JP4503276B2 - ハウジング一体型プリーツフィルタを有する濾過装置 - Google Patents

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Description

本発明は液体を濾過する技術に関するもので、特に少量の液体を濾過するのに適し、被濾過液を効率よく濾過するためのハウジング一体型のプリーツフィルタを使用した濾過装置に関する。
液体の濾過、特に半導体産業等の高価な薬液の濾過においては、1リットル前後といった少量の濾過を行うことが多く、濾過後の残液体においても回収率を上げる必要性が高くなっている。
特に、高い精度を要求される濾過操作においては、捕捉される粒子の大きさも次第に微細な領域になってきており、これに対する技術もより高度なものが求められて、現在では対象粒子の径は0.02μmの捕捉性能が要求されるようになってきている。
従来の濾過システムで一次側の液残量を最小にすることを第一の目的とする場合は、ディスクフィルタ(多孔支持ディスクに円板状の多孔質膜フィルタを支持させたもの)を円筒状の容器に納めたものを使用しているが、従来の構造では容器の寸法に対するディスクフィルタの濾過面積が相対的に小さいので、その小さい濾過面積に起因して処理時間が長くなる傾向があった。すなわち、円板状のフィルタの濾過面積は、外径の二乗に比例した濾過面積しか得ることができない。
この対策として、2枚以上のディスクフィルタを重畳した積層フィルタ(スタックフィルタ)とすることにより、一枚のディスクフィルタの濾過面積の積層数倍の濾過面積を得ることができ、処理時間を短縮することが可能であるが、その場合積層フィルタを収納する容器の内面とディスクフィルタ外径の間、並びに積層したディスクフィルタ同士の間に液体通路がそれぞれ必要になるので一次側流路容積及び二次側流路容積が加算されて一枚のディスクフィルタに必要な容積が積層数に応じて大きくなる。このため少量の濾過の場合、濾過作業終了時に容器内に残留している液体残量が大きい問題となる。
他方、濾過膜をひだ状に折り込み円筒状に配置したいわゆるプリーツフィルタを容器に収納したフィルタ装置では、同程度の大きさの容器に対して、濾過面積をディスクフィルタの場合に比して遙かに大きく設定することが可能となり、処理時間の短縮される利点があり、また広範な濾過操作の要求に対応することができるが、処理液体の残留量に対する構造上の不利益がある。
すなわち、プリーツフィルタでは所望の処理液量を規定時間内での処理を考える場合、流路容積をあまり増大させないで濾過面積を増大でき、また圧力損失を最小にすることができる。しかし、このタイプの構造設計においてもプリーツフィルタとハウジングの間には、通常プリーツフィルタの内外周面を支持するための、液体を流通させる多数の開口を有する内側多孔円筒(コア)及び外側多孔円筒(スリーブ)を必要とし、コアには内部通路をスリーブと円筒状容器(ハウジング)との間には液体通路のための空間を形成する必要がある(例えば特許文献1)。これらの通路は、濾過処理の終点で液体を加圧濾過しきれずに残留する液体のよどみになり、そのまま残留液空間を形成するという不利益を生じることになる。
少量の濾過操作において、濾過精度、処理液体の容器内部残留量の最小化を計ろうとすると処理時間が長くなり、濾過精度と処理時間の短縮を計ると容器内部残留量が増え濾過操作の効率を低下させてしまうことになる。
特開平5−111622号明細書
そこで、本発明が解決しようとする課題は、濾過精度の向上と処理時間の短縮を可能とするプリーツ型のフィルタでありながらも、容器内部残留量を最小にとどめることができるフィルタ装置を簡単な構造で提供することにある。
本発明は、上記課題を、両端が開放された円筒状の内部空間を有する円筒部と、該円筒部の下端に設けた環状薄肉部と、前記内部空間に前記円筒部の内壁に直接接触した状態で挿入されている円筒状のプリーツフィルタ(フィルタ膜をプリーツ状に折り曲げ円筒状に形成したもの)と、前記プリーツフィルタの内周面を支持する多数の開口を有する多孔コアと、前記円筒部の及び前記プリーツフィルタの全ての上端縁部と液密に接合されてい上側蓋体と、前記円筒部の下端に液密に接合されている下側蓋体と、前記多孔コアの底面と前記プリーツフィルタの全ての下縁部とに液密に封着されている一枚の円板状の合成樹脂フィルムと、前記薄肉部から前記プリーツフィルタの下端周部を経てプリーツ間に通じる被濾過液分配路と、前記円板状の合成樹脂フィルムの底面前記下側蓋体の上面との間に形成され前記分配路に通じている被濾過液供給路と、前記供給路へ接続された被濾過液供給口と、前記多孔コアの内部通路に通じる濾過液排出路と、前記排出路に接続された濾液排出口と、より構成された濾過装置により解決する。
この構成によると、プリーツフィルタとハウジングの外周壁を構成する円筒部の内壁面との間には特許文献1のような外側多孔円筒(スリーブ)もその外側の被濾過液供給通路も存在せず、その分だけ被濾過液体が占有する空間が減じるので、濾過残量が減じる。本発明では被濾過液が供給通路を介して直接プリーツフィルタの外側からプリーツ間に供給されるが、実験によると格別の流動抵抗の増加もなく一定の濾過量に対する濾過時間は従来のプリーツフィルタによる濾過装置と変わらないことが判明している。
本発明の1つの形態によると、前記被濾過液供給口は前記下側蓋体に設けられ、前記濾液排出口は前記上側蓋体に設けられている。この形態では、円筒部及び上下蓋体の構造が単純になり、樹脂成形金型が単純化され、濾過装置の製造が安価及び容易になる。
本発明の他の形態によると、前記被濾過液供給口は前記円筒部に設けられ、前記濾液排出口は前記上側蓋体に設けられている。この形態は樹脂成形金型の製造がやや複雑になるが、被濾過液体の供給が水平方向に行うことが可能となるので、場合により有利である。
本発明の他の1つの形態によると前記円筒部の内周面の下端側は前記下側開放端に向けて末広状のテーパ面を有し、前記分配路が前記テーパ面と前記円筒状プリーツフィルタの外周面とにより画成されている。この形態によると、液体はプリーツフィルタの全てのプリーツ間に容易に分配され濾過効率が上がる。
本発明の更に他の形態によると、前記下側蓋体は前記円筒部の内径よりも大きい内径を有する円環部を備えたカップ状部材であり、前記円筒部の下端外周は前記円環部に間隙を以て重畳する薄肉部を有し、該薄肉部には貫通孔が形成され、前記分配路が前記間隙と前記貫通孔とにより構成されている。この形態によると液体は上記間隙から前記貫通した通液溝を通って容易にプリーツフィルタの全外周面に供給され、それによりプリーツ間に容易に分配される。一方前記薄肉部下端はプリーツフィルタの下端部を支持することができる。
本発明の他の好ましい形態では、前記プリーツフィルタの底部端縁部と前記多孔コアの底面(実施例3)、又は前記プリーツフィルタの底部端縁部と前記多孔コアの底面と前記円筒部の底面(実施例1)は一枚の円板状プラスチックシートで封着されている。これによるとプリーツフィルタの底面が容易に封着でき、また被処理液の供給通路がプリーツフィルタ下側キャップとプラスチックシートとの間に形成され、液体のプリーツフィルタ外周部への一様な分配が可能になる。同様に前記プリーツフィルタの上部端縁部の封着にもプラスチックシートを介在させると封着が容易となる。
本発明の他の好ましい形態では、前記多孔コアの内部通路及び多孔部が占める容積は多孔コアの全体の容積の50%以下に制限される。これにより残留液量を更に減少させることができる。この場合プリーツフィルタの内周面からの濾液の流通を良くするために前記多孔通路は上流側が広く内部通路側が狭い流路断面積を有することが望ましい。
本発明の好ましい他の形態では、円筒部の内周面の上端側は上側開放端に向けて末広状のテーパ面を有し、該テーパ面と円筒状プリーツフィルタの外周面とによりガス収集路を画成し、円筒部または上側蓋体にガスベント通路と、それに連絡するガスベント口とを設ける。好ましくはさらに、前記円筒部に前記被濾過液供給通路から前記ガスベント通路に接続する他のガスベント通路を設ける。この形態では被処理液体中の溶存ガスやバブルの分離除去が可能となる。
この発明は、上記の通り小型小容量のものとするため、重要な方策としてスリーブをなくし、流路を狭めたものである。そのため、プリーツの各ひだに被濾過液が満遍なく行き渡るような構造を採用したものである。
本発明の第1の形態では、
(1)円筒部の構造
円筒部の形状を両端が開口した形にする。円筒部は円筒状に形成されたプリーツフィルタを直接保持するような内径を有する。被濾過液のほぼ均一な分配供給を行うための分配路を提供するために、(a)円筒部の下端部は下側蓋体の周壁の内径よりも小径を有し、且つ大きい貫通口を有する薄肉部を有することにより、下側蓋体の内周面との環状の被濾過液分配路を形成し、被濾過液をプリーツフィルタの下端からプリーツ間に容易に供給できる通液路とするか、または(b)円筒部の下端部の内周面は開放端に向けて末広状に拡大するテーパ面を有することにより、円筒状プリーツフィルタの外周面との間に被濾過液分配路を形成することが望ましい。
また、被濾過液に溶存するガスを排出する手段として、円筒部の内周上端側を開放端に向けて末広がりに拡大するテーパ面とにすることが望ましい。これによりテーパ面と円筒状のプリーツフィルタの外周面との間にガス収集路が形成され、ガスベント通路を通じてガスベント孔に導くことができる。
(2)下側蓋体の構造
上記(1)の(a)の場合には、薄肉部の周りに、薄肉部の通液路を経てプリーツフィルタプリーツ間に円滑に被濾過液を供給・分配するための供給流路を提供するために、下側蓋体は前記薄肉部よりも径の大きい内径と、前記円筒部の下端部に溶着できる大きさの外形を有するカップ状の部材として構成される。カップ状部材の上端縁は円筒部の下端縁に溶着される。上記(1)の(b)の場合には、筒部のテーパ面とプリーツフィルタの間の分配路に被濾過液供給路が連通していればよい。
(3)コアの構造
従来の単なる多孔筒体でなく、極力内容量を減らした円柱状構成であることが必要であり、このため内部通路と多孔部の容積を多孔コアの容積の50%以下に抑制することが望まれる。
(4)融着補助フィルム
また部品点数を減らすため、プリーツフィルタの上下端部を溶着により封着する際にコア上下端を同時に溶着することが必要である。この手段としてディスク状プラスチックフィルムをコアの少なくとも下端面(さらに上端面での封着に使用する場合には環状プラスチックフィルム)とプリーツフィルタの下端面(好ましくはさらに上端面)に当てた状態で封着することが望ましい。
本発明の第2の形態では、
(1)円筒部の構造
第1の形態と同様に、円筒部の形状を両端が開口した形にする。円筒部は円筒状に形成されたプリーツフィルタを直接保持するような内径を有する。上下蓋体は板状に形成され、円筒部はこれら上下蓋体に溶着される。被濾過液をプリーツフィルタの下端部からプリーツ間に容易に供給できるようにするために、円筒部の内周下端側を下端開放端へ向けて末広がりに拡大するテーパ面にし、それによりテーパ面と円筒状のプリーツフィルタの外周面との間に被濾過液のための分配路を形成する。この分配路を円筒部に設けた被濾過液供給路をへて被濾過液供給口に連絡する。供給路は円筒状のプリーツフィルタの外周面に対して接線方向に設けることにより、被濾過液は供給路からプリーツフィルタの外周面に接線方向から入り、前記テーパ面とプリーツフィルタの外周面との間の分配路に沿って全てのプリーツ間にほぼ一様に分配される。
(2)下側蓋体の構造
下側蓋体は単純な板状のものでよく、前記円筒部の下端部に溶着できる大きさの外形を有する。
(3)コアの構造
実施例1の場合と同様に構成する。
(4)溶着補助フィルム
なお、フィルタの上下端部を溶着により封着する際にコアの上下端部も同時に溶着することが必要である。この補助手段として接着を助けるディスク状プラスチックフィルムをコアの下端面とプリーツフィルタの下端面に当て、環状のプラスチックフィルムをコアの上端面とプリーツフィルタの上端面に当てた状態で封着することが望ましい。場合によりさらに円筒部と蓋体の間までこれらのフィルムを延長しても良い。
以下図面を参照して本発明の濾過装置の好ましい実施例を説明する。なお、本発明の容器部を構成する構造部材である円筒部、上下蓋体、多孔コア、及び機能部材であるプリーツフィルタの各材質は耐食性、耐薬品性、耐熱性等を考慮して使用目的に応じて各種の合成樹脂から製作できるが、特許文献1等により周知であり、またプリーツフィルタの構造と製造方法も特許文献1等により周知であることから本書ではここでは詳しく説明しないので、同文献を参照されたい。また理解を容易にするために各実施例において同一又は類似の部材は同一の参照符号により示し、相違部分は別に説明する。
図1は本発明の実施例1による濾過装置を示し、(a)は正面立断面図、(b)は平面図、及び(c)は底面図である。
この実施例による濾過装置1は、両端が開放され円筒状の内部空間を設けた円筒部3と、前記内部空間に円筒部3の内壁面39(図2)に接触した状態で挿入され上下端縁部が液密に封止されている円筒状のプリーツフィルタ5と、前記プリーツフィルタ5の内周面を支持する、多数の開口を有する多孔コア7と、前記円筒部3の上下両端とそれぞれ液密に接合されている下側蓋体9及び上側蓋体11とを含み、円筒部3、上下蓋体9、11は一緒になって液密ハウジング又は液密容器を形成している。
下側蓋体9には被濾過液供給口15が設けられ、供給口15は、下側蓋体9の内面に沿って広がる被濾過液供給路13を経て、円筒部3の下端に設けた薄肉部33の外周面と下側蓋体9の環状部19の内周面との間に形成された環状の分配路21に通じている。この分配路21はその円周方向に配置された複数の開口35を経てプリーツフィルタ5のプリーツ間に通じている。供給路13は、多孔コア7及びプリーツフィルタ5の下端面を下側蓋体9の内底面から離間させることによって形成されており、それにより被濾過液(供給液)をプリーツフィルタ5の周部に一様に分配することが出来る。この形態では、多孔コア7及びプリーツフィルタ5の下端面を無孔のディスク状プラスチックフィルム6により気密に閉鎖する。プラスチックフィルムは溶着される部材の接着を助ける部材から製作する。さらに、下側蓋体9の供給路13の容積を減じるため、前記環状部19の内面の底部と、多孔コア7及びプリーツフィルタ5の下端面を無孔のディスク状プラスチックフィルム6により気密に閉鎖された面とを密着させることもできる。すなわち、この場合前記環状部19の内面の底部には、この底部に設けられた供給口15から放射状に分配路21方向に複数の溝を設けてもよい。なお、下側蓋体9にはさらに場合により供給路13に通じる残液排出口17が設けられることがある。
下側蓋体9はカップ状に形成されており、その環状部19は円筒部3よりも薄肉に形成され、それによりプリーツフィルタ5の下端の薄肉部33の外周を取り囲んで、環状分配流路21を形成している。円筒部3の下端に設けた開口35を有する薄肉部33は単純な円筒体でも良いが、より好ましくは図示のようにテーパ部として構成することにより、円滑な被濾過液の供給を行うことができる。この薄肉部33の内周面は円筒部3の内周面の一部を構成しプリーツフィルタ5の下端部を支持している。さらに薄肉部33は上記のディスク状プラスチックフィルムと一体に溶着され、被濾過液の供給が開口35を通してプリーツフィルタの外周に一様に分配されるようにしている。
一方、上側蓋体11には、多孔コア7の内部通路23に通じる濾過液排出路25と、排出路25に接続された濾液排出口27が設けられている。
好ましくは上側蓋体11と円筒部3との接合部には円環状ベント通路29が形成され、このベント通路はベント口31に接続されている。後述のようにベント通路29は被濾過液供給通路13及びプリーツフィルタ5の周部へ連通されており、被濾過液中に溶存し或いはバブルで存在するガスを排出する。
図2は実施例1による濾過装置の容器の一部を構成するための円筒部を示し、(a)は正面立断面図及び(b)は底面図である。
図1(a)及び図2に示すように、円筒部3の内面39はプリーツフィルタ5を直接支持するための支持面となる。また円筒部3は下端に薄肉部33を備え、薄肉部33には円周方向に延びる3個(一般に複数)の細長い開口35を有する。開口が張る角度αは出来るだけ大きくし(例えば100°)流動抵抗を出来るだけ下げることが望ましい。また既述のようにこの薄肉部33により環状分配路21が形成される。
円筒部3にはその壁部を垂直に貫通するベント通路41が設けられ、下端は被濾過液供給通路13または環状分配路21に接続し、上端は環状ガスベント通路29の下側部分に接続されている。更にガスベントを良好にするために円筒部3の内周面の上端側は上端に向けて末広がりに角度βで拡大するテーパ面8を有することによりプリーツフィルタ5の外周面とテーパ面8との間にガス収集路を形成している。このガスベント通路29の一部は横通路45によりこのガス収集路に通じており、プリーツフィルタ5の外周上部に溜まるガスを引き出す。
図1のように円筒部3の上端縁43は上側蓋体11の周部に溶着されており、下端縁37は下側蓋体9の環状部19の上端縁に溶着されている。ここでも環状の溶着補助プラスチックフィルムを使用することにより融着及び封着を容易にすることが望ましい。
図3は実施例1による濾過装置の多孔コアを示し、(a)は正面立断面図、(b)は正面立面図、(c)図3のc−c断面図、及び(d)は平面図である。
図1(a)及び図3を参照して多孔コア7の詳細を説明するに、多孔コア7の外周面はプリーツフィルタ5の内周面を支持すると共に、フィルタ5を透過した濾液を排出するために内部通路23に通ずる放射状に設けられ、多孔コアの多孔を構成する通路47を有する。廃液の効率を上げるために通路47はそれぞれ図3(c)のように外側に向けて末広の扇形になっている。扇形の角度γはプリーツフィルタ5の支持に支障のない範囲で出来るだけ大きくする。また同じ目的で多孔コア7の外周面には円周方向に延びて通路47に通じる浅い凹入部49が形成されている。
この例で注意すべきはプリーツフィルタを使用する通常の濾過装置における内部通路よりも内部通路23や、流路47が極端に小さいことである。これは残留液を極力減じるためである。好ましくは内部通路23と多孔通路47の総合容積は多孔コア7の全容積の50%以下、更に好ましくは30%以下、一層に好ましくは15%以下である。図3の例では約10%程度である。ただし充分な流量を確保できることを要するが、実施例では全く問題がない。
プリーツフィルタ5は周知であり例えば特許文献1に記載された方法で多孔質濾過膜の両面に不織布又はネット支持シートを重畳させ、プリーツ状にひだ折りして円筒状にし、両側縁を重畳封着することにより構成する。
図1(a)を参照して上記の構造により濾過装置の組立の一例を説明するに、多孔コア7の周りに、円筒状にしたプリーツフィルタ5を被せ、さらに円筒部3をその外側に被せ、次いでそれらの上端を加熱し、上側蓋体11の溶融した内面に溶着冷却する。このとき溶着を助けるために環状のプラスチックフィルムを使用しても良い。これによりプリーツフィルタ5の上縁は完全に液密に封着されると共に、その他の部材は一体になる。
次いで多孔コア7、プリーツフィルタ5及び円筒部3の下端面に融着可能な円板状の合成樹脂フィルム6を重ね熱融着する。
次いでこの半製品に下側蓋体9を被せ、円筒部3の下端縁37とカップ状の上端縁43とを熱融着して接合する。このとき溶着を助けるためにディスク状のプラスチックフィルムを使用しても良い。
動作
図1はこの実施例による完成した濾過装置であり、排出口17は閉鎖されているものとする。被濾過液体は供給口15から導入され、供給路13により半径方向に流動し、環状の分配流路21に流れ、円筒部3の下端薄肉部33の開口35からプリーツフィルタ5の下端外周部、次いでプリーツ間に分流して上方に流れ、それにつれてプリーツフィルタ5の多孔質濾過膜を透過し、通路47、内部通路23、及び排出路25を経て排出口27に精製濾液として回収される。ゲル等や固形粒子はフィルタの外面に捕捉される。一方溶存ガスや気泡は供給通路13の環状の分配流路21から、ベント通路41、及び環状のベント通路29を経てベント口31に排出される。またプリーツフィルタ5の周辺から上昇するガスは横通路45から環状ベント通路29に引き出される。
本発明の際立った特徴は、プリーツフィルタ5が円筒部3の内面に直接接していること、及び供給液がプリーツフィルタ5の外周下端部から直接プリーツの間に分配供給されることである。これにより流路の濾過装置に占める容積割合が従来よりも遙かに抑制され、濾過装置内の残液量が小さくなることである。またガスベントが円筒部3の内表面のテーパ面8の存在により円滑に行われる。
図4は本発明の変形例を示す。この実施例は、より少量の被濾過液を処理するための濾過装置を示し、多孔コア7、プリーツフィルタ5、及び円筒部3の高さが何れも実施例1のものよりも低くなっている。その他の構成及び動作は実施例1と同様である。
この実施例は被濾過液供給口とガスベント口が濾過装置の側部に配置される例である。
図5において、(a)は正面立断面図、(b)は平面図、(c)は立断面図である。この実施例による濾過装置1は、円筒部3と、円筒部3の内壁に接触した状態で挿入され上下端縁部が液密に封止されている円筒状のプリーツフィルタ5と、前記プリーツフィルタ5の内周面を支持する多数の開口を有する多孔コア7と、前記円筒部3の両端とそれぞれ液密に接合されている下側蓋体9及び上側蓋体11とを含み、円筒部3、上下蓋体9、11は一緒になって液密ハウジング又は液密容器を形成している。以上の構成は実施例1〜2のものと同様である。
しかし、この例では下側蓋体9には被濾過液供給口はなく、単にハウジングの下端部を閉鎖しているだけである。代わりに被濾過液供給口15は、円筒部3の下側部分に設けられ、被濾過液供給路51に連通している。この供給路51は円筒部3を貫通し内端がプリーツフィルタ5の下側部分の外周面の接線方向に開口している。円筒部3の内周下端部は下側開放端に向けて末広がりに拡大する角度δのテーパ面10が形成されている。これによりプリーツフィルタ5の外周面とテーパ面10との間に被濾過液のための分配路が形成される。この角度δは液体の分配供給に支障がない範囲でできるだけ小さくしそれにより分配路の容積を減じる。例えばδとして5〜20度、例えば10度が使用できる。一方、ベント口31は円筒部3の上側部分に設けられ、ベント通路53に連通している。同様に円筒部3の上端側内周面に沿って角度βのテーパ面8を設けてプリーツフィルタ5の外周面との間にガス収集路を形成し、ベント通路53に連通させる。角度βもガスベントに支障のない範囲例えば5〜20度が使用できる。
また、円筒部3の下端部は実施例1のような被濾過液の分配路を有さず、単に下側蓋体9に溶着されているだけである。
多孔コア7の構造は図3で説明したものと実質的に同一であり、プリーツフィルタ5の構成も同様である。
好ましくは多孔コア7とプリーツフィルタ5の上下端面には、環状及びディスク状プラスチックフィルムをそれぞれ介在させて上下端板との溶着を助けても良い。
この実施例による濾過装置の動作において、被濾過液体は供給口15から導入され、供給路51によりプリーツフィルタ5の外周部に接線方向から流入し、円筒部の内面のテーパ面10により形成される分配路からプリーツ間に分流して上方に流れ、それにつれてプリーツフィルタ5の多孔質濾過膜を透過し、通路47、内部通路23、及び排出路25を経て排出口27に精製濾液として回収される。ゲル等や固形粒子はフィルタの外面に捕捉される。一方溶存ガスや気泡はプリーツフィルタ5の外周面とテーパ面8との間に形成されたガス収集路に沿って上昇し、ベント通路53を経てベント口31に排出される。
この例でも、従来のような多数の開口を有する外側多孔円筒状支持体及びその周りの通路が存在しないので、液体流路の容積が従来のプリーツフィルタを使用した濾過装置に比べて大幅に減少し、少量濾過の場合に濾過装置内の残留液の量を大幅に減少することが出来る。
図6を参照するに、この実施例は、実施例1(図1〜3)において、被濾過液分配路を実施例3(図5)と同様に形成したものである。この例では図1と同様な被濾過液供給路13に連通する被濾過液分配路は円筒部3の内周面の下側開放端に形成された末広状のテーパ面10により形成される。
図1は本発明の実施例1による濾過装置を示し、(a)は正面立断面図、(b)は平面図、及び(c)は底面図である。 図2は実施例1による濾過装置の容器の一部を構成するための円筒部を示し、(a)は正面立断面図及び(b)は底面図である。 図3は実施例1による濾過装置の多孔コアを示し、(a)は正面立断面図、(b)は正面立面図、(c)図3のc−c断面図、及び(d)は平面図である。 本発明の実施例2による濾過装置を示す正面立断面図である。 本発明の実施例3により濾過装置を示し、(a)は正面立断面図、(b)は平面図、及び(c)立断面図である。 本発明の実施例4による濾過装置を示す正面立断面図である。
符号の説明
1 濾過装置
3 円筒部
5 プリーツフィルタ
7 多孔コア
8 テーパ面
9 下側蓋体
10 テーパ面
11 上側蓋体
13 被濾過液供給路
15 供給口
17 残液排出口
19 環状部
21 分配路(分配流路)
23 内部通路
25 排出路
27 排出口
29 ベント通路
31 ベント口
33 薄肉部
35 開口
37 下端縁
39 内壁面
41 ベント通路
43 上端縁
45 横通路
51 供給路
53 ベント通路

Claims (5)

  1. 両端が開放された円筒状の内部空間を有する円筒部と、該円筒部の下端に設けた環状薄肉部と、前記内部空間に前記円筒部の内壁に直接接触した状態で挿入されている円筒状のプリーツフィルタと、前記プリーツフィルタの内周面を支持する多数の開口を有する多孔コアと、前記円筒部の及び前記プリーツフィルタの全ての上端縁部と液密に接合されてい上側蓋体と、前記円筒部の下端に液密に接合されている下側蓋体と、前記多孔コアの底面と前記プリーツフィルタの全ての下縁部とに液密に封着されている一枚の円板状の合成樹脂フィルムと、前記薄肉部から前記プリーツフィルタの下端外周部を経てプリーツ間に通じる被濾過液分配路と、前記円板状の合成樹脂フィルムの底面前記下側蓋体の上面との間に形成され前記分配路に通じている被濾過液供給路と、前記供給路へ接続された被濾過液供給口と、前記多孔コアの内部通路に通じる濾過液排出路と、前記排出路に接続された濾液排出口と、より構成された濾過装置。
  2. 前記被濾過液供給口は前記下側蓋体に設けられ、前記濾液排出口は前記上側蓋体に設けられている請求項1に記載の濾過装置。
  3. 前記薄肉部の内周面は前記下側開放端に向けて末広状に拡大するテーパ面を有し、前記分配路が前記テーパ面と前記円筒状プリーツフィルタの外周面とにより画成されている請求項1又は2に記載の濾過装置。
  4. 前記下側蓋体は前記円筒部の内径よりも大きい内径を有する円環部を備えたカップ状部材であり、前記薄肉部は前記円環部に間隙を持って重畳し、該薄肉部には貫通孔が形成され、前記分配路が前記間隙と前記貫通孔とにより構成されている請求項1又は2に記載の濾過装置。
  5. 前記多孔コアの内部通路及び多孔通路が占める容積は多孔コアの全体の容積の50%以下である請求項1〜のいずれかに記載の濾過装置。
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