JP4504230B2 - 動画像処理装置、動画像処理方法、及び動画像処理プログラム - Google Patents

動画像処理装置、動画像処理方法、及び動画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、動画像データから動きベクトルを高精度に検出可能な動画像処理装置、動画像処理方法、及び動画像処理プログラムに関する。
近年、画像符号化の国際標準化が急速に進められている。画像符号化方式としては、静止画符号化標準であるジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(JPEG)、動画の通信メディア用符号化標準であるH.263及びH.264、動画の蓄積用メディア用符号化標準であるムービング・ピクチャー・エキスパート・グループ(MPEG)等が挙げられる。各符号化方式には、それぞれの目的に合わせたビットレート(伝送速度)を実現する符号化アルゴリズムが採用されている。JPEGはハフマン符号化と離散コサイン変換(DCT)とを基本とした方式により色データの間引きを行う。一方、H.263及びMPEG等の動画像圧縮符号化には、通常、空間的情報量削減にJPEGと同様にDCT等の直交変換を用い、時間的情報量削減には動き補償(MC)を用いる。一般的なMCは、動きベクトルを用いたフレーム間予測、即ち、現画像及び参照画像の動き分を補償することにより実行われる。更に、動きベクトルの検出の際に、参照画像内に設定された検索範囲において、現画像の対象ブロックとの誤差絶対値の総和(SAD)等の評価関数が最小となるブロックを検出するブロックマッチングが行われる。尚、動きベクトルとは、現画像における動き検出の対象ブロックと、参照画像における対象ブロックに最も近似するブロックとの水平方向及び垂直方向の相対位置を示すベクトルを意味する。
一方、連続するブロックが平行移動等により均一に移動する場合、連続するブロックのそれぞれの動きベクトルは等しい。しかしながら、動きベクトルには、以下の(1)〜(3)等に起因するばらつきが生じる。(1)ブロックマッチング時には評価関数による演算結果のみで動きベクトルを検出するために、画像中にホワイトノイズ等の誤差が含まれている場合、検出された動きベクトルにばらつきが生じる。(2)画像中の物体の移動量が、一般には画素の整数倍ではない。よって、マクロブロック単位で処理した場合、各マクロブロックの移動量が、1画素、半画素、又は1/4画素等の整数倍に近似される。この結果、近似によるばらつきが動きベクトルに生じる。(3)画像が平坦な絵柄である場合、又は模様が繰り返される場合等に、ブロックマッチングを使用すると、別の似たような場所にマッチングしやすくなる。同様に、偶然似たような模様が他の部分にあると、他の部分にマッチングする可能性がある。
更に、連続する動きベクトルがそれぞれ等しい場合、動きベクトルの符号量を削減できる。しかしながら、連続する動きベクトルに生じる僅かなばらつきにより、動きベクトルの符号量を削減できない。特に、圧縮率が高い場合には、全符号量に対する動きベクトルの符号量が支配的となり、圧縮効率が悪くなる。隣接マクロブロック間で動きベクトルが異なるとブロックノイズが目立ちやすい等の問題も生じる。動きベクトルについての符号量を削減する背景技術として、1つのマクロブロックに対して、一定のマッチング誤差以下の複数の動きベクトル候補を検出し、複数の動きベクトル候補の中から、直前に検出された動きベクトルとの差分が最も小さい動きベクトル候補を選択する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記背景技術においては、直前に検出された動きベクトルが最適であることを前提としているため、直前に検出された動きベクトルが最適でない場合、以降の動きベクトルに影響が伝播されてしまう。この結果、全体の符号量が増大する可能性がある。特に、サブサンプリングされた画像に対して動き検出を行う際には、動きベクトルが誤検出される可能性が高くなる。よって、直前のマクロブロックの動きベクトルとの差分が最も小さい動きベクトル候補を選択するのみでは、最適な動きベクトルを検出できない可能性が高い。更に、サブサンプリングされた画像で、複数の動きベクトル候補を検出しても、複数の動きベクトル候補中に最適な動きベクトルが含まれない可能性がある。
特開平7−99645号公報
本発明は、動きベクトルの検出精度を改善し、動きベクトルの符号量を削減可能な動画像処理装置、動画像処理方法、及び動画像処理プログラムを提供する。
本発明の一態様は、(イ)現画像中に設定された動き検出の対象ブロックに最も近似する参照ブロックを現画像と時間的に異なる参照画像から検出して、対象ブロック及び参照ブロックの相対位置を示す第1動きベクトル候補を生成する第1検出回路;(ロ)対象ブロック及び対象ブロックに隣接する第1隣接ブロックを併せた第1対象領域に最も近似する第1参照領域を参照画像から検出して、第1対象領域及び第1参照領域の相対位置を示す第2動きベクトル候補を生成する第2検出回路;(ハ)少なくとも第1及び第2動きベクトル候補を用いて、対象ブロックについての動きベクトルを決定する決定回路を備える動画像処理装置であることを要旨とする。
