JP4510988B2

JP4510988B2 - Throwaway drill and cutting edge insert

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Publication number: JP4510988B2
Application number: JP2000087974A
Authority: JP
Inventors: 誠平中
Original assignee: Tungaloy Corp
Current assignee: Tungaloy Corp
Priority date: 2000-03-28
Filing date: 2000-03-28
Publication date: 2010-07-28
Anticipated expiration: 2020-03-28
Also published as: JP2001269808A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、穴あけ加工用のスローアウェイ式ドリルおよびこのドリルに装着される切刃チップに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のスローアウェイ式ドリル１６の一例として、特開平９−１５０３０４号公報に開示されたものを図９に示す。本図には、外周刃チップ１４と中心刃チップ１５とが図示され、外周刃チップ１４は回転軌跡を中心刃チップ１５に重ねて表示されている。切刃チップ１は多角形を呈した板状体であって、切刃となる上面辺稜の一部を側方に突出させた複雑な形状を有している。外周刃チップ１４は、外方に突出して形成された段差８をもつ辺稜を外周刃（底刃）とし、段差８部のコーナ２５がドリル本体の最先端に位置するように載置されている。また、中心刃チップ１５は、段差８の備わらない側の辺稜が中心刃（底刃）として装着される構成となっている。
【０００３】
上記の如き構成のドリルの作用が、次のように説明されている。すなわち、外周刃の外周寄りに突起部を設けて段差部にコーナを形成したことにより、該ドリルの横断面上でみた切削抵抗の合力の方向は、外周刃チップを外方に向かわしめる側に存在するようになる。したがって、ドリルには前記方向に撓みが発生することとなり、穴は径大に加工される傾向にある。よって、穴明け後には穴壁と接触することなくドリルを被削材から抜くことができるようになる。また、外周刃が不連続となるので、この部分で切屑が分断され、切屑排出性が良好となる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に、切刃チップをチップ座に載置するときは、切刃チップの側面については２側面を支持するように設計する。なぜなら、３側面を同時にチップ座の壁面と当接させることは、相当の高精度を必要とし、汎用の工業製品として現実的でないからである。そこで上記に引例のドリルについてみると、切刃チップの外郭形状が複雑で、一辺の直線部分の長さが短く、これに付随した側面の長さも短い。それ故、どの２つの側面がチップ座壁面によって支持されたとしても、クランプ時には取付精度が不安定となり、また切削時には締め付け強度に不安が残ることとなる。切刃チップの形状が複雑なので、前述のように、３つの側面を支持することは難しい。
【０００５】
さらに、上記に引例のドリルは、切削開始時において外周刃チップの外周コーナが被削材に食い付くまでの間は、突起部に設けた段差コーナのみが先行して切削に関与することになるので、切削抵抗のバランスがとれず格別に径大となる穴明けが行われることになり、穴寸法がバラつくこととなる。また、外周刃での切屑は段差でもって分断されるが、中心刃に関しては切屑分断の配慮がされていない。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の如き課題に鑑みなされたもので、ドリル本体の先端部に着脱自在に装着されてドリル切刃を構成するようにした切刃チップにおいて、前記切刃チップは、略平行四辺形平板状をなしてその外側面に逃げ角の付与されたポジティブ形の切刃チップであって、詳しくは鋭角のコーナの近傍で一辺が内側に僅かに「へ」の字に折れ曲がってなる多角形状を有し、該「へ」の字の長稜の中間部に、すくい面が不連続となる段差が形成されていることを特徴とする。
【０００７】
ポジティブ形の切刃チップは、側面の逃げ角の存在によって、すくい面より見た外郭形状が、切刃チップの底面からの高さ変化に対応する凹凸を伴った形状となって現れる。この発明の切刃チップは、段差部において不連続な切刃となって出現する。したがって、この段差部によって切屑は分断される。しかも、一見凹凸に見えていても側面は一つの長い平面のままであるから、チップ座の壁面との当接長さは十分に確保される。
