JP4519473B2 - 棚支持用ブラケット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、棚本体に取り付け可能な固定ブラケットと、上方に棚板が取り付け可能で、かつ前記固定ブラケットに対して角度変更可能に取り付けられる移動ブラケットと、を有する棚支持用ブラケット装置に関する。
従来、スーパーやコンビニエンス・ストアー等の商品売り場に設置される商品陳列棚において、商品が複数陳列される棚板は床面と略同一な平行面で上下方向に所定間隔で多段に形成されており、各棚板上面には商品が複数陳列されている。
棚板に載置された商品が消費者によって取り出されていくと、徐々に棚板の前方位置から商品が無くなり、しだいに棚板の後方位置に商品が残留してしまうことが多々有り、消費者の視点位置によっては、棚板の後方位置に載置される商品が上下の棚板に遮蔽されてしまうことがあり消費者から視認しづらく、商品が取り出し難かった。
そこで近年では、商品陳列棚の前方に向かって下方に傾斜するように、予めブラケットを傾斜させてその上端を棚本体に取り付け、このブラケットに棚板を載置して、前方に向かって傾斜する商品載置面を形成することで、棚板の後方位置に載置される商品を傾斜によって前方に流下させ、消費者の視認のし易すさと、商品の取り出しの容易化をはかったものが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−269254号公報(段落0012〜0015、第1〜3図)
しかしながら、特許文献1に示したブラケットにあっては、棚本体に設けられるブラケットの傾斜角度を変えることができないので、商品に適した最適な傾斜載置面を形成しようとすれば、傾斜角度が異なる種々のブラケットを用意しなければならず、ブラケットの製造コストが高くなるだけでなく、棚本体へのブラケットの交換作業に手間がかかるという問題点があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、棚本体に設けられたブラケットを交換することなく、ブラケットの傾斜角度を容易に調整可能な棚支持用ブラケット装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の棚支持用ブラケット装置は、支柱に一端が固定された固定ブラケットと、上方に棚板が取り付け可能で且つ前記固定ブラケットに対して角度変更可能に軸着され移動ブラケットとを有する棚支持ブラケット装置であって、前記固定ブラケットの一端側に設けた軸孔に前記移動ブラケットの後端に設けた軸受けピンが軸着され、固定ブラケットまたは移動ブラケットのいずれかに一方に複数の係合溝を設け、他方にリンク部材の一側を回動自在に軸着し、前記リンク部材の他側に前記係合溝に係合する軸部を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、いずれか一方のブラケットに設けられた複数の係合溝の一つを選択して、他方のブラケットに軸着されるリンク部材の軸部を係合するだけで、移動ブラケットを固定ブラケットに対して傾斜角度を変えて安定的に位置固定できるので、移動ブラケットを固定ブラケットから取り外すことなく、棚板の傾斜角度の調整が行われる。
本発明の請求項2に記載の棚支持用ブラケット装置は、請求項1に記載の棚支持用ブラケット装置であって、前記固定ブラケットまたは移動ブラケットのいずれかに一方に設けた係合溝は前記ブラケットの外周縁に形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、ブラケットの外周縁を加工するだけで容易に係合溝を形成することができる。
本発明の請求項3に記載の棚支持用ブラケット装置は、請求項1に記載の棚支持用ブラケット装置であって、前記固定ブラケットまたは移動ブラケットのいずれかに一方に設けた係合溝は前記ブラケットに貫通孔を形成し、前記貫通孔の形状を係合可能な形状とすることによって形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、係合溝に係合する軸部は貫通孔に係合されることから、角度調整時には軸部を貫通孔内で他の係合溝に移動させることができるので、軸部の移動が容易であり、かつ係合後は係合溝から外れ難い。
本発明の請求項4に記載の棚支持用ブラケット装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の棚支持用ブラケット装置であって、前記支柱に係合孔を形成し、前記固定ブラケットの後端に前記係合孔に係合可能な係合片を設けて固定ブラケットを支柱に固定したことを特徴としている。
この特徴によれば、固定ブラケットと棚本体の着脱を容易に行うことができる。
