JP4508541B2

JP4508541B2 - Liquid bag

Info

Publication number: JP4508541B2
Application number: JP2003065194A
Authority: JP
Inventors: 剛孝浜田; 幸秀常石
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 2003-03-11
Filing date: 2003-03-11
Publication date: 2010-07-21
Anticipated expiration: 2023-03-11
Also published as: JP2004269017A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流動性を有する内容物を密封包装する液体収容袋に関し、さらに詳しくは、特に濃縮液状の経腸栄養剤を収容する液体収容袋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、経口からの栄養摂取が困難な患者に対して、鼻や口から管を挿入して経腸栄養剤を直接腸へ注入する方法が行なわれている。経腸栄養剤は、濃縮液状あるいは粉末状のものを水あるいは湯を加えて調製されたものであって、他の容器で調製された経腸栄養剤を鼻や口から挿入する管を接続可能に構成された経腸栄養袋や経腸栄養ボトルに移し替えられて使用される。しかしながら、この方法は、経腸栄養剤を調製するための他の清潔な調整容器が必要であり、この手間が結構煩雑であるといった問題、また、別の問題としては、他の容器で調製された経腸栄養剤を経腸栄養袋や経腸栄養ボトルに移し替える必要があり、ゴミ等の異物の混入する可能性が高いという問題があった。
【０００３】
上記問題を解決するものとして、種々の提案がなされると共に実用化されているものもある（たとえば、特許文献１参照）。この特許文献１記載の発明は、経腸栄養剤を他の容器で調製する必要がなく、移し替えも不要であり、使い勝手がよく、結果としてゴミ等の異物の混入する可能性が極めて低いものである。さらにまた、特許文献１記載の発明は、剥離可能な隔壁およびその形状に特徴があり、これによりバージンプルーフ機能を持たせ、落下衝撃等の不可抗力が加わった場合に剥離することがなくて、経腸栄養剤の品質を長期間変質することなく維持しようとするものである。
【０００４】
しかしながら、特許文献１記載の発明は、使用時において、まず、ノッチから引裂いてチャックシールを密封するシール部分を取り除き、液体収容室を外部から圧迫して弱シール部を開封し、その後にチャックシールを開放して水あるいは温湯を供給し、再度チャックシールを閉鎖してバッグを揉んで液体収容室の濃縮経腸栄養剤と水あるいは温湯を混合し、この混合液を患者に供給するものであるが、液体収容室の濃縮経腸栄養剤と水あるいは温湯を混合するためにバッグを揉む際に、濃縮経腸栄養剤と水あるいは温湯が収容された液体収容室はチャックシールで閉鎖されているだけであり、揉み方によってはチャックシールが開放して、濃縮経腸栄養剤と水あるいは温湯が漏れ出る虞があり、この混合するためにバッグを揉むという作業は、結構慎重さを要求される作業であり、この改善が要望されていた。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００１−２９９８７５号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記要望に応えるべくなしたものであって、移し替えをすることがなく、ゴミ等の異物の混入する可能性を極めて低くすることができ、また、水等の供給時の作業性、特に混合時に液体の漏出の虞のない液体収容袋、さらには、経腸栄養剤収容袋として好適な液体収容袋を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を達成するために、請求項１記載の本発明は、内層に熱接着性樹脂層を有する一対の積層体と両面が熱接着性を備えた帯状体とからなり、両側端縁熱接着部と上下端縁熱接着部とからなる周縁熱接着部で密封すると共に前記一対の積層体間に前記帯状体を前記上下端縁熱接着部に平行に全幅に亘って挿設した略四方シールタイプの液体収容袋において、前記帯状体の前記上下端縁熱接着部に平行な２つの端縁部の一方の端縁部は前記一対の積層体の一方の内層と熱接着されて第１熱接着部が設けられ、他方の端縁部は前記一対の積層体の他方の内層と略中央部を未接着状態にして熱接着されて第２熱接着部が設けられると共に該第２熱接着部の略中央部の両端部から前記両側端縁熱接着部の前記第１熱接着部と交わる両交点近傍に達するように前記一対の積層体の前記他方の内層と前記帯状体とが逆ハの字状に熱接着されて第３熱接着部が設けられ、かつ、前記第３熱接着部を繋ぐ前記上端縁熱接着部側に突出するように前記一対の積層体の前記他方の内層と前記帯状体とが剥離可能に熱接着されて第４熱接着部が設けられ、さらに、前記第２熱接着部側の前記周縁熱接着部のいずれか一方の角部に注出口となる注出具が設けられていることを特徴とするものである。
【０００８】
また、請求項２記載の本発明は、請求項１記載の本発明において、前記第３熱接着部は前記第２熱接着部の略中央部の両端部に連接する部分が前記両側端縁熱接着部に平行に形成されていることを特徴とするものである。
【０００９】
また、請求項３記載の本発明は、請求項１、２のいずれかに記載の液体収容袋において、前記上端縁熱接着部と前記第１熱接着部との間の前記一対の積層体の内層に前記上端縁熱接着部に平行に開閉自在に互いに咬み合う合成樹脂製の咬合具が熱接着されて設けられていることを特徴とするものである。
【００１０】
また、請求項４記載の本発明は、請求項１記載の液体収容袋において、前記第１熱接着部と前記両側端縁熱接着部との交点の少なくとも前記注出具と対角線上にある前記交点に連接して前記積層体と前記帯状体とが一体的に熱接着された角部熱接着部が設けられ、該角部熱接着部内に貫通孔が設けられていることを特徴とするものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳しく説明する。
図１は本発明にかかる液体収容袋を説明するための参考例を示す平面図、図２は図１のＸ−Ｘ線の図解的断面図、図３は図１のＹ−Ｙ線の図解的断面図、図４は咬合具の断面図、図５は本発明にかかる液体収容袋を説明するための他の参考例を示す平面図、図６は本発明にかかる液体収容袋の一実施例を示す平面図、図７は図６のＺ−Ｚ線の図解的断面図であり、図中の１，１’，１”は液体収容袋、２は咬合具、３は第１熱接着部、４は第２熱接着部、５は第３熱接着部、５’は第４熱接着部、６，６’，６”，６’’’は角部熱接着部、７は貫通孔、８は注出具、９は切欠、１０，１０’は側端縁熱接着部、２０は上端縁熱接着部、２０’は下端縁熱接着部、Ａ，Ａ’は積層体、Ｂは帯状体をそれぞれ示す。
【００１２】
図１は本発明にかかる液体収容袋を説明するための参考例を示す平面図、図２は図１のＸ−Ｘ線の図解的断面図、図３は図１のＹ−Ｙ線の図解的断面図であって、液体収容袋１は内層に熱接着性樹脂層を有する一対の矩形状の積層体Ａ、Ａ’と両面が熱接着性を備えた帯状体Ｂとから構成され、前記積層体Ａ、Ａ’の内層同士を対向させると共に前記内層間に前記帯状体Ｂを前記積層体Ａ、Ａ’の一辺に平行に全幅に亘って挿入すると共に、開閉自在に互いに咬み合う雄型成形品と雌型成形品とからなる図４に示す合成樹脂製の咬合具２を前記積層体Ａ、Ａ’の一辺に平行に全幅に亘って前記積層体Ａ、Ａ’の内層に熱接着し、両側端縁熱接着部１０、１０’と上下端縁熱接着部２０、２０’とからなる周縁熱接着部で密封した略四方シールタイプの袋である。図１からも明らかなように、前記帯状体Ｂに平行な方向の周縁熱接着部が上下端縁熱接着部２０、２０’であり、前記咬合具２は帯状体Ｂと前記上端縁熱接着部２０との間に設けられている。
【００１３】