【０００８】
また、この発明は、切刃チップが略平行四辺形を呈し、詳しくは鋭角のコーナの近傍で一辺が内側に僅かに「へ」の字に折れ曲がってなる多角形状を有し、該「へ」の字の長稜の中間部に、すくい面が不連続となる段差が形成されていることを特徴とする。さらに、前記切刃チップの「へ」の字の長稜の中間部に設けられる段差は、略平行四辺形平板を呈する切刃チップの鈍角のコーナの側が鋭角のコーナの側よりも低位となる段差でもって形成されることを特徴とする。そして、この切刃チップの装着されるスローアウェイ式ドリルは、同形同大なる切刃チップの鋭角のコーナが外周刃チップの外周コーナとして配設されるとともに、該コーナに隣接する短辺が外周刃となるように配設され、また中心刃チップには長辺が中心刃として配設される構成となっていることを特徴とする。
【０００９】
以上ような構成は、同一の切刃チップを外周刃チップとしても中心刃チップとしても共用できるようにするので、経済的である。外周刃と中心刃の各々に配設された段差は、お互いに向き合う格好となるので、切削抵抗のバランスが図られる。段差部は外周刃および中心刃のそれぞれの中間部に配設されているので、切屑は４分されることになる。略平行四辺形を呈する切刃チップの短辺を外周刃として利用するのは、切刃チップ中央に穿設された取付穴との距離を遠くして、切削速度が高く切屑処理の困難性の高い外周側で、すくい面における切屑ブレーカの設計が自由に行えるようにするためである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の一形態について、図を参照しながら説明する。図１および図２は本発明になる切刃チップ１を示すもので、チップ本体は略平行四辺形平板を呈し、その中央部にはねじ止めクランプ用の取付穴２が穿設されている。略平行四辺形を縁取る４辺は、詳しくは鋭角のコーナ３の近傍で内側に僅かに折れ曲がった「へ」の字状であり、正しくは「へ」の字の長稜４と短稜５によって輪郭される多角形となっている。
【００１１】
また、切刃チップ１は、外側面６に逃げ角の付与されたポジティブ形のチップであって、「へ」の字の長稜４の中間部に、すくい面７が不連続となる段差８が形成されている。この段差８は、鈍角のコーナ９の側から長稜４に沿い、底面１０に向かって次第に低位となる傾斜面１１と、鋭角のコーナ３の側にある等位面１２との境界として形成されたものである。この結果、傾斜面１１と外側面６との交差稜線は、逃げ角の相当分だけ内側に食い込んで、切刃チップ１のすくい面視における外郭形状は、図１（ａ）に示すように段差８で断続した形状となって現れる。なお、すくい面７にはブレーカ溝１３が配設されて、全周ブレーカを形成している。
【００１２】
図３は前記切刃チップ１が外周刃チップ１４として装着され、図４は同形同大なる切刃チップ１が中心刃チップ１５として装着されたスローアウェイ式ドリル１６を示し、図５は中心刃チップ１５の回転軌跡を含む切刃チップ１の図である。外周刃チップ１４は、鋭角のコーナ３、すなわち「へ」の字の短稜５によって挟まれたコーナが外周コーナ１７となるように配設されるとともに、この外周コーナ１７に隣接する略平行四辺形の短辺１８が外周刃（底刃）として配設される。同時に、「へ」の字の頂点１９がドリル１６の先端点となるように配設される。一方、中心刃チップ１５は、略平行四辺形の長辺２０が中心側（底刃）として配設され、同時に、「へ」の字の頂点１９がスローアウェイ式ドリル１６の先端点となるように、好ましくは外周刃の頂点１９と中心刃の頂点１９とが略同位置に配設される。そして、中心刃チップ１５の一端は軸線Ｏを越えて配設される。また、外周刃チップ１４と中心刃チップ１５とは回転軌跡において重複部分を有して配設され、もって一つの底刃（ドリル切刃）として形成されるようにする。このような構成により、外周刃と中心刃とは段差８がお互いに向き合った形となって、食い付き時においても切削抵抗のバランスが確保される。なお、これらの切刃チップ１は、取付穴２を介して締付ねじ２１によってドリル本体に締め付け固定される。
【００１３】
ところで、中心刃は軸線Ｏで切削速度が０であり、中心刃チップ１５の外周側での切削速度との速度差が大きいので、切屑はブレーカ溝の有無にあまり影響されずに自然と円錐状に変形する。一方、外周刃は、軸線Ｏからの半径位置の関係から相対的に切削速度が高いのに加え、中心刃と比較して、外周刃チップ１４の外周側と中心側とで切削速度の速度差が小さいので、切屑は帯状に延びようとする。したがって、スローアウェイ式ドリルにおいては、外周刃における切屑処理は解決すべき重要課題の一つである。短辺１８を外周刃（底刃）として利用するのは、短辺１８の側の方が取付穴２との距離が大きく、ブレーカ溝１３を自由に設計できるスペースが確保されるからである。
