JP4510532B2 - 実装体、光伝送路および光電気回路基板 - Google Patents

実装体、光伝送路および光電気回路基板 Download PDF

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Description

本発明は、球状光電変換素子および電子回路を形成している球状半導体素子とを相互に電気接続した実装体、ならびにこれを利用した光伝送路および光電気回路基板に関する。
高速通信の必要な携帯電話、ノートパソコンおよびPDA等に代表される電子機器の分野では、より高速化された製品が、より小型で、より薄く、且つより軽量化された形態にて提供されることが望まれている。そのため、当該分野の製品における小型化等は急速に進んでいる。さらに、これらの製品には小型化等に加えて、より高性能であること、および多機能であることもまた要求されている。その要求に対応するために、半導体素子の超小型化および新たな構造の開発等がすすめられるとともに、電子部品の実装技術等が飛躍的に進歩し、その結果、電子回路の高密度化および高速化は飛躍的に進展してきた。
しかしながら、電子機器による通信速度は、通常の電気信号の送受信を実施する限りにおいては限界がある。そこで、最近では、光ファイバー等を利用して必要な情報を光信号として送受信することが実施されている。
ところで、半導体素子の分野では半導体チップの球状化が提案されており、高密度半導体分野および医療分野等の各種分野において応用開発が進められている。例えばアメリカのボールセミコンダクター社は、直径約1mmの球体の表面に半導体回路を形成し、カード型の電子機器等のような超小型の電子機器に応用することを提案している(例えば、特許文献1及び2参照)。また、このような球状半導体素子同士を相互に接続する技術、および球状半導体素子を配線基板上へ直接的に実装する技術等に関しても、種々の提案がなされている(例えば、特許文献3および4参照)。さらにまた、球状半導体素子を用いた太陽電池も提案されている(例えば、特許文献5参照)。これらはいずれも半導体が球状であることを利用して電子回路の高速化および小型化等を実現しようとする。
米国特許第5,955,776号明細書 米国特許第6,004,396号明細書 特開2000−216335号公報(第1図) 特開2000−349224号公報(第2図) 特開2001−185744号公報
電子機器の分野において、光通信が採用される傾向にあることに鑑みて、本発明者らは、球状半導体素子を光通信技術において用いることを検討した。光通信においては、通信回線の途中で光信号を増幅することが必要な場合がある。そのため、ファイバーケーブルから光信号を取り出し、これを電気信号に変換して光信号を増幅する別の回路(増幅回路)が、光通信システムに設けられることがある。増幅回路を設けることは、速度劣化およびコスト上昇等を招くことがある。また、増幅回路においては、受光素子と光ファイバーとの接合に際して、光ファイバーから射出される光信号と受光素子との間において、高い精度で直角度が要求されるため、所望の接合精度を得ることは一般に困難である。
また、上記した文献に開示された技術は、半導体素子が球状であることの特徴を生かして優れた効果を発揮することを可能にしているものの、十分に実用的な実装構造を採用するものではなく、その用途は限られていた。さらに、球状半導体素子の形状的な特徴は十分に認識されておらず、製品に搭載する半導体素子は平面状の超薄型チップ半導体で足りるとの考え方が主流であることからも、球状半導体素子は、実際のところ、普及するに至っていない。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、球状半導体素子の特性を利用して光通信システムにおいて有用かつ実用的な実装体を提供することを目的とする。
本発明は、入射した光信号に対応する光信号を射出する実装体であって、
少なくとも2つの光電変換素子、および
電子回路を形成している少なくとも1つの球状半導体素子
を含み、
光電変換素子の少なくとも1つが光信号を電気信号に変換する素子であり、少なくとも1つが電気信号を光信号に変換する素子であり、
少なくとも1つの光電変換素子が、略球状の半導体材料の表面に形成された光電変換部を有する球状光電変換素子であり、
球状半導体素子が光信号を電気信号に変換する素子と電気信号を光信号に変換する素子との間に位置し、
素子同士が電気的に接続されている、実装体を提供する。
ここで、「実装体」とは、少なくとも1つの半導体素子が別の半導体素子または部品と電気的に接続されて、全体として1つの機能を発揮する集合体を意味する。本発明により提供される実装体は基本的な機能として、光信号を入射させて、これに対応する光信号を射出する機能を少なくとも有し、さらに、球状半導体素子の有する機能に応じて、例えば、入射した光信号を増幅する機能、または入射した光信号のうち特定波長の光信号を射出する機能を有する。上記において、「入射した光信号に対応する光信号を射出する」とは、光信号が実装体に入射しなければ、実装体から光が射出されないこと、換言すれば、射出される光は入射される光に依存することを意味する。
本発明の実装体は、少なくとも2つの光電変換素子を含む。光電変換素子には、光信号を電気信号に変換する素子と、電気信号を光信号に変換する素子とがある。本明細書においては、これらを総称して「光電変換素子」と呼ぶ。本発明の実装体を構成する光電変換素子は、光電変換に必要な構成に加えて、電気信号を他の素子に送る又は他の素子から受け取るための回路等を含む。本発明の実装体においては、2つの光電変換素子のうち、少なくとも1つが光信号を電気信号に変換する素子であり、少なくとも1つが電気信号を光信号に変換する素子である。これらの素子は、本発明の実装体の基本機能である、入射した光信号に対応する光信号を射出するという機能を実現するために必要とされる。本明細書においては、これらの素子を総称して「光電変換素子」という用語を使用し、光信号を電気信号に変換する素子を便宜的に「光−電気変換素子」のように示し、電気信号を光信号に変換する素子を便宜的に「電気−光変換素子」のように示すことがある。
本発明の実装体において、光−電気変換素子と電気−光変換素子との間には、電子回路を形成している球状半導体素子が少なくとも1つ配置され、また、少なくとも1つの光電変換素子が球状光電変換素子である。したがって、本発明の実装体は、少なくとも2つの球状素子が連なった形態を有し、それにより本発明の実装体は、例えば、湾曲または屈曲した経路に適合するように構成することが可能となる。なお、ここでいう「球状」には、完全な真球だけでなく、同等の効果を奏する楕円等の形も含まれることに留意されたい。
