JP4524428B2 - 紫外線防止効果計測方法及びシステム - Google Patents

紫外線防止効果計測方法及びシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4524428B2
JP4524428B2 JP2004331581A JP2004331581A JP4524428B2 JP 4524428 B2 JP4524428 B2 JP 4524428B2 JP 2004331581 A JP2004331581 A JP 2004331581A JP 2004331581 A JP2004331581 A JP 2004331581A JP 4524428 B2 JP4524428 B2 JP 4524428B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sky
ultraviolet
unit
plots
ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004331581A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006145218A (ja
Inventor
西 利 昌 川
藤 弘 海 斉
野 雅 也 昆
藤 剛 士 加
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon University
Original Assignee
Nihon University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon University filed Critical Nihon University
Priority to JP2004331581A priority Critical patent/JP4524428B2/ja
Publication of JP2006145218A publication Critical patent/JP2006145218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4524428B2 publication Critical patent/JP4524428B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

本発明は、テントや建造物等、紫外線を遮蔽するための日除けが、どの程度、紫外線防止に奏功するのかを計測して定量的に判定する技術に関する。
近年、紫外線が人体に及ぼす影響について、関心が非常に高まっている。
幼稚園や小学校でも、テント等を用いて積極的に日除けを作っている。
ここで、紫外線による弊害防止に日除けを作って対処する場合において、「日除けはどの程度の大きさにするべきか?」、「どの程度、紫外線被曝が防げるのか?」について考慮する必要がある。換言すれば、紫外線防止効果の定量的な評価を行う必要がある。
しかし、現状では、テントその他の各種日除けによる紫外線防止効果について、定量的な評価を行うために必要な具体的な数値を示すデータが存在しない。
環境省の「紫外線保健指導マニュアル」でも、定量的な記述は存在しない。
市販品のテント等において記載されている「収容人数」は、「物理的に収容可能な人数」を表記しているのみであり、「どの程度、どの位の時間、紫外線被曝を防ぐことが出来るのか?」という定量的な効果の記載をしているものではない。
その他の従来技術としては、一定の隙間を隔てて紫外線の照射手段と受光手段とを配置し、当該隙間中に塗料やクリームを介在させて、紫外線の減衰量を計測することにより、当該塗料或いはクリームの紫外線遮蔽効果を測定する技術が存在する(特許文献1参照)。
しかし、この技術では、塗料或いはクリームの様な不定形の材料における単位面積当りの紫外線遮蔽効果を測定することは可能であるが、テント等の様に一定の形状を有する日除けにおける紫外線遮蔽効果を測定することは不可能であり、日除けにおける紫外線防止効果の定量的な評価を行い得るものではない。
特開平6−241894号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、テントや不動産その他の紫外線を遮蔽する日除けとしての機能を有する機器による紫外線防止効果を定量的に評価することを可能とする紫外線防止効果計測方法およびシステムの提供を目的としている。
本発明の紫外線防止効果計測方法によれば、天空を示す円形の領域(1)を複数の区画に区分し、区分毎に紫外線量を計測して紫外線が人体の皮膚に及ぼす影響の強さで重み付けした紫外線量の単位面積当りの数値に比例した数のプロット(P)が描画されており、それらのプロット(P)数が計測可能である紫外線天空率算定図(2)を作り、前記天空を示す円形の領域(1)と同一寸法の天空を示す円形の領域(3)に紫外線防止効果を定量的に評価しようとする対象物(4)を設けて、その対象物の下方領域から見た射影図(5)を作成し、前記紫外線天空率算定図(2)と前記射影図(5)とを重ね合わせ、前記重ね合わせにより射影図の対象物(4)を示す領域(40)以外の領域に存在するプロット(P)の総和である全プロット数を計測し、前記紫外線天空率算定図(2)の全プロット数と前記対象物(4)を示す領域(40)以外のプロット数(Np2)との比率と、太陽直射の水平成分と天空放射との比とを用いて、 {1+(太陽直射の水平成分/天空放射)}/紫外線天空率 なる式より求められる数値で対象物の紫外線防止効果を評価するようになっている。
