JP4524432B2

JP4524432B2 - Filler

Info

Publication number: JP4524432B2
Application number: JP2002372553A
Authority: JP
Inventors: 眞裕岡島; 吉和四方
Original assignee: A.I.SYSTEM PRODUCTS CORP.
Current assignee: A.I.SYSTEM PRODUCTS CORP.
Priority date: 2002-12-24
Filing date: 2002-12-24
Publication date: 2010-08-18
Anticipated expiration: 2022-12-24
Also published as: JP2004203403A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、（１）スプレー物及び、該スプレー物を押圧するための圧縮ガスを収納するスプレー缶本体、（２）外部からの操作により、前記スプレー缶本体内と外部とを連通する排出孔を開閉し、前記圧縮ガスの押圧力により前記スプレー物の排出を行う排出部、（３）該スプレー缶本体内に設けられ、前記スプレー物を収納する収納空間を形成し、該収納空間が前記排出孔に連通する収納袋、以上（１）〜（３）の構成を備えるスプレー缶の前記収納袋内に、前記スプレー物を充填する充填器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、図２に示すように、スプレー物及び、スプレー物を押圧するための圧縮ガスを収納するスプレー缶本体１１０と、外部からの操作により、スプレー缶本体内と外部とを連通する排出孔１２１ａを開閉し、圧縮ガスの押圧力によりスプレー物の排出を行う排出部１２０と、スプレー缶本体１１０内に設けられ、スプレー物を収納する収納空間を形成し、収納空間が排出孔１２１ａに連通する収納袋（以下「パウチ」と呼ぶ）１３０とを備えたスプレー缶１００がある（特許文献１）。
【０００３】
このスプレー缶１００は、スプレー缶本体１１０内でスプレー物と圧縮ガス（空気等）とが分離して収納されており、スプレー物をスプレーするときは、圧縮ガスがパウチ１３０を圧縮して、その圧縮力によりスプレー物が排出部１２０を介して排出されるので、排出部１２０からは、圧縮ガス等の不純物を含まない純粋なスプレー物を排出することができる。
【０００４】
また、口内や顔面に直接吹き付けるスプレー物をスプレーする場合、パウチ１３０を備えていない従来のスプレー缶では、スプレーするときＬＰＧ等の圧縮ガスがスプレー物と一緒に不純物として噴出されてしまうので、圧縮ガスとしてＬＰＧを利用することができなかったが、このスプレー缶１００を用いると、ＬＰＧが噴出されず、純粋なスプレー物のみをスプレーできるので、圧縮ガスとしてＬＰＧを用いることもでき、このスプレー缶１００は利便性が非常に高い。
【０００５】
【特許文献１】
特開２０００−７０６４号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上説明したスプレー缶１００は利便性が高いものの、従来のスプレー缶と同様の使い捨て方式で販売され、市場に出回っていた。
しかし、環境面の配慮から、スプレー缶の使い捨てを改めねばならないという問題があった。ただし、リサイクルするにしても、再注入するスプレー物に不純物が混じってしまっては、利用価値がないので、リサイクルすることはできない。
【０００７】
そこで本発明では、従来の技術の欄で述べたスプレー缶１００の長所を生かして上述した問題点を解決し、スプレー缶のリサイクルを可能とする充填器を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上述した問題点を解決するためになされた請求項１に記載の充填器は、（１）スプレー物及び、該スプレー物を押圧するための圧縮ガスを収納するスプレー缶本体、（２）外部からの操作により、前記スプレー缶本体内と外部とを連通する排出孔を開閉し、前記圧縮ガスの押圧力により前記スプレー物の排出を行う排出部、（３）該スプレー缶本体内に設けられ、前記スプレー物を収納する収納空間を形成し、該収納空間が前記排出孔に連通する収納袋、以上（１）〜（３）の構成を備えるスプレー缶の前記収納袋内に、前記スプレー物を充填する充填器であって、前記スプレー物を貯留するタンクと、前記スプレー物を放出する放出孔が形成された先端部を前記収納空間内に外部から挿抜可能な注入具と、ダイヤフラムでポンプ室が形成され、該ポンプ室内の前記スプレー物を前記タンク側から前記注入具側に順次送出するダイヤフラムポンプと、前記タンクから前記注入具に前記スプレー物を送る送路管の前記注入具近傍に設けられ、該送路管を開閉する開閉手段と、前記送路管が前記スプレー物を送出する送出空間の体積情報を予め記憶する記憶手段と、前記ダイヤフラムポンプが前記スプレー物を送り出した送量を検出する検出手段と、スタートボタンが押下されると、前記開閉手段により前記送路管を開けて、前記ダイヤフラムポンプにより前記スプレー物の送出を開始し、該検出手段で検出された送量が、前記記憶手段に記憶された体積情報の体積に一致した場合、前記開閉手段により前記送路管を閉じ、その後、スプレー缶内にスプレー物を注入する開閉制御手段とを備えることを特徴とする。
【０００９】
本発明の充填器は、スプレー缶本体内に収納袋を備えるスプレー缶に対し、注入具の先端部を外部から収納空間内に挿入すると、放出孔が収納空間内に配置された状態になり、スプレー物を収納袋内に注入可能な状態になる。また、本発明の充填器では、ダイヤフラムポンプを用いており、タンクに貯留されたスプレー物を外部から隔離された状態で収納袋内に注入することができる。
【００１０】
従って、本発明の充填器を用いれば、注入具を排出孔に挿入するだけの簡単な操作でスプレー物を注入可能な状態となり、そして、ダイヤフラムポンプを用いることで、不純物がまったく混じらない状態で収納袋内にスプレー物を注入することができるので、スプレー缶を何度でもリサイクルすることができる。
また、本発明の充填器は、タンクから注入具にスプレー物を送る送路管の注入具近傍に設けられ、この送路管を開閉操作可能な開閉手段を備えているので、この充填器を用いると、送路管内に空気や他のスプレー物や古いスプレー物等の不要物が入っていた場合、不要物を送路管内から廃棄できる。そのため、この充填器を用いれば、スプレー缶に不要物を注入することなく、スプレー物を注入することができる。
また、本発明の充填器は、送路管がスプレー物を送出する送出空間の体積情報を予め記憶する記憶手段と、ダイヤフラムポンプがスプレー物を送り出した送量を検出する検出手段と、この検出手段で検出された送量が、記憶手段に記憶された体積情報の体積に一致した場合、開閉手段で走路管を閉じる閉制御手段とを備えている。そのため、この充填器では、送路管の送出空間の体積情報と検出手段で検出された送量とが一致したら、すなわち送路管がスプレー物で満たされたら開閉手段が閉じられる。従って、この充填器を用いると、スプレー缶に不要物を充填することなく、スプレー物を充填できる。
【００１１】
