JP4519973B2 - Pneumatic tire - Google Patents

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JP4519973B2
JP4519973B2 JP2000000557A JP2000000557A JP4519973B2 JP 4519973 B2 JP4519973 B2 JP 4519973B2 JP 2000000557 A JP2000000557 A JP 2000000557A JP 2000000557 A JP2000000557 A JP 2000000557A JP 4519973 B2 JP4519973 B2 JP 4519973B2
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    • B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/0009—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60C15/06—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
    • B60C15/0603—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead characterised by features of the bead filler or apex
    • B60C15/0607—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead characterised by features of the bead filler or apex comprising several parts, e.g. made of different rubbers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、とくにトラックやバス等の重荷重用として好適な空気入りタイヤに関し、プライコードのひき抜けやカーカスプライの巻き返し部分へのセパレーションの発生等を抑制した、耐久性の改善されたビード部構造の改良に関するものである。
【０００２】
タイヤの転動負荷が大きい重荷重用の空気入りタイヤは、プライコードの引き抜けが懸念されることから、カーカスプライを、ビード部のビードコアの周りで、タイヤの半径方向から外側へ大きく巻き返し、その巻き返し部分をゴム質中に埋め込んで固定するようにしている。
【０００３】
図７（ａ）（ｂ）はこのことを例示するビード部の略線横断面図であって、図７（ａ）はカーカスプライ９の巻き返し部分９ａの外端を、ワイヤチェファ１０の同様の外端よりタイヤの半径方向外側に位置させたものであり、図７（ｂ）はカーカスプライ９の巻き返し部分９ａの外端より、ワイヤチェファ１０の巻き返し外側端をタイヤの半径方向外側に位置させた構造のものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のビード構造においては、カーカスプライ９の巻き返し外端位置、あるいはワイヤチェファ１０の外端位置を境にしてタイヤの半径方向の内外側に剛性段差が生じることになるため、タイヤの負荷転動に際する、ビード部からサイドウオール部にかけての繰り返し変形によりカーカスプライ９の巻き返し外端あるいはワイヤチェファ１０の外端を含めたその近傍域に応力が集中することになる。
【０００５】
そして、これが、その外端の、ゴム質からのセパレーションを引き起し、このセパレーションがさらに、図８（ａ）、（ｂ）に示すようにビード部クラックｃｒを発生させる原因になっていた。
【０００６】
そこで、カーカスプライ９の巻き返し部分の外端もしくは、ワイヤチェファ１０の外端およびその近傍域に生じる応力を緩和し、あわせてビード部の剛性を高めて、そのビード部の変形を抑制することを目的に、ビードコア１１の周りで、複数枚の有機繊維コード層をワイヤチェファ１０に外接させて配置し、これらの有機繊維コード層で、カーカスプライ９の巻き返し外端または、ワイヤチェファ１０の外端を覆ったり、ビードコア１１のタイヤ半径方向外側で、カーカスプライ９の本体部分と、巻き返し部分９ａとの間に配置するゴムスティフナ１２、なかでも硬ゴムスティフナの量を増やす等の工夫がなされているけれども、これらによれば、タイヤの負荷転動におけるビード部の発熱温度が一層高くなることにより、前述したセパレーションの発生に加えて、有機繊維コード層の外端にもまたセパレーションが発生する不具合があり、その他にもタイヤの重量増加やタイヤの生産性が低下するという問題があった。
【０００７】
本発明は、従来の技術が抱える上述のような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、タイヤの重量増加、タイヤの生産性の低下を招くことなく、カーカスプライおよびワイヤチェファの外端の、ゴム質からのセパレーションを有効に防止するとともに、プライコードの引き抜けをもたま十分に防止してビード耐久性を大きく向上させ得る空気入りタイヤを提案するところにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気入りタイヤは、スチールコードからなる少なくとも一枚のカーカスプライを、トレッド部からサイドウオール部を経てビード部までトロイダルに延在させるとともに、各ビード部に埋設したビードコア及びこれに隣接するゴムスティフナの周りに沿って、タイヤの径方向の内周側から外周側へ巻き返し、カーカスプライの各巻き返し部に、ビードコアの周面に沿ってそれに巻き付く巻き込み部を有する空気入りタイヤであって、
