JP4521202B2 - 蒸気タービン発電プラント - Google Patents

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Description

本発明は、より一層の発電効率の向上を図る蒸気タービン発電プラントに関する。
最近の火力発電プラントでは、発電効率のより一層の向上強化と相俟って使用する燃料の種類の見直しが行われている。
従来、火力発電プラントは、燃料として不純物を殆ど含まない液化天然ガス(LNG)を、ガスタービンと蒸気タービンを組み合せたコンバインドサイクルに使用し、50%を超える高い送電端発電効率を得ていた。
しかし、埋蔵量の少ない液化天然ガスに較べて比較的埋蔵量の多い石炭を利用すると、コンバインドサイクル発電プラント用の燃料として適用させることが難しくなり、石炭をガス化させ、ガスタービンと蒸気タービンを駆動する石炭ガス化複合発電プラント(IGCC)が実証機の段階に入ってきている。この石炭ガス化複合発電プラントは、現状の効率が40%を少し上回る程度の送電端効率である。
また、石炭を燃料として使用する火力発電プラントの多くは、塊状の石炭を微粉炭にしてボイラ用燃料として燃焼させ、蒸気タービンを駆動させて動力を取り出している。
ところで、蒸気タービン発電プラントは、例えば、文献「蒸気タービン」(ターボ機械協会編、1990年、39ページ、日本工業出版発行)に見られる構成になっている。この蒸気タービン発電プラントは、図6に示すように、ボイラ1、蒸気タービン部2、復水給水系3からなるランキンサイクルのシステム構成になっている。
ボイラ1は、蒸気発生器4と再熱器5を収容し、燃料6として石炭、特に微粉炭を使用し、空気7を加えて燃焼ガスを生成し、生成した燃焼ガスの熱で蒸気発生器4および再熱器5から蒸気を生成させている。
蒸気タービン部2は、互いを軸直結させた高圧タービン8、中圧タービン9、低圧タービン10、発電機11を備え、ボイラ11の蒸気発生器4から生成された蒸気を蒸気弁12で流量制御して、高圧タービン8に供給し、ここで膨張仕事をさせた後、再びボイラ1の再熱器5で再熱させ、再熱蒸気として中圧タービン9に供給し、膨張仕事をさせた後、再び低圧タービン10でも膨張仕事をさせ、その際に発生する動力で発電機11を駆動している。
復水給水系3は、復水器13、給水ポンプ14を備え、蒸気タービン部2に低圧タービン10から膨張仕事を終えたタービン排気を復水器13で凝縮し、凝縮した復水を給水ポンプ14で昇圧して給水にし、この給水をボイラ1の蒸気発生器4に戻している。
このような構成の蒸気タービン発電プラントは、発電プラントの発電効率が比較的低く、より一層高い発電プラントの発電効率の向上強化の見直しが行われている。その一つに燃料として水素利用の技術があり、一例として、特開平2−130204号公報に開示されている。
この技術は、水素を酸素で燃焼させ、その際に生成された蒸気にボイラ内で生成された蒸気を加え、蒸気の温度を高め、プラント熱効率の向上を図ったものである。
特開平2−130204号公報 文献「蒸気タービン」(ターボ機械協会編、1990年、39ページ、日本工業出版発行)
一般に、蒸気タービンサイクルは、作動流体である蒸気のタービン入口温度を上げると、その発電効率が向上することがよく知られている。その温度上限が、ボイラや蒸気タービンの材料の耐熱温度によって制限されるため、実用化されているタービン入口温度は620℃程度が最高である。
材料の耐熱温度を超える蒸気温度を扱い、発電効率をより一層向上させることを目指した技術として上述の特開平2−130204号公報がある。この技術によれば、ボイラで約600℃に昇温された蒸気に水素を酸素で燃焼させて生成した蒸気を混合させ、約800℃の高温蒸気にし、この高温蒸気に膨張仕事をさせて動力を取り出している。
しかし、この技術による蒸気タービンは、現在のところ、未だ実用化されていない。この主たる要因は、現状、燃料にする水素の製造、生産コストがかかり、発電効率の向上分だけでは、到底、補うことができないためである。
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、安価な石炭などのボイラ燃料を主として使用し、部分的には液化天然ガスなどの炭化水素系を燃料として使用し、発電効率の向上を図った蒸気タービン発電プラントを提供することを目的とする。