尚、請求項２に記載したように、ダイヤフラムポンプとしては、前記ダイヤフラムでチューブ状のポンプ室が形成され、該ポンプ室を圧迫する複数の圧迫部を前記タンク側から前記注入具側に所定間隔ごとに移動させて、前記スプレー物を前記タンク側から前記注入具側に送出するチューブポンプを用いてもよい。チューブポンプは逆止弁等複雑な構造を必要とせず構造が簡単であるため、本発明の充填器を安価に製造でき、しかも、簡単にメンテナンスできる。
【００１３】
次に、請求項３記載の充填器は、請求項１〜２のいずれかに記載の充填器において、前記スプレー缶が載置される載置台と、前記排出部に挿抜可能に形成され、該排出部に挿入されると前記排出孔を開いて前記先端部を前記収納空間内に配置可能な前記注入具を、前記載置台に置かれた前記スプレー缶の前記排出部に挿入された挿入位置と、前記排出部から抜かれた抜位置との間を、レバー部を操作することにより移動可能な挿抜手段とを備えることを特徴とする。この充填器を用いれば、スプレー缶を載置台において、挿抜手段のレバー部を操作するだけの簡単な操作でスプレー缶内にスプレー物を供給することができる。
【００１４】
次に、請求項４記載の充填器は、請求項３記載の充填器において、前記載置台は、前記挿抜装置により前記注入具が前記排出部に挿入可能な位置から、前記スプレー缶の底面までの距離を可変する可変手段を備えていることを特徴とする。この充填器を用いれば、大きさの異なる複数種類のスプレー缶に対しスプレー物を充填できる。
【００１６】
次に、請求項５記載の充填器のように、請求項１〜４のいずれかに記載の充填器において、前記送路管内の管内圧力を検出する圧力検出手段と、該圧力検出手段で検出された管内圧力が予め定められた規定圧力に達したか否かを判定する判定手段と、該判定手段により前記管内圧力が前記規定圧力に達したと判定されたら、前記ダイヤフラムポンプを停止する停止手段とを備えることを特徴とする。この充填器を用いると、送路管の管内圧力が規定圧力に達するとダイヤフラムポンプが停止し、スプレー物のスプレー缶への供給が停止されるので、スプレー缶内に過剰にスプレー物を供給することを防止することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された実施の形態について図面を用いて説明する。
ここで、図１、３、５は本実施形態の充填器の外観斜視図である。図２は、スプレー缶の説明図で、内部構造を示すためにスプレー缶本体の一部を切り取って示しており、また、スプレー缶の連通管のＡ−Ａ’断面部分を拡大して示している。図４は、注入具を排出孔に挿入する様子を説明するための説明図で、図２のＡ−Ａ’断面部分を示している。
【００１８】
本実施形態の充填器１は、従来技術の欄で述べたスプレー缶１００のパウチ１３０（図２参照）にスプレー物（水（イオン水等）、液体状の化粧品、液体状の食料品等）を充填する充填器であり、図１に示すように、前方側側面が水平断面凸状に形成された筐体１０を備え、この筐体１０は平板状の土台１１の上に載置して固定されている。
【００１９】
筐体１０の前面に形成された突出部１２は、その前面側上部に、斜面部１２ａが形成され、その斜面部１２ａの高さ方向中央には押しボタン式のスタートスイッチ１３及びストップスイッチ１４が並設されている。そして、突出部１２の右側にはスプレー物を貯留するタンク３が設置され、左側下部にはスプレー缶１００を載せる載置台５が設置され、左側上部には載置台５に載せられたスプレー缶１００にスプレー物を注入する挿抜具７が設置されている。このうちタンク３は、透明な（本実施形態ではアクリルを用いているが、これに限られるものではない）で形成されており、内部に貯留されたスプレー物を目視可能に形成されている。
【００２０】
ここで、従来の技術の欄で説明したスプレー缶１００の排出部１２０の構造について簡単に触れておく。
スプレー缶１００の排出部１２０は、図２の拡大図に示すように、パウチ１３０内の収納空間と外部とを連通する排出孔１２１ａが形成された連通管１２１と、排出孔１２１ａ内の外部側端部に内設された円筒状のストッパ１２２と、排出孔１２１ａの内径と略同径に形成された円盤部１２３ａ、この円盤部１２３ａの上面に設けられ、ストッパ１２２の筒内で摺動可能な摺動部１２３ｂを備えた弁部１２３と、弁部１２３をストッパ１２２に向かって付勢するスプリング１２４とを備えている。
【００２１】
そして、円盤部１２３ａには、円盤を貫通する図示しない複数の孔部が形成され、この孔部は円盤部１２３ａがストッパ１２２に当接したとき、塞がれる位置に形成されている。また、摺動部１２３ｂは、二股状に形成されている。
そのため、この排出部１２０では、摺動部１２３ｂをスプリング１２４の付勢力に抗して押すと、円盤部１２３ａの孔部が開き、圧縮空気に押されたパウチ１３０内のスプレー物が、この孔部及び摺動部１２３ｂの間を抜けて、外部に排出される。
【００２２】
このように形成されたスプレー缶１００にスプレー物を注入する挿抜具７について説明する。
この挿抜具７は、図３に示すように、上下方向に長尺な略直方体形状の本体部７０と、本体部７０の上部に揺動可能に取り付けられたレバー部７２と、本体部７０の下面に設けられた注入具７３とを備えている。
【００２３】
このうち本体部７０は、筐体１０に対し上下方向に摺動可能に取り付けられ、レバー部７２を上方に揺動操作すると上方に摺動し、図１に示すように、下方に揺動操作すると下方に摺動する。
注入具７３は、図４（ａ）に示すように、下方に向かって先細りな円錐台状に形成され、その円錐の先端近傍の側面にスプレー物を放出する放出孔７３ａが形成され、上述したストッパ１２２の筒内に挿抜可能な大きさに形成されている。
【００２４】
このように構成された挿抜具７では、レバー７２を操作して下方に摺動させると、図４（ｂ）に示すように、ストッパ１２２の筒内に注入具７３が挿入され、ストッパ１２３をスプリング１２４の付勢力に逆らって押し下げる。するとこのとき、図４（ｂ）の矢印で示したように、排出孔７３ａから、摺動部１２３ｂの間及び円盤部１２３ａの図示しない孔部を通ってスプレー物をパウチ１３０の収納空間内に注入可能な状態、すなわち、注入具７３の先端が収納空間に配置され、スプレー物を収納空間内に注入できる状態になるので、ポンプ８０を始動してスプレー物をタンク３から注入具７３に供給すれば、スプレー物をパウチ１３０の収納空間内に供給することができるのである。
【００２５】
尚、この挿抜具７は、排出孔１２１ａに挿抜可能に形成され、排出孔１２１ａに挿入されると排出孔１２１ａを開いて注入具７３の先端部をパウチ１３０の収納空間内に配置した状態になり、載置台５に置かれたスプレー缶１００の排出孔１２１ａに挿入された挿入位置と、排出孔１２１ａから抜かれた抜位置との間を、レバー７２を操作することにより移動することができるものであり、本発明の挿抜手段に相当する。
【００２６】
次に、載置台５は、スプレー缶１００の大きさにあわせて、レバー部７２を下げて注入具７３を排出孔１２１ａに挿入可能な位置から、スプレー缶１００の底面までの距離を調整可能な台である。この載置台５は、図５に示すように、土台１１から取り外し可能に形成され、この載置台５を取り外したときは、大きいサイズのスプレー缶１００を設置できる。尚、載置台５を取り外し可能な機構は、挿抜装置７により注入具７０が排出孔１２１ａに挿入可能な位置から、スプレー缶１００の底面までの距離を変えることができるので、本発明の可変手段に相当する。
【００２７】