本発明の一態様は、(イ)現画像中に設定された動き検出の対象ブロックに最も近似する参照ブロックを現画像と時間的に異なる参照画像から検出して、対象ブロック及び参照ブロックの相対位置を示す第1動きベクトル候補を生成するステップ;(ロ)対象ブロック及び対象ブロックに隣接する第1隣接ブロックを併せた第1対象領域に最も近似する第1参照領域を参照画像から検出して、第1対象領域及び第1参照領域の相対位置を示す第2動きベクトル候補を生成するステップ;(ハ)少なくとも第1及び第2動きベクトル候補を用いて、対象ブロックについての動きベクトルを決定するステップを含む動画像処理方法であることを要旨とする。
本発明の一態様は、コンピュータに、(イ)現画像中に設定された動き検出の対象ブロックに最も近似する参照ブロックを現画像と時間的に異なる参照画像から検出して、対象ブロック及び参照ブロックの相対位置を示す第1動きベクトル候補を生成する手順;(ロ)対象ブロック及び対象ブロックに隣接する第1隣接ブロックを併せた第1対象領域に最も近似する第1参照領域を参照画像から検出して、第1対象領域及び第1参照領域の相対位置を示す第2動きベクトル候補を生成する手順;(ハ)少なくとも第1及び第2動きベクトル候補を用いて、対象ブロックについての動きベクトルを決定する手順を実行させる動画像処理プログラムであることを要旨とする。
本発明によれば、動きベクトルの検出精度を改善し、動きベクトルの符号量を削減可能な動画像処理装置、動画像処理方法、及び動画像処理プログラムを提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2実施形態を説明する。以下の第1及び第2実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(第1実施形態)
本発明の実施形態に係る動画像処理装置は、図1に示すように、動きベクトル生成回路1a、動画像符号化回路2、前置フィルタ3、及び後置フィルタ4を備える。動きベクトル生成回路1aは、現フレームの画像データ(以下において「現画像」という。)、及び現画像と時間的に異なるフレームの画像データ(以下において「参照画像」という。)に基づいて、現画像における動き検出の対象ブロック毎に動きベクトルMV2を生成する。また、動きベクトル生成回路1aは、現画像メモリ11、参照画像メモリ13、選択回路12、切出し回路14、第1検出回路15a、第2検出回路15b、第3検出回路15c、動きベクトルメモリ16、及び決定回路17aを備える。第1検出回路15aは、図2に示す現画像中に設定された動き検出の対象ブロックB1に最も近似する参照ブロックを参照画像から検出して、対象ブロックB1及び参照ブロックの相対位置を示す第1動きベクトル候補Vc1を生成する。ここで「最も近似する」とは、現画像及び参照画像のそれぞれのブロックに対して評価関数を用いた演算処理が施されて、演算処理により算出された誤差値が最小値となることを意味する。尚、評価関数としては、例えば、現画像及び参照画像のそれぞれのブロックにおける相対的位置が同一の画素同士の誤差絶対値総和(SAD)、平均自乗誤差(MSE)、又は平均絶対値誤差(MAD)等が利用できる。
また、第2検出回路15bは、図2に示す対象ブロックB1及び対象ブロックB1に隣接する第1隣接ブロックB2を併せた第1対象領域に最も近似する第1参照領域を参照画像から検出して、第1対象領域及び第1参照領域の相対位置を示す第2動きベクトル候補Vc2を生成する。決定回路17aは、少なくとも第1及び第2動きベクトル候補Vc1及びVc2を用いて、対象ブロックB1についての動きベクトルMV2を決定する。
図3に示す例において、絵柄D1が参照画像中に存在し、絵柄D2が現画像中に存在すると仮定すると、絵柄D2中の対象ブロックB1は、絵柄D1中の参照ブロックB10に最も近似する。この結果、図3に示す第1動きベクトル候補Vc1が、第1検出回路15aにより検出される。しかしながら、動きベクトルVc1には上述した理由により誤差が生じる可能性がある。
よって、第2検出回路15bは、絵柄D2中の対象ブロックB1及び第1隣接ブロックB2を併せた第1対象領域に最も近似する第1参照領域を絵柄D1から検出して、図3に示す第2動きベクトル候補Vc2を生成する。決定回路17aは、例えば、第1及び第2動きベクトル候補Vc1及びVc2が一致しない場合、第1及び第2動きベクトル候補Vc1及びVc2を平均化することで、対象ブロックB1についての動きベクトルの検出精度を向上させる。
更に、第3検出回路15cは、図2に示す対象ブロックB1、第1隣接ブロックB2、及び対象ブロックB1に隣接する第2隣接ブロックB3を併せた第2対象領域に最も近似する第2参照領域を検出して、第3動きベクトル候補Vc3を生成する。動きベクトルメモリ16は、決定回路17aが決定した動きベクトルMV2を記憶する。決定回路17aは、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び動きベクトルメモリ16に記憶された動きベクトル(以下において「前回の動きベクトル」という。)MV1を用いて、対象ブロックB1についての動きベクトルMV2を決定する。