前記ゴムスティフナは、少なくとも一部分が硬ゴムからなるものであり、該硬ゴムは５０％伸長時におけるモジュラス（Ｍｏ）が５．５ＭPa≦Ｍｏ≦７．０ＭPaであり、
前記巻き返し部に、前記ビードコアの横断面輪郭形状に対応する少なくとも一箇所の塑性変形部を設け、前記巻き返し部の巻き込み部を、前記ビードコアと前記ゴムスティフナのみで挟み込んで拘束することを特徴とする空気入りタイヤである。
【０００９】
ここに、ゴムスティフナは、該スティフナ５の全断面積（Ｓ）に対し硬ゴム（Ｓ１）の断面積の占める割合（Ｓ／Ｓ１）が３０％≦Ｓ１／Ｓ≦１００％の範囲を満足するものであるのが望ましい。
【００１０】
また、かかるゴムフティフナは、空気圧を充てんしたタイヤのリム組み姿勢で、カーカスプライの巻き返し最下端からゴムスティフナにおける硬ゴムの最上端に至るまでの高さＨ2 とカーカスプライの巻き返し最下端からカーカスプライの最上端に至るまでの高さＨ1 との比が１０％≦Ｈ2 ／Ｈ1 ≦７０％の条件を満足するものが好適である。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図１は、本発明の実施の形態を示すタイヤの横断面図であり、図中１はトレッド部、２はトレッド部１に連続するサイドウオール部、３はビード部であって、このビード部３はサイドウオール部２の半径方向内周側に連なっていて、このビード部３には横断面形状が例えば六角形状をなすビードコア４とこのビードコア４に隣接配置されるスティフナ５が埋設されている。スティフナ５は通常のゴム５ａと硬ゴム５ｂからなり、硬ゴム５ｂはゴム５ａとビードコア４の相互間に配置される。
【００１２】
また、６はカーカスプライであって、このカーカスプライ６はタイヤの赤道面に対して実質的に９０°の角度で延在させた、例えばスチールコード（強力：８０〜３００kgf の範囲、より好ましくは１００〜１８０kgf の範囲のものが好適）をプライコードとするものが適用でき、このプライコードからなる一枚のカーカスプライ６を、トレッド部１からサイドウオール部２を経てビード部３までトロイダルに延在させるとともに、ビードコア４およびスティフナ５の周りで、タイヤの半径方向の内周側から外周側へ巻き返される。
【００１３】
カーカスプライ６の巻き返し態様は、上掲図１に示すように、タイヤの幅方向の内周側から外周側へ巻き返す場合の他に、図２に示すように、タイヤの幅方向の外周側から内周側へ巻き返すこともでき、これらの何れにおいてもカーカスプライ６の巻き返し部７は、ビードコア４の周面に沿ってそれに巻き付く巻き込み部７ａを有する。
【００１４】
上掲図１あるいは図２にそれぞれ示した巻き込み部７ａに関しては、ともにカーカスプライ６をビードコア４の周りに巻き返すに先立ち、その巻き込み部７ａに相当する部分に、ビードコア４の横断面輪郭形状と対応させて予め少なくとも三箇所の塑性変形部Ｐ1 、Ｐ2 、Ｐ3 を設けて、とくに先端側のＰ1 にて、ビードコア４の周面に十分近接させ、かつ、正確に倣ってビードコア４に巻き付けるものとする。
【００１５】
かかる巻き込み部７ａはビードコア４の断面輪郭の半周、例えば、そのビードコア４の、ビードベース３ａ側の半周を超えてビードコア周面に沿って延び、なかでも上掲図１に示すような巻き込み部７ａの先端は、これに加えて、空気圧を充てんしたタイヤのリム組み姿勢で、ビードコア４の外周縁位置を越えて、それよりタイヤの幅方向内側に位置するものとする。
【００１６】
上記のような構成になる空気入りタイヤにおいては、巻き返し部７に巻き込み部７ａを設けたことにより、プライコードの引き抜けを有効に防止され、併せてビードコア４およびリムＲの作用のもとで、その巻き返し部７のセパレーションを有効に回避し得る。
【００１７】
本発明においては、ゴムスティフナ５に硬ゴム５ｂを用いることにしたが、これによってビード部３の上部における剛性がアップし、荷重負荷時に、ビード部３の倒れ込みが抑制され、ビード耐久力の向上に寄与する。
【００１８】
とくに、硬ゴム５ｂの５０％伸長時におけるモジュラスＭｏは、５．５ＭPa≦Ｍｏ≦７．０ＭPaに規定したが、その理由は、モジュラスＭｏが５．５ＭPaよりも低いとビード部３の倒れ込みの抑制効果が期待できないからであり、一方、７．０ＭPaよりも高い場合にはかかる部位から破壊が起こりやすくなるからである。
【００１９】
ゴムスティフナ５は、該ゴムスティフナ５の全断面積（Ｓ）に対し硬ゴム５ｂの断面積（Ｓ １ ）の占める割合（Ｓ１／Ｓ）が、３０％≦Ｓ１／Ｓ≦１００％の範囲に収まるようにするのが好ましい。その理由は、（Ｓ１／Ｓ）が３０％よりも低い値では、硬ゴム５ｂの部位からの破壊が起こるおそれがあるからであり、ビード部３の耐久力の改善には、上記の範囲で規定するのが最もよいからである。
【００２０】