そして、前記帯状体Ｂの前記上下端縁熱接着部２０、２０’に平行な２つの端縁部のうちの前記上端縁熱接着部２０側の端縁部は前記積層体Ａ’の内層と熱接着されて第１熱接着部３が設けられ、前記下端縁熱接着部２０’側の端縁部は前記積層体Ａの内層と略中央部を未接着状態にして熱接着されて第２熱接着部４が設けられると共に前記第２熱接着部４の略中央部の両端部から前記両側端縁熱接着部１０、１０’に平行に前記上端縁熱接着部２０側に延びて、その後に前記両側端縁熱接着部１０、１０’の前記第１熱接着部３と交わる両交点近傍に達するように前記積層体Ａの内層と前記帯状体Ｂとが逆ハの字状（図１上）に熱接着されて第３熱接着部５が設けられ、さらに前記第１熱接着部３と前記両側端縁熱接着部１０、１０’との交点に連接して前記積層体Ａ、Ａ’の内層と前記帯状体Ｂとが一体的に熱接着された角部熱接着部６、６’が設けられると共に、一方の前記角部熱接着部６内に貫通孔７が設けられ、該貫通孔７と対角線上にある前記側端縁熱接着部１０’と前記下端縁熱接着部２０’とで構成される角部が切断され、この切断部に注出口を形成するための注出具８が熱接着されて取付けられている。なお、前記上端縁熱接着部２０と前記咬合部２との間の前記両側端縁熱接着部１０、１０’には、液体収容袋１を開封する際の開封開始端となる切欠（図１上、Ｖ字形切欠）９が設けられている。なお、参考例としての液体収容袋１は前記下端縁熱接着部２０’が未接着状態の形態で納入され、この未接着状態の箇所から内容物が充填されて後に、この未接着状態の箇所が熱接着されて閉じられて前記下端縁熱接着部２０’が形成される。
【００１４】
図５は本発明にかかる液体収容袋を説明するための他の参考例を示す平面図であって、液体収容袋１’は前記角部熱接着部６、６’が前記上端縁熱接着部２０に至るまで延長されて、延長された前記積層体Ａ、Ａ’の内層同士および前記Ａ、Ａ’の内層と前記咬合具が一体的に熱接着された角部熱接着部６”、６’’’からなる以外は図１に示した参考例と同じである。このように構成することにより、余分な空間を排除することができ、外観に優れた袋とすることができる。
【００１５】
次に、参考例としての液体収容袋１、１’を構成する積層体Ａ（ないしＡ’）および帯状体Ｂについて説明する。前記積層体Ａ（ないしＡ’）および前記帯状体Ｂは前記液体収容袋１、１’に収容される内容物が無菌充填されるのか、あるいは、充填後にレトルト殺菌処理されるのか等により、これらに適したものを適宜選択して用いればよいものである。
【００１６】
まず、前記積層体Ａ（ないしＡ’）の内層を構成する材料としては、熱により溶融し相互に溶着し得る熱接着性樹脂から形成された層であればよく、液体収容袋１、１’に要求される物性により適宜選択して用いることができ、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状（線状）低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂で形成することができる。
【００１７】
また、前記積層体Ａ（ないしＡ’）は、前記内層の外側には、一般に基材層が用いられ、この基材層としては機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂製フィルムを用いることができ、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリアセタール系等の樹脂を用いることができる。また、これらの樹脂を用いたフィルムとしては、未延伸フィルム、あるいは、一軸方向ないし二軸方向に延伸した延伸フィルムとのいずれのものでも使用することができ、フィルムの厚さとしては基材層としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよく、コストなどを勘案して決めればよいものである。また、基材層として使用する合成樹脂製フィルムは、通常、該合成樹脂製フィルムの前記内層側に印刷を施されることが多く、印刷適性が求められるために、一軸方向ないし二軸方向に延伸したフィルムが好適である。
【００１８】
また、前記積層体Ａ（ないしＡ’）は、酸素ガス、水蒸気等のガスバリアー性、および／ないし、遮光性を付与するために前記内層と前記基材層との間に、必要に応じて中間層を設けることができる。この中間層を構成する材料としては、たとえば、アルミニウム、鉄、銅、錫等の金属箔、あるいは、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ塩化ビニリデン等のフィルム、あるいは、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン，ポリプロピレン，エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィンフィルム、ポリビニルアルコール等のフィルムにポリ塩化ビニリデンを塗布したフィルムないしアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着を施したフィルムなどを用いることができる。また、前記中間層は、上記したガスバリアー性、および／ないし、遮光性を付与するのみならず、機械的強靭性、耐屈曲性、耐突刺し性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等の機能を付与することができ、上記したガスバリアー性、および／ないし、遮光性を付与する材料と、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン，ポリプロピレン，エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン等の未延伸、あるいは、一軸方向ないし二軸方向に延伸したフィルムと組合せて用いてもよいものである。
【００１９】
なお、前記基材層を上記した合成樹脂製フィルムにポリ塩化ビニリデンを塗布したものやアルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物の蒸着を施したものを用いる場合には、ガスバリアー性、および／ないし、遮光性を付与するための前記中間層は用いなくともよいが、必要に応じて、機能機械的強靭性、耐屈曲性、耐突刺し性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等の機能、あるいは、必要に応じて引裂き性等の機能を付与するために、たとえば、ポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン，ポリプロピレン，エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン等の未延伸、あるいは、一軸方向ないし二軸方向に延伸したフィルムなどの一種ないしそれ以上を組合せて中間層として用いてもよいものである。
【００２０】
なお、前記基材層、前記中間層、前記内層等を積層して前記積層体Ａ（ないしＡ’）とする方法としては、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法等の周知の積層法を用いればよいものである。
【００２１】
次に、前記帯状体Ｂについて説明する。前記帯状体Ｂとしては、前記積層体Ａ（ないしＡ’）の内層に用いる熱接着性樹脂と相溶性を有する樹脂を両面に備えた構成からなるものであれば、特に限定するものではなく、適宜選択して用いればよいのであって、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状（線状）低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂でフィルム化されたもの、あるいは、芯層として、たとえば、ポリエステル系、ポリアミド系等の樹脂からなる一軸方向ないし二軸方向に延伸した延伸フィルムを用い、この芯層の両側に、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状（線状）低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂からなる層を積層したものを用いることができる。この積層方法についても、サンドイッチラミネーション法、ドライラミネーション法等の周知の積層法を用いればよいものである。
【００２２】
