JP4520362B2 - エンジン自動停止始動装置および方法、ならびにエンジン制御システム - Google Patents

エンジン自動停止始動装置および方法、ならびにエンジン制御システム Download PDF

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Description

本発明は、車両が停車すると、自動的にエンジンを停止するエコラン機能を有する車両のエンジン自動停止始動装置および方法、ならびにエンジン制御システムに関する。
従来から、自動車の車両には内燃機関などのエンジンが走行用の動力源として搭載されている。車両が走行中には、交通信号などで一時的に停止するときがある。このようなときにエンジンが運転されていれば、いわゆるアイドリング状態となり、走行しないにもかかわらず燃料を消費する。このような燃料消費を低減するために、車両の停止中はエンジンも停止し、走行を再開する際に再始動するエンジンの自動停止始動制御装置が開示されている(たとえば、特許文献1参照。)。今日では、特に都市で車両の交通の密度が高まっており、個々の車両がアイドリング運転で燃料を消費すると、排ガスや排熱で都市環境が損なわれるおそれがある。
エンジンを走行時にのみ運転する機能は、エコラン機能と呼ばれる。エンジンの運転が不要な場合に運転を停止すれば、燃料消費を低減することができ、都市環境の改善も図れると期待されるからである。ただし、エンジンは走行用の動力源となるばかりではなく、エンジンブレーキとして制動時にも寄与する。このため、エコラン機能によるエンジン停止を、エンジンブレーキの利用が必要なときには禁止するエンジンの制御装置も開示されている(たとえば、特許文献2参照。)。
車両のエンジンは、発電機も駆動し、電力は走行用の各種制御などに使用されるとともに、照明や、空調、オーディオおよびナビゲーションなどの補機用にも使用される。エンジンを停止状態から始動する際には、スタータと呼ばれるモータが電気的に駆動される。スタータの駆動用の電源として、車両にはバッテリが搭載される。この駆動用のバッテリは、エンジンの運転中に、発電機が発電する電力で充電される。エコラン機能によるエンジンの停止では、再始動を確実に行うことが必要である。駆動用のバッテリが劣化していれば、エンジン停止後の再始動が困難となり、エンジンを停止して低減させる燃料よりも多くの燃料を消費したり、エンジンの再始動ができないために車両の走行が不可能になることも起こり得る。このために、バッテリに問題があれば、エンジンの自動停止制御を禁止する技術も開示されている(たとえば、特許文献3〜5参照。)。なお、特許文献3では、エンジンの始動をモータジェネレータによって行い、エンジン運転中はモータジェネレータを発電機として使用する。また、バッテリとして、モータジェネレータ駆動専用のものと、通常の補機用のものとを使用する。通常の補機用のバッテリは、定格電圧が12Vであり、モータジェネレータ駆動用のバッテリは、定格電圧が補機用の数倍である。
エンジンの自動停止による燃料消費低減を有効に実現させるためには、有効な停止条件を設定することが必要である。エンジンの自動停止のための条件には、車両の停止が含まれる。車両の停止の判断については、スリップによる車輪のロック状態を除外するエンジン自動停止車両の技術が開示されている(たとえば、特許文献6参照。)。また、車速検出装置の故障のときにはエンジンの停止を禁止するアイドリングストップ装置も開示されている(たとえば、特許文献7参照。)。
エンジンの自動停止の条件には、走行用の各種情報の取得や制御が正常に行われていることも含まれる。たとえば、車両の変速機のシフトポジションを検出するセンサの異常時には、エコランを中止する車両のエンジン自動停止システムの制御装置も開示されている(たとえば、特許文献8参照。)。また、エンジンの停止と運転との切換えには、自動変速機のクラッチの係合状態の切換えを伴うので、作動流体(ATF)の劣化時にはエコランなどによるエンジンの自動停止を禁止して、クラッチ係合時のショックを軽減するエンジン制御装置も開示されている(たとえば、特許文献9参照。)。エンジン停止時に自動変速機等の油圧機器に油圧を供給する電動の補助ポンプが過熱状態となると、エンジンの自動停止によるアイドル運転の禁止を禁止する車両のエンジン制御装置も開示されている(たとえば、特許文献10参照)。
さらに、車両に自己診断装置が設けられ、エンジンの自動停止が行われる際に自己診断も行うと、診断に必要な時間が長くなるので、これを防ぐ車両の自己診断装置も開示されている(たとえば、特許文献11参照。)。
なお、エコラン機能は、エコラン機能を備えていない車両にオプションとして追加することもできる。エコラン機能を追加すると、車両に搭載されている駆動用のバッテリへの負担が大きくなり、充電と放電との繰り返し頻度が増大する。エコラン機能を追加する場合は、駆動用のバッテリへの負担を軽減するために、エンジン停止時の補機用の電源となるエコラン用のバッテリも追加されることがある。このような追加のバッテリは、駆動用のバッテリとは電圧が異なり、電圧の変換のためにDC−DCコンバータなどが使用される。このようなエコラン機能では、車両の異常を検出すると、フェールセーフのため、エンジン自動停止を禁止する制御を行っている。エコラン機能によるエンジンの自動停止を禁止する車両の異常としては、エンジン回転数、速度およびブレーキ圧などを検出するセンサ系の異常、DC−DCコンバータの異常、CVT(Continuously Variable
Transmission:無段階変速)電動ポンプ異常、車載LAN(Local Area Network )であるCAN(Controller Area Network )通信異常、スタータ異常などが挙げられる。
特開平4−246252号公報 特開平8−268120号公報 特開2000−120463号公報 特開2001−173480号公報 特開2001−304008号公報 特開2001−32734号公報 特開2000−179389号公報 特開平11−343893号公報 特開2002−309985号公報 特開2003−232238号公報 特開2000−257498号公報
エコラン機能が備えられていても、車両の異常発生時には、フェールセーフのために、エンジンの自動停止は行われない。しかしながら、全ての車両異常がエコランまたはエコラン状態からのエンジン始動に影響を及ぼすとは限らない。車両異常検出時にはエコランを禁止するという概念では、エコランの機能を有効に利用する最適なエコラン許可/禁止の制御ができているとはいえない。この結果、本来はエコランを禁止しなくてもよい車両異常に対しても、エコランを禁止してしまうため、エコラン状態へ移行することができず、エコランの主目的であるアイドリングストップによって都市環境の改善を図ることができない。
