JP4503315B2 - 鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法 - Google Patents

鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、有機化合物のアンモ酸化反応によるニトリル類の製造等に使用される鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法に関する。
アンチモン含有金属酸化物触媒は、有機化合物の酸化反応によるアルデヒド類や不飽和酸類の製造、アンモ酸化反応によるニトリル類の製造等の触媒として知られており、アンチモンと、鉄、コバルト、ニッケルよりなる群から選ばれた少なくとも一種の元素との複合金属酸化物触媒(特許文献1)や、鉄・アンチモン・テルル、さらにバナジウム、モリブデン、タングステン等を含有する複合金属酸化物触媒(特許文献2〜8)等が開示されている。特に、鉄・アンチモン・テルルを必須成分として含有する触媒は有用であるとされている。
一般的なアンチモン含有金属酸化物触媒の製造方法に関しては、
(1)3価又は5価のアンチモンと第二鉄化合物、及び硝酸根を含有するスラリーのpHを約7以下に調整し、約40〜150℃の範囲で加熱処理する方法(特許文献9及び10)、
(2)アンチモンと、鉄、コバルト、ニッケル、マンガン、セリウム、ウラン、スズ、チタン、銅よりなる群から選ばれた少なくとも一種の元素とを含むアンチモン含有金属酸化物組成物と、アンチモン単体又はアンチモン化合物とを乾式混合し、約300〜1000℃で加熱処理する方法(特許文献11)、
(3)アンチモン原料として、アンチモン酸、ポリアンチモン酸、及び/又はアンチモン酸塩と、三酸化アンチモンとを混合して用いる方法(特許文献12)、
(4)pH調整時、あるいはpH調整後加熱処理前のアンチモン含有スラリーに超音波を照射する方法(特許文献13)が開示されている。
しかしながら、鉄・アンチモン・テルル含有触媒については、製造再現性が悪く、充分な強度や活性の触媒を安定的に得ることが困難である等の理由から、上記製造方法(1)〜(4)では不充分であるとされている。
そこで、鉄・アンチモン・テルル含有触媒の製造方法として、
(5)アンチモン化合物と多価金属化合物とシリカ原料を含み、pHを7以下とし、温度40℃以上で加熱処理したスラリーに、バナジウム、モリブデン、及びタングステンよりなる群から選ばれた少なくとも一種の金属の酸化物、酸素酸、又は酸素酸塩の共存下に、金属テルルを過酸化水素酸化することによって得られるテルル含有溶液を混合し、スラリーを調製する方法(特許文献14)、
(6)アンチモンと、鉄、コバルト、ニッケル、マンガン、ウラン、スズ、及び銅よりなる群から選ばれた少なくとも一種の元素とを含む金属酸化物組成物を、約500〜1000℃で焼成し、これにテルル成分を含む溶液を含浸させるなどして接触させ、再焼成する方法(特許文献15〜17)が提案されている。
特公昭38−19111号公報 特公昭46−2804号公報 特公昭47−19765号公報 特公昭47−19766号公報 特公昭47−19767号公報 特開昭50−108219号公報 特開昭52−125124号公報 特開平4−118051号公報 特公昭46−18722号公報 特公昭47−18723号公報 特開昭58−11041号公報 特開昭60−166037号公報 特開昭60−166039号公報 特開昭63−209755号公報 特開昭51−17194号公報 特公昭63−47505号公報 特開昭58−11041号公報
鉄・アンチモン・テルル含有スラリーを調製し、乾燥及び焼成する先行技術(5)では、依然として、物性及び活性が共に良好な鉄・アンチモン・テルル含有触媒を再現性良く製造することは困難であり、製造される触媒粒子の密度や強度等が不充分であったり、反応に供した際の目的生成物収率が不充分となることがある。
テルル成分を含有しない触媒を予め調製し、これにテルル成分含有溶液を含浸させるなどして接触させ、再焼成する先行技術(6)は、上記問題点は大幅に改善されているが、製造工程が複雑である、大規模な含浸装置等が必要である等、工業実用化にはなお問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、物性及び活性が共に良好な触媒を再現性良く、しかも複雑な工程や装置を要することなく製造することが可能な鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は上記課題を解決するべく鋭意検討し、以下の製造方法を発明した。
本発明の有機化合物の酸化又はアンモ酸化反応に用いる鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒(以下、鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒ということがある)の製造方法は、鉄成分原料、アンチモン成分原料、テルル成分原料を含む溶液又はスラリー(X)を調製する工程(1)と、溶液又はスラリー(X)を乾燥及び焼成する工程(2)とを有する鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法において、工程(1)が、鉄成分原料、アンチモン成分原料、及び硝酸イオンを含むpH7以下の溶液又はスラリー(Y)を調製する工程(a)と、溶液又はスラリー(Y)を60℃以上の温度で加熱処理する工程(b)とを含むと共に、工程(1)において、テルル成分原料を工程(b)前と工程(b)後に分けて添加することを特徴とする。
本発明の製造方法において、テルル成分の工程(b)前/工程(b)後の添加比率を10〜90:90〜10とする(但し、総量を100とする。)ことが好ましい。
なお、本明細書において、「テルル成分の添加比率」は、製造する触媒中の全テルルモル量のうち、工程(b)前、工程(b)後に添加するテルルモル量の比率を意味するものとする。
本発明は、下記組成式(I)で表される触媒に対して好ましく適用できる。
Fe10SbTe・(SiO・・・(I)
(但し、式中、Aはバナジウム、モリブデン、及びタングステンからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素、Dはマグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、ジルコニウム、ニオブ、クロム、マンガン、コバルト、ニッケル、銅、銀、亜鉛、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、リン、ヒ素、及びビスマスからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素、Eはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、及びセシウムからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素を表す。添字a〜e、x、及びyは原子比を表し、a=3〜100、b=0.1〜15、c=0.1〜12、d=0〜50、e=0〜5、y=10〜200である。xはFe〜Eが結合して生成する金属酸化物の酸素数を示す。)
本発明は、アンチモン酸鉄を結晶相として含有する触媒に対して好ましく適用できる。また、プロピレンのアンモ酸化反応によるアクリロニトリル製造用の触媒に対して好ましく適用できる。
本発明の鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法によれば、物性(触媒粒子の密度や強度等)が良好で、活性(反応に供した際の目的生成物収率)が良好な鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒を再現性良く製造することができる。
また、本発明の製造方法によれば、いったん焼成して調製した触媒に対して、さらにテルル成分含有溶液を含浸させるなどの操作が不要であるため、複雑な工程や装置を要することなく、良好な特性の触媒を低コストにかつ安定的に製造することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法は、鉄成分原料、アンチモン成分原料、テルル成分原料を含む溶液又はスラリー(X)を調製する工程(1)と、溶液又はスラリー(X)を乾燥及び焼成する工程(2)とから概略構成され、工程(1)が特徴的なものとなっている。
「工程(1)」
本発明では、鉄成分原料、アンチモン成分原料、テルル成分原料を含む溶液又はスラリー(X)を調製する工程(1)が、鉄成分原料、アンチモン成分原料、及び硝酸イオンを含むpH7以下の溶液又はスラリー(Y)を調製する工程(a)と、溶液又はスラリー(Y)を60℃以上の温度で加熱処理する工程(b)とを含む。
さらに、工程(1)では、テルル成分原料を工程(b)前(すなわち工程(a)中)と工程(b)後に分けて添加する。なお、工程(a)において、テルル成分原料の一部を添加するタイミングは、pH調整前であっても調整後であっても構わない。また、先に添加するテルル成分原料と後から添加するテルル成分原料は同一でも非同一でも良い。
テルル以外の成分原料については、溶液又はスラリー(Y)調製時に全量を添加しても良いし、工程(a)と、他の任意の工程に分けて添加しても良い。原料を分けて添加する場合、テルル成分原料と同様、先に添加する原料と後から添加する原料は同一でも非同一でも良い。
鉄成分原料としては容易に酸化物に変換し得るものであれば特に制限はないが、溶液又はスラリー中において鉄が3価のイオンとして存在することが好ましく、硝酸第二鉄、硫酸第二鉄等の無機酸塩、酢酸鉄等の有機酸塩類や、電解鉄粉等の金属鉄を硝酸等に溶解したもの等が好ましく用いられる。
溶液又はスラリー(Y)中の鉄イオン量は特に限定されないが、アンチモン1グラム原子に対し0.1グラムイオン以上、特に0.15〜2グラムイオンが好ましい。鉄イオン量が下限未満では工程(b)における三酸化アンチモンの硝酸酸化の反応速度が小さくなり過ぎ、実用的でない。
アンチモン成分原料としては特に限定されないが、少なくとも溶液又はスラリー(Y)調製時に添加するアンチモン成分原料は3価の化合物が好ましく、三酸化アンチモンや金属アンチモンを硝酸により酸化した化合物等が好適に用いられる。工程(b)において、3価のアンチモン成分は5価のアンチモン成分に酸化され、アンチモン酸鉄を生成する。
硝酸イオンは工程(b)において、アンチモンの硝酸酸化の酸化剤として機能する。溶液又はスラリー(Y)中の硝酸イオン量は特に限定されないが、アンチモン1グラム原子に対して0.5グラムイオン以上、特に1〜5グラムイオンが好ましい。硝酸イオン源としては特に限定されず、硝酸第二鉄に含まれる硝酸イオン相当分や硝酸等を用いることができる。
テルル成分原料としては特に制限はなく、二酸化テルル、テルル酸、金属テルルを硝酸に溶解した溶液等を用いることができる。その他、「背景技術」の項で挙げた特許文献14に記載されているような、金属テルルをバナジウム、モリブデン、及びタングステンよりなる群から選ばれた少なくとも一種の金属の酸化物、酸素酸、又は酸素酸塩の共存下にて過酸化水素酸化することにより得られるテルル含有溶液を用いることもできる。
本発明では、テルル原料成分を工程(b)前(工程(a)中)と工程(b)後に分けて添加することを述べた。本発明では特に、工程(b)前(工程(a)中)/工程(b)後の添加比率を10〜90:90〜10とする(但し、総量を100とする。)ことが好ましい。かかる添加比率でテルル成分を分割添加することで、特に物性や活性の良好な触媒を再現性良く製造することができる。
全テルル添加量に対する工程(b)前(工程(a)中)のテルル成分の添加量の下限はより好ましくは15、特に好ましくは20であり、上限はより好ましくは85、特に好ましくは80である。
工程(a)で調製する溶液又はスラリー(Y)には、鉄成分原料、アンチモン成分原料、テルル成分原料、及び硝酸イオン源の他、必要に応じて他の成分を添加することは差し支えない。但し、キレート剤などは、後の工程(b)において、アンチモン成分の硝酸酸化反応を阻害する恐れがあるので、かかる恐れのない範囲内で、添加する成分やその量を設計することが好ましい。
上記したように、工程(a)においては、pH7以下の溶液又はスラリー(Y)を調製する。pHの上限は好ましくは6、特に好ましくは5である。
工程(a)で調製する溶液又はスラリーのpHが上記上限超では、溶液又はスラリー中において鉄成分が水酸化物等の形態で沈降し、工程(b)での3価のアンチモンの硝酸酸化反応が進行しないか、反応速度が著しく遅くなり現実的でない。
pHの下限は特に限定されないが、pHを1以上、特に好ましくは1.2以上とすることで、工程(b)における3価のアンチモンの硝酸酸化反応を促進することができ、好適である。
上記したように、工程(b)の加熱処理温度は60℃以上とする。下限は好ましくは70℃、特に好ましくは80℃である。加熱処理温度が下限未満では、アンチモン酸鉄の生成が進行しないか、あるいは反応速度が著しく遅くなり現実的でない。
加熱処理温度の上限は特に制限はなく、溶液又はスラリー(Y)の常圧における沸点以下、例えば120℃以下で行われることが一般的であるが、必要により加圧下、120℃以上の温度で処理を行うこともできる。
工程(b)における加熱処理時間は特に限定されないが、30分以上が好ましい。下限はより好ましくは45分、特に好ましくは60分である。加熱処理時間が短すぎると、アンチモン酸鉄の生成反応が完結せず、得られる触媒の物性や活性が不良となる恐れがある。加熱処理時間の上限は特に制限はないが、通常10時間以内に設定される。時間を長くしても得られる触媒の性能はほとんど変化せず、製造効率が低下するだけである。
工程(b)後、残りのテルル成分原料、必要に応じて他の成分原料を添加し、乾燥及び焼成前の溶液又はスラリー(X)が得られる。
加熱処理に供する溶液又はスラリー(Y)、及び乾燥及び焼成に供する溶液又はスラリー(X)の調製方法は特に制限はなく、「背景技術」の項で挙げた特許文献に記載の鉄・アンチモン含有金属酸化物触媒の調製法を適用することができる。
「工程(2)」
工程(2)において、工程(1)で調製した溶液又はスラリー(X)を乾燥及び焼成し、触媒が完成する。
乾燥条件は特に限定されない。本発明は、固定層触媒、流動層触媒のいずれにも適用できるが、特に流動層触媒に対して好ましく適用できる。流動層触媒を製造する場合には、噴霧乾燥にて溶液又はスラリー(X)を乾燥することが好ましい。噴霧乾燥装置としては、回転円盤式、ノズル式等、公知のものを用いることができ、流動層触媒として好ましい粒径の触媒が得られるように噴霧乾燥条件を適宜調整する。
乾燥粒子を焼成することで、触媒としての活性が発現する。焼成条件は特に限定されないが、焼成温度は200〜1000℃、焼成時間は0.5〜20時間が好ましい。焼成を2回若しくはそれ以上に分けて実施することで、触媒の物性や活性が向上する場合がある。
本発明の触媒の製造方法では、乾燥及び焼成に供する溶液又はスラリー(X)を調製する工程(1)を工夫することで、物性(触媒粒子の密度や強度等)や活性(反応に供した際の目的生成物収率)が共に良好な鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒を、再現性良く製造することを実現した。
さらに、本発明は、乾燥及び焼成に供する溶液又はスラリー(X)を調製する工程(1)を工夫したものであるので、いったん焼成して調製した触媒に対して、さらにテルル成分含有溶液を含浸させるなどの操作が不要である。したがって、複雑な工程や装置を要することなく、良好な特性の触媒を低コストにかつ安定的に製造することができる。
本発明の製造方法は、鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒であれば、いかなる組成の触媒にも適用可能であるが、特に下記組成式(I)で表される触媒に対して好ましく適用できる。
Fe10SbTe・(SiO・・・(I)
但し、式中、Aはバナジウム、モリブデン、及びタングステンからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素、Dはマグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、ジルコニウム、ニオブ、クロム、マンガン、コバルト、ニッケル、銅、銀、亜鉛、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、リン、ヒ素、及びビスマスからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素、Eはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、及びセシウムからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素を表す。
添字a〜e、x、及びyは原子比を表す。aの下限は3、好ましくは5であり、上限は100、好ましくは90である。bの下限は0.1、好ましくは0.2であり、上限は15、好ましくは12である。cの下限は0.1、好ましくは0.2であり、上限は12、好ましくは10である。dの下限は0であり、上限は50、好ましくは40である。eの下限は0であり、上限は5、好ましくは4.5である。yの下限は10、好ましくは20であり、上限は200、好ましくは180である。xはFe〜Eが結合して生成する金属酸化物の酸素数を示し、金属組成に応じて自然に決定されるものである。
また、本発明の組成物は、アンチモン酸鉄を結晶相として含有する触媒に対して好ましく適用できる。アンチモン酸鉄の組成は数種類存在するが(「背景技術」の項で挙げた特許文献8等参照)、FeSbが最も一般的であり、X線回折によりその結晶相の存在を確認することができる。なお、本明細書において、「アンチモン酸鉄」は、純粋なアンチモン酸鉄の他、これに種々の元素が固溶したものも含むものとする。
本発明は、有機化合物の酸化反応によるアルデヒド類や不飽和酸類の製造用、アンモ酸化反応によるニトリル類の製造用等の触媒、特にアンモ酸化反応によるニトリル類の製造用の触媒に対して好ましく適用できる。
ニトリル類の原料有機化合物としては、オレフィン類、アルコール類、エーテル類、芳香族化合物、ヘテロ芳香族化合物等、具体的にはプロピレン、イソブテン、メタノール、エタノール、ターシャリーブタノール、メチルターシャリーブチルエーテル、トルエン、キシレン、ピコリン、キナルジン等が挙げられる。本発明は特に、プロピレンのアンモ酸化反応によるアクリロニトリル製造用の触媒に対して好ましく適用できる。
アンモ酸化反応は、通常、供給ガスの組成を原料有機化合物/アンモニア/空気=1/0.1〜5/8〜20(モル比)とし、反応温度を370〜500℃、反応圧力を常圧〜500kPa、触媒と供給ガスの見掛け接触時間を0.1〜20秒として実施される。酸素源としては空気を用いるのが好適であるが、これを水蒸気、窒素、炭酸ガス、飽和炭化水素等で希釈したり、酸素を富化して用いることもできる。
以下、本発明を実施例及び比較例を挙げて具体的に説明するが、本発明は下記例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1−1)
組成式Fe10Sb25W0.5Mo1.2Te3Co2Cu2B0.5Ox・(SiO2)60で表される触媒を下記手順にて調製した。
63質量%硝酸761gに銅粉末13.6gを溶解した。この溶液に純水740gを添加してから溶液を60℃に加熱し、電解鉄粉59.8g、及びテルル粉末20.5gを少量ずつ添加し、溶解した。溶解確認後、ホウ酸3.3g、及び硝酸コバルト62.3gを順次添加し、溶解した(A液)。
別途、純水680gにパラタングステン酸アンモニウム14.0gを溶解した(B液)。
別途、純水130gにパラモリブデン酸アンモニウム22.7gとテルル粉末20.5gとを縣濁させ、80℃に加熱した後、35質量%過酸化水素水62gを滴下し、溶解した(C液)。
攪拌しながら、A液に20質量%シリカゾル1929.5g、三酸化アンチモン粉末390.1g、及びB液を順次添加した。このスラリーに15質量%アンモニア水を滴下し、pHを2.0に調整した(以上、工程(a))。pH調整後のスラリー(Y)に対して、還流下99℃で3時間加熱処理を行った(工程(b))。加熱処理後のスラリーを80℃まで冷却し、C液を添加した(以上、工程(1))。
得られたスラリー(X)を回転円盤式噴霧乾燥機にて、入口温度を330℃、出口温度を160℃として噴霧乾燥し、得られた乾燥粒子を250℃で2時間、400℃で2時間加熱処理し、最終的に700℃で3時間流動焼成した(工程(2))。
(実施例1−2、1−3)
再現性を確認するべく、実施例1−1と同一組成の触媒を同一方法にて調製した。
(実施例2)
組成式Fe10Sb20W0.3Mo0.4Te1Ni0.5Cu2Mg0.3P0.1Li0.1Cs0.1・(SiO2)45で表される触媒を下記手順にて調製した。
63質量%硝酸928gに銅粉末17.9gを溶解した。この溶液に純水900gを添加してから60℃に加熱し、電解鉄粉78.2g、及びテルル粉末5.4gを少量ずつ添加し、溶解した。溶解確認後、硝酸マグネシウム10.8g、硝酸ニッケル20.5g、硝酸リチウム1.0g、及び硝酸セシウム2.8gを順次添加し、溶解した(D液)。
別途、純水540gにパラタングステン酸アンモニウム11.0gを溶解した(E液)。
別途、純水200gにパラモリブデン酸アンモニウム10.0gとテルル酸22.7gを溶解した(F液)。
攪拌しながら、D液に20質量%シリカゾル1905.2g、三酸化アンチモン粉末410.9g、及びE液を順次添加した。このスラリーに15質量%アンモニア水を滴下し、pHを1.8に調整した(以上、工程(a))。pH調整後のスラリー(Y)に対し、還流下99℃で3時間加熱処理を行った(工程(b))。加熱処理後のスラリーを80℃まで冷却し、85質量%リン酸1.6g、F液を順次添加した(以上、工程(1))。
得られたスラリー(X)を実施例1−1と同様に噴霧乾燥し、得られた乾燥粒子を250℃で2時間、400℃で2時間加熱処理し、最終的に800℃で3時間流動焼成した(工程(2))。
(実施例3)
組成式Fe10Sb60W0.5Mo0.5V0.2Te2Zn3Cu1K0.1・(SiO2)30で表される触媒を下記手順にて調製した。
63質量%硝酸470gに銅粉末5.0gを溶解した。この溶液に純水460gを添加してから溶液を60℃に加熱し、電解鉄粉43.9g、及びテルル粉末12.0gを少量ずつ添加し、溶解した。溶解確認後、硝酸カリウム0.8g、及び硝酸亜鉛70.2gを順次添加し、溶解した(G液)。
別途、純水500gにパラタングステン酸アンモニウム10.3gを溶解した(H液)。
別途、純水54gにパラモリブデン酸アンモニウム6.9g、テルル粉末8.0g、及びメタバナジン酸アンモニウム1.8gを縣濁させ、80℃に加熱した後35質量%過酸化水素水25gを滴下し、溶解した(I液)。
攪拌しながらG液に20質量%シリカゾル708.4g、三酸化アンチモン粉末687.4g、及びH液を順次添加した。
得られたスラリーに15質量%アンモニア水を滴下し、スラリーのpHを2.2に調整した(以上、工程(a))。pH調整後のスラリー(Y)に対し、還流下99℃で3時間加熱処理を行った(工程(b))。
加熱処理後のスラリーを80℃まで冷却し、I液を添加した(以上、工程(1))。
得られたスラリー(X)を実施例1−1と同様に噴霧乾燥し、得られた乾燥粒子を250℃で2時間、400℃で2時間加熱処理し、最終的に750℃で3時間流動焼成した(工程(2))。
(実施例4)
組成式Fe10Sb25Mo2Te4Ni2Cu2Cr0.1Al0.2Rb0.05・(SiO2)50で表される触媒を下記手順にて調製した。。
63質量%硝酸787.1gに銅粉末14.3gを溶解した。この溶液に純水760gを添加してから溶液を60℃に加熱し、電解鉄粉62.7g、及びテルル粉末35.8gを少量ずつ添加し、溶解した。溶解確認後、硝酸ニッケル65.3g、硝酸クロム4.5g、硝酸アルミニウム8.4g、及び硝酸ルビジウム0.8gを順次添加し、溶解した(J液)。
別途、純水400gにパラモリブデン酸アンモニウム39.7g、及びテルル酸38.7gを溶解した(K液)。
攪拌しながらJ液に20質量%シリカゾル1686.9g、及び三酸化アンチモン粉末409.3gを順次添加した。得られたスラリーに15質量%アンモニア水を滴下し、スラリーのpHを2.4に調整した(以上、工程(a))。pH調整後のスラリー(Y)に対し、還流下99℃で3時間加熱処理を行った(工程(b))。加熱処理後のスラリーを80℃まで冷却し、K液を添加した(以上、工程(1))。
得られたスラリー(X)を実施例1−1と同様に噴霧乾燥し、得られた乾燥粒子を250℃で2時間、400℃で2時間加熱処理し、最終的に740℃で3時間流動焼成した(工程(2))。
(実施例5)
組成式Fe10Sb30Mo0.3V0.1Te1.5Cu2Mn0.2P0.2・(SiO2)80で表される触媒を下記手順にて調製した。
63質量%硝酸564.7gに銅粉末10.7gを溶解した。この溶液に純水550gを添加してから溶液を60℃に加熱し、電解鉄粉46.9g、及びテルル粉末10.7gを少量ずつ添加し、溶解した。溶解確認後、硝酸マンガン4.8gを添加した(L液)。
別途、純水50gにパラモリブデン酸アンモニウム4.5g、メタバナジン酸アンモニウム1.0g、及びテルル粉末5.4gを縣濁させ、80℃に加熱した後35質量%過酸化水素水を滴下し、溶解した(M液)。
攪拌しながらL液に20質量%シリカゾル2019.2g、及び三酸化アンチモン粉末367.4gを順次添加した。得られたスラリーに15質量%アンモニア水を滴下し、スラリーのpHを1.7に調整した(以上、工程(a))。pH調整後のスラリー(Y)に対し、還流下99℃で3時間加熱処理を行った(工程(b))。加熱処理後のスラリーを80℃まで冷却し、M液を添加した(以上、工程(1))。
得られたスラリー(X)を実施例1−1と同様に噴霧乾燥し、得られた乾燥粒子を250℃で2時間、400℃で2時間加熱処理し、最終的に780℃で3時間流動焼成した(工程(2))。
(比較例1−1)
テルル成分原料のテルル粉末をA液に全量一括添加した以外は実施例1−1と同様にして、触媒を調製した。
(比較例1−2、1−3)
再現性を確認するべく、比較例1−1と同一方法にて触媒を調製した。
(比較例2)
テルル成分原料としてテルル酸を用い、F液に全量一括添加した以外は実施例2と同様にして、触媒を調製した。
(比較例3)
アンモニア水によるpH調整時にpHを8.0とした以外は実施例1−1と同様にして、触媒を調製した。
各例において調製した触媒の組成、及び、触媒調製条件(工程(1)における溶液又はスラリーの加熱処理前/処理後のテルル(Te)の添加比率、アンモニア水により調整した溶液又はスラリーのpH、焼成温度)を表1にまとめる。
(評価項目及び評価方法)
評価項目及び評価方法は以下の通りとした。
<触媒粒子の圧縮強度>
実施例1−1〜1−3及び比較例3で得られた触媒について、圧縮強度を測定した。
マイクロメッシュ・ハイ・プレシジョン・シーブスを用いて粒径45〜50μmの粒子を分取し、島津製作所製「MCTM−200」にて圧縮強度(g・重/粒)を測定した。各例においてサンプル数30個で測定を行い、平均値を求めた。測定条件は下記の通りとした。結果を表2に示す。
上部加圧圧子 ダイヤモンド製500μm平面圧子
下部加圧板 SUS板
負荷速度 0.72g重/sec
<触媒の活性>
比較例3を除く各例において調製した触媒を用い、プロピレンのアンモ酸化反応によるアクリロニトリル合成を行った。
触媒流動部の内径が25mm、高さが400mmの流動層反応器に触媒を充填した。これに、酸素源として空気を用い、組成がプロピレン/アンモニア/酸素=1/1.1/2.2(モル比)である供給ガスをガス線速度4.5cm/secで送入した。反応圧力は200kPaとした。反応温度、下記式で定義される触媒と供給ガスの見掛け接触時間は表2に示す通りとした。反応を開始してから4時間後に、下記式で定義されるプロピレン転化率とアクリロニトリル収率を各々求めた。
接触時間(sec)=見掛け嵩密度基準の触媒容積(ml)/反応条件に換算した供給ガス流量(ml/sec)
プロピレン転化率(%)=(反応で消費されたプロピレンのモル数/供給したプロピレンのモル数)×100
アクリロニトリル収率(%)=(生成したアクリロニトリルのモル数/供給したプロピレンのモル数)×100
(結果)
結果を表2に示す。
表1、2に示すように、本発明の製造方法により触媒を製造した実施例では、いずれも圧縮強度及び活性が良好な触媒が得られ、アクリロニトリルの合成を行ったところ、プロピレン転化率が97.9%以上と高く、81.4%以上の良好なアクリロニトリル収率が得られた。また、実施例1−1〜1−3に示すように、再現性良く、同等特性の触媒を安定的に製造することができた。
これに対して、テルル成分原料を一括添加した比較例1−1〜1−3、及び2では、得られた触媒は、アクリロニトリルの合成において、同組成の触媒を調製した実施例に比して、プロピレン転化率、アクリロニトリル収率が劣る結果となった。加えて、比較例1−1〜1−3に示すように、同条件で触媒を調製しても、活性にばらつきがあり、同等特性の触媒を再現性良く製造することが困難であった。
また、加熱処理直前の溶液又はスラリーのpHを7超とした比較例3では、得られた触媒は圧縮強度が実施例に比して著しく劣る結果となった。
Figure 0004503315
Figure 0004503315
本発明の技術は、有機化合物の酸化反応によるアルデヒド類や不飽和酸類の製造、アンモ酸化反応によるニトリル類の製造等に用いられる鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒に好ましく適用できる。

Claims (5)

  1. 鉄成分原料、アンチモン成分原料、テルル成分原料を含む溶液又はスラリー(X)を調製する工程(1)と、溶液又はスラリー(X)を乾燥及び焼成する工程(2)とを有する有機化合物の酸化又はアンモ酸化反応に用いる鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法において、
    工程(1)が、鉄成分原料、アンチモン成分原料、及び硝酸イオンを含むpH7以下の溶液又はスラリー(Y)を調製する工程(a)と、溶液又はスラリー(Y)を60℃以上の温度で加熱処理する工程(b)とを含むと共に、
    工程(1)において、テルル成分原料を工程(b)前と工程(b)後に分けて添加することを特徴とする、有機化合物の酸化又はアンモ酸化反応に用いる鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法。
  2. テルル成分の工程(b)前/工程(b)後の添加比率を10〜90:90〜10とする(但し、総量を100とする。)ことを特徴とする請求項1に記載の有機化合物の酸化又はアンモ酸化反応に用いる鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法。
  3. 前記触媒が、下記組成式(I)で表されることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機化合物の酸化又はアンモ酸化反応に用いる鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法。
    Fe10SbTe・(SiO・・・(I)
    (但し、式中、Aはバナジウム、モリブデン、及びタングステンからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素、Dはマグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、ジルコニウム、ニオブ、クロム、マンガン、コバルト、ニッケル、銅、銀、亜鉛、ホウ素、アルミニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛、リン、ヒ素、及びビスマスからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素、Eはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、及びセシウムからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素を表す。添字a〜e、x、及びyは原子比を表し、a=3〜100、b=0.1〜15、c=0.1〜12、d=0〜50、e=0〜5、y=10〜200である。xはFe〜Eが結合して生成する金属酸化物の酸素数を示す。)
  4. 前記触媒が、アンチモン酸鉄を結晶相として含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の有機化合物の酸化又はアンモ酸化反応に用いる鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法。
  5. 前記触媒が、プロピレンのアンモ酸化反応によるアクリロニトリル製造用であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の有機化合物の酸化又はアンモ酸化反応に用いる鉄・アンチモン・テルル含有金属酸化物触媒の製造方法。
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