次に、充填器１の内部構成について説明する。
ここで、図６は、充填器１の内部構成を示す概略構成図、図７はポンプの模式図である。
充填器１は、図６に示すように、ポンプ８０と、電磁弁８１と、圧力センサ８２とを備えている。そして、タンク３から、ポンプ８０を介して、注入具７３にスプレー物を供給する供給管８３（本発明の送路管に相当する）を備え、この供給管８３の注入具７３近傍から分岐する分岐管８４上であって、送路管８２から分岐した分岐点の近傍に電磁弁８１が取り付けられている。また、圧力センサ８２は、分岐路８４と注入具７３との間の供給管８３内に設けられ、供給管８３内を圧送されるスプレー物の圧送圧力を検出するものである。
【００２８】
ここで、ポンプ８０は、いわゆるチューブポンプであり、図７（ａ）に示すように、Ｃ字状に形成されたボディ部８０ａと、ボディ部８０ａ内に同軸状に取り付けられたロータ部８０ｂと、ローター部８０ｂの中心軸を挟んだ両側のローター部８０ａの端部に回転軸を介して取り付けられた圧迫部８０ｃと、ボディ部８０ａの切欠部分８０ｄからローター部８０ｂとボディ部８０ａとの間の嵌込空間８０ｅにはめ込まれ、ボディ部８０ａの切欠部８０ｄから外部に引き出されたチューブ８０ｆとを備えている。
【００２９】
このポンプ８０は、チューブ８０ｆがダイヤフラムとなるチューブ状のポンプ室を形成し、ポンプ室を圧迫する複数の圧迫部８０ｃがボディ部８０ａとの間にチューブ８０ｆを挟み、図７（ｂ）に示すように、この圧迫部８０ｃをチューブ８０ｆのタンク３側から注入具７３側に移動させて、スプレー物をタンク３側から注入具７３側に送出する。
【００３０】
次に、制御装置９について説明する。
ここで、図８は、制御装置９のブロック図である。
この制御装置９は、充填器１の筐体１０内に設置され、ＣＰＵ９１、ＲＯＭ９２、ＲＡＭ９３を備える中央制御部９０と、入出力インターフェイス９４とを備え、ＣＰＵ９１、ＲＯＭ９２、ＲＡＭ９３、入出力インターフェイス９４は、バス９５で互いに通信可能に形成されている。
【００３１】
入出力インターフェイス９４には、ポンプ８０のＯＮ−ＯＦＦを制御するポンプ回路８０ｕと、電磁弁８１のＯＮ−ＯＦＦを制御する弁回路８１ｕと、圧力センサ８２と、スタートスイッチ１３のＯＮ−ＯＦＦを検知するスタートボタン回路１３ｕと、ストップスイッチ１４のＯＮ−ＯＦＦを検知するストップボタン回路１４ｕとが接続され、これらが中央制御部９０と通信し、後述する充填制御が実行される。
【００３２】
尚、中央制御部９０のＲＯＭ９２（本発明の記憶手段に相当する）は、供給管８３がスプレー物を送出する送出空間（間の断面積×長さ）の体積情報を記憶している。
次に、この制御装置９で実行される充填制御について説明する。
【００３３】
ここで、図９は、充填制御のフローチャートである。
この充填制御は電源を入れると開始され、図９に示すように、まず、スタートスイッチ１３がＯＮされたか否かが判定される（Ｓ１０）。この判定(Ｓ１０)で、スタートスイッチ１３がＯＮされていない（Ｓ１０：ＮＯ）と判定されたら、スタートスイッチ１３がＯＮされるまで、Ｓ１０の判定を繰り返す。一方、この判定（Ｓ１０）で、スタートスイッチ１３がＯＮされたと判定された場合は（Ｓ１０：ＹＥＳ）、次の処理に進み、具体的には電磁弁８１を開き（Ｓ１１）、その後ポンプ８０の動作を開始して（Ｓ１２）、Ｓ１３の処理を実行する。このとき、スプレー缶１００内は４気圧なので、スプレー缶１００内には不要物は入らず、分岐管８４から排出される。
【００３４】
Ｓ１３では、供給管８３の管路内の不要物が排出されたか否かを判定する。この判定は、ＲＯＭ９２内に、供給管８３がスプレー物を送出する送出空間の体積情報を記憶しているので、この体積情報と、ポンプ８０のローター部８０ｂの回転数から算出される、スプレー物の送量情報とを比較して送量情報が、体積情報よりも大きくなったか否かを判定している。この判定で、送量情報が体積情報より少なければ、Ｓ１３の処理を繰り返し実行し、送量情報が体積情報より多くなったら、次の処理に進み、具体的には電磁弁を閉じ（Ｓ１４）、管路内の圧力が９気圧を越えたか否かが判定される（Ｓ１５）。尚、このＳ１３で、ポンプの回転数からスプレー物の送量を算出する処理が、本発明の検出手段に相当する。また、Ｓ１３とＳ１４の処理が、本発明の閉制御手段に相当する。
【００３５】
Ｓ１５では、管路内の圧力が９気圧を越えたか否かを判定する。この判定は、圧力センサ８２により供給管８３の管路内の圧力が検出されるから、その圧力が、９気圧より小さいか否かにより判定される。この判定（Ｓ１５）で、管内圧力が９気圧より小さいと判定された場合には（Ｓ１５：ＮＯ）、次に、ストップボタン１４がＯＮされたか否かを判定し（Ｓ１６）、管内圧力が９気圧より大きいと判定された場合には（Ｓ１５：ＹＥＳ）、ポンプ８０を停止する（Ｓ１７）。この判定（Ｓ１６）で否定判定された場合、すなわちストップボタン１４が押されていない場合は（Ｓ１６：ＮＯ）、再びｓ１５の判定を実行し、この判定（Ｓ１６）で肯定判定された場合、すなわちストップボタン１４が押された場合は（Ｓ１６：ＹＥＳ）、次にＳ１７の処理に移行し、ポンプ８０を停止する処理を実行する。
【００３６】
そして、Ｓ１７でポンプ８０を停止したら再びＳ１０の処理を実行して、以下Ｓ１２〜Ｓ１７の処理を、電源が切られるまで実行する。
尚、本処理のＳ１５では、圧力センサ８２で検出された供給管８３の管内圧力が予め定められた規定圧力（９気圧）に達したか否かを判定しており、このＳ１５は本願発明の判定手段に相当する。そして、Ｓ１７では、Ｓ１５により、管内圧力が規定圧力に達したと判定されたら、ポンプ８０を停止しており、このＳ１７は本願発明の停止手段に相当する。
【００３７】
以上説明した充填器１を用いると以下のような効果がある。
本実施形態の充填器１では、ポンプ８０としてチューブポンプを用いて、タンクに貯留されたスプレー物を外部から隔離された状態でパウチ１３０内に注入することができ、しかも、不要物が供給管から排出されるのを待って、スプレー缶１００にスプレー物を充填しているので、清潔な状態でタンク３からパウチ１３０内にスプレー物を注入することができる。
【００３８】
また、本実施形態の充填器１を用いれば、スプレー物を十分スプレー可能なきれいな状態で注入することができるので、スプレー缶１００をリサイクルして何度でも使用することができる。
本実施形態では、ポンプ８０として、チューブポンプを用いており、このチューブポンプは逆止弁等複雑な構造を必要とせず構造が簡単であるため、本実施形態の充填器１を安価に製造でき、しかも、簡単にメンテナンスできる。
【００３９】
この充填器１を用いれば、スプレー缶１００を載置台５において、挿抜具７のレバー部７１を操作するだけの簡単な操作でスプレー缶１００内にスプレー物を供給することができる。
また、この充填器を用いれば、この載置台５を取ったり付けたりすることで、大きさの異なる複数種類のスプレー缶１００に対しスプレー物を充填できる。
【００４０】
この充填器１を用いると、供給管８４の管内圧力が規定圧力に達するとポンプ８０が停止し、スプレー物のスプレー缶１００への供給が停止されるので、スプレー缶１００内に過剰にスプレー物を供給することを防止することができる。
尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
