レバー11の支持点11a、可動軸9aの作用点11b、第1連結リンク10との連結点11cの3点の位置関係を設計時決定し、各部品の寸法誤差によって生じる誤差を組立時に、連結フレーム17と可動軸9aとの固定位置、および駆動ロッド5とバネ受け部5aとの固定位置を調整することで、主回路の通電性能および絶縁性能などが確保されている。
このように、実施の形態1では、主回路1相あたり複数個の電磁操作機構を用い、電磁操作機構内の電磁コイルを用いて開閉操作を行う電磁操作方式開閉器において、各相の主回路接点の可動軸と同軸に絶縁ロッドを介して接続された駆動ロッド、上記駆動ロッドに設けた、主回路接点部に必要な接圧を加えるコイルバネのバネ受け部、上記駆動ロッドと摺動可能なように連結したバネ押え金具との間に設け、上記主回路接点部に必要な接圧を加えるコイルバネ、上記バネ押え金具とピンにより連結した対の第1連結リンク、上記主回路接点の可動軸方向(可動軸の軸線)に対して対称の位置に配置され、その一端は上記第1連結リンクに連結され、その他端は開閉器本体の支持部の支持点に回動可能なようにピンで連結された対の駆動レバー、上記主回路接点の可動軸方向に対して対称の位置に配置され、上記駆動レバーを駆動する対の電磁操作機構を備え、上記電磁操作機構のストロークと上記主回路接点に必要なストロークから決定される上記駆動レバーの作用点は、上記作用点とピン結合された第2連結リンクを介して、上記主回路接点の上記可動軸と平行に動作する上記電磁操作機構の可動軸または、上記主回路接点の上記可動軸と平行に動作する上記電磁操作機構の可動軸連結フレームに接続されるものである。
そのため、開閉器の主回路の絶縁階級、連続通電電流、短時間通電電流などから決定される主回路接点のストローク、接圧などの仕様に応じて、電磁操作機構9の搭載台数と駆動レバー11を変更することにより、主回路の仕様に適した電磁操作機構9と駆動レバー11を得ることができる。電磁操作機構9の搭載台数は、実施の形態1では、1相あたり4台のものを示したが、主回路接点の可動軸方向に対称の位置に配置した2台、6台、8台でも可能である。
駆動レバー11を変更することによって、電磁操作機構内に電磁コイルの巻き数を増やす又はコイルへの通電電流を増やす等による電磁操作機構9の動作特性を変更することなく、必要な開閉速度を得ることができる。
また、開閉器の主回路接点の可動軸方向(可動軸の軸線)に対し、電磁操作機構9を対称位置に配置することにより、主回路接点部1aおよび駆動ロッド5に対し、可動方向と垂直な方向の荷重を相殺することができ、主回路接点部1aの開閉動作が安定する。さらに、主回路接点部1aおよび駆動ロッド5に、可動方向と垂直な方向の荷重が発生しないことから、主回路接点部1aおよび駆動ロッド5の耐荷重強度が低減でき、主回路接点部1aおよび駆動ロッド5が軽量化できるために、開閉動作に必要な開閉駆動エネルギーを削減することができる。
また、実施の形態1の図7において、開閉器はその開極時{図7(b)}または閉極時{図7(a)}に、電磁操作機構9の可動軸9aが最も駆動力を必要とする。そのため、その時に駆動レバー11の作用点11bに電磁操作機構9の可動軸9aが最も駆動力を加え易くするように構成することが望ましい。そのため、図7に示すように、開極時または閉極時に、駆動レバー11の作用点11bと支持点11aとを結んだ直線に対して、上記電磁操作機構9の可動軸9aまたは、主回路接点の可動軸と平行に動作する電磁操作機構9の可動軸連結フレーム17を垂直に作用させるようにするとよい。
実施の形態2.