本発明の紫外線防止効果計測システムによれば、天空を示す円形の領域(1)を複数の区画に区分してその各区分に分光器(75)が位置できる紫外線計測ユニット(7)を有し、前記計測ユニット(7)と紫外線量決定ユニット(8)と記憶手段(9)と描画ユニット(10)とよりなる紫外線天空率算定図作成ユニット(20)を備え、その紫外線量決定ユニット(8)は前記紫外線計測ユニット(7)から伝送されたデータと記憶手段(9)に記憶されたデータによって人間の皮膚への被爆影響度を考慮した重み付けされた紫外線量を演算するものであり、前記描画ユニット(10)は計測ユニット(7)からの分光器(75)の位置データである各区分の情報を受信すると共に紫外線量決定ユニット(8)で演算された重み付けされた紫外線量に応じてプロット(P)数のデータを記憶手段(9)から引き出して各区分毎にプロットして紫外線天空率算定図を作成するものであり、そして紫外線防止効果を定量的に評価しようとする対象物(4)の下の地表(E)上に射影図作成ユニット(11)が設置され、その射影図作成ユニット(11)で撮影した前記対象物(4)の射影図データが伝送されるコントロールユニット(73)を設け、前記記憶手段(9)に記憶された紫外線天空率算定図のデータと前記対象物(4)の射影図データとを重ね合わせる重ね合わせユニット(12)と、その重ね合わせにより前記対象物(4)の射影図と重複しない部分の紫外線天空算定図のプロット(P)の数を数えて紫外線天空率を決定する紫外線決定ユニット(20)と、その紫外線決定ユニットで決定された紫外線天空率から直射日光下で皮膚に紅斑ができる時間と対象物(4)内で皮膚に紅斑ができる時間との比率(ASPF)を決定する比率決定ユニット(13)とを備えている。
ここで、比率決定ユニット(13)は、紫外線天空率算定図(2)におけるプロット(P)の総数(Np1)と前記プロット数計測工程で計測されたプロット(P)の数(Np2)との比率(紫外線天空率:前記プロット数計測工程で計測されたプロットPの数/紫外線天空率算定図におけるプロットPの総数;Np2/Np1)と、太陽直射の水平成分(L1)と天空放射(天空における散乱による成分L2)との比(太陽直射の水平成分/天空放射;L1/L2)とを用いて、 {1+(太陽直射の水平成分/天空放射)}/紫外線天空率、
即ち、{1+(L1/L2)}/Np2/Np1 なる式により求められる数値(ASPF:直射日光下で皮膚に紅斑が出来る時間と、日除け内で皮膚に紅斑が出来る時間との比率)で、対象物(日除け4)の紫外線防止効果を定量的に評価する制御を行う機能を有している。
対象物(4)が無い場合のCIE紫外線量(UV2)或いはUVIndex(図6〜8)で計測したCIE紫外線量UV2或いはUVIndex)と、日除け(4)がある場合の紫外線のCIE紫外線量(UV2)或いはUVIndex(図6〜8で計測したCIE紫外線量UV2或いはUVIndex)とを比較すれば、(紫外線による)紅斑が、日除けによって、どの程度防止できるかが判定できる。
上述する構成を具備する本発明によれば、紫外線天空率算定図(2)と射影図(5)とを重ね合わせる(6)という簡単な処理と、プロット(P)を数えてその数を比較するという簡単な処理とにより、日除けがある場合の紫外線のCIE紫外線量(UV2)或いはUVIndexに対応するパラメータ、すなわちプロット(P)の数を求めることができる。そして、紫外線天空率算定図(2)は日除けが無い場合に対応するので、両者のプロット(P)数を比較することにより、紫外線による紅斑の防止効果を定量的に評価できる。
より具体的には、重ね合わせた図面(6)における日除け以外の領域におけるプロットの数(Np2)と紫外線天空率算定図(2)におけるプロットの総数(Np1)の比率(紫外線天空率;Np2/Np1)と、太陽直射の水平成分(L1)と天空放射(L2)との比とを用いて、式
{1+(太陽直射の水平成分/天空放射)}/紫外線天空率
即ち、{1+(L1/L2)}/Np2/Np1
により、直射日光下で皮膚に紅斑が出来る時間と日除け内で皮膚に紅斑が出来る時間との比率(ASPF)を求め、対象物(日除け4)の紫外線防止効果を定量的に評価するのである。
すなわち、直射日光下で皮膚に紅斑が出来る時間と日除け内で皮膚に紅斑が出来る時間との比率(ASPF)が大きければ、長時間に亘って皮膚に紅斑が出来ない訳であるため、紫外線防止効果が大きい。
ここで、「太陽直射の水平成分/天空放射;L1/L2」は、各地域毎に測定することにより求めることが出来るが、発明者の計測結果では、沖縄県を除く我国においては、真夏の晴天日の正午前後という条件下において、定数「1.5」とすることが可能であることが分かっている。
従って、上述した式は、沖縄県を除く我国においては、真夏の晴天日の正午前後という条件下においては、 ASPF=2.5/紫外線天空率 という形態に簡略化することが可能である。
日除けが建築物のような不動産である場合には、建築施工前であれば、射影図をCADによるシミュレーションにより決定することが可能である。その場合には、本発明による紫外線防止効果の計測を、全て演算処理で行うことが可能である(図6〜図8参照)。