上掲図１に示すところにおいて、空気圧を充てんしたタイヤのリム組み姿勢で、カーカスプライ６の巻き返し最下端Ｌ1 （ビードコア４の、ビードベース３ａ側）から硬ゴム５ｂの最先端Ｌ2 に至るまでの高さＨ2 とカーカスプライ６の巻き返し最下端Ｌ1 からカーカスプライ６の最上端Ｌ3 に至るまでの高さＨ1 との比は１０％≦Ｈ2 ／Ｈ1 ≦７０％とするのが好ましい。その理由は、（Ｈ2 ／Ｈ1 ）が１０％よりも小さい場合には、硬ゴム５ｂを用いたことによる効果が小さく、一方、（Ｈ2 ／Ｈ1 ）が７０％を越えるような値では、スティフナ５の先端に応力が集中しやすくなり、セパレーションの発生が懸念されるからである。
【００２１】
図３は、ビードコア４の周りで、カーカスプライ６に外接させてワイヤチェフア８を配置した例であって、このような構成とする場合にあってはその部位の外端および近傍域での変形量を少なくできるので、ワイヤチェファ８外端のセパレーションを効果的に軽減できることになる。
【００２２】
巻き込み部７をビードコア４とスティフナ５との間で挟み込むことにより、その巻き込み部７に対する拘束力を高めることが可能になり、プライコードの引き抜けをより有利に防止できる。
【００２３】
図４にビードコア４の断面を拡大して示す。空気入りタイヤにおいてプライコードの引き抜け防止効果を担保するためには巻き込み部７の先端を、ビードベース３ａから離れた三辺ａ、ｂ、ｃの何れかの上に位置させることが好ましく、より好ましくは、配設範囲を、辺ａと辺ｂとの交点位置から、それらの各辺長の２／３の長さの範囲とする。
【００２４】
本発明においては、前述の如く巻き込み部７に塑性変形部Ｐ1 、Ｐ2 、Ｐ3 を設けることができるが、一カ所また二カ所とすることもでき、必要に応じて四カ所とすることもできるものである。
【００２５】
【実施例】
以下に、本発明に係るタイヤの、ドラム耐久性に関する実施例について説明する。
【００２６】
供試タイヤは表１に示した如き構造になる、サイズがＴＢＲ２８５／６０Ｒ２２．５のタイヤを９．００×２２．５のリムに装着したものを用いた。
【００２７】
ドラム耐久性は、リム組みしたタイヤに最高空気圧（９００kPa ）を充てんするとともに、最大負荷能力の２倍に相当する荷重を負荷したドラム上走行試験において、ビード部故障（プライ端またワイヤチェファ端のセパレーション）もしくはゴムチェファクラック等によって走行不能になるでの走行距離を測定し、従来タイヤをコントロールとして指数化することによって評価した。なお、ドラム耐久性は指数値が大きいほど優れた結果を示すものとする。
【００２８】
表１にその結果を示し、図５に硬ゴムの面積割合が３０％になるゴムスティフナ５を備えたタイヤの要部の横断面を、また、図６に硬ゴムの面積割合が１００％になるゴムスティフナ５を備えたタイヤの要部の横断面をそれぞれ示す。
【００２９】
【表１】

Figure 0004519973
【００３０】
表１より明らかな如く、本発明に適合する供試タイヤは、従来タイヤに比較してビード部の耐久性が格段に改善されることが確認できた。
【００３１】
【発明の効果】
本発明によれば、カーカスプライの巻き返し部分に、ビードコアの周面に沿ってそれに巻き付く巻き込み部を有する空気入りタイヤにおいて、硬ゴムを備えたゴムチェファ配設することによって、プライコードの引き抜けやカーカスプライ巻き返し部分のセパレーションを、より有利に回避してビード部の耐久性を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を示す要部横断面図である。
【図２】本発明の他の実施の形態を示す要部横断面図である。
【図３】本発明の他の実施の形態を示す要部横断面図である。
【図４】巻き込み部の先端位置を示すビードコアの拡大断面図である。
【図５】実施例で用いた供試タイヤの要部横断面図である。
【図６】実施例で用いた供試タイヤの要部横断面図である。
【図７】（ａ）（ｂ）は従来のビード部構造を例示するタイヤの要部用断面図である。
【図８】（ａ）（ｂ）はビード部クラックの発生態様を示す横断面図である。
【符号の説明】
１ トレッド部
２ サイドウオール部
３ ビード部
４ ビードコア
５ スティフナ
６ カーカスプライ
７ 巻き返し部
８ ワイヤチェファ
９ カーカスプライ
10 ワイヤチェファ
11 ビードコア
12 ゴムスティフナ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic tire particularly suitable for heavy loads such as trucks and buses, and relates to a bead portion structure with improved durability that suppresses occurrence of separation of ply cords and separation of a carcass ply winding portion. It is about improvement.
[0002]
In heavy-duty pneumatic tires with a large rolling load on the tire, there is concern about pulling out of the ply cord.Therefore, the carcass ply is largely wound from the radial direction of the tire to the outside around the bead core of the bead portion. The rewinding part is embedded and fixed in rubber.
