JP4521630B2 - 積層シート材断裁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、製本、リーフレット作成などにおいて、積層した紙、フィルムなどのシート材を断裁するための装置に関する。
従来の積層シート材断裁装置は、片刃刃物と断裁時に生じる積層シートのずれを防止するための押えとを備えている。(例えば特許文献1、特許文献2および特許文献3参照。)
特開2000−254892号 公報 特開2003−136471号 公報 特表2003−508241号 公報
従来の積層シート材断裁装置においては、片刃刃物の刃先側の積層シート材を固定保持するための押えを有し、押えがある側の積層シート材は、刃物の刃先軌跡の沿って切り口が積層シート材の積載面に垂直となるように断裁され、押えがない側の積層シート材は、断裁の進行とともに、刃物によって押し退けられる。
すなわち、片刃の刃物では、断裁時に積層シート材に働く力は、刃物の左右で非対称であり、この力によって断裁面にずれを生じては、本あるいはリーフレットなどの製品の品位を著しく損なうことになるので、ずれを抑制する目的で押えを必要とするのである。
刃物が断裁を開始するに先立って、押えは積層シート材を積層台上に固定保持し、断裁作業中もこの状態を維持し続けることが必要であるので、通常刃物と押えとはそれぞれ別個に電動機、油圧アクチュエータなどによって駆動される。
断裁時に刃物は所期の軌跡すなわち積層シート材に対して垂直な面内で移動しなくてはならないが、前述のように断裁力は非対称であるので、これに抗するように刃物の摺動案内も刃物自体も十分大きな剛性を持つよう強固な構造としなくてはならない。
本発明は、このような従来の構成が有する問題を解決して、より簡素で軽量な積層シート材断裁装置を提供することを目的とする。
本発明の積層シート材断裁装置は、上記目的を達成するために、2mm以下の厚さと切断幅以上の長さの真直な両刃刃物の両側面を摺動案内あるいは固定補強した構造のものである。
刃物の側面を案内する部材のうち少なくとも片側が積層シート材の押えを兼用する構造とすれば、積層シート材の切り口を一層均一にそろえることができるのと同時に、刃物への触手を妨げる点で、安全上も望ましい。
上述のように、本発明の積層シート材断裁装置では、薄刃の両刃刃物を用いるために、積層シート材に対しては左右均等な力が作用するので、従来の装置のように強力な押えや切断位置を一定位置に保持するための高剛性の刃物や刃物のための摺動案内を必要とせず、装置を極めて軽量で簡素なものとすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1〜図4は、本発明の実施例1を示し、両刃の刃物10は両側を補強材11に挟まれて駆動桿12に固定され、積層シート材13は固定フレーム14上の積層台15に置かれ、駆動桿12と固定フレーム14は両端の駆動ねじ16、17で連結されている。
駆動ねじ16、17を回転すれば、駆動桿12、補強材11と一体の刃物10の刃先18は、積層シート材13を断裁する。
刃物10は、薄い両刃であるので、積層シート材13に対して、左右均等に嵌入して断裁を行うので、作業中のずれを防止するための押えがなくても揃った断裁面を得ることができるが、刃物の厚さだけ積層シート材は左右に移動することになるため、刃物の厚さが2mm程度よりも大きいと、左右の積層シート材の移動や撓みの難易が断裁位置のばらつきを生じる傾向となるので、刃物の厚さは2mm以下でできるだけ薄いことが望ましい。
一般の事務や複写に使用される普通紙では、断裁のために必要な力は、幅1cmあたり20〜50N程度(紙質や刃物の形状・鋭利さによって変化する)で、約30cm幅のA3版用紙を断裁するためには、600〜1500N程度の力が必要であり、刃物が薄くなれば、断裁に必要な力によって、刃物に座屈や曲がりなどの変形を生じ易くなるので、これを防止して必要な力を伝えるために、刃物は別の部材によって補強した構造とすることが必要である。
図5および図6は本発明の実施例2を示し、両刃の刃物20が両側を補強材21に挟まれて駆動桿22に固定され、積層シート材13が固定フレーム14上の積層台15に置かれた構造は、実施例1と同様であるが、補強材21の両側面に摺動案内された押え26はばね27によって積層シート材を押える向きに付勢されており、ピン25により刃先28を覆うと同時にその両面を案内する位置に保持されている。
駆動桿22が移動して押え26が積層シート材に接触すると、押え26はその位置に留まり、補強材21、駆動桿22と一体の刃物20は積層シート材13を断裁する。
このような構造とすれば、断裁開始時、刃物20は刃先先端まで摺動案内され、押え26によって断裁中の積層シート材を固定して切り口の精度を一層安定にする効果があり、加えて刃先への触手などの危険を避ける点でも望ましい構造とすることができる。
従来の断裁装置のように片刃の刃物自体が積層シート材にずれを生じさせることはないので、この場合の押えは、積層シートを強力に固定する必要はなく、むしろ刃先の案内および安全カバーの役目のほうが重要であり、したがって従来の構造の断裁装置で用いられているように押えを駆動するための専用の動力源を備える必要はなく、ここに示したようなばねによって押える構造で十分安定に機能させることができる。
図7および図8は、本発明の実施例3を示し、刃物30はその両面を摺動案内31に挟まれ、その上端を駆動桿32に固定されており、駆動桿32が移動すると刃物30はその刃先38を突出させて積層シート材13を断裁する。
刃物30は薄板状であるので、このように摺動案内を設けることにより、断裁に必要な力を加えることによる座屈や曲がり、折損の危険を避けることができる。
実施例3における摺動案内31は、実施例2の押え26と同様に摺動可能として、ばねなどの付勢手段を設ければ、積層シートの押えとして機能させることが可能である。
押えは刃物の両側に設ける必要はなく、片側のみとすることもでき、このようにした場合、特に断裁装置を手動で操作するとき、すべての積層シート材が断裁されているか否かの確認が容易となる。
本発明の積層シート材断裁装置は、特許文献1あるいは特許文献2に示されたように油圧シリンダあるいは電動機の駆動源を備えたものとすることができ、その場合、駆動桿のみを往復移動させればよいので、極めて簡素で軽量な構造とすることができる。
また本発明の積層シート材断裁装置は、刃物として市販のカッター替刃を利用することもでき、必要に応じて交換可能な構造とすることも容易であるので、例えば特許文献3に示されるような高剛性の刃物を用いることに比較して、重量、費用両面で極めて扱い易いものを提供することができる。
本発明の実施例1を示す斜視図 本発明の実施例1を示す正面図 図2におけるA−A線断面図 図2におけるB−B線断面図 本発明の実施例2の待機状態を示す断面図 本発明の実施例2の断裁完了状態を示す断面図 本発明の実施例3の待機状態を示す断面図 本発明の実施例3の断裁完了状態を示す断面図
符号の説明
10、20、30 刃物
11、21 補強材
12、22、32 駆動桿
13 積層シート材
14 固定フレーム
15 積層台
16、17 駆動ねじ
18、38 刃先
26 押え
27 ばね
31 摺動案内

Claims (1)

  1. 2mm以下の厚さと切断幅以上の長さの真直な両刃刃物を用いて、前記両刃刃物が断裁に必要な力が加えられることによる座屈や曲がり、折損の危険を避けるように両側面を摺動案内し、前記両側面を案内する部材のうち少なくとも片側が前記両刃刃物に先行して裁断される積層シート材に接触、押圧することにより裁断中の前記積層シート材を固定して切り口の位置の精度を安定させる押えを兼用する構造の積層シート材裁断装置。
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