本発明の目的は、車両異常が発生した場合に、発生した異常内容に応じてエコラン機能の制御を適切に行うことができるエンジン自動停止始動装置および方法、ならびにエンジン制御システムを提供することである。
本発明は、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン自動始動条件が成立するとエンジンを自動始動させるエンジン自動停止始動装置において、
車両に発生する機能の異常を検出する検出手段と、
検出手段によって検出される機能の異常によるエコランへの影響度を判断する判断手段と、
判断手段によって影響度が大きいと判断されるときには、車両の停止時に前記エンジン自動停止条件が成立する場合でも、エンジンを自動的に停止させることを禁止するように制御する制御手段とを含み、
前記判断手段には、
車両に備えられる各種機能について、異常時にエコラン機能に影響を与える程度を予め分類する情報が予め設定されており、
前記検出手段によって機能の異常が検出されるときは、該予め設定される情報に基づいて影響度を判断し、
前記判断手段に設定される情報には、異常の発生が前記エコラン機能に影響を与えると分類される機能であっても、影響を回避するために他の機能を代替可能であれば、該他の機能に代替可能であることも含まれており、
前記制御手段は、前記検出手段によって前記異常が検出される機能がエコラン機能に影響を与えると分類されているときは、異常が検出される機能が他の機能に代替可能であるか否かを判断することを特徴とするエンジン自動停止始動装置である。
本発明に従えば、エンジン自動停止始動装置は、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、エンジン自動始動条件が成立するとエンジンを始動させるためのエコラン機能を備える車両に設けられ、検出手段と、判断手段と、制御手段とを含む。検出手段が車両に発生する機能の異常を検出すると、判断手段は、検出される機能の異常によるエコランへの影響度を判断する。制御手段は、判断手段によって影響度が大きいと判断されるときには、停止時にエンジンを自動的に停止しないように制御するので、車両異常が発生した場合に、発生した異常内容に応じてエコラン機能の制御を適切に行うことができる。
また、車両異常に関し、判断手段には、車両に備えられる各種機能について、異常時にエコラン機能に影響を与える程度を予め分類する情報が予め設定されているので、異常が検出されれば、その機能について予め設定されている情報に基づいて、その異常がエコラン機能に影響する程度を容易に知ることができる。
また、判断手段に設定される情報には、異常の発生が前記エコラン機能に影響を与えると分類される機能であっても、影響を回避するために他の機能を代替可能であれば、その他の機能に代替可能であることも含まれている。制御手段は、検出手段によって異常が検出される機能がエコラン機能に影響を与えると分類されているときは、異常が検出される機能が他の機能に代替可能であるか否かを判断するので、代替可能と判断すれば、異常が検出された機能を他の機能に代替して、エコラン機能を利用することができる。
また本発明で、前記判断手段に設定される情報には、前記異常の発生が前記エコラン機能に与える機能として、エンジン停止状態を継続するとエンジン始動時に影響を与える機能が含まれ、
前記制御手段は、前記検出手段によって異常が検出される機能がエンジン停止状態を継続するとエンジン始動時に影響を与える機能と判断するとき、エンジン停止状態の継続を中止してエンジンを始動するように制御することを特徴とする。
本発明に従えば、エコラン機能でエンジンを停止しているときに、エンジン停止状態を継続するとエンジン始動時に影響を与える機能が含まれる。制御手段は、検出手段によって異常が検出される機能が、エンジン停止状態を継続するとエンジン始動時に影響を与える機能と判断するとき、エンジン停止状態の継続を中止してエンジンを始動するように制御する。エコランによるエンジン停止状態となっていても、エンジン停止状態を継続するとエンジン始動時に影響を与える機能に異常が検出されていれば、エンジン停止状態の継続を中止してエンジンを始動するように制御するので、エンジンの再始動ができない状態にならないようにすることができる。
また本発明で、前記制御手段は、車両に搭載され、相互に通信可能なように、通信線を介して接続される複数の電子制御ユニットの一つとして使用され、
前記エコラン機能に異常時に影響を与える機能には、他の電子制御ユニットに制御用の情報を入力するために設けられるセンサから直接入力する機能も含まれ、該センサからの出力に基づいてエンジン停止の制御が行われ、
前記判断手段には、前記代替可能な他の機能として、該他の電子制御ユニットから通信線を介して出力され、該センサからの出力が反映されている信号を受信する機能が設定されていることを特徴とする。
本発明に従えば、制御手段は、車両に搭載され、相互に通信可能なように、通信線を介して接続される複数の電子制御ユニットの一つとして使用される。エコラン機能に異常時に影響を与える機能には、他の電子制御ユニットに制御用の情報を入力するために設けられるセンサから直接入力する機能も含まれ、直接入力するセンサからの出力に基づいてエンジンの停止の制御が行われる。判断手段には、代替可能な他の機能として、他の電子制御ユニットから通信線を介して出力され、センサからの出力が反映されている信号を受信する機能が設定されているので、センサから直接入力することができなくても、代替で、他の電子制御ユニットから電子制御ユニット間の通信を介して得られるので、エコラン機能を継続して利用することができる。
また本発明で、前記制御手段は、前記異常が検出される機能を前記代替可能な他の機能で代替するときに、該他の機能に基づく条件で前記エコラン機能の制御を行うことを特徴とする。
本発明に従えば、制御手段は、異常が検出される機能を代替可能な他の機能で代替するときに、他の機能に基づく条件でエコラン機能の制御を行うので、機能に応じて適切な条件でエコラン機能の制御を行うことができる。
また本発明で、前記車両には、前記エンジンの駆動用の電源となる駆動用バッテリの他に、前記エンジンの自動停止時に車載の予め選択される電気機器の電源となり、駆動用バッテリとは出力電圧が異なるエコラン用バッテリと、駆動用バッテリとエコラン用バッテリとの出力電圧の違いを補償するコンバータとが搭載され、
前記判断手段は、該コンバータの異常時には、エコランへの影響度が大きいと判断することを特徴とする。
