JP4498874B2 - 電気部品用ソケット - Google Patents

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本発明は、基板に実装されたコネクタ(以下、「基板実装コネクタ」と記載する)に嵌合して接続し、基板に実装された電気部品の検査を行う電気部品用ソケットに関し、詳しくは、基板実装コネクタに嵌合して接続するコンタクトピンの接触子を側方から押圧して弾性変形させ、着脱を容易にしようとする電気部品用ソケットに係るものである。
近年、電子機器の小型化にともない、電子部品の実装密度を増大させるために、一対の基板のそれぞれに実装して備える基板実装コネクタを互いに直接接続して基板間を相互に接合する例が増えている。
この種の基板実装コネクタは、一方の基板実装コネクタが凹状の受容部を有して、その対向する側面に複数の電極部を配列しており、他方の基板実装コネクタが凸状の挿入部を有して、その両側面に複数の電極部を配列した構成を有している。そして、他方の基板実装コネクタの挿入部を一方の基板実装コネクタの受容部に嵌合して各コネクタの電極部同士を互いに接触させて電気的接続を取るものとなっている(例えば、特許文献1参照)。そして、このような基板実装コネクタは、一般に、一度嵌合されると容易に取り外すことができないようになっている。
特開平8−102348号公報
しかし、このような基板実装コネクタを介して、基板に実装された電子部品の検査を行う電気部品用ソケットについては、これまで提案がなされておらず、ましてや実用にもなっていない。
この場合、基板実装コネクタの受容部又は挿入部と同形状の受容部又は挿入部を備えた電気部品用ソケットを形成し、この電気部品用ソケットの受容部又は挿入部を基板実装コネクタに嵌合して基板に実装された電子部品の検査を行うことも考えられる。しかし、上述したように、この種の基板実装コネクタは、一度嵌合されると取り外すことが困難であるため、無理やり外そうとして基板実装コネクタにキズを付けたり、例えば基板がフレキシブルプリント基板の場合には、基板が切れて破損する虞がある。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、基板に実装するコネクタに対する着脱を容易にしようとする電気部品用ソケットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による電気部品用ソケットは、基板に実装されたコネクタの受容部内の両側部に対向して設けられた電極部に接続して、前記基板に実装された電気部品の検査を行う電気部品用ソケットであって、上面に突出して支持部を設け、該支持部の両側に、前記コネクタの受容部に嵌合して前記電極部に内側から電気的に接続する接触子を先端に備えたコンタクトピンを前記電極部に対応させて位置決めして対向配置し、且つ前記接触子の先端部が前記支持部に接触可能に設けられたソケット本体と、該ソケット本体に摺動可能に設けられ、前記接触子の少なくとも一方を側方から押圧して弾性変形させ、該対向する接触子の先端部の間隔を前記コネクタの受容部内の両側部に対向して設けられた電極部の間隔よりも狭くして前記コネクタの受容部に嵌合可能にする押圧部材とを備えたものである。
このような構成により、ソケット本体に摺動可能に設けられた押圧部材でソケット本体の上面に突出して設けられた支持部の両側に基板実装コネクタの電極部に対応させて位置決めして対向配置したコンタクトピンの先端に備える接触子の少なくとも一方を側方から押圧して接触子の先端部が支持部に接触するまで弾性変形させ、対向する接触子の先端部の間隔をコネクタの受容部内の両側部に対向して設けられた電極部の間隔よりも狭くしてコネクタの受容部に嵌合し、接触子をコネクタの電極部に内側から電気的に接続させて基板に実装された電気部品の検査をする。
また、前記押圧部材は、付勢手段により前記ソケット本体の側方に常時付勢されているものである。これにより、付勢手段で押圧部材をソケット本体の側方に付勢する。