図8は実施の形態2における電磁操作方式開閉器の操作機構の主要部を示す構造図であり、主回路接点の閉極時を示す。図9は実施の形態2における電磁操作方式開閉器の操作機構の主要部を示す構造図であり、主回路接点の開極時を示す。実施の形態2では、実施の形態1のものにさらに構成要素を付加している。バネ押え金具7の座面7bの反対側にシャフト31によって可動コア32を取付け固定する。一方、メカベース板14には、主回路開極状態における可動コア32に対して、開閉器の開極距離+バネ押え代と同等の距離を離した位置に永久磁石33を内蔵した固定コア34を固定して設け、固定コア34にはシャフト31が貫通する孔を設けている。
このように構成すると、主回路接点の閉極直前に可動コア32が固定コア34の永久磁石33に吸引され、主回路接点の閉極時に可動コア32が固定コア34の永久磁石33に保持されるので、閉極状態を保持することができる。そのため、電磁操作機構9の閉極時の操作エネルギ−又は閉極保持状態での保持力が、主回路接点部1aを動作または保持に必要なエネルギーより小さい時に、操作エネルギーおよび保持力を補うことができる。
さらに、電磁操作機構9から突出した可動軸9aにバネ押え35を固定し、バネ押え35と電磁操作機構9の間にバネ36を設けている。このようにすることにより、閉極動作時にバネ36に圧縮力を蓄え、その圧縮力を開極動作時に使用することにより開極動作を支援することができる。開極完了時には、バネ36により開極状態を補佐することができる。そのため、電磁操作機構9の開極時の操作エネルギ−又は開極保持状態での保持力が、主回路接点部1aを動作または保持に必要なエネルギーより小さい時に、操作エネルギーおよび保持力を補うことができる。
なお、図8と図9には、シャフト31,可動コア32,永久磁石33,固定コア34の構成と、バネ押え35,バネ36の構成を同時に示したが、それぞれを単独に用いるようにするとよい。
実施の形態3.
図10は実施の形態3における電磁操作方式開閉器の操作機構の主要部を示す構造図であり、主回路接点の閉極時を示す。図10において、バネ押え金具7に、主回路接点の可動軸と同軸に、延長軸7dを固定し、その延長軸7dにピン20で回転可能に第1連結リンク10を連結している。このように、バネ押え金具7の延長線の軸に第1連結リンク10を連結するようにしてもよい。
実施の形態4.
図11は実施の形態4における電磁操作方式開閉器の操作機構の主要部を示す構造図であり、主回路接点の閉極時を示す。図11においては、主回路接点にバネ受け部5aを有する駆動ロッド5を連結し、その駆動ロッド5にコイルバネ6とバネ押え金具7を介して絶縁ロッド4を連結している。その絶縁ロッド4と同軸の延長軸4aに、ピン21で回転可能に第1連結リンク10を連結している。このように、バネ受け部5aとコイルバネ6とバネ押え金具7は、駆動ロッド又はその延長線の軸のどの位置に設けてもよい。
実施の形態5.