[0003]
7A and 7B are schematic cross-sectional views of the bead portion illustrating this, and FIG. 7A shows the outer end of the rewinding portion 9a of the carcass ply 9 and the same outer portion of the wire chafer 10. FIG. 7B shows a structure in which the rewinding outer end of the wire chafer 10 is positioned radially outward of the tire from the outer end of the rewinding portion 9a of the carcass ply 9 from the end. belongs to.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in such a conventional bead structure, there is a rigidity step on the inner and outer sides in the radial direction of the tire with the outer end position of the carcass ply 9 being wound or the outer end position of the wire chafer 10 as a boundary. When the load rolling is repeated, stress is concentrated in the vicinity including the outer end of the carcass ply 9 or the outer end of the wire chafer 10 due to repeated deformation from the bead portion to the side wall portion.
[0005]
This causes separation from the rubber at the outer end, and this separation further causes a bead crack cr as shown in FIGS. 8 (a) and 8 (b).
[0006]
Therefore, the purpose is to relieve the stress generated at the outer end of the turn-up portion of the carcass ply 9 or the outer end of the wire chafer 10 and the vicinity thereof, and also increase the rigidity of the bead portion to suppress deformation of the bead portion. In addition, a plurality of organic fiber cord layers are arranged around the bead core 11 so as to circumscribe the wire chafer 10, and these organic fiber cord layers cover the outer end of the carcass ply 9 or the outer end of the wire chafer 10. The rubber stiffener 12 disposed between the main body portion of the carcass ply 9 and the rewinding portion 9a on the outer side in the tire radial direction of the bead core 11 has been devised such as increasing the amount of hard rubber stiffener. According to the above, when the heat generation temperature of the bead portion in the load rolling of the tire is further increased, In addition to the generation of Deployment, also there is a problem that separation occurs in the outer end of the organic fiber cord layer, other weight increase and tire productivity tire is lowered.
