JP4511083B2 - 熱交換器 - Google Patents

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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷媒蒸発を行なう冷媒通路を有する熱交換ユニットを少なくとも2ユニット連接して構成される熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平09−170850号公報に見られるような熱交換器が知られている。この熱交換器は、図15に示すように、熱交換ユニットは上下両端部にタンク部を配置しており、かつ風下側及び風上側に積層配置されている。
【0003】
この熱交換器では、風下側熱交換器102の下部タンク部の中央部分に仕切部111が設けられ、第1下部タンク107a及び第2下部タンク107bに区分されている。同様に風上側熱交換器の上部タンク部の中央部分に仕切部110が設けられ、第1上部タンク108a及び第2上タンク108bに区分されている。第2下部タンク107bと第2上部タンク108bとが連通路112で連通されている。第1下部タンク107aに冷媒の入口部114が設けられ、第1上部タンク部108aに出口部115が設けられている。
【0004】
この熱交換器では、冷媒は入口部114から第1下部タンク107aに入り、チューブ内の冷媒通路を上昇して上部タンク106に導かれる。そして、この上部タンク106内を長手方向に通流し冷媒通路を下降して第2下部タンク107bに至る。さらに、冷媒は、連通路112を介して第2上部タンク108bに導かれ、そこから冷媒通路を下降して下部タンク109に導かれ、この下部タンク109内を長手方向に通流し冷媒通路を上昇して第1上部タンク108aに至り、この第1上部タンク108aの出口部115から流出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平09−170850号のものでは、気液2相冷媒の液相冷媒と気相冷媒が入口部114から第1下部タンク107aに入り、チューブ内の風下側冷媒通路を上昇して上部タンク106に導かれる。その時、図15に示すように、軽い気相冷媒が冷媒通路の中央上方部分に溜まる傾向になる。そして、通常冷媒は上タンク106内を長手方向に通流し冷媒通路を下降して第2下部タンク107bに至るが、上タンク内106を長手方向に通流する際に、比較的重い液相冷媒は通流慣性により長手方向奥まで導かれ、その結果、気相冷媒が冷媒通路の中央下方部分に溜まる傾向になる。風上側熱交換ユニットでも同様なことが発生する。
【0006】
このように気相冷媒が熱交換ユニットの一部に集中して停滞しまうために、均一な流れができず、均等な熱分布が得られず、熱交換ユニットでの熱交換が十分に行なわれない。そのために、熱交換ユニット数を増やして、冷媒通路の経路長を長くすることが考えられる。そのようにすれば、熱交換ユニットの総容量が大きくなり、スペースの問題が発生する。また、熱交換ユニットを細分化して熱交換ユニット数を増加する、所謂多パス化することも考えられるが、冷媒通路の経路長が長くなり、流通抵抗が増加し圧損が大きくなる。
【0007】
特に、液相冷媒と気相冷媒とが混在して、熱交換ユニット内を下方に通流し、そこからUターンして上昇するタイプでは、上昇する冷媒通路内で液相冷媒と気相冷媒との分布が拡大し、温度分布の差が増大し、熱交換能力が低下する。それとともに、偏った液相冷媒は蒸発効率が悪く、そのまま熱交換ユニットの出口部から排出されるので、冷媒循環量が減少し、冷房能力が低下する。
【0008】
本発明は、上記した従来技術の問題点を解消することを狙いとし、特に熱交換ユニットに2相冷媒の液相冷媒と気相冷媒が導入されても、熱交換効果を十分に発揮できる熱交換器を提供するものである。特に、熱交換ユニット内での気相冷媒と液相冷媒の通流状況を考慮し、熱交換ユニット内での気相冷媒の通流をできるだけ少なくし、気相冷媒が熱交換ユニットの冷媒通路内で停滞或は発生を少なくするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、
一対のヘッダタンクと、これらヘッダタンク間に連結された複数のチューブと、該チューブ間にフィンを配設して構成された冷媒蒸発を行なう熱交換ユニットを複数個備え、これら複数の熱交換ユニットの間に第1モジュレータを有し、該第1モジュレータが、該上流側熱交換ユニットからの冷媒を貯留し、内部に気液分離界面を形成し、この気液分離界面の上方の気冷媒を下流側の熱交換ユニットをバイパスして流し、気液分離界面の下方の液冷媒を下流側の熱交換ユニットに流すように配設された構成である。
