JP4513866B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置に関するものである。
従来、無線通信を介してデータ通信や通話を行う通信装置が知られている。この種の通信装置では、データ通信や通話に使用される無線通信の通信方式が異なっていても、無線通信で使用される周波数帯域が重複している場合がある。例えば、データ通信等を目的とした無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)(以下、「BT」と称する)、通話を目的としたデジタルコードレス電話(以下、「DCL(Digital Cordless)」と称する)は、いずれも2.4GHz帯という同一の周波数帯域を使用する。
ここで、図9を参照して、無線LAN、BTおよびDCLで使用される周波数帯域及び周波数チャンネルについて説明する。図9は、無線LAN、BTおよびDCLで使用される周波数帯域及び周波数チャンネルを示した概略図である。
図9に示すように、無線LAN、BT、DCLの各通信方式は、いずれも2.4GHzから2.5GHzまでの周波数帯域(2.4GHz帯)を使用している。そして、各々の通信方式において、周波数帯域内を複数分割したチャンネルが設定されている。なお、各々の通信方式におけるチャンネルを区別するために、以下、無線LANで使用されるチャンネルを無線LANチャンネルと称し、BTで使用されるチャンネルをBTチャンネルと称し、また、DCLで使用されるチャンネルをDCLチャンネルと称する。
無線LANでは、2.4GHzから2.5GHzまでの周波数帯域が14の無線LANチャンネル(wch1〜wch14)に分けられている。そして、無線LANでは、14の無線LANチャンネルのうち、1つの無線LANチャンネルが継続して使用される。
一方、BTでは、2.4GHzから2.5GHzまでの周波数帯域が79のBTチャンネル(bch1〜bch79)に分けられている。そして、ホッピング周期と称される所定の周期(例えば、1/1600秒)毎に、79あるBTチャンネルの間で、使用されるBTチャンネルが変更(ホッピング)される。
また、DCLでは、2.4GHzから2.5GHzまでの周波数帯域が89のDCLチャンネル(dch1〜dch89)に分けられている。そして、DCLでは、BTと異なるホッピング周期(例えば、1/100秒)毎に、89あるDCLチャンネルのうち予め選択された45のDCLチャンネルの間で、使用されるDCLチャンネルが変更(ホッピング)される。
ここで、上述したような通信方式が2以上混在するような状況下では、同一の周波数帯域が各々の通信方式によって使用されるので、各々の通信方式の間で電波干渉が生ずる恐れがある。これに対し、特許文献1には、BTによって無線通信を行うBluetoothモジュール11側で、無線LANモジュール21のキャリア(信号を搬送する電波)の存在を検出し、そのキャリアの存在が検出された無線チャンネルがBluetoothモジュール11で使用されるのを回避することで、電波干渉が生ずるのを防止する技術が記載されている。
特開2002−198868号公報(段落第「0014」等)
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている技術では、無線LANモジュール21のキャリアの存在が検出された通信チャンネルは、Bluetoothモジュール11で使用するのが中止されるので、Bluetoothモジュール11で使用可能な通信チャンネル数が制限されることになる。よって、多くのキャリアの存在が検出される環境下では、Bluetoothモジュール11で使用するのに必要な通信チャンネル数を確保することができないという問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、電波干渉の生ずるチャンネルが存在する環境下であっても、電波干渉の影響を抑制できる無線通信システムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1に記載の無線通信装置は、所定の周波数帯域内に複数設けられた第1無線チャンネルの1つが使用されると共に、第1の周期でその使用される第1無線チャンネルが変更される第1無線通信方式によってデータを受信する第1無線通信手段と、その第1無線通信手段によって受信されるデータを用いて所定の処理を行うデータ処理手段と、前記複数の第1無線チャンネルの一部または全部について、その第1無線チャンネル毎に通信状況が良好であるか否かを判断する第1通信状況判断手段と、前記第1無線通信方式により使用される前記第1無線チャンネルとして、前記第1通信状況判断手段により通信状況が良好であると判断された良好チャンネルが設定される比率と、通信状況が良好でないと判断された否良好チャンネルが設定される比率とを、前記第1無線通信手段によるデータの受信状況および前記データ処理手段における前記所定の処理の処理状況に応じて変更する比率変更手段と、その比率変更手段によって変更された比率に従って、前記第1無線通信方式によって使用される前記第1無線チャンネルとして、前記良好チャンネルおよび前記否良好チャンネルのいずれかを設定する設定手段とを備える。
請求項2に記載の無線通信装置は、請求項1に記載の無線通信装置において、前記第1無線通信手段によるデータの受信速度を算出する受信速度算出手段と、前記データ処理手段による前記所定の処理の処理速度を算出する処理速度算出手段とを備え、前記比率変更手段は、前記受信速度算出手段により算出されるデータの受信速度と前記処理速度算出手段により算出される前記所定の処理の処理速度とに応じて、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルが設定される比率および前記否良好チャンネルが設定される比率を増減させる。
請求項3に記載の無線通信装置は、請求項2に記載の無線通信装置において、前記比率変更手段は、前記受信速度算出手段により算出されるデータの受信速度が前記処理速度算出手段により算出される前記所定の処理の処理速度に応じて定まる第1閾値以上である場合には、前記第1無線チャンネルとして前記否良好チャンネルが設定される比率を増加させる。
請求項4に記載の無線通信装置は、請求項2又は3に記載の無線通信装置において、前記比率変更手段は、前記受信速度算出手段により算出されるデータの受信速度が前記処理速度算出手段により算出される前記所定の処理の処理速度に応じて定まる第1閾値未満である場合には、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルが設定される比率を増加させる。
請求項5に記載の無線通信装置は、請求項1に記載の無線通信装置において、前記データ処理手段による前記所定の処理に用いられるデータは、複数に分割された上で、その分割されたデータ毎に前記第1無線通信手段によって受信され、前記分割された一のデータを用いて前記所定の処理が行われる間に、前記分割された他の一のデータが前記第1無線通信手段によって受信可能な回数を算出する受信回数算出手段を備え、前記比率変更手段は、前記受信回数算出手段により算出された回数に応じて、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルが設定される比率および前記否良好チャンネルが設定される比率を増減させる。
請求項6に記載の無線通信装置は、請求項1に記載の無線通信装置において、前記第1無線通信手段によって未受信のデータが、前記データ処理手段により行われる前記所定の処理で必要となる時間を算出する時間算出手段を備え、前記比率変更手段は、前記時間算出手段により算出される時間に応じて、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルが設定される比率および前記否良好チャンネルが設定される比率を増減させる。
請求項7に記載の無線通信装置は、請求項6に記載の無線通信装置において、前記比率変更手段は、前記時間算出手段により算出される時間が第2閾値以上である場合には、前記第1無線チャンネルとして前記否良好チャンネルが設定される比率を増加させる。
請求項8に記載の無線通信装置は、請求項6又は7に記載の無線通信装置において、前記比率変更手段は、前記時間算出手段により算出される時間が第2閾値未満である場合には、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルが設定される比率を増加させる。
請求項9に記載の無線通信装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の無線通信装置において、前記第1無線通信手段により受信されたデータを記憶するデータ記憶手段と、そのデータ記憶手段に、前記データ処理手段によって行われる前記所定の処理で用いられるデータが存在するか否かを判断するデータ存否判断手段とを備え、前記設定手段は、前記データ存否判断手段により、前記データ記憶手段に前記所定の処理で用いられるデータが存在しないと判断される場合には、前記比率変更手段による比率の変更に関わらず、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルを設定する。
請求項10に記載の無線通信装置は、請求項1〜9のいずれかに記載の無線通信装置において、前記第1無線通信手段で使用する周波数帯域と少なくとも一部が同じ周波数帯域内に複数設けられた第2無線チャンネルの1つが使用されると共に、第2の周期でその使用される第2無線チャンネルが変更される第2無線通信方式によって無線通信する第2無線通信手段と、その第2無線通信手段により無線通信が行われているか否かを判断する第2無線通信実行判断手段とを備え、前記設定手段は、前記第2無線通信手段により無線通信が行われていないと前記第2無線通信実行判断手段によって判断される場合には、前記比率変更手段による比率の変更に関わらず、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルを設定する。
請求項11に記載の無線通信装置は、請求項10に記載の無線通信装置において、前記複数の第2無線チャンネルの一部または全部について、その第2無線チャンネル毎に通信状況が良好であるか否かを判断する第2通信状況判断手段と、その第2通信状況判断手段により通信状況が良好であると判断された第2無線チャンネルを優先的に選択しつつ、前記第2無線通信方式で使用される所定数の第2無線チャンネルを予め選択して記憶する第2無線チャンネル記憶手段と、その第2無線チャンネル記憶手段に記憶された前記第2無線チャンネルのうち、前記第2通信状況判断手段により通信状況が良好であると判断された第2無線チャンネルの数が第3閾値以上であるか否かを判断する良好チャンネル数判断手段とを備え、前記設定手段は、前記第2無線通信手段により無線通信が行われていると前記第2無線通信実行判断手段によって判断され、且つ、通信状況が良好であると判断された第2無線チャンネルの数が前記良好チャンネル数判断手段によって第3閾値以上であると判断される場合には、前記比率変更手段による比率の変更に関わらず、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルを設定する。
請求項1に記載の無線通信装置によれば、比率変更手段によって、第1無線通信手段によるデータの受信状況およびデータ処理手段における所定の処理の処理状況に応じて、第1無線通信方式により使用される第1無線チャンネルとして良好チャンネルが設定される比率、或いは否良好チャンネルが設定される比率を適応的に増減させることができる。これにより、所定の処理に用いられるデータ量に対して、受信されるデータ量が比較的少ない状況において、第1無線通信方式により使用される第1無線チャンネルとして良好チャンネルが設定される比率を増加させれば、第1無線通信方式の通信品質が上がるので、受信されるデータ量を増やすことができ、受信データの欠如により所定の処理においてエラーやウェイトが発生するのを抑制できる。一方、所定の処理に用いられるデータ量に対して、受信されるデータ量が多い状況において、第1無線通信方式により使用される第1無線チャンネルとして否良好チャンネルが設定される比率を増加させれば、良好チャンネルの数が少ない環境下でも、その少ない良好チャンネルと否良好チャンネルとを使用しながら確実に第1無線通信方式による無線通信を行うことができる。その結果、電波干渉の生ずるチャンネルが存在する環境下であっても、電波干渉の影響を確実に抑制することができるという効果がある。