【００１４】
切刃チップ１が装着されるチップ座２２は、略平行四辺形に座掘りされる。チップ座２２の２つの壁面が切刃チップ１の外側面６との当接面２３となって、「へ」の字の長稜４に付随する２つぼ外側面を支持する。このとき、長稜４は段差８によって凹凸しているように見えても、その外側面６は一つの平面でもって形成されたものであるから当接面２３も一平面でよく、製造が容易で経済的であり、しかも当接面２３の長さが減少することがないのでチップ装着の際のクランプ精度が一定しクランプ強度が確保される。
【００１５】
図６は切屑２４の流出状態を模式的に表した図であり、外周刃チップ１４と中心刃チップ１５とが重複する境界点、および各々に設けられた２つの段差８によって、４つに分断された切屑２４となって生成する。細分化された切屑は、切削液によって加工中の穴の口元から外に排出される。
【００１６】
図７は、この発明の請求項１に関わる切刃チップ１の第２実施形態を示すもので、鈍角のコーナ９の側が底面１０に平行かつ低位にあって、高位にある鋭角のコーナ３の側との境界に段差８が形成されている点で前記第１実施形態と異なるものである。その他の形状、作用・効果は変わらないので、詳細な説明は省略する。
【００１７】
図８は、この発明の請求項１に関わる切刃チップ１の第３実施形態を示すもので、チップ本体は略三角形平板を呈するポジティブ形である。詳しくは一辺が僅かに「く」の字に折れ曲がった多角形を呈し、「く」の字の頂点１９がスローアウェイ式ドリル１６の先端点となるように配設される。６つの辺稜の各中間部に段差８が設けられる。段差８は、コーナ２５の側から底面１０に向かって次第に低位となる傾斜面１１によって形成されたもので、食い付き点となる頂点１９の側が高位となっている。すくい面視における外郭形状は、図８（ａ）に示すように段差８で断続した形状となって現れる。このような構成は、段差８において切屑分断作用が働くとともに、当接面２３の長さが段差８でもって減ぜられることがない。
【００１８】
【発明の効果】
請求項１によれば、多角形平板状をなすポジティブ形切刃チップの切刃となる辺稜の中間部すくい面上に段差を設けたことにより、断続する切刃形状となる。これにより、当該部分で切屑は分断され、切屑排出が良好となる。しかも、段差に設けられた辺稜に付随する外側面は連続する一つの平面でもって形成されているので、この外側面がチップ座との被支持面となる位置に装着されても当接長さが十分確保され、切刃チップ装着時の組込精度や切削中のクランプ強度が安定する。
【００１９】
請求項２および請求項３は、より優れた切刃チップと、このチップを利用したスローアウェイ式ドリルを提供するものであって、同形同大の切刃チップでもって外周刃チップと中心刃チップとが構成され、双方に設けられた段差によって切屑が分断されるので、切屑処理が改善される。また、外周刃と中心刃とで向き合って形成された段差部により切削抵抗のバランスが図られ、ドリルの食い付き時の振動や精度が安定するという効果がある。さらに、本発明スローアウェイ式ドリルは、特に外周刃チップに求められる適正なブレーカ溝の設計を可能とするスペースが確保される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明切刃チップの第１の実施形態を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図、（ｃ）は底面図である。
【図２】図１に示す切刃チップの斜視図である。
【図３】図１に示す切刃チップが装着されたスローアウェイ式ドリルの外周刃の正面図である。
【図４】図１に示す切刃チップが装着されたスローアウェイ式ドリルの中心刃の正面図である。
【図５】図３および図４に示す切刃チップの回転軌跡の図である。
【図６】図５に示す切刃チップより流出する切屑状態そ説明図である。
【図７】本発明切刃チップの第２の実施形態を示す斜視図である。
【図８】本発明切刃チップの第３の実施形態を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）は底面図である。
【図９】従来のドリル用切刃チップの一例を示す正面図である。
【符号の説明】
１切刃チップ
３鋭角のコーナ
４長稜
５短稜
６外側面
８段差
１４外周刃チップ
１５中心刃チップ
１６スローアウェイ式ドリル
１８短辺
１９頂点
２０長辺
２２チップ座
２３当接面
Ｏ軸線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a throw-away drill for drilling and a cutting edge tip attached to the drill.