したがって、決定回路17aが、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1の合計4つの候補から、動きベクトルMV2を決定することにより、動きベクトルの検出精度を更に向上させることが可能となる。
具体的には、決定回路17aは、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1のそれぞれを比較し、互いに一致する動きベクトルを対象ブロックB1についての動きベクトルMV2として決定する。一例として、第1動きベクトル候補Vc1、第2動きベクトル候補Vc2、及び前回の動きベクトルMV1が互いに一致する場合、第3動きベクトル候補Vc3が無視されて、例えば第1動きベクトル候補Vc1が動きベクトルMV2として決定される。
但し、決定回路17aは、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3及び前回の動きベクトルMV1のいずれも一致しない場合、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3及び前回の動きベクトルMV1の重み付き平均(加重平均)を算出することにより、動きベクトルMV2を決定する。一例として、前回の動きベクトルMV1の重みが最も大きく設定され、次いで第1動きベクトル候補Vc1の重みが大きく設定される。第2動きベクトル候補Vc2は最も重みが小さく設定される。第3動きベクトル候補Vc3は、第2動きベクトル候補Vc2よりも重みが大きく、第1動きベクトル候補Vc1よりも重みが小さい。この場合、前回の動きベクトルMV1の重みを“5”とし、第1動きベクトル候補Vc1の重みを“4”とし、第3動きベクトル候補Vc3の重みを“3”とし、第2動きベクトル候補Vc2の重みを“2”とすることができる。
尚、現画像メモリ11及び参照画像メモリ13のそれぞれの入力は前置フィルタ3の出力に接続される。選択回路12の入力は現画像メモリ11の出力に接続される。切出し回路14の入力は参照画像メモリ13の出力に接続される。第1〜第3検出回路15cのそれぞの入力は、選択回路12及び切出し回路14のそれぞれの出力に接続される。メモリは決定回路17aと互いに接続される。決定回路17aは、第1〜第3検出回路15cのそれぞれの出力に入力が接続され、後置フィルタの入力に出力が接続される。
また、前置フィルタ3は、動きベクトルMV2の検出エラーを防止するために、画像データINの周波数特性を補正する。現画像メモリ11及び参照画像メモリ13は、現画像及び参照画像をそれぞれ保持する。選択回路12は、現画像を複数のブロックに分割し、複数のブロックから、図4に示す対象ブロックB1、図5に示す第1隣接ブロックB2、及び図6に示す第2隣接ブロックB3を選択する。ここで、第1及び第2隣接ブロックB2及びB3は、画面(画像)上の水平方向に隣接する場合に限らず、垂直方向に隣接していても良い。
切出し回路14は、図4〜図6に示すように、対象ブロックの位置を中心とする検索範囲を参照画像中に設定し、検索範囲内で切出し位置を移動しながら参照ブロックRB1、第1隣接参照ブロックRB2、及び第2隣接参照ブロックRB3を順次切出す。図5に示す参照ブロックRB1及び第1隣接参照ブロックRB2を併せた領域が第1参照領域に相当する。図6に示す参照ブロックRB1、第1隣接参照ブロックRB2、及び第2隣接参照ブロックRB3を併せた領域が第2参照領域に相当する。
更に、第1検出回路15aは図4に示すように、参照画像の検索範囲内から対象ブロックB1に最も近似した参照ブロックRB1を検出する。この結果、参照ブロックRB1に対する、対象ブロックB1の相対位置が、第1動きベクトル候補Vc1として検出される。尚、ブロックマッチングは、現画像における16×16画素の正方領域であるマクロブロック単位、マクロブロックを更に分割したサブマクロブロック単位、又はサブマクロブロックを更に分割したブロック単位で行われる。また、動きベクトル候補Vc1は、例えば整数画素単位、半画素単位、又は1/4画素単位で検出される。
同様に、第2検出回路15bは図5に示すように、参照画像の検索範囲内から、対象ブロックB1及び第1隣接ブロックB2を併せた第1対象領域に最も近似した第1参照領域を検出する。この結果、第1参照領域に対する、第1対象領域の相対位置が、第2動きベクトル候補Vc2として検出される。
第3検出回路15cは図6に示すように、参照画像の検索範囲内から、対象ブロックB1、第1隣接ブロックB2、及び第2隣接ブロックB3を併せた第2対象領域に最も近似した第2参照領域を検出する。この結果、第2参照領域に対する、第2対象領域の相対位置が、第3動きベクトル候補Vc3として検出される。