【0010】
この構成では、熱伝導率の低い気相冷媒が熱交換ユニットをバイパスするので、熱交換能力が向上する。また、流速の速い気相冷媒が熱交換ユニットをバイパスするので圧損が少なく、熱交換ユニットでは流速のバラツキが少なくなり、分流の偏りが小さくなり、熱交換能力が向上する。
【0011】
また、第1モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路に、流量制御弁を配設した構成であり、排出する気相冷媒が多い時にはこの流量制御弁開度を大きし、少ない時にはこの流量制御弁開度を小さくするように制御でき、気相冷媒量によって流量を適切に制御できる。その結果、気液分離が促進され、冷房能力が向上する。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1記載の熱交換器において、
前記第1モジュレータが上流側熱交換ユニットもしくは下流側熱交換ユニットの少なくとも一方と一体に形成されているので、熱交換器をコンパクトにでき、部品点数も削減できる。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1記載の熱交換器において、
前記上流側熱交換ユニットの少なくとも一方のヘッダタンクに該ヘッダタンクを仕切る仕切板が設けられ、該上流側熱交換ユニットは、冷媒が該仕切板で区分されたチューブ群からなる冷媒通路をUターンして流れるように形成されており、第1モジュレータは該上流側熱交換ユニットのヘッダタンクに一体に形成されている構成であり、上流側熱交換ユニットで発生した気液冷媒が第1モジュレータで効果的に分離されるので、下流側熱交換ユニットでの熱交換効率が向上する。
【0014】
請求項4の発明は、請求項1記載の熱交換器において、
前記上流側熱交換ユニットが通風方向に対して風下側に配設され、前記下流側熱交換ユニットが通風方向に対して風上側に積層して配設されており、風下側熱交換ユニットの一方のヘッダタンクに冷媒の入口部が設けられ、該風下側熱交換ユニットの該一方のヘッダタンクの風上側に重なって位置する風上側熱交換ユニットの一方のヘッダタンクに冷媒の出口部が設けられ、風下側熱交換ユニット及び風上側熱交換ユニットのそれぞれの他方のヘッダタンクが互いに風上及び風下に重なって配置され、これらの他方のヘッダタンクに跨ってモジュレータが設けられている構成であり、モジュレータがコンパクトにかつ部品点数少なく設けられる。
【0015】
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか記載の熱交換器において、
前記上流側熱交換ユニットの入口側に更に第2モジュレータが設けられ、この第2モジュレータに流入した冷媒は、第2モジュレータで分離されて、気相冷媒を含む一部冷媒は該上流側熱交換ユニットをバイパスして流れ、液相冷媒を含む残部冷媒は該上流側熱交換ユニットに流入するように構成されているので、気液分離が大幅に促進され、熱交換能力は飛躍的に向上し、圧損も低下する。
【0016】
請求項6の発明は、請求項5記載の熱交換器において、
前記第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる第2冷媒管路の断面積を、前記第1モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる第1冷媒管路の断面積よりも小さくした構成である。膨張弁で減圧膨張された冷媒に含まれる気相冷媒は、他の熱交換ユニットを通過した冷媒中の気相冷媒よりも少ないから、第2モジュレータに流れる気相冷媒量は比較的少ない結果となる。そこで、この第2モジュレータの冷媒管路断面積を小さくしたので、気相冷媒量に応じて冷媒管路断面積を設定でき、冷媒管路への液相冷媒の流入を効果的に阻止でき、気液分離能力を向上できる。
【0017】
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれか記載の熱交換器において、
前記第1モジュレータもしくは第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路を、この熱交換ユニットに一体に形成したので、熱交換ユニットをコンパクトにでき、かつ部品点数を削減でき、低コスト化できる。
【0018】