また、少なくとも1つの光電変換素子が球状であることによって、本発明の実装体は次の利点または特徴を有する。例えば、光−電気変換素子が球状である場合には、平面状である場合と比較して、多くの方向からの光に対して垂直な面を与え得る。そのため、光ファイバーと光−電気変換素子との接触部にて、入射光の光路と光−電気変換素子とがなす角度が90度からずれる場合でも、「ずれ」に対する許容度は高くなる。同様のことは、電気−光変換素子が球状である場合にも当て嵌まる。したがって、入射側および射出側のいずれか一方または両方の光電変換素子が球状であれば、光ファイバーと実装体との接続が容易となる。本発明の実装体においては、すべての光電変換素子が球状であることが好ましい。
また、球状の電子回路素子に複数の光素子を取り付ける手法等により、球状の光−電気変換素子を複数の光伝送路から射出される光を受光できるように構成する場合には、球の全方位性を利用して、光の入射する方向を限定することなく複数の方向から、光を1つの素子に入射させ得る。したがって、そのような光−電気変換素子を利用すれば、光スイッチ回路を有する実装体を構成できる。同様に、球状の全方位性を利用して、複数の方向に光を射出する球状の電気−光変換素子を構成する場合には、光を所望の複数の方向に光信号を射出する実装体を構成できる。
本発明の実装体において、素子同士は電気的に接続されている。ここで、「素子」という用語は、実装体を構成する光電変換素子および球状半導体素子の両方を指すために用いられる。また、「素子同士が電気的に接続される」とは、実装体の機能等に応じて、所望の回路が形成されるように接続されることをいう。素子同士は、例えば、回路基板に各素子を実装し、回路基板に形成されている配線によって、電気的に接続してよい。その場合には、回路基板も実装体を構成する要素となる。あるいは、バンプ(bump)のような電気的な接続部を介して素子と素子とを接触させることにより、素子同士を電気的に接続させてよい。
本発明の実装体は、少なくとも2つの球状素子を有する限りにおいて、例えば、通常の平面型の半導体素子または光電変換素子を含んでよい。好ましくは、本発明の実装体を構成する光電変換素子および半導体素子は、すべて球状である。そのような実装体は、
n個の球状光電変換素子(nは2以上の整数である)と、
電子回路を形成しているx個の球状半導体素子(xは1以上の整数である)とを含み、
a個(aは1以上の整数であって、a<nである)の球状光電変換素子が光−電気変換素子であり、
(n−a)個の球状光電変換素子が電気−光変換素子であり、
前記x個の球状半導体素子が光−電気変換素子と電気−光変換素子との間に位置し、
素子同士が電気的に接続されている
実装体として特定される。
例えば、n=2、x=1である場合には、1つの光−電気変換素子と1つの電気−光変換素子との間に1つの球状半導体が位置する構成の実装体が得られる。そのような実装体は、すべての素子が一直線上に並んだ形態であってよく、あるいは各素子の中心を結んだときに、角度α(α≠180°)が形成されるような形態(即ち、折れ曲がった)であってよい。また、n=2とし、xの数を2以上とすることによって、上述した形態に加えて他の様々な形態の実装体を構成することができ、例えば、ジグザグ(zigzag)形態のものを構成することも可能である。
光電変換素子の数は3以上(即ち、n≧3)であってよい。その場合、光−電気変換素子の数を1とし(a=1)、電気−光変換素子の数を2以上((n―a)≧2)としてよく、それにより、1つの方向から入射した光信号を2以上の方向に分岐して射出する実装体を得ることができる。
本発明の実装体は、その一部または全部が透明な樹脂によって覆われていてよい。実装体の少なくとも一部を透明な樹脂で被覆することにより、光の入射および射出に影響を及ぼすことなく、複数の素子が樹脂によって一体化された構造体として実装体を得ることができる。そのような実装体は、取り扱い性に優れ、また、樹脂によって光電変換素子および球状半導体素子が保護されるため、信頼性が高く、長期間にわたって無故障が要求される光通信およびエネルギー供給の分野において都合良く使用される。
本発明の実装体には受動部品が実装されていてよい。受動部品は具体的には、コイル、抵抗、またはコンデンサである。樹脂で実装体の少なくとも一部を覆う場合、樹脂は受動部品をも覆っていてよく、例えば、受動部品が樹脂の中に埋め込まれていてよい。
本発明はまた、上記本発明の実装体を含む光伝送路を提供する。具体的には、本発明の光伝送路は、コア層とクラッド層とから成り、コア層内に前記本発明の実装体が配置された構成を有する。ここで、「コア層内に実装体が配置される」とは、実装体がコア層にのみ位置する形態だけでなく、実装体がコア層とクラッド層にまたがるように位置する形態をも含む意味である。この光伝送路は、コア層内に配置された実装体によって、例えば、光伝送路内を進行する光信号が伝送路内で増幅される、あるいは所定の位置より先の経路において特定波長の光信号のみが進行することを可能にする。
本発明の光伝送路が屈曲部を有する場合、本発明の実装体を屈曲した部分に配置させることが望ましい。常套的な光伝送路において、例えば直角光路変換を実施する場合には、図7(c)に示すように、光伝送路を光路方向に対し45°カットして光信号を反射させる必要がある。このカット面には、反射効率を向上させるために、必要に応じて金属膜が形成される。光伝送路のカットおよび金属膜の形成は、工程の複雑化を招き、また、伝送損失が大きくなるという点で不利である。本発明の実装体を屈曲部に配置すると、図7(B)に示すように、光信号の進行方向が90度曲がるときに、伝送すべき信号を電気信号として素子間で伝達させるので、光伝送路のカットが不要となり、また、伝送損失を小さくしうる。
本発明の光伝送路が分岐した部分を有する場合、本発明の実装体を分岐した部分に配置させることが望ましい。その場合、実装体は、2以上の電気−光変換素子を有するものであり、または複数の方向に光信号を射出できる電気−光変換素子を有するものである。常套的な伝送路において、光路分岐を要する場合には、図8(B)に示すように、信号損失を小さくするために分岐部において曲率半径を大きくする必要がある。本発明の実装体を分岐路に配置させると、光信号を分岐部において電気信号として伝送できるので、図8(A)に示すように、急な角度で分岐を形成することが可能となる。
本発明はまた、電気的な回路基板に光伝送路が形成された光電気回路基板を提供する。具体的には、本発明の光電気回路基板は、光伝送路を有する回路基板であって、当該光伝送路がコア層とクラッド層から成り、コア層内に上記本発明の実装体が配置されている構成を有する。あるいは、本発明の光電気回路基板は、複数の光伝送路を有する回路基板であって、上記本発明の実装体が当該複数の光伝送路をつなぎ、少なくとも1つの光伝送路から射出された光に対応する光信号を、別の光伝送路に入射させる構成を有する。