図12は実施の形態5における電磁操作方式開閉器の磁石装置50の主要部を示す構造図であり、主回路接点の閉極時を示す。図13は実施の形態5における電磁操作方式開閉器の磁石装置50の主要部を示す構造図であり、主回路接点の開極時を示す。実施の形態5は、図9に示す実施の形態2におけるシャフト31,可動コア32,永久磁石33,固定コア34の構成に代わる構成を示している。バネ押え金具7(図9)の座面7b(図2)の反対側にシャフト41によって可動コア42を取付け固定する。一方、メカベース板14(図9)には、主回路接点の開極状態(図13)における可動コア42に対して、開閉器の開極距離+バネ押え代と同等の距離を離した位置に、永久磁石43を内蔵した固定コア44を固定して設け、固定コア44にはシャフト41が貫通する孔を設けている。
固定コア44は支柱45によりメカベース板14に固定している。シャフト41はバネ押え金具7又はその延長線の軸と連結され、バネ押え金具7又はその延長線の軸と連動して移動する。固定コア44には、シャフト41が貫通し摺動する孔を有する基部固定コア44aを有している。可動コア42の移動方向の両側に基部固定コア44aと一体又は基部固定コア44aと密着固定して連続している側部固定コア44bを有している。両側部固定コア44bの可動コア42側には永久磁石43がそれぞれ密着固定されている。さらに、両永久磁石43の可動コア42側に磁束収束用固定コア44cがそれぞれ密着固定されている。
バネ押え金具7又はその延長線の軸の往復移動と連動して、基部固定コア44aに対して、シャフト41と共に可動コア42が両側部固定コア44bの内側を往復移動し、主回路接点の閉極時に可動コア42が基部固定コア44aの突出部44eに吸着される。基部固定コア44aには、シャフト41の移動方向に沿って突出し吸着面44dを有する突出部44eを形成し、その吸着面44dの移動方向の位置44fを、磁束収束用固定コア44cの可動コア対向面44gの基部固定コア44a側端の位置44hより、上記基部固定コア44a側で近傍に設けている。
磁束収束用固定コア44cは、基部固定コア44aと反対側を傾斜させて、永久磁石43に密着固定する側の断面積より可動コア対向面44gの断面積を小さくして永久磁石43からでる磁束を収束させている。磁束収束用固定コア44cの永久磁石43と密着する面は、永久磁石43と概ね同一の断面形状を持ち、可動コア対向面44gは、磁束収束用固定コア44cと対向する可動コア42の面より小さく、可動コア対向面44gの全面が、磁束収束用固定コア44cと対向する可動コア42の面に面している。
可動コア42が基部固定コア44の突出部44eに吸着された閉極状態において(図12)、可動コア42の基部固定コア44aと反対側の端面42aの移動方向の位置42bと、磁束収束用固定コア44cの可動コア対向面44gの基部固定コア44aと反対側端の位置44jとをほぼ一致させている。突出部44eの吸着面44dは、可動コア42の吸着面と概ね同一の断面形状をしている。
磁束収束用固定コア44cの永久磁石43と密着する面の断面積と可動コア対向面44gの断面積比は、概ね
永久磁石43と密着する面の断面積:可動コア対向面44gの断面積≦
可動コア42の飽和磁束密度:永久磁石43の残留磁束密度
となるように設定すれば良い。
図14は閉極状態における磁石装置の磁束分布を説明する図である。図では、永久磁石43が発生する磁束分布を概念的に示している。磁束線46は永久磁石43から磁束収束用固定コア44cを通過し、収束され、可動コア42を通過し、基部固定コア44aの吸着面44dから突出部44eを通過し、基部固定コア44aを通過し、側部固定コア44bを通過し、永久磁石43に戻る。磁束線46の通過順序は逆でも良い。図14に示すように、永久磁石43の磁束線46は磁束収束用固定コア44cによって収束され、可動コア42内を通過して、基部固定コア44aの突出部44eを通過するため、効率良く永久磁石43で発生する磁場を可動コア42と基部固定コア44aの突出部44eに発生する吸引力に利用できる。