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれか記載の熱交換器において、
前記下流側熱交換ユニットの出口部に第1冷媒配管が連結され、前記第1モジュレータもしくは第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路を、該第1冷媒配管に連結したので、圧縮機の液圧縮を防止できる。
【0019】
請求項9に発明は、請求項1ないし7のいずれか記載の熱交換器において、
前記上流側熱交換ユニットの入口部に第2冷媒配管が連結され、該第2冷媒配管に膨張弁が配設され、該膨張弁の感温筒が前記第1冷媒配管に配設され、前記第1モジュレータもしくは第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路を、該感温筒より上流側の該第1冷媒配管に連結した構成であり、気相冷媒が感温筒に戻されることで、感温筒までに冷媒が完全に蒸発することとなる。その結果、膨張弁は開く方向になり、冷媒の循環量が増加し、冷房能力が大きく向上する。
【0020】
請求項10の発明は、請求項1ないし7のいずれか記載の熱交換器において、
前記第1モジュレータもしくは第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路を、該下流側熱交換ユニットの出口部が設けられたヘッダタンクに連結した構成であり、この冷媒管路内に液相冷媒が流れていても、熱交換ユニットから外部に流出することを防止できる
【0021】
請求項11の発明は、請求項記載の熱交換器において、
前記制御弁を、前記モジュレータの上流側熱交換ユニットの冷媒の蒸発状態に応じて制御するので、気相冷媒量によって流量を適切に制御でき、気液分離が促進され、冷房能力が向上する。
【0022】
請求項12の発明は、請求項記載の熱交換器において、
前記制御弁を、前記モジュレータの上流側熱交換ユニットの冷媒の圧損に応じて制御するので、熱交換ユニットの圧損が大きい時には気相冷媒が多い状態であり、その状態のときに気相冷媒をバイパスでき、冷房能力が向上する。
【0023】
請求項13の発明は、請求項1記載の熱交換器において、
前記制御弁を、前記モジュレータの上流側熱交換ユニットの入口部と出口部との冷媒温度差に応じて制御するので、気相冷媒量をより正確に検知でき、気相冷媒量に応じてバイパス量を制御できるので、冷房能力が向上する。
【0024】
請求項14の発明は、請求項1ないし13のいずれか記載の熱交換器において、
前記下流側熱交換ユニットのチューブ群からなる冷媒通路の断面積が、前記上流側熱交換ユニットのチューブ群からなる冷媒通路の断面積よりも小さい構成である。この構成では、熱交換ユニット内を液相冷媒に混じり流れる気相冷媒の量が少ない熱交換ユニットでは圧損が低下するので、同等圧損でも断面積を小さくし伝熱面積を増やすことが可能であり、冷房能力を向上できる。
【0025】
請求項15の発明は、請求項1ないし14のいずれか記載の熱交換器において、
前記第1モジュレータもしくは第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路を、この熱交換ユニットのヘッダタンク内を貫通して配設したので、熱交換器をコンパクトにできる。
【0026】
請求項16の発明は、請求項15記載の熱交換器において、
前記ヘッダタンクを貫通して設けられた冷媒管路に、冷媒流速可変部を設け、該冷媒流速可変部に、該ヘッダタンクに開口する開口部を設けたので、気液分離を促進できる。
【0027】
請求項17の発明は、請求項15記載の熱交換器において、
前記ヘッダタンクを貫通して設けられた冷媒管路に、管内断面積よりも拡大した断面積を有する拡大部を設け、該拡大部に該ヘッダタンクに開口する開口部を設けたので、気液分離をより促進できる。
【0028】
請求項18の発明は、請求項15記載の熱交換器において、
前記ヘッダタンクを貫通して設けられた冷媒管路に、この冷媒管路内を通過する冷媒が螺旋状に通流する螺旋流通部を設け、該螺旋流通部に該ヘッダタンクに開口する開口部を設けたので、気液分離をよりいっそう促進できる。
【0029】
請求項19の発明は、請求項15記載の熱交換器において、