本発明の実装体は、光−電気変換素子および/または電気−光変換素子を球状素子とすることによって、光を入射させる(即ち、受光する)部分および/または光を射出する部分を球面としたものである。それにより、この実装体を光ファイバーのような光伝送路と接続する場合に、従来の光電変換素子と比較して、直角度に関する要求を緩和することができ、光伝送路との接続が容易となる。また、本発明の実装体は、光−電気変換素子および/または電気−光変換素子と接続された球状半導体素子を含み、したがって、少なくとも2つの球状素子を含む構造となる。この実装体が、例えば、屈曲または分岐した部分に球状半導体素子が位置するように配置されると、実装体に入射した光が、例えば、屈曲または分岐した部分にて電気信号として伝達され得る。したがって、本発明の実装体を、屈曲または分岐した部分を有する光伝送路に配置すると、伝送損失を小さくして光を伝送することが可能となる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1を示す側面図である。本実施の形態は、光増幅機能を有する実装体の一例である。この形態の実装体は、例えば、高速および高容量のデータ通信のための光増幅用中継器として使用される。
この実装体100は、光伝送路である2つの光ファイバー20および22の間に配置されて、一方の光ファイバー20から射出された光信号を増幅した後、他方の光ファイバー22に入射させる。実装体100は、2つの球状光電変換素子を有し、一方が光−電気変換素子10aであり、他方が電気−光変換素子10bである。実装体100はまた、これらの2つの光電変換素子10aおよび10bの間に位置する、増幅器として作用する球状半導体素子12aおよび12bを有する。これらの4つの素子は直線状に並べられ、隣接する素子同士は電気的な接続部14を介して電気的に接続されている。実装体100は、その全体が透明な樹脂16で被覆されている。透明な樹脂は、光ファイバー20および22とほぼ同じ直径を有する円柱体を形成している。また、実装体100は、球状半導体素子12aに設けられた外部電極18を有する。この外部電極18は、増幅用球状半導体素子12aと外部電源(図示せず)とを接続するために設けられる。図示した形態においては、外部電源から、増幅用球状半導体素子12aおよび12bを作動させる電力が供給される。
光電変換素子は、公知の方法(例えば、特許文献1および2に記載の方法)に従って、図13(A)に示すように、球状のn層、p層およびドーピング領域、ならびに電極1310等を形成することによって製造される。図13(A)に示す素子は、PIN(p−intrinsic−n)ダイオードの一例である。図示したドーピング領域の寸法は一例であり、これより大きくてもよい。ドーピング領域が大きいほど受光領域が大きくなり、受光領域はより多くの方向からの光信号と直角をなすことができる。あるいは、図13(B)に示すように、LEDを構成する積層体を作製し、これを図中の破線で示すように球状に切削することによって、矢印の方向に光を射出する電気−光変換素子(LED)を得ることができる。あるいはまた、図13(C)に示すように、半導体材料から成る球状体に公知の方法で電子回路を形成し、これに光素子1300を実装する方法によって、光電変換素子を製造してよい。図13(C)においては3つの光素子が実装されており、したがって、3つの経路からの光を受光できるようになっている。光素子の数および位置は図示したものに限られない。例えば、より多くの光素子を、受光しようとする光の方向に応じて実装してよい。
光−電気変換素子10aにおいては、電気信号を球状半導体素子12aに伝達できるように、所定の電子回路を形成する。電気−光変換素子10bにおいても、球状半導体素子12bから送られる電気信号を受信できるように、所定の電子回路を形成する。したがって、図示した形態の光−電気変換素子10aにおいて、光電変換部は、略左側半分の球面の一部または全部に位置し、好ましくは光ファイバー20に最も近い位置に形成される。電気−光変換素子10bにおいて、光電変換部は、略右側半分の球面の一部または全部に形成され、好ましくは光ファイバー22に最も近い位置に形成される。
球状半導体素子12aおよび12bもまた、公知の方法に従って、所定の機能を有する電子回路を形成するように製造される。図示した形態においては、球状半導体素子12aおよび12bの電子回路は、増幅機能を有するように形成される。球状半導体素子の数は2に限定されず、信号の増幅に必要な利得によって決めることが好ましい。
図示した実装体において、隣接する素子同士を接続する、電気的な接続部14は、例えば、はんだまたは導電性接着剤である。図示した実装体において、2つの素子の間に位置する電気的な接続部14は2つである。電気的な接続部14の数はこれより多くてよい。
素子同士を電気的に接続することは、他の方法により実施してよい。例えば、図14に示すように、球状の素子と素子との間にACF(anisotropic conductive film;異方性導電性膜)1400を挟み、適切な圧力および温度にて、加熱および加圧する方法によって素子同士を接続してよい。この方法によれば、素子同士を簡便に接続して、安定的に固定することができる。
あるいは、素子同士は、隣接する2つの球状の素子の一方または両方に金属バンプを設ける工程、半硬化した状態の熱硬化性樹脂から成る絶縁接着性フィルムを2つの素子の間に挟む工程、金属バンプがフィルムを貫通し、かつ熱硬化性樹脂が硬化するように加熱加圧処理を施す工程を含む方法により、接続することもできる。この方法もまた、簡便かつ確実な接続固定を可能にする。金属バンプは例えば金から成る。熱硬化性樹脂は、例えばエポキシ樹脂である。
実装体100には、電気的な接続部14とは別に、球状半導体素子12aに給電するための外部電極18が設けられている。この外部電極18を介して素子12aおよび12bを作動させるための電力を外部電源(図示せず)から供給する。外部電極18は外部電源との接続が確保されるよう、その一部は樹脂16で被覆されておらず、露出している。外部電極18の露出した部分は、適当なリード線により外部電極と接続される。あるいは外部電極18の露出した部分に一対のコネクタを設け、リード線をコネクタにより接続し電力供給してもよい。
外部電極18は、一般の金属電極(例えば、金電極)であってよい。この外部電極18において光の通過が必要とされる場合には、電極18はITO(Indium−Tin−Oxide)等から成る透明電極であることが望ましい。
図示した形態において、4つの球状の素子は、その全体が透明な樹脂16で覆われている。透明な樹脂16は、光ファイバー20および22と略同じ直径を有する円柱形に成形されており、それにより、光ファイバー20および22との接合が容易になる。また、円柱形の樹脂部の両端は、球状の光電変換素子10aおよび10bと光ファイバー20および22の端面において、各ファイバーの光路と素子との間で高精度な直角度が得られるように、高精度に加工されている。尤も、前述のとおり、光電変換素子10aおよび10bは、ともに球状であって直角度のずれをある程度許容するため、平面型の光電変換素子を用いる場合と比較して、直角度に対する要求は緩和され、したがって、樹脂の加工精度もある程度緩和される。これは本発明の重要な特徴である。