図15は閉極状態と開極状態の中間の状態における磁石装置の磁束分布を説明する図である。図において、磁束線46は永久磁石43から磁束収束用固定コア44cを通過し収束され、可動コア42を通過し、突出部44eを通過し、基部固定コア44aを通過し、側部固定コア44bを通過し、永久磁石43に戻る。磁束線46の通過順序は逆でも良い。このとき、磁束線46の一部は可動コア42を通過しないで、磁束収束用固定コア44cから直接、突出部44eに入る。
図15に示すように、開閉器の閉極状態と開極状態の中間状態では、永久磁石43の磁束線46の一部が可動コア42を通過しない。一定の面積を通過する磁束線の量は概念的に磁束密度に比例する。概念的には、磁束密度が増えればコアに働く電磁力が増え、磁束密度が減ればコアに働く電磁力が減る。このため、開閉器の閉極状態と開極状態の中間状態に、永久磁石43の磁束線46の一部が可動コア42を通過しないため、可動コア42が基部固定コア44aの突出部44eに吸引される力を削減できる。このような構成は、開閉器の閉極力のみを補う場合に効果的である。開閉器の閉極状態と開極状態の中間状態で、可動コア42が基部固定コア44aの突出部44eに吸引される力があると、開極動作を妨げる力になるので、これを減少させることにより、開極時の動作速度向上を図ることができる。
可動コア42と基部固定コア44aの突出部44eとの吸引力の関係を説明する。図16は可動コアの閉極位置と開極位置を説明する図であり、図17は閉極位置から開極位置に移行するときの吸引力の分布を示す特性図である。図16で領域51は閉極力が必要な領域で、閉極状態直前の短い領域で、具体的には、例えば1mm程度である。領域52は閉極力が不要な領域で、開極状態までの長い領域で、具体的には例えば、数十mm程度である。基部固定コア44aの突出部44eは、閉極力の必要な領域51の範囲を設計条件に合わせるように高さを決定している。突出部44eの吸着面44dの位置と磁束収束用固定コア44cの可動コア対向面44gの基部固定コア側端44hの位置の差が、概ね領域51の長さと一致する。
図17で示すように、閉極力が必要な領域51では吸引力が大きく、閉極力が不要な領域52では急速にその吸引力が減少する。これは、基部固定コア44aに吸着面44dを有する突出部44eを形成し、その吸着面44dの移動方向の位置44fを、磁束収束用固定コア44cの可動コア対向面44gの基部固定コア側端の位置44hより、基部固定コア側で近傍に設けたことに起因している。閉極状態(閉極位置)から可動コア42が移動し、領域51を通過すると、磁束収束用固定コア44cで収束された磁束線46の一部が可動コア42を通過しないで直接突出部44eに入り、吸着力を減少させるためである。
このように、実施の形態5のように構成すると、シャフト41に固定された可動コア42がバネ押え金具7又はその延長線の軸と連動して移動し、主回路接点が閉極されようとするときには、主回路接点の閉極直前に可動コア42が基部固定コア44aの突出部44eに吸引され、主回路接点の閉極時に可動コア42が固定コア44の永久磁石43に保持されるので、閉極状態を保持することができる。そのため、電磁操作機構9の閉極時の操作エネルギ−又は閉極保持状態での保持力が、主回路接点部1aを動作または保持に必要なエネルギーより小さい時に、操作エネルギーおよび保持力を補うことができる。さらに、閉極力が必要な領域51では吸引力が大きく、閉極力が不要な領域52では急速にその吸引力が減少する作用がある。
なお、実施の形態5の磁石装置50は、メカベース板14に載置固定した場合を説明したが、電磁操作機構9のメカベース板14と反対側に載置固定し、電磁操作機構9から突出した可動軸9aにシャフト41を直結して、電磁操作機構9の可動軸9aの往復移動と連動してシャフト41を往復移動させ、閉極時に可動コア42を基部固定コア44aの突出部44eに吸着させ、閉極状態を保持させるようにしてもよい。この場合においても、シャフト41は、可動軸9a、駆動レバー11を介して、バネ押え金具7又はその延長線の軸と連動している。
実施の形態6.
