JP4500519B2 - アスファルトシート及びアスファルトシートを用いた舗装・補修方法 - Google Patents

アスファルトシート及びアスファルトシートを用いた舗装・補修方法 Download PDF

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Description

本発明は、アスファルトシート及びアスファルトシートを用いた舗装・補修方法に関し、特に、道路や建物の屋上等の舗装・補修工事における作業効率の向上及び舗装・補修箇所の寿命の延命を図る技術に関する。
アスファルト舗装やコンクリート舗装された道路等にクラックが入ると、クラックが成長して大きくなる場合が多い。このため、一般的に、クラックが成長する前に、クラックの入った道路等にアスファルト材を塗布し、クラック防水処理を目的とする補修工事が行なわれる。
また、舗装のつなぎ目等に段差が生じると騒音や振動の原因となることから、段差部にアスファルト材を塗布し、段差を取り除く補修工事が行なわれる。
さらに、アスファルト材を用いて道路等を舗装する舗装工事も行なわれる。
従来、舗装・補修工事(舗装工事及び/又は補修工事)において使用するアスファルト材としては、次のようなものがあった。
たとえば、特許文献1には、ブロンアスファルトを基材とし、これに潤滑油または潤滑油廃油液とセミブロンアスファルトと消石灰と鉄鋼スラグの微粒子とを添加して加熱混練する道路舗装材の製造方法が開示されている。
この技術によれば、耐寒暖性及び耐磨耗性が優れており、かつ長期間に亘って滑り抵抗の低下を防止することができる道路舗装材を提供することができた。
ところで、上記道路舗装材は、ブロック状の塊として製造され、あらかじめ釜で溶融され、液状の状態で路面に散布される。
すなわち、このブロック状道路舗装材の使用方法は、まず、トラックに専用溶融釜を搭載し、プロパンガスや灯油等を燃料として、道路舗装材を溶解する。そして、舗装や補修を行なう工事現場までトラックで移動し、液状の道路舗装材を容器に汲んで、舗装面やクラック等の発生した補修箇所に散布することにより、すり付け舗装を行なっている。
特許第2115662号公報(請求項1)
また、シート状に形成されたアスファルトシートとしては、図4(a)に示すように、不織布入りアスファルトシート100が実用化されている。
このアスファルトシート100は、珪砂層101,特殊ゴム化アスファルトコンパウンド層102,アスファルト含浸ポリエステル不織布103,及び特殊ゴム化アスファルトコンパウンド層104が積層された多層シートであり、粘着層としての特殊ゴム化アスファルトコンパウンド層104を有する圧着タイプのシートである。
このアスファルトシート100の使用方法は、同図(b)に示すように、舗装面を切削し既設舗装路120を露出させ、この既設舗装路120上のクラック121に目地材122を奥まで充填する。
次に、必要に応じてクラック121にプライマー(図示せず)を塗布し、その上にアスファルトシート100を貼り付け、タイヤローラ等(図示せず)で転圧する。
続いて、転圧完了後に、アスファルトやコンクリートからなるオーバーレイ層123を積層する。
しかしながら、特許文献1に開示された道路舗装材は、複数の作業現場を移動する間、専用溶融釜によって溶融状態に維持されるので、プロパンガスや灯油等の燃料費を削減することができないといった問題があった。
また、道路舗装材は、熱伝達率が低くかつブロック状の形状であるため、空の専用溶融釜に道路舗装材を入れて溶融させようとしても、溜まりができるまで大量の燃料を必要とする。このため、通常、溜まりがなくならないように維持管理され、その分の燃料費を削減することができないといった問題があった。
さらに、溶融した道路舗装材を舗装場所まで運ぶ作業は、危険を伴う作業であり、改善する必要があった。
特に、道路補修においては、補修現場が多数あり、かつ、一つの補修現場で使用する道路舗装材の量は、通常の道路舗装現場で使用される量と比べると、極めて少量である。したがって、上記専用溶融釜で道路舗装材を溶融させながら、補修を行なう方法は、専用溶融釜でプロパンガス等を浪費し、さらに、重量物である専用溶融釜をトラックに搭載して走行することによりガソリン等を浪費していた。
また、上記補修においては、多数の補修現場をトラックが移動する間、専用溶融釜からは、常に溶融した道路舗装材のガスが発生しており、外部環境に悪臭をもたらすといった問題があった。
さらに、道路舗装に比べ道路補修は、少人数の作業者で行なわれることから、溶融した道路舗装材を安全かつ上手に塗布する熟練した作業員や、専用溶融釜を管理する作業者を確保する必要があり、作業効率を向上させることができないといった問題があった。
また、上記アスファルトシート100は、クラック補修に使用される複数の補修材の一つであり、アスファルトシート100だけではクラック補修を行なうことはできない。すなわち、アスファルトシート100を用いたクラック補修方法は、クラック121に目地材122を奥まで充填する作業,プライマー(図示せず)を塗布する作業,アスファルトシート100の貼付け作業,転圧作業及びオーバーレイ層123を積層する作業を行なう必要があり、複数の補修材を必要とし、かつ、作業工程が多くコストダウンを図ることができないといった問題があった。
さらに、作業工程を削減する目的で、クラック121に目地材122を充填しないと、アスファルトシート100を転圧してもクラック121内に空隙が残るため、この空隙の影響により道路構造部が損傷を受ける心配があった。
また、道路の表面部分を専用切削機により削り取り、新たな表面部分を敷設する改修工事が、一般工法として行なわれている。この際、アスファルトシート100に含まれるアスファルト含浸ポリエステル不織布103が専用切削機のカッター部分に絡んでしまい、切削効率が低下したり、専用切削機が故障してしまうといった問題があった。
上記問題に対し、本発明者は、道路舗装材の発展の歴史において、加工技術や組合せ技術の延長上の発想ではなく、舗装・補修の特徴を把握し、省エネ及び作業効率を向上させる観点から創意工夫を行い、従来技術に欠けていた単純な構造・方法ではあるが、極めて有益なアスファルトシート等の発明に至ったものである。
本発明は、上記諸問題を解決すべく、省エネ,環境衛生及び作業性に優れ、かつ、耐久性及び振動吸収性に優れた舗装・補修を行なうことが可能なアスファルトシート及びアスファルトシートを用いた舗装・補修方法の提供を目的とする。
この目的を達成するために、本発明のアスファルトシートは、基材として、針入度が10〜20のブロンアスファルトを用い、添加物として、直径約0.074mmから1.0mmの石粉材を用い、前記ブロンアスファルトと、前記石粉材及び潤滑油材を60%〜75%,20%〜25%,5%〜15%の重量含有率で含むとともに、シート状に形成した構成としてある。
また、本発明のアスファルトシートは、前記潤滑油材として、使用済のディーゼルエンジンオイルを用いた構成としてある。
また、本発明のアスファルトシートを用いた舗装・補修方法は、上記アスファルトシートを用いた舗装・補修方法であって、凹状の舗装・補修箇所に、前記アスファルトシートを載置及び/又は挿入する工程と、前記アスファルトシートを直接加熱して溶融させ、この溶融した前記アスファルトシートを前記凹状の舗装・補修箇所に充填させる工程と、を含む方法としてある。
また、本発明のアスファルトシートを用いた舗装・補修方法は、上記アスファルトシートを用いた舗装・補修方法であって、舗装・補修面に乳剤を塗布し該乳剤を加熱する工程と、前記アスファルトシートを前記舗装・補修面に載置し、該アスファルトシートを直接加熱して溶融する工程と、前記アスファルトシート上に骨材を散布しながら及び/又は散布した後に、前記アスファルトシートをさらに加熱し、少なくとも前記骨材の一部を溶融した前記アスファルトシートの上部に沈みこませる工程と、を含む方法としてある。
なお、本発明のアスファルトシートを製造する場合は、ブロンアスファルトを基材とし、これに石粉材および潤滑油材を添加して加熱混練する工程と、加熱混練したアスファルト材を、剥離シートの上に塗布してシート状に成形する工程と、前記シート状に形成した前記アスファルト材を冷却する工程とを有する方法で製造する。
本発明にかかるアスファルトシートによれば、舗装箇所にアスファルトシートを載置して加熱するだけの簡単な作業で、アスファルトを敷設することができ、舗装作業の作業性を大幅に改善することができる。さらに、アスファルトシートを補修箇所に応じて切断して使用することができるので、たとえば、段差やクラックのある路面の補修作業を効率よく行なうことができる。
また、不織布等の芯材を使用していないので、舗装・補修箇所に載置したアスファルトシートを加熱し、隙間等の奥までアスファルトシートを浸透させることができ、防水性を向上させることができる。さらに、専用切削機のカッター部に損傷を与えるといった不具合を防止することもできる。
また、アスファルトシートは、二液混合型の補修材と比較すると、混合作業や養生時間を必要としないので、施工時間を短縮でき、使い残しも発生しない。さらに、硬くて脆い二液混合型の補修材に比べて、接着性及び消音性に優れている。
また、上記したアスファルトシートを製造する方法によれば、上記アスファルトシートを容易に製造することができる。
さらに、剥離シートを用いることにより、アスファルトシートどうしが接合してしまうといった具合を防止でき、アスファルトシートの取扱い性を向上させることができる。
また、本発明にかかるアスファルトシートを用いた舗装・補修方法によれば、専用溶融釜の代わりにガスバーナ等を使用して、舗装したり路面の段差やクラックを補修することができ、専用溶融釜でアスファルトシートを溶融する燃料及び専用溶融釜をトラックで運送する分の燃料を削減することができ、省エネを図ることができる。
さらに、切断して必要なアスファルトシートだけを使用することができ、切れ端のアスファルトシートを回収して再生することもできるので、アスファルトシートが無駄にならず資源の有効利用を図ることができる。また、使用するアスファルトシートだけを加熱するので、加熱に要する燃料を削減できる。
また、骨材を使用することにより、敷設したアスファルトの耐久性を向上させることができ、さらに、骨材がアスファルトの下部に入りこまないようにすることによって、敷設面との接着性及び振動吸収性が低下するといった不具合を防止することができる。
[アスファルトシート]
本発明にかかるアスファルトシートは、基材としてのブロンアスファルトに、添加物としての石粉材および潤滑油材を含みシート状に形成したアスファルトシートとしてある。
ブロンアスファルトは、仕様に応じて、酸化,重合及び縮合を生じさせたアスファルトであり、アスファルトシートの主成分としてある。また、ブロンアスファルトは、重量含有率が約45%〜85%としてあり、石材粉及び潤滑油材の重量含有率との合計が100%となる割合で含まれている。
一般的に、このブロンアスファルトとしては、針入度が10〜20のものを用いることが好ましい。
石粉材は、ほぼ球状の直径約0.074mmから1.0mmの細かい石が用いられ、重量含有率が約10%〜30%としてある。
この石粉(炭酸カルシュウム)材はアルカリ性であり、酸性のブロンアスファルトに混合することによって、アスファルトシートが中性となり、脆化が少なくなり耐久性がまし強度を向上させることができる。また、磨耗を防止する効果をも奏している。
また、アルカリ性であり、かつ、磨耗防止効果を奏する部材であれば、上記石粉材に限定されるものではなく、他の材料、たとえば、ガラス粉を用いることもできる。ガラス粉を用いると、ライト光がガラス粉に反射するので、道路の中央ラインや停止ラインなどの箇所に用いると、ラインが目立つ効果がある。なお、ガラス粉としては、改修したガラス製品を粉砕したものなどを用いることができ、廃ガラスの処理にも役立つ。
潤滑油材は、ディーゼルエンジンオイルであり、重量含有率が5%〜25%としてある。一般的に、使用済みのディーゼルエンジンオイルが使用される。この潤滑油材は、温度変化に対して粘度変化が少ない性質を有しており、アスファルトシートの感温特性を改善することができる。
なお、潤滑油材は、ディーゼルエンジンオイルに限定されるものではなく、温度差によって粘度変化が大きな影響を受けないものであればよい。特に、粘度指数が、100〜150程度のものを用いると好適である。
上記ブロンアスファルト,石粉材及び潤滑油材は、混練され均一に混ざり合った状態で、シート状に成形される。
ここで、アスファルトシートは、ブロンアスファルト,石粉材及び潤滑油材の重量含有率を、それぞれ、約60%〜75%,20%〜25%,5%〜15%とするとよく、このようにすると、適度の機械的強度及び弾性を有することにより、不織布や織布等の芯材を用いなくても、シート状に容易に成形することができる。
なお、アスファルトシートの形状,大きさ及び厚さは、一辺が約20〜50cmの正方形状のシートで、厚さが約2〜4mmとしてある。このようにすると、アスファルトシートを容易に持ち運ぶことができ、かつ、希望する大きさに容易に切断することができる。なお、アスファルトシートは、上記形状,大きさ及び厚さに限定されるものではなく、舗装・補修箇所に応じて様々な形状,大きさ及び厚さを選択することができる。
たとえば、アスファルトシートの形状は、舗装・補修箇所の形状に応じて、任意の形状,厚さとすることができる。また、矩形状であっても、幅広の形状や細長い形状とすることもできる。
このように、本実施形態のアスファルトシートによれば、舗装箇所にアスファルトシートを載置して加熱するだけの簡単な作業で、アスファルトを敷設することができる。また、アスファルトシートを補修箇所に応じて切断して使用することができるので、たとえば、段差やクラックのある路面の補修作業を効率よく行なうことができる。
また、アスファルトシートを溶融させた際、芯材を使用していないので、隙間等の奥まで溶融したアスファルトシートを浸透させることができ、防水性を向上させることができる。さらに、専用切削機のカッター部に損傷を与えるといった不具合を防止することもできる。
[アスファルトシートの製造方法]
本発明のアスファルトシートは、次のようにして製造する。
このアスファルトシートの製造方法は、まず、基材としての上記ブロンアスファルトに、石粉材および潤滑油材を添加して加熱混練する(ステップS1)。
ここで、添加材としての石粉材および潤滑油材を十分混練し、均一に混ざり合った状態とすることにより、シート状に成形した際、部分的に脆くなるといった不具合を防止することができる。
次に、加熱混練したアスファルト材を、シート状に成形する(ステップS2)。通常、矩形環状の成形型に溶融したアスファルト材を流し込むことにより、矩形状のアスファルトシートを成形する。
続いて、シート状に形成したアスファルト材を冷却する(ステップS3)。
この冷却には、一般的に空冷方式が採用されるが、空冷方式に限定されるものではなく、たとえば、冷却板をアスファルト材に押圧する等の強制的に短時間で冷却する方式でもよい。このように強制冷却方式を採用することにより、生産性を向上させることができる。
このように、本実施形態のアスファルトシートの製造方法によれば、アスファルトシートを容易に製造することができる。
また、好ましくは、上記アスファルト材をシート状に成形する際、アスファルト材を成形型に流し込む前に、剥離シートとして剥離紙を敷き、この剥離紙の上にアスファルト材を塗布するとよい。このようにすると、アスファルトシートどうしが接合してしまうといった不具合を防止することができる。
さらに、成形型を用いる構成に限定されるものではなく、たとえば、成形機でアスファルト材を連続的に押し出し、ローラで圧延することにより、連続したアスファルトシートシートを成形することもできる。なお、このアスファルトシートシートは、任意の長さに切断してもよいが、巻き取ってロール状とすることもできる。
[アスファルトシートを用いた舗装・補修方法]
<第一実施形態>
本実施形態では、舗装路面に発生したクラックを補修するアスファルトシートを用いた補修方法の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明にかかるアスファルトシートを用いた舗装・補修方法の第一実施形態を説明する概略図であり、(a)は補修前の状態の断面図を、(b)はアスファルトシートを載置した状態の断面図を、(c)は加熱中の状態の断面図を、(d)はアスファルトシートを追加し加熱中の状態の断面図を、(e)は補修完了時の状態の断面図を、(f)は補修完了後アスファルトシートが塑性変形した状態の断面図を示している。
同図(a)において、地面3上に舗装されたアスファルト2に、クラック21(凹状の補修箇所)が発生している。このクラック21の内部には、砂やほこりなどの異物22が詰まっている。
そこで、まず、ブローエアー(図示せず)をクラック21に吹きかけ、クラック21内部の異物22を除去する。
次に、同図(b)に示すように、クラック21を覆う大きさに上記アスファルトシート1を切断し、切断したアスファルトシート1をクラック21の上に載置する(ステップS11)。
次に、同図(c)に示すように、ガスバーナ4の火炎41でアスファルトシート1を直接加熱し、溶融したアスファルトシート1をクラック21に充填する(ステップS12)。ここで、溶融したアスファルトシート1は、クラック21の奥まで浸透するので、高い防水性を得ることができる。
また、クラック21の大きさや深さによっては、最初に載置したアスファルトシート1だけではクラック21を完全に塞ぐことができずに、くぼみ23が残る場合がある。このような場合には、同図(d)に示すように、くぼみ23の大きさに応じてアスファルトシート11を切断し、くぼみ23上に載置し、再び、ガスバーナ4の火炎41でアスファルトシート11を直接加熱する。
上記のように加熱すると、アスファルトシート11が溶融し、くぼみ23に流れ込み、同図(e)に示すように、クラック21に隙間なくアスファルトシート1,11を充填することができる。ここで、追加したアスファルトシート11の量が多い場合には、クラック21の上部にアスファルトシート11の凸部24が形成される。
ただし、この凸部24は、同図(e)に示すように、車が通ると、タイヤに押されて塑性変形し、凸部24の突起量が小さくなる。したがって、凸部24の大きさによっては、凸部24を削るなどの作業を行なわなくてもよい場合がある。
このように、本実施形態では、クラック21に溶融したアスファルトシート1,11を充填するので、たとえば、隙間が狭い場合であっても、奥までアスファルトシート1を浸透させることができ、極めて高い防水性を有する補修を行なうことができる。さらに、クラック21の内部に空隙が発生しないので、クラック21をより強固に固定し、振動及び騒音をより効果的に軽減することができる。
<第二実施形態>
本実施形態では、舗装路面のつなぎ目等に発生した段差やクラックを補修する補修方法について、図面を参照して説明する。
図2は、本発明にかかるアスファルトシートを用いた舗装・補修方法の第二実施形態を説明する概略図であり、(a)は補修前の状態の断面図を、(b)はアスファルトシートを載置した後の状態の断面図を、(c)は骨材を散布した後の状態の断面図を、(d)は骨材を馴染ませた状態の断面図を示している。
同図(a)において、地面3上に舗装されたアスファルト2に、段差25及びクラック21が発生している。段差25は騒音・振動の原因となり、また、クラック21を放置しておくと雨水の浸透により、劣化や破壊が拡大する。
まず、図示してないが、ブローエアー(図示せず)をクラック21に吹きかけ、クラック21内部の異物を除去する。
次に、図示してないが、アスファルトシート1を敷設する範囲に、乳剤を塗布し、塗布した乳剤をガスバーナ4の火炎41で加熱する(ステップS21)。
なお、乳剤としては、通常、パッチング処理用の乳剤が使用される。また、この加熱は、乳剤に含まれる水分を蒸発させ、乳剤の表面の粘着性が失われるまで行なわれる。
次に、同図(b)に示すように、アスファルトシート1をクラック21の上に載置し、ガスバーナ4の火炎41でアスファルトシート1を直接加熱する(ステップS22)。
この加熱により、アスファルトシート1が溶融し、溶融したアスファルトシート1がクラック21内に浸透するとともに、段差25を覆う状態で路面に付着する。
次に、同図(c)に示すように、溶融しているアスファルトシート1上に骨材51を散布する(ステップS23)。
本実施形態では、骨材51として、粗めの砂を散布する。この骨材51は、摩擦抵抗を大きくすることにより、アスファルトシート1の滑り止めとして機能するとともに、交通量の多い場所では、アスファルトシート1自体の耐磨耗性を向上させることができる。
次に、散布した骨材51をガスバーナ4の火炎41で加熱し、同図(d)に示すように、アスファルトシート1に馴染ませる(ステップS24)。
骨材51がアスファルトシート1に馴染むとは、骨材51が少なくとも部分的にアスファルトシート1に沈み込み、アスファルトシート1に接着されることをいう。
なお、骨材51をアスファルトシート1に馴染ませた後に、タイヤローラや押し棒などにより、アスファルトシート1を転圧しより平らな形状に成形してもよい。
このように、本実施形態では、アスファルトシート1を路面上で溶融させることにより、段差25及びクラック21を容易かつ短時間で補修することができる。この際、補修に必要な分のアスファルトシート1を加熱・溶融させるので、専用溶融釜を使用する従来の補修方法に比べて、専用溶融釜及びトラックの燃料を大幅に削減でき、また、溶融する際のガスを移動中に発生させないので、環境衛生上も好適である。
また、上記作業は、熟練を要する技術を必要とせず、安全かつ容易な作業であることから、作業効率を向上させることができ、さらに、少人数の作業者で補修を行なうことができる。
また、アスファルトシート1の表面に骨材51を散布することにより、滑り止めとして機能するとともに、アスファルトシート1の耐磨耗性を高めることができる。
<第三実施形態>
本実施形態では、段差付きくぼみのある路面に対する、アスファルトシートを用いた舗装方法について、図面を参照して説明する。
図3は、本発明にかかるアスファルトシートを用いた舗装・補修方法の第三実施形態を説明する概略図であり、(a)は舗装前の状態の断面図を、(b)はアスファルトシートを載置し加熱した後の状態の断面図を、(c)はさらにアスファルトシートを載置し加熱した後の状態の断面図を、(d)は骨材を散布した直後の状態の断面図を、(e)は骨材を馴染ませ舗装完了後の状態の断面図を示している。
同図(a)において、地面(図示せず)上に舗装されたアスファルト2に、段差25及び大きなくぼみ26が発生している。ここで、くぼみ26が大きいため、アスファルトシート1を複数枚敷設する必要がある。
なお、アスファルトシート1が敷設されるアスファルト2の表面は、あらかじめブラシやブローエアー等で清掃され、さらに、乳剤が塗布され、ガスバーナ4により乾燥処理が施されている。
同図(b)において、アスファルト2の段差25上に、アスファルトシート1を載置し、ガスバーナ4で加熱しアスファルトシート1を溶融させる。
次に、溶融したアスファルトシート1及び露出しているくぼみ26の上に、複数のアスファルトシート1を敷き詰めるように載置する。続いて、同図(c)に示すように、ガスバーナ4で加熱しアスファルトシート1を溶融させる。この際、図示してないが、溶融したアスファルトシート1の表面がアスファルト2の表面と同一面を形成するように、アスファルトシート1が不足しへこんでいる場合には、適量のアスファルトシート1を追加し溶融させる。
次に、同図(d)に示すように、溶融したアスファルトシート1の表面に骨材51を散布する。散布された骨材51は、上述したように、アスファルトシート1に馴染み、骨材51が少なくとも部分的にアスファルトシート1に沈み込み、アスファルトシート1に接着される。
また、本実施形態では、段差25の領域のアスファルトシート1が他の領域より厚くなっている。
このような場合には、段差25の領域のアスファルトシート1をガスバーナ4で加熱し、骨材51をアスファルトシート1に完全に埋没させる(すなわち、アスファルトシート1が浮き出る。)。続いて、この領域に、骨材51を散布しアスファルトシート1に馴染ませる。この作業を繰り返すことにより、任意のアスファルトシート1の領域における骨材51を含んだ層を、下方に向かって任意の厚さに形成することができる。
また、好ましくは、アスファルトシート1の下方に、骨材51を含まないアスファルトシート1のみからなる層を形成するとよい。このようにすると、アスファルトシート1の付着力が低下するといった不具合を防止でき、さらに、アスファルトシート1が有する弾力性が低下しないので、優れた振動吸収性能を発揮することができる。
さらに、好ましくは、深さの異なるアスファルトシート1に対して、骨材51を含まないアスファルトシート1のみからなる層をほぼ同じ厚さに形成するとよい(同図(e)参照。)。このようにすると、アスファルトシート1の全面に対して、ほぼ同じ弾性力が作用するので、弾性歪の差に起因してクラックが発生し易くなるといった不具合を防止することができる。
次に、同図(e)に示す状態で、アスファルトシート1が冷える前に転圧を行い、アスファルトシート1の表面を精度よく成形し、続いて、アスファルトシート1を冷却すると、アスファルトシート1を用いた舗装が完了する。
このように、本実施形態では、骨材51がアスファルトシート1の上部に沈み込むが、下部には骨材51が入り込まないので、アスファルトシート1の付着力が低下するといった不具合を防止することができる。また、骨材51によって、アスファルトシート1の耐久性を向上させるとともに、アスファルトシート1の下部に骨材51が含まれないので、弾力性を維持することができ、振動や騒音を抑制することができる。
なお、アスファルトシート1を溶融させた際、アスファルトシート1が流れてしまうおそれがある場合には、あらかじめ骨材51を用いてアスファルトシート1の周囲に土手を形成してから、加熱を開始するとよい。このようにすると、骨材51が土手として機能し、多くのアスファルトシート1を溶融させた場合であっても、溶けたアスファルトシート1が流れ出すといった不具合を防止でき効率よく作業することができる。
本発明のアスファルトシート及びアスファルトシートを用いた舗装・補修方法について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
たとえば、アスファルトシートは簡易防草処理部材としても有効であり、敷石の隙間などの僅かな隙間から草が生えてくる場合、草を引き抜きその隙間にアスファルトシートを充填することにより、防草処理部材としても利用することができる。また、ビル等の建築物の防水処理部材としても利用することができる。
本発明にかかるアスファルトシートを用いた舗装・補修方法の第一実施形態を説明する概略図であり、(a)は補修前の状態の断面図を、(b)はアスファルトシートを載置した状態の断面図を、(c)は加熱中の状態の断面図を、(d)はアスファルトシートを追加し加熱中の状態の断面図を、(e)は補修完了時の状態の断面図を、(f)は補修完了後アスファルトシートが塑性変形した状態の断面図を示している。 本発明にかかるアスファルトシートを用いた舗装・補修方法の第二実施形態を説明する概略図であり、(a)は補修前の状態の断面図を、(b)はアスファルトシートを載置した後の状態の断面図を、(c)は骨材を散布した後の状態の断面図を、(d)は骨材を馴染ませた状態の断面図を示している。 本発明にかかるアスファルトシートを用いた舗装・補修方法の第三実施形態を説明する概略図であり、(a)は舗装前の状態の断面図を、(b)はアスファルトシートを載置し加熱した後の状態の断面図を、(c)はさらにアスファルトシートを載置し加熱した後の状態の断面図を、(d)は骨材を散布した直後の状態の断面図を、(e)は骨材を馴染ませ舗装完了後の状態の断面図を示している。 従来例にかかるアスファルトシートを説明する概略図であり、(a)はアスファルトシートの構造を説明する断面図を、(b)はアスファルトシートの使用方法を説明する断面図を示している。
1,11 アスファルトシート
2 アスファルト
3 地面
4 ガスバーナ
21 クラック
22 異物
23,26 くぼみ
24 凸部
25 段差
41 火炎
51 骨材
100 アスファルトシート
101 珪砂層
102 特殊ゴム化アスファルトコンパウンド層
103 アスファルト含浸ポリエステル不織布
104 特殊ゴム化アスファルトコンパウンド層
120 既設舗装路
121 クラック
122 目地材
123 オーバーレイ層

Claims (4)

  1. 基材として、針入度が10〜20のブロンアスファルトを用い、添加物として、直径約0.074mmから1.0mmの石粉材を用い、前記ブロンアスファルトと、前記石粉材及び潤滑油材を60%〜75%,20%〜25%,5%〜15%の重量含有率で含むとともに、シート状に形成したことを特徴とするアスファルトシート。
  2. 前記潤滑油材として、使用済のディーゼルエンジンオイルを用いたことを特徴とする請求項1記載のアスファルトシート。
  3. 上記請求項1又は2に記載のアスファルトシートを用いた舗装・補修方法であって、
    凹状の舗装・補修箇所に、前記アスファルトシートを載置及び/又は挿入する工程と、
    前記アスファルトシートを直接加熱して溶融させ、この溶融した前記アスファルトシートを前記凹状の舗装・補修箇所に充填させる工程と、
    を含むことを特徴とするアスファルトシートを用いた舗装・補修方法。
  4. 上記請求項1又は2に記載のアスファルトシートを用いた舗装・補修方法であって、
    舗装・補修面に乳剤を塗布し該乳剤を加熱する工程と、
    前記アスファルトシートを前記舗装・補修面に載置し、該アスファルトシートを直接加熱して溶融する工程と、
    前記アスファルトシート上に骨材を散布しながら及び/又は散布した後に、前記アスファルトシートをさらに加熱し、少なくとも前記骨材の一部を溶融した前記アスファルトシートの上部に沈みこませる工程と、
    を含むことを特徴とするアスファルトシートを用いた舗装・補修方法。
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