JP4524130B2 - 乗車券精算処理方法 - Google Patents

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本発明は、路線バス等の交通機関において用いられるICカードを利用した乗車券精算処理方法に関する。
近年、路線バスにおいて使用される乗車券が、磁気カードからICカードに代わりつつある。ICカードは、磁気カードに比べてデータ記憶容量が大きく、データの読取りおよび記録が短時間で行うことができる。さらに、金額データをICカードに積増し処理することにより、ICカードを繰り返し利用できるというメリットがある。(例えば、特許文献1参照)
乗車券精算装置に内蔵したICカード積増し装置を用いてICカードの積増し処理を行う場合、ICカードを積増し装置のICカードリーダライタにかざした状態で積増し処理を行う。即ち、ICカードの積増しを行う場合、利用客または乗務員によって積増しボタンが押されると、積増し処理するICカードをICカードリーダライタにかざした状態で両替部に紙幣が投入され、その金額がICカードリーダライタによってICカードに積増し記録される。(例えば、特許文献2参照)
従来より、路線バスにおいて異なる運行系統に乗継ぐ場合、乗継割引運賃による運賃精算が行われることがある。乗継割引運賃は、通常の乗車運賃から所定の金額を割引いた金額とする場合と、前乗車系統での乗車地と現乗車系統における降車地との直通運賃から前乗車系統で精算した乗車運賃との差額とする場合とがある。(例えば、特許文献3参照)
ところで、現金処理の手間が不要なICカードの普及策として、ICカードによる運賃精算に対してのみ乗継割引運賃を適用することがある。以下に、ICカードを用いた乗継精算について記載する。
前乗車系統の降車時の精算において、ICカードが乗車券精算装置のICカードリーダライタにかざされると、該ICカードに記録されたカードID、金額データ、乗車地データ等が読取られ、該乗車地データと現在地とから運賃メモリを参照して乗車運賃が算出される。上記算出された乗車運賃がICカードの金額データから減算処理され、その残額と、乗継を有効にする乗継情報とがICカードリーダライタを介してICカードに記録される。
現乗車系統の降車時の精算において、ICカードが乗車券精算装置のICカードリーダライタにかざされると、該ICカードに記録されたカードID、金額データ、乗車地データ等が読取られ、該乗車地データと現在地とから運賃メモリを参照して乗車運賃が算出される。なお、読取られた情報の中に乗継情報が記録されていると、乗継乗車と判断され、乗継割引運賃が算出される。上記算出された乗車運賃がICカードの金額データから減算処理され、その残額が新たな金額データとしてICカードリーダライタを介してICカードに記録される。
なお、前乗車系統の降車時の精算において、ICカードの有効金額(残額)が乗車運賃に満たないことがある。この場合、前述したICカードの積増し処理を行った後に運賃精算するか、不足分の乗車運賃を現金で支払うことで運賃精算することとなる。
不足分を現金精算する場合、不足分の乗車運賃が現金にて支払われると、乗務員によって精算スイッチが押され、そのICカードの残額が0円とされ、その残額0円が新たな金額データとしてICカードに記録される。
特開2003−36466号公報 特願2003−335832号 実開平2−6373号公報
前述したように、ICカードの有効金額が乗車運賃に満たない場合、不足分を現金にて精算することもあるが、有効金額が0円のICカードで乗車し、降車時の精算において、不足分、つまり乗車運賃の全額を現金精算するケースもある。
乗継割引運賃はICカードを利用する場合に適用しているが、残金0円のICカードで乗車し、降車時、乗車運賃を現金精算する場合、手間の要する現金処理であるにもかかわらず、ICカード特有の乗継割引運賃が適用されるという問題がある。
請求項1に記載の乗車券精算処理方法は、ICカード読取り手段によりICカードに記録された金額データ、乗車地データおよび乗継ぎデータを読取り、ICカード記録手段により運賃精算後の残額を新たな金額データとしてICカードに記録する乗車券精算装置を利用した乗車券精算処理方法において、運賃精算時、該ICカードの金額データが所定金額未満の場合、乗継ぎ無効の情報をICカードに記録することを特徴とする。
請求項2に記載の乗車券精算処理方法は、ICカード読取り手段によりICカードに記録された金額データ、乗車地データおよび乗継ぎデータを読取り、ICカード記録手段により運賃精算後の残額を新たな金額データとしてICカードに記録し、貨幣処理手段に投入された貨幣の金額データを上記ICカード記録手段によりICカードに積増し記録する乗車券精算装置を利用した乗車券精算処理方法において、運賃精算時、該ICカードの金額データが所定金額未満の場合、該ICカードに記録された金額データが前記所定金額以上となる金額に該ICカードに対して積増し処理することを条件に、乗継ぎ有効の情報をICカードに記録することを特徴とする。