透明な樹脂16とは、例えば、透明度の高いアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合体(AS樹脂)、およびエポキシ樹脂等から選択される1または複数の樹脂である。尤も、樹脂16はこれらに限定されるものではなく、透明で且つ良好な成形性を有する樹脂を任意に使用できる。樹脂16による被覆は、所定の数の光電変換素子10aおよび10b、ならびに半導体素子12aおよび12bを所定の形状(図示した形態では直線)となるように並べて、素子同士を接続した後に実施する。樹脂による被覆は、例えば、一直線に繋げた素子を筒状の金型内に入れて固定した後、溶融樹脂を流し込む方法により実施される。あるいは、樹脂を塗布する方法を採用して、実装体を樹脂で被覆してよい。いずれの方法を採用する場合にも、被覆後の樹脂に気泡が残存しないようにする必要がある。気泡が存在すると乱反射により光伝送効率が低下するためである。気泡を除くために、樹脂が溶融している間または硬化していない間に加圧または真空脱泡処理等を施すことが望ましい。成型および塗布等は、各素子の損傷を防止するために、できるだけ低い温度で実施することが望ましい。また、樹脂16の融点は、素子同士を接続している電気的な接続部(即ち、導電性接着剤等)の融点または軟化点よりも低いことを要する。
このように、本実施の形態により、光ファイバー20および22とほぼ同じ太さを有する円柱状の中継器を作成できる。このような構造とすることで、光ファイバーの中継器を大きくすることなくコンパクトで設置容易な構造とすることができる。また、素子同士を接触させることによって最短配線が実現されるため、伝送速度を落とすことなく、信号を伝送することができる。
図示した形態は、本発明の実装体の一例であり、様々な変更をこれに加えてよい。例えば、球状半導体素子への電力供給は、電磁誘導により実施してよく、その場合には、コイル状パターンを球状半導体素子12aに形成しておいてもよい。特に多くの光ファイバーを束ねて使用する場合には、電磁誘導による給電を利用することにより、外部電極およびリード線等が不要となるため実装体がかさばらないという利点がある。
球状半導体素子は、増幅機能に加えて、演算機能、発信機能および記録機能から選択される1または複数の機能を有してよい。この形態の変形例において、光信号を増幅する必要がない場合には、球状半導体素子は、例えば単純配線を提供するものであってよい。あるいは、球状半導体素子は、3R機能(波形整形(Re-shaping)、タイミング再生(Re-timing)、および線形増幅(Re-generating))を有するものであってよい。
また、電気−光電変換素子および光−電気変換素子のいずれか一方が球状であり、かつ少なくとも1つの球状半導体素子を含む限りにおいて、平面型の光電変換素子または半導体素子を用いて実装体を形成してよい。ただし、平面型の素子を使用する場合には、素子の連結方向で電気的な信号を伝えられるように、電気的な接続手段としてスルーホールまたは配線等を連結方向に設ける必要がある。
図示した実装体において、すべての素子が完全に樹脂の中に埋まっているが、樹脂は必ずしもすべての素子を覆う必要はない。例えば、樹脂は複数の素子のうち一部の素子のみを被覆し、一部の素子を被覆していなくともよい(即ち、一部の素子はむき出しの状態にあってよい)。あるいは、各素子の一部のみが樹脂で被覆されて、各素子の他の部分が露出してもよい。例えば、樹脂は、光電変換素子の光電変換部のみを被覆してよく、その場合でも実装体の信頼性は向上する。また、実装体は、例えば、各素子の半分が半円柱形の樹脂成形体に埋まっている構成を有してよい。あるいは、樹脂は薄膜の形態にて各素子の表面を被覆してよい。その場合には、樹脂の端部を加工して光ファイバーとの接続部を形成することは困難であるから、適当なコネクタを用いて、光ファイバーの光路と光電変換素子との間の直角度を確保する必要がある。
この実装体は、コイル、コンデンサ、および抵抗等の受動部品をさらに含んでよい。受動部品は、この実装体において、別の回路を形成して実装体に付加的な機能を与える。受動部品は通常の方法により、例えば、増幅用球状半導体素子に実装してよい。さらに、別の能動素子を実装してよく、その場合、能動素子として公知の平面型半導体素子を用いてもよい。
この形態の実装体は、半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)として作用する1つの球状半導体素子に置き換えることができる。そのような球状半導体素子を1つだけ使用する場合には、より短い距離で2つの光ファイバーを連結することができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2を模式的に示す平面図である。図2は、光ファイバーの分岐部において、本発明の実装体200を使用する形態を示している。光ファイバーを用いて信号を伝送する場合には、これを分岐させる必要がしばしば生じる。その際に光学的に信号を分岐するだけでは信号強度が低下し、信号伝送に不都合が生じることがある。かかる不都合を避ける又は軽減するために、本発明の実装体を使用することができる。図示した形態において、光ファイバー20を通って伝送される光信号は、分岐ジョイント24で分割され、右方の光ファイバー22aおよび22bにそれぞれ伝送される。本発明の実装体200は、光増幅用中継器として、分岐ジョイント24と光ファイバー22aおよび22bとの間に設けられて、分岐された光信号を増幅して、光ファイバー22aおよび22bにそれぞれ光を伝送する役割をする。このように本発明の実装体を配置することにより、光信号を分岐された後も、安定して信号が伝送されることを可能にする。
実装体200の構成は、実施の形態1の実装体100のそれとほぼ同じであるが、外部電極を有しておらず、代わりにコイル19が設けられている点において異なる。コイル19は、電磁誘導により球状半導体素子12aに電力供給するために設けられている。したがって、実装体200は、これを電源と接続する必要がないから、さらにコンパクトな形態として提供される。その他の要素および構成は実装体100のそれらと同じであるから、その詳細な説明は省略する。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3を模式的に示す平面図である。図3は、本発明の実装体300を用いて光ファイバーを分岐する別の形態を示す。
この実施の形態においては、光ファイバー20からの光信号を右方に複数本(図3では3本)の光ファイバー22a、22bおよび22cに分岐して送信している。本発明の実装体300において、電気−光変換素子10cは3つの方向に光を射出するように構成されている。この実装体300においても、電気−光変換素子10cは球状であるため、例えば、図13(C)に示すように光素子を3箇所に実装する、あるいは光ファイバー22a、22bおよび22cに近い側の半球面全体を発光部とすることにより、複数箇所から光信号を引き出して、光ファイバーに結合することが可能である。実装体300を被覆する樹脂16は、光を射出する側において3本のファイバーの光路とそれぞれ直角をなすような形状に加工されている。実装体300のその他の要素および構成は、実装体100のそれらと同じであるから、その詳細な説明は省略する。