[0002]
[Prior art]
FIG. 9 shows an example of a conventional throwaway drill 16 disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-150304. In this figure, the outer peripheral blade tip 14 and the central blade tip 15 are illustrated, and the outer peripheral blade tip 14 is displayed with the rotation locus superimposed on the central blade tip 15. The cutting edge chip 1 is a plate-like body having a polygonal shape, and has a complicated shape in which a part of an upper surface side ridge serving as a cutting edge is protruded laterally. The peripheral blade tip 14 is placed so that a side ridge having a step 8 formed protruding outward is an outer peripheral blade (bottom blade), and the corner 25 of the step 8 is positioned at the forefront of the drill body. Yes. Further, the center blade tip 15 is configured such that a side ridge on the side not provided with the step 8 is mounted as a center blade (bottom blade).
[0003]
The operation of the drill having the above-described configuration is described as follows. That is, by providing a projection near the outer periphery of the outer peripheral blade and forming a corner at the stepped portion, the direction of the resultant force of the cutting force seen on the cross section of the drill is on the side where the outer peripheral blade tip is directed outward. It comes to exist. Therefore, the drill is bent in the above direction, and the hole tends to be processed to have a large diameter. Therefore, after drilling, the drill can be removed from the work material without contacting the hole wall. Moreover, since an outer peripheral blade becomes discontinuous, chips are divided at this portion, and chip dischargeability is improved.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in general, when the cutting edge tip is placed on the tip seat, the side face of the cutting edge tip is designed to support two side faces. This is because contacting the three side surfaces with the wall surface of the chip seat at the same time requires considerably high accuracy and is not practical as a general-purpose industrial product. Therefore, in the case of the above-mentioned drill, the outline shape of the cutting edge tip is complicated, the length of the straight portion on one side is short, and the length of the side surface associated therewith is also short. Therefore, no matter which two side surfaces are supported by the chip seat wall surface, the mounting accuracy becomes unstable during clamping, and the fastening strength remains uneasy during cutting. Since the shape of the cutting edge tip is complicated, it is difficult to support the three side surfaces as described above.
[0005]
Furthermore, in the above-mentioned drill, only the step corner provided on the protrusion is involved in cutting in advance until the outer periphery corner of the outer peripheral blade tip bites into the work material at the start of cutting. As a result, the cutting resistance is not balanced, and a hole having a particularly large diameter is formed, resulting in a variation in hole dimensions. Moreover, although the chip | tip with an outer periphery blade is divided | segmented with a level | step difference, the consideration of chip | tip division | segmentation is not made about the center blade.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
This invention has been made in view of such problems described above, in cutting chips to be detachably attached to the distal end of the drill body to constitute a drill cutting edge, the cutting edge tip has a substantially parallelogram a positive-type cutting inserts granted the relief on the outer surface angle forms a shape flat, details polygonal to one side in the vicinity of sharp corners is bent to shape slightly inward "into" shaped, the intermediate portion of the long edge of the shape of the "to", wherein the step of cutting face is discontinuous is formed.