前記ヘッダタンクを貫通して設けられた冷媒管路に冷媒衝突板を設け、この冷媒衝突板を設けた部分に、該ヘッダタンクに開口する開口部を設けたので、気液分離機能を大幅に促進できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1実施例を図面に基づいて説明する。図1及び図2は第1実施例の熱交換器1を示す。図1に示すように、熱交換器1は風向きAで示されるように、風下側熱交換ユニット2、風上側熱交換ユニット3からなる。風下側熱交換ユニット2及び風上側熱交換ユニット3はそれぞれ、複数のチューブ4と放熱用の波状フィン5が交互に積層され、この積層されたチューブ4及び波状フィン5の上下に設けられた上部ヘッダタンク6、下部ヘッダタンク7及び上部ヘッダタンク8、下部ヘッダタンク9とから構成されている。
【0031】
図2は、図1の熱交換器の風上側熱交換ユニット2と風下側熱交換ユニット3を展開して、冷媒の流れを説明するために外観を簡単に模式的に示したものである。図2に示すように、風下側熱交換ユニット2の上部ヘッダタンク6および風上側熱交換ユニット3の上部ヘッダタンク8に、それぞれ、仕切部材12、13が設けられて、上部ヘッダタンク6が第1ヘッダタンク6a、第2タンク6bに、上部ヘッダタンク8が上部第1タンク8a、第2タンク8bに分離されている。
【0032】
第1モジュレータ10が風下側熱交換ユニット2及び風上側熱交換ユニット3に跨って、一体に形成されている。第1モジュレータ10が第1ヘッダタンク6aからの冷媒を貯留し、内部に気液分離界面Fを形成し、この気液分離界面Fの上方の気相冷媒を第1流出口17を通して下流側熱交換ユニット3をバイパスして流し、気液分離界面Fの下方の液相冷媒を下流側熱交換ユニット3に流すように配設されている。第1モジュレータ10が一体に形成されているので、熱交換器全体をコンパクトにでき、部品点数も削減できる。
【0033】
この第1実施例の冷媒の流れを説明する。入口部14から導入された気液混合冷媒は、第1ヘッダタンク6aからチューブ群の冷媒通路を下降して下部ヘッダタンク7に至り、下部ヘッダタンク7内を長手方向に流れてからチューブ群の冷媒通路を上昇し、第2ヘッダタンク6bに至る。
【0034】
この時に、冷媒中の液相冷媒は、図2に示すように、下部ヘッダタンク7内の長手方向への流れに従って、風下側第1熱交換ユニット2の端方向に集約し、逆に気相冷媒はハッチングで示すように風下側第1熱交換ユニット2の中央方向に集約してチューブ内を上昇する。なお、気相冷媒を太矢印で示し、液相冷媒を単線矢印で示す。
【0035】
気相と液相の混在した冷媒は、更に第2ヘッダタンク6bから第1モジュレータ10に流れる。そして、この第1モジュレータ10内で液相冷媒は下方に貯留され、気相冷媒は上方に貯留され、途中に気液分離界面Fを形成する。上方の気相冷媒は第1流出口17を通って流出し、下方の液相冷媒は第1ダクト18を通って第2タンク8bに流れる。第2タンク8bの冷媒は、チューブ群の冷媒通路を下降して、下部ヘッダタンク9に至り、そこを横に流れてチューブ群の冷媒通路を上昇し、第1ヘッダタンク8aに至り、そこから出口部15を通って熱交換ユニット3から出ていく。
【0036】
この実施例では、熱伝導率の低い気相冷媒が下流側熱交換ユニット3をバイパスするようにしているので、熱交換能力が向上する。また、流速の速い気相冷媒が下流側熱交換ユニット3をバイパスするので圧損が少なく、熱交換ユニット1では流速のバラツキが少なくなり、分流の偏りが小さくなり、熱交換能力が向上する。
【0037】
本発明の第2実施例を図3に示す。第2実施例で第1実施例と同じ部分は同じ符号で示し、異なる点を別の符号とし、この異なる点を説明する。
【0038】
上流側熱交換ユニット2の入口側に更に第2モジュレータ11が設けられ、この第2モジュレータ11に流入した冷媒は、第2モジュレータ11で分離されて、気相冷媒を含む冷媒は上流側熱交換ユニット2をバイパスして流れ、液相冷媒を含む冷媒は上流側熱交換ユニット2に流入するように構成されている。
【0039】
気相冷媒は、第1モジュレータ10の流出口17a及び第2モジュレータ11の流出口17bから共通の冷媒管路20を通って、出口部15の下流に接続された第1冷媒配管21に導かれる。一般的に、熱交換ユニット2に持ち込まれる以前にも冷媒中に気相冷媒と液相冷媒とが混在しており、そのまま熱交換ユニット2に導くと、気相冷媒が増幅される傾向にある。従って、この実施例では、熱交換ユニット2に導入される前にも気液を分離するようにしたものである。即ち、この実施例では、熱交換ユニット2に導入される前に気液を分離するモジュールを設けると同時に、熱交換ユニットの途中にも気液を分離するモジュールを設けるものであり、気液分離機能に優れ、熱交換ユニットでの冷房能力が非常に高い。