本発明の請求項5に記載の棚支持用ブラケット装置は、請求項4に記載の棚支持用ブラケット装置であって、前記係合孔支柱の上下方向に複数形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、係合片を所望の係合孔に係合させることで、固定ブラケットの取付位置を上下方向に調整して、棚板を利用者が望む高さ位置で取り付けることが可能となる。
本発明の請求項6に記載の棚支持用ブラケット装置は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の棚支持用ブラケット装置であって、前記軸部を操作可能とするために外部に延出する取手設けことを特徴としている。
この特徴によれば、軸部を操作可能とするために外部に取手が延出しているので、取手を利用して軸部を移動させることで、容易に係合溝と軸部との係合と解除を行うことができる。
本発明の請求項7に記載の棚支持用ブラケット装置は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の棚支持用ブラケット装置であって、前記移動ブラケットの上部に係止溝を設け、前記棚板の下部に前記係合に係止可能な係止片を設けことを特徴としている。
この特徴によれば、移動ブラケットの上に棚板を載置して係止片を係止溝に係合すれば、棚板が確実に位置固定されるので、棚板と移動ブラケットとの位置ずれを未然に防止できる。
本発明の請求項8に記載の棚支持用ブラケット装置は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の棚支持用ブラケット装置であって、前記固定ブラケット及び移動ブラケットの軸着間には間隔片が設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、係合溝に係合する軸部を他の係合溝に移動させる際に、固定ブラケット及び移動ブラケットの軸着間に設けられた間隔片によってリンク部材の収納スペースが設けられるので、互いのブラケットの隣接面の接触が未然に防止され移動ブラケットの回動が円滑に行われる。
本発明の実施例を以下に説明する。以下、本実施例では棚支持用ブラケット装置を単にブラケット装置と称してして説明する。
図1は、本発明の実施例1及び実施例2が適用される商品陳列棚の全体像を示す斜視図であり、図2は、ブラケット装置の分解組立斜視図であり、図3の(a)は、図1のA―A線のブラケット装置の断面図であり、図3の(b)は、移動ブラケットの傾斜角度を(a)の場合より大きくした状態を示す断面図であり、図4は、ブラケット装置に棚板取り付ける状態を示す断面図である。
この商品陳列棚は、スーパーやコンビニエンス・ストアー等の商品売り場に設置されており、商品陳列棚に複数の商品を数多く載置して、消費者が直に商品の取り出しを行えるようになっている。
本発明の実施例1を図面に基づいて説明すると、商品陳列棚1は図1に示されるように、床面7に載置される支持脚6に上下方向に延びる支柱4が左右2本が一対にて所定間隔毎(本実施例では3箇所)に設けられ、この支柱4間に仕切りパネル3が前後に嵌合して取り付けられ、支柱4と仕切パネル3の上部に商品が載置可能な載置棚5が設けられている。
支柱4には係合孔4aが上下方向に複数形成され、仕切パネル3の所定の高さ位置には、外周にストッパー9が形成される棚板2が設けられている。この棚板2は、支柱4の係合孔4aに予め取り付けられた後述のブラケット装置に載置され支持されており、棚板2の上面には商品19が複数載置されている。以下、本実施例では商品陳列棚1の外方を前方位置とし、商品陳列棚1の中央を後方位置として説明する。
そこで、具体的に棚板2を支持するブラケット装置の構成を図2を用いて説明する。ブラケット装置30は、固定ブラケット20と、移動ブラケット10と、リンク部材16と、シャフト29と、間隔片17と、これら各部材を軸着するための軸受ピン24、25とシャフト29の先端部に取り付けられる止着キャップ26、27、28と、から成る。
固定ブラケット20は金属板から構成されており、前部20aに貫通孔21が形成され、貫通孔21の前方位置から後方位置にかけて所定間隔で下向に向けて、A係合溝21a、B係合溝21b、C係合溝21cが形成されている。上端部20cの後部20b側には軸孔23が形成されている。後部20bの後端からは上面視略L字状に屈曲延設された金属片の下向き鈎状の係合片22が上下方向に複数形成されている(本実施例では三箇所)。
移動ブラケット10は金属板から構成されており、上端縁10eから上端部10cにかけて、前部10a側に係止溝11が形成され(本実施例では一箇所)、後部10b側に係止溝12が複数形成されている(本実施例では四箇所)。上端部10cの略中間位置には軸孔13が形成され、後部10bの略中間位置には軸孔14が形成されている。
リンク部材16は金属板から構成されており、一側に軸孔16a、他側に軸孔16bが形成されている。シャフト29は中間に軸板29cを備え、この軸板29cの一側面から軸部29aが、他側面から取手29bが延設され、軸部29aの径は固定ブラケット20のA係合溝21a、B係合溝21b、C係合溝21cに係合可能な大きさになっている。また、間隔片17はワッシャー状の金属板から構成され、中央に軸孔17aが形成されている。
また、移動ブラケット10の軸孔13の孔径の大きさは軸受ピン24の軸径よりも若干広く形成され、移動ブラケット10の軸孔14、間隔片17の軸孔17aおよび固定ブラケット20の軸孔23の孔径の大きさも軸受ピン24の軸径よりも若干広く形成され、リンク部材16が移動ブラケット10に対して、移動ブラケット10が固定ブラケット20に対してそれぞれ回動可能に軸着されている。
上記した固定ブラケット20、移動ブラケット10、リンク部材16、シャフト29、間隔片17の組立について以下に説明する。まず、軸受ピン25を軸孔23に貫通させ、軸孔17aを介して軸孔14に貫通させたのち、軸受ピン25の先頭部に止着キャップ27を圧入固定させ軸着することにより、移動ブラケット10を回動自在に固定ブラケット20に取り付ける。
なお、間隔片17の取り付けによって、固定ブラケット20と移動ブラケット10間に所定の間隔を設けることができ、後述するリンク部材16の収納スペースが両ブラケット10、20間に設けられるので、互いのブラケット10、20の隣接面の接触が未然に防止され、移動ブラケット10の回動が円滑に行われる。
次いで、固定ブラケット20と移動ブラケット10の間隔にリンク部材16を収納させ、軸受ピン24を軸孔16aに貫通させ、さらに軸孔13に貫通させたのち、軸受ピン24の先頭部に止着キャップ26を圧入固定させ軸着することにより、リンク部材16を回動自在に移動ブラケット10に取り付ける。
続いて、シャフト29の軸部29aを貫通孔21に貫通させ、さらに軸孔16bに貫通させたのち、軸部29aの先頭部に止着キャップ28を圧入固定させ軸着することにより、シャフト29を回動自在にリンク部材16に取り付ける。
このようにして組み立てられブラケット装置30を商品陳列棚1の棚本体に取り付ける際には、支柱4に形成された複数の係合孔4aの所望の位置に固定ブラケット20の係合片22を係合させるだけで、ブラケット装置30の取り付けを行うことができ、ブラケット装置30の取り外しの際は、係合片22を係合孔4aから取り外すだけでよい。係合孔4aが上下方向に複数設けられているので、ブラケット装置30の取付位置を利用者が望む高さ位置に容易に調整することができる。
次に、ブラケット装置30の移動ブラケット10における角度調整について、図3を用いて詳細に説明する。図3(a)に示されるように、支柱4に固定された固定ブラケット20に軸着される移動ブラケット10は、軸受ピン25を軸心として回動自在になっているが、移動ブラケット10に軸着されるリンク部材16の他側に軸着されたシャフト29の軸部29aが貫通孔21に形成されたB係合溝21bに係合されているので、移動ブラケット10の自由な回動が規制されて回動不能に位置固定されることになる。この時の移動ブラケット10の傾斜角度は約6度に調整される。
軸部29aは貫通孔21内に係合された状態となるので、軸部29aが係合溝から取り外れ難く、移動ブラケット10の角度調整時には、軸部29aを貫通孔21内に案内させて他の係合溝に移動させることができる構成になっている。
移動ブラケット10の傾斜角度の大きくするには、まずシャフト29の軸部29aから軸板29cを介して延設するように設けられた取手29bを若干持ち上げ、軸部29aを貫通孔21内に遊嵌させた状態にする。
そして、軸部29aをC係合溝21cの方向へと移動させ、図3(b)に示されるように、C係合溝21cに係合させると、軸受ピン24によってリンク部材16に軸着された移動ブラケット10も下方に移動する。軸部29aがC係合溝21cに係合された時点で移動ブラケット10が位置固定され、移動ブラケット10の傾斜角度が約7度に調整される。
このように、軸部29aから延設するように取手29bが設けられているので、取手29bを利用するだけで、軸部29aが同時に連動されてB係合溝21bとの係合が解除され、容易に他の係合溝であるC係合溝21cに軸部29aを移動させ係合させることができる。
なお、実施例1においては図示しないが、軸部29aをA係合溝21aに移動させ係合させた場合では、移動ブラケット10の傾斜角度が約5度に調整されるようになっており、A係合溝21a、B係合溝21b、C係合溝21cの係合位置によって、3段階(5、6、7度)に傾斜角度が切換えられる。
実施例1の角度調整可能な移動ブラケット10には、棚板2が載置される構成になっており、具体的には図4に示されるように、移動ブラケット10の前部10a側に係止溝11、後部10b側に係止溝12が設けられている。
一方、棚板2の下部には、係止溝11に対応する位置で前部2a側に係止片2eが設けられ(本実施例では一箇所)、係止溝12に対応する位置で後部2b側に係止片2fが設けられている(本実施例では二箇所)。
このように、棚板2を移動ブラケット10の上端縁10eに載置するだけで、係止片2eが係止溝11に係止され、係止片2fが係止溝12に係止されるので、棚板2が確実に位置固定され、棚板2と移動ブラケット10との位置ずれを未然に防止できるようになっている。しかも、棚板2を上端縁10eに載置した状態で移動ブラケット10の傾斜角度が調整可能となっている。
棚板2の前端側にはストッパー取付部8が取り付けられており、ストッパー取付部8に形成された係止溝8aにストッパー9の係止片9aが嵌合されてストッパー9が取り付けられている。このストッパー9によって商品19が商品陳列棚1の前方に滑落することを防いでいる。棚板2は金属板で構成され、金属板の表面にはエンボス加工によってエンボス部2gが形成されている。
このエンボス加工によって、商品19の底面19aとの当接面積を少なくでき、商品19の摩擦度を極力低減させ、商品19を自身の自重によって棚板2の傾斜面に沿って流下させて、棚板2の前方位置に移動させることが可能となるので、棚板2の前方に商品19の空きスペースが生じると、後方に位置する商品19が傾斜面に沿って棚板2の前方に流下し、常に棚板2の前方には商品19が並んだ状態となる。
したがって、本実施例のブラケット装置30では、棚板2上に商品19が載置された際に、商品19自身の自重によって自然と落下する最適な角度にするために、移動ブラケット10の傾斜角度の調整が行えるようになっている。
実施例1では、移動ブラケット10にリンク部材16を取付、固定ブラケット20に係合溝21を形成したが、これとは逆に、移動ブラケット10に係止溝を、固定ブラケット20にリンク部材を取り付けるようにしてもよい。このように本実施例に係る発明は、いずれか一方のブラケット10,20に設けられた複数の係合溝21a〜21cの一つを選択して、他方のブラケットに軸着されるリンク部材16の軸部29を係合するだけで、移動ブラケット10を固定ブラケット20に対して傾斜角度を変えて安定的に位置固定できるので、固定ブラケット20を支柱4からから取り外すことなく、棚板2の傾斜角度の調整が行われる。
次に、本発明の実施例2を図5に基づいて説明する。図5(a)は、移動ブラケットが固定ブラケットに係止する前のブラケット装置の断面図であり、(b)は、移動ブラケットが固定ブラケットに係止した状態を示すブラケット装置の断面図である。なお、以下の実施例2において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
ブラケット装置31について説明すると、図5(a)に示されるように固定ブラケット20’の後部20bに移動ブラケット10’の後部10bが軸受ピン25で回動自在に軸着され、移動ブラケット10’の上端部10c中間位置にリンク部材16’の一側が軸受ピン24で回動自在に軸着され、リンク部材16’の他側にシャフト29の軸部29aが回動自在に軸着されている。
固定ブラケット20’の外周縁20eの前部20a側の上端には、下方に向けて凹溝32が形成され、さらに凹溝32の前方位置から後方位置にかけて所定間隔で下方に向けて、A係合溝32a、B係合溝32b、C係合溝32cが形成されている。そして、図5(b)に示されるように、B係合溝32bが選択されて軸部29aがB係合溝32bが係合されると、軸受ピン25を軸心とした移動ブラケット10’の回動が規制され、位置固定される。
移動ブラケット10’の傾斜角度の調整を行うには、まずシャフト29の取手29bを若干持ち上げ、次いで、軸部29aを例えば、A係合溝32a、またはC係合溝32cの方向へと移動させ、軸部29aをその選択した係合溝に係合させると、移動ブラケット10’も連動して移動し、傾斜角度が調整される。
以上の説明により実施例2では、固定ブラケット20’の外周縁20eを加工するだけで容易且つ製造コストを抑えて係合溝(A係合溝32a、B係合溝32b、C係合溝32c)を形成することができる。
このように、実施例1、2の発明におけるブラケット装置30、31では、棚本体の支柱4に設けられた固定ブラケット20、20’を取り外して交換することなく、棚板2を移動ブラケット10に載置した状態において自由に傾斜角度が調整できる。
以上、本発明の実施例1、2を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば上記実施例では、固定ブラケット20、20’の後端から係合片22を設け、係合片22を支柱4の係合孔4aに係合して、棚本体に取り付けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、固定ブラケット20、20’に軸着される移動ブラケット10、10’の回動を規制しない構成であれば、他の公知の着脱方法によってブラケット装置30、31を棚本体に取り付けるようにしても良い。
また、実施例では、固定ブラケット20及び移動ブラケット10の後部10b、20bの軸着間に間隔片17を設けることで、移動ブラケット10の回動時に互いのブラケット10、20の隣接面の接触を防止でき、回動を円滑に行えることから好ましいが、本発明は間隔片17を設けることに限定されるものではなく、間隔片17を設けない場合や両ブラケット10、20間に他の構成を用いて、両者間10、20に間隔を設けるようにしても良い。
また、実施例では、支柱4に取り付けられるブラケット装置30、31は一段構成になっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、支柱4に上下方向に複数の係合孔4aが設けられているので、複数のブラケット装置30、31を多段に取り付けることも可能である。また、実施例では、ブラケット装置30、31は商品陳列棚に適用した例で説明したが、一般的な棚の傾斜角度調整に用いることができることは言うまでもない。
本発明の実施例1における棚支持用ブラケット装置が適用された商品陳列棚の全体像を示す斜視図である。 棚支持用ブラケット装置の分解組立斜視図を示す図である。 (a)は、図1のA―A線の棚支持用ブラケット装置の断面図であり、(b)は、移動ブラケットの傾斜角度を(a)の場合より大きくした状態を示す断面図ある。 棚支持用ブラケット装置に棚板を取り付ける状態を示す断面図である。 (a)は、移動ブラケットが固定ブラケットに係止する前の実施例2におけるブラケット装置の断面図であり、(b)は、移動ブラケットが固定ブラケットに係止した状態を示すブラケット装置の断面図である。
符号の説明
1 商品陳列棚
2 棚板
2a 前部
2b 後部
2c 上部
2d 下部
2e、2f 係止片
2g エンボス部
3 仕切パネル
4 支柱
4a 係合孔
5 載置棚
6 支持脚
7 床面
8 ストッパー取付部
8a 係止溝
9 ストッパー
9a 係止片
10、10’ 移動ブラケット
10a 前部
10b 後部
10c 上端部
10d 下端部
10e 上端縁
11、12 係止溝
13、14 軸孔
16、16’ リンク部材
16a、16b 軸孔
17 間隔片
17a 軸孔
19 商品
19a 底面
20、20’ 固定ブラケット
20a 前部
20b 後部
20c 上端部
20d 下端部
20e 外周縁
21 貫通孔
21a A係合溝
21b B係合溝
21c C係合溝
22 係合片
23 軸孔
24、25 軸受ピン
26、27、28 止着キャップ
29 シャフト
29a 軸部
29b 取手
29c 軸板
30 ブラケット装置(実施例1の棚支持用ブラケット装置)
31 ブラケット装置(実施例2の棚支持用ブラケット装置)
32 凹溝
32a A係合溝
32b B係合溝
32c C係合溝

Claims (8)

  1. 支柱に一端が固定された固定ブラケットと、上方に棚板が取り付け可能で且つ前記固定ブラケットに対して角度変更可能に軸着され移動ブラケットとを有する棚支持ブラケット装置であって、前記固定ブラケットの一端側に設けた軸孔に前記移動ブラケットの後端に設けた軸受けピンが軸着され、固定ブラケットまたは移動ブラケットのいずれかに一方に複数の係合溝を設け、他方にリンク部材の一側を回動自在に軸着し、前記リンク部材の他側に前記係合溝に係合する軸部を設けたことを特徴とする棚支持用ブラケット装置。
  2. 前記固定ブラケットまたは移動ブラケットのいずれかに一方に設けた係合溝は前記ブラケットの外周縁に形成される請求項1に記載の棚支持用ブラケット装置。
  3. 前記固定ブラケットまたは移動ブラケットのいずれかに一方に設けた係合溝は前記ブラケットに貫通孔を形成し、前記貫通孔の形状を係合可能な形状とすることによって形成される請求項1に記載の棚支持用ブラケット装置。
  4. 前記支柱に係合孔を形成し、前記固定ブラケットの後端に前記係合孔に係合可能な係合片を設けて固定ブラケットを支柱に固定した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の棚支持用ブラケット装置。
  5. 前記係合孔支柱の上下方向に複数形成されている請求項4に記載の棚支持用ブラケット装置。
  6. 前記軸部を操作可能とするために外部に延出する取手設け請求項1乃至5のいずれか1項に記載の棚支持用ブラケット装置。
  7. 前記移動ブラケットの上部に係止溝を設け、前記棚板の下部に前記係合に係止可能な係止片を設け請求項1乃至6のいずれか1項に記載の棚支持用ブラケット装置。
  8. 前記固定ブラケット及び移動ブラケットの軸着間には間隔片が設けられる請求項1乃至7のいずれか1項に記載の棚支持用ブラケット装置。
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