[0007]
An object of the present invention is to solve the above-described problems of the prior art, and the object of the present invention is to provide a carcass ply and a carcass ply without causing an increase in tire weight and a decrease in tire productivity. The present invention proposes a pneumatic tire that can effectively prevent separation of the outer end of the wire chafer from the rubbery material, and can sufficiently prevent the ply cord from being pulled out and can greatly improve the bead durability.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the pneumatic tire of the present invention, at least one carcass ply made of a steel cord extends to a toroidal from a tread portion to a bead portion through a side wall portion, and adjacent to the bead core embedded in each bead portion. A pneumatic tire having a winding portion wound around the circumference of the bead core at each winding portion of the carcass ply along the circumference of the rubber stiffener. ,
The rubber stiffener is at least partially made of hard rubber, and the hard rubber has a modulus (M o ) at 50% elongation of 5.5 MPa ≦ M o ≦ 7.0 MPa ,
The winding portion is provided with at least one plastic deformation portion corresponding to a cross-sectional contour shape of the bead core, and the winding portion of the winding portion is sandwiched and restrained only by the bead core and the rubber stiffener. It is a pneumatic tire.
[0009]
Here, in the rubber stiffener, the ratio (S / S 1 ) of the cross-sectional area of the hard rubber (S 1 ) to the total cross-sectional area (S) of the stiffener 5 is in the range of 30% ≦ S 1 / S ≦ 100%. It is desirable to satisfy
[0010]
In addition, such a rubber-fifter has a rim assembly posture of a tire filled with air pressure, and has a height H 2 from the lowermost winding end of the carcass ply to the uppermost end of the hard rubber in the rubber stiffener and the lowermost winding end of the carcass ply from the lowermost winding end of the carcass ply. It is preferable that the ratio to the height H 1 up to the uppermost end of the lens satisfies the condition of 10% ≦ H 2 / H 1 ≦ 70%.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view of a tire showing an embodiment of the present invention, in which 1 is a tread portion, 2 is a side wall portion continuous to the tread portion 1, and 3 is a bead portion. 3 is continuous with the radially inner peripheral side of the side wall portion 2, and a bead core 4 having a cross-sectional shape of, for example, a hexagonal shape and a stiffener 5 disposed adjacent to the bead core 4 are embedded in the bead portion 3. . The stiffener 5 includes a normal rubber 5 a and a hard rubber 5 b, and the hard rubber 5 b is disposed between the rubber 5 a and the bead core 4.
[0012]
Reference numeral 6 denotes a carcass ply. The carcass ply 6 extends at an angle of substantially 90 ° with respect to the equator plane of the tire, for example, a steel cord (strength: in the range of 80 to 300 kgf, more preferably A ply cord can be applied, and a single carcass ply 6 made of this ply cord can be extended toroidally from the tread portion 1 through the side wall portion 2 to the bead portion 3. At the same time, it is wound around the bead core 4 and the stiffener 5 from the inner peripheral side to the outer peripheral side in the radial direction of the tire.
[0013]
As shown in FIG. 1 above, the carcass ply 6 is turned back from the outer side in the width direction of the tire as shown in FIG. The winding part 7 of the carcass ply 6 has a winding part 7 a that winds along the peripheral surface of the bead core 4 in any of these.
[0014]
With respect to the winding part 7 a shown in FIG. 1 or FIG. 2, both correspond to the cross-sectional contour shape of the bead core 4 in the portion corresponding to the winding part 7 a before the carcass ply 6 is wound around the bead core 4. In advance, at least three plastic deformation portions P 1 , P 2 , and P 3 are provided. In particular, at the front end P 1 , the bead core 4 is sufficiently close to the peripheral surface of the bead core 4 and accurately copied to the bead core 4. It shall be wrapped.
[0015]
The winding portion 7a extends along the peripheral surface of the bead core 4 over a half circumference of the cross-sectional contour of the bead core 4, for example, the bead core 4 on the side of the bead base 3a. In particular, the winding portion 7a as shown in FIG. In addition to this, the tip of the tire is assumed to be positioned inward of the tire width direction beyond the position of the outer peripheral edge of the bead core 4 in the tire rim assembly posture filled with air pressure.
[0016]
In the pneumatic tire configured as described above, the winding portion 7a is provided in the rewinding portion 7, so that the pull-out of the ply cord is effectively prevented, and at the same time, under the action of the bead core 4 and the rim R. The separation of the winding part 7 can be effectively avoided.