本発明に従えば、車両にはエンジンの駆動用の電源となる駆動用バッテリの他に、エンジンの自動停止時に車載の予め選択される電気機器の電源となり、駆動用バッテリとは出力電圧が異なるエコラン用バッテリと、駆動用バッテリとエコラン用バッテリとの出力電圧の違いを補償するコンバータとが搭載されるので、駆動用バッテリに充放電の回数増大の負担をかけずに、エコラン機能を実現することができる。コンバータが異常になると、駆動用バッテリとエコラン用バッテリとの出力電圧の違いを補償することができなくなるので、コンバータの異常時にはエコランへの影響度が大きい判断し、車両の停止時に前記エンジン自動停止条件が成立する場合でも、エンジンを自動的に停止させることを禁止するように制御することができる。
さらに本発明は、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン自動始動条件が成立するとエンジンを自動始動させるエンジン自動停止始動方法において、
車両に発生する機能の異常を検出する検出ステップと、
検出ステップによって検出される機能の異常によるエコランへの影響度を判断する判断ステップと、
判断ステップによって影響度が大きいと判断されるときには、車両の停止時に前記エンジン自動停止条件が成立する場合でも、エンジンを自動的に停止させることを禁止するように制御する制御ステップとを含み、
前記判断ステップでは、車両に備えられる各種機能について異常時にエコラン機能に影響を与える程度を予め分類した情報に基づいて、前記検出ステップにおいて検出された機能の異常によるエコランへの影響度を判断し、
前記制御ステップでは、前記異常が検出された機能について前記判断ステップにおいてエコランへ小さな影響を与えると判断され、かつ、該異常が検出された機能を他の機能に代替可能でないときにも、車両の停止時に前記エンジン自動停止条件が成立する場合でも、エンジンを自動的に停止させることを禁止するように制御することを特徴とするエンジン自動停止始動方法である。
本発明に従えば、エンジン自動停止始動方法は、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、エンジン自動始動条件が成立するとエンジンを始動させるためのエコラン機能を備える車両に設けられ、検出ステップと、判断ステップと、制御ステップとを含む。検出ステップで車両に発生する機能の異常を検出すると、判断ステップでは、検出される機能の異常によるエコランへの影響度を判断する。制御ステップでは、判断ステップで影響度が大きいと判断されるときには、停止時にエンジンを自動的に停止しないように制御するので、車両異常が発生した場合に、発生した異常内容に応じてエコラン機能の制御を適切に行うことができる。
さらに本発明は、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン自動始動条件が成立するとエンジンを自動始動させるエンジン自動停止始動機能を備えたエンジン制御システムにおいて、
車両に発生する機能の異常を検出する検出部と、
検出部によって検出される機能の異常によるエコランへの影響度を判断する判断部と、
判断部によって影響度が大きいと判断されるときには、車両の停止時に前記エンジン自動停止条件が成立する場合でも、エンジンを自動的に停止させることを禁止するように制御する制御部とを含み、
前記判断部には、
車両に備えられる各種機能について、異常時にエコラン機能に影響を与える程度を予め分類する情報が予め設定されており、
前記検出部によって機能の異常が検出されるときは、該予め設定される情報に基づいて影響度を判断し、
前記判断部に設定される情報には、異常の発生が前記エコラン機能に影響を与えると分類される機能であっても、影響を回避するために他の機能を代替可能であれば、該他の機能に代替可能であることも含まれており、
前記制御部は、前記検出部によって前記異常が検出される機能がエコラン機能に影響を与えると分類されているときは、異常が検出される機能が他の機能に代替可能であるか否かを判断することを特徴とするエンジン制御システムである。
本発明に従えば、エンジン自動停止始動機能を備えたエンジン制御システムは、所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、エンジン自動始動条件が成立するとエンジンを始動させるためのエコラン機能を備える車両に設けられ、検出部と、判断部と、制御部とを含む。検出部が車両に発生する機能の異常を検出すると、判断部は、検出される機能の異常によるエコランへの影響度を判断する。制御部は、判断部によって影響度が大きいと判断されるときには、停止時にエンジンを自動的に停止しないように制御するので、車両異常が発生した場合に、発生した異常内容に応じてエコラン機能の制御を適切に行うことができる。
本発明のエンジン自動停止始動装置によれば、停止時などの所定のエンジン自動停止条件成立でエンジンを自動的に停止し、所定のエンジン自動始動条件成立でエンジンを自動始動させるエコラン機能を備える車両で、機能の異常を検出すると、検出される機能の異常によるエコランへの影響度が大きいと判断されるときには、エンジン自動停止条件成立でもエンジンを自動的に停止しないように制御するので、車両異常が発生した場合に、発生した異常内容に応じてエコラン機能の制御を適切に行うことができる。
た、車両異常に関し、異常時にエコラン機能に影響を与える程度を予め分類する情報が予め設定されているので、異常が検出されれば、その機能について予め設定されている情報に基づいて、その異常がエコラン機能に影響する程度を容易に知ることができる。
また、異常の発生がエコラン機能に影響を与えると分類される機能であっても、異常が検出された機能を他の機能に代替して、エコラン機能を利用することができる。
また本発明によれば、エコランによるエンジン停止状態を継続するとエンジン始動時に影響を与える機能に異常が検出されていれば、エンジン停止状態の継続を中止してエンジンを始動するように制御するので、エンジンの再始動ができない状態にならないようにすることができる。
また本発明によれば、センサから直接入力することができなくても、代替で、他の電子制御ユニットから電子制御ユニット間の通信を介して得られるので、エコラン機能を継続して利用することができる。
また本発明によれば、異常が検出される機能を代替可能な他の機能で代替するときに、他の機能に基づく条件でエコラン機能の制御を行うので、機能に応じて適切な条件でエコラン機能の制御を行うことができる。
