JP4512300B2

JP4512300B2 - Tools for leveling subjective elements

Info

Publication number: JP4512300B2
Application number: JP2001366107A
Authority: JP
Inventors: 眞路山本; 正人岸田
Original assignee: Sumitomo Dainippon Pharma Co Ltd
Current assignee: Sumitomo Pharma Co Ltd
Priority date: 2001-11-30
Filing date: 2001-11-30
Publication date: 2010-07-28
Anticipated expiration: 2021-11-30
Also published as: JP2003164457A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主観的要素の測定結果を、客観的に表すことを可能とするツールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
痛みを定量的に測定するため、フェイススケールが用いられている。片桐紀子他「ターミナルケアにおけるFace Scale法を使用した痛みと鎮痛効果の査定」臨床看護、第2巻8号、1996年7月には、1人の患者を対象として、痛みのレベルを表情で表したシート（フェイススケール）を使用して、痛みの程度を測定した結果が報告されている。
【０００３】
かかる報告は、痛みをレベル化して定量化するという点において注目すべきものである。しかし、多くの患者に対して使用することを目的とするものではなく、痛みのレベルを示す表情を簡易に指定することが困難である。この発明は、このような問題を解決し、主観的要素のレベルを簡易に他人に伝えることができるツールを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
この発明のツールは、測定対象の主観的要素である不安を複数のレベルに分け、当該主観的要素のレベルを表現する複数の画像をレベル順に所定の配列方向に表示した画像表示部材と、前記画像表示部材に対し、前記画像の配列方向に相対的にスライド可能に設けられ、位置指定表示を有する位置表示部材とを備えたことを特徴としている。これにより、主観的要素をレベル別に表現した画像を確認しながら、位置表示部材を用いることにより、その画像を容易に指定することができ、主観的要素のレベルを簡易に他人に伝えることができる。
【０００５】
この発明において、前記画像表示部材には、さらに、前記画像に対応付けて、レベル値を示す目盛りが併せて表示されており、前記位置表示部材は、前記画像表示部材に対し、前記目盛りの表示方向に相対的にスライド可能に設けられ、前記目盛り上のレベル値を指定するためのレベル値指定表示を有することを特徴としている。これにより、位置表示部材を用いることにより、主観的要素をレベル別に表現した画像だけでなく、そのレベル値をも容易に指定することができ、主観的要素のレベル値を簡易に他人に伝えることができる。
【０００６】
この発明のツールにおいて、前記位置表示部材の前記位置指定表示が前記画像を指定したときに、前記レベル値指定表示は、当該画像に対応する前記目盛り上のレベル値を指定することを特徴としている。これにより、位置指定表示により画像を指定すれば、指定された画像に対応するレベル値を、レベル値指定表示から容易に取得することができる。
【０００７】
この発明のツールは、測定対象である主観的要素を、複数のレベルに分け、当該主観的要素のレベルを表現する画像が、レベル順に、各レベルごとに表示され、前記各画像に対応付けて、前記各レベルに応じて、各レベルの順にグラディエーションが施されている主観的要素をレベル付けするためのツールであって、前記画像を指定するための位置表示部材を備えていることを特徴としている。これにより、主観的要素をレベル別に表現した画像だけでなく、各レベルの順に施されたグラディエーションにより、レベルの決定を容易にすることができる。さらに、位置表示部材を用いて画像を指定することにより、主観的要素のレベルを簡易に他人に伝えることができる。
【０００８】
この発明のツールにおいて、前記各画像の表示位置周辺領域に、前記各レベルに応じて、各レベルの順にグラディエーションが施されていることを特徴している。これにより、各画像およびその表示位置周辺領域に、各レベルの順に施されたグラディエーションにより、レベルの決定を容易にすることができる。
【０００９】
