JP4508309B2 - 抗腫瘍作用増強剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は抗腫瘍作用増強剤、より詳細には、有効成分として、感光色素を含有するオゾン療法のための抗腫瘍作用増強剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガンの一般的治療法としては抗ガン剤の投与、放射線照射、外科的切除等が知られている。これらは殺ガン作用やガン細胞の除去を目的とするもので、発ガン初期では効果の見られる場合もあるが、長期治療を要する進行性のガンの場合は、薬剤によることから、この場合には、副作用や術後の後遺症が大きな問題となってくる。薬剤による場合は、生体の治癒機能が低下してくることから、治療終了後もガン細胞の転移や再発を常に心配しなければならないとの問題がある。
【0003】
ガン治療法の解決すべき課題としては、(1)ガン細胞を直接的かつ早期に除去すること、(2)治療手段が正常組織を障害しないこと、(3)生体の治癒機能を上昇させる方法をとることが重要なポイントである。抗ガン剤の投与やガン組織の切除などによって全てのガン細胞が完全に取り除かれるわけではないので、特に(3)の治癒機能を高めることは、治療をまぬがれたガン細胞による再発や転移の予防につながるものと考えられている。しかしながら、このような、ガン治療法を施した場合にあっては、かえって患者のガン抵抗力が落ちたり、再発や転移が起こったりする場合がある。これも常に問題となる極めて深刻なガン治療法の欠点であった。
【0004】
さて、1840年ごろからドイツを中心としたヨーロッパに於いて、オゾン治療法が提案され、潰瘍、膿瘍、床ずれなどの治療に盛んに使用されるようになった。このオゾン療法は、今日、自家血療法(病院)、直腸への吹き込み療法(家庭)などに用いられているが、オゾンが生体に及ぼす作用は濃度によって異なり、90μgO/mlO(ppm)以上で、細胞膜、細胞内小器官、細胞封入体に変化を生じるが、80μgO/mlO(ppm)以下では正常細胞に影響がないとされる。一方、in vitroのガン細胞に対する作用として、0.5μgO/mlO(ppm)以下であれば、正常細胞を破壊することなくガン細胞に対する選択的な殺細胞効果を発揮することが報告(サイエンス、第209巻、931乃至933頁(1980年))され、新たなガン治療法として期待されている。
【0005】
一方、わが国に於いても根岸等がオゾン治療を臨床で行ない、ガンのみならずその他の慢性疾患などにも有効なことを報告している。
【0006】
このように、有効なガン治療法として期待されているオゾン療法ではあるが、抗腫瘍作用の点でまだ満足できるものではないというのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
斯かる状況に鑑み、本発明は、オゾン治療による抗腫瘍作用を増強するための薬剤の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、これら従来技術に鑑み、従来のガン治療法の一つであるオゾン療法の欠点について検討した。本発明者等は、ガン組織内へのオゾン注入により殺ガン効果を認めたが、オゾンによる作用は、注入部における局限された直接的作用であり、広範囲に亘っての作用ではないことが判明した。本法の臨床的に有効な抗ガン作用を得るには、少なくとも、連続的、長期的な処置を行なう必要があることに鑑みて研究を続けた。
【0009】
その結果、本発明者等は、オゾン療法について鋭意研究する過程で、オゾンによるガン細胞の破壊がマクロファージを患部に集め、ガン細胞の選択的障害作用が起こるが、この際、下記一般式(I)で示される化合物(以下、『本発明の化合物』と言う。)が存在すると、ガン細胞に対するT細胞の活性化が著しく増強され、しかも、オゾンにより集積されたマクロファージも効果的に活性化され、その結果、より短期間に優れた抗腫瘍作用が発揮されることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
【化2】
Figure 0004508309
(式中、R、R、Rは同一若しくは異なるアルキル基を表し、Xはハロゲンを表す。)
【0011】