また本発明によれば、車両にはエコラン用バッテリと、駆動用バッテリとエコラン用バッテリとの出力電圧の違いを補償するコンバータとが搭載されるので、駆動用バッテリに充放電の回数増大の負担をかけずに、エコラン機能を実現することができる。コンバータの異常時にはエコランへの影響度が大きい判断し、車両の停止時に前記エンジン自動停止条件が成立する場合でも、エンジンを自動的に停止させることを禁止するように制御することができる。
さらに本発明のエンジン自動停止始動方法とエンジン自動停止始動機能を備えたエンジン制御システムとによれば、停止時などの所定のエンジン自動停止条件成立でエンジンを自動的に停止し、所定のエンジン自動始動条件成立でエンジンを自動始動させるエコラン機能を備える車両で、機能の異常を検出すると、検出される機能の異常によるエコランへの影響度が大きいと判断されるときには、エンジン自動停止条件成立でもエンジンを自動的に停止しないように制御するので、車両異常が発生した場合に、発生した異常内容に応じてエコラン機能の制御を適切に行うことができる。
図1は、本発明の実施の一形態としてのエンジン自動停止始動装置1およびその周辺に関する概略的な電気的構成を示す。なお、エンジンについては図示を省略している。電子制御ユニット(以下、Electronic Control Unitから「ECU」と略称する。)の1つであるエコランECU2を備える。エコランECU2と他のECUとは、CANバス3で相互に通信しながら、協働して制御を行う。他のECUとしては、EFI(Electronic
Fuel Injection )−ECU4、ABS(Antilock Brake System )−ECU5、EPS(Electric Power Steering)−ECU6、A/C(Air Conditioning)−ECU7、メータECU8などを挙げることができる。EFI−ECU4などは、エンジンに関する制御を行う。ABS−ECU5やESP−ECU6は、走行安全に関する制御を行う。A/C−ECU7などは、エアコン本体などの車載機器操作系の制御を行う。メータECU8は、インスツルメントパネルでの表示に関する制御を行う。各ECUは、自己の機能やセンサなどについての異常診断を自動的に行うダイアグノーシス機能を有し、異常が発見されれば、メータECU8に通知される。メータECU8は、いずれかのECUで異常が発見されれば、異常を知らせるランプを点灯させるなどの動作で、車両のユーザに報知する。エコランECU2は、CANバス3を介する他のECUなどとの通信、および直引き線18,19を介するセンサからの入力などに基づき、車両の停止などのエコラン機能でのエンジン停止の条件が満たされればエンジンを自動的に停止させ、エコラン機能でのエンジン停止中に走行開始操作などのエンジン始動の条件が満たされればエンジンを再始動する制御を行う。
なお、以上のようなECUは、車両に搭載されるECUの全部ではなく、一部のみに相当する。ただし、ECUを統合したり分割したりして、異なる構成のシステムを構成することも多い。各ECUの動作や、エンジンの始動、運転中のエンジンへの点火用電力の供給は、駆動用バッテリ9を電源として行われる。エンジンの運転中は、オルタネータ10がエンジンによって駆動されて発電を行い、発電した電力で駆動用バッテリ9を充電する。駆動用バッテリ9は、エンジンの始動時に、充電されている電力をスタータに供給する。車両に搭載されるエアコンやオーディオ装置などは、補機11となり、エンジンの運転中は、オルタネータ10を電源として動作する。エコラン機能でエンジンを停止中は、オルタネータ10が発電しなくなるので、補機11の電源として、エコラン用バッテリ12が設けられる。駆動用バッテリ9は、たとえば鉛(Pb)蓄電池であり、充放電を何回も繰り返すと性能が劣化するおそれがある。エコラン用バッテリ12は、充放電の繰り返しで劣化しにくいリチウム(Li)系の蓄電池である。ただし、このような蓄電池では、過充電を避ける必要があるなど、使用条件を厳格に守る必要があるので、電池ECU13を設けて、充電などの制御を行うようにしている。電池ECU13は、エコラン用電池12と直列に接続されているスイッチ14を制御し、過充電となる場合には、スイッチ14を断にしてエコラン用バッテリ12を保護する。
なお、補機11の中で、エアコンは、負荷が大きく、エコラン用バッテリ12を電源として動作させることが困難な場合がある。このような場合は、エコラン機能でのエンジン停止中はエアコンが動作しないように、車両制御優先で動作させたり、エアコンの動作中は、エコラン機能でのエンジン停止を禁止する空調制御優先で動作させたりすることが可能である。そのような優先モードは、A/C−ECU7に対する指示で切り換えることができる。
駆動用バッテリ9は、たとえば定格出力電圧2Vのセルが6個直列に接続されて12Vの出力となるのに対し、エコラン用バッテリ12は、たとえば4Vのセルが4個直列に接続されて16Vの出力となる。この電圧差を調整し、エコラン機能を円滑に実現するために、DC−DCコンバータ15が設けられる。DC−DCコンバータ15は、エコランECU2からの起動指令や昇降圧指令に応じて動作する。エコランECU2は、エコラン機能の制御のためのデータを、CANバス3を介する通信で他のECUから取得するばかりではなく、クランク角センサ16や車輪速センサ17などの重要なセンサからの信号は、直引き線18,19を介して直接入力するようにしている。このようなクランク角センサ16や車輪速センサ17などの重要なセンサは、他のECUの管理下にあり、その出力はECUとの情報通信で得られるデータにも反映されている。
車両にはイグニッションスイッチ20が備えられ、運転者がイグニッションスイッチ20を操作して、ALLOFFの位置からACCの位置に変更すると、補機11としてのエアコン本体やオーディオ装置への電力供給がなされる。運転者がさらにイグニッションスイッチ20をIGの位置まで操作すると、エコランECU2やECUなどへの電力供給が可能となる。
エコランECU2は、大略的に、次に示すような3つの動作モードで駆動用バッテリ9およびエコラン用バッテリ12の充放電を制御する。
(1)エンジン駆動:駆動用バッテリ9からエンジンのスタータに大電流を供給し、エンジン点火用の電力も供給する。
(2)エコラン用バッテリ充電:エンジンの始動後、オルタネータ10によって発電される電力で、エコラン用バッテリ12の充電が行われる。ただし、エコラン用バッテリ12の充電電圧は、オルタネータ10の出力電圧よりも高くなるので、DC−DCコンバータ15で昇圧する。
(3)エコラン用バッテリ放電:補機11へはエコラン用バッテリ12から電力を供給する。エコラン用バッテリ12の出力電圧は、補機11の動作電圧よりも高いので、DC−DCコンバータ15で降圧して供給する。
