JP4501508B2 - 映像配信方法および映像配信装置並びに映像配信システム - Google Patents

映像配信方法および映像配信装置並びに映像配信システム Download PDF

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Description

本発明は、映像を配信するシステム、特に、配信される映像に対して利用者が指定した領域を強調変換することができる映像配信システムに関するものである。
配信される映像に対して利用者が指定した領域を強調変換する映像配信システムとしては、特許文献1に記載のものがある。この特許文献1は、映像を圧縮符号化して通信するシステムである。このシステムにおいては、利用者が映像の任意の領域を指定する手段を設けている。この手段によって、利用者が指定した部分の解像度を高く、他の部分の解像度を低くした映像を送信している。このシステムの利用者は注目したい部分を指定することにより、注目したい部分を詳しく見ることができる。特に、高齢者は画像全体を大雑把に見る能力が低く、画像の細部を順に見ていく傾向があるといわれているため、興味を持った場所を強調表示し、注目しやすくすることにより大きな効果が得られると考えられる。
特開平7−288806号公報
しかしながら、上記従来のシステムでは、同一の映像を複数の利用者に配信する場合には対応できない。即ち、上記システムのように利用者が注目したい部分を強調させる方法として、注目する部分の解像度を他の部分の解像度より高くする方法を用いると、複数の利用者の注目したい部分が異なる場合には、それぞれ別々に解像度を高くする部分を設定して符号化する必要がある。このため、注目したい部分を指定した利用者の数だけ、符号化処理を行うことになり、注目したい部分を指定する利用者の数が増えるに従って、処理負荷が非常に大きくなってしまうという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、注目したい部分が異なる複数の利用者に対しても少ない処理量で同一の映像を配信することができる映像配信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、映像データの符号化処理に必要な処理量に着目し、この符号化処理の回数を減らすことで、注目したい部分が異なる複数の利用者に対して少ない処理量で同一の映像を配信することを可能にしたものである。
具体的には、配信対象の映像データに対して、その映像データの符号化と映像中の指定領域の強調処理とを施して配信する際に、各映像受信端末毎に個別にかつ任意に指定された1または複数の映像データの強調領域をその配信先データと共に受け付け、受け付けた映像データのすべての強調領域を他の領域との依存関係を無くして符号化し、符号化した符号化データを受け取って上記映像受信端末に指定された強調領域を個別に強調変換し当該映像受信端末を配信先として送信させる処理を各映像受信端末毎に行うようにしたものである。
映像データの符号化処理に必要な処理量に着目し、この符号化処理の回数を減らすことで、注目したい部分が異なる複数の利用者に対して少ない処理量で同一の映像を配信することを可能にしたものである。
具体的には、任意に指定されたすべての領域を他の領域との依存関係を無くした状態で映像データ全体を符号化した後、個別の領域指定に対応する領域を強調変換することで、各領域指定に対応してそれぞれ行っていた映像データの符号化処理を省略する。この結果、注目したい部分が異なる複数の利用者に対して、少ない処理量で同一の映像を配信することが可能になる。
次に、本発明の最良の実施形態について説明する。
(A)第1実施形態
本実施形態に係る映像配信システムは図2に示すように構成されている。図2は本実施形態に係る映像配信システムの全体構成を示す概要図である。映像配信システム1は、映像配信装置11と、ネットワーク12を介して接続された複数の映像受信端末13−n(n=[1:N])とから構成されている。このように構成された本発明の映像配信システム1では、映像配信装置11がネットワーク12を介して複数の映像受信端末13−nに映像を配信する。
上記映像配信装置11は図1に示すように構成されている。なお、図1は本発明の第1の実施形態に係る映像配信装置を示す構成図を示す。この映像配信装置11は主に、通信手段101、強調領域受付手段102、複数の強調変換部103−n(n=[1:N])、映像符号化手段104、符号化制御手段105及び映像入力手段106から構成されている。
通信手段101は、複数の映像受信端末13−nとネットワーク12を介して通信するための手段である。この通信手段101は、各映像受信端末13−nが指定した強調領域をネットワークを介して受信する機能と、各映像受信端末13−nに配信する符号化データを送信する機能とを備えている。これにより、通信手段101は、その出力側が強調領域受付手段102に接続され、各映像受信端末13−nから指定された強調領域情報を映像受信端末13−nの配信情報と一緒に強調領域受付手段102に渡すと共に、その入力側が各強調変換部103−nにそれぞれ接続され、各強調変換部103−nで指定領域が強調変換された符号化データを受け取り、各映像受信端末13−nへ送信する。
強調領域受付手段102は、各映像受信端末13−nが指定した強調領域を含む要求を受け付けて処理するための手段である。この強調領域受付手段102は、その入力側が通信手段101に接続され、通信手段101が受信した、ある映像受信端末13−nが指定した強調領域を含む全ての領域情報を受け付けると共に、その出力側が各強調変換部103−nにそれぞれ接続され、強調領域と配信先を通知する。この場合、受信した強調領域情報と、その強調領域を指定した映像受信端末13−nである配信先情報とをセットにして、任意の強調変換部103−nに通知する。なお、強調変換部103−nと映像受信端末13−nとが1対1で対応している場合は、その対応する強調変換部103−nに通知する。映像受信端末13−nが強調領域を指定せずに、映像の配信のみを要求する場合は、配信先情報のみを強調変換部103−nに通知する。さらに、強調領域受付手段102は、その出力側が符号化制御手段105に接続され、各映像受信端末13−nが指定した各強調領域を含む全ての領域を符号化制御手段105に通知する。
各強調変換部103−nは、指定強調領域を強調変換した符号化データを生成して通信手段101に渡すと共に、指定配信先に送信するよう通信手段101に指示するための手段である。各強調変換部103−nは、各映像受信端末13−nと対応して同じ数だけ並列に設けられている。これは、全ての映像受信端末13−nがそれぞれ違う領域の強調を支持した場合に対応するためである。各強調変換部103−nは、映像符号化手段104から受け取った符号化データから指定強調領域(強調領域受付手段102から通知された指定強調領域)を抽出し、抽出した部分を強調変換した符号化データを生成し、強調変換後の符号化データを通信手段101に渡して、配信先に送信するように指示する。
図3に強調変換部103の内部構成を示す。この強調変換部103は、強調変換手段201、強調部分検索手段202及び輝度値変換テーブル203から構成されている。
強調変換手段201は、映像符号化手段104で符号化された符号化データを強調変換して通信手段101に渡すための手段である。強調部分検索手段202は、強調領域受付手段102から通知された指定強調領域を、映像符号化手段104からの符号化データの中から検索するための手段である。この強調部分検索手段202で検索された強調部分が、強調領域受付手段102から通知された配信先と共に強調変換手段201に通知される。輝度値変換テーブル203は、強調変換手段201が変換する強調領域の輝度値を記録したテーブルである。この輝度値変換テーブル203には、変換前の輝度値に対応付けて、変換後の輝度値が記録されている。この例を図4に示す。ここでは、輝度が高い部分はより高く、輝度が低い部分はより低く変換されるように設定されている。これにより、強調領域のコントラストが大きくなるように変換させることができる。
この強調変換部103での具体的な処理は次のようになっている。強調部分検索手段202が、映像符号化手段104から受け取った符号化データを解読し、解読中のデータが強調領域受付手段102から指定された強調領域内であるか、強調領域外であるかを判定して強調領域を検索し、符号化データ中の強調領域内のデータ部分を強調変換手段201に通知する。強調変換手段201は、輝度値が格納されている部分(強調部分検索手段202から通知された強調領域部分の符号化データ中の輝度値が格納されている部分)を抽出し、その輝度値を輝度値変換テーブル203に従って書き換える。即ち、強調変換手段201は、輝度値変換テーブル203に基づいて、輝度が高い部分はより高く、輝度が低い部分はより低く変換して、強調領域のコントラストを大きくする。具体的には、変換前の輝度値の範囲が0から10の整数値をとる場合、輝度値変換テーブル203によって次のように変換する。
輝度値変換テーブル203の設定によって、変換前の輝度値が5以下の領域では、図4に示すように、その輝度値が小さいほど、より小さな値に変換する。即ち、変換前の輝度値が極めて小さい0および1の時は輝度値を0に変換し、変換前の輝度値が大きくなるに従い、2のときは1/2倍、3の時は2/3倍に変換する。
逆に輝度値が5以上の領域では、大きい輝度値ほどより大きな値に変換されるようにテーブルを設定する。ここでは、変換前の輝度値6以上でその輝度値に1ポイント加算した値に変換している。
図1の映像符号化手段104は、映像入力手段106から受け取った映像情報を圧縮符号化するための手段である。映像符号化手段104は、映像入力手段106からの映像情報を、符号化制御手段105の制御に従って圧縮符号化し、各強調変換部103−nの全てに渡す。
符号化制御手段105は、映像符号化手段104の符号化方法を制御するための手段である。この符号化制御手段105は、映像符号化手段104を制御して、指定された全領域の映像情報のうち、強調領域受付手段102から通知された強調領域を、他の領域と依存関係が無く、かつ輝度値の絶対値を単独で圧縮変換したデータが符号化データに含まれる符号化方法で符号化する。輝度値の絶対値を単独で圧縮変換したデータが符号化データに含まれる符号化方法としては、例えば、MPEG等で採用されているイントラ符号化がある。これ以外にも、強調領域を、他の領域との依存関係を断って、かつ輝度値の絶対値を単独で圧縮変換した上で、そのデータを元の符号化データに含めることができる符号化方法すべて使用することができる。
映像入力手段106は、映像配信装置11が配信する映像情報を入力するための手段である。この映像入力手段106で入力された映像情報を映像符号化手段104に渡す。
図2中のネットワーク12は、インターネット等の通常のネットワークである。
映像受信端末13は図5に示すように構成されている。この映像受信端末13は、通信手段301、映像復号化手段302、映像表示手段303、領域指定手段304から構成される。
通信手段301は、映像配信装置11とネットワーク12を介して通信するための手段である。この通信手段301は、映像配信装置11が配信した映像符号化データを受信して映像復号化手段302に渡すと共に、領域指定手段304が通知してきた強調領域をネットワーク12を介して映像配信装置11に通知する。
映像復号化手段302は、通信手段301が受信した映像符号化データを復号するための手段である。この映像復号化手段302は、復号したデータを映像表示手段303に渡す。
映像表示手段303は、映像復号化手段302で復号した映像を表示するための手段である。
領域指定手段304は、映像受信端末13の利用者が、受信するデータのうち特に強調して欲しい領域を指定するための手段である。この領域指定手段304は、利用者によって指定された領域を通信手段301に通知する。領域の指定方法は、画素単位で領域を指定するようにしても良いし、映像符号化するときの画像ブロック単位で指定するようにしても良い。また、予め強調領域のパターンを設定しておき、利用者は強調領域のパターンを選択するようにしても良い。
次に、上述のように構成された映像配信システムの動作を説明する。以下では、本発明の特徴部分に関係がある動作として、各映像受信端末13−nが指定した強調領域を映像配信装置11に通知し、映像配信装置11が通知された強調領域を強調変換した映像データを配信する動作を説明する。以下の説明では、各映像受信端末13−nが既に映像配信装置11から所望の映像配信を受けている状況を想定している。
まず、各映像受信端末13−nで、端末の利用者が強調して欲しい領域を領域指定手段304を通じて指定する。領域指定手段304で指定された強調領域は、通信手段301からネットワークを介して映像配信装置11に通知される。
映像配信装置11では、各映像受信端末13−nから通知された強調領域を通信手段101が受け、その強調領域情報及びそれを指定した映像受信端末13−nのアドレスである配信先情報を強調領域受付手段102に渡す。強調領域受付手段102は、各強調変換部103−nに対して、強調領域とその強調領域を指定した映像受信端末13−nの配信先とを通知すると共に、各映像受信端末13−nが指定した強調領域の全てを符号化制御手段105に通知する。
一方、映像符号化手段104は、映像入力手段106から入力された映像を符号化制御手段105の制御に従って圧縮符号化し、全ての強調変換部103−nに符号化データを送出する。このとき、強調領域受付手段102から符号化制御手段105に強調領域が通知されると、符号化制御手段105は、映像符号化手段104を制御して、その通知された領域が、他の領域と依存関係が無く、かつ輝度値の絶対値を単独で圧縮変換したデータが符号化データに含まれる符号化方法で符号化する。
各強調変換部103−nは、映像符号化手段104から上述のように符号化された符号化データを受け取り、受け取った符号化データを強調部分検索手段202で解読する。強調部分検索手段202は解読中のデータが強調領域受付手段102から指定された強調領域内であるか、強調領域外であるかを判定して、符号化データ中の強調領域内のデータ部分を強調変換手段201に通知する。強調変換手段201は、強調部分検索手段202から通知された強調領域部分の符号化データ中の輝度値が格納されている部分を抽出し、輝度値を変換テーブル203に従って書き換える。この輝度値の書き換えで影響するのは、映像符号化手段104によって、他の領域と依存関係が無く、かつ輝度値の絶対値を単独で圧縮変換された部分だけである。この部分だけを輝度値が書き換えられたデータに置き換える。強調部分の輝度値が書き換えられた後の符号化データは通信手段101から配信先に送信される。
以上のように、本実施形態の映像配信システムでは、映像受信端末から指定された全ての強調領域を、他の領域と依存関係が無く、かつ輝度値の絶対値を単独で圧縮変換したデータが符号化データに含まれる符号化方法で符号化し、強調領域を指定した映像受信端末13ごとに、強調領域の輝度が高い部分はより高く、輝度が低い部分はより低くなるように変換した後、該当する映像受信端末へ送信するようにしている。配信する符号化データ中の強調領域の輝度値は絶対値を単独で圧縮変換したデータとなっているため、その部分のみ取り出して書き換えることが可能である。従って、1つの映像に対して、一度符号化するだけで、強調領域を指定した個々の映像受信端末毎に映像符号化しなくても、個々の映像受信端末からの個別の強調要求に応じることができ、処理量を軽減することができるようになる。
(B)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の映像配信システムの全体構成は、上述した第1実施形態の映像配信システムとほぼ同様であるため、同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。本実施形態の特徴は映像配信装置の強調変換部にあるため、この強調変換部のみを説明する。
図6は本実施形態に係る強調変換部を示す構成図である。この強調変換部400は、バッファ401、強調変換手段402、強調部分検索手段403、最大輝度値検出手段404及び最小輝度値検出手段405から構成される。
バッファ401は、映像符号化手段104から受け取った符号化データを一時保存するための手段である。このバッファ401は、受け取った符号化データを一時保存し、強調変換手段402からの読み出し要求に応じて保存している符号化データを出力する。
強調変換手段402は、映像符号化手段104で符号化された映像信号を強調変換して通信手段101に渡すための手段である。強調変換手段402は、強調部分検索手段403、最大輝度値検出手段404、最小輝度値検出手段405からの通知をそれぞれ受けて強調領域内のデータ部分の輝度値を変換する。即ち、強調変換手段402は、強調部分検索手段403から符号化データ中の強調領域内のデータ部分の通知を、最大輝度値検出手段404から強調領域中の最大輝度値の通知を、最小輝度値検出手段405から強調領域中の最小輝度値の通知をそれぞれ受けると、バッファ401から符号化データを読み出し、強調部分検索手段403から通知された強調領域内のデータ部分の輝度値を変換する。
ここで、輝度値は、最大輝度値検出手段404で検出した領域内の最大輝度値が輝度値としてとりうる最大値に、最小輝度値検出手段405で検出した領域内の最小輝度値が輝度値としてとりうる最小値になるように輝度値を変換する。例えば、輝度値の範囲が0から10で、領域内の輝度値の最大値および最小値が8と3の場合、領域内の輝度値を、その値から3を引いて10/(8−3)倍することにより変換できる。もしくは、最小輝度値は最小輝度値検出手段405で検出した領域内の最小輝度値そのままで、最大輝度値検出手段404で検出した領域内の最大輝度値が輝度値としてとりうる最大値になるように輝度値を変換しても良い。例えば、輝度値の範囲が0から10で、領域内の輝度値の最大値および最小値が8と3の場合、領域内の輝度値を、その値から3を引いた値を(10−3)/(8−3)倍してから3を足すことにより変換できる。また、強調領域内の最小輝度値を検出し坪度値の変換に利用するようにしているが、映像入力手段106もしくは映像符号化手段105で映像領域全体の最小輝度値を検出し、強調領域内の最小輝度値と同様の方法で映像領域全体の最小輝度値を利用して輝度値の変換を行っても良い。
強調部分検索手段403は、映像符号化手段104から受け取った符号化データを解読し、解読中のデータが強調領域受付手段102から指定された強調領域内であるか、強調領域外であるかを判定し、強調領域の符号化データを最大輝度値検出手段404および最小輝度値検出手段405に渡すと共に、符号化データ中の強調領域内のデータ部分を強調変換手段402に通知する。
最大輝度値検出手段404は、強調部分検索手段403から受け取った符号化データ中の輝度値を読み取り、データ中の最大輝度値を検出し、強調変換手段402に通知する。
最小輝度値検出手段405は、強調部分検索手段403から受け取った符号化データ中の輝度値を読み取り、データ中の最小輝度値を検出し、強調変換手段402に通知する。
次に、上記構成の映像配信システムの動作を説明する。本実施形態は、第1実施形態と比べて、映像配信装置中の強調変換部400での動作のみ異なる。このため以下では、映像配信装置中の強調変換部の400動作のみ説明する。
強調変換部400は、映像符号化手段104から受け取った符号化データをバッファ401に一時保存すると共に、強調部分検索手段403で解読する。強調部分検索手段403は解読中のデータが強調領域受付手段102から指定された強調領域内であるか、強調領域外であるかを判定し、強調領域の符号化データを最大輝度値検出手段404および最小輝度値検出手段405に渡すと共に、符号化データ中の強調領域内のデータ部分を強調変換手段402に通知する。
最大輝度値検出手段404および最小輝度値検出手段405はそれぞれ、強調部分検索手段403から受け取った符号化データ中の輝度値を読み取り、データ中の最大もしくは最小輝度値を検出し、強調処理部402に通知する。強調変換手段402は、強調部分検索手段403、最大輝度値検出手段404、最小輝度値検出手段405からそれぞれ、符号化データ中の強調領域内のデータ部分、強調領域中の最大輝度値および最小輝度値の通知を受けると、バッファ401から符号化データを読み出し、強調部分検索手段403から通知された強調領域内のデータ部分の輝度値を、領域内の最大輝度値が輝度値としてとりうる最大値に、領域内の最小輝度値が輝度値としてとりうる最小値になるように輝度値を変換する。強調部分の輝度値が書き換えられた後、符号化データは通信手段101から指定配信先に送信される。
以上により、第の実施形態の効果と同一の効果を奏すると共に、強調部分の最大輝度と最小輝度の差が最大になるように変換することができるため、強調部分のコントラストをより高くすることができるようになる。
(C)変形例
上記各実施形態では、各強調変換部103−n(400)を並列に映像受信端末13−nと同じ数だけ配設したが、各映像受信端末13−nが要求する強調領域指定に対応できる数であればよい。たとえば、各映像受信端末13−nのうち通常半分程度しか強調領域を指定しないような場合は、それに対応して強調変換部103を映像受信端末13−nの半分程度設けるようにしてもよい。強調変換しない場合は、配信先に映像符号化手段104から受け取った符号化データをそのまま送信する。
また、複数の映像受信端末13−nから同じ領域を強調領域として指定された場合は、それら複数の映像受信端末13−nに対して1つの強調変換部103を割り当て、各配信先として、同じ強調領域を指定している全ての映像受信端末13−nを指定するようにしても良い。
さらに、上記各実施形態では、各強調変換部103−n(400)を系列に複数設けたが、同時に全ての映像受信端末13−nにデータ配信をする必要がない場合には、1つの強調変換部103−n(400)で各映像受信端末13−nが要求している強調領域を順次変換処理して送信するようにしてもよい。
これの場合も、上記各実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
本発明の第1実施形態に係る映像配信装置を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る映像配信システムを示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る強調変換部を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る輝度値変換テーブルの例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る映像受信端末を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る強調変換部を示すブロック図である。
符号の説明
11:映像配信装置、12:ネットワーク、13:映像受信端末、101:通信手段、102:強調領域受付手段、103:強調変換部、104:映像符号化手段、105:符号化制御手段、106:映像入力手段、201:強調変換手段、202:強調部分検索手段、203:輝度値変換テーブル、301:通信手段、302:映像復号化手段、303:映像表示手段、304:領域指定手段、401:バッファ、402:強調変換手段、403:強調部分検索手段、404:最大輝度値検出手段、405:最小輝度値検出手段。

Claims (14)

  1. 配信対象の映像データに対して、その映像データの符号化と映像中の指定領域の強調処理とを施して配信する映像配信方法であって、
    各映像受信端末毎に個別に指定された1または複数の映像データの強調領域をその配信先データと共に受け付ける強調領域受付工程と、
    当該強調領域受付工程で受け付けた映像データのすべての強調領域を他の領域との依存関係を無くし、当該依存関係が残る領域を強調領域以外として、これらの符号化を行う映像符号化工程と、
    当該映像符号化工程で符号化した符号化データを受け取って上記映像受信端末に指定された強調領域の強調変換を各映像受信端末毎に行う強調処理工程と、
    当該強調処理工程で強調変換した符号化データを各映像受信端末を配信先として送信する通信工程と
    を備えて構成されたことを特徴とする映像配信方法。
  2. 請求項1に記載の映像配信方法において、
    上記映像符号化工程が、上記強調領域受付工程で受け付けた強調領域を、他の領域と依存関係がなく、かつ輝度値の絶対値を単独で圧縮変換したデータが符号化データに含まれる符号化方法で符号化し、
    上記強調処理工程が、上記符号化データから強調変換する領域のデータを検索する第1工程と、当該第1工程で検索したデータをその領域が強調されるように変換する第2工程とを備え、上記第1工程で検索したデータの輝度値を書き換えることによりその領域を強調させることを特徴とする映像配信方法。
  3. 請求項1または2に記載の映像配信方法において、
    上記強調領域に対する、他の領域との依存関係を無くして行う符号化方法がイントラ符号化であることを特徴とする映像配信方法。
  4. 請求項2に記載の映像配信方法において、
    上記強調処理工程の第2工程が輝度値変換テーブルに従って輝度値を変換することを特徴とする映像配信方法。
  5. 請求項2に記載の映像配信方法において、
    上記強調処理工程の第1工程が、
    上記映像符号化工程で符号化された符号化データを一時保存する記憶工程と、
    上記強調変換する領域内の輝度値の最大値を検出する最大輝度値検出工程と、
    上記強調変換する領域内の輝度値の最小値を検出する最小輝度値検出工程とを備え、
    上記強調処理工程の第2工程が、強調変換する領域中の最大輝度値および最小輝度値をもとに輝度値を変換することを特徴とする映像配信方法。
  6. 請求項5の映像配信方法において、
    上記強調処理工程の第2工程が、上記強調変換する領域中の最大輝度が輝度値の取りうる最大値に、最小輝度値が輝度値の取りうる最小値になる比率で領域内の輝度値を変換することを特徴とする映像変換方法。
  7. 請求項5の映像配信方法において、
    上記強調処理工程の第2工程が、上記強調変換する領域中の最小輝度値は変化が無く、強調変換する領域中の最大輝度が輝度値が取りうる最大値になる比率で領域内の輝度値を変換することを特徴とする映像変換方法。
  8. 請求項2に記載の映像配信方法において、
    配信する映像の特定の領域内の輝度値の最小値を検出する最小輝度値検出工程を備えると共に、上記強調処理工程が、上記符号化データを一時保存する記憶工程と、上記強調変換する領域内の輝度値の最大値を検出する最大輝度値検出工程を備え、
    上記強調処理工程の第2工程が、配信映像の特定の領域内の最小輝度値は変化が無く、強調変換する領域中の最大輝度値が輝度値が取りうる最大値になる比率で当該強調変換する領域内の輝度値を変換することを特徴とする映像配信方法。
  9. 配信対象の映像データに対して、その映像データの符号化と映像中の指定領域の強調処理とを施して配信する映像配信装置であって、
    映像受信端末毎に個別に指定された1または複数の映像データの強調領域をその配信先データと共に受け付ける強調領域受付手段と、
    当該強調領域受付手段で受け付けた映像データのすべての強調領域を他の領域との依存関係を無くして、当該依存関係が残る領域を強調領域以外として、これらを符号化するよう上記映像符号化手段を制御する符号化制御手段と、
    当該符号化制御手段の制御に従って配信対象の映像データを符号化する映像符号化手段と、
    上記映像符号化手段で符号化した符号化データを受け取って上記映像受信端末に指定された強調領域の強調変換を各映像受信端末毎に行う1または複数の強調処理部と、
    当該強調処理部で強調変換した符号化データを各映像受信端末を配信先として送信する通信手段と
    を備えて構成されたことを特徴とする映像配信装置。
  10. 請求項9に記載の映像配信装置において、
    上記符号化制御手段が、上記強調領域受付手段から通知された強調領域を、他の領域と依存関係がなく、かつ輝度値の絶対値を単独で圧縮変換したデータが符号化データに含まれる符号化方法で符号化するよう映像符号化手段を制御し、
    上記強調処理部が、上記符号化データから強調変換する領域のデータを検索する強調部分検索手段と、当該強調部分検索手段が検索したデータをその領域が強調されるように変換する強調変換手段とを備え、上記強調部分検索手段が検索したデータの輝度値を書き換えることによりその領域を強調させることを特徴とする映像配信装置。
  11. 請求項9または10に記載の映像配信装置において、
    上記強調領域に対する、他の領域との依存関係を無くして行う符号化方法がイントラ符号化であることを特徴とする映像配信装置。
  12. 請求項10に記載の映像配信装置において、
    上記強調処理部が、
    上記映像符号化手段で符号化された符号化データを一時保存する記憶手段と、
    上記強調変換する領域内の輝度値の最大値を検出する最大輝度値検出手段と、
    上記強調変換する領域内の輝度値の最小値を検出する最小輝度値検出手段とを備え、
    上記強調変換手段が、強調変換する領域中の最大輝度値および最小輝度値をもとに輝度値を変換することを特徴とする映像配信装置。
  13. 請求項10に記載の映像配信装置において、
    配信する映像の特定の領域内の輝度値の最小値を検出する最小輝度値検出手段を備えると共に、上記強調処理部が、上記符号化データを一時保存する記憶手段と、上記強調変換する領域内の輝度値の最大値を検出する最大輝度値検出手段を備え、
    上記強調変換手段が、配信映像の特定の領域内の最小輝度値は変化が無く、強調変換する領域中の最大輝度値が輝度値が取りうる最大値になる比率で当該強調変換する領域内の輝度値を変換することを特徴とする映像配信装置。
  14. 請求項9ないし請求項13のいずれか1項に記載の映像配信装置と、
    当該映像配信装置で配信される映像中の任意の領域を指定する手段を持つ映像受信端末とを備えて構成されたことを特徴とする映像配信システム。
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