この発明のツールにおいて、さらに、前記画像に対応付けて、レベル値を示す目盛りが併せて表示されていることを特徴としている。これにより、画像によって直接的に示されるレベル値だけでなく、画像と画像との間に対応付けられる中間的なレベル値を、明瞭に認識することができる。
【００１０】
この発明のツールにおいて、前記各画像は、前記各レベルに応じた顔の表情であることを特徴としている。これにより、レベルごとに異なる顔の表情により、レベルの決定を容易にすることができる。
【００１１】
この発明のツールにおいて、さらに、前記画像に対応付けて、各画像の内容を説明する文言が付記されていることを特徴としている。これにより、画像が示す内容を判断することが困難な場合にでも、文言を参照することによって、画像を選択することができる。
【００１２】
この発明のツールにおいて、前記レベル値を示す目盛りが、前記画像と同時に見えない位置に表示されていることを特徴としている。これにより、使用者にレベル値を顕著に意識させないで選択された画像から、レベル値を取得することができる。
【００１３】
この発明のツールセットは、複数種類の各ツールが、前記画像を異なる段階数で表示するものであり、対応する各レベルの前記画像が同一で、かつ、そのレベル値が同一であること、ことを特徴としている。これにより、異なる程度のレベル付けにより取得したデータを、統合的に扱う際の客観性を担保することができる。
【００１４】
なお、この発明において、「主観的要素」とは、ストレス、不安、痛み、喜び、驚き、悲しみ、爽快感、かゆみ、悪心、不快感、眠気、倦怠感、まぶしさ、苦み等について、医者や患者等が主観的に感じる（判断する）要素のことである。また、自分に対する感覚だけでなく、他人や物に対する印象（不快感、親近感、高級感、質感など）等の要素も含む概念である。
【００１５】
「画像表示部材」は、下記の実施形態において、表面部10、裏面部20および連結部30に該当する。「位置表示部材」は、下記の実施形態において、スライダー40に該当する。「位置指定表示」は、下記の実施形態において、赤線422に該当する。「レベル値指定表示」は、下記の実施形態において、赤線424に該当する。なお、位置指定表示とレベル値指定表示は同一のものであってもよい。
【００１６】
「画像の配列方向に相対的にスライダ可能」とは、下記の実施形態に示すように、直線方向にスライドする場合に限らず（図1の矢印方向A、B）、図7に示すように、回転方向してスライドする場合（図7の矢印方向530）等も含む概念である。
【００１７】
【発明の実施の形態】
図1Aに一実施形態における「主観的要素をレベル付けするためのツール（以下、スマイルスケールとする）」の平面図を、図1Bに底面図を示す。スマイルスケールは、プラスチック素材で形成された表面部10、裏面部20、連結部30（点線部分）およびスライダ40を備えている。表面部10および裏面部20は、それぞれ一定の厚さを有しており、それらの前側面側、左側面側および後側面側に設けられた連結部30（点線部分）を介してつながっている。図2A、図2Bに、それぞれ表面部10側、前側面側から見たときの連結部30を示す。連結部30は、図1Aおよび図1Bの点線に示すような形状をしており、一定の厚さを有している。また、前後方向にて連結部30に挟まれているスライダ40は、表面部10および裏面部20間を、表面部10および裏面部20に接しながら左右方向（矢印方向A、B）に移動可能である。
【００１８】
表面部10は、図1Aに示すように、各角部を丸くした長方形をなしており、ストレスのレベルを9段階に分け、各レベルを表す表情画F1〜F9が表示されている。これらは、まゆげ、目、口の形状、汗の有無および顔色を組み合わせることによって、ストレスのレベルを表情として表現するようにしている。表情画F5がストレスの通常レベルを、表情画F9がストレスの最高レベルを、表情画F1がストレスの最低レベルを表す。さらに、表情画F1〜F9の背景には、表情画F5を中心としたグラディエーションが施されている。表情画F5から左側には、緑色が徐々に濃くなるようなグラディエーションが施され、表情画F5から右側には、ピンク色が徐々に濃くなるようなグラディエーションが施されている。
【００１９】
さらに、表情画F1〜F9の表示方向に並行に長穴12が設けられており、表面方向からスライダ40の一部分を見ることができるようになっている。また、表面部10の右辺中央部には、半円状のくり貫き14が設けられており、スライダ40を指でつかみ易くしている。
【００２０】