[0017]
In the present invention, the hard rubber 5b is used for the rubber stiffener 5, but this increases the rigidity of the upper portion of the bead portion 3 and suppresses the falling of the bead portion 3 when a load is applied, thereby improving the bead durability. Contribute to.
[0018]
In particular, the modulus M at 50% elongation of the hard rubber 5b o is as defined 5.5 MPa ≦ M o ≦ 7.0MPa, because the bead portions 3 modulus M o is lower than 5.5MPa This is because it is not possible to expect the effect of suppressing the falling of the material, and on the other hand, when it is higher than 7.0 MPa, destruction is likely to occur from such a part.
[0019]
In the rubber stiffener 5, the ratio (S 1 / S) of the cross-sectional area (S 1 ) of the hard rubber 5b to the total cross-sectional area (S) of the rubber stiffener 5 is 30% ≦ S 1 / S ≦ 100%. It is preferable to be within the range. The reason is that when (S 1 / S) is a value lower than 30%, there is a possibility that the hard rubber 5b may be broken from the site. For improving the durability of the bead part 3, the above range is used. It is because it is the best to prescribe.
[0020]
As shown in FIG. 1 above, the rim assembly posture of the tire filled with air pressure leads from the lowermost winding end L 1 of the carcass ply 6 (from the bead base 3a side of the bead core 4) to the most advanced L 2 of the hard rubber 5b. the ratio between the height H 1 up to the uppermost L 3 of the carcass ply 6 from a height rewinding lowermost end L 1 of H 2 and the carcass ply 6 until a 10% ≦ H 2 / H 1 ≦ 70% Is preferred. The reason is that when (H 2 / H 1 ) is less than 10%, the effect of using the hard rubber 5b is small, while (H 2 / H 1 ) exceeds 70%. This is because stress tends to concentrate on the tip of the stiffener 5 and there is a concern about the occurrence of separation.
[0021]
FIG. 3 is an example in which the wire checker 8 is disposed around the bead core 4 so as to circumscribe the carcass ply 6. In the case of such a configuration, the deformation amount at the outer end and in the vicinity of the part is shown. Therefore, separation of the outer end of the wire chafer 8 can be effectively reduced.
[0022]
By sandwiching the winding portion 7 between the bead core 4 and the stiffener 5, it becomes possible to increase the restraining force on the winding portion 7 and to prevent the ply cord from being pulled out more advantageously.
[0023]
FIG. 4 shows an enlarged cross section of the bead core 4. In order to ensure the effect of preventing the pull-out of the ply cord in the pneumatic tire, it is preferable that the tip of the winding portion 7 is positioned on any of the three sides a, b, c away from the bead base 3a. Preferably, the arrangement range is a range of 2/3 of the length of each side from the intersection position of the side a and the side b.
[0024]
In the present invention, the plastic deformation portions P 1 , P 2 , and P 3 can be provided in the entrainment portion 7 as described above. However, one or two places may be provided, and four places may be provided as necessary. It is also possible.
[0025]
【Example】
Below, the Example regarding the drum durability of the tire which concerns on this invention is described.
[0026]
The test tire used was a tire having a structure as shown in Table 1 and having a size TBR285 / 60R22.5 mounted on a rim of 9.00 × 22.5.
[0027]
Drum durability is determined by filling the rim-assembled tire with the maximum air pressure (900 kPa) and testing the bead failure (separation at the ply end or wire chafer end) in a running test on the drum with a load equivalent to twice the maximum load capacity. ) Or the distance traveled when the vehicle could not run due to a rubber chafer crack or the like, and evaluated by indexing the conventional tire as a control. It should be noted that the drum durability is more excellent as the index value is larger.
[0028]
The results are shown in Table 1. FIG. 5 shows a cross section of the main part of the tire including the rubber stiffener 5 in which the hard rubber area ratio is 30%, and FIG. 6 shows that the hard rubber area ratio is 100%. The cross section of the principal part of the tire provided with the rubber stiffener 5 is shown.
[0029]
[Table 1]
Figure 0004519973
[0030]
As is clear from Table 1, it was confirmed that the test tire conforming to the present invention has a marked improvement in the durability of the bead portion as compared with the conventional tire.