本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、前記燃料改質器に供給する炭化水素系の燃料は、その入熱量をボイラに投入する燃料の入熱量の40%以下の範囲に設定されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項2に記載したように、ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、前記燃焼過熱器の入口側に前記ボイラから供給される高温蒸気を調節する蒸気弁を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項3に記載したように、ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、前記燃焼過熱器に供給される高温蒸気、燃料ガスおよび支燃材のそれぞれの流量を連動して制御する制御部を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項4に記載したように、ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、前記ボイラから供給される蒸気は蒸気発生器にて発生させた高温蒸気であり、前記燃焼過熱器は前記蒸気発生器と蒸気タービン部の高圧タービンとの間に設けられることを特徴とするものである。
また、本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項5に記載したように、ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、前記ボイラから供給される蒸気は再熱器にて発生させた再熱蒸気であり、前記燃焼過熱器は前記再熱器と蒸気タービン部の中圧タービンとの間に設けられることを特徴とするものである。
また、本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項6に記載したように、ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、前記ボイラは、蒸気発生器から生成される高温蒸気を抽気し、その抽気蒸気を冷却蒸気として蒸気タービン部の中圧タービンの高温部に供給する冷却蒸気供給系を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項7に記載したように、ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器と、前記燃料改質器にて水蒸気改質させた改質ガスに含まれる二酸化炭素を分離する二酸化炭素分離器とを備え、前記二酸化炭素分離器にて二酸化炭素を分離したガスを燃料ガスとして燃焼過熱器に供給することを特徴とするものである。
また、本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項8に記載したように、ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、前記燃料改質器には、復水給水系から抽水した水が供給されることを特徴とするものである。
また、本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項9に記載したように、前記支燃剤は酸素であることを特徴とするものである。
また、本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項10に記載したように、前記支燃剤は、空気分離器で空気から分離された酸素であることを特徴とするものである。
また、本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項11に記載したように、前記復水給水系の復水器に接続され、前記蒸気タービン部からのタービン排気を凝縮させる際、分離させた不凝縮ガスを圧縮させる圧縮機とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、上述の目的を達成するために、請求項12に記載したように、前記ボイラは、蒸気発生器から生成される高温蒸気を抽気し、その抽気蒸気を冷却蒸気として蒸気タービン部の高圧タービンの高温部に供給する冷却蒸気供給系を備えたことを特徴とするものである。
本発明に係る蒸気タービン発電プラントは、蒸気タービン部の入口側に燃焼過熱器を備え、この燃焼過熱器で、ボイラの蒸気発生器からの高温蒸気に酸素と炭化水素系の燃料を加えて高々温蒸気を生成する構成にしたので、高々温蒸気の高い熱エネルギの下、蒸気タービン部により一層高い発電効率を維持させることができる。
以下、本発明に係る蒸気タービン発電プラントの実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
図1は、蒸気タービン発電プラントの第1実施形態を示す概略系統図である。
本実施形態に係る蒸気タービン発電プラントは、大別して蒸気発生器20、再熱器21を収容するボイラ22と、高圧タービン23、中圧タービン24、低圧タービン25、発電機26を互いに軸結合させた蒸気タービン部27と、復水器28、給水ポンプ29を備えた復水給水系30とで構成される従来技術に対し、ボイラ22と蒸気タービン部27の高圧タービン23との間に設けられ、負荷(出力)に応じた制御部46からの制御指令に基づき、それぞれが適正流量に制御され、ボイラ22の蒸気発生器20から生成される高温蒸気31と、炭化水素系の燃料32と、空気分離器33で空気から分離された酸素34とを互いに混合させ、温度900℃の高温蒸気を生成して蒸気タービン部27の高圧タービン23に供給する燃焼過熱器35を設けたものである。