更に、第1検出回路15aは、図7に示すように、対象ブロックメモリ151a、第1演算回路152a、参照ブロックメモリ153a、第1動きベクトルレジスタ154a、第1最小値判定回路155a、及び第1最小値レジスタ156aを備える。対象ブロックメモリ151aの入力は、図1に示す選択回路12の出力に接続される。参照ブロックメモリ153aの入力は、切出し回路14の出力に接続される。第1演算回路152aの入力は、対象ブロックメモリ151a及び参照ブロックメモリ153aのそれぞれの出力に接続される。第1最小値レジスタ156aの入力は第1最小値判定回路155aの出力に接続される。第1最小値判定回路155aの入力は、第1演算回路152a及び第1最小値レジスタ156aのそれぞれの出力に接続される。第1動きベクトルレジスタ154aの入力は、第1演算回路152a及び第1最小値判定回路155aのそれぞれの出力に接続される。
また、対象ブロックメモリ151aには、図4に示す対象ブロックB1のデータが格納される。参照ブロックメモリ153aには、参照ブロックRB1のデータが格納される。第1演算回路152aは、参照画像の検索範囲から順次切出される参照ブロックRB1のそれぞれについて、評価関数を用いて、対象ブロックB1及び参照ブロックRB1のマッチング演算を行う。第1演算回路152aからの誤差値S1は、第1最小値判定回路155a及び第2検出回路15bに供給される。
第1演算回路152aは、参照画像の検索範囲から順次切出される参照ブロックRB1のそれぞれについて、対象ブロックB1及び参照ブロックRB1の相対位置を示す動きベクトルV1を生成する。生成された動きベクトルV1は、第1動きベクトルレジスタ154aに格納される。
第1最小値判定回路155aは、誤差値S1を第1最小値レジスタ156aに格納された前回までの最小値と比較する。第1最小値判定回路155aは、誤差値S1が前回までの最小値よりも小さい場合に、誤差値S1を更新された最小値として第1最小値レジスタ156aに格納する。この結果、誤差値S1の最小値が検出されて、最小値が検出された時点の動きベクトルV1が、第1動きベクトル候補Vc1として第1動きベクトルレジスタ154aから読み出される。
また、第2検出回路15bは、第1隣接ブロックメモリ151b、第2演算回路152b、第1隣接参照ブロックメモリ153b、第2動きベクトルレジスタ154b、第2最小値判定回路155b、第2最小値レジスタ156b、及び第1加算器157aを備える。ここで、第2検出回路15bが第1加算器157aを備える点が、第1検出回路15aと異なる。
第1隣接ブロックメモリ151bには、図5に示す第1隣接ブロックB2のデータが格納される。第1隣接参照ブロックメモリ153bには、第1隣接参照ブロックRB2のデータが格納される。第2演算回路152bは、参照画像の検索範囲から順次切出される第1隣接参照ブロックRB2のそれぞれについて、評価関数を用いて、第1隣接ブロックB2及び第1隣接参照ブロックRB2のマッチング演算を行う。第2演算回路152bからの誤差値S2は、第1加算器157aに供給される。また、第2演算回路152bは、参照画像の検索範囲から順次切出される第1隣接参照ブロックRB2のそれぞれについて、第1隣接ブロックB2及び第1隣接参照ブロックRB2の相対位置を示す動きベクトルV2を生成する。生成された動きベクトルV2は、第2動きベクトルレジスタ154bに格納される。第1加算器157aは、第1演算回路152aの誤差値S1及び第2演算回路152bの誤差値S2を加算して、合計値A1を第2最小値判定回路155bに供給する。
第2最小値判定回路155bは、第1加算器157aからの合計値A1を第2最小値レジスタ156bに格納された前回までの最小値と比較する。第2最小値判定回路155bは、第1加算器157aの合計値A1が前回までの最小値よりも小さい場合に、合計値A1を更新された最小値として第2最小値レジスタ156bに格納する。この結果、第2最小値判定回路155bは、第2動きベクトルレジスタ154bから、第1演算回路152aからの誤差値S1及び第2演算回路152bからの誤差値S2の合計値A1が最小値となる動きベクトルV2を第2動きベクトル候補Vc2として読み出す。
更に、第3検出回路15cは、第2隣接ブロックメモリ151c、第3演算回路152c、第2隣接参照ブロックメモリ153c、第3動きベクトルレジスタ154c、第3最小値判定回路155c、第3最小値レジスタ156c、及び第2加算器157bを備える。即ち、第3検出回路15cは、第2検出回路15bと同様に構成される。
第2隣接ブロックメモリ151cには、図6に示す第2隣接ブロックB3のデータが格納される。第2隣接参照ブロックメモリ153cには、第2隣接参照ブロックRB3のデータが格納される。第3演算回路152cは、参照画像の検索範囲から順次切出される第2隣接参照ブロックRB3のそれぞれについて、評価関数を用いて、第2隣接ブロックB3及び第2隣接参照ブロックRB3のマッチング演算を行う。第3演算回路152cからの誤差値S3は、第2加算器157bに供給される。また、第3演算回路152cは、参照画像の検索範囲から順次切出される第2隣接参照ブロックRB3のそれぞれについて、第2隣接ブロックB3及び第2隣接参照ブロックRB3の相対位置を示す動きベクトルV3を生成する。生成された動きベクトルV3は、第3動きベクトルレジスタ154cに格納される。第2加算器157bは、第1加算器157aからの合計値A1及び第3演算回路152cの誤差値S3を加算して、合計値A2を第3最小値判定回路155cに供給する。