[0007]
In the positive-type cutting edge tip, the outer shape seen from the rake face appears as a shape with unevenness corresponding to the height change from the bottom surface of the cutting edge tip due to the presence of the side clearance angle. The cutting edge tip of the present invention appears as a discontinuous cutting edge in the step portion. Therefore, chips are divided by this stepped portion. In addition, even if the surface appears to be uneven, the side surface remains one long plane, so that the contact length with the wall surface of the chip seat is sufficiently secured.
[0008]
Further, according to the present invention, the cutting edge tip has a substantially parallelogram shape, and specifically has a polygonal shape in which one side is slightly bent inwardly in the vicinity of an acute corner, and the `` he '' A step where the rake face is discontinuous is formed in the middle part of the long ridge of the character. Further, the step provided in the middle part of the long edge of the “h” shape of the cutting edge tip is such that the obtuse corner side of the cutting edge tip exhibiting a substantially parallelogram flat plate is lower than the acute corner side. It is characterized by being formed with steps. The throw-away drill to which the cutting edge tip is attached has an acute corner of the same shape and the same size as the outer corner of the outer cutting edge tip, and a short side adjacent to the corner. It is arranged to be an outer peripheral blade, and the long edge is arranged as a central blade in the central blade tip.
[0009]
The above configuration is economical because the same cutting edge tip can be used as both the outer peripheral edge tip and the central edge tip. Since the steps provided on each of the outer peripheral blade and the central blade face each other, the cutting resistance is balanced. Since the step portion is disposed at each intermediate portion of the outer peripheral blade and the central blade, the chips are divided into four. The short edge of the cutting edge tip that exhibits a substantially parallelogram is used as the outer peripheral blade because the distance from the mounting hole drilled in the center of the cutting edge tip is increased, the cutting speed is high, and chip disposal is difficult. This is to allow the chip breaker design on the rake face to be freely performed on the high outer peripheral side.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 and 2 show a cutting edge tip 1 according to the present invention. The tip body has a substantially parallelogram flat plate, and a mounting hole 2 for a screw clamp is drilled in the center thereof. The four sides bordering the substantially parallelogram are, in detail, the shape of “he” slightly bent inward in the vicinity of the acute corner 3, and correctly, the long ridge 4 and the short ridge 5 of the “he” character. The polygon is outlined by
[0011]
The cutting edge tip 1 is a positive tip having a clearance angle on the outer surface 6, and a step 8 where the rake face 7 becomes discontinuous at the middle portion of the long edge 4 of the “he” shape. Is formed. The step 8 is formed as a boundary between the inclined surface 11 that gradually decreases from the obtuse corner 9 side along the long ridge 4 toward the bottom surface 10 and the equivalent surface 12 on the acute corner 3 side. It is a thing. As a result, the intersecting ridgeline between the inclined surface 11 and the outer surface 6 bites inward by an amount corresponding to the clearance angle, and the outline shape of the cutting edge tip 1 in the rake view is a step as shown in FIG. Appears as an intermittent shape at 8. The rake face 7 is provided with a breaker groove 13 to form an all-round breaker.
[0012]
FIG. 3 shows a throw-away drill 16 in which the cutting edge tip 1 is mounted as an outer peripheral cutting edge 14, and FIG. 4 shows a throwaway drill 16 in which a cutting edge tip 1 of the same shape and size is mounted as a central cutting edge tip 15. FIG. 3 is a view of the cutting edge tip 1 including the rotation trajectory of the blade tip 15. The outer peripheral edge tip 14 is arranged such that a corner sandwiched between acute corners 3, that is, short ridges 5 having a “he” shape, becomes an outer peripheral corner 17, and substantially parallel four sides adjacent to the outer peripheral corner 17. The short side 18 of the shape is arranged as an outer peripheral edge (bottom edge). At the same time, the apex 19 of the “he” character is arranged to be the tip of the drill 16. On the other hand, the center blade tip 15 is provided with the long side 20 of the substantially parallelogram as the center side (bottom blade), and at the same time, the apex 19 of the letter “he” is the tip of the throw-away drill 16. In addition, the apex 19 of the outer peripheral blade and the apex 19 of the central blade are preferably arranged at substantially the same position. One end of the center blade tip 15 is disposed beyond the axis O. Further, the outer peripheral edge tip 14 and the central edge tip 15 are disposed with overlapping portions in the rotation trajectory so that they are formed as one bottom edge (drill cutting edge). With such a configuration, the outer peripheral blade and the central blade have a shape in which the step 8 faces each other, and a balance of cutting resistance is ensured even when biting. These cutting edge tips 1 are fastened and fixed to the drill body by means of fastening screws 21 through the mounting holes 2.