一般式(I)で表される化合物に於いて、R、R、Rで表されるアルキル基とは、一般式C2n+1−で表わされる、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、オクタデシル基などを意味する。Xで表されるハロンゲンとは、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素およびアスタチンを意味する。
【0012】
しかるに、本発明は、有効成分として、本発明の化合物を含有するオゾン治療による抗腫瘍作用増強剤を提供することによって、上記課題するものである。
【0013】
【発明の実施の態様】
本発明の抗腫瘍作用増強剤の有効成分である本発明の化合物は、生理活性を有する感光色素に属する化合物である。この本発明の化合物は、既にわが国に於いて、凍傷、火傷や化膿性疾患の治療薬、虚弱体質やアレルギー体質の改善剤の原料として、株式会社林原生物化学研究所感光色素研究所(旧:株式会社日本感光色素研究所)で製造、販売されている。
【0014】
本発明の化合物の具体例な代表例として、下記一般式(II)で示される、4−4′−[3−[2−(1−Ethy1−4(1H)−quinolinylidene)ethylidene]propenylene]bis(1−ethylquinolinium iodide)を挙げることができるが、この化合物は、1970年代に抗ガン剤とともにガン患者に投与され、抗ガン剤の副作用を防止する効果が報告されている、生体にとって投与可能な安全な化合物である。
【0015】
【化3】
Figure 0004508309
【0016】
一般式(II)の化合物によるマクロファージの活性化作用については、ジャーナル・オブ・フォトケミストリー・アンド・フォトバイオロジー・ビー・バイオロジー、第13巻、第13号、295乃至306頁(1992年))に於いて本発明者等が報告している。前記一般式(II)の化合物同様、他の本発明の化合物も、マクロファージ活性化作用を有すると共に、ガン細胞移植マウスに投与すると、腫瘍部位へのマクロファージの集積、コラーゲンの産生促進、ガン細胞を封じ込めるなどの生体の抵抗力を高める作用を有する。
【0017】
本発明の抗腫瘍作用増強剤は、通常の医薬品と同じく、注射剤あるいは内服剤または坐剤として使用することができる。その用量は、連日1回〜数回に分けて投与し、1日の投与量は、約0.1〜2.0mg/成人、好ましくは、約0.5〜1.5mg/成人が好適である。係る投与方法により、生体内のマクロファージを効果的に活性化させることができる。通常、本発明の化合物の連日投与と、週1〜2回のオゾン投与の組合せが望ましい。
【0018】
本発明の抗腫瘍作用増強剤は、本発明の化合物単独の形態であっても、当該化合物の摂取を容易ならしめる他の成分との組成物の形態であってもよい。本発明の化合物の摂取を容易ならしめた組成物は、通常、経管流動食及び経管輸液としての形態を含む食品又は医薬品の形態、より具体的には、溶液状、懸濁液状、乳液状、クリーム状、ペースト状、粉末状、顆粒状、あるいは、それ以外の所望の形状に成形された固形状の食品又は医薬品の形態で提供される。すなわち、食品としての形態の場合には、例えば、水、アルコール、澱粉質、蛋白質、繊維、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、着香料、着色料、甘味料、調味料、香辛料、安定剤、酸化防止剤、防腐剤などのように、食品に通常用いられる原料及び/又は素材との組成物とすればよい。斯かる食品は、経管流動食や経管輸液としての形態であってもよい。また、医薬品としての形態の場合には、例えば、担体、賦形剤、希釈剤、安定剤、更には、必要に応じて、ガンの治療に通常用いられる、例えば、抗ガン剤、生理活性物質などの他の薬剤の1又は複数との組成物としてもよい。使用形態にもよるが、本発明の抗腫瘍作用増強剤は、ヒト用の場合、通常、本発明の化合物を、0.1%(w/w)以上、望ましくは、1%(w/w)以上含有する。
【0019】
本発明の抗腫瘍作用増強剤の使用方法についてヒトの場合を例にとって説明すると、本発明の抗腫瘍作用増強剤は、経口的に使用しても非経口的に使用してもオゾン療法のための優れた抗腫瘍作用増強剤として機能する。通常、食品又は液剤、シロップ剤、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤などの医薬品の形態で経口的に摂取するか、場合によっては、注射剤、外用剤などの形態で非経口的に摂取する。
【0020】
