JP4500112B2 - 画像特徴量検出装置、画質改善装置、表示装置および受信機 - Google Patents

画像特徴量検出装置、画質改善装置、表示装置および受信機 Download PDF

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Description

本発明は、画像特徴量検出装置、画質改善装置、表示装置および受信機に係り、特に符号化および復号を行う画像の画像特徴量を検出する画像特徴量検出装置、検出した画像特徴量を利用して画質を改善する画質改善装置、表示装置および受信機に関する。
従来、動画像信号の情報量削減の為の符号化処理においては、フレームまたはフィールドごとに同一フレームまたは同一フィールド内で符号化される画面内符号化画像と、時間的に過去の画像信号からフレームまたはフィールド間で予測を行う順方向予測符号化画像と、時間的に過去および未来の画像信号からフレームまたはフィールド間で予測を行う双方向予測符号化画像という3つのタイプの画像に分類して符号化を行っている。
なお、画面内符号化画像、順方向予測符号化画像および双方向予測符号化画像は、BSデジタル放送等の動画像符号化方式として良く知られているMPEG−2(ISO/IEC 13818)ビデオの方式において、Iピクチャ(Intra coded picture)、Pピクチャ(Predictive coded picture)およびBピクチャ(Bidirectionally predictive coded picture)と呼ばれている。そこで、以下の説明では、画面内符号化画像、順方向予測符号化画像および双方向予測符号化画像を、Iピクチャ、PピクチャおよびBピクチャと呼ぶ。
Iピクチャは、他のピクチャを参照することなく復号が可能であり、ランダムアクセスへの対応ポイントやエラー回復ポイントとして周期的に配列されている。ただし、Iピクチャの頻度が高くなると、符号化効率は落ちる。Pピクチャは、時間的に過去に位置するIピクチャ又はPピクチャから予測符号化を行う画像である。
符号化された動画像(以下、符号化動画像という)を構成するIピクチャ、PピクチャおよびBピクチャの配置は、例えば図1のようになる。図1は、符号化動画像の配置の一例を表した図である。図1(a)は、IピクチャおよびPピクチャの画像配置の一例である。図1(a)のNは、IピクチャとIピクチャとの間のピクチャ間隔である。また、Mは、IピクチャとPピクチャとの間又はPピクチャとPピクチャとの間のピクチャ間隔である。
また、時間的に過去および未来に位置するIピクチャまたはPピクチャから予測符号化を行うBピクチャを導入することにより、隠れていた物体が出現するような画面領域においても高い符号化効率が得られる。図1(b)は、Iピクチャ,PピクチャおよびBピクチャの画像配置の一例である。図1(b)のNは、IピクチャとIピクチャとの間のピクチャ間隔である。また、Mは、IピクチャとPピクチャとの間又はPピクチャとPピクチャとの間のピクチャ間隔である。
Bピクチャは、双方向予測時に、時間的に過去および未来の画像を内挿した参照画像を用いて予測符号化される。このため、Bピクチャは1つの画像からのみ予測するPピクチャに比べて高精度な予測が行われ、同じ情報量でも歪みの程度が小さくなる。また、Bピクチャは他のピクチャの予測に用いられることがない。符号化動画像では、Bピクチャへの割り当て符号量を減らし、その分、IピクチャまたはPピクチャへの割り当て符号量を増やすという効率的な情報量制御が行われている。
一方、内挿処理による予測画像の空間解像度の低下と、割り当て符号量の削減措置とにより、Bピクチャでは画像の高周波成分が伝送されなくなり、空間解像度が他のピクチャより低下してしまうという短所もある。
一般に、動画像の符号化は高い符号化効率を得るために、双方向予測を含む構成で行われる。しかし、符号化動画像ではBピクチャの空間解像度が相対的に低いことから、一部の画像においてフリッカが知覚され、妨害となることが知られている(例えば非特許文献1参照)。
これは、CRT等の表示装置にガンマ特性があり、入力される電気信号レベルと出力される光信号レベルとの関係が非線形であることに原因がある。電気信号レベルでは平均値が一定でも、画像信号の周波数特性の変化により、光信号レベルで必ずしも平均値が一定にならず、ピクチャ間の輝度の変化が発生することにより、フリッカとして知覚されるものである。
図2は、フリッカの発生原理を表した図である。図2では、電気信号−光信号変換(以下、「電光変換という)特性に応じて電気信号レベルから光信号レベルに変換したとき、電気信号レベルで高周波成分(交流成分)がある場合の光信号レベルでの平均値と、電気信号レベルでその高周波成分(交流成分)が失われた場合の光信号レベルの値とに差が生じている。この結果、高周波成分が(交流成分)ある画像信号の方が表示装置上での平均輝度が高くなる。
したがって、空間解像度の低いBピクチャの平均輝度は空間解像度の高いIピクチャおよびPピクチャの平均輝度よりも低くなり、BピクチャとIピクチャおよびPピクチャとで明るさの違いが生じる。
このようなフリッカによるフリッカ劣化を検出および低減する手法として、レベル変動検出装置および画質改善装置が知られている(例えば特許文献1)。これは、光信号レベルでの各フレームの平均レベルを求め、フレーム間の差分を検出し、その差分を電気信号レベルで1フレーム内の画素ごとに加算して補正するものである。
特開平9−224250号公報 鹿喰喜明、青木勝典、中須英輔著、「動画像符号化による両方向予測の効果の検証−画質の評価と分析−」、テレビジョン学会誌、Vol.50、No.3、1996、pp.391−398
しかしながら、上記のレベル変動検出装置によるフリッカ検出は、各フレームの持つ本来の輝度の差異も検出の対象としており、フレーム間の輝度の変化からフリッカ成分のみを検出するものでないという問題があった。動画像が持つ本来の輝度の変化は、妨害でないため、妨害となるフリッカ成分のみを抽出する必要がある。
また、上記のレベル変動検出装置によるフリッカ検出は、1画面単位で行われるものであり、画面の一部を構成する画面領域ごとに行えないという問題があった。本来、フリッカは絵柄によって発生するものであり、その絵柄が提示されている画面領域のみに発生する妨害である。つまり、画質の劣化はフリッカの発生する画面位置やその面積に依存するため、画面の中でフリッカの発生している画面領域を検出する必要がある。
また、上記の画質改善装置によるフリッカ補正は1画面単位で行われるものであり、画面領域ごとの適応的な補正が行えないという問題があった。画面の中でフリッカが発生している画面領域のみに適応的な補正を行わないと、フリッカが発生していない他の画面領域にも補正の影響があり、その画面領域で逆フリッカともいえる輝度の変化を引き起こしてしまうため、逆に画質が劣化する。
また、上記の画質改善装置によるフリッカ補正は、シーンチェンジ、被写体の素早い動き又はカメラのフラッシュ撮影のシーンなど、動画像が持っている本来の輝度の変化も補正の対象としてしまうという問題があった。動画像が持っている本来の輝度の変化を残してフリッカのみを補正しなければ、フリッカの発生していない正常なシーンに輝度の変化の妨害を加えることになり、画質が劣化する。
なお、画面領域に応じた適応的なフリッカ補正や画像が持つ本来の輝度の変化を残しての補正の必要性については、上記の非特許文献1にも記載されている。上記の画質改善装置によるフリッカ補正は、I,P及びBのピクチャ構成が既知であり、復号装置からピクチャタイプ情報を得ることを前提としている。
したがって、上記の画質改善装置によるフリッカ補正を実現する為には、既存の復号装置に上記の画質改善装置を組み込むための改修が必要であるという問題があった。以上のように、従来のレベル変動検出装置および画質改善装置ではフリッカ検出およびフリッカ補正が十分に行われていなかった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、符号化および復号を行う画像の画像特徴量を検出し、検出した画像特徴量を利用して画質を改善する画像特徴量検出装置、画質改善装置、表示装置および受信機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像特徴量検出装置は、入力された画像信号を所定の電気信号−光信号変換特性に応じて電気信号レベルから光信号レベルに変換し、光信号レベルの画像信号を平均する光信号レベル平均手段と、前記入力された電気信号レベルの画像信号を平均する電気信号レベル平均手段と、平均された光信号レベルまたは電気信号レベルの画像信号の一方を、他方の電気信号レベルまたは光信号レベルの画像信号に変換し、差分を少なくとも1つの画素ごとに画像特徴量として出力する出力手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の画質改善装置は、入力された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第1非線形変換部と、第1非線形変換部で変換された信号に、低域通過フィルタ処理を行う第1低域通過フィルタ部と、入力された画像信号に低域通過フィルタ処理を行う第2低域通過フィルタ部と、第2低域通過フィルタ部を通過した信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第2非線形変換部と、第1低域通過フィルタ部の出力信号と第2非線形変換部の出力信号との差分を算出する第1減算部と、第1減算部の出力差分と第1非線形変換部の出力信号との差分を算出する第2減算部と、第2減算部の出力を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じて非線形逆変換し、入力された画像信号を補正した画像信号として出力する非線形逆変換部とを含む。
また、本発明の表示装置および受信機は、上記の画質改善装置を備えていることを特徴とする。
本発明の画像特徴量検出装置は、光信号レベルで平均された画像信号と電気信号レベルで平均された画像信号との差分を画像特徴量として出力することで、画面間の周波数特性の変化を検出できる。例えば、画面間の周波数特性の変化に起因するフリッカを検出することが可能である。この結果、画質の劣化を引き起こすフリッカ等の画像特徴量を領域ごとに検出し、画質の劣化する範囲やその大きさを客観的に評価することや定量化することが可能となる。
また、本発明の画質改善装置は、光信号レベルで平均された画像信号と電気信号レベルで平均された画像信号との差分を画像特徴量として出力し、その画像特徴量に応じて画像信号を補正することで、画面間の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化等の画質劣化を低減できる。
また、本発明の表示装置および受信機は、上記の画質改善装置により画質が改善された画像を出力できる。
本発明によれば、符号化および復号を行う画像の画像特徴量を検出し、検出した画像特徴量を利用して画質を改善する画像特徴量検出装置、画質改善装置、表示装置および受信機を提供できる。
次に、本発明を実施するための実施の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。なお、以下の説明では、画像特徴量の一例としてのフリッカを検出する画像特徴量検出装置(第1の実施の形態)、検出したフリッカを利用して画質を改善する画質改善装置(第2の実施の形態)、表示装置および受信機(第3の実施の形態)について説明するが、フリッカに限らない。
本発明は、種々の動画像処理によりピクチャごとの周波数特性が変化する場合、全般において適用可能である。なお、以下の説明では動画像処理は動画像符号化方式の一例としてのMPEG−2ビデオの方式を用いる。動画像処理は、輝度信号または原色信号を対象としている。
[第1の実施の形態]
実施の形態による画像特徴量検出装置は、動画像の符号化および復号処理などによって発生するフリッカ劣化の検出を行う際に使用されるもので、フリッカ発生の要因である画像間の周波数特性の変化を画面領域ごとに検出し、動画像におけるフリッカの程度や画面上での発生範囲を検知して定量化できるようにするものである。
[第1実施例]
図3は、本実施の形態による画像特徴量検出装置の第1実施例の構成図である。画像特徴量検出装置は、非線形変換部1,狭帯域LPF(Low pass filter)2,非線形逆変換部3,狭帯域LPF4及び減算部5で構成される。画像特徴量検出装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、非線形変換部1および狭帯域LPF4に入力される。
非線形変換部1は動画像信号が入力されると、画素ごとのレベル値を非線形変換し、画素ごとのレベル値を非線形変換した光信号レベルの動画像信号を狭帯域LPF2に出力する。ここで、非線形変換とは表示装置の電光変換特性であるガンマ特性に準じた変換をいう。
狭帯域LPF2は、光信号レベルの動画像信号が入力されると、画素ごとに空間コンボリューション演算による狭帯域の低域通過フィルタリング処理を行う。図4は、狭帯域LPF2が用いるコンボリューションマスクの一例の構成図である。
図4のコンボリューションマスクは、9×9の格子状の升目から成り、それぞれの升目が画素に対応する。升目には、それぞれの画素に対応する乗数が記載されている。空間コンボリューション演算を行う画素は、コンボリューションマスクの中心の升目に対応する画素である。空間コンボリューション演算を行った画素のレベル値は、それぞれの画素のレベル値とその画素に対応する乗数とを乗算した81個の値を加算し、その値を64で除算して算出される。
狭帯域LPF2は、狭帯域の低域通過フィルタリング処理を行った光信号レベルの動画像信号を非線形逆変換部3に出力する。非線形逆変換部3は、光信号レベルの動画像信号が入力されると、画素ごとにレベル値を非線形逆変換した電気信号レベルの動画像信号を減算部5に出力する。ここで、非線形逆変換とは非線形変換部1で行われた非線形変換と逆関数の関係にある変換を行う。
一方、狭帯域LPF4は電気信号レベルの動画像信号が入力されると、画素ごとに狭帯域LPF2と同様な空間コンボリューション演算による狭帯域の低域通過フィルタリング処理を行う。狭帯域LPF4は、狭帯域の低域通過フィルタリング処理を行った電気信号レベルの動画像信号を減算部5に出力する。
即ち、非線形変換部1,狭帯域LPF2及び非線形逆変換部3を介して減算部5に入力される動画像信号は、空間コンボリューション演算による狭帯域の低域通過フィルタリング処理を光信号レベルで行ったものである。また、狭帯域LPF4を介して減算部5に入力される動画像信号は、空間コンボリューション演算による狭帯域の低域通過フィルタリング処理を電気信号レベルで行ったものである。
減算部5は、非線形逆変換部3から入力された電気信号レベルの動画像信号と狭帯域LPF4から入力された電気信号レベルの動画像信号とを画素ごとに減算し、その差分をフリッカ成分として出力する。なお、減算部5から出力されるフリッカ成分は、例えば図2の交流成分がある場合の平均光信号レベルと交流成分が失われた場合の光信号レベルとの差に相当する。
図3の画像特徴量検出装置では、空間位置が同一の画素のフリッカ成分を、連続するフレームまたはフィールドにおいて比較することにより、その空間位置、言い換えれば画素におけるフリッカ発生の程度を検出できる。
図5は、実際にフリッカが発生している動画像信号において、空間位置の異なる2地点で求めたフリッカ成分を表したグラフ図である。図5のグラフ図は、連続するフレームのフレーム番号を横軸に表し、空間位置の異なる地点A,Bで求めた各フレームのフリッカ成分を縦軸に表している。例えば図5のグラフ図では、フレーム間のフリッカ成分の変化の大きい地点Aでフリッカが発生し、フレーム間のフリッカ成分の変化の小さい地点Bでフリッカが発生しない。図3の画像特徴量検出装置は、動画像信号のフリッカ成分を画素毎かつ定量的に求めることができる。
[第2実施例]
図6は、本実施の形態による画像特徴量検出装置の第2実施例の構成図である。画像特徴量検出装置は、ブロック化部6,非線形変換部7,平均値計算部8,非線形逆変換部9,平均値計算部10及び減算部11で構成される。画像特徴量検出装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、ブロック化部6に入力される。
ブロック化部6は、動画像信号が入力されると、画面を複数のブロックに分割するブロック化処理を動画像信号に対して行い、ブロック化処理を行った動画像信号を非線形変換部7および平均値計算部10に出力する。
非線形変換部7は動画像信号が入力されると、画素ごとのレベル値を非線形変換し、画素ごとのレベル値を非線形変換した光信号レベルの動画像信号を平均値計算部8に出力する。平均値計算部8は、光信号レベルの動画像信号が入力されると、ブロックごとに画素のレベル値を平均した平均値(以下、「画素レベル平均値」という)を算出し、その画素レベル平均値を非線形逆変換部9に出力する。非線形逆変換部9は、光信号レベルの画素レベル平均値が入力されると、その光信号レベルの画素レベル平均値を非線形逆変換した電気信号レベルの画素レベル平均値を減算部11に出力する。一方、平均値計算部10は電気信号レベルの動画像信号が入力されると、画素レベル平均値を算出し、電気信号レベルの画素レベル平均値を減算部11に出力する。
即ち、非線形変換部7,平均値計算部8及び非線形逆変換部9を介して減算部11に入力される画素レベル平均値は、ブロックごとに画素のレベル値を平均する処理を光信号レベルで行ったものである。また、平均値計算部10を介して減算部11に入力される画素レベル平均値は、ブロックごとに画素のレベル値を平均する処理を電気信号レベルで行ったものである。
減算部11は、非線形逆変換部9から入力された電気信号レベルの画素レベル平均値と平均値計算部10から入力された電気信号レベルの画素レベル平均値とをブロックごとに減算し、その差分をフリッカ成分として出力する。なお、減算部11から出力されるフリッカ成分は、例えば図2の交流成分がある場合の平均光信号レベルと交流成分が失われた場合の光信号レベルとの差に相当する。
図6の画像特徴量検出装置では、空間位置が同一のブロックのフリッカ成分を、連続するフレームまたはフィールドにおいて比較することにより、その空間位置、言い換えればブロックにおけるフリッカ発生の程度を検出できる。図6の画像特徴量検出装置は、動画像信号のフリッカ成分をブロック毎かつ定量的に求めることができる。
[第3実施例]
図7は、本実施の形態による画像特徴量検出装置の第3実施例の構成図である。画像特徴量検出装置は、非線形変換部12,狭帯域LPF13,狭帯域LPF14,非線形変換部15及び減算部16で構成される。画像特徴量検出装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、非線形変換部12および狭帯域LPF14に入力される。
なお、非線形変換部12及び狭帯域LPF13は図3の非線形変換部1及び狭帯域LPF2と同様である。即ち、非線形変換部12に入力された電気信号レベルの動画像信号は非線形変換部12で光信号レベルの動画像信号に変換されたあと、狭帯域LPF13で画素ごとに空間コンボリューション演算による狭帯域の低域通過フィルタリング処理が行われる。狭帯域LPF13は、狭帯域の低域通過フィルタリング処理を行った光信号レベルの動画像信号を減算部16に出力する。
また、狭帯域LPF14は図3の狭帯域LPF4と同様である。即ち、狭帯域LPF14に入力された電気信号レベルの動画像信号は、画素ごとに空間コンボリューション演算による狭帯域の低域通過フィルタリング処理が行われる。狭帯域LPF14は、狭帯域の低域通過フィルタリング処理を行った電気信号レベルの動画像信号を非線形変換部15に出力する。
非線形変換部15は、電気信号レベルの動画像信号が入力されると、非線形変換部12と同様、画素ごとにレベル値を非線形変換し、画素ごとのレベル値を非線形変換した光信号レベルの動画像信号を減算部16に出力する。
即ち、非線形変換部12及び狭帯域LPF13を介して減算部16に入力される動画像信号は、空間コンボリューション演算による狭帯域の低域通過フィルタリング処理を光信号レベルで行ったものである。また、狭帯域LPF14及び非線形変換部15を介して減算部16に入力される動画像信号は、空間コンボリューション演算による狭帯域の低域通過フィルタリング処理を電気信号レベルで行ったものである。
減算部16は、狭帯域LPF13から入力された光信号レベルの動画像信号と非線形変換部15から入力された光信号レベルの動画像信号とを画素ごとに減算し、その差分をフリッカ成分として出力する。なお、減算部16から出力されるフリッカ成分は、例えば図2の交流成分がある場合の平均光信号レベルと交流成分が失われた場合の光信号レベルとの差に相当する。
図7の画像特徴量検出装置では、空間位置が同一の画素のフリッカ成分を、連続するフレームまたはフィールドにおいて比較することにより、その空間位置、言い換えれば画素におけるフリッカ発生の程度を検出できる。図7の画像特徴量検出装置は、動画像信号のフリッカ成分を画素毎かつ定量的に求めることができる。
[第4実施例]
図8は、本実施の形態による画像特徴量検出装置の第4実施例の構成図である。画像特徴量検出装置は、ブロック化部17,非線形変換部18,平均値計算部19,平均値計算部20,非線形変換部21及び減算部22で構成される。画像特徴量検出装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、ブロック化部17に入力される。
なお、ブロック化部17は図6のブロック化部6と同様である。即ち、ブロック化部17に入力された電気信号レベルの動画像信号は、ブロック化処理が行われたあと、非線形変換部18および平均値計算部20に出力される。
また、非線形変換部18及び平均値計算部19は図6の非線形変換部7及び平均値計算部8と同様である。即ち、非線形変換部18に入力された電気信号レベルの動画像信号は非線形変換部18で光信号レベルの動画像信号に変換されたあと、平均値計算部19で画素レベル平均値を算出される。平均値計算部19は、算出した光信号レベルの画素レベル平均値を減算部22に出力する。
また、平均値計算部20は図6の平均値計算部10と同様である。即ち、平均値計算部20に入力された電気信号レベルの動画像信号は、画素レベル平均値を算出される。平均値計算部20は、電気信号レベルの画素レベル平均値を非線形変換部21に出力する。
非線形変換部21は、電気信号レベルの画素レベル平均値が入力されると、電気信号レベルの画素レベル平均値を非線形変換し、電気信号レベルの画素レベル平均値を非線形変換した光信号レベルの画素レベル平均値を減算部22に出力する。
即ち、非線形変換部18及び平均値計算部19を介して減算部22に入力される画素レベル平均値は、ブロックごとに画素のレベル値を平均する処理を光信号レベルで行ったものである。また、平均値計算部20及び非線形変換部21を介して減算部22に入力される画素レベル平均値は、ブロックごとに画素のレベル値を平均する処理を電気信号レベルで行ったものである。
減算部22は、平均値計算部19から入力された光信号レベルの画素レベル平均値と非線形変換部21から入力された光信号レベルの画素レベル平均値とをブロックごとに減算し、その差分をフリッカ成分として出力する。なお、減算部22から出力されるフリッカ成分は、例えば図2の交流成分がある場合の平均光信号レベルと交流成分が失われた場合の光信号レベルとの差に相当する。
図8の画像特徴量検出装置では、空間位置が同一のブロックのフリッカ成分を、連続するフレームまたはフィールドにおいて比較することにより、その空間位置、言い換えればブロックにおけるフリッカ発生の程度を検出できる。図8の画像特徴量検出装置は、動画像信号のフリッカ成分をブロック毎かつ定量的に求めることができる。
上記の第1〜第4実施例の画像特徴量検出装置によれば、動画像信号のフリッカ成分を画素又はブロック等の画面領域毎かつ定量的に求めることが可能である。
[第2の実施の形態]
実施の形態による画質改善装置は、動画像の符号化および復号処理などによって発生し、画像間の周波数特性の変化が光信号レベルでの輝度の変化となって知覚されるフリッカ劣化に対し、画面領域に応じた適応的なフリッカ補正を行い、且つシーンチェンジなどの動画像の持つ本来の輝度の変化をフリッカ補正の対象としないことで、画質を改善できるようにするものである。
[第1実施例]
図9は、本実施の形態による画質改善装置の第1実施例の構成図である。
図9に示す画質改善装置は、非線形変換部31,狭帯域LPF32,非線形逆変換部33,狭帯域LPF34及び減算部35から成る画像特徴量検出装置、及び、減算部36から構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、非線形変換部31,狭帯域LPF34および減算部36に入力される。
なお、非線形変換部31,狭帯域LPF32,非線形逆変換部33,狭帯域LPF34及び減算部35から成る画像特徴量検出装置は、図3の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。減算部35からは、フリッカ成分のデータ(以下、フリッカ成分データという)が出力される。減算部35から出力されたフリッカ成分データは減算部36に出力される。
減算部36は、入力動画像信号より、減算部35から入力されたフリッカ成分データを空間的及び時間的な位置が同じである画素ごとに減算し、補正動画像信号として出力する。
図9に示す画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、入力動画像信号よりフリッカ成分を除去することにより画面領域ごとに適応的に改善し、画質改善された補正動画像信号を出力できる。
[第2実施例]
図10は、本実施の形態による画質改善装置の第2実施例の構成図を示す。
図10に示す画質改善装置は、ブロック化部41、非線形変換部42,平均値計算部43,非線形逆変換部44,平均値計算部45及び減算部46から成る画像特徴量検出装置、及び、減算部47、画像再構築部48から構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、ブロック化部41に入力される。
ブロック化部41は、動画像信号が入力されると、画面を複数のブロックに分割するブロック化処理を動画像信号に対して行い、ブロック化処理を行った動画像信号を非線形変換部42,平均値計算部45および減算部47に出力する。なお、ブロック化部41,非線形変換部42,平均値計算部43,非線形逆変換部44,平均値計算部45及び減算部46から成る画像特徴量検出装置は、図6の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。減算部46は、フリッカ成分データを減算部47に出力する。
減算部47は、ブロック化部41から入力されたブロック化動画像信号より、減算部46から入力されたフリッカ成分データを空間的及び時間的な位置が同じであるブロックの画素ごとに減算し、その差分を画像再構築部48に出力する。
画像再構築部48は、ブロック化処理を行った動画像信号が減算部47から入力されると、ブロック化されている動画像信号を元の位置に戻して動画像を再構築する処理を行い、補正動画像信号として出力する。
図10の画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、画面領域ごとに適応的に低減できる。
[第3実施例]
図11は、本実施の形態による画質改善装置の第3実施例の構成図である。図11の画質改善装置は、非線形変換部51,狭帯域LPF52,狭帯域LPF53,非線形変換部54及び減算部55から成る画像特徴量検出装置と、減算部56、非線形逆変換部57とで構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、非線形変換部51及び狭帯域LPF53に入力される。
なお、非線形変換部51,狭帯域LPF52,狭帯域LPF53,非線形変換部54及び減算部55から成る画像特徴量検出装置は、図7の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。減算部55は、フリッカ成分データを減算部56に出力する。
減算部56は、非線形変換部51からの動画像信号より、減算部55から入力されたフリッカ成分データを空間的及び時間的な位置が同じである画素ごと減算し、その差分を非線形逆変換部57に出力する。
非線形逆変換部57は、光信号レベルの動画像信号が入力されると、その光信号レベルの動画像信号を電気信号レベルの動画像信号に非線形逆変換し、補正動画像信号として出力する。
図11の画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、画面領域ごとに適応的に低減できる。
[第4実施例]
図12は、本実施の形態による画質改善装置の第4実施例の構成図である。図12の画質改善装置は、ブロック化部61,非線形変換部62,平均値計算部63,平均値計算部64,非線形変換部65及び減算部66から成る画像特徴量検出装置と、減算部67と,非線形逆変換部68と,画像再構築部69とで構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、ブロック化部61に入力される。
ブロック化部61は、動画像信号が入力されると、画面を複数のブロックに分割するブロック化処理を動画像信号に対して行い、ブロック化処理を行った動画像信号を非線形変換部62,平均値計算部64に出力する。なお、ブロック化部61,非線形変換部62,平均値計算部63,平均値計算部64,非線形変換部65及び減算部66から成る画像特徴量検出装置は、図8の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。減算部66は、フリッカ成分データを減算部67に出力する。
減算部67は非線形変換部62から入力されるブロック化された動画像信号から減算部66から入力されるフリッカ成分データを空間的及び時間的な位置が同じであるブロックの画素ごとに減算して非線形逆変換部68に出力する。
非線形逆変換部68は、光信号レベルの動画像信号が入力されると、その光信号レベルの動画像信号を電気信号レベルの動画像信号に非線形逆変換し、画像再構築部69に出力する。
画像再構築部69は、ブロック化処理を行った動画像信号が非線形逆変換部68から入力されると、ブロック化されている動画像信号を元の位置に戻して動画像を再構築する処理を行い、補正動画像信号として出力する。
図12の画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、画面領域ごとに適応的に低減できる。
[第5実施例]
図13は、本実施の形態による画質改善装置の第5実施例の構成図である。
画質改善装置は、非線形変換部101,狭帯域LPF102,非線形逆変換部103,狭帯域LPF104及び減算部105から成る画像特徴量検出装置と、メモリ106と,減算部107と,開閉器109と,加算部110とで構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、非線形変換部101,狭帯域LPF104および加算部110に入力される。
なお、非線形変換部101,狭帯域LPF102,非線形逆変換部103,狭帯域LPF104及び減算部105から成る画像特徴量検出装置は、図3の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。減算部105は、フリッカ成分データをメモリ106および減算部107に出力する。
メモリ106は、入力される識別信号を参照して動作する。ここで、識別信号とは所定数のフレーム又はフィールドの中で、表示装置から出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールド(以下、高輝度フレーム又はフィールドという)を識別するためのものである。高輝度フレーム又はフィールドとは、識別信号が示すフレームまたはフィールドのことである。
例えば高輝度フレーム又はフィールドは、Iピクチャ又はPピクチャである。Iピクチャ又はPピクチャの場合、Iピクチャ又はPピクチャを識別するための識別信号は、図示されていない復号装置から得ることができる。
メモリ106は、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データが入力されるときのみ、そのフリッカ成分データの書き込みを行う。このとき、メモリ106からのフリッカ成分データの読み出しは無い。また、メモリ106は高輝度フレーム又はフィールド以外のフリッカ成分データが入力されるとき、そのフリッカ成分データの書き込みを行わない。このとき、メモリ106は保持していたフリッカ成分データを減算部107に出力する。
減算部107は、メモリ106から入力されたフリッカ成分データと減算部105から入力されたフリッカ成分データとを空間的な位置が同じである画素ごとに減算し、その差分をフリッカ補正値として開閉器109に出力する。
例えば識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、メモリ106からのフリッカ成分データの読み出しがないため、減算部107は減算部105から入力されたフリッカ成分データをフリッカ補正値として開閉器109に出力する。
一方、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、減算部107はメモリ106から入力される高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと、減算部105から入力された高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データとを画素ごとに減算したフリッカ補正値を開閉器109に出力する。
開閉器109は、入力される識別信号を参照して動作する。開閉器109は、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、減算部107から入力されるフリッカ補正値を加算部110に出力する。なお、開閉器109は、識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、減算部107から入力されるフリッカ補正値を加算部110に出力しない。
加算部110は、入力信号として入力される電気信号レベルの動画像信号と開閉器109から入力されるフリッカ補正値とを、空間的及び時間的な位置が同じである画素ごとに加算する処理を行う。
例えば識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、開閉器109からのフリッカ補正値の入力が無いため、加算部110は入力信号として入力される電気信号レベルの動画像信号を補正動画像信号として出力する。
一方、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、加算部110は開閉器109から入力されるフリッカ補正値と、入力信号として入力される電気信号レベルの動画像信号とを、空間的及び時間的な位置が同じである画素ごとに加算して、補正動画像信号として出力する。
図13の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データとの差分をフリッカ補正値とし、高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドの動画像信号にフリッカ補正値を加算したあと、補正動画像信号として出力する。なお、図13の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドの動画像信号に対してフリッカ補正値を加算せず、補正動画像信号として出力する。
図13の画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、空間コンボリューション演算を利用した画素ごとのレベル値の補正により画面領域ごとに適応的に低減できる。
[第6実施例]
図14は、本実施の形態による画質改善装置の第6実施例の構成図である。
図14の画質改善装置は、ブロック化部111,非線形変換部112,平均値計算部113,非線形逆変換部114,平均値計算部115及び減算部116から成る画像特徴量検出装置と、メモリ117と,減算部118と,開閉器120と,加算部121と,画像再構築部122とで構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、ブロック化部111に入力される。
ブロック化部111は、動画像信号が入力されると、画面を複数のブロックに分割するブロック化処理を動画像信号に対して行い、ブロック化処理を行った動画像信号を非線形変換部112,平均値計算部115および加算部121に出力する。なお、ブロック化部111,非線形変換部112,平均値計算部113,非線形逆変換部114,平均値計算部115及び減算部116から成る画像特徴量検出装置は、図6の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。減算部116は、フリッカ成分データをメモリ117および減算部118に出力する。
メモリ117は、入力される識別信号を参照して動作するものであり、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データが入力されるときのみ、そのフリッカ成分データの書き込みを行う。このとき、メモリ117は保持しているフリッカ成分データの読み出しを行わない。また、メモリ117は高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データが入力されるとき、そのフリッカ成分データの書き込みを行わない。このとき、メモリ117は保持していたフリッカ成分データを減算部118に出力する。
減算部118は、メモリ117から入力されたフリッカ成分データと減算部116から入力されたフリッカ成分データとを空間的な位置が同じであるブロックごとに減算し、その差分をフリッカ補正値として開閉器120に出力する。
例えば識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、メモリ117からのフリッカ成分データの読み出しがないため、減算部118は減算部116から入力されたフリッカ成分データをフリッカ補正値として開閉器120に出力する。
一方、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、減算部118はメモリ117から入力される高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと、減算部116から入力された高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データとをブロックごとに減算したフリッカ補正値を開閉器120に出力する。
開閉器120は、入力される識別信号を参照して動作する。開閉器120は、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、減算部118から入力されるフリッカ補正値を加算部121に出力する。なお、開閉器120は識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、減算部118から入力されるフリッカ補正値を加算部121に出力しない。
加算部121は、ブロック化処理を行った動画像信号と開閉器120から入力されるフリッカ補正値とを、空間的及び時間的な位置が同じであるブロックの画素ごとに加算する処理を行う。
例えば識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、開閉器120からのフリッカ補正値の入力が無いため、加算部121はブロック化処理を行った動画像信号を画像再構築部122に出力する。
一方、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、加算部121は開閉器120から入力されるフリッカ補正値と、ブロック化処理を行った動画像信号とを、空間的及び時間的な位置が同じであるブロックの画素ごとに加算して画像再構築部122に出力する。
画像再構築部122は、ブロック化処理を行った動画像信号が加算部121から入力されると、ブロック化されている動画像信号を元の位置に戻して動画像を再構築する処理を行い、補正動画像信号として出力する。
図14の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データとの差分をフリッカ補正値とし、高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドの動画像信号にフリッカ補正値をブロックの画素ごとに加算したあと、補正動画像信号として出力する。なお、図14の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドの動画像信号に対してフリッカ補正値を加算せず、補正動画像信号として出力する。
図14の画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、ブロックを利用した画素ごとのレベル値の補正により画面領域ごとに適応的に低減できる。
[第7実施例]
図15は、本実施の形態による画質改善装置の第7実施例の構成図である。
図15の画質改善装置は、IピクチャおよびPピクチャのピクチャ間隔Mが3であり、且つフレーム単位で補正を行う場合の構成例である。画質改善装置は、非線形変換部123,狭帯域LPF124,非線形逆変換部125,狭帯域LPF126及び減算部127から成る画像特徴量検出装置と、ディレー128と,平均値計算部129と,ディレー130と,減算部131と,開閉器133と,減算部134とで構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、非線形変換部123,狭帯域LPF126および減算部134に入力される。
なお、非線形変換部123,狭帯域LPF124,非線形逆変換部125,狭帯域LPF126及び減算部127から成る画像特徴量検出装置は、図3の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。減算部127は、フリッカ成分データをディレー128,平均値計算部129および減算部131に出力する。
ディレー128は、入力される高輝度フレーム又は高輝度フレーム以外のフレームのフリッカ成分データに対し、1フレーム分の遅延を行う。平均値計算部129は、減算部127からフリッカ成分データを入力されると共に、ディレー128から1フレーム分の遅延が行われたフリッカ成分データを入力される。つまり、平均値計算部129に入力される2つのフリッカ成分データは、時間的に1フレーム分の差がある。平均値計算部129は、入力された2つのフリッカ成分データの平均値を画素ごとに計算し、ディレー130に出力する。
ディレー130は、平均値計算部129から入力された2つのフリッカ成分データの平均値に1フレーム分の遅延を行い、減算部131に出力する。減算部131は、減算部127から入力されたフリッカ成分データと、ディレー130から入力されたフリッカ成分データとを空間的な位置が同じである画素ごとに減算し、その差分をフリッカ補正値として開閉器133に出力する。
開閉器133は、入力される識別信号を参照して動作する。開閉器133は、識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部131から入力されるフリッカ補正値を減算部134に出力する。なお、開閉器133は、識別信号が高輝度フレーム以外のフレームを示すとき、減算部131から入力されるフリッカ補正値を減算部134に出力しない。
例えば識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部131から出力されるフリッカ補正値は、減算部127から入力される高輝度フレームのフリッカ成分データとディレー130から入力される高輝度フレーム以外のフレームのフリッカ成分データの平均とを、空間的な位置が同じである画素ごとに減算したものとなる。
減算部134は、入力信号として入力される電気信号レベルの動画像信号と開閉器133から入力されるフリッカ補正値とを、空間的及び時間的な位置が同じである画素ごとに減算する処理を行う。
例えば識別信号が高輝度フレーム以外のフレームを示すとき、開閉器133からのフリッカ補正値の入力が無いため、減算部134は入力信号として入力される電気信号レベルの動画像信号を補正動画像信号として出力する。一方、識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部134は開閉器133から入力されるフリッカ補正値と、入力信号として入力される電気信号レベルの動画像信号とを、空間的及び時間的な位置が同じである画素ごとに減算して、補正動画像信号として出力する。
図15の画質改善装置はピクチャ間隔Mが3である場合の構成例であるが、ピクチャ間隔Mの値が変わっても、又、フィールド単位で補正を行う場合であっても、同様な構成で対応できる。即ち、平均値計算部129において、輝度フレーム又はフィールド以外の連続するフレーム又はフィールドのフリッカ成分データの平均を計算できるように、平均値計算部129の前段又は後段のディレーの配置や遅延量を調整すればよい。
図15の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データの平均との差分をフリッカ補正値とし、高輝度フレーム又はフィールドの動画像信号からフリッカ補正値を減算したあと、補正動画像信号として出力する。なお、図15の画質改善装置は高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドの動画像信号からフリッカ補正値を減算せず、補正動画像信号として出力する。
図15の画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、空間コンボリューション演算を利用した画素ごとのレベル値の補正により画面領域ごとに適応的に低減できる。
[第8実施例]
図16は、本実施の形態による画質改善装置の第8実施例の構成図である。
図16の画質改善装置は、IピクチャおよびPピクチャのピクチャ間隔Mが3であり、且つフレーム単位で補正を行う場合の構成例である。
図16の画質改善装置は、ブロック化部135,非線形変換部136,平均値計算部137,非線形逆変換部138,平均値計算部139及び減算部140から成る画像特徴量検出装置と、ディレー141と,平均値計算部142と,ディレー143と,減算部144と,開閉器146と,減算部147と,画像再構築部148とで構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、ブロック化部135に入力される。
ブロック化部135は、動画像信号が入力されると、画面を複数のブロックに分割するブロック化処理を動画像信号に対して行い、ブロック化処理を行った動画像信号を非線形変換部136,平均値計算部139および減算部147に出力する。なお、ブロック化部135,非線形変換部136,平均値計算部137,非線形逆変換部138,平均値計算部139及び減算部140から成る画像特徴量検出装置は、図6の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。減算部140は、フリッカ成分データをディレー141,平均値計算部142および減算部144に出力する。
ディレー141は、入力される高輝度フレーム又は高輝度フレーム以外のフレームのフリッカ成分データに対し、1フレーム分の遅延を行う。平均値計算部142は、減算部140からフリッカ成分データを入力されると共に、ディレー141から1フレーム分の遅延が行われたフリッカ成分データを入力される。つまり、平均値計算部142に入力される2つのフリッカ成分データは、時間的に1フレーム分の差がある。平均値計算部142は、入力された2つのフリッカ成分データの平均値をブロックごとに計算し、ディレー143に出力する。
ディレー143は、平均値計算部142から入力された2つのフリッカ成分データの平均値に1フレーム分の遅延を行い、減算部144に出力する。減算部144は、減算部140から入力されたフリッカ成分データと、ディレー143から入力されたフリッカ成分データとを空間的な位置が同じであるブロックごとに減算し、その差分をフリッカ補正値として開閉器146に出力する。
開閉器146は、入力される識別信号を参照して動作する。開閉器146は、識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部144から入力されるフリッカ補正値を減算部147に出力する。なお、開閉器146は、識別信号が高輝度フレーム以外のフレームを示すとき、減算部144から入力されるフリッカ補正値を減算部147に出力しない。
例えば識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部144から出力されるフリッカ補正値は、減算部140から入力される高輝度フレームのフリッカ成分データとディレー143から入力される高輝度フレーム以外のフレームのフリッカ成分データの平均とを、空間的な位置が同じであるブロックごとに減算したものとなる。
減算部147は、入力信号として入力される電気信号レベルの動画像信号と開閉器146から入力されるフリッカ補正値とを、空間的及び時間的な位置が同じであるブロックの画素ごとに減算する処理を行う。
例えば識別信号が高輝度フレーム以外のフレームを示すとき、開閉器146からのフリッカ補正値の入力が無いため、減算部147は入力信号として入力される電気信号レベルの動画像信号を補正動画像信号として出力する。一方、識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部147は開閉器146から入力されるフリッカ補正値と、入力信号として入力される電気信号レベルの動画像信号とを、空間的及び時間的な位置が同じであるブロックの画素ごとに減算して、補正動画像信号として出力する。
画像再構築部148は、ブロック化処理を行った動画像信号が減算部147から入力されると、ブロック化されている動画像信号を元の位置に戻して動画像を再構築する処理を行い、補正動画像信号として出力する。
図16の画質改善装置はピクチャ間隔Mが3である場合の構成例であるが、ピクチャ間隔Mの値が変わっても、又、フィールド単位で補正を行う場合であっても、同様な構成で対応できる。即ち、平均値計算部142において、輝度フレーム又はフィールド以外の連続するフレーム又はフィールドのフリッカ成分データの平均を計算できるように、平均値計算部142の前段又は後段のディレーの配置や遅延量を調整すればよい。
図16の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データの平均との差分をフリッカ補正値とし、高輝度フレーム又はフィールドの動画像信号からフリッカ補正値を減算したあと、補正動画像信号として出力する。なお、図16の画質改善装置は高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドの動画像信号からフリッカ補正値を減算せず、補正動画像信号として出力する。
図16の画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、ブロックを利用した画素ごとのレベル値の補正により画面領域ごとに適応的に低減できる。
[第9実施例]
図17は、本実施の形態による画質改善装置の第9実施例の構成図である。
図17の画質改善装置は、非線形変換部149,狭帯域LPF150,狭帯域LPF151,非線形変換部152及び減算部153から成る画像特徴量検出装置と、メモリ154と,減算部155と,開閉器157と,加算部158と,非線形逆変換部159とで構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、非線形変換部149及び狭帯域LPF151に入力される。
なお、非線形変換部149,狭帯域LPF150,狭帯域LPF151,非線形変換部152及び減算部153から成る画像特徴量検出装置は、図7の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。減算部153は、フリッカ成分データをメモリ154および減算部156に出力する。
メモリ154は、入力される識別信号を参照して動作する。メモリ154は、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データが入力されるときのみ、そのフリッカ成分データの書き込みを行う。このとき、メモリ154からのフリッカ成分データの読み出しは無い。また、メモリ154は高輝度フレーム又はフィールド以外のフリッカ成分データが入力されるとき、そのフリッカ成分データの書き込みを行わない。このとき、メモリ154は保持していたフリッカ成分データを減算部155に出力する。
減算部155は、メモリ154から入力されたフリッカ成分データと減算部153から入力されたフリッカ成分データとを空間的な位置が同じである画素ごとに減算し、その差分をフリッカ補正値として開閉器157に出力する。
例えば識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、メモリ154からのフリッカ成分データの読み出しがないため、減算部155は減算部153から入力されたフリッカ成分データをフリッカ補正値として開閉器157に出力する。
一方、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、減算部155はメモリ154から入力される高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと、減算部153から入力された高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データとを画素ごとに減算したフリッカ補正値を開閉器157に出力する。
開閉器157は、入力される識別信号を参照して動作する。開閉器157は、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、減算部155から入力されるフリッカ補正値を加算部158に出力する。なお、開閉器157は、識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、減算部155から入力されるフリッカ補正値を加算部158に出力しない。
加算部158は、非線形変換部149から入力される光信号レベルの動画像信号と開閉器157から入力されるフリッカ補正値とを、空間的及び時間的な位置が同じである画素ごとに加算する処理を行う。
例えば識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、開閉器157からのフリッカ補正値の入力が無いため、加算部158は非線形変換部149から入力される光信号レベルの動画像信号を非線形逆変換部159に出力する。
一方、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、加算部158は開閉器157から入力されるフリッカ補正値と、非線形変換部149から入力される光信号レベルの動画像信号とを、空間的及び時間的な位置が同じである画素ごとに加算して、非線形逆変換部159に出力する。
非線形逆変換部159は、光信号レベルの動画像信号が入力されると、その光信号レベルの動画像信号を電気信号レベルの動画像信号に非線形逆変換し、補正動画像信号として出力する。
図17の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データとの差分をフリッカ補正値とし、高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドの動画像信号にフリッカ補正値を加算したあと、補正動画像信号として出力する。なお、図17の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドの動画像信号に対してフリッカ補正値を加算せず、補正動画像信号として出力する。
図17の画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、空間コンボリューション演算を利用した画素ごとのレベル値の補正により画面領域ごとに適応的に低減できる。
[第10実施例]
図18は、本実施の形態による画質改善装置の第10実施例の構成図である。
図18の画質改善装置は、ブロック化部160,非線形変換部161,平均値計算部162,平均値計算部163,非線形変換部164及び減算部165から成る画像特徴量検出装置と、メモリ166と,減算部167と,開閉器169と,加算部170と,非線形逆変換部171と,画像再構築部172とで構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、ブロック化部160に入力される。
ブロック化部160は、動画像信号が入力されると、画面を複数のブロックに分割するブロック化処理を動画像信号に対して行い、ブロック化処理を行った動画像信号を非線形変換部161,平均値計算部163に出力する。なお、ブロック化部160,非線形変換部161,平均値計算部162,平均値計算部163,非線形変換部164及び減算部165から成る画像特徴量検出装置は、図8の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。減算部165は、フリッカ成分データをメモリ166および減算部167に出力する。
メモリ166は、入力される識別信号を参照して動作するものであり、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データが入力されるときのみ、そのフリッカ成分データの書き込みを行う。このとき、メモリ166は保持しているフリッカ成分データの読み出しを行わない。また、メモリ166は高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データが入力されるとき、そのフリッカ成分データの書き込みを行わない。このとき、メモリ166は保持していたフリッカ成分データを減算部167に出力する。
減算部167は、メモリ166から入力されたフリッカ成分データと減算部165から入力されたフリッカ成分データとを空間的な位置が同じであるブロックごとに減算し、その差分をフリッカ補正値として開閉器169に出力する。
例えば識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、メモリ166からのフリッカ成分データの読み出しがないため、減算部167は減算部165から入力されたフリッカ成分データをフリッカ補正値として開閉器169に出力する。
一方、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、減算部167はメモリ166から入力される高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと、減算部165から入力された高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データとをブロックごとに減算したフリッカ補正値を開閉器169に出力する。
開閉器169は、入力される識別信号を参照して動作する。開閉器169は、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、減算部167から入力されるフリッカ補正値を加算部170に出力する。なお、開閉器169は識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、減算部167から入力されるフリッカ補正値を加算部170に出力しない。
加算部170は、非線形変換部161から入力されるブロック化処理を行った光信号レベルの動画像信号と開閉器169から入力されるフリッカ補正値とを、空間的及び時間的な位置が同じであるブロックの画素ごとに加算する処理を行う。
例えば識別信号が高輝度フレーム又はフィールドを示すとき、開閉器169からのフリッカ補正値の入力が無いため、加算部170はブロック化処理を行った動画像信号を非線形逆変換部171に出力する。
一方、識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示すとき、加算部170は開閉器169から入力されるフリッカ補正値と、ブロック化処理を行った動画像信号とを、空間的及び時間的な位置が同じであるブロックの画素ごとに加算して非線形逆変換部171に出力する。
非線形逆変換部171は、光信号レベルの動画像信号が入力されると、その光信号レベルの動画像信号を電気信号レベルの動画像信号に非線形逆変換し、画像再構築部172に出力する。
画像再構築部172は、ブロック化処理を行った動画像信号が非線形逆変換部171から入力されると、ブロック化されている動画像信号を元の位置に戻して動画像を再構築する処理を行い、補正動画像信号として出力する。
図18の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データとの差分をフリッカ補正値とし、高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドの動画像信号にフリッカ補正値をブロックの画素ごとに加算したあと、補正動画像信号として出力する。なお、図18の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドの動画像信号に対してフリッカ補正値を加算せず、補正動画像信号として出力する。
図18の画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、ブロックを利用した画素ごとのレベル値の補正により画面領域ごとに適応的に低減できる。
[第11実施例]
図19は、本実施の形態による画質改善装置の第11実施例の構成図である。
図19の画質改善装置は、IピクチャおよびPピクチャのピクチャ間隔Mが3であり、且つフレーム単位で補正を行う場合の構成例である。画質改善装置は、非線形変換部173,狭帯域LPF174,狭帯域LPF175,非線形変換部176及び減算部177から成る画像特徴量検出装置と、ディレー178と,平均値計算部179と,ディレー180と,減算部181と,開閉器183と,減算部184と,非線形逆変換部185とで構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、非線形変換部173及び狭帯域LPF175に入力される。
なお、非線形変換部173,狭帯域LPF174,狭帯域LPF175,非線形変換部176及び減算部177から成る画像特徴量検出装置は、図7の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。
減算部177は、フリッカ成分データをディレー178,平均値計算部179および減算部181に出力する。ディレー178は、入力される高輝度フレーム又は高輝度フレーム以外のフレームのフリッカ成分データに対し、1フレーム分の遅延を行う。平均値計算部179は、減算部177からフリッカ成分データを入力されると共に、ディレー178から1フレーム分の遅延が行われたフリッカ成分データを入力される。
つまり、平均値計算部179に入力される2つのフリッカ成分データは、時間的に1フレーム分の差がある。平均値計算部179は、入力された2つのフリッカ成分データの平均値を画素ごとに計算し、ディレー180に出力する。
ディレー180は、平均値計算部179から入力された2つのフリッカ成分データの平均値に1フレーム分の遅延を行い、減算部181に出力する。減算部181は、減算部177から入力されたフリッカ成分データと、ディレー180から入力されたフリッカ成分データとを空間的な位置が同じである画素ごとに減算し、その差分をフリッカ補正値として開閉器183に出力する。
開閉器183は、入力される識別信号を参照して動作する。開閉器183は、識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部181から入力されるフリッカ補正値を減算部184に出力する。なお、開閉器183は、識別信号が高輝度フレーム以外のフレームを示すとき、減算部181から入力されるフリッカ補正値を減算部184に出力しない。
例えば識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部181から出力されるフリッカ補正値は、減算部177から入力される高輝度フレームのフリッカ成分データとディレー180から入力される高輝度フレーム以外のフレームのフリッカ成分データの平均とを、空間的な位置が同じである画素ごとに減算したものとなる。
減算部184は、非線形変換部173から入力される光信号レベルの動画像信号と開閉器183から入力されるフリッカ補正値とを、空間的及び時間的な位置が同じである画素ごとに減算する処理を行う。
例えば識別信号が高輝度フレーム以外のフレームを示すとき、開閉器183からのフリッカ補正値の入力が無いため、減算部184は非線形変換部173から入力される光信号レベルの動画像信号を非線形逆変換部185に出力する。
一方、識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部184は開閉器183から入力されるフリッカ補正値と、非線形変換部173から入力される光信号レベルの動画像信号とを、空間的及び時間的な位置が同じである画素ごとに減算して、非線形逆変換部185に出力する。
非線形逆変換部185は、光信号レベルの動画像信号が入力されると、その光信号レベルの動画像信号を電気信号レベルの動画像信号に非線形逆変換し、補正動画像信号として出力する。
図19の画質改善装置はピクチャ間隔Mが3である場合の構成例であるが、ピクチャ間隔Mの値が変わっても、又、フィールド単位で補正を行う場合であっても、同様な構成で対応できる。即ち、平均値計算部179において、輝度フレーム又はフィールド以外の連続するフレーム又はフィールドのフリッカ成分データの平均を計算できるように、平均値計算部179の前段又は後段のディレーの配置や遅延量を調整すればよい。
図19の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データの平均との差分をフリッカ補正値とし、高輝度フレーム又はフィールドの動画像信号からフリッカ補正値を減算したあと、補正動画像信号として出力する。なお、図19の画質改善装置は高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドの動画像信号からフリッカ補正値を減算せず、補正動画像信号として出力する。
図19の画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、空間コンボリューション演算を利用した画素ごとのレベル値の補正により画面領域ごとに適応的に低減できる。
[第12実施例]
図20は、本実施の形態による画質改善装置の第12実施例の構成図である。
図20の画質改善装置は、IピクチャおよびPピクチャのピクチャ間隔Mが3であり、且つフレーム単位で補正を行う場合の構成例である。
図20の画質改善装置は、ブロック化部186,非線形変換部187,平均値計算部188,平均値計算部189,非線形変換部190及び減算部191から成る画像特徴量検出装置と、ディレー192と,平均値計算部193と,ディレー194と,減算部195と,開閉器197と,減算部198と,非線形逆変換部199と,画像再構築部200とで構成される。画質改善装置への入力信号である電気信号レベルの動画像信号は、ブロック化部186に入力される。
ブロック化部186は、動画像信号が入力されると、画面を複数のブロックに分割するブロック化処理を動画像信号に対して行い、ブロック化処理を行った動画像信号を非線形変換部187及び平均値計算部189に出力する。なお、ブロック化部186,非線形変換部187,平均値計算部188,平均値計算部189,非線形変換部190及び減算部191から成る画像特徴量検出装置は、図8の画像特徴量検出装置と同様であるため、説明を省略する。減算部191は、フリッカ成分データをディレー192,平均値計算部193および減算部195に出力する。
ディレー192は、入力される高輝度フレーム又は高輝度フレーム以外のフレームのフリッカ成分データに対し、1フレーム分の遅延を行う。平均値計算部193は、減算部191からフリッカ成分データを入力されると共に、ディレー192から1フレーム分の遅延が行われたフリッカ成分データを入力される。つまり、平均値計算部193に入力される2つのフリッカ成分データは、時間的に1フレーム分の差がある。平均値計算部193は、入力された2つのフリッカ成分データの平均値をブロックごとに計算し、ディレー194に出力する。
ディレー194は、平均値計算部193から入力された2つのフリッカ成分データの平均値に1フレーム分の遅延を行い、減算部195に出力する。減算部195は、減算部191から入力されたフリッカ成分データと、ディレー194から入力されたフリッカ成分データとを空間的な位置が同じであるブロックごとに減算し、その差分をフリッカ補正値として開閉器197に出力する。
開閉器197は、入力される識別信号を参照して動作する。開閉器197は、識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部195から入力されるフリッカ補正値を減算部198に出力する。なお、開閉器197は、識別信号が高輝度フレーム以外のフレームを示すとき、減算部195から入力されるフリッカ補正値を減算部198に出力しない。
例えば識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部195から出力されるフリッカ補正値は、減算部191から入力される高輝度フレームのフリッカ成分データとディレー194から入力される高輝度フレーム以外のフレームのフリッカ成分データの平均とを、空間的な位置が同じであるブロックごとに減算したものとなる。
減算部198は、非線形変換部187から入力されるブロック化処理を行った光信号レベルの動画像信号と開閉器197から入力されるフリッカ補正値とを、空間的及び時間的な位置が同じであるブロックの画素ごとに減算する処理を行う。
例えば識別信号が高輝度フレーム以外のフレームを示すとき、開閉器197からのフリッカ補正値の入力が無いため、減算部198は非線形変換部187から入力されるブロック化処理を行った光信号レベルの動画像信号を非線形逆変換部199に出力する。
一方、識別信号が高輝度フレームを示すとき、減算部198は開閉器197から入力されるフリッカ補正値と、非線形変換部187から入力されるブロック化処理を行った光信号レベルの動画像信号とを、空間的及び時間的な位置が同じであるブロックの画素ごとに減算して、非線形逆変換部199に出力する。
非線形逆変換部199は、光信号レベルの動画像信号が入力されると、その光信号レベルの動画像信号を電気信号レベルの動画像信号に非線形逆変換し、画像再構築部200に出力する。
画像再構築部200は、ブロック化処理を行った動画像信号が非線形逆変換部199から入力されると、ブロック化されている動画像信号を元の位置に戻して動画像を再構築する処理を行い、補正動画像信号として出力する。
図20の画質改善装置はピクチャ間隔Mが3である場合の構成例であるが、ピクチャ間隔Mの値が変わっても、又、フィールド単位で補正を行う場合であっても、同様な構成で対応できる。即ち、平均値計算部193において、輝度フレーム又はフィールド以外の連続するフレーム又はフィールドのフリッカ成分データの平均を計算できるように、平均値計算部193の前段又は後段のディレーの配置や遅延量を調整すればよい。
図20の画質改善装置は、高輝度フレーム又はフィールドのフリッカ成分データと高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドのフリッカ成分データの平均との差分をフリッカ補正値とし、高輝度フレーム又はフィールドの動画像信号からフリッカ補正値を減算したあと、補正動画像信号として出力する。なお、図20の画質改善装置は高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドの動画像信号からフリッカ補正値を減算せず、補正動画像信号として出力する。
図20の画質改善装置は、上記の信号処理を繰り返し行うことで、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、ブロックを利用した画素ごとのレベル値の補正により画面領域ごとに適応的に低減できる。
上記の第5〜第12実施例の画質改善装置では、識別信号を画質改善装置の外部から得ていたが、識別信号を出力する判定部を設けることもできる。ここでは、第5実施例の画質改善装置に判定部を設けた図21の構成を説明するが、他の実施例の画質改善装置であっても同様な構成で対応できる。
[第13実施例]
図21は、本実施の形態による画質改善装置の第13実施例の構成図である。なお、図21の画質改善装置は判定部210を除いて図13の画質改善装置と同様であるため、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
判定部210は、減算部105から出力されるフリッカ成分データと、画質改善装置に入力された電気信号レベルの動画像信号とを入力される。判定部210は、入力されたフリッカ成分データに基づき、高輝度フレーム又はフィールドを識別するための識別信号をメモリ106及び開閉器109に出力する。
また、判定部210は減算部105から入力されたフリッカ成分データを遅延させてメモリ106及び減算部107に出力する。さらに、判定部210は入力された電気信号レベルの動画像信号を遅延させて加算部110に出力する。
ここで、判定部210の構成例を説明する。図22は、判定部210の一例の構成図である。図22の判定部210は、連続する3つのフレームの中で、表示装置から出力される光信号レベルの平均が最も高くなる高輝度フレームを求めて、識別信号を出力する場合の構成例である。
図22の判定部210は、平均値計算部211と,ディレー212と,ディレー213と,最大値判定部214と,ディレー215と,ディレー216とで構成される。判定部210に入力されたフリッカ成分データは、平均値計算部211及びディレー215に入力される。また、判定部210に入力された電気信号レベルの動画像信号はディレー216に入力される。
平均値計算部211は、入力されたフリッカ成分データの平均値(以下、1フレーム平均値という)を1フレーム毎に算出してディレー212及び最大値判定部214に出力する。ディレー212は、平均値計算部212から1フレーム平均値を入力されると、1フレーム分の遅延を行ってディレー213及び最大値判定部214に出力する。ディレー213は、ディレー212から1フレーム平均値を入力されると、1フレーム分の遅延を行って最大値判定部214に出力する。判定部210は、上記のような動作を繰り返し行っている。
即ち、最大値判定部214には常に連続する3つのフレームの1フレーム平均値が入力されている。最大値判定部214は、連続する3つのフレームの1フレーム平均値を比較して、平均値計算部211から入力された1フレーム平均値が最も大きいときに、識別信号を出力する。
また、ディレー215は、フリッカ成分データを入力されると、1フレーム分の遅延を行って出力する。ディレー215が行う遅延は、平均値計算部211での計算における遅延に合わせるためのものである。
同様に、ディレー216は電気信号レベルの動画像信号を入力されると、1フレーム分の遅延を行って出力する。ディレー216が行う遅延は、平均値計算部211での計算における遅延に合わせるためのものである。
なお、図22の判定部210では、平均値計算部211から出力される1フレーム平均値が最も大きいときに高輝度フレームであることを識別するための識別信号を出力しているが、ディレー212又はディレー213から出力される1フレーム平均値が最も大きいときに高輝度フレームであることを識別するための識別信号を出力することもできる。
例えば、ディレー212から出力される1フレーム平均値が最も大きいときに高輝度フレームであることを識別する為の識別信号を出力する場合、ディレー215,ディレー216の遅延に加えて、夫々1フレーム分の遅延を追加する必要がある。ディレー213から出力される1フレーム平均値が最も大きいときに高輝度フレームであることを識別する為の識別信号を出力する場合、ディレー215,ディレー216の遅延に加えて、夫々2フレーム分の遅延を追加する必要がある。
このように、図22の判定部210は連続する3つのフレームの中で、表示装置のガンマ特性の影響により、視覚的に最も輝度が高く見えるフレームを識別するための識別信号を出力できる。したがって、図21の画質改善装置は識別信号を画質改善装置の外部から得なくとも、フリッカ補正が可能である。
図22の判定部210は、連続する3つのフレームの中で、表示装置から出力される光信号レベルの平均が最も高くなる高輝度フレームを求めて、識別信号を出力する場合の構成例であるが、任意のフレーム又はフィールド数であっても、同様な構成で対応することができる。即ち、最大値判定部214において、任意のフレーム又はフィールド数のフリッカ成分データの平均値を比較できるように、判定部210を構成するディレーの遅延量及び配置を調整し、フリッカ成分の平均値が最も大きいフレーム又はフィールドを識別する識別信号を出力するようにすればよい。
なお、図22では識別信号の算出単位となるフレーム数が3である場合の判定部210の構成を説明した。しかしながら、実際の運用においては、識別信号の算出単位となるフレーム又はフィールド数を、フレーム数の換算で符号化時のピクチャ間隔M以上とすることが要求される。
例えば符号化装置でピクチャ間隔Mが3までの符号化が行われていれば、識別情報の算出単位となるフレーム数は3以上とすることが要求される。また、識別情報の算出単位となるフレーム数は、少ない方が時間的により高精度なフリッカ補正を行えるため、必要なフレーム数以上で最も少ないフレーム数とすることが望ましい。
上記の第5〜第13実施例の画質改善装置では、算出したフリッカ補正値に対して判定を行う判定部を設けることもできる。ここでは、第5実施例の画質改善装置に判定部を設けた図23の構成を説明するが、他の実施例の画質改善装置であっても同様な構成で対応できる。
[第14実施例]
図23は、本実施の形態による画質改善装置の第14実施例の構成図である。なお、図23の画質改善装置は判定部108を除いて図13の画質改善装置と同様であるため、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
判定部108は、減算部107から入力されるフリッカ補正値に対して以下のような判定を行う。フリッカ補正値に対して判定を行うことで、被写体の素早い動きや、シーンチェンジなど、動画像が持っている本来の輝度の変化に対するフリッカ補正を防ぐことができる。
例えばフリッカ補正値がマイナス値を取ることは通常のフリッカであればあり得ないため、判定部108はマイナス値のフリッカ補正値を0とする。また、判定部108は表示装置のガンマ特性などから考慮してフリッカ補正値の上限値を決めておき、通常取り得る可能性の低い上限値を超えるフリッカ補正値を0とする。そして、判定部108はフリッカ補正値を開閉器109に出力する。フリッカ補正値が0であれば、加算部110はその画素に対してフリッカ補正を行わない。
したがって、図23の画質改善装置は動画像が持っている本来の輝度の変化に対するフリッカ補正を行わす、誤った補正による画質劣化を防ぐことができる。つまり、図23の画質改善装置は動画像が持っている本来の輝度の変化を残してフリッカ劣化の要因となる輝度の変化のみを補正の対象とすることが可能である。
上記の第5〜第14実施例の画質改善装置では、狭帯域の低域通過フィルタリング処理を行った電気信号レベルの動画像信号(以下、処理信号という)に対して判定を行う判定部を設けることもできる。ここでは、第5実施例の画質改善装置に判定部を設けた図24の構成を説明するが、他の実施例の画質改善装置であっても同様な構成で対応できる。
[第15実施例]
図24は、本実施の形態による画質改善装置の第15実施例の構成図である。なお、図24の画質改善装置は判定部300を除いて図13の画質改善装置と同様であるため、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
判定部300は、狭帯域LPF104から入力される処理信号と、画質改善装置の外部から入力される識別信号とを入力される。判定部300は、高輝度フレーム又はフィールドと、高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドとの間で、狭帯域LPF104から出力される処理信号の差分を算出して、その差分の絶対値に応じてフリッカ補正を行うか否かを判定する。
具体的に、判定部300は狭帯域LPF104から出力される処理信号の差分を、高輝度フレーム又はフィールドと高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドとの間で算出し、その差分の絶対値が所定値以上となる場合に、動画像が持っている本来の輝度の変化であると判断して、フリッカ補正を行わないと判定する。また、判定部300は差分の絶対値が所定値以下である場合に、動画像が持っている本来の輝度の変化でないと判断して、フリッカ補正を行うと判定する。
判定部300は、フリッカ補正を行うか否かの判定結果を表す開閉器制御信号を開閉器109に出力する。また、判定部300は狭帯域LPF104から入力される処理信号を減算部105に出力する。
開閉器109は、開閉器制御信号がフリッカ補正を行う判定結果を表すとき、減算部107から入力されるフリッカ補正値を加算部110に出力する。また、開閉器109は開閉器制御信号がフリッカ補正を行わない判定結果を表すとき、減算部107から入力されるフリッカ補正値を加算部110に出力しない。
狭帯域LPF104から出力される処理信号の差分に対して判定を行うことで、被写体の素早い動きや、シーンチェンジなど、動画像が持っている本来の輝度の変化に対するフリッカ補正を防ぐことができる。
ここで、判定部300の構成例を説明する。図25は、判定部300の一例の構成図である。図25の判定部300は、メモリ301,減算部302,差分判定部303及び比較部304で構成される。判定部300に入力された処理信号は、メモリ301及び減算部302に入力される。また、判定部300に入力された識別信号はメモリ301及び比較部304に入力される。
メモリ301は、入力される識別信号を参照して動作する。メモリ301は、高輝度フレーム又はフィールドの処理信号が入力されるときのみ、処理信号の書き込みを行う。このとき、メモリ301からの処理信号の読み出しは無い。また、メモリ301は高輝度フレーム又はフィールド以外の処理信号が入力されるとき、その処理信号の書き込みを行わない。このとき、メモリ301は保持していた処理信号を減算部302に出力する。
減算部302は、メモリ301から入力された処理信号と狭帯域LPF104から入力された処理信号との差分を差分判定部303に出力する。差分判定部303は、減算部302から入力された差分の絶対値が所定値以上であるとき、フリッカ補正を行わないことを示す加算可否信号を比較部304に出力する。また、差分判定部303は、減算部302から入力された差分の絶対値が所定値以下であるとき、フリッカ補正を行うことを示す加算可否信号を比較部304に出力する。
比較部304は、判定部300の外部から入力される識別信号と、差分判定部303から入力される加算可否信号とを比較し、論理演算を行う。具体的に、比較部304は識別信号が高輝度フレーム又はフィールド以外のフレーム又はフィールドを示し、且つ加算可否信号がフリッカ補正を行うことを示す場合に、開閉器109を閉じる為の開閉器制御信号を出力し、それ以外の場合に、開閉器109を開く為の開閉器制御信号を出力する。
したがって、図24の画質改善装置は動画像が持っている本来の輝度の変化に対するフリッカ補正を行わす、誤った補正による画質劣化を防ぐことができる。つまり、図24の画質改善装置は動画像が持っている本来の輝度の変化を残してフリッカ劣化の要因となる輝度の変化のみを補正の対象とすることが可能である。
[第3の実施の形態]
実施の形態による画質改善装置は、表示装置,受信機,表示装置と受信機との間に接続される変換装置などに適用可能である。
図26は、本実施の形態による画質改善装置を備えた表示装置の一例の構成図である。表示装置の一例としてのデジタル放送用テレビジョン400は、TS復号部401,MPEG−2多重化分離部402,データ復号部403,映像復号部404,音声復号部405,表示部406,スピーカ部407及び画質改善装置500で構成される。
図示していないアンテナで受信された放送波は、TS復号部401に入力される。衛星デジタル放送の場合、入力される放送波は中間周波数帯(IF帯)に周波数変換された信号である。
TS復号部401は、選局および検波を行い、トランスポートストリーム(以下、TSという)信号を復号して、MPEG−2多重化分離部402に出力する。MPEG−2多重化分離部402は、入力されたTS信号を映像,音声およびデータの各要素信号に分離して、映像,音声およびデータの各要素信号をそれぞれ映像復号部404,音声復号部405およびデータ復号部403に出力する。
データ復号部403では、データ信号が復号される。映像復号部404では、映像信号が復号される。また、音声復号部405では音声信号が復号される。データ信号は、適宜映像、音声と連携した提示がなされる。映像復号部404にて復号された映像信号(動画像信号)は、第2の実施の形態による画質改善装置500に入力される。
画質改善装置500は、入力された映像信号に上記したような画質を改善するための処理を行い、表示部406に出力する。音声復号部405は、復号した音声信号をスピーカ部407に出力する。
表示部406は、入力された映像信号を映像として表示する。また、スピーカ部407は入力された音声信号を音声として出力する。したがって、図26のデジタル放送用テレビジョン400は、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を、画面領域ごとに適応的に低減できる。
なお、図26のデジタル放送用テレビジョン400を構成する各種処理部は、1つの筐体に収容してもよいし、複数の筐体に分散して収容してもよい。複数の筐体に分散して各種処理部を収容する例を図27,図28に示す。
図27は、本実施の形態による画質改善装置を備えた受信機の一例の構成図である。受信機600は、TS復号部401,MPEG−2多重化分離部402,データ復号部403,映像復号部404,音声復号部405及び画質改善装置500で構成される。また、表示装置601は表示部406及びスピーカ部407で構成される。
なお、図27の受信機600,表示装置601を構成する各種処理部は、図26の表示装置400を構成する各種処理部と同様であり、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。図27の受信機600は、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を画面領域ごとに適応的に低減できる。したがって、表示装置601に表示される動画像の画質を改善できる。
図28は、本実施の形態による画質改善装置を備えた変換装置の一例の構成図である。変換装置701は、受信機700と表示装置702との間に接続されている。図28の受信機700は、TS復号部401,MPEG−2多重化分離部402,データ復号部403,映像復号部404及び音声復号部405で構成される。変換装置701は、第2の実施の形態による画質改善装置500で構成される。また、表示装置702は表示部406及びスピーカ部407で構成される。
なお、図28の受信機700,変換装置701及び表示装置702を構成する各種処理部は、図26の表示装置400を構成する各種処理部と同様であり、同一部分に同一符号を付して説明を省略する。図28の変換装置701は、動画像の周波数特性の変化に起因するフリッカ劣化を画面領域ごとに適応的に低減できる。したがって、表示装置702に表示される動画像の画質を改善できる。
本発明では、復号した動画像の周波数特性の変化が表示装置のガンマ特性により、本来の動画像には無かった輝度変化となって見えるフリッカ劣化に対し、空間コンボリューション演算や画面のブロック化を利用してフリッカ補正を行っている。
本発明によれば、動画像の周波数特性の変動によるフリッカの発生の程度を、画面領域ごとに且つ定量的に求めることができる。また、本発明によれば、フリッカの発生する画面領域にのみ補正を行い、且つ補正値に対して判定を行い、動画像の持つ本来の輝度の変化に対して補正を行わないという適応的なフリッカ補正ができる。さらに、本発明によれば、復号装置などからフレームまたはフィールドに関する情報を得ていなくてもフリッカ補正が可能である。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
符号化動画像の配置の一例を表した図である。 フリッカの発生原理を表した図である。 第1の実施の形態による画像特徴量検出装置の第1実施例の構成図である。 狭帯域LPFが用いるコンボリューションマスクの一例の構成図である。 実際にフリッカが発生している動画像信号において、空間位置の異なる2地点で求めたフリッカ成分を表したグラフ図である。 第1の実施の形態による画像特徴量検出装置の第2実施例の構成図である。 第1の実施の形態による画像特徴量検出装置の第3実施例の構成図である。 第1の実施の形態による画像特徴量検出装置の第4実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第1実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第2実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第3実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第4実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第5実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第6実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第7実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第8実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第9実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第10実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第11実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第12実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第13実施例の構成図である。 判定部の一例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第14実施例の構成図である。 第2の実施の形態による画質改善装置の第15実施例の構成図である。 判定部の一例の構成図である。 第3の実施の形態による画質改善装置を備えた表示装置の一例の構成図である。 第3の実施の形態による画質改善装置を備えた受信機の一例の構成図である。 第3の実施の形態による画質改善装置を備えた変換装置の一例の構成図である。
1,7,12,15,18,21 非線形変換部
2,4,13,14 狭帯域LPF
3 非線形逆変換部
5,11,16,22,107,131,134,181,184 減算部
6,17 ブロック化部
8,10,19,20,129,179 平均値計算部
9,159,185 非線形逆変換部
106 メモリ
109,133,183 開閉器
110 加算部
122,148 画像再構築部
128,130,178,180, ディレー
108,210,300 判定部
400 デジタル放送用テレビジョン
500 画質改善装置
600,700 受信機
601,702 表示装置
701 変換装置

Claims (20)

  1. 入力された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第1非線形変換部と、
    前記第1非線形変換部で変換された信号に、低域通過フィルタ処理を行う第1低域通過フィルタ部と、
    前記入力された画像信号に低域通過フィルタ処理を行う第2低域通過フィルタ部と、
    前記第2低域通過フィルタ部を通過した信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第2非線形変換部と、
    前記第1低域通過フィルタ部の出力信号と前記第2非線形変換部の出力信号との差分を、前記入力された画像信号のフリッカ成分を除去する補正を行うための画像特徴量として出力する減算部とを含む画像特徴量検出装置。
  2. 前記第1低域通過フィルタ部及び前記第2低域通過フィルタ部は、画素ごとに空間コンボリューション演算による低域通過フィルタ処理を行う請求項1記載の画像特徴量検出装置。
  3. 入力された画像信号から構成される画面を、所定数の画素から成るブロックに分割する分割手段と、
    前記分割手段でブロックに分割された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの画像信号に変換する第1非線形変換部と、
    前記第1非線形変換部で変換された画像信号を前記ブロックごとに、平均する第1平均値計算部と、
    前記分割手段で分割されたブロックごとに、前記入力された画像信号を平均する第2平均値計算部と、
    前記第2平均値計算部の出力信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第2非線形変換部と、
    前記第1平均値計算部の出力信号と前記第2非線形変換部の出力信号との差分を、前記入力された画像信号のフリッカ成分を除去する補正を行うための画像特徴量として出力する減算部とを含む画像特徴量検出装置。
  4. 入力された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第1非線形変換部と、
    前記第1非線形変換部で変換された画像信号に、低域通過フィルタ処理を行う第1低域通過フィルタ部と、
    前記入力された画像信号に低域通過フィルタ処理を行う第2低域通過フィルタ部と、
    前記第2低域通過フィルタ部を通過した信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第2非線形変換部と、
    前記第1低域通過フィルタ部の出力信号と前記第2非線形変換部の出力信号との差分を算出する第1減算部と、
    前記第1減算部の出力差分と前記第1非線形変換部の出力信号との差分を算出する第2減算部と、
    前記第2減算部の出力を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じて非線形逆変換し、前記入力された画像信号を補正した画像信号として出力する非線形逆変換部とを含む画質改善装置。
  5. 入力された画像信号から構成される画面を、所定数の画素から成るブロックに分割する分割手段と、
    前記分割手段でブロックに分割された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの画像信号に変換する第1非線形変換部と、
    前記第1非線形変換部で変換された画像信号を前記ブロックごとに、平均する第1平均値計算部と、
    前記分割手段で分割されたブロック毎に、前記入力された画像信号を平均する第2平均値計算部と、
    前記第2平均値計算部の出力信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第2非線形変換部と、
    前記第1平均値計算部の出力信号と前記第2非線形変換部の出力信号との差分を算出する第1減算部と、
    前記第1減算部の出力と前記第1非線形変換部の出力画像信号との差分を算出する第2減算部と、
    前記第2減算部の出力を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じて非線形逆変換する非線形逆変換部と、
    前記非線形逆変換部の出力を、前記分割手段により分割されたブロックの位置に基づいて元の位置に戻して画像を再構築する処理を行う画像再構築部とを含む画質改善装置。
  6. 入力された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する非線形変換部と、
    前記第1非線形変換部で変換された信号に、低域通過フィルタ処理を行う第1低域通過フィルタ部と、
    前記第1低域通過フィルタ部を通過した信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に逆変換する非線形逆変換部と、
    前記入力された画像に、低域通過フィルタ処理を行う第2低域通過フィルタ部と、
    前記非線形逆変換部の出力と前記第2低域通過フィルタ部の出力との差分を算出する第1減算部と、
    所定数のフレーム又はフィールドの中で表示装置に出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールドである高輝度フレーム又はフィールドの状態のときに、前記第1減算部の出力を記憶するメモリと、
    前記メモリの出力と前記第1減算器の出力との差分を算出する第2減算部と、
    前記第2減算部の出力を、前記高輝度フレーム又はフィールド時に出力するスイッチ部と、
    前記入力された画像信号と前記スイッチ部の出力とを加算し、前記入力された画像信号を補正した画像信号として出力する加算部とを含む画質改善装置。
  7. 入力された画像信号から構成される画面を、所定数の画素から成るブロックに分割する分割手段と、
    前記分割手段でブロックに分割された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの画像信号に変換する第1非線形変換部と、
    前記第1非線形変換部で変換された画像信号を前記ブロックごとに、平均する第1平均値計算部と、
    前記第1平均値計算部の出力を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に逆変換する非線形逆変換部と、
    前記分割手段で分割された画像信号を、前記ブロックごとに、平均する第2平均値計算部と、
    前記非線形逆変換部の出力と前記第2平均値計算部の出力との差分を算出する第1減算部と、
    所定数のフレーム又はフィールドの中で表示装置に出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールドである高輝度フレーム又はフィールドの状態のときに、前記第1減算部の出力を記憶するメモリと、
    前記メモリの出力と前記第1減算器の出力との差分を算出する第2減算部と、
    前記第2減算部の出力を、前記高輝度フレーム又はフィールド時に出力するスイッチ部と、
    前記入力された画像信号と前記スイッチ部の出力とを加算し、前記入力された画像信号を補正した画像信号として出力する加算部と、
    前記加算部の出力を、前記分割手段で分割されたブロックの位置に基づいて元の位置に戻して、画像を再構築する処理を行う画像再構築部とを含む画質改善装置。
  8. 入力された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する非線形変換部と、
    記非線形変換部で変換された信号に、低域通過フィルタ処理を行う第1低域通過フィルタ部と、
    前記第1低域通過フィルタ部を通過した信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に逆変換する非線形逆変換部と、
    前記入力された画像に、低域通過フィルタ処理を行う第2低域通過フィルタ部と、
    前記非線形逆変換部の出力と前記第2低域通過フィルタ部の出力との差分を算出する第1減算部と、
    前記第1減算部の出力を、1フレーム分遅延させる第1遅延部と、
    前記第1減算部の出力と前記第1遅延部の出力との平均値を画素ごとに算出する平均値計算部と、
    前記平均値計算部の出力を1フレーム分遅延させる第2遅延部と、
    前記第1減算器の出力と前記第2遅延部の出力の差分を算出する第2減算部と、
    所定数のフレーム又はフィールドの中で表示装置に出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールドである高輝度フレーム又はフィールドの状態のときに、前記第2減算部の出力を出力するスイッチ部と、
    前記入力された画像信号と前記スイッチ部の出力との差分を算出し、前記入力された画像信号を補正した画像信号として出力する第3減算部とを有する画質改善装置。
  9. 入力された画像信号から構成される画面を、所定数の画素から成るブロックに分割する分割手段と、
    前記分割手段でブロックに分割された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの画像信号に変換する第1非線形変換部と、
    前記第1非線形変換部で変換された画像信号を前記ブロックごとに、平均する第1平均値計算部と、
    前記第1平均値計算部の出力を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に逆変換する非線形逆変換部と、
    前記分割手段で分割された信号を、前記ブロックごとに、平均する第2平均値計算部と、
    前記非線形逆変換部の出力と前記第2平均値計算部の出力との差分を算出する第1減算部と、
    前記第1減算部の出力を、1フレーム分遅延させる第1遅延部と、
    前記第1減算部の出力と前記第1遅延部の出力との平均値を算出する第3平均値計算部と、
    前記第3平均値計算部の出力を、1フレーム分遅延させる第2遅延部と、
    前記第1減算器の出力と前記第2遅延部の出力の差分を算出する第2減算部と、
    所定数のフレーム又はフィールドの中で表示装置に出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールドである高輝度フレーム又はフィールドの状態のときに、前記第2減算部の出力を出力するスイッチ部と、
    前記分割手段でブロック化された画像信号と前記スイッチ部の出力との差分を前記ブロックごとに算出する第3減算部と、
    前記第3減算部の出力を、前記分割手段で分割されたブロックの位置に基づいて元の位置に戻して、画像を再構築する処理を行う画像再構築部とを含む画質改善装置。
  10. 入力された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第1非線形変換部と、
    前記第1非線形変換部で変換された信号に、低域通過フィルタ処理を行う第1低域通過フィルタ部と、
    前記入力された画像信号に、低域通過フィルタ処理を行う第2低域通過フィルタ部と、
    前記第2低域通過フィルタ部を通過した信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第2非線形変換部と、
    前記第1低域通過フィルタ部の出力と前記第2非線形変換部の出力との差分を算出する第1減算部と、
    所定数のフレーム又はフィールドの中で表示装置に出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールドである高輝度フレーム又はフィールドの状態のときに、前記第1減算部の出力を記憶するメモリと、
    前記メモリの出力と前記第1減算器の出力との差分を算出する第2減算部と、
    前記第2減算部の出力を、前記高輝度フレーム又はフィールド時に出力するスイッチ部と、
    前記第1非線形変換部の出力と前記スイッチ部の出力とを加算し、前記入力された画像信号を補正した画像信号として出力する加算部と、
    前記加算部の出力を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に逆変換する非線形逆変換部とを含む画質改善装置。
  11. 入力された画像信号から構成される画面を、所定数の画素から成るブロックに分割する分割手段と、
    前記分割手段でブロックに分割された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの画像信号に変換する第1非線形変換部と、
    前記第1非線形変換部で変換された画像信号を、前記ブロックごとに、平均する第1平均値計算部と、
    前記分割手段でブロックに分割された画像信号を、前記ブロックごとに、平均する第2平均値計算部と、
    前記第2平均値計算部の出力を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの画像信号に変換する第2非線形変換部と、
    前記第1平均値計算部の出力と前記第2非線形変換部の出力との差分を算出する第1減算部と、
    所定数のフレーム又はフィールドの中で表示装置に出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールドである高輝度フレーム又はフィールドの状態のときに、前記第1減算部の出力を記憶するメモリと、
    前記メモリの出力と前記第1減算器の出力との差分を算出する第2減算部と、
    前記第2減算部の出力を、前記高輝度フレーム又はフィールド時に出力するスイッチ部と、
    前記第1非線形変換部の出力と前記スイッチ部の出力とを加算する加算部と、
    前記加算部の出力を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に逆変換する非線形逆変換部と、
    前記非線形逆変換部の出力を、前記分割手段で分割されたブロックの位置に基づいて元の位置に戻して、画像を再構築する処理を行う画像再構築部とを含む画質改善装置。
  12. 入力された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第1非線形変換部と、
    前記第1非線形変換部で変換された信号に、低域通過フィルタ処理を行う第1低域通過フィルタ部と、
    前記入力された画像信号に、低域通過フィルタ処理を行う第2低域通過フィルタ部と、
    前記第2低域通過フィルタ部を通過した信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する第2非線形変換部と、
    前記第2低域通過フィルタ部の出力と前記第2非線形変換部の差分を算出する第1減算部と、
    前記第1減算部の出力を、1フレーム分遅延させる第1遅延部と、
    前記第1減算部の出力と前記第1遅延部の出力との平均値を画素ごとに算出する平均値計算部と、
    前記平均値計算部の出力を1フレーム分遅延させる第2遅延部と、
    前記第1減算器の出力と前記第2遅延部の出力の差分を算出する第2減算部と、
    所定数のフレーム又はフィールドの中で表示装置に出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールドである高輝度フレーム又はフィールドの状態のときに、前記第2減算部の出力を出力するスイッチ部と、
    前記入力された画像信号と前記スイッチ部の出力との差分を算出する第3減算部と、
    前記第3減算部の出力を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に逆変換する非線形逆変換部とを含む画質改善装置。
  13. 入力された画像信号から構成される画面を、所定数の画素から成るブロックに分割する分割手段と、
    前記分割手段でブロックに分割された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの画像信号に変換する第1非線形変換部と、
    前記第1非線形変換部で変換された画像信号を、前記ブロックごとに、平均する第1平均値計算部と、
    前記分割手段でブロックに分割された画像信号を、前記ブロックごとに、平均する第2平均値計算部と、
    前記第2平均値計算部の出力を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの画像信号に変換する第2非線形変換部と、
    前記第1平均値計算部の出力と前記第2非線形変換部の出力との差分を算出する第1減算部と、
    前記第1減算部の出力を、1フレーム分遅延させる第1遅延部と、
    前記第1減算部の出力と前記第1遅延部の出力との平均値を算出する第3平均値計算部と、
    前記第3平均値計算部の出力を、1フレーム分遅延させる第2遅延部と、
    前記第1減算器の出力と前記第2遅延部の出力の差分を算出する第2減算部と、
    所定数のフレーム又はフィールドの中で表示装置に出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールドである高輝度フレーム又はフィールドの状態のときに、前記第2減算部の出力を出力するスイッチ部と、
    前記第1非線形変換部の出力と前記スイッチ部の出力との差分を前記ブロックごとに算出する第3減算部と、
    前記第3減算部の出力を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に逆変換する非線形逆変換部と、
    前記非線形逆変換部で変換された出力を、前記分割手段で分割されたブロックの位置に基づいて元の位置に戻して、画像を再構築する処理を行う画像再構築部とを含む画質改善装置。
  14. 入力された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する非線形変換部と、
    記非線形変換部で変換された信号に、低域通過フィルタ処理を行う第1低域通過フィルタ部と、
    前記第1低域通過フィルタ部を通過した信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に逆変換する非線形逆変換部と、
    前記入力された画像信号に、低域通過フィルタ処理を行う第2低域通過フィルタ部と、
    前記非線形逆変換部の出力と前記第2低域通過フィルタ部の出力との差分を算出する第1減算部と、
    前記入力された画像信号及び前記第1減算部の出力が供給され、前記第1減算部の出力に基づいて所定数のフレーム又はフィールドの中で表示装置に出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールドである高輝度フレーム又はフィールドか否かを判定し、該高輝度フレーム又はフィールドであることを示す識別信号を出力するとともに、前記入力された画像信号及び前記第1減算部の出力を遅延して出力する判定部と、
    前記判定部から遅延して出力された前記第1減算部の出力を、前記判定部から出力される前記識別信号に基づいて記憶するメモリと、
    前記メモリの出力と前記判定部から遅延して出力された前記第1減算部の出力との差分を算出する第2減算部と、
    前記第2減算部の出力を、前記判定部から出力される前記識別信号に基づいて出力するスイッチ部と、
    前記判定部で遅延された前記入力された画像信号と、前記スイッチ部の出力とを加算し、前記入力された画像信号を補正した画像信号として出力する加算部とを含む画質改善装置。
  15. 前記判定部は、前記第1減算部の出力の平均値を算出する平均値算出部と、
    前記平均値算出部の出力を遅延させる第1遅延部と、
    前記第1遅延部の出力を遅延させる第2遅延部と、
    前記平均値算出部の出力と前記第1遅延部の出力と前記第2遅延部の出力とが供給され、そのうちの最大値を判定し、前記平均値算出部の出力が最大のときに、前記識別信号を出力する最大値判定部と、
    前記第1減算部の出力を遅延させる第3遅延部と、
    前記入力された画像信号を遅延させる第4遅延部とを含む請求項13記載の画質改善装置。
  16. 入力された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する非線形変換部と、
    記非線形変換部で変換された信号に、低域通過フィルタ処理を行う第1低域通過フィルタ部と、
    前記第1低域通過フィルタ部を通過した信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に逆変換する非線形逆変換部と、
    前記入力された画像に、低域通過フィルタ処理を行う第2低域通過フィルタ部と、
    前記非線形逆変換部の出力と前記第2低域通過フィルタ部の出力との差分を算出する第1減算部と、
    所定数のフレーム又はフィールドの中で表示装置に出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールドである高輝度フレーム又はフィールドの状態のときに、前記第1減算部の出力を記憶するメモリと、
    前記メモリの出力と前記第1減算器の出力との差分を算出する第2減算部と、
    前記第2減算部の出力が供給され、前記第2減算部の出力に基づいて予め設定された範囲内のフリッカ補正値を決定し、出力する判定部と、
    前記判定部の出力を、前記高輝度フレーム又はフィールド時に出力するスイッチ部と、
    前記入力された画像信号と前記スイッチ部の出力とを加算し、前記入力された画像信号を補正した画像信号として出力する加算部とを含む画質改善装置。
  17. 入力された画像信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に変換する非線形変換部と、
    記非線形変換部で変換された信号に、低域通過フィルタ処理を行う第1低域通過フィルタ部と、
    前記第1低域通過フィルタ部を通過した信号を、ガンマ特性に準じた所定の電気信号−光信号変換特性に応じたレベルの信号に逆変換する非線形逆変換部と、
    前記入力された画像に、低域通過フィルタ処理を行う第2低域通過フィルタ部と、
    前記第2低域通過フィルタ部の出力及び所定数のフレーム又はフィールドの中で表示装置に出力される光信号レベルの平均が最も高くなるフレーム又はフィールドである高輝度フレーム又はフィールドであることを識別する識別信号が入力され、該高輝度フレーム又はフィールド時の前記第2低域通過フィルタ部の出力と該高輝度フレーム又はフィールド以外のときの前記第2低域通過フィルタ部の出力との差分を算出し、その差分の絶対値に基づいてフリッカ補正を行うか否かを判定し、判定結果を出力する判定部と、
    前記非線形逆変換部の出力と前記第2低域通過フィルタ部の出力との差分を算出する第1減算部と、
    前記第1減算部の出力を、前記高輝度フレーム又はフィールド時に記憶するメモリと、
    前記メモリの出力と前記第1減算器の出力との差分を算出する第2減算部と、
    前記判定部の出力に基づいて前記第2減算部の出力信号を出力するスイッチ部と、
    前記入力された画像信号と前記スイッチ部の出力とを加算し、前記入力された画像信号を補正した画像信号として出力する加算部とを含む画質改善装置。
  18. 前記判定部は、前記識別信号に基づいて前記第2低域通過フィルタ部の出力を記憶するメモリと、
    前記メモリに記憶された信号と前記第2低域通過フィルタ部の出力との差分を算出する第3減算部と、
    前記第3減算部の出力の絶対値が所定値以上のときに、フリッカ補正を行わないことを示す加算可否信号を出力する差分判定部と、
    前記識別信号及び前記加算可否信号が供給され、前記識別信号が前記高輝度フレーム又はフィールド以外のである状態であり、かつ、前記加算可否信号がフリッカ補正を行うことを示す場合に、前記スイッチ部をオンし、それ以外の場合に、前記スイッチ部をオフする開閉器制御信号を出力する比較部とを含む請求項16記載の画質改善装置。
  19. 請求項4乃至17何れか一項記載の画質改善装置を備えることを特徴とする表示装置。
  20. 請求項4乃至17何れか一項記載の画質改善装置を備えることを特徴とする受信機。
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