また、前記咬合具２の材料としても前記帯状体Ｂと同様であって、前記積層体Ａ（ないしＡ’）の内層に用いる熱接着性樹脂と相溶性を有する樹脂からなるものであれば、特に限定するものではなく、適宜選択して用いることができ、たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状（線状）低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂で成形したものを用いることができる。
【００２３】
次に、本発明の液体収容袋の使用方法について、図１に示す袋を例に挙げて説明する。たとえば、濃縮液状の経腸栄養剤が収容された液体収容袋１は、使用時に、まず、切欠９を開封開始端として、この切欠９から引裂いて液体収容袋１を開封する。この場合、積層体Ａ（ないしＡ’）のいずれかの層に引裂き方向に配向された一軸延伸フィルムが用いられていると、よりスムーズに、かつ、直線状に美麗に引裂くことができる。次いで、咬合具２を開封し、この開封口から水あるいは湯を供給すると、前記積層体Ａと前記帯状体Ｂとが第２熱接着部４と第３熱接着部５とにより熱接着されて漏斗状に形成された空隙（第２熱接着部４により未接着状態とした略中央部）から濃縮液状の経腸栄養剤が収容された収容室に注入される。その後に、前記咬合具２を閉止して液体収容袋１を揉んで収容室の濃縮液状の経腸栄養剤と水あるいは湯を混合する。この状態で、注出具８に設けられた開口手段により注出具に注出口を設け、この注出口に経腸栄養剤を直接に腸へ注入する管を接続することにより患者の腸へ経腸栄養剤を供給することができる。本発明の液体収容袋は、濃縮液状の経腸栄養剤が収容された収容室は、水あるいは湯を供給する前記開封口とは前記積層体Ａと前記帯状体Ｂとが第２熱接着部４と第３熱接着部５とにより熱接着されて漏斗状に形成された空隙（第２熱接着部４により未接着状態とした略中央部）を介して繋がっており、この空隙が逆止弁の機能を果たすために、濃縮液状の経腸栄養剤が前記開封口へ浸入するのを防止することができる。そのために、濃縮液状の経腸栄養剤と水あるいは湯を混合するために液体収容袋１を揉んでも混合液が前記開封口へほとんど来ることがなく、混合時の漏出の虞のない液体収容袋とすることができる。なお、前記液体収容袋１の前記角部熱接着部６に設けた貫通孔７は、経腸栄養剤を患者に供給する際に、前記液体収容袋１をスタンド等のフックに吊り下げるために設けられているものである。
【００２４】
なお、参考例に示した態様は、本発明の液体収容袋を説明するための一態様を示したものである。本発明にかかる液体収容袋の一実施例は、積層体Ａ（ないしＡ’）の内層および該内層と熱接着する帯状体Ｂの片面に剥離可能に熱接着する樹脂を用いて、図１に示す第３熱接着部５を繋ぐ上端縁熱接着部２０側に突出する剥離可能な第４熱接着部５’を前記積層体Ａの内層と前記帯状体Ｂとを熱接着することにより形成した図６、７に示すような態様の液体収容袋１”としたものである。なお、本発明の液体収容袋はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲のものは全て本発明に含まれるものである。
【００２５】
【発明の効果】
以上縷々説明したように、本発明は、移し替えをすることがなく、ゴミ等の異物の混入する可能性を極めて低くすることができると共に水等の供給時の作業性、特に混合時に液体の漏出の虞のない液体収容袋とすることができる。さらに、酸素ガス、水蒸気等のガスバリアー性、あるいは、遮光性等を付与した液体収容袋とすることにより経腸栄養剤を収容する袋として好適な液体収容袋とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる液体収容袋を説明するための参考例を示す平面図である。
【図２】図１のＸ−Ｘ線の図解的断面図である。
【図３】図１のＹ−Ｙ線の図解的断面図である。
【図４】咬合具の断面図である。
【図５】本発明にかかる液体収容袋を説明するための他の参考例を示す平面図である。
【図６】本発明にかかる液体収容袋の一実施例を示す平面図である。
【図７】図６のＺ−Ｚ線の図解的断面図である。
【符号の説明】
１，１’，１” 液体収容袋
２咬合具
３第１熱接着部
４第２熱接着部
５第３熱接着部
５’ 第４熱接着部
６，６’，６”，６’’’ 角部熱接着部
７貫通孔
８注出具
９切欠
１０，１０’ 側端縁熱接着部
２０上端縁熱接着部
２０’ 下端縁熱接着部
Ａ，Ａ’ 積層体
Ｂ帯状体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid storage bag for hermetically sealing a fluid content, and more particularly to a liquid storage bag for storing a concentrated liquid enteral nutrient.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, for patients who have difficulty in taking nutrients from the oral route, enteral nutrients are directly injected into the intestine by inserting a tube through the nose or mouth. Enteral nutrient is prepared by adding water or hot water to a concentrated liquid or powder, and can be connected to a tube into which the enteral nutrient prepared in another container is inserted from the nose or mouth. It is used after being transferred to enteral nutrition bags and enteral nutrition bottles. However, this method requires another clean adjustment container for preparing enteral nutrients, and this problem is quite complicated. Another problem is that it is prepared in another container. It is necessary to transfer the enteral nutrient to an enteral nutrition bag or an enteral nutrition bottle, and there is a problem that foreign substances such as garbage are likely to be mixed.
[0003]
In order to solve the above problems, various proposals have been made and some have been put into practical use (for example, see Patent Document 1). The invention described in Patent Document 1 does not require preparation of enteral nutrients in other containers, does not require transfer, is easy to use, and as a result has a very low possibility of contamination such as dust It is. Furthermore, the invention described in Patent Document 1 is characterized by a detachable partition wall and its shape, thereby providing a virgin proof function, which does not peel off when force majeure such as a drop impact is applied, It is intended to maintain the quality of enteral nutrients without long-term deterioration.