(実施の形態4)
図4は本発明の実施の形態4を模式的に示す平面図である。図4は、本発明の実装体400を光スイッチとして使用する形態を示している。
この実施の形態においては、複数本(図4では3本)の光ファイバー20a−cから伝送される光信号が、その経路に応じて、複数本(図4では3本)の光ファイバー22a−cから選択される所定の経路に向けて射出される。したがって、光−電気変換素子10dは、複数の経路からの光を受光できるように、例えば、図13(A)に示すドーピング領域を3箇所に形成する方法、または図13(C)に示すように光素子を3箇所に実装する方法で作製される。また、電気−光変換素子10cは、実施の形態3と同様、複数の方向に光を射出できるように作製される。球状半導体素子12cの電子回路は、入射光の経路に応じて射出光の経路を決定するスイッチング機能を有するように形成されている。図示した実装体400は、樹脂で被覆されていないが、必要に応じて樹脂で実装体の一部または全部を被覆してよい。実装体400のその他の要素および構成は、実装体100のそれらと同じであるから、その詳細な説明は省略する。
(実施の形態5)
図5は本発明の実施の形態5を模式的に示す平面図である。図5は、本発明の実装体500を光スイッチとして使用する別の形態を示している。
この実施の形態においては、複数本(図5では4本)の光ファイバー20a−dから伝送される光信号が、その経路に応じて、複数本(図5では4本)の経路22a−dから選択される所定の経路に向けて射出される。実施の形態4と異なり、各光ファイバーに接続されている光電変換素子10e−lは1つの大きい球状半導体素子12dの周囲に配置されている。このような実装体も、光−電気変換素子と電気−光変換素子との間に球状半導体素子が位置する構成であるといえるから、本発明に含まれる。
図示した実装体500において、光電変換素子10e、10f、10gおよび10hが光−電気変換素子であり、光電変換素子10i、10j、10kおよび10lが電気−光変換素子である。また、球状半導体素子12dの電子回路は、入射する光信号の経路に応じて、所定の電気−光変換素子を選択して、これから光信号を射出させるようなスイッチング機能を有する。実装体500において、光電変換素子10e−lと球状半導体素子12dとは、実施の形態1と同様、電気的な接続部14により接続されている。また、球状半導体素子12dには、外部電源と接続するための外部電極(図示せず)が設けられている。球状半導体素子12dには、外部電極に代えてコイルを設けてもよい。図示した実装体500は、樹脂で被覆されていないが、必要に応じて樹脂で実装体の一部または全部を被覆してよい。
(実施の形態6)
図6は本発明の実施の形態6を模式的に示す平面図である。図6は、本発明の実装体600を波長スイッチとして使用する形態を示している。
この実施の形態においては、複数本(図6では3本)の光ファイバー20a、20bおよび20cから伝送される光信号が、各ファイバーの先端に取り付けられた波長フィルター60a、60bおよび60cを通過して、光−電気変換素子10dにより電気信号に変換される。その後、電気信号は、球状半導体素子12eにおいて、波長に応じて最適な増幅率で増幅された後、電気−光変換素子10bで光信号に変換されて、光ファイバー22から射出される。即ち、本発明の実装体は、受信した信号の経路を、特定の波長を有するものとして認識し、その波長に応じて適当な増幅率で増幅して射出するように機能する。換言すれば、本発明の実装体は、経路の情報を波長の情報に変換して提供する。
この実施の形態において、光ファイバー20a−cの先端には、特定の波長を通過させるフィルタ60a−cがそれぞれ取り付けられている。フィルター60aは、波長λ1の光信号のみを通過させ、フィルター60bは、波長λ2の光信号のみを通過させ、フィルター60cは、波長λ3の光信号のみを通過させる。したがって、光−電気変換素子12eが波長λ1の光信号を受光した場合には、球状半導体素子12eは光ファイバー20aからの光信号を受け取っていると認識するとともに、この信号を増幅して電気−光変換素子10bに伝送する。光ファイバー22からは波長λ1の光が射出され、それを受信装置(図示せず)が受光することにより、光ファイバー20aから光が射出されたことを認識できる。
この実装体600において、光−電気変換素子10dは、図4に示す光−電気変換素子10dと同様に、複数の経路からの光信号を受光できるように構成されている。電気−光変換素子10bは、図1に示す電気−光変換素子10bと同じものである。素子同士は、実施の形態1と同様、電気的な接続部14により接続されている。また、球状半導体素子12eには、外部電源と接続するための外部電極(図示せず)が設けられている。球状半導体素子12eには、外部電極に代えてコイルを設けてもよい。図示した実装体600は、樹脂で被覆されていないが、必要に応じて樹脂で実装体の一部または全部を被覆してよい。
(実施の形態7)
図7(A)および(B)はそれぞれ、本発明の実施の形態7として、本発明の光伝送路を模式的に示す平面図および側面図であり、図7(C)は従来の光伝送路を模式的に示す平面図である。図7(A)および(B)は、コア層72とクラッド層74とから成る光伝送路70であって、コア層に本発明の実装体700が配置されている光伝送路700を示す。
図示した形態において、本発明の実装体700は、一部がコア層72に位置し、一部が下側のクラッド層74に位置している。実装体のコア層内の位置は、コア層内を通過する光信号の大部分を受光でき、実装体700から射出される光信号以外の成分が、実装体700を越えて伝送されないように配置されている限りにおいて、特に限定されない。この形態の変形例において。実装体は、例えば、クラッド層にまたがらないようにコア層内にのみ位置させてよい。
この光伝送路70は、図7(B)に示すように、直角に光路が屈曲する部分を2カ所含む。図7(C)に示すように、従来の光伝送路においては、光伝送路を屈曲部で光路方向に対して45°の角度でカットし、光信号をカット面(ミラー面)にて反射させることによって、光路を変換させる必要があった。これに対し、本発明の実装体700を図示するように屈曲部に配置すると、矢印xの方向に進行する光信号を光−電気変換素子710aにて電気信号に変換し、電気信号として矢印yの方向に伝送させ、さらに電気−光変換素子710bにて電気信号を光信号に変換した後、これを矢印zの向きに射出させることができる。即ち、本発明の実装体を使用すると、光の反射を利用して光路変換をする必要がなくなり、光路変換に伴う伝送損失を小さくすることができる。また、本発明の光伝送路は、屈曲部においてカット等する必要がなく、簡易に屈曲した光伝送路を形成できるという利点を有する。