図2は、図1のエコランECU2での概略的なエコラン機能の制御手順を示す。このような制御は、たとえば数〜10数msの周期で繰り返すメインルーチンからサブルーチンとして呼び出されて実行される。各サブルーチンの実行時には、ステップa0から手順を開始し、ステップa1では異常検出を行う。異常の検出は、たとえば、図1のクランク角センサ16や車輪速センサ17であれば、直引き線18,19を介して入力されるデータと、他のECUからCANバス3を介する通信で取得されるデータとの比較などに基づいて行うことができる。ステップa2では、車両異常有りか否かを判断する。車両異常無しと判断するときは、ステップa3に移り、エコラン許可を行う。
ステップa2で車両異常有りと判断するときには、ステップa4で、車両影響有りか否かを判断する。車両影響無しのときは、ステップa3に移り、エコラン許可を行う。すなわち、車両影響無しとは、エコランする上でエコラン機能に影響を及ぼさない異常のことを示す。たとえば、エンジンの空気/燃料(A/F)比センサ異常、触媒過熱異常、クルーズ異常などは、エンジンを運転して車両を走行させる場合に関する異常であり、エコラン機能でエンジンを停止する場合には影響しない。
ステップa4で、車両影響有りと判断するときには、ステップa5でエコランへの影響度大か否かを判断する。影響度大ではないと判断するときには、ステップa6で、他の信号にて代替え不可か否かを判断する。この判断は、各異常項目毎に、異常検出時にエコラン状態へ移行しても問題が無いか(車両への影響大か小か)を予め検証しておく。問題有りの場合には、代替え方法にてエコラン状態へ移行することができないかを予め検討しておく。代替え可能と判断するときには、ステップa7でエコラン許可条件を、代替えする信号に合わせて変更する。制御手段としてのエコランECU2は、車両に搭載され、相互に通信可能なように、通信線であるCANバス3を介して接続される複数の電子制御ユニットの一つとして使用される。エコラン機能に、異常時に影響を与える機能には、他の電子制御ユニットに制御用の情報を入力するために設けられるセンサから直接入力する機能も含まれ、直接入力するセンサからの出力に基づいてエンジンの停止の制御が行われる。代替可能な他の機能として、他の電子制御ユニットから通信線を介して出力され、センサからの出力が反映されている信号を受信する機能が設定されているので、センサから直接入力することができなくても、代替で、他の電子制御ユニットから電子制御ユニット間の通信を介して得られるので、エコラン機能を継続して利用することができる。
次にステップa8で、エコラン許可判定処理を切換える。すなわち、制御手段としてのエコランECU2は、異常が検出される機能を代替可能な他の機能で代替するときに、他の機能に基づく条件でエコラン機能の制御を行うので、機能に応じて適切な条件でエコラン機能の制御を行うことができる。ステップa9では、許可条件成立か否かを判断する。許可条件成立と判断するときは、ステップa3へ移行して、エコラン許可を行う。ステップa9で許可条件不成立と判断するときは、ステップa5でエコランへの影響度大と判断するとき、またはステップa6で他の信号にて代替え不可と判断するときとともに、ステップa10でエコラン禁止を行う。ステップa9またはステップa10の終了後、ステップa11で元のルーチンに戻る。元のルーチンでは、車両が停止しているように判定されるなどのエンジン停止の条件が満たされ、さらにエコラン許可がなされているときに、エンジンの自動停止を行う。
以上のように、エンジン自動停止始動装置1は、停止時にエンジンを自動的に停止し、燃料消費の低減を図るためのエコラン機能を備える車両に設けられ、検出手段と、判断手段と、制御手段とを含むエコランECU2を備える。図2のステップa1〜a2で検出手段が車両に発生する機能の異常を検出すると、ステップa3〜a6で判断手段は、検出される機能の異常によるエコランへの影響度を判断する。ステップa10で制御手段は、判断手段によって影響度が大きいと判断されるときには、停止時にエンジンを自動的に停止しないように制御するので、車両異常が発生した場合に、発生した異常内容に応じてエコラン機能の制御を適切に行うことができる。
前述のように、従来は、エコラン機能が備えられていても、車両の異常発生時には、フェールセーフのために、エンジンの自動停止は行われない。しかしながら、全ての車両異常がエコランまたはエコラン状態からのエンジン始動に影響を及ぼすとは限らない。車両異常検出時にはエコランを禁止するという概念では、エコランの機能を有効に利用する最適なエコラン許可/禁止の制御ができているとはいえない。この結果、本来はエコランを禁止しなくてもよい車両異常に対しても、エコランを禁止してしまうため、エコラン状態へ移行することができず、エコランの主目的であるアイドリングストップによって都市環境の改善を図ることができない。
図2に示すような制御手順によれば、車両異常が検出されても、車両異常の内容によってはそのままエコランすることが可能となる。また、代替え条件および制御方法切換えによってもエコランが可能となるため、従来の技術に比較して、アイドリングストップすることができる機会を増加させることができ、その結果、燃費向上を始め、都市環境の改善を図ることができる。
図3は、図2のステップa4〜a6での代替え方法検討の際に利用するデータの例を示す。異常項目は、ステップa1で検出される異常を分類したものである。エコラン状態へ移行する場合の車両影響および代替え方法は、予め異常項目毎に検討しておく。判定は、「○」がエコラン許可であり、「×」がエコラン禁止である。このように、車両異常に関し、判断手段としてのエコランECU2には、車両に備えられる各種機能について、異常時にエコラン機能に影響を与える程度を予め分類する情報が予め設定されているので、異常が検出されれば、その機能について予め設定されている情報に基づいて、その異常がエコラン機能に影響する程度を容易に知ることができる。
クランク角センサ16から直引き線18を介して入力されるデータが異常であると判断されるときには、エンジン回転数異常となり、直引き線18の断線などの原因が考えられる。エコラン状態へ移行する場合の車両影響は、エンジン回転数が把握できないため、エコラン状態へ移行するタイミングが判らないことを挙げることができる。エンジンが比較的高速回転していても、エコラン機能でエンジンを停止してしまう可能性がある。このためエコランは禁止される。ただし、代替え方法として、CAN通信異常時を除き、エンジン回転数異常には、EFI−ECU4からの通信データを真として処理を行うことが可能となる。したがって、代替え方法による判定は、エコラン許可となる。