また、本無線通信装置によれば、第1無線通信方式による無線通信において、データを確実に受信できる範囲で可能な限り否良好チャンネルを使用するように比率を変更すれば、他の無線通信に対して良好チャンネルを使用させることができる。よって、他の無線通信の通信品質を向上させることができるという効果がある。
請求項2に記載の無線通信装置によれば、請求項1に記載の無線通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。即ち、受信速度算出手段により算出されるデータの受信速度と処理速度算出手段により算出される所定の処理の処理速度とに応じて、第1無線チャンネルとして良好チャンネルの設定される比率および否良好チャンネルの設定される比率が比率変更手段により増減する。これにより、データの受信速度と所定の処理の処理速度とから、データの受信状況および所定の処理の処理状況を把握し、第1無線チャンネルとして良好チャンネルの設定される比率および否良好チャンネルの設定される比率を適切に変更することができる。よって、データの受信速度と所定の処理の処理速度とに基づき、電波干渉の生ずるチャンネルが存在する環境下であっても、電波干渉の影響を確実に抑制することができるという効果がある。
請求項3に記載の無線通信装置によれば、請求項2に記載の無線通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。即ち、受信速度算出手段により算出されるデータの受信速度が、処理速度算出手段により算出される所定の処理の処理速度に応じて定まる第1閾値以上である場合には、第1無線チャンネルとして否良好チャンネルの設定される比率が比率変更手段により増加する。この場合、データの受信速度が速いので、否良好チャンネルの設定される比率が増加しても、確実にデータの受信を行うことができる。よって、良好チャンネルの数が少ない環境下であっても、その少ない良好チャンネルと否良好チャンネルとを使用しつつ、確実に第1無線通信方式による無線通信を行うことができるという効果がある。
請求項4に記載の無線通信装置によれば、請求項2又は3に記載の無線通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。即ち、受信速度算出手段により算出されるデータの受信速度が、処理速度算出手段により算出される所定の処理の処理速度に応じて定まる第1閾値未満である場合には、第1無線チャンネルとして良好チャンネルの設定される比率が比率変更手段により増加する。これにより、第1無線通信方式の通信品質が上がるので、受信速度が低い状況の中で、エラーなく受信されるデータ量を増やすことができる。よって、受信データの欠如により所定の処理においてエラーやウェイトが発生するのを抑制できるという効果がある。
請求項5に記載の無線通信装置によれば、請求項1に記載の無線通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。即ち、分割された一のデータを用いて所定の処理が行われる間に、分割された他の一のデータが第1無線通信手段によって受信可能な回数が、受信回数算出手段によって算出され、その回数に応じて、第1無線チャンネルとして良好チャンネルの設定される比率および否良好チャンネルの設定される比率が比率変更手段により増減する。これにより、一のデータが処理される間に、他の一のデータが受信可能な回数が多い場合には、否良好チャンネルの設定される比率を増加させても、確実にデータの受信を行うことができるので、良好チャンネルの数が少ない環境下であっても、その少ない良好チャンネルと否良好チャンネルとを使用しつつ、確実に第1無線通信方式による無線通信を行うことができる。一方、一のデータが処理される間に、他の一のデータが受信可能な回数が少ない場合には、第1無線チャンネルとして良好チャンネルの設定される比率を増加させれば、第1無線通信方式の通信品質が上がるので、エラーなく受信されるデータ量を増やすことができる。よって、受信データの欠如により所定の処理においてエラーやウェイトが発生するのを抑制できる。このように、分割された一のデータが処理される間に、分割された他の一のデータが受信可能な回数に応じて、第1無線通信方式により使用される第1無線チャンネルとして良好チャンネルが設定される比率および否良好チャンネルが設定される比率を変更すれば、電波干渉の生ずるチャンネルが存在する環境下であっても、電波干渉の影響を確実に抑制することができるという効果がある。
請求項6に記載の無線通信装置によれば、請求項1に記載の無線通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、時間算出手段により算出される時間に応じて、第1無線チャンネルとして良好チャンネルの設定される比率および否良好チャンネルの設定される比率が比率変更手段により増減する。これにより、未受信のデータが所定の処理で必要となる時間から、データの受信状況および所定の処理の処理状況を把握し、第1無線チャンネルとして良好チャンネルの設定される比率および否良好チャンネルの設定される比率を適切に変更することができる。よって、未受信のデータが所定の処理で必要となる時間に基づき、電波干渉の生ずるチャンネルが存在する環境下であっても、電波干渉の影響を確実に抑制することができるという効果がある。
請求項7に記載の無線通信装置によれば、請求項6に記載の無線通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、未受信のデータが所定の処理で必要となる時間が第2閾値以上である場合には、第1無線チャンネルとして否良好チャンネルの設定される比率が比率変更手段により増加する。この場合、未受信のデータが所定の処理で必要となるまでに時間があるので、否良好チャンネルの設定される比率が増加しても、そのデータが所定の処理で必要となるまでに受信できる程度の増加であれば、エラーやウェイトが発生することなく、所定の処理を行うことができる。よって、良好チャンネルの数が少ない環境下であっても、その少ない良好チャンネルと否良好チャンネルとを使用しつつ、確実に第1無線通信方式による無線通信を行うことができるという効果がある。
請求項8に記載の無線通信装置によれば、請求項6又は7に記載の無線通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、未受信のデータが所定の処理で必要となる時間が第2閾値未満である場合、第1無線チャンネルとして良好チャンネルの設定される比率が比率変更手段により増加する。これにより、第1無線通信方式の通信品質が上がるので、素早く所定の処理で必要となるデータを受信することができ、よって、受信データの欠如により所定の処理においてエラーやウェイトが発生するのを抑制できるという効果がある。
請求項9に記載の無線通信装置によれば、請求項1〜8のいずれかに記載の無線通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。データ存否判断手段により、データ記憶手段に所定の処理で用いられるデータが存在しないと判断される場合には、比率変更手段による比率の変更に関わらず、第1無線チャンネルとして良好チャンネルが、設定手段により設定される。よって、第1無線通信方式の通信品質が上がるので、素早く所定の処理で必要となるデータを受信することができる。これにより、電波干渉の生ずるチャンネルが存在する環境下であっても、所定の処理がウェイトされる時間を短くできるという効果がある。
請求項10に記載の無線通信装置によれば、請求項1〜9のいずれかに記載の無線通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。第1無線通信手段で使用する周波数帯域と少なくとも一部が同じ周波数帯域を使用する第2無線通信手段により無線通信が行われていないと第2無線通信実行判断手段により判断される場合には、比率変更手段による比率の変更に関わらず、第1無線チャンネルとして良好チャンネルが設定手段により設定される。これにより、第2無線通信手段により無線通信が行われていない間は、良好チャンネルが第1無線通信方式で使用されることになり、また、その良好チャンネルを使用しても、少なくとも第2無線通信方式との間で電波干渉は生じないので、第1無線通信手段によって確実にデータを受信することができるという効果がある。
請求項11に記載の無線通信装置によれば、請求項10に記載の無線通信装置の奏する効果に加えて、次の効果を奏する。第2無線通信手段により無線通信が行われていると第2無線通信実行判断手段によって判断され、且つ、第2無線チャンネル記憶手段に記憶された第2無線チャンネルのうち通信状況が良好であると判断された第2無線チャンネルの数が第3閾値以上であると良好チャンネル数判断手段により判断される場合には、比率変更手段による比率の変更に関わらず、第1無線チャンネルとして良好チャンネルが設定手段により設定される。これにより、第1無線通信手段によって確実にデータを受信できると共に、第2無線通信手段においても通信状況が良好であると判断された多くの第2無線チャンネルを使用して通信できるので、その通信品質を高く保つことができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態における多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)」と称する)1を含む無線通信システムの電気的構成を示したブロック図である。
この無線通信システムにおいて、MFP1は、アクセスポイント51との間で無線通信200を行い、アクセスポイント51と接続されたLAN(Local Area Network)500にアクセスする無線LAN機能、MFP1(親機)とデジタルコードレス子機(以下、「子機」と称する)61との間で無線通信300を行いながら通話を行うデジタルコードレス電話(DCL)機能、MFP1とBluetooth機器(以下、「BT機器」と称する)71との間で無線通信400を行いながらデータ通信を行うBluetooth(BT)機能、電話回線網100を介して外部の電話機3と通話を行う一般電話機能、及び、BT機能により受信した画像データに対応する画像を印刷するプリント機能を有する多機能周辺装置である。
無線LANによる無線通信200、DCLによる無線通信300、BTによる無線通信400は、いずれも2.4GHz帯(2.4GHz〜2.5GHz)の周波数帯域を使用して無線通信を行う(図9参照)。そして、無線LANによる無線通信200は、2.4GHz帯を14の無線LANチャンネル(wch1〜wch14)に分割し、そのうちの一の無線LANチャンネルを利用して、直接拡散方式により無線通信を行う。
また、DCLによる無線通信300は、2.4GHz帯を89のDCLチャンネル(dch1〜dch89)に分割し、このうち45のDCLチャンネルの間を所定の周期(ホッピング周期:1/100秒)毎にホッピングする、周波数ホッピング方式によって無線通信を行う。
更に、BTによる無線通信400は、2.4GHz帯を79のBTチャンネル(bch1〜bch79)に分割する。そして、BTによる無線通信400は、この79のBTチャンネルの間をホッピング周期(1/1600秒)毎にホッピングする、周波数ホッピング方式によって無線通信を行う。
このように、無線通信200,300,400は同じ周波数帯域を使用するため、こられが同時に使用されると、互いのチャンネルで電波が干渉し合い、正常に無線通信を行うことができなくなる恐れがある。本実施形態におけるMFP1では、特にBTによる無線通信400において、電波干渉の生ずるBTチャンネルが多く存在する環境下であっても、その電波干渉の影響を抑制して、正常に無線通信400を行うことができるように構成されている。
次に、MFP1の電気的構成について説明する。MFP1は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、操作ボタン15、液晶ディスプレイ(以下、「LCD(Liquid Crystal Display)」と称する)16、無線LAN通信制御回路17、デジタルコードレス通信制御回路(以下、「DCL(Digital Cordless)通信制御回路」と称する)19、Bluetooth通信制御装置(以下、「BT通信制御回路」と称する)21、送受話器23、音声処理回路24、NCU(Network Control Unit)25、プリンタ26を備えている。