一方、建築施工後であれば、射影図は、例えばデジタルカメラと魚眼レンズとを用いて、撮影することにより取得すれば良い。
本発明によれば、建造物のみならず、ビーチパラソル、サンシェード、テント、ひさし、軒、すだれ、カーテン等、全てについて、紫外線被曝防止の程度を定量的に評価することが可能である。
ここで、紫外線は波長によってUV−A,UV−B,UV−Cの3つに分けられる。UV−Aは可視光線に隣接し、波長は400〜315ナノメートル、UV−Bは315〜280ナノメートル、UV−Cは最も波長は短く280〜100ナノメートルである。
UV−Cは、空気中の酸素分子とオゾン層で完全にさえぎられて地表には届かない。生体への影響が強い紫外線の内、UV−Bがオゾン層の変化に影響され、現在その増加が問題となっている。UV−AはUV−Bほど有害ではないが、長時間浴びた場合の健康影響が懸念されている。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
最初に、図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態である日除けの紫外線被曝防止効果の定量的評価手法について説明する。
日除けの紫外線被爆防止効果を定量的に評価するに際しては、日除けが無い場合の紫外線量を表現する図表、すなわち紫外線天空率算定図(図2)を作成する必要がある。
先ず、図1で示す様に、天空を示す円形の領域(後述する射影図と同一の領域)1を複数の区画(セル:cell:例えば、145区画;C1〜C145)に分割し、各々のセルC1〜C145について、紫外線の分光測定を行う。
測定は、「真夏」、「晴天日」、「北緯35°」、「正午」という条件で行う。
ここで、分光測定:波長(280nm〜340nm)毎にデータを計測する。
分光測定を行うことにより、UV−B(及びUV−Aの一部)がどの程度照射されているかが分かる。
尚、当該波長域(280nm〜340nm)ではUV−Aは一部であって人の皮膚への影響も極めて小さいので、省略して、UV−Bのみを云々する(図5参照)。
又、後述する分光器で直接計測された紫外線量をUV1と表記する。
ここで、図1について、天空1を145等分した区画に分割したことが例示されているが、これは、CIE(国際照明委員会)で定められている。
「145」という例示された区画数(セルの数)が多過ぎると、全ての区画について紫外線量のデータを取るのに時間が掛かり過ぎてしまう。
一方、区画の数が少な過ぎると、計測の精度や、紫外線遮蔽の定量的分析の精度が低くなる。
各セル毎に行われる紫外線の分光測定は、ステップモータ等を使用する自動計測であっても、手作業でも可能である。
各区画C1〜C145(図1において、全てのセルは図示せず)について、紫外線量UV1が計測されたならば、紫外線の波長と紅斑作用との関連性(既知である:図5のCIE紅斑作用曲線を参照)により、波長毎の紫外線量に重み付けを行い、それの総和を求めることにより、紫外線が皮膚に与える影響を示すCIE紫外線量UV2、或いは、UVIndex(CIE紫外線量UV2を40倍したパラメータ)を求める。
ここで、図5のCIE紅斑作用曲線は、紫外線の人の皮膚への影響の大きさを示した特性図であり、横軸に波長をとり、縦軸に人の皮膚への影響の大きさ(相対地)をとっている。図5によれば、凡そ波長300ナノメートル以上になれば、人の皮膚への影響は急速に減衰している。
そして、図1で示す各区画(C1〜C145)について、単位面積辺りのCIE紫外線量或いはUVIndexに比例した数のプロットPを打つ。
図2で示すのは、プロットPを打ち終わった状態の図、すなわち、紫外線天空率算定図(紫外線天空率算定図の作成工程については後述する図11のフローチャート参照)である。
ここで、CIE紫外線量UV2或いはUVIndexに対応するプロットPは、その大きさや形状について、特に限定はないが、天空全領域について、同一の大きさで表現されることが望ましい。
次に、図3に示すように、日除け4を設けた状態(図10参照)で、日除け4の下側から魚眼写真の射影図5を作成(図3、及び後述する図12のステップS11参照)する。
換言すれば、日除けを設けた場合の天空写真(図3の5)を取得する。
ここで、図3の円3と、図1、図2の円1とが、同一であることが必要である。
図3において、ハッチングを付しているのが、日除け4の射影領域40である。
射影図5を得るための例として、デジタルカメラ(例えば、NIKON製の商品名「COOL PIX 990」)に魚眼レンズ(例えば、NIKON製の「Fisheye Converter FC−E8」)を組み合わせて、日除けの下側から天空を撮影すれば良い(図10参照)。
そして、図2と図3とを重ね合わせる(図4及び図12のステップS12参照)。
図4において、ハッチングを付した領域40は、日除け4の射影図である。
太陽からの直射による紫外線L1は、日除け4により完全に遮蔽される(後述の図10参照)。
従って、図4において、ハッチングを付した領域40では、直射による紫外線は全く照射されない。
紫外線天空率算定図(図2)と射影図(図3)とを重ね合わせるに際しては、例えば、紫外線天空率算定図(図2)を透明なシートにコピーして、射影図(図3)と重ね合わせても良いし、或いは、射影図(図3)を透明なシートにコピーして、紫外線天空率算定図(図2)に重ね合わせても良い。