【0040】
気相冷媒をバイパスさせる冷媒管路20はヘッダタンク6、8と一体に形成され、コンパクトに設けられている。また、部品点数も少なくて良く、組立性も良く、低コスト化できる。
【0041】
図4は、第2実施例の熱交換器を使用した冷凍サイクル50を示す。冷凍サイクル50は、冷媒が圧縮機51から凝縮器52、受液器53、膨張弁54を通って、本発明のモジュレータ56、熱交換ユニット55を繰り返して通って、再び圧縮機51に戻るようになっている。モジュレータ56から流出する気相冷媒は冷媒管路20を通って第1冷媒配管21に導かれる。22は第2冷媒配管を示す。
【0042】
図5は第3実施例に関わり、図4と同様な図を示す。第3実施例では、図4の実施例に対して、第1冷媒配管21に感温筒57が設けられ、感温筒57の冷媒状態によって、膨張弁54の開閉状態を制御している。
【0043】
即ち、気相冷媒が感温筒57に戻されることで、感温筒57までに冷媒が完全に蒸発することとなり、膨張弁54は開く方向に制御し、冷媒の循環量が増加し、冷房能力が大きく向上するようにする。
【0044】
図6は第4実施例に関わり、図3と同様な図を示す。この第4実施例が、図3と異なる点は、冷媒管路20の出口が第1ヘッダタンク8aに接続されている点である。
【0045】
第4実施例では、冷媒管路20を下流側熱交換ユニット3の第1ヘッダタンク8aに連結したので、この冷媒管路20内に液相冷媒が流れていても、熱交換ユニット3から外部に流出することを防止できる。
【0046】
図7は第5実施例に関わり、図3と同様な図を示す。この第5実施例が、図3と異なる点は、この第5実施例の冷媒管路30がヘッダタンク6及び8を貫通して設けられている点である。そして、冷媒管路30が第1ヘッダタンク6a及び第2ヘッダタンク8bに臨む部分に開口部31が設けられている。
【0047】
冷媒管路30が熱交換器の外部に設けられてないので、熱交換器をコンパクトにできる。その上、液相冷媒が開口部31からヘッダタンクに6、8に戻るように形成されているので、冷媒管路30に液相冷媒が含まれていても、さらにこの開口部31で分離される結果となり、気液分離能力が向上する。
【0048】
図8は第6実施例に関わり、図3と同様な図を示す。この第6実施例では、第2モジュレータ11から流出する第2冷媒管路30bの断面積を、第1モジュレータ10から流出する第1冷媒管路30aの断面積よりも小さくしている。膨張弁54で減圧膨張された冷媒に含まれる気相冷媒は、他の熱交換ユニットを通過した冷媒中の気相冷媒よりも少ないから、第2モジュレータ11に流れる気相冷媒量は比較的少ないので、第2モジュレータ11の冷媒管路断面積を小さくし、冷媒管路への液相冷媒の流入を効果的に阻止し、気液分離能力を向上するようにしている。
【0049】
図9は第7実施例に関わり、図8と同様な図を示す。この第7実施例は、本発明の実施形態に相当するものであり、第6実施例に対して、第1冷媒管路30aに流量制御弁32を配設したものである。この第7実施例では、例えば、排出する気相冷媒が多い時にはこの流量制御弁32の開度を大きし、少ない時にはこの流量制御弁32の開度を小さくするように制御し、気相冷媒量によって流量を適切に制御する。この制御によって、気液分離が促進され、冷房能力が向上する効果が得られる。
【0050】
図10は第8実施例に関わり、図9と同様な図を示す。この第8実施例は、第7実施例の流量制御弁32を、上流側熱交換ユニット2の冷媒の蒸発状態に応じて制御するようにしたものである。この制御では、気相冷媒量によって流量を適切に制御でき、気液分離が促進され、冷房能力が向上する。
【0051】
図11は第9実施例に関わり、図9と同様な図を示す。この第9実施例は、第7実施例の流量制御弁32を、上流側熱交換ユニット2の冷媒の圧損に応じて制御するようにした。この制御により、熱交換ユニット2の圧損が大きい時には気相冷媒が多い状態であり、その状態のときに気相冷媒をバイパスでき、冷房能力を向上させることができる。
【0052】
また、図示してないが、流量制御弁32を、第1モジュレータ10の上流側熱交換ユニット2の入口部と出口部との冷媒温度差に応じて制御するようにしても良い。この制御により、気相冷媒量をより正確に検知でき、気相冷媒量に応じてバイパス量を制御できるので、冷房能力を向上させることができる。
【0053】