車輪速センサ17から直引き線19を介して入力されるデータが異常であると判断されるときには、車速異常となり、直引き線19の断線などの原因が考えられる。エコラン状態へ移行する場合の車両影響は、車速が把握できないため、エコラン状態へ移行するタイミングが判らないことを挙げることができる。車速がゼロでなくて走行中でも、エコラン機能でエンジンを停止してしまう可能性がある。このためエコランは禁止される。ただし、代替え方法として、CAN通信異常時を除き、EFI−ECU4からの車速情報、ABS−ECU5からの車速情報を真として処理を行うことが可能となる。したがって、代替え方法による判定は、エコラン許可となる。
ニュートラルSW異常は、変速機がニュートラル状態か否か判らないので、エコラン禁止の判定となる。ただし、CAN通信異常時を除き、EFI−ECU4からのシフト情報やニュートラル情報を真として処理を行うことが可能となるので、代替え方法ではエコラン許可と判定することができる。
DC−DCコンバータ異常やEFI−ECU4およびABS−ECU5とのCAN通信異常では、エコラン禁止と判定され、代替え方法もないと判定される。DC−DCコンバータ15が異常になると、エコラン用バッテリ12からの電力供給が不可となるので、エコランでエンジンを停止させると、駆動用バッテリ9の劣化が懸念される。EFI−ECU4やABS−ECU5とエコランECU2との間では、重要なデータでかつデータ量が膨大なデータを通信しており、代替えは不可である。特に、EFI−ECU4との通信が異常になると、シフトレンジ、ストップランプSW情報を把握することができなくなる。ABS−ECU5との通信が異常になると、ブレーキ油圧を把握することができないため、運転者がブレーキペダルを踏んでいるか否かを判断することができなくなってしまう。
CAN通信異常でも、EPS−ECU6、A/C−ECU7やGセンサなどに対するものは、エコラン状態へ移行する場合の車両影響からはエコラン禁止と判定されるけれども、代替え方法ではエコラン許可と判定される。EPS−ECU6とのCAN通信異常では、交差点でエコラン許可する可能性有りと判断されるけれども、ナビゲーション装置などから交差点情報を取得すれば、代替え方法によるエコラン許可となる。A/C−ECU7とのCAN通信異常では、エアコン制御の状態が把握できないので、空調制御優先か車両制御優先かが不明となり、空調制御優先であるのにエンジン停止を空調停止してしまう可能性がある。エアコン負荷の状態は、駆動用バッテリ9の放電電流値から検出可能であるので、エアコン負荷によるエコラン許可/禁止条件を変更し、エコラン許可条件を満たせばエコラン許可を行うことができる。GセンサとのとのCAN通信異常では、路面の勾配の状態が把握できないために、エコラン禁止となるけれども、ナビゲーション装置から道路情報を取得するという代替え方法があり、勾配がないことを確認すれば、エコラン許可とすることができる。
オイルポンプ異常では、エコラン機能でのエンジン停止中にオイルポンプを駆動することができなくなるので、油圧確保が不可能となり、エコラン禁止の判定となる。代替え方法も、オイルポンプ異常時には考えられないので、エコラン禁止の判定となる。
また、判断手段としてのエコランECU2に設定される情報には、異常の発生がエコラン機能に影響を与えると分類される機能であっても、影響を回避するために他の機能を代替可能であれば、その他の機能に代替可能であることも含まれている。制御手段としてのエコランECU2は、異常が検出される機能がエコラン機能に影響を与えると分類されているときは、異常が検出される機能が他の機能に代替可能であるか否かを判断するので、代替可能と判断すれば、異常が検出された機能を他の機能に代替して、エコラン機能を利用することができる。
図4は、図1のエコランECU2がエコラン機能でエンジンを停止中に、エコラン状態を継続するか否かの制御を行う概略的な手順を示す。このような制御は、たとえば数〜10数msの周期で繰り返すエンジン停止制御を実行中のメインルーチンからサブルーチンとして呼び出されて実行される。各サブルーチンの実行時には、ステップb0から手順を開始し、ステップb1では異常検出を行う。異常の検出は、たとえば、図1のクランク角センサ16や車輪速センサ17であれば、直引き線18,19を介して入力されるデータと、他のECUからCANバス3を介する通信で取得されるデータとの比較などに基づいて行うことができる。ステップb2では、車両異常有りか否かを判断する。車両異常無しと判断するときは、ステップb3に移り、エコラン状態を継続する。
ステップb2で車両異常有りと判断するときには、ステップb4で、車両影響有りか否かを判断する。車両影響無しのときは、ステップb3に移り、エコラン状態を継続する。ここで、車両影響無しとは、エコランする上でエコラン機能に影響を及ぼさない異常のことを示す。たとえば、EPS−ECU6やGセンサとのCAN通信異常であり、エコラン機能でエンジンを停止している状態からエンジンを再始動する場合には影響しない。
ステップb4で、車両影響有りと判断するときには、ステップb5でエコランへの影響度大か否かを判断する。影響度大ではないと判断するときには、ステップb6で、他の信号にて代替え不可か否かを判断する。この判断は、角異常項目毎に、異常検出時にエコラン状態へ移行しても問題が無いか(車両への影響大か小か)を予め検証しておく。問題有りの場合には、代替え方法にてエコラン状態へ移行することができないかを予め検討しておく。代替え可能と判断するときには、ステップb7でエンジン始動条件を、代替えする信号に合わせて変更する。次にステップb8で、エンジン始動判定処理を切換える。ステップb9では、始動条件成立か否かを判断する。始動条件不成立と判断するときは、ステップb3へ移行して、エコラン状態を継続させる。ステップb9で始動条件成立と判断するときは、ステップb5でエコランへの影響度大と判断するとき、またはステップb6で他の信号にて代替え不可と判断するときとともに、ステップb10でエンジン始動を行う。ステップb9またはステップb10の終了後、ステップb11で元のルーチンに戻る。
以上で説明しているように、車両異常によっては、そのままエコランによるエンジン停止状態を継続することを可能にしている。また、代替え条件および制御方法切換えでエコラン機能によるエンジン停止状態を維持することが可能となるため、従来の技術に比べ、アイドリングストップしている時間を増加させることができる。これによって、燃費向上を図り、都市環境の改善にも寄与させることができる。