第3最小値判定回路155cは、第2加算器157bからの合計値A2を第3最小値レジスタ156cに格納された前回までの最小値と比較する。第3最小値判定回路155cは、第2加算器157bの合計値A2が前回までの最小値よりも小さい場合に、合計値A2を更新された最小値として第3最小値レジスタ156cに格納する。この結果、第3最小値判定回路155cは、第3動きベクトルレジスタ154cから、第1加算器157aからの合計値A1及び第3演算回路152cからの誤差値S3の合計値A2が最小値となる動きベクトルV3を第3動きベクトル候補Vc3として読み出す。このようにして、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3が生成される。
一方、図1に示す動画像符号化回路2としては、例えば、MPEG規格に準拠した動画像符号化回路が使用される。動画像符号化回路2に供給される画像データINとしては、例えば輝度信号がフレーム単位で供給される。尚、動きベクトルMV2の検出においては、画像データINの輝度信号を使用する場合に限らず、色差信号を使用することも可能である。
更に、動画像符号化回路2は、動きベクトルMV2を用いて動き補償された参照ローカルデコード信号(以下において「予測画像」という。)と現画像との差分値を符号化する。詳細には、動画像符号化回路2は、減算器21、離散コサイン変換(DCT)回路22、量子化回路23、逆量子化回路24、逆DCT回路25、可変長符号化回路29、加算器26、フレームメモリ27、及び動き補償回路28を備える。
減算器21、DCT回路52、量子化回路23、及び可変長符号化回路29は、この順に直列接続される。逆量子化回路24の入力は、量子化回路23の出力に接続される。逆DCT回路25の入力は、逆量子化回路24の出力に接続される。加算器26の一方の入力は逆DCT回路25の出力に接続され、他方の入力は動き補償回路28の出力に接続される。フレームメモリ27の入力は、加算器26の出力に接続される。動き補償回路28の入力は、フレームメモリ27及び後置フィルタ4のそれぞれの出力に接続される。
また、DCT回路52は、減算器21からの差分値を直交変換する。尚、DCTは、フーリエ変換の一種であり、2次元の画像を2次元の周波数に変換する。この結果、差分値が、人間の目に識別され易い低周波数成分と、識別され難い高周波成分とに分離される。量子化回路23は、直交変換された差分値を量子化して可変長符号化回路29及び逆量子化回路24に伝達する。可変長符号化回路29は、量子化された差分値を可変長符号化して外部に伝達する。
逆量子化回路24、逆DCT回路25、加算器26、及びフレームメモリ27により、参照ローカルデコード信号が生成される。動き補償回路28は、動きベクトルを用いて参照ローカルデコード信号を動き補償する。尚、動きベクトルによる予測方法には、過去の画像からの予測である順方向予測、未来の画像からの予測である逆方向予測、過去及び未来の画像からの予測である双方向予測等がある。
更に、可変長符号化回路29は、後置フィルタ4が出力する1フレーム分の動きベクトルMV2を符号化する。ここで、可変長符号化回路29は、現画像の互いに隣接するブロックから得られる動きベクトル同士の差分値を符号化する。図1に示す動きベクトル生成回路1aは、高精度に動きベクトルを生成可能であるため、動きベクトルにばらつきが生じない。したがって、可変長符号化回路29により算出される動きベクトル同士の差分値が極小化される。この結果、可変長符号化回路29が生成する符号列の符号量が大幅に削減される。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、第1実施形態に係る動画像処理方法を説明する。
(イ)ステップS11において、図1に示す選択回路12は、現画像メモリ11に格納された現画像を複数のブロックに分割し、複数のブロックから図2に示す動きベクトル検出の対象ブロックB1、及び対象ブロックB1に隣接する2つの隣接ブロックB2,B3を選択する。
(ロ)ステップS12において、切出し回路14は、参照画像メモリ13に格納された参照画像に対して、現画像中の対象ブロックの位置を中心とした検索範囲を設定する。更に、切出し回路14は、検索範囲から参照ブロックRB1、及び参照ブロックに隣接する2つの隣接参照ブロックRB2,RB3を順次切出す。
(ハ)ステップS13において、第1〜第3検出回路15a〜15cは、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3をそれぞれ生成する。
(ニ)ステップS14において、決定回路17aは、動きベクトルメモリ16に記憶された前回の動きベクトルMV1を読み出す。尚、ステップS14の処理は、ステップS11〜ステップS13のいずれかと同時に行われても良い。
(ホ)ステップS15において、決定回路17aは、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1の合計4つを互いに比較し、4つすべてが一致するか否か判定する。4つすべてが一致すると判定された場合、ステップS18に進む。ステップS18では、一致した動きベクトルが対象ブロックB1についての動きベクトルMV2として決定される。4つすべてが一致しないと判定された場合、ステップS16に進む。