CPU11、ROM12、及びRAM13は、バスライン28を介して互いに接続されている。また、送受話器23とNCU25とは、音声処理回路24に接続されている。更に、操作ボタン15、LCD16、無線LAN通信制御回路17、DCL通信制御回路19、BT通信制御回路21、音声処理回路24、NCU25、プリンタ26、及びバスライン28は、入出力ポート29を介して互いに接続されている。
CPU11は、ROM12やRAM13に記憶される固定値やプログラム或いは、無線LAN通信制御回路17、DCL通信制御回路19、BT通信制御回路21、またはNCU25を介して送受信される各種信号に従って、MFP1が有している各機能の制御や、入出力ポート29と接続された各部を制御する演算装置である。
ROM12は、MFP1で実行される制御プログラムなどを格納した書換可能な不揮発性のメモリである。図4のフローチャートに示すBT用ホッピングテーブル生成処理(以下、「BT用HP(Hopping)テーブル生成処理」と称する)、図5のフローチャートに示すDCL用ホッピングテーブル生成処理(以下、「DCL用HPテーブル生成処理」と称する)、および図6のフローチャートに示すBT通信処理を実行する各プログラムは、このROM12に格納されている。
また、ROM12には、無線LANチャンネル−BTチャンネル対応メモリ12a(以下、単に「チャンネル対応メモリ12a」と称する)が設けられている。このチャンネル対応メモリ12aは、無線LANチャンネル−BTチャンネル対応テーブル(以下、単に「チャンネル対応テーブル」と称する)を格納するメモリである。
ここで、図2を参照してチャンネル対応テーブルについて説明する。図2は、チャンネル対応テーブルの内容を模式的に示した模式図である。チャンネル対応テーブルは、無線LANチャンネル12a1に対して、対応する無線LANチャンネルと周波数帯域の重複するBTチャンネル12a2を示したものである。無線LANチャンネル12a1は、2.4GHz帯に設けられた14の無線LANチャンネル(wch1〜wch14)で分けられている。
そして、BTチャンネル12a2には、対応する無線LANチャンネルと周波数帯域の重複する全てのBTチャンネルが、無線LANチャンネル12a1に対応付けられている。例えば、無線LANチャンネル「wch1」に対して、BTチャンネル「bch1,bch2,…,bch22」が対応付けられ、無線LANチャンネル「wch2」に対して、BTチャンネル「bch5,bch6,…,bch26」が対応付けられている。また、無線LANチャンネル「wch14」には、BTチャンネル「bch57,bch58,…,ch79」が対応付けられている。
このチャンネル対応テーブルは、後述するBT用HPテーブル生成処理(図4参照)の中で参照される。CPU11は、BT用HPテーブル生成処理を実行すると、MFP1において無線LANによる無線通信200を行っている場合に、チャンネル対応メモリ12aに格納されたチャンネル対応テーブルを参照し、その無線LANによる無線通信200で使用している無線LANチャンネルに対応したBTチャンネルを特定する。ここで特定されたBTチャンネルは、無線LANによる無線通信200によって使用されるので、この特定されたBTチャンネルは通信状況が良好でないチャンネルとして判断される。
ROM13には、このほか、無線LANチャンネルとDCLチャンネルとの対応付けを行うテーブルも格納されている。このテーブルは、14ある無線LANチャンネルそれぞれについて、周波数帯域の重複するDCLチャンネルを示したものであり、後述するDCL用HPテーブル生成処理(図5参照)の中で参照される。
即ち、CPU11は、DCL用HPテーブル生成処理を実行すると、MFP1において無線LANによる無線通信200を行っている場合に、このテーブルを参照し、無線通信200で使用している無線LANチャンネルに対応したDCLチャンネルを特定する。そして、ここで特定されたDCLチャンネルは、無線LANによる無線通信200によって使用されるので、通信状況が良好でないチャンネルとして判断される。
図1に戻り、説明を続ける。RAM13は、書き替え可能な揮発性のメモリであり、MFP1の各操作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリである。このRAM13には、第1BTチャンネルメモリ13a、第2BTチャンネルメモリ13b、DCLチャンネルメモリ13c、無線LANチャンネルメモリ13d、チャンネル比率カウンタ13e、受信データメモリ13f、DCL良好フラグ13gが設けられている。
第1BTチャンネルメモリ13aは、通信状況が良好であると判断された複数のBTチャンネルによって生成されたBT用ホッピングテーブル(以下、「BT良好チャンネルHPテーブル」と称する)を格納するメモリである。また、第2BTチャンネルメモリ13bは、通信状況が良好でないと判断された複数のBTチャンネルによって生成されたBT用ホッピングテーブル(以下、「BT否良好チャンネルHPテーブル」と称する)を格納するメモリである。
BT用ホッピングテーブル(以下、「BT用HPテーブル」と称する)とは、BTによる無線通信400において使用されるBTチャンネルのホッピングの順番を定めたテーブルである。本実施形態では、このBT用HPテーブルとして、BT良好チャンネルHPテーブルとBT否良好チャンネルHPテーブルとの2つを用意する。
そして、CPU11により、BTによる無線通信400を、通信状況が良好であると判断されたBTチャンネル(以下、「良好チャンネル」と称する)を使用して行うと設定された場合には、BT良好チャンネルHPテーブルによって定められた順番にしたがって、ホッピングを行う。また、BTによる無線通信400を、通信状況が否良好であると判断されたBTチャンネル(以下、「否良好チャンネル」と称する)を使用して行うと設定された場合には、BT否良好チャンネルHPテーブルによって定められた順番にしたがって、ホッピングを行う。
尚、CPU11は、無線通信400の受信速度と、無線通信400によって受信された画像データがプリンタ26でプリント処理される処理速度とに応じて、無線通信400で使用するBTチャンネルとして良好チャンネルを設定する比率(および否良好チャンネルを設定する比率)を設定する。そして、その比率に応じて、CPU11は、無線通信400で使用するBTチャンネルとして、良好チャンネルおよび否良好チャンネルのいずれを使用するかを判断する。
ここで、図3(a)及び(b)を参照して、BT良好チャンネルHPテーブル及びBT否良好チャンネルHPテーブルの内容について説明する。図3(a)は、第1BTチャンネルメモリ13aに格納されたBT良好チャンネルHPテーブルの内容の一例を模式的に示した模式図であり、図3(b)は、第2BTチャンネルメモリ13bに格納されたBT否良好チャンネルHPテーブルの内容の一例を模式的に示した模式図である。
まず、BT良好チャンネルHPテーブルは、図3(a)に示すように、ホッピング順番(以下、「HP順番」と称する)13a1に対して、ホッピングチャンネル(以下、「HPチャンネル」と称する)13a2が対応付けられたものである。そして、HPチャンネル13a1には、良好チャンネルがランダムに割り当てられている。
HP順番13a1は、ホッピングを行うBTチャンネルの順番を示すもので、その順番を表す数値で分けられている。即ち、HP順番13a1には、「1」から順に、通信状況が良好であると判断されたBTチャンネル数(図3(a)の例では「30」)までの数値が割り当てられている。
そして、HPチャンネル13a2には、良好チャンネルが、HP順番13a1に対応付けられている。即ち、図3(a)に示す例では、HP順番13a1「1」に対して、HPチャンネル13a2「bch1」が対応付けられ、HP順番13a1「2」に対して、HPチャンネル13a2「bch3」が対応づけられ、HP順番13a1「3」に対して、HPチャンネル13a2「bch4」が対応付けられている。また、HP順番13a1「30」に対して、HPチャンネル13a2「bch20」が対応付けられている。
CPU11は、後述するBT通信処理(図6参照)を実行中に、次のホッピング周期において、良好チャンネルを用いて無線通信400を行うと判断した場合には、そのホッピング周期において使用するBTチャンネルとして、BT良好チャンネルHPテーブルから、HP順番13a1で示される順番に従って、HPチャンネル13a2に示されるBTチャンネルを選択する。即ち、図3(a)のBT良好チャンネルHPテーブルに従って、「bch1」→「bch3」→「bch4」→・・・→「bch20」→「bch1」→「bch3」→・・・の順番でホッピングされる。
一方、BT否良好チャンネルHPテーブルは、図3(b)に示すように、HP順番13b1に対して、HPチャンネル13b2以下が対応付けられたものである。そして、HPチャンネル13b2には、否良好チャンネルがランダムに割り当てられている。
HP順番13b1は、HP順番13a1と同様に、ホッピングを行うBTチャンネルの順番を表す数値で分けられている。即ち、HP順番12b1には、「1」から順に、通信状況が良好でないと判断されたBTチャンネル数(図3(b)の例では「59」)までの数値が割り当てられている。
そして、HPチャンネル13b2には、否良好チャンネルが、HP順番13b1に対応付けられている。即ち、図3(b)に示す例では、HP順番13b1「1」に対して、HPチャンネル13b2「bch21」が対応付けられ、HP順番13b1「2」に対して、HPチャンネル13b2「bch24」が対応づけられ、HP順番13b1「3」に対して、HPチャンネル13b2「bch25」が対応付けられている。また、HP順番13b1「59」に対して、HPチャンネル13b2「bch40」が対応付けられている。
CPU11は、後述するBT通信処理(図6参照)を実行中に、次のホッピング周期において、否良好チャンネルを用いて無線通信400を行うと判断した場合には、そのホッピング周期において使用するBTチャンネルとして、BT否良好チャンネルHPテーブルから、HP順番13b1で示される順番に従って、HPチャンネル13b2に示されるBTチャンネルを選択する。即ち、図3(b)の否BT良好チャンネルHPテーブルに従って、「bch21」→「bch24」→「bch25」→・・・→「bch40」→「bch21」→「bch24」→・・・の順番でホッピングされる。
尚、本実施形態において、一のホッピング周期でBT良好チャンネルHPテーブルが選択された後、次のホッピング周期でBT否良好チャンネルHPテーブルが選択され、更に続くホッピング周期で再度BT良好チャンネルHPテーブルが選択された場合には、前回BT良好チャンネルHPテーブルから選択されたHP順番13a1の続きからHPチャンネル13a2が選択されるように制御される。
また、一のホッピング周期でBT否良好チャンネルHPテーブルが選択された後、次のホッピング周期でBT良好チャンネルHPテーブルが選択され、更に続くホッピング周期で再度BT否良好チャンネルHPテーブルが選択された場合には、前回BT否良好チャンネルHPテーブルから選択されたHP順番13b1の続きからHPチャンネル13b2が選択されるように制御される。
BT良好チャンネルHPテーブルおよびBT否良好チャンネルHPテーブルは、CPU11により、後述するBT用HPテーブル生成処理(図4参照)が所定の間隔(本実施形態では、10分間隔)で実行されることによって生成され、更新される。また、更新されたBT良好チャンネルHPテーブルおよびBT否良好チャンネルHPテーブルは、それぞれ無線通信400を介して、BT機器71にも送信される。
図1に戻り、説明を続ける。DCLチャンネルメモリ13cは、89あるDCLチャンネルのうち45チャンネル分のDCLチャンネルを用いて生成したDCL用ホッピングテーブル(以下、「DCL用HPテーブル」と称する)を格納するメモリである。
DCL用HPテーブルとは、DCLによる無線通信300において使用されるDCLチャンネルのホッピングの順番を定めたテーブルであり、無線通信300は、このDCL用HPテーブルによって定められた順番に従って、ホッピングを行う。
このDCL用HPテーブルは、CPU11により、後述するDCL用HPテーブル生成処理(図5参照)が所定の間隔(本実施形態では、10分間隔)で実行されることによって生成され、更新される。そして、生成されたDCL用HPテーブルは、無線通信300を介して、子機61にも送信される。
このとき、CPU11では、89あるDCLチャンネルのうち、通信状況が良好であると判断されたDCLチャンネルを優先的に使用して、DCL用HPテーブルを生成する。これにより、通信状況が良好であると判断されたDCLチャンネルを可能な限り利用して、DCLによる無線通信300を行うことができる。