要は、2枚の図面(紫外線天空率算定図と射影図)を重ね合わせた際に、(CIE紫外線量UV2或いはUVIndexと対応する)プロットPの数が数えられれば良い。
図4において、ハッチングを付していない部分、すなわち、日除け4と重複しない天空部分におけるプロットP(単位面積辺りのCIE紫外線量UV2或いはUVIndexに比例する数のプロット)の数Np2を数える(図12のステップS13参照)。
ハッチングを付していない領域のプロットの数Np2は、日除け4の影響を受けない単位面積辺りのCIE紫外線量UV2或いはUVIndexに比例している。
従って、図2におけるプロットPの全数Np1と、図4におけるプロットPの数(ハッチングを付していない領域のプロットの数)Np2とを比較することにより、日除けによる紫外線遮断の定量的評価が可能となる。
紅斑作用を有する紫外線量に比例するプロットPの数を数えて比較するという簡単な手法により、紫外線遮断の定量的評価が可能となる(図12のステップS14参照)。
そして、紫外線の強度を表現する点の数の「比」から紫外線がどの程度遮られたのかが分かることにより、当該日除け4による紫外線の被曝防止における定量的な効果が分かる。
日除け4による紫外線の被爆防止効果を示すパラメータを、「紫外線天空率」なる文言で示す。
紫外線天空率を、以下の式によって表す。
紫外線天空率
=(図4におけるハッチング以外の領域のプロットの数)/(図2の全プロット数)=Np2/Np1
ここで、例えば、真夏、昼の10時〜14時(正午を挟んだ前後2時間)、晴天、という条件で、紫外線直射された場合には20分間で、日本人の皮膚に紅斑(コウハン)が出るものと仮定した場合、日除け4(図9参照)の内側にいて、皮膚に紅斑を生ぜずに済む時間を推定することが出来れば、係る時間により、日除けによる紫外線の被爆防止効果を「定量的に評価」することになる。
上述の紫外線天空率を用いれば、その様な時間(日除けの内側で、皮膚に紅斑を生ぜずに済む時間)を容易に用いることが出来る。
紫外線の照射量は、天空における散乱(天空放射)の影響が大きい。
可視光線では、太陽と天空放射との比が約9:1であるのに対して、紫外線では、太陽と天空放射との比が約1.5:1である。すなわち、可視光線に比較して、紫外線照射量では天空放射の比率が大きい。そのため、曇天でも日焼けする。
屋外における紫外線量は、太陽直射の水平成分+天空放射(=全天放射)である。
一方、日除け4内における紫外線量は紫外線天空率×天空放射である。
日除け4内では、いわゆる「影になる」ため、「太陽直射の水平成分」は「ゼロ(0)」となる。
換言すれば、「日除け」は、太陽直射の水平成分がゼロとなる様に製造されている。
しかし、日除け4内でも、天空放射の一部が入ってくる(紫外線天空率×天空放射)。
ここで、直射日光下で皮膚に紅斑が出来る時間と、日除け内で皮膚に紅斑が出来る時間との比率を符号「ASPF」表現すれば、
ASPF
=(日除け内で皮膚に紅斑が出来る時間)/(直射日光下で皮膚に紅斑が出来る時間)
=(直射日光下の紫外線量)/(日除け内の紫外線量)
=全天放射/(紫外線天空率×天空放射)
={太陽直射の水平成分+天空放射}/(紫外線天空率×天空放射)
={1+(太陽直射の水平成分/天空放射)}/紫外線天空率
={1+(L1/L2)}/(Np2/Np1)
紫外線天空率は、図1〜図4で説明した通り、プロット数の比(Np2/Np1)として求まる
一方、「太陽直射の水平成分/天空放射」は、発明者の測定によれば、「真夏」、「晴天日」、「北緯35°」、「正午」という条件で、約1.5。そして、この「1.5」という数値は、沖縄を除く、日本全国で適用可能である。
従って、
ASPF=(1+1.5)/天空率
=2.5/天空率
=2.5/(Np2/Np1)
(上式は、図12のステップS15において、「係数」を2.5にした場合を示す)
例えば、天空率が0.6であれば、
ASPF=2.5/0.6≒4
このことは、例えば、直射日光下で、20分で紅斑が出るのであれば、ASPFが4の日除け内では、紅斑が出るまで80分掛かる、ということを意味している。
ここで、皮膚の安全性を考慮すれば、ASPFから求めた時間よりも、短い時間だけの紫外線被曝に留めるべきである。
次に、図6〜図12を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
ここで、本発明の第2実施形態は、上述した日除けによる紫外線の被曝防止における定量的な効果を判定するための装置に係るものである。
図6、図7は、図1で示す各セルCI〜C145における紫外線量UV1を計測するユニットである紫外線量計測ユニット7による計測の概要を示している。
即ち、紫外線量計測ユニット7は、ロータ71と、ロータ71を回転駆動させるステップモータ72と、ステップモータ72の回転を制御するコントロールユニット73とを備えている。
前記ロータ71の中心軸(回転軸)の先端には、図示しない仰角調節機構によって、垂直〜水平まで、自在に仰角ψが調節可能な支持アーム74が延在するように設けられ、その先端に信号伝達ライン76によってコントロールユニット73と接続された分光器75が支持されている。
従って、ステップモータ72で駆動されるロータ71によって回転角θを、又、図示しない仰角調節機構によって支持アームの仰角ψを適宜調節することにより、図1で示す各セルC1〜C145に、分光器75が位置することが出来る。