裏面部20は、図1Bに示すように、各角部を丸くした長方形をなしており、表面部10に設けられた長穴12と同一形状・大きさの長穴22が中央に設けられている。この長穴22に並行して、表面部10の表情画F1〜F9に対応付けられたストレスのレベル値を示す目盛り24が表示されている。表情画F1はストレス値0に対応し、表情画F9はストレス値10に対応している。また、右辺中央部には、表面部10に設けられたものと同一形状・大きさの半円状のくり貫き26が設けられている。
【００２１】
図3A、図3B、図3Cに、それぞれ表面部10側、前側面側、裏面部20側から見たときのスライダ40を示す。本体420は、表情画を指定するための赤線422および赤線424が対応付けて両面に記されており、左側は各角部を丸くした長方形状をなした左ロック部426を備えている。本体420底面の右側には、各角部を丸くした台形状の右ロック部440を備えている。本体420の赤線422、424の一部分は、表面部10および裏面部20に設けられた長穴12、22を介して、その位置を確認することができる。
【００２２】
左ロック部426は、表面部10および裏面部20間を移動し、スライダ40が図1Aに示す矢印方向Aに最大限移動したときに、図2Aに示す連結部30の当接部32に当接するものである。また、左ロック部426は、スライダ40が図1Aに示す矢印方向Bに最大限移動したときに、図2Aに示す連結部30の当接部34、36に当接することによって、表面部10および裏面部20間からスライダ40が分離することがないようにする。右ロック部440は、スライダ40が図1Aに示す矢印方向Aに最大限移動したときに、図2Aに示す連結部30の当接部38に当接するものである。なお、スライダ40が図1Aに示す矢印方向Aに最大限移動したときに、赤線422が表面部10の表情画F9を指定するような位置（赤線424が裏面部20のストレス値10を指定するような位置）に、赤線422、424が記されている。また、本体420と右ロック部440の連結部分の厚さは、連結部30の厚さとほぼ同じである。また、本体420の裏面側には、目盛り428が記されている。
【００２３】
例えば、患者がスマイルスケールを使用する場合、スライダ40を指でつかみ、図1Aに示す表面部10の表情画F1〜F9を参照して、図1Aに示す矢印方向AまたはBにスライダ40を移動させて、主観的に判断したストレスのレベルを表す表情画を赤線422によって指定する。この実施形態では、患者は、普段より少しストレスを感じていると判断して、表面部10の表情画F6を指定し、スマイルスケールを医者に示す（図4参照）。これにより、医者は、赤線422により指定された表情画F6（または赤線424により指定された裏面部20のストレス値約6.2〜6.3）を参照して、患者自身が感じているストレス状態を把握することができる。なお、医者が、診察結果であるストレス状態を患者に示すために、スマイルスケールを用いてもよい。これにより、患者は、医者によって指定された表情画を参照することによって、自身のストレス状態を把握することができる。
【００２４】
なお、上記の実施形態では、表情画F1〜F9の背景には、色彩のグラディエーションが施されている。しかしながら、模様のグラディエーションであってもよい。また、表情画の背景にグラディエーションを施さなくてもよい。
【００２５】
また、上記の実施形態では、表情画を9段階で表示しているが、他の段階数で表示してもよい。また、9段階と5段階というように、異なる段階数のスマイルスケールを併用してもよい。この5段階で表情画を表示したスマイルスケールの表面部10の一例を、図5に示す。図1Aおよび図5に示すように、段階数は異なるものの、各レベルにおける表情画を同一のものとしておくことが好ましい（F11とF1、F12とF3、F13とF5、F14とF7、F15とF9がそれぞれ対応）。また、レベル値も同一のものを付しておくことが好ましい。このようにすれば、諸事情によって、統一した段階数を用いることができない場合であっても、取得したデータの統一性を維持することが可能である。
【００２６】
また、上記の実施形態では、使用者にレベル値を顕著に意識させないために、ストレス値を示す目盛りを、表情画が表示された表面部10からは見えない位置（裏面部20）に表示している。しかしながら、ストレス値を示す目盛りを、表情画と同時に見える位置（表面部10）に表示してもよい。
【００２７】
また、上記の実施形態では、ストレスについてのレベル化を行ったが、不安、喜び、驚き等についても適用することができる。また、顔の表情によってレベルを表現したが、風景、模様など、人間の感情を直接的間接的に表現したものを用いることができる。また、ストレスのレベルを表現した画像（顔の表情、風景、模様等）を説明する文言を、各画像に付記してもよい。この場合の表面部10の一例を、図6に示す。このようにすれば、画像が示す内容を判断することが困難な場合にでも、文言を参照することによって、画像を指定することができる。なお、画像を説明する文言を、各画像に対応付けて裏面部20に表記してもよい。