以下に、具体的に説明する。
復水給水系30の給水ポンプ29で昇圧された高圧水36は、ボイラ22に供給される。
ボイラ22では、石炭に代表される燃料38が空気37で燃焼される。高温燃焼ガスからの熱を受けた高圧水36は、蒸気発生器20で600℃程度の高温蒸気31になる。高温蒸気31は、蒸気弁39を介して燃焼過熱器35に供給される。
燃焼過熱器35は、液化天然ガス等の炭化系水素を含む燃料32と、空気分離器33で空気から分離した酸素34とが供給され、燃焼させて高温蒸気31と混合し、少量の燃焼ガスを含む温度900℃の高々温蒸気40を生成する。
高々温蒸気40は、蒸気タービン部27の高圧タービン23に供給され、膨張仕事を行い、その際、動力を生成させる。また、高圧タービン23では、ボイラ22の蒸気発生器20から抽気させた抽気蒸気を冷却蒸気41として使用し、冷却蒸気供給系51を介してタービン高温部、例えば、タービンロータ、タービン翼、タービンケーシング等を冷却させた後、燃焼過熱器35からの高々温蒸気40に混合させる。高圧タービン23は、膨張仕事を終えたタービン排気42をボイラ22の再熱器21に供給し、ここで再び高々温蒸気40に再熱させる。再熱器21から出た再熱蒸気は、中圧タービン24で膨張仕事をさせ、さらに低圧タービン25でも膨張仕事をさせ、その際に生成された動力で発電機26を駆動する。
低圧タービン25で膨張仕事を終えたタービン排気42は、復水器28で凝縮され、復水43と不凝縮ガス44とに分離される。分離された復水43は、復水給水系30の給水ポンプ29で昇圧された後、ボイラ22の蒸気発生器20に戻される。また、分離された不凝縮ガス44は、圧縮機45で大気圧まで圧縮され、その後、大気に排出される。
このように、本実施形態は、ボイラ22の蒸気発生器20と蒸気タービン部27の高圧タービン23との間に燃焼過熱器35を設け、この燃焼過熱器35で、ボイラ22の蒸気発生器20から供給され、負荷(出力)に応じて適正流量に制御された高温蒸気31、炭化水素系の燃料32、および空気分離器33からの酸素34とのそれぞれを互いに混合させ、高々温蒸気40を生成させる構成にしたので、蒸気タービン部27から発電機26に与えられる駆動力を高めて発電効率をより一層向上させることができる。
なお、コンベンショナルの蒸気タービン発電プラントは、ボイラ出口温度を600℃以上にする場合、ボイラの器内に収容された過熱器のチューブ(伝熱管)材の耐熱温度が限界に来していた。
しかし、本実施形態は、ボイラ22の器外に燃焼過熱器35を設置し、ボイラ22の蒸気発生器20からの高温蒸気31に、炭化水素系の燃料32および空気分離器33からの酸素34を加えて燃焼加熱器35の器内で燃焼させ、チューブ(伝熱管)材を介して作動流体の過熱を不要とさせたので、これまで達成できなかった温度900℃の高々温蒸気40の生成を容易に実現することができる。
また、本実施形態は、ボイラ22の蒸気発生器20と蒸気タービン部27の高圧タービン23との間に設けた燃焼過熱器35に、空気分離器33からの酸素34を供給する構成にしたので、空気のみを供給した場合と比較して、高々温蒸気40に含まれる不凝縮ガス量をより一層少なくさせることができる。このため、復水器28での処理負荷が小さくなり、復水器28を小さくすることができる。
さらに、復水器28に設けた圧縮機45で圧縮する不凝縮ガス量も少なくなるので、圧縮機45の消費動力を少なくさせ、これに伴って総合発電効率を向上させることができる。
一方、ボイラ22の蒸気発生器20と蒸気タービン部27の高圧タービン23との間に設けた燃焼過熱器35に投入する炭化水素系の燃料32は、多量に消費すると、発熱量当りの発電コストが高くなり、経済的に見合わなくなる。
しかし、燃焼過熱器35で燃焼させる燃料は、石炭のような灰分を含んだ燃料を使用することができないので、液化天然ガス(LNG)等のクリーン燃料に限定される。
もっとも、本実施形態に係る蒸気タービン発電プラントでは、高価な液化天然ガス等の燃料に代えて、比較的安価な石炭等の燃料を使用して発電効率をより一層向上させる意図にしているので、高価な炭化水素系の燃料の消費を少なくすることが好ましく、経済的に見合うように予めその使用上限値を把握しておく必要がある。
図2は、横軸の炭化水素系の燃料割合に対する縦軸の送電端効率の増分を示す線図である。破線は、燃料に石炭のみを使用するコンベンショナルな蒸気タービン発電プラントの送電端効率を基準に、燃料に液化天然ガスのみを使用するコンバインドサイクル発電プラントの送電端効率の増加分を結んだもので、本実施形態に係る蒸気タービン発電プラントの送電端効率の増加分と対比させている。
試算によれば、本実施形態に係る蒸気タービン発電プラントは、ボイラ22に石炭を投入して高温蒸気31を生成し、燃焼過熱器35で、生成した高温蒸気31に酸素34および炭化水素系の燃料32を加えて高々温蒸気40を生成し、生成した高々温蒸気40を蒸気タービン部27で膨張仕事をさせて発電を行ったときの送電端効率がコンベンショナルな蒸気タービン発電プラントに較べて6%を超えていた。