図18は実施の形態6における電磁操作方式開閉器の磁石装置50の主要部を示す構造図である。図中、実施の形態5と同一符号は同一又は相当部分を示し、同一符号の説明を援用する。図18では、実施の形態5の磁石装置50を転倒させて、メカベース板14に支柱45で固定している。シャフト41はバネ押え金具7又はその延長線の軸と連結され、その往復移動と連動して、往復移動する。実施の形態6では、主回路接点の開極状態で可動コア42が基部固定コア44aの突出部44eに吸着されるように配置してある。そのため、電磁操作機構9の開極時の操作エネルギ−又は開極保持状態での保持力が、主回路接点部1aを動作または保持に必要なエネルギーより小さい時に、操作エネルギーおよび保持力を補うことができる。さらに、開極力が必要な領域では吸引力が大きく、開極力が不要な領域では急速にその吸引力が減少する作用がある。
なお、実施の形態6の磁石装置50は、メカベース板14に載置固定した場合を説明したが、電磁操作機構9のメカベース板14と反対側に載置固定し、電磁操作機構9から突出した可動軸9aにシャフト41を直結して、電磁操作機構9の可動軸9aの往復移動と連動してシャフト41を往復移動させ、開極時に可動コア42を基部固定コア44aの突出部44eに吸着させ、開極状態を保持させるようにしてもよい。この場合においても、シャフト41は、可動軸9a、駆動レバー11を介して、バネ押え金具7又はその延長線の軸と連動している。
実施の形態7.
図19は実施の形態7における電磁操作方式開閉器の磁石装置50の主要部を示す構造図であり、主回路接点の閉極時を示す。図20は実施の形態7における電磁操作方式開閉器の磁石装置50の主要部を示す構造図であり、主回路接点の開極時を示す。図中、実施の形態5と同一符号は同一又は相当部分を示し、同一符号の説明を援用する。実施の形態7の磁束装置50では、基部固定コア44aに設けられる突出部が省略されて平らである。図19における主回路接点の閉極状態では、可動コア42は基部固定コア44aに吸着される。このとき、可動コア42の基部固定コア44aと反対側の端面42aの移動方向の位置42bと、磁束収束用固定コア44cの可動コア対向面44gの基部固定コア44aと反対側端の位置44jとをほぼ一致させている。
磁束収束用固定コア44cを用いて磁束を収束させ、可動コア42の端面42aの移動方向の位置42bと、磁束収束用固定コア44cの基部固定コア44aと反対側端の位置44jとをほぼ一致させることにより、可動コア42の移動方向の厚さを減少させることができる。そのため、可動コア42が開極時に移動し図20のように突出するが、可動コア42の厚さが減少した分、可動コア42の移動スペースが減少し、この結果、開極側方向にある配置スペース等が大きくなり、装置を小型化できるなどの効果がある。
なお、実施の形態7の磁石装置50は、メカベース板14に載置固定した場合を想定したが、、電磁操作機構9のメカベース板14と反対側に載置固定し、電磁操作機構9から突出した可動軸9aにシャフト41を直結して、電磁操作機構9の可動軸9aの往復移動と連動してシャフト41を往復移動させ、閉極時に可動コア42を基部固定コア44aに吸着させ、閉極状態を保持させるようにしてもよい。この場合においても、シャフト41は、可動軸9a、駆動レバー11を介して、バネ押え金具7又はその延長線の軸と連動している。
なお、実施の形態5〜7の磁石装置50は、実施の形態1に適用されるだけでなく、主回路接点の固定接点に可動接点を接離させ主回路接点を閉開極させる駆動ロッドと連動して主回路接点の閉極又は開極状態を保持する開閉器の磁石装置に適用できる。
この発明は、電力の送配電および受電設備などに用いられる遮断器、断路器、接地開閉器などの開閉器に利用できる。