さらに、前記押圧部材は、その一側端部に前記接触子を側方から押圧する溝部が形成され、押圧部材が前進して前記溝部の後壁部が前記接触子に当接して所定量弾性変形させるものである。これにより、押圧部材の一側端部に形成した溝部の後壁部で押圧部材の前進に伴って接触子を押圧して所定量弾性変形させる。
そして、前記押圧部材は、その一側端部に溝部が形成され、該溝部に前記接触子を側方から押圧する押圧部を、前記溝部の後壁部に対して付勢手段により前進方向に付勢して前側面を常時接触子に当接させて収容し、前記押圧部材の前進に伴って前記押圧部の前側面が前記接触子を押圧して所定量弾性変形させるものである。これにより、押圧部材の一側端部に形成された溝部に押圧部を収容し、付勢手段で押圧部を溝部の後壁部に対して前進方向に付勢して前側面を常時接触子に当接させ、押圧部材の前進に伴って押圧部の前側面で接触子を押圧して所定量弾性変形させる。
また、前記押圧部を付勢する付勢手段は、前記接触子の弾性力よりも小さい弾性力を有するものである。これにより、接触子の弾性力よりも小さい弾性力を有する付勢手段で押圧部を付勢する。
そして、前記押圧部材の他側端部にて、ソケット本体の端部には、回動可能に操作レバーを設け、該操作レバーの回動により前記押圧部材を前記接触子側に移動させるものである。これにより、押圧部材の他側端部にて、ソケット本体の端部に回動可能に設けた操作レバーで押圧部材を接触子側に移動させる。
請求項1に係る発明にれば、ソケット本体の上面に突出して設けられた支持部の両側に基板実装コネクタの電極部に対応させて位置決めして対向配置したコンタクトピンの先端に備える接触子の少なくとも一方を側方から押圧して接触子の先端部が支持部に接触するまで弾性変形させ、対向する接触子の先端部の間隔をコネクタの受容部内の両側部に対向して設けられた電極部の間隔よりも狭くしてコネクタの受容部に嵌合し、接触子をコネクタの電極部に内側から電気的に接続させるようにしたことにより、接触子の基板実装コンタクトの受容部に対する着脱を容易にすることができる。したがって、接触子を外す際に基板実装コネクタを傷つける虞が無い。
また、請求項2に係る発明によれば、付勢手段で押圧部材をソケット本体の側方に付勢するものとしたことにより、押圧部材をソケット本体の上面に進退自由とさせることができる。したがって、押圧部材による接触子の押圧解除は、付勢手段によって行われるため、接触子の押圧解除が容易になる。
さらに、請求項3又は4に係る発明によれば、接触子の押圧時に、押圧部材の前進に伴って押圧部材の一側端部に設けた溝部の後壁部又は溝部に収容した押圧部の前側面が接触子に当接して所定量弾性変形させるものとしたことにより、接触子の弾性限界を超えて必要以上の押圧力が接触子に作用しないようにすることができる。したがって、接触子の弾性変形を良好な状態に維持することができる。
また、請求項5に係る発明によれば、接触子の弾性力よりも小さい弾性力を有する付勢手段で押圧部を付勢するものとしたことにより、接触子の弾性変形を殆ど伴わず押圧部を接触子に常時接触させた状態にすることができ、押圧部と接触子間に異物等が侵入するのを防止することができる。したがって、異物等の存在により接触子に弾性限界を超えた押圧力が作用して接触子が復元せず、接触不良を招くという事故を防止することができる。また、接触子の押圧動作が第1段階として押圧部材のみが前進し、第2段階として押圧部材と共に押圧部が移動して接触子を押圧して後退させることができ、押圧部材の移動範囲を拡大することができる。したがって、押圧部材による接触子の押圧操作が容易になる。