そして、分光器75は各セルにおける紫外線量UV1を計測して、後述する紫外線天空率算定図作成ユニット20のCIE紫外線量決定ユニット8に計測した紫外線量UV1のデータを送信する様に構成されている。
図8は、紫外線天空率算定図を作成するユニット(紫外線天空率算定図作成ユニット)20を示すブロック図である。
図8において、紫外線天空率算定図作成ユニット20は、前述の計測ユニット7と、CIE紫外線量決定ユニット8と、記憶手段であるデータベース9と、描画ユニット10とによって構成されている。
CIE紫外線量決定ユニット8は、紫外線計測ユニット7から伝送されたデータと、データベースに記憶されたCIE紅斑作用曲線(図5参照)のデータによって、人間の皮膚への被爆影響度を考慮した、即ち、重み付けされたCIE紫外線量UV2を演算(決定)する。
描画ユニット10は、計測ユニット7から分光器位置データ(θ、ψ)、即ち、架空角C1〜C145までの何れのセルに属しているかの情報を受信する。
また、描画ユニット10は、CIE紫外線量決定ユニット8で演算された当該セルのCIE紫外線量UV2から、CIE紫外線量UV2に応じた描画用のプロットP数のデータをデータベース9から引き出して、図1の様に区画した各セルにプロットして、図2のような紫外線天空率算定図2を作成する。
次に、図9のフローチャートに基づいて、図6〜図8をも参照して、紫外線天空率算定図(図2の2)を作成する制御について説明する。
先ず、ステップS1では、紫外線計測ユニット7の分光器75の位置決めを行う。即ち、最初は、指示アーム74を垂直に立て(図7の状態)、ステップS2で、天頂のセルC1の紫外線(UV−B)量UV1を計測する。
次のステップS3では、CIE紫外線量決定ユニット8によってCIE紫外線量(UV2)を演算し、決定する。そして、次には、支持アーム72の仰角ψ及び回転角θを調節しながら、セルC2から順次以降のセルについて同様の計測を進める。
次のステップS4では、全てのセルについてCIE紫外線量を決定したか否かを判断して、全ての区画のCIE紫外線量が決定したなら(ステップS4のYES)、ステップS6まで進み、未だ決定してない区画があれば(ステップS4のNO)、ステップS1に戻り、再びステップS1以降を繰り返す。
ステップS6では、紫外線天空率算定図作成用の各セルにCIE紫外線量UV2に比例した数のプロットを描画した後、ステップS7に進む。
ステップS7では、全てのセルにプロットPを描画したか否かを判断して、全てのセルの描画が完了していれば(ステップS7のYES)、ステップS8に進み、未だプロッタしてないセルがあれば(ステップS7のNO)、ステップS6に戻り、ステップS6以降を繰り返す。
ステップS8では、紫外線天空率算定図(図2の2)を完成させて、制御は終了する。
次に、図10を参照して、射影図作成ユニット11による射影図作成の概要を説明する。
射影図作成ユニット11による射影図作成では、図10に示すように、空中に配置された被測定物である日除け4の下の地表E上に、射影図作成ユニット11を設置する。尚、日除け4の水平投影面の図芯の直下に、射影図作成ユニット11の、例えば撮影用魚眼レンズCの中心点が位置する様に設置することが好ましい。
図10において、符号100は太陽を示す。又、図10においてL1は太陽直射の水平成分を、L2は空天放射を示す。
射影図作成ユニット11は、前述の紫外線測定ユニット7のコントロールユニット73に信号ライン110で接続されている。
そのような構成のユニット11では、撮影用魚眼レンズCで撮影した日除けのデータを、信号ライン110でコントロールユニット73に伝送する。
次に、図11を参照して、日除け4による紫外線防止効果を定量的に評価するユニット(紫外線防止効果評価ユニット)の構成について説明する。
図11において、全体を符合50で表す紫外線防止効果評価ユニットは、上述した紫外線天空率と、ASPFを決定するシステムであって、前述の射影図作成ユニット11と、重ね合せユニット12と、前述の紫外線天空率決定ユニット20と、前述のデータベース9と、ASPFを決定するASPF決定ユニット13と、表示手段であるモニタ14とによって構成されている。
重ね合せユニット12は、データベース9に記憶された紫外線天空率算定図(図2の2)と射影図作成ユニット11で作成された射影図(図3の5)とを重ね合わせて、紫外線天空率算定図と射影図(図3の5)とをオーバラップさせたデータ(図4の6)を作成してそのデータを紫外線天空率決定ユニット20に送る。
紫外線天空率決定ユニット20では、紫外線天空率を上述した方法で演算して決定し、ASPF決定ユニット13に送り、ASPF決定ユニット13では与えられた天空率と、データベースに予め記憶された係数、例えば2.5とが与えられ、ASPFの値が上述した算定方法によって決定される。尚、決定されたASPFの値は、データベース9に新に記憶される。
そして、決定されたASPFの値は、モニタ14に表示される。
次に、図12のフローチャートに基づいて、日除けによる紫外線防止効果を定量的に判定する制御を説明する。
先ず、ステップS11において、射影図作成ユニット11によって射影図を撮像して、次のステップS12に進む。
ステップS12では、紫外線防止効果評価ユニット50の、重ねあわせユニット12によって紫外線天空率算定図と、前記射影図とを重ね合せた後、ステップS13に進む。