【００４１】
例えば、本実施形態では、ポンプ８０としてチューブポンプを用いたが、一般的なダイヤフラムポンプを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態の充填器の外観斜視図である。
【図２】スプレー缶の説明図で、一部内部構造を示すためにスプレー缶本体を切り取った様子を示しており、また、スプレー缶の連通管のＡ−Ａ’断面部分を拡大して示している。
【図３】本実施形態の充填器の外観斜視図である。
【図４】注入具を排出孔に挿入する様子を説明するための説明図で、図２のＡ−Ａ’断面部分を示している。
【図５】本実施形態の充填器の外観斜視図である。
【図６】充填器１の内部構成を示す概略構成図である。
【図７】ポンプの模式図である。
【図８】制御装置９のブロック図である
【図９】充填制御のフローチャートである。
【符号の説明】
１…充填器、３…タンク、５…載置台、７…挿抜具、１０…筐体、１１…土台、１２…突出部、１２ａ…斜面、１３…スタートスイッチ、１４…ストップスイッチ、７０…本体部、７２…レバー部、７３…注入具、７３ａ…放出孔、８０…ポンプ、８０ａ…ボディ部、８０ｂ…ローター部、８０ｃ…圧迫部、８０ｄ…切欠部、８０ｅ…空間、８０ｆ…チューブ、８１…電磁弁、８２…圧力センサ、８３…供給管、８４…チューブ、１００…スプレー缶、１２０…排出部、１２１…連通管、１２１ａ…排出孔、１２２…ストッパ、１２３…弁部、１２３ａ…円盤部、１２３ｂ…摺動部、１２４…スプリング、１３０…連通管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes (1) a spray product and a spray can main body that stores compressed gas for pressing the spray product, and (2) a discharge hole that communicates the inside of the spray can main body with the outside by an operation from the outside. (3) a discharge portion that discharges the sprayed material by the pressing force of the compressed gas, and (3) is provided in the spray can body to form a storage space for storing the sprayed material, and the storage space is The present invention relates to a storage bag that communicates with a discharge hole, and a filling device that fills the spray material into the storage bag of the spray can having the above-described configurations (1) to (3).
[0002]
[Prior art]
2. Conventionally, as shown in FIG. 2, a spray can body 110 that stores a spray product and compressed gas for pressing the spray product, and a discharge hole that communicates the inside and outside of the spray can body by an external operation. 121a is opened and closed, and a discharge part 120 for discharging the sprayed material by the pressing force of the compressed gas is provided in the spray can main body 110, and a storage space for storing the sprayed material is formed, and the storage space communicates with the discharge hole 121a. There is a spray can 100 provided with a storage bag (hereinafter referred to as “pouch”) 130 (Patent Document 1).
[0003]
In the spray can 100, the spray and compressed gas (air, etc.) are separately stored in the spray can main body 110, and when spraying the spray, the compressed gas compresses the pouch 130, Since the spray is discharged through the discharge unit 120 by the compression force, the spray unit 120 can discharge a pure spray that does not contain impurities such as compressed gas.
[0004]
Also, when spraying sprays that are sprayed directly into the mouth or face, in conventional spray cans that do not have the pouch 130, compressed gas such as LPG is ejected as impurities together with the sprays when spraying. LPG could not be used as a gas, but when this spray can 100 is used, LPG is not ejected and only a pure spray can be sprayed. Therefore, LPG can also be used as a compressed gas. 100 is very convenient.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-7064
[Problems to be solved by the invention]
By the way, although the spray can 100 demonstrated above is highly convenient, it was sold by the same disposable method as the conventional spray can, and was on the market.