【００２８】
また、上記の実施形態では、スライダ40が図1Aに示す矢印方向Aに最大限移動したときに、右ロック部440が図2Aに示す連結部30の当接部38に当接するようスライダ40を構成している。しかしながら、右ロック部440が裏面部20の右側面に当接するように、スライダ40を構成してもよい。
【００２９】
また、上記の実施形態では、複数の表情画を一列に表示している。しかしながら、これに限られるものではなく、複数列に表示したり、円上または半円上に表示したりしてもよい。図7に、表情画を円上に表示したときのツールの一例を示す。これは、円状の厚紙である下円盤500と、それとピン510で連結され、円状の厚紙である上円盤520から構成される。上円盤520は、下円盤500上を矢印方向530に回転可能であり、位置指定表示である矢印522により、下円盤500上に表示されている表情画F21〜F28を指定することができる。また、下円盤500の裏面に、ストレスのレベル値を、表情画F21〜F28に対応付けて円上に記しておくとよい。なお、画像表示部材が下円盤500に、位置表示部材が上円盤520に該当する。
【００３０】
また、上記の実施形態におけるスマイルスケールのスライダ40の構成は一例であって、これに限られるものではない。例えば、表情画F1〜F9の表示方向に並行して設けられたスライダ軸と、その軸上を移動可能な指定部材を設けてスライダ40を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】一実施形態におけるスマイルスケールの平面図および底面図である。
【図２】一実施形態における連結部30の平面図および側面図である。
【図３】一実施形態におけるスライダ40の平面図、側面図および底面図である。
【図４】表情画F6が指定された状態のスマイルスケールの平面図および底面図である。
【図５】一実施形態におけるスマイルスケールの平面図および底面図である。
【図６】一実施形態におけるスマイルスケールの平面図である。
【図７】一実施形態における主観的要素をレベル付けするためのツールを示す図である。
【符号の説明】
10・・・・表面部
20・・・・裏面部
24・・・・ストレスのレベル値を示す目盛り
30・・・・連結部
40・・・・スライダ
F1〜F9・・・・表情画[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tool that enables objective measurement results of subjective elements to be expressed objectively.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
A face scale is used to measure pain quantitatively. Noriko Katagiri et al. “Assessment of pain and analgesic effect using the Face Scale method in terminal care” Clinical Nursing, Vol. 2, No. 8, July 1996, with a facial expression of pain level for one patient The result of measuring the degree of pain using the represented sheet (face scale) has been reported.
[0003]
Such reports are noteworthy in terms of leveling and quantifying pain. However, it is not intended to be used for many patients, and it is difficult to easily specify a facial expression indicating the level of pain. An object of the present invention is to provide a tool that can solve such a problem and can easily convey the level of subjective elements to others.