図5は、図4のステップb4〜ab6での代替え方法検討の際に利用するデータの例を示す。異常項目は、ステップb1で検出される異常を分類したものである。エコラン機能でのエンジン停止状態を継続する場合の車両影響および代替え方法は、予め異常項目毎に検討しておく。判定は、「○」がエンジン停止を継続するエコラン継続であり、「×」がエンジン停止を継続しないでエンジンを始動させるエンジン始動である。
クランク角センサ16から直引き線18を介して入力されるデータが異常であると判断されるときには、エンジン回転数異常となり、直引き線18の断線などの原因が考えられる。エコラン状態を継続する場合の車両影響は、エンジンが再始動しているか否かを判定できないことである。このため、エコラン機能でエンジンを停止していると、再始動ができなくなる可能性があるので、エンジン始動と判定される。ただし、代替え方法として、CAN通信異常時を除き、エンジン回転数異常には、EFI−ECU4からの通信データを真として処理を行うことが可能となる。したがって、代替え方法による判定は、エコラン継続となる。
車輪速センサ17から直引き線19を介して入力されるデータが異常であると判断されるときには、車速異常となり、直引き線19の断線などの原因が考えられる。エコラン状態を継続する場合の車両影響は、車速が把握できないため、車速有りの条件でエンジンを再始動することができないことである。このためエコラン継続ではなく、エンジン始動と判定される。ただし、代替え方法として、CAN通信異常時を除き、EFI−ECU4からの車速情報、ABS−ECU5からの車速情報を真として処理を行うことが可能となる。したがって、代替え方法による判定は、エコラン継続となる。
ニュートラルSW異常は、変速機のニュートラル状態を検出することができないので、エンジンを始動させてよいかが把握できないので、エンジン停止を継続させないでエンジン始動の判定となる。ただし、CAN通信異常時を除き、EFI−ECU4からのシフト情報やニュートラル情報を真として処理を行うことが可能となるので、代替え方法ではエコラン継続と判定することができる。
DC−DCコンバータ異常やEFI−ECU4およびABS−ECU5とのCAN通信異常では、エンジン始動と判定され、代替え方法もないと判定される。DC−DCコンバータ15が異常になると、エコラン用バッテリ12からの電力供給が不可となるので、エコランでエンジンを停止させる状態を継続すると、駆動用バッテリ9の劣化が懸念される。EFI−ECU4やABS−ECU5とエコランECU2との間では、重要なデータでかつデータ量が膨大なデータを通信しており、代替えは不可である。特に、EFI−ECU4との通信が異常になると、駆動用バッテリ9の電流を把握できないために、エンジンを再始動しなければならない事象が検出できなくなってしまう。ABS−ECU5との通信が異常になると、ブレーキ油圧を把握することができないため、運転者がブレーキペダルを踏んでいるか否かなどの、エンジンを再始動しなければならない事象を検出できないことになる。このため、エンジンの停止を継続するよりも、エンジンの再始動を行うべきものと判定される。
CAN通信異常でも、EPS−ECU6やGセンサなどに対するものは、エンジン始動に関しては問題無しであり、エコラン状態を継続と判断することができる。代替え方法を検討する必要もない。CAN通信異常がA/C−ECU7との間で生じるときは、A/C−ECU7による始動要求が把握できないため、エンジンを再始動しなければならない事象を検出することができないので、エンジン始動と判定される。代替え方法では、エアコン負荷は駆動用バッテリ9の放電電流値にて検出可能であり、エアコン負荷によるエコラン継続/エンジン始動の条件を変更すれば、エコラン継続と判定される。
オイルポンプ異常では、エコラン機能でのエンジン停止中にオイルポンプを駆動することができなくなるので、油圧確保が不可能となり、エコラン継続負荷でエンジン始動の判定となる。代替え方法も、オイルポンプ異常時には考えられないので、エンジン始動の判定となる。
このように、エコラン機能でエンジンを停止しているときに異常が生じると、エンジン停止状態を継続した後でのエンジン始動時に影響を与える機能が存在する。制御手段としてのエコランECU2は、異常が検出される機能が、エンジン停止状態を継続するとエンジン始動時に影響を与える機能と判断するとき、エンジン停止状態の継続を中止してエンジンを始動するように制御する。エコランによるエンジン停止状態となっていても、エンジン停止状態を継続するとエンジン始動時に影響を与える機能に異常が検出されていれば、エンジン停止状態の継続を中止してエンジンを始動するように制御するので、エンジンの再始動ができない状態にならないようにすることができる。
なお、車両にはエンジンの駆動用の電源となる駆動用バッテリ9の他に、補機11など、エンジンの自動停止時に車載の予め選択される電気機器の電源となり、駆動用バッテリ9とは出力電圧が異なるエコラン用バッテリ12と、駆動用バッテリ9とエコラン用バッテリ12との出力電圧の違いを補償するDC−DCコンバータ15とが搭載されるので、駆動用バッテリ9に充放電の回数増大の負担をかけずに、エコラン機能を実現することができる。DC−DCコンバータ15が異常になると、駆動用バッテリ9とエコラン用バッテリ12との出力電圧の違いを補償することができなくなるので、DC−DCコンバータ15の異常時にはエコランへの影響度が大きい判断し、車両の停止時にエンジンを自動的に停止しないように制御している。ただし、このようなエコラン用バッテリ12やDC−DCコンバータ15を搭載しない場合でも、適切な条件を設定して、エコラン機能でのエンジンの停止と始動とを行うことは可能である。また、エコラン機能を実現するのに、専用のエコランECU2を用いずに、他のECUの一部として実現することもできる。
たとえば、本実施形態ではエコランECU2とEFI−ECU4を別体として説明したが、これに限らず、一体型でも本発明を実施できるのは言うまでもない。また、複数のバッテリを使用する例を示したが、これに限らず1つのバッテリであっても本発明を実施できることは言うまでもない。
本発明の実施の一形態としてのエンジン自動停止始動装置1およびその周辺に関する概略的な電気的構成を示すブロック図である。 図1のエコランECU2での概略的なエコラン機能の制御手順を示すフローチャートである。 図2のステップa4〜a6での代替え方法検討の際に利用するデータの例を示す図表である。 図1のエコランECU2がエコラン機能でエンジンを停止中に、エコラン状態を継続するか否かの制御を行う概略的な手順を示すフローチャートである。 図4のステップb4〜ab6での代替え方法検討の際に利用するデータの例を示す図表である。
符号の説明
1 エンジン自動停止始動装置