そして、請求項6に係る発明によれば、押圧部材の他側端部にて、ソケット本体の端部に回動可能に設けた操作レバーで押圧部材を接触子側に移動させるものとしたことにより、接触子の基板実装コンタクトの受容部に対する着脱操作が容易になる。また、この場合、着脱操作を片手で行うことができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による電気部品用ソケットの第1の実施形態を示す平面図であり、図2は図1のY−Y線断面図であり、図3は図1の底面図である。この電気部品用ソケットは、基板に実装された基板実装コネクタに嵌合して接続し、基板に実装された電気部品の検査を行うものであり、ソケット本体1と、押圧部材2と、操作レバー3とを備えている。
ソケット本体1は、図4に示すような、例えばフレキシブルプリント基板4に実装される基板実装コネクタ5の受容部6内の両側部に対向して設けられた電極部7に対応して対向配置された後述するコンタクトピン8を有するものであり(図1又は図2を参照)、絶縁性の樹脂で成型されている。
ソケット本体1には、図2に示すように、支持部9が上面に突出して一体的に設けられ、その両側にコンタクトピン8を位置決めして配設する複数のピン挿入孔9a及びピン挿入溝9bが支持部9を挟んで互いに対向して設けられている。
コンタクトピン8は、基板実装コネクタ5の受容部6に嵌合して電極部7に接続する接触子10を支持部9の両側に配設し、ピン挿入孔9a及びピン挿入溝9bに挿入して固定されている。このコンタクトピン8は、図2に示すように、ピン挿入孔9aに挿入され支持部9の側面に接触して固定状態に保持された第1の接触子10Aを先端に有する第1のコンタクトピン8Aと、ピン挿入溝9bに挿入され支持部9の側面から離間して弾性的に可動可能に保持された第2の接触子10Bを先端に有する第2のコンタクトピン8Bとからなる。
コンタクトピン8の具体的形状の一例は、第1のコンタクトピン8Aは、図5(a)に示すように基部8aから下方に延びるソルダー端子8bと、基部8aの一端部から略垂直上方に延びる第1の接触子10Aを有している。また、同図(b)に示すように、第1の接触子10Aの先端部にて支持部9と反対側端部を半円形状に突出させて基板実装コネクタ5の電極部7と安定して接続できるようにしている。また、第2のコンタクトピン8Bは、図6(a)に示すように、基部8aから下方に延びるソルダー端子8bと、基部8aの一端部から根元部を円弧状に屈曲させて略垂直上方に延ばし、中央部を湾曲させた第2の接触子10Bを有している。また、同図(b)に示すように、第1の接触子10Aと同様に、第2の接触子10Bもその先端部にて支持部9と反対側端部に略半円形状の突起部を設けて基板実装コネクタ5の電極部7と安定して接続できるようにしている。そして、共にばね性を有する燐青銅等からなる良伝導性の金属で形成されている。
ソケット本体1の上面に摺動可能に押圧部材2が設けられている。この押圧部材2は、第2の接触子10Bを側方から押圧して、その先端が支持部9の側面に接触するまで第2の接触子10Bを弾性変形させることにより対向する第1及び第2の接触子10A,10Bの先端部の間隔をコネクタ5の受容部6内の両側部に対向して設けられた電極部7の間隔よりも狭くしてコネクタの受容部6に嵌合可能にするものである。
押圧部材2は、図1に示すように、一端部をソケット本体1に固定した付勢手段としてのコイルスプリング14aによりソケット本体1の側方に常時付勢され、図3に示すように、ソケット本体1の側面に設けたレール15に係止して摺動するようになっている。
また、押圧部材2には、図1に示すように、第2の接触子10B側の側端部に溝部16が形成され、この溝部16に移動可能に押圧部12が収容されている。この押圧部12は、付勢手段としてのコイルスプリング14bにより溝部16の後壁部16aに対して前進方向に付勢され、前側面12aが常時第2の接触子10Bの中央湾曲部に当接している(図2参照)。この場合、押圧部材2の前進に伴って押圧部12の前側面12aが第2の接触子10Bを押圧して、その先端が支持部9の側面に接触するまで第2の接触子10Bを弾性変形させた状態にて押圧部材2の前側面2aが支持部9の中心線に一致してソケット本体1に設けた壁面1aに当接して止まるように押圧部材2の溝部16の深さ及び押圧部12の移動方向の横幅寸法が設定されている。これにより、第2の接触子10Bの弾性限界を超えて必要以上の押圧力が第2の接触子10Bに作用しないようにして第2の接触子10Bを保護している。