図12は第10実施例に関わる。第10実施例は、該下流側熱交換ユニット3aのチューブ群からなる冷媒通路4aのそれぞれの断面積が、該上流側熱交換ユニット2aのチューブ群からなる冷媒通路4bのそれぞれの断面積よりも小さくしてある。この第10実施例では、下流側熱交換ユニット3aで、冷媒通路4aは上から下へ、下から上へ、また上から下へと2回Uターンする構成としている。このように、気相冷媒が少ない下流側熱交換ユニット3aでは、液相冷媒の通過する冷媒通路の経路を長くして、熱交換効果を向上させ、冷房能力を向上するようにしている。
【0054】
図13は第11実施例に関わり、図7の第5実施例の冷媒管路30の一部構造を変更したものである。ヘッダタンク6aを貫通して設けた冷媒管路30に形成された開口部31近傍に、図13(b)に拡大して示すように、拡大部33(冷媒流速可変部)を設けたものである。この拡大部33により、冷媒の流速が急激に減速し、液相冷媒が拡大部33の下部に貯留されるようになり、開口部31からヘッダタンク6aに戻る。このように拡大部33を設けることにより、気液分離を促進できる。なお、この拡大部33はヘッダタンク6a及び8bの少なくとも一方に設ければ良いものである。
【0055】
図14は第12実施例に関わり、図13(b)と同様な図を示す。即ち第11実施例の拡大部33の代りに螺旋流通部34を設けたものである。螺旋流通部34において、冷媒管路内を通過する冷媒が螺旋状に通流した時に、この螺旋流通部34に開口した開口部31から液相冷媒がヘッダタンク6aに戻るのを促進できる。
【0056】
また、図示してないが、拡大部33や螺旋流通部34を設ける部分に冷媒衝突板を設け、この冷媒衝突板を設けた部分に、該ヘッダタンクに開口する開口部を設けて、通流抵抗を形成し、液相冷媒が冷媒管路を通過しにくくし、ヘッダタンクに戻り易くすることも可能である。このようにすれば、気液分離機能を大幅に促進できる。
【0057】
上記実施例においては、上流側熱交換ユニットと下流側熱交換ユニットとの2つ熱交換ユニットを有する熱交換器で説明したが、さらに上流側や下流側に熱交換ユニットを有するものでも本発明は適用できる。その際に、それらの熱交換ユニットに本発明のモジュールを追加して設けても、或は設けなくても良いものである。
【0058】
【発明の効果】
請求項1の発明では、冷媒蒸発を行なう複数の熱交換ユニットの間に第1モジュレータを有し、この第1モジュレータが上流側熱交換ユニットからの冷媒を貯留し、内部に気液分離界面を形成し、この気液分離界面の上方の気冷媒を下流側の熱交換ユニットをバイパスして流し、気液分離界面の下方の液冷媒を下流側の熱交換ユニットに流すように配設されているので、熱伝導率の低い気相冷媒が熱交換ユニットをバイパスでき、熱交換能力が向上する。また、流速の速い気相冷媒が熱交換ユニットをバイパスするので圧損が少なく、熱交換ユニットでは流速のバラツキが少なくなり、分流の偏りが小さくなり、熱交換能力が向上する。
【0059】
上流側熱交換ユニットが通風方向に対して風下側に配設され、下流側熱交換ユニットが通風方向に対して風上側に積層して配設され、一方のヘッダタンクに冷媒の入口部と出口部が設けられ、他方のヘッダタンクに跨ってモジュレータが設けられているものでは、モジュレータがコンパクトにかつ部品点数少なく設けられる。また、上流側熱交換ユニットから下流側熱交換ユニットに対して反転して冷媒が流れる部分にモジュレータを設けているので、液相冷媒がこのモジュレータの下方に貯留され易く、気液分離効果に優れる。
【0060】
上流側熱交換ユニットの入口側に更に第2モジュレータを設けたものでは、熱交換ユニットに導入される冷媒及び熱交換ユニットを通過中の冷媒の両方について、気液分離を行なうので、気液分離が大幅に促進され、熱交換能力は飛躍的に向上し、圧損も低下する。
【0061】
第1モジュレータもしくは第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路に、流量制御弁を配設したものでは、例えば、排出する気相冷媒が多い時にはこの流量制御弁開度を大きし、少ない時にはこの流量制御弁開度を小さくするように制御することにより、気相冷媒量によって流量を適切に制御でき、気液分離を促進し、冷房能力を向上することができる。
【0062】
下流側熱交換ユニットのチューブ群からなる冷媒通路の断面積が、上流側熱交換ユニットのチューブ群からなる冷媒通路の断面積よりも小さくしたものでは、熱交換ユニット内を液相冷媒に混じり流れる気相冷媒の量が少ない熱交換ユニットでは圧損が低下するので、同等圧損でも断面積を小さくし伝熱面積を増やすことが可能であり、冷房能力を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した第1実施例の熱交換器の概略斜視図を示す。