ステップS13では、日除けの領域以外のプロット数Np2、及び全てのセルのプロット数Np1をカウントした後、ステップS14に進む。
ステップS14では、紫外線天空率決定ユニット20が、前記カウントした日除けの領域以外のプロット数Np2、及び全区画のプロット数Np1から紫外線天空率(Np2/Np1)を求めた後、ステップS15に進む。
ステップS15では、前記求めた天空率(Np2/Np1)と、データベースに記憶された係数(L1/L2)、例えば2.5とからASPFの値、
ASPF=2.5/(Np2/Np1)を求め、制御を終了する。
上述の実施形態によれば、紫外線天空率算定図(図2の2)と射影図(図3の5)とを重ね合わせるという簡単な処理と、紫外線量を示すプロットPを数えてその数を比較するという簡単な処理とにより、日除け4がある場合の紫外線のCIE紫外線量UV2或いはUVIndexに対応するパラメータ、すなわちプロットPの数を求めることができる。そして、紫外線天空率算定図(図2の2)は日除け4が無い場合に対応するので、両者のプロットP数Np1、Np2を比較することにより、紫外線による紅斑の防止効果を定量的に評価できる。
具体的には、重ね合わせた図面(図4の6)における日除け4以外の領域におけるプロットの数Np2と紫外線天空率算定図(図2の2)におけるプロットの総数Np1の比率(紫外線天空率;Np2/Np1)と、太陽直射の水平成分L1と天空放射L2との比とを用いて、式
{1+(太陽直射の水平成分/天空放射)}/紫外線天空率
即ち、{1+(L1/L2)}/Np2/Np1
により、直射日光下で皮膚に紅斑が出来る時間と日除け内で皮膚に紅斑が出来る時間との比率(ASPF)を求め、対象物である日除け4の紫外線防止効果を定量的に評価することが出来る。
すなわち、直射日光下で皮膚に紅斑が出来る時間と日除け内で皮膚に紅斑が出来る時間との比率(ASPF)が大きければ、長時間に亘って皮膚に紅斑が出来ない訳であるため、紫外線防止効果が大きい。
ここで、「太陽直射の水平成分/天空放射;L1/L2」は、各地域毎に測定することにより求めることが出来るが、発明者の計測結果では、沖縄県を除く我国においては、真夏の晴天日の正午前後という条件下において、定数「1.5」とすることが可能であることが分かっている。
従って、上述した式は、沖縄県を除く我国においては、真夏の晴天日の正午前後という条件下においては、 ASPF=2.5/紫外線天空率 という形態に簡略化することが可能である。
日除け4が建築物のような不動産である場合には、建築施工前であれば、射影図をCADによるシミュレーションにより決定することが可能である。その場合には、本実施形態による紫外線防止効果の計測を、全て演算処理で行うことが可能である。
一方、建築施工後であれば、射影図は、例えばデジタルカメラと魚眼レンズとを用いて、撮影することにより取得することが出来る。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
本発明は、UV−Bに関する定量的評価を行うものであるが、UV−Aのデータを取得して、化学変化、材料劣化、退色や変色の防止について、定量的に評価することも可能である。
但し、これ等は温度等のパラメータも関連する。換言すれば、化学変化、材料劣化、退色や変色のパラメータは、UV−Aのみではなく、UV−Aは、その1要素に過ぎないので、その他のパラメータを合わせて、評価する様に構成する必要がある。
本発明の実施形態に関し、天空を所定の区画に区分する方法を示した図。 本発明の実施形態に関する紫外線天空率算定図。 本発明の実施形態に関し、日除けの領域を特定する射影図。 本発明の実施形態に関し、紫外線天空率算定図と射影図とを重ね合せた図。 紫外線の波長によって人の皮膚への影響の大きさが異なることを連続的に示した特性図。 本発明の第2実施形態であって、紫外線計測ユニットの構成を示す平面図。 図6に対応する側面図。 本発明の第2実施形態であって、紫外線天空率決定ユニットの構成を示す平面図。 本発明の第1実施形態に関し、紫外線空転率算定図を作成する制御を示した制御フローチャート。 射影図作成ユニットによる射影図作成の概要を示した図。 紫外線防止効果評価ユニットの構成を示したブロック図。 日除けによる紫外線防止効果を定量的に判定する制御を示した制御フローチャート。
符号の説明
1・・・天空を示す円形の領域
2・・・紫外線天空率算定図
4・・・日除け
5・・・射影図
6・・・紫外線天空率算定図に射影図を重ね合せた図
7・・・紫外線量計測ユニット
8・・・CIE紫外線量決定ユニット
9・・・記憶手段/データベース
10・・・描画ユニット
11・・・射影図作成ユニット
12・・・重ね合せユニット
13・・・ASPF決定ユニット
15・・・表示手段/モニタ
20・・・紫外線天空率決定ユニット
75・・・分光器

Claims (3)