請求項3に記載の乗車券精算処理方法は、前記所定金額が、運賃精算時における乗車運賃であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ICカードに記録された金額データが所定金額未満の場合、運賃精算後の金額データとともに乗継ぎ無効の情報がICカードに記録されるため、所定金額以上の金額データが記録されたICカードを用いて運賃精算する利用客に対してのみ、乗継ぎ乗車時に乗継割引運賃を適用することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ICカードに記録された金額データが所定金額未満であっても、ICカードの積増し処理がされた場合、運賃精算後の金額データとともに乗継ぎ有効の情報がICカードに記録されるため、ICカードを用いて運賃精算する利用客に対してのみ、乗継ぎ乗車時に乗継割引運賃を適用することができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記所定金額は、運賃精算時における乗車運賃であるため、ICカードを用いて運賃精算する利用客に対してのみ、乗継ぎ乗車時に乗継割引運賃を適用することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はICカードの積増し装置を内蔵した運賃精算装置1である。上記運賃精算装置1はICカードおよび現金による運賃精算が可能な装置で、ICカードに記録されているデータの読取りおよび記録を行うICカードリーダライタ2と、現金での運賃精算および両替を行う現金処理部3と、ICカードへの積増しを行う際、利用客または乗務員によって操作される積増しボタン4と、これらを制御する制御部5とからなり、バスの降車口の乗客用通路近くに設けられる。なお、この実施の形態では上記ICカードは非接触式のICカードが用いられる。
バスの運行に際し、乗務員はこれから走るべき路線の系統番号を図示しない系統スイッチで設定する。CPU51は系統スイッチの設定に応じて、図示しない停留所信号を受信する都度、運行メモリ52及び運賃メモリ53よりその系統番号の運行データと運賃データとを読出し、ワークメモリ54に記憶し、必要に応じて諸データの読出しができる状態を作る。
上記運賃精算装置1は、運賃精算を行う精算モードと、ICカードに記録された金額データの加算処理を行う積増しモードとを有している。通常、運賃精算装置1は精算モードの状態にあり、上記積増しボタン4が押された場合のみ、積増しモードに移行する。
次に、現金処理部3について説明する。上記現金処理部3は、硬貨処理部31と紙幣処理部32とからなる。なお、この実施の形態における現金での運賃精算は、上記硬貨処理部31に硬貨が投入されることにより運賃精算され、紙幣による運賃精算については、上記紙幣処理部32によって紙幣が硬貨に両替された後、上記硬貨処理部31によって運賃精算される。また、ICカードへの積増し処理は、積増しモードにおいて、上記紙幣処理部32に紙幣が投入された場合、行われる。
上記硬貨処理部31は、硬貨の投入を検出する硬貨検出手段31aと、硬貨と整理券とを分離する券銭分離手段31bと、硬貨を計数する硬貨計数手段31cと、整理券の記録情報を読取る整理券読取り手段31dとからなり、上記紙幣処理部32は、紙幣の投入を検出する紙幣検出手段32aと、紙幣を計数する紙幣計数手段32bと、投入された紙幣を一時保留する紙幣保留部32cと、紙幣を収納する紙幣収納部32dとからなる。
以下に、運賃精算装置1の処理の流れを図2乃至図4を用いて以下に説明する。
運賃精算装置1では、ICカードがICカードリーダライタ2にかざされたかチェックされる(S1)。ICカードがかざされると、ICカードによる運賃精算と判定され、該ICカードに記録されたデータが読取られる(S2)。この例では、カードID、乗車地データ、金額データ、前回の降車地データ、前回の降車処理時刻および乗継データが読取られる。なお、乗継ぎが有効な場合、乗継ぎデータフラグに1が記録されており、乗継ぎが無効な場合、乗継ぎデータフラグに0が記録されている。
ICカードから読取った乗継データフラグが1の場合(S3)、前回の降車処理時刻からの経過時間が所定時間内、例えば、1時間以内か判定される(S4)。前回の降車処理時刻から所定時間内の場合、該ICカードの金額データが所定金額以上あるか判定される(S5)。なお、この例では、ICカードの金額データが0円の場合、所定金額未満と判定される。