However, due to environmental considerations, there was a problem that the disposable use of spray cans had to be changed. However, even if it is recycled, if the sprayed material to be reinjected contains impurities, it cannot be recycled because it has no utility value.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a filling device that can recycle the spray can by solving the above-mentioned problems by taking advantage of the advantages of the spray can 100 described in the section of the prior art.
[0008]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
The filling device according to claim 1, which has been made to solve the above-described problems, comprises: (1) a spray can and a spray can main body for storing compressed gas for pressing the spray; and (2) from the outside. By opening and closing the discharge hole that communicates the inside and outside of the spray can body, the discharge portion that discharges the spray object by the pressing force of the compressed gas, (3) provided in the spray can body, A storage space for storing the spray material is formed, and the storage space is communicated with the discharge hole, and the spray material is placed in the storage bag of the spray can having the above configurations (1) to (3). A filling device for filling, a tank for storing the sprayed material, an injecting tool capable of inserting / extracting a tip portion formed with a discharge hole for discharging the sprayed material from the outside, and a pump chamber with a diaphragm Formed A diaphragm pump for sequentially sending the sprayed material in the pump chamber from the tank side to the injecting device side, and provided in the vicinity of the injecting device of a delivery pipe for sending the sprayed material from the tank to the injecting device, Opening / closing means for opening and closing the delivery pipe, storage means for storing in advance volume information of the delivery space through which the delivery pipe delivers the sprayed object, and detection for detecting the amount of delivery of the sprayed article by the diaphragm pump And when the start button is pressed, the opening and closing means opens the transmission pipe, and the diaphragm pump starts delivery of the spray material, and the amount detected by the detection means is stored in the storage means. If it matches the volume of the stored volume information, closing said feed pipe by the switching means, then, the opening and closing control means for injecting spray material into a spray Kan'nai Characterized in that it comprises.
[0009]
The filling device of the present invention is in a state where the discharge hole is disposed in the storage space when the tip of the injection tool is inserted into the storage space from the outside with respect to the spray can including the storage bag in the spray can body, The spray can be poured into the storage bag. Moreover, in the filling device of the present invention, a diaphragm pump is used, and the sprayed matter stored in the tank can be injected into the storage bag while being isolated from the outside.
[0010]
Therefore, if the filling device of the present invention is used, it becomes possible to inject the sprayed material by simply inserting the injection tool into the discharge hole, and by using the diaphragm pump, no impurities are mixed at all. Since the spray can be poured into the storage bag, the spray can can be recycled any number of times.
Further, the filling device of the present invention is provided in the vicinity of the injection line of the transmission line pipe for sending the sprayed material from the tank to the injection tool, and is provided with opening / closing means capable of opening and closing the transmission line pipe. When it is used, if unnecessary items such as air, other sprayed items, and old sprayed items are contained in the transmission line pipe, the unnecessary substances can be discarded from the transmission line pipe. Therefore, if this filling device is used, it is possible to inject the sprayed material without injecting an unnecessary material into the spray can.
In addition, the filling device of the present invention includes a storage means for storing in advance volume information of a delivery space through which the delivery pipe delivers the spray product, a detection means for detecting the amount of delivery by which the diaphragm pump delivered the spray product, and this detection. And a closing control means for closing the runway pipe by the opening / closing means when the feed amount detected by the means coincides with the volume of the volume information stored in the storage means. Therefore, in this filling device, when the volume information of the delivery space of the delivery pipe matches the delivery detected by the detection means, that is, when the delivery pipe is filled with the spray material, the opening / closing means is closed. Therefore, when this filling device is used, it is possible to fill the spray can without filling the spray can with unnecessary materials.
[0011]
As described in claim 2, as the diaphragm pump, a tube-shaped pump chamber is formed by the diaphragm, and a plurality of compression portions that compress the pump chamber are provided from the tank side to the injection device side at a predetermined interval. You may use the tube pump which moves every time and sends the said spray thing from the said tank side to the said injection device side. Since the tube pump does not require a complicated structure such as a check valve and is simple, the filling device of the present invention can be manufactured at low cost and can be easily maintained.
[0013]
Then, the filling of Claim 3, wherein, in the filling device according to any one of claims 1-2, the mounting table in which the spray can is placed, removably inserted is formed in the discharge portion, said The insertion position at which the injection tool capable of opening the discharge hole and placing the distal end portion in the storage space when inserted into the discharge portion is inserted into the discharge portion of the spray can placed on the mounting table. And an insertion / extraction means that is movable by operating a lever portion between the extraction position extracted from the discharge portion. By using this filling device, the spray can can be supplied into the spray can by a simple operation of operating the lever portion of the insertion / extraction means on the mounting table.
[0014]
Next, the filling device according to claim 4 is the filling device according to claim 3 , wherein the mounting table is from a position at which the injection device can be inserted into the discharge portion by the insertion / extraction device to a bottom surface of the spray can. It is characterized by comprising a variable means for varying the distance. By using this filling device, it is possible to fill a plurality of types of spray cans having different sizes with a spray.
[0016]
Next, as in the case of the filling device according to claim 5, in the filling device according to any one of claims 1 to 4, a pressure detection means for detecting an in-pipe pressure in the transmission pipe, and detection by the pressure detection means Determining means for determining whether or not the in-pipe pressure reached a predetermined specified pressure, and a stop for stopping the diaphragm pump when the determining means determines that the in-pipe pressure has reached the specified pressure Means. When this filling device is used, the diaphragm pump stops when the pressure in the pipe of the transmission line reaches the specified pressure, and the supply of the sprayed product to the spray can is stopped. Therefore, the sprayed product is excessively supplied into the spray can. This can be prevented.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments to which the present invention is applied will be described below with reference to the drawings.
Here, FIGS. 1, 3, and 5 are external perspective views of the filling device of the present embodiment. FIG. 2 is an explanatory view of the spray can, in which a part of the spray can body is cut out to show the internal structure, and an AA ′ cross section of the communication pipe of the spray can is enlarged and shown. Yes. FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining a state in which the injection tool is inserted into the discharge hole, and shows a cross-sectional portion taken along the line AA ′ of FIG. 2.
[0018]
The filling device 1 of the present embodiment has a spray product (water (ionic water, etc.), liquid cosmetics, liquid foods, etc.) on the pouch 130 (see FIG. 2) of the spray can 100 described in the section of the prior art. As shown in FIG. 1, it is provided with a housing 10 whose front side surface is formed in a convex shape in a horizontal section, and this housing 10 is placed on a flat base 11. It is fixed.
[0019]
The projecting portion 12 formed on the front surface of the housing 10 has a slope portion 12a formed at the upper portion on the front surface side, and a push button type start switch 13 and stop switch 14 are provided at the center of the slope portion 12a in the height direction. It is installed side by side. A tank 3 for storing the sprayed material is installed on the right side of the protrusion 12, a mounting table 5 for mounting the spray can 100 is installed on the lower left side, and the spray can 100 mounted on the mounting table 5 is installed on the upper left side. An insertion / extraction tool 7 for injecting the sprayed material is installed. Of these, the tank 3 is formed of a transparent material (in this embodiment, acrylic is used, but is not limited to this), and the sprayed material stored inside is formed so as to be visible.
[0020]
Here, the structure of the discharge part 120 of the spray can 100 described in the section of the prior art will be briefly described.
As shown in the enlarged view of FIG. 2, the discharge part 120 of the spray can 100 includes a communication pipe 121 in which a discharge hole 121a that connects the storage space in the pouch 130 and the outside is formed, and an external side in the discharge hole 121a. A cylindrical stopper 122 provided in the end, a disk part 123a formed substantially the same diameter as the inner diameter of the discharge hole 121a, provided on the upper surface of the disk part 123a, and slidable within the cylinder of the stopper 122 Provided with a sliding portion 123b and a spring 124 that biases the valve portion 123 toward the stopper 122.
[0021]
A plurality of holes (not shown) penetrating the disk are formed in the disk part 123 a, and these hole parts are formed at positions where the disk part 123 a is closed when the disk part 123 a comes into contact with the stopper 122. The sliding portion 123b is formed in a bifurcated shape.
Therefore, in this discharge part 120, when the sliding part 123b is pushed against the urging force of the spring 124, the hole part of the disk part 123a is opened, and the sprayed material in the pouch 130 pushed by the compressed air is in this hole. Through the part and the sliding part 123b and discharged to the outside.
[0022]
The insertion / extraction tool 7 for injecting the spray into the spray can 100 thus formed will be described.
As shown in FIG. 3, the insertion / extraction tool 7 includes a substantially rectangular parallelepiped main body portion 70 that is long in the vertical direction, a lever portion 72 that is swingably attached to the upper portion of the main body portion 70, and the main body portion 70. And an injection tool 73 provided on the lower surface.
[0023]
Of these, the main body 70 is slidably mounted in the vertical direction with respect to the housing 10, and slides upward when the lever portion 72 is swung upward, and swings downward as shown in FIG. 1. Then it slides downward.
As shown in FIG. 4 (a), the injection tool 73 is formed in a truncated cone shape that tapers downward, and a discharge hole 73a for discharging a spray is formed on the side surface near the tip of the cone. The stopper 122 is formed in a size that can be inserted into and removed from the cylinder.
[0024]
In the insertion / extraction tool 7 configured as described above, when the lever 72 is operated and slid downward, the injection tool 73 is inserted into the cylinder of the stopper 122 as shown in FIG. Push down against the biasing force of the spring 124. At this time, as shown by the arrow in FIG. 4 (b), the sprayed material enters the storage space of the pouch 130 through the discharge hole 73a, between the sliding part 123b and through the hole part (not shown) of the disk part 123a. Injectable state, that is, the tip of the injection tool 73 is placed in the storage space, and the sprayed material can be injected into the storage space. Therefore, the pump 80 is started and the sprayed material is supplied from the tank 3 to the injection tool 73. By doing so, the spray can be supplied into the storage space of the pouch 130.
[0025]
The insertion / extraction tool 7 is formed so as to be insertable / removable into / from the discharge hole 121a. When the insertion / extraction tool 7 is inserted into the discharge hole 121a, the discharge hole 121a is opened and the tip of the injection tool 73 is placed in the storage space of the pouch 130. It can be moved by operating the lever 72 between the insertion position inserted into the discharge hole 121a of the spray can 100 placed on the mounting table 5 and the extraction position extracted from the discharge hole 121a. It corresponds to the insertion / extraction means of the present invention.
[0026]
Next, according to the size of the spray can 100, the mounting table 5 can adjust the distance from the position where the lever portion 72 is lowered and the injection tool 73 can be inserted into the discharge hole 121 a to the bottom surface of the spray can 100. It is a stand. As shown in FIG. 5, the mounting table 5 is formed so as to be removable from the base 11. When the mounting table 5 is removed, a large-sized spray can 100 can be installed. In addition, the mechanism which can remove the mounting base 5 can change the distance from the position where the injection tool 70 can be inserted into the discharge hole 121a by the insertion / extraction device 7 to the bottom surface of the spray can 100, so that the variable means of the present invention. It corresponds to.
[0027]
Next, the internal configuration of the filling device 1 will be described.
Here, FIG. 6 is a schematic configuration diagram showing the internal configuration of the filling device 1, and FIG. 7 is a schematic diagram of the pump.
As shown in FIG. 6, the filling device 1 includes a pump 80, a solenoid valve 81, and a pressure sensor 82. The tank 3 is provided with a supply pipe 83 (corresponding to the feeding pipe of the present invention) for supplying the sprayed material to the injection tool 73 via the pump 80, and the supply pipe 83 branches from the vicinity of the injection tool 73. An electromagnetic valve 81 is mounted on the branch pipe 84 and in the vicinity of the branch point branched from the transmission pipe 82. The pressure sensor 82 is provided in the supply pipe 83 between the branch passage 84 and the injection tool 73, and detects the pressure of the sprayed material that is pumped through the supply pipe 83.
[0028]
Here, the pump 80 is a so-called tube pump, and as shown in FIG. 7A, a body portion 80a formed in a C-shape, and a rotor portion 80b attached coaxially in the body portion 80a. Between the rotor portion 80b and the body portion 80a from the compression portion 80c attached to the end portions of the rotor portion 80a on both sides of the central axis of the rotor portion 80b via the rotation shaft, and the cutout portion 80d of the body portion 80a. The tube 80f is fitted into the fitting space 80e and is drawn out from the cutout portion 80d of the body portion 80a.
[0029]
The pump 80 forms a tube-shaped pump chamber in which the tube 80f serves as a diaphragm, and a plurality of compression portions 80c that compress the pump chamber sandwich the tube 80f with the body portion 80a, as shown in FIG. 7B. As described above, the compression portion 80c is moved from the tank 3 side of the tube 80f to the injection tool 73 side, and the sprayed material is sent from the tank 3 side to the injection tool 73 side.