本発明のオゾン療法に於いて用いるオゾンは、オゾン発生装置によって、高純度酸素からアーク放電により簡単に製造することができる。オゾンと酸素の混合比は、オゾンの発生流量を調整することによってコントロールできる。このようにして調製したオゾンを気体として注射器で腫瘍部周辺に週1〜2回程度注入し、ガン細胞に僅かにダメージを与えるだけで、マクロファージを腫瘍患部に集積させるに十分の効果が得られる。この場合、オゾンを血管に注入しないように注意することが必要であると同時に、使用するオゾンは製造後2〜3時間以内のものであることが必要である。
【0021】
次に、実験例に基づき、本発明の抗腫瘍作用増強剤の有効性と安全性について説明する。
【0022】
【実験例】
<ガン移植マウスの作出>
マウスはBALB/cA Jcl、5週齢、雄を日本クレア株式会社から購入し、川崎医大医用生物センターに於いて飼育したものを用いた。
【0023】
腫瘍細胞は、マウス由来の結腸癌コロン26株化細胞(株式会社林原生物化学研究所藤崎研究所保有細胞)を、10%FCS(牛胎児血清)含有RPMI1640培地で継代培養したものを用いた。マウスの右後背部皮下に、培養した当該株化細胞(細胞数:5×10個)を移植した。
【0024】
<薬剤の投与方法>
結腸癌コロン26株化細胞を移植してから2〜3週間後、腫瘍が直径約10mm程度に増殖したところで、マウスを5匹づつ、1)対照群、2)オゾン投与群、および、3)オゾン、一般式(II)の化合物(本発明の化合物)との併用群に分けた。対照群はなんらの処置を行わず、経過を観察した。オゾン投与群は、オゾン発生器からシリンジ(硬質ガラス製)を用いて採取したオゾンを、マウスの腫瘍局所皮下に2〜3mlを気体の状態で注入した。オゾン投与は1日おきに約10回、約3週間に亘って行った。また、一般式(II)の化合物投与群に於いては、一般式(II)の化合物を5μg/L含有する飲料水を、毎日、自由摂取させた。
【0025】
<評価及び観察>
オゾン及び一般式(II)の化合物による処置を開始してから1カ月後に、マウスの免疫機能の評価(1)と腫瘍部やその周辺の組織の観察(2)を行った。
【0026】
(1)最初の処置から4週間目にマウスリンパ球サブセットを評価するために、マウスを頭骨脱臼による安楽死後速やかに抹消血を採取した。採取した抹消血のTリンパ球に対しては抗マウスThy1・2(モノクローナル抗体)、及びストレプトアビジン(藤沢薬品)を、Bリンパ球に対しては、抗マウスI−A(モノクローナル抗体)(ファーミンジェン生化学工業)を結合させた後、フローサイトメトリ(FACStar,Becton−Dickinson,USA)により、細胞数10個をサンプリングして、B細胞に対するT細胞の割合(T/B比)から免疫機能を評価した。
【0027】
(2)腫瘍部や周辺組織切片をホルマリン処理した後、HE染色、マロリー染色を行い、マクロファージやリンパ球の侵潤状況を顕微鏡により観察した。
【0028】
各群の末梢リンパ球のT/B比は図1のような結果であった。図1から、ガン細胞が増大した対照群のT/B比は0.57、オゾン投与群は1.30、更に一般式(II)の化合物およびオゾン投与群では2.14となり、一般式(II)の化合物およびオゾン投与群に於いて、最も高いT/B比が示され、ガン細胞に対するT細胞活性化が著しく増強されたことが判明した。
【0029】
尚、図1に於いて、横軸はマウスの各投与群を示し、より詳細には、Cは対照群を、Oはオゾン投与群を、L,Oはオゾン・本発明の化合物との併用群を示す。また、縦軸は末梢リンパ球のT/B比を表している。対照群に対してオゾン投与群はT/B比が高くなり、腫瘍細胞に対する細胞性免疫が充進したことを示している。更に、オゾンと本発明の化合物との併用群では高いT/B比が得られ、細胞性免疫がより亢進されたことを示している。
【0030】
腫瘍の増大に関し、対照群の腫瘍部の増大は著しかったが、オゾン投与群、及びオゾンと一般式(II)の化合物投与群では何れもガン細胞の増大は少なく、処置開始後4週間目頃から腫瘍部は、処置部を中心にして次第にコラーゲン増殖と考えられる瘢痕化や脱落による空洞化が見られた。また一般式(II)の化合物を併用した場合、オゾンによる腫瘍周辺組織の障害は著しく高まり、腫瘍部位の広範囲に亘って壊死の拡大が認められた。一般式(II)の化合物を投与するとマクロファージとT細胞を中心とした免疫反応が誘導され、その結果、ガン細胞の壊死が起こることが確認された。また、損傷治癒反応の誘導によって、間質由来の線維芽細胞が活性化し、コラーゲンの増殖が生じ、増殖したコラーゲンがガン腫部を封じ込め、瘢痕化が進んだものと考えられた。