[0004]
However, in the invention described in Patent Document 1, in use, first, the seal portion that tears from the notch to seal the chuck seal is removed, the liquid storage chamber is pressed from the outside, the weak seal portion is opened, and then the chuck seal is opened. Is opened, water or hot water is supplied, the chuck seal is closed again, the bag is held and the concentrated enteral nutrient in the liquid storage chamber is mixed with water or hot water, and this mixture is supplied to the patient. However, the liquid storage chamber containing the concentrated enteral nutrient and water or hot water is closed with a chuck seal when the bag is mixed to mix the concentrated enteral nutrient and water or hot water in the liquid storage chamber. However, depending on how to squeeze, there is a risk that the chuck seal may open, and the concentrated enteral nutrient and water or hot water may leak out. , Is a work that is quite request prudence, this improvement has been demanded.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-2001-299875 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present invention has been made in response to the above-mentioned demands, and does not need to be transferred, can greatly reduce the possibility of foreign matters such as dust, and can be used when supplying water or the like. The object is to provide a liquid storage bag that is easy to work with, particularly, no liquid leakage during mixing, and a liquid storage bag suitable as an enteral nutrient storage bag.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the inventor of the present invention comprises a pair of laminated bodies having a heat-adhesive resin layer as an inner layer and a belt-like body having both surfaces thermally bonded, It is sealed with a peripheral thermal bonding portion composed of both side edge thermal bonding portions and upper and lower edge thermal bonding portions, and the strip is inserted across the entire width in parallel with the upper and lower edge thermal bonding portions between the pair of laminated bodies. In the liquid container bag of the substantially four-sided seal type provided, one edge portion of two edge portions parallel to the upper and lower edge thermal contact portions of the strip is thermally bonded to one inner layer of the pair of laminates The first thermal bonding portion is provided, and the other edge portion is thermally bonded with the other inner layer of the pair of laminated bodies and the substantially central portion unbonded to provide a second thermal bonding portion and Both crossing from the both ends of the substantially central portion of the second thermal bonding portion to the first thermal bonding portion of the side edge thermal bonding portion The other inner layer of the pair of laminated bodies and the belt-like body are thermally bonded in a reverse C shape so as to reach the vicinity of the point, and a third thermal bonding portion is provided, and the third thermal bonding portion is The other inner layer of the pair of laminates and the strip are thermally bonded in a peelable manner so as to protrude toward the upper edge thermal bonding portion to be connected, and a fourth thermal bonding portion is provided. The pouring tool used as a spout is provided in any one corner | angular part of the said periphery heat bonding part by the side of a heat bonding part, It is characterized by the above-mentioned.