[0030]
Next, the control device 9 will be described.
Here, FIG. 8 is a block diagram of the control device 9.
The control device 9 is installed in the casing 10 of the filling device 1 and includes a central control unit 90 including a CPU 91, a ROM 92, and a RAM 93, and an input / output interface 94. The CPU 91, the ROM 92, the RAM 93, and the input / output interface 94 are The bus 95 is configured to be able to communicate with each other.
[0031]
The input / output interface 94 detects ON / OFF of the pump circuit 80 u that controls ON / OFF of the pump 80, the valve circuit 81 u that controls ON / OFF of the electromagnetic valve 81, the pressure sensor 82, and the start switch 13. A start button circuit 13u that performs this operation and a stop button circuit 14u that detects ON / OFF of the stop switch 14 are connected to communicate with the central control unit 90, and filling control described later is executed.
[0032]
The ROM 92 (corresponding to the storage means of the present invention) of the central control unit 90 stores volume information of a delivery space (a cross-sectional area × length) through which the supply pipe 83 delivers the sprayed material.
Next, the filling control executed by the control device 9 will be described.
[0033]
Here, FIG. 9 is a flowchart of the filling control.
This filling control is started when the power is turned on, and it is first determined whether or not the start switch 13 is turned on as shown in FIG. 9 (S10). If it is determined in this determination (S10) that the start switch 13 is not turned on (S10: NO), the determination in S10 is repeated until the start switch 13 is turned on. On the other hand, if it is determined in this determination (S10) that the start switch 13 is turned on (S10: YES), the process proceeds to the next process, specifically, the electromagnetic valve 81 is opened (S11), and then the pump 80 is turned on. The operation is started (S12), and the process of S13 is executed. At this time, since the inside of the spray can 100 is 4 atm, no unnecessary matter enters the spray can 100 and is discharged from the branch pipe 84.
[0034]
In S <b> 13, it is determined whether or not unnecessary materials in the supply pipe 83 are discharged. In this determination, since the volume information of the delivery space in which the supply pipe 83 delivers the sprayed material is stored in the ROM 92, the sprayed material is calculated from the volume information and the rotational speed of the rotor portion 80b of the pump 80. The amount information is compared with the amount information, and it is determined whether or not the amount information is larger than the volume information. In this determination, if the feed information is less than the volume information, the process of S13 is repeatedly executed. If the feed information becomes larger than the volume information, the process proceeds to the next process, specifically, the solenoid valve is closed (S14). Then, it is determined whether or not the pressure in the pipeline has exceeded 9 atm (S15). In S13, the process of calculating the amount of sprayed material from the number of rotations of the pump corresponds to the detection means of the present invention. Further, the processes of S13 and S14 correspond to the closing control means of the present invention.
[0035]
In S15, it is determined whether or not the pressure in the pipeline has exceeded 9 atm. This determination is made based on whether or not the pressure in the pipe line of the supply pipe 83 is detected by the pressure sensor 82, so that the pressure is less than 9 atm. If it is determined in this determination (S15) that the pressure in the pipe is smaller than 9 atm (S15: NO), it is next determined whether or not the stop button 14 is turned on (S16). If it is determined that the pressure is greater than the atmospheric pressure (S15: YES), the pump 80 is stopped (S17). If a negative determination is made in this determination (S16), that is, if the stop button 14 is not pressed (S16: NO), the determination of s15 is executed again, and if a positive determination is made in this determination (S16), that is, When the stop button 14 is pressed (S16: YES), the process proceeds to S17, and a process for stopping the pump 80 is executed.
[0036]
Then, when the pump 80 is stopped in S17, the process of S10 is executed again, and the processes of S12 to S17 are executed until the power is turned off.
In S15 of this process, it is determined whether or not the in-pipe pressure of the supply pipe 83 detected by the pressure sensor 82 has reached a predetermined specified pressure (9 atm). It corresponds to the determination means. In S17, if it is determined in S15 that the in-pipe pressure has reached the specified pressure, the pump 80 is stopped, and S17 corresponds to the stopping means of the present invention.
[0037]
The use of the filler 1 described above has the following effects.
In the filling device 1 of the present embodiment, a spray pump stored in a tank can be injected into the pouch 130 while being isolated from the outside by using a tube pump as the pump 80, and an unnecessary material is supplied to the supply pipe. Since the spray can 100 is filled with the spray material after waiting for the discharge from the tank 3, the spray material can be poured into the pouch 130 from the tank 3 in a clean state.
[0038]
Further, if the filling device 1 of the present embodiment is used, the sprayed material can be injected in a clean state that can be sufficiently sprayed, so that the spray can 100 can be recycled and used any number of times.
In this embodiment, a tube pump is used as the pump 80. Since this tube pump does not require a complicated structure such as a check valve and has a simple structure, the filling device 1 of this embodiment can be manufactured at low cost. And maintenance is easy.
[0039]
If this filling device 1 is used, the spray can 100 can be supplied into the spray can 100 by simply operating the lever portion 71 of the insertion / extraction tool 7 on the mounting table 5.
Moreover, if this filling machine is used, the spray thing can be filled with respect to several types of spray cans 100 from which a magnitude | size differs by attaching or mounting this mounting base 5. FIG.
[0040]
When the filling device 1 is used, the pump 80 is stopped when the pressure in the supply pipe 84 reaches the specified pressure, and the supply of the sprayed product to the spray can 100 is stopped. Can be prevented.
The embodiment of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and it goes without saying that various forms can be adopted as long as it belongs to the technical scope of the present invention.
[0041]
For example, in the present embodiment, a tube pump is used as the pump 80, but a general diaphragm pump may be used.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a filling device of the present embodiment.
FIG. 2 is an explanatory view of a spray can, showing a state in which the spray can body is cut out in order to show a part of the internal structure, and an AA ′ cross-sectional portion of the communication pipe of the spray can is enlarged and shown. ing.
FIG. 3 is an external perspective view of the filling device of the present embodiment.
4 is an explanatory diagram for explaining a state in which the injection tool is inserted into the discharge hole, and shows a cross-sectional portion taken along the line AA ′ of FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is an external perspective view of the filling device of the present embodiment.
6 is a schematic configuration diagram showing the internal configuration of the filling device 1. FIG.
FIG. 7 is a schematic view of a pump.