【図2】 第1実施例の熱交換器の展開概略図である。
【図3】 本発明の第2実施例を示す。
【図4】 第2実施例を適用した冷凍サイクルを示す図である。
【図5】 第3実施例に関わり、図4と同様な図を示す。
【図6】 第4実施例に関わり、図3と同様な図を示す。
【図7】 第5実施例に関わり、図3と同様な図を示す。
【図8】 第6実施例に関わり、図3と同様な図を示す。
【図9】 第7実施例に関わり、図3と同様な図を示す。
【図10】 第8実施例に関わり、図3と同様な図を示す。
【図11】 第9実施例に関わり、図3と同様な図を示す。
【図12】 第10実施例に関わり、熱交換ユニットとモジュレータを模式的に展開して示した図である。
【図13】 第11実施例に関わり、(a)は図3と同様な図を示し、(b)は拡大部を示す。
【図14】 第12実施例に関わり、図13(b)と同様な図を示す。
【図15】 従来技術の液相冷媒及び気相冷媒の分布状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 熱交換器
2 上流側熱交換ユニット
(風下側熱交換ユニット)
3 下流側熱交換ユニット
(風上側熱交換ユニット)
4 チューブ
5 フィン
6 上部ヘッダタンク
6a 第1ヘッダタンク
6b 第2ヘッダタンク
7 下部ヘッダタンク
8 上部ヘッダタンク
8a 第1ヘッダタンク
8b 第2ヘッダタンク
9 下部ヘッダタンク
10 第1モジュレータ
11 第2モジュレータ
12 仕切部材
13 仕切部材
14 入口部
15 出口部
17 第1流出口
18 第1ダクト
19 第2ダクト
F 気液分離界面
20 冷媒管路
21 第1冷媒配管
22 第2冷媒配管
30 冷媒管路
30a 第1冷媒管路
30b 第2冷媒管路
31 開口部
32 流量制御弁
33 拡大部
34 螺旋流通部
50 冷凍サイクル
51 圧縮機
52 凝縮器
53 樹液器
54 膨張弁
55 蒸発器(熱交換器)
56 モジュレ−タ
57 感温筒

Claims (19)

  1. 一対のヘッダタンクと、これらヘッダタンク間に連結された複数のチューブと、該チューブ間にフィンを配設して構成された冷媒蒸発を行なう熱交換ユニットを複数個備え、これら複数の熱交換ユニットの間に第1モジュレータを有し、該第1モジュレータが、上流側熱交換ユニットからの冷媒を貯留し、内部に気液分離界面を形成し、この気液分離界面の上方の気冷媒を下流側の熱交換ユニットをバイパスして流し、気液分離界面の下方の液冷媒を下流側の熱交換ユニットに流すように配設され
    前記第1モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路に、流量制御弁を配設したことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記第1モジュレータが前記上流側熱交換ユニットもしくは前記下流側熱交換ユニットの少なくとも一方と一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. 前記上流側熱交換ユニットの少なくとも一方のヘッダタンクに該ヘッダタンクを仕切る仕切板が設けられ、該上流側熱交換ユニットは、冷媒が該仕切板で区分されたチューブ群からなる冷媒通路をUターンして流れるように形成されており、前記第1モジュレータは該上流側熱交換ユニットのヘッダタンクに一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  4. 前記上流側熱交換ユニットが通風方向に対して風下側に配設され、前記下流側熱交換ユニットが通風方向に対して風上側に積層して配設されており、風下側熱交換ユニットの一方のヘッダタンクに冷媒の入口部が設けられ、該風下側熱交換ユニットの該一方のヘッダタンクの風上側に重なって位置する風上側熱交換ユニットの一方のヘッダタンクに冷媒の出口部が設けられ、風下側熱交換ユニット及び風上側熱交換ユニットのそれぞれの他方のヘッダタンクが互いに風上及び風下に重なって配置され、これらの他方のヘッダタンクに跨ってモジュレータが設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  5. 前記上流側熱交換ユニットの入口側に更に第2モジュレータが設けられ、この第2モジュレータに流入した冷媒は、第2モジュレータで分離されて、気相冷媒を含む一部冷媒は該上流側熱交換ユニットをバイパスして流れ、液相冷媒を含む残部冷媒は該上流側熱交換ユニットに流入するようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の熱交換器。