しかし、酸素製造、圧縮機45の駆動力、給水ポンプ29の駆動力等の所内消費動力を勘案すると、実質4%程度の発電端効率増加であることがわかった。
他方、コンバインドサイクル発電プラントは、燃料に液化天然ガスのみを使用している関係上、コンベンショナルな蒸気タービン発電プラントに較べて送電端効率の増加分が10%になっている。
このようなデータを総合的に勘案して、本実施形態に係る燃焼過熱器35に投入する炭化水素系の燃料32の入熱量は、ボイラ22に供給する燃料(石炭)38の入熱量の40%以下の範囲内に設定すれば、液化天然ガスのみを使用するコンバインドサイクル発電プラントよりも高い発電効率が得られることがわかった。
したがって、本実施形態では、燃焼過熱器35に投入する炭化水素系の燃料32に入熱量を、ボイラ22に供給する石炭の燃料38の入熱量40%以下に抑え、負荷に応じて制御部46からの制御指令で制御すれば、効率のよい運転を行うことができる。
本実施形態は、900℃の高々温蒸気を取り扱うので、燃焼過熱器35にボイラ22の蒸気発生器20から供給され、制御部46の制御指令に基づいてコントロールされる蒸気弁39の設置位置を検討する必要がある。
900℃の高々温蒸気40に直接曝されると、耐熱材料が現時点で開発されていないので、蒸気弁39は寿命の短い弁になる。このため、本実施形態では、蒸気弁39を燃焼過熱器35の入口側に設置される。燃焼過熱器35の入口側に蒸気弁39を設置すれば、ボイラ22の蒸気発生器20から生成される高温蒸気31が600℃なので、蒸気弁39の寿命を長く維持させることができる。
また、本実施形態は、燃焼過熱器35に供給されるボイラ22の蒸気発生器20からの高温蒸気31と、炭化水素系の燃料32と、空気分離器33からの酸素34とのそれぞれが過不足になると、生成させる高々温蒸気40の温度900℃を維持できなくなる。
このため、本実施形態では、ボイラ22の蒸気発生器20からの高温蒸気31の流量と、炭化水素系の燃料32の流量と、空気分離器33からの酸素34の流量とを互いに連動させて制御する制御部46が設けられる。高温蒸気31の流量を制御する蒸気弁39、炭化水素系の燃料32の流量を制御する燃料制御部47、および酸素34の流量を制御する酸素制御部48のそれぞれに制御部46から制御指令を与えると、各流量が適正に制御され、900℃の高々温蒸気を確実に生成することができる。
なお、本実施形態は、蒸気タービン部27の高圧タービン23が900℃の高々温蒸気を取り扱っており、高い材力強度を維持させるため、ボイラ22の蒸気発生器20の中間部分から抽気する抽気蒸気を冷却蒸気41として使用し、冷却蒸気41で冷却蒸気供給系51を介して高圧タービン23の高温部に供給して冷却後、作動蒸気としての高々温蒸気40に合流させる。
また、本実施形態は、900℃の高々温蒸気40を、蒸気タービン部27で膨張仕事をさせ、膨張仕事を終えたタービン排気を復水器28で凝縮させているが、その際、器内の湿り度を10%に設定しているので高々温蒸気40の圧力を16MPa必要とされる。
本実施形態は、ボイラ22に従来の再熱器21に代えて燃焼過熱器35を設け、高い温度、圧力の蒸気を蒸気タービン部27の高圧タービン23で膨張仕事をさせた後、温度の低くなった蒸気を再び燃焼過熱器35で過熱させ、高々温の再熱蒸気として中圧タービン24を経て低圧タービンに供給するので、発電効率をより一層高く維持させることができる。
図3は、本発明に係る蒸気タービン発電プラントの第2実施形態を示す概略系統図である。
本実施形態に係る蒸気タービン発電プラントは、ボイラ21に収容する再熱器21と蒸気タービン部27の中圧タービン24と間に再熱燃焼過熱器49を設け、この再熱燃焼過熱器49でボイラ22の再熱器21から供給される再熱蒸気に、炭化水素系の燃料32および空気分離器33からの酸素34を加えて高々温再熱蒸気50を生成し、生成した高々温再熱蒸気50を中圧タービン24に供給して膨張仕事をさせるものである。
その際、中圧タービン24は、高々温再熱蒸気50を取り扱うので、例えば、タービン翼、タービンロータ等の高温部を冷却する冷却蒸気41を高圧タービン23から引き抜いて利用する冷却蒸気供給系51を設けている。
なお、他の構成要素は、第1実施形態の構成要素と同じなので、同一符号を付し、重複説明を省略する。
このように、本実施形態は、ボイラ21に収容する再熱器21と蒸気タービン部27の中圧タービン24との間に再熱燃焼過熱器49を設けたので、高々温再熱蒸気50に膨張仕事をさせて蒸気タービン部27により一層高い発電効率を維持させることができる。
なお、本実施形態は、ボイラ22に収容する蒸気発生器20と蒸気タービン部22の高圧タービン23との間に燃焼過熱器35を設けるとともに、ボイラ22に収容する再熱器21と蒸気タービン部27の中圧タービン24との間に再熱燃焼過熱器49を設けたが、この例に限らず、例えば、図5に示すように、再熱器21と中圧タービン24との間にのみ再熱燃焼過熱器49だけを設けても蒸気タービン部27に高い発電効率を維持させることができる。