本発明の実装体は、光電変換素子を球形とすることによって、任意の方向からの光信号を入射させ、また任意の方向に光信号を射出するように構成することができる。したがって、光伝送路が直角以外の角度で屈曲する場合でも、本発明の実装体を用いて、光電変換部の位置を屈曲部の角度に応じて調整することにより、伝送損失を小さくして光路変換することが可能である。
本発明の光伝送路70に配置される実装体700の構成は、実施の形態2で説明した実装体200に類似している。球状半導体素子712の数は、1つに限定されず、光路の長さおよび使用する素子の寸法に応じて2以上としてよい。素子同士は、電気的な接続部714によって接続されている。球状半導体素子712は、増幅機能を有し、コイル719が形成されて、電磁誘導により給電される。球状半導体素子712は、光路変換のみを目的とする場合には、単純配線であってもよい。図示した実装体700は樹脂により被覆されておらず、コア層と直接的に接している。この実装体は、一例にすぎず、本発明の光伝送路に配置する実装体は樹脂で被覆されていてよい。
(実施の形態8)
図8(A)は、本発明の実施の形態8として、本発明の光伝送路を模式的に示す平面図であり、図8(B)は従来の光伝送路を模式的に示す平面図である。この形態の光伝送路80は、実施の形態7の光伝送路と同様、コア層とクラッド層とを有するものであり、コア層に本発明の実装体800が配置されている。
この光伝送路80は、図8(A)に示すように、分岐部を有する。図8(B)に示すように、従来の光伝送路においては、信号損失を小さくするために曲率半径を大きくする必要があった。そのため、分岐部の面積を大きくする必要があった。これに対し、本発明の実装体800を図示するように分岐部に球状半導体素子812a−dが位置するように配置すると、分岐部において、光信号は電気信号として分岐され伝送される。そのため、光信号を分岐させる場合よりも信号損失を有意に小さくすることができる。また、光を分岐せずに、電気信号を分岐するので、分岐部の形状が信号損失に及ぼす影響を小さくすることができ、それにより分岐部の面積を小さくすることが可能となる。
図示した実装体800は、1つの光−電気変換素子810aと、2つの電気−光変換素子810bおよび810cを有し、それらの間に4つの球状半導体素子812a−dが配置された構成を有する。球状半導体素子812aは、光−電気変換素子810aからの電気信号を増幅する機能を有する。球状半導体素子812dは、球状半導体素子812aからの信号を球状半導体素子812bおよび812cに分岐する機能を有する。球状半導体素子812bおよび812cはそれぞれ、分岐された電気信号を電気−光変換素子810bおよび810cに伝送する。電気−光変換素子810bおよび810cは、それぞれ電気信号を光信号に変換して、矢印の方向に光を射出する。球状半導体素子812a−dへの給電は、球状半導体素子812aに設けたコイル819を用いて、電磁誘導により行われる。素子同士は、電気的な接続部814によって接続されている。図示した形態において、実装体800は樹脂で被覆されていない。この実装体は一例にすぎず、分岐部に配置される実装体は樹脂で被覆されていてよい。
図示した実装体は、1方向からの光信号を2方向に分岐するものである。分岐の数は、電気−光変換素子および球状半導体素子の数を増やすことによって、3以上とすることも可能である。また、球状半導体素子(例えば、図示した形態においては符号12dで示される素子)にスイッチング機能を付与することによって、光信号を選択的に分岐することも可能である。
(実施の形態9)
図9は、本発明の実施の形態9として、本発明の光電気回路基板を模式的に示す側面図である。図9においては、回路基板950の構造を示すため、回路基板950のみを断面図で示している。この形態の光電気回路基板940は、回路基板950の上に光伝送路90が形成され、そのコア層92内に本発明の実装体900が配置された構成を有する。
光伝送路90の構成は、図7および図8を参照して説明した光伝送路と同様に、コア層92およびクラッド層94を有する。また、実装体900は、光伝送路内で、光信号の増幅等の目的で設けられ、球状の光−電気変換素子910a、球状の電気−光変換素子910b、およびそれらの間に位置する球状半導体素子912を有する。図示した形態において、実装体900を構成する各素子は、回路基板の表面に位置する配線層952に端子958を接続することにより実装され、素子同士は配線層952を介して電気的に接続されている。この接続手法は、上述の実装体のいずれとも異なる。図示した形態において、3つの素子は隣接する素子同士が接触するように配置されているが、この接触は、配線層952を電気的な接続部とする場合、必ずしも必要ではない。したがって、この接続手法を採用する場合には、素子と素子との間には隙間があってもよく、そのことは、実装体の配置および光伝送路の設計において有利に作用することがある。例えば、複数の素子が一体となった実装体を配置するのに十分な広さの空間がない場合を想定すれば、この接続方法が有利であることが理解されよう。この形態の変形例において、実装体を構成する素子同士は、実施の形態1のように電気的な接続部を介して接触することにより接続されてもよい。さらに別の変形例において、配線層を介する接続は、電気的な接続部を介した接触による接続とともに採用してよい。
回路基板950は、複数の配線層952と複数の電気絶縁層954とを含み、配線層同士がインナービア956で接続された構成を有する公知の多層基板である。この形態の変形例において、多層基板に代えて、両面基板または片面基板を使用してよい。
実施の形態9の光電気回路基板940を製造する方法の一例を図10を参照して説明する。まず、球状の素子に、配線層と各素子を接続するための端子を形成する。端子は、例えば、図10(A)に示すように、基板の上に配置した金属球状体1010を、接着剤または半田等により、光−電気変換素子910aの表面に付着させて、端子958を形成する。図10(A)では、2つの端子を一度に形成している。3以上の端子を一度に形成してよいが、2つの端子を球面上の配線に形成する場合には許容製造公差を大きくし得るという利点がある。次に、図10(B)に示すように、光−電気変換素子910aを、端子が入る窪みを有する基板1012の上に、複数個、整列させる。整列させた素子910aは、図10(C)に示すように、円盤形状の基板1014の表面に転写させる。転写は、例えば、基板1014の表面に粘着剤を塗布し、これを整列した素子910aに接触させてから、引き上げる方法により実施される。その結果、図10(D)に示すように、基板1014の表面に光−電気変換素子910の一群が形成される。図10(A)〜図10(C)に示す工程を繰り返して、電気−光変換素子910bおよび球状半導体素子912に端子を形成し、これを円盤形状の基板1014に転写して、基板1014の表面に3種類の素子910a、910bおよび912の群を形成する。