[0004]
[Means for Solving the Problems and Effects of the Invention]
The tool of the present invention divides anxiety that is a subjective element of a measurement object into a plurality of levels, and displays an image display member that displays a plurality of images representing the level of the subjective element in a predetermined arrangement direction in order of levels, The image display member includes a position display member that is slidable relative to the image arrangement direction and has a position designation display. This makes it possible to easily specify the image by using the position display member while confirming the image expressing the subjective element for each level, and to easily convey the level of the subjective element to others. .
[0005]
In this invention, the image display member further displays a scale indicating a level value in association with the image, and the position display member displays the scale on the image display member. It is provided so as to be relatively slidable in the direction, and has a level value designation display for designating a level value on the scale. Thus, by using the position display member, it is possible to easily specify not only the image expressing the subjective elements by level but also the level value, and easily convey the level value of the subjective element to others. Can do.
[0006]
In the tool of the present invention, when the position designation display of the position display member designates the image, the level value designation display designates a level value on the scale corresponding to the image. . Thereby, if an image is designated by position designation display, the level value corresponding to the designated image can be easily acquired from the level value designation display.
[0007]
The tool according to the present invention divides the subjective elements to be measured into a plurality of levels, and images representing the levels of the subjective elements are displayed for each level in order of levels, and are associated with the respective images. A tool for leveling subjective elements that are graded in order of each level according to each level, comprising a position display member for designating the image. It is said. This makes it easy to determine the level not only with images representing subjective elements by level but also with gradients applied in the order of each level. Furthermore, by specifying the image using the position display member, the level of the subjective element can be easily communicated to others.
[0008]
The tool according to the present invention is characterized in that a gradation is applied to the display position peripheral region of each image in the order of each level according to each level. Thereby, the determination of the level can be facilitated by the gradient applied to each image and its display position peripheral region in the order of each level.
[0009]
The tool according to the present invention is further characterized in that a scale indicating a level value is displayed in association with the image. This makes it possible to clearly recognize not only the level value directly indicated by the image but also the intermediate level value associated between the images.
[0010]
In the tool according to the present invention, each image is a facial expression corresponding to each level. This makes it easy to determine the level based on facial expressions that differ from level to level.
[0011]
In the tool of the present invention, furthermore, in association with the image, it is characterized by being written with the language describing the content of each image. Thereby, even when it is difficult to determine the content indicated by the image, the image can be selected by referring to the wording.
[0012]
The tool according to the present invention is characterized in that a scale indicating the level value is displayed at a position that cannot be seen simultaneously with the image. Thereby, the level value can be acquired from the selected image without making the user noticeable the level value.
[0013]
In the tool set of the present invention, each of a plurality of types of tools displays the image in a different number of steps, the corresponding images at each level are the same, and the level values are the same. It is characterized by. Thereby, the objectivity at the time of handling the data acquired by different leveling in an integrated manner can be ensured.
[0014]
In this invention, “subjective element” means stress, anxiety, pain, joy, surprise, sadness, refreshing feeling, itching, nausea, discomfort, sleepiness, malaise, glare, bitterness, etc. It is an element that a patient or the like feels (judges) subjectively. In addition, it is a concept that includes not only a sense of oneself but also elements such as impressions of other people and things (discomfort, closeness, luxury, texture, etc.).
[0015]
The “image display member” corresponds to the front surface portion 10, the back surface portion 20, and the connecting portion 30 in the following embodiment. The “position display member” corresponds to the slider 40 in the following embodiment. The “position designation display” corresponds to the red line 422 in the following embodiment. “Level value designation display” corresponds to the red line 424 in the following embodiment. The position designation display and the level value designation display may be the same.