[0013]
By the way, since the center blade has an axis O and the cutting speed is 0, and the speed difference with the cutting speed on the outer peripheral side of the center blade tip 15 is large, the chips are naturally conical without being affected by the presence or absence of the breaker groove. Transforms into On the other hand, in addition to the relatively high cutting speed of the outer peripheral blade from the relationship of the radial position from the axis O, the difference in cutting speed between the outer peripheral side and the central side of the outer peripheral blade tip 14 compared to the central blade. Is small, the chip tends to extend in a strip shape. Therefore, in the throw-away drill, chip disposal on the outer peripheral blade is one of important issues to be solved. The reason why the short side 18 is used as the outer peripheral edge (bottom edge) is that the short side 18 has a larger distance from the mounting hole 2 and a space for freely designing the breaker groove 13 is secured.
[0014]
The chip seat 22 on which the cutting edge chip 1 is mounted is dug into a substantially parallelogram. The two wall surfaces of the tip seat 22 become contact surfaces 23 with the outer surface 6 of the cutting edge tip 1 and support the outer surface of the two crucibles associated with the long ridge 4 of the “he”. At this time, even if the long ridge 4 appears to be uneven due to the step 8, the outer surface 6 is formed by a single plane, so the abutment surface 23 may also be a single plane and easy to manufacture. This is economical, and the length of the contact surface 23 does not decrease, so that the clamping accuracy during chip mounting is constant and the clamping strength is ensured.
[0015]
FIG. 6 is a diagram schematically showing the outflow state of the chips 24, which is divided into four parts by the boundary points where the outer peripheral blade tip 14 and the central blade tip 15 overlap and the two steps 8 provided in each. As a result, the chip 24 is generated. The fragmented chips are discharged from the mouth of the hole being processed by the cutting fluid.
[0016]
FIG. 7 shows a second embodiment of the cutting edge tip 1 according to claim 1 of the present invention, in which an obtuse corner 9 side is parallel to the bottom surface 10 and at a low position, and an acute angle corner 3 at a high position is shown. This is different from the first embodiment in that a step 8 is formed at the boundary with the side. Since other shapes, functions and effects are not changed, detailed description is omitted.
[0017]
FIG. 8 shows a third embodiment of the cutting edge tip 1 according to claim 1 of the present invention, and the tip main body is a positive shape having a substantially triangular flat plate. Specifically, it is a polygon that is slightly bent into a “<” shape on one side, and is arranged so that the apex 19 of the “<” shape is the tip of the throw-away drill 16. A step 8 is provided at each intermediate portion of the six side edges. The step 8 is formed by the inclined surface 11 that gradually becomes lower from the corner 25 side toward the bottom surface 10, and the apex 19 side that becomes a biting point is high. The outer shape in the rake view appears as an intermittent shape at the step 8 as shown in FIG. In such a configuration, the chip cutting action works at the step 8 and the length of the contact surface 23 is not reduced by the step 8.
[0018]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the step shape is provided on the intermediate rake face of the side ridge serving as the cutting edge of the positive type cutting edge tip having a polygonal flat plate shape, thereby providing an intermittent cutting edge shape. Thereby, the chip is divided at the part, and the chip discharge becomes good. In addition, since the outer surface associated with the side edge provided at the step is formed by a single continuous plane, even if the outer surface is mounted at a position to be a supported surface with the chip seat, the contact length is long. Is sufficiently secured, and the assembly accuracy when the cutting edge tip is mounted and the clamp strength during cutting are stabilized.