図4は、本発明に係る蒸気タービン発電プラントの第3実施形態を示す概略系統図である。
本実施形態に係る蒸気タービン発電プラントは、ボイラ22の蒸気発生器20と蒸気タービン部27の高圧タービン23との間に燃焼過熱器35を設けるとともに、この燃焼過熱器35で、ボイラ22の蒸気発生部20から蒸気弁39を介して供給される高温蒸気31および空気分離器33から分離された酸素34に、原燃料の液化天然ガスLNGから水素リッチな燃料に改質させた改質ガスを加え、高々温蒸気を生成させる燃料改質系52を設けたものである。
この燃料改質系52は、ボイラ22に収容する改質器53と、二酸化炭素分離器54を備え、改質器53で原燃料の液化天然ガスLNGに復水給水系30からの高圧水36とボイラ22の燃焼ガスの熱とを加えて水蒸気改質を行い、水素リッチな改質ガス55を生成し、改質ガス55に含まれている二酸化炭素56を二酸化炭素分離器54で分離させ、水素リッチな改質ガス55として燃焼過熱器35に供給している。
なお、原燃料の液化天然ガスLNGを水素リッチな燃料に改質させる反応は、次式に基づいて行われる。
[化1]
CH+2HO → CO+4H
なお、他の構成要素は、第1実施形態の構成要素と同じなので、同一符号を付し、重複説明を省略する。
このように、本実施形態は、ボイラ22と蒸気タービン部27との間に備えた燃焼過熱器35に燃料改質系52を設け、燃焼過熱器35で燃料改質系52からの水素リッチな改質ガス55に高温蒸気31および酸素34を加えて高々温蒸気40を生成し、生成した高々温蒸気40を蒸気タービン部27に供給して膨張仕事をさせ、膨張仕事を終えたタービン排気を復水器28で凝縮させる構成にしたので、不純ガスの少ない高々温蒸気に下、蒸気タービン部27により一層高い発電効率を維持させることができるとともに、タービン排気中の不純ガスを凝縮させることも少なくなり、復水器28をコンパクトにすることができる。
また、蒸気タービン部27の入口側に設けた燃料改質系52は、液化天然ガスLNGの原燃料を水素リッチな改質ガスに改質させる際、吸熱反応であり、吸熱反応に利用する熱を改質器53を収容するボイラ22の燃焼ガスから取り出しているので、吸熱反応に利用する熱を原燃料から求めることがなく、その分だけ原燃料の消費を少なくさせることができる。
なお、本実施形態は、ボイラ22と蒸気タービン部27との間に設けた燃焼過熱器35に燃料改質系52を備えたが、この例に限らず、ボイラ22に収容する再熱器21と蒸気タービン部27の中圧タービン24との間に燃料改質系を備えた燃焼過熱器を設けてもよい。
本発明に係る蒸気タービン発電プラントの第1実施形態を示す概略系統図。 炭化水素系の燃料割合に対する送電端効率の増分を示す線図。 本発明に係る蒸気タービン発電プラントの第2実施形態を示す概略系統図。 本発明に係る蒸気タービン発電プラントの第3実施形態を示す概略系統図。 本発明に係る蒸気タービン発電プラントの第4実施形態を示す概略系統図。 従来の蒸気タービン発電プラントを示す概略系統図。
符号の説明
1 ボイラ
2 蒸気タービン部
3 復水給水系
4 蒸気発生器
5 再熱器
6 燃料
7 空気
8 高圧タービン
9 中圧タービン
10 低圧タービン
11 発電機
12 蒸気弁
13 復水器
14 給水ポンプ
20 蒸気発生器
21 再熱器
22 ボイラ
23 高圧タービン
24 中圧タービン
25 低圧タービン
26 発電機
27 蒸気タービン部
28 復水器
29 給水ポンプ
30 復水給水系
31 高温蒸気
32 燃料
33 空気分離器
34 酸素
35 燃焼過熱器
36 高圧水
37 空気
38 燃料
39 蒸気弁
40 高々温蒸気
41 冷却蒸気
42 タービン排気
43 復水
44 不凝縮ガス
45 圧縮機
46 制御部
47 燃料制御部
48 酸素制御部
49 再熱燃焼過熱器
50 高々温再熱蒸気
51 冷却蒸気供給系
52 燃料改質系
53 改質器
54 二酸化炭素分離器
55 改質ガス
56 二酸化炭素

Claims (12)

  1. ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、
    前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、
    前記燃料改質器に供給する炭化水素系の燃料は、その入熱量をボイラに投入する燃料の入熱量の40%以下の範囲に設定されていることを特徴とする蒸気タービン発電プラント。
  2. ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、
    前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、
    炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、
    前記燃焼過熱器の入口側に前記ボイラから供給される高温蒸気を調節する蒸気弁を備えたことを特徴とする蒸気タービン発電プラント。