この発明の実施の形態1である電磁操作方式開閉器を示す構造図である。 実施の形態1のコイルバネのバネ受け部とバネ押え金具付近を示す拡大断面図である。 図2の側面図である。 実施の形態1の複数の電磁操作機構と駆動レバーの配置を説明する図である。 実施の形態1の電磁操作機構と駆動レバー付近を示す拡大構成図である。 実施の形態1の電磁操作機構の主要部の構成を示す断面構成図である。 実施の形態1の電磁操作機構の可動軸の移動と駆動レバーの回動の様子を説明する図である。 実施の形態2における電磁操作方式開閉器の操作機構の主要部を示す構造図である。 実施の形態2における電磁操作方式開閉器の操作機構の主要部を示す構造図である。 実施の形態3における電磁操作方式開閉器の操作機構の主要部を示す構造図である。
実施の形態4における電磁操作方式開閉器の操作機構の主要部を示す構造図である。 実施の形態5における電磁操作方式開閉器の磁石装置の主要部を示す構造図である。 実施の形態5における電磁操作方式開閉器の磁石装置の主要部を示す構造図である。 実施の形態5で閉極状態における磁石装置の磁束分布を説明する図である。 実施の形態5で閉極状態と開極状態の中間の状態における磁石装置の磁束分布を説明する図である。 実施の形態5で可動コアの閉極位置と開極位置を説明する図である。 実施の形態5で閉極位置から開極位置に移行するときの吸引力の分布を示す特性図である。 実施の形態6における電磁操作方式開閉器の磁石装置の主要部を示す構造図である。 実施の形態7における電磁操作方式開閉器の磁石装置の主要部を示す構造図である。 実施の形態7における電磁操作方式開閉器の磁石装置の主要部を示す構造図である。
符号の説明
1 真空バルブ 1a 主回路接点部
1b 固定側端子 1c 可動側端子
1d 可動側接続導体 2 ベース板
3 絶縁フレーム 4 絶縁ロッド
4a 延長軸 5 駆動ロッド
5a バネ受け部 5b 長円形孔
6 コイルバネ 7 バネ押え金具
7a 孔 7b 座面
7c 貫通孔 7d 延長軸
8 ピン 9 電磁操作機構
9a 可動軸 9b コア鉄心
9c 可動鉄心 9d 第1電磁コイル
9e 第2電磁コイル 10 第1連結リンク
10a 連結孔 11 駆動レバー
11a 支持点 11b 作用点
11c 連結点 12 ピン
13 支柱 14 メカベース板
14a 面 15 支持部
16 ピン 17 連結フレーム
17a 駆動レバー連結部 18 第2連結リンク
19 ピン 20 ピン
21 ピン 31 シャフト
32 可動コア 33 永久磁石
34 固定コア 35 バネ押え
36 バネ 41 シャフト
42 可動コア 43 永久磁石
44 固定コア 44a 基部固定コア
44b 側部固定コア 44c 磁束収束用固定コア
44d 吸着面 44e 突出部
44f 位置 44g 可動コア対向面
44h 位置 44j 位置
45 支柱 46 磁束線
50 磁石装置 51 領域
52 領域 91,92,93,94 電磁操作機構
111,112,113,114 駆動レバー

Claims (7)

  1. 主回路1相あたり複数個の電磁操作機構を用い、電磁操作機構内の電磁コイルを用いて開閉操作を行う電磁操作方式開閉器において、
    各相の主回路接点の可動軸と同軸に接続された駆動ロッド、
    上記駆動ロッド又はその延長線の軸に設けた、主回路接点部に必要な接圧を加えるコイルバネのバネ受け部、
    上記駆動ロッド又はその延長線の軸摺動可能に貫挿されたバネ押え金具と上記バネ受け部との間に設け、上記主回路接点部に必要な接圧を加えるコイルバネ、
    上記バネ押え金具又はその延長線の軸と連結した対の第1連結リンク、
    上記主回路接点の可動軸の軸線に対して対称の位置に配置され、その一端は上記第1連結リンクに連結され、その他端は開閉器本体の支持部の支持点に回動可能なようにピンで連結された対の駆動レバー、
    上記主回路接点の可動軸の軸線に対して対称の位置に配置され、上記駆動レバーを駆動する対の電磁操作機構を備え、
    上記電磁操作機構のストロークと上記主回路接点の開閉のためのストロークから決定される上記駆動レバーの作用点は、上記作用点とピン結合された第2連結リンクを介して、上記主回路接点の上記可動軸と平行に動作する上記電磁操作機構の可動軸または、上記主回路接点の上記可動軸と平行に動作する上記電磁操作機構の可動軸連結フレームに接続されることを特徴とする電磁操作方式開閉器。