【0031】
また、オゾンが正常細胞を傷害することなく、腫瘍細胞を強く傷害すること、また、オゾンと一般式(II)の化合物との併用群では、腫瘍細胞へのマクロファージやリンパ球の侵潤も著しく見られ、更に線維芽細胞の活性化によって増殖したコラーゲンがガン巣を封じ込めてガン細胞の増殖を抑制していることが観察された。このことは、オゾンによる腫瘍細胞への傷害を引き金として、マクロファージがガン巣周辺に集積し、一般式(II)の化合物によってマクロファージが活性化されることにより、ガン細胞の封じ込め、更には、虚血、壊死など免疫系も幅広く関与した生体の抗腫瘍作用が動いたものと考えられる。尚、一般式(II)の化合物単独の結果は示していないが、オゾンとの併用により、マクロファージの活性化の程度は著しく増強された。
【0032】
本実験を通じて、オゾン及び/又は一般式(II)の化合物投与群のマウスについて、対照群のマウスと比べ、有意な体重減少や食欲不振等の副作用は認められなかった。
【0033】
尚、本実験例に於いては、本発明の化合物の代表例としての一般式(II)の化合物の抗腫瘍増強作用について述べたが、化1で表される他の化合物についても、一般式(II)の化合物同様、オゾン療法による抗腫瘍作用の増強が期待される。
【0034】
以下、本発明で使用するオゾンの調製方法について参考例で、本発明の抗腫瘍作用増強剤を実施例で説明する。
【0035】
【参考例】
<オゾンの調製と濃度の調整>
オゾン発生装置(Tokyo Keiso)を使用し、高純度酸素(99.99%)からアーク放電にて製造する。オゾンと酸素の混合比は、オゾンの発生流量を調整することでコントロールし、オゾン濃度が0.02〜0.03%に達したとき、これを注射筒に取り、オゾン治療用とした。
【0036】
【実施例1】
<注射剤>
下記の成分につき、本発明の化合物を基剤に研和して2ml注射用アンプルに注入し、本発明の抗腫瘍作用増強剤としての注射剤を得た。
[成 分]
一般式(II)の化合物(本発明の化合物) 0.05mg
炭酸水素ナトリウム(基剤) 50mg
全 量 50.05mg/アンプル
【0037】
【実施例2】
<内服剤>
下記の成分につき、本発明の化合物を基剤に研和し、これに粘結剤を適量の水に溶かした水溶液を加えて均一に練った後造粒し、乾燥後滑沢剤を加えて打錠して、本発明の抗腫瘍作用増強剤としての内服剤を得た。
[成 分]
一般式(II)の化合物(本発明の化合物) 0.12mg
炭酸水素ナトリウム(基剤) 65.24mg
白糖(基剤) 適 量
アラビアゴム末(粘結剤) 0.48mg
ステアリン酸マグネシウム(基剤) 0.35mg
光 沢 剤 適 量
全 量 70mg/錠
【0038】
【実施例3】
<坐剤>
下記の成分につき、本発明の化合物をポリエチレングリコール400に80℃にて溶解し、これに他のポリエチレングリコールを加えて溶かし、練り上げた。次いで、この組成物を2.0g宛長さ約3cmの坐剤鋳型にて、本発明の抗腫瘍作用増強剤としての基材型坐剤を得た。
[成 分] [w/w%]
一般式(II)の化合物(本発明の化合物) 0.02
ポリエチレングリコール 400 9.98
ポリエチレングリコール 1500 30
ポリエチレングリコール 6000 60
全 量 100
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、従来から行われていたオゾン療法によるガン治療が、より効果的かつ短期間に安全に実施できることとなったことは、斯界に於いて多大な意義を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】オゾン及び/又は本発明の化合物を投与した場合のB細胞に対するT細胞の割合の変化を示す図である。

Claims (3)

  1. 有効成分として、下記一般式(I)で示される化合物を含有するオゾン療法のための抗腫瘍作用増強剤。
    Figure 0004508309
    (式中、R、R、Rそれぞれエチル基を表し、Xはヨウ素を表す。)
  2. 当該化合物を固形分当たり0.1w/w%以上含有する請求項記載の抗腫瘍作用増強剤。
  3. 剤型が注射剤、内服薬または坐剤である請求項1または2記載の抗腫瘍作用増強剤。
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