  1. 天空を示す円形の領域(1)を複数の区画に区分し、区分毎に紫外線量を計測して紫外線が人体の皮膚に及ぼす影響の強さで重み付けした紫外線量の単位面積当りの数値に比例した数のプロット(P)が描画されており、それらのプロット(P)数が計測可能である紫外線天空率算定図(2)を作り、前記天空を示す円形の領域(1)と同一寸法の天空を示す円形の領域(3)に紫外線防止効果を定量的に評価しようとする対象物(4)を設けて、その対象物の下方領域から見た射影図(5)を作成し、前記紫外線天空率算定図(2)と前記射影図(5)とを重ね合わせ、前記重ね合わせにより射影図の対象物(4)を示す領域(40)以外の領域に存在するプロット(P)の総和である全プロット数を計測し、前記紫外線天空率算定図(2)の全プロット数と前記対象物(4)を示す領域(40)以外のプロット数(Np2)との比率と、太陽直射の水平成分と天空放射との比とを用いて、 {1+(太陽直射の水平成分/天空放射)}/紫外線天空率 なる式より求められる数値で対象物の紫外線防止効果を評価することを特徴とする紫外線防止効果計測方法。
  2. 天空を示す円形の領域(1)を複数の区画に区分してその各区分に分光器(75)が位置できる紫外線計測ユニット(7)を有し、前記計測ユニット(7)と紫外線量決定ユニット(8)と記憶手段(9)と描画ユニット(10)とよりなる紫外線天空率算定図作成ユニット(20)を備え、その紫外線量決定ユニット(8)は前記紫外線計測ユニット(7)から伝送されたデータと記憶手段(9)に記憶されたデータによって人間の皮膚への被爆影響度を考慮した重み付けされた紫外線量を演算するものであり、前記描画ユニット(10)は計測ユニット(7)からの分光器(75)の位置データである各区分の情報を受信すると共に紫外線量決定ユニット(8)で演算された重み付けされた紫外線量に応じてプロット(P)数のデータを記憶手段(9)から引き出して各区分毎にプロットして紫外線天空率算定図を作成するものであり、そして紫外線防止効果を定量的に評価しようとする対象物(4)の下の地表(E)上に射影図作成ユニット(11)が設置され、その射影図作成ユニット(11)で撮影した前記対象物(4)の射影図データが伝送されるコントロールユニット(73)を設け、前記記憶手段(9)に記憶された紫外線天空率算定図のデータと前記対象物(4)の射影図データとを重ね合わせる重ね合わせユニット(12)と、その重ね合わせにより前記対象物(4)の射影図と重複しない部分の紫外線天空算定図のプロット(P)の数を数えて紫外線天空率を決定する紫外線決定ユニット(20)と、その紫外線決定ユニットで決定された紫外線天空率から直射日光下で皮膚に紅斑ができる時間と対象物(4)内で皮膚に紅斑ができる時間との比率(ASPF)を決定する比率決定ユニット(13)とを備えることを特徴とする紫外線防止効果計測システム。
  3. 前記比率決定ユニット(13)は紫外線天空率算定図におけるプロットの総数と前記プロット数計測工程で計測されたプロットの数との比率と、太陽直射の水平成分と天空放射との比とを用いて、 {1+(太陽直射の水平成分/天空放射)}/紫外線天空率 なる式により求められる数値で、対象物の紫外線防止効果を定量的に評価する制御を行う機能を有する請求項2記載の紫外線防止効果計測システム。
JP2004331581A 2004-11-16 2004-11-16 紫外線防止効果計測方法及びシステム Expired - Fee Related JP4524428B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004331581A JP4524428B2 (ja) 2004-11-16 2004-11-16 紫外線防止効果計測方法及びシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004331581A JP4524428B2 (ja) 2004-11-16 2004-11-16 紫外線防止効果計測方法及びシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006145218A JP2006145218A (ja) 2006-06-08
JP4524428B2 true JP4524428B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=36625102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004331581A Expired - Fee Related JP4524428B2 (ja) 2004-11-16 2004-11-16 紫外線防止効果計測方法及びシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4524428B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2607884A1 (en) * 2011-12-23 2013-06-26 Essilor International (Compagnie Générale d'Optique) Eyeglass rating with respect to protection against uv hazard

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006145218A (ja) 2006-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11740593B2 (en) Expert system for controlling local environment based on radiance map of sky