  2. 上記電磁操作機構のストロークと上記主回路接点の開閉のためのストロークから決定される上記駆動レバーの作用点は、
    上記作用点とピン結合された第2連結リンクを介して、上記主回路接点の上記可動軸と平行に動作する上記電磁操作機構の可動軸または、上記主回路接点の上記可動軸と平行に動作する上記電磁操作機構の可動軸連結フレームに接続されると共に、
    上記作用点とピン結合された第2連結リンクを介して、閉極時の上記駆動レバーの作用点と上記支持点とを結んだ直線に対して、垂直に動作する上記電磁操作機構の可動軸、または、上記電磁操作機構の可動軸連結フレームに接続されることを特徴とする請求項1記載の電磁操作方式開閉器。
  3. 上記電磁操作機構のストロークと上記主回路接点の開閉のためのストロークから決定される上記駆動レバーの作用点は、
    上記作用点とピン結合された第2連結リンクを介して、上記主回路接点の上記可動軸と平行に動作する上記電磁操作機構の可動軸または、上記主回路接点の上記可動軸と平行に動作する上記電磁操作機構の可動軸連結フレームに接続されると共に、
    上記作用点とピン結合された第2連結リンクを介して、開極時の上記駆動レバーの作用点と上記支持点とを結んだ直線に対して、垂直に動作する上記電磁操作機構の可動軸、または、上記電磁操作機構の可動軸連結フレームに接続されることを特徴とする請求項1記載の電磁操作方式開閉器。
  4. 主回路接点の可動軸の軸線上のバネ押え金具より電磁操作機構側に、
    永久磁石と、
    主回路接点が閉極状態のときに上記永久磁石を介して磁路を形成するコアと
    を配置したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電磁操作方式開閉器。
  5. 電磁操作機構の可動軸を駆動レバーと反対側に突出させ、この突出した可動軸に、主回路が閉極状態のときに可動軸に対し開極側へ動作させる力を加えるバネを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電磁操作方式開閉器。
  6. 上記バネ押え金具又はその延長線の軸と連結され、上記バネ押え金具又はその延長線の軸と連動して移動するシャフト、
    上記シャフトに固定された可動コア、
    基部固定コア、
    上記可動コアの移動方向の両側にそれぞれ設けられ上記基部固定コアと連続した側部固定コア、
    上記両側部固定コアの上記可動コア側にそれぞれ固定された永久磁石、及び、上記両永久磁石の可動コア側にそれぞれ固定された磁束収束用固定コアを設け、
    上記バネ押え金具又はその延長線の軸の往復移動と連動して、上記基部固定コアに対して上記シャフトと共に上記可動コアが上記両側部固定コアの内側を往復移動し、上記主回路接点の閉極又は開極時に上記可動コアが上記基部固定コアに吸着されるものであって、
    上記磁束収束用固定コアは、上記基部固定コアと反対側を傾斜させて、上記永久磁石に固定する側の断面積より上記可動コアに対向する側の断面積を小さくし、
    上記可動コアが上記基部固定コアに吸着された状態において、上記可動コアの上記基部固定コアと反対側の端面の移動方向の位置と、上記磁束収束用固定コアの可動コア対向面の上記基部固定コアと反対側端の位置とをほぼ一致させた請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の電磁操作方式開閉器。
  7. 上記基部固定コアには、上記シャフトの移動方向に沿って突出し吸着面を有する突出部を形成し、その吸着面の移動方向の位置を、上記磁束収束用固定コアの上記可動コア対向面の上記基部固定コア側端の位置より、上記基部固定コア側で近傍に設けた請求項6記載の電磁操作方式開閉器。
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