[0031]
【The invention's effect】
According to the present invention, in a pneumatic tire having a winding portion wound around a bead core along a circumferential surface of a bead core at a winding portion of a carcass ply, by disposing a rubber chafer provided with hard rubber, the ply cord can be pulled out. The separation of the carcass ply rewinding portion can be avoided more advantageously, and the durability of the bead portion can be greatly improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a main part showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of an essential part showing another embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view of an essential part showing another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view of a bead core showing a tip position of a winding portion.
FIG. 5 is a cross-sectional view of an essential part of a test tire used in an example.
FIG. 6 is a cross-sectional view of an essential part of a test tire used in an example.
FIGS. 7A and 7B are cross-sectional views for a main portion of a tire illustrating a conventional bead portion structure. FIGS.
FIGS. 8A and 8B are cross-sectional views showing a form of occurrence of a bead crack. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Tread part 2 Side wall part 3 Bead part 4 Bead core 5 Stiffener 6 Carcass ply 7 Rewind part 8 Wire chafer 9 Carcass ply
10 Wire Cheffer
11 Beadcore
12 Rubber stiffener

Claims (3)

スチールコードからなる少なくとも一枚のカーカスプライを、トレッド部からサイドウオール部を経てビード部までトロイダルに延在させるとともに、各ビード部に埋設したビードコア及びこれに隣接するゴムスティフナの周りに沿って、タイヤの径方向の内周側から外周側へ巻き返し、カーカスプライの各巻き返し部に、ビードコアの周面に沿ってそれに巻き付く巻き込み部を有する空気入りタイヤであって、
前記ゴムスティフナは、少なくとも一部分が硬ゴムからなるものであり、
該硬ゴムは５０％伸長時におけるモジュラス（Ｍｏ）が５．５ＭPa≦Ｍｏ≦７．０ＭPaであり、
前記巻き返し部に、前記ビードコアの横断面輪郭形状に対応する少なくとも一箇所の塑性変形部を設け、前記巻き返し部の巻き込み部を、前記ビードコアと前記ゴムスティフナのみで挟み込んで拘束することを特徴とする空気入りタイヤ。At least one carcass ply made of a steel cord extends to the toroidal from the tread portion to the bead portion through the sidewall portion, and along the bead core embedded in each bead portion and the rubber stiffener adjacent thereto, A pneumatic tire having a winding portion wound around the bead core along the circumferential surface of the bead core at each winding portion of the carcass ply from the inner circumferential side to the outer circumferential side in the radial direction of the tire,
The rubber stiffener is at least partially made of hard rubber,
The hard rubber has a modulus (M o ) at 50% elongation of 5.5 MPa ≦ M o ≦ 7.0 MPa ,
The winding portion is provided with at least one plastic deformation portion corresponding to a cross-sectional contour shape of the bead core, and the winding portion of the winding portion is sandwiched and restrained only by the bead core and the rubber stiffener. Pneumatic tire. ゴムスティフナは、該ゴムスティフナの全断面積（Ｓ）に対し硬ゴム（Ｓ1）の断面積の占める割合（Ｓ1／Ｓ）が３０％≦Ｓ1／Ｓ≦１００％の範囲を満足するものである、請求項１記載の空気入りタイヤ。In the rubber stiffener, the ratio (S 1 / S) of the cross-sectional area of the hard rubber (S 1 ) to the total cross-sectional area (S) of the rubber stiffener satisfies the range of 30% ≦ S 1 / S ≦ 100%. The pneumatic tire according to claim 1, which is a tire. ゴムフティフナは、空気圧を充てんしたタイヤのリム組み姿勢で、カーカスプライの巻き返し最下端から硬ゴムの最先端に至るまでの高さＨ2とカーカスプライの巻き返し最下端からカーカスプライの最上端に至るまでの高さＨ1との比（Ｈ2／Ｈ1）が１０％≦Ｈ2／Ｈ1≦７０％になるものである、請求項１又は２記載の空気入りタイヤ。The rubber edge is a tire rim assembly posture filled with air pressure, the height H 2 from the lowest end of the carcass ply rewinding to the foremost end of the hard rubber and the lowest end of the rewinding of the carcass ply to the uppermost end of the carcass ply The pneumatic tire according to claim 1 , wherein a ratio (H 2 / H 1 ) to a height H 1 of the tire is 10% ≦ H 2 / H 1 ≦ 70%.
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