[0008]
Further, the present invention according to claim 2 is the present invention according to claim 1, wherein the third thermal bonding portion is configured such that a portion connected to both ends of a substantially central portion of the second thermal bonding portion is the side edge heat. It is characterized by being formed in parallel with the bonding part.
[0009]
Moreover, the present invention according to claim 3 is the liquid storage bag according to any one of claims 1 and 2, wherein the pair of laminates between the upper edge thermal adhesive portion and the first thermal adhesive portion is provided. The inner layer is provided with a synthetic resin occlusion tool that is engaged with the upper edge thermal bonding portion so as to be openable and closable by heat bonding.
[0010]
Moreover, the present invention according to claim 4 is the liquid storage bag according to claim 1, wherein at least the intersection between the first thermal bonding portion and the both side edge thermal bonding portions is on the diagonal line with the extraction tool. A corner thermal bonding portion in which the laminated body and the band-shaped body are integrally thermally bonded to each other and a through hole is provided in the corner thermal bonding portion. is there.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a plan view showing a reference example for explaining a liquid containing bag according to the present invention, FIG. 2 is a schematic sectional view taken along line XX in FIG. 1, and FIG. 3 is an illustrative view taken along line YY in FIG. sectional view, FIG. 4 is a sectional view of the zipper, Fig. 5 is a plan view showing another reference example to illustrate the liquid containing bag according to the present invention, FIG. 6 is an embodiment of the liquid storage bag according to the present invention plan view showing an example, FIG. 7 is a schematic cross-sectional view of the line Z-Z in FIG. 6, 1,1 'in the drawing, 1 "liquid containing bag, 2 zipper, 3 the first heat-bonding , 4 is the second heat bonding portion, 5 is the third heat bonding portion, 5 ′ is the fourth heat bonding portion, 6, 6 ′, 6 ″, 6 ′ ″ are the corner heat bonding portions, and 7 is the through hole. , 8 is an extraction tool, 9 is a notch, 10 and 10 'are side edge thermal adhesive portions, 20 is an upper edge thermal adhesive portion, 20' is a lower edge thermal adhesive portion, A and A 'are laminates, and B is a belt-like shape Show each body.
[0012]
FIG. 1 is a plan view showing a reference example for explaining a liquid containing bag according to the present invention, FIG. 2 is a schematic sectional view taken along line XX in FIG. 1, and FIG. 3 is an illustrative view taken along line YY in FIG. The liquid containing bag 1 is composed of a pair of rectangular laminates A and A ′ having a heat-adhesive resin layer as an inner layer and a belt-like body B having both surfaces thermally bonded, A male mold in which the inner layers of the laminates A and A ′ are opposed to each other, and the strip B is inserted between the inner layers over the entire width in parallel to one side of the laminates A and A ′, and can be freely opened and closed. A synthetic resin articulating tool 2 shown in FIG. 4 composed of a molded product and a female molded product is thermally bonded to the inner layers of the laminates A and A ′ over the entire width parallel to one side of the laminates A and A ′. And a substantially four-sided seal type bag sealed with a peripheral thermal bonding portion composed of both side edge thermal bonding portions 10, 10 'and upper and lower edge thermal bonding portions 20, 20'. It is. As apparent from FIG. 1, the peripheral thermal bonding portions in the direction parallel to the strip B are upper and lower edge thermal bonding portions 20 and 20 ′, and the bite 2 is bonded to the strip B and the upper edge thermal bonding. It is provided between the unit 20.