無線LANチャンネルメモリ13dは、無線LANによる無線通信200を行う場合に、使用する無線LANチャンネルのチャンネル番号(wch1〜wch14)を記憶するためのメモリである。後述する無線LAN通信制御回路17は、この無線LANチャンネルメモリ13dに記憶されている無線LANチャンネルを使用して、アクセスポイント51との間で無線LANによる無線通信200を行うことができる。
この無線LANチャンネルメモリ13dの内容は、操作ボタン15の操作により、設定される。また、アクセスポイント51から無線LAN通信制御回路17に対して使用する無線LANチャンネルが指示された場合には、無線LANチャンネルメモリ13dの内容は、無線LAN通信制御回路17によって、その指示された無線LANチャンネルに書き換えられる。
また、無線LANチャンネルメモリ13dは、CPU11において後述するBT用HPテーブル生成処理(図5参照)およびDCL用HPテーブル生成処理(図6参照)を実行中に参照される。そして、CPU11は、無線LANチャンネルメモリ13dの内容とチャンネル対応メモリ12aに格納されたチャンネル対応テーブルとに基づいて、無線LANによる無線通信200で使用される無線LANチャンネルと周波数帯域の重複するBTチャンネル或いはDCLチャンネルを特定する。
チャンネル比率カウンタ13eは、BTによる無線通信400で使用するBTチャンネルとして良好チャンネルを設定する比率(および否良好チャンネルを設定する比率)を決めるカウンタである。即ち、チャンネル比率カウンタ13eに値Xが設定された場合、1/(X+1)の比率で、無線通信400で使用するBTチャンネルとして良好チャンネルが設定され、X/(X+1)の比率で否良好チャンネルが設定される。
このチャンネル比率カウンタ13eは、CPU11によって実行される後述のBT通信処理(図6参照)の中で、BTによる無線通信400の受信速度と、無線通信400によって受信された画像データがMFP1のプリント機能でプリント処理される処理速度とに応じて、設定される。
即ち、無線通信400の受信速度が、その処理速度に応じて設定された第1閾値以上である場合には、チャンネル比率カウンタ13eは「3」に設定される。従って、1/4の比率で、無線通信400で使用するBTチャンネルとして良好チャンネルが設定され、3/4の比率で否良好チャンネルが設定される。
また、無線通信400の受信速度が、その処理速度に応じて設定された第1閾値未満である場合には、チャンネル比率カウンタ13eは「1」に設定される。従って、1/2の比率で、無線通信400で使用するBTチャンネルとして良好チャンネルが設定され、1/2の比率で否良好チャンネルが設定される。即ち、良好チャンネルと否良好チャンネルとが同じ比率で設定される。
このチャンネル比率カウンタ13eに、無線通信400で使用するBTチャンネルとして良好チャンネルを設定する比率が設定されると、その比率は、無線通信400を介してBT機器71にも通知され、BT機器71に設けられたカウンタ(図示せず)にその比率が設定される。
そして、MFP1とBT機器71との間でホッピングが行われるたびに、それぞれのカウンタの値が独自にカウントダウンされ、MFP1およびBT機器71それぞれにおいて、カウンタの値に基づいて、無線通信400で使用するBTチャンネルとして、良好チャンネルおよび否良好チャンネルのいずれかが設定される。これにより、MFP1とBT1との間の間で、無線通信400においてホッピングされるBTチャンネルの同期をとることができる。
受信データメモリ13fは、BT機器71からMFP1に対して画像の印刷要求があった場合に、無線通信400によって受信された画像データを一時的に格納するメモリである。プリンタ26は、この受信データメモリ13fに格納された画像データを読み出して、その画像データに対応する画像を印刷する。
DCL良好フラグ13gは、DCLチャンネルメモリ13cに格納されるDCL用HPテーブルに使用された45のDCLチャンネルが、全て通信状況が良好であると判定された良好チャンネルであるか否かを設定するフラグであり、全て良好チャンネルである場合には「1」が設定され、否良好チャンネルを含む場合には「0」が設定される。
このDCL良好フラグ13gは、MFP1の電源(図示せず)がオンされた場合に、初期値として「0」が設定され、後述するDCL用HPテーブル生成処理(図5参照)がCPU11により実行されることによって、DCL用HPテーブルが生成される度に、そのDCL用HPテーブルの生成で使用した良好チャンネルの数に応じて設定、更新される。
また、このDCL良好フラグ13gは、CPU11により実行されるBT通信処理(図6参照)の中で参照され、このフラグの値に応じて、BTによる無線通信400で使用されるチャンネルが制御される。
次いで、操作ボタン15は、無線LAN、DCL、BTによる各種無線通信機能およびプリント機能などの各機能の設定や、各種動作の指示を行うための入力ボタンである。また、この操作ボタン15を操作することにより、無線LANチャンネルメモリ13dの内容を変更することができる。
LCD16は、操作ボタン15の操作に応じてメニューや動作状態などを表示するための表示デバイスである。ユーザは操作ボタン15を操作することにより、その操作に対応する情報がLCD16に表示される。
無線LAN通信制御回路17は、無線LAN用アンテナ18を有しており、無線LAN用アンテナ51aを有するアクセスポイント51との間で、直接拡散方式による無線通信200を行いながら、各種のデータを構成するデジタル信号を送受信する回路である。無線LAN通信制御回路17は、無線LANチャンネルメモリ13dに記憶されている無線LANチャンネルを使用して、アクセスポイント51と無線通信200を行う。また、アクセスポイント51から無線LANチャンネルが指示された場合は、その無線LANチャンネルを無線LANチャンネルメモリ13dに記憶すると共に、その無線LANチャンネルを使用して、アクセスポイント51と無線通信200を行う。
なお、無線LAN通信制御回路17は、無線LANによる無線通信200を行っているか否かをCPU11に対して通知する機能も備えている。CPU11から無線LAN通信制御回路17に対し、その動作状態の問い合わせがあると、無線LAN通信制御回路17は、無線LANによる無線通信200を行っているか否かをCPU11に通知する。
DCL通信制御回路19は、DCL用アンテナ20を有しており、子機61のDCL通信制御回路61aとの間で周波数ホッピング方式による無線通信300を行いながら、通話の音声を構成するデジタル信号(音声データ)を送受信する回路である。DCL通信制御回路19は、ホッピング周期(1/100秒)毎にDCLチャンネルメモリ13cに格納されたDCL用HPテーブルに従って、DCLチャンネルをホッピングしながら子機61との間で無線通信200を行う。
また、DCL通信制御回路19には、受信電界強度測定回路19aが設けられている。この受信電解強度測定回路19aは、子機61と無線通信200を行っていないときに、CPU11から指定されたDCLチャンネル(判定チャンネル)に対してDCL用アンテナ20から受信される外来電波の受信電界強度を測定する回路である。
CPU11は、後述するDCL用HPテーブル生成処理(図5参照)を実行中に、DCL通信制御回路19に対してDCLチャンネル(判定チャンネル)を指定すると、DCL通信制御回路19は、DCL用アンテナ20から外来電波を受信する。そして、受信電界強度測定回路19aは、受信した外来電波の受信電界強度を測定し、測定した受信電界強度をCPU11へ通知する。
CPU11は、測定された外来電波の受信電界強度が所定値未満である場合に、そのDCLチャンネル(判定チャンネル)の通信状況は良好であると判断し、測定された外来電波の受信電界強度が所定値以上である場合に、そのDCLチャンネル(判定チャンネル)の通信状況が良好でないと判断する。尚、この所定値は、DCL用HPテーブル生成処理を実行するプログラムに、予め格納された値である。
BT通信制御回路21は、BT用アンテナ22を有しており、BT機器71のBT通信制御回路71aとの間で周波数ホッピング方式による無線通信400を行いながら、各種のデータを構成するデジタル信号の送受信を行う回路である。BT通信制御回路21は、ホッピング周期(1/1600秒)毎にCPU11で実行される後述のBT通信処理(図6参照)で設定される良好チャンネルまたは否良好チャンネルを使用しながらBT機器71と無線通信400を行う。
また、BT通信制御回路21には、受信電界強度測定回路21aが設けられている。この受信電解強度測定回路21aは、CPU11から指定されたBTチャンネル(判定チャンネル)に対してBT用アンテナ22から受信される外来電波の受信電界強度を測定する回路である。
CPU11は、後述するBT用HPテーブル生成処理(図4参照)を実行中に、BT通信制御回路21に対してBTチャンネル(判定チャンネル)を指定すると、BT通信制御回路21は、BT用アンテナ22から外来電波を受信する。そして、受信電界強度測定回路21aは、受信した外来電波の受信電界強度を測定し、測定した受信電界強度をCPU11へ通知する。
そして、CPU11は、測定された外来電波の受信電界強度が所定値未満である場合に、そのBTチャンネル(判定チャンネル)の通信状況は良好であると判断し、測定された外来電波の受信電界強度が所定値以上である場合に、そのBTチャンネル(判定チャンネル)の通信状況が良好でないと判断する。尚、この所定値は、BT用HPテーブル生成処理を実行するプログラムに、予め格納された値である。
送受話器23は、通話を行うための装置であり、マイクロフォンとスピーカとを有している。音声処理回路24は、アナログ音声信号をデジタル信号へ、デジタル信号をアナログ音声信号へ変換する回路であり、DCL子機61から送信されDCL通信制御回路19により受信されたデジタル信号をアナログ音声信号に変換して、送受話器23やNCU25へ出力する。また、送受話器23に音声が入力された時に出力されるアナログ音声信号、及び、外部の電話機3から電話回線網100を介してNCU25によって受信されるアナログ音声信号をデジタル信号(音声データ)に変換して、DCL通信制御回路19へ出力する。尚、DCL通信制御回路19に入力されたデジタル信号(音声データ)は、無線通信300を介してDCL子機61へ送信される。
NCU25は、電話回線網100と接続されており、電話回線網100へのダイヤル信号の送出や、電話回線網100からの呼出信号の応答などを行って、外部の電話機3との通話を制御するものである。
プリンタ26は、BTによる無線通信400によって受信され、受信データメモリ13fに格納された画像データを用いて、プリンタ26に設けられた給紙カセット(図示せず)内の記録用紙へ印刷するプリント処理を行うものである。
次に、アクセスポイント51の電気的構成について説明する。アクセスポイント51は、LAN500と接続されており、無線通信200を介して接続される端末装置(アクセスポイント51に接続される各通信装置のこと)を、LAN500へ接続するための既知の回路を有した中継器である。
アクセスポイント51は、無線LAN用アンテナ51aを有しており、MFP1の無線LAN通信制御回路17と無線通信200を可能に構成されている。アクセスポイント51には、MFP1を始め、複数の端末装置が同時に接続可能であり、アクセスポイント51と接続された各端末装置は、それぞれLAN500へと接続される。
次に、子機61の電気的構成について説明する。子機61は、MFP1との間で行われる無線通信300を介して、MFP1や電話回線網100を介して接続される外部装置との間で通話を行うための装置である。子機31は、DCL通信制御回路61aと、DCL用アンテナ61bとを有している。
DCL通信制御回路61aは、DCL用アンテナ61bを用いて、親機であるMFP1のDCL通信制御回路19との間で無線通信300を行いながら、通話の音声を構成するデジタル信号を送受信する回路である。DCL通信制御回路61aは、MFP1から送信されるDCL用HPテーブルに従って、ホッピングを行いながらMFP1と無線通信300を行う。
次に、BT機器71の電気的構成について説明する。BT機器71は、MFP1との間で行われる無線通信400を介して、データ通信を行うための装置である。このBT機器71は、MFP1に対して画像の印刷要求を行い、その画像に対応する画像データを送信する機能を有している。また、画像データをMFP1に送信する場合、BT機器71は、送信すべき画像データを複数のパケットに分割し、1パケットずつ送信する。