[0019]
Claims 2 and 3 provide a superior cutting edge tip and a throw-away drill using the tip, and an outer peripheral edge tip and a central edge with the same shape and the same size cutting edge tip. Since chips are formed and chips are divided by the steps provided on both sides, chip treatment is improved. Moreover, the cutting resistance is balanced by the stepped portion formed by facing the outer peripheral blade and the central blade, and there is an effect that vibration and accuracy when the drill bites are stabilized. In addition, the throw-away drill of the present invention secures a space that enables the design of an appropriate breaker groove that is particularly required for the outer peripheral blade tip.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show a first embodiment of a cutting edge tip of the present invention, in which FIG. 1A is a front view, FIG. 1B is a side view, and FIG.
2 is a perspective view of the cutting edge tip shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a front view of an outer peripheral blade of the throw-away drill equipped with the cutting edge tip shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a front view of the center blade of the throw-away drill equipped with the cutting edge tip shown in FIG. 1;
FIG. 5 is a diagram of the rotation trajectory of the cutting edge tip shown in FIGS. 3 and 4;
6 is an explanatory diagram of a state of chips flowing out from the cutting edge tip shown in FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a perspective view showing a second embodiment of the cutting edge tip of the present invention.
FIGS. 8A and 8B show a third embodiment of the cutting edge tip of the present invention, where FIG. 8A is a front view and FIG. 8B is a bottom view.
FIG. 9 is a front view showing an example of a conventional cutting blade tip for a drill.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cutting edge tip 3 Sharp corner 4 Long ridge 5 Short ridge 6 Outer side surface 8 Step 14 Peripheral blade tip 15 Center blade tip 16 Throw away type drill 18 Short side 19 Vertex 20 Long side 22 Tip seat 23 Contact surface O Axis line

Claims

ドリル本体の先端部に着脱自在に装着されてドリル切刃を構成するようにした切刃チップにおいて、前記切刃チップは、略平行四辺形平板状をなしてその外側面に逃げ角の付与されたポジティブ形の切刃チップであって、詳しくは鋭角のコーナの近傍で一辺が内側に僅かに「へ」の字に折れ曲がってなる多角形状を有し、該「へ」の字の長稜の中間部に、すくい面が不連続となる段差が形成されていることを特徴とする切刃チップ。In cutting chips to be detachably attached to the distal end of the drill body to constitute a drill cutting edge, said cutting tip, the clearance angle is granted to the outer surface into a substantially parallelogram plate-like In particular , it has a polygonal shape in which one side is slightly folded inwardly in the vicinity of an acute corner and has a long edge of the long edge of the “he” . A cutting edge tip, wherein a step having a discontinuous rake face is formed at an intermediate portion.

前記切刃チップの「へ」の字の長稜の中間部に設けられる段差は、略平行四辺形平板を呈する切刃チップの鈍角のコーナの側が鋭角のコーナの側よりも低位となる段差でもって形成されることを特徴とする請求項１に記載の切刃チップ。The step provided in the middle part of the long edge of the “he” shape of the cutting edge tip is a step where the obtuse corner side of the cutting edge tip exhibiting a substantially parallelogram flat plate is lower than the acute corner side. The cutting edge tip according to claim 1, wherein the cutting edge tip is formed.

請求項２に記載の切刃チップであって、同形同大なる切刃チップの鋭角のコーナが外周刃チップの外周コーナとして配設されるとともに、該コーナに隣接する短辺が外周刃となるように配設され、また中心刃チップの長辺が中心刃として配設される構成となっていることを特徴とするスローアウェイ式ドリル。The cutting edge tip according to claim 2 , wherein an acute corner of the cutting edge tip having the same shape and the same size is disposed as an outer peripheral corner of the outer peripheral cutting tip, and a short side adjacent to the corner is an outer peripheral cutting edge. indexable drill is arranged such that, also the long sides of the center cutting edge tip, characterized in that it is configured to be disposed around the blade.