JP4499222B2 - 内径測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばエンジンのシリンダブロック、ホイールハブあるいはベアリング等の内径を測定するための内径測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
一般に、内径の測定には三次元測定器、キャリパゲージあるいはダイヤルゲージが用いられている。このような三次元測定器は三次元の空間にわたって製品の寸法、形状を求めるもので、一般的には、種々の形式のプローブによって測定点を検出し、三次元直交座標を読取るものである。このような三次元測定器で、種々の構造の部材の内径を測定する場合には、プローブの選定あるいは位置合わせ等、測定に時間を要し、迅速な測定を行うことは困難である。また、キャリパゲージあるいはダイヤルゲージ等を用いて内径を直接測定する場合には、簡便な測定は可能であるが、内径の中心を探し出すのが極めて困難であり、したがって、測定誤差が大きくなる。
【0003】
本願発明は、このような事情に基づいてなされたもので、極めて簡単な構造を有しかつ高精度の内径測定を可能とする内径測定装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明による内径測定装置は、被測定物を載置する支持台と、この支持台の中央部に配置され、支持台の被測定物載置面を含む平面内の原点を形成する測定基準ポストと、この測定基準ポストを中心として周方向に所定角度に離隔した少なくとも3つの位置で、この支持台上に載置された被測定物の内周面と前記原点との間の半径方向距離を測定する測距手段とを備え、前記測距手段は、前記測定基準ポストの周部に沿って互いに離隔して配置され、それぞれ測定基準ポストから半径方向に沿って移動可能な3つの接触子と、前記測定基準ポストに対するそれぞれの接触子の位置を検出する検出手段と、を備え、前記検出手段は、接触子と一体的に形成されかつ前記測定基準ポストの軸線に対して傾斜した傾斜面を有するテーパ板と、このテーパ板の傾斜面に係合し、接触子が半径方向に移動したときに軸線方向に沿って移動される接触子ロッドと、この接触子ロッドの移動量を検出する変位センサとを有し、3つの接触子のそれぞれが被測定物の内周面に当接したときの、各検出手段の検出値から、被測定物の内周面上のそれぞれの点の半径方向距離を測定し、これらの半径方向距離から、前記3つの点を通る円の径を算出し、被測定物の内径を測定可能としたことを特徴とする。
【0007】
更に、各接触子を半径方向に駆動し、支持台上に載置された被測定物の内周面に当接させる駆動手段を更に備えることが有益である。
【0008】
【発明の実施の形態】
図は本発明の好ましい実施形態による内径測定装置を示す。
図1から図5に示すように、本実施形態における内径測定装置10は、両端が開口した円筒状のケーシング12を備え、このケーシング12の一端側に近接した部位に、剛性構造の計測ベース板14を固定してある。この計測ベース板14は、中央部に立設された円形断面を有する測定基準ポスト16と、この測定基準ポスト16を中心として周方向に所定角度に離隔した少なくとも3つの位置で、この支持台上に載置された被測定物Wの内周面と前記原点との間の半径方向距離を測定する測距手段とを備える。
【0009】
更に、計測ベース板14には、測定基準ポスト16の周部に沿って略等間隔に3つの支持脚18が配置されている。これらの支持脚18は、それぞれの基端部を計測固定板14に固定されており、先端部には、例えばホイールのハブである被測定物Wを支える支持台20が固定される。これらの3つの支持台20の先端面は、上記の測定基準ポスト16の軸線と直交する平面内に配置され、被測定物載置面を形成する。
【0010】
本実施形態では、上記の測距手段は、3つの後述する接触子22を備え、これらの接触子22を支えるガイド脚24が計測ベース板14上に配置されている。
これらのガイド脚24は、測定基準ポスト16の周部に沿ってほぼ等間隔に配置されている。これらのガイド脚24はそれぞれ隣接する2つの支持脚18の中間部に配置されており、その先端には、直線案内ユニット26が取付けられている。これらの直線案内ユニット26は、測定基準ポスト16から放射状に各接触子22を案内することができる。
【0011】
図5に示すように、本実施形態における直線案内ユニット26は、ベース28とテーブル30との間にクロスローラガイドを組込んだ高精度の直線案内機構で形成されており、このベース28がガイド脚24に固定される。符号32,34はそれぞれベース28とテーブル30とに取付けられた軌道台であり、これらの軌道台32,34の対向する部位の間にローラが保持されている。これらのローラにより、テーブル30がベース28に対して直線状に滑らかに移動することができる。
【0012】
なお、直線案内ユニット26は、このようなクロスローラガイドを組込んだ案内機構に限らず、高精度で接触子22を案内できるものであれば、例えばボールねじあるいはスライド機構等どのような案内機構で形成してもよいことは明らかである。
【0013】
このような直線案内ユニット26の可動部材であるテーブル30上に、接触子ガイド36が取付けられ、この接触子ガイド36の上面すなわちガイド脚24と反対側の面に接触子22が取付けられている。各接触子22は、ケーシング12の開口端から外部に露出した状態に配置される。
【0014】
本実施形態の接触子22は、接触子ガイド36に取付けられる取付部22aと、この取付部22aから測定基準ポスト16の軸線方向に延びる接触部22bとを有するL字状に形成してあり、この接触部22bが被測定物Wの孔の内周面に当接する。本実施形態では、各接触部22bの外側すなわち被測定物Wの孔の内周面に当接する部位には接触ピン38が取付けられ、内側すなわち測定基準ポスト16に当接する部位には接触板40が取付けられ、接触位置を高精度で位置決めすることができる。
【0015】
図2および図4に示すように、接触子22を半径方向に移動する駆動手段として、エアーシリンダ42が計測ベース板14に固定されている。本実施形態におけるエアーシリンダ42は、測定基準ポスト16の軸線方向に沿って配置されており、シリンダロッド44の先端に設けたシリンダジョイント46のシリンダピン48に、L字状の駆動アーム50の一端を連結してある。この駆動アーム50は支点ピン52を介してガイド脚24に枢着され、他端が、接触子ガイド36から突出する駆動ピン54を介してこの接触子ガイド36したがって接触子22に連結される。
【0016】
エアーシリンダ42のシリンダロッド44を伸張すると、図4に示すように、駆動アーム50は支点ピン52を中心として時計方向に回転され、したがって、接触子ガイド36および接触子22は、測定基準ポスト16に近接した位置に配置される。測定基準ポスト16に最も近接した位置に配置された状態では、各接触子22の接触板40がそれぞれ測定基準ポスト16に当接する。一方、シリンダロッド44を引込むと、駆動アーム50は反時計方向に回転され、図4に2点鎖線で示す位置に向けて移動される。このとき、接触子ガイド36および接触子22は測定基準ポスト16から離隔する方向に向けて半径方向に移動し、支持台20上に被測定物Wが載置されている場合には、接触子22の接触ピン38がこの被測定物Wの孔の内周面に当接し、その位置に係止される。3つの接触子22がほぼ等間隔に配置されかつほぼ同時に移動されることにより、3つの接触子22が被測定物Wを押圧する力が互いにうち消され、したがって、被測定物Wは、支持台20上で静止状態を維持する。
【0017】
そして、このような接触子22の測定基準ポスト16からの移動量を検出するために、上述の接触子22と共に測距手段を形成する検出手段が直線駆動ユニット26を挟んで、エアーシリンダ42の反対側に設けられている。
本実施形態における検出手段は、図2および図3に示すように、接触子ガイド36に計測ベース板14側で取付けられたテーパ板56と、このテーパ板56の傾斜面58に当接しつつ測定基準ポスト16の軸線方向に沿って移動可能な接触子ロッド60と、この接触子ロッド60の変位位置あるいは変位量を検出する変位センサ62とを備える。接触子ロッド60は、先端部にローラ64を設けてあり、変位センサ62のセンサロッド66により、これらのローラ64がテーパ板56の傾斜面58と係合する方向に付勢されている。このため、テーパ板56の傾斜面58にローラ64が常に接触しており、接触子22と共にテーパ板56が測定基準ポスト16に対して半径方向に移動する際に、このローラ64がテーパ板56の傾斜面58上を転動する。符号68は、接触子ロッド60を測定基準ポスト16の軸線方向に案内するリニアブッシュを示し、符号70は、リニアセンサ62を計測ベース板14に保持するホルダを示す。
【0018】
この内径測定装置10により、被測定物Wとして例えばホイールのリムの内径を測定する場合には、次のように行う。
先ず、各エアーシリンダ42のシリンダロッド44を伸張する。シリンダロッド44の先端に取付けられた駆動アーム50により、接触子ガイド36および接触子22がケーシング12の半径方向内方に移動し、接触子22の接触板40を計測基準ポスト16に当接させ、図1に示す状態とする。このとき、接触子ロッド60は図2および図3に示すように、最も上昇した位置にある。
【0019】
次に、被測定物であるリムを支持台20上に載置し、リムの孔内に接触子22の接触部22bを配置する。この後、各シリンダロッド44をエアーシリンダ42内に引込め、駆動ロッド50および接触子ガイド36を介して、各接触子22を測定基準ポスト16から離隔する方向に移動する。
【0020】
接触子22は、それぞれ直線案内ユニット26で案内されつつ個々に移動し、それぞれリムの内周面に接触ピン38が当接した位置で停止する。このときの、各接触子22の移動量あるいは移動位置を、接触子ロッド60を介して変位センサ62で測定する。
【0021】
3つの接触子22が測定基準ポスト16の周部に離隔して配置されているため、これらの接触子22の接触ピン38がリムの孔の内周面と当接したときに、これらの3つ接点を頂点とする三角形が形成される。これらの3つの頂点の位置を、測定基準ポスト16の中心軸を原点とした座標上の位置データとして求め、これらの位置データを演算することにより、このリムの孔の内径を算出することができる。
【0022】
すなわち、被測定物であるリムの孔の内周面は、これらの3つの接点を頂点とする三角形の外接円であるため、各頂点の座標からは種々の方法で算出することが可能である。例えば、以下のような手順で求めることができる。
【0023】
先ず、この三角形の各頂点の座標から三平方の定理により、3つの辺の長さを求める。この後、3辺の長さから余弦定理を用いていずれかの角度を求め、更に、正弦定理からこの外接円の直径を求める。
【0024】
このような計算は、極めて簡単であり、変位センサ62の測定データをコンピュータに入力することで、迅速に処理することが可能である。また、コンピュータでデータ管理することも容易である。
【0025】
図6は、このような内径測定装置10を組込んだ可動測定装置80の全体を示す。
この可動測定装置80は、特にホイールのリムの内径測定に適した構造に形成したものであり、車輪付きの架台82と、内径測定装置10を架台82内で上下動するエレベータ84と、被測定物Wを移動するローラコンベア86と、4本の可動腕で被測定物Wを所定位置に保持する保持装置88とを備えている。
この可動測定装置80によれば、内径測定装置10はローラコンベア86の搬送路よりも下側に配置されており、被測定物Wは、ローラコンベア86で搬送され、内径測定装置10の上側に配置される。この後、エレベータ84により内径測定装置10の全体が図示のように上昇され、被測定物Wが上述のように、内径測定装置10の支持台20上に載置される。これと同時に、保持装置88がその4本の可動腕を移動して被測定物Wを保持する。この状態で、上述のように、3つの接触子22を移動することにより、被測定物の内径を正確かつ迅速に測定することができる。
【0026】
なお、本実施形態における内径測定装置10は、上述のようなホイールのリムに限らず、エンジンのシリンダブロック、ピストン、あるいは、ベアリング等の内径を測定することも可能である。このように各種の構造の被測定物の内径を測定する場合には、被測定物の形状に対応させて接触子22を含む各部材の形状を適宜に変更することも可能である。また、内径測定装置10は、上述のように接触子22を上方に向けて配置する他、下方に向けて配置し、あるいは、横方向に配置することも可能である。
【0027】
更に、図示の実施形態では、測距手段が、測定基準ポスト16の周部にほぼ等間隔に配置された3つの接触子22を備え、これらの3つの接触子22のそれぞれが被測定物Wの内周面に当接したときの位置から、被測定物Wの内周面上のそれぞれの点の半径方向距離を測定するものであるが、本発明の測距手段は、このような3つの接触子22に限らず、被測定物Wの内周面上の少なくとも3つの点の原点すなわち測定基準ポスト16からの位置を測定できるものであれば、適宜のものを使用可能なことは明らかである。
【0028】
参考例の測距手段としては、例えば1の上述のような接触子だけを有することも可能である。このように1つの接触子だけを有する場合には、接触子と被測定物との一方を測定基準ポスト16を中心として回転することにより、被測定物の内周面上の複数の位置の座標を測定することができる。例えば所定角度毎に接触子と被測定物との一方を順に回転させ、測定基準ポスト16を原点とする座標系における被測定物Wの内周面上の少なくとも3つの点の座標を求める。これにより、この座標系における3つの点を通る円の径を算出することができる。
このような場合における、接触子と被測定物との接触の有無は、電気抵抗あるいは接触圧から確認することが可能である。
【0029】
更に、このように接触子を半径方向に沿って移動することに代え、接触子を測定基準ポスト16に対して固定し、被測定物Wを接触子に対して移動させることも可能である。勿論、この場合には、被測定物Wの移動方向を予め設定しておく。これらの移動方向と被測定物Wの移動距離とから各点の座標を特定することができる。
【0030】
更に、測距手段は、上述のような接触子を用いることに代え、例えば赤外線、レーザ光あるいは超音波等の非接触の検出手段を用いることも可能なことは明らかである。これらの非接触の検出手段を用いる場合にも、上述のように、被測定物Wの内周面上の周方向に離隔した3つの位置の座標を求めることができるものであれば、検出手段と被測定物Wとのいずれの側を移動してもよい。
【0031】
図7および図8は、このような非接触の検出手段を用いた参考例を示す。図中、上述の実施形態と同様な部材には同様な符号を付してその詳細な説明を省略する。
図7に示す参考例では、測定基準ポスト116を中空構造に形成してある。この測定基準ポスト116には、上述のような非接触の検出手段である3つの距離センサ122を周壁部に等間隔に取付けてあり、これらの距離センサ122の検出端は、測定基準ポスト116の外周面の開口部から外部に開口している。これらの距離センサ122により、支持台20と平行でかつ測定基準ポスト116の中心軸を原点とする平面座標系内で被測定物Wの内周面上の3つの点の座標を求める。これにより、この座標系における被測定物Wの内周面の円の径を算出することができる。これらの距離センサ122は、3つに限らず、それ以上であってもよく、測定基準ポスト116の中心軸に対して軸方向にずらして配置させることも可能である。更に、3つの距離センサ122を同一高さに配置した場合には、測定基準ポスト116をその中心軸に沿って平行移動できるようにしてもよい。この場合には、内周部に段部を形成した被測定物の各段部の内径を測定することができる。
【0032】
また、図8に示す参考例では、測定基準ポスト216を駆動モータ242の駆動軸で形成してある。この駆動軸すなわち測定基準ポスト216の先端には距離センサ222を取付けてあり、この距離センサ222の一面には、赤外線あるいは超音波等のビームの発信部222aと内周面からの反射ビームを受信する受信部222bとを上下に並置した検出面を形成してある。更に、支持台20には、この測定基準ポスト216および距離センサ222囲むガイドスリーブ226を配置してあり、このガイドスリーブ226の周壁部には、3つの開口225を周方向に沿って等間隔に形成してある。これらの開口225は、発信部222aからのビームを被測定物Wの内周面に導くと共に、内周面からの反射ビームを受信部222bに導くため、軸方向に長い長円状に形成してある。
【0033】
そして、駆動モータ242を回転すると、この検出面が原点である駆動軸を中心として回転し、各開口225とに整合した位置で、被測定物Wの内周面の座標を測定する。これにより、被測定物Wの内周面上の3つの点の座標が求められ、この座標系における被測定物Wの内周面の円の径を算出することができる。
【0034】
このように形成される内径測定装置10は、例えばNC旋盤等の加工機械に組込み、加工機械の制御部に測定データを出力することにより、加工機械に自動補正させることも可能である。このように、NC旋盤等の加工機械に組込むことにより、加工機械の精度の確認、あるいは、メンテナンス時期の確認に利用することもできる。
【0035】
なお、各実施形態については、それぞれ個々に説明してきたが、各実施形態の技術事項を互いに組合わせ可能なことは明らかである。
【0036】
【発明の効果】
以上明らかなように、本発明の内径測定装置によれば、測定基準ポストを中心として周方向に所定角度に離隔した少なくとも3つの位置で、被測定物の内周面と測定基準ポストで形成される原点との間の半径方向距離を測定する測距手段とを備えることにより、極めて簡単な構造でありながら、極めて簡単かつ迅速に被測定物の内径を高精度で測定することができる。
【0037】
測定手段が測定基準ポストから半径方向に沿って移動する3つの接触子を有することにより、それぞれが被測定物の内周面に当接したときの、各接触子の位置を検出するだけで極めて簡単に被測定物の内径を測定することができる。
【0038】
接触子の移動位置を検出する検出手段が、接触子と一体的に形成されかつ前記基準ポストの軸線に対して傾斜した傾斜面を有するテーパ板と、このテーパ板の傾斜面に係合し、接触子が半径方向に移動したときに軸線方向に沿って移動される接触子ロッドと、この接触子ロッドの移動量を検出する変位センサとを有することにより、接触子の半径方向移動が軸線方向の移動に変換され、極めてコンパクトな構造に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施形態による内径測定装置の各接触子の配置状態を示す説明図。
【図2】 図1の内径測定装置の接触子に対する駆動手段と検出手段との配置状態を示す説明図。
【図3】 図1の内径測定装置の検出手段を載置した被測定物と共に示す説明図。
【図4】 駆動手段と接触子との配置状態を示す説明図。
【図5】 接触子と直線案内ユニットとの配置状態を示す概略図。
【図6】 図1の内径測定装置を組込んだ可動測定装置の概略的な外観図。
【図7】 測定手段を支持台に固定した参考例を示し、(A)は概略的な平面図、(B)は概略的な側部断面図。
【図8】 測定手段を支持台に対して回転可能とした更に他の参考例を示し(A)は概略的な平面図、(B)は概略的な部分断面図。
【符号の説明】
10…内径測定装置、12…ケーシング、14…計測ベース板、16,116,216…測定基準ポスト、18…支持脚、20…支持台、22…接触子、24…ガイド脚、26…直線案内ユニット、28…ベース、30…テーブル、32,34…軌道台、36…接触子ガイド、38…接触ピン、40…接触板、42…エアーシリンダ、44…シリンダロッド、46…シリンダジョイント、48…シリンダピン、50…駆動アーム、52…支点ピン、54…駆動ピン、56…テーパ板、58…傾斜面、60…接触子ロッド、62…変位センサ、64…ローラ、68…リニアブッシュ、70…ホルダ、80…可動測定装置、82…架台、84…エレベータ、86…ローラコンベア、88…保持装置、122,222…距離センサ、222a…発信部、222b…受信部、225…ガイドスリーブ、W…被測定物。
Claims (2)
- 被測定物を載置する支持台と、
この支持台の中央部に配置され、支持台の被測定物載置面を含む平面内の原点を形成する測定基準ポストと、
この測定基準ポストを中心として周方向に所定角度に離隔した少なくとも3つの位置で、この支持台上に載置された被測定物の内周面と前記原点との間の半径方向距離を測定する測距手段とを備え、
前記測距手段は、前記測定基準ポストの周部に沿って互いに離隔して配置され、それぞれ測定基準ポストから半径方向に沿って移動可能な3つの接触子と、前記測定基準ポストに対するそれぞれの接触子の位置を検出する検出手段と、を備え、
前記検出手段は、接触子と一体的に形成されかつ前記測定基準ポストの軸線に対して傾斜した傾斜面を有するテーパ板と、このテーパ板の傾斜面に係合し、接触子が半径方向に移動したときに軸線方向に沿って移動される接触子ロッドと、この接触子ロッドの移動量を検出する変位センサとを有し、
3つの接触子のそれぞれが被測定物の内周面に当接したときの、各検出手段の検出値から、被測定物の内周面上のそれぞれの点の半径方向距離を測定し、これらの半径方向距離から、前記3つの点を通る円の径を算出し、被測定物の内径を測定可能としたことを特徴とする内径測定装置。 - 各接触子を半径方向に駆動し、支持台上に載置された被測定物の内周面に当接させる駆動手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の内径測定装置。
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