BT機器71は、BT通信制御回路71aと、BT用アンテナ71bとを有している。BT通信制御回路71aは、BT用アンテナ71bを用いて、MFP1のBT通信制御回路21との間で無線通信400を行いながら、各種のデータを構成するデジタル信号を送受信する回路である。BT通信制御回路71aは、MFP1から送信されるBT良好チャンネルHPテーブルおよびBT否良好チャンネルHPテーブルと、チャンネル比率カウンタ13eに記憶される比率に従って、ホッピングを行いながらMFP1と無線通信400を行う。
次いで、図4を参照して、MFP1で実行されるBT用HPテーブル生成処理の処理フローについて説明する。図4は、BT用HPテーブル生成処理を示すフローチャートである。この処理は、BT良好チャンネルHPテーブルとBT否良好チャンネルHPテーブルを生成し、更新する処理で、10分間隔でCPU11により実行される。
この処理では、まず、2.4GHz帯に設けられた79あるBTチャンネルの中から、BTチャンネル「bch1」を、通信状況が良好であるか否かを判定する判定チャンネルとして選択する(S11)。
次いで、無線LAN通信制御回路17に対して動作状態の問い合わせを行い、無線LAN通線制御回路17から無線LANによる無線通信200を行っているか否かの通知を受け取って、MFP1において無線LANによる無線通信200を行っているか否かを判断する(S12)。
そして、MFP1において無線LANによる無線通信200を行っていると判断される場合(S12:Yes)、無線LANチャンネルメモリ13dから、無線LANで使用している無線LANチャンネルを読み出し、その無線LANチャンネルと周波数帯域の重複するBTチャンネルを、チャンネル対応メモリ12aに格納されているチャンネル対応テーブル(図2参照)から特定して、判定チャンネルが無線LANで使用している無線LANチャンネルの周波数帯域と重複するか否かを判断する(S13)。
その結果、判定チャンネルが無線LANで使用している無線LANチャンネルの周波数帯域と重複すると判断される場合は(S13:Yes)、その判定チャンネルの周波数帯域は無線LANによって使用されるので、通信状況が良好でないと判断し、S16の処理へ移行する。
このように、自装置(MFP1)が有する無線LANによる無線通信200で使用される無線LANチャンネルの周波数帯域と重複する判定チャンネルを、そのまま通信状況が良好でないチャンネルと判断するので、通信状況が良好か否かの判断を簡単に行うことができる。加えて、無線LANによる無線通信200で使用される無線LANチャンネルと重複する判定チャンネルについては、その判定チャンネルの通信状況を実際に測定する必要がないので、通信状況の判断にかかる負担を抑制できる。
一方、S12の処理の結果、MFP1において無線LANによる無線通信200を行っていないと判断される場合(S12:No)、および、S13の処理の結果、判定チャンネルが無線LANで使用している無線LANチャンネルの周波数帯域と重複しないと判断される場合は(S13:No)、BT通信制御回路21に対して判定チャンネルを指定する。これにより、受信電界強度測定回路21aにより判定チャンネルの外来電波の受信電界強度が測定されるので、次いで、その測定された受信電界強度が所定値未満であるか否かを判断する(S14)。
ここで、判定チャンネルの外来電波の受信電界強度が所定値未満であると判断される場合(S14:Yes)、外来電波による影響を受けないので、その判定チャンネルの通信状況は良好であると判断し、S15の処理へ移行する。これに対し、判定チャンネルにおいて測定された外来電波の受信電界強度が所定値以上であると判断される場合(S14:No)、外来電波により干渉を受けるので、その判定チャンネルの通信状況は良好でないと判断し、S16の処理へ移行する。このように、外来電波の電界強度の大きさに応じて、判定チャンネルの通信状況が良好か否かを判断するので、その判断を精度よく行うことができる。
続いて、S15の処理では、S14の処理で通信状況が良好であると判断された判定チャンネルのチャンネル番号を第1BTチャンネルメモリ13aに記憶して、S17の処理へ移行する。一方、S16の処理では、S13及びS14の処理で通信状況が良好でないと判断された判定チャンネルを第2BTチャンネルメモリ13bに記憶して、S17の処理へ移行する。これにより、通信状況が良好であると判断されたBTチャンネルと、通信状況が良好でないと判断されたBTチャンネルとを、それぞれ第1および第2BTチャンネルメモリ13a,13bに分類することができる。
S17の処理では、79ある全てのBTチャンネルにおいて、通信状況が良好であるか否かの判定を行ったか否かを判断する。そして、全てのBTチャンネルにおいて、通信状況が良好であるか否かの判定を行っていないと判断される場合(S17:No)、直近で通信状況の判定を行ったBTチャンネルの次のBTチャンネルを判定チャンネルとして選択する(S18)。
例えば、直近の判定チャンネルがBTチャンネル「bch1」である場合には、新たにBTチャンネル「bch2」を判定チャンネルとして選択し、直近の判定チャンネルがBTチャンネル「bch39」である場合には、新たにBTチャンネル「bch40」を判定チャンネルとして選択する。そして、S18の処理で、新たに判定チャンネルを選択したのち、S12の処理に戻り、その新たに選択された判定チャンネルに対して、通信状況が良好であるかの判定が行われる。
そして、S17の処理において、全てのBTチャンネルにおいて、通信状況が良好であるか否かの判定を行ったと判断されるまで(S17:Yes)、S12〜S18の処理を繰り返し実行する。これにより、全てのBTチャンネルについて、通信状況が良好であるか否かの判定が行われ、通信状況が良好であると判断されたBTチャンネルは全て第1BTチャンネルメモリ13aに記憶される。また、通信状況が良好でないと判断されたBTチャンネルは全て第2BTチャンネルメモリ13bに記憶される。
そして、S17の処理の結果、全てのBTチャンネルにおいて、通信状況が良好であるか否かの判定を行ったと判断される場合(S17:Yes)、S12〜S18の処理のループを抜け、S19の処理へ移行する。S19の処理では、第1BTチャンネルメモリ13aに記憶されたBTチャンネル、即ち通信状況が良好であると判断されたBTチャンネルをランダムに並び替えて、ホッピングの順番(HP順番)を決定する。これにより、第1DCLチャンネルメモリ13aの中に、図3(a)に示すようなBT良好チャンネルHPテーブルが生成され、格納される。
次いで、第2BTチャンネルメモリ13bに記憶されたBTチャンネル、即ち通信状況が良好でないと判定されたBTチャンネルをランダムに並び替えて、ホッピングの順番(HP順番)を決定する(S20)。これにより、第2DCLチャンネルメモリ13bの中に、図3(b)に示すようなBT否良好チャンネルHPテーブルが生成され、格納される。
そして、第1および第2BTチャンネルメモリ13a,13bに格納されたBT良好チャンネルHPテーブルおよびBT否良好チャンネルHPテーブルを子機61に送信して(S21)、このBT用HPテーブル生成処理を終了する。これにより、子機61に、共通のHPテーブルを持たせることができる。
次いで、図5を参照して、MFP1で実行されるDCL用HPテーブル生成処理の処理フローについて説明する。図5は、DCL用HPテーブル生成処理を示すフローチャートである。この処理は、DCL用HPテーブルを生成し、更新する処理で、10分間隔でCPU11により実行される。
この処理では、まず、DCLによる無線通信300を行っているか否かを判断する(S31)。DCL用HPテーブル生成処理では、DCL通信制御回路19を使用して外来電波を受信して外来電波の受信電界強度を測定するので、DCLによる無線通信300を行っている場合に外来電波の受信電界強度を測定すると、その間、リアルタイム性の求められる無線通信300が中断されてしまい、MFP1と子機61との間の通話が途切れる原因となってしまう。
S31の処理は、そのような問題が生じるのを防止するために、DCL用HPテーブル生成処理を中止することを目的とした処理で、このS31の処理でDCLによる無線通信300を行っていると判断される場合(S31:Yes)、DCL用HPテーブル生成処理を終了する。
一方、S31の処理の結果、DCLによる無線通信300が行われていないと判断される場合には(S31:No)、次いで、2.4GHz帯に設けられた89あるDCLチャンネルの中から、DCLチャンネル「dch1」を、通信状況が良好であるか否かを判定する判定チャンネルとして選択する(S32)。
S32の処理に続くS33,S34の処理では、図4に示すBT用HPテーブル生成処理のS12,S13と同様の処理を実行する。但し、S34では、チャンネル対応メモリ12aに格納されたチャンネル対応テーブルの代わりに、ROM13に格納された無線LANチャンネルとDCLチャンネルとの対応付けを行ったテーブルを参照する。これにより、MFP1において無線LANによる無線通信200を行っており、且つ、判定チャンネルが無線LANで使用している無線LANチャンネルの周波数帯域と重複する場合には、その判定チャンネルの周波数帯域は無線LANによって使用されるので、通信状況が良好でないと判断し、S37の処理へ移行する。一方、MFP1において無線LANによる無線通信200を行っていない場合、および、判定チャンネルが無線LANで使用している無線LANチャンネルの周波数帯域と重複しない場合は、S35の処理へ移行する。
S35の処理では、DCL通信制御回路19に対して判定チャンネルを指定することにより、受信電界強度測定回路19aにより判定チャンネルの外来電波の受信電界強度が測定されるので、その測定された受信電界強度が所定値未満であるか否かを判断する。
その結果、判定チャンネルの外来電波の受信電界強度が所定値未満であると判断される場合(S35:Yes)、外来電波による影響を受けないので、その判定チャンネルの通信状況は良好であると判断し、S36の処理へ移行する。これに対し、判定チャンネルにおいて測定された外来電波の受信電界強度が所定値以上であると判断される場合(S35:No)、外来電波により干渉を受けるので、その判定チャンネルの通信状況は良好でないと判断し、S37の処理へ移行する。このように、外来電波の電界強度の大きさに応じて、判定チャンネルの通信状況が良好か否かを判断するので、その判断を精度よく行うことができる。
続いて、S36の処理では、S35の処理で通信状況が良好であると判断された判定チャンネルのチャンネル番号を良好チャンネルとしてRAM13に記憶して、S38の処理へ移行する。一方、S37の処理では、S34及びS35の処理で通信状況が良好でないと判断された判定チャンネルを否良好チャンネルとしてRAM13に記憶して、S38の処理へ移行する。これにより、通信状況が良好であると判断されたDCLチャンネルと、通信状況が良好でないと判断されたDCLチャンネルとを、それぞれ良好チャンネルおよび否良好チャンネルに分類することができる。
S38の処理では、89ある全てのDCLチャンネルにおいて、通信状況が良好であるか否かの判定を行ったか否かを判断する。そして、全てのDCLチャンネルにおいて、通信状況が良好であるか否かの判定を行っていないと判断される場合(S38:No)、直近で通信状況の判定を行ったDCLチャンネルの次のDCLチャンネルを判定チャンネルとして選択する(S39)。
例えば、直近の判定チャンネルがDCLチャンネル「dch1」である場合には、新たにDCLチャンネル「dch2」を判定チャンネルとして選択し、直近の判定チャンネルがDCLチャンネル「dch39」である場合には、新たにDCLチャンネル「dch40」を判定チャンネルとして選択する。そして、S39の処理で、新たに判定チャンネルを選択したのち、S33の処理に戻り、その新たに選択された判定チャンネルに対して、通信状況が良好であるかの判定が行われる。
そして、S38の処理において、全てのDCLチャンネルにおいて、通信状況が良好であるか否かの判定を行ったと判断されるまで(S38:Yes)、S33〜S39の処理を繰り返し実行する。これにより、全てのDCLチャンネルについて、通信状況が良好であるか否かの判定が行われ、通信状況が良好であると判断されたDCLチャンネルは良好チャンネルとして、通信状況が良好でないと判断されたDCLチャンネルは否良好チャンネルメモリとしてRAM13に記憶される。