なお、コイルスプリング14bは、第2の接触子10の弾性力よりも小さい弾性力を有するものとされている。したがって、押圧部材2が前進しても第1段階は、コイルスプリング14bが弾性変形して押圧部材2の移動を吸収し、押圧部12は第2の接触子10Bの押圧部材2の前進方向とは反対方向に作用する反力により殆ど移動しない。コイルスプリング14bの弾性変形により押圧部材2の溝部16の後壁部16aが押圧部12の後側面16bに当接した第2段階は、押圧部材2の前進動作に伴って押圧部12が第2の接触子10Bの中央湾曲部を押圧して第2の接触子10Bをその先端が支持部9の側面に当たるまで弾性変形させる。
押圧部材2の他端部にてソケット本体1の端部には、図1及び図3に示すように回動可能に操作レバー3が設けられている。この操作レバー3は、回動操作により、その先端角部3aで押圧部材2の後側面2bを押して押圧部材2を第2の接触子10B側に前進させるものであり、ソケット本体1の中心線を挟んで左右に一対設けられている。そして、押圧部材2、押圧部12及び操作レバー3は共に、絶縁性の樹脂で成型される。
次に、このように構成された第1の実施形態の動作について説明する。
先ず、操作レバー3が図1において矢印A,B方向に回動される。このとき、操作レバー先端角部3aが押圧部材2の後側面2bを摺動しながらコイルスプリング14aの付勢力に抗して押圧部材2を同図において矢印C方向に前進させる。
第1段階においては、押圧部材2の前進に伴って、コイルスプリング14bが弾性変形して押圧部材2の移動を吸収する。したがって、押圧部12は、図7(a)に示すように前側面12aを第2の接触子10Bの中央湾曲部に当接させた状態で殆ど移動することはない。
第2段階においては、操作レバー3の回動に伴って押圧部材2がさらに前進し、押圧部材2の溝部16の後壁面16aが押圧部12の後側面12bに当接する。そして、以後、押圧部12は、押圧部材2の前進に伴う押圧力を直接受け、第2の接触子10Bの弾性力に抗して第2の接触子10Bを押圧してこれを弾性変形させる。
押圧部材2を、その前側面2aが支持部9の中心線に一致して設けたソケット本体1の壁面1aに当接するまでさらに前進させると、第2の接触子10Bは、図7(b)に示すように、その先端部を支持部9の側面に接触させた状態で留まる。これにより、第1の接触子10Aと第2の接触子10Bとの先端部の間隔が基板実装コネクタ5の受容部6の両側面に配設された電極部7の間隔よりも狭まり、第1及び第2の接触子10A,10Bが基板実装コネクタ5の受容部6に挿入可能となる。
第1及び第2の接触子10A,10Bと基板実装コネクタ5の受容部6とが図7(b)において矢印で示す方向に嵌合されると、操作レバー3に対する回動力が解除される。すると、押圧部材2がコイルスプリング14aの付勢力により図1において矢印D方向に後退する。これに伴って、押圧部12の第2の接触子10Bに対する押圧力が解除され、第2の接触子10Bは自身の弾性復元力により元の状態に復帰する。そして、図7(c)に示すように、第2の接触子10Bの先端部が基板実装コネクタ5の電極部7に内側から接触して電気的接続が行われる。
なお、基板実装コネクタ5の受容部6と第1及び第2の接触子10A,10Bとの嵌合状態を解除するには、上述と同様にして、操作レバー3を回動して押圧部材2を前進させ、押圧部12で第2の接触子10Bを押圧してこれを弾性変形させればよい。