[0013]
Of the two edge portions parallel to the upper and lower edge thermal bonding portions 20 and 20 ′ of the strip B, the edge portion on the upper edge thermal bonding portion 20 side is the inner layer of the laminate A ′. The first thermal bonding part 3 is provided by thermal bonding, and the edge part on the lower edge thermal bonding part 20 ′ side is thermally bonded with the inner layer of the laminated body A and the substantially central part being unbonded and second bonded. A thermal bonding portion 4 is provided and extends from both ends of the substantially central portion of the second thermal bonding portion 4 to the upper edge thermal bonding portion 20 side in parallel to the both side edge thermal bonding portions 10 and 10 ', and thereafter The inner layer of the laminate A and the strip B are shaped like an inverted letter C so as to reach the vicinity of both intersections of the side edge thermal bonding portions 10 and 10 'intersecting the first thermal bonding portion 3 (FIG. 1). The third thermal bonding portion 5 is provided by being thermally bonded to the upper), and further connected to the intersection of the first thermal bonding portion 3 and the both-side edge thermal bonding portions 10 and 10 ′. In addition, corner thermal bonding portions 6 and 6 ′ in which the inner layers of the laminates A and A ′ and the band-shaped body B are integrally thermally bonded are provided, and one corner thermal bonding portion 6 is provided. A through-hole 7 is provided, and a corner portion formed by the side edge thermal bonding portion 10 ′ and the lower edge thermal bonding portion 20 ′ diagonally to the through-hole 7 is cut, and a note is attached to the cutting portion. A pouring tool 8 for forming an outlet is attached by thermal bonding. It should be noted that the side edge thermal bonding portions 10 and 10 'between the upper edge thermal bonding portion 20 and the occlusal portion 2 are notches (FIG. 1) that serve as opening start ends when the liquid storage bag 1 is opened. Upper, V-shaped notch) 9 is provided. In addition, the liquid storage bag 1 as a reference example is delivered in a form in which the lower edge thermal bonding part 20 ′ is not bonded, and after the contents are filled from the unbonded position, the unbonded position Are thermally bonded and closed to form the lower edge thermal bonding portion 20 '.
[0014]
FIG. 5 is a plan view showing another reference example for explaining the liquid containing bag according to the present invention, wherein the liquid containing bag 1 ′ has the corner thermal bonding portions 6 and 6 ′ at the upper edge thermal bonding portion. The corner heat-bonding portions 6 ″, 6 are extended to 20 and the inner layers of the laminated bodies A, A ′ and the inner layers of the A, A ′ and the occlusion device are integrally heat-bonded. Except for “”, it is the same as the reference example shown in FIG. 1. By configuring in this way, an extra space can be eliminated and a bag having an excellent appearance can be obtained.
[0015]
Next, the laminated body A (or A ′) and the belt-like body B constituting the liquid containing bag 1, 1 ′ as a reference example will be described. The laminated body A (or A ′) and the belt-like body B are selected depending on whether the contents accommodated in the liquid containing bags 1 and 1 ′ are aseptically filled or retort sterilized after filling. It is only necessary to select and use one suitable for the above.
[0016]
First, the material constituting the inner layer of the laminate A (or A ′) may be a layer formed of a heat-adhesive resin that can be melted by heat and welded to each other. For example, low density polyethylene, medium density polyethylene, high density polyethylene, linear (linear) low density polyethylene, polypropylene, ethylene-α olefin copolymer, From one or more resins such as ethylene-propylene copolymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, ionomer, ethylene-acrylic acid copolymer, ethylene-methyl acrylate copolymer, ethylene-methacrylic acid copolymer It can be formed with a resin.
[0017]
In addition, the laminate A (or A ′) generally uses a base material layer outside the inner layer, and the base material layer is a synthetic material having excellent properties such as mechanical, physical, and chemical properties. A resin film can be used. For example, a polyester-based, polyamide-based, polypropylene-based, or polyacetal-based resin can be used. Moreover, as a film using these resins, any of an unstretched film or a stretched film stretched in a uniaxial direction or a biaxial direction can be used. As long as it has a thickness that can be held to the minimum necessary for strength, rigidity, etc., it can be determined in consideration of cost and the like. In addition, a synthetic resin film used as a base material layer is usually printed on the inner layer side of the synthetic resin film, and printability is required. A stretched film is preferred.
[0018]
In addition, the laminate A (or A ′) is provided between the inner layer and the base material layer as necessary to provide gas barrier properties such as oxygen gas and water vapor, and / or light shielding properties. An intermediate layer can be provided. As a material constituting this intermediate layer, for example, a metal foil such as aluminum, iron, copper, or tin, a film such as polyvinyl alcohol, saponified ethylene-vinyl acetate copolymer, polyvinylidene chloride, or polyester, Polyolefin film such as polyamide, polyethylene, polypropylene, ethylene-propylene copolymer, etc., film obtained by coating polyvinylidene chloride on a film such as polyvinyl alcohol, or inorganic substances such as aluminum, silicon oxide, aluminum oxide, indium oxide, tin oxide, zirconium oxide The film etc. which gave vapor deposition of can be used. Further, the intermediate layer not only provides the above-mentioned gas barrier properties and / or light shielding properties, but also mechanical toughness, bending resistance, puncture resistance, impact resistance, cold resistance, heat resistance, Materials capable of imparting functions such as chemical resistance and the above-mentioned gas barrier properties and / or light-shielding properties, and polyolefins such as polyesters, polyamides, polyethylenes, polypropylenes, ethylene-propylene copolymers, etc. Etc., or may be used in combination with a film stretched in a uniaxial direction or biaxial direction.
[0019]
In the case of using the above-mentioned base material layer coated with polyvinylidene chloride on the above-mentioned synthetic resin film, or a material on which an inorganic material such as aluminum, silicon oxide, aluminum oxide, indium oxide, tin oxide or zirconium oxide is deposited. However, it is not necessary to use the intermediate layer for imparting gas barrier properties and / or light shielding properties, but if necessary, functional mechanical toughness, flex resistance, puncture resistance, impact resistance In order to provide functions such as heat resistance, cold resistance, heat resistance, chemical resistance, or tearing if necessary, for example, polyester, polyamide, polyethylene, polypropylene, ethylene-propylene copolymer, etc. An intermediate layer is formed by combining one or more unstretched polyolefin films, etc., or a film stretched uniaxially or biaxially. It is those that may be used.