そして、S38の処理の結果、全てのDCLチャンネルにおいて、通信状況が良好であるか否かの判定を行ったと判断される場合(S38:Yes)、S33〜S39の処理のループを抜け、S40の処理へ移行する。S40の処理では、RAM13に良好チャンネルとして記憶されたDCLチャンネルが45チャンネル以上あるか否かを判断する。
その結果、良好チャンネルとして記憶されたDCLチャンネルが45チャンネル未満であると判断される場合には(S40:No)、RAM13に記憶された全ての良好チャンネルと否良好チャンネルの一部とを選択して、45チャンネル分のDCLチャンネルを確保し、その確保したDCLチャンネルをランダムに並び替えて、DCL用HPテーブルを生成する(S41)。そして、DCL良好フラグ13gにDCL用HPテーブルに否良好チャンネルが含まれることを示す「0」を設定して(S42)、S45の処理へ移行する。
一方、良好チャンネルとして記憶されたDCLチャンネルが45チャンネル以上であると判断される場合には(S40:Yes)、RAM13に記憶された良好チャンネルから45チャンネル分のDCLチャンネルを確保し、その確保したDCLチャンネルをランダムに並び替えて、DCL用HPテーブルを生成する(S43)。そして、DCL良好フラグ13gにDCL用HPテーブルに含まれるDCLチャンネルが全て良好チャンネルであることを示す「1」を設定して(S44)、S45の処理へ移行する。
S45の処理では、S41またはS43の処理で生成されたDCL用HPテーブルをDCLチャンネルメモリ13cに格納するとともに、子機61に送信する。そして、このDCL用HPテーブル生成処理を終了する。
これにより、MFP1と子機61との間で、共通のDCL用HPテーブルを持たせることができ、そのDCL用HPテーブルに従って、DCLによる無線通信300を行うことができる。また、通信状況が良好であると判断されたDCLチャンネルを優先的に使用して、DCL用HPテーブルが生成されるので、通信状況が良好であると判断されたDCLチャンネルを可能な限り利用して、DCLによる無線通信300を行うことができる。これにより、リアルタイム性が求められるMFP1と子機61との間の通話を、高い品質で行うことができる。
次いで、図6を参照して、MFP1で実行されるBT通信処理の処理フローについて説明する。図6は、BT通信処理を示すフローチャートである。この処理は、BTによる無線通信400で使用するBTチャンネルを設定する処理で、BT機器71から、MFP1に対して画像の印刷要求があった場合にCPU11により実効される。
この処理では、まず、BT機器71からの要求に応じて画像を印刷する場合のプリンタ26におけるプリント処理の処理速度を算出し、その処理速度に応じて、プリンタ26がエラーまたはウェイトを発生することなくプリント処理を行うために最低限必要な画像データの受信速度を算出して、その最低限必要な受信速度に所定のマージンを含めた値を第1閾値として設定する(S51)。この第1閾値は、RAM13に格納される。
次いで、BT通信制御回路21におけるデータの受信状況から、そのBTによる無線通信400における受信速度を算出する(S52)。そして、S52の処理で算出した受信速度が、S51の処理でRAM13に記憶された第1閾値以上であるか否かを判断し(S53)、その結果、第1閾値以上であると判断される場合には(S53:Yes)、無線通信400における受信速度が、プリンタ26がエラーまたはウェイトを発生することなくプリント処理を行うために最低限必要な受信速度よりも十分大きいと判断できるので、チャンネル比率カウンタ13eを「3」に設定すると共に、その値をBT機器71に通知する(S54)。これにより、無線通信400で使用するBTチャンネルとして、良好チャンネルが1/4の比率で設定され、否良好チャンネルが3/4の比率で設定される。
一方、S53の処理の結果、S52の処理で算出した受信速度が、S51の処理でRAM13に記憶された第1閾値未満であると判断される場合には(S53:No)、無線通信400における受信速度が、プリンタ26がエラーまたはウェイトを発生することなくプリント処理を行うために最低限必要な受信速度に近いか、或いは、その最低限必要な受信速度よりも小さいと判断できるので、チャンネル比率カウンタ13eを「1」に設定すると共に、その値をBT機器71に通知する(S55)。これにより、無線通信400で使用するBTチャンネルとして、良好チャンネルが1/2の比率で設定され、否良好チャンネルが1/2の比率で設定される。
このように、S51〜S55の処理では、無線通信400における受信速度が、プリント処理をウェイト処理等が発生することなく行うために最低限必要な受信速度よりも十分大きい場合に、否良好チャンネルが設定される比率を増加させ、無線通信400における受信速度が、プリント処理を行うために最低限必要な受信速度に近いか、或いは、その最低限必要な受信速度よりも小さい場合に、良好チャンネルが設定される比率を増加させる。
S54またはS55の処理の後、当面のプリント処理に必要な画像データが受信データメモリ13fに格納されているか否かを判断する(S56)。その結果、当面のプリント処理に必要な画像データが受信データメモリ13fに格納されていないと判断される場合には(S56:No)、S61の処理へ移行し、一のホッピング周期の間、第1BTチャンネルメモリ13aに格納されたBT良好チャンネルHPテーブルのHP順番13a1に従って、良好チャンネルをBTによる無線通信400で使用されるBTチャンネルとして設定する。
これにより、良好チャンネルがBTによる無線通信400で使用されるBTチャンネルとして設定される間は、無線通信400の通信品質が上がるので、素早く当面のプリント処理に必要な画像データを受信できる。よって、電波干渉の生ずるチャンネルが存在する環境下であっても、プリント処理がウェイトされる時間を短縮できる。
一方、S56の処理の結果、当面のプリント処理に必要な画像データが受信データメモリ13fに格納されていると判断される場合には(S56:Yes)、次いで、DCL通信制御回路19の動作状況を確認し、DCLによる無線通信300が行われているか否かを判断する(S57)。そして、DCLによる無線通信300が行われていないと判断される場合には(S57:No)、S61の処理へ移行し、上述したように、一のホッピング周期の間、良好チャンネルをBTによる無線通信400で使用されるBTチャンネルとして設定する。
これにより、DCLによる無線通信300が行われていない間は、良好チャンネルがBTによる無線通信400で使用されることになり、また、その良好チャンネルを使用しても、少なくとも無線通信300との間で電波干渉は生じない。よって、BTによる無線通信400において、確実にプリント処理すべき画像データを受信できる。
一方、S57の処理の結果、DCLによる無線通信300が行われていると判断される場合には(S57:Yes)、更に、DCL良好フラグ13gが「1」であるか否かを判断する(S58)。そして、DCL良好フラグ13gが「1」であると判断される場合には(S58:Yes)、DCLチャンネルメモリ13cに格納されたDCL用HPテーブルで用いられた45全てのDCLチャンネルが良好チャンネルであると判断できるので、S61の処理へ移行し、上述したように、一のホッピング周期の間、良好チャンネルをBTによる無線通信400で使用されるBTチャンネルとして設定する。
これにより、BTによる無線通信400によって確実にプリントすべき画像データを受信できると共に、DCLによる無線通信300においても良好チャンネルを使用してMFP1と子機61との間の通話ができるので、その通話品質を高く保つことができるという効果がある。
一方、S58の処理の結果、DCL良好フラグ13gが「0」であると判断される場合には(S58:No)、次いで、チャンネル比率カウンタ13eの値が「0」であるか否かを判断する(S59)。その結果、チャンネル比率カウンタ13eの値が「0」以外の値であると判断される場合には(S59:No)、一のホッピング周期の間、第2BTチャンネルメモリ13bに格納されたBT否良好チャンネルHPテーブルのHP順番13b1に従って、否良好チャンネルをBTによる無線通信400で使用されるBTチャンネルとして設定する(S60)。
一方、S59の処理の結果、チャンネル比率カウンタ13eの値が「0」の値であると判断される場合には(S59:Yes)、一のホッピング周期の間、第1BTチャンネルメモリ13aに格納されたBT良好チャンネルHPテーブルのHP順番13a1に従って、良好チャンネルをBTによる無線通信400で使用されるBTチャンネルとして設定する(S61)。
そして、S60或いはS61の処理の後、チャンネル比率カウンタ13eの値を「1」減算して、S63の処理へ移行する。ただし、減算前のチャンネル比率カウンタ13eの値が「0」である場合には、減算を行わずに、チャンネル比率カウンタ13eの初期値(S54,S55の処理で設定された値)を、チャンネル比率カウンタ13aに設定する。
このS59〜S62の処理により、S54,S55の処理により設定されるチャンネル比率カウンタ13eの値に応じた比率に従って、無線通信400で使用するBTチャンネルとして良好チャンネルおよび否良好チャンネルを設定することができる。
S63の処理では、一のホッピング周期の間に、BTによる無線通信400を介して、BT機器71から画像データを受信できたか否かを判断する。そして、画像データを受信できなかったと判断される場合には(S63:No)、BT機器71に対して、画像データの再送を要求し(S64)、S57の処理へ回帰する。これにより、S63の処理で、一のホッピング周期の間に、画像データを受信できたと判断されるまで(S63:Yes)、S57〜S64の処理が繰り返し実行される。
そして、S63の処理の結果、画像データを受信できたと判断されると(S63:Yes)、BT機器71からプリント処理すべき全ての画像データを受信し、無線通信400を終了したか否かを判断する(S65)。その結果、無線通信400を終了していないと判断される場合には(S65:No)、S52の処理へ回帰し、S65の処理で、無線通信400を終了したと判断されるまで(S65:Yes)、S52〜S65の処理を繰り返し実行する。そして、S65の処理の結果、無線通信400を終了したと判断されると(S65:Yes)、このBT通信処理を終了する。
以上のように、BT通信処理がMFP1で実行されることによって、BTによる無線通信400における受信速度が、プリンタ26においてエラーまたはウェイトが発生することなくプリント処理を行うために最低限必要な受信速度よりも十分大きい場合には、否良好チャンネルが設定される比率が増加する。この場合、受信速度が十分速いので、否良好チャンネルの設定される比率が増加しても、確実にデータの受信を行うことができ、よって、良好チャンネルの数が少ない環境下であっても、その少ない良好チャンネルと否良好チャンネルとを使用しつつ、確実にBTによる無線通信400を行うことができる。
一方、無線通信400における受信速度が、プリント処理を行うために最低限必要な受信速度に近いか、或いは、その最低限必要な受信速度よりも小さい場合に、良好チャンネルが設定される比率が増加する。これにより、BTによる無線LAN400の通信品質が上がるので、受信速度が低い状況の中で、エラーなく受信されるデータ量を増やすことができ、よって、受信データの欠如によりプリント処理においてエラーやウェイトが発生するのを抑制できる。
従って、データの受信速度および処理速度の関係に基づき、BTによる無線通信400により使用されるBTチャンネルとして、良好および否良好チャンネルが設定される比率を変更すれば、電波干渉の生ずるBTチャンネルが存在する環境下であっても、電波干渉の影響を確実に抑制することができる。
また、S54,S55で設定される比率として、BTによる無線通信400によって、データが確実に受信できる範囲で可能な限り否良好チャンネルを使用する比率とすることにより、DCLによる無線通信300が良好チャンネルを使用する場合に、電波干渉が生じるのを抑制することができる。よって、DCLによる無線通信300によって行われるMFP1と子機61との間の通話品質を向上させることができる。特に、DCLによる無線通信300は、リアルタイムにデータの送受信を行う必要があるため、このような無線通信300に良好チャンネルを使用させることは、MFP1の性能を向上させる上で、非常に有用である。
次いで、図7を参照して、本発明の第2実施形態におけるMFP1について説明する。第1実施形態では、データの受信速度および処理速度の関係に基づき、BTによる無線通信400により使用されるBTチャンネルとして、良好および否良好チャンネルが設定される比率を変更する場合について説明した。これに対し、第2実施形態では、BT機器71により画像データを分割して生成された一のパケットに含まれる画像データがプリンタ26によりプリント処理される間に、MFP1において他の一のパケットが無線通信400を介して受信可能な回数に応じて、BTによる無線通信400により使用されるBTチャンネルとして、良好および否良好チャンネルが設定される比率を変更する。
尚、この第2実施形態におけるMFP1を含む無線通信システムの電気的構成は、第1実施形態におけるMFP1を含む無線通信システム(図1参照)と同一であるものとして説明する。また、第2実施形態におけるMFP1で実行されるBT用HPテーブル生成処理およびDCL用HPテーブル生成処理は、第1実施形態におけるMFP1で実行されるBT用HPテーブル生成処理(図4参照)およびDCL用HPテーブル生成処理(図5参照)と同一であるものとして説明する。以下、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7は、第2実施形態におけるMFP1で実行されるBT通信処理を示すフローチャートである。この処理において、第1実施形態におけるBT通信処理(図6参照)と異なる点は、第1実施形態におけるBT通信処理のS51〜S55の処理が、S71およびS72の処理に置き換えられている点である。その他のステップの処理は、第1実施形態におけるMFP1のBT通信処理と同一である。
第2実施形態におけるBT通信処理では、まず、BT機器71より受信した一のパケットに含まれる画像データがプリンタ26によりプリント処理される間に、他の一のパケットが無線通信400を介して受信可能な回数Cを算出する(S71)。この回数Cは、例えば、その一のパケットに含まれる画像データのデータ量から、プリント処理に要する時間を推定し、その時間をBT機器71によるパケット送信周期で除算することにより算出することができる。
そして、その回数Cをチャンネル比率カウンタ13eに設定すると共に、その値をBT機器71に通知する(S72)。これにより、1/(C+1)の比率で、無線通信400で使用するBTチャンネルとして良好チャンネルが設定され、C/(1+C)の比率で否良好チャンネルが設定されるので、回数Cが多い場合には、否良好チャンネルの比率を増加させ、回数Cが少ない場合には、良好チャンネルの比率を増加させる。
S72の処理の後、S56〜S65の処理が実行され、DCLによる無線通信300の状況や、チャンネル比率カウンタ13eの値に応じた比率に従って、無線通信400で使用するBTチャンネルとして良好チャンネルおよび否良好チャンネルが設定される。そして、S65の処理により、無線通信400を終了していないと判断される場合には(S65:No)、S71の処理へ回帰して、再びS71、S72、S56〜S65の処理を実行し、無線通信400を終了したと判断される場合には(S65:Yes)、このBT通信処理を終了する。
以上のように、このBT通信処理がMFP1で実行されることによって、BT機器71より受信した一のパケットに含まれる画像データがプリンタ26によりプリント処理される間に、他の一のパケットが無線通信400を介して受信可能な回数Cが多い場合には、否良好チャンネルの設定される比率が増加する。この場合、否良好チャンネルの設定される比率を増加させても、一のパケットに含まれる画像データが処理される間に、繰り返し他の一のパケットの送受信を行うことができるので、確実にデータの受信を行うことができる。よって、良好チャンネルの数が少ない環境下であっても、その少ない良好チャンネルと否良好チャンネルとを使用しつつ、確実にBTによる無線通信400を行うことができる。
一方、回数Cが少ない場合には、無線通信400で使用するBTチャンネルとして良好チャンネルの設定される比率を増加させれば、無線通信400の通信品質が上がるので、エラーなく受信されるデータ量を増やすことができる。よって、受信データの欠如により所定の処理においてエラーやウェイトが発生するのを抑制できる。
従って、一のパケットに含まれる画像データが処理される間に、他の一のパケットを受信可能な回数Cに応じて、BTによる無線通信400により使用されるBTチャンネルとして良好および否良好チャンネルが設定される比率を変更すれば、電波干渉の生ずるチャンネルが存在する環境下であっても、電波干渉の影響を確実に抑制できる。
次いで、図8を参照して、本発明の第3実施形態におけるMFP1について説明する。第1実施形態では、データの受信速度および処理速度の関係に基づき、BTによる無線通信400により使用されるBTチャンネルとして、良好および否良好チャンネルが設定される比率を変更する場合について説明した。これに対し、第3実施形態では、MFP1において未受信の画像データがプリンタ26のプリント処理で必要となる時間に基づき、BTによる無線通信400により使用されるBTチャンネルとして、良好および否良好チャンネルが設定される比率を変更する。
尚、この第3実施形態におけるMFP1を含む無線通信システムの電気的構成は、第1実施形態におけるMFP1を含む無線通信システム(図1参照)と同一であるものとして説明する。また、第3実施形態におけるMFP1で実行されるBT用HPテーブル生成処理およびDCL用HPテーブル生成処理は、第1実施形態におけるMFP1で実行されるBT用HPテーブル生成処理(図4参照)およびDCL用HPテーブル生成処理(図5参照)と同一であるものとして説明する。以下、第3実施形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8は、第3実施形態におけるMFP1で実行されるBT通信処理を示すフローチャートである。この処理において、第1実施形態におけるBT通信処理(図6参照)と異なる点は、第1実施形態におけるBT通信処理のS51〜S53の処理が、S81およびS82の処理に置き換えられている点である。その他のステップの処理は、第1実施形態におけるMFP1のBT通信処理と同一である。
第3実施形態におけるBT通信処理では、まず、MFP1において未受信の画像データがプリンタ26のプリント処理で必要となるまでの時間Tを算出する(S81)。この時間Tは、画像データがプリント処理で使用される順にBT機器71から送信される場合であれば、受信データメモリ13fに格納されている画像データのうち、プリント処理で使用されていない画像データのデータ量を算出した上で、そのデータ量をプリント処理の処理速度で除算することにより、算出することができる。
次いで、S81の処理で算出した時間Tが第2閾値以上であるか否かを判断する(S82)。尚、第2閾値は、設計段階で予めこの処理を実行するプログラムの中に設定される値である。
そして、S82の処理の結果、第2閾値以上であると判断される場合には(S82:Yes)、未受信の画像データがプリント処理で必要となるまでの時間に余裕があると判断できるので、S54の処理へ移行し、チャンネル比率カウンタ13eを「3」に設定する。
一方、S82の処理の結果、S81の処理で算出した時間Tが第2閾値未満であると判断される場合には(S82:No)、未受信の画像データがプリント処理で必要となるまでの時間に余裕がないと判断できるので、S55の処理へ移行し、チャンネル比率カウンタ13eを「1」に設定する。
これにより、未受信の画像データがプリント処理で必要となるまでの時間に余裕がある場合に、否良好チャンネルが設定される比率を増加させ、未受信の画像データがプリント処理で必要となるまでの時間に余裕がない場合に、良好チャンネルが設定される比率を増加させる。
S54またはS55の処理の後、S56〜S65の処理が実行され、DCLによる無線通信300の状況や、チャンネル比率カウンタ13eの値に応じた比率に従って、無線通信400で使用するBTチャンネルとして良好チャンネルおよび否良好チャンネルが設定される。そして、S65の処理により、無線通信400を終了していないと判断される場合には(S65:No)、S81の処理へ回帰して、再びS81、S82、S56〜S65の処理を実行し、無線通信400を終了したと判断される場合には(S65:Yes)、このBT通信処理を終了する。
以上のように、このBT通信処理がMFP1で実行されることによって、未受信の画像データがプリント処理で必要となるまでの時間に余裕がある場合には、否良好チャンネルの設定される比率が増加する。このような場合、否良好チャンネルの設定される比率が増加しても、その画像データがプリント処理で必要となるまでに受信できる程度の増加であれば、エラーやウェイトが発生することなく、プリント処理を行うことができる。よって、良好チャンネルの数が少ない環境下であっても、その少ない良好チャンネルと否良好チャンネルとを使用しつつ、確実にBTによる無線通信400を行うことができる。
一方、未受信の画像データがプリント処理で必要なる時間までに余裕がない場合、無線通信400に使用されるBTチャンネルとして良好チャンネルが設定される比率が増加するので、無線通信400の通信品質を上げることができる。よって、素早くプリント処理で必要となる画像データを受信することができ、受信データの欠如によりプリント処理においてエラーやウェイトが発生するのを抑制できる。
従って、未受信の画像データがプリント処理で必要なる時間Tに基づき、BTによる無線通信400により使用されるBTチャンネルとして良好および否良好チャンネルが設定される比率を変更すれば、電波干渉の生ずるチャンネルが存在する環境下であっても、電波干渉の影響を確実に抑制できる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、上記各実施の形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
また、上記各実施形態において、使用されるチャンネルにおいて、良好チャンネルが設定される比率および否良好チャンネルが設定される比率が変更される無線通信として、Bluetoothによる無線通信400を例に説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、周波数ホッピング方式によって無線通信が行われるものであれば適用可能である。この場合、MFP1には、その無線通信に対応した無線通信制御回路を設ければよい。更に、この場合、電波干渉などによってデータが正しく送受信できなかった場合に、そのデータを再送する仕組みを有する無線通信に適用するとよい。これにより、使用されるチャンネルとして否良好チャンネルの設定される比率を上げても、最終的に正しいデータを送受信することができる。
上記各実施形態では、無線LAN機能やDCL機能を備えたMFP1について説明したが、必ずしもこれらの一方または両方を備えている必要はない。また、これらの一方または両方に変えて、2.4GHz帯の一部または全部を使用する別の無線通信方式による無線通信機能を備えていてもよい。この場合、MFP1には、その無線通信方式に対応した無線通信制御回路を設ければよい。
上記各実施形態では、MFP1が、BTによる無線通信400によって画像データを受信し、その画像データを用いてプリント処理を行う場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、受信されるデータの種類やそのデータを用いた処理の内容は、任意のものであってよい。例えば、動画像データを受信し、それをストリーミング再生処理するようなものであってもよい。
上記各実施形態では、BTチャンネルおよびDCLチャンネルの通信状況を判断する場合に、そのBTチャンネルおよびDCLチャンネルにおいて受信される外部電波の受信電界強度によって、通信状況が良好か否かを判断する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、ビットエラーレイト(BER:Bit Error Rate)によって通信状況を判断するようにしてもよい。この場合、MFP1のBT通信制御回路21にBER測定回路を設けると共に、BT機器71にBER測定用電波送信回路を設ければよい。また、DCL通信制御回路19にBER測定回路を設けると共に、子機31のDCL通信制御回路39にBER測定用電波送信回路を設ければよい。そして、例えば、BTチャンネルの通信状況を判断する場合、判断対象のBTチャンネルを用いて、BT機器71のBER測定用電波送信回路からBER測定用の電波を送信し、MFP1のBT通信制御回路21でその電波を受信し、BER測定回路で受信した電波のBERを測定すればよい。DCLチャンネルについても、同様に測定すればよい。そして、測定したBERが所定レベル未満であれば、判断対象のBTチャンネルまたはDCLチャンネルは通信状況が良好であると判断し、BERが所定レベル以上であれば、そのBTチャンネルまたはDCLチャンネルは通信状況が良好でないと判断することができる。
上記各実施形態では、BTチャンネルおよびDCLチャンネルの通信状況を判断する場合に、BT通信制御回路21aおよびDCL通信制御回路19aを用いてそれぞれ独立してその判断を行ったが、どちらか一方の通信制御回路によって、各チャンネルの通信状況を判断してもよい。この場合、BT用HPテーブル生成処理のS11〜S18の処理と、DCL用HPテーブル生成処理のS31〜S39とを統合して、これらを1つの処理で行うようにしてもよい。
上記各実施形態のBT通信処理において、DCL用HPテーブルの生成に使用された45のDCLチャンネルが全て良好チャンネルである場合に、BTによる無線通信400で使用されるBTチャンネルとして、良好チャンネルを設定する場合について説明したが、これに代えて、DCL用HPテーブルの生成に使用された45のDCLチャンネルのうち、良好チャンネルの数が第3閾値以上である場合に、BTによる無線通信400で使用されるBTチャンネルとして、良好チャンネルを設定するようにしてもよい。この第3閾値の値は、ユーザによって設定できるようにしてもよい。
上記各実施形態では、BT用HPテーブルおよびDCL用HPテーブルを生成する場合に、全てのBTチャンネルおよびDCLチャンネルの通信状況を判断したが、必ずしもこれに限られるものではなく、一部のBTチャンネルおよびDCLチャンネルの通信状況を判断して、BT用HPテーブルおよびDCL用HPテーブルを生成してもよい。
上記第1実施形態において、BTの通信速度が第1閾値以上であるか否かによって、チャンネル比率カウンタ13eの値を設定する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、BTの通信速度を複数の段階に分け、それぞれの段階に対応させて、チャンネル比率カウンタ13eの値を設定するようにしてもよい。
同様に、上記第3実施形態において、プリント処理で未受信のデータが必要となるまでの時間Tが第2閾値以上であるか否かによって、チャンネル比率カウンタ13eの値を設定する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、時間Tを複数の段階に分け、それぞれの段階に対応させて、チャンネル比率カウンタ13eの値を設定するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態におけるMFPを含む無線通信システムの電気的構成を示した図である。 チャンネル対応テーブルの内容を模式的に示した模式図である。 (a)は、BT良好チャンネルHPテーブルの内容の一例を模式的に示した模式図であり、(b)は、BT否良好チャンネルHPテーブルの内容の一例を模式的に示した模式図である。 MFPで実行されるBT用HPテーブル生成処理を示すフローチャートである。 MFPで実行されるDCL用HPテーブル生成処理を示すフローチャートである。 MFPで実行されるBT通信処理を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるMFPで実行されるBT通信処理を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるMFPで実行されるBT通信処理を示すフローチャートである。 無線LAN、BluetoothおよびDCLで使用される周波数帯域及び周波数チャンネルを示した概略図である。
符号の説明
bch1〜bch79 BTチャンネル(第1無線チャンネルの一例) dch1〜dch89 DCLチャンネル(第2無線チャンネルの一例) 13c DCLチャンネルメモリ(第2無線チャンネル記憶手段の一例) 13f 受信データメモリ(データ記憶手段) 19 DCL通信制御回路(第2無線通信手段の一例) 21 BT通信制御回路(第1無線通信手段の一例) 26 プリンタ(データ処理手段の一例) S14 (第1通信状況判断手段の一例) S35 (第2通信状況判断手段の一例) S51 (処理速度算出手段の一例) S53〜S54,S72,S82 (受信速度算出手段の一例) S54,S55,S72 (比率変更手段の一例) S56 (データ在否判断手段の一例) S57 (第2無線通信実行判断手段の一例) S58 (良好チャンネル数判断手段の一例) S59〜S62 (設定手段の一例) S71 (受信回数算出手段の一例) S81 (時間算出手段の一例)

Claims (11)

  1. 所定の周波数帯域内に複数設けられた第1無線チャンネルの1つが使用されると共に、第1の周期でその使用される第1無線チャンネルが変更される第1無線通信方式によってデータを受信する第1無線通信手段と、
    その第1無線通信手段によって受信されるデータを用いて所定の処理を行うデータ処理手段と、
    前記複数の第1無線チャンネルの一部または全部について、その第1無線チャンネル毎
    に通信状況が良好であるか否かを判断する第1通信状況判断手段と、
    前記第1無線通信方式により使用される前記第1無線チャンネルとして、前記第1通信状況判断手段により通信状況が良好であると判断された良好チャンネルが設定される比率と、通信状況が良好でないと判断された否良好チャンネルが設定される比率とを、前記第1無線通信手段によるデータの受信状況および前記データ処理手段における前記所定の処理の処理状況に応じて変更する比率変更手段と、
    その比率変更手段によって変更された比率に従って、前記第1無線通信方式によって使用される前記第1無線チャンネルとして、前記良好チャンネルおよび前記否良好チャンネルのいずれかを設定する設定手段とを備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記第1無線通信手段によるデータの受信速度を算出する受信速度算出手段と、
    前記データ処理手段による前記所定の処理の処理速度を算出する処理速度算出手段とを備え、
    前記比率変更手段は、前記受信速度算出手段により算出されるデータの受信速度と前記処理速度算出手段により算出される前記所定の処理の処理速度とに応じて、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルが設定される比率および前記否良好チャンネルが設定される比率を増減させることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記比率変更手段は、前記受信速度算出手段により算出されるデータの受信速度が前記処理速度算出手段により算出される前記所定の処理の処理速度に応じて定まる第1閾値以上である場合には、前記第1無線チャンネルとして前記否良好チャンネルが設定される比率を増加させることを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記比率変更手段は、前記受信速度算出手段により算出されるデータの受信速度が前記処理速度算出手段により算出される前記所定の処理の処理速度に応じて定まる第1閾値未満である場合には、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルが設定される比率を増加させることを特徴とする請求項2又は3に記載の無線通信装置。
  5. 前記データ処理手段による前記所定の処理に用いられるデータは、複数に分割された上で、その分割されたデータ毎に前記第1無線通信手段によって受信され、
    前記分割された一のデータを用いて前記所定の処理が行われる間に、前記分割された他の一のデータが前記第1無線通信手段によって受信可能な回数を算出する受信回数算出手段を備え、
    前記比率変更手段は、前記受信回数算出手段により算出された回数に応じて、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルが設定される比率および前記否良好チャンネルが設定される比率を増減させることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 前記第1無線通信手段によって未受信のデータが、前記データ処理手段により行われる前記所定の処理で必要となる時間を算出する時間算出手段を備え、
    前記比率変更手段は、前記時間算出手段により算出される時間に応じて、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルが設定される比率および前記否良好チャンネルが設定される比率を増減させることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  7. 前記比率変更手段は、前記時間算出手段により算出される時間が第2閾値以上である場合には、前記第1無線チャンネルとして前記否良好チャンネルが設定される比率を増加させることを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  8. 前記比率変更手段は、前記時間算出手段により算出される時間が第2閾値未満である場合には、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルが設定される比率を増加させることを特徴とする請求項6又は7に記載の無線通信装置。
  9. 前記第1無線通信手段により受信されたデータを記憶するデータ記憶手段と、
    そのデータ記憶手段に、前記データ処理手段によって行われる前記所定の処理で用いられるデータが存在するか否かを判断するデータ存否判断手段とを備え、
    前記設定手段は、前記データ存否判断手段により、前記データ記憶手段に前記所定の処理で用いられるデータが存在しないと判断される場合には、前記比率変更手段による比率の変更に関わらず、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルを設定することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の無線通信装置。
  10. 前記第1無線通信手段で使用する周波数帯域と少なくとも一部が同じ周波数帯域内に複数設けられた第2無線チャンネルの1つが使用されると共に、第2の周期でその使用される第2無線チャンネルが変更される第2無線通信方式によって無線通信する第2無線通信手段と、
    その第2無線通信手段により無線通信が行われているか否かを判断する第2無線通信実行判断手段とを備え、
    前記設定手段は、前記第2無線通信手段により無線通信が行われていないと前記第2無線通信実行判断手段によって判断される場合には、前記比率変更手段による比率の変更に関わらず、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルを設定することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の無線通信装置。
  11. 前記複数の第2無線チャンネルの一部または全部について、その第2無線チャンネル毎
    に通信状況が良好であるか否かを判断する第2通信状況判断手段と、
    その第2通信状況判断手段により通信状況が良好であると判断された第2無線チャンネルを優先的に選択しつつ、前記第2無線通信方式で使用される所定数の第2無線チャンネルを予め選択して記憶する第2無線チャンネル記憶手段と、
    その第2無線チャンネル記憶手段に記憶された前記第2無線チャンネルのうち、前記第2通信状況判断手段により通信状況が良好であると判断された第2無線チャンネルの数が第3閾値以上であるか否かを判断する良好チャンネル数判断手段とを備え、
    前記設定手段は、前記第2無線通信手段により無線通信が行われていると前記第2無線通信実行判断手段によって判断され、且つ、通信状況が良好であると判断された第2無線チャンネルの数が前記良好チャンネル数判断手段によって第3閾値以上であると判断される場合には、前記比率変更手段による比率の変更に関わらず、前記第1無線チャンネルとして前記良好チャンネルを設定することを特徴とする請求項10に記載の無線通信装置。
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