2 エコランECU
3 CANバス
4 EFI−ECU
5 ABS−ECU
6 EPS−ECU
7 A/C−ECU
9 駆動用バッテリ
10 オルタネータ
11 補機
12 エコラン用バッテリ
15 DC−DCコンバータ
16 クランク角センサ
17 車輪速センサ
18,19 直引き線

Claims (7)

  1. 所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン自動始動条件が成立するとエンジンを自動始動させるエンジン自動停止始動装置において、
    車両に発生する機能の異常を検出する検出手段と、
    検出手段によって検出される機能の異常によるエコランへの影響度を判断する判断手段と、
    判断手段によって影響度が大きいと判断されるときには、車両の停止時に前記エンジン自動停止条件が成立する場合でも、エンジンを自動的に停止させることを禁止するように制御する制御手段とを含み、
    前記判断手段には、
    車両に備えられる各種機能について、異常時にエコラン機能に影響を与える程度を予め分類する情報が予め設定されており、
    前記検出手段によって機能の異常が検出されるときは、該予め設定される情報に基づいて影響度を判断し、
    前記判断手段に設定される情報には、異常の発生が前記エコラン機能に影響を与えると分類される機能であっても、影響を回避するために他の機能を代替可能であれば、該他の機能に代替可能であることも含まれており、
    前記制御手段は、前記検出手段によって前記異常が検出される機能がエコラン機能に影響を与えると分類されているときは、異常が検出される機能が他の機能に代替可能であるか否かを判断することを特徴とするエンジン自動停止始動装置。
  2. 前記判断手段に設定される情報には、前記異常の発生が前記エコラン機能に与える機能として、エンジン停止状態を継続するとエンジン始動時に影響を与える機能が含まれ、
    前記制御手段は、前記検出手段によって異常が検出される機能がエンジン停止状態を継続するとエンジン始動時に影響を与える機能と判断するとき、エンジン停止状態の継続を中止してエンジンを始動するように制御することを特徴とする請求項記載のエンジン自動停止始動装置。
  3. 前記制御手段は、車両に搭載され、相互に通信可能なように、通信線を介して接続される複数の電子制御ユニットの一つとして使用され、
    前記エコラン機能に異常時に影響を与える機能には、他の電子制御ユニットに制御用の情報を入力するために設けられるセンサから直接入力する機能も含まれ、該センサからの出力に基づいてエンジン停止の制御が行われ、
    前記判断手段には、前記代替可能な他の機能として、該他の電子制御ユニットから通信線を介して出力され、該センサからの出力が反映されている信号を受信する機能が設定されていることを特徴とする請求項1または2記載のエンジン自動停止始動装置。
  4. 前記制御手段は、前記異常が検出される機能を前記代替可能な他の機能で代替するときに、該他の機能に基づく条件で前記エコラン機能の制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のエンジン自動停止始動装置。
  5. 前記車両には、前記エンジンの駆動用の電源となる駆動用バッテリの他に、前記エンジンの自動停止時に車載の予め選択される電気機器の電源となり、駆動用バッテリとは出力電圧が異なるエコラン用バッテリと、駆動用バッテリとエコラン用バッテリとの出力電圧の違いを補償するコンバータとが搭載され、
    前記判断手段は、該コンバータの異常時には、エコランへの影響度が大きいと判断することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載のエンジン自動停止始動装置。
  6. 所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン自動始動条件が成立するとエンジンを自動始動させるエンジン自動停止始動方法において、
    車両に発生する機能の異常を検出する検出ステップと、
    検出ステップによって検出される機能の異常によるエコランへの影響度を判断する判断ステップと、
    判断ステップによって影響度が大きいと判断されるときには、車両の停止時に前記エンジン自動停止条件が成立する場合でも、エンジンを自動的に停止させることを禁止するように制御する制御ステップとを含み、
    前記判断ステップでは、車両に備えられる各種機能について異常時にエコラン機能に影響を与える程度を予め分類した情報に基づいて、前記検出ステップにおいて検出された機能の異常によるエコランへの影響度を判断し、
    前記制御ステップでは、前記異常が検出された機能について前記判断ステップにおいてエコランへ小さな影響を与えると判断され、かつ、該異常が検出された機能を他の機能に代替可能でないときにも、車両の停止時に前記エンジン自動停止条件が成立する場合でも、エンジンを自動的に停止させることを禁止するように制御することを特徴とするエンジン自動停止始動方法。
  7. 所定のエンジン自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン自動始動条件が成立するとエンジンを自動始動させるエンジン自動停止始動機能を備えたエンジン制御システムにおいて、
    車両に発生する機能の異常を検出する検出部と、
    検出部によって検出される機能の異常によるエコランへの影響度を判断する判断部と、
    判断部によって影響度が大きいと判断されるときには、車両の停止時に前記エンジン自動停止条件が成立する場合でも、エンジンを自動的に停止させることを禁止するように制御する制御部とを含み、
    前記判断部には、
    車両に備えられる各種機能について、異常時にエコラン機能に影響を与える程度を予め分類する情報が予め設定されており、
    前記検出部によって機能の異常が検出されるときは、該予め設定される情報に基づいて影響度を判断し、
    前記判断部に設定される情報には、異常の発生が前記エコラン機能に影響を与えると分類される機能であっても、影響を回避するために他の機能を代替可能であれば、該他の機能に代替可能であることも含まれており、
    前記制御部は、前記検出部によって前記異常が検出される機能がエコラン機能に影響を与えると分類されているときは、異常が検出される機能が他の機能に代替可能であるか否かを判断することを特徴とするエンジン制御システム。
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