(ヘ)ステップS16において、決定回路17aは、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1のうちの3つが一致するか否か判定する。3つが一致すると判定された場合、ステップS18に進む。3つが一致しないと判定された場合、ステップS17に進む。
(ト)ステップS17において、決定回路17aは、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1のうちの2つが一致するか否か判定する。2つが一致すると判定された場合、ステップS18に進む。2つが一致しないと判定された場合、ステップS19に進む。ここで、一致する2つの動きベクトルの組が2組検出された場合、合計の重みが大きい動きベクトルの組が選択される。例えば、前回の動きベクトルMV1及び第1動きベクトル候補Vc1が一致し、第2動きベクトル候補Vc2及び第3動きベクトル候補Vc3が一致する場合、前回の動きベクトルMV1及び第1動きベクトル候補Vc1の組が選択される。
(チ)ステップS19において、決定回路17aは、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1が、いずれも一致しないと判定して、設定された重みを利用した重み付き平均により、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1が平均化される。
(リ)ステップS20において、決定回路17aは、決定した動きベクトルMV2を動きベクトルメモリ16に記憶させる。記憶された動きベクトルは、次回の比較対象として利用される。
(ヌ)ステップS21において、選択回路12は、対象ブロックB1が現画像中の最後のブロックであるか否か判定する。対象ブロックB1が現画像中の最後のブロックでないと判定された場合は、ステップS22に進み、次の対象ブロックB1についての動きベクトル生成処理が再開される。
このように、第1実施形態によれば、ブロックマッチングを行う評価点数を増大させることが可能となるため、サブサンプリングされた場合又は対象ブロックB1が小さい場合等においても、高精度に動きベクトルMV2を生成できる。更に、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1から、動きベクトルMV2を適応的に選択又は重み付き平均することにより、動きベクトルの連続を保ちつつ、動きベクトルの誤検出が起きたとしても補正が可能であり、且つ、不適切な補正による影響が次々に伝播していくことを防止できる。
(第1実施形態の変形例)
本発明の第1実施形態の変形例として、図9に示すように、対象ブロックB1左右(水平)方向に加えて、上下(垂直)方向及び斜め方向に隣接する合計6個の隣接ブロックB4〜B9を利用しても良い。この結果、図10に示すように、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3に加えて、第4〜第7動きベクトル候補Vc4〜Vc7を得ることが可能となる。
第4動きベクトル候補Vc4は、図9に示す対象ブロックB1、第3隣接ブロックB4、及び第4隣接ブロックB5を併せた第3対象領域と、第3対象領域と最も近似する参照画像中の第3参照領域とに基づいて生成される。
同様に、第5動きベクトル候補Vc5は、対象ブロックB1、第5隣接ブロックB6、及び第8隣接ブロックB9を併せた第4対象領域と、第4対象領域と最も近似する参照画像中の第4参照領域とに基づいて生成される。
第6動きベクトル候補Vc6は、対象ブロックB1、第6隣接ブロックB7、及び第7隣接ブロックB8を併せた第5対象領域と、第5対象領域と最も近似する参照画像中の第5参照領域とに基づいて生成される。
第7動きベクトル候補Vc7は、対象ブロックB1、第1隣接ブロックB2、第2隣接ブロックB3、第3隣接ブロックB4、第4隣接ブロックB5、第5隣接ブロックB6、第6隣接ブロックB7、第7隣接ブロックB8、及び第8隣接ブロックB9を併せた第6対象領域と、第6対象領域と最も近似する参照画像中の第6参照領域とに基づいて生成される。
第1実施形態の変形例に係る動画像処理装置によれば、第1実施形態よりも、動きベクトルの連続性を保ち、誤差検出への耐性を強くすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る動画像処理装置は、図11に示すように、現画像の絵柄を認識する画像認識回路5を更に備える構成でも良い。画像認識回路5の出力は、決定回路17bの入力に接続される。その他の構成については、図1と同様である。画像認識回路5は、現画像の絵柄を認識し、絵柄に応じて第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1に対して重み付けを行う。
例えば、現画像中で絵柄が少なく濃淡の緩やかな部分に関しては、小さい領域でブロックマッチングを行う場合よりも、大きい領域でブロックマッチングを行う方が精度が向上する。これに対して、現画像中で複雑な絵柄を有する部分に関しては、大きい領域でブロックマッチングを行う場合よりも、小さい領域でブロックマッチングを行う方が精度が向上すると考えられる。