上記ICカードの金額データが所定金額以上ある場合、上記CPU51は、上記ワークメモリ54に記憶された運賃データを参照し、上記ICカードから読取った乗車地データと現在地とから乗継割引運賃を算出する(S6)。
S3でICカードの乗継データフラグが0の場合、あるいは、S4で前回の降車処理時刻から所定時間以上経過していると判断されると、上記CPU51は通常乗車と判断し、通常の運賃を算出する(S7)。なお、S5において、ICカードの金額データが所定金額未満の場合、後述する積増処理のステップに移行する。
上記ICカードから読取った金額データが、上記算出された乗車運賃以上あるか判定され、乗車運賃以上の金額データがICカードに記録されていると(S8)、上記算出された乗車運賃がICカードの金額データから減算され(S9)、減算後の残額が新たな金額データとしてICカードリーダライタ2によりICカードに記録される。また、次回の乗継を有効にするための乗継データ、即ち乗継ぎデータフラグに1が記録されるとともに、降車地データおよび降車処理時刻がICカードに記録される(S10)。
なお、ICカードに記録された乗車地データは乗車時に記録されるものであるが、乗車時におけるICカードの記録手段および記録方法については本発明の実施形態とは直接関係がないため説明を省略する。
S5において、ICカードの金額データが所定金額未満の場合、ICカードに対する積増処理がされるか判定される。積増しボタンが押されると(S11)、上記運賃精算装置1は精算モードから積増しモードに移行する。積増しモードにおいて、ICカードがICカードリーダライタ2にかざされると(S12)、該ICカードに記録された金額データが読取られる(S13)。
積増しモードにおいて、紙幣処理部32に紙幣が投入されると、紙幣検出手段32aにより紙幣の投入が検出され(S14)、投入された紙幣は、紙幣計数手段32bによってその金額が計数された後(S15)、紙幣保留部32cで一旦保留される(S16)。
投入された紙幣が上記紙幣保留部32cに保留された状態で、上記ICカードが再度ICカードリーダライタ2にかざされると(S17)、該ICカードから読取られた金額データに投入された紙幣金額が積増しされ、積増し後の金額が新たな金額データとして上記ICカードリーダライタ2により該ICカードに記録される(S18)。上記ICカードの積増し処理が完了すると、紙幣保留部32cに保留されていた紙幣は紙幣収納部32dに収納され(S19)、運賃精算装置1は積増しモードから精算モードに復帰し、乗継割引運賃が算出される(S6)。
なお、積増しボタンが押されてから所定時間内、例えば30秒以内に積増しのための紙幣が投入されなかった場合(S20)、上記運賃精算装置1は積増し処理がキャンセルされたものとして、積増しモードから精算モードに復帰する。また、積増しのための紙幣を投入した後、ICカードがICカードリーダライタ2にかざされない場合やICカードの積増し処理が正常終了しなかった場合、あるいは図示しないキャンセルボタンが押された場合には、上記紙幣保留部32cで保留されていた紙幣が利用客に返却された後(S21)、運賃精算装置1は積増しモードから精算モードに復帰し、通常運賃が算出される(S7)。
乗継割引運賃または通常の運賃が算出された後、S8において、上記ICカードから読取った金額データが、上記算出された乗車運賃に満たない場合、ICカードに対する積増処理がされるか判定される。上記積増しボタンが押されると(S22)、上記運賃精算装置1は精算モードから積増しモードに移行する。積増しモードにおいて、ICカードがICカードリーダライタ2にかざされると(S23)、該ICカードに記録された金額データが読取られる(S24)。
積増しモードにおいて、上記紙幣処理部32に紙幣が投入されると、上記紙幣検出手段32aにより紙幣の投入が検出される(S25)。投入された紙幣は、上記紙幣計数手段32bによってその金額が計数された後(S26)、上記紙幣保留部32cで一旦保留される(S27)。
投入された紙幣が上記紙幣保留部32cに保留された状態で、ICカードが再度ICカードリーダライタ2にかざされると(S28)、ICカードから読取られた金額データに投入された紙幣金額が積増しされ、積増し後の金額が新たな金額データとして上記ICカードリーダライタ2により該ICカードに記録される(S29)。ICカードの積増し処理が完了すると、上記紙幣保留部32cに保留されていた紙幣は上記紙幣収納部32dに収納され(S30)、運賃精算装置1は積増しモードから精算モードに復帰し、上記算出された乗車運賃がICカードの金額データから減算処理され(S9)、減算処理後の残額が新たな金額データとしてICカードに記録される。 また、次回の乗継を有効にするための乗継データ、即ち乗継ぎデータフラグに1が記録されるとともに、降車地データおよび降車処理時刻がICカードに記録される(S10)。
なお、積増しボタンが押されてから所定時間内、例えば、30秒以内に積増しのための紙幣が投入されなかった場合(S31)、上記運賃精算装置1は積増し処理がキャンセルされたものとして、積増しモードから精算モードに復帰し、上記算出した運賃とICカードの金額データとの差額が算出され(S32)、不足金額が図示しない表示部に表示される(S33)。硬貨が運賃精算装置1に投入されると、硬貨検出手段31aにより硬貨の投入が検出され(S34)、硬貨計数手段31cにより投入された硬貨が計数される(S35)。投入された金額が乗車運賃と一致すると(S36)、ICカードの残額が減算処理され(S37)、金額データ0円と、次回の乗継を無効にするための乗継データ、即ち乗継ぎデータフラグに0が記録されるとともに、降車地データ、降車処理時刻がICカードに記録される(S38)。
なお、積増しのための紙幣が投入され、その紙幣が上記紙幣保留部32cで保留された状態で、ICカードがICカードリーダライタ2にかざされない場合には、上記紙幣保留部32cで保留されていた紙幣が利用客に返却され(S39)、運賃精算装置1は積増しモードから精算モードに復帰し、上記算出した運賃とICカードの金額データとの差額が算出され(S32)、不足分が現金によって精算される。
S1において、ICカードがICカードリーダライタにかざされない状態で上記硬貨処理部31に硬貨と整理券が一括投入されると、上記硬貨検出手段31aにより硬貨の投入が検出され(S40)、上記CPU51は現金による運賃精算と判断する。
上記硬貨処理部31に投入された硬貨と整理券は、上記券銭分離手段31bで分離され(S41)、分離された整理券に記録されている乗車地データが整理券読取り手段31dで読取られる(S42)。整理券から読取られた乗車地データと現在地とから上記ワークメモリ54に記憶された運賃データを参照して乗車運賃が算出される(S43)。上記分離された硬貨は、上記硬貨計数手段31cで計数され(S44)、計数された金額が乗車運賃と一致すると運賃精算が終了する(S45)。運賃精算後、投入された硬貨及び整理券は、それぞれ図示しない硬貨収納部、整理券収納部に収納される。なお、上記乗車地データは乗車時に整理券に記録されるものであるが、整理券発行手段については本発明の実施の形態とは直接関係がないため説明を省略する。
ICカードがICカードリーダライタにかざされない状態で上記紙幣処理部32に紙幣が投入されると、上記紙幣検出手段32aにより紙幣の投入が検出され(S46)、上記CPU51は両替と判断する。上記紙幣計数手段32bによって投入された紙幣の金額が計数され(S47)、両替としての硬貨が図示しない硬貨排出口に排出される(S48)。なお、投入された紙幣は両替としての硬貨が排出口に排出された後、上記紙幣収納部32dに収納される(S49)。
上述したように、S8において、ICカードの金額データがS6あるいはS7で算出された運賃以上ある場合、該ICカードによる運賃精算が可能となる。即ち、上記算出された運賃がICカードの金額データから減算処理され、その残額が新たな金額データとしてICカードに記録されるとともに、次回の乗継を有効にするための乗継データ、降車地データおよび降車処理時刻がICカードに記録されるため、ICカードを用いて運賃精算する利用客に対してのみ、乗継ぎ乗車時に乗継割引運賃を適用することができる。
また、S8において、ICカードの金額データがS6またはS7で算出された運賃に満たない場合であっても、S22において、上記積増しボタンがONされ、該ICカードの積増し処理がされると、該ICカードによる運賃精算が可能となる。その結果、上記算出された運賃がICカードの金額データから減算処理され、その残額が新たな金額データとしてICカードに記録されるとともに、次回の乗継を有効にするための乗継データ、降車地データおよび降車処理時刻がICカードに記録されるため、ICカードを用いて運賃精算する利用客に対してのみ、乗継ぎ乗車時に乗継割引運賃を適用することができる。
S8において、ICカードの金額データがS6またはS7で算出された運賃に満たない場合で、かつ、積増し処理がされない場合には、該ICカードによる全額運賃の精算が不可能となる。その結果、ICカードの金額データと上記算出された運賃の差額が算出され、その不足金額が現金にて精算される。この場合、S38にて、金額データ0円がICカードに記録されるとともに、次回の乗継を無効にするための乗継データ、降車地データおよび降車処理時刻がICカードに記録されるため、手間の要する現金処理であるにもかかわらず、ICカード特有の乗継割引運賃が適用されるという問題を防ぐことができる。特に、金額データ0円のICカードで乗車し、降車時に乗車運賃の全額を現金精算する利用客に対しては、通常の現金利用客として運賃精算することができる。
なお、本実施の形態では、ICカードの金額データが算出された運賃以上ある場合、所定金額以上と判定しているが、初乗り運賃以上ある場合、所定金額以上と判定するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、S3において、ICカードの乗継ぎデータが有効、かつ、S5においてICカードの金額データが所定金額以上ある場合、または上記ICカードの金額データが所定金額未満の場合においてICカードに対する積増処理がされた場合には乗継割引運賃を算出し、上記ICカードの金額データが所定金額未満の場合において積み増し処理がされない場合、通常の乗車運賃を算出しているが、S3において乗継ぎデータが有効、かつ、S4で前回の降車処理時刻からの経過時間が所定時間内であれば、ICカードの金額データに関わらず、乗継割引運賃を算出するようにしてもよい。
上述した実施の形態から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(1)ICカード読取り手段によりICカードに記録された金額データ、乗車地データおよび乗継ぎデータを読取り、ICカード記録手段により運賃精算後の残額を新たな金額データとしてICカードに記録する乗車券精算装置を利用した乗車券精算処理方法において、運賃精算時、該ICカードの乗継ぎデータが有効、かつ該ICカードの金額データが所定金額以上ある場合、乗継割引運賃を適用することを特徴とする乗車券精算処理方法。
(2)ICカード読取り手段によりICカードに記録された金額データ、乗車地データおよび乗継ぎデータを読取り、ICカード記録手段により運賃精算後の残額を新たな金額データとしてICカードに記録し、貨幣処理手段に投入された貨幣の金額データを上記ICカード記録手段によりICカードに積増し記録する乗車券精算装置を利用した乗車券精算処理方法において、運賃精算時、該ICカードの乗継ぎデータが有効、かつ該ICカードの金額データが所定金額未満の場合、該ICカードに対して積増し処理することを条件に、乗継割引運賃を適用することを特徴とする乗車券精算処理方法。
上記(1)に記載の技術的思想による乗車券精算処理方法では、ICカードの乗継ぎデータが有効、かつICカードの金額データが所定金額以上ある場合、乗継割引運賃が適用されるため、ICカードを用いて運賃精算する利用客に対してのみ、乗継割引運賃を適用することができる。
上記(2)に記載の技術的思想による乗車券精算処理方法では、ICカードの乗継ぎデータが有効、かつICカードの金額データが所定金額未満の場合であっても、ICカードの積増し処理がされると乗継割引運賃が適用されるため、ICカードを用いて運賃精算する利用客に対してのみ、乗継割引運賃を適用することができる。
この発明による積増し装置のブロック図である。 運賃精算装置1における運賃精算のフローチャートである。 ICカードの金額データが算出された運賃に満たない場合における運賃精算装置1の運賃精算のフローチャートである。 運賃精算装置1における現金による運賃精算のフローチャートである。
符号の説明
1・・・運賃精算装置、2・・・ICカードリーダライタ、3・・・現金処理装部、4・・・積増しボタン、5・・・制御部

Claims (3)

  1. ICカード読取り手段によりICカードに記録された金額データ、乗車地データおよび乗継ぎデータを読取り、ICカード記録手段により運賃精算後の残額を新たな金額データとしてICカードに記録する乗車券精算装置を利用した乗車券精算処理方法において、
    運賃精算時、該ICカードの金額データが所定金額未満の場合、乗継ぎ無効の情報をICカードに記録することを特徴とする、
    乗車券精算処理方法。
  2. 前記乗車券処理装置は、貨幣処理手段に投入された貨幣の金額データを上記ICカード記録手段によりICカードに積増し記録する記録手段を更に備え、
    運賃精算時、該ICカードの金額データが所定金額未満の場合、該ICカードに対して該ICカードに記録された金額データが前記所定金額以上となる金額に積増し処理することを条件に、乗継ぎ有効の情報をICカードに記録することを特徴とする、
    請求項1に記載の乗車券精算処理方法。
  3. 前記所定金額は、運賃精算時における乗車運賃であることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の乗車券精算処理方法。
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