このように、第1の実施形態によれば、操作レバー3を回動して押圧部材2を前進させ、押圧部12で第2の接触子10Bを押圧してこれを弾性変形させて、第1及び第2の接触子10A,10Bの先端部間隔を狭め、第1及び第2の接触子10A,10Bを基板実装コネクタ5の受容部6に挿入可能としたことにより、操作レバー3の回動操作により第1及び第2の接触子10A,10Bの基板実装コネクタ5の受容部6に対する着脱を容易にすることができる。したがって、第1及び第2の接触子10A,10Bの着脱時に基板実装コネクタ5を傷つける虞が無い。
また、押圧部材2部が前進して押圧部12の前側面12aが第2の接触子10Bを押圧し、第2の接触子10Bをその先端が支持部9の側面に接触するまで第2の接触子10Bを弾性変形させるようにしたことにより、第2の接触子10Bの弾性限界を超えて必要以上の押圧力が第2の接触子10Bに作用しないようにすることができる。したがって、第2の接触子10Bの弾性変形を良好な状態に維持することができる。
さらに、押圧部12がコイルスプリング14bに付勢されて常時第2の接触子10Bに接触しているので、押圧部12と第2の接触子10B間に異物等が侵入するのを防止することができ、異物等の存在により第2の接触子10Bに弾性限界を超えた押圧力が作用して第2の接触子10Bが復元せず、接触不良を招くという事故を防止することができる。
また、操作レバー3の回動操作により、第1段階は押圧部材2のみが前進し、第2段階は押圧部材2に押されて押圧部12が前進して第2の接触子10Bを弾性変形させるようにしたことにより、操作レバー3の回動操作範囲が拡大されて操作レバー3の操作が容易になる。
さらに、第1及び第2の接触子10A,10Bの基板実装コネクタ5の受容部6に対する着脱操作を操作レバー3の操作により行うようにしたことにより、基板の下側に本発明の電気部品用ソケットが配設された場合にも着脱操作が容易になる。また、ソケット本体1の一側端部に操作レバーを設けたので片手操作が可能となる。
そして、押圧部材2の移動方向がソケット本体1に対して水平であるため、基板実装コネクタ5の向きが上向き又は下向きのいずれであっても、使用することができる。
図8は、押圧部材2の別の構成例を示す平面図である。この押圧部材2は、ソケット本体1の側面に設けたレール15に係止して摺動可能になっており、第2の接触子10B側の側面に溝部16を形成しており、押圧部材2が前進して溝部16の後壁部16aが第2の接触子10Bの中央湾曲部に当接して第2接触子10Bをその先端が支持部9の側面に接触するまで第2の接触子10Bを弾性変形させるようにしたものである。これにより、第2の接触子10Bの弾性限界を超えて必要以上の押圧力が第2の接触子10Bに作用しないようにすることができる。したがって、第2の接触子10Bの弾性変形を良好な状態に維持することができる。
図9は本発明による電気部品用ソケットの第2の実施形態を示す平面図であり、図10は図9のX−X線断面図であり、図11は図9の底面図である。ソケット本体1の略中央部に突出する接触子10を備えた一対のコンタクトピン8を有し、一対の接触子10を間にして両側にソケット本体1の上面に摺動可能に押圧部材2を設けたものである。この第2の実施形態においては、一対のコンタクトピン8が共に、基部8aの一端部から円弧状に屈曲して略垂直上方に延びる接触子10を有し、先端部を外側に僅かに傾けて支持部9を間にして両側に対向して配置し、接触子10の先端部が外側に広がった状態に形成している。また、接触子10の略中央部には、突出部10aを設けて押圧部材2と接触可能にしている。
これにより、図12(a)に示す初期状態から、図9に示すように押圧部材2の両側から矢印E,F方向の力を作用し、図12(b)に示すように押圧部材2を矢印G,H方向に前進させ、各接触子10の突出部10aを押圧して各接触子10の先端が支持部9の側面に接触するまで接触子10を弾性変形させる。これにより、支持部9の両側に配設した接触子10の先端部の間隔が狭まり、基板実装コネクタ5の受容部6に挿入可能となる。次に、基板実装コネクタ5の受容部6に接触子10を挿入した状態で押圧部材2の押圧力を解除すると押圧部材2は、図9に示すコイルスプリング14aにより、図12(c)に示す矢印I,J方向に付勢されて後退し、各接触子10に対する押圧力が解除される。これにより、各接触子10は自らの弾性復元力により復元し、各接触子10の先端部が基板実装コネクタ5の受容部6の両側面に配設された電極部7に内側から接触し、電気的接続が行われる。