  6. 前記第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる第2冷媒管路の断面積を、前記第1モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる第1冷媒管路の断面積よりも小さくしたことを特徴とする請求項5記載の熱交換器。
  7. 前記第1モジュレータもしくは第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路を、この熱交換ユニットに一体に形成したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか記載の熱交換器。
  8. 前記下流側熱交換ユニットの出口部に第1冷媒配管が連結され、前記第1モジュレータもしくは第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路を、該第1冷媒配管に連結したことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか記載の熱交換器。
  9. 前記上流側熱交換ユニットの入口部に第2冷媒配管が連結され、該第2冷媒配管に膨張弁が配設され、該膨張弁の感温筒が前記第1冷媒配管に配設され、前記第1モジュレータもしくは第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路を、該感温筒より上流側の第1冷媒配管に連結したことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか記載の熱交換器。
  10. 前記第1モジュレータもしくは第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路を、該下流側熱交換ユニットの出口部が設けられたヘッダタンクに連結したことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか記載の熱交換器。
  11. 前記制御弁を、前記モジュレータの上流側熱交換ユニットの冷媒の蒸発状態に応じて制御することを特徴とする請求項記載の熱交換器。
  12. 前記制御弁を、前記モジュレータの上流側熱交換ユニットの冷媒の圧損に応じて制御することを特徴とする請求項記載の熱交換器。
  13. 前記制御弁を、前記モジュレータの上流側熱交換ユニットの入口部と出口部との冷媒温度差に応じて制御することを特徴とする請求項記載の熱交換器。
  14. 前記下流側熱交換ユニットのチューブ群からなる冷媒通路の断面積が、前記上流側熱交換ユニットのチューブ群からなる冷媒通路の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1ないし13のいずれか記載の熱交換器。
  15. 前記第1モジュレータもしくは第2モジュレータから流出した冷媒がこのモジュレータの下流側の熱交換ユニットをバイパスして流れる冷媒管路を、この熱交換ユニットのヘッダタンク内を貫通して配設したことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか記載の熱交換器。
  16. 前記ヘッダタンクを貫通して設けられた冷媒管路に、冷媒流速可変部を設け、該冷媒流速可変部に、該ヘッダタンクに開口する開口部を設けたことを特徴とする請求項15記載の熱交換器。
  17. 前記ヘッダタンクを貫通して設けられた冷媒管路に、管内断面積よりも拡大した断面積を有する拡大部を設け、該拡大部に該ヘッダタンクに開口する開口部を設けたことを特徴とする請求項15記載の熱交換器。
  18. 前記ヘッダタンクを貫通して設けられた冷媒管路に、この冷媒管路内を通過する冷媒が螺旋状に通流する螺旋流通部を設け、該螺旋流通部に該ヘッダタンクに開口する開口部を設けたことを特徴とする請求項15記載の熱交換器。
  19. 前記ヘッダタンクを貫通して設けられた冷媒管路に冷媒衝突板を設け、この冷媒衝突板を設けた部分に、該ヘッダタンクに開口する開口部を設けたことを特徴とする請求項15記載の熱交換器。
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