[0020]
In addition, as a method of laminating the base material layer, the intermediate layer, the inner layer, and the like to form the laminate A (or A ′), a known lamination method such as a sandwich lamination method or a dry lamination method may be used. Is.
[0021]
Next, the strip B will be described. The belt-like body B is not particularly limited as long as the belt-like body B is configured to have a resin having compatibility with both sides of the heat-adhesive resin used for the inner layer of the laminate A (or A ′). For example, low density polyethylene, medium density polyethylene, high density polyethylene, linear (linear) low density polyethylene, polypropylene, ethylene-α olefin copolymer, ethylene-propylene copolymer may be used. Polymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, ionomer, ethylene-acrylic acid copolymer, ethylene-methyl acrylate copolymer, ethylene-methacrylic acid copolymer, etc. As a core layer, for example, a uniaxial direction made of a resin such as polyester or polyamide is used. Using a stretched film stretched biaxially, on both sides of this core layer, for example, low density polyethylene, medium density polyethylene, high density polyethylene, linear (linear) low density polyethylene, polypropylene, ethylene-α-olefin One kind of resin such as copolymer, ethylene-propylene copolymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, ionomer, ethylene-acrylic acid copolymer, ethylene-methyl acrylate copolymer, ethylene-methacrylic acid copolymer Alternatively, it is possible to use a laminate of layers made of a resin composed of more than that. Also for this lamination method, a known lamination method such as a sandwich lamination method or a dry lamination method may be used.
[0022]
Further, the material of the bite 2 is the same as the band B, and if it is made of a resin having compatibility with the heat-adhesive resin used for the inner layer of the laminate A (or A ′), It is not particularly limited and can be appropriately selected and used. For example, low density polyethylene, medium density polyethylene, high density polyethylene, linear (linear) low density polyethylene, polypropylene, ethylene-α olefin copolymer , Ethylene-propylene copolymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, ionomer, ethylene-acrylic acid copolymer, ethylene-methyl acrylate copolymer, ethylene-methacrylic acid copolymer, etc. What was shape | molded with resin which consists of can be used.
[0023]
Next, a method for using the liquid storage bag of the present invention will be described using the bag shown in FIG. 1 as an example. For example, when the liquid storage bag 1 containing a concentrated liquid enteral nutrient is used, the liquid storage bag 1 is first opened by tearing from the notch 9 using the notch 9 as an opening start end. In this case, if a uniaxially stretched film oriented in the tearing direction is used in any layer of the laminate A (or A ′), it can be more smoothly and beautifully torn linearly. Next, when the bite 2 is opened and water or hot water is supplied from the opening, the laminate A and the band B are thermally bonded by the second thermal bonding portion 4 and the third thermal bonding portion 5. The concentrated liquid enteral nutrient is poured into a storage chamber containing a funnel-shaped gap (substantially central portion which is not bonded by the second thermal bonding section 4). Thereafter, the bite 2 is closed, the liquid storage bag 1 is held, and the concentrated liquid enteral nutrient in the storage chamber is mixed with water or hot water. In this state, an opening is provided in the pouring tool by the opening means provided in the pouring tool 8, and a tube for injecting enteral nutrient directly into the intestine is connected to the pouring port, thereby providing enteral nutrition to the patient's intestine An agent can be supplied. In the liquid storage bag of the present invention, the storage chamber in which the concentrated liquid enteral nutrient is stored, the opening for supplying water or hot water, and the laminate A and the band B are the second thermal bonding portion. 4 and the third thermal bonding part 5 are connected via a gap formed in a funnel shape by heat bonding (substantially central part which is not bonded by the second thermal bonding part 4). In order to fulfill the function of the valve, it is possible to prevent the concentrated liquid enteral nutrient from entering the opening. Therefore, even if the liquid storage bag 1 is held in order to mix the concentrated liquid enteral nutrient and water or hot water, the liquid mixture hardly comes to the opening, and there is no risk of leakage during mixing. It can be. The through-hole 7 provided in the corner thermal bonding portion 6 of the liquid storage bag 1 is used to suspend the liquid storage bag 1 on a hook such as a stand when supplying enteral nutrient to a patient. It is provided.
[0024]
In addition, the aspect shown in the reference example shows one aspect for explaining the liquid containing bag of the present invention. One embodiment of the liquid container bag according to the present invention is shown in FIG. 1 using a resin that is heat-releasably attached to one side of the inner layer of the laminate A (or A ′) and the band B that is heat-adhered to the inner layer. A peelable fourth thermal bonding portion 5 ′ projecting toward the upper edge thermal bonding portion 20 connecting the third thermal bonding portions 5 is formed by thermally bonding the inner layer of the laminate A and the strip B. 6 and 7 is used as the liquid storage bag 1 ". The liquid storage bag of the present invention is not limited to this, and those that do not depart from the gist of the present invention are not limited thereto. All are included in the present invention .