Jain et al. A review of open loop control strategies for shades, blinds and integrated lighting by use of real-time daylight prediction methods
Chesters et al. Low-level water vapor fields from the VISSR Atmospheric Sounder (VAS)“split window” channels
JP2007171033A (ja) 葉面積指数の間接測定方法および間接測定システム
CN105571827B (zh) 一种日冕仪平场测量和光强标定的装置与方法
Verhoeven et al. An attempt to push back frontiers–digital near-ultraviolet aerial archaeology
US20160237745A1 (en) A window shading control system and method thereof based on decomposed direct and diffuse solar radiations
Huld et al. Photovoltaic energy rating data sets for Europe
Vogt et al. Near-remote sensing of water turbidity using small unmanned aircraft systems
DE102013217535A1 (de) Kalibrierung eines Fernerkundungssensors zur Fernerkundung einer Planetenoberfläche
Konis et al. Visual comfort analysis of innovative interior and exterior shading systems for commercial buildings using high resolution luminance images
y Miño et al. Visual metering of the urban radiative environment through 4π imagery
Ramírez-Faz et al. Development of a methodology for quantifying insolation variables in windows and building openings
US20210123800A1 (en) System for measuring components of solar radiation
JP4524428B2 (ja) 紫外線防止効果計測方法及びシステム
Dubois Impact of solar shading devices on daylight quality
CN106769895A (zh) 一种标定测量整层大气光谱透过率的方法
Pomozi et al. Fine structure of the celestial polarization pattern and its temporal change during the total solar eclipse of 11 August 1999
Mangkuto et al. The impact of courtyard and street canyon surroundings on global illuminance and estimated UV index in the tropics
Humann et al. Using HDR sky luminance maps to improve accuracy of virtual work plane illuminance sensors
JP4761787B2 (ja) 取得日射エネルギー量評価システム
Rajagukguk et al. Sun-blocking index from sky image to estimate solar irradiance
Parisi et al. Dosimetric and Spectroradiometric Investigations of Glass‐Filtered Solar UV
Chan et al. Solar optical properties of roller shades: Modeling approaches, measured results and impact on energy use and visual comfort
WO2021219570A1 (de) Verfahren und vorrichtung zur bestimmung einer globalen bestrahlungsstärke solarer strahlung

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100506

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100506

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees