JP4523013B2 - 不織布製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高分子物質からなるナノファイバを堆積し、不織布を製造する不織布の製造装置に関する。
高分子物質から成り、サブミクロンスケールの直径を有する糸状物質(以下、「ナノファイバ」と記す。)を製造する方法として、エレクトロスピニング(電荷誘導紡糸)法が知られている。
このエレクトロスピニング法とは、コレクタ(収集電極)に対し高電圧を印加した針状のノズルから溶媒中に高分子物質を分散させた高分子溶液をコレクタに向かって噴射(流出)させることにより、ナノファイバを得る方法である。より具体的には、噴射ノズルを高電圧にすることにより帯電した高分子溶液が空間中に噴射され、溶媒が蒸発するに伴い空間中を飛翔中の高分子溶液の電荷密度が上昇する。そして、高分子溶液中に発生する反発方向のクーロン力が高分子溶液の表面張力より勝った時点で高分子溶液が爆発的に線状に延伸される現象(静電爆発)が生じる。この静電爆発が、空間において次々と発生することで、サブミクロンの直径の高分子から成るナノファイバが製造される。
また、前述の方法で製造されたナノファイバを基板上に堆積させることで、立体的な網目を持つ3次元構造の薄膜を得ることができ、さらに厚く形成することでサブミクロンの網目を持つ高多孔性ウェブ(不織布)を製造することができる。
このようにエレクトロスピニング法を採用して製造されたウェブは、ナノオーダーの孔からなる高多孔性であり、ウェブ全体としての表面積が広いため、フィルタや電池のセパレータや燃料電池の高分子電解質膜や電極等に適用され、高い効果を得ることが期待されている。
従来、ナノファイバを多量に製造してナノファイバからなる実用的なウェブを製造する方法として、複数のノズルを並列に配置し、多量のナノファイバを堆積させてウェブを製造する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−201559号公報
従来、実験や研究により下記の知見が得られている。
すなわち、コレクタ上に堆積されるナノファイバの堆積方向の均一性や堆積量の空間的均一性等を高める為には高分子溶液を噴射するためのノズルと製造されたナノファイバを収集するコレクタとの距離を出来る限り短くする方が望ましい。また、ノズルとコレクタとの間の電圧が高ければ高いほど、1次爆発ばかりでなく2次爆発以降の高次の静電爆発が発生する回数が増加し、製造されるナノファイバの径が微細になる。
一方、ノズルとコレクタとの距離を長くするほど、溶媒の蒸発量が増加し、高次の静電爆発が発生する回数が増加する。また、ノズルとコレクタとの間の電圧が低いほど、また、ノズルとコレクタとの距離を長くするほどノズルとコレクタとの間で発生する異常放電を抑制することができる。
ナノファイバにより不織布を製造する場合、上記相反する観点に鑑み、妥協点としてノズルとコレクタとの距離、及び、電圧が決定されている。
ところが、前記特許文献1に記載されているように複数のノズルを配置し、多量のナノファイバを製造し、不織布を得ようとした場合、従来決定されていたノズルとコレクタとの距離や電圧では、堆積方向の均一性や堆積量の空間的均一性等を確保することが困難になる状況を見出した。
上記問題に鑑み、本願発明者らは鋭意研究と実験との結果、図8に示すように、ノズル1からコレクタ2に向かって発生する電気力線4とコレクタ2の表面との幾何学的関係、特にコレクタ2のエッジ部分5の形状がナノファイバの堆積方向の均一性や堆積量の空間的均一性等と関係するとの考えに至り、ナノファイバの堆積性能に好適なコレクタ形状やノズルの配置などを見出した。なお、図8には、コレクタ2の上にシート3が配置されている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、ナノファイバからなる不織布を製造するに当たり、ナノファイバの体積方向の均一性や堆積量の空間的均一性を確保することができる不織布製造装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために本願発明にかかる不織布製造装置は、電圧が印加され、ナノファイバ製造用の原料液を噴射する噴射孔を有する噴射手段と、前記噴射手段と異なる電圧が印加され、ナノファイバを収集する収集電極を備える不織布製造装置であって、前記収集電極は、前記噴射孔から望む前記収集電極の面の周縁部に前記噴射孔から遠ざかる方向に曲がる曲面部を備えることを特徴とする。
これにより、収集電極120のエッジ部分がなだらかに噴射孔から遠ざかり、電場の急激な変化を回避することができる。従って、電気力線の極端な偏在などを抑止して、ナノファイバの堆積方向の均一性や、堆積量の空間的均一性を確保することが可能となる。
さらに、前記収集電極の曲面部の曲率半径方向に前記噴射孔を備えてもよい。
これにより、ナノファイバの堆積性能を向上させることが可能となる。
また、前記曲面部の曲率半径は、前記曲率半径方向に向く噴射孔の内、前記曲面部と最も近い前記噴射孔と前記曲面部との距離の4分の1以上10倍以下であることが望ましい。
これにより、有効な曲面部を実現することが可能となる。
さらに、前記収集電極の前記噴射孔側に配置され、製造されたナノファイバを堆積状に保持する被堆積手段と、前記被堆積手段を所定方向に移動させる移動手段とを備え、前記収集電極は、前記堆積手段の移動方向と交差する方向を軸方向とする円筒形状であっても良い。
これにより、長尺の不織布を製造することが可能となり、しかも製造された不織布の幅方向の厚さの均一性などを確保することが可能となる。
さらに、前記堆積手段の移動方向と垂直に複数個広がって配設される前記噴射孔であって、隣接する噴射孔は前記移動方向に相互にずれて配設されてもよい。
これにより、噴射孔相互の影響による電気力線の乱れを可及的に防止することができ、噴射孔側から製造される不織布の幅方向の均一性を担保することが可能となる。
本発明によれば、ナノファイバの体積方向の均一性や堆積量の空間的均一性を確保することができ、均質な不織布を製造することが可能となる。さらに、高い効率で不織布を製造しても、前記不織布の均一性を確保することが可能となる。
次に、本発明にかかる不織布製造装置の実施の形態を説明する。
図1は、本発明にかかる不織布製造装置を概略的に示す斜視図である。
同図に示すように不織布製造装置100は、噴射手段110と、収集電極120と、被堆積手段としてのシート160とを備えている。なお、噴射される原料液と、製造されつつあるナノファイバとは明確に区別できないため、いずれにも200の符号を付し、製造された不織布には210を付している。
噴射手段110とは、ナノファイバを製造するための原料液を噴射(流出)する噴射孔を備えた装置であり、電源150aに接続されて所定の電位に維持されるものとなっている。また、原料液を貯蔵するタンク(図示せず)と接続されるパイプ111が噴射手段110に接続されており、所定の圧力で原料液が供給されるようになっている。
収集電極120は、噴射手段110に対し所定の電圧が印加されるように電源150bに接続され、製造されたナノファイバを収集するための装置である。なお、噴射手段110と収集電極120とは種々の態様があり、また、それらの組み合わせ態様も種々存在する。図1においては、噴射手段110及び収集電極120については一点鎖線で象徴的に示しており、これらの具体的態様については後述する。
シート160は、空間中で製造されたナノファイバ200が堆積する対象となる部材であり、堆積したナノファイバ200と容易に分離可能な材質で構成された薄く柔軟性のある長尺のシートである。シート160は、ロール状に巻き付けられた状態で供給され、ナノファイバ200が堆積する部分をゆっくりと移動手段170により図中矢印方向に移動するものとなっている。そして、シート160上で製造された不織布210とともに再びロール状に巻き付けられるようになっている。
移動手段170は、シート160を所定の張力を維持しつつ一方方向に送ることができる装置であり、モータ(図示せず)などの駆動により図に示されるローラーを回転させてシート160を移動させるものである。
(噴射手段と収集電極との具体例1)
図2は、噴射手段および収集電極の具体例を示す図である。
なお、同図は、噴射手段110と収集電極120との関係を示すため、噴射手段110を大きく示しているが、実際は、収集電極120の径が数メートルの大きさであるのに対し、ノズル113の先端の径は数ミリ程度である。
同図に示す収集電極120は、円筒形状となされており、シート160の移動に伴い、または同期して回転しうるものとなされている。また、収集電極120は、収集電極120の端面に向かって徐々に縮径するように、円筒形状のエッジ部分にアール面取りが施されている。
なお、収集電極120は、真円ばかりでなく、円に近似できるような多角形でも構わない。
噴射手段110は、原料液を噴射する噴射孔(図示せず)を先端に備えたノズル113を複数個備えている。ノズル113は、シート160の移動方向と垂直な方向(図中X方向、シート160の幅方向)に等間隔に広がって配置されている。ノズル113は、Y方向に対し斜め直線上に配置されている。従って、隣接するノズル113同士は、Y方向にずれて配置されている状態となる。また、ノズル113は、収集電極120の回転軸に向かって原料液200を噴射できるように前記回転軸を中心とする放射方向に配置されている。X方向の最端部にあるノズル113と他の最端部にあるノズル113と(シート160の幅方向両端部にあるノズル113)は、X方向の距離がシート160の幅よりも狭く設定され、また、曲面部の曲率中心cに向かうように傾いている(図3参照)。
以上のようにノズル113を配置することにより、収集電極120とノズル113とを所定の距離に維持したまま、ノズル113相互の距離を長くすることができるとともに、隣接するノズル113から製造されるナノファイバ200のシート160上の堆積位置を任意に重ね合わせることができる。
従って、ノズル113同士が影響し合うことによる電気力線の乱れを抑止し、シート160の幅方向におけるナノファイバ200の堆積量の位置的な偏りを防止して、シート160の幅方向において厚さの均一な不織布を製造することが可能となる。
図3(a)は、噴射手段及び収集電極をY方向から望み、収集電極とシートを切断して示す図である。
同図に示すように、ノズル113から望む収集電極120のX方向両端部は、R面取りが施され曲面部122を形成している。つまり、ノズル113から望む収集電極120の周縁部は、ノズル113からなだらかに遠ざかり収集電極120の周端に達する。従って、所定の電圧が印加される収集電極120とノズル113との関係が急激に変化する状態を回避することができ、仮想的にはノズル113から収集電極に至る電気力線乱れ(例えば電気力線の局所的な集中)が発生しにくい状態を創出することができる。これは、Y方向についても同様の状態であり同様の効果を奏することができる。
これにより、ノズル113から原料液200が噴射され製造されるナノファイバ200がシート160に堆積する際、ナノファイバ200の堆積方向の均一性や堆積量の均一性を確保することができる。引いては、不織布210を安定して製造することができるとともに、不織布210自体の性能を向上させることが可能となる。
また、収集電極120の曲面部122の表面の曲率半径L1と、ノズル113先端から曲面部122の表面までの最短距離L0との関係は、L0×10≧L1≧L0/4が望ましい。さらには、L0×5≧L1≧L0/2の範囲が好適である。さらに、収集電極120の最大径をL2とした場合もL0×10≧L2≧L0/4を満たすことが望ましい。
曲率半径L1がL0の10倍より大きい場合、ノズル113が配置されるX方向の最大幅よりも収集電極120の幅をかなり大きくしないと、ノズル113に対し収集電極120が十分に遠ざからない。この場合、収集電極120の幅をある程度短く設定し省スペース化を図るものとすると、従来の平板形状の収集電極と同じようにノズル113から収集電極120の端縁部分のエッジが望めるようになり、この部分で電気力線が乱れ、ナノファイバ200の堆積状態が悪化する。
一方、曲率半径L1がL0の4分の1より小さい場合、ノズル113に対し収集電極120が急激に遠ざかるため、従来の平板形状の収集電極と同じように電気力線の乱れが生じやすくなる。従って、ナノファイバ200の堆積状態の悪化が考えられる。
なお、上記において曲面部122の形状を曲率半径で規定しているが、曲面部122の形状は円に限定されるものではない。同図(b)において、斜線で示す範囲内に含まれる断面形状を有する曲面であれば、曲面部122の形状は楕円等任意の曲面であっても上記範囲内にある曲面とする。
(噴射手段と収集電極との具体例2)
図4は、噴射手段および収集電極の他の具体例を示す図である。
なお、同図は、噴射手段110と収集電極120との関係を示すため、噴射手段110を大きく示しているが、実際は、収集電極120が数メートルの大きさであるのに対し、ロータリーシリンダ114の径は数センチ程度である。
同図に示す収集電極120は、平板の全周に渡って周縁部が噴射孔112から遠ざかるような滑らかな曲面を備える形状となっている。
収集電極120は、不織布製造装置100に対して固定状に配置されており、移動するシート160とは摺擦状態となる。
このような収集電極120とすれば、収集電極120を回転させる必要が無いため、収集電極120の電位を容易に安定させることができ、また、容易に小型化が可能になる。
噴射手段110は、多数の噴射孔112を備えるノズル113が周壁に多数個備えられた円筒形のロータリーシリンダ114を備えている。
図5(a)は、噴射手段の斜視図、(b)は、断面図である。
同図に示すように、噴射手段110は、遠心力により原料液を噴射(流出)する装置であり、ロータリーシリンダ114と、原料液200を貯蔵するタンク115と、タンク115とロータリーシリンダ114とを接続するパイプ111と、パイプ111と兼用される回転軸となるシャフト301と、回転体支持体312と、ベアリング310と、ギア307、308と、回転手段306とを備えている。
ロータリーシリンダ114は、回転体支持体312に対しシャフト311とベアリング310とを介して回転可能に軸支されている。また、ブラシ315を介し電源150aにより所定の電位に維持される。ロータリーシリンダ114は、回転体支持体312に取り付けられている回転手段306とギア307、308を介して接続されており、回転手段306から付与される駆動力により回転するものとなっている。
また、シャフト301の一方には原料液200流通用のパイプが接続され、タンク115から供給される原料液200をポンプ117で圧送され、シャフト301の周壁に穿設される孔を通ってロータリーシリンダ114内部に原料液200が供給されるものとなっている。このように、シャフト301の周壁に設けられる孔を介して原料液がロータリーシリンダ114に供給されることで、原料液200が軸方向に均等に供給され、均等な量で原料液200を噴射することができるようになっている。
以上のような噴射手段110を採用すれば、比較的大量のナノファイバ200を一度に製造することができ、効率よく不織布210を製造することが可能となる。
(噴射手段と収集電極との具体例3)
図6は、噴射手段および収集電極の他の具体例を示す斜視図である。
図7は、噴射手段および収集電極の他の具体例を示す正面図である。
なお、同図は、噴射手段110と収集電極120との関係を示すため、噴射手段110を大きく示しているが、実際は、収集電極120の径が数メートルの大きさであるのに対し、縦型シリンダ116の径は数センチ程度である。
同図に示す収集電極120は、球面の一部であり、不織布製造装置100に対して固定状に配置されている。従って、移動するシート160とは摺擦状態となる。
このような収集電極120とすれば、収集電極120を回転させる必要が無いため、収集電極120の電位を容易に安定させることができ、また、容易に小型化が可能になる。
噴射手段110は、多数の噴射孔112を備えるノズル113が周壁に多数個備えられた円筒形の縦型シリンダ116を備えている。
縦型シリンダ116は、モータ118によって回転駆動され、遠心力により原料液200を水平方向に噴射するものとなっている。
この縦型シリンダ116によれば、収集電極120に対して小さな径のシリンダ116でも比較的広範囲に多量のナノファイバ200を製造することが可能となる。
また、小さな縦型シリンダ116に対して収集電極120を大きくすることができるため、縦型シリンダ116から望む収集電極120の端縁を遠方に設定することができ、収集電極120の端縁部に備える曲面部の効果をさらに高めて、ナノファイバ200の堆積性能を向上させることができる。また、当該縦型シリンダ116は小型でも十分なナノファイバ200製造能力を備えているため、ナノファイバ200の堆積性能を維持しつつ、高い生産性を確保することも可能である。
また、前記ナノファイバ200の製造範囲は縦型シリンダ116の回転速度により調整することができ、この回転速度を経時的に変化させることによって、さらに、ナノファイバ200の堆積性能を向上させることが可能である。
以上の構成にすると、縦型シリンダ116と収集電極120との空間的位置関係がXY平面上等価となり、電気力線の偏在などを容易に回避することができる。従って、ナノファイバ200のシート160上における堆積状態の空間的均一性を確保して、均一な不織布210を製造することが可能となる。
なお、収集電極120の形状は上記に限定されるわけではなく、楕円球など任意の曲面を有する収集電極120であってよい。また、平面を備えても良いことは勿論である。
本発明は、微小多孔性を利用したフィルタや表面積の広さを利用した触媒の担持体などに適用できる不織布の製造装置などに利用できる。
本発明にかかる不織布製造装置を概略的に示す斜視図である。 噴射手段および収集電極の具体例を示す図である。 (a)は、噴射手段及び収集電極をY方向から望み、収集電極とシートを切断して示す図、(b)は曲面の形状の許容範囲を示す概念図である。 噴射手段および収集電極の他の具体例を示す図である。 (a)は、噴射手段の斜視図、(b)は、断面図である。 噴射手段および収集電極の他の具体例を示す斜視図である。 図7は、噴射手段および収集電極の他の具体例を示す正面図である。 従来のノズルとコレクタとの関係を示す図である。
符号の説明
100 不織布製造装置
110 噴射手段
111 パイプ
112 噴射孔
113 ノズル
114 ロータリーシリンダ
115 タンク
116 縦型シリンダ
117 ポンプ
118 モータ
120 収集電極
122 曲面部
150 電源
150a 電源
150b 電源
160 シート
170 移動手段
200 ナノファイバ
200 原料液
210 不織布
301 シャフト
306 回転手段
307 ギア
308 ギア
310 ベアリング
311 シャフト
312 回転体支持体
315 ブラシ

Claims (5)

  1. 電圧が印加され、ナノファイバ製造用の原料液を噴射する噴射孔を有する噴射手段と、前記噴射手段と異なる電圧が印加され、ナノファイバを収集する収集電極を備える不織布製造装置であって、
    前記収集電極は、前記噴射孔から望む前記収集電極の面の周縁部に前記噴射孔から遠ざかる方向に曲がる曲面部を備える不織布製造装置。
  2. 前記噴射手段は、前記収集電極の曲面部の曲率半径方向に前記噴射孔を備える請求項1に記載の不織布製造装置。
  3. 前記曲面部の曲率半径は、前記曲率半径方向に向く噴射孔の内、前記曲面部と最も近い前記噴射孔と前記曲面部との距離の4分の1以上10倍以下である請求項2に記載の不織布製造装置。
  4. さらに、
    前記収集電極の前記噴射孔側に配置され、製造されたナノファイバを堆積状に保持する被堆積手段と、
    前記被堆積手段を所定方向に移動させる移動手段とを備え、
    前記収集電極は、前記堆積手段の移動方向と交差する方向を軸方向とする円筒形状である請求項1に記載の不織布製造装置。
  5. さらに、
    前記堆積手段の移動方向と垂直に複数個広がって配設される前記噴射孔であって、隣接する噴射孔は前記移動方向に相互にずれて配設される請求項4に記載の不織布製造装置。
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