FIG. 8 is a block diagram of the control device. FIG. 9 is a flowchart of filling control.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Filler, 3 ... Tank, 5 ... Mounting stand, 7 ... Insertion / extraction tool, 10 ... Housing, 11 ... Base, 12 ... Projection part, 12a ... Slope, 13 ... Start switch, 14 ... Stop switch, 70 ... Main body , 72 ... lever part, 73 ... injection tool, 73a ... discharge hole, 80 ... pump, 80a ... body part, 80b ... rotor part, 80c ... compression part, 80d ... notch part, 80e ... space, 80f ... tube, 81 DESCRIPTION OF SYMBOLS ... Solenoid valve, 82 ... Pressure sensor, 83 ... Supply pipe, 84 ... Tube, 100 ... Spray can, 120 ... Discharge part, 121 ... Communication pipe, 121a ... Discharge hole, 122 ... Stopper, 123 ... Valve part, 123a ... Disc Part, 123b ... sliding part, 124 ... spring, 130 ... communication pipe

Claims

（１）スプレー物及び、該スプレー物を押圧するための圧縮ガスを収納するスプレー缶本体、（２）外部からの操作により、前記スプレー缶本体内と外部とを連通する排出孔を開閉し、前記圧縮ガスの押圧力により前記スプレー物の排出を行う排出部、（３）該スプレー缶本体内に設けられ、前記スプレー物を収納する収納空間を形成し、該収納空間が前記排出孔に連通する収納袋、以上（１）〜（３）の構成を備えるスプレー缶の前記収納袋内に、前記スプレー物を充填する充填器であって、
前記スプレー物を貯留するタンクと、
前記スプレー物を放出する放出孔が形成された先端部を前記収納空間内に外部から挿抜可能な注入具と、
ダイヤフラムでポンプ室が形成され、該ポンプ室内の前記スプレー物を前記タンク側から前記注入具側に順次送出するダイヤフラムポンプと、
前記タンクから前記注入具に前記スプレー物を送る送路管の前記注入具近傍に設けられ、該送路管を開閉する開閉手段と、
前記送路管が前記スプレー物を送出する送出空間の体積情報を予め記憶する記憶手段と、
前記ダイヤフラムポンプが前記スプレー物を送り出した送量を検出する検出手段と、
スタートボタンが押下されると、前記開閉手段により前記送路管を開けて、前記ダイヤフラムポンプにより前記スプレー物の送出を開始し、該検出手段で検出された送量が、前記記憶手段に記憶された体積情報の体積に一致した場合、前記開閉手段により前記送路管を閉じ、その後、スプレー缶内にスプレー物を注入する開閉制御手段と
を備えることを特徴とする充填器。(1) a spray can and a spray can main body for storing compressed gas for pressing the spray, (2) opening and closing a discharge hole communicating the inside and outside of the spray can by an operation from the outside, (3) a discharge portion that discharges the sprayed material by the pressing force of the compressed gas; (3) provided in the spray can body to form a storage space for storing the sprayed material, and the storage space communicates with the discharge hole; A storage bag, and a filling device for filling the sprayed product in the storage bag of the spray can having the above-described configurations (1) to (3),
A tank for storing the spray,
An injection tool capable of inserting / extracting the distal end portion in which the discharge hole for discharging the spray material is formed into / from the storage space;
A diaphragm chamber is formed with a diaphragm, and the spray material in the pump chamber is sequentially sent from the tank side to the injection device side; and
An opening / closing means for opening and closing the transmission line pipe, which is provided in the vicinity of the injection line of the transmission line pipe for sending the spray from the tank to the injection tool ;
Storage means for storing in advance volume information of a delivery space through which the delivery pipe delivers the spray;
Detection means for detecting the amount by which the diaphragm pump sends out the spray;
When the start button is pressed, the passage pipe is opened by the opening / closing means, the delivery of the spray material is started by the diaphragm pump, and the feed amount detected by the detection means is stored in the storage means. And an opening / closing control means for closing the feed pipe by the opening / closing means and then injecting a spray material into the spray can .

請求項１記載の充填器において、
前記ダイヤフラムポンプは、
前記ダイヤフラムでチューブ状のポンプ室が形成され、該ポンプ室を圧迫する複数の圧迫部を前記タンク側から前記注入具側に所定間隔ごとに移動させて、前記スプレー物を前記タンク側から前記注入具側に送出するチューブポンプであることを特徴とする充填器。The filling device according to claim 1, wherein
The diaphragm pump is
A tube-shaped pump chamber is formed by the diaphragm, and a plurality of compression portions that compress the pump chamber are moved from the tank side to the injection device at predetermined intervals, and the spray material is injected from the tank side. A filling device characterized by being a tube pump for delivery to the device side.

請求項１〜２のいずれかに記載の充填器において、
前記スプレー缶が載置される載置台と、
前記排出部に挿抜可能に形成され、該排出部に挿入されると前記排出孔を開いて前記先端部を前記収納空間内に配置可能な前記注入具を、前記載置台に置かれた前記スプレー缶の前記排出部に挿入された挿入位置と、前記排出部から抜かれた抜位置との間を、レバー部を操作することにより移動可能な挿抜手段と
を備えることを特徴とする充填器。The filling device according to claim 1,
A mounting table on which the spray can is mounted;
The spray placed on the mounting table, wherein the injection tool is formed so as to be insertable / removable into the discharge portion, and when inserted into the discharge portion, the injection hole is opened and the tip portion can be placed in the storage space. A filling device comprising: an insertion / extraction means that is movable by operating a lever portion between an insertion position inserted into the discharge portion of the can and an extraction position extracted from the discharge portion.

請求項３記載の充填器において、
前記載置台は、前記挿抜装置により前記注入具が前記排出部に挿入可能な位置から、前記スプレー缶の底面までの距離を可変する可変手段を備えていることを特徴とする充填器。The filling device according to claim 3.
The mounting table is provided with variable means for changing a distance from a position at which the injection tool can be inserted into the discharge portion by the insertion / extraction device to a bottom surface of the spray can.

請求項１〜４のいずれかに記載の充填器において、
前記送路管内の管内圧力を検出する圧力検出手段と、
該圧力検出手段で検出された管内圧力が予め定められた規定圧力に達したか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により前記管内圧力が前記規定圧力に達したと判定されたら、前記ダイヤフラムポンプを停止する停止手段と
を備えることを特徴とする充填器。The filling device according to any one of claims 1 to 4,
Pressure detecting means for detecting the pressure in the pipe in the transmission line;
Determination means for determining whether or not the in-pipe pressure detected by the pressure detection means has reached a predetermined specified pressure;
And a stop unit that stops the diaphragm pump when the determination unit determines that the pressure in the pipe has reached the specified pressure.