[0016]
“Slidable relative to the image arrangement direction” is not limited to the case of sliding in the linear direction (arrow directions A and B in FIG. 1), as shown in the following embodiment, as shown in FIG. This is a concept including the case of sliding in the rotation direction (arrow direction 530 in FIG. 7) and the like.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1A shows a plan view of a “tool for leveling subjective elements (hereinafter referred to as smile scale)” in one embodiment, and FIG. 1B shows a bottom view. The smile scale includes a front surface portion 10, a back surface portion 20, a connecting portion 30 (dotted line portion), and a slider 40 made of a plastic material. The front surface portion 10 and the back surface portion 20 have a certain thickness, and are connected via connecting portions 30 (dotted line portions) provided on the front side surface side, the left side surface side, and the rear side surface side thereof. . 2A and 2B show the connecting portion 30 when viewed from the surface portion 10 side and the front side surface, respectively. The connecting portion 30 has a shape as indicated by the dotted line in FIGS. 1A and 1B, and has a constant thickness. In addition, the slider 40 sandwiched between the connecting portions 30 in the front-rear direction can move between the front surface portion 10 and the back surface portion 20 in the left-right direction (arrow directions A and B) while being in contact with the front surface portion 10 and the back surface portion 20. It is.
[0018]
As shown in FIG. 1A, the surface portion 10 has a rectangular shape with rounded corners, and the stress levels are divided into nine levels, and facial expression images F1 to F9 representing the respective levels are displayed. In these methods, the level of stress is expressed as an expression by combining eyebrows, eyes, mouth shapes, presence / absence of sweat, and face color. The facial expression F5 represents the normal level of stress, the facial expression F9 represents the highest level of stress, and the facial expression F1 represents the lowest level of stress. Furthermore, the background of the expression pictures F1 to F9 is provided with a gradient centered on the expression picture F5. On the left side of the facial expression F5, a gradient is applied so that the green color gradually increases, and on the right side of the facial expression F5, a gradient is applied so that the pink color gradually increases.
[0019]
Further, a long hole 12 is provided in parallel with the display direction of the facial expression pictures F1 to F9 so that a part of the slider 40 can be seen from the surface direction. Further, a semicircular cut-out 14 is provided at the center of the right side of the surface portion 10, so that the slider 40 can be easily grasped with a finger.
[0020]
As shown in FIG. 1B, the back surface portion 20 has a rectangular shape with rounded corners, and a long hole 22 having the same shape and size as the long hole 12 provided in the front surface portion 10 is provided in the center. Yes. In parallel with the long hole 22, a scale 24 indicating the level value of the stress associated with the facial expression images F1 to F9 of the surface portion 10 is displayed. The facial expression F1 corresponds to a stress value of 0, and the facial expression F9 corresponds to a stress value of 10. In addition, a semicircular cut-out 26 having the same shape and size as that provided on the surface portion 10 is provided at the center of the right side.
[0021]
3A, 3B, and 3C show the slider 40 when viewed from the front surface portion 10 side, the front side surface side, and the back surface portion 20 side, respectively. The main body 420 has a red line 422 and a red line 424 for designating a facial expression image on both sides in association with each other, and a left lock portion 426 having a rectangular shape with rounded corners on the left side. . On the right side of the bottom surface of the main body 420, a trapezoidal right lock portion 440 with rounded corners is provided. The positions of a part of the red lines 422 and 424 of the main body 420 can be confirmed through the long holes 12 and 22 provided in the front surface portion 10 and the back surface portion 20.
[0022]
The left lock portion 426 moves between the front surface portion 10 and the back surface portion 20, and contacts the contact portion 32 of the connecting portion 30 shown in FIG. 2A when the slider 40 moves to the maximum in the arrow direction A shown in FIG. It touches. Further, the left lock portion 426 contacts the contact portions 34 and 36 of the connecting portion 30 shown in FIG.2A when the slider 40 moves to the maximum in the arrow direction B shown in FIG. The slider 40 is prevented from separating between the back surface portions 20. The right lock portion 440 comes into contact with the contact portion 38 of the connecting portion 30 shown in FIG. 2A when the slider 40 moves to the maximum in the arrow direction A shown in FIG. 1A. When the slider 40 moves to the maximum in the arrow direction A shown in FIG. 1A, the position where the red line 422 specifies the facial expression image F9 on the front surface 10 (the red line 424 indicates the stress value 10 on the back surface 20). Red lines 422 and 424 are written at the positions to be designated. Further, the thickness of the connecting portion between the main body 420 and the right lock portion 440 is substantially the same as the thickness of the connecting portion 30. A scale 428 is marked on the back side of the main body 420.