[0025]
【The invention's effect】
As described above in detail, the present invention does not need to be transferred, can greatly reduce the possibility of foreign matters such as dust, and is easy to work with when supplying water, especially when mixing liquid. It can be set as the liquid storage bag without a possibility of leakage. Furthermore, a liquid storage bag suitable for a bag containing enteral nutrients can be obtained by providing a liquid storage bag having gas barrier properties such as oxygen gas and water vapor, or light shielding properties.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a reference example for explaining a liquid containing bag according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view taken along line XX of FIG.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view taken along line YY of FIG.
FIG. 4 is a cross-sectional view of an articulating device.
FIG. 5 is a plan view showing another reference example for explaining the liquid containing bag according to the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing an embodiment of a liquid storage bag according to the present invention.
7 is a schematic sectional view taken along line ZZ in FIG. 6. FIG.
[Explanation of symbols]
1, 1 ′, 1 ″ Liquid container 2 Occlusal device 3 1st thermal bonding part 4 2nd thermal bonding part 5 3rd thermal bonding part 5 ′ 4th thermal bonding part 6, 6 ′, 6 ″, 6 ′ ″ Corner part thermal bonding part 7 Through-hole 8 Pouring tool 9 Notch 10, 10 'side edge thermal bonding part 20 Upper edge thermal bonding part 20' Lower edge thermal bonding part A, A 'Laminate B Band

Claims

内層に熱接着性樹脂層を有する一対の積層体と両面が熱接着性を備えた帯状体とからなり、両側端縁熱接着部と上下端縁熱接着部とからなる周縁熱接着部で密封すると共に前記一対の積層体間に前記帯状体を前記上下端縁熱接着部に平行に全幅に亘って挿設した略四方シールタイプの液体収容袋において、前記帯状体の前記上下端縁熱接着部に平行な２つの端縁部の一方の端縁部は前記一対の積層体の一方の内層と熱接着されて第１熱接着部が設けられ、他方の端縁部は前記一対の積層体の他方の内層と略中央部を未接着状態にして熱接着されて第２熱接着部が設けられると共に該第２熱接着部の略中央部の両端部から前記両側端縁熱接着部の前記第１熱接着部と交わる両交点近傍に達するように前記一対の積層体の前記他方の内層と前記帯状体とが逆ハの字状に熱接着されて第３熱接着部が設けられ、かつ、前記第３熱接着部を繋ぐ前記上端縁熱接着部側に突出するように前記一対の積層体の前記他方の内層と前記帯状体とが剥離可能に熱接着されて第４熱接着部が設けられ、さらに、前記第２熱接着部側の前記周縁熱接着部のいずれか一方の角部に注出口となる注出具が設けられていることを特徴とする液体収容袋。 It consists of a pair of laminates that have a heat-adhesive resin layer on the inner layer and a belt-like body that has heat-adhesive properties on both sides. In addition, in the liquid container bag of the substantially four-sided seal type, the upper and lower edges of the belt are thermally bonded to each other. One of the two edge portions parallel to the portion is thermally bonded to one inner layer of the pair of laminated bodies to provide a first thermal bonding portion, and the other edge is the pair of laminated bodies. The other inner layer and the substantially central portion of the second thermal bonding portion are heat-bonded in a non-bonded state to be provided with a second heat-bonding portion, and from both ends of the substantially center portion of the second heat-bonding portion, The other inner layer of the pair of laminates and the belt so as to reach the vicinity of both intersections intersecting the first thermal bonding portion The pair of laminates is thermally bonded to the body in a reverse C shape to provide a third thermal bonding portion, and protrudes toward the upper edge thermal bonding portion connecting the third thermal bonding portions. The other inner layer and the belt-like body are heat-bonded in a peelable manner to provide a fourth heat-bonding portion, and are further poured into any one corner of the peripheral heat-bonding portion on the second heat-bonding portion side. A liquid storage bag comprising a pouring tool serving as an outlet.

前記第３熱接着部は前記第２熱接着部の略中央部の両端部に連接する部分が前記両側端縁熱接着部に平行に形成されていることを特徴とする請求項１記載の液体収容袋。 2. The liquid according to claim 1, wherein the third thermal bonding portion has a portion connected to both ends of a substantially central portion of the second thermal bonding portion formed in parallel to the both-side edge thermal bonding portions. Containment bag.

前記上端縁熱接着部と前記第１熱接着部との間の前記一対の積層体の内層に前記上端縁熱接着部に平行に開閉自在に互いに咬み合う合成樹脂製の咬合具が熱接着されて設けられていることを特徴とする請求項１、２のいずれかに記載の液体収容袋。 A synthetic resin occlusion device that is open and close to the upper edge thermal bonding portion in an openable and closable manner is thermally bonded to the inner layer of the pair of laminates between the upper edge thermal bonding portion and the first thermal bonding portion. The liquid container bag according to claim 1, wherein the liquid container bag is provided.

前記第１熱接着部と前記両側端縁熱接着部との交点の少なくとも前記注出具と対角線上にある前記交点に連接して前記積層体と前記帯状体とが一体的に熱接着された角部熱接着部が設けられ、該角部熱接着部内に貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項１記載の液体収容袋。 An angle at which the laminated body and the belt-like body are integrally heat-bonded at least at the intersection between the first thermal bonding portion and the both-side edge thermal bonding portion and connected to the intersection on the diagonal line with the extraction tool. The liquid storage bag according to claim 1, wherein a partial thermal bonding portion is provided, and a through hole is provided in the corner thermal bonding portion.