よって、絵柄が少なく濃淡の緩やかな部分では、第2動きベクトル候補Vc2及び第3動きベクトル候補Vc3の重みを大きく設定する。更に、現画像中に存在する所定の被写体だけが動いている場合と、現画像全体が動いている場合とで、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1に対する重みを再設定することが可能となる。
次に、図12に示すフローチャートを参照して、第2実施形態に係る動画像処理方法を説明する。但し、第1実施形態に係る動画像処理方法と重複する処理については重複する説明を省略する。
(イ)ステップS31において、画像認識回路5は、現画像の絵柄を認識する。具体的には、画像認識回路5は、現画像の絵柄の複雑度、現画像画面全体の動き、及び現画像中の被写体の位置等を認識する。
(ロ)ステップS32において、画像認識回路5は、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1に対して重みを設定する。
このように、第2実施形態に係る動画像処理装置によれば、現画像の絵柄に応じて、第1〜第3動きベクトル候補Vc1〜Vc3、及び前回の動きベクトルMV1の重みを対象ブロックB1毎に再設定できる。したがって、第1実施形態よりも高精度に動きベクトルMV2を生成できる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は第1及び第2実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した第1及び第2実施形態においては、複数の動きベクトル候補、及び前回の動きベクトルMV1のいずれも一致しない場合に、重み付き平均を算出することにより最終的な動きベクトルMV2を決定する一例を説明した。しかしながら、複数の動きベクトル候補、及び前回の動きベクトルMV1のいずれも一致しない場合、複数の動きベクトル候補、及び前回の動きベクトルMV1から重みの大きい動きベクトルを選択することにより最終的な動きベクトルMV2を決定しても良い。
上述した第1及び第2実施の形態においては、動画像符号化回路2に対して、前置フィルタ3、動きベクトル生成回路1a、及び後置フィルタ4を適用する一例を説明した。しかしながら、動画像符号化回路2に代えて、フォーマット変換装置又はノイズ軽減装置等に適用しても良い。また、参照画像は原画ではなく、動画像符号化回路2内で生成されるローカルデコード画像を用いても良い。
更に、図1及び図11に示す動画像処理装置は、単一の半導体チップ上にモノリシックに集積化し、半導体集積回路として構成可能である。この場合、図1及び図11に示す動きベクトルメモリ16は、半導体集積回路の外部に設けても良い。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1実施形態に係る動画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る動きベクトル生成回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態に係る動きベクトル生成回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態に係る第1検出回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態に係る第2検出回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態に係る第3検出回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態に係る第1〜第3検出回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る動画像処理方法を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の変形例に係る動きベクトル生成回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る動きベクトル生成回路の機能を説明する模式図である。 本発明の第2実施形態に係る動画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る動画像処理方法を示すフローチャートである。
符号の説明
5…画像認識回路
15a…第1検出回路
15b…第2検出回路
15c…第3検出回路
16…動きベクトルメモリ
17a、17b…決定回路

Claims (4)

  1. 現画像中に設定された動き検出の対象ブロックに最も近似する参照ブロックを前記現画像と時間的に異なる参照画像から検出して、前記対象ブロック及び前記参照ブロックの相対位置を示す第1動きベクトル候補を生成する第1検出回路と、
    前記対象ブロック及び前記対象ブロックに隣接する第1隣接ブロックを併せた第1対象領域に最も近似する第1参照領域を前記参照画像から検出して、前記第1対象領域及び前記第1参照領域の相対位置を示す第2動きベクトル候補を生成する第2検出回路と、