図10(E)は、多層基板950に、光伝送路の下側クラッド層94を形成する工程を示す。クラッド層94は、例えば、未硬化の熱硬化性樹脂または紫外線硬化性樹脂を用いて形成される。次に、所望の位置に実装体900を実装する。具体的には、図10(F)に示すように、図10(D)に示す基板1014を回転させるとともに、クラッド層94を塗布した多層基板950を適宜水平方向で移動させることによって、光−電気変換素子910aを配線層952と位置あわせし、それから基板1014を降下させて、素子910aを実装する。素子910aは、基板1014をクラッド層94に向かって押し付けることにより、未硬化のクラッド層94により保持されるとともに、配線層952に接合される。したがって、基板1014を上昇させると、弱い粘着力で基板1014に保持されていた素子910aは基板1014から離れる。同様にして、球状半導体素子912および電気−光変換素子910bを多層基板950に実装する。次いで、熱または紫外線を照射して、クラッド層94を硬化させる。それから、図10(G)に示すように、コア層92を塗布する。コア層92は、例えばエッチング等により所望のパターンに形成される。それから、上側クラッド層94を塗布して、熱または紫外線を照射し、それにより、実施の形態9の光電気回路基板940を得る。
図示した製造方法は一例にすぎず、球状素子を実装する他の公知の技術を用いて、本発明の光電気回路基板を製造してよい。また、この製造方法を応用することによって、実施の形態1の実装体を製造することも可能である。例えば、図10(D)に示す基板を用いて、素子を順に積み重ねると、端子958を電気的な接続部とする実装体を得ることができる。
(実施の形態10)
図11は、本発明の実施の形態10として、本発明の光電気回路基板の別の形態を模式的に示す側面図である。図示した光電気回路基板1140において、本発明の実装体1100は、2つの光伝送路1120aおよび1120bを光学的に接続している。
光伝送路1120aおよび1120bは、例えば光ファイバーである。図示した形態において、光伝送路1120aおよび1120bは、適当な支持部材1130(例えば、接着剤または樹脂層)により支持されている。回路基板1150は、実施の形態9における回路基板950と同様の構成を有する多層基板である。
この光電気回路基板1140は、実装体1100が光伝送路の内部に配置されていないという点で、実施の形態9と異なる。この回路基板において、実装体1100は、光伝送路1120aから射出された光信号を電気に変換する光−電気変換素子1110a、増幅機能を有する球状半導体素子1112、および電気信号を光信号に変換して、光伝送路1120bに向かって射出する電気−光変換素子1110bから成る。実装体1100は、実施の形態9と同様に、回路基板1150の配線層1152に実装され、素子同士は配線層1152を介して接続されている。さらに、この実装体1100において、素子同士は電気的な接続部1114を介して接触することによっても、電気的に接続されている。
この形態は、図1〜4を参照して説明した実施の形態1〜4を、回路基板上にて実現した形態であるともいえる。したがって、実施の形態1〜4に関連して説明したように、実装体は、1つの光伝送路から射出される光を複数の光伝送路に分岐するように構成してよく、あるいは光スイッチとして機能するように構成してよい。
(実施の形態11)
図12は、本発明の実施の形態11として、2層構造の光伝送路の一形態を模式的に示す斜視図である。図12は、2層構造の光伝送路1220において、矢印xの方向から第1の光伝送路1240の一方の端部に入射した光信号が、他方の端部から矢印yの方向に射出されるとともに、本発明の実装体1200により分岐されて、第2の光伝送路1260から射出される状態を示している。この光伝送路1220は、実施の形態8の一変形例ともいえ、光信号を3次元的に分岐している点において、実施の形態8と異なる。
光伝送路1220において、第1の光伝送路1240は、コア層1242およびクラッド層1244を有し、必要な場合には下側にさらにクラッド層を有してよい。第2の光伝送路1260もまた、コア層1262およびクラッド層1264を有し、必要な場合には上側にさらにクラッド層を有してよい。層1225は、図示するように球状半導体素子1210bが位置する部分を除いては、2つの光伝送路を分離するために設けられており、通常はクラッド層である。
図12に示す本発明の実装体1200は、光伝送路1240の一方の端部に入射した光を他方の端部から射出させるための、光−電気変換素子1210a、球状半導体素子1212aおよび電気−光変換素子1210bを有し、さらに、球状半導体素子1212b、1212cおよび1212d、ならびに電気−光変換素子1210cを有する。光−電気変換素子1210a、球状半導体素子1212aおよび電気−光変換素子1210bは、例えば、光伝送路1220のコア層1242内を通過する光信号を増幅し、その場合、球状半導体素子1212aは、増幅機能を有する。球状半導体素子1212bは、球状半導体素子1212aおよび1212cと電気的に接続されていて、光伝送路1240と1260とを接続する役割をし、単純配線または増幅機能回路を有する。球状半導体素子1212cおよび1212d、ならびに電気−光変換素子1210cは、光伝送路1260のコア層1262内に配置されている。球状半導体素子1212cおよび1212dは、光伝送路1260から所望の光信号が取り出せるように、例えば、増幅機能回路または単純配線を有する。このように球状の半導体素子を使用することにより、複数の光伝送路を三次元的に接続することが可能である。図においては理解の容易のために、素子間の電気的な接続部等は省略している。
実装体1200を三次元的に配置させることは、例えば、次のようにして実施できる。まず、コア層1242内に素子1210a、1212aおよび1210bを配置させる。次いで、素子1212bを素子1212aに接続し、周囲を樹脂1227で被覆する。樹脂1227は例えばコア層を構成する樹脂であってよい。次いで、層1225を素子1212bの一部が露出するように形成する。続いて、クラッド層1264を形成し、コア層に対応する部分を除去した後、素子1212c、1212dおよび1210cを配置し、さらにコア層1262を形成すると、図示するような構造の光伝送路1220が得られる。
この光伝送路1220は、実施の形態9のような光電気回路基板の光伝送路であってよい。即ち、光伝送路1220は回路基板の表面に形成されてよい。
本発明の実装体は、球状素子の全方向性を利用して、種々の形態にて提供される。したがって、本発明の実装体は、2以上の光伝送路を効率良く光学的に接続することを可能にする。また、本発明の実装体は、光伝送路内に配置されて、少ない伝送損失で光路を変換することを可能にする。