[0023]
For example, when the patient uses a smile scale, grasp the slider 40 with a finger and refer to the facial expression images F1 to F9 on the surface 10 shown in FIG. 1A and move the slider 40 in the arrow direction A or B shown in FIG. 1A. Thus, a facial expression representing the subjectively determined stress level is designated by a red line 422. In this embodiment, the patient determines that he / she feels a little more stress than usual, designates the facial expression F6 of the surface portion 10, and shows the smile scale to the doctor (see FIG. 4). As a result, the doctor refers to the facial expression F6 designated by the red line 422 (or the stress value of the back surface 20 designated by the red line 424 of about 6.2 to 6.3) to determine the stress state felt by the patient himself. I can grasp it. Note that the smile scale may be used by the doctor to indicate to the patient the stress state that is the result of the examination. Thereby, the patient can grasp | ascertain an own stress state by referring the facial expression image designated by the doctor.
[0024]
In the above-described embodiment, color gradient is applied to the background of the facial expression images F1 to F9. However, it may be a pattern gradient. Moreover, it is not necessary to perform gradation on the background of the facial expression.
[0025]
Further, in the above embodiment, the facial expression image is displayed in nine stages, but may be displayed in other stages. Also, smile scales with different numbers of stages such as 9 stages and 5 stages may be used in combination. FIG. 5 shows an example of the smile scale surface portion 10 displaying the facial expression image in these five stages. As shown in FIG. 1A and FIG. 5, although the number of stages is different, it is preferable to maintain the same facial expression at each level (F11 and F1, F12 and F3, F13 and F5, F14 and F7, F15 and F9) Correspond to each). Moreover, it is preferable to attach the same level value . In this way, it is possible to maintain the uniformity of the acquired data even when the unified number of steps cannot be used due to various circumstances.
[0026]
In the above embodiment, the scale indicating the stress value is displayed at a position (back surface portion 20) that cannot be seen from the front surface portion 10 on which the facial expression image is displayed in order not to make the user noticeable the level value. ing. However, a scale indicating the stress value may be displayed at a position (surface portion 10) that can be seen simultaneously with the facial expression image.
[0027]
In the above embodiment, the level of stress is leveled, but it can also be applied to anxiety, joy, surprise, and the like. In addition, although the level is expressed by facial expressions, it is possible to use a direct or indirect expression of human emotions such as landscapes and patterns. Further, a word describing an image expressing a stress level (facial expression, landscape, pattern, etc.) may be added to each image. An example of the surface portion 10 in this case is shown in FIG. In this way, even when it is difficult to determine the content indicated by the image, the image can be designated by referring to the wording. It should be noted that a word describing the image may be written on the back surface portion 20 in association with each image.
[0028]
Further, in the above embodiment, when the slider 40 moves to the maximum in the arrow direction A shown in FIG. 1A, the slider 40 is moved so that the right lock portion 440 contacts the contact portion 38 of the connecting portion 30 shown in FIG. It is composed. However, the slider 40 may be configured such that the right lock portion 440 contacts the right side surface of the back surface portion 20.
[0029]
In the above embodiment, a plurality of facial expression images are displayed in a line. However, the present invention is not limited to this, and it may be displayed in a plurality of columns, or may be displayed on a circle or a semicircle. FIG. 7 shows an example of a tool when a facial expression image is displayed on a circle. This is composed of a lower disk 500, which is a circular cardboard, and an upper disk 520, which is a circular cardboard, connected to the lower disk 500 by a pin 510. The upper disk 520 can rotate on the lower disk 500 in the arrow direction 530, and the facial expression images F21 to F28 displayed on the lower disk 500 can be designated by the arrow 522 that is a position designation display. Also, on the back surface of the lower disk 500, the stress level value may be written on the circle in association with the facial expression images F21 to F28. The image display member corresponds to the lower disk 500, and the position display member corresponds to the upper disk 520.