    前記対象ブロック、前記第1隣接ブロック、及び前記対象ブロックに隣接する第2隣接ブロックを併せた第2対象領域に最も近似する第2参照領域を前記参照画像から検出して、前記第2対象領域及び前記第2参照領域の相対位置を示す第3動きベクトル候補を生成する第3検出回路と、
    前回決定された動きベクトルを記憶する動きベクトルメモリと、
    前記現画像の絵柄を認識し、前記絵柄が少なく濃淡の緩やかな部分では前記第2及び第3動きベクトル候補の重みを大きくするように前記第1〜第3動きベクトル候補及び前記記憶された動きベクトルに対して重み付けを行う画像認識回路と
    前記第1〜第3動きベクトル候補及び前記記憶された動きベクトルのそれぞれを比較し、一致する動きベクトルがある場合には当該一致する動きベクトルを前記対象ブロックについての動きベクトルとして決定し、一致する動きベクトルがない場合には前記第1〜第3動きベクトル候補及び前記記憶された動きベクトルに対して重み付き平均を行った結果を前記対象ブロックについての動きベクトルとして決定する決定回路とを備えることを特徴とする動画像処理装置。
  2. 前記決定回路は、前記第1〜第3動きベクトル候補及び前記記憶された動きベクトルのうち一致する2つの動きベクトルの組が2組ある場合には、合計の重みが大きい方の組の動きベクトルを前記対象ブロックについての動きベクトルとして決定することを特徴とする請求項1に記載の動画像処理装置。
  3. 現画像中に設定された動き検出の対象ブロックに最も近似する参照ブロックを前記現画像と時間的に異なる参照画像から検出するステップと、
    前記対象ブロック及び前記参照ブロックの相対位置を示す第1動きベクトル候補を生成するステップと、
    前記対象ブロック及び前記対象ブロックに隣接する第1隣接ブロックを併せた第1対象領域に最も近似する第1参照領域を前記参照画像から検出するステップと、
    前記第1対象領域及び前記第1参照領域の相対位置を示す第2動きベクトル候補を生成するステップと、
    前記対象ブロック、前記第1隣接ブロック、及び前記対象ブロックに隣接する第2隣接ブロックを併せた第2対象領域に最も近似する第2参照領域を前記参照画像から検出するステップと、
    前記第2対象領域及び前記第2参照領域の相対位置を示す第3動きベクトル候補を生成するステップと、
    前記現画像の絵柄を認識するとともに前記絵柄が少なく濃淡の緩やかな部分では前記第2及び第3動きベクトル候補の重みを大きくするように前記第1〜第3動きベクトル候補及び前回決定された動きベクトルに対して重み付けを行うステップと、
    前記第1〜第3動きベクトル候補及び前記前回決定された動きベクトルのそれぞれを比較するステップと、
    前記比較するステップで一致する動きベクトルがある場合には当該一致する動きベクトルを前記対象ブロックについての動きベクトルとして決定するステップと、
    前記比較するステップで一致する動きベクトルがない場合には前記第1〜第3動きベクトル候補及び前記前回決定された動きベクトルに対して重み付き平均を行った結果を前記対象ブロックについての動きベクトルとして決定するステップとを備えることを特徴とする動画像処理方法。
  4. コンピュータに、
    現画像中に設定された動き検出の対象ブロックに最も近似する参照ブロックを前記現画像と時間的に異なる参照画像から検出する手順と、
    前記対象ブロック及び前記参照ブロックの相対位置を示す第1動きベクトル候補を生成する手順と、
    前記対象ブロック及び前記対象ブロックに隣接する第1隣接ブロックを併せた第1対象領域に最も近似する第1参照領域を前記参照画像から検出する手順と、
    前記第1対象領域及び前記第1参照領域の相対位置を示す第2動きベクトル候補を生成する手順と、
    前記対象ブロック、前記第1隣接ブロック、及び前記対象ブロックに隣接する第2隣接ブロックを併せた第2対象領域に最も近似する第2参照領域を前記参照画像から検出する手順と、
    前記第2対象領域及び前記第2参照領域の相対位置を示す第3動きベクトル候補を生成する手順と、
    前記現画像の絵柄を認識するとともに前記絵柄が少なく濃淡の緩やかな部分では前記第2及び第3動きベクトル候補の重みを大きくするように前記第1〜第3動きベクトル候補及び前回決定された動きベクトルに対して重み付けを行う手順と、
    前記第1〜第3動きベクトル候補及び前記前回決定された動きベクトルのそれぞれを比較する手順と、
    前記比較する手順で一致する動きベクトルがある場合には当該一致する動きベクトルを前記対象ブロックについての動きベクトルとして決定する手順と、
    前記比較する手順で一致する動きベクトルがない場合には前記第1〜第3動きベクトル候補及び前記前回決定された動きベクトルに対して重み付き平均を行った結果を前記対象ブロックについての動きベクトルとして決定する手順とを実行させることを特徴とする動画像処理プログラム。
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