本発明による電気部品用ソケットの第1の実施形態を示す平面図である。 図1のY−Y線断面図である。 図1の底面図である。 上記電気部品用ソケットに適用される基板実装コネクタの一構成例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の縦断面図、(c)は(a)の横断面図である。 第1の実施形態の第1のコンタクトピンの形状を示す平面図である。 第1の実施形態の第2のコンタクトピンの形状を示す平面図である。 第1の実施形態の動作を示す説明図である。 第1の実施形態の押圧部材の別の構成例を示す平面図である。 本発明による電気部品用ソケットの第2の実施形態を示す平面図である。 図9のX−X線断面図である。 図9の底面図である。 第2の実施形態の動作を示す説明図である。
符号の説明
1…ソケット本体
2…押圧部材
3…操作レバー
4…フレキシブルプリント基板
5…基板実装コネクタ
6…受容部
7…電極部
8…コンタクトピン
8A…第1のコンタクトピン
8B…第2のコンタクトピン
9…支持部
10…接触子
10A…第1の接触子
10B…第2の接触子
12…押圧部
12a…前側面
14a,14b…コイルスプリング(付勢手段)
15…係止部
16…溝部
16a…後壁部

Claims (6)

  1. 基板に実装されたコネクタの受容部内の両側部に対向して設けられた電極部に接続して、前記基板に実装された電気部品の検査を行う電気部品用ソケットであって、
    上面に突出して支持部を設け、該支持部の両側に、前記コネクタの受容部に嵌合して前記電極部に内側から電気的に接続する接触子を先端に備えたコンタクトピンを前記電極部に対応させて位置決めして対向配置し、且つ前記接触子の先端部が前記支持部に接触可能に設けられたソケット本体と、
    該ソケット本体に摺動可能に設けられ、前記接触子の少なくとも一方を側方から押圧して弾性変形させ、該対向する接触子の先端部の間隔を前記コネクタの受容部内の両側部に対向して設けられた電極部の間隔よりも狭くして前記コネクタの受容部に嵌合可能にする押圧部材と、
    を備えたことを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 前記押圧部材は、付勢手段により前記ソケット本体の側方に常時付勢されていることを特徴とする請求項1記載の電気部品用ソケット。
  3. 前記押圧部材は、その一側端部に前記接触子を側方から押圧する溝部が形成され、該押圧部材が前進して前記溝部の後壁部が前記接触子に当接して所定量弾性変形させることを特徴とする請求項1又は2記載の電気部品用ソケット。
  4. 前記押圧部材は、その一側端部に溝部が形成され、該溝部に前記接触子を側方から押圧する押圧部を、前記溝部の後壁部に対して付勢手段により前進方向に付勢して前側面を常時接触子に当接させて収容し、前記押圧部材の前進に伴って前記押圧部の前側面が前記接触子を押圧して所定量弾性変形させることを特徴とする請求項1又は2記載の電気部品用ソケット。
  5. 前記押圧部を付勢する付勢手段は、前記接触子の弾性力よりも小さい弾性力を有するものであることを特徴とする請求項4記載の電気部品用ソケット。
  6. 前記押圧部材の他側端部にて、ソケット本体の端部には、回動可能に操作レバーを設け、該操作レバーの回動により前記押圧部材を前記接触子側に移動させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気部品用ソケット。
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