[0030]
Further, the configuration of the smile scale slider 40 in the above embodiment is merely an example, and the present invention is not limited to this. For example, the slider 40 may be configured by providing a slider shaft provided in parallel with the display direction of the facial expression images F1 to F9 and a designation member movable on the shaft.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view and a bottom view of a smile scale according to an embodiment.
FIGS. 2A and 2B are a plan view and a side view of a connecting portion 30 in an embodiment. FIGS.
FIG. 3 is a plan view, a side view, and a bottom view of a slider 40 in one embodiment.
FIG. 4 is a plan view and a bottom view of a smile scale in a state in which a facial expression image F6 is designated.
FIG. 5 is a plan view and a bottom view of a smile scale according to an embodiment.
FIG. 6 is a plan view of a smile scale according to an embodiment.
FIG. 7 illustrates a tool for leveling subjective elements in one embodiment.
[Explanation of symbols]
10 ・・・・ Surface
20 ・・・・ Back side
24 .... Scale indicating the stress level
30 ... Connection part
40 .... Slider
F1 ~ F9 ...

Claims

測定対象である主観的要素を複数のレベルに分け、当該主観的要素のレベルを表現する複数の画像を、患者が参照する面において、レベル順に所定の配列方向に表示した画像表示部材と、
前記画像表示部材に対し、前記画像の配列方向に相対的にスライド可能に設けられ、位置指定表示を有する位置表示部材と、
を備えた、主観的要素をレベル付けするためのツールを、複数種類用意したツールセットであって、
測定対象である前記主観的要素は不安であり、
前記各画像は、前記各レベルに応じた顔の表情であって、少なくともまゆげ、目、口の形状、汗の有無および顔色を組み合わせることによって表現されており、
前記画像表示部材には、前記画像に対応付けて、レベル値を示す目盛りが併せて表示され、かつ、前記各画像の表示位置周辺領域に、前記画像に対応付けて、各レベルの順に前記画像の通常レベルを中心としたグラディエーションが施されており、当該グラディエーションは、前記画像の通常レベルを中心として左右に異なる色を用いて２方向の指標を示すものであって、その濃さが徐々に変化するものであり、
前記位置表示部材は、前記目盛り上のレベル値を指定するためのレベル値指定表示を有し、前記位置表示部材の前記位置指定表示が前記画像を指定したときに、前記レベル値指定表示は、当該画像に対応する前記目盛り上のレベル値を指定し、
前記複数種類用意した各ツールは、前記画像を異なる段階数で表示するものであり、対応する各レベルの前記画像が同一で、かつ、そのレベル値が同一であること、
を特徴とするツールセット。An image display member that divides a subjective element to be measured into a plurality of levels, and displays a plurality of images representing the levels of the subjective elements in a predetermined arrangement direction in order of levels on a surface referred to by a patient ;
A position display member that is provided so as to be slidable relative to the image display member in the arrangement direction of the images, and that has a position designation display;
A tool set with multiple types of tools for leveling subjective elements ,
The subjective factor being measured is anxiety,
Each image is a facial expression according to each level, and is expressed by combining at least eyebrows, eyes, mouth shape, sweat and facial color,
On the image display member, a scale indicating a level value is displayed in association with the image, and the image is displayed in the order of each level in association with the image in the display position peripheral area of each image. of which gradation is subjected to normal level around the, the gradation, there is shown a two-way metrics using different colors for the left and right about the normal level of the image, its density is It is a gradual change,
The position display member has a level value designation display for designating a level value on the scale, and when the position designation display of the position display member designates the image, the level value designation display is: Specify the level value on the scale corresponding to the image,
Each of the plurality of prepared tools displays the image at different levels, the corresponding images at each level are the same, and the level value is the same,
A tool set characterized by