本発明の実施の形態1の実装体を示す側面図である。 本発明の実施の形態2の実装体を示す側面図である。 本発明の実施の形態3の実装体を示す側面図である。 本発明の実施の形態4の実装体を示す側面図である。 本発明の実施の形態5の実装体を示す側面図である。 本発明の実施の形態6の実装体を示す側面図である。 (A)および(B)は本発明の実施の形態7の光伝送路を示す側面図および平面図であり、(C)は従来の光伝送路を示す平面図である。 (A)は本発明の実施の形態8の光伝送路を示す平面図であり、(B)は従来の光伝送路を示す平面図である。 本発明の実施の形態9の光電気回路基板を示す側面図である。 本発明の実施の形態9の光電気回路基板の製造方法の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態10の光電気回路基板を示す模式図である。 本発明の実施の形態11の光伝送路を示す斜視図である。 (A)〜(C)はそれぞれ、本発明の実装体を構成する球状の光電変換素子の製造方法の例を示す模式図である。 本発明の実装体を構成する素子同士を接続する方法の一例を示す模式図である。
符号の説明
100,200,300,400,500,600...実装体、
10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,10i,10j,10k,10l...光電変換素子、
12a,12b,12c,12d,12e...球状半導体素子、
14...電気的な接続部、
16...樹脂、
18...外部電極、
20,20a,20b,20c,20d,22,22a,22b,22c,22d...光ファイバー、
19...コイル、
22...分岐ジョイント、
60a,60b,60c...波長フィルター、
70...光伝送路、
72...コア層、
74...クラッド層、
700...実装体、
710a,710b...光電変換素子、
712...球状半導体素子、
714...電気的な接続部、
719...コイル、
80...光伝送路、
800...実装体、
810a,810b,810c...光電変換素子、
812a,812b,812c,812d...球状半導体素子、
814...電気的な接続部、
819...コイル、
90...光伝送路、
92...コア層、
94...クラッド層、
900...実装体、
910a,910b...光電変換素子、
912...球状半導体素子、
940...光電気回路基板、
950...回路基板、
952...配線層、
954...電気絶縁層、
956...インナービア、
958... 端子、
1010...金属球状体、
1012...基板、
1014...基板、
1100...実装体、
1110a,1110b...光電変換素子、
1112...球状半導体素子、
1114...電気的な接続部、
1120a,1120b...光伝送路、
1130...支持部材、
1140...光電気回路基板、
1150...回路基板、
1152...配線層、
1200...実装体、
1210a,1210b,1210c...光電変換素子、
1212a,1212b,1212c,1212d...球状半導体素子、
1220...光伝送路、
1225...層、
1227...樹脂、
1240...第1の光伝送路、
1242...コア層、
1246...クラッド層、
1260...第2の光伝送路、
1262...コア層、
1264...クラッド層、
1310...電極、
1300...光素子、
1400...異方性導電性膜。


Claims (13)

  1. 入射した光信号に対応する光信号を射出する実装体であり、
    少なくとも2つの光電変換素子、および
    電子回路を形成している少なくとも1つの球状半導体素子
    を含み、
    光電変換素子の少なくとも1つが光信号を電気信号に変換する素子であり、少なくとも1つが電気信号を光信号に変換する素子であり、
    少なくとも1つの光電変換素子が、略球状の半導体材料の表面に形成された光電変換部を有する球状光電変換素子であり、
    球状半導体素子が光信号を電気信号に変換する素子と電気信号を光信号に変換する素子との間に位置し、
    素子同士が電気的に接続されており、
    前記光電変換素子として、n個の球状光電変換素子(nは2以上の整数である)と、
    前記球状半導体素子として、x個の球状半導体素子(xは1以上の整数である)とを含み、
    a個(aは1以上の整数であって、a<nである)の球状光電変換素子が光信号を電気信号に変換するものであり、
    (n−a)個の球状光電変換素子が電気信号を光信号に変換するものであり、
    nが3以上であり、xが1以上であって、1つの方向から入射した光信号を、2以上の方向に分岐する、実装体。
  2. 回路基板をさらに含み、前記光電変換素子と前記球状半導体素子が当該回路基板の表面に実装され、当該光電変換素子と当該球状半導体素子とが、当該回路基板の配線によって電気的に接続されている、請求項1に記載の実装体。
  3. 素子同士が、電気的な接続部を介して接触することにより電気的に接続されている、請求項1に記載の実装体。
  4. 前記光信号を電気信号に変換する前記球状光電変換素子が、複数の光伝送路から射出される光信号を受光するものである、請求項1に記載の実装体。
  5. 前記球状光電変換素子に電気的に接続されている球状半導体素子が、受光した光信号の波長に応じて受光した光信号を最適な増幅率で増幅する電子回路を形成している、請求項に記載の実装体。
  6. 前記電気信号を光信号に変換する前記球状光電変換素子が、複数の光伝送路に光信号を射出するものである、請求項1に記載の実装体。
  7. 実装体の一部または全部が、透明な樹脂によって覆われている、請求項1〜のいずれか1項に記載の実装体。
  8. 透明な樹脂が、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合体、およびエポキシ樹脂から成る群より選択される、少なくとも1つの樹脂を含む、請求項に記載の実装体。
  9. 受動部品が実装されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の実装体。
  10. コア層とクラッド層から成る光伝送路であって、コア層内に請求項1〜のいずれか1項に記載の実装体が配置されている、光伝送路。
  11. 分岐した部分を有し、当該分岐した部分に前記実装体が配置されている、請求項10に記載の光伝送路。
  12. コア層とクラッド層から成る光伝送路を有する2以上の積層された層を含み、請求項1〜のいずれか1項に記載の実装体が2つの層にまたがって配置されていて、1つの層の光伝送路を他の層の光伝送路に分岐している、多層構造の光伝送路。
  13. 光伝送路を有する回路基板であって、当該光伝送路がコア層とクラッド層から成り、コア層内に請求項1〜のいずれか1項に記載の実装体が配置されている、光電気回路基板。
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