JP4523171B2 - 移動体通信における複数の多元アクセスタイプの利用 - Google Patents

移動体通信における複数の多元アクセスタイプの利用 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多元アクセス型技術を利用する無線若しくは移動通信システムに関連し、さらに詳細には、CDMA/TDMAシステムのような、多元アクセス型技術システムにおけるチャネル選択方法に関連する。
【従来の技術】
無線若しくは、移動通信システムにおいて、移動端末(例えば、移動体通信電話)の形態を取るユーザー装置は、典型的には、基地局とエアーインターフェースを介して無線通信を行う。多数のユーザー、例えば、多数の移動端末が移動体通信システムにアクセするための数多くの技術が存在する。一般的な技術の一つ(周波数分割多元アクセス[FDMA])は、複数の搬送無線周波数を採用し、各ユーザーを異なる無線周波数に割り当てる。しかし、無線周波数の同時転送は、1の無線を必要とするので、コストを削減し、提供されるサービスの柔軟性を向上するために他の技術がしばしば利用される。そのような他の技術の一つが、時間分割多元アクセス[TDMA]である。ここでは、各搬送周波数が情報のフレームを搬送するように概念付けられ、各フレームはタイムスロット若しくはチャネルに分割され、異なるユーザーは異なるタイムスロットを利用する。典型的は、トラヒックを移動端末から基地局へ送信するための“アップリンク”タイムスロット若しくはチャネルと、トラヒックを基地局から移動端末へ送信するための“ダウンリンク”タイムスロットが必要となる。
【0002】
FDMAとTDMAを結合する技術の一例(マルチキャリアTDMA[MC/TDMA])は、ヨーロッパで、DECTという名で1880から1900MHzのスベクトルにおいて動作している。DECTの側面は、ETR310(1996年8月 Annex E: DECT Instant Dynamic Channel Selection (DCS)Procedures, pp.69-74)に記載されている。DECTは、まず地理的範囲において極めて制限的な企業内移動通信システムに導入された。DECTにおいては、移動端末は、常に最も近い(最強)基地局にロックされている。最強基地局に自身をロックさせた後、移動端末は、定期的に更新される最少干渉チャネルのリストを生成する。移動端末のユーザーが電話をかけようとすると、移動端末は最良チャネルを選択し、アクセス要求(RACH)メッセージを最強基地局へ送信する。この要求は、基地局受信RFキャリアスキャニング順序と同期して送信される。もし、応答が適切な2重応答スロットで受信されると、2重チャネルが確立される。DECTにおいては、ハンドオーバーは移動端末によって制御される。自動若しくはシームレス(“通信が途切れる前の”)ハンドオーバーは、別の基地局が最強になると同時に行われる。DECTは、ページング及びシステム情報を全てのダウンリンクチャネル上で提供する。
【0003】
移動体通信サービスは、符号分割多元アクセス(CDMA)という名で知られる、他の多元アクセス技術を利用しても提供することができる。CDMA移動体通信システムでは、基地局と特定の移動端末の間で伝送される情報は、同一無線周波数を利用している他の移動端末かへの情報と区別するために、数学的符号(例えば、拡散符号)によって変調される。このようにCDMAでは、個別の無線リンクが符号に基づいて識別される。さらに、CDMA移動通信では、典型的に適切に拡散される同一ベースバンド信号はいくつかの基地局から送信されるが、重複するカバーエリアを有している。移動端末はこのように、いくつかの基地局から同時に送信される信号を受信し利用する。さらに、無線環境は急速に変化するので、移動端末は恐らく同時にいくつかの基地局への無線チャネルを有するが、それは、例えば、移動端末が最良チャネルを選択し、必要であれば、無線干渉を低く、キャパシティを高く維持するために様々な基地局から移動端末への信号を利用することができるようにするためである。移動端末による、多数の基地局からの/への無線チャネルの利用は、例えばCDMAシステムにおいて発生するが、“ソフトハンドオーバー”又は“マクロダイバーシチ”と呼ばれる。ある地理的エリアでは、FDMA/CDMA若しくはMC/CDMAは、1920MHzから始まる周波数スペクトルにおいて利用される。CDMAの様々な側面は、Garg,Vijay K.et al.,Applications of CDMA in Wireless/Personal Communications, Prentice Hall (1997)に記載されている。
【0004】
伝統的なダイレクトシーケンスCDMA(DS−CDMA)移動無線システムは、共通スペクトルを利用した全システムの慎重な協調が必要とされる。DS−CDMAシステムは、セル内における全ての移動端末の、高速で正確なアップリンクパワー制御を必要とする。従って、地理的にオーバーラップするDS−CDMAシステムの動作は、問題が多い。このように、典型的にDS−CDMAは、所定のセル及び同一スペクトル内における移動端末のパワーを伝送するシステムを1以上有しない。
【0005】
前記の考え方に従えば、もしオーバーラップするDS−CDMAシステムが拡散符号に基づいて構成され区別されるとすると、システムは十分なキャパシティを有しないであろう。この点では、第1のDS−CDMAシステムは、第1の拡散符号のサブセットに割り当てられ、第2のDS−CDMAシステムは第2の拡散符号のサブセットに割り当てられる。一般に、利用可能な符号は比較的小さい(例えば50から100のオーダー)ことは、心に留めておくべきであろう。さらに、もし、2以上のDSーCDMAシステムがオーバーラップしようとする場合、若しくは更なるDS=CDMAシステムが同一地理的範囲に入ってくる場合には、この束縛は特に重荷になる。従来のDS−CDMA移動無線システムは、共通スペクトルを利用した慎重な協調を必要とするが、異なるシステム(それらの間でハンドオーバーは行われない)は、同一地理的エリアでは動作できない。この理由は、DS−CDMAシステムの鍵となる機能は、全ての接続について等価なダウンリンクパワー及び、セル内の全てのハンドセットについての高速で正確なアップリンクパワー制御に基づいているからである。それゆえに、システムのセル内において、当該システムが制御できない伝送パワーを有する1以上のハンドセットを有することは(同一周波数上では)許されない。これは、一般的用語ではnear/far問題と呼ばれる。ゆえに、例えば、広い地理的エリアにおいて、多数の移動端末を格納するためには、システム識別を単に拡散符号に基づいて行うのは適切ではない。
【0006】
例えば、ヨーロッパにおける1900から1920MHzのような、周波数スペクトラムの他のセグメントを発展させるための機会が存在する。特に期待されるのは、オーバーラップ型で、即ち、従来のDECTの地理的範囲よりも広い範囲において動作する複数の非協調型のDECTのようなシステムである。将来は、TDMA、FDMA、CDMAの3つの技術が結合されるであろうと考えられる。MC/TDMAシステムと比較した場合のDS−CDMAシステムの1の主要な利点は、レンジとトラヒックのキャパシティ間におけるトレードオフを実現できることである。しかし、特に、同一の地理的エリアに導入された非協調システム間におけるスペクトルリソースの分配は、周波数と時間ドメインにおいてのみ可能であるので(しかし、上述のnear/far問題のために符号ドメインでは不可能)、これらの3つの技術を如何にして効果的に相互作動させるかは明確ではない。
【0007】
従来のダイレクトシーケンスDS−CDMA移動無線システムは、共通スペクトルを利用する全てのシステムの慎重な協調を必要とするが、これは、異なるシステム(システム間でハンドオーバーができないもの)は同一の地理的エリアにおいて動作できないからである。この理由は、DS−CDMAシステムの鍵となる機能は、全ての接続について等価なダウンリンクパワー及び、セル内の全てのハンドセットについての高速で正確なアップリンクパワー制御に基づいているからである。それゆえに、システムのセル内において、当該システムが制御できない伝送パワーを有する1以上のハンドセットを有することは(同一スペクトル上では)許されない。
【0008】
様々な種類の瞬時の動的チャネル選択手続(ここでは、チャネル選択は、各呼ベースで行われる)の適用は、例えば、DECTのようなMC/TDMAシステムにおけるものが知られており、ここでは、共通スペクトル上における非協調システムを導入できる。DC−CDMAのためのIDCSは、しかしながら、CDMAの追加に伴う新たな問題に対応した、特定の解決策を必要とする。MC/TDMAシステムと比較した場合のDS−CDMAシステムの1の主要な利点は、レンジとトラヒックのキャパシティ間におけるトレードオフを実現できることである。
【0009】
それゆえに必要とされ、本発明の目的となるのは、多元アクセス技術を利用する同一地理的範囲における非協調システムのためのチャネル選択手法である。
【0010】
本発明の大きな利点の一つは、処理ゲインが低すぎて、典型的な再利用ファクター1を利用できないCDMAシステムに適用できるということである。この場合、異なるセルについて必要とされる煩わしいチャネルプラニングは自動的に行われる。
【0011】
[発明の概要] 第1の通信システムは、第2の通信システムと、少なくとも部分的な地理的重複カバーエリアを有し、時間分割多元アクセス(TDMA)のコンポーネントを伴う符号分割多元アクセス(CDMA)を利用する第1の通信システムにおける無線送信アクセスを伴う。第1の通信システムの基地局は、エアーインターフェースを介して加入者端末と通信士、共通ブロードキャスト物理チャネルを少なくとも動的キャリア/タイムスロットのコンビネーション上でブロードキャストする。共通ブロードキャスト物理チャネルは、ブロードキャストシステム識別情報を含む。加入者端末は、ブロードキャストシステム識別情報を利用し、第1の通信システムの伝送と第2の通信システムの伝送を区別する。さらに、加入者端末は、ブロードキャストシステム識別情報を、第1の通信システムにおけるフレーミング送信のために利用する。
【0012】
第1のシステムにおける基地局は、異なるタイムスロット上でアクティブな少なくとも2つのブロードキャスト物理チャネルをブロードキャストする。好ましくは、固定ダイレクトシーケンスCDMA符号が、共通ブロードキャスト物理チャネルに採用される。
【0013】
本発明の瞬時の動的チャネル選択手続によれば、加入者端末は、アクセス要求を第1のシステム基地局に送信するためにキャリア/タイムスロットを選択する。第1のシステム基地局へアクセス要求を送信するために、第1のシステム加入者端末によって選択されるキャリア/タイムスロットはまた、トラヒックチャネルとして利用される。好ましくは、第1のシステム加入者端末は、最少干渉キャリア/タイムスロットを第1のシステム基地局へアクセス要求を送信するためのキャリア/タイムスロットとして選択する。アクセス要求に応答して、第1のシステム基地局は、第1のシステム加入者端末が第1のシステム基地局へアクセス要求を送信するために選択したキャリア/タイムスロットを伴う2重ペアに含まれる、次のダウンリンクキャリア/タイムスロットで回答する。
【0014】
第1のシステム基地局と加入者端末間の接続は、ある時、第1の通信システムの物理チャネルにおいて発生し、当該物理チャネル符号、タイムスロット及び周波数によって定義される。
【0015】
本発明の前述及びその他の目的、特徴及び利点は、添付図面に記載された好適な実施形態についてのより詳細な説明において明らかになるであろう。図面における共通する引用番号は、それぞれの図における対応箇所を示すものである。当該図面は、本発明の原理を図示するためにのみ利用されるものである。
【発明の実施の形態】
以下の記載において、特定の詳細は、特定のの構成、インターフェース、技術などとして記載されるが、これらは説明であって限定の目的ではなく、本発明全体の理解を提供するものである。しかしながら、本発明がこれらの詳細から逸脱することなく他の実施態様において実施できることは、当業者には明らかであろう。また、周知の装置、回路及び方法の詳細な記載は、不要な詳細により本発明の記載があいまいになることを避けるために排除される。
【0016】
図1は、移動体通信システム20を示す。これは、複数の基地局BS1.1からBS1.5を備え、基地局のそれぞれは、セルC1.1からC1.5までにサービスする。各基地局BSは、1以上のアンテナを有しており、例えば無線チャネルなどのインターフェースを介して、それぞれのセルCに存在する1以上の加入者端末と通信する。従って、核基地局BSは、少なくとも1の無線周波数送信器及び、少なくとも1の無線周波数受信器を有する。
【0017】
移動体通信システム20の基地局BS1.1からBS1.5は、地上線若しくは、例えばマイクロ波リンクによって基地局制御装置とも呼ばれる無線ネットワーク制御装置(RNC)22と接続されている。無線ネットワーク制御装置(RNC)22は、当業者には既知のさまざまな機能を実行する。その機能には、例えば、移動加入者端末があるセルから別のセルに移動する際に必要とされるハンドオーバー機能も含まれる。図1に例として示す移動体通信システム20は、無線ネットワーク制御装置(RNC)22によって制御される5つのセルCを有するものとして記載されているが、本発明に対応した移動体通信システムは、より少ない若しくは、より多くのセルを有することができることは、明らかである。さらに、1以上の無線ネットワーク制御装置(RNCs)が、本発明の1の無線通信システムに含まれていても良い。そこでは、いずれかの無線ネットワーク制御装置(RNC)によって制御される基地局の数の制約はなく、また、全ての無線ネットワーク制御装置(RNCs)は、同一の数の基地局を制御しなくてもよい。
【0018】
無線ネットワーク制御装置(RNC)22は、例えば無線によって移動交換局(MSC)24に接続されている。移動通信交換局(MSC)24を介して、移動体通信システム20は、他の移動体通信システム及び固定若しくは無線通信システムへ接続する。移動体通信システムの基地局、無線ネットワーク制御装置(RNC)、及び移動通信交換局(MSC)ノードの構造、動作の例示記載は、一般に、引用により内容とするところの以下の米国特許出願において提供される。米国特許出願SN09/188,102『Asynchronous Transfer Mode System』、SN09/035,821の『Telecommunications Inter-Exchange Measurement Transfer』、SN09/035,788『Telecommunications Inter-Exchange Congestion Control』、SN09/071,886『Inter-Exchange Paging』。
【0019】
本発明は、特に、複数の移動体通信システムが、少なくとも部分的にオーバーラップする地理的エリアにおいて非協調方式で動作している場合を考慮したものである。この観点から、図2は、移動体通信システム20の基地局BS1.1からBS1.5及び、対応するC1.1からC1.5(実線で記載)を、移動体通信システム20及び移動体通信システム20の基地局及びセルと共に示す。
【0020】
移動体通信システム20は、BS2.1からBS2.5及び対応するセルC2.1からC2.5(図2においては、点線で示されている。)を備える。 移動体通信システム20は、BS3.1からBS3.5及び対応するセルC3.1からC3.5(図2においては、一点鎖線で示されている。)を備える。このように、ある基地局若しくはセルに対する第1の添字は、その移動体通信システムを識別する一方で、ある基地局若しくはセルに対する第2の添字は、当該システム内の特定の基地局若しくはセルを識別することが、添字の振り方から分かる。
【0021】
少なくともある程度の範囲において、移動体通信システム20、移動体通信システム20及び移動体通信システム20のそれぞれによってサービスされるカバーエリアにおける地理的オーバーラップの範囲が存在する。例えば、加入者端末SS1a及びSS1bは、移動体通信システム20に属し、図2のような状況に置かれる。加入者端末SS1aは、移動体通信システムの3つ全ての地理的範囲内にある。これに関しては、加入者端末SS1aは、移動体通信システム20のセルC1.1、移動体通信システム20のセルC2.3及び移動体通信システム20のセルC3.2内に位置することが図2から分かる。加入者端末SS1bは、基地局BS1.3の範囲限界にあり、パワー最大限で動作する。これは、もし、同一キャリア同時に利用されればBS3.3をブロックするであろう。本発明は、どの送信が加入者端末SS1aに対するものなのかを確認し、加入者端末SS1aを含む無線通信において利用するチャネルを動的に選択するために、加入者端末SS1aに、それがさらされる3つの移動体通信システムの送信を識別する方法を提供する。これ以降の記載では簡単のため、加入者端末SSの引用は、すべて例示的加入者端末SS1aに対するものとして理解されたい。
【0022】
上述のように、本発明は、システムのセル間においてチャネル再利用1が可能でない場合の、単一システムに関する問題に対応するものでもある。この場合、適当なキャリア/タイムスロットチャネル(以下を参照)は、自動的に選択され、隣接セルの接続は互いに干渉し合わない。現代のCDMAシステムは、ユーザーの瞬時のビットレートに対して処理ゲインをトレードする能力を有する。このように、ある範囲では、ユーザービットレートが増加した場合、再利用1はもはや可能ではなく、他のセルへの煩わしい手動チャネルプラニングを突然行わなければならなくなる。本発明は、このプラニングの必要性をも排除する。
【0023】
図2に示す移動体通信システムのそれぞれは、多くの無線周波数キャリアを有し、図3に示すように時間分割多元アクセス(TDMA)コンポーネントを伴う符号分割多元アクセス(CDMA)を利用する。例えば、各移動体通信システムは、同一の4つの無線周波数キャリアFからFを利用する。各無線周波数キャリアFは、複数のタイムスロットに分割される。図3に示す例では、各無線周波数キャリアFは、16のタイムスロットに分割されている。キャリアとタイムスロットの結合のそれぞれは、ここでは、キャリア/タイムスロットチャネルとして引用され、“C/TS”及び“CH”と略される。例えば、移動体通信システム20は、キャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.1からCH1.1.16を無線周波数キャリアFについて備え、移動体通信システム20は、キャリア/タイムスロットチャネルCH1.2.1からCH1.2.16を無線周波数キャリアFについて備える。同様に、ある無線周波数キャリアFxについて、移動体通信システム20は、キャリア/タイムスロットチャネルCH2.x.1からCH2.x.16を備え、移動体通信システム20は、キャリア/タイムスロットチャネルCH3.x.1からCH3.x.16を備える。このように、キャリア/タイムロットチャネルの添字定義において、第1の要素は、移動体通信システム(例えば、移動体通信システム20、20若しくは20)を示し、第2の要素は、無線周波数キャリア(即ち、F、F、F若しくはF)を示し、第3の要素は、タイムスロット(即ち、1から16のタイムスロットのうちの1つ)を示す。
【0024】
2重キャリア/タイムスロットチャネルの一例は、図7a及び図7bにおいて提供される。ここで使用するように、同一フレーム内及び同一キャリア上における“2重(duplex)”の語は、アップリンクのキャリア/タイムスロットチャネルとダウンリンクのキャリア/タイムスロットチャネルのペアを意味する。図7aと図7bのフレームのそれぞれは、時間間隔が10ミリ秒であり、16スロットを有する(各スロットは625マイクロ秒)。図7aは、多重交換ポイントの構成を示す図であり、ダウンリンクのキャリア/タイムスロットチャネルは直ちに、そのペアであるアップリンクのキャリア/タイムスロットチャネルによってフォローされる。例として、網掛け表示されたダウンリンクのキャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.3は、直ちに、ダウンリンクのキャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.3とペアの、網掛け表示されたアップリンクキャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.4によってフォローされる。一方図7bは、単一交換ポイント構成を示す。最初の8キャリア/タイムスロットチャネルがダウンリンク用であり、フレームの最後の8キャリア/タイムスロットchなえるがアップリンク用である。図7bにおいては、例えば、網掛け表示されたダウンリンクキャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.2は、網掛け表示されたアップリンクキャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.10とペアになる。
【0025】
図3に戻ると、本発明のFDMAアクセスコンポーネントは、このように、多数の無線周波数の採用に起因する。また、TDMAアクセスコンポーネントは、各無線周波数キャリアのタイムスロットに起因する。本発明のCDMAアクセスのコンポーネントは、各キャリア/タイムスロットチャネルが複数の物理チャネルPCHを格納するという事実に起因する。ここで使用されるように、各キャリア/タイムスロットチャネル(C/TS)の物理チャネル(PCH)は、ダイレクトシーケンス(DS)CDMA拡散符号に基づいて識別される。そのことは図3aに図示されており、ここでは、あるキャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.6が、物理チャネルPCH1.1.6.1からPCH1.1.6.nまでを有することが示されている。物理チャネルPCHの最初の3つの添字要素は、そのキャリア/タイムスロットチャネルの添え字の最初の3つの要素に対応している。物理チャネルPCHの添字の第4の要素は、通信接続(即ち呼)のために利用可能な特定のDS−CDMA拡散符号を識別する。このように、各キャリア/タイムスロットチャネルにおいて、n番目までの物理チャネルPCHが存在することができ、それぞれはDS−CDMA符号で分割される。同一キャリア上の同一キャリア/タイムスロットチャネル上の全ての物理チャネルPCHへの送信方向は同一である。1の無線送受信器を備える基地局は、あるキャリア上の1のタイムスロットを同時に運用することができるだけである。簡単のため、他のキャリア/タイムスロットチャネルの物理チャネルPCHは図3に示していないが、各キャリア/タイムスロットチャネルCHは、図3aに示すのと同様に多数の物理チャネルPCHを有している。
【0026】
通常のDCーCDMA方式同様、加入者端末SSは、アイドル状態であろうと、通信状態であろうと、そのシステム内の最も近接する(最強の)基地局に常に固定される。自動ハンドオーバーは、同一システム内の他の基地局がより強くなった場合には直ちに行われる。最強の基地局にロックされていることは、効果的なアクセスチャネル再利用及びリンクのロバスト性において重要であり、高キャパシティにつながる。ハンドオーバーは、“シームレス”に行われるべきであるが、これは、“通信が途切れる前”を意味するものであるが、高品質サービスのためには重要である。
【0027】
図5は、L1(物理レイヤー)、L2(データリンクレイヤー)及びL3(ネットワークレイヤー)の3つのプロトコルレイヤーを有する無線インターフェースの一般的構造を示す図である。データリンクレイヤー(L2)は、無線リンク制御(RLC)及び媒体アクセス制御(MAC)を含む。ネットワークレイヤー(L3)は、制御プレーン(C−plane)と、ユーザープレーン(U-plane)に分割される。レイヤー1は、TDD及びFDDについては非常に異なる。というのも、本発明は、レイヤー2及びレイヤー3はTDD及びFDDについては可能な限り同一であるためである。物理レイヤー(PHL)は、トランスポートチャネルで識別される媒体アクセス制御(MAC)にサービスする。トランスポートチャネルのいくつかは共通チャネルであり、複数の移動加入者端末において利用されるとともに、ランダムアクセスチャネル(RACH)、順方向アクセスチャネル(FACH)、ブロードキャストチャネル(BCH)及びページングチャネル(PaCH)を含む。その他のトランスポートチャネルは、専用チャネル(DCH)、即ち、基地局と移動加入者端末間でのユーザーデータ及び制御情報のための接続に利用されるチャネルである。
【0028】
本発明は、4種類の物理チャネルを利用する。それらは共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)、専用物理チャネル(DPCH)、ランダムアクセス物理チャネル(RAPCH)及び、順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)である。図4は、各物理チャネルタイプを示す。(1)1以上のトランスポートチャネルが、物理チャネルに含まれる。(2)物理チャネルの方向(即ち、ダウンリンク、アップリンク)。(3)物理チャネルで採用する拡散タイプ。
【0029】
図4に示すように、専用物理チャネル(DPCH)は、専用トランスポートチャネル(DCH)を含んでおり、アップリンク及びダウンリンクの両方で発生する。固定及び可変拡散の両方は、専用物理チャネル(DPCH)において許可される。
【0030】
ランダムアクセス物理チャネル(RAPCH)は、加入者端末が無線アクセス、即ち、発呼のような通信接続を希望する場合に利用される。ランダムアクセス物理チャネル(RAPCH)は、このようにアップリンク方向であり、RACHトランスポートチャネルを含む。実施形態に示すように、ランダムアクセス物理チャネル(RAPCH)は、固定拡散符号を有する。以下にさらに説明するように、本発明においてランダムアクセス物理チャネル(RAPCH)は、全ての潜在的アップリンクキャリア/タイムスロットチャネルにおいて利用可能である。さらに、加入者端末SSは、ランダムアクセス物理チャネル(RAPCH)に利用するためのキャリア/タイムスロットチャネルを動的に選択し、基地局による受領の後に、同一キャリア/タイムスロットチャネルが専用物理チャネル(DPCH)として接続のために採用される。
【0031】
順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)は、ダウンリンク方向チャネルであり、ランダムアクセス要求若しくはパケット通信要求に応じて基地局により利用される。順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)は、このように、順方向アクセストランスポートチャネル(FACH)を含む。実施形態に示すように、順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)は、固定拡散符号を有する。
【0032】
図4に示すように、共通ブロードキャストチャネル(BPCH)は、ブロードキャスト(BCH)及びページング(PaCH)共通トランスポートチャネルを含む。このように、共通ブロードキャストチャネル(BPCH)は、ブロードキャストシステム識別子及びケイパビリティを、ダウンリンク同期情報と同様に、加入者端末へ搬送し、さらには、ダウンリンクページングチャネル(PaCH)を加入者端末へ送信する。実施形態において、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)は、固定拡散符号を有する。
【0033】
図4aは、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)、ランダムアクセス物理チャネル(RAPCH)及び、順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)で専用物理チャネル(DPCH)の構成の一例を示す図である。タイムスロットは、512チップのミッドアンブルと、1024データチップを各側に備える。また、次のスロット開始前に、96チップのガードスペースGSが存在する。ミッドアンブルは、スロット及びビット同期を導き出すために利用され、必ずしもシステム識別子でなくても良い。当然に、スロットの開始におけるプリアンブルを、ミッドアンブルの代わりに利用することができる。ミッドアンブルは、すべてのシステムに共通であってもよいが、かならずしもそうである必要はない。他の実施形態では、ミッドアンブルは、システム内の基地局のそれぞれについて、地理的に固有のものであっても良い。又は、C/TS上の同時PCHのそれぞれについて固有のものであっても良い。この後者は、ジョイント・ディテクションと呼ばれる固有の復号技術が実装される場合には有効である。このように、異なる物理チャネル(PCH)を区別する、図4の特定の拡散符号は、物理チャネルの情報内容を搬送するであろう、残りの1024+1024=2048チップにのみ適用される。可変拡散ファクター(SF)1から32を利用して、64から2048ビットが情報伝送のために各物理チャネルにおいて利用可能である。フレームレートが100Hz(フレーム長が10ms)となるようにサポートするために、ロービットレートは、SF=32について6.4kbpsであり、SF=1について204.8kbpsである。もし16タイムスロット有るならば、トータルチップレートは、毎秒16×(512+2048+96)×100=4,249,600チップである。この場合、変調方式次第で5MHz広帯域周波数キャリア上で実装されることができる。
【0034】
好適な実施形態では、RAPCH,FAPCH及びDPCHについてSF=16である。これは、12.8kbps(128ビット/スロット)である。これは、DPCH音声サービス及び、高速なRACH及びFACH転送にも好ましい。RACH若しくはFACHメッセージをどのように作成するかは既知であり、ここでさらに記載する必要はない。例えば、BPCH上のBCH及びPaCH情報のマッピングである。
【0035】
好適な実施形態では、BPCHについてSF=32またはそれ以上である。何故なら、BPCH情報が、すべてのアイドル状態にある加入者端末SSによって受信されることが重要だからである。FS=32は、6.4kbps若しくは64ビット/スロットを与える。すべてのBPCH情報が1のスロットにおいてフィットしないのではなく、そのことは必要とされない。それゆえに、マルチフレームが図6において定義されている。そこでは、16フレームを備え、各フレームは16キャリア/タイムスロットチャネル(図7b参照)CHx.x.1からCHx.x.16を備える。図6において、16キャリア/タイムスロットチャネルは、第1のフレームにおいてのみ示されているが、全ての16フレームが16キャリア/タイムスロットチャネルを有することは理解されよう。2以上のマルチフレームにおける異なるフレーム内の全ての異なるタイプのBPCH情報にフィットすることが可能である。このため、及び、有効なBPCH情報を受信するために、どのフレームが来ているかが正確に把握できないとしても、1フレームの64データビットのうち、4ビットは情報タイプを示すものとして、残りの60ビットはコーディング及び所望の情報を示すものとして分割される(図4b参照)。
【0036】
移動通信システムのために、BCH及びPaCHにおいて要求される情報タイプは既知であるが、表1は、要求される情報タイプの例を示すと共に、どのように識別され、マルチフレーム内の異なるフレームにマッピングされるのかを示す。表1における異なる情報タイプは、異なる優先度を有するマルチフレーム上にマッピングされる。ページングは最高優先度であり、すべての奇数フレーム上で送信される。セーブモードでアイドル状態に有る加入者端末は、フレーム1を聞くだけでよい。全てのページングフレームは、マルチフレーム内の次の奇数フレームが何らかのページング内容を有しているか否かを示すビットを有している。このようにフレーム1は、ページング情報が現在のマルチフレームにおける後続のいずれかの奇数フレーム内に存在するかどうかを知らせるものである。もし、奇数フレームで送信べきページング情報がない場合は、加入者端末は、フレームが発生するまでスリープ状態に戻る。
【0037】
【表1】
Figure 0004523171
【0038】
あるCDMAシステムは、特定の同期チャネルを定義する。ここには、あるシステムの識別情報が含まれてもよいし、含まれなくても良い。本発明ではそのような情報は要求されない。何故なら、チップ、ビット及びスロット同期は、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)(及び他のPCHのすべて)のミッドアンブルを伴う共通構成において提供され(図4a参照)、残りの同期及びシステム識別情報は、BCHによって与えられるからである(表1参照)。
【0039】
共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)は、各動的ダウンリンクキャリア/タイムスロットチャネルCH、即ち、動的専用物理チャネル(DPCH)を伴うキャリア/タイムスロットチャネル上で分配される。図8aは、移動体通信システム20における周波数キャリアFについての2重チャネルのための単一交換ポイント構成を示す。ここで、キャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.1、CH1.1.4、CH1.1.5及びCH1.1.8は、アクティブトラヒックを有する(網掛け表示で示されているように)。それゆえに、キャリアタイムスロットCH1.1.1、CH1.1.4、CH1.1.5及びCH1.1.8は、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を搬送する。
【0040】
もし、2以下の動的ダウンリンク専用物理チャネル(DPCH)があった場合、基地局は、1もしくは2のダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を異なるキャリア/タイムスロットチャネル上に必要に応じて生成する。基地局がBPCHによって利用される特定のキャリア/タイムスロットチャネル上に他の物理チャネルを有しないときに、BPCHは、ダミーBPCHと呼ばれる。図8bに示す状況では、基地局からの動的ダウンリンク専用物理チャネル(DPCH)が存在しない。このことは、基地局がCH1.1.4及びCH1.1.8のような異なるキャリア/タイムスロットチャネル上で二つのダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を生成しなければならないことを意味する。CH1.1.4及びCH1.1.8のような、二つのダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)は、それぞれ共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を搬送する。もし、基地局からの、1のみの動的ダウンリンク専用物理チャネル(DPCH)が存在した場合は、当該基地局は、1のダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を生成しなければならないだろう。1の無線送受信器を備える加入者端末は、同時に1キャリア上の1タイムスロットでしか運用できない(しかし、マルチキャリア状況では、異なるタイムスロット上の異なるキャリア上で運用可能である。)。少なくとも二つの異なるタイムスロット上でアクティブなBPCHを常に有することにより、加入者端末は、1タイムスロット上で通信が可能であり、同一システムの周囲のセルを検出して、(加入者端末の移動性により)それらが現在の基地局より強くなった場合には直ちに、迅速なハンドオーバーを実行することが出来る。
【0041】
ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)は基地局によりセットアップされ、最少干渉キャリア/タイムスロットチャネル上で維持される。そうするためには、基地局は、周期的に(例えば、毎秒)各キャリア/タイムスロットチャネルについて干渉電力を検査し、もし、必要となれば、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)から、新しい最良のキャリア/タイムスロットチャネルへ移動する。そうすることにおいて、アイドル状態にあるロックされたハンドセットがスリープ状態の場合に、フレーム間で短いポーズができる。共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)が、トラヒックによりすべてのダウンリンクキャリア/タイムスロットチャネル上でアクティブになっているので、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)は、二つのキャリア/タイムスロットチャネルがトラヒックを伝達するときにリリースされる。必要な場合は、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)は再びアクティブとなり、同一キャリア上の少なくとも二つのダウンリンクキャリア/タイムスロットチャネルは、常にダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を有する。基地局は、例えば、シームレスハンドオーバーにおけるブラインドスロットの排除を目的として、少なくとも一つのスロットセパレーションを有するべく異なるタイムスロットを選択しても良い。図12は、セル1からセル2へシームレスハンドオーバーを行う際に、どのようにしてブラインドスロットが排除されるかの一例を示す図である。もし、セル2にトラヒックが無かった場合、キャリア2上で伝送されるトラヒックは、第2のダミーBPCHであろう。
【0042】
このように、本発明によれば、各基地局からの少なくとも二つのキャリア/タイムスロットチャネルが、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を有する。アクティブダウンリンク専用物理チャネル(DPCH)を有する全てのキャリア/タイムスロットチャネルはまた、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を図8aに示す手法により伝送する。
【0043】
図9は、加入者端末SSの構成例を示す図である。加入者端末SSは、ここで記載される加入者端末SSは、いかなるタイプの移動体通信ユニットであっても良く、例えば、移動体もしくはポータブルコンピュータを含む。加入者端末SSは、レシーバー及び復調器9−12と、トランスミッタ及び変調器9−14にスイッチ9−13によってに適切に接続されたアンテナ9−10を備える。加入者端末SSの全体の制御及び、加入者端末SSのためのアプリケーションロジックは、プロセッサ及び制御/アプリケーションロジック9−15に位置する。これ以降は簡単のため、プロセッサ及び制御/アプリケーションロジック9−15を、単にプロセッサ915と呼ぶ。
【0044】
加入者端末SSの受信側では、レシーバー及び復調器9−12によって復調された情報が、フレーマー及びスロット同期ユニット9−16、及び、DSー符号除去ユニット9−18に適用される。レシーバー及び復調器9−12とフレーマー及びスロット同期ユニット9−1は、プロセッサ9−15からの制御線で示されるように、プロセッサ9−15によって制御される。加入者端末SSは、所定の、又は、元々のダイレクトシーケンス(DS)拡散符号を含む、1以上の拡散符号及び、図4を引用して上述した特定の物理チャネルのために採用される(実施形態においては)固定拡散符号を利用して動作する。加入者端末SSによって採用される拡散符号は、プロセッサ9−15に格納される。プロセッサ9−15は、DS符号除去ユニット9−18に、ライン9−20を介して拡散符号のパラメータを与える。プロセッサ9−15にから供給された符号パラメータを利用して、DS符号除去ユニット9−18は、入来送信が、加入者端末SSに元々ある符号と同一の拡散符号を有するのか、もしくは、加入者端末SSが属する移動体通信システム20の共通物理チャネルのために利用される固定拡散符号を有するのかを決定する。もし、DS符号除去ユニット9−18が、元々のもしくは、固定の拡散符号を検出すると、入来送信を復号する。入来送信からえられた復号データは、マルチプレクサ及びデマルチプレクサユニット(mux & demux9−22)に適用される。データは、マルチプレクサ及びデマルチプレクサ9−22とプロセッサ9−15との間でデータバス9−24上で双方向通信される。制御情報は、マルチプレクサ及びデマルチプレクサ9−22とプロセッサ9−15との間でデータバス9−26上で双方向通信される。
【0045】
加入者端末SSのプロセッサ9−15内に含まれる制御及びアプリケーションロジックは、さまざまなタイプが存在しえる。プロセッサ9−15によって実行される典型的な制御及びアプリケーションロジックの内容の一例を、以下にさらに詳細に説明する。さらに、プロセッサ9−15は、インターフェースバス9−32を介してユーザーインターフェース9−30と通信する。典型的な移動通信電話の場合、ユーザーインターフェース9−30は、例えば電話キーパッドを含むことが出来る。
【0046】
その送信側では、プロセッサ9−15からmux&demux9−22へゲートされたデータは、DS符号不可ユニット9−40へ適用される。DS符号不可ユニット9−40は、ライン9−42を介してプロセッサ9−15から受信した元来のもしくは固定のDS符号パラメータを利用して、データを符号化する。符号化されたデータは、トランスミッタ及び変調器9−14によって、変調され、フレーマー及びスロット同期ユニット9−16によって、正確なフレーム及びキャリア/タイムスロットチャネルに入れられる。フレーム化された情報は、トランスミッタ及び変調器9−14を解してアンテナ9−10へ送信される。トランスミッタ及び変調器9−14は、制御の目的でプロセッサ9−15に接続されている。スイッチ9−13は、フレーマー及びスロット同期ユニット9−16から制御され、アンテナ9−10を、送信スロット間はトランスミッタ9−14へ、受信スロット間はレシーバー9−12へ接続する。
【0047】
上述の物理チャネル及び加入者端末SSにより、図2に示すような状況にある加入者端末SSが、どのように(移動体通信システム20、移動体通信システム20の外部送信の中で)移動体通信システム20と通信するかが理解できるであろう。例えば、もし加入者端末SSが、図10のステップ10−1においてパワーオンされたとする。スタートアップの後、加入者端末SSのレシーバー及び復調器9−12は、ステップ10−1で例えば、所定の1以上の無線周波数キャリアF−Fのような、元来の周波数を監視する。ステップ10−2では、元来の周波数上で受信した情報が、DS符号除去ユニット9−18によって復号される。ここでは、移動体通信システム20の共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)に利用される拡散符号の検出を試みる。実施の形態では、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)に採用される拡散符号は、固定拡散符号である。このことは、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)の拡散符号が共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を検出するために全ての(或いは、少なくとも複数の)加入者端末によって利用されることを意味する。DS符号除去ユニット9−18は、移動体通信システム20の共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)に採用される拡散符号を検出すると、mux&demux9−22は、BPCH情報をプロセッサ9−15に送信する。プロセッサ9−15は、ステップ10−3において、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)の情報内容を検証する。特に、ステップ10−3では、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)に含まれるシステム識別子(表1を参照)が検証される。ステップ10−4では、プロセッサ9−15が、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)内のシステム識別子が、加入者端末SSのプロセッサ9−15のアプリケーションロジック内のシステム識別子と同一かどうかを調べる。これに関して、他の移動体通信システムは、同一拡散符号を共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)に利用することができるので、チェックステップ10−3及び10−4は、必要であることに注意すべきである。
【0048】
他の実施形態では、DS符号除去ユニット9−18は、システム識別子と共にプロセッサ9−15からロードされる。ステップ10−3及び10−4は、DS符号除去ユニット9−18内のハードウェア符号である。これは、もしプロセッサ9−15がシステム認証を十分迅速に実行できるほど高速でない場合に有効である。
【0049】
復号された共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)が、実際、加入者端末SSが加入する移動体通信システム20のためのものであることが決定されると、ステップ10−5において、加入者端末SSは、フレームシーケンス番号、キャリア/タイムスロットチャネル番号、及び、同期情報を共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)から取得し(表1参照)、プロセッサ9−15内に格納する。このように、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)から取得したフレームシーケンス番号、キャリア/タイムスロットチャネル番号、及び、同期情報により、加入者端末SSは、その移動体システム20のフレーミングにロックすることが出来る。それにより、移動体システム20からの送信と、他の移動体システムからの送信を識別する。
【0050】
図10のステップの上述の記載は、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を検出するための元来の周波数の監視、及び、それにより加入者端末SSが属する移動通信電話システムにロックすることに関するものである。本発明は、また、図11に示す基本的ステップと共に以下に記載するような動的なチャネル選択処理を提供する。
【0051】
図11におけるステップ11−0は、ユーザーインターフェース9−30からのユーザーの無線アクセス要求を受信する加入者端末SSのプロセッサ9−15を示す。そのようなユーザーのアクセス要求は、被呼者番号をダイヤルし、ユーザーインターフェース9−30上の送信キーをアクティブにする形式をとる。ユーザー要求はまた、ページングされる加入者端末からのリング信号に応答して、送信キーをアクティブにすることであっても良い。このとき、加入者端末SSは、図10と関連して記載した手順に従って、移動体システム20と同期している。そのような場合、ステップ11−1において、加入者端末SSのプロセッサ9−15は、フレームの各タイムスロットを監視する。ステップ11−2でフレームがダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)(図8b参照)を搬送するタイムスロットを有することが決定されると、ステップ11−3では、加入者端末SSは、ステップ11−2で選択されたタイムスロットが、加入者端末SSで要求される所定の最少閾値TSSを超える信号対混信比(SIR)を有するかどうかを決定する。信号対混信比(SIR)は、レシーバー及び復調器9−12で計測される。最少閾値TSSを超えていない場合は、ステップ11ー2に戻り、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を搬送する他のキャリア/タイムスロットチャネルを探す。もしそれがあれば、11−3のチェックステップを繰り返す。ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を搬送するキャリア/タイムスロットチャネルが最少閾値TSSを超えるとステップ11−3で決定されれば、ステップ11−4で、加入者端末SSは基地局に対し無線アクセス要求を出す。無線アクセス要求は、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を搬送するキャリア/タイムスロットチャネルの2重ペア内の、ランダムアクセス物理チャネル(RAPCH)を介して実行される。例えば、もし加入者端末SSが、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を搬送する図8bのキャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.4を選択した場合、ステップ11−4におけるアクセス要求は、キャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.12で搬送されるランダムアクセス物理チャネル(RAPCH)で送信される(図8b参照)。
【0052】
ステップ11−4におけるアクセス要求が送信された後、ステップ11−5において加入者端末SSのプロセッサ9−15は、2重チャネルペアの第1の利用可能なダウンリンクキャリア/タイムスロットチャネルにおける順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)において、アクセス要求に対する肯定的な応答を受信したかどうかをチェックする。図8bを含む前述の図において、ステップ11−4において、アクセス要求はキャリアタイムスロットチャネルCH1.1.12内に発生し、ステップ11−5において、順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)が、次のフレームのキャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.4内に存在することが期待される。もし、アクセス要求に対する基地局からの肯定的な応答が、ステップ11−5において決定された適切なキャリア/タイムスロットチャネルで提供された場合、ステップ11−6では、加入者端末SSは、2重キャリア/タイムスロットチャネル利用をセットアップする。
【0053】
ステップ11−6における2重利用セットアップにおいて、アクセス要求を搬送するアップリンクキャリア/タイムスロットチャネル(例えば図8bのキャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.12)は、接続のためのアップリンク専用物理チャネル(BPCH)のために採用される。その一方で、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)及び、順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)を搬送するダウンリンクキャリア/タイムスロットチャネルは、接続のためにダウンリンク専用物理チャネル(DPCH)として利用される。実施径庭において、ステップ11ー6より前(即ち、2重キャリア/タイムスロットチャネル利用を確立する前)に送信されるメッセージは、固定拡散符号で符号化され、接続が図3に示すような物理チャネルPCHの一つを取得するように、加入者端末SS本来の拡散符号は利用される。例えば、アップリンク上で接続に物理チャネルPCH1.1.12.1(即ち、キャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.12.1の第1の拡散符号を利用した物理チャネルPCH)を利用しても良いし、ダウンリンク上で、接続に物理チャネルPCH1.1.4.1(即ち、キャリア/タイムスロットチャネルCH1.1.4.1の第1の拡散符号を利用した物理チャネルPCH)を利用しても良い。
【0054】
ステップ11−5との接続において、基地局がステップ11−4のアクセス要求に対する肯定的応答送信する前に、基地局は、最初に、要求に含まれるアップリンクキャリア/タイムスロットチャネルについて基地局が測定した信号対混信比(SIR)が、最少閾値TBSを超えるかどうかを決定しなければならない。もし、最少閾値TBSを超える場合、基地局は肯定的応答を順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)上で加入者端末SSへ送信することができる。もし、最少閾値TBSを超えない場合は、基地局はアクセス要求に対して応答しない。ステップ11−5において、加入者端末SSが応答を受信しない場合、加入者端末SSは、ステップ11−2に戻り、別のダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を探す。
【0055】
ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)が存在しないか、既存のダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)のキャリア/タイムスロットチャネルが利用不可能である場合、ステップ11−10において、加入者端末SSは、現在加入者端末SSを扱う基地局からのもので、関連するキャリア/タイムスロットチャネルのSIRが加入者端末SSの最少閾値TSSを超えるアクティブな専用物理チャネル(DPCH)が有るかどうかを決定する。もしそのようなキャリア/タイムスロットチャネルが存在する場合は、ステップ11−11で、加入者端末SSのプロセッサ9−15は、最大SIRを有するキャリア/タイムスロットチャネルを選択する。その後、加入者端末SSは、そのアクセス要求を送信する(ステップ11−12)と共に、最大SIRを有するキャリア/タイムスロットチャネルを利用して2重DPCHをセットアップする(ステップ11−14)前に応答をチェックする(ステップ11−13)。ステップ11−12、ステップ11−13及びステップ11−14は、本質的に、上記の11−4、11−5及び11−6のそれぞれと同一であると言えるが、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を有するキャリア/タイムスロットチャネルではなく、SIR最大の専用物理チャネル(DPCH)を有するキャリア/タイムスロットチャネルを含むものである。
【0056】
加入者端末SSは、ステップ11−13においてアクセス要求に対する基地局からの回答が得られない場合は、加入者端末SSは、ステップ11−10に戻り、加入者端末SSの最少閾値TSSを超える専用物理チャネル(DPCH)を有する他のキャリア/タイムスロットチャネルが、基地局にあるかどうかを決定する。そのような他のキャリア/タイムスロットチャネルが存在する場合は、ステップ11−12、ステップ11−13、及びステップ11−14を、SIRが次に最大の専用キャリア/タイムスロットチャネルを有するキャリア/タイムスロットチャネルに関して実行する。
【0057】
ステップ11−10において決定されるような、加入者端末SSの基地局にとってクオリファイされた専用物理チャネル(DPCH)を有するキャリア/タイムスロットチャネルが存在しない場合、ステップ11−20において加入者端末SSは、近隣の基地局からの、検出可能な専用物理チャネル(DPCH)を有する別のキャリア/タイムスロットチャネルが、加入者端末SSの最少閾値TSSを超えるかどうかを決定する。もし、1以上のそのような専用物理チャネル(DPCH)が近隣の基地局に存在する場合は、その専用物理チャネル(DPCH)を備えるキャリア/タイムスロットチャネルに関して、ステップ11−21からステップ11−24を実行する。ステップ11−21からステップ11−24は、本質的に、ステップ11−12、ステップ11−13及びステップ11−14と同一であり、ステップ11−21からステップ11−24は、加入者端末SSの基地局(加入者端末SSが同期しロックされている基地局)ではなく、隣接する基地局からの専用物理チャネル(DPCH)を備えるキャリア/タイムスロットチャネルに付随する。
【0058】
ステップ11−10において決定されるような、加入者端末SSの隣接基地局にとってクオリファイされた専用物理チャネル(DPCH)を有するキャリア/タイムスロットチャネルが存在しない場合、もし、1以上のキャリアが、加入者端末SSがロックされる基地局によってサポートされているなら、ステップ11−30において加入者端末SSは、任意に選択されたキャリア(FからF)上の最低干渉度のキャリア/タイムスロットチャネルを利用して、新たな2重DPCH接続を確立する。新たな2重DPCH接続の確立は、上述の対比可能なステップ11−21から11−24から理解される。
【0059】
加入者端末SSにおける最少閾値TSS及び、基地局における最少閾値TBSは、いくつかのファクターに依存している。これらのファクターは、処理ゲイン量、キャリア/タイムスロットチャネルをすでに利用する接続数及び特定の符号検出方法のパフォーマンス及び同一キャリア/タイムスロットチャネル上の符号の識別能力を含むものである。最適閾値は、サービスによって異なり、呼のタイプに応じて呼から呼へ適応されてもよい。
【0060】
このように、発呼もしくはハンドオーバーのために、加入者端末SSは、最低干渉度2重キャリア/タイムスロットチャネルを選択し、最強基地局への2重キャリア/タイムスロットチャネル上のランダムアクセス物理チャネル(RAPCH)及び順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)を介して、ダイレクトDPCHをセットアップ(20ms)する。これは、迅速なDPCHアクセスを提供する。ハンドオーバーは、加入者端末SSによって分散され、制御される。これは、固定的なインフラにおける、複雑な協調若しくは、変則的なチャネル選択の要請を排除する。DPCH選択が基本的に加入者端末SSによって実行されるという事実は、ブラインドスポット情報又はシステム側からの制御のような補足情報を排除するものではない。
【0061】
本発明は、このように、TDMAコンポーネント及び又は多数キャリア(例えばFDMA)を有するダイレクトシーケンスCDMA移動無線システムに対し、瞬時の動的チャネル選択処理を提供する。“瞬時に”とは、例えば、呼ごと、もしくは、接続ベースで、基地局の必要に応じてチャネル選択が行われることを意味する。当該選択は、ハンドセット、即ち加入者端末SSによって行われるので便利である。
【0062】
本発明の瞬時の動的チャネル選択は、最低干渉度チャネル(LIC)を定義することに基づいている。2重トラヒックチャネルについて、最低干渉度チャネル(LIC)は、2重キャリア/タイムスロットチャネルペアであり、ここでは、ダウンリンクは、加入者端末SSにおいて計測された全てのキャリア/タイムスロットチャネルペアにのうち最低無線信号強度表示(RSSI)である。共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)、若しくはダウンリンク単一トラヒックチャネル、最低干渉度チャネル(LIC)は、2重キャリア/タイムスロットチャネルペアのダウンリンクであり、キャリア/タイムスロットチャネルペアの二つのスロットのどれかの最高RSSIは、全てのキャリア/タイムスロットチャネルペアの基地局において計測された最低値を有する。2重(若しくは、アップリンク単一)トラヒックチャネルの代わりとして、2重キャリア/タイムスロットチャネルペアに属するスロットとして、最低干渉度C/TSチャネルを定義することは可能である。ここで、RSSIが最高のキャリア/タイムスロットチャネルペアの二つのスロットは、何れも、全てのキャリア/タイムスロットチャネルペアの加入者端末における最低値を有する。
【0063】
効果的な瞬時の動的チャネル選択は、統計的大数の法則に基づく。これは、良好なチャネルを選択するための選択肢が可能なかぎり多くあることを意味する。良好なチャネルとは、良好な信号対混信比(SIR)を有する確立が高く、同一システム若しくは他のシステムにおける既存の接続と干渉する確立が低いチャネルをいう。瞬時の動的チャネル選択の効果的な適用は、新しい呼のセットアップにおいて、時に既存の呼との干渉を起こしてしまう。その場合は、別のキャリア/タイムスロットチャネルへ逃げなければならない(例えば、ハンドオーバーを行う)であろう。これは、トラヒックチャネルだけではなく、ブロードキャスト、同期、ページング及びアクセスチャネルが、動的に選択される限り(本発明においてはこれが起こる)は問題ない。
【0064】
このように、本発明において、BPCH若しくは、RAPCH若しくはFAPCHのための、特定のキャリア若しくはキャリア/タイムスロットチャネルは存在しない。この場合、干渉するようなものは、全体の基地局が実施できないであろう。これらのチャネルの固定的な位置は、すべてのシステム間におけるコストがかかり、現実的ではない時間同期と同様に、プラニングを強制するであろう。
好ましくは、本発明は、瞬時の動的チャネル選択処理を、DS−CDMA符号化処理によって適用される処理ゲイン量とは独立に行うことができる。更なる処理ゲインは、同一タイムスロット上により多くの呼が存在することを意味する。本発明は、このように、異なるチャネル及び接続上で実装された異なる可変の処理ゲインに関連する。この特徴を、非常に低い処理ゲイン(例えば、1まで)まで落とすためには、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)の一部が、専用物理チャネル(DPCH)と時間マルチプレックスされることが必要である。この時間マルチプレックスは、各スロット若しくは、適当ないくつかのスロットに渡って実行することができる。1の物理チャネル(BPCH)のみが供されるために、いくつかの若しくは、全てのキャリア/タイムスロットチャネルの処理ゲインが低い場合、全部の共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)は、これらのキャリア/タイムスロットチャネル上で、専用物理チャネル(DPCH)と時間マルチプレックスされなければならない。これによりは、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)は、すべてのアクティブなキャリア/タイムスロットチャネル上で利用可能となる。このような状況では、図11の処理はステップ11−10及びステップ11−20のチェックがバイパスされることにより能率化される。これに関して、順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)は、同様に時間マルチプレックスされなければならないであろう。
【0065】
本発明はまた、共通スペクトル割当上に、非協調DS−CDMA移動無線システムを導入することができる。本発明は、まず同一地理的エリアにおける多数の居住システムやオフィスシステムに適用されることを意図するが、それに限定されるものではない。例えば、図2の移動体通信システム20から20は、オフィスパークや技術地域に全て位置する、異なる企業若しくは施設が運用することができる。本発明は、スペクトルが、ある公共オペレーターに排他的に割当てられているものに適用しても、複数オペレーターが利用可能な共通(ライセンス不要な)割当のものに適用しても良い。
【0066】
本発明は、異なるシステム接続に、異なるキャリア/タイムスロットチャネルを利用させることにより、地理的にオーバーラップした異なるDS−CDMAシステムの効果的な採用を可能とする。適切なキャリア/タイムスロットチャネルを選択するために利用される本発明の瞬時の動的チャネル選択処理により、異なるキャリア/タイムスロットチャネルは、異なるシステム間の無線接続に必要な隔離をもたらす。
【0067】
本発明のさらなる利点は、瞬時の動的チャネル選択を行うマルチキャリア(MC)TDMAシステムの適切なクラスと共存することができることである。
【0068】
特定の実施形態において、4つの無線周波数キャリアFからFは、周波数レンジ1900から1920MHzにおいて提供される。本発明は、4つの周波数キャリアに限定されること無く、また、1無線周波数キャリアについて16タイムスロットに限定されるものでもない。より多く、若しくはより少ない無線周波数キャリアを利用することもできるし、それと同様により多く若しくは、より少ないタイムスロットを1無線周波数について利用することができることが理解されよう。実際、本発明は、1の無線周波数キャリアのみを利用する移動体通信システムでも実施可能である。
【0069】
ここに記載される実施形態は、固定拡散符号を、共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)、ランダムアクセス物理チャネル(RAPCH)、及び順方向アクセス物理チャネル(FAPCH)について有する。固定拡散符号は、所定のDS−CDMA符号であり、復号化及び符号化のために、直ちにこれらの物理チャネルに適用してことができ、これにより利益をもたらす。しかしながら、本発明には、これらの物理チャネルについて可変拡散符号が利用可能な実施形態も含まれることは理解されるべきである。
【0070】
図9は、加入者端末SSの構成を示す。本発明の目的からすれば、基地局の実施形態においても同様のコンポーネントが存在することは理解されるべきである。そのようなき地局の実施形態では、プロセッサは、基地局を制御し、アプリケーションロジックを適切に実行すると共に、基地局ユーザーインターフェースに接続される。
【0071】
ここで記載される実施形態は、TDMAコンポーネントを伴うCDMA移動体通信システムである。しかしながら、TDMAコンポーネントは、必ずしも必要無く、かつ、本発明の原理はFDMAコンポーネントのみを有するCDMAにも適用可能であることは理解されるべきである。従って、ここで記載する瞬時の動的チャネル選択は、一般に周波数及び時間ドメインの両方に適用され、本発明は、これらのドメインの一方のみが利用可能な場合でも同様に適用可能である。
【0072】
上述のように、瞬時の動的チャネル選択は、本発明の有益な特徴である。本発明における瞬時の動的チャネル選択は、平均的に、固定チャネル割当(FCA)が同一の所定の阻止確立において提供するものより、短い地理的距離におけるチャネル再利用を可能とし、局地的に利用可能な干渉制限トラヒック容量は、固定チャネル配置(FCA)に比べて増加する。しかしながら、本発明の側面は、固定チャネル割当(FCA)を代わりに利用することよっても実施できることは理解されるべきである。このように、本発明の特徴は、瞬時の動的チャネル選択をかならずしも必要と得ず、瞬時の動的チャネル選択を要求するものとして解釈されるべきではない。
【0073】
様々な2重方式が示されているが、本発明によればキャリア(例えば、キャリア/タイムスロットチャネル)上の各タイムスロットは、ダウンリンク若しくはアップリンクのどちらでも割り当てることができる。このような柔軟性により、TDDモードを、異なる環境及び異なる開発計画に対し適用することができる。どのような構成でも、少なくとも1キャリア上の1タイムスロットは、ダウンリンクに割り当てられなければならず、かつ、少なくとも1キャリア上の1タイムスロットは、アップリンクに割り当てられなければならない。
【0074】
本発明は、現在最も実践的で、最適な実施形態を考慮して説明されているが、本発明は当該開示された実施形態に限定されるものではなく、逆に、特許請求の範囲の精神及び範囲内に含まれる様々な修正、均等な置換をカバーすることを意図するものであることは、理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動体通信システムの概念図である。
【図2】少なくとも部分的に地理的重複カバーエリアを有する複数の移動体通信システムの概念図である。
【図3】本発明の実施形態に対応した、複数の移動体通信システムの概念図である。
【図3a】DS=CDMA装置を示すためのキャリア/タイムスロットチャネルの概念図である。
【図4】本発明に対応して利用されるチャネルの概念図である。
【図4a】物理チャネルBPCH、DPCH、RAPCH及びFAPCHのビット構造の一例を示す図である。
【図4b】各BPCHフレームの64データビット上における情報タイプのマッピングを示す図である。
【図5】3つのプロトコルレイヤーを有する無線インターフェースの一般的構成を示す図である。
【図6】本発明に対応して利用される共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)のマルチフレーム形式の一例を示す図である。
【図7a】2重キャリアのための多重交換ポイント構成を示す図である。
【図7b】2重キャリアのための単一交換ポイント構成とを示す図である。
【図8a】共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)を送信するための動的ダウンリンク(DPCH)専用物理チャネルの利用を示した図である。
【図8b】動的ダウンリンク専用物理チャネル(DPCH)が存在しない場合の、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネル(BPCH)の生成を示した図である。
【図9】 本発明の実施形態における、加入者端末の構成図である。
【図10】本発明の実施形態における、加入者端末チャネル識別処理に含まれる一般的なステップを示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態における、加入者端末チャネル選択処理に含まれる一般的なステップを示すフローチャートである。
【図12】シームレスなハンドオーバーを行う際に、如何にしてブラインドスポットを排除するかの一例を示す図である。

Claims (56)

  1. 少なくとも加入者端末とエアーインターフェースを介して通信する1の基地局を備える通信システムであって、
    前記通信システムにおける無線送信アクセスが、時間分割多元アクセス(TDMA)コンポーネントを伴う符号分割多元アクセス(CDMA)を利用し、共通ブロードキャスト物理チャネルが、前記基地局から少なくとも複数のアクティブなキャリア/タイムスロット結合上でブロードキャストされ、CDMA符号は、
    前記共通ブロードキャスト物理チャネルに利用され、前記共通ブロードキャスト物理チャネルは、(1)ブロードキャストシステム識別情報及び(2)ページング情報を含むことを特徴とするシステム。
  2. 前記基地局のために、異なるタイムスロット上でアクティブな、少なくとも2つの前記共通ブロードキャスト物理チャネルが常に存在することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記基地局は、前記二以上の共通ブロードキャスト物理チャネルをアクティブなトラヒックタイムスロット上に配置し、もし、2未満のアクティブトラヒックチャネルしかない場合は、前記基地局がダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度の非トラヒックタイムスロット上に生成することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記基地局は、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネルが、最低干渉度タイムスロット上に残っているかどうかを確認するために監視し、もし、そうでないならば、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度タイムスロットに再配置することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 前記基地局は、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度タイムスロット上に生成することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  6. 固定ダイレクトシーケンスCDMA符号は、共通ブロードキャスト物理チャネルとして利用されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 前記加入者端末は、前記基地局へアクセス要求を送信するためにキャリア/タイムスロットを選択することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 前記基地局へアクセス要求を送信するために前記加入者端末によって選択されたキャリア/タイムスロットは、トラヒックチャネルとしても利用されることを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  9. 前記加入者端末は、少なくとも最低干渉度キャリア/タイムスロットを、前記基地局へ前記アクセス要求を送信するためのキャリア/タイムスロットとして選択することを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  10. 前記アクセス要求の受信に応じて、受領されたアクセス要求のために、前記基地局は、前記加入者端末が前記基地局へのアクセス要求を送信するために選択した前記キャリア/タイムスロットの2重ペアに含まれる次のダウンリンクキャリア/タイムスロットで、回答を送信することを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  11. 前記加入者端末は、第1の所定の閾値を超えるものでなければならない最低干渉度アップリンクキャリア/タイムスロットを、前記基地局に対するアクセス要求を送信するための前記キャリア/タイムスロットとして選択し、選択されたアップリンクキャリア/タイムスロットについての2重ペアのダウンリンクキャリア/タイムスロットは、基地局において第2の所定の閾値を超えるものでなければならないことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  12. 最低干渉度アップリンクキャリア/タイムスロットの、前記基地局に対するアクセス要求を送信するための前記キャリア/タイムスロットとしての選択において、前記加入者端末は、
    (1)ダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを有する2重キャリア/タイムスロットチャネル、
    (2)前記加入者端末に最も近い前記基地局のアクティブなトラヒックチャネルを有する2重キャリア/タイムスロットチャネル、
    (3)隣接基地局のアクティブなトラヒックチャネルを有する2重キャリア/タイムスロットチャネルと、ランダムキャリア上の最低干渉度2重キャリア/タイムスロットチャネル
    の優先順位を利用することを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  13. ある瞬間において、前記基地局と前記加入者端末間の接続が、前記システムの物理チャネル上で発生し、前記物理チャネルが符号、タイムスロット及び周波数によって定義されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  14. 前記ブロードキャストシステム識別情報により、加入者端末は、前記加入者が属する前記通信システムと、それ以外の同一地理的範囲に存在する他の通信システムとを区別することが可能となり、前記加入者端末は、前記ブロードキャストシステム識別子を前記加入者が属する通信システムからのフレーミング送信に利用することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  15. 前記ブロードキャストシステム識別情報は、さらに、前記加入者が属する通信システムの前記基地局の識別情報を含むことを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  16. 少なくとも加入者端末とエアーインターフェースを介して通信する1の基地局を備える通信システムの制御方法であって、
    前記通信システムにおける無線送信アクセスについて、時間分割多元アクセス(TDMA)コンポーネントを伴う符号分割多元アクセス(CDMA)を利用する工程と、
    共通ブロードキャスト物理チャネルを、前記基地局から少なくとも複数のアクティブなキャリア/タイムスロット結合上でブロードキャストする工程であって、CDMA符号が前記共通ブロードキャスト物理チャネルとして利用される工程
    とを備え、
    前記共通ブロードキャスト物理チャネルは、(1)ブロードキャストシステム識別情報及び(2)ページング情報を含むことを特徴とする方法。
  17. 前記基地局のために、異なるタイムスロット上でアクティブな、少なくとも2つの前記共通ブロードキャスト物理チャネルを維持する工程さらに備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記二つの共通ブロードキャスト物理チャネルを、前記基地局がアクティブなトラヒックタイムスロット上に配置する工程と、もし、2未満のアクティブトラヒックチャネルしかない場合は、前記基地局がダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度の非トラヒックタイムスロット上に生成する工程とを更に備えることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記基地局がダミー共通ブロードキャスト物理チャネルが、最低干渉度タイムスロット上に残っているかどうかを確認するために監視する工程と、もし、そうでないならば、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度タイムスロットに再配置する工程とを更に備えることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記基地局がダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度タイムスロット上に生成する工程を更に備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  21. 固定ダイレクトシーケンスCDMA符号を、共通ブロードキャスト物理チャネルとして利用する工程を更に備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  22. 前記基地局へアクセス要求を送信するためにキャリア/タイムスロットを選択する前記加入者端末を備えること特徴とする請求項16に記載の方法。
  23. 前記基地局へアクセス要求を送信するために前記加入者端末によって選択されたキャリア/タイムスロットを、トラヒックチャネルとしても利用する工程を備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 少なくとも最低干渉度キャリア/タイムスロットを、前記基地局へ前記アクセス要求を送信するためのキャリア/タイムスロットとして選択する前記加入者端末を更に備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 前記アクセス要求の受信に応じて、受領されたアクセス要求のために、前記基地局は、前記加入者端末が前記基地局へのアクセス要求を送信するために選択した前記キャリア/タイムスロットの2重ペアに含まれる次のダウンリンクキャリア/タイムスロットで、回答を送信する工程を更に備えることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  26. 前記加入者端末が第1の所定の閾値を超えるものでなければならない最低干渉度アップリンクキャリア/タイムスロットを、前記基地局に対するアクセス要求を送信するための前記キャリア/タイムスロットとして選択する工程を備え、選択されたアップリンクキャリア/タイムスロットについての2重ペアのダウンリンクキャリア/タイムスロットは、基地局において第2の所定の閾値を超えるものでなければならないことを特徴とする請求項24に記載の方法。
  27. 最低干渉度アップリンクキャリア/タイムスロットの、前記基地局に対するアクセス要求を送信するための前記キャリア/タイムスロットとして選択する工程において、前記加入者端末は、
    (1)ダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを有する2重キャリア/タイムスロットチャネル、
    (2)前記加入者端末に最も近い前記基地局のアクティブなトラヒックチャネルを有する2重キャリア/タイムスロットチャネル、
    (3)隣接基地局のアクティブなトラヒックチャネルを有する2重キャリア/タイムスロットチャネルと、ランダムキャリア上の最低干渉度2重キャリア/タイムスロットチャネル
    の優先順位を利用することを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. ある瞬間において、前記基地局と前記加入者端末間の接続が、前記システムの物理チャネル上で発生し、前記物理チャネルが符号、タイムスロット及び周波数によって定義されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  29. 前記加入者が属する前記通信システムと、それ以外の同一地理的範囲に存在する他の通信システムとを区別するために前記ブロードキャストシステム識別情報を利用する前記加入者端末をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  30. 前記ブロードキャストシステム識別情報を前記加入者が属する通信システムからのフレーミング送信に利用する前記加入者端末をさらに備えることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  31. 第2の通信システムと少なくとも部分的に地理的重複範囲を有する第1の通信システムの制御方法であって、前記第1の通信システムが、少なくとも第1のシステム加入者端末とエアーインターフェースを介して通信する1の第1のシステム基地局を備え、前記第1の通信システムにおける無線送信アクセスについて、時間分割多元アクセス(TDMA)コンポーネントを伴う符号分割多元アクセス(CDMA)を利用する方法は、
    共通ブロードキャスト物理チャネルを前記第1のシステム基地局から、少なくとも複数のアクティブなトラヒックキャリア/タイムスロット結合上でブロードキャストするために、CDMA符号を利用する工程であって、前記共通ブロードキャスト物理チャネルは、ブロードキャストシステム識別情報を含む工程と、
    前記第1のシステム加入者端末において、前記ブロードキャストシステム識別情報を、前記第1の通信システムからの送信と、前記第2の通信システムからの送信とを区別するために利用する工程とを
    備えることを特徴とする方法。
  32. 前記第1のシステム加入者端末の前記ブロードキャストシステム識別情報を、第1の通信システムにおけるフレーミング送信に利用する工程をさらに備えることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 前記共通ブロードキャスト物理チャネルにページング情報が更に含まれることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  34. 前記第1のシステム基地局のために、異なるタイムスロット上でアクティブな、少なくとも2つの前記共通ブロードキャスト物理チャネルを維持する工程をさらに備えることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  35. 前記二つの共通ブロードキャスト物理チャネルを、前記第1のシステム基地局がアクティブなトラヒックタイムスロット上に配置する工程と、もし、2未満のアクティブトラヒックチャネルしかない場合は、前記基地局がダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度の非トラヒックタイムスロット上に生成する工程とを更に備えることを特徴とする請求項34に記載の方法。
  36. 前記第1のシステム基地局がダミー共通ブロードキャスト物理チャネルが、最低干渉度タイムスロット上に残っているかどうかを確認するために監視する工程と、もし、そうでないならば、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度タイムスロットに再配置する工程とを更に備えることを特徴とする請求項35に記載の方法。
  37. 前記第1のシステム基地局がダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度タイムスロット上に生成する工程を更に備えることを特徴とする請求項33に記載の方法。
  38. 固定ダイレクトシーケンスCDMA符号を、共通ブロードキャスト物理チャネルとして利用する工程を更に備えることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  39. 前記第1のシステム基地局へアクセス要求を送信するためにキャリア/タイムスロットを選択する前記第1のシステム加入者端末を備えること特徴とする請求項31に記載の方法。
  40. 前記第1のシステム基地局へアクセス要求を送信するために前記加入者端末によって選択されたキャリア/タイムスロットを、トラヒックチャネルとしても利用する工程を備えることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  41. 少なくとも最低干渉度キャリア/タイムスロットを、前記第1のシステム基地局へ前記アクセス要求を送信するためのキャリア/タイムスロットとして選択する前記第1のシステム加入者端末を更に備えることを特徴とする請求項40に記載の方法。
  42. 前記アクセス要求の受信に応じて、受領されたアクセス要求のために、前記第1のシステム基地局は、前記第1のシステム加入者端末が前記第1のシステム基地局へのアクセス要求を送信するために選択した前記キャリア/タイムスロットの2重ペアに含まれる次のダウンリンクキャリア/タイムスロットで、回答を送信する工程を更に備えることを特徴とする請求項40に記載の方法。
  43. ある瞬間において、前記第1のシステム基地局と前記第1のシステム加入者端末間の接続が、前記第1の通信システムの物理チャネル上で発生し、前記物理チャネルが符号、タイムスロット及び周波数によって定義されることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  44. 第2の通信システムと少なくとも部分的に地理的重複範囲を有する第1の通信システムであって、前記第1の通信システムにおける無線送信アクセスについて、時間分割多元アクセス(TDMA)コンポーネントを伴う符号分割多元アクセス(CDMA)を利用する前記第1の通信システムは、
    少なくとも第1のシステム加入者端末とエアーインターフェースを介して第1のシステム加入者端末と通信する1の第1のシステム基地局を備える前記第1の通信システムと、
    共通ブロードキャスト物理チャネルを、少なくとも複数のアクティブなキャリア/タイムスロット結合上で、CDMA符号を利用してブロードキャストする前記第1のシステム基地局と、
    ブロードキャストシステム識別情報を含む前記共通ブロードキャスト物理チャネルと、
    前記ブロードキャストシステム識別情報を、前記第1の通信システムからの送信と、前記第2の通信システムからの送信とを区別するために利用する前記第1のシステム加入者端末と
    備えることを特徴とするシステム。
  45. 前記第1のシステム加入者端末が、前記ブロードキャストシステム識別情報を、第1の通信システムにおけるフレーミング送信に利用することを特徴とする請求項44に記載のシステム。
  46. 前記第1のシステム基地局は、前記共通ブロードキャスト物理チャネルに更にページング情報を含むことを特徴とする請求項44に記載のシステム。
  47. 前記第1のシステム基地局は、異なるタイムスロット上でアクティブな、少なくとも2つの前記共通ブロードキャスト物理チャネルをブロードキャストすることを特徴とする請求項44に記載のシステム。
  48. 前記第1のシステム基地局は、前記2以上の共通ブロードキャスト物理チャネルを、アクティブなトラヒックタイムスロット上に配置し、もし、2未満のアクティブトラヒックチャネルしかない場合は、前記基地局がダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度の非トラヒックタイムスロット上に生成することを特徴とする請求項47に記載のシステム。
  49. 前記第1のシステム基地局がダミー共通ブロードキャスト物理チャネルが、最低干渉度タイムスロット上に残っているかどうかを確認するために監視し、もし、そうでないならば、ダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度タイムスロットに再配置することを特徴とする請求項48に記載のシステム。
  50. 前記第1のシステム基地局がダミー共通ブロードキャスト物理チャネルを最低干渉度タイムスロット上に生成することを特徴とする請求項44に記載のシステム。
  51. 固定ダイレクトシーケンスCDMA符号が、共通ブロードキャスト物理チャネルとして利用されることを特徴とする請求項44に記載のシステム。
  52. 前記第1のシステム加入者端末が、前記第1のシステム基地局へアクセス要求を送信するためにキャリア/タイムスロットを選択すること特徴とする請求項44に記載のシステム。
  53. 前記第1のシステム基地局へアクセス要求を送信するために前記加入者端末によって選択されたキャリア/タイムスロットが、トラヒックチャネルとしても利用されることを特徴とする請求項52に記載のシステム。
  54. 前記第1のシステム加入者端末が、少なくとも最低干渉度キャリア/タイムスロットを、前記第1のシステム基地局へ前記アクセス要求を送信するためのキャリア/タイムスロットとして選択することを特徴とする請求項52に記載のシステム。
  55. 前記第1のシステム基地局が、前記アクセス要求の受信に応じて、受領されたアクセス要求のために、前記第1のシステム加入者端末が前記第1のシステム基地局へのアクセス要求を送信するために選択した前記キャリア/タイムスロットの2重ペアに含まれる次のダウンリンクキャリア/タイムスロットで、回答を送信することを特徴とする請求項52に記載のシステム。
  56. ある瞬間において、前記第1のシステム基地局と前記第1のシステム加入者端末間の接続が、前記第1の通信システムの物理チャネル上で発生し、前記物理チャネルが符号、タイムスロット及び周波数によって定義されることを特徴とする請求項52に記載のシステム。
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