  3. ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、
    前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、
    炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、
    前記燃焼過熱器に供給される高温蒸気、燃料ガスおよび支燃材のそれぞれの流量を連動して制御する制御部を備えたことを特徴とする蒸気タービン発電プラント。
  4. ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、
    前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、
    炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、
    前記ボイラから供給される蒸気は蒸気発生器にて発生させた高温蒸気であり、前記燃焼過熱器は前記蒸気発生器と蒸気タービン部の高圧タービンとの間に設けられることを特徴ことを特徴とする蒸気タービン発電プラント。
  5. ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、
    前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、
    炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、
    前記ボイラから供給される蒸気は再熱器にて発生させた再熱蒸気であり、前記燃焼過熱器は前記再熱器と蒸気タービン部の中圧タービンとの間に設けられることを特徴とする蒸気タービン発電プラント。
  6. ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、
    前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と、
    炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、
    前記ボイラは、蒸気発生器から生成される高温蒸気を抽気し、その抽気蒸気を冷却蒸気として蒸気タービン部の中圧タービンの高温部に供給する冷却蒸気供給系を備えたことを特徴とする蒸気タービン発電プラント。
  7. ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、
    前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と
    炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器と、
    前記燃料改質器にて水蒸気改質させた改質ガスに含まれる二酸化炭素を分離する二酸化炭素分離器とを備え、
    前記二酸化炭素分離器にて二酸化炭素を分離したガスを燃料ガスとして燃焼過熱器に供給することを特徴とする蒸気タービン発電プラント。
  8. ボイラに、蒸気タービン部と復水給水系を組み合せた蒸気タービン発電プラントにおいて、
    前記ボイラと前記蒸気タービン部の間に設けられ、前記ボイラから供給される蒸気に炭化水素系の燃料ガスおよび支燃剤を加えて高々温蒸気を生成して前記高圧タービンに供給する燃焼過熱器と
    炭化水素系の燃料を水素リッチな前記燃料ガスに水蒸気改質させる燃料改質器とを備え、
    前記燃料改質器には、復水給水系から抽水した水が供給されることを特徴とする蒸気タービン発電プラント。
  9. 前記支燃剤は酸素であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の蒸気タービン発電プラント。
  10. 前記支燃剤は、空気分離器で空気から分離された酸素であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の蒸気タービン発電プラント。
  11. 前記復水給水系の復水器に接続され、前記蒸気タービン部からのタービン排気を凝縮させる際、分離させた不凝縮ガスを圧縮させる圧縮機とを備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の蒸気タービン発電プラント蒸気タービン発電プラント。
  12. 前記ボイラは、蒸気発生器から生成される高温蒸気を抽気し、その抽気蒸気を冷却蒸気として蒸気タービン部の高圧タービンの高温部に供給する冷却蒸気供給